JP4168088B2 - クリップ - Google Patents
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Description
詳しくは、クリップ本体を軸筒又はキャップなどの筒体に対して揺動自在に装着し、その挟持部をバネ力で筒体の表面へ向け弾性的に押圧するクリップに関する。
第二の発明は、第一の発明の目的に加えて、支持部の軽量化を図りながら分解を防止することを目的としたものである。
第三の発明は、第一の発明の目的に加えて、支持部の形状を簡素化して強度アップを図ることを目的としたものである。
第四の発明は、第一の発明の目的に加えて、クリップ本体内に押し込み嵌合箇所を完全に隠すことを目的としたものである。
ここで言う「クリップ本体の一部を切り欠き」とは、原料板をプレス加工により所定の外形状に打ち抜くことでクリップ本体が形成される場合には、この打ち抜かれたクリップ本体の内側部分を切り欠くことである。
第二の発明は、第一の発明の構成に、前記クリップ本体の取付片と、筒体の表面に一対突設された支持部とを回転自在に軸着すると共に、両支持部の間にクリップ本体のバネ部を挟み込むように配置した構成を加えたことを特徴とする。
第三の発明は、第一の発明の構成に、前記体の表面に支持部を設け、この支持部とクリップ本体の長手方向へ接触しないようにバネ部を配置した構成を加えたことを特徴とする。
第四の発明は、第一の発明の構成に、前記筒体の表面に突設された支持部と、それに対向して前記クリップ本体に形成される取付凹部の内面に、互いに嵌め合う係合凸部と係合凹部を夫々対向位置に設け、この筒体の支持部に対するクリップ本体の押し込みに伴い、これらのどちらか一方又は両方が弾性変形して該クリップ本体の取付凹部内で上記係合凸部と係合凹部が回転自在に嵌合するような配置とした構成を加えたことを特徴とする。
従って、クリップ本体の全体面積を広げることなくバネ部を確保することができる。
その結果、バネ部がクリップ本体から長手方向へ延長して一体形成される従来のものに比べ、クリップ本体全体の打抜き面積を減少でき、一枚の原料板当りの打抜き個数を増大できるから製造コストの低減化が図れる。
従って、支持部の軽量化を図りながら分解を防止することができる。
従って、支持部の形状を簡素化して強度アップを図ることができる。
その結果、支持部の金型成形が容易になってその分だけ製造コストを低減化できると共に、支持部が破損し難くなって長期に亘り使用できる。
従って、クリップ本体内に押し込み嵌合箇所を完全に隠すことができる。
その結果、クリップ本体の表面に孔状係止部及び凸状保持部が露出するものに比べ、外観に優れると共に、デザインの自由度が増大して、高級な商品へ採用できる。
それにより、このバネ部3のバネ力で、クリップ本体1の一端側に形成される挟持部1aを筒体Bの表面へ向け弾性的に押圧させ、この挟持部1aと逆の他端側に形成される操作部1bの操作によって、該挟持部1aが筒体Bの表面から離れるようにしている。
以下、本発明の各実施例を図面に基づいて説明する。
この際、この係合凸部B2の先端面を、支持部B1に対する取付片4の嵌挿方向へ向けて、その断面形状が徐々に幅広となるように傾斜させ、この案内傾斜面B3に沿って取付片4を嵌挿することにより、左右外側へ拡開させて係合凹部4b又は図2に示す係合孔4aが該係合凸部B2とスムーズに嵌合するようにしても良い。
それにより、クリップ本体1を抵抗感なくスムーズに開閉動できるという利点がある。
このバネ部3の変形例として、折り曲げ端2cから先端部2aに至る部分を山型状に折り曲げず、全体的に略U字形又は略V字形に折り曲げただけでも良い。
先ず、図1(a)に示すクリップ本体1の後端側の操作部1bが押されていない状態では、バネ部3のバネ力によりクリップ本体1の前端側の挟持部1aが筒体Bの表面へ向け弾性的に押圧されて接触している。
図示例では、前記クリップ本体1と筒体Bとの装着状態で、そのクリップ本体1の上記支持部B1よりも前方部分を切り欠き、この切り欠き部2の後端部分から筒体Bの表面へ向け略U字形又は略V字形に折り曲げて、この折り曲げ部2bと支持部B1との間に隙間を形成して全く接触しないように配置している。
その他の例として、図12(a),図13及び図14に示す如く、前記クリップ本体1の後方部分を切り欠き、この切り欠き部2の前端部分から折り曲げて筒体Bの表面に接地させることも可能である。
また図示せぬが、上記支持部B1の後側面の一部に凹部を形成して、この凹部内に切り欠き部2の折り曲げ部2bが部分的に入り込むように配置することも可能である。
それ以外の例として、切り欠き部2の先端部2aを他の形状にして筒体Bの先端面B5に接地させ係止することも可能である。
更に図示例の場合には、バネ部3の曲げ径が実施例1に比べて大きくなるため、弾性変形に伴うヘタリを軽減でき、それにより復元力が増して耐久性が向上するという利点もある。
その他の例として図示せぬが、これと逆に切り欠き部2の先端部2aを筒体Bの前方へ向け突出させ、後方へ向けて開口する筒体Bの係止孔B8に圧入させることも可能である。
また必要に応じて、切り欠き部2の先端部2aに例えば鋸歯状の抜け止め爪を形成することも可能である。
更に、図示例では、前記切り欠き部2の根本部分から筒体Bの後方へ折り曲げ、そこから略U字形又は略V字形に折り曲がった折り曲げ部2bを連続形成している。
その他の例として、切り欠き部2の根本部分から筒体Bの前方へ折り曲げ、そこから略U字形又は略V字形に折り曲がった折り曲げ部2bを連続形成するなど、その折り曲げ形状を図示例以外に変更することも可能である。
従って、図10に示す実施例7も上述した実施例1〜6と同様な作用効果が得られる。
図示例では、前記切り欠き部2の根本部分から筒体Bの後方へ折り曲げ、そこから略U字形又は略V字形に折り曲がった折り曲げ部2bを連続形成している。
その他の例として、切り欠き部2の根本部分から筒体Bの前方へ折り曲げ、そこから略U字形又は略V字形に折り曲がった折り曲げ部2bを連続形成するなど、その折り曲げ形状を図示例以外に変更することも可能である。
従って、図11に示す実施例8も上述した実施例1〜6と同様な作用効果が得られる。
それ以外の例として図示せぬが、略円形や楕円形などの折り曲げ片4fを連続形成して、この折り曲げ片4fを折り返すことで、該折り曲げ片4fの中央に開穿された円形の係合凹部4bが配置されるようにすることも可能である。
上記バネ部3の他の例として、前記図1に示した実施例1や図5に示した実施例2や図9に示した実施例6のように折り曲げることも可能である。
更に、前記筒体Bの表面に支持部B1が一体形成される場合を示したが、これに限定されず、この筒体Bと別個に形成された支持部B1を、該筒体Bの表面に取り付けるか又は接着するなど、これら両者を一体的に固着しても良い。
B1 支持部 B2 係合凸部
1 クリップ本体 1a 挟持部
2 切り欠き部 3 バネ部
4 取付片 4b 係合凹部
4s 取付凹部
Claims (5)
- 軸筒又はキャップなどの筒体に対してクリップ本体を揺動自在に装着し、その挟持部をバネ力で筒体の表面へ向け弾性的に押圧するクリップにおいて、
前記クリップ本体の一部を切り欠き、この切り欠き部をU字形又はV字形に折り曲げると共に、その先端部を前記筒体に接地させてバネ部を一体形成したことを特徴とするクリップ。 - 前記クリップ本体と前記筒体を装着する手段として、該クリップ本体に取付片を、前記バネ部とは別に形成した請求項1記載のクリップ。
- 前記クリップ本体の取付片と、筒体の表面に一対突設された支持部とを回転自在に軸着すると共に、両支持部の間にクリップ本体のバネ部を挟み込むように配置した請求項1または2記載のクリップ。
- 前記筒体の表面に支持部を設け、この支持部とクリップ本体の長手方向へ接触しないようにバネ部を配置した請求項1または2記載のクリップ。
- 前記筒体の表面に突設された支持部と、それに対向して前記クリップ本体に形成される取付凹部の内面に、互いに嵌め合う係合凸部と係合凹部を夫々対向位置に設け、この筒体の支持部に対するクリップ本体の押し込みに伴い、これらのどちらか一方又は両方が弾性変形して該クリップ本体の取付凹部内で上記係合凸部と係合凹部が回転自在に嵌合するような配置とした請求項1または2記載のクリップ。
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