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JP4167125B2 - 車両用ドアロック解除装置 - Google Patents

車両用ドアロック解除装置 Download PDF

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JP4167125B2 JP2003139065A JP2003139065A JP4167125B2 JP 4167125 B2 JP4167125 B2 JP 4167125B2 JP 2003139065 A JP2003139065 A JP 2003139065A JP 2003139065 A JP2003139065 A JP 2003139065A JP 4167125 B2 JP4167125 B2 JP 4167125B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は例えば車両用インサイドドアハンドルまたは車両用アウトサイドドアハンドルなどの車両用ドアロック解除装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
車両用ドアロック解除装置には、例えば特許文献1などに開示されるようなものがある。この車両用ドアロック解除装置は、例えば車両用インサイドドアハンドルや車両用アウトサイドドアハンドルなどとして構成されるもので、ドアの開閉をロック・アンロックするドアロック装置にワイヤを介して連結されたハンドルレバーを備え、このハンドルレバーを回動することによりドアのロック状態を解除するものである。
【0003】
この種のドアロック解除装置にあっては、ハンドルレバーからの駆動力をドアロック装置に伝達するインナーワイヤに比較的大きな力が加わるため、インナーワイヤを挿通保持するアウターワイヤを確実にハンドルベースに取り付る必要がある。
【0004】
【特許文献1】
特開2000−87617号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
そのため、ハンドルベースが樹脂などで形成され剛性に不安がある場合には、例えば金属などで形成された剛体のワイヤ固定プレートを、ハンドルベースに取付固定し、このワイヤ固定プレートを介してハンドルベースにアウターワイヤを固定している。
【0006】
このワイヤ固定プレートはスクリュウやリベットなどの固定手段でハンドルベースに固定するため、部品点数および組立工数が多くなり、製造コストが高くなる傾向にある。
【0007】
本発明はこのような従来技術を背景に為されたものであって、ハンドルベースに固定される固定プレートに駆動力伝達部材としてのワイヤを固定する構造であって、部品点数を低減して製造コストを低減できる車両用ドアロック解除装置の提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明にあっては、車両のドアのロックを維持するドアロック装置にボーデンワイヤを介して連結されドアロック状態を解除するための車両用ドアロック解除装置において、
ドアに取り付けられるハンドルベースと、該ハンドルベースに取り付けられるヒンジピンによって軸支されたハンドルと、前記ハンドルに設けられ前記ボーデンワイヤのインナーワイヤを固定するインナーワイヤ固定部と、前記ハンドルベースに取付固定され前記ボーデンワイヤのアウターワイヤを固定するアウターワイヤ固定部を有する固定プレートと、を備え、
前記固定プレートおよび前記ハンドルベースに、前記固定プレートの取付位置にて互いに係止する係止部を設けるとともに、前記固定プレートに、該固定プレートの取付位置にて前記ハンドルベースに形成されたヒンジピンのピン支持孔と対向して前記ヒンジピンが貫通される係止孔を設けたことを特徴とするものである。
【0009】
請求項1記載の発明によれば、ヒンジピンが固定プレートの固定手段を兼ねるため、例えばスクリュウなどの固定手段を別途用意する必要がなくなり、部品点数低減、製造コスト低減につながる。
【0010】
請求項2記載の発明にあっては、請求項1記載の車両用ドアロック解除装置において、ヒンジピンをハンドルベースにカシメ固定することを特徴とするものである。
【0011】
請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の発明の効果に加え、ヒンジピンを固定プレートに対してカシメ固定した構造であるため、車両の振動に対して強い構造となる。つまり、例えばヒンジピンにネジ山を設けてヒンジピンをハンドルベースにネジ止め固定する構造とした場合には、別途ネジの緩み防止手段を付加しないと車両の振動でヒンジピンに緩みが発生して固定プレートがぐらついてしまうおそれがある。しかしながら、この請求項2記載の発明によれば、カシメ固定構造によるため、振動があってもヒンジピンが緩んでしまうことがなく、車両の振動に対して強い構造となる。
【0012】
請求項3記載の発明にあっては、請求項1または請求項2記載の車両用ドアロック解除装置において、ハンドルベースおよび固定プレートの係止部は、一方の係止部が突起として構成され、他方の係止部が突起を回転自在に嵌合する円形の嵌合溝として構成され、一端が開放され且つ他端が嵌合溝に連通する挿入溝から突起を嵌合溝に挿入自在とすべく突起は嵌合溝と略同径で且つその外周面に部分的に切欠面を有する略円柱形として構成されたことを特徴とするものである。
【0013】
請求項3記載の発明によれば、請求項1または請求項2記載の発明の効果に加え、ハンドルベースおよび固定プレートの係止部は、一方の係止部が突起として構成され、他方の係止部が突起を回転自在に嵌合する円形の嵌合溝として構成され、一端が開放され且つ他端が嵌合溝に連通する挿入溝から突起を嵌合溝に挿入自在とすべく突起は嵌合溝と略同径で且つその外周面に部分的に切欠面を有する略円柱形として構成されていることを特徴とするため、固定プレートの取付状態がより安定する。
【0014】
つまり、請求項1または請求項2記載の発明にあっては、固定プレートおよびハンドルベースの少なくとも一方の係止部(突起およびまたは嵌合溝)に可撓性を持たせて取付容易性を図ってもよいが、この場合は係止部に可撓性を持たせることで固定プレートの取付状態では振動に対して弱くなって固定プレートの取付安定性が若干落ちてしまう可能性がある。しかしながら、請求項3記載の発明の構造によれば、係止部(突起および嵌合溝)を可撓性を持たせずに剛体として構成してあっても、挿入溝の延在方向に対して突起の切欠面を沿わせた状態で突起を挿入溝を通じて嵌合溝内に挿入し、この挿入初期位置において突起を回転中心として固定プレートを回転させるのみで、係止部同士(突起および嵌合溝)を安定した状態で嵌合できる。そのため、固定プレートの取付容易性を維持しつつも固定プレートの取付安定性を図ることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図1〜図7を基に説明する。図1はこの実施形態の車両用ドアロック解除装置の要部の分解斜視図、図2は同車両用ドアロック解除装置の上面図、図3は同車両用ドアロック解除装置の正面図、図4は同車両用ドアロック解除装置の下面図、図5は同車両用ドアロック解除装置の後面図、図6は同車両用ドアロック解除装置の裏面図、図7は同車両用ドアロック解除装置の固定プレートの取付工程を示す図であって、分図aは固定プレートの取付前状態、分図bは固定プレートの取付途中、分図cは固定プレートの取付位置でヒンジピンの取付前状態、分図dは取付完了状態を示す図である。
【0016】
この実施形態の車両用ドアロック解除装置10は右ドア用の車両用インサイドドアハンドル装置に適用された例である。この車両用ドアロック解除装置10は、ハンドルベース11とハンドル12とヒンジピンPとコイルスプリングSと固定プレート13とを備えて構成されていて、ハンドルベース11にヒンジピンPによって軸支されたハンドル12を回動することで、ボーデンワイヤWを介して従来周知のドアロック装置(図示せぬ)のロックを解除するものである。以下、より詳しく説明する。
【0017】
ハンドルベース11は、略円形状のハンドルベース本体15と、該ハンドルベース本体15裏面から突設されたピン支持部16と、同じくハンドルベース本体15裏面から突設された一対の取付腕部17と、を一体に備えて合成樹脂で成型されている。
【0018】
このハンドルベース11は、ボルト(図示せぬ)とハンドルベース本体15の裏面に複数設けられたネジボス18との螺合により、車体パネルとしてのドアインナーパネル(図示せぬ)に締結固定されている。このハンドルベース本体15には、該ハンドルベース本体15の裏面から突設される一対の対向壁19a、19b,20a、20bよりなるガイド部19、20の間に長孔状の開口部44、45(図6参照)が設けられており、この開口部44、45を通じてハンドルベース11の表面側からガイド部19、20内に、ハンドル12の一対の支持腕部22、23を挿入してある。
【0019】
ハンドル12の支持腕部22、23の先端部に形成された軸受孔22a、23aには、ハンドルベースのピン支持部16の支持孔16aに嵌合固定されるヒンジピンPが挿通された状態となっており、これによりハンドル12がコイルスプリングSの弾性復元力に抗してヒンジピンPを中心に回転自在となっている。なお、ハンドル12の各支持腕部22、23は、ハンドル12が回動する際に一対のガイド部19、20の内壁面に摺動ガイドされる。
【0020】
そして、一方の支持腕部22の先端部より延長形成されたインナーワイヤ固定部24には、係止孔24aが設けられており、この係止孔24aにボーデンワイヤWのインナーワイヤWiの一端のL字状フック25がスナップ26を用いて固定されている。
【0021】
このようにインナーワイヤWiがハンドル12に取り付けられたボーデンワイヤWは、そのアウターワイヤWoがハンドルベース11に取付固定された金属製の剛体の固定プレート13に固定されている。以下、固定プレートについて説明する。
【0022】
固定プレート13(図1、5、6参照)は、ボーデンワイヤWのアウターワイヤWoの一端を固定するアウターワイヤ固定部31と、アウターワイヤ固定部31の両端から突設された一対のアーム33、34と、一方のアーム33の先端部から延長形成され延長部35と、を一体に備えて金属にて成型されている。
【0023】
アウターワイヤ固定部31には略U字状の係止溝32が設けられており、この係止溝32にボーデンワイヤWのアウターワイヤWoの一端が固定されている。
【0024】
各アーム33、34は、ハンドルベース11の取付腕部17、17を挟み込むように互いに対向配置されており、固定プレート13の取付位置においてハンドルベース11の各取付腕部17、17の外側壁に当接する。そして、固定プレート13の各アーム33、34には係止部42が設けられており、この係止部42が固定プレート13の取付位置においてハンドルベース11の各取付腕部17、17に形成された係止部41に係止されている。
【0025】
そして、固定プレート13の延長部35に設けられた係止孔36に、ハンドルベース11のピン支持部16の支持孔16aに対向配置された状態でヒンジピンPが貫通されて、これにより固定プレート13がハンドルベース11に固定されている。つまり、ヒンジピンPが固定プレート13の固定手段を兼ねている。
【0026】
ここでこの実施形態では、取付腕部17、17に形成された係止部41が、該取付腕部17、17の外壁面から突設された突起41として構成され、アーム33、34に形成された係止部42が、前記突起41を嵌合する嵌合溝42として形成されている。そして、嵌合溝42が円形で形成され、一方、突起41が嵌合溝42と略同径の略円柱形として構成され且つその外周面に対向する切欠面41b、41bを有して形成され、これにより突起41は一端が開放され且つ他端が嵌合溝42に連通する略直線状の挿入溝43を通じて嵌合溝42に挿入できるようになっている。
【0027】
実際には、固定プレート13の取付工程は以下のように行われる(図7)。
【0028】
まず、図7aに示すように、固定プレート13の挿入溝43をハンドルベース11の突起41の切欠面41b、41bの方向に合わせて、嵌合溝42に突起41が挿入されるように、固定プレート13を差し込む。
【0029】
突起41が嵌合溝42内に挿入された挿入初期位置(図7b)において、固定プレート13をその取付位置(他の位置)にむけて回動させる。なお、相対的に見ると、嵌合溝42内で突起41を回動させたことと同等である。
【0030】
次に、固定プレート13を取付位置まで回動させた状態(図7c)で、つまり、固定プレート13の延長部35の係止孔36をハンドルベース11の支持孔16aに対向せた状態で、ヒンジピンPを固定プレート13の係止孔36およびハンドルベース11の支持孔16aおよびハンドル12の軸受孔22a、23aに貫通させる。
【0031】
最終的に、ヒンジピンPの挿嵌終点位置でヒンジピンPの挿入先端側の端部をカシメることで、ヒンジピンPをハンドルベース11に固定する。
【0032】
このように構成されるこの実施形態の車両用ドアロック解除装置10によれば、以下のような効果がある。
【0033】
第1に、固定プレート13およびハンドルベース11に互いに係止する係止部41、42を設けるとともに、固定プレート13にハンドルベース11に形成されたヒンジピンPの支持孔16aと対向してヒンジピンPが貫通される係止孔36を設けたため、ヒンジピンPが固定プレート13の固定手段を兼ねる。そのため、例えばスクリュウなどの固定プレートの固定手段を別途用意する必要がなくなり、部品点数低減、製造コスト低減につながる。
【0034】
第2に、ヒンジピンPをハンドルベース11にカシメ固定する構造であるため、車両の振動に対して強い構造となる。つまり、例えばヒンジピンにネジ山を設けてヒンジピンをネジ止め固定する構造とした場合には、別途ネジの緩み防止手段を付加しないと車両の振動でヒンジピンに緩みが発生してしまい固定プレートがぐらついて正常にドアロック解除できないおそれがある。しかしながら、この実施形態によれば、カシメ固定構造によるため振動があってもヒンジピンPが緩んでしまうことがなく、車両の振動に対して強い構造となる。
【0035】
第3に、ハンドルベース11の係止部が突起41として構成され且つ固定プレート13の係止部が突起41を回転自在に嵌合する円形の嵌合溝42として構成され、一端が開放され且つ他端が嵌合溝42に連通する挿入溝43から突起41を嵌合溝42に挿入自在とすべく、突起41は嵌合溝42と略同径で且つその外周面に部分的に切欠面41b、41bを有する略円柱形として構成されているため、固定プレート13を金属製などの剛体として構成してあっても、挿入溝43の延在方向に対して突起41の切欠面41b、41bを沿わせた状態で突起41を挿入溝43を通じて嵌合溝42内に挿入し(図7a→図7b)、この挿入初期位置(図7b)から突起を回動させた他の位置としての固定プレート13取付位置(図7c、d)で、突起41を嵌合溝42に嵌合できる。これにより、固定プレート13の取付状態がより安定する。
【0036】
つまり、固定プレート13およびハンドルベース11の少なくとも一方の係止部(突起41およびまたは嵌合溝42)に可撓性を持たせて取付容易性を図ってもよいが、この場合は係止部(突起41およびまたは嵌合溝42)に可撓性を持たせることで固定プレート13の取付状態では振動に対して弱くなって固定プレート13の取付安定性が若干落ちてしまう可能性がある。しかしながら、この実施形態の構造によれば、固定プレート13を可撓性を持たせずに剛体として構成してあっても、係止部同士(突起41および嵌合溝42)を容易に組み付けることができる。そのため、固定プレート13の取付容易性を維持しつつも固定プレート13の取付安定性を提供できる。
【0037】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、ヒンジピンが固定プレートの固定手段を兼ねるため、例えばスクリュウなどの固定手段を別途用意する必要がなくなり、部品点数低減、製造コスト低減につながる。
【0038】
請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の発明の効果に加え、ヒンジピンを固定プレートに対してカシメ固定した構造であるため、車両の振動に対して強い構造となる。つまり、例えばヒンジピンにネジ山を設けてヒンジピンをハンドルベースにネジ止め固定する構造とした場合には、別途ネジの緩み防止手段を付加しないと車両の振動でヒンジピンに緩みが発生して固定プレートがぐらついてしまうおそれがある。しかしながら、この請求項2記載の発明によれば、カシメ固定構造によるため、振動があってもヒンジピンが緩んでしまうことがなく、車両の振動に対して強い構造となる。
【0039】
請求項3記載の発明によれば、請求項1または請求項2記載の発明の効果に加え、ハンドルベースおよび固定プレートの係止部は、一方の係止部が突起として構成され、他方の係止部が突起を回転自在に嵌合する円形の嵌合溝として構成され、一端が開放され且つ他端が嵌合溝に連通する挿入溝から突起を嵌合溝に挿入自在とすべく突起は嵌合溝と略同径で且つその外周面に部分的に切欠面を有する略円柱形として構成されていることを特徴とするため、固定プレートの取付状態がより安定する。
【0040】
つまり、請求項1または請求項2記載の発明にあっては、固定プレートおよびハンドルベースの少なくとも一方の係止部(突起または嵌合溝)に可撓性を持たせて取付容易性を図ってもよいが、この場合は係止部に可撓性を持たせることで固定プレートの取付状態では振動に対して弱くなって固定プレートの取付安定性が若干落ちてしまう可能性がある。しかしながら、請求項3記載の発明の構造によれば、係止部(突起およびまたは嵌合溝)を可撓性を持たせずに剛体として構成してあっても、挿入溝の延在方向に対して突起の切欠面を沿わせた状態で突起を挿入溝を通じて嵌合溝内に挿入し、この挿入初期位置において突起を回転中心として固定プレートを回転させるのみで、係止部同士(突起および嵌合溝)を安定した状態で嵌合できる。そのため、固定プレートの取付容易性を維持しつつも固定フレートの取付安定性を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はこの実施形態の車両用ドアロック解除装置の要部の分解斜視図。
【図2】図2は同車両用ドアロック解除装置の上面図。
【図3】図3は同車両用ドアロック解除装置の正面図。
【図4】図4は同車両用ドアロック解除装置の下面図。
【図5】図5は同車両用ドアロック解除装置の後面図。
【図6】図6は同車両用ドアロック解除装置の裏面図。
【図7】図7は同車両用ドアロック解除装置の固定プレートの取付工程を示す図であって、分図aは固定プレートの取付前状態、分図bは固定プレートの取付途中、分図cは固定プレートの取付位置でヒンジピンの取付前状態、分図dは取付完了状態を示す図。
【符号の説明】
10…車両用ドアロック解除装置
11…ハンドルベース
12…ハンドル
13…固定プレート
16a…支持孔
24…インナーワイヤ固定部
31…アウターワイヤ固定部
41…突起(係止部)
41b…切欠面
42…嵌合溝(係止部)
43…挿入溝
P…ヒンジピン
W…ボーデンワイヤ
Wi…インナーワイヤ
Wo…アウターワイヤ

Claims (3)

  1. 車両のドアのロックを維持するドアロック装置にボーデンワイヤを介して連結されドアロック状態を解除するための車両用ドアロック解除装置において、
    ドアに取り付けられるハンドルベースと、該ハンドルベースに取り付けられるヒンジピンによって軸支されたハンドルと、前記ハンドルに設けられ前記ボーデンワイヤのインナーワイヤを固定するインナーワイヤ固定部と、前記ハンドルベースに取付固定され前記ボーデンワイヤのアウターワイヤを固定するアウターワイヤ固定部を有する固定プレートと、を備え、
    前記固定プレートおよび前記ハンドルベースに、前記固定プレートの取付位置にて互いに係止する係止部を設けるとともに、前記固定プレートに、該固定プレートの取付位置にて前記ハンドルベースに形成されたヒンジピンの支持孔と対向して前記ヒンジピンが貫通される係止孔を設けたことを特徴とする車両用ドアロック解除装置。
  2. 請求項1記載の車両用ドアロック解除装置において、
    前記ヒンジピンを前記ハンドルベースにカシメ固定することを特徴とする車両用ドアロック解除装置。
  3. 請求項1記載の車両用ドアロック解除装置において、
    前記ハンドルベースおよび前記固定プレートの係止部は、一方の係止部が突起として構成され、他方の係止部が前記突起を回転自在に嵌合する円形の嵌合溝として構成され、
    一端が開放され且つ他端が前記嵌合溝に連通する挿入溝から前記突起を前記嵌合溝に挿入自在とすべく、前記突起は前記嵌合溝と略同径で且つその外周面に部分的に切欠面を有する略円柱形として構成されることを特徴とする車両用ドアロック解除装置。
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