JP4164618B2 - Bending test equipment - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は曲げ試験装置に関し、更に詳しくは、比較的長スパンでの試験、あるいは曲げ撓み量の大きな試験片の曲げ試験を行うのに適した曲げ試験装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
試験片の曲げ試験においては、一般に、水平方向に所定の距離だけ離れた位置に2つの支点を固定し、その各支点によって試験片の下面を支持した状態で、2つの支点の間において試験片の上面から、3点曲げの場合には1つのポンチを、4点曲げの場合には2つのポンチを押しつけることによって試験片に曲げ負荷を加える。
【0003】
試験片が例えば合板の等の場合においては、各支点と試験片との間に、それぞれ試験片の下面に当接する平坦面が形成された支点鋼板を介在させ、その支点鋼板は、各支点に対して当該2つの支点の離隔方向に直交する軸の回りに回動自在に支持することにより、試験片を常に面で支えた状態で曲げ試験を行うように規定されている。
【0004】
このような曲げ試験を行う従来の曲げ試験装置の要部構成例を図7に示す。この図7は3点曲げ試験を行う場合を示しており、装置フレーム(図示せず)に対して固定される支点取付台71に2つの支点72a,72bを互いの間隔を調整自在に取り付け、その上方に上下動機構により鉛直方向に変位する圧盤(図示せず)に対して取り付けボス73aを介して装着されたポンチ73を配している。そして、各支点72a,72bの頂部にそれぞれ支点鋼板74a,74bを支承している。各支点72a,72bの頂部は紙面に直交する方向、つまり2つの支点72a,72bの離隔方向に直交する方向に稜線を有するR面となっており、各支点鋼板74a,74bはそのR面に載せられた状態で、各支点72a,72bに対して支点金具75a,75bによって落下を防止する程度にルーズに係合されており、従って、各支点鋼板74a,74bは各支点72a,72bに対して当該2つの支点72a,72bの離隔方向と直交する水平軸(R面の稜線方向の軸)の回りを回動自在に支持された状態となっている。
【0005】
試験に際しては、試験片Wを2つの支点鋼板74a,74bの上に面接触状態で載置し、その状態でポンチ73を下降させて曲げ負荷を加える。この曲げ荷重により試験片Wが撓むと、支点鋼板74a,74bが支点72a,72bのR面上で回動(傾斜)し、試験片Wが各支点鋼板74a,74bに対して面接触状態で支持された状態を維持するようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、以上のような従来の曲げ試験装置においては、支点72a,72b間の距離が比較的短い場合、つまり比較的短スパンでの試験で、かつ、試験片Wの曲げ撓み量が比較的少ない場合には特に問題はないが、比較的長スパンの試験で試験片Wの曲げ撓み量が大きい場合には、試験片Wの撓みに追随して各支点鋼板74a,74bが回動しても、その各支点鋼板74a,74bと試験片Wとの間に滑りが生じることは避けられず、その摩擦の影響が試験結果に現れるという問題があった。
【0007】
本発明はこのような実情に鑑みてなされたもので、長スパンの試験や試験片の曲げ撓み量が大きい場合でも、試験片と支点鋼板との間に滑りが生じることがなく、常に正確な試験結果を得ることのできる曲げ試験装置の提供を目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本発明の曲げ試験装置は、互いに水平方向に所定の距離だけ離れた位置に2つの支点が配置され、かつ、その各支点のそれぞれに、上面に試験片支持面を備えた支点鋼板が、当該2つの支点の離隔方向に直交する水平軸の回りに回動自在に支持されているとともに、その上方には1つもしくは2つのポンチが鉛直方向に移動可能に設けられ、試験片を上記各支点鋼板の試験片支持面により下面から支えた状態で、上記1つもしくは2つのポンチを試験片上面に対して押しつけることにより、試験片に3点もしくは4点曲げ試験を行う曲げ試験装置において、上記各支点鋼板が、支点に対して回動自在に支持された下部部材と、試験片の下面に当接する試験片支持面が形成された上部部材とを含み、その上部部材は、下部部材に対して上記2つの支点の離隔方向に移動可能に支持されていることによって特徴づけられる(請求項1)。
【0009】
ここで、本発明においては、試験片に4点曲げ試験を施すべく2つのポンチを用いる場合においては、その各ポンチのそれぞれを、鉛直方向への移動機構に対して上記2つの支点の離隔方向に直交する水平軸の回りに回動自在に支持されたポンチ上部部材と、試験片の上面に対して当接する試験片押圧面が形成され、かつ、上記ポンチ上部部材に対して上記2つの支点の離隔方向に移動可能に支持されたポンチ下部部材を有した構造とすること(請求項2)が望ましい。
【0010】
本発明は、試験片の下面に当接してこれを支える各支点鋼板に、スパン方向に直交する水平軸の回りの回動機能と、スパン方向への移動機能の双方を付与することによって所期の目的を達成しようとするものである。
【0011】
すなわち、支点鋼板を、試験片に対して接触する試験片支持面を有する上部部材と、支点に対して回動自在に支持される下部部材とに分割し、その下部部材に対して上部部材をスパン方向に移動自在に支承することによって、長スパンの試験や曲げ撓みの大きな試験片の曲げ試験に際して、試験片が撓んだ時、試験片の撓み角度に応じて支点鋼板が回動すると同時に、試験片の撓みに伴う支点鋼板による支持位置の水平方向への接近量に応じて支点鋼板が移動し、試験片表面と支点鋼板との接触位置における滑りが生じず、支点鋼板と試験片との摩擦の影響のない試験結果を得ることができる。
【0012】
また、4点曲げ試験において用いる2つのポンチは、長スパンの試験や曲げ撓み量の大きな試験片の曲げ試験に際しては、上記した支点鋼板と同様に試験片との間に滑りが生じ、その摩擦の影響が試験結果に含まれることになる。そこで、請求項2に係る発明のように、4点曲げ試験に用いる2つのポンチをそれぞれポンチ上部部材とポンチ下部部材とに分割し、ポンチ上部部材については上下動機構に対して上記した支点鋼板と同じ方向の水平軸の回りに回動自在に支持し、試験片の上面に当接する試験片押圧面が形成されたポンチ下部部材については、ポンチ上部部材に対してスパン方向に移動可能に支持することによって、試験片の撓み角度に応じてポンチが全体として回動すると同時に、試験片の撓みに伴うポンチによる押圧部位の接近量に応じてポンチ上部部材が移動し、試験片とポンチとの接触位置における滑りの発生を抑制することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しつつ本発明の好適な実施の形態について説明する。
図1は本発明の実施の形態の全体構成を示す正面図で、図2(A)は図面の煩雑化を避けるべくポンチ9の図示を省略して示す左側面図であり、図2(B)はポンチ9の左側面図である。
【0014】
門型フレーム1および補助フレーム2a,2bに支点取付ビーム3が固定されており、その支点取付ビーム3に2つの支点取付台4a,4bが水平方向への互いのなす距離(スパン)を調整自在に設けられている。各支点取付台4a,4bにはそれぞれ支点5a,5bが固定されており、この各支点5a,5bは、後述する頂部Tがスパン方向に直交する方向に稜線を有するR面もしくは楔形に形成されている。そして、その各支点5a,5bの頂部に、その各稜線に沿った軸の回りに回動自在に支点鋼板6a,6bがそれぞれ設けられている。
【0015】
また、門型フレーム1には負荷機構(図示せず)によって鉛直方向への変位が与えられるクロスヘッド7が支持されており、そのクロスヘッド7にはポンチ取付ビーム8が固定されている。このポンチ取付ビーム8には、その中央部分に3点曲げ用のポンチ9が取り付けられているとともに、その両側には4点曲げ用の2つのポンチ10a,10bが、互いの水平方向へのなす距離を調整自在に設けられている。
【0016】
さて、左右の支点5a,5bおよび支点鋼板6a,6bは、それぞれ同等の構造を有しており、図3および図4に右側のものを代表させてその拡大図正面図およびその右側面図を示す。支点鋼板6aは、その下面が支点5aの頂部Tに載せられた下部部材61aと、上面に試験片Wを支持する支持面Sが形成された上部部材62aに分割されており、その上部部材62aは、下部部材61aに対してスパン方向に移動自在に支承されている。
【0017】
すなわち、上部部材62aはスパン方向への直線運動のみを許容する複数のストロークベアリング63aを介して下部部材61aに支持されており、また、下部部材61aには同方向に伸びる複数本のガイドバー64aが設けられ、上部部材62aはそのガイドバー64aにガイドされながらストロークベアリング63aによってスパン方向に移動できるようになっている。
【0018】
下部部材61aは、上記したようにその下面が支点5aの頂部Tに載せられた状態で、支点5aの稜線方向両側に配置されたガイド板65aによって同方向への移動が規制されているとともに、その両側のガイド板65aのそれぞれと下部部材61aとの間にはそれぞれに2つの引張コイルばね66aが介在しており、この合計4つの引張コイルばね66aによって、下部部材61aはスパン方向両側に引っ張られている。これにより、下部部材61aは支点6aに対し、スパン方向に直交する支点5aの稜線に沿った水平軸の回りに回動自在に支持され、かつ、無負荷状態においては上部部材6aの支持面Sが常に略水平方向に沿うようにその回動位置が弾性的に規制されている。以上の構成は左側の支点5bおよび支点鋼板6bについても全く同様である。
【0019】
次に、試験片Wに曲げ負荷を与えるべく鉛直方向に移動する各ポンチ9、10aおよび10bについて説明する。図5はポンチ取付ビーム8の近傍の要部拡大正面図であり、図6はそのうちのポンチ10aの左側面図である。
【0020】
3点曲げ用のポンチ9は、従来と同様にローラ状の部材であり、ポンチ取付ビーム8に対してポンチ取付台91を介して取り付けられている。
【0021】
一方、4点曲げ用のポンチ10a,10bは互いに同等の構造を有しており、前記した各支点5a,5bと支点鋼板6a,6bを上下逆転させた構造を有している。すなわち、左側のポンチ10aを代表させて説明すると、ポンチ取付ビーム8には、前記した支点5aを上下逆転させた形状、つまり下端部がスパン方向に直交する方向に下向きの稜線を有するR面もしくは楔形に形成されてなるポンチ支点100aが、ポンチ取付台11aを介して取り付けられている。ポンチ支点100aには、その下向きの稜線に上面が線接触して当該稜線に沿った軸の回りに回動自在にポンチ支点鋼板101aが支持されている。そして、このポンチ支点鋼板101aは、その上面がポンチ支点100aの下端稜線に線接触するポンチ上部部材102aと、下面に試験片Wに接触する押圧面Pが形成されたポンチ下部部材103aに分割されており、このポンチ下部部材103aはポンチ上部部材102aに対してスパン方向に移動自在に支承されている。
【0022】
このポンチ上部部材102aとポンチ下部部材103aとの関係は前記した支点5aと支点鋼板6aの関係と全く同じであり、ポンチ下部部材103aはスパン方向への直線運動のみを許容する複数のストロークベアリング104a並びにガイドバー105aを介してポンチ上部部材102aに支持されている。
【0023】
また、ポンチ上部部材102aとポンチ支点100aの関係も、前記した支点鋼板6aの下部部材61aと支点5aの関係と同等であり、ポンチ支点100aの稜線方向へのポンチ上部部材102aの位置は、ポンチ支点100aの稜線方向両側に配置されたガイド板106aによって規制され、また、両側のガイド板106aとポンチ上部部材102aとの間に介在する2つずつの引張コイルばね107aによって、無負荷状態においてポンチ上部部材102aの上面が常に略水平方向に沿うようにその回動位置が弾性的に規制されている。以上の構成は右側のポンチ支点100bおよびポンチ支点鋼板101bも全く同様である。
【0024】
以上の本発明の実施の形態は、3点曲げ試験の場合にはポンチ9を取り付け、また、4点曲げの場合にはポンチ9を取り外して、試験片Wを支点鋼板6a,6bの支持面Sに載せた状態で、クロスヘッド7を下降させる。いずれの試験においても、試験の進行に伴って試験片Wが撓むと、その撓み量に応じて支点鋼板6a,6bの全体が回動(傾斜)して支持面Sと試験片Wの下面との密着状態が維持されるとともに、撓みに伴う試験片Wの2点の支持位置の接近に追随して各支点鋼板6a,6bの上部部材62a,62bが相互に接近するように移動する。従って、試験片Wと支点鋼板6a,6bの間に滑りが生じない。
【0025】
また、4点曲げ試験の場合においては、2つのポンチ10a,10bの下降により試験片Wが撓んだとき、その撓み量に応じてポンチ支点鋼板101a,101bの全体が回動して試験片Wの上面との密着状態が維持されるとともに、撓みに伴う試験片Wの2点の押圧位置の接近に追随して各ポンチ支点鋼板101aのポンチ下部部材103a,103bが相互に接近するように移動する。従って、試験片Wとポンチ支点鋼板101a,101bとの間の滑りも生じない。
【0026】
なお、以上の実施の形態においては、支点鋼板6a,6bの下部部材61a,61bと上部部材62a,62aの間、および、ポンチ支点鋼板101a,101bのポンチ上部部材102a,102bとポンチ下部部材103a,103bの間に、それぞれ複数のストロークベアリング63aあるいは104aと、複数のガイドバー64aあるいは105aを介在させたが、ストロークベアリングのみとしてもよい。ただし、負荷の大きな試験に対してコンパクトな構成のもとに耐えるには、上記の例のようにストロークベアリングとガイドバーの双方を用いることが望ましい。
【0027】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、曲げ試験装置における2つの支点と試験片の間に配置される試験片に対して面接触する支点鋼板を、試験片に密着する支持面を備えた上部部材と、支点に対して回動自在に支持される下部部材とに分割するとともに、その下部部材に対して上部部材をスパン方向に移動自在に支承しているので、長スパンの試験や曲げ撓みの大きな試験片の3点もしくは4点曲げ試験においても、従来のように支点鋼板と試験片との間に滑りが生じてその摩擦に影響が試験結果に含まれることがなくなり、常に正確な曲げ試験を行うことが可能となった。
【0028】
また、4点曲げ試験に用いる2つのポンチについても、請求項2に係る発明のように、試験片を押圧する押圧面が形成されたポンチ下部部材と、ポンチ支点に対して回動自在に支持されるポンチ上部部材に分割するとともに、そのポンチ上部部材に対してポンチ下部部材をスパン方向に移動自在に支承すると、長スパンでの4点曲げ試験や曲げ撓みの大きな試験片の4点曲げ試験において、ポンチと試験片の間に滑りが生じることがなく、その摩擦による影響が試験結果に含まれることがなくなり、常に正確な4点曲げ試験を行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の全体構成を示す正面図である。
【図2】図1の左側面図で、(A)はポンチ9を省略して示す全体の左側面図で、(B)はポンチ9の左側面図である。
【図3】本発明の実施の形態の右側の支点鋼板6aの近傍の拡大正面図である。
【図4】図3の右側面図である。
【図5】本発明の実施の形態のポンチ取付ビーム8の近傍の要部拡大正面図である。
【図6】図5におけるポンチ10aの左側面図である。
【図7】従来の支点鋼板を用いた曲げ試験装置の要部構成例を示す図である。
【符号の説明】
1 門型フレーム
3 支点取付ビーム
4a,4b 支点取付台
5a,5b 支点
6a,6b 支点鋼板
61a,61b 下部部材
62a,62b 上部部材
63a ストロークベアリング
64a ガイドバー
65a ガイド板
66a 引張コイルばね
7 クロスヘッド
8 ポンチ取付ビーム
9 ポンチ(3点曲げ用)
10a,10b ポンチ(4点曲げ用)
100a,100b ポンチ支点
101a,101b ポンチ支点鋼板
102a ポンチ上部部材
103a ポンチ下部部材
104a ストロークベアリング
105a ガイドバー
106a ガイド板
107a 引張コイルばね
S 支持面
P 押圧面[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a bending test apparatus, and more particularly to a bending test apparatus suitable for performing a test with a relatively long span or a bending test of a test piece having a large amount of bending deflection.
[0002]
[Prior art]
In a bending test of a test piece, in general, two fulcrums are fixed at a position separated by a predetermined distance in the horizontal direction, and the lower surface of the test piece is supported by each fulcrum, and the test piece is placed between the two fulcrums. A bending load is applied to the test piece by pressing one punch in the case of three-point bending and two punches in the case of four-point bending.
[0003]
In the case where the test piece is, for example, plywood, a fulcrum steel plate with a flat surface abutting against the lower surface of the test piece is interposed between each fulcrum and the test piece, and the fulcrum steel plate is attached to each fulcrum. On the other hand, it is stipulated that the bending test is performed in a state where the test piece is always supported by a surface by supporting the test piece so as to be rotatable about an axis orthogonal to the separation direction of the two fulcrums.
[0004]
FIG. 7 shows a configuration example of a main part of a conventional bending test apparatus that performs such a bending test. FIG. 7 shows a case where a three-point bending test is performed. Two
[0005]
In the test, the test piece W is placed on the two
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, in the conventional bending test apparatus as described above, when the distance between the
[0007]
The present invention has been made in view of such circumstances, and even when a long span test or a bending amount of the test piece is large, no slip occurs between the test piece and the fulcrum steel plate, and it is always accurate. The object is to provide a bending test apparatus capable of obtaining test results.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the bending test apparatus according to the present invention has two fulcrums arranged at positions separated from each other by a predetermined distance in the horizontal direction, and a test piece support surface on the upper surface of each fulcrum. A fulcrum steel plate is supported so as to be rotatable about a horizontal axis perpendicular to the separation direction of the two fulcrums, and one or two punches are provided above it so as to be movable in the vertical direction. In the state where the test piece is supported from the lower surface by the test piece support surface of each fulcrum steel plate, the one or two punches are pressed against the upper surface of the test piece, so that the test piece is subjected to a three-point or four-point bending test. In the bending test apparatus for performing the above, each fulcrum steel plate includes a lower member that is rotatably supported with respect to the fulcrum, and an upper member on which a test piece support surface that contacts the lower surface of the test piece is formed. The upper part is It characterized by being movably supported in the spacing direction of the two pivot relative to the lower member (claim 1).
[0009]
Here, in the present invention, when two punches are used to perform a four-point bending test on the test piece, each of the punches is separated from the vertical movement mechanism by the separation direction of the two fulcrums. A punch upper member supported rotatably about a horizontal axis orthogonal to the surface, a test piece pressing surface abutting against the upper surface of the test piece, and the two fulcrums with respect to the punch upper member It is desirable to have a structure having a punch lower member supported so as to be movable in the separation direction.
[0010]
The present invention is intended by providing each fulcrum steel plate in contact with and supporting the lower surface of the test piece with both a turning function around a horizontal axis perpendicular to the span direction and a function of moving in the span direction. It is intended to achieve the purpose.
[0011]
That is, the fulcrum steel plate is divided into an upper member having a test piece support surface that comes into contact with the test piece and a lower member that is rotatably supported with respect to the fulcrum, and the upper member is separated from the lower member. By supporting it so that it can move in the span direction, when the test piece is bent during a long span test or a bending test with a large bending deflection, the fulcrum steel plate rotates according to the bending angle of the test piece. The fulcrum steel plate moves according to the amount of support in the horizontal direction by the fulcrum steel plate due to the bending of the test piece, and no slip occurs at the contact position between the test piece surface and the fulcrum steel plate. It is possible to obtain a test result without the influence of friction.
[0012]
In addition, the two punches used in the four-point bending test are slipped between the test piece in the same manner as the fulcrum steel plate in the long span test or the bending test of the test piece having a large bending deflection. Will be included in the test results. Therefore, as in the invention according to claim 2, the two punches used for the four-point bending test are divided into a punch upper member and a punch lower member, respectively, and the fulcrum steel plate described above with respect to the vertical movement mechanism for the punch upper member. For the punch lower member that is supported so as to be rotatable around the horizontal axis in the same direction as the test piece and that has a test piece pressing surface that contacts the upper surface of the test piece, it is supported so as to be movable in the span direction with respect to the punch upper member. As a result, the punch rotates as a whole according to the bending angle of the test piece, and at the same time, the punch upper member moves according to the approaching amount of the pressing portion by the punch accompanying the bending of the test piece, and the test piece and the punch The occurrence of slipping at the contact position can be suppressed.
[0013]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, preferred embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
FIG. 1 is a front view showing the overall configuration of the embodiment of the present invention, and FIG. 2A is a left side view showing the
[0014]
A
[0015]
The
[0016]
Now, the left and
[0017]
That is, the
[0018]
As described above, the
[0019]
Next, the
[0020]
The three-
[0021]
On the other hand, the four-point bending punches 10a and 10b have the same structure as each other, and have a structure in which the
[0022]
The relationship between the punch
[0023]
Further, the relationship between the punch
[0024]
In the embodiment of the present invention described above, the
[0025]
In the case of a four-point bending test, when the test piece W bends due to the lowering of the two
[0026]
In the above embodiment, the punch
[0027]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, the fulcrum steel plate that comes into surface contact with the test piece disposed between the two fulcrums and the test piece in the bending test apparatus is provided with a support surface that comes into close contact with the test piece. It is divided into a member and a lower member that is supported so as to be rotatable with respect to the fulcrum, and the upper member is supported so as to be movable in the span direction with respect to the lower member. Even in a three-point or four-point bending test of a large specimen, there is no slippage between the fulcrum steel plate and the specimen as in the conventional case, and the effect on the friction is not included in the test results. It became possible to conduct the test.
[0028]
As for the two punches used in the four-point bending test, as in the invention according to claim 2, the punch lower member on which the pressing surface for pressing the test piece is formed and the punch supporting point are supported rotatably. If the punch lower member is supported so as to be movable in the span direction with respect to the punch upper member, a four-point bending test with a long span or a four-point bending test with a large bending deflection is performed. In this case, no slip occurs between the punch and the test piece, and the influence of the friction is not included in the test result, and an accurate four-point bending test can always be performed.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a front view showing an overall configuration of an embodiment of the present invention.
2A is a left side view of FIG. 1, and FIG. 2A is a left side view of the whole shown with the
FIG. 3 is an enlarged front view of the vicinity of a right
4 is a right side view of FIG. 3. FIG.
FIG. 5 is an enlarged front view of a main part in the vicinity of a
6 is a left side view of the
FIG. 7 is a diagram showing a configuration example of a main part of a bending test apparatus using a conventional fulcrum steel plate.
[Explanation of symbols]
1
10a, 10b punch (for 4-point bending)
100a, 100b Punch fulcrum 101a, 101b Punch
Claims (2)
上記各支点鋼板が、支点に対して回動自在に支持された下部部材と、試験片の下面に当接する試験片支持面が形成された上部部材とを含み、その上部部材は、下部部材に対して上記2つの支点の離隔方向に移動可能に支持されていることを特徴とする曲げ試験装置。Two fulcrum points are arranged at a predetermined distance from each other in the horizontal direction, and a fulcrum steel plate having a test piece support surface on the upper surface is perpendicular to the separation direction of the two fulcrum points. 1 or 2 punches are provided so as to be movable in the vertical direction, and the test piece is supported from the lower surface by the test piece support surface of each fulcrum steel plate. In a bending test apparatus for performing a three-point or four-point bending test on a test piece by pressing the one or two punches against the upper surface of the test piece in a supported state,
Each of the fulcrum steel plates includes a lower member that is rotatably supported with respect to the fulcrum, and an upper member on which a test piece support surface that contacts the lower surface of the test piece is formed. On the other hand, the bending test apparatus is supported so as to be movable in the separation direction of the two fulcrums.
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