JP4161071B2 - Water-based disinfectant manufacturing equipment - Google Patents
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Description
本発明は、水系消毒剤製造装置に関し、特に、オゾンと臭化物とから次亜臭素酸消毒剤を製造する水系消毒剤製造装置に関する。 The present invention relates to an aqueous disinfectant production equipment, in particular, it relates to an aqueous disinfectant production equipment for producing hypobromous acid disinfectant from ozone and bromide.
臭素系化合物の消毒剤は、下水などの種々の水系の消毒に用いられている。
例えば、特許文献1には、オゾンでは不十分となる長期間の有効な消毒を行うために、臭素イオンとオゾンの反応によって次亜臭素酸(次亜臭素酸イオン)を製造し、一定時間ごとに配管に注入して、配管内壁に付着している微生物を殺菌消毒することができる生物付着抑制装置が開示されている。この特許文献1では、次亜臭素酸イオンは、オゾンと比較して安定で長寿命であり、次亜塩素酸と同等の殺菌力があると記載されている。
一般に臭素イオン(Br−)を含む水中にオゾン(O3)を吹き込むことによって次亜臭素酸(HOBr)を生成する反応は以下のように考えられている。
Br−+O3=BrO−+O2
BrO−+H+=HOBr
Bromine compound disinfectants are used for disinfecting various water systems such as sewage.
For example, Patent Document 1 discloses that hypobromite (hypobromite ion) is produced by a reaction of bromine ion and ozone in order to perform effective disinfection for a long period of time, which is insufficient with ozone. A biofouling suppression device that can be sterilized and sterilized by injecting into a pipe and adhering to the inner wall of the pipe is disclosed. In this Patent Document 1, it is described that hypobromite ions are stable and have a long life compared to ozone and have bactericidal power equivalent to hypochlorous acid.
In general, the reaction of generating hypobromite (HOBr) by blowing ozone (O 3 ) into water containing bromine ions (Br − ) is considered as follows.
Br − + O 3 = BrO − + O 2
BrO − + H + = HOBr
しかしながら上記のように次亜臭素酸を生成する際に、供給したオゾンがBrO−と反応し、反応性の高い臭素酸(BrO3 −)が発生することがあるが、できるだけこの臭素酸を発生させることなく次亜臭素酸消毒剤を得ることが好ましい。そのためには、消毒剤の使用場所まで消毒剤自体を運搬することが考えられるが、高濃度の次亜臭素酸自体を運搬することは好ましくない。また使用場所において臭素酸を生成させないように複雑な工程を設けることは効率が悪い。
そこで本発明は、次亜臭素酸を主体とする水系消毒剤を、臭素酸の生成を極力抑制し且つ効率よく製造することができる製造装置を提供することを目的とする。
However, when hypobromous acid is generated as described above, the supplied ozone may react with BrO − to generate highly reactive bromic acid (BrO 3 − ), but this bromic acid is generated as much as possible. It is preferable to obtain a hypobromite disinfectant without it. For that purpose, it is conceivable to transport the disinfectant itself to the place where the disinfectant is used, but it is not preferable to transport the high concentration hypochlorous acid itself. Moreover, it is inefficient to provide a complicated process so that bromic acid is not generated at the place of use.
The present invention is a water-based disinfectant mainly of hypobromous acid, and an object thereof is to provide a manufacturing equipment that can be manufactured with minimized to and efficient production of bromate.
本発明の水系消毒剤の製造装置は、オゾン及び臭化物から次亜臭素酸消毒剤を製造する水系消毒剤製造装置において、前記臭化物を溶解させて臭素イオン溶液を調製する溶解器と、前記溶解器に接続され、前記臭素イオン溶液のpHを調整する臭素イオンpH調整装置と、オゾンを発生させるオゾン発生装置と、前記溶解器及び前記オゾン発生装置に接続され、臭素イオン溶液及びオゾンから次亜臭素酸を生成し貯蔵する消毒剤生成貯蔵器と、を備えたことを特徴としている。 An apparatus for producing a water-based disinfectant according to the present invention is a water-based disinfectant manufacturing apparatus for producing a hypobromite disinfectant from ozone and bromide, a dissolver that dissolves the bromide to prepare a bromine ion solution, and the dissolver A bromine ion pH adjusting device for adjusting the pH of the bromine ion solution, an ozone generating device for generating ozone, and a solubilizer and the ozone generating device. And a disinfectant generation reservoir for generating and storing an acid.
上記本発明によれば、オゾンと臭化物とから次亜臭素酸消毒剤を製造する際に原料となる臭化物イオン溶液のpHを所定範囲に調整するので、臭素酸の生成を極力抑制し且つ効率よく次亜臭素酸消毒剤を製造することができる。 According to the present invention, since the pH of the bromide ion solution used as a raw material when producing a hypobromite disinfectant from ozone and bromide is adjusted to a predetermined range, the production of bromic acid is suppressed as much as possible and efficiently. Hypobromite disinfectants can be produced.
実施の形態1.
図1に本発明の実施の形態1に係る消毒剤製造装置10が示されている。この消毒剤製造装置10は、下水処理機構20と組み合わされている。消毒剤製造装置10には、オゾン発生装置11と、溶解タンク12(本発明の溶解器に相当する)とが備えられ、それぞれ消毒剤生成貯蔵装置16に連結されている。
Embodiment 1 FIG.
FIG. 1 shows a
オゾン発生装置11には、オゾンの発生原料となる酸素をオゾン発生装置11に供給するための酸素供給源が接続されている(図示せず)。なおオゾン発生装置は、酸素を原料としてオゾンを発生させることができる装置であれば、いずれであってもよい。
溶解タンク12には、臭素イオン薬剤及び溶解水が投入可能となっていると共に攪拌機13が備えられている。この溶解タンク12と、消毒剤生成貯蔵装置16との間には、溶解タンク12中の臭素イオン溶液を消毒剤生成貯蔵装置16に移送する移送ポンプ14が配置されている。
The
The
ここで使用可能な臭素イオン薬剤としては、水中で臭素イオンを発生させることができる固形の臭化物であればよく、例えば臭化ナトリウム、臭化カリウムなどを挙げることができる。経済性の観点から臭化カリウムが好ましい。このような臭素イオン薬剤は、溶解水と混合されて溶解し、臭素イオン溶液を生成する。このときの臭素イオン溶液の濃度は、オゾンの量に応じて適宜決定されるが、次亜臭素酸消毒剤の生成効率の観点から、また高濃度にするほど消毒剤貯蔵タンクの容量を小さくでき且つオゾン吸収効率を良くして経済性を向上させることができるため、1質量%〜10質量%とすることが好ましい。 The bromine ion agent usable here may be any solid bromide capable of generating bromine ions in water, and examples thereof include sodium bromide and potassium bromide. From the economical viewpoint, potassium bromide is preferred. Such bromide drug is mixed with dissolved water and dissolved to form a bromide solution. The concentration of the bromine ion solution at this time is appropriately determined according to the amount of ozone, but from the viewpoint of the production efficiency of the hypobromite disinfectant, the capacity of the disinfectant storage tank can be reduced as the concentration is increased. And since ozone absorption efficiency can be improved and economical efficiency can be improved, it is preferable to set it as 1 mass%-10 mass%.
また溶解タンク12には、溶解タンク12内の臭素イオン溶液のpHを調整するためのpH調整装置15(本発明の臭素イオン溶液pH調整装置に相当する)が備えられている。このpH調整装置15は、溶解タンク12内に貯留された臭素イオン溶液のpHを検出する検出部と、pH調整剤を投与する投与部とで構成されている。
検出部は、臭素イオン溶液のpHを測定することができれば、如何なるpH測定器であってもよい。投与部は、臭素イオン溶液のpHを調整するためにpH調整剤を所定量で投与可能な薬剤投与装置であれば、如何なる薬剤投与装置であってもよい。
ここで使用可能なpH調整剤としては、臭素イオン溶液のpHを調整することができるものであればよく、例えば塩酸、硫酸を挙げることができる。
溶解タンク12には、内部の溶液を均一に混合するための攪拌機13が備えられている。
The
The detection unit may be any pH measuring device as long as it can measure the pH of the bromine ion solution. The administration unit may be any drug administration device as long as it can administer a pH adjusting agent in a predetermined amount in order to adjust the pH of the bromine ion solution.
As a pH adjuster which can be used here, what can adjust pH of a bromine ion solution should just be mentioned, for example, hydrochloric acid and sulfuric acid can be mentioned.
The
消毒剤生成貯蔵装置16には、溶液が貯留可能となっており、臭素イオン溶液を消毒剤生成貯蔵装置16に投入するための図示しない投入口が備えられている。また、消毒剤生成貯蔵装置16の底部には、オゾン噴出口17が備えられており、オゾン発生装置11に連結されている。オゾン噴出口17は、消毒剤生成貯蔵装置16に貯留された臭素イオン溶液とオゾンとが接触するように所定量のオゾンを噴出する噴出機構で構成されている。このオゾン噴出口17からオゾンが噴出することによって消毒剤生成貯蔵装置16内部でオゾンと臭素イオン溶液とが接触し、次亜臭素酸消毒剤が生成される。なお、ここでオゾンの供給量は、臭素イオン溶液と接触して次亜臭素酸消毒剤を生成することができる量であればよく、生成効率の観点から、できるだけ高濃度であることが好ましい。
The disinfectant production /
消毒剤生成貯蔵装置16には、生成された次亜臭素酸消毒剤を下水処理機構20に注入するための注入装置18が接続されている。注入装置18は、消毒剤生成貯蔵装置16から所定量の消毒剤を下水処理機構20に注入するための分配機構で構成されている。このような分配機構は、消毒剤を所定量且つ所定のタイミングで下水処理機構20に注入できるものであれば、如何なるものであってもよい。
An
下水処理機構20は、この下水処理機構20は、合流式下水道システムの降雨時ポンプ場より排出される放流水の消毒を主として行うためのものであり、雨水を貯留する雨水井及び雨水ポンプ場に備えられた吸込配管21と、吸込配管21上に設けられた雨水ポンプ22とで構成されている。なお、消毒剤製造装置10の注入装置18は、下水処理機構20の吸込配管21に連結され、吸込配管21に対して消毒剤が投入可能となっている。
The
次に本実施形態に係る消毒剤製造装置10の作用について説明する。
攪拌機13を回転させながら、溶解タンク12内に臭素イオン薬剤と溶解水を投入すると、溶解タンク12内で臭素イオン溶液が調製される。
このとき臭素イオン溶解タンク12では、pH調整装置15によって臭素イオン溶液のpHが測定され調整される。ここで調整される臭素イオン溶液のpHは、酸性であればよく、好ましくは5以下、より好ましくは3.0以下とする。次亜臭素酸(HBrO)はpHに依存して平衡状態を維持しているので、pHが酸性側に偏れば次亜臭素酸の生成が促進され、一方pHが高くなると、これに従って不安定になってBrO−(臭素酸イオン)を解離すると考えられる。従って、上記範囲のpHにすることによって、次亜臭素酸の安定性を高めることができ、臭素酸の生成を抑制しながら次亜臭素酸を効率よく生成することができる。
Next, the operation of the
When a bromine ion agent and dissolved water are introduced into the
At this time, in the bromine
次いで移送ポンプ14を作動させて、pHが調整された臭素イオン溶液を、消毒剤生成貯蔵装置16に投入する。消毒剤生成貯蔵装置16では、適当量の臭素イオン溶液が貯留するとオゾン発生装置11からオゾンが吹き込まれ、オゾンと臭素イオン溶液とが接触する。これによって、消毒剤生成貯蔵装置16内で、次亜臭素酸消毒剤が生成する。
Next, the
生成した次亜臭素酸消毒剤は、注入装置18が作動することによって、消毒剤生成貯蔵装置16から、下水処理機構20の吸込配管21に注入される。吸込配管21には、降雨時に未処理下水が流入されており、雨水ポンプ22が作動することによって、消毒剤と未処理下水とが強力に攪拌される。これにより、消毒剤と未処理下水とが混合して、下水の消毒が実施される。
The generated hypobromite disinfectant is injected from the disinfectant
従って、オゾンと臭化物とから次亜臭素酸消毒剤を製造する際に、臭素酸の生成を極力抑制し且つ効率よく次亜臭素酸消毒剤を製造することができる。この結果、降雨時ポンプ場より排出される放流水による河川、湖沼、海の衛生上の対策を向上させることができる。 Therefore, when producing a hypobromite disinfectant from ozone and bromide, it is possible to produce a hypobromite disinfectant efficiently while suppressing the production of bromic acid as much as possible. As a result, it is possible to improve the sanitary measures for rivers, lakes, and seas by the discharged water discharged from the pumping station during rainfall.
実施の形態2.
図2には、本発明の実施の形態2に係る消毒剤製造装置30が示されている。
この消毒剤製造装置30では、臭素イオン溶解タンク12にpH調整装置15が接続されており、一方、消毒剤生成貯蔵装置16に消毒剤pH調整装置31が接続されている。このため、臭素イオン溶解のpHに加えて、生成された消毒剤のpHもまた検出及び調整可能となっている。なお、他の構成は上記実施の形態1と同様に構成されている。
Embodiment 2. FIG.
FIG. 2 shows a
In this
ここで用いられる消毒剤pH調整装置31は、臭素イオン溶液のpHを調整するpH調整装置15と同様に、消毒剤生成貯蔵装置16内に貯留された消毒剤のpHを検出する検出部と、所定のpHに調整するためのpH調整剤を投与する投与部とで構成されている。またここで用いられるpH調整剤には、上記同様に、塩酸、硫酸などを挙げることができる。
The disinfectant
消毒剤pH調整装置31では、消毒剤のpHを酸性側、好ましくはpH6以下、更に好ましくは4以下に調整する。次亜臭素酸は比較的安定であるが、生成初期においての減少が多く、また生成する次亜臭素酸濃度が高濃度になるほど減少速度が大きくなるという特性がある。このため、生成された次亜臭素酸消毒剤の濃度が減少するので、製造効率の観点から改良する必要があった。これに対して本発明では、この範囲にpHを調整することによって、分解を抑制し、減少速度を小さくすることができる。
この結果、消毒作業を必要とする雨天がしばらくないなど、長期間にわたって消毒剤を貯蔵する場合であっても、消毒剤の分解による濃度低下(性能低下)を極力抑えることができる。
また、臭素イオン溶液のpHを調整しながら効率よく消毒剤を生成し且つ生成された消毒剤の分解を抑制するので、オゾン及び臭素イオン溶液などの原料を有効に活用することができる。
In the disinfectant
As a result, even when the disinfectant is stored for a long period of time, such as when there is no rain that requires disinfecting work, a decrease in concentration (performance decrease) due to decomposition of the disinfectant can be minimized.
Further, since the disinfectant is efficiently generated while the pH of the bromine ion solution is adjusted and the decomposition of the generated disinfectant is suppressed, raw materials such as ozone and bromine ion solution can be effectively used.
実施の形態3.
図3には、本発明の他の実施の形態に係る消毒剤製造装置40が示されている。
この消毒剤製造装置40では、pH調整装置15が臭素イオン溶解タンク12に接続され、本発明におけるオゾン注入制御手段に相当するオゾン注入制御装置41が、オゾン発生装置11に接続されている。なお、他の構成は上記実施の形態1と同様に構成されている。
Embodiment 3 FIG.
FIG. 3 shows a
In this
オゾン注入制御装置41は、消毒剤生成貯蔵装置16内での消費オゾンの量を演算する演算部と、演算部で得られた消費オゾン量に応じて、オゾン発生装置11の駆動を指示する指示部とで構成されている。オゾン注入の調節は、消毒剤生成貯蔵装置16内でのオゾン消費量を予測値として演算し、この予測値に基づいてオゾン発生装置11の駆動指示を所定時間毎に切り替えることによって行われる。
The ozone
次亜臭素酸消毒剤は生成初期において不安定となるため、消毒剤生成貯蔵装置16内に長期に貯蔵しておくと分解して濃度が減少してしまうが、臭素イオンは残留するので、オゾン注入制御装置41により注入が指示されたオゾンによって、消毒剤生成貯蔵装置16内で次亜臭素酸消毒剤を再生成することができる。
Since the hypobromite disinfectant becomes unstable in the early stage of production, it will decompose and decrease in concentration if stored in the disinfectant
これにより、臭素イオン溶液のpHを調整しながら効率よく消毒剤を生成できることに加えて、消毒剤生成貯蔵装置16内での次亜臭素酸消毒剤が分解しても、オゾンを消毒剤生成貯蔵装置16内に適宜注入することができるので、消毒剤生成貯蔵装置16内において消毒剤が再生成することができる。この結果、長期間にわたって所定量の消毒剤を貯蔵しても、常に一定の活性を有する消毒剤を貯蔵しておくことができ、長期間にわたって信頼性の高い消毒剤を製造することができる。
Thus, in addition to being able to efficiently produce a disinfectant while adjusting the pH of the bromine ion solution, even if the hypobromite disinfectant in the disinfectant production and
なお、本消毒剤製造装置40では、オゾン注入制御装置41は、消費オゾン量を予測したが、消毒剤生成貯蔵装置16内のオゾン消費量を測定してこの消費量に応じてオゾン注入制御装置41の駆動を指示してもよい。なおオゾン消費量は、供給量と排気ガス中のオゾン量及び溶存オゾン量とから容易に算出することができる。
In this
また、本消毒剤製造装置40において、実施の形態2記載の消毒剤pH調整装置31を更に設けてもよい。これにより、一定の活性を有する消毒剤をより一層安定して提供することができる。
Further, the
本発明の実施の形態に係る消毒剤製造装置10、30、40は、下水処理機構と組み合わせて使用したが、他の水系の消毒剤を必要とするシステムに組み込んで使用してもよい。例えば発電所及び化学工場などの排水システムを挙げることができる。組み合わせるシステムに応じた変更は、当業者にとって容易に行うことができる。
Although the
以下に本発明の実施例を説明する。
実施例1
下底に散気管を有する容量1.3Lの反応器に、原料水として100mgBr/Lの臭化ナトリウム(NaBr)溶液1Lを入れ、散気管からオゾンガスを供給した。供給したオゾンガスの濃度は60g/Nm3、流量0.2L/分とした。
このとき反応器内の初期pHを、6.9、4.9及び3.0として、1分後、3分後、5分後、10分後及び30分後に反応器内の次亜臭素酸濃度を測定した。なお、次亜臭素酸の測定にはヨードメトリー法を用いた。結果を表1に示す。
Examples of the present invention will be described below.
Example 1
1 L of a 100 mgBr / L sodium bromide (NaBr) solution was charged as raw water into a 1.3 L reactor having a diffuser tube at the bottom, and ozone gas was supplied from the diffuser tube. The concentration of the supplied ozone gas was 60 g / Nm 3 and the flow rate was 0.2 L / min.
At this time, the initial pH in the reactor was set to 6.9, 4.9 and 3.0, and hypobromite in the reactor after 1 minute, 3 minutes, 5 minutes, 10 minutes and 30 minutes. Concentration was measured. In addition, the iodometry method was used for the measurement of hypobromous acid. The results are shown in Table 1.
表1に示されるように、ほぼ中性のpH(pH6.9)とした場合よりも酸性側のpH(pH4.9及びpH3.0)に調整した場合において、その次亜臭素酸消毒剤の生成量が顕著に増加したことが明らかであった。
従って、次亜臭素酸消毒剤を生成する際には、pHを酸性側に調整することによって、効率よく次亜臭素酸消毒剤を生成することができる。
As shown in Table 1, when the pH was adjusted to an acidic pH (pH 4.9 and pH 3.0) rather than the neutral pH (pH 6.9), the hypobromite disinfectant It was clear that the amount produced was significantly increased.
Therefore, when producing the hypobromite disinfectant, the hypobromite disinfectant can be efficiently produced by adjusting the pH to the acidic side.
実施例2
次に、実施例1で生成された次亜臭素酸消毒剤を、種々のpHの環境下で放置し、20分後、70分後及び1000分後に、次亜臭素酸消毒剤の濃度を測定して、次亜臭素酸消毒剤の分解の程度を調べた。結果を表2に示す。
Example 2
Next, the hypobromite disinfectant produced in Example 1 is allowed to stand under various pH environments, and the concentration of the hypobromite disinfectant is measured after 20 minutes, 70 minutes and 1000 minutes. Then, the degree of decomposition of the hypobromite disinfectant was examined. The results are shown in Table 2.
表2に示されるように、酸性側のpH(pH5.7及びpH3.4)の場合、次亜臭素酸の減少量が少なく、特にpH3.4の場合には、1000分経過してもほとんど減少しなかった。これに対して中性のpH(pH7.0)の場合では、20分後には既に半分以下にまで減少しており、次亜臭素酸消毒剤を維持するには不適であることが明らかであった。
従って、次亜臭素酸消毒剤を酸性側のpHで維持することによって、次亜臭素酸消毒剤を長期間にわたって維持することができ、信頼性の高い次亜臭素酸消毒剤を製造することができる。
As shown in Table 2, in the case of pH on the acidic side (pH 5.7 and pH 3.4), the amount of decrease in hypobromite is small, especially in the case of pH 3.4, almost even after 1000 minutes have passed. It did not decrease. On the other hand, in the case of neutral pH (pH 7.0), it was already reduced to less than half after 20 minutes, and it was clearly unsuitable for maintaining a hypobromite disinfectant. It was.
Therefore, by maintaining the hypobromite disinfectant at an acidic pH, the hypobromite disinfectant can be maintained over a long period of time, and a highly reliable hypobromite disinfectant can be produced. it can.
10 消毒剤製造装置、11 オゾン発生装置、12 溶解タンク、15 pH調整装置(臭素イオン溶液pH調整装置)、16 消毒剤生成貯蔵装置、20 下水処理機構、31 消毒剤pH調整装置、41 オゾン注入制御装置(オゾン注入制御手段)。
DESCRIPTION OF
Claims (5)
前記臭化物を溶解させて臭素イオン溶液を調製する溶解器と、
前記溶解器に接続され、前記臭素イオン溶液のpHを所定範囲に調整する臭素イオン溶液pH調整装置と、
オゾンを発生させるオゾン発生装置と、
前記溶解器及び前記オゾン発生装置に接続され、臭素イオン溶液及びオゾンから次亜臭素酸を生成し貯蔵する消毒剤生成貯蔵器と、
を備えたことを特徴とする水系消毒剤製造装置。 In a water-based disinfectant manufacturing apparatus that manufactures a hypobromite disinfectant from ozone and bromide,
A dissolver for dissolving the bromide to prepare a bromine ion solution;
A bromine ion solution pH adjusting device connected to the dissolver and adjusting the pH of the bromine ion solution to a predetermined range;
An ozone generator for generating ozone;
A disinfectant generator and reservoir connected to the dissolver and the ozone generator for generating and storing hypobromite from a bromine ion solution and ozone;
A water-based disinfectant manufacturing apparatus comprising:
を更に備えたことを特徴とする請求項1記載の水系消毒剤製造装置。 The water-based disinfectant production apparatus according to claim 1, further comprising a disinfectant pH adjusting device connected to the disinfectant generating reservoir for adjusting the pH of the generated hypobromite disinfectant.
を更に備えたことを特徴とする請求項1又は2記載の水系消毒剤製造装置。 An injection control means connected to the ozone generator and further comprising an injection control means for adjusting the amount of ozone injected into the disinfectant production reservoir according to the amount of ozone consumed in the disinfectant production reservoir. The water-based disinfectant manufacturing apparatus according to claim 1 or 2.
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