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JP4159258B2 - 電磁式ローラクラッチ - Google Patents

電磁式ローラクラッチ Download PDF

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JP4159258B2 JP2001017054A JP2001017054A JP4159258B2 JP 4159258 B2 JP4159258 B2 JP 4159258B2 JP 2001017054 A JP2001017054 A JP 2001017054A JP 2001017054 A JP2001017054 A JP 2001017054A JP 4159258 B2 JP4159258 B2 JP 4159258B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、4輪駆動車(4WD車)の駆動経路に組込まれ、車両の走行状態に応じて駆動力の伝達と遮断とを行なう電磁式ローラクラッチに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
パートタイム4WD車の駆動経路に組込まれて車両の走行状態に応じて、二輪駆動(2WD)と四輪駆動(4WD)の切換えを行なう電磁式ローラクラッチとして図9および図10に示したものが従来から知られている。
【0003】
この電磁式ローラクラッチは、従動側としての外方部材50の内周に円筒面51を形成し、上記外方部材50の端部内に組込まれた軸受52によって入力軸53を回転自在に支持し、その入力軸53にスプライン結合された内方部材54の外周に上記円筒面51との間に楔形空間を形成するカム面55を設け、前記外方部材50と内方部材54間に組込まれた保持器56には上記カム面55と対向する位置にポケット57を形成し、そのポケット57内にローラ58を収容している。
【0004】
また、保持器56と内方部材54との間に、前記ローラ58が円筒面51とカム面55に対して非係合の中立位置に保持器56を保持する第1の弾性部材としてのスイッチばね60を設けている。
【0005】
前記スイッチばね60は、内方部材54の端面に形成された収納凹部63内に収納され、そのスイッチばね60の両端に設けられた一対の係合片60aを収納凹部63の周壁に形成された切欠部64から保持器56の端面に設けられた切欠部65内に挿入して、そのスイッチばね60の弾力によって保持器56を中立位置に保持している。
【0006】
前記内方部材54の端部には小径軸部54aが設けられ、その小径軸部54aに保持器56に対して回り止めされた回り止めリング66とアーマチュア67とを嵌合し、回り止めリング66を止め輪68によって抜け止めすると共に、アーマチュア67を軸方向にスライド自在に支持し、そのアーマチュア67に設けられた孔69に回り止めリング66に設けられた突片70を係合してアーマチュア67を内方部材54に対して回り止めしている。
【0007】
さらに、外方部材50の端部内にアーマチュア67を吸着する電磁石71を組込んでいる。ここで、電磁石71は、コイルが巻付けられたフィールドコア72と、磁性体から成るロータ73とから成り、フィールドコア72は車両に対して固定され、一方、ロータ73はロータホルダ74を介して外方部材50に固定されている。
【0008】
上記の構成から成る電磁式ローラクラッチは、トランスミッションからトランスファに伝達される回転が入力軸53に伝達されると共に、外方部材50の回転が被駆動輪の車軸間に組込まれたディファレンシャルに伝達される組込みとされる。
【0009】
上記のような4WD車への組込みにおいて、保持器56がスイッチばね60の弾性力によって中立位置に保持されていると、ローラ58は円筒面51およびカム面55に対して非係合位置にあるため、入力軸53の回転は外方部材50に伝達されず、入力軸53、内方部材54および保持器56は外方部材50に対してフリー回転し、4WD車は二輪駆動の状態で走行する。
【0010】
その走行状態において、電磁石71のコイルに通電すると、アーマチュア67がロータ73に吸着され、内方部材54と保持器56が相対的に回転し、その相対回転によりローラ58が円筒面51およびカム面55に係合する。
【0011】
このため、入力軸53の回転はローラ58を介して外方部材50に伝達され、4WD車は四輪駆動の状態に切り換えられる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記電磁式ローラクラッチにおいては、4WD車の二輪駆動による走行状態では、入力軸53と一体に回転する内方部材54の回転はスイッチバネ60を介して保持器56に伝達される構成であるため、4WD車がアクセルペダルの踏み込みによって急激に加速され、あるいは、ブレーキペダルの踏み込みによって急激に減速されると、保持器56の慣性力により内方部材54とローラ58を保持する保持器56が相対回転し、ローラ58が円筒面51とカム面55に係合して四輪駆動の状態に切り換わるおそれがある。
【0013】
ここで、4WD車が急激な加減速によって2WDから4WDに切り換わると、その4WD車が急なカーブを回るとき、タイトコーナブレーキ現象が生じ、走行安定性が損なわれることになる。
【0014】
これを防止するためには、スイッチばね60のばね剛性を高める必要があり、そのばね剛性を高めると、電磁石71はスイッチばね60の弾力に抗してアーマチュア67を吸着させる必要が生じるため、電磁石71としては容量の大きい大型のものを用いる必要が生じ、スペースおよびコスト面において不利となる。
【0015】
この発明の課題は、4WD車が二輪駆動の走行状態で急激に加減速されても保持器を中立位置に保持することができるようにした電磁式ローラクラッチを提供することである。
【0016】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、この発明においては、外方部材の内周と、その内側に組込まれた内方部材の外周の一方に円筒面を設け、他方にその円筒面との間で周方向の両端に至るに従って間隔が狭くなる楔形空間を形成するカム面を設け、外方部材と内方部材の間に組込まれた保持器には上記カム面と対向する位置にポケットを形成し、そのポケット内に、前記保持器とカム面を有する側の部材の相対回転によってカム面と円筒面に係合するローラを収納し、前記保持器とカム面を有する側の部材の相互間に、ローラがカム面および円筒面に対して非係合の中立位置に保持器を保持する第1の弾性部材を組込み、前記保持器の一端面側に設けられたアーマチュアを保持器に対して回り止めし、かつ軸方向に移動自在に支持し、前記外方部材と内方部材の間に、円筒面を有する側の部材に固定された摩擦部材を有し、その摩擦部材に前記アーマチュアを吸着させる電磁石を組込んだ電磁式ローラクラッチにおいて、前記アーマチュアを摩擦部材から離反する方向に押圧すると共に、そのアーマチュアを介して保持器を軸方向に押圧する第2の弾性部材を設け、前記カム面を有する側の部材にはその第2の弾性部材から保持器に付与される軸方向の押圧力を受けて保持器に回転抵抗を付与する摩擦抵抗付与面を設け、その摩擦抵抗付与面と保持器間の摩擦係数をアーマチュアと第2の弾性部材間の摩擦係数より大きくした構成を採用している。
【0017】
上記のように構成すれば、保持器の中立状態において、その保持器は第2の弾性部材の押圧によって摩擦抵抗付与面に押し付けられ、その摩擦抵抗付与面と保持器の接触部に作用する摩擦抵抗と第1の弾性部材の弾性力によって保持器は中立位置に保持されることになる。
【0018】
このため、4WD車が二輪駆動の走行状態で急激に加減速されても、保持器はローラが円筒面とカム面と非係合の中立位置を維持し、二輪駆動から四輪駆動に切り換わるのを確実に防止することができる。
【0019】
また、第1の弾性部材は、摩擦抵抗付与面と保持器の接触部に作用する摩擦抵抗とによって保持器を中立位置に保持するため、第1の弾性部材として弾性力の小さいものを使用することができる。
【0020】
このため、電磁石は、第1の弾性部材と第2の弾性部材の弾性力に抗してアーマチュアを吸着保持することができる程度の容量の小さなものでよく、小型の電磁石を使用することができる。
【0021】
ここで、アーマチュアを摩擦部材から離反する方向に押圧する第2の弾性部材としてウェーブワッシャを採用し、そのウェーブワッシャを摩擦部材とアーマチュア間に組込むことによって、電磁式ローラクラッチの小型化を図ることができる。
【0023】
また、摩擦抵抗付与面は、カム面を有する側の部材に直接形成してもよく、あるいは、カム面を有する側の部材に環状の支持プレートを取付け、その支持プレートの保持器の端面と対向する側面を摩擦抵抗付与面としてもよい。
【0024】
上記支持プレートをエラストマにより形成することによって、保持器と支持プレート間の摩擦係数をアーマプレートと第2の弾性部材間の摩擦係数より大きくすることができ、中立位置の保持器がカム面を有する側の部材に対して周方向にずれ動くのを防止することができる。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図1乃至図9に基づいて説明する。図1乃至図6は、この発明に係る電磁式ローラクラッチの第1の実施の形態を示す。図1および図2に示すように、電磁式ローラクラッチは、図9に示す従来の電磁式ローラクラッチと同様に、外方部材1を有し、その外方部材1の内周に円筒面2が形成されている。
【0026】
外方部材1の内側に組込まれた入力軸3には内方部材4が嵌合されている。入力軸3と内方部材4はセレーション5を介して一体に回転するようになっている。
【0027】
内方部材4の外周には外方部材1の円筒面2との間で周方向の両端に向けて間隔が次第に小さくなる楔形空間を形成するカム面6が形成されている。
【0028】
外方部材1と内方部材4との間には保持器7が組込まれている。保持器7にはカム面6と対向する位置にポケット8が形成され、そのポケット8にローラ9が収納されている。ローラ9は、内方部材4と保持器7とが相対的に回転したとき、図2(II)に示すように、円筒面2およびカム面6に係合し、入力軸3と一体に回転する内方部材4の回転を外方部材1に伝達するようになっている。
【0029】
また、保持器7と内方部材4との間には、図3乃至図5に示すように、保持器7を中立位置に保持する第1の弾性部材としてのスイッチばね13が組込まれている。スイッチばね13は、円弧状部13aの両端に外方向に向く係合片13bを形成している。このスイッチばね13は、内方部材4の一端面に形成されたばね収納凹部14内に組込まれ、そのばね収納凹部14の周壁に形成された切欠部15および保持器7の一端部に形成された切欠部16に一対の係合片13bが挿入されて、各切欠部15、16の周方向両端を係合片13bで周方向に押圧している。
【0030】
ここで、保持器7の中立位置とは、ローラ9が図2(I)に示すように、円筒面2およびカム面6に対して非係合の位置をいう。
【0031】
図1に示すように、内方部材4の一端部には小径軸部4aが設けられ、その小径軸部4aに回り止めリング17とアーマチュア18とが嵌合されている。回り止めリング17は止め輪19によって抜け止めされている。この回り止めリング17は複数の突片20を外周に有し、各突片20は保持器7の一端面に設けられた切欠部16に嵌合され、その嵌合によって回り止めリング17は保持器7に回り止めされている。
【0032】
アーマチュア18は軸方向にスライド自在に支持されている。このアーマチュア18には孔21が形成され、その孔21に対する前記突片20の係合によってアーマチュア18は保持器7に対して回り止めされている。
【0033】
アーマチュア18は外方部材1の一端部内に組込まれた電磁石22によって吸着される。電磁石22はコイル23が巻付けられたフィールドコア24と、摩擦部材としてのロータ25とから成り、フィールドコア24は電磁式ローラクラッチの車両への組付け時に車体に取付けられる。
【0034】
ロータ25は磁性体から成る。このロータ25は非磁性体から成るローラホルダ26に嵌合され、一方、ロータホルダ26は外方部材1の端部に嵌合されて外方部材1に回り止めされている。
【0035】
いま、入力軸3が回転する状態において、コイル23に通電して電磁石22によりアーマチュア18を吸着保持すると、保持器7が回り止めされるため、入力軸3と一体に回転する内方部材4が保持器7に対して相対回転し、図2(II)に示すように、ローラ9が円筒面2およびカム面6に係合し、内方部材4の回転がローラ9を介して外方部材1に伝達される。
【0036】
内方部材4と保持器7が相対回転するとき、内方部材4に形成された切欠部15と保持器7に設けられた切欠部16が周方向に位置がずれ、その位置ずれによってスイッチばね13が弾性変形する。このため、電磁石22のコイル23に対する通電を遮断すると、スイッチばね13の復元弾性によって保持器7が中立位置に戻され、ローラ9は円筒面2およびカム面6に対する係合が解除され、内方部材4は外方部材1に対してフリー回転する。
【0037】
前記アーマチュア18とロータ25との間には第2の弾性部材としてのウェーブワッシャ27が組込まれている。図6(I)、(II)はウェーブワッシャ27を示し、このウェーブワッシャ27はアーマチュア18がロータ25から離れる方向にアーマチュア18を押圧しており、その押圧力は電磁石22の吸着力より小さい値とされている。また、上記ウェーブワッシャ27は上記アーマチュア18を介して保持器7を押圧しており、その押圧力を受ける支持プレート28が内方部材4の他端部に嵌合され、止め輪29によって抜け止めされている。
【0038】
支持プレート28はエラストマ等の非金属から成り、その支持プレート28と保持器7の接触部の摩擦係数は、アーマチュア18とウェーブワッシャ27間の摩擦係数より大きくなっている。
【0039】
上記のように、ロータ25とアーマチュア18間に組込まれたウェーブワッシャ27によって保持器7を支持プレート28に押し付けると、保持器7と支持プレート28の接触部に付与される摩擦力とスイッチばね13の弾力とによって保持器7を中立位置に保持することができる。
【0040】
このため、電磁式ローラクラッチを4WD車に組込んだ使用状態において、その4WD車が二輪駆動される走行状態で入力軸3が急激に加減速されても、保持器7は内方部材4に対して相対回転することはなく、常に中立位置に保持される。したがって、二輪駆動から四輪駆動に切り換えられるのを防止することができる。
【0041】
また、スイッチばね13は支持プレート28と保持器7の接触部に作用する摩擦抵抗とによって保持器7を中立位置に保持するため、スイッチばね13としては、係合位置の保持器7を中立位置に戻すことができる程度の弾性力の小さなものでよい。
【0042】
このため、電磁石22は、スイッチばね13とウェーブワッシャ27の弾性力に抗してアーマチュア18を吸着保持することができる程度の容量の小さな小型のものを採用することができる。
【0043】
なお、内方部材4および保持器7が外方部材1に対してフリー回転するとき、保持器7と支持プレート28間の摩擦係数は、アーマチュア18とウェーブワッシャ27間の摩擦係数より高いため、アーマチュア18とウェーブワッシャ27間において滑りが生じ、内方部材4と保持器7が相対回転することはない。
【0044】
図7および図8は、この発明に係る電磁式ローラクラッチの第2の実施の形態を示す。この実施形態では、外方部材30を入力側とし、内方部材31を従動側として、内方部材31の外周に円筒面32を形成し、外方部材30の内周にカム面33を設けている。
【0045】
また、外方部材30と内方部材31間に組込まれた保持器34のポケット34aに、外方部材30と保持器34の相対回転によって円筒面32とカム面33に係合するローラ35を組込んでている。
【0046】
さらに保持器34の内側にスイッチばね36を組込み、そのスイッチばね36の両端に設けられた係合片36aを、その保持器34の一端面に形成された切欠部37と外方部材30の内周に形成された切欠部38の周方向両端に係合させて、保持器34を中立位置に保持するようにしている。
【0047】
さらに、内方部材31の小径軸部31aに電磁石39のロータ40を固定し、そのロータ40と回り止めリング41を介して保持器34に回り止めされ、かつ軸方向にスライド自在に支持されたアーマチュア42との間にウェーブワッシャ43を組込み、そのウェーブワッシャ43により保持器34の他端面を外方部材30の内周に形成された摩擦抵抗付与面44に押し付け、その摩擦抵抗付与面44と保持器34の接触部に付与される摩擦抵抗とスイッチばね36の弾力とによって保持器34を中立位置に保持するようにしている。
【0048】
上記実施形態においても、外方部材30が内方部材31に対してフリー回転する状態で、その外方部材30が急激に加減速されても、保持器34を中立位置に保持することができる。
【0049】
【発明の効果】
以上のように、この発明においては、カム面を有する側の部材に摩擦抵抗付与面を設け、その摩擦抵抗付与面に保持器を押し付けて接触部に作用する摩擦抵抗と第1の弾性部材の弾性力とによって保持器を中立位置に保持するようにしたので、カム面を有する側の部材のフリー回転時、その部材が急激に加減速されても保持器を中立位置に確実に保持することができ、4WD車が二輪駆動の走行時に急激な加減速によって四輪駆動に切り換えられるのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る電磁式ローラクラッチの第1の実施形態を示す縦断正面図
【図2】(I)は図1のイ−イ線に沿った断面図、(II)は(I)に示すローラの係合状態を示す断面図
【図3】図1のロ−ロ線に沿った断面図
【図4】図1に示す保持器、回り止めリングおよびアーマチュアの一部分を示す分解斜視図
【図5】図1に示す内方部材の一部分を示す斜視図
【図6】(I)は図1に示すウェーブワッシャの正面図、(II)は側面図
【図7】この発明に係る電磁式ローラクラッチの第2の実施形態を示す断面図
【図8】図7のハ−ハ線に沿った断面図
【図9】従来の電磁式ローラクラッチを示す縦断正面図
【図10】図9のニ−ニ線に沿った断面図
【符号の説明】
1 外方部材
2 円筒面
4 内方部材
6 カム面
7 保持器
8 ポケット
9 ローラ
10 規制機構(規制手段)
13 スイッチばね(第1の弾性部材)
18 アーマチュア
22 電磁石
25 ロータ(摩擦部材)
27 ウェーブワッシャ(第2の弾性部材)
28 支持プレート
30 外方部材
31 内方部材
32 円筒面
33 カム面
34 保持器
34a ポケット
35 ローラ
36 スイッチばね(第1の弾性部材)
39 電磁石
40 ロータ
42 アーマチュア
43 ウェーブワッシャ(第2の弾性部材)
44 摩擦抵抗付与面

Claims (5)

  1. 外方部材の内周と、その内側に組込まれた内方部材の外周の一方に円筒面を設け、他方にその円筒面との間で周方向の両端に至るに従って間隔が狭くなる楔形空間を形成するカム面を設け、外方部材と内方部材の間に組込まれた保持器には上記カム面と対向する位置にポケットを形成し、そのポケット内に、前記保持器とカム面を有する側の部材の相対回転によってカム面と円筒面に係合するローラを収納し、前記保持器とカム面を有する側の部材の相互間に、ローラがカム面および円筒面に対して非係合の中立位置に保持器を保持する第1の弾性部材を組込み、前記保持器の一端面側に設けられたアーマチュアを保持器に対して回り止めし、かつ軸方向に移動自在に支持し、前記外方部材と内方部材の間に、円筒面を有する側の部材に固定された摩擦部材を有し、その摩擦部材に前記アーマチュアを吸着させる電磁石を組込んだ電磁式ローラクラッチにおいて、前記アーマチュアを摩擦部材から離反する方向に押圧すると共に、そのアーマチュアを介して保持器を軸方向に押圧する第2の弾性部材を設け、前記カム面を有する側の部材にはその第2の弾性部材から保持器に付与される軸方向の押圧力を受けて保持器に回転抵抗を付与する摩擦抵抗付与面を設け、その摩擦抵抗付与面と保持器間の摩擦係数をアーマチュアと第2の弾性部材間の摩擦係数より大きくしたことを特徴とする電磁式ローラクラッチ。
  2. 前記第2の弾性部材を摩擦部材とアーマチュアとの間に設けた請求項1に記載の電磁式ローラクラッチ。
  3. 前記摩擦抵抗付与面が環状の支持プレートから成る請求項1又は2に記載の電磁式ローラクラッチ。
  4. 前記支持プレートが非金属材料から成る請求項に記載の電磁式ローラクラッチ。
  5. 前記非金属材料がエラストマから成る請求項に記載の電磁式ローラクラッチ。
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