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JP4159182B2 - Resin composition for profile extrusion molding - Google Patents

Resin composition for profile extrusion molding Download PDF

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JP4159182B2
JP4159182B2 JP15133699A JP15133699A JP4159182B2 JP 4159182 B2 JP4159182 B2 JP 4159182B2 JP 15133699 A JP15133699 A JP 15133699A JP 15133699 A JP15133699 A JP 15133699A JP 4159182 B2 JP4159182 B2 JP 4159182B2
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友紀 山口
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  • Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、木質系材料に代表されるリグノセルロース系又はセルロース系物質を含有するポリオレフィン系樹脂組成物、詳しくは異型押出成形の際に、成形物の角の部分(以下、エッジと称す。)の「ささくれ」が防止された、成形加工性に優れた樹脂組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、木質系材料をポリオレフィン等の熱可塑性樹脂に配合することが検討されてはいる。しかしながら親水性の木質系材料を直接疎水性のポリオレフィンに配合した場合、木質系材料の親和性が低いことから、樹脂組成物の熱流動性が低下して成形加工性が低下したり、場合によっては機械強度が低下するという問題があった。
【0003】
このような問題点を解決して、木質系材料とポリオレフィンとの親和性を向上させる方法として、例えば、変性ポリオレフィン樹脂を相溶化剤として添加する方法(特開平1−51451号公報、特開昭56−167743号公報)や、木質系材料に化学処理を施して熱可塑性樹脂に対する親和性を付与する方法(特公平1−59302号公報)等が提案されている。
【0004】
更に、熱可塑性樹脂としてポリプロピレン系樹脂を使用する場合には有機過酸化物を配合してその熱流動性を改良すること(特公昭62−5186号公報、特公平1−22297号公報、特公平5−60502号公報等)も提案されている。これらの方法によって、木質系材料を代表とするリグノセルロース系又はセルロース系物質を含有するポリオレフィン系樹脂組成物を成形加工することがある程度可能となった。
【0005】
しかしながら、同一断面形状で複雑な形状のものを作ることを目的とする異型押出成形に、上記樹脂組成物を適用した場合には、ポリオレフィン系樹脂組成物の溶融張力が不足しているため、エッジのアール(R)が小さいと、その部分で樹脂切れを起こして「ささくれ」が発生し易いという問題があった。したがって、エッジのアール(R)の小さい金型や、複雑な金型での成形を避けてエッジのない丸棒を成形するか、エッジのアール(R)の大きな成形デザインにするしかなかった。そして、そのような傾向はリグノセルロース系又はセルロース系物質の含有率が高いほど顕著であった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上述した問題を解決して、リグノセルロース系又はセルロース系物質の含有率が高い場合であっても、エッジが「ささくれ」を起こすことなく異型押出成形が可能なポリオレフィン系樹脂組成物を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明者等は、鋭意検討を重ねた結果、リグノセルロース系又はセルロース系物質(A)とポリオレフィン系樹脂(B)からなる組成物に、更に、特定割合のポリテトラフルオロエチレン(C)及びアルキル(メタ)アクリレート系ポリマー(D)を配合した場合上述した問題点が解決できることを見いだし本発明に到った。
【0008】
すなわち、本発明は次の異型押出成形用樹脂組成物である。
(1)リグノセルロース系又はセルロース系物質(A)とポリオレフィン系樹脂(B)からなる樹脂組成物であって、該樹脂組成物がポリテトラフルオロエチレン(C)を0.1〜1.5wt%、及びアルキル(メタ)アクリレート系ポリマー(D)を0.05〜4.5wt%含有していることを特徴とする異型押出成形用樹脂組成物。
(2)リグノセルロース系又はセルロース系物質(A)の含有率が20重量%以上であることを特徴とする(1)記載の異型押出成形用樹脂組成物。
(3)リグノセルロース系又はセルロース系物質(A)がエステル化されたリグノセルロース系又はセルロース系物質(A’)であることを特徴とする(1)又は(2)記載の異型押出成形用樹脂組成物。
(4)エステル化されたリグノセルロース系又はセルロース系物質(A’)が、木粉に無水マレイン酸を付加エステル化したマレイン化木粉であることを特徴とする(3)記載の異型押出成形用樹脂組成物。
(5)ポリオレフィン系樹脂( B が、メルトフローレートが0.1〜200g/10分(ASTM D1238、温度230℃、荷重2.16kg)のポリプロピレンとメルトフローレートが0.01〜200g/10分(ASTM D1238、温度190℃、荷重2.16kg)のポリエチレンの混合物であることを特徴とする(1)ないし(4)のいずれかに記載の異型押出成形用樹脂組成物。
【0009】
【実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
本発明の異型押出成形用樹脂組成物は、リグノセルロース系又はセルロース系物質(以下、木質系材料と称す。)(A)とポリオレフィン系樹脂(B)からなる樹脂組成物に、ポリテトラフルオロエチレン(C)及びアルキル(メタ)アクリレート系ポリマー(D)を含有させることを最大の特徴とするものである。
ここで、ポリテトラフルオロエチレン(C)とは、テトラフルオロエチレンを主成分とする単量体を公知の方法で重合することにより得られるものであり、テトラフルオロエチレンの単独重合体、或いはポリテトラフルオロエチレンの特性を損なわない範囲で、共重合成分として、ヘキサフルオロプロピレン、フルオロアルキルエチレン、パーフルオロアルキルビニルエーテル等の含フッ素オレフィンや、パーフルオロアルキル(メタ)アクリレート等の含フッ素アルキル(メタ)アクリレートを共重合させた共重合体が挙げられる。この場合の、共重合成分の含量は、テトラフルオロエチレンに対して10重量%以下であることが好ましい。
【0010】
また、ポリテトラフルオロエチレン(C)の添加量は0.1〜1.5wt%、好ましくは0.2〜1.0wt%である。この添加量が0.1wt%未満ではその効果が十分発揮されないので好ましくなく、1.5wt%を超えるとコストアップの要因となり好ましくない。
【0011】
一方、アルキル(メタ)アクリレート系ポリマー(D)とは、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、ドデシル(メタ)アクリレート、トリドデシル(メタ)アクリレート等のアルキル(メタ)アクリレートの単独重合体、或いはこれらのアルキル(メタ)アクリレートと共重合可能な単量体との共重合体を意味している。アルキル(メタ)アクリレートと共重合可能な単量体としては、スチレン等のスチレン系単量体;アクリロニトリル等のシアン化ビニル系単量体;ビニルメチルエーテル等のビニルエーテル系単量体;酢酸ビニル等のカルボン酸ビニル系単量体;エチレン、プロピレン等のオレフィン系単量体;ブタジエン、イソプレン等のジエン系単量体等が挙げられる。
【0012】
特に、本発明においては、アルキル(メタ)アクリレート系ポリマー(D)として、炭素数5〜30のアルキル(メタ)アクリレートと、炭素数1〜4のアルキル(メタ)アクリレートの共重合体が好ましく、例えば、ドデシルメタクリレートとメチルメタクリレートの共重合体が好ましく使用できる。アルキル(メタ)アクリレート系ポリマー(D)の添加量は、0.05〜4.5wt%、好ましくは0.5〜3.0wt%である。この添加量が0.05wt%未満では、ポリテトラフルオロエチレン(C)を十分均一に分散させることができないので好ましくなく、4.5wt%を超えるとコストアップの要因となり好ましくない。
【0013】
また、このアルキル(メタ)アクリレート系ポリマー(D)とポリテトラフルオロエチレン(C)の配合割合は、(D)/(C)の重量比で0.2以上が好ましく、1.0以上がより好ましい。(D)/(C)の重量比が0.2未満ではポリテトラフルオロエチレン(C)の分散性が低下する恐れがある。
【0014】
このような、ポリテトラフルオロエチレン(C)及びアルキル(メタ)アクリレート系ポリマー(D)の添加方法については特に制限はなく、例えば、ポリテトラフルオロエチレン(C)とアルキル(メタ)アクリレート系ポリマー(D)を混合したもの、或いはポリテトラフルオロエチレン(C)及びアルキル(メタ)アクリレート系ポリマー(D)を混合分散した液中でさらにエチレン性不飽和結合を有する単量体を重合したもの、さらにポリオレフィン(C)と同様のものを用いてマスターバッチとしたものを成形加工時に添加するか、或いは予めポリオレフィン系樹脂組成物のマスターバッチを製造する際に添加することができる。
【0015】
さて、本発明においては、上述したポリテトラフルオロエチレン(C)及びアルキル(メタ)アクリレート系ポリマー(D)を、木質系材料(A)とポリオレフィン系樹脂(B)からなる樹脂組成物に含有させるのである。ここで、木質系材料(A)としては、リグノセルロース、セルロース又はこれらの誘導体を含む物質であって、従来から樹脂の充填剤として使用されているものが制限なく使用できる。例えば、木粉、木質パルプやパーティクルボードの研磨時に発生するサンダー粉のように木材工業における工業廃棄物としての木質材や未利用の木質材から得られる木質系材料を使用することもできる。さらに、これらを尿素、炭酸ナトリウム等で木酸(レプリン酸、酢酸、ギ酸等)を中和処理したものを使用することもできる。特に、本発明おいては木質系材料(A)として、エステル化されたリグノセルロース系又はセルロース系物質(A’)(以下、エステル化木質系材料と称す。)を使用するのが好ましい。このエステル化木質系材料(A’)は、上述した木質系材料(A)中に存在する水酸基に、多塩基酸無水物がエステル基を介して化学的に結合したものであり、未処理の木質系材料に比べてポリオレフィン系樹脂等の熱可塑性樹脂に対する優れた親和性を有している。なお、多塩基酸無水物としては、例えば、無水マレイン酸、無水フタル酸、無水コハク酸、無水テトラヒドロフタル酸、無水ヘキサヒドロフタル酸、無水イタコン酸、無水アジピン酸が挙げられる。特に、多塩基酸無水物として無水マレイン酸を用いたマレイン化木粉を使用するのが好ましい。エステル化によって木質系材料中に導入される多塩基酸無水物の割合は木質系材料に対して、概ね0.5〜20wt%、好ましくは1.0〜10wt%である。
また、木質系材料(A)の樹脂組成物中の含有率は、20重量%以上、特に30重量%以上とするのが好ましい。
【0016】
また、ポリオレフィン系樹脂(B)は、炭素数2〜20のα−オレフィンの単独重合体又は共重合体である。ポリオレフィン系樹脂(B)としては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテン、ポリ4−メチル−1−ペンテンなどのα−オレフィンの単独重合体やエチレン・プロピレン共重合体、エチレン・α−オレフィン共重合体、プロピレン・α−オレフィン共重合体等のα−オレフィンの共重合体が挙げられ、これらを1種単独で或いは2種以上を任意の混合比で混合して使用することもできる。特に、本発明の樹脂組成物が異型押出成形に使用する関係上、ポリオレフィン系樹脂(B)がポリプロピレンの場合は、ASTM D1238(JIS K7210)で規定される230℃、2.16kg荷重におけるメルトフローレート(MFR)が0.1〜200g/10分のもの、好ましくは0.1〜5g/10分のものが、ポリエチレンの場合は、ASTM D1238(JIS K7210)で規定される190℃、2.16kg荷重におけるメルトフローレート(MFR)が0.01〜200g/10分のもの、好ましくは0.01〜0.5g/10分のものを使用するのが良い。特に、本発明においてはポリプロピレンとポリエチレンの混合物を使用するのが好ましく、その好ましい混合比は重量比でポリプロピレン:ポリエチレン=30〜80:70〜20の範囲である。
【0017】
本発明においては、上記木質系材料(A)とポリオレフィン系樹脂(B)とからなる樹脂組成物であれば特に制限なく使用できるが、樹脂組成物自体が異型押出成形性に優れたものを使用するのが最も効果的である。
好ましい、樹脂組成物としては、例えば、木質系材料(A)、ポリオレフィン系樹脂(B)に、更に、有機過酸化物と変性ポリオレフィンを添加して加熱混練したポリオレフィン系樹脂組成物が挙げられる。なお、この場合の加熱混練条件は150〜260℃、好ましくは170〜230℃で10秒〜30分、好ましくは30秒〜5分であり、これらの配合割合は(A)と(B)の合計量に対して有機過酸化物が0〜1wt%、好ましくは0.008〜0.1wt%、変性ポリオレフィンが0.1〜10wt%、好ましくは0.5〜8wt%である。
【0018】
また、他の好ましい一例としては、木質系材料(A)、ポリオレフィン系樹脂(B)に、更に、有機過酸化物と多塩基酸無水物を添加して加熱混練したものが挙げられる。この場合、これらを同時に配合して加熱混練することももちろん可能であるが、予め木質系材料(A)と多塩基酸無水物とを加熱混練してエステル化木質系材料(A’)となした後、ポリオレフィン系樹脂(B)及び有機過酸化物を配合して加熱混練したものを使用することが好ましい。(A’)を得るための加熱混練条件は、120〜260℃、好ましくは140〜230℃で10秒〜30分、好ましくは30秒〜10分であり、(A’)、(B)及び有機過酸化物を加熱混練する条件は150〜260℃、好ましくは170〜230℃で10秒〜30分、好ましくは30秒〜5分である。また、これらの配合割合は、(A)と(B)の合計量に対して有機過酸化物が0〜1重量%、好ましくは0.008〜0.1重量%、多塩基酸無水物が0.5〜20wt%、好ましくは0.5〜15wt%である。
【0019】
更に、本発明で使用するポリオレフィン系樹脂組成物は必要に応じて無機系の充填剤、例えばタルク、炭酸カルシウム、マイカ、ガラス繊維等、あるいは有機系の充填剤、例えばポリエステル、ポリアミド繊維等、その他に難燃剤、安定剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、可塑剤等の各種添加剤や染料、顔料等の着色剤などの他の成分を添加することももちろん可能である。更に、その他の公知の滑剤、加工助剤、及び発泡剤を併用することももちろん可能である。
【0020】
本発明の樹脂組成物は、通常の異型押出成形機を用いて成形加工することにより各種成形体とすることができる。なお、得られる成形体の利用分野は特に制限されず、従来から熱可塑性樹脂が用いられている多くの分野に使用することができるが、電気部品、工業用部品、建築用材料等の分野に好適に利用でき、中でも住宅部材、建築材料、家電製品に特に好適に利用できる。
【0021】
【作用】
ポリテトラフルオロエチレン(C)とアルキル(メタ)アクリレート系ポリマー(D)が木質系材料(A)とポリオレフィン系樹脂(B)からなる樹脂組成物の成形加工時におけるエッジの「ささくれ」を防止する機構については明らかではないが、ポリテトラフルオロエチレン(C)が高結晶性で分子間力が低いためわずかの応力で繊維化して、異型押出成形時の樹脂切れを防止する機能を有しており、またアルキル(メタ)アクリレート系ポリマー(D)は、ポリテトラフルオロエチレン(C)とポリオレフィン系樹脂(B)との相溶性を改善して、ポリテトラフルオロエチレン(C)をポリオレフィン系樹脂(B)中に均一に分散させるので、木質系材料(A)とポリオレフィン系樹脂(B)からなる樹脂組成物を異型押出成形した時、ダイとの摩擦で成形物がささくれるのを防止する働きをするものと考えられる。
【0022】
【実施例】
次に本発明の実施例について説明する。使用した原材料、評価方法は以下の通りである。
<木質系材料(A)>
木粉(ドイツ国レッテンマイヤー社製、商品名:リグノセルS150TR)を使用した。以下木粉と称す。
エステル化木質系材料(A’):木粉(ドイツ国レッテンマイヤー社製、商品名:リグノセルS150TR)と無水マレイン酸とを連続ニーダーに供給して150℃で8分加熱混練して、エステル化木質系材料(以下MA木粉と称す。)を得た。エステル化により導入された無水マレイン酸の付加量は木粉に対して1.5wt%であった。
<ポリオレフィン系樹脂(B)>
ポリプロピレン(ホモポリプロピレン、MFR=0.5g/10分、比重=0.9)を使用した。以下、PPと称す。
ポリエチレン(高密度ポリエチレン、MFR=0.03g/10分、比重=0.95)を使用した。以下、PEと称す。
なお、メルトフローレート(MFR)はポリプロピレンにおいては温度230℃、荷重2.16kg、ポリエチレンにおいては温度190℃、荷重2.16kgの条件でASTM D1238に従って測定した結果である。
<有機過酸化物>
1,3−ビス(t−ブチルペルオキシイソプロピル)ベンゼンを使用した。以下、POと称す。
<ポリテトラフルオロエチレン(C)>
ポリテトラフルオロエチレン(商品名:ルブロンL−5、ダイキン製)を使用した。以下、PTFEと称す。
<アルキル(メタ)アクリレート系ポリマー(D)>
ドデシルメタクリレートとメチルメタクリレートが重量比で1:1の共重合体を使用した。以下、AMAと称す。
【0023】
<成形性評価のための測定方法>
木質系材料(A)、ポリオレフィン系樹脂(B)及び有機過酸化物を連続ニーダーで180℃、3分加熱混練した後、株式会社ホーライ製シートペレタイザーを用いて4mm角のペレットとした。次いで、得られたペレットにポリテトラフルオロエチレン(C)及びアルキル(メタ)アクリレート系ポリマー(D)をドライブレンドして、東洋精機(株)製ラボプラストミルの押出機(L/D=25、スクリュー径=20mm、フルフライト、圧縮比=2.0)に供給し、当該押出機に取り付けたASTM D2230 記載のASTM ExtrusionDie No.1、Garvey Type(以下ガーベダイと略す)より異型押出成形して、成形品のエッジの状態を観察した。なお、異型押出成形条件は、回転速度30rpm、設定温度が、C1=170℃、C2=180℃、C3=185℃、D=180℃であった。
エッジの外観は、エッジP、エッジN、エッジSの各々について下記の基準に従った。
○:ささくれが見られない
△:ささくれが少し見られる
×:ささくれが著しく見られる
【0024】
実施例1〜7、比較例1〜3
表1に示す配合割合の樹脂組成物について異型押出成形して、異型押出成形性を評価した。結果を同じく表1に示す。
【0025】
【表1】

Figure 0004159182
【0026】
表1からも明らかなように、本発明に係る樹脂組成物は優れた異型押出成形性を示した。特に、木質系材料(A’)の含有率が50wt%と極めて高い(実施例4〜7)にも拘わらず、アール(R)の小さいエッジPの成形性も改善されている。更に、ポリフルオロエチレン(C)の添加量が0.8wt%のもの(実施例7)においては優れた成形性を示した。一方、ポリフルオロエチレン(C)とアルキル(メタ)アクリレート系ポリマー(D)を添加しない場合は、木質系材料(A’)の含有率が30wt%のもの(比較例1)であってもエッジに「ささくれ」が目立ち、50wt%のもの(比較例2)では成形加工そのものが困難であった。
更にまた、ポリフルオロエチレン(C)のみを添加して、アルキル(メタ)アクリレート系ポリマー(D)を添加しなかった場合(比較例3)は、成形性の改善効果が全く見られなかった。
【0027】
【発明の効果】
本発明の樹脂組成物は、木質系材料(A)とポリオレフィン系樹脂(B)とからなる樹脂組成物の木質系材料(A)の配合割合を高くしてもエッジの「ささくれ」が大幅に改善され、エッジのアール(R)が小さい複雑な金型を用いても、金型通りのきれいな成形が可能となった。したがって、木質系材料(A)の配合割合が高い、すなわち優れた木質感を有する多種多様な成形品を提供するすることが可能となった。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a polyolefin-based resin composition containing a lignocellulosic material or a cellulosic material typified by a wood-based material, specifically, a corner portion of a molded product (hereinafter referred to as an edge) during profile extrusion molding. In other words, the present invention relates to a resin composition excellent in molding processability, in which the “sour creasing” is prevented.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, it has been studied to blend a wood-based material into a thermoplastic resin such as polyolefin. However, when a hydrophilic wood-based material is directly blended with a hydrophobic polyolefin, the affinity of the wood-based material is low, so the heat fluidity of the resin composition is lowered and the molding processability is lowered. Has a problem that the mechanical strength is lowered.
[0003]
As a method for solving such problems and improving the affinity between the wood-based material and the polyolefin, for example, a method of adding a modified polyolefin resin as a compatibilizing agent (JP-A-1-51451, JP-A-Sho) No. 56-167743) and a method of imparting affinity to a thermoplastic resin by applying chemical treatment to a wood-based material (Japanese Patent Publication No. 1-59302).
[0004]
Furthermore, when a polypropylene resin is used as the thermoplastic resin, an organic peroxide is added to improve the thermal fluidity (Japanese Examined Patent Publication No. 62-5186, Japanese Examined Patent Publication No. 1-222297, Japanese Examined Patent Publication). No. 5-60502, etc.) have also been proposed. These methods have made it possible to some extent to mold and process a polyolefin resin composition containing a lignocellulosic material or a cellulosic material typified by a woody material.
[0005]
However, when the above resin composition is applied to the profile extrusion for the purpose of producing a complicated shape with the same cross-sectional shape, the melt tension of the polyolefin resin composition is insufficient. When the R (R) is small, there is a problem that the resin is cut at that portion, and “sagure” is likely to occur. Therefore, there has been no choice but to mold a mold having a small edge radius (R), a round bar without an edge while avoiding molding with a complicated mold, or a molding design having a large edge radius (R). And such a tendency was so remarkable that the content rate of a lignocellulose type | system | group or a cellulosic substance was high.
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
The present invention solves the above-described problems, and even when the content of lignocellulosic or cellulosic material is high, a polyolefin-based resin composition that can be profile-extruded without causing “swelling” at the edges The purpose is to provide.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
As a result of intensive studies, the present inventors have further added a specific proportion of polytetrafluoroethylene (C) and alkyl to a composition comprising a lignocellulose-based or cellulose-based material (A) and a polyolefin-based resin (B). When the (meth) acrylate-based polymer (D) is blended, the inventors have found that the above-mentioned problems can be solved and have arrived at the present invention.
[0008]
That is, this invention is the following resin composition for profile extrusion molding.
(1) A resin composition comprising a lignocellulosic or cellulose material (A) and a polyolefin resin (B), wherein the resin composition contains 0.1 to 1.5 wt% of polytetrafluoroethylene (C). And 0.05 to 4.5 wt% of an alkyl (meth) acrylate polymer (D), and a resin composition for profile extrusion molding.
(2) The resin composition for profile extrusion molding according to (1), wherein the content of the lignocellulose-based or cellulose-based substance (A) is 20% by weight or more.
(3) The resin for profile extrusion molding according to (1) or (2), wherein the lignocellulose-based or cellulose-based material (A) is an esterified lignocellulose-based or cellulose-based material (A ′) Composition.
(4) The profile extrusion molding according to (3), wherein the esterified lignocellulosic or cellulosic substance (A ′) is maleated wood flour in which maleic anhydride is added and esterified to wood flour. Resin composition.
(5) Polyolefin resin ( B ) has a melt flow rate of 0.1 to 200 g / 10 min (ASTM D1238, temperature 230 ° C., load 2.16 kg) and a melt flow rate of 0.01 to 200 g / 10. The resin composition for profile extrusion molding according to any one of (1) to (4), which is a mixture of polyethylene (ASTM D1238, temperature 190 ° C., load 2.16 kg).
[0009]
Embodiment
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail.
The resin composition for profile extrusion molding of the present invention comprises a resin composition comprising a lignocellulose-based or cellulose-based material (hereinafter referred to as a wood-based material) (A) and a polyolefin-based resin (B), and polytetrafluoroethylene. The greatest feature is to contain (C) and an alkyl (meth) acrylate polymer (D).
Here, polytetrafluoroethylene (C) is obtained by polymerizing a monomer having tetrafluoroethylene as a main component by a known method, and is a tetrafluoroethylene homopolymer or polytetrafluoroethylene (C). Fluoro-containing olefins such as hexafluoropropylene, fluoroalkylethylene and perfluoroalkyl vinyl ether, and fluorinated alkyl (meth) acrylates such as perfluoroalkyl (meth) acrylate as copolymerization components, as long as the properties of fluoroethylene are not impaired And a copolymer obtained by copolymerizing. In this case, the content of the copolymer component is preferably 10% by weight or less with respect to tetrafluoroethylene.
[0010]
Moreover, the addition amount of polytetrafluoroethylene (C) is 0.1-1.5 wt%, Preferably it is 0.2-1.0 wt%. If the addition amount is less than 0.1 wt%, the effect is not sufficiently exhibited, which is not preferable. If the addition amount exceeds 1.5 wt%, the cost increases, which is not preferable.
[0011]
On the other hand, the alkyl (meth) acrylate polymer (D) is methyl (meth) acrylate, ethyl (meth) acrylate, cyclohexyl (meth) acrylate, 2-ethylhexyl (meth) acrylate, dodecyl (meth) acrylate, tridodecyl (meth) ) A homopolymer of alkyl (meth) acrylate such as acrylate, or a copolymer of a monomer copolymerizable with these alkyl (meth) acrylate. Monomers copolymerizable with alkyl (meth) acrylates include styrene monomers such as styrene; vinyl cyanide monomers such as acrylonitrile; vinyl ether monomers such as vinyl methyl ether; vinyl acetate and the like And olefin monomers such as ethylene and propylene; and diene monomers such as butadiene and isoprene.
[0012]
In particular, in the present invention, the alkyl (meth) acrylate polymer (D) is preferably a copolymer of an alkyl (meth) acrylate having 5 to 30 carbon atoms and an alkyl (meth) acrylate having 1 to 4 carbon atoms, For example, a copolymer of dodecyl methacrylate and methyl methacrylate can be preferably used. The addition amount of the alkyl (meth) acrylate polymer (D) is 0.05 to 4.5 wt%, preferably 0.5 to 3.0 wt%. If the addition amount is less than 0.05 wt%, polytetrafluoroethylene (C) cannot be dispersed sufficiently uniformly, which is not preferable. If the addition amount exceeds 4.5 wt%, the cost increases, which is not preferable.
[0013]
The blending ratio of the alkyl (meth) acrylate polymer (D) and the polytetrafluoroethylene (C) is preferably 0.2 or more and more preferably 1.0 or more in terms of the weight ratio of (D) / (C). preferable. If the weight ratio of (D) / (C) is less than 0.2, the dispersibility of polytetrafluoroethylene (C) may be lowered.
[0014]
There are no particular restrictions on the method of adding polytetrafluoroethylene (C) and alkyl (meth) acrylate polymer (D). For example, polytetrafluoroethylene (C) and alkyl (meth) acrylate polymer ( D) or a polymer obtained by polymerizing a monomer having an ethylenically unsaturated bond in a liquid in which polytetrafluoroethylene (C) and an alkyl (meth) acrylate polymer (D) are mixed and dispersed, What was made into the masterbatch using the thing similar to polyolefin (C) can be added at the time of a shaping | molding process, or can be added when manufacturing the masterbatch of a polyolefin-type resin composition previously.
[0015]
In the present invention, the above-mentioned polytetrafluoroethylene (C) and alkyl (meth) acrylate polymer (D) are contained in a resin composition comprising a wood material (A) and a polyolefin resin (B). It is. Here, as the wood-based material (A), a substance containing lignocellulose, cellulose or a derivative thereof, which has been conventionally used as a resin filler, can be used without limitation. For example, a woody material obtained from a woody material or an unused woody material as an industrial waste in the wood industry, such as a wood powder, a wood pulp or a sander powder generated at the time of polishing a particle board, can also be used. Furthermore, those obtained by neutralizing wood acid (repric acid, acetic acid, formic acid, etc.) with urea, sodium carbonate or the like can also be used. In particular, in the present invention, it is preferable to use an esterified lignocellulosic or cellulose material (A ′) (hereinafter referred to as an esterified woody material) as the woody material (A). This esterified wood-based material (A ′) is a material in which a polybasic acid anhydride is chemically bonded to a hydroxyl group present in the above-described wood-based material (A) via an ester group. Compared to wood-based materials, it has an excellent affinity for thermoplastic resins such as polyolefin resins. Examples of the polybasic acid anhydride include maleic anhydride, phthalic anhydride, succinic anhydride, tetrahydrophthalic anhydride, hexahydrophthalic anhydride, itaconic anhydride, and adipic anhydride. In particular, it is preferable to use maleated wood flour using maleic anhydride as the polybasic acid anhydride. The ratio of the polybasic acid anhydride introduced into the woody material by esterification is generally 0.5 to 20 wt%, preferably 1.0 to 10 wt% with respect to the woody material.
The content of the woody material (A) in the resin composition is preferably 20% by weight or more, particularly preferably 30% by weight or more.
[0016]
The polyolefin resin (B) is a homopolymer or copolymer of an α-olefin having 2 to 20 carbon atoms. Examples of the polyolefin resin (B) include homopolymers of α-olefins such as polyethylene, polypropylene, polybutene, and poly-4-methyl-1-pentene, ethylene / propylene copolymers, and ethylene / α-olefin copolymers. And α-olefin copolymers such as propylene / α-olefin copolymer, and these may be used alone or in admixture of two or more at any mixing ratio. In particular, because the resin composition of the present invention is used for profile extrusion, when the polyolefin resin (B) is polypropylene, the melt flow at 230 ° C. and 2.16 kg load defined by ASTM D1238 (JIS K7210). When the rate (MFR) is 0.1 to 200 g / 10 min, preferably 0.1 to 5 g / 10 min, and polyethylene is 190 ° C. as defined in ASTM D1238 (JIS K7210), A melt flow rate (MFR) at a load of 16 kg is 0.01 to 200 g / 10 min, preferably 0.01 to 0.5 g / 10 min. In particular, in the present invention, it is preferable to use a mixture of polypropylene and polyethylene, and a preferable mixing ratio is in a range of polypropylene: polyethylene = 30-80: 70-20 by weight.
[0017]
In the present invention, any resin composition comprising the wood-based material (A) and the polyolefin-based resin (B) can be used without particular limitation, but the resin composition itself has excellent profile extrusion moldability. It is most effective to do.
Preferable resin compositions include, for example, polyolefin resin compositions obtained by adding an organic peroxide and a modified polyolefin to a woody material (A) and a polyolefin resin (B) and kneading with heating. In this case, the heating and kneading conditions are 150 to 260 ° C., preferably 170 to 230 ° C. for 10 seconds to 30 minutes, preferably 30 seconds to 5 minutes. The blending ratios of (A) and (B) The organic peroxide is 0 to 1 wt%, preferably 0.008 to 0.1 wt%, and the modified polyolefin is 0.1 to 10 wt%, preferably 0.5 to 8 wt%, based on the total amount.
[0018]
As another preferred example, a material obtained by adding an organic peroxide and a polybasic acid anhydride to a wood-based material (A) and a polyolefin-based resin (B) and kneading with heating may be mentioned. In this case, it is of course possible to blend these at the same time and heat-knead. However, the wood-based material (A) and the polybasic acid anhydride are previously heat-kneaded to obtain the esterified wood-based material (A ′). Then, it is preferable to use what knead | mixed and heat-kneaded polyolefin resin (B) and an organic peroxide. The heating and kneading conditions for obtaining (A ′) are 120 to 260 ° C., preferably 140 to 230 ° C. for 10 seconds to 30 minutes, preferably 30 seconds to 10 minutes, and (A ′), (B) and The conditions for heat-kneading the organic peroxide are 150 to 260 ° C., preferably 170 to 230 ° C. for 10 seconds to 30 minutes, preferably 30 seconds to 5 minutes. The blending ratio of the organic peroxide is 0 to 1% by weight, preferably 0.008 to 0.1% by weight, and the polybasic acid anhydride is based on the total amount of (A) and (B). 0.5 to 20 wt%, preferably 0.5 to 15 wt%.
[0019]
Further, the polyolefin resin composition used in the present invention may be an inorganic filler such as talc, calcium carbonate, mica, glass fiber, etc., as required, or an organic filler such as polyester, polyamide fiber, etc. It is of course possible to add other components such as various additives such as flame retardants, stabilizers, ultraviolet absorbers, antioxidants, plasticizers, and colorants such as dyes and pigments. Furthermore, it is of course possible to use other known lubricants, processing aids, and foaming agents in combination.
[0020]
The resin composition of the present invention can be formed into various molded products by molding using a normal profile extrusion molding machine. The field of use of the resulting molded body is not particularly limited and can be used in many fields where thermoplastic resins have been used in the past, but in fields such as electrical parts, industrial parts, and building materials. It can be used suitably, and it can be particularly suitably used for housing members, building materials, and home appliances.
[0021]
[Action]
Polytetrafluoroethylene (C) and alkyl (meth) acrylate-based polymer (D) prevent edge “breaking” during molding of resin composition comprising wood-based material (A) and polyolefin-based resin (B) The mechanism is not clear, but because polytetrafluoroethylene (C) is highly crystalline and has low intermolecular force, it has the function of forming a fiber with a slight stress and preventing resin breakage during profile extrusion. In addition, the alkyl (meth) acrylate polymer (D) improves the compatibility between the polytetrafluoroethylene (C) and the polyolefin resin (B), and the polytetrafluoroethylene (C) is converted into a polyolefin resin (B). ), When the resin composition comprising the wood material (A) and the polyolefin resin (B) is subjected to profile extrusion molding, Moldings by friction and b are considered to act to prevent the split finely.
[0022]
【Example】
Next, examples of the present invention will be described. The raw materials used and the evaluation methods are as follows.
<Wooden material (A)>
Wood flour (manufactured by Rettenmeier, Germany, trade name: Lignocell S150TR) was used. Hereinafter referred to as wood flour.
Esterified wood-based material (A ′): Wood flour (manufactured by Rettenmeier, Germany, trade name: Lignocell S150TR) and maleic anhydride are fed to a continuous kneader and heated and kneaded at 150 ° C. for 8 minutes for esterification. A wood-based material (hereinafter referred to as MA wood flour) was obtained. The addition amount of maleic anhydride introduced by esterification was 1.5 wt% with respect to the wood flour.
<Polyolefin resin (B)>
Polypropylene (homopolypropylene, MFR = 0.5 g / 10 min, specific gravity = 0.9) was used. Hereinafter referred to as PP.
Polyethylene (high density polyethylene, MFR = 0.03 g / 10 min, specific gravity = 0.95) was used. Hereinafter referred to as PE.
The melt flow rate (MFR) is a result of measurement according to ASTM D1238 under conditions of a temperature of 230 ° C. and a load of 2.16 kg for polypropylene and a temperature of 190 ° C. and a load of 2.16 kg for polyethylene.
<Organic peroxide>
1,3-bis (t-butylperoxyisopropyl) benzene was used. Hereinafter referred to as PO.
<Polytetrafluoroethylene (C)>
Polytetrafluoroethylene (trade name: Lubron L-5, manufactured by Daikin) was used. Hereinafter, it is referred to as PTFE.
<Alkyl (meth) acrylate polymer (D)>
A copolymer of dodecyl methacrylate and methyl methacrylate in a weight ratio of 1: 1 was used. Hereinafter referred to as AMA.
[0023]
<Measurement method for moldability evaluation>
The wood material (A), polyolefin resin (B) and organic peroxide were kneaded by heating at 180 ° C. for 3 minutes with a continuous kneader, and then made into 4 mm square pellets using a sheet pelletizer manufactured by Horai Co., Ltd. Next, polytetrafluoroethylene (C) and alkyl (meth) acrylate polymer (D) were dry blended into the obtained pellets, and an extruder (L / D = 25, manufactured by Toyo Seiki Co., Ltd.) Screw diameter = 20 mm, full flight, compression ratio = 2.0) and attached to the extruder, ASTM Extension Die No. described in ASTM D2230. 1. Atypical extrusion was performed from Garvey Type (hereinafter abbreviated as “garbe die”), and the state of the edge of the molded product was observed. The profile extrusion molding conditions were such that the rotational speed was 30 rpm, and the set temperatures were C1 = 170 ° C., C2 = 180 ° C., C3 = 185 ° C., D = 180 ° C.
The appearance of the edge conformed to the following criteria for each of the edge P, edge N, and edge S.
○: No sideburns are seen Δ: Some sideburns are seen x: Sideburns are noticeable [0024]
Examples 1-7, Comparative Examples 1-3
The resin composition having the blending ratio shown in Table 1 was subjected to profile extrusion molding to evaluate profile extrusion moldability. The results are also shown in Table 1.
[0025]
[Table 1]
Figure 0004159182
[0026]
As is clear from Table 1, the resin composition according to the present invention exhibited excellent profile extrusion moldability. In particular, in spite of the extremely high content of the wood-based material (A ′) of 50 wt% (Examples 4 to 7), the formability of the edge P having a small radius (R) is also improved. Furthermore, when the addition amount of polyfluoroethylene (C) was 0.8 wt% (Example 7), excellent moldability was exhibited. On the other hand, when polyfluoroethylene (C) and alkyl (meth) acrylate polymer (D) are not added, even if the content of the wood material (A ′) is 30 wt% (Comparative Example 1), the edge In the case of 50% by weight (Comparative Example 2), the molding process itself was difficult.
Furthermore, when only the polyfluoroethylene (C) was added and the alkyl (meth) acrylate polymer (D) was not added (Comparative Example 3), no improvement effect on moldability was observed.
[0027]
【The invention's effect】
In the resin composition of the present invention, even when the blending ratio of the wood-based material (A) of the resin composition comprising the wood-based material (A) and the polyolefin resin (B) is increased, the edge “sacrifice” is greatly increased Even if a complicated mold having a small edge radius (R) is used, clean molding as per the mold is possible. Therefore, it becomes possible to provide a wide variety of molded products having a high blending ratio of the wood-based material (A), that is, having an excellent wood texture.

Claims (5)

リグノセルロース系又はセルロース系物質(A)とポリオレフィン系樹脂(B)からなる樹脂組成物であって、該樹脂組成物がポリテトラフルオロエチレン(C)を0.1〜1.5wt%、及びアルキル(メタ)アクリレート系ポリマー(D)を0.05〜4.5wt%含有していることを特徴とする異型押出成形用樹脂組成物。A resin composition comprising a lignocellulosic or cellulosic material (A) and a polyolefin resin (B), wherein the resin composition comprises 0.1 to 1.5 wt% of polytetrafluoroethylene (C), and alkyl A resin composition for profile extrusion molding, comprising 0.05 to 4.5 wt% of a (meth) acrylate polymer (D). リグノセルロース系又はセルロース系物質(A)の含有率が20重量%以上であることを特徴とする請求項1記載の異型押出成形用樹脂組成物。The resin composition for profile extrusion molding according to claim 1, wherein the content of the lignocellulosic or cellulosic substance (A) is 20% by weight or more. リグノセルロース系又はセルロース系物質(A)がエステル化されたリグノセルロース系又はセルロース系物質(A’)であることを特徴とする請求項1又は2記載の異型押出成形用樹脂組成物。The resin composition for profile extrusion molding according to claim 1 or 2, wherein the lignocellulose-based or cellulose-based substance (A) is an esterified lignocellulose-based or cellulose-based substance (A '). エステル化されたリグノセルロース系又はセルロース系物質(A’)が、木粉に無水マレイン酸を付加エステル化したマレイン化木粉であることを特徴とする請求項3記載の異型押出成形用樹脂組成物。4. The resin composition for profile extrusion molding according to claim 3, wherein the esterified lignocellulosic material or cellulosic material (A ′) is maleated wood flour obtained by addition-esterifying maleic anhydride to wood flour. object. ポリオレフィン系樹脂( B が、メルトフローレートが0.1〜200g/10分(ASTM D1238、温度230℃、荷重2.16kg)のポリプロピレンとメルトフローレートが0.01〜200g/10分(ASTMD1238、温度190℃、荷重2.16kg)のポリエチレンの混合物であることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の異型押出成形用樹脂組成物。 Polyolefin resin ( B ) has a melt flow rate of 0.1 to 200 g / 10 min (ASTM D1238, temperature 230 ° C., load 2.16 kg) and a melt flow rate of 0.01 to 200 g / 10 min (ASTM D1238). The resin composition for profile extrusion molding according to any one of claims 1 to 4, which is a mixture of polyethylene having a temperature of 190 ° C and a load of 2.16 kg.
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