JP4158475B2 - Apparatus and method for exhaust gas purification of internal combustion engine - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、排気通路に三元触媒を備える内燃機関の排気浄化装置及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、内燃機関から排出される排気ガスを清浄化するため、空燃比を理論空燃比(ストイキ)となるようにフィードバック制御すると共に、HC,COの酸化と、NOxの還元とを行う三元触媒を排気通路に配置したシステムが広く実用化されている。三元触媒は、空燃比リッチ状態に晒されることで浄化処理能力の低下(一時劣化)が起こり、排気悪化を招くこととなる。そこで特許文献1では、空燃比リーン化運転を所定時間行うことで三元触媒の一時劣化回復処理を行い、その直後に通常運転へ戻す制御を行っていた。
【0003】
【特許文献1】
特許第2996084号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ここで空燃比リーン化運転は、三元触媒に酸素を供給することで、三元触媒の一時劣化を回復させることができる。しかし、空燃比リーン化運転を行っている間、NOxの排出量が増大するため、空燃比リーン化運転は必要最小限で行う必要がある。
【0005】
また、空燃比リーン化運転により、三元触媒がその酸素ストレージ能力の上限に達するまで酸素をストレージしてしまい、空燃比リーン運転から通常運転に戻しても、三元触媒はNOxの還元ができない状態であるため、NOxの排出量の増大を招く。
本発明はこのような問題に鑑み、空燃比リーン化運転を行って三元触媒の一時劣化を回復させると共に、蓄積された酸素を吐出させて、NOxの還元が可能な雰囲気を作り、且つNOxの排出量を最小限にするよう空燃比の切り替えを適切に行うことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
そのため本発明では、三元触媒の一時劣化を回復させるタイミングで、内燃機関の空燃比リーン化運転を行い、この空燃比リーン化運転にて三元触媒下流での空燃比が所定空燃比よりもリーンになったときに、空燃比リーン化運転から空燃比リッチ化運転へ切り替え、空燃比リッチ化運転にて三元触媒下流での空燃比変化がリーン方向からリッチ方向へ反転したときに、空燃比リッチ化運転から通常運転へ戻す構成とする。
【0007】
【発明の効果】
本発明によれば、空燃比リーン化運転により三元触媒の一時劣化を回復させると共に、空燃比リッチ化運転により三元触媒をNOxの還元可能な状態にし、通常運転によりNOxの排出量を最小限に抑えることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づき本発明の実施形態を説明する。
図1は、内燃機関の排気浄化装置の構成図である。
エンジン1の吸気通路2には、吸入空気量を制御する電制スロットル弁3が設けられている。
【0009】
吸気通路2の電制スロットル弁3下流の吸気マニホールド・ブランチ部には、各気筒に燃料噴射弁4が設けられている。これらの燃料噴射弁4は、各気筒の燃焼室内に直接臨ませて配置してもよい。
エンジン1の排気通路5には、排気浄化装置として、排気マニホールド直下に位置させてプリ触媒6を配置し、また、車両床下に位置させてリア触媒7を配置してある。プリ触媒6及びリア触媒7は、いずれも排気空燃比がストイキ近傍のときに、排気中のHC,COを酸化すると同時にNOxを還元可能な三元触媒である。
【0010】
電制スロットル弁3及び燃料噴射弁4の作動は、エンジンコントロールユニット(ECU)10により制御され、かかる制御のため、ECU10には、アクセル開度センサ11、クランク角センサ12、エアフロメータ13、第1〜第3空燃比センサ14〜16、走行距離計17などから信号が入力されている。
アクセル開度センサ11は、アクセルペダルの踏み込み量(アクセル開度)APOに応じた信号を出力する。
【0011】
クランク角センサ12は、エンジン回転に同期してクランク角信号を出力するもので、この信号によりエンジン回転速度Neを検出可能である。
エアフロメータ13は、吸気通路2の電制スロットル弁3上流に設けられ、吸入空気量Qaに応じた信号を出力する。
走行距離計17は、車両の累積走行距離に応じた信号を出力する。
【0012】
第1〜第3空燃比センサ14〜16は、排気通路5のプリ触媒6上流、プリ触媒6下流、リア触媒7下流にそれぞれ設けられ、排気空燃比に応じた信号を出力する。なお、第1〜第3空燃比センサ14〜16は、いわゆる広域型の空燃比センサであってもよいし、リッチ・リーン反転型の酸素センサであってもよい。
ECU10では、アクセル開度APO及びエンジン回転速度Neに基づいて要求エンジントルクに対応する要求燃料量を定め、この要求燃料量と目標空燃比とから要求空気量を定め、この要求空気量を実現するよう電制スロットル弁3の開度TVOを制御する。
【0013】
また、エアフロメータ13により検出される実際の吸入空気量Qaに基づき、ストイキ相当の基本燃料噴射量TP=K×Qa/Ne(Kは定数)を定め、これを次式のように、目標空燃比に対応する目標当量比TFBYAより補正し、または空燃比フィードバック補正係数LAMBDAにより補正して、最終的な燃料噴射量TIを算出する。
【0014】
TI=TP×TFBYA×LAMBDA
ここで目標当量比TFBYAは、ストイキを14.7とすると次式のように表せる。
TFBYA=14.7/目標空燃比
フィードバック補正係数LAMBDAは、目標空燃比がストイキであるときに、第1空燃比センサ14の信号に基づいて増減制御されるが、第2空燃比センサ15の信号に基づいて補正がなされる。ここで三元触媒は、HC,COの酸化と、NOxの還元とを行うが、三元触媒にストレージされる酸素の存在によりNOxの還元に比べHC,COの酸化の方が容易であることから、第2空燃比センサ15の信号に基づく補正は、排気空燃比が多少リッチ気味となるように行う。
【0015】
このため、リア触媒7では、リッチ気味の空燃比に晒されることが多く、これが一時劣化の原因となる。
すなわち、三元触媒がストイキよりリッチな空燃比で高温の排気雰囲気に晒されると、三元触媒中の貴金属成分(例えば、パラジウム)が還元され、酸化パラジウムから金属パラジウムとなり(メタル化)、三元触媒の浄化処理能力の低下、すなわち一時劣化が起こる。三元触媒の一時劣化は、燃料中の硫黄成分が三元触媒基材へ蓄積されることで促進される(硫黄被毒)。
【0016】
一時劣化が進行すると排気悪化が起こるため、一時劣化を回復させる目的で三元触媒に流入する排気空燃比をリーンに制御することが必要である。そして、三元触媒の一時劣化は、通常運転において連続的に進行していくため、定期的な回復処理の必要がある。さらに、三元触媒の一時劣化回復処理の空燃比リーン化運転が適切な空燃比で行われない場合には、NOxが排出されてしまうため、空燃比を検出してリーン化を制御する必要がある。さらに、空燃比リーン化運転している間、三元触媒の酸素ストレージ能力の上限まで達するため、還元性能が低下し、通常運転に戻した直後にNOxを浄化できずに排出してしまうため、リーン化運転後の空燃比を適切な状態とする、すなわち一時的にストレージされた酸素を消費する為のリッチ化運転を行う必要がある。
【0017】
そこで、上述した構成を備える内燃機関の排気浄化装置について、ECU10が行う一時劣化回復制御を図2及び図3を用いて説明する。
図2は、一時劣化回復制御を示すフローチャートである。図3は、一時劣化回復制御のタイミングチャートである。これらの制御はエンジン1の運転中に行われる。
【0018】
ステップ1(図にはS1と示す、以下同様)では、リア触媒7の下流に設置された第3空燃比センサ16の出力に基づき、後述する空燃比が所定空燃比以上リッチ状態である間、すなわち、図3において第3空燃比センサ16の出力に基づいて検出される空燃比RO2SVが第2の所定空燃比VSLL2以上(RO2SV≧VSLL2)である間、次式により燃料噴射量カウンター値TPCNTのカウントアップを行う。
【0019】
TPCNT=TPCNT(−1)+TP
すなわち、前述の基本燃料噴射量TPを燃料噴射量カウンター値の前回値TPCNT(−1)に加えて、燃料噴射量カウンター値(一時劣化推定量)TPCNTを算出する。
リア触媒7の一時劣化の主要因と考えられる前述のメタル化や硫黄被毒は、燃料噴射量の累積値に相関して生じるため、燃料噴射量に基づいて一時劣化の程度が推定できる。このため、一時劣化量を推定するためのカウンター値TPCNTは、燃料噴射量に基づく、燃料噴射量カウンターとしている。あるいは、燃料噴射量の代わりに、吸入空気量や車両走行距離をカウンターのパラメータとして用いることでも一時劣化を推定することが可能である。
【0020】
ステップ2では、燃料噴射量カウンター値TPCNTがカウンター所定値TPSLL以上(TPCNT≧TPSLL)であるか否かを判断する。なお、この所定値TPSLLは、定常走行や燃料カット制御の入らない条件で走行した場合に、エミッションの悪化が起こらない範囲でかつ一時劣化回復制御が頻繁に行われて、かえって排気浄化性能が悪化することのないよう実験などにより求めた値を設定する。これは、後述する一時劣化回復制御中に行われるリーン化運転及びリッチ化運転中は、特にプリ触媒6内の空燃比が浄化可能範囲を外れることとなり、エミッション悪化の可能性があるため、一時劣化回復制御は、できるだけ少ない回数に(かつ短時間に)抑えることが望ましい為である。カウンター値TPCNTが所定値TPSLL未満(TPCNT<TPSLL)である場合には、ステップ3へ進む。一方、所定値TPSLL以上(TPCNT≧TPSLL)の場合である場合には、後述するステップ6へ進む。
【0021】
ステップ3では、第3空燃比センサ16の出力に基づく空燃比RO2SVが第2の所定空燃比VSLL2よりリーン(RO2SV<VSLL2)となったか否かを判断する。空燃比RO2SVが第2の所定空燃比VSLL2よりリーン(RO2SV<VSLL2)の場合には、ステップ4へ進む。一方、第2の所定空燃比VSLL2以上リッチ(RO2SV≧VSLL2)である場合には、ステップ1へ戻る。
【0022】
なお、第2の所定空燃比VSLL2は、所定の空燃比の範囲内において定められている。これは、第2の所定空燃比VSLL2をストイキより大きくリッチ側に設定すると一時劣化の推定精度が低下することになり、一時劣化回復制御の十分な効果が得られなくなる一方、リーン側に設定し過ぎると、一時劣化回復制御が頻繁に行われることになって、かえってエミッションを悪化させる可能性があるのと、リーン化制御の際、リア触媒7が酸素ストレージ能力範囲(浄化可能範囲)の上限に達し易くなり、リーン化制御を止めた直後にNOxを浄化できないまま排出してしまう恐れがあるためである。このため、第2の所定空燃比VSLL2は、NOx排出量の抑制と一時劣化回復との効果が十分に得られることを要し、実験などにより最適値を設定することが望ましい。なお、実験などによって得られるVSLL2の最適値は、少なくともストイキよりもリーンとなることはなく、ストイキ又はそのリッチ側の値となる。
【0023】
ステップ4は、第3空燃比センサ16の検出する空燃比RO2SVが第2の所定空燃比VSLL2よりリーン(RO2SV<VSLL2)となった場合であり、リア触媒7の一時劣化が回復したと判断し、燃料噴射量カウンター値TPCNTをリセットする(図3のA点参照)。このような例は、減速時等の燃料カット条件が満たされて燃料カットが行われた場合等が当てはまる。なお、図3において、燃料カットが開始された時点と、第3空燃比センサ16の出力RO2SVの低下時点との間に時間差があるのは、燃料噴射弁4と第3空燃比センサ16との配設位置による影響を受けるのに加えて、触媒の酸素ストレージ能力によって、触媒下流の空燃比センサにリーン雰囲気が到達するのが遅れるためである。
【0024】
ステップ5では、第3空燃比センサ16の出力に基づく空燃比RO2SVが第2の所定空燃比VSLL2以上リッチ(RO2SV≧VSLL2)であるか否かを判断する。空燃比RO2SVが第2の所定空燃比VSLL2よりリーン(RO2SV<VSLL2)の場合には、ステップ4へ戻り、燃料噴射量カウンター値TPCNTを0にリセットする。一方、第2の所定空燃比VSLL2以上(RO2SV≧VSLL2)の場合には、再度ステップ1で燃料噴射量カウンター値TPCNTをカウントアップする(図3のB点参照)。
【0025】
また、ステップ2において燃料噴射量カウンター値TPCNTがカウンター所定値TPSLL以上(TPCNT≧TPSLL)であり、ステップ6へ進む場合について説明する。
ステップ6では、燃料噴射量カウンター値TPCNTをリセットする(図3のC点参照)。そして、リア触媒7の燃料噴射量カウンター値TPCNTがカウンター所定値TPSLLを超えたタイミングで、リア触媒7の一時劣化を回復させるため、目標当量比TFBYAを低下する運転、すなわち空燃比リーン化運転(第1の制御)を行う。
【0026】
ステップ7では、目標当量比TFBYAをストイキよりもリーン側の所定目標当量比KLに設定し、これに基づいて燃料噴射弁4を制御して、空燃比リーン化運転を開始する(図3のC点参照)。
ここで空燃比リーン化運転は、ストイキより大きくリーン側で行われる場合、リア触媒7の酸素ストレージ能力を超えた後も、リーン空燃比が長引き易くなり、リーン空燃比が解消されるまでの間、NOxを浄化できなくなる。一方で、リーンの程度(シフト量)が少な過ぎると、特にプリ触媒6内の浄化可能範囲を外れる時間が長くなり、エミッション悪化の可能性を生じる。このため、実験などにより最適なリーン側所定目標当量比KLを設定することが望ましい。
【0027】
ステップ8では、第3空燃比センサ16の出力に基づく空燃比RO2SVが第1の所定空燃比VSLLよりリーン(RO2SV<VSLL)であるか否かを判断する。VSLLの値は、高く設定しすぎると、一時劣化回復制御におけるリーン化(後述)時間が短くなり過ぎると共に、リッチ化(後述)時間が長くなり過ぎ、又、低く設定し過ぎれば、逆の結果を生じることになるので、最適な値を実験などによって求めて設定される。なお、第1の所定空燃比VSLLと第2の所定空燃比VSLL2とは、別個に設定してもよいが、同じ値であってもよく、VSLL,VSLL2それぞれに前述の点を考慮した上で、図3では同じ値として制御を簡素化した例を示している。
【0028】
そして、空燃比RO2SVが所定空燃比VSLLよりリーン(RO2SV<VSLL)の場合には、ステップ9へ進む。一方、所定空燃比VSLL以上(RO2SV≧VSLL)の場合には、ステップ6へ戻り、空燃比リーン化運転(目標当量比TFBYA=KL)を継続する(図3のC点〜D点参照)。
ステップ9では、目標当量比TFBYAをリッチ側の所定目標当量比KRにし、燃料噴射弁4の燃料噴射量を増量して、瞬時にリッチ化運転を行う制御(第2の制御)を開始する(図3のD点参照)。
【0029】
ここで、空燃比リッチ化運転は、ストイキより大きくリッチ側で行われる場合、リア触媒7が排気中のHC、COを酸化できなくなり、エミッションが悪化してしまう。一方、リッチの程度(シフト量)が少な過ぎると、プリ触媒6内の浄化可能範囲を外れる時間が長くなり、エミッション悪化の可能性を生じる。このため、実験などにより最適なリッチ側所定目標当量比KRを設定することが望ましい。
【0030】
ステップ10では、第3空燃比センサ16に基づく空燃比RO2SVが前回空燃比RO2SV(−1)よりリッチ(RO2SV>RO2SV(−1))であるか否かを判断する。これは、空燃比RO2SVが前回空燃比RO2SV(−1)より大きくなる時(RO2SV>RO2SV(−1))、すなわち空燃比のリーン方向からリッチ方向へ反転する切り替え時を判断するためである。このステップでは、空燃比反転切り替えの検出を目的とするので、空燃比変化の傾きが(負又は正の)所定値を上回ったことで切り替えを判断しても良い。空燃比RO2SVが前回空燃比RO2SV(−1)よりリッチ(RO2SV>RO2SV(−1))の場合(図3のE点参照)には、ステップ11へ進む。一方、前回空燃比RO2SV(−1)以上(RO2SV≦RO2SV(−1))の場合には、ステップ9へ戻り、空燃比リッチ化運転(TFBYA=KR)を継続する(図3のD点〜E点参照)。
【0031】
ステップ11では、目標当量比TFBYAを通常の目標当量比KSに設定し、これに基づいて燃料噴射弁4を制御して、通常運転を開始する(第3の制御)。これにより、空燃比リッチ運転(TFBYA=KR)から通常運転(TFBYA=KS)へ切り替える(図3のE点参照)。なお、通常運転時の目標当量比TFBYAは、通常運転時にNOx排出量を最小とするため、第3空燃比センサ16に基づく目標当量比がストイキより若干リッチの状態(TFBYA=KS)であるよう空燃比のフィードバック制御を行う。
【0032】
ステップ12では、第3空燃比センサ16の出力に基づく空燃比RO2SVが所定空燃比VSLL以上(RO2SV≧VSLL)であるか否かを判断する。所定空燃比VSLLよりリーン(RO2SV<VSLL)である場合はステップ11へ戻り、通常運転(TFBYA=KS)を継続する。一方、所定空燃比VSLL以上である場合(図3のF点参照)には、再度ステップ1へ戻る。
【0033】
ここで、これまでに述べてきた目標当量比TFBYAのシフト量が小さい場合には、トルク段差など運転性の悪化を最小にできるが、触媒内の空燃比の切り替わりが遅く、リア触媒7通過後の空燃比RO2SVがリーンまたはリッチとなる頃には、プリ触媒6内の空燃比は浄化可能範囲から大きく外れるためエミッションが悪化する恐れがある。一方、目標当量比TFBYAのシフト量が大きい場合には、触媒内空燃比の切り替わりが早く、その制御時間を短くすることができ、エミッションの悪化を抑えることができるが、トルク段差などの運転性の悪化に影響を及ぼしてしまう。従って、これらの点を考慮して、実験などによりエミッション及び運転性が悪化しない最大のシフト量を適切に設定することが望ましい。
【0034】
本実施形態によれば、排気通路5にリア触媒7を備え、その下流に設けられた第3空燃比センサ16と、リア触媒7の一時劣化を回復させるタイミングで、エンジン1の空燃比リーン化運転(TFBYA=KL)を行う第1の制御手段(ステップ7)、第3空燃比センサ16による第1の所定空燃比の検出に基づき(ステップ8)、空燃比リーン化運転(TFBYA=KL)から空燃比リッチ化運転(TFBYA=KR)へ切り替える第2の制御手段(ステップ9)、及び第3空燃比センサ16による空燃比RO2SVのリーン方向からリッチ方向への切り替え検出に基づき(ステップ10)、空燃比リッチ化運転(TFBYA=KR)から通常運転(TFBYA=KS)へ戻す第3の制御手段(ステップ11)を備えるリア触媒一時劣化回復制御手段と、を含んで構成される。このため、空燃比リーン化運転(TFBYA=KL)によりリア触媒7の一時劣化を適切に回復させることができ、空燃比リーン化運転(TFBYA=KR)によりリア触媒7をNOxの還元可能な状態にでき、通常運転(TFBYA=KS)によりエミッション(HC、CO、NOx)の排出量の悪化を低減させることができる。
【0035】
また本実施形態によれば、リア触媒一時劣化回復制御手段は、リア触媒7の一時劣化を推定する一時劣化推定手段(ステップ1)を備え、この推定手段が推定する一時劣化推定量TPCNTが所定量TPSLLを超えたときに、第1の制御手段による空燃比リーン化運転(TFBYA=KL)を開始する(ステップ7)。このため、一時劣化推定量TPCNTに基づいて、適切なタイミングで空燃比リーン化運転(TFBYA=KL)を行うことができ、リア触媒7の一時劣化を適切に回復させることができる。
【0036】
また本実施形態によれば、一時劣化推定手段(ステップ1)は、第3空燃比センサ16による空燃比RO2SVが第2の所定空燃比VSLL2以上リッチである場合(ステップ5,12)に、一時劣化を推定するためのカウント値TPCNTをカウントするものであり、一時劣化の所定量TPSLLは、第2の所定空燃比VSLL2以上リッチである場合の所定カウント値とする。このため、第3空燃比センサ16の出力による空燃比RO2SVの所定範囲内で第2の所定空燃比VSLL2を設定でき、この空燃比VSLL2に基づいて一時劣化量TPCNTの推定を行うことができる。
【0037】
また本実施形態によれば、第2の所定空燃比VSLL2は、第1の所定空燃比VSLLと同じであるので、制御を簡素化できる。
また本実施形態によれば、カウント値TPCNTは、第3空燃比センサ16による空燃比RO2SVが第2の所定空燃比VSLL2(VSLL)よりもリーンである場合(ステップ3)にリセットされる(ステップ4)。このため、第3空燃比センサ16による空燃比RO2SVと第2の所定空燃比VSLL2(VSLL)とから燃料噴射量のカウント値(一時劣化推定量)TPCNTの許容上限への到達を正しく判断することができる。
【0038】
また本実施形態によれば、カウント値TPCNTは、一時劣化を燃料噴射量に基づいて推定する。このため、触媒のメタル化や硫黄被毒を主要因にすると考えられる一時劣化を、これらの主要因に相関する燃料噴射量(あるいは、吸入空気量、走行距離)の累積値を用いて推定することになるから、リア触媒7の一時劣化を精度良く推定できる。
【0039】
また本実施形態によれば、第3の制御手段(ステップ11)による通常運転は、リア触媒7通過後の空燃比RO2SVがストイキより若干リッチの状態(TFBYA=KS)で行う。このため、通常運転時(TFBYA=KS)においてNOx排出量を最小とすることができる。
また本実施形態によれば、エンジン1は、リア触媒7上流にプリ触媒6を備え、第3の制御手段(ステップ11)による通常運転は、リア触媒7通過後の空燃比RO2SVがストイキより若干リッチの状態(TFBYA=KS)で行う。このため、触媒が複数個の場合であっても、一時劣化を適切に回復させることができる。
【0040】
また本実施形態によれば、排気通路5に設けられたリア触媒7下流にて空燃比RO2SVを検出する一方、リア触媒7の一時劣化を回復させるタイミングで、エンジン1の空燃比リーン化運転(TFBYA=KL)を行い(ステップ7)、所定空燃比VSLLの検出に基づき(ステップ8)、空燃比リーン化運転(TFBYA=KL)から空燃比リッチ化運転(TFBYA=KR)へ切り替え(ステップ9)、空燃比RO2SVのリーン方向からリッチ方向への切り替え検出に基づき(ステップ10)、空燃比リッチ化運転(TFBYA=KR)から通常運転(TFBYA=KS)へ戻す(ステップ11)。このため、空燃比リーン化運転(TFBYA=KL)によりリア触媒7の一時劣化を適切に回復させることができ、リッチ化運転(TFBYA=KR)により三元触媒をNOxの還元可能な状態にでき、通常運転(TFBYA=KS)によりエミッション(HC、CO、NOx)の排出量の悪化を低減させることができる。
【0041】
なお、図1においては三元触媒が2つの場合について説明したが、1つの三元触媒を配置する場合にも、その下流側に配設した空燃比センサを利用して本願発明の適用が可能である。このため、システム構成が簡素化する。
また、触媒6,7は、HCトラップ機能を有してもよい。この場合には、HCの排出量を減少させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】内燃機関の排気浄化装置の構成図
【図2】一時劣化回復制御を示すフローチャート
【図3】一時劣化回復制御のタイミングチャート
【符号の説明】
1 エンジン
2 吸気通路
3 電制スロットル弁
4 燃料噴射弁
5 排気通路
6 プリ触媒
7 リア触媒
10 ECU
11 アクセル開度センサ
12 クランク角センサ
13 エアフロメータ
14 第1空燃比センサ
15 第2空燃比センサ
16 第3空燃比センサ
17 走行距離計[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an exhaust purification device and method for an internal combustion engine having a three-way catalyst in an exhaust passage.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, in order to purify exhaust gas discharged from an internal combustion engine, a three-way catalyst that performs feedback control so that the air-fuel ratio becomes a stoichiometric air-fuel ratio (stoichiometric), and also performs oxidation of HC and CO and reduction of NOx A system in which is disposed in the exhaust passage has been widely put into practical use. When the three-way catalyst is exposed to the air-fuel ratio rich state, the purification processing capacity is reduced (temporary deterioration), and exhaust deterioration is caused. Therefore, in
[0003]
[Patent Document 1]
Japanese Patent No. 2996084 [0004]
[Problems to be solved by the invention]
Here, the air-fuel ratio leaning operation can recover the temporary deterioration of the three-way catalyst by supplying oxygen to the three-way catalyst. However, during the air-fuel ratio leaning operation, the NOx emission amount increases, so the air-fuel ratio leaning operation needs to be performed at the minimum necessary.
[0005]
Further, the air-fuel ratio leaning operation stores oxygen until the three-way catalyst reaches the upper limit of its oxygen storage capacity, and even if the air-fuel ratio lean operation is returned to the normal operation, the three-way catalyst cannot reduce NOx. Since this is a state, the amount of NOx emission increases.
In view of such problems, the present invention performs an air-fuel ratio leaning operation to recover the temporary deterioration of the three-way catalyst, discharge the accumulated oxygen, create an atmosphere in which NOx can be reduced, and NOx The purpose is to switch the air-fuel ratio appropriately so as to minimize the amount of exhaust gas discharged.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
Therefore, in the present invention, the air-fuel ratio leaning operation of the internal combustion engine is performed at a timing to recover the temporary deterioration of the three-way catalyst, and the air-fuel ratio downstream of the three-way catalyst in this air-fuel ratio leaning operation is higher than the predetermined air-fuel ratio. When lean , the air-fuel ratio leaning operation is switched to the air-fuel ratio enriching operation, and when the air-fuel ratio change downstream of the three-way catalyst in the air-fuel ratio enrichment operation is reversed from the lean direction to the rich direction, It is configured to return from the fuel ratio enrichment operation to the normal operation.
[0007]
【The invention's effect】
According to the present invention, the temporary deterioration of the three-way catalyst is recovered by the air-fuel ratio leaning operation, the three-way catalyst is made in a state capable of reducing NOx by the air-fuel ratio enrichment operation, and the NOx emission amount is minimized by the normal operation. To the limit.
[0008]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
FIG. 1 is a configuration diagram of an exhaust purification device for an internal combustion engine.
An
[0009]
A
In the
[0010]
The operation of the
The
[0011]
The
The
The
[0012]
The first to third air-
The
[0013]
Further, based on the actual intake air amount Qa detected by the
[0014]
TI = TP × TFBYA × LAMBDA
Here, the target equivalent ratio TFBYA can be expressed by the following equation when the stoichiometric ratio is 14.7.
TFBYA = 14.7 / target air-fuel ratio feedback correction coefficient LAMBDA is controlled to increase or decrease based on the signal from the first air-
[0015]
For this reason, the
That is, when the three-way catalyst is exposed to a high-temperature exhaust atmosphere at an air-fuel ratio richer than stoichiometric, the noble metal component (for example, palladium) in the three-way catalyst is reduced, and palladium oxide is converted to metal palladium (metalation). Reduction of the purification capacity of the original catalyst, that is, temporary deterioration occurs. The temporary deterioration of the three-way catalyst is promoted by accumulation of sulfur components in the fuel on the three-way catalyst base (sulfur poisoning).
[0016]
Since exhaust gas deterioration occurs when temporary deterioration progresses, it is necessary to control the exhaust air-fuel ratio flowing into the three-way catalyst to be lean for the purpose of recovering the temporary deterioration. And since the temporary deterioration of the three-way catalyst proceeds continuously in normal operation, it is necessary to periodically recover. Furthermore, if the air-fuel ratio leaning operation for the temporary deterioration recovery process of the three-way catalyst is not performed at an appropriate air-fuel ratio, NOx is exhausted, so it is necessary to control the leaning by detecting the air-fuel ratio. is there. Furthermore, since the upper limit of the oxygen storage capacity of the three-way catalyst is reached during the air-fuel ratio leaning operation, the reduction performance is reduced, and NOx cannot be purified immediately after returning to normal operation, It is necessary to perform an enrichment operation for setting the air-fuel ratio after the lean operation to an appropriate state, that is, for consuming temporarily stored oxygen.
[0017]
Therefore, temporary deterioration recovery control performed by the
FIG. 2 is a flowchart showing temporary deterioration recovery control. FIG. 3 is a timing chart of the temporary deterioration recovery control. These controls are performed while the
[0018]
In step 1 (shown as S1 in the figure, the same applies hereinafter), based on the output of the third air-
[0019]
TPCNT = TPCNT (-1) + TP
That is, the basic fuel injection amount TP is added to the previous value TPCNT (−1) of the fuel injection amount counter value to calculate the fuel injection amount counter value (temporary deterioration estimated amount) TPCNT.
The metallization and sulfur poisoning, which are considered to be the main causes of the temporary deterioration of the
[0020]
In
[0021]
In
[0022]
The second predetermined air-fuel ratio VSLL2 is determined within a predetermined air-fuel ratio range. This is because if the second predetermined air-fuel ratio VSLL2 is set larger than the stoichiometric value to the rich side, the estimation accuracy of the temporary deterioration is lowered, and the sufficient effect of the temporary deterioration recovery control cannot be obtained, while it is set to the lean side. If excessively, the temporary deterioration recovery control is frequently performed, which may worsen the emission, and the lean catalyst has an upper limit of the oxygen storage capacity range (purifying range) during the lean control. This is because NOx may be discharged without being purified immediately after the lean control is stopped. For this reason, the second predetermined air-fuel ratio VSLL2 needs to sufficiently obtain the effects of suppressing the NOx emission amount and recovering from the temporary deterioration, and is desirably set to an optimum value through experiments or the like. Note that the optimum value of VSLL2 obtained through experiments or the like does not become leaner than at least stoichiometric, and is a stoichiometric or rich value.
[0023]
[0024]
In
[0025]
Further, the case where the fuel injection amount counter value TPCNT is equal to or greater than the counter predetermined value TPSLL (TPCNT ≧ TPSLL) in
In step 6, the fuel injection amount counter value TPCNT is reset (see point C in FIG. 3). Then, at the timing when the fuel injection amount counter value TPCNT of the
[0026]
In
Here, when the air-fuel ratio leaning operation is performed on the lean side larger than the stoichiometry, the lean air-fuel ratio is easily prolonged even after exceeding the oxygen storage capacity of the
[0027]
In step 8, it is determined whether the air-fuel ratio RO2SV based on the output of the third air-
[0028]
If the air-fuel ratio RO2SV is leaner than the predetermined air-fuel ratio VSLL (RO2SV <VSLL), the process proceeds to step 9. On the other hand, when the air-fuel ratio is equal to or higher than the predetermined air-fuel ratio VSLL (RO2SV ≧ VSLL), the routine returns to step 6 and the air-fuel ratio leaning operation (target equivalent ratio TFBYA = KL) is continued (see points C to D in FIG. 3).
In
[0029]
Here, when the air-fuel ratio enrichment operation is performed on the rich side larger than the stoichiometry, the
[0030]
In
[0031]
In
[0032]
In
[0033]
Here, when the shift amount of the target equivalent ratio TFBYA described so far is small, the deterioration of operability such as a torque step can be minimized, but the switching of the air-fuel ratio in the catalyst is slow, and after passing through the
[0034]
According to this embodiment, the
[0035]
Further, according to the present embodiment, the rear catalyst temporary deterioration recovery control means includes temporary deterioration estimation means (step 1) for estimating the temporary deterioration of the
[0036]
Further, according to the present embodiment, the temporary deterioration estimating means (step 1) is temporarily executed when the air-fuel ratio RO2SV by the third air-
[0037]
Further, according to the present embodiment, the second predetermined air-fuel ratio VSLL2 is the same as the first predetermined air-fuel ratio VSLL, so that the control can be simplified.
Further, according to the present embodiment, the count value TPCNT is reset when the air-fuel ratio RO2SV by the third air-
[0038]
Further, according to the present embodiment, the count value TPCNT estimates temporary deterioration based on the fuel injection amount. For this reason, temporary deterioration that is considered to be caused mainly by metallization of the catalyst and sulfur poisoning is estimated by using a cumulative value of the fuel injection amount (or intake air amount, travel distance) correlated with these main factors. Therefore, the temporary deterioration of the
[0039]
According to this embodiment, the normal operation by the third control means (step 11) is performed in a state where the air-fuel ratio RO2SV after passing through the
Further, according to the present embodiment, the
[0040]
Further, according to the present embodiment, the air-fuel ratio RO2SV is detected downstream of the
[0041]
In FIG. 1, the case where there are two three-way catalysts has been described. However, even when one three-way catalyst is arranged, the present invention can be applied using an air-fuel ratio sensor arranged on the downstream side thereof. It is. For this reason, the system configuration is simplified.
Further, the
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a block diagram of an exhaust purification device for an internal combustion engine. FIG. 2 is a flowchart showing temporary deterioration recovery control. FIG. 3 is a timing chart of temporary deterioration recovery control.
1
11
Claims (10)
前記三元触媒下流に設けられた空燃比検出手段と、
前記三元触媒の一時劣化を回復させるタイミングで、前記内燃機関の空燃比リーン化運転を行う第1の制御手段、前記空燃比リーン化運転にて前記空燃比検出手段により検出される空燃比が第1の所定空燃比よりもリーンになったときに、前記空燃比リーン化運転から空燃比リッチ化運転へ切り替える第2の制御手段、及び前記空燃比リッチ化運転にて前記空燃比検出手段により検出される空燃比変化がリーン方向からリッチ方向へ反転したときに、前記空燃比リッチ化運転から通常運転へ戻す第3の制御手段を備える三元触媒一時劣化回復制御手段と、を含んで構成されることを特徴とする内燃機関の排気浄化装置。An exhaust purification device for an internal combustion engine comprising a three-way catalyst in an exhaust passage,
An air-fuel ratio detecting means provided downstream of the three-way catalyst;
The first control means for performing the air-fuel ratio leaning operation of the internal combustion engine at the timing for recovering the temporary deterioration of the three-way catalyst, and the air-fuel ratio detected by the air-fuel ratio detecting means in the air-fuel ratio leaning operation is when it is leaner than the first predetermined air-fuel ratio, a second control means for switching from the air-fuel ratio leaner operation to enriching the air-fuel ratio operation, and by the air-fuel ratio detecting means in the air-fuel ratio rich operation Three-way catalyst temporary deterioration recovery control means comprising third control means for returning from the air-fuel ratio enrichment operation to the normal operation when the detected air-fuel ratio change is reversed from the lean direction to the rich direction. An exhaust emission control device for an internal combustion engine.
前記三元触媒の一時劣化を推定する一時劣化推定手段を備え、
この推定手段が推定する一時劣化が所定量を超えたときに、前記第1の制御手段による空燃比リーン化運転を開始することを特徴とする請求項1記載の内燃機関の排気浄化装置。The three-way catalyst temporary deterioration recovery control means,
Comprising temporary deterioration estimating means for estimating temporary deterioration of the three-way catalyst;
2. The exhaust gas purification apparatus for an internal combustion engine according to claim 1, wherein when the temporary deterioration estimated by the estimating means exceeds a predetermined amount, the air-fuel ratio leaning operation by the first control means is started.
前記一時劣化の所定量は、前記第2の所定空燃比以上リッチである場合の所定カウント値とすることを特徴とする請求項2記載の内燃機関の排気浄化装置。The temporary deterioration estimation means counts the temporary deterioration count value when the air-fuel ratio by the air-fuel ratio detection means is rich beyond a second predetermined air-fuel ratio,
3. The exhaust gas purification apparatus for an internal combustion engine according to claim 2, wherein the predetermined amount of temporary deterioration is a predetermined count value when the engine is richer than the second predetermined air-fuel ratio.
前記第3の制御手段による通常運転は、前記上流側の三元触媒通過後の空燃比がストイキより若干リッチの状態で行うことを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれか1つに記載の内燃機関の排気浄化装置。The internal combustion engine includes another three-way catalyst upstream of the three-way catalyst,
The normal operation by the third control means is performed in a state where the air-fuel ratio after passing through the upstream three-way catalyst is slightly richer than the stoichiometric state. An exhaust gas purification apparatus for an internal combustion engine as described.
前記三元触媒下流にて空燃比を検出する一方、
前記三元触媒の一時劣化を回復させるタイミングで、前記内燃機関の空燃比リーン化運転を行い、
前記空燃比リーン化運転にて前記三元触媒下流での空燃比が所定空燃比よりもリーンになったときに、前記空燃比リーン化運転から空燃比リッチ化運転へ切り替え、
前記空燃比リッチ化運転にて前記三元触媒下流での空燃比変化がリーン方向からリッチ方向へ反転したときに、前記空燃比リッチ化運転から通常運転へ戻すことを特徴とする内燃機関の排気浄化方法。An exhaust purification method for an internal combustion engine having a three-way catalyst in an exhaust passage,
While detecting the air-fuel ratio downstream of the three-way catalyst,
At the timing of recovering the temporary deterioration of the three-way catalyst, the air-fuel ratio leaning operation of the internal combustion engine is performed,
When the air-fuel ratio downstream of the three-way catalyst in the air-fuel ratio leaning operation becomes leaner than a predetermined air-fuel ratio, the air-fuel ratio leaning operation is switched to the air-fuel ratio enriching operation,
The exhaust of the internal combustion engine, wherein when the air-fuel ratio change downstream of the three-way catalyst is reversed from the lean direction to the rich direction in the air-fuel ratio enrichment operation, the air-fuel ratio enrichment operation is returned to the normal operation. Purification method.
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