JP4155023B2 - Electronic camera, image processing method and program - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子カメラ、画像処理方法及びプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近時、銀塩フィルムを使用したカメラに代えて、撮影により画像の電子データを得て半導体メモリに記録させるデジタルスチルカメラ(以下「デジタルカメラ」と称する)が広く一般に普及している。
【0003】
この種のデジタルカメラでは、撮影により得た画像データに対する各種画像処理が比較的容易に行なえることから、色調に関する処理でも、モノクロ調、セピア調の画像を得るものから、ホワイトバランスを意図的に変更設定することで、赤みが強い画像、青みが強い画像等をカラーフィルタなしに得ることができるものもある。
【0004】
また、被写体に応じて上記色調の補正処理を行なうことで、より自然な、あるいはより鮮やかな画像を得ることができるようにした技術も考えられている。(例えば、特許文献1参照。)
【0005】
【特許文献1】
特開2000−069496号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記特許文献1の技術も含めて従来のデジタルカメラはいずれも、そのデジタルカメラを用いて撮影を行なうユーザ自身が例えば「赤い花」「人物の肌」「夕日」「青空」のような被写体に対応した選択操作を行なうことで補正内容を指定することにより、カメラ側がその指定に対応した色調の補正処理を実行するようになる。
【0007】
したがって、ユーザが色調の補正処理内容の選択指定をしなかった場合、あるいは間違った選択指定を行った場合には、当然ながらユーザが所望する色調での画像を得ることができない。
【0008】
本発明は上記のような実情に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、ユーザに必要とされる操作等の手間を極力簡易化しながら、被写体の有する色に対応してより色鮮やかなカラー画像を得ることが可能な電子カメラ、画像処理方法及びプログラムを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、被写体像を画像データとして取込む撮影手段と、この撮影手段で得た画像データに基づいて強調する色成分を決定する決定手段と、この決定手段で決定した色成分に基づいて上記撮影手段で得た画像データを構成する各画素に色強調処理を施す色強調手段と、この色強調手段で色強調処理を施した画像データを記録する記録手段とを具備した電子カメラにおいて、上記決定手段は、画像データ中の最も使用されている色成分の割合と2番目に使用されている色成分の割合の比により色強調の実行の有無を含めて決定することを特徴とする。
【0010】
このような構成とすれば、ユーザに必要とされる操作等の手間を極力簡易化しながら、被写体の有する色に対応してより色鮮やかなカラー画像を得ることが可能となる。更に、最も使用されている色成分の割合と2番目に使用されている色成分の割合の比に応じて色強調の実行の有無を決定するため、過度に色強調を行なうことで不自然な画像となってしまうのを防止できる。
【0011】
請求項2記載の発明は、上記請求項1の発明において、上記決定手段は、該画像データ中の最も使用されている色成分の割合が2番目に使用されている色成分の割合よりも所定の閾値以上多い場合に、色強調処理を実行するように決定することを特徴とする。
【0012】
このような構成とすれば、上記請求項1記載の発明の作用に加えて、ある程度他の色成分よりも突出して多い色成分に関してのみ色強調を行なうことができる。
【0013】
請求項3記載の発明は、上記請求項1記載の発明において、上記決定手段は、画像データを複数のエリアに分割し、分割した個々のエリア毎に強調する色成分を自動決定し、上記色強調手段は、上記決定手段がエリア毎に決定した色成分に基づいてそのエリア内の各画素に色強調処理を施すことを特徴とする。
【0014】
このような構成とすれば、上記請求項1記載の発明の作用に加えて、画像を分割して複数のエリア毎に、使用されている色に対応して色強調を行なうため、例えば「エメラルドグリーンの海と青空と白い砂浜の風景」の画像のように強調したい色が複数ある場合でもそれに対応してより色鮮やかな画像を得ることができる。
【0015】
請求項4記載の発明は、上記請求項1記載の発明において、上記決定手段は、画像データ中を複数のエリアに分割し、分割した複数のエリア中の特定のエリアにより強調する色成分を自動決定することを特徴とする。
【0016】
このような構成とすれば、上記請求項1記載の発明の作用に加えて、特定のエリアを優先して強調する色を決定するため、一般的に多く用いられる構図に対応して被写体の色をより強調して色鮮やかな画像とすることができる。
【0017】
請求項5記載の発明は、上記請求項4記載の発明において、上記特定のエリアは画像データの中央に位置することを特徴とする。
【0018】
このような構成とすれば、上記請求項4記載の発明の作用に加えて、例えば人物のポートレイトなど、特に被写体が中央に位置する一般的な構図の画像で人物像の肌の色など被写体の色をより強調した画像とすることができる。
【0019】
請求項6記載の発明は、上記請求項1記載の発明において、撮影準備状態にある上記撮影手段で得られる画像を表示する表示手段をさらに具備し、上記決定手段は、撮影準備状態にある上記撮影手段で得られる画像から強調する色成分を自動決定し、上記色強調手段は、上記決定手段で決定した色成分に基づいて撮影準備状態にある上記撮影手段で得られた画像に色強調処理を施し、上記表示手段で表示させることを特徴とする。
【0020】
このような構成とすれば、上記請求項1記載の発明の作用に加えて、撮影を実行する前に色強調された画像を視認した上で撮影に移行することができるため、撮影の失敗を回避して確実に意図通りの画像を撮影することができる。
【0021】
請求項7記載の発明は、与えられる画像データに基づいて強調する色成分を決定する決定工程と、この決定工程で決定した色成分に基づいて上記与えられる画像データを構成する各画素に色強調処理を施す色強調工程と、この色強調工程で色強調処理を施した画像データを記録する記録工程とを有した画像処理方法において、上記決定工程は、画像データ中の最も使用されている色成分の割合と2番目に使用されている色成分の割合の比により色強調の実行の有無を含めて決定することを特徴とする。
【0022】
このような方法とすれば、ユーザに必要とされる操作等の手間を極力簡易化しながら、被写体の有する色に対応してより色鮮やかなカラー画像を得ることが可能となる。更に、最も使用されている色成分の割合と2番目に使用されている色成分の割合の比に応じて色強調の実行の有無を決定するため、過度に色強調を行なうことで不自然な画像となってしまうのを防止できる。
【0023】
請求項8記載の発明は、与えられる画像データに基づいて強調する色成分を決定する決定ステップと、この決定ステップで決定した色成分に基づいて上記与えられる画像データを構成する各画素に色強調処理を施す色強調ステップと、この色強調ステップで色強調処理を施した画像データを記録する記録ステップとをコンピュータに実行させるプログラムにおいて、上記決定ステップは、画像データ中の最も使用されている色成分の割合と2番目に使用されている色成分の割合の比により色強調の実行の有無を含めて決定することを特徴とする。
【0024】
このようなプログラム内容とすれば、ユーザに必要とされる操作等の手間を極力簡易化しながら、被写体の有する色に対応してより色鮮やかなカラー画像を得ることが可能となる。更に、最も使用されている色成分の割合と2番目に使用されている色成分の割合の比に応じて色強調の実行の有無を決定するため、過度に色強調を行なうことで不自然な画像となってしまうのを防止できる。
【0025】
【発明の実施の形態】
(第1の実施形態)
以下本発明をデジタルスチルカメラに適用した場合の第1の実施形態について図面を参照して説明する。
【0026】
図1はその外観構成を示すもので、図1(A)が主に前面の、図1(B)が主に背面の構成を示す斜視図である。
【0027】
このデジタルカメラ1は、略矩形の薄板状ボディの前面に、撮影レンズ2、セルフタイマランプ3、光学ファインダ窓4、及びストロボ発光部5を配設し、上面には電源キー6及びシャッタキー7を配する。
【0028】
撮影レンズ2は、薄型のボディに搭載するために例えば単焦点レンズで且つ固定焦点であるものとし、ズーム動作や合焦動作は行なわないものとする。
【0029】
電源キー6は、1回押圧操作する毎に電源をオン/オフするキーであり、シャッタキー7は、撮影モード時にレリーズを指示する一方で、メニュー選択等では設定/実行を指示するキーとしても機能するものとする。
【0030】
また、デジタルカメラ1の背面には、モードスイッチ(SW)8、メニューキー9、十字キー10、光学ファインダ11、ストロボチャージランプ12、及び表示部13を配する。
【0031】
モードスイッチ8は、例えばスライドスイッチにより構成され、撮影モード「R」と再生モード「P」とを切換える。
【0032】
メニューキー9は、各種メニュー選択時に操作する。
【0033】
表示部13は、バックライト付きのカラー液晶パネルで構成されるもので、撮影モード時には電子ファインダとしてモニタ表示を行なう一方で、再生モード時には選択した画像を再生表示する。
【0034】
なお、図示はしないがこのボディ下面には蓋付きのメモリカードスロットが設けられ、このデジタルカメラ1の記録媒体であるメモリカードが着脱自在に装着されるものとする。
【0035】
次いで図2により上記デジタルカメラ1の電子回路構成を説明する。
撮影モードでのモニタリング状態においては、モータ(M)21の駆動により絞り位置が移動される、上記撮影レンズ2を含むレンズ光学系22の撮影光軸後方に配置された撮像素子であるCCD23が、タイミング発生器(TG)24、垂直ドライバ25によって走査駆動され、一定周期毎に結像した光像に対応する光電変換出力を1画面分出力する。
【0036】
この光電変換出力は、アナログ値の信号の状態でRGBの各原色成分毎に適宜ゲイン調整された後に、サンプルホールド回路(S/H)26でサンプルホールドされ、A/D変換器27でデジタルデータに変換され、カラープロセス回路28で画素補間処理及びγ補正処理を含むカラープロセス処理が行なわれて、デジタル値の輝度信号Y及び色差信号Cb,Crが生成され、DMA(Direct Memory Access)コントローラ29に出力される。
【0037】
DMAコントローラ29は、カラープロセス回路28の出力する輝度信号Y及び色差信号Cb,Crを、同じくカラープロセス回路28からの複合同期信号、メモリ書込みイネーブル信号、及びクロック信号を用いて一度DMAコントローラ29内部のバッファに書込み、DRAMインタフェース(I/F)30を介してバッファメモリとして使用されるDRAM31にDMA転送を行なう。
【0038】
制御部32は、CPUと、後述する色強調処理を含むCPUで実行される動作プログラムを固定的に記憶したROM、及びワークメモリとして使用されるRAM等により構成され、このデジタルカメラ1全体の制御動作を司るもので、上記輝度及び色差信号のDRAM31へのDMA転送終了後に、この輝度及び色差信号をDRAMインタフェース30を介してDRAM31より読出し、VRAMコントローラ33を介してVRAM34に書込む。
【0039】
デジタルビデオエンコーダ35は、上記輝度及び色差信号をVRAMコントローラ33を介してVRAM34より定期的に読出し、これらのデータを元にビデオ信号を発生して上記表示部13に出力する。
【0040】
この表示部13は、上述した如く撮影モード時にはモニタ表示部(電子ファインダ)として機能するもので、デジタルビデオエンコーダ35からのビデオ信号に基づいた表示を行なうことで、その時点でVRAMコントローラ33から取込んでいる画像情報に基づく画像をリアルタイムに表示することとなる。
【0041】
このように表示部13にその時点での画像がモニタ画像としてリアルタイムに表示されている状態で、静止画撮影を行ないたいタイミングでキー入力部36を構成する上記シャッタキー7を操作すると、トリガ信号を発生する。
【0042】
制御部32は、このトリガ信号に応じてその時点でCCD23から取込んでいる1画面分の輝度及び色差信号のDRAM31へのDMA転送の終了後、直ちにCCD23からのDRAM31への経路を停止し、記録保存の状態に遷移する。
【0043】
この記録保存の状態では、制御部32がDRAM31に書込まれている1フレーム分の輝度及び色差信号をDRAMインタフェース30を介してY,Cb,Crの各コンポーネント毎に縦8画素×横8画素の基本ブロックと呼称される単位で読出してJPEG(Joint Photograph coding Experts Group)回路37に書込み、このJPEG回路37でADCT(Adaptive Discrete Cosine Transform:適応離散コサイン変換)、エントロピ符号化方式であるハフマン符号化等の処理によりデータ圧縮する。
【0044】
そして、得た符号データを1画像のデータファイルとして該JPEG回路37から読出し、このデジタルカメラ1の記録媒体として着脱自在に装着されるメモリカード内に封入された、不揮発性メモリであるフラッシュメモリ38に書込む。さらにフラッシュメモリ38は上記メモリカードとは別にデジタルカメラ1に内蔵されていてもよい。
【0045】
そして、1フレーム分の輝度及び色差信号の圧縮処理及びフラッシュメモリ38への全圧縮データの書込み終了に伴なって、制御部32はCCD23からDRAM31への経路を再び起動する。
【0046】
上記キー入力部36は、上述した電源キー6、シャッタキー7、モードスイッチ8、メニューキー9、及び十字キー10から構成され、それらのキー操作に伴なう信号は直接制御部32へ送出される。
【0047】
再生モード時には、制御部32がフラッシュメモリ38に記録されている画像データを選択的に読出し、JPEG回路37で画像撮影モード時にデータ圧縮した手順と全く逆の手順で圧縮されている画像データを伸長し、伸長した画像データをVRAMコントローラ33を介してVRAM34に展開して記憶させた上で、このVRAM34より定期的に読出し、これらの画像データを元にビデオ信号を発生して上記表示部13で再生出力させる。
【0048】
次に上記実施の形態の動作について説明する。
なお、ここではキー入力部36のシャッタキー7が2段階のストロークで動作し、一般的に「半押し」と表現されている第1段階の操作状態でAE(自動露光)処理を始めとする撮影の準備を行ない、一般的に「全押し」と表現されている、より強く押圧操作した第2段階の操作状態で撮影を実行するものとする。
【0049】
図3は、基本モードとして撮影モードが選択され、且つメニュー項目からの選択により色強調モードが設定されている状態で、主として制御部32が実行する動作プログラムに基づいた処理内容を示すものである。
【0050】
その処理当初には、CCD23で撮像されている画像をそのままバッファメモリであるDRAM31に逐次保持し、表示部13でモニタ表示するスルー画像表示状態としながら(ステップA01)、キー入力部36のシャッタキー7が半押し操作されたか否かを判断する(ステップA02)、という処理を繰返し実行して、スルー画像表示状態から該シャッタキー7の半押し操作がなされるのを待機する。
【0051】
そして、シャッタキー7が半押し操作された時点でステップA02によりこれを判断し、AE処理を実行して露光値をロックした後に(ステップA03)、さらにキー入力部36のシャッタキー7が全押し操作されたか否かを判断し(ステップA04)、全押し操作されていなければ、まだシャッタキー7の半押し操作状態が維持されていることを確認する(ステップA05)、という処理を繰返し実行することにより、シャッタキー7が全押し操作されるのを待機する。
【0052】
しかして、シャッタキー7の半押し操作状態が解除された場合には、ステップA05でこれを判断して、再び上記ステップA01からの処理に戻る。
【0053】
また、シャッタキー7が全押し操作された場合には上記ステップA04でこれを判断し、撮影を実行する(ステップA06)。
【0054】
この撮影により得た画像データを一旦DRAM31に保持記憶させた上で、そのうちの輝度信号及び色差信号からなる1画素分を選択して読出し(ステップA07)、マトリックス演算によりRGBの原色系のデータに変換してそのうちで最も階調値が高い原色成分RGBのいずれかを選択し、選択した原色成分をカウントするものとしてそのカウント値を「+1」更新設定する(ステップA08)。
【0055】
その後、画像データを構成するすべての画素に関して同様のカウント処理が終了したか否かを判断し(ステップA09)、終了していなければ再び上記ステップA07からの処理に戻る。
【0056】
こうしてステップA07〜A09の処理を繰返し実行することにより、画像データを構成するすべての画素に関して最も階調値が高い原色成分を選択してカウントアップしていく。
【0057】
そして、1フレーム分の画像データを構成するすべての画素についての処理を終えたと判断した時点で、最もカウント値の高い原色成分が、その次にカウント値の高い原色成分に比して所定の割合、例えば2倍以上となっているか否かを閾値として判断することで、強調すべき色成分を決定する(ステップA10)。
【0058】
これは、例えば画像が「夕日」を撮影したものであり、最も多い原色成分Rのカウント値が次に多い原色成分Bのカウント値の2倍以上となっていた場合に、その画像が色調の点では色成分Rを主体としたものであり、これを強調すべきと判断するものである。
【0059】
しかして、上記ステップA10での決定により強調すべき色成分があったか否かを判断し(ステップA11)、あったと判断した場合にのみ、実際の色強調を行なうべくステップA12〜A14の処理を実行する。
【0060】
すなわち、まずDRAM31に保持記憶させた画像データから輝度信号及び色差信号からなる1画素分を選択して読出し(ステップA12)、RGBのうち強調すべきと判断した色成分を所定の割合、例えば3割増加するべくマトリックス演算により輝度信号及び色差信号の値を新たに算出して、これをDRAM31に更新記憶させることで、色強調を施した値に書き換える(ステップA13)。
【0061】
その後、画像データを構成するすべての画素に関して同様の色強調処理が終了したか否かを判断し(ステップA14)、終了していなければ再び上記ステップA12からの処理に戻る。
【0062】
こうしてステップA12〜A14の処理を繰返し実行することにより、画像データを構成するすべての画素に関して色強調処理を施していく。そして、1フレーム分の画像データを構成するすべての画素について色強調処理を終えたとステップA14で判断した時点で、ステップA15に至る。
【0063】
このステップA15は、上記ステップA11で強調すべき色成分がなかったと判断した場合には直接実行するものであり、DRAM31に書込まれている1フレーム分の輝度及び色差信号を読出してJPEG回路37によりデータ圧縮させ(ステップA15)、得た符号データを1フレーム分の画像のデータファイルとして該JPEG回路37から読出し、フラッシュメモリ38に書込んで記録させ(ステップA16)、以上で撮影に関する一連の処理を終了して、再び次の撮影のために上記ステップA01からの処理に戻る。
【0064】
このように、実際にその画像で使用されている色成分を強調すべきものと判断して色強調処理を施すものとしたため、デジタルカメラ1のユーザが必要とされる操作等の手間を極力簡易化しながら、被写体の有する色成分に対応してより色鮮やかなカラー画像を得ることが可能となる。
【0065】
なお、上記実施形態では、強調すべき色成分の有無を判断する閾値として、最も多かった色成分のカウント値が次に多かった色成分のカウント値に比して所定の割合、例えば2倍以上となっているか否かを判断するものとしたが、この「2倍」という数値自体は任意に可変設定できるものとしてもよい。
【0066】
このように、ある程度他の色成分よりも突出して多い色成分に関してのみ色強調を行なうことにより、たった1画素分でも他の色成分よりカウント値が多い色成分に関して色強調を施してしまうようなことがなく、過度に色強調を行なうことで不自然な画像となってしまうのを防止できる。
【0067】
(第2の実施形態)
以下本発明をデジタルスチルカメラに適用した場合の第2の実施形態について図面を参照して説明する。
【0068】
なお、その外観構成については上記図1と、回路構成については上記図2とそれぞれ基本的に同様であるものとし、以下の文中では同一部分に同一符号を使用するものとして、その図示及び説明を省略する。
【0069】
次に上記実施の形態の動作について説明する。
ここではキー入力部36のシャッタキー7が2段階のストロークで動作し、一般的に「半押し」と表現されている第1段階の操作状態でAE(自動露光)処理を始めとする撮影の準備を行ない、一般的に「全押し」と表現されている、より強く押圧操作した第2段階の操作状態で撮影を実行するものとする。
【0070】
また、本実施形態では、図4に示すように撮影により得た1フレーム分の画像データを縦3×横3に均等分割し、左上段のエリア1から右下段のエリア9まで計9のエリア毎にそれぞれ強調すべき色成分を決定するものとする。
【0071】
図5は、基本モードとして撮影モードが選択され、且つメニュー項目からの選択により色強調モードが設定されている状態で、主として制御部32が実行する動作プログラムに基づいた処理内容を示すものである。
【0072】
その処理当初には、CCD23で撮像されている画像をそのままバッファメモリであるDRAM31に逐次保持し、表示部13でモニタ表示するスルー画像表示状態としながら(ステップB01)、キー入力部36のシャッタキー7が半押し操作されたか否かを判断する(ステップB02)、という処理を繰返し実行して、スルー画像表示状態から該シャッタキー7の半押し操作がなされるのを待機する。
【0073】
そして、シャッタキー7が半押し操作された時点でステップB02によりこれを判断し、AE処理を実行して露光値をロックした後に(ステップB03)、さらにキー入力部36のシャッタキー7が全押し操作されたか否かを判断し(ステップB04)、全押し操作されていなければ、まだシャッタキー7の半押し操作状態が維持されていることを確認する(ステップB05)、という処理を繰返し実行することにより、シャッタキー7が全押し操作されるのを待機する。
【0074】
しかして、シャッタキー7の半押し操作状態が解除された場合には、ステップB05でこれを判断して、再び上記ステップB01からの処理に戻る。
【0075】
また、シャッタキー7が全押し操作された場合には上記ステップB04でこれを判断し、撮影を実行する(ステップB06)。
【0076】
この撮影により得た画像データを一旦DRAM31に保持記憶させた上で、そのうちの輝度信号及び色差信号からなる1画素分を選択して読出し(ステップB07)、マトリックス演算によりRGBの原色系のデータに変換してそのうちで最も階調値が高い原色成分RGBのいずれかを選択し、選択した原色成分をエリア別でカウントするものとしてそのカウント値を「+1」更新設定する(ステップB08)。
【0077】
その後、画像データを構成するすべての画素に関して同様のカウント処理が終了したか否かを判断し(ステップB09)、終了していなければ再び上記ステップB07からの処理に戻る。
【0078】
こうしてステップB07〜B09の処理を繰返し実行することにより、画像データを構成するすべての画素に関して最も階調値が高い原色成分をエリア別に選択してカウントアップしていく。
【0079】
そして、1フレーム分の画像データを構成するすべての画素についての処理を終えたと判断した時点で、各エリア毎に、最もカウント値の高い原色成分が、その次にカウント値の高い原色成分に比して所定の割合、例えば2倍以上となっているか否かを閾値として判断することで、強調すべき色成分をエリア別に決定する(ステップB10)。
【0080】
これは、例えばそのエリアに写っている画像が「青空」であり、最も多い原色成分Bのカウント値が次に多い原色成分Gのカウント値の2倍以上となっていた場合に、そのエリアの画像が色調の点では色成分Bを主体としたものであり、これを強調すべきと判断するものである。
【0081】
しかして、上記ステップB10での決定により色強調を施す必要のあるエリアが少なくとも1つあったか否かを判断し(ステップB11)、あったと判断した場合にのみ、実際の色強調を行なうべくステップB12〜B16の処理を実行する。
【0082】
すなわち、まず色強調を施す必要があると判断したエリア1つを選択した上で(ステップB12)、DRAM31に保持記憶させたそのエリア内の画像データから輝度信号及び色差信号からなる1画素分を選択して読出し(ステップB13)、RGBのうち強調すべきと判断した色成分を所定の割合、例えば3割増加するべくマトリックス演算により輝度信号及び色差信号の値を新たに算出して、これをDRAM31に更新記憶させることで、色強調を施した値に書き換える(ステップB14)。
【0083】
その後、そのエリア内の画像データを構成するすべての画素に関して同様の色強調処理が終了したか否かを判断し(ステップB15)、終了していなければ再び上記ステップB13からの処理に戻る。
【0084】
こうしてステップB13〜B15の処理を繰返し実行することにより、そのエリア内の画像データを構成するすべての画素に関して色強調処理を施していく。そして、そのエリア内の画像データを構成するすべての画素について色強調処理を終えたとステップB15で判断すると、次いで色強調を施す必要があると判断したすべてのエリアについての処理が終了したか否かを判断する(ステップB16)。
【0085】
ここで、まだ他にも色強調を施す必要のあるエリアが存在すると判断すると、上記ステップB12に戻ってそのエリアを選択し、再びステップB13以下の処理を繰返し実行する。
【0086】
こうして色強調を行なう必要があると決定したすべてのエリア毎に、決定した色成分に基づく色強調処理を実行する。そして、色強調を行なう必要があると決定したすべてのエリアの処理を終了した時点でステップB16でこれを判断し、ステップB17に至る。
【0087】
このステップB17は、上記ステップB11で色強調を施す必要のあるエリアが1つもなかったと判断した場合には直接実行するものであり、DRAM31に書込まれている1フレーム分の輝度及び色差信号を読出してJPEG回路37によりデータ圧縮させ(ステップB17)、得た符号データを1フレーム分の画像のデータファイルとして該JPEG回路37から読出し、フラッシュメモリ38に書込んで記録させ(ステップB18)、以上で撮影に関する一連の処理を終了して、再び次の撮影のために上記ステップB01からの処理に戻る。
【0088】
このように、1フレーム分の画像を均等に分割した複数のエリア毎に、使用されている色に対応して色強調を行なう。そのため、例えば図4のエリア7〜エリア9で「エメラルドグリーンの海」を、同エリア1〜エリア6で「青空」を表すような構図の画像があった場合には、エリア7〜エリア9の画像に対して色成分Gの階調値を大きく設定し、一方同エリア1〜エリア6の画像に対して色成分Bの階調値を大きく設定することで、「エメラルドグリーンの海」と「青空」とをそれぞれ色強調することができ、より色鮮やかな画像を得ることができる。
【0089】
なお、上記図4では、1フレームの画像データを縦3×横3の計9つのエリアに均等分割するものとして説明したが、分割数はこれに限るものではなく、他にも例えば縦2×横2の計4つのエリアに均等分割する場合、縦2×横3の計6つのエリアに均等分割する場合、縦4×横4の計16のエリアに均等分割する場合等、種々分割パターンを考えることができる。
【0090】
(第3の実施形態)
以下本発明をデジタルスチルカメラに適用した場合の第3の実施形態について図面を参照して説明する。
【0091】
なお、その外観構成については上記図1と、回路構成については上記図2とそれぞれ基本的に同様であるものとし、以下の文中では同一部分に同一符号を使用するものとして、その図示及び説明を省略する。
【0092】
次に上記実施の形態の動作について説明する。
ここではキー入力部36のシャッタキー7が2段階のストロークで動作し、一般的に「半押し」と表現されている第1段階の操作状態でAE(自動露光)処理を始めとする撮影の準備を行ない、一般的に「全押し」と表現されている、より強く押圧操作した第2段階の操作状態で撮影を実行するものとする。
【0093】
図6は、基本モードとして撮影モードが選択され、且つメニュー項目からの選択により色強調モードが設定されている状態で、主として制御部32が実行する動作プログラムに基づいた処理内容を示すものである。
【0094】
その処理当初には、CCD23で撮像されている画像をそのままバッファメモリであるDRAM31に逐次保持し、表示部13でモニタ表示するスルー画像表示状態としながら(ステップC01)、キー入力部36のシャッタキー7が半押し操作されたか否かを判断する(ステップC02)、という処理を繰返し実行して、スルー画像表示状態から該シャッタキー7の半押し操作がなされるのを待機する。
【0095】
そして、シャッタキー7が半押し操作された時点でステップC02によりこれを判断し、AE処理を実行して露光値をロックした後に(ステップC03)、さらにキー入力部36のシャッタキー7が全押し操作されたか否かを判断し(ステップC04)、全押し操作されていなければ、まだシャッタキー7の半押し操作状態が維持されていることを確認する(ステップC05)、という処理を繰返し実行することにより、シャッタキー7が全押し操作されるのを待機する。
【0096】
しかして、シャッタキー7の半押し操作状態が解除された場合には、ステップC05でこれを判断して、再び上記ステップC01からの処理に戻る。
【0097】
また、シャッタキー7が全押し操作された場合には上記ステップC04でこれを判断し、撮影を実行する(ステップC06)。
【0098】
この撮影により得た画像データを一旦DRAM31に保持記憶させた上で、そのうちの輝度信号及び色差信号からなる1画素分を選択して読出し(ステップC07)、マトリックス演算により例えば加色法の3原色R,G,B、減色法の3原色Y(イエロー),Mg(マゼンタ),Cy(シアン)、及びW(ホワイト:白)の各データに変換してそのうちで最も階調値が高いものを選択し、選択した色成分をカウントするものとしてそのカウント値を「+1」更新設定する(ステップC08)。
【0099】
その後、画像データを構成するすべての画素に関して同様のカウント処理が終了したか否かを判断し(ステップC09)、終了していなければ再び上記ステップC07からの処理に戻る。
【0100】
こうしてステップC07〜C09の処理を繰返し実行することにより、画像データを構成するすべての画素に関して最も階調値が高い色成分を選択してカウントアップしていく。
【0101】
そして、1フレーム分の画像データを構成するすべての画素についての処理を終えたと判断した時点で、最もカウント値の高い色成分が、その次にカウント値の高い色成分に比して所定の割合、例えば2倍以上となっているか否かを閾値として判断することで、強調すべき色成分を決定する(ステップC10)。
【0102】
しかして、上記ステップC10での決定により強調すべき色成分があったか否かを判断し(ステップC11)、あったと判断した場合にのみ、実際の色強調を行なうべくステップC12〜C14の処理を実行する。
【0103】
すなわち、まずDRAM31に保持記憶させた画像データから輝度信号及び色差信号からなる1画素分を選択して読出し(ステップC12)、上述した7つの色成分R,G,B,Y,Mg,Cy,Wのうち強調すべきと判断した色成分を所定の割合、例えば3割増加するべくマトリックス演算により輝度信号及び色差信号の値を新たに算出して、これをDRAM31に更新記憶させることで、色強調を施した値に書き換える(ステップC13)。
【0104】
その後、画像データを構成するすべての画素に関して同様の色強調処理が終了したか否かを判断し(ステップC14)、終了していなければ再び上記ステップC12からの処理に戻る。
【0105】
こうしてステップC12〜C14の処理を繰返し実行することにより、画像データを構成するすべての画素に関して色強調処理を施していく。そして、1フレーム分の画像データを構成するすべての画素について色強調処理を終えたとステップC14で判断した時点で、ステップC15に至る。
【0106】
このステップC15は、上記ステップC11で強調すべき色成分がなかったと判断した場合には直接実行するものであり、DRAM31に書込まれている1フレーム分の輝度及び色差信号を読出してJPEG回路37によりデータ圧縮させ(ステップC15)、得た符号データを1フレーム分の画像のデータファイルとして該JPEG回路37から読出し、フラッシュメモリ38に書込んで記録させ(ステップC16)、以上で撮影に関する一連の処理を終了して、再び次の撮影のために上記ステップC01からの処理に戻る。
【0107】
このように、上記第1の実施形態に示した如く加色法の3原色RGBだけでなく減色法の3原色Y,Mg,Cy、及び原色ではない混色W(白)を用いて色強調を施すものとしたので、画像中で多用されている色により近い色を選択してそれを強調することができ、ユーザの色強調設定の意図をより画像に忠実に反映できる。
【0108】
なお、色強調を施す色としては上述した7色に限らず、肌色(人物の肌)、オレンジ(紅葉など)など被写体や光源に対応した混色を用いるものとしてもよい。
【0109】
(第4の実施形態)
以下本発明をデジタルスチルカメラに適用した場合の第4の実施形態について図面を参照して説明する。
【0110】
なお、その外観構成については上記図1と、回路構成については上記図2とそれぞれ基本的に同様であるものとし、以下の文中では同一部分に同一符号を使用するものとして、その図示及び説明を省略する。
【0111】
次に上記実施の形態の動作について説明する。
ここではキー入力部36のシャッタキー7が2段階のストロークで動作し、一般的に「半押し」と表現されている第1段階の操作状態でAE(自動露光)処理を始めとする撮影の準備を行ない、一般的に「全押し」と表現されている、より強く押圧操作した第2段階の操作状態で撮影を実行するものとする。
【0112】
また、本実施形態では、図7に示すように撮影により得た1フレーム分の画像データに対し、その中央エリアAのみにより強調すべき色成分を決定するものとする。
【0113】
図8は、基本モードとして撮影モードが選択され、且つメニュー項目からの選択により色強調モードが設定されている状態で、主として制御部32が実行する動作プログラムに基づいた処理内容を示すものである。
【0114】
その処理当初には、CCD23で撮像されている画像をそのままバッファメモリであるDRAM31に逐次保持し、表示部13でモニタ表示するスルー画像表示状態としながら(ステップD01)、キー入力部36のシャッタキー7が半押し操作されたか否かを判断する(ステップD02)、という処理を繰返し実行して、スルー画像表示状態から該シャッタキー7の半押し操作がなされるのを待機する。
【0115】
そして、シャッタキー7が半押し操作された時点でステップD02によりこれを判断し、AE処理を実行して露光値をロックした後に(ステップD03)、さらにキー入力部36のシャッタキー7が全押し操作されたか否かを判断し(ステップD04)、全押し操作されていなければ、まだシャッタキー7の半押し操作状態が維持されていることを確認する(ステップD05)、という処理を繰返し実行することにより、シャッタキー7が全押し操作されるのを待機する。
【0116】
しかして、シャッタキー7の半押し操作状態が解除された場合には、ステップD05でこれを判断して、再び上記ステップD01からの処理に戻る。
【0117】
また、シャッタキー7が全押し操作された場合には上記ステップD04でこれを判断し、撮影を実行する(ステップD06)。
【0118】
この撮影により得た画像データを一旦DRAM31に保持記憶させた上で、その画像データ中、上記中央エリアA内に位置する輝度信号及び色差信号からなる1画素分を選択して読出し(ステップD07)、マトリックス演算によりRGBの原色系のデータに変換してそのうちで最も階調値が高い原色成分RGBのいずれかを選択し、選択した原色成分をエリア別でカウントするものとしてそのカウント値を「+1」更新設定する(ステップD08)。
【0119】
その後、中央エリアA内の画像データを構成するすべての画素に関して同様のカウント処理が終了したか否かを判断し(ステップD09)、終了していなければ再び上記ステップD07からの処理に戻る。
【0120】
こうしてステップD07〜D09の処理を繰返し実行することにより、中央エリアA内の画像データを構成するすべての画素に関して最も階調値が高い原色成分をエリア別に選択してカウントアップしていく。
【0121】
そして、中央エリアA内の画像データを構成するすべての画素についての処理を終えたと判断した時点で、中央エリアA内の全画素に対応する、最もカウント値の高い原色成分が、その次にカウント値の高い原色成分に比して所定の割合、例えば2倍以上となっているか否かを閾値として判断することで、強調すべき色成分を決定する(ステップD10)。
【0122】
これは、例えばそのエリアに写っている画像で、最も多い原色成分のカウント値が次に多い原色成分のカウント値の2倍以上となっていた場合に、そのエリアの画像が色調の点ではその最も多い原色成分を主体としたものであり、これを強調すべきと判断するものである。
【0123】
しかして、上記ステップD10での決定により強調すべき色成分があったか否かを判断し(ステップD11)、あったと判断した場合にのみ、実際の色強調を行なうべくステップD12〜D14の処理を実行する。
【0124】
すなわち、まずDRAM31に保持記憶させた画像データから輝度信号及び色差信号からなる1画素分を選択して読出し(ステップD12)、RGBのうち強調すべきと判断した色成分を所定の割合、例えば3割増加するべくマトリックス演算により輝度信号及び色差信号の値を新たに算出して、これをDRAM31に更新記憶させることで、色強調を施した値に書き換える(ステップD13)。
【0125】
その後、その画像データを構成するすべての画素に関して同様の色強調処理が終了したか否かを判断し(ステップD14)、終了していなければ再び上記ステップD12からの処理に戻る。
【0126】
こうしてステップD12〜D14の処理を繰返し実行することにより、その画像データを構成するすべての画素に関して色強調処理を施していく。そして、その画像データを構成するすべての画素について色強調処理を終えたとステップD14で判断すると、ステップD15に至る。
【0127】
このステップD15は、上記ステップD11で色強調を施す必要がなかったと判断した場合には直接実行するものであり、DRAM31に書込まれている1フレーム分の輝度及び色差信号を読出してJPEG回路37によりデータ圧縮させ(ステップD15)、得た符号データを1フレーム分の画像のデータファイルとして該JPEG回路37から読出し、フラッシュメモリ38に書込んで記録させ(ステップD16)、以上で撮影に関する一連の処理を終了して、再び次の撮影のために上記ステップD01からの処理に戻る。
【0128】
このように、1フレーム分の画像中の特に中央エリアA内で使用されている色に対応して画像全体の色強調を行なう。そのため、中央に位置する被写体が有している色調を活かした画像が得られることになる。
【0129】
なお、上記図7では1フレームの画像データに対して中央エリアAを設定し、それに基づいて上記図8に示す処理を実行するものとして説明したが、このエリアAの大きさ及び位置は固定的に設定するものではなく、ユーザの任意操作により、例えば左半分、右半分、上半分、下半分、左下段など、予め複数のエリアパターンを用意していずれかを選択するものとしてもよいし、エリアの大きさを選択した上で上記十字キー10の操作により表示部13の画面上で位置を設定するものとすることも考えられる。
【0130】
(第5の実施形態)
以下本発明をデジタルスチルカメラに適用した場合の第4の実施形態について図面を参照して説明する。
【0131】
なお、その外観構成については上記図1と、回路構成については上記図2とそれぞれ基本的に同様であるものとし、以下の文中では同一部分に同一符号を使用するものとして、その図示及び説明を省略する。
【0132】
次に上記実施の形態の動作について説明する。
ここではキー入力部36のシャッタキー7が2段階のストロークで動作し、一般的に「半押し」と表現されている第1段階の操作状態でAE(自動露光)処理を始めとする撮影の準備を行ない、一般的に「全押し」と表現されている、より強く押圧操作した第2段階の操作状態で撮影を実行するものとする。
【0133】
また、本実施形態では、図9に示すように撮影により得た1フレーム分の画像データに対し、その中央エリアAとそれ以外の周辺エリアSとに分割してそれぞれエリア毎に強調すべき色成分を決定するものとする。
【0134】
図10は、基本モードとして撮影モードが選択され、且つメニュー項目からの選択により色強調モードが設定されている状態で、主として制御部32が実行する動作プログラムに基づいた処理内容を示すものである。
【0135】
その処理当初には、CCD23で撮像されている画像をそのままバッファメモリであるDRAM31に逐次保持し、表示部13でモニタ表示するスルー画像表示状態としながら(ステップE01)、キー入力部36のシャッタキー7が半押し操作されたか否かを判断する(ステップE02)、という処理を繰返し実行して、スルー画像表示状態から該シャッタキー7の半押し操作がなされるのを待機する。
【0136】
そして、シャッタキー7が半押し操作された時点でステップE02によりこれを判断し、AE処理を実行して露光値をロックした後に(ステップE03)、さらにキー入力部36のシャッタキー7が全押し操作されたか否かを判断し(ステップE04)、全押し操作されていなければ、まだシャッタキー7の半押し操作状態が維持されていることを確認する(ステップE05)、という処理を繰返し実行することにより、シャッタキー7が全押し操作されるのを待機する。
【0137】
しかして、シャッタキー7の半押し操作状態が解除された場合には、ステップE05でこれを判断して、再び上記ステップE01からの処理に戻る。
【0138】
また、シャッタキー7が全押し操作された場合には上記ステップE04でこれを判断し、撮影を実行する(ステップE06)。
【0139】
この撮影により得た画像データを一旦DRAM31に保持記憶させた上で、そのうちの輝度信号及び色差信号からなる1画素分を選択して読出し(ステップE07)、マトリックス演算によりRGBの原色系のデータに変換してそのうちで最も階調値が高い原色成分RGBのいずれかを選択し、選択した原色成分を中央エリアAと周辺エリアSのエリア別でカウントするものとしてそのカウント値を「+1」更新設定する(ステップE08)。
【0140】
その後、画像データを構成するすべての画素に関して同様のカウント処理が終了したか否かを判断し(ステップE09)、終了していなければ再び上記ステップE07からの処理に戻る。
【0141】
こうしてステップE07〜E09の処理を繰返し実行することにより、画像データを構成するすべての画素に関して最も階調値が高い原色成分を中央エリアAと周辺エリアSのエリア別に選択してカウントアップしていく。
【0142】
そして、1フレーム分の画像データを構成するすべての画素についての処理を終えたと判断した時点で、各エリア毎に、最もカウント値の高い原色成分が、その次にカウント値の高い原色成分に比して所定の割合、例えば2倍以上となっているか否かを閾値として判断することで、強調すべき色成分をエリア別に決定する(ステップE10)。
【0143】
これは、例えばそのエリアに写っている画像が「青空」であり、最も多い原色成分Bのカウント値が次に多い原色成分Gのカウント値の2倍以上となっていた場合に、そのエリアの画像が色調の点では色成分Bを主体としたものであり、これを強調すべきと判断するものである。
【0144】
しかして、上記ステップE10での決定により色強調を施す必要のあるエリアが少なくとも1つあったか否かを判断し(ステップE11)、あったと判断した場合にのみ、実際の色強調を行なうべくステップE12〜E16の処理を実行する。
【0145】
すなわち、まず色強調を施す必要があると判断した中央エリアAまたは周辺エリアSを選択した上で(ステップE12)、DRAM31に保持記憶させたそのエリア内の画像データから輝度信号及び色差信号からなる1画素分を選択して読出し(ステップE13)、RGBのうち強調すべきと判断した色成分を所定の割合、例えば3割増加するべくマトリックス演算により輝度信号及び色差信号の値を新たに算出して、これをDRAM31に更新記憶させることで、色強調を施した値に書き換える(ステップE14)。
【0146】
その後、そのエリア内の画像データを構成するすべての画素に関して同様の色強調処理が終了したか否かを判断し(ステップE15)、終了していなければ再び上記ステップE13からの処理に戻る。
【0147】
こうしてステップE13〜E15の処理を繰返し実行することにより、そのエリア内の画像データを構成するすべての画素に関して色強調処理を施していく。そして、そのエリア内の画像データを構成するすべての画素について色強調処理を終えたとステップE15で判断すると、次いで色強調を施す必要があると判断したすべてのエリアについての処理が終了したか否かを判断する(ステップE12)。
【0148】
ここで、まだ色強調を施す必要のあるエリアが存在すると判断すると、上記ステップE12に戻ってそのエリアを選択し、再びステップE13以下の処理を繰返し実行する。
【0149】
こうして色強調を行なう必要があると決定した中央エリアA及び周辺エリアSの少なくとも一方のエリア毎に、決定した色成分に基づく色強調処理を実行する。そして、色強調を行なう必要があると決定したエリアの処理を終了した時点でステップE16でこれを判断し、ステップE17に至る。
【0150】
このステップE17は、上記ステップE11で色強調を施す必要のあるエリアが1つもなかったと判断した場合には直接実行するものであり、DRAM31に書込まれている1フレーム分の輝度及び色差信号を読出してJPEG回路37によりデータ圧縮させ(ステップE17)、得た符号データを1フレーム分の画像のデータファイルとして該JPEG回路37から読出し、フラッシュメモリ38に書込んで記録させ(ステップE18)、以上で撮影に関する一連の処理を終了して、再び次の撮影のために上記ステップE01からの処理に戻る。
【0151】
このように、1フレーム分の画像を中央エリアAと周辺エリアSとに分割してそれらエリア毎に、多く使用されている色に対応して色強調を行なう。そのため、中央に被写体が位置するような構図の画像データでは、中央の被写体と背景とが必要により別々に色強調されることとなり、被写体の見栄えがよくなると共に背景もメリハリのある画像を得ることができる。
【0152】
なお、上記図9では1フレームの画像データに対して中央エリアAとそれ以外の周辺エリアSとを設定し、それに基づいて上記図10に示す処理を実行するものとして説明したが、このエリアAと周辺エリアSの大きさ及び位置は固定的に設定するものではなく、ユーザの任意操作により予め複数のエリアパターンを用意していずれかを選択するものとしてもよいし、それぞれのバランスに対応したエリアの大きさを選択した上で上記十字キー10の操作により表示部13の画面上で一方のエリアの位置を設定するものとすることも考えられる。
【0153】
また、上記第1乃至第5の実施形態にあっては、いずれも撮影により得た後の画像データにより色強調を行なうべき色成分を決定するものとしているが、本発明はこれに限るものではなく、シャッタキー7を半押ししたAEロック状態で、色強調の実行の有無、及び実行する場合の色成分の内容を同時に決定してロック状態としてもよい。
【0154】
この場合、撮影前に表示部13においても色強調処理を適宜施したスルー画像を表示するものとすれば、ユーザはその内容を表示部13の表示により視認した上で撮影及び記録に移行することができるため、撮影の失敗を減らし、意図通りの撮影を実行できることになる。なお、最終的には撮影した後、色強調処理を再度行なって記録することになる。
【0155】
その他、本発明は上記実施形態に限らず、その要旨を逸脱しない範囲内で種々変形して実施することが可能であるものとする。
【0156】
さらに、上記実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施の形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題の少なくとも1つが解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果の少なくとも1つが得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
【0157】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、ユーザに必要とされる操作等の手間を極力簡易化しながら、被写体の有する色に対応してより色鮮やかなカラー画像を得ることが可能となる。更に、最も使用されている色成分の割合と2番目に使用されている色成分の割合の比に応じて色強調の実行の有無を決定するため、過度に色強調を行なうことで不自然な画像となってしまうのを防止できる。
【0158】
請求項2記載の発明によれば、上記請求項1記載の発明の作用に加えて、ある程度他の色成分よりも突出して多い色成分に関してのみ色強調を行なうことができる。
【0159】
請求項3記載の発明によれば、上記請求項1記載の発明の効果に加えて、画像を分割して複数のエリア毎に、使用されている色に対応して色強調を行なうため、強調したい色が複数ある場合でもそれに対応してより色鮮やかな画像を得ることができる。
【0160】
請求項4記載の発明によれば、上記請求項1記載の発明の効果に加えて、特定のエリアを優先して強調する色を決定するため、一般的に多く用いられる構図に対応して被写体の色をより強調して色鮮やかな画像とすることができる。
【0161】
請求項5記載の発明によれば、上記請求項4記載の発明の効果に加えて、例えば人物のポートレイトなど、特に被写体が中央に位置する一般的な構図の画像で人物像の肌の色など被写体の色をより強調した画像とすることができる。
【0162】
請求項6記載の発明によれば、上記請求項1記載の発明の効果に加えて、撮影を実行する前に色強調された画像を視認した上で撮影に移行することができるため、撮影の失敗を回避して確実に意図通りの画像を撮影することができる。
【0163】
請求項7記載の発明によれば、ユーザに必要とされる操作等の手間を極力簡易化しながら、被写体の有する色に対応してより色鮮やかなカラー画像を得ることが可能となる。更に、最も使用されている色成分の割合と2番目に使用されている色成分の割合の比に応じて色強調の実行の有無を決定するため、過度に色強調を行なうことで不自然な画像となってしまうのを防止できる。
【0164】
請求項8記載の発明によれば、ユーザに必要とされる操作等の手間を極力簡易化しながら、被写体の有する色に対応してより色鮮やかなカラー画像を得ることが可能となる。更に、最も使用されている色成分の割合と2番目に使用されている色成分の割合の比に応じて色強調の実行の有無を決定するため、過度に色強調を行なうことで不自然な画像となってしまうのを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係るデジタルカメラの外観構成を示す斜視図。
【図2】同実施形態に係る回路構成を示すブロック図。
【図3】同実施形態に係る撮影モード時の処理内容を示すフローチャート。
【図4】本発明の第2の実施形態に係る画像のエリア分割状態を例示する図。
【図5】同実施形態に係る撮影モード時の処理内容を示すフローチャート。
【図6】本発明の第3の実施形態に係る撮影モード時の処理内容を示すフローチャート。
【図7】本発明の第4の実施形態に係る画像のエリア分割状態を例示する図。
【図8】同実施形態に係る撮影モード時の処理内容を示すフローチャート。
【図9】本発明の第5の実施形態に係る画像のエリア分割状態を例示する図。
【図10】同実施形態に係る撮影モード時の処理内容を示すフローチャート。
【符号の説明】
1…デジタルカメラ
2…撮影レンズ
3…セルフタイマランプ
4…光学ファインダ窓
5…ストロボ発光部
6…電源キー
7…シャッタキー
8…モードスイッチ
9…メニューキー
10…十字キー
11…光学ファインダ
12…ストロボチャージランプ
13…表示部
21…モータ(M)
22…レンズ光学系
23…CCD
24…タイミング発生器(TG)
25…垂直ドライバ
26…サンプルホールド回路(S/H)
27…A/D変換器
28…カラープロセス回路
29…DMAコントローラ
30…DRAMインタフェース(I/F)
31…DRAM
32…制御部
33…VRAMコントローラ
34…VRAM
35…デジタルビデオエンコーダ
36…キー入力部
37…JPEG回路
38…フラッシュメモリ
A…中央エリア
S…周辺エリア[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an electronic camera, an image processing method, and a program.
[0002]
[Prior art]
Recently, a digital still camera (hereinafter referred to as “digital camera”) that obtains electronic data of an image by photographing and records it in a semiconductor memory is widely used in place of a camera using a silver salt film.
[0003]
Since this type of digital camera can perform various image processing on image data obtained by shooting relatively easily, it is possible to obtain white and black images and sepia-tone images even with color tone processing. By changing the setting, there are some that can obtain an image with strong redness, an image with strong blueness, and the like without a color filter.
[0004]
In addition, a technique has been considered in which a more natural or more vivid image can be obtained by performing the above-described color tone correction processing according to the subject. (For example, refer to Patent Document 1.)
[0005]
[Patent Document 1]
JP 2000-069496 A
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
However, in all of the conventional digital cameras including the technique of the above-mentioned Patent Document 1, a user who takes a picture using the digital camera, for example, “red flower”, “person's skin”, “sunset”, “blue sky” By specifying the correction content by performing the selection operation corresponding to the subject, the camera side executes a color tone correction process corresponding to the specification.
[0007]
Accordingly, if the user does not select and specify the color tone correction processing content, or if the user makes a wrong selection and specification, it is natural that an image having the color tone desired by the user cannot be obtained.
[0008]
The present invention has been made in view of the above circumstances, and the object of the present invention is to make the color of the subject more vivid while simplifying the operations required for the user as much as possible. Another object of the present invention is to provide an electronic camera, an image processing method, and a program capable of obtaining a simple color image.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
According to the first aspect of the present invention, there is provided photographing means for taking a subject image as image data, determining means for determining a color component to be emphasized based on image data obtained by the photographing means, and color component determined by the determining means A color emphasizing unit that performs color emphasis processing on each pixel constituting the image data obtained by the photographing unit, and a recording unit that records the image data subjected to color emphasis processing by the color enhancement unit.In the electronic camera provided, the determining means determines whether or not color enhancement is performed based on a ratio of a ratio of the most used color component to a ratio of the second used color component in the image data. It is characterized by that.
[0010]
With such a configuration, it is possible to obtain a more colorful color image corresponding to the color of the subject while simplifying the operations required for the user as much as possible.Furthermore, since whether or not to perform color enhancement is determined according to the ratio of the most used color component ratio to the second used color component ratio, it is unnatural due to excessive color enhancement. It can prevent becoming an image.
[0011]
The invention of
[0012]
With such a configuration, in addition to the operation of the invention described in claim 1 above, color enhancement is performed only for color components that protrude to some extent from other color components.Can be done.
[0013]
According to a third aspect of the present invention, in the first aspect of the invention, the determining means divides the image data into a plurality of areas, automatically determines a color component to be emphasized for each of the divided areas, and determines the color. The emphasizing unit performs color emphasis processing on each pixel in the area based on the color component determined for each area by the determining unit.
[0014]
With such a configuration, in addition to the operation of the first aspect of the present invention, the image is divided and color enhancement is performed for each of a plurality of areas corresponding to the colors used. Even when there are a plurality of colors to be emphasized, such as an image of “green sea, blue sky, and white sandy beach”, a more colorful image can be obtained.
[0015]
According to a fourth aspect of the invention, in the first aspect of the invention, the determining means divides the image data into a plurality of areas and automatically selects a color component to be emphasized by a specific area among the divided areas. It is characterized by determining.
[0016]
With such a configuration, in addition to the operation of the first aspect of the present invention, in order to determine a color that emphasizes a specific area with priority, the color of the subject corresponding to the composition that is generally used The image can be more emphasized to make a colorful image.
[0017]
The invention according to
[0018]
With such a configuration, in addition to the operation of the invention described in claim 4 above, the subject such as the portrait of a person, such as the portrait of a person, particularly the image of a general composition in which the subject is located in the center, It is possible to obtain an image in which the color of is more emphasized.
[0019]
The invention described in claim 6 further comprises display means for displaying an image obtained by the photographing means in the photographing ready state in the invention described in claim 1, wherein the determining means is in the photographing ready state. A color component to be emphasized is automatically determined from an image obtained by the photographing unit, and the color enhancement unit performs color enhancement processing on the image obtained by the photographing unit in a photographing preparation state based on the color component determined by the determining unit. And displaying on the display means.
[0020]
With such a configuration, in addition to the operation of the invention described in claim 1 above, it is possible to shift to shooting after visually recognizing an image that has been color-enhanced before performing shooting. By avoiding this, it is possible to capture an image as intended.
[0021]
According to a seventh aspect of the present invention, a determination step for determining a color component to be enhanced based on given image data, and color enhancement for each pixel constituting the given image data based on the color component determined in the determination step A color emphasis process for performing processing, and a recording process for recording image data subjected to color emphasis processing in this color enhancement process.In the image processing method of the present invention, the determining step includes determining whether color enhancement is performed or not based on a ratio of a ratio of the most used color component to a ratio of the second used color component in the image data. It is characterized by doing.
[0022]
With such a method, it is possible to obtain a more colorful color image corresponding to the color of the subject while simplifying the operations required for the user as much as possible.Furthermore, since whether or not to perform color enhancement is determined according to the ratio of the most used color component ratio to the second used color component ratio, it is unnatural due to excessive color enhancement. It can prevent becoming an image.
[0023]
According to an eighth aspect of the present invention, a determination step for determining a color component to be enhanced based on given image data, and color enhancement for each pixel constituting the given image data based on the color component determined in the determination step A color emphasis step for performing processing, and a recording step for recording image data subjected to color emphasis processing in the color emphasis step;In the program for causing the computer to execute, the determination step includes whether or not the color enhancement is performed based on the ratio of the ratio of the most used color component to the ratio of the second used color component in the image data. It is characterized by determining.
[0024]
With such program contents, it becomes possible to obtain a more colorful color image corresponding to the color of the subject while simplifying the operations required for the user as much as possible.Furthermore, since whether or not to perform color enhancement is determined according to the ratio of the most used color component ratio to the second used color component ratio, it is unnatural due to excessive color enhancement. It can prevent becoming an image.
[0025]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
(First embodiment)
A first embodiment when the present invention is applied to a digital still camera will be described below with reference to the drawings.
[0026]
FIG. 1 is a perspective view showing an external configuration thereof. FIG. 1A is a perspective view mainly showing a front side configuration and FIG. 1B is mainly showing a rear side configuration.
[0027]
In this digital camera 1, a photographing
[0028]
The
[0029]
The power key 6 is a key for turning on / off the power each time a pressing operation is performed. The
[0030]
On the back of the digital camera 1, a mode switch (SW) 8, a menu key 9, a cross key 10, an optical viewfinder 11, a strobe charge lamp 12, and a
[0031]
The mode switch 8 is constituted by a slide switch, for example, and switches between the photographing mode “R” and the reproduction mode “P”.
[0032]
The menu key 9 is operated when various menus are selected.
[0033]
The
[0034]
Although not shown, a memory card slot with a lid is provided on the lower surface of the body, and a memory card as a recording medium of the digital camera 1 is detachably attached.
[0035]
Next, the electronic circuit configuration of the digital camera 1 will be described with reference to FIG.
In the monitoring state in the photographing mode, the
[0036]
The photoelectric conversion output is appropriately gain-adjusted for each primary color component of RGB in the state of an analog value signal, then sampled and held by a sample hold circuit (S / H) 26, and digital data by an A /
[0037]
The
[0038]
The
[0039]
The
[0040]
As described above, the
[0041]
When the
[0042]
In response to this trigger signal, the
[0043]
In this record storage state, the
[0044]
Then, the obtained code data is read out from the
[0045]
Then, along with the compression processing of the luminance and color difference signals for one frame and the completion of writing all the compressed data to the
[0046]
The
[0047]
In the playback mode, the
[0048]
Next, the operation of the above embodiment will be described.
Here, the
[0049]
FIG. 3 shows the processing content mainly based on an operation program executed by the
[0050]
At the beginning of the processing, the image picked up by the
[0051]
Then, when the
[0052]
If the half-press operation state of the
[0053]
If the
[0054]
The image data obtained by this photographing is once held and stored in the
[0055]
Thereafter, it is determined whether or not the same counting process has been completed for all the pixels constituting the image data (step A09), and if not completed, the process returns to step A07.
[0056]
In this way, by repeatedly executing the processes of steps A07 to A09, the primary color component having the highest gradation value is selected and counted up for all the pixels constituting the image data.
[0057]
When it is determined that processing has been completed for all the pixels constituting one frame of image data, the primary color component with the highest count value is a predetermined ratio compared to the primary color component with the next highest count value. For example, the color component to be emphasized is determined by determining whether or not it is twice or more as a threshold value (step A10).
[0058]
For example, when the image is a photograph of “sunset” and the count value of the most primary color component R is more than twice the count value of the next most primary color component B, the image has a hue. In this respect, the color component R is mainly used, and it is determined that this should be emphasized.
[0059]
Therefore, it is determined whether or not there is a color component to be emphasized by the determination in step A10 (step A11), and only when it is determined that there is a color component, the processes of steps A12 to A14 are executed to perform actual color enhancement. To do.
[0060]
That is, first, one pixel consisting of a luminance signal and a color difference signal is selected and read out from the image data held and stored in the DRAM 31 (step A12), and the color component determined to be emphasized out of RGB is set to a predetermined ratio, for example, 3 The values of the luminance signal and the color difference signal are newly calculated by matrix calculation so as to be increased, and are updated and stored in the
[0061]
Thereafter, it is determined whether or not the same color enhancement processing has been completed for all the pixels constituting the image data (step A14), and if not completed, the processing returns to step A12 again.
[0062]
In this way, by repeatedly executing the processing of steps A12 to A14, the color enhancement processing is performed on all the pixels constituting the image data. Step A15 is reached when it is determined in step A14 that the color enhancement processing has been completed for all the pixels constituting the image data for one frame.
[0063]
This step A15 is directly executed when it is determined in step A11 that there is no color component to be emphasized. The
[0064]
As described above, since it is determined that the color component actually used in the image should be emphasized and the color enhancement process is performed, it is possible to simplify the operations required for the user of the digital camera 1 as much as possible. However, it is possible to obtain a more colorful color image corresponding to the color component of the subject.
[0065]
In the above embodiment, the threshold for determining the presence / absence of a color component to be emphasized is a predetermined ratio, for example, twice or more, compared to the count value of the color component with the next largest color component count value. However, the numerical value “2 times” itself may be arbitrarily variably set.
[0066]
In this way, by performing color enhancement only for color components that protrude to some extent from other color components to some extent, even for one pixel, color enhancement is performed for color components that have a larger count value than other color components. Therefore, it is possible to prevent an unnatural image from being excessively emphasized.
[0067]
(Second Embodiment)
A second embodiment when the present invention is applied to a digital still camera will be described below with reference to the drawings.
[0068]
The external configuration is basically the same as in FIG. 1 and the circuit configuration is the same as in FIG. 2, and in the following text, the same reference numerals are used for the same parts, and the illustration and explanation are given. Omitted.
[0069]
Next, the operation of the above embodiment will be described.
Here, the
[0070]
Further, in the present embodiment, as shown in FIG. 4, the image data for one frame obtained by photographing is equally divided into 3 × 3 horizontally, and a total of 9 areas from the upper left area 1 to the lower right area 9 are obtained. The color components to be emphasized are determined for each time.
[0071]
FIG. 5 shows the processing contents mainly based on an operation program executed by the
[0072]
At the beginning of the process, the image picked up by the
[0073]
Then, when the
[0074]
If the half-pressed state of the
[0075]
If the
[0076]
The image data obtained by this photographing is once held and stored in the
[0077]
Thereafter, it is determined whether or not the same counting process has been completed for all the pixels constituting the image data (step B09). If not completed, the process returns to step B07 again.
[0078]
In this way, by repeatedly executing the processes of steps B07 to B09, the primary color component having the highest gradation value is selected for each area and counted up for all the pixels constituting the image data.
[0079]
When it is determined that processing has been completed for all pixels constituting one frame of image data, the primary color component with the highest count value is compared with the primary color component with the next highest count value for each area. Then, by determining whether or not a predetermined ratio, for example, twice or more, as a threshold value, the color component to be emphasized is determined for each area (step B10).
[0080]
This is because, for example, when the image in the area is “blue sky” and the count value of the most primary color component B is more than twice the count value of the next most primary color component G, The image is mainly composed of the color component B in terms of color tone, and it is determined that this should be emphasized.
[0081]
Accordingly, it is determined whether or not there is at least one area that needs to be color-enhanced based on the determination in Step B10 (Step B11). Only when it is determined that there is an area, Step B12 is performed to perform actual color enhancement. Processes B16 are executed.
[0082]
That is, after selecting one area for which it is necessary to perform color enhancement (step B12), one pixel composed of a luminance signal and a color difference signal is selected from the image data in the area held and stored in the
[0083]
Thereafter, it is determined whether or not the same color enhancement processing has been completed for all the pixels constituting the image data in the area (step B15). If not completed, the processing returns to step B13 again.
[0084]
In this way, by repeatedly executing the processing of steps B13 to B15, the color enhancement processing is performed on all the pixels constituting the image data in the area. Then, if it is determined in step B15 that the color enhancement processing has been completed for all the pixels constituting the image data in the area, whether or not the processing for all areas for which it is determined that color enhancement needs to be performed next has been completed. Is determined (step B16).
[0085]
If it is determined that there is still another area that needs to be color-enhanced, the process returns to step B12 to select the area, and the process from step B13 onward is repeated.
[0086]
A color enhancement process based on the determined color component is executed for every area where it is determined that color enhancement is necessary. Then, when processing of all the areas determined to require color enhancement is completed, this is determined in Step B16, and Step B17 is reached.
[0087]
This step B17 is directly executed when it is determined in step B11 that there is no area that needs to be color-enhanced, and the luminance and color difference signals for one frame written in the
[0088]
In this way, color enhancement is performed for each of a plurality of areas obtained by equally dividing an image for one frame corresponding to the color used. Therefore, for example, in the case where there is an image of composition representing “emerald green sea” in
[0089]
In FIG. 4, the image data of one frame has been described as being equally divided into a total of nine areas of 3 × 3 in the vertical direction. However, the number of divisions is not limited to this, and for example, 2 × vertical Various division patterns can be used, for example, when equally dividing into a total of 4 areas of 2 in width, equally dividing into a total of 6 areas of 2 x 3 in width, and equally dividing into 16 areas of 4 in 4 x 4 in width. Can think.
[0090]
(Third embodiment)
A third embodiment when the present invention is applied to a digital still camera will be described below with reference to the drawings.
[0091]
The external configuration is basically the same as in FIG. 1 and the circuit configuration is the same as in FIG. 2, and in the following text, the same reference numerals are used for the same parts, and the illustration and explanation are given. Omitted.
[0092]
Next, the operation of the above embodiment will be described.
Here, the
[0093]
FIG. 6 shows the processing contents mainly based on the operation program executed by the
[0094]
At the beginning of the processing, the image picked up by the
[0095]
Then, when the
[0096]
If the half-press operation state of the
[0097]
If the
[0098]
The image data obtained by this photographing is once held and stored in the
[0099]
Thereafter, it is determined whether or not the same counting process has been completed for all the pixels constituting the image data (step C09). If not completed, the process returns to step C07 again.
[0100]
By repeatedly executing the processes in steps C07 to C09 in this way, the color component having the highest gradation value is selected and counted up for all the pixels constituting the image data.
[0101]
When it is determined that processing has been completed for all the pixels constituting one frame of image data, the color component having the highest count value is a predetermined ratio compared to the color component having the next highest count value. For example, a color component to be emphasized is determined by determining whether or not it is twice or more as a threshold (step C10).
[0102]
Accordingly, it is determined whether or not there is a color component to be emphasized by the determination in step C10 (step C11). Only when it is determined that there is a color component, the processes of steps C12 to C14 are executed to perform actual color enhancement. To do.
[0103]
That is, first, one pixel consisting of a luminance signal and a color difference signal is selected and read from the image data held and stored in the DRAM 31 (step C12), and the seven color components R, G, B, Y, Mg, Cy, By newly calculating values of the luminance signal and the color difference signal by matrix calculation so as to increase the color component determined to be emphasized in W by a predetermined ratio, for example, 30%, The value is rewritten to the emphasized value (step C13).
[0104]
Thereafter, it is determined whether or not the same color enhancement processing has been completed for all the pixels constituting the image data (step C14). If not completed, the processing returns to step C12 again.
[0105]
In this way, by repeatedly executing the processes of steps C12 to C14, the color enhancement process is performed on all the pixels constituting the image data. Step C15 is reached when it is determined in step C14 that the color enhancement processing has been completed for all the pixels constituting the image data for one frame.
[0106]
This step C15 is directly executed when it is determined in step C11 that there is no color component to be emphasized. The luminance and color difference signals for one frame written in the
[0107]
In this way, as shown in the first embodiment, color enhancement is performed using not only the three primary colors RGB of the additive color method but also the three primary colors Y, Mg, and Cy of the subtractive color method and the mixed color W (white) that is not the primary color. Therefore, it is possible to select a color closer to the color frequently used in the image and emphasize it, and to reflect the intention of the user's color enhancement setting more faithfully in the image.
[0108]
The colors to be color-enhanced are not limited to the seven colors described above, but may be a color mixture corresponding to the subject or light source, such as skin color (person's skin) or orange (such as autumn leaves).
[0109]
(Fourth embodiment)
A fourth embodiment when the present invention is applied to a digital still camera will be described below with reference to the drawings.
[0110]
The external configuration is basically the same as in FIG. 1 and the circuit configuration is the same as in FIG. 2, and in the following text, the same reference numerals are used for the same parts, and the illustration and explanation are given. Omitted.
[0111]
Next, the operation of the above embodiment will be described.
Here, the
[0112]
In the present embodiment, as shown in FIG. 7, the color component to be emphasized is determined only by the central area A for one frame of image data obtained by photographing.
[0113]
FIG. 8 shows the processing contents mainly based on an operation program executed by the
[0114]
At the beginning of the processing, the image picked up by the
[0115]
Then, when the
[0116]
If the half-press operation state of the
[0117]
If the
[0118]
The image data obtained by this photographing is once held and stored in the
[0119]
Thereafter, it is determined whether or not the same counting process has been completed for all the pixels constituting the image data in the central area A (step D09). If not completed, the process returns to step D07 again.
[0120]
By repeatedly executing the processes of steps D07 to D09 in this way, the primary color component having the highest gradation value is selected for each area and counted up for all the pixels constituting the image data in the central area A.
[0121]
When it is determined that the processing for all the pixels constituting the image data in the central area A has been completed, the primary color component having the highest count value corresponding to all the pixels in the central area A is counted next. A color component to be emphasized is determined by determining whether a predetermined ratio, for example, twice or more of the primary color component having a high value is a threshold value (step D10).
[0122]
This is because, for example, in the image shown in the area, when the count value of the most primary color component is more than twice the count value of the next most primary color component, the image of that area is in terms of color tone. It is based on the most primary color components, and it is determined that this should be emphasized.
[0123]
Accordingly, it is determined whether or not there is a color component to be emphasized by the determination in step D10 (step D11). Only when it is determined that there is a color component, the processes of steps D12 to D14 are executed to perform actual color enhancement. To do.
[0124]
That is, first, one pixel consisting of a luminance signal and a color difference signal is selected and read out from the image data held and stored in the DRAM 31 (step D12), and a color component determined to be emphasized out of RGB is set to a predetermined ratio, for example, 3 The values of the luminance signal and the color difference signal are newly calculated by matrix calculation so as to be increased, and are updated and stored in the
[0125]
Thereafter, it is determined whether or not the same color enhancement processing has been completed for all the pixels constituting the image data (step D14), and if not completed, the processing returns to step D12 again.
[0126]
In this way, by repeatedly executing the processing of steps D12 to D14, color enhancement processing is performed on all the pixels constituting the image data. Then, when it is determined in step D14 that the color enhancement processing has been completed for all the pixels constituting the image data, the process proceeds to step D15.
[0127]
This step D15 is directly executed when it is determined in step D11 that it is not necessary to perform color enhancement. The luminance and color difference signals for one frame written in the
[0128]
In this way, the entire image is color-enhanced corresponding to the color used in the central area A in the image for one frame. Therefore, an image utilizing the color tone of the subject located at the center can be obtained.
[0129]
In FIG. 7, the central area A is set for one frame of image data, and the processing shown in FIG. 8 is executed based on the central area A. However, the size and position of the area A are fixed. It is also possible to prepare a plurality of area patterns in advance, such as the left half, the right half, the upper half, the lower half, the lower left, etc., and select one by an arbitrary operation of the user, It is also conceivable that the position is set on the screen of the
[0130]
(Fifth embodiment)
A fourth embodiment when the present invention is applied to a digital still camera will be described below with reference to the drawings.
[0131]
The external configuration is basically the same as in FIG. 1 and the circuit configuration is the same as in FIG. 2, and in the following text, the same reference numerals are used for the same parts, and the illustration and explanation are given. Omitted.
[0132]
Next, the operation of the above embodiment will be described.
Here, the
[0133]
In the present embodiment, as shown in FIG. 9, the image data for one frame obtained by photographing is divided into the central area A and other peripheral areas S, and the colors to be emphasized for each area. Ingredients shall be determined.
[0134]
FIG. 10 shows processing contents mainly based on an operation program executed by the
[0135]
At the beginning of the process, the image picked up by the
[0136]
Then, when the
[0137]
If the half-press operation state of the
[0138]
If the
[0139]
The image data obtained by this photographing is once held and stored in the
[0140]
Thereafter, it is determined whether or not the same counting process has been completed for all the pixels constituting the image data (step E09), and if not completed, the process returns to step E07 again.
[0141]
By repeatedly executing the processing of steps E07 to E09 in this way, the primary color component having the highest gradation value is selected for each pixel of the central area A and the peripheral area S and counted up. .
[0142]
When it is determined that processing has been completed for all pixels constituting one frame of image data, the primary color component with the highest count value is compared with the primary color component with the next highest count value for each area. Then, by determining whether or not a predetermined ratio, for example, twice or more, as a threshold value, the color component to be emphasized is determined for each area (step E10).
[0143]
This is because, for example, when the image in the area is “blue sky” and the count value of the most primary color component B is more than twice the count value of the next most primary color component G, The image is mainly composed of the color component B in terms of color tone, and it is determined that this should be emphasized.
[0144]
Therefore, it is determined whether or not there is at least one area that needs to be color-enhanced by the determination in step E10 (step E11). Only when it is determined that there is an area, step E12 is performed to perform actual color enhancement. Processes E16 to E16 are executed.
[0145]
That is, after selecting the central area A or the peripheral area S for which it is determined that color emphasis needs to be performed (step E12), the image data in the area held and stored in the
[0146]
Thereafter, it is determined whether or not the same color enhancement processing has been completed for all the pixels constituting the image data in the area (step E15). If not completed, the processing returns to step E13 again.
[0147]
In this way, by repeatedly executing the processes in steps E13 to E15, the color enhancement process is performed on all the pixels constituting the image data in the area. If it is determined in step E15 that the color enhancement processing has been completed for all the pixels constituting the image data in the area, whether or not the processing has been completed for all areas for which it is determined that color enhancement needs to be performed next. Is determined (step E12).
[0148]
If it is determined that there is an area that still needs to be color-enhanced, the process returns to step E12 to select the area, and the process from step E13 is repeated.
[0149]
In this way, color enhancement processing based on the determined color component is performed for each of at least one of the central area A and the peripheral area S that has been determined to require color enhancement. Then, when the processing of the area determined to require color enhancement is completed, this is determined in step E16, and step E17 is reached.
[0150]
This step E17 is directly executed when it is determined in step E11 that there is no area that needs to be color-enhanced, and the luminance and color difference signals for one frame written in the
[0151]
In this way, the image for one frame is divided into the central area A and the peripheral area S, and color enhancement is performed for each of these areas corresponding to the colors used frequently. Therefore, in image data with a composition in which the subject is located in the center, the center subject and the background are separately color-enhanced as necessary, so that the subject looks better and the background is also sharp. it can.
[0152]
In FIG. 9, the central area A and the other peripheral areas S are set for one frame of image data, and the processing shown in FIG. 10 is executed based on the central area A. And the size and position of the peripheral area S are not fixedly set, and a plurality of area patterns may be prepared in advance by user's arbitrary operation, and any one of them may be selected, and each of them corresponds to each balance. It is also conceivable that the position of one area is set on the screen of the
[0153]
In each of the first to fifth embodiments, the color component to be color-enhanced is determined based on the image data obtained by photographing. However, the present invention is not limited to this. Alternatively, in the AE lock state in which the
[0154]
In this case, if a through image appropriately subjected to color emphasis processing is displayed on the
[0155]
In addition, the present invention is not limited to the above-described embodiment, and various modifications can be made without departing from the scope of the invention.
[0156]
Furthermore, the above embodiments include inventions at various stages, and various inventions can be extracted by appropriately combining a plurality of disclosed constituent elements. For example, even if some constituent requirements are deleted from all the constituent requirements shown in the embodiment, at least one of the issues described in the column of the problem to be solved by the invention can be solved, and is described in the column of the effect of the invention. In a case where at least one of the obtained effects can be obtained, a configuration in which this configuration requirement is deleted can be extracted as an invention.
[0157]
【The invention's effect】
According to the first aspect of the present invention, it is possible to obtain a more colorful color image corresponding to the color of the subject while simplifying the operations required for the user as much as possible.Furthermore, since whether or not to perform color enhancement is determined according to the ratio of the most used color component ratio to the second used color component ratio, it is unnatural due to excessive color enhancement. It can prevent becoming an image.
[0158]
According to the invention described in
[0159]
According to the third aspect of the invention, in addition to the effect of the first aspect of the invention, the image is divided and color enhancement is performed for each of a plurality of areas corresponding to the colors used. Even when there are a plurality of colors to be desired, a more colorful image can be obtained correspondingly.
[0160]
According to the fourth aspect of the present invention, in addition to the effect of the first aspect of the invention, in order to determine a color that emphasizes a specific area with priority, the subject is generally used in accordance with a composition that is often used. The color of the image can be further emphasized to make a colorful image.
[0161]
According to the fifth aspect of the invention, in addition to the effect of the fourth aspect of the invention, the skin color of the person image in a general composition image in which the subject is located at the center, such as a portrait of a person, for example. For example, an image in which the color of the subject is more emphasized can be obtained.
[0162]
According to the sixth aspect of the invention, in addition to the effect of the first aspect of the invention, since it is possible to shift to photographing after visually recognizing the color-enhanced image before performing photographing, It is possible to avoid the failure and reliably capture the image as intended.
[0163]
According to the seventh aspect of the invention, it is possible to obtain a more colorful color image corresponding to the color of the subject while simplifying the operations required for the user as much as possible.Furthermore, since whether or not to perform color enhancement is determined according to the ratio of the most used color component ratio to the second used color component ratio, it is unnatural due to excessive color enhancement. It can prevent becoming an image.
[0164]
According to the eighth aspect of the invention, it is possible to obtain a more colorful color image corresponding to the color of the subject while simplifying operations required for the user as much as possible.Furthermore, since whether or not to perform color enhancement is determined according to the ratio of the most used color component ratio to the second used color component ratio, it is unnatural due to excessive color enhancement. It can prevent becoming an image.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view showing an external configuration of a digital camera according to a first embodiment of the present invention.
FIG. 2 is an exemplary block diagram showing a circuit configuration according to the embodiment;
FIG. 3 is a flowchart showing processing details in a shooting mode according to the embodiment;
FIG. 4 is a diagram illustrating an area division state of an image according to a second embodiment of the present invention.
FIG. 5 is a flowchart showing processing contents in a shooting mode according to the embodiment;
FIG. 6 is a flowchart showing processing contents in a shooting mode according to the third embodiment of the present invention.
FIG. 7 is a diagram illustrating an area division state of an image according to a fourth embodiment of the invention.
FIG. 8 is a flowchart showing processing contents in a shooting mode according to the embodiment;
FIG. 9 is a diagram illustrating an area division state of an image according to a fifth embodiment of the invention.
FIG. 10 is a flowchart showing processing contents in a shooting mode according to the embodiment;
[Explanation of symbols]
1 ... Digital camera
2 ... Photography lens
3 ... Self-timer lamp
4 ... Optical finder window
5 ... Strobe light emitting part
6 ... Power key
7 ... Shutter key
8 ... Mode switch
9 ... Menu key
10 ... Cross key
11 ... Optical finder
12 ... Strobe charge lamp
13 ... Display section
21 ... Motor (M)
22 ... Lens optical system
23 ... CCD
24 ... Timing generator (TG)
25 ... Vertical driver
26. Sample hold circuit (S / H)
27 ... A / D converter
28 ... Color process circuit
29 ... DMA controller
30 ... DRAM interface (I / F)
31 ... DRAM
32 ... Control unit
33 ... VRAM controller
34 ... VRAM
35 ... Digital video encoder
36 ... Key input section
37 ... JPEG circuit
38 ... Flash memory
A ... Central area
S ... Surrounding area
Claims (8)
この撮影手段で得た画像データに基づいて強調する色成分を決定する決定手段と、
この決定手段で決定した色成分に基づいて上記撮影手段で得た画像データを構成する各画素に色強調処理を施す色強調手段と、
この色強調手段で色強調処理を施した画像データを記録する記録手段と
を具備した電子カメラにおいて、
上記決定手段は、画像データ中の最も使用されている色成分の割合と2番目に使用されている色成分の割合の比により色強調の実行の有無を含めて決定することを特徴とする電子カメラ。 Photographing means for capturing a subject image as image data;
Determining means for determining a color component to be emphasized based on image data obtained by the photographing means;
A color enhancement unit that performs color enhancement processing on each pixel constituting the image data obtained by the photographing unit based on the color component determined by the determination unit;
In an electronic camera comprising recording means for recording image data subjected to color enhancement processing by this color enhancement means ,
The determination means includes determining whether or not to perform color enhancement based on a ratio of a ratio of the most used color component in the image data to a ratio of the second used color component. camera.
上記色強調手段は、上記決定手段がエリア毎に決定した色成分に基づいてそのエリア内の各画素に色強調処理を施す
ことを特徴とする請求項1または2記載の電子カメラ。The determining means divides the image data into a plurality of areas, automatically determines a color component to be emphasized for each divided area,
3. The electronic camera according to claim 1, wherein the color enhancement means performs color enhancement processing on each pixel in the area based on the color component determined for each area by the determination means.
上記決定手段は、撮影準備状態にある上記撮影手段で得られる画像から強調する色成分を自動決定し、
上記色強調手段は、上記決定手段で決定した色成分に基づいて撮影準備状態にある上記撮影手段で得られた画像に色強調処理を施し、上記表示手段で表示させる
ことを特徴とする請求項1または2記載の電子カメラ。It further comprises a display means for displaying an image obtained by the photographing means in a photographing preparation state,
The determining unit automatically determines a color component to be emphasized from an image obtained by the shooting unit in a shooting preparation state,
The color enhancement means performs color enhancement processing on the image obtained by the photographing means in a photographing preparation state based on the color component determined by the determination means, and causes the display means to display the image. The electronic camera according to 1 or 2 .
この決定工程で決定した色成分に基づいて上記与えられる画像データを構成する各画素に色強調処理を施す色強調工程と、
この色強調工程で色強調処理を施した画像データを記録する記録工程と
を有した画像処理方法において、
上記決定工程は、画像データ中の最も使用されている色成分の割合と2番目に使用されている色成分の割合の比により色強調の実行の有無を含めて決定することを特徴とする画像処理方法。 A determination step for determining a color component to be enhanced based on given image data;
A color enhancement step of performing color enhancement processing on each pixel constituting the image data given based on the color component determined in the determination step;
In an image processing method including a recording step of recording image data subjected to color enhancement processing in this color enhancement step ,
The determining step includes determining whether or not color enhancement is performed based on a ratio of a ratio of the most used color component to a second used color component in the image data. Processing method.
この決定ステップで決定した色成分に基づいて上記与えられる画像データを構成する各画素に色強調処理を施す色強調ステップと、
この色強調ステップで色強調処理を施した画像データを記録する記録ステップと
をコンピュータに実行させるプログラムにおいて、
上記決定ステップは、画像データ中の最も使用されている色成分の割合と2番目に使用されている色成分の割合の比により色強調の実行の有無を含めて決定することを特徴とするプログラム。 A determining step for determining a color component to be enhanced based on given image data;
A color enhancement step of performing color enhancement processing on each pixel constituting the image data given based on the color component determined in the determination step;
A recording step for recording the image data subjected to the color enhancement processing in the color enhancement step;
In a program that causes a computer to execute
The determining step includes determining whether or not color enhancement is performed based on a ratio of a ratio of the most used color component to a second used color component in the image data. .
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