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JP4153276B2 - 車両用自動変速機のレンジ切換え装置 - Google Patents

車両用自動変速機のレンジ切換え装置 Download PDF

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JP4153276B2 JP2002277472A JP2002277472A JP4153276B2 JP 4153276 B2 JP4153276 B2 JP 4153276B2 JP 2002277472 A JP2002277472 A JP 2002277472A JP 2002277472 A JP2002277472 A JP 2002277472A JP 4153276 B2 JP4153276 B2 JP 4153276B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、アクチュエータによってレンジ切換えを行う自動変速機のレンジ切換え装置に関し、詳しくは、車両停止時のレンジ切換え制御に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、アクチュエータを用いてレンジ切換えを行う自動変速機において、運転者の停止意志や、運転者の不在を判定して自動的にPレンジに切換え、車両の不慮の移動を規制する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
本技術に依れば、イグニッションスイッチON、かつ、車速が所定値以下の状態で、パーキングブレーキON(停止の意志)、又は、着座スイッチOFF(運転者不在)を検知すると、シフトレンジを自動的にPレンジに切換える。
【0003】
これにより、例えばDレンジのまま停止した際、パーキングブレーキが不十分であって、然も、傾斜路で車両の移動方向に力が加わったり、エアコンの負荷変動によりエンジン出力が上昇して駆動トルクが増大することがあっても、車両の不慮の移動を規制することができる。
【0004】
【特許文献1】
実開平03−6163号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記従来制御では、信号待ち等でパーキングブレーキを使用した場合などにもPレンジへの自動切換えが行われ、その後の発進時にPレンジから走行レンジへのセレクト操作を行う必要が生じ、操作が煩雑であると共に、セレクトショックが発生し、運転性が悪化する。
【0006】
また、ドライバーが意図しないPレンジからの発進の為、特に急発進を行おうとした場合などに、エンジン回転が上昇した後の走行レンジへの切換え(所謂レーシングセレクト)が生じて、変速機に悪影響を及ぼす可能性があった。
本発明は上記問題点に鑑みなされたものであり、車両の不慮の移動を規制しつつ、Pレンジへの自動切換えが無用に行われることを回避して、運転性の悪化や変速機の負荷に繋がるPレンジ切換えの頻度を低減できる車両用自動変速機のレンジ切換え装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
そのため、請求項1記載の発明は、車速が第1所定速度以下、かつ、パーキングブレーキON、かつ、アクセル開度全閉の状態を検出した後、パーキングブレーキON、かつ、アクセル開度全閉の状態を維持したままで、車速が前記第1所定速度以上の速度である第2所定速度を上回った場合、シフトレンジをPレンジに自動的に切換える構成とした。
【0008】
上記構成によると、ドライバーの停止意志が継続している状態において、車速が第2所定速度を超えた場合、即ち、実際に車両の移動を検知した場合のみにPレンジに自動的に切換える。
従って、Pレンジへの自動切換えは、車両が実際に移動する状態になった場合に限定され、車両の不慮の移動を規制しつつ、運転性の悪化や変速機の負荷に繋がるPレンジへの切換えの頻度を低減できる。
【0009】
請求項2記載の発明では、前記Pレンジへの自動切換え後に、運転者の走行開始意図を検知した場合、自動切換え直前のレンジに復帰させる構成とした。
上記構成によると、Pレンジに切換えられている状態から、運転者が再び走行を開始しようとする際に、自動切換え直前に自ら選択していたレンジに自動的に復帰する。
【0010】
従って、特別な操作無しに走行を再開できると共に、レーシングセレクトの発生を効果的に防止できる。
請求項3記載の発明では、前記Pレンジへの自動切換えの実施条件が成立している状態で、運転者のレンジ切換え操作を検知した場合、Pレンジへの自動切換えを禁止し、運転者のレンジ切換え操作に応じたレンジに切換える構成とした。
【0011】
上記構成によると、たとえPレンジへの自動切換えが行われる条件下であっても、運転者が他のレンジを選択する場合には、運転者の意志を優先し、運転者の要求するレンジに切換える。
従って、運転者の意図とは異なるレンジに強制されることがなく、運転性を確保できる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態を説明する。
図1は、実施の形態における車両用自動変速機のレンジ切換え装置のシステム構成図である。
この図1において、車両用自動変速機1には、後述するレンジ切換バルブ6を駆動するためのモータ2(アクチュエータ)が取り付けられる。
【0013】
前記モータ2の出力軸には減速歯車機構3が設けられ、該減速歯車機構3を介してレンジ切換シャフト4を回転駆動するよう構成される。
尚、前記減速歯車機構3とレンジ切換シャフト4との間には、回転方向に遊びが設けられている。
前記レンジ切換シャフト4には、該レンジ切換シャフト4を複数のレンジそれぞれに対応する角度に位置決めするためのディテント機構5が取り付けられる。
【0014】
前記ディテント機構5は、図2に示すように、レンジ切換シャフト4に固定されて一体に回転するディテントレバー5A、ディテントレバー5Aの周辺に各レンジに対応して形成される凹部に係合するローラを支持すると共に、該ローラを前記凹部に向けて押圧付勢するディテントスプリング5Bから構成される。
そして、前記ディテント機構5は、上記構成によってレンジ切換シャフト4を、Pレンジ(パーキングレンジ)、Rレンジ(リバースレンジ)、Nレンジ(ニュートラルレンジ)、Dレンジ(ドライブレンジ)、2レンジ、1レンジのいずれかに対応する角度に位置決めする。
【0015】
前記レンジ切換シャフト4の回転運動は、ディテントレバー5Aとレンジ切換バルブ6との係合によって、レンジ切換バルブ6の軸方向運動に変換され、レンジ切換バルブ6がバルブボディ7内で軸方向に変位することで、油圧ポートの開閉が切り換えられ、各シフトレンジに応じてライン圧を配送する。
前記ディテントレバー5Aに一端が取り付けられるロッド8の他端には、カム9が取り付けられ、揺動可能に支持されたパーキングポール10が前記カム9との摺接によって揺動駆動され、Pレンジ位置においては、パーキングポール10の爪10aがパーキングギヤ11の凹部11aに噛み合って、パーキングギヤ11が固定されるようになっている。
【0016】
また、前記レンジ切換シャフト4には、該レンジ切換シャフト4の角度を連続的に転出するポテンショメータ21が備えられる一方、自動変速機1が各レンジのいずれに切り換えられているかを検出するインヒビタスイッチ22が設けられる。
また、運転者によって操作されるレンジセレクトスイッチ23が設けられている。
【0017】
前記ポテンショメータ21、インヒビタスイッチ22及びレンジセレクトスイッチ23からの信号は、A/Tコントロールユニット(A/T C/U)24に入力される。
また、前記A/Tコントロールユニット24には、前記自動変速機1の出力軸から車速信号を取り出す車速センサ25からの信号が入力される。
【0018】
そして、前記A/Tコントロールユニット24は、レンジセレクトスイッチ23に対応するレンジ切換シャフト4の目標角度を設定し、前記ポテンショメータ21で検出される実際の角度が前記目標角度に一致するように、前記モータ2の駆動信号をフィードバック制御する。
本実施形態では、モータ2に対する電源供給を高周波でON・OFFするときのON時間割合で平均印加電圧を制御するようになっており、前記駆動信号は、前記ON時間割合を示すオンデューティ比(%)として演算される。
【0019】
前記A/Tコントロールユニット24は、通常、レンジセレクトスイッチ23に対応するレンジに切換える制御を行うが、車両停止時にはPレンジに自動的に切換える制御を行うようになっており、以下では、係るPレンジへの自動切換え制御について説明する。
図3のフローチャートは、Pレンジへの自動切換え制御の第1実施形態を示す。
【0020】
図3のフローチャートにおいて、ステップS1では、車速センサ31から車速信号VSP、アクセル開度センサ32からアクセル開度信号、パーキングブレーキスイッチ33からON・OFF信号、インヒビタスイッチ22からATレンジ信号を取得する。
ステップS2では、現状のレンジがPレンジであるか否かを判定し、Pレンジであれば本制御は不要であるので制御を終了する。
【0021】
Pレンジでない場合は、ステップS3で自動シフト条件判定フラグFlag1を参照し、成立していなければ(Flag1=0であれば)ステップS4へ、成立していれば(Flag1=1であれば)ステップS9へ進む。
前記自動シフト条件判定フラグの初期値は、不成立の0である。
ステップS4,S5,S6では、自動シフト条件の判定を行う。
【0022】
ステップS4では、車速VSPが第1所定速度VSP1以下であるか否かを判定し、ステップS5では、アクセル開度が全閉であるか否かを判定し、ステップS6では、パーキングブレーキスイッチがON(パーキングブレーキが作動中)であるか否かを判定する。
そして、車速VSPが第1所定速度VSP1以下で、かつ、アクセル開度が全閉で、かつ、パーキングブレーキスイッチがONであったときには、自動シフト条件が成立していると判断し、ステップS7で自動シフト条件判定フラグFlag1を1とする。
【0023】
車速VSPが第1所定速度VSP1以下、アクセル開度が全閉、パーキングブレーキスイッチがONの3条件のうちの1つでも成立していない場合には、自動シフト条件が不成立であると判断し、ステップS8で自動シフト条件判定フラグFlag1を0とする。
前記第1所定速度VSP1は、0又は十分に小さい速度を設定する。
【0024】
自動シフト条件判定フラグFlag1が1の場合、すなわち自動シフト条件が成立している場合、次回のステップS3の判定でステップS9以降に進み、ステップS9でアクセル開度が全閉であるか否か、ステップS10でパーキングブレーキが作動しているか否かを判定する。
そして、アクセル開度が全閉で、かつ、パーキングブレーキの作動している場合は、車両の移動が生じているか否かを判定するステップS11へ進む。
【0025】
また、アクセル開度が全閉ではないと判定されたとき、又は、パーキングブレーキが作動していないと判定された場合は、自動シフト条件が不成立になったと判定し、ステップS14で自動シフト条件判定フラグFlag1を0、すなわち初期状態とし、制御を終了する。
ステップS11では、現在の車速VSPが第2所定速度VSP2を上回っているか、すなわち車両の移動が生じているかを判定する。
【0026】
車速VSPが第2所定速度VSP2以下である場合は、車両は略停止しているものと判断し、そのまま本制御を終了させる。
車速VSPが第2所定速度VSP2を上回っている場合は、運転者の意図しない車両の移動が生じているものと判断し、ステップS12でPレンジへの自動的なシフトを行い、これによりパーキングギヤを固定することによって車両の移動を強制的に停止させる。
【0027】
次のステップS13では、自動シフト条件判定フラグFlag1を0、すなわち初期状態とし、本制御を終了する。
ここで、第2所定速度VSP2は第1所定速度VSP1と同じか上回る値とし(VSP2≧VSP1)、最大でも車両の移動が運転者に殆ど認知されない範囲とするのがよい。
【0028】
また、Pレンジへの自動切換えが実施されたことを、ランプや警告音等で運転者に知らせる手段を付加することが望ましい。
図4のフローチャートは、Pレンジへの自動切換え制御の第2の実施形態を示す。
図4のフローチャートにおいて、ステップS21では、ステップS1と同様にして、車速VSP,アクセル開度,パーキングブレーキスイッチ状態,ATレンジ信号を取得する。
【0029】
ステップS22では、自動シフト状態判別フラグFlag2を参照し、成立していなければ(Flag2=0であれば)ステップS23へ、成立していれば(Flag2=1であれば)ステップS37へ進む。
前記自動シフト状態判別フラグFlag2の初期値は、不成立の0である。
ステップS23では、現状のレンジがPレンジであるかを判定し、Pレンジであれば本制御は不要であるので制御を終了する。
【0030】
Pレンジでない場合は、ステップS24で自動シフト条件判定フラグFlag1を参照し、成立していなければ(Flag1=0であれば)ステップS25へ、成立していれば(Flag1=1であれば)ステップS29へ進む。
前記自動シフト条件判定フラグFlag1の初期値は、不成立の0である。
ステップS25,S26,S27では自動シフト条件の判定を行う。
【0031】
ステップS25では、車速VSPが第1所定速度VSP1以下であるか否かを判定し、ステップS26では、アクセル開度が全閉であるか否かを判定し、ステップS27では、パーキングブレーキスイッチがON(パーキングブレーキが作動中)であるか否かを判定する。
車速VSPが第1所定速度VSP1以下、かつ、アクセル開度が全閉、かつ、パーキングブレーキスイッチがON(パーキングブレーキが作動中)である場合は、自動シフト条件が成立していると判定し、ステップS28で自動シフト条件判定フラグFlag1を1とする。
【0032】
一方、車速VSPが第1所定速度VSP1以下、アクセル開度が全閉、パーキングブレーキスイッチがONの3条件のうちの1つでも成立していない場合は、不成立と判定し制御を終了する。
前記第1所定速度VSP1は、0又は十分に小さい速度を設定する。
自動シフト条件判定フラグFlag1が1の場合、ステップS24の判定でステップS29以降に進み、ステップS29でアクセル開度全閉が継続しているか否か、ステップS30でパーキングブレーキの作動が継続しているか否かを判定する。
【0033】
そして、アクセル開度全閉かつパーキングブレーキ作動状態が継続している場合はステップS31へ進み、アクセルが開操作されるか、パーキングブレーキが非作動状態になったとき場合は、自動シフト条件が不成立になったと判定し、ステップS36で自動シフト条件判定フラグFlag1を0、すなわち初期状態とし、制御を終了する。
【0034】
ステップS31では、現在の車速VSPが第2所定速度VSP2を上回っているか否かを判定する。
車速VSPが第2所定速度VSP2以下である場合は、車両は略停止しているものと判断し、そのまま制御を終了する。
一方、車速VSPが第2所定速度VSP2を上回っている場合、運転者の意図しない車両移動が生じているものと判断し、ステップS32で現在のレンジを記録した上で、ステップS33でPレンジへの自動シフトを行い、パーキングギヤを固定することによって車両の移動を強制的に停止する。
【0035】
更に、ステップS34では、Pレンジへの自動レンジ切換えが実施されたことを、ランプや警告音等で運転者に知らせ、ステップS35で自動シフト条件判定フラグFlag1を0、すなわち初期状態に戻す一方、自動シフト状態判別フラグFlag2を1とする。
ここで、第2所定速度VSP2は第1所定速度VSP1と同じか上回る値とし(VSP2≧VSP1)、最大でも車両の移動が運転者に殆ど認知されない範囲とするのが望ましい。
【0036】
ステップS35で自動シフト状態判別フラグFlag2が1とされると、次回のステップS22で、自動シフト状態判別フラグFlag2が1であると判定され、ステップS37以降へ進む。
ステップS37では、アクセル開度が全閉であるか否かを判定し、アクセル開度が全閉であればステップS38へ進み、パーキングブレーキの作動を判定し、アクセル開度全閉かつパーキングブレーキ作動の状態であれば、運転者の停止意図は継続していると判断して終了する。
【0037】
一方、アクセル開度が全閉でない場合、又は、パーキングブレーキが作動していない場合は、運転者が走行を開始する意図があるものと判定し、ステップS39でPレンジへの自動シフト直前のレンジに戻す処理を行う。
次のステップS40では、自動シフト実施の警告・表示を終了し、更に、ステップS41では、自動シフト状態判別フラグFlag2を0、すなわち初期状態に戻して制御を終了する。
【0038】
図5のフローチャートは、Pレンジへの自動切換え制御の第3の実施形態を示す。
図5のフローチャートは、図4のフローチャートにステップS50〜ステップS59を追加し、これに伴って新たに停止状態判別フラグFlag3を設定している。
【0039】
よって、図4のフローチャートに対して追加された部分を中心に、第3の実施形態における制御動作を説明する。
図5のフローチャートにおいて、自動シフト条件成立後の車両移動の検知によってPレンジへ自動的にシフトし、自動シフト状態判別フラグFlag2を1にするところまでは、図4のフローチャートの動作と同一である。
【0040】
Pレンジへの自動シフト後、自動シフト条件が継続している状態において、ステップS50で取得したレンジセレクトスイッチ22に基づき、ステップS52にて自動レンジ切換え実施後における運転者のレンジ切換え操作の有無を判定する。
ここで、運転者のレンジ切換え操作が無い場合、以降の動作は図4のフローチャートの動作と同様となる。
【0041】
ステップS52にて運転者のレンジ切換え操作が検知された場合は、運転者が状況を認識した上でシフト切換え操作を行っているものと判断し、Pレンジへの自動シフト状態は不要となったと判断して、ステップS53でその操作に従ったレンジ切換えを行う。
また、ステップS54では、自動シフト実施の警告・表示を終了し、次のステップS52で自動シフト状態判別フラグFlag2を0、すなわち初期状態に戻す一方、停止状態継続フラグFlag3を1とする。
【0042】
停止状態継続フラグFlag3が1となったことにより、次回のステップS51でステップS56以降に進み、ステップS56では車速VSPが第1所定速度VSP1以下であるか否か、ステップS57ではアクセル開度全閉であるか否か、ステップS58ではパーキングブレーキが作動中であるか否かを判別する。
そして、車速VSPが第1所定速度VSP1以下、かつ、アクセル開度全閉、かつ、パーキングブレーキが作動中であれば、今回の停止状態が継続していると判別して本制御を終了させ、Pレンジへの自動切換え制御が実施されない状態を保持する。
【0043】
ステップS56〜ステップS58のいずれかで条件が不成立となった場合、運転者が車両を走行させようとしていると判断し、停止状態継続は終了したものとして、ステップS59で停止状態継続フラグFlag3を0、すなわち初期状態に戻し、制御を終了する。
これにより、運転者があえてPレンジ以外のレンジを選択した場合に、その選択操作を優先し、再度Pレンジに切換えることを防止することが出来る。
【0044】
尚、本実施形態では、モータ2によってレンジ切換バルブ6を変位させることでレンジの切換えを行わせる構成のレンジ切換え装置を用いたが、レンジ切換えをソレノイドバルブによる油路の切換えによって行う構成であっても良い。
また、レンジ切換えバルブを電気信号で切換え、パーキング操作は油圧など別の機構を用いる構成(特開平4−63750号公報参照)であっても良い。
【0045】
また、自動シフト条件判定フラグFlag1=1であるとき、及び/又は、Pレンジに自動的に切換えたときに、自動変速機に連結されるエンジンの出力を強制的に抑制するか、又は、エンジンを強制的に停止させるようにしても良い。
更に、上記実施形態から把握し得る請求項以外の技術思想について、以下にその効果と共に記載する。
(イ)請求項1〜3のいずれか1つに記載の自動変速機のレンジ切換え装置において、車速が第1所定速度以下、かつ、パーキングブレーキON、かつ、アクセル開度全閉の状態を検出しているとき、及び/又は、Pレンジに自動的に切換えたときに、自動変速機に連結されるエンジンの出力を強制的に抑制するか、又は、エンジンを強制的に停止させることを特徴とする自動変速機のレンジ切換え装置。
【0046】
上記構成によると、レンジ切換え実施時及び/又は実施可能性の有るとき、エンジン出力の抑制、又は、エンジンの停止を行う。
従って、車両の不慮の移動が発生する可能性があるときに、及び/又は、実際に動き出したときに、移動を増幅させるエンジン出力の増大が回避されるから、車両の不慮の移動をより確実に規制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動変速機のレンジ切換え装置を示すシステム構成図。
【図2】レンジ切換えシャフトの駆動機構を示す斜視図。
【図3】Pレンジ自動切換え制御の第1の実施形態を示すフローチャート。
【図4】Pレンジ自動切換え制御の第2の実施形態を示すフローチャート。
【図5】Pレンジ自動切換え制御の第3の実施形態を示すフローチャート。
【符号の説明】
1…自動変速機、2…モータ(アクチュエータ)、3…減速機構、4…レンジ切換シャフト、5…ディテント機構、6…レンジ切換バルブ、21…ポテンショメータ、22…インヒビタースイッチ、23…レンジセレクトスイッチ、24…A/Tコントロールユニット、31…車速センサ、32…アクセル開度センサ、33…パーキングブレーキスイッチ

Claims (3)

  1. アクチュエータによってレンジ切換えを行う車両用自動変速機のレンジ切換え装置であって、
    車速が第1所定速度以下、かつ、パーキングブレーキON、かつ、アクセル開度全閉の状態を検出した後、パーキングブレーキON、かつ、アクセル開度全閉の状態を維持したままで、車速が前記第1所定速度以上の速度である第2所定速度を上回った場合、シフトレンジをPレンジに自動的に切換えることを特徴とする車両用自動変速機のレンジ切換え装置。
  2. 前記Pレンジへの自動切換え後に、運転者の走行開始意図を検知した場合、自動切換え直前のレンジに復帰させることを特徴とする請求項1記載の車両用自動変速機のレンジ切換え装置。
  3. 前記Pレンジへの自動切換えの実施条件が成立している状態で、運転者のレンジ切換え操作を検知した場合、Pレンジへの自動切換えを禁止し、運転者のレンジ切換え操作に応じたレンジに切換えることを特徴とする請求項1又は2記載の車両用自動変速機のレンジ切換え装置。
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