JP4150477B2 - Steering wheel - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、グリップ部にヒータ装置を備えたステアリングホイールに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、冬期などの握り感を向上するため、操作者が把持するグリップ部にヒータ装置を備えたステアリングホイールが提案されている。
【0003】
例えば、実開昭59−35266号公報に記載されたように、電気発熱体をプリントした矩形状の耐熱フィルムを備えたヒータ装置を備え、このヒータ装置をハンドル体の表面に巻き付けて接着し、さらに、このヒータ装置を合成樹脂皮膜で覆った構成が知られている。そして、電気発熱体は、ハンドル体の長手方向に直交する方向を長手方向とした波状に形成され、あるいは、ハンドル体の長手方向に沿った方向を長手方向とした複数の直線状のヒータ線を両端部で接続して形成され、この電気発熱体に通電して加温するようになっている。
【0004】
しかしながら、電気発熱体をハンドル体の長手方向に直交する方向を長手方向とした波状に形成した構成では、電気発熱体のパターンがハンドル体の断面における周方向に沿って配置されるため、このヒータ装置を天然または合成の皮革などで覆う場合、ハンドル体全体の外周部に電気発熱体のパターンが縞状に浮き上がるように見え、外観が悪化する問題を有している。
【0005】
また、電気発熱体のパターンを、ハンドル体の長手方向に沿った方向すなわちハンドル体全体の周方向に沿った方向を長手方向とした複数の直線状のヒータ線を両端部で接続した構成では、このパターンを形成した矩形状の耐熱フィルムを円環状のグリップ部の周面に巻いた状態で、例えば、ハンドル体全体の外周部の部分にしわなく密着させようとすると、ハンドル体全体の内周部にしわが発生する。そして、このしわにより、外観が悪化し、あるいは、電気発熱体の劣化が生じるおそれがある。さらに、直線状のヒータ線が平行状に複数配列され、これらが並列に結合され一括して電源に接続されるため、各直線状のヒータ線の抵抗値を高くする必要があり、場合により各部の抵抗値を異ならせた特性とする必要がある。そこで、直線状のヒータ線の一部が断線などした場合は、ヒータ全体の断線には至らないものの、全体としての特性が大きく変化する場合がある。
【0006】
この点、例えば、特開平9−183378号公報には、グリップに沿って配置できるように、シート状の導電性材料を打ち抜くなどして、直線状の中心部と、この中心部に一部で連設された弧状のサイドセグメントとを形成した加熱用エレメントが示されている。
【0007】
しかしながら、この特開平9−183378号公報記載の構成では、外観を良好にするためには、ステアリングホイールの所定の位置に正確に位置決めして固定する必要があり、製造工程が煩雑になる問題を有している。また、シート状の材料原反から、直線状の部分と弧状の部分とを切り出すため、材料取りの効率が悪い問題を有している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
上記のように、従来の構成では、グリップ部にヒータ装置を備えたステアリングホイールでは、外観の向上が容易でない問題を有している。
【0009】
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、容易に外観を向上できるステアリングホイールを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載のステアリングホイールは、断面略円形で操作軸を中心とする円環状をなすグリップ本体及びこのグリップ本体の表面側を被覆する被覆体を設けた把持用のグリップ部を備えたステアリングホイール本体と、前記グリップ本体の表面に沿って、前記グリップ本体と前記被覆体との間に配置されるヒータ装置とを具備し、前記ヒータ装置は、シート状の支持体と、この支持体に支持される電熱線とを備え、この電熱線は、前記支持体の長手方向に沿って配置され、かつ、前記操作軸の反対側である外周部に配置される第1の電熱線部と、この第1の電熱線部に電気的に直列に接続され、この第1の電熱線部と前記支持体の長手方向に沿った側縁部との間に配置され、前記長手方向と交差する方向に沿って波状に配置された第2の電熱線部とを備えたものである。
【0011】
そして、この構成では、電熱線に通電することにより、この電熱線が発熱し、被覆体を介してステアリングホイールが加温され、握り感が向上する。ヒータ装置は、第1の電熱線部の部分をグリップ本体の外周部上に密着して配置することにより、視覚的に目立ちやすいグリップ本体の外周部には長手方向と交差する凹凸ができにくく、外観が容易に向上する。この状態で、支持体の側縁部に近い第2の電熱線部の部分にしわが生じやすくなるが、第2の電熱線部は長手方向と交差する方向に沿って波状に配置されており、しわを吸収して外観を向上しやすいとともに、電熱線への影響が抑制される。また、第1の電熱線部と第2の電熱線部とは電気的に直列に接続されているので、構造およびヒータ装置への配線作業が容易になり、製造コストが低減される。さらに、支持体には大きな切欠などを形成する必要がなく、略矩形状に形成でき、材料取りの効率が良く、製造コストが低減される。
【0012】
請求項2記載のステアリングホイールは、請求項1記載のステアリングホイールにおいて、支持体には、側縁部から、第2の電熱線部に略沿った切欠部が設けられたものである。
【0013】
そして、この構成では、支持体が容易にしわなくグリップ本体の表面上に密着して配置され、外観が容易に向上する。
【0014】
請求項3記載のステアリングホイールは、請求項1または2記載のステアリングホイールにおいて、支持体は、長手方向に沿った両側縁部を互いに対向させ、かつ、この対向部分が操作軸に向かう内周部に配置されたものである。
【0015】
そして、この構成では、グリップ部の外周部に支持体の中心部を配置し、ヒータ装置の取り付け作業性と外観とが良好になる。
【0016】
請求項4記載のステアリングホイールは、請求項1ないし3いずれか記載のステアリングホイールにおいて、グリップ本体及びこのグリップ本体の表面の一部に配置された支持体は、被覆体が配置される滑らかな曲面を構成するものである。
【0017】
そして、この構成では、被覆体に生じる凹凸を抑制し、外観が容易に向上する。
【0018】
請求項5記載のステアリングホイールは、請求項1ないし4いずれか記載のステアリングホイールにおいて、被覆体は、長手方向の端部同士を連結する連結部を備え、第1の電熱線部は、前記連結部の近傍に位置して、電熱線が折り返される反転部を設けたものである。
【0019】
そして、この構成では、第1の電熱線部の反転部により生じる凹凸が、連結部により目立たなくなり、外観が容易に向上する。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明のステアリングホイールの一実施の形態を図面を参照して説明する。
【0021】
図1において、1は自動車のステアリングホイールで、このステアリングホイール1は、ステアリングホイール本体2と、このステアリングホイール本体2の乗員側に装着される仮想線で示すセンタパッドとしてのエアバッグ装置(エアバッグモジュール)4となどを備えている。なお、ステアリングホイール1は、通常傾斜した状態で車両に備えられるステアリングシャフトに装着されるものであるが、以下、エアバッグ装置4側である乗員側すなわち正面側を上側、ステアリングシャフト側すなわち背面側を下側、車両の前側すなわち前側上方のフロントガラス側を前側、車両の後側すなわち後側下方を後側あるいは手前側とし、また、ステアリングシャフトの軸芯を操作軸Oとして説明する。
【0022】
そして、ステアリングホイール本体2は、略環状例えば円環状をなし、リム部あるいはリング部などとも呼ばれる把持部であるグリップ部5と、このグリップ部5の内側に位置するボス部6と、これらグリップ部5とボス部6とを連結する複数の、本実施の形態では4本のスポーク部7とから構成されている。
【0023】
また、ボス部6の車体側となる下部には、車体の操舵軸であるステアリングシャフトに嵌着して連結される金属を切削形成などしたボス8が設けられているとともに、このボス8に、ハブコアを構成するボスプレート9がアルミニウムあるいはマグネシウム合金などをダイカストで鋳ぐるむなどして一体的に固着されている。そして、このボスプレート9から、スポーク部7の芯金7aがダイカスト成形で一体に延設され、あるいは溶接などして固着されている。さらに、このスポーク部7の芯金7aの先端部に、鉄パイプ製のリング芯であるグリップ部5の芯金5aが一体に鋳込まれるなどして固着されている。また、これらグリップ部5の芯金5aの表面部には、スポーク部7の芯金7aのグリップ部5側の部分に連続して、例えば軟質の発泡ポリウレタンなどからなる表皮部10が形成され、これら芯金5aと表皮部10により、断面の外形が略円形状、すなわち、略円柱状のグリップ本体11が構成されている。なお、この表皮部10は、塩化ビニル、ポリプロピレン、各種の熱可塑性エラストマーなどにて形成でき、さらには、触感と絶縁性とを有する部材である木材を利用することもできる。
【0024】
さらに、このグリップ本体11の表面には、略全表面に沿ってヒータ装置12の本体部12a が巻かれ、さらに、この表皮部10及びヒータ装置12を覆って、天然皮革シートや蛋白質を添加などした人工皮革シートなどのシート体である被覆体14が巻いて取り付けられている。また、この被覆体14には、長手方向に沿った両側の端縁部15に沿って所定間隔で針孔16が形成されている。そして、この被覆体14は、グリップ部5の操作軸Oに向かう側すなわち内周部Aで、端縁部15同士が突き合わされたうえ、針孔16に挿入される連結手段としての縫糸17で縫い合わされている。
【0025】
なお、ボス部6には、樹脂製の下部カバーが取り付けられ、ボス部6の下側部が覆われており、この下部カバーには、ステアリングシャフトが挿通するとともに車体側とステアリングホイール1側とを電気的に接続するクロックスプリングなどの電気的な接続装置が配置されている。また、このステアリングホイール本体2には、ホーンスイッチ機構が設けられ、このホーンスイッチ機構を介してエアバッグ装置4が上下動可能に取り付けられている。
【0026】
そして、ヒータ装置12は、図1ないし図3に示すように、支持体21と、この支持体21に取り付けられた1本の電熱線22と、この電熱線22の二カ所の端末23a ,23b に接続されたリード線24と、このリード線24の中間部に接続された温度センサ25と、電源に接続されるコネクタ26となどを備えている。
【0027】
そして、支持体21は、基材とも呼び得るもので、シート状すなわち膜状をなし、耐熱クロス、例えば、耐熱性ポリエステル、耐熱性ナイロンなどの不織布、あるいは耐熱性樹脂フィルムなどにより、平面上に展開した状態で細長略矩形状に形成されている。すなわち、支持体21は、グリップ部5の全長すなわち周方向の寸法に相当する長辺としての一対の側縁部31と、グリップ部5の断面の周方向の寸法に相当する一対の短辺32とを備えるとともに、各側縁部31には、各スポーク部7に対応する合計8カ所の位置に、延出片34,35が延設されている。また、これら延出片34,35は、前後のスポーク部7の形状に応じて、前側のスポーク部7に対応する延出片34に対して、後側のスポーク部7に対応する延出片35は、支持体21の長手方向に沿った幅寸法が小さく形成されている。
【0028】
また、電熱線22は、全体として、1本の電熱線22を波状に屈曲し、接着、縫製、あるいは挟み込み、などの方法で、支持体21の表面側、裏面側、あるいは内側に取り付けられている。なお、本実施の形態では、電熱線22は、直径0.4mmで、表面に樹脂をコーティングした銅合金であって、抵抗値は2Ω/mのものを用いている。そして、この電熱線22には、主として屈曲の方向が異なる、大波部である第1の電熱線部61と、小波部である第2の電熱線部62とが全体として電気的に直列に設けられている。そして、第1の電熱線部61は、短辺32と平行な方向すなわち支持体21の幅方向の中央部に位置し、支持体21の長手方向すなわち側縁部31に平行な直線部61a を有して往復するように形成されている。なお、本実施の形態では、この第1の電熱線部61が反転する反転部61b は、支持体21の長手方向の両端部近傍と、電熱線22の端末23a ,23b が配置された延出片35の近傍とに設けたが、支持体21の長手方向の両端部近傍のみに設けても良い。また、第2の電熱線部62は、第1の電熱線部61の端部、本実施の形態では4カ所の端部に電気的に直列に接続され、支持体21の側縁部31近傍に位置し、すなわち第1の電熱線部61と側縁部31との間に位置し、第1の電熱線部61の直線部61a の長手方向と交差する方向に、すなわち、側縁部31の長手方向と交差する方向に、小さい振幅で波状に屈曲して形成されている。さらに、この第2の電熱線部62は、各延出片34,35の部分では、これら延出片34,35に入り込むように配置されている。
【0029】
さらに、支持体21には、第2の電熱線部62が第1の電熱線部61側に湾曲する部分のうちの複数カ所あるいは1カ所で、側縁部31から例えば楔状に切り込まれ、切欠部64が形成されている。
【0030】
また、この支持体21及び電熱線22を備えたヒータ装置12の本体部12a が巻き付けられるグリップ部5には、図1(b)及び図2に示すように、グリップ本体11の表皮部10が内周部Aで寸法hの幅で突設されて突条部66が形成されているとともに、この突条部66に対して、他の部分は、本体部12aの厚さ寸法tの分だけ厚 さを相対的に減らしたヒータ装置配置部である一般部67となっている。
【0031】
次に、ヒータ装置12及び被覆体14の取付手順を説明する。
【0032】
まず、ヒータ装置12の支持体21として、伸長可能な不織布製の支持体21を用い、被覆体14として皮革を用いている場合は、予め被覆体14の裏面となる一面にヒータ装置12の本体部12a を接着して一体とした状態で、本体部12a の一側の側縁部31が突条部66の一方の段部の壁部に、他側の側壁部31が突条部66の対向する他方の段部の壁部に合うように、すなわち、グリップ本体11の表皮部10の突条部66とヒータ装置12の本体部12a とにより被被覆面である滑らかな曲面状の表面部を構成するように、一般部67にヒータ装置12を取り付ける。この際、支持体21を不織布としているため、ヒータ装置12と同時に巻き付けられる被覆体14に張力を加え、被覆体14をしわなく表皮部10に巻き付けることができる。そして、被覆体14は、内周部Aで端縁部15同士を突き合わせた状態で、針孔16を通る縫糸17で縫い合わせて固定する。なお、本実施の形態では、図2に示すように、いわゆるベースボールステッチと呼ばれる縫い方で形成された縫い目が示されている。また、本実施の形態では、被覆体14は、牛革の原反から複数の構成片を切り出し、図1(a)に示すように、長手方向の端部を複数の連結部71,72で連結し、グリップ部5の全体及びスポーク部7の一部を覆っている。
【0033】
そして、この状態で、ヒータ装置12の第1の電熱線部61は、グリップ部5の操作軸Oの反対側に向かう側すなわち外周部Bに位置しかつ、このグリップ部5の周方向に沿って配置される。一方、第2の電熱線部62は、グリップ部5の操作軸Oに向かう側すなわち内周部Aに位置するように支持体21が巻き付けられ、グリップ部5の断面の周方向に略沿った方向に配置される。また、この状態で、ヒータ装置12の短辺32同士が、被覆体14の前側の一側の連結部71で突き合わされるとともに、支持体21の中間位置に配置された第1の電熱線部61の反転部61b が、後側の一側の連結部72近傍に配置される。
【0034】
さらに、この状態で、電熱線22の二カ所の端末23a ,23b は、後側の一側のスポーク部7に配置され、温度センサ25は、後側の他側のスポーク部7あるいはこのスポーク部7に近接するグリップ部5に配置されている。
【0035】
なお、ヒータ装置12の支持体21として、伸長しにくいフィルムを用いる場合などには、グリップ本体11の表皮部10の一般部67に、支持体21及び電熱線22を備えたヒータ装置12の本体部12a を巻き付けるとともに、所定間隔で塗布する接着剤などで固定し、グリップ本体11の表皮部10の突条部66とヒータ装置12の本体部12a とにより、被被覆面である滑らかな曲面状の表面部を構成した後、これらグリップ本体11及びヒータ装置12を覆って被覆体14を巻き付け、内周部Aで端縁部15同士を突き合わせた状態で、針孔16を通る縫糸17で縫い合わせて固定してもよい。
【0036】
そして、本実施の形態によれば、リード線24を介して電熱線22に通電することにより、この電熱線22が発熱し、被覆体14を介してステアリングホイール1のグリップ部5及びスポーク部7の一部を加温し、握り感を向上できる。また、温度センサ25により、温度を測定し、自動的に所定の温度に保つことができる。
【0037】
そして、グリップ部5に巻いて縫着される天然皮革などの被覆体14は、グリップ部5の外周部B側では原寸法よりも延ばすように大きな張力が作用し、内周部A側では原寸法のままか、やや余剰気味にまかれて、被覆体14が全体としてしわなくグリップ部5に巻かれる。この状態で、被覆体14とグリップ本体11との間に位置するヒータ装置12は、第1の電熱線部61をグリップ部5のグリップ本体11の外周部Bの表面に密着して配置し、第2の電熱線部62をグリップ本体11の内周部Aに巻き付けて配置したため、被覆体14が最大限に張られ、凹凸が被覆体14の表面側に表れやすいグリップ部5の外周部Bにおいて、電熱線22の凹凸のラインが表面に表れにくく、特に、グリップ部5を斜めに横断するようなラインは表れず、表れるとしても、グリップ部5の周方向に沿ったシンプルなラインとなるため、視覚的にグリップ部5の周方向の造形に調和し、目立ちにくく、外観を向上できる。
【0038】
また、グリップ部5の内周部A側では、支持体21の側縁部31に近い第2の電熱線部62の部分にしわが生じやすくなるが、第2の電熱線部62は、しわが寄る絞り方向に対して電熱線22が横波状に配置され、しわを吸収し易く、電熱線22への影響を抑制でき、巻き付け作業を容易にできるとともに、外観を向上できる。
【0039】
さらに、グリップ部5への取付作業のためにヒータ装置12に張力を作用させる場合でも、支持体21の中間部には大きな裂け目などがないため、グリップ部5への取付作業の作業性が良く、裂け目に起因する表面外観への影響がない。また、支持体21は略矩形状に形成でき、材料取りの効率が良く、製造コストを低減できる。
【0040】
また、ヒータ装置12は、支持体21の側縁部31同士をグリップ本体11の内周部Aを略中心に互いに対向して配置することにより、第1の電熱線部61を配置した支持体21の中央部を、グリップ部5のグリップ本体11の外周部Bに位置させることができ、ヒータ装置12の取付作業を容易にして外観を良好にできる。
【0041】
さらに、第1の電熱線部61と第2の電熱線部62とは電気的に直列に接続されており、すなわち電熱線22は全体として直列であり、複数の電熱線を集合させる集合部がないため、電熱線22の特性は全体として単一のもので良く、構造を簡略化でき、正負一対の端子に通電するのみで良いため、取り扱いやステアリングホイール1への組み付け作業が容易になり、製造コストを低減できる。
【0042】
また、支持体21には、側縁部31から中央部に向かって切欠部64を形成させたため、曲面への追従性を向上し、グリップ部5のグリップ本体11の表面に容易にしわなく配置することができる。また、この切欠部64は、第2の電熱線部62が第1の電熱線部61側に湾曲する部分に形成することにより、スペースを有効に利用して支持体21の大型化を避けることができる。
【0043】
さらに、グリップ部5には、内周部Aに、ヒータ装置12の本体部12a の厚さ寸法tの分だけ他の部分である一般部67より相対的に突設した突条部66を形成したため、ヒータ装置12を容易に正確に位置決めできる。さらに、切欠部64の溝を合わせて支持体21の波打ちを防止できるとともに、グリップ本体11の表皮部10の突条部66とヒータ装置12の本体部12a とにより、被覆体14が配置される被被覆面である滑らかな曲面状の表面部を構成できる。すなわち、被覆体14を被せる面の凹凸がなくなり、外観を向上できるとともに、グリップ部5の握り感を良好にできる。また、このように一般部67と突条部66とを形成する構成は、支持体21の厚さが大きいなど、ヒータ装置12の本体部12a の厚さ寸法tが大きい場合に有効である。
【0044】
また、被覆体14の端部が突き合わされる連結部71,72の近傍にヒータ装置12の第1の電熱線部61の反転部61b を配置し、すなわち、第1の電熱線部61は連結部71,72に実質的に沿って反転するようにしたため、電熱線22による凹凸を連結部71,72の造形線に調和的に配置し、すなわち電熱線22のラインを目立たなくして、外観を向上できる。
【0045】
なお、上記の実施の形態では、1個のヒータ装置12でグリップ部5の全周を覆うようにしたが、この構成に限られず、例えば、複数のヒータ装置を用い、あるいはグリップ部5の一部を覆うようにすることもできる。なお、以下、同一の部分は同一の符号を付して説明を省略する。
【0046】
例えば、図4及び図5に示すヒータ装置81のように、グリップ部5の通常良く握る部分をカバーできるように、両側のスポーク部7同士の間の位置のみに、それぞれヒータ装置81を配置しても良い。なお、図4においては、一側のヒータ装置81のみが示されているが、反対側のヒータ装置81も略対称に取り付けられている。また、この構成では、温度センサ25は後部右側のスポーク部7近傍に配置され、この部分の温度を測定し、この測定結果に基づき、左右のヒータ装置81に流す電流値を一括して制御している。
【0047】
【発明の効果】
請求項1記載のステアリングホイールによれば、電熱線に通電することにより、この電熱線が発熱し、被覆体を介してステアリングホイールを加温し、握り感を向上できる。ヒータ装置は、第1の電熱線部の部分をグリップ本体の外周部上に密着して配置することにより、視覚的に目立ちやすいグリップ本体の外周部には長手方向と交差する凹凸ができにくく、外観を容易に向上できる。この状態で、支持体の側縁部に近い第2の電熱線部の部分にしわが生じやすくなるが、第2の電熱線部は長手方向と交差する方向に沿って波状に配置されており、しわを吸収して外観を向上しやすいとともに、電熱線への影響を抑制できる。また、第1の電熱線部と第2の電熱線部とは電気的に直列に接続されているため、構造およびヒータ装置への配線作業が容易になり、製造コストを低減できる。さらに、支持体には大きな切欠などを形成する必要がなく、略矩形状に形成でき、材料取りの効率が良く、製造コストを低減できる。
【0048】
請求項2記載のステアリングホイールによれば、請求項1記載の効果に加え、支持体には、側縁部から、第2の電熱線部に略沿った切欠部を設けたため、支持体を容易にしわなくグリップ本体の表面上に密着して配置でき、外観を容易に向上できる。
【0049】
請求項3記載のステアリングホイールによれば、請求項1または2記載の効果に加え、支持体は、長手方向に沿った両側縁部を互いに対向させ、かつ、この対向部分を操作軸に向かう内周部に配置したため、グリップ部の外周部に支持体の中心部を配置し、ヒータ装置の取り付け作業性と外観とを良好にできる。
【0050】
請求項4記載のステアリングホイールによれば、請求項1ないし3いずれか記載の効果に加え、グリップ本体及びこのグリップ本体の表面の一部に配置された支持体は、被覆体が配置される滑らかな曲面を構成するため、被覆体に生じる凹凸を抑制し、外観を容易に向上できる。
【0051】
請求項5記載のステアリングホイールによれば、請求項1ないし4いずれか記載の効果に加え、被覆体は、長手方向の端部同士を連結する連結部を備え、第1の電熱線部は、連結部の近傍に位置して、電熱線が折り返される反転部を設けたため、第1の電熱線部の反転部により生じる凹凸が、連結部により目立たなくなり、外観を容易に向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のステアリングホイールの一実施の形態を示す説明図である。
(a)は一部を切り欠いた平面図
(b)は(a)のI−I断面図
【図2】同上ステアリングホイールのグリップ部の一部を分解した斜視図である。
【図3】同上ステアリングホイールのヒータ装置の一部の平面図である。
【図4】本発明のステアリングホイールの他の実施の形態を示す一部を切り欠いた平面図である。
【図5】同上ステアリングホイールのヒータ装置の平面図である。
【符号の説明】
1 ステアリングホイール
2 ステアリングホイール本体
5 グリップ部
11 グリップ本体
12 ヒータ装置
14 被覆体
21 支持体
22 電熱線
31 側縁部
61 第1の電熱線部
61b 反転部
62 第2の電熱線部
64 切欠部
72 連結部
A 内周部
B 外周部
O 操作軸[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a steering wheel provided with a heater device in a grip portion.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, in order to improve grip feeling in winter and the like, a steering wheel provided with a heater device in a grip portion gripped by an operator has been proposed.
[0003]
For example, as described in Japanese Utility Model Publication No. 59-35266, a heater device including a rectangular heat-resistant film on which an electric heating element is printed is provided, and the heater device is wrapped around and bonded to the surface of the handle body, Furthermore, the structure which covered this heater apparatus with the synthetic resin film is known. The electric heating element is formed in a wave shape whose longitudinal direction is the direction orthogonal to the longitudinal direction of the handle body, or a plurality of linear heater wires whose longitudinal direction is the direction along the longitudinal direction of the handle body. Connected at both ends, the electric heating element is energized and heated.
[0004]
However, in the configuration in which the electric heating element is formed in a wave shape with the direction orthogonal to the longitudinal direction of the handle body as the longitudinal direction, the pattern of the electric heating element is arranged along the circumferential direction in the cross section of the handle body. When the device is covered with natural or synthetic leather or the like, the pattern of the electric heating element appears to rise in a striped pattern on the outer peripheral portion of the entire handle body, which has a problem of deteriorating the appearance.
[0005]
In addition, in the configuration in which the pattern of the electric heating element is connected at both ends with a plurality of linear heater wires whose longitudinal direction is the direction along the longitudinal direction of the handle body, i.e., the circumferential direction of the entire handle body, When the rectangular heat-resistant film having this pattern is wound around the circumferential surface of the annular grip part, for example, when trying to closely adhere to the outer peripheral part of the entire handle body, Wrinkles occur in the part. And this wrinkle may deteriorate the appearance or cause deterioration of the electric heating element. Furthermore, since a plurality of linear heater wires are arranged in parallel, and these are connected in parallel and connected to the power supply in a lump, it is necessary to increase the resistance value of each linear heater wire. It is necessary to have a characteristic with different resistance values. Therefore, when a part of the linear heater wire is disconnected, the entire heater may not be disconnected, but the overall characteristics may change greatly.
[0006]
In this regard, for example, in Japanese Patent Application Laid-Open No. 9-183378, a sheet-shaped conductive material is punched out so that the sheet can be disposed along the grip, and a linear center portion and a part of the center portion are formed. A heating element is shown which forms a continuous arcuate side segment.
[0007]
However, in the configuration described in JP-A-9-183378, in order to improve the appearance, it is necessary to accurately position and fix the steering wheel at a predetermined position, which makes the manufacturing process complicated. Have. Moreover, since a linear part and an arc-shaped part are cut out from a sheet-like material raw material, there is a problem that the efficiency of material removal is poor.
[0008]
[Problems to be solved by the invention]
As described above, the conventional configuration has a problem that it is not easy to improve the appearance of the steering wheel provided with the heater device in the grip portion.
[0009]
The present invention has been made in view of these points, and an object of the present invention is to provide a steering wheel that can easily improve the appearance.
[0010]
[Means for Solving the Problems]
The steering wheel according to claim 1 includes a grip body having a grip body provided with a grip body having a substantially circular cross section and an annular shape centering on the operation shaft, and a covering body covering the surface side of the grip body. And a heater device disposed between the grip body and the covering body along the surface of the grip body, the heater device being supported by the sheet-like support body A heating wire, the heating wire is disposed along the longitudinal direction of the support, and the first heating wire portion is disposed on the outer peripheral portion on the opposite side of the operation shaft. It is electrically connected to the first heating wire portion in series, and is disposed between the first heating wire portion and a side edge portion along the longitudinal direction of the support, and in a direction crossing the longitudinal direction. Second electric wave arranged along the It is obtained by a linear portion.
[0011]
In this configuration, when the heating wire is energized, the heating wire generates heat, the steering wheel is heated through the covering body, and the grip feeling is improved. By arranging the first heating wire portion in close contact with the outer periphery of the grip body, the heater device is less likely to have unevenness intersecting the longitudinal direction on the outer periphery of the grip body, which is visually noticeable, Appearance is easily improved. In this state, wrinkles are likely to occur in the portion of the second heating wire portion close to the side edge of the support, but the second heating wire portion is arranged in a wave shape along the direction intersecting the longitudinal direction, While absorbing wrinkles and improving the appearance, the influence on the heating wire is suppressed. Further, since the first heating wire portion and the second heating wire portion are electrically connected in series, the wiring work to the structure and the heater device is facilitated, and the manufacturing cost is reduced. Furthermore, it is not necessary to form a large notch or the like on the support, and the support can be formed in a substantially rectangular shape, so that the material removal efficiency is good and the manufacturing cost is reduced.
[0012]
The steering wheel according to a second aspect is the steering wheel according to the first aspect, wherein the support is provided with a notch portion substantially along the second heating wire portion from the side edge portion.
[0013]
And in this structure, a support body is arrange | positioned closely on the surface of a grip main body without wrinkles easily, and an external appearance improves easily.
[0014]
A steering wheel according to a third aspect is the steering wheel according to the first or second aspect, wherein the support has opposite side edges along the longitudinal direction facing each other, and the opposed portion is an inner peripheral portion facing the operation shaft. Is arranged.
[0015]
And in this structure, the center part of a support body is arrange | positioned in the outer peripheral part of a grip part, and the attachment workability | operativity and external appearance of a heater apparatus become favorable.
[0016]
The steering wheel according to claim 4 is the steering wheel according to any one of claims 1 to 3, wherein the grip body and the support disposed on a part of the surface of the grip body are a smooth curved surface on which the covering is disposed. It constitutes.
[0017]
And in this structure, the unevenness | corrugation which arises in a coating body is suppressed, and an external appearance improves easily.
[0018]
The steering wheel according to
[0019]
And in this structure, the unevenness | corrugation produced by the inversion part of a 1st heating wire part becomes inconspicuous by a connection part, and an external appearance improves easily.
[0020]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, an embodiment of a steering wheel of the present invention will be described with reference to the drawings.
[0021]
In FIG. 1, reference numeral 1 denotes a steering wheel of an automobile. The steering wheel 1 is an airbag device (airbag) as a steering wheel
[0022]
The
[0023]
In addition, a
[0024]
Furthermore, the
[0025]
A resin lower cover is attached to the
[0026]
As shown in FIGS. 1 to 3, the
[0027]
The
[0028]
In addition, the
[0029]
Furthermore, the second
[0030]
Further, as shown in FIGS. 1B and 2, the
[0031]
Next, a procedure for attaching the
[0032]
First, when the stretchable
[0033]
And in this state, the 1st
[0034]
Furthermore, in this state, the two
[0035]
In addition, when using a film that does not easily stretch as the
[0036]
According to the present embodiment, when the
[0037]
The covering 14, such as natural leather, wound around the
[0038]
Further, on the inner peripheral portion A side of the
[0039]
Furthermore, even when tension is applied to the
[0040]
In addition, the
[0041]
Further, the first
[0042]
Further, since the
[0043]
Further, the
[0044]
Further, the reversing
[0045]
In the above-described embodiment, the entire circumference of the
[0046]
For example, like the
[0047]
【The invention's effect】
According to the steering wheel of the first aspect, when the heating wire is energized, the heating wire generates heat, and the steering wheel is heated through the covering body, so that the grip feeling can be improved. By arranging the first heating wire portion in close contact with the outer periphery of the grip body, the heater device is less likely to have unevenness intersecting the longitudinal direction on the outer periphery of the grip body, which is visually noticeable, The appearance can be easily improved. In this state, wrinkles are likely to occur in the portion of the second heating wire portion close to the side edge of the support, but the second heating wire portion is arranged in a wave shape along the direction intersecting the longitudinal direction, It is easy to improve the appearance by absorbing wrinkles and can suppress the influence on the heating wire. Moreover, since the 1st heating wire part and the 2nd heating wire part are electrically connected in series, the wiring work to a structure and a heater apparatus becomes easy, and manufacturing cost can be reduced. Furthermore, it is not necessary to form a large notch or the like on the support, and it can be formed in a substantially rectangular shape, so that the material removal efficiency is good and the manufacturing cost can be reduced.
[0048]
According to the steering wheel of the second aspect, in addition to the effect of the first aspect, since the support body is provided with the notch portion substantially along the second heating wire portion from the side edge portion, the support body can be easily used. It can be arranged in close contact with the surface of the grip body without wrinkling, and the appearance can be easily improved.
[0049]
According to the steering wheel of the third aspect, in addition to the effect of the first or second aspect, the support is configured so that both side edges along the longitudinal direction face each other and the facing portion is directed toward the operation shaft. Since it arrange | positioned in the surrounding part, the center part of a support body can be arrange | positioned in the outer peripheral part of a grip part, and the attachment workability | operativity and external appearance of a heater apparatus can be made favorable.
[0050]
According to the steering wheel of the fourth aspect, in addition to the effect of any one of the first to third aspects, the grip body and the support disposed on a part of the surface of the grip body are a smooth surface on which the covering body is disposed. Since a simple curved surface is formed, the unevenness generated in the covering can be suppressed and the appearance can be easily improved.
[0051]
According to the steering wheel of the fifth aspect, in addition to the effect of any one of the first to fourth aspects, the covering includes a connecting portion that connects the end portions in the longitudinal direction, and the first heating wire portion includes: Since the inversion part where the heating wire is folded back is provided in the vicinity of the connection part, the unevenness generated by the inversion part of the first heating wire part is not noticeable by the connection part, and the appearance can be easily improved.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an explanatory view showing an embodiment of a steering wheel of the present invention.
FIG. 2A is a cross-sectional view taken along the line II of FIG. 2A. FIG. 2 is an exploded perspective view of a part of the grip portion of the steering wheel.
FIG. 3 is a plan view of a part of the heater device for the steering wheel.
FIG. 4 is a plan view with a part cut away showing another embodiment of the steering wheel of the present invention.
FIG. 5 is a plan view of the heater device for the steering wheel.
[Explanation of symbols]
1
11 Grip body
12 Heater device
14 Cover
21 Support
22 Heating wire
31 Side edge
61 First heating wire section
61b Inversion section
62 Second heating wire section
64 Notch
72 Connecting part A Inner peripheral part B Outer peripheral part O Operation shaft
Claims (5)
前記ヒータ装置は、
シート状の支持体と、この支持体に支持される電熱線とを備え、この電熱線は、前記支持体の長手方向に沿って配置され、かつ、前記操作軸の反対側である外周部に配置される第1の電熱線部と、この第1の電熱線部に電気的に直列に接続され、この第1の電熱線部と前記支持体の長手方向に沿った側縁部との間に配置され、前記長手方向と交差する方向に沿って波状に配置された第2の電熱線部とを備えた
ことを特徴とするステアリングホイール。A steering wheel body provided with a grip body having a grip body provided with a grip body having a substantially circular cross section with an operation shaft as a center and a covering body covering the surface side of the grip body, and a surface of the grip body And a heater device disposed between the grip body and the covering body,
The heater device is
A sheet-like support, and a heating wire supported by the support, the heating wire being arranged along the longitudinal direction of the support and on the outer peripheral portion opposite to the operation shaft. A first heating wire portion to be disposed, and a first heating wire portion electrically connected in series to the first heating wire portion, and between the first heating wire portion and a side edge portion along the longitudinal direction of the support. And a second heating wire portion disposed in a wave shape along a direction intersecting the longitudinal direction.
ことを特徴とする請求項1記載のステアリングホイール。The steering wheel according to claim 1, wherein the support is provided with a notch portion substantially along the second heating wire portion from the side edge portion.
ことを特徴とする請求項1または2記載のステアリングホイール。The steering wheel according to claim 1 or 2, wherein both side edges along the longitudinal direction of the support are opposed to each other, and the facing portions are disposed on an inner peripheral portion facing the operation shaft.
ことを特徴とする請求項1ないし3いずれか記載のステアリングホイール。The steering wheel according to any one of claims 1 to 3, wherein the grip body and the support disposed on a part of the surface of the grip body constitute a smooth curved surface on which the covering is disposed.
第1の電熱線部は、前記連結部の近傍に位置して、電熱線が折り返される反転部を設けた
ことを特徴とする請求項1ないし4いずれか記載のステアリングホイール。The covering includes a connecting portion that connects the ends in the longitudinal direction,
The steering wheel according to any one of claims 1 to 4, wherein the first heating wire portion is provided in the vicinity of the connecting portion and provided with a reversing portion where the heating wire is folded back.
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