JP4146890B2 - 椅子 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、衣類等を掛け得るハンガーを具備する椅子に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、上着を脱いで自分の椅子の背凭れに掛けるということが行われていたが、その際に袖や裾が床にこすれて汚れたり、自分の背中で押さえて皺になったりという不具合が生じていた。これを解決するために、上着を掛けるためのハンガー部を背凭れ背面に取付けた椅子が種々開発されており、その中には、ハンガーを使用しないときにはハンガー部の高さを低くして邪魔にならないようにしたり、背凭れ背面に埋め込むように収容したりするものがある。(例えば、特許文献1から4参照。)
【0003】
【特許文献1】
実用新案登録第3084421号
【特許文献2】
特願2002−347121
【特許文献3】
実開昭59−8651
【特許文献4】
特開2002−051873
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
近年、座り心地や外観デザインを考慮して、前向き凹状に湾曲している比較的厚さ寸法の薄い背凭れを有する椅子が開発されているが、このようなものにハンガーを取付けた場合も外観デザインを損ねないようにするためには、ハンガーとしての機能は確保しつつ、使用しない時には椅子本体に収容できてハンガー部を使用者に意識させない構成であることが望ましい。
【0005】
ハンガーに掛けた衣服が皺にならない様にするためには、衣服が椅子の背凭れや着座者に接触しないことが必要なため、椅子の背凭れから背面側に離れたところにハンガーを位置させる必要があるが、このとき、特許文献1,2に記載されているようにハンガー部の高さを上下させるだけの椅子では、ハンガーを背凭れ背面に設ける必要があるため、使用しないときにも背凭れ背面のハンガー構造が外観上露呈してしまう。
【0006】
また、ハンガーに掛けた衣服が型崩れしないためには、ハンガーが衣服の両肩に沿った形状に略一致する下向き凹状に湾曲した形態であることが望ましいが、特許文献3,4に記載されているように背凭れ背面に埋め込まれたハンガーが回動して出てくるものは前方斜め下向き凹状に湾曲した形態であり、このようなハンガーに衣服を掛けた場合、ハンガーの左右両端部から衣服が下方に垂れ下がるため、ここに衣服の重量が集中してかかり、衣服が型崩れする可能性がある。椅子の背凭れ自体が前向き凹状に湾曲しているようなものに上記の構成のハンガーを採用した場合、ハンガーはさらに前方向きになり、衣服が型崩れする可能性は大きくなる。
【0007】
さらに、このようにハンガーを収容可能に構成するものは、椅子背凭れの厚さ寸法が大きくなりがちである。
【0008】
本発明は、以上に述べた課題を解決し、ハンガーとして使用しないときは椅子の背凭れの構成部材のように見えて使用者にハンガーを意識させにくく、前向き凹状に湾曲している比較的厚さ寸法の薄い背凭れにも対応できるものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
すなわち、本発明は、上辺縁が前向き凹状に湾曲した背凭れを有する椅子本体と、この椅子本体に取付けられ背広等の上着を掛けるためのハンガー部とを具備するものであって、前記背凭れ上辺縁と略一致した湾曲形状を有するハンガー部を、背凭れ上辺縁と一致する向きで背凭れ上辺縁に載置した収納状態と、下向き凹状に湾曲する向きで背凭れの背面側に離間して位置させた使用状態とに変更可能なことを特徴とする椅子である。
【0010】
このようなものであれば、ハンガーとして使用しないときはハンガー部を背凭れ上辺縁に載置することで、椅子の背凭れの構成部材の一部のように見せることができるため使用者にハンガーを意識させにくく、ハンガー部自体を椅子背凭れ内に収容するものではないために厚さの薄い背凭れにも用いることができる。またハンガーとして使用するときはハンガー部を背凭れ後方に離間させて配置し、ハンガー部自体の、背凭れ上辺縁と略一致した凹状に湾曲している形状を活かして向きを下方に変更することで、上着をかけた場合、皺になったり型崩れすることが少ない。
【0011】
さらに、ハンガー部が、背凭れ上辺縁に載置されるハンガー本体と、ハンガー本体を椅子の背凭れの上面側と背面側に回動可能に連結する連結部材からなるものであって、前記収納状態において、連結部材が椅子背凭れの厚み寸法内に収容されているように構成したものであれば、収納状態では外観上連結部材も目立たなくなり、さらに使用者にハンガーを意識させることが少なくなる。
【0012】
簡単な構造と操作で、収納状態と使用状態に変更でき、使用状態において容易にハンガー部が下向き凹状に湾曲した形態をとることができるようにするためには、椅子背凭れ背面側において、上辺縁から下方向に向けて連結部材を収容する凹陥部を有し、凹陥部内の下端部に連結部材の下端部が背凭れ背面側に向かって回動可能となるように軸係合され、連結部材の上端部にハンガー本体が回動可能に保持されているようにすればよい。
【0013】
このように構成したものであれば、収納状態から連結部材を背凭れ後方に回動させて背凭れ背面側にハンガー本体が離間するように位置させ、この状態では略上向き凹状に湾曲しているハンガー本体を下向きになるように連結部材に対して回動させることができる。
【0014】
収納状態から不用意にハンガー部が後方に回動しない様にするためには、ハンガー本体を収納状態から上方に引上げることによって背面側に回動可能な状態になるように構成すればよい。こうすることで、一旦上方に引上げてから後方に回動させるという方向の異なる2アクションが必要になるため、例えば、椅子本体を後方に引くようなときに背凭れ上端部を持って引いたとしても、ハンガー部が不用意に後方に回動することを防止できる。
【0015】
さらに、収納状態において、背凭れ背面側の上端がハンガー本体の下端よりも上方に伸びているように構成すれば、背凭れ背面側の上端部がストッパーとなって、ハンガー部が不用意に後方に回動することをより確実に防止できる。
【0016】
連結部材が、一端側に円形孔、他端側に長円孔を有する薄板状のものであって、該円形孔の中心を軸としてハンガー本体を回動可能に保持し、長円孔が背凭れ凹陥部内の下端部で背凭れに対してスライドおよび回動可能に軸係合されているものであれば、薄板を使用するため、背凭れ背面の連結部材を収容する凹陥部を小さくすることができ目立たず、簡単な構造で確実に収納状態、使用状態の変更ができる。
【0017】
使用者にハンガーを意識させない、よりスッキリした外観を実現するためには、連結部材が背凭れ背面側に突出する使用状態において、前記連結部材をスライドおよび回動可能に保持する軸とは離れた位置で連結部材にかかる重量を受けるための受け部を背凭れ厚み寸法内に有することが効果的である。このような構成であれば、収納状態では背凭れ背面にハンガー関連部材が何も突出しない。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態について図面を参照して説明する。
【0019】
図6に示すように、本実施形態の椅子Cは、オフィスなどで好適に用いられるものであって、椅子本体1と、この椅子本体1に取付けられ背広等の上着を掛けるためのハンガー部2とを備えてなる。
【0020】
椅子本体1は、キャスタ付きの脚羽根31及び脚支柱32からなる脚3と、この脚3に支持させた座4と、この座4の後方から起立する背凭れ5とを具備するものである。
【0021】
次に図1および図2を参照すると、前記背凭れ5は、着座者の上体に合うように、その上辺縁51を含めて全体的に平面視前方へ凹状に湾曲した形状をなしている。
【0022】
次に図4および図5を参照すると、背凭れ5の上辺縁51はハンガー部2を安定して載置できるように断面が上向き凹状をなしており、背凭れ前面側突出部と背凭れ背面側突出部の間に位置する底辺部512は背面側に向かって上方向に傾斜する平面状に形成されている。また、背凭れ背面側突出部の上端511は、ハンガー部2を上辺縁51に載置した状態で、後述するハンガー本体21の高さ寸法の略1/2に至るように構成している。
【0023】
さらに、背凭れ5の上辺縁51の中央部から背面側の下方向に向けて、ハンガー部2を取付けるための凹陥部52が設けられている。
【0024】
ハンガー部2は、木材等で成形したハンガー本体21と薄板状の連結部材22で構成したものである。
【0025】
ハンガー本体21は、略円柱状の木材を湾曲するように成型したもので、図3に示すように、右ハンガー本体21Rの連結突起部21R1を連結部材22に対しては回動可能となるようにその円形孔221を通過させて左ハンガー本体21Lの連結凹部21L1に挿入し、接着等により固定したものである。このように構成することによって、ハンガー本体21の全長のほぼ中央部に連結部材22を回動可能に取付けている。
【0026】
また、ハンガー本体21には、背凭れ5の上辺縁51の底辺部512に一致するような平面部212がそのほぼ全長にわたって形成されており、前記背凭れ5の上辺縁51と略一致する凹状に湾曲した全体形状および断面形状となり、背凭れ5の上辺縁51にぴったりと一致するように載置することができる。
【0027】
連結部材22は、ハンガー本体21と背凭れ5を回動可能に連結するものであり、一端部には円形孔221、他端部には長円孔222を有する外形が長円形をした薄板状のもので、前述したようにハンガー本体21を円形孔221を介して回動可能に取付け、その状態で背凭れ5の凹陥部52の下端部に長円孔222がスライドおよび回動可能に取付けられる。
【0028】
背凭れ背面の凹陥部52の背面視左右側面には、一端部に円形孔522を有し、他端部がハンガー本体21の側面形状に一致する形に形成された略長方形薄板状の回転軸保持板521を、前記円形孔522が下方に位置する向きで1枚づつ取付け、側面視略J字形をし、低いほうの端部に直角に屈曲して外側に突出する受け面524を有する受け部材523を、前記2枚の回転軸保持板521に挟まれるように、かつ受け面524が背凭れ5の背面側に向くように配置し、さらに2枚の回転軸保持板521に挟まれるように、ハンガー本体21を回動可能に取付けた連結部材22の長円孔222付近の側端部を配置し、前記円形孔522および長円孔222に連結部材スライド回転軸525を挿通させている。
【0029】
なお、ハンガー本体21を背凭れ上辺縁51に載置したハンガー収納状態では、受け部材523の内面が長円形である連結部材22の外形にほぼ一致し、長円孔222の上端部に連結部材スライド回転軸525が位置している。(図4参照)ここからハンガー本体21の下端部が背凭れ背面側上端部511より上方になる位置まで引上げると、連結部材22は背凭れ5に固定された連結部材スライド回転軸525に対してその長円孔222の範囲内で上下方向にスライドして長円孔222の下端部に連結部材スライド回転軸525が位置し、受け部材523の背面側の高さが低く設定されていることにより、上方向にスライドさせた位置から受け部材523の受け面524に接触する位置である背凭れ背面側の範囲内で回動することができる。(図5参照)また、左右一対の回転軸保持板521と受け面524を含めた受け部材523全体が、背凭れ背面の凹陥部52内に収められており、これらは背凭れ背面から一切突出しないように構成されている。
【0030】
上述したように、本実施形態の椅子Cは、その上辺縁51を含め背凭れ5が着座者の上体に合うように平面視前方に凹状に湾曲しており、この上辺縁51に載置されるハンガー本体21も必然的に背凭れ上辺縁51と同形状の凹状に湾曲形成されることになる。また、ハンガー本体21と連結部材22は回動可能に連結され、連結部材22は、背凭れ5に対して上下方向にスライドおよび背凭れ背面側に回動可能であることから、ハンガーとして使用しないときにはハンガー本体21を背凭れ上辺縁51にぴったりと載置できて背凭れ構成部材の一部のように見えるため使用者にハンガーを意識させにくく、ハンガー本体21を背凭れ内に収容するものでは無い為に厚さの薄い背凭れにも用いることができる。使用するときにはハンガー本体21を引上げて背凭れ背面側に回動させることで、その凹状に湾曲している形状を活かして、両端部が下向きに湾曲する、皺や型崩れしにくい形状のハンガーとして好適に使用することができる。
【0031】
すなわち本実施形態の椅子Cは、上述した簡単な構造と操作でハンガー部2を収納状態と使用状態に変更でき、使用状態においては容易にハンガー本体21が下向き凹状に湾曲した形態をとることができるものである。
【0032】
さらに、背凭れ5の背面側上辺縁の中央部から下方向に向けて、ハンガー部2を取付けるための凹陥部52が設けられ、この内部に、左右一対の回転軸保持板521と受け部材523が、背面に一切突出しないように収められており、ハンガー収納状態では受け部材523の内面に連結部材22が収まる構成であるため、背凭れ背面側にハンガー関連の部材が一切突出せず、さらに使用者にハンガーを意識させることが少ない。
【0033】
また、背凭れ5の上辺縁51が上向き凹状の断面を有し、その底辺部512は背面側上方向に傾斜する平面状であることと、背凭れ背面側上端511は、ハンガー部2を背凭れの上辺縁51に載置した状態で、ハンガー本体21の高さ寸法の略1/2に至るように構成されている。
【0034】
さらに、上述した連結部材22と受け部材523の構成であれば、ハンガー本体21を背凭れ上辺縁51に載置した状態でハンガー部2を回動させようとしても、連結部材22が受け部材523の内面でこじて回動できない。
【0035】
これら収納状態における背凭れ背面側上端511とハンガー本体21の位置関係および連結部材22と受け部材523の構成によって、ハンガー収納状態から不用意にハンガー部が後方に回動しないのはもちろんのこと、椅子本体を後方に引くようなときに背凭れ上端部を持って引いたとしても、ハンガー部が不用意に後方に回動することをより確実に防止できる。
【0036】
また、連結部材22は、一端部には円形孔221、他端部には長円孔222を有する外形が長円形をした薄板状のものであり、背凭れ5背面側の凹陥部52の下端部とスライドおよび回動可能に取付けられる。上記凹陥部52はこの連結部材22が通過できるだけの間口寸法があれば足りるため、凹陥部を小さくすることができ目立たず、簡単な構造で確実に収納状態、使用状態の変更ができる。
【0037】
さらに、前述したように、凹陥部52の内部に、左右一対の回転軸保持板521と受け部材523が、背面に一切突出しないように収められており、ハンガー収納状態では受け部材523の内面に連結部材22が収まる構成であるため、背凭れ背面側にハンガー関連の部材が一切突出せず、よりスッキリした外観となる。
【0038】
本発明は、上記実施形態に限られない。
【0039】
椅子の形状は、本実施形態のようなものに限られず4本脚やL字脚タイプのようなものであっても良いし、折畳み椅子であっても良い。
【0040】
また、ハンガー本体21が、背凭れの上辺縁51に一致するように載置した状態で前方に凹状に湾曲しているものなら、前記上辺縁51の全長に渡っている必要は無く、前記上辺縁51の全長より長くても短くてもよい。ハンガー本体に必要な長さは人の肩幅によって決まりほぼ一定であるのに対し、背凭れ上辺縁51の全長は椅子のデザインによって変わるため、両者は必ずしも一致しない。
【0041】
また、ハンガー本体21の湾曲度合いが背凭れ上辺縁51に一致していれば、必ずしも一様な湾曲度合いである必要も無く、例えばハンガー本体21の左右両端部が極端に湾曲しているものであっても良い。
【0042】
さらに、請求項1および2に記載の発明によれば、背凭れ背面に連結部材22を収容する凹陥部52が必ずしも必要なわけでは無く、例えば、連結部材22が背凭れ背面に平行な方向、つまり本実施形態に対して平面視90°異なる方向に配置した薄板状のものであって、その側面視上下方向の途中に背凭れ背面方向に屈曲可能なヒンジ機構を備えたものであれば、背凭れ上辺縁51に連結部材22を上下方向にスライド収容するための穴を設け、ハンガー収納状態で連結部材22が背凭れ内部に収容されて外部から一切見えず、前記ヒンジ機構が背凭れ上辺縁51よりも上方に位置するまでハンガー本体21を引上げ、その状態で前記ヒンジ機構を使って背凭れ背面側に回動させ、ハンガー本体21を回動させて下向き凹状に湾曲した形態にするという構成も考えられる。
【0043】
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
【0044】
【発明の効果】
本発明の椅子によれば、ハンガーとして使用しないときはハンガー部を背凭れ上辺縁に載置することより、ハンガーではなく椅子の背凭れの構成部材の一部のように見せることができ、厚さの薄い背凭れにも用いることができる。またハンガーとして使用するときはハンガー部が、背凭れ上辺縁と略一致した凹状に湾曲している形状を活かして向きを下方に変更することで、上着をかけた場合、皺になったり型崩れすることが少ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る椅子背凭れのハンガー使用状態における背面斜視図。
【図2】同実施形態に係る椅子背凭れのハンガー収納状態における背面斜視図。
【図3】同実施形態に係る椅子のハンガー部の構成を表す分解図。
【図4】同実施形態に係る椅子のハンガー収納状態における背凭れ縦断面図。
【図5】同実施形態に係る椅子のハンガー使用状態における背凭れ縦断面図。
【図6】同実施形態に係る椅子の側面図。
【符号の説明】
C 椅子
1 椅子本体
2 ハンガー部
21 ハンガー本体
212 平面部
21R 右ハンガー本体
21R1 連結突起部
21L 左ハンガー本体
21L1 連結凹部
22 連結部材
221 円形孔
222 長円孔
3 脚
31 脚羽根
32 脚支柱
4 座
5 背凭れ
51 上辺縁
511 背凭れ背面側上端
512 底辺部
52 凹陥部
521 回転軸保持板
522 円形孔
523 受け部材
524 受け面
525 連結部材スライド回転軸
Claims (7)
- 上辺縁が前向き凹状に湾曲した背凭れを有する椅子本体と、この椅子本体に取付けられ背広等の上着を掛けるためのハンガーとを具備するものであって、前記背凭れ上辺縁と略一致した湾曲形状を有するハンガー部を、背凭れ上辺縁と一致する向きで背凭れ上辺縁に載置した収納状態と、下向き凹状に湾曲する向きで背凭れの背面側に離間して位置させた使用状態とに変更可能なことを特徴とする椅子。
- ハンガー部が、背凭れ上辺縁に載置されるハンガー本体と、ハンガー本体を背凭れの上面側と背面側に回動可能に連結する連結部材からなるものであって、前記収納状態において、連結部材が背凭れの厚み寸法内に収容されていることを特徴とする請求項1に記載の椅子。
- 背凭れの背面側において、上辺縁から下方向に向けて連結部材を収容する凹陥部を有し、凹陥部内の下端部に連結部材の下端部が背凭れ背面側に向かって回動可能となるように軸係合され、連結部材の上端部にハンガー本体が回動可能に保持されていることを特徴とする請求項2に記載の椅子。
- ハンガー本体を収納状態から上方に引上げることによって背面側に回動可能な状態になることを特徴とする請求項2または3に記載の椅子。
- 収納状態において、背凭れの背面側の上端がハンガー本体の下端よりも上方に伸びていることを特徴とする請求項2、3または4に記載の椅子。
- 連結部材が、一端側に円形孔、他端側に長円孔を有する薄板状のものであって、該円形孔の中心を軸としてハンガー本体を回動可能に保持し、長円孔が背凭れ凹陥部内の下端部で背凭れに対してスライドおよび回動可能に軸係合されていることを特徴とする請求項2、3、4または5に記載の椅子。
- 連結部材が背凭れの背面側に突出する使用状態において、前記連結部材をスライドおよび回動可能に保持する軸とは離れた位置で連結部材にかかる重量を受けるための受け部を背凭れ厚み寸法内に有することを特徴とする請求項2、3、4、5または6に記載の椅子。
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Cited By (1)
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2003
- 2003-03-24 JP JP2003081299A patent/JP4146890B2/ja not_active Expired - Fee Related
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