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JP4146844B2 - ホローバック本 - Google Patents

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本発明は、無線綴じ、アジロ綴じ、かがり仮製本等で製本された並製本に関し、特に、ホローバック本に関するものである。
この種のホローバック本として、特開平11−170732号公報に開示されたホローバック本が知られている。このホローバック本は、紙葉が背部で一体となった本文(中身)と、その本文を包む表紙と、本文の背部を表紙における対応部分に接合する背紙とを備え、この背紙が、本文の背部の幅よりも広幅で偏平な筒状に形成されると共に、その偏平な筒状の片側が表紙に貼り付けられ、反対側が本文に貼り付けられて構成されている。このホローバック本では、本文の背を表紙に接合するための背紙を偏平な筒状とし、その偏平な筒状の片側を表紙に貼り付けると共に反対側を本文に貼り付ける構成としたことにより、製本時に表紙を折り曲げた際に生じる背紙のたるみを偏平な筒状の両端に逃がすことができ、これによって、しわの発生を防止でき、背紙を本紙の背に対して均一に貼り付けることができ、外観が良く、かつ大きく開くことができるようになっている。さらに、しわ発生の問題を解消できるため、厚い強度の大きい背紙材を用いることができ、本の強度を大きくでき、また、筒状の背紙と表紙との接着面積を大きくできるので、この点からも製本強度を更に向上させることができるようになっている。
特開平11−170732号公報(第2−4頁)
ところが、このホローバック本には、以下の問題点がある。すなわち、このホローバック本では、背紙が本文の背部の幅よりも広幅で偏平な筒状に形成されている。このため、本文を閉じた状態において、本文の背部の角部により、表紙に接着された背紙の片側、およびその表紙が、背紙の長さ方向と平行な一対の折り目(山折り状の折り目)でほぼ直角に折り曲げられる。したがって、この背紙の片側およびこの背紙の片側が貼り付けられた表紙の部位は、背紙の長さ方向と直交する方向に沿った断面形状がコ字状に形成される。一方、このホローバック本101では、図7に示すように、本文(中身)102を開いた状態では、背紙103の片側103aおよびこの背紙103が貼り付けられた表紙104の部位は、双方が接着されることによって全体として強度が増しているため、その断面形状がコ字状に折り曲がった状態に維持される。したがって、同図に示すように、本文(中身)102の一方側(同図中の左半分側)102aと他方側(同図中の右半分側)102bは、断面コ字状の背紙103の片側103aおよびこの背紙103が貼り付けられた表紙104の部位の各端部X、Xを支点として左右にほぼ水平な状態までそれぞれ傾けられる。したがって、本文102の一方側102aおよび他方側102bの各背部が接近するため、本文102の背部に接着された背紙103のもう一方の片側103bは、同図に示すように、本文102の一方側102aと他方側102bとの境界部位Yにおいて鋭角に折り曲げられる。この場合、この折り曲げられた部位に応力が集中するため、このホローバック本101には、鋭角に折り曲げられた一方の片側103bの境界部位Yで背紙103が破れ易いという解決すべき課題がある。
本発明は、上記の課題を解決すべくなされたものであり、中身の背部に接着された部位での背紙の破れを防止し得るホローバック本を提供することを主目的とする。
上記目的を達成すべく請求項1記載のホローバック本は、複数の紙葉が背部において一体に接着されて構成された中身と、当該中身を包む表紙と、前記中身の前記背部を前記表紙における対応部位に接着させる筒状の背紙とを備え、前記背紙は、偏平状態における幅が前記背部の幅と同等に設定されると共に、前記表紙に対向する一方の片側が当該表紙に接着され、前記背部に対向する他方の片側が当該背部に接着されている。
請求項1記載のホローバック本によれば、偏平な状態における背紙の幅を背部の幅と同等に設定すると共に、背紙における表紙に対向する一方の片側を表紙に接着し、かつ背紙における中身の背部に対向する他方の片側をこの背部に接着したことにより、中身の背部に対向する表紙の部位(以下、「表紙の背」ともいう)が背紙の一方の片側によって補強されるため、中身を開いた状態においても、表紙の背は曲がりの少ない状態に維持される。このため、中身を左右に開いた状態では、中身の一方側(左側)および他方側(右側)が表紙の背の各端部(表紙の背の両側、つまり表紙の各折り目)を支点として倒れるものの、曲がりの少ない状態の表紙の背が、中身の一方側と他方側との境界部分を支点として、中身の一方側における端部(表紙の背における長さ方向に沿った一方の端部に接合する部位)と他方側の端部(表紙の背における長さ方向に沿った他方の端部に接合する部位)とを押し開く結果、中身の背部に接着された背紙の他方の片側も曲がりの少ない状態に維持される。したがって、このホローバック本によれば、鋭角に曲げられることに起因する応力の集中が、中身の背部に接着された背紙の他方の片側に生じないため、中身の背部と接着された他方の片側での背紙の破れを防止することができる。
以下、添付図面を参照して、本発明に係るホローバック本、およびこのホローバック本の製造において使用される背紙貼付装置について説明する。
最初に、ホローバック本1の構成について、図面を参照して説明する。
ホローバック本1は、図1,2に示すように、中身2、背紙(クーター)3および表紙4を備え、並製本として構成されている。中身2は、複数の紙葉5およびこれらの紙葉5を挟んで配設された一対の見返し6が背部(同図中の下端部)において、一体に接合されて構成されている。具体的には、同図に示すように、複数の紙葉5は、各々の下端部において接着剤7によって一体に接着されている。また、各見返し6は、各々の遊び紙6a側の下端部が、一体化された複数の紙葉5における下端部に接着剤8でそれぞれ接合されている。
背紙3は、例えば、クラフト紙(好ましくは、さらしクラフト紙)を用いて、図1,2に示すように、偏平な筒状に形成されて、中身2の背部を表紙4における対応部位に接着させる。また、背紙3は、図2に示すように、偏平な状態における幅L1が中身2の背部の幅と同等(ほぼ同じ)に設定されている。この場合、背紙3は、筒状に丸めた状態において互いに対向する縁部同士を接着するなどして単体で筒状状態を維持するように作製されている。ただし、この構成に限らず、少なくとも表紙4に接着された状態において筒状に形成されていればよい。したがって、背紙3は、筒状に丸めた単体の状態において、対向する縁部同士が必ずしも接着されていなくてもよい。この場合、後述するように、背紙3は、中身2を開いたときに、表紙4と対向する一方の片側3aよりも、中身2の背部と対向する他方の片側3b側に対して、より大きな応力が加わる。このため、背紙3は、その大きな応力に耐え得るように、その対向する各縁部が表紙4側に位置するように配設されるのが好ましい。表紙4は、中身2を包むためのものであって、例えば、特殊紙などの並製本用の紙を用いて作製されている。
以上の構成要素を用いてホローバック本1を作製する場合、まず、図2,3に示すように、表紙4における中身2の背部に対向する部位の表面、具体的には表紙4の中央部位(表紙の背)の表面に、中身2の背部の幅(つまり背紙3の幅)と同じ幅で接着剤9を直線状に塗布する。次いで、表紙4における接着剤9を塗布した部位に、背紙3の一方の片側3aを貼り付ける(接着する)。この際に、その対向する各縁部が表紙4側を向くようにして背紙3を貼り付ける。続いて、接着剤10を用いて、背紙3における他方の片側3bの表面に中身2の背部を接着する。最後に、中身2の各見返し6におけるきき紙6bを、対応する表紙4の各内面に不図示の接着剤を用いてそれぞれ接着する。これにより、ホローバック本1の作製が完了する。
このようにして作製されたホローバック本1では、背紙3の幅が中身2の背部と同幅に設定され、かつ背紙3の一方の片側3aを接着することで表紙4の背が補強されている。このため、図4に示すように、中身2を左右に開いた状態では、中身2の一方側(左側)および他方側(右側)が表紙4の背の各端部Z,Z(表紙4の背の両側、つまり表紙の各折り目)を支点として左右に倒れる。この場合、曲がりの少ない状態の表紙4の背が、中身2の一方側と他方側との境界部位Yを支点として、中身2の一方側における端部(表紙4の背における長さ方向に沿った一方の端部Zに接合する部位)と他方側の端部(表紙4の背における長さ方向に沿った他方の端部Zに接合する部位)とを押し開く結果、中身2の背部に接着された背紙3の他方の片側3bも曲がりの少ない状態に維持される。したがって、このホローバック本1によれば、鋭角に曲げられることに起因する応力の集中が、中身2の背部に接着された背紙3の他方の片側3bに生じないため、背紙3における他方の片側3bを破れにくく形成することができる。この結果、中身2の背部と接着された他方の片側3bでの背紙3の破れを防止することができる。
続いて、上記したホローバック本1の特徴部分である背紙3の作製およびその表紙4への貼り付けを自動的に実行する背紙貼付装置21について、図面を参照して説明する。
最初に、背紙貼付装置21の構成について、図5,6を参照して説明する。
背紙貼付装置21は、同図に示すように、表紙ストック機構22、表紙供給機構23、搬送機構24、接着剤塗布機構25、製袋機構26、背紙作製機構27、背紙貼付機構28、プレス機構29、およびこれらの各機構を連携させつつ駆動する駆動源(図示せず)を備え、表紙4の表面に背紙3を自動的に貼り付けるように構成されている。
表紙ストック機構22は、図5に示すように、表紙4の搬送経路31(同図中において一点鎖線で示す)の最上流位置に配設されて、複数の表紙4を非折曲状態でストックする。表紙供給機構23は、表紙ストック機構22の下流(搬送経路31全体としてはその上流側に位置する)に配設されて、例えば、吸着機(図示せず)および複数の送りローラ23aを備えて構成されている。また、表紙供給機構23は、駆動源によって駆動されることにより、表紙ストック機構22から表紙4を一枚ずつ吸着して取り出すと共に、取り出した表紙4を送りローラ23aによって搬送経路31の上流側(具体的には搬送機構24上の搬送開始位置)に供給する。
搬送機構24は、搬送経路31における表紙供給機構23の下流側に配設され、表紙供給機構23によって供給された表紙4をほぼ水平な状態で搬送経路31の下流側に向けて直線的に搬送する。この場合、表紙4は、図5,6中において矢印Aで示す向きで搬送される。具体的には、搬送機構24は、図5に示すように、表紙供給機構23の下流側であって搬送経路31の下方に配設された第1のスプロケット群24a、搬送経路31の中途部における下方に配設された第2のスプロケット群24b、複数のチェーン24c、複数の送り爪24d、および複数の支持ガイド24eを備えている。第1のスプロケット群24aおよび第2のスプロケット群24bは、図5,6に示すように、同一の水平な平面上に互いに平行に配設されると共に、一例としてそれぞれ4つのスプロケットSPを有している。各スプロケットSPは、それぞれの回転軸が搬送方向Aと直交している。各チェーン24cは、第1のスプロケット群24aおよび第2のスプロケット群24bの対向する各スプロケットSP間に架け渡されている。各送り爪24dは、対応する各チェーン24cに、表紙4の搬送方向Aと直交する同一の直線上にそれぞれ位置するように取り付けられている。各支持ガイド24eは、図6に示すように、各チェーン24c間に配設されて、搬送機構24内において表紙4を搬送経路31上で支持する。以上の構成を備えた搬送機構24では、第1のスプロケット群24aおよび第2のスプロケット群24bが駆動源によって図5中における反時計方向に連動して回転駆動されることにより、各送り爪24dが、各チェーン24cと共に無限軌道上を連続移動すると共に、図5中の上側の軌道上を移動するときに、支持ガイド24e上の表紙4を搬送方向Aに沿って押動する。
接着剤塗布機構25は、図5,6に示すように、搬送機構24の下流側上方であってその中央部分に配設されると共に、接着剤を貯留するパレット25a、および複数の接着剤ローラを含む接着剤ローラ群25bを備えて構成されている。この場合、複数の接着剤ローラは、回転軸が表紙4の搬送方向Aに対して直交する方向となるようにそれぞれ配設されると共に、図6に示すようにそれぞれの長さL2がホローバック本1における中身2の背部の幅と同等に(ほぼ等しく)設定されている。この構成により、接着剤塗布機構25は、駆動源によって駆動されて、搬送経路31上を搬送される表紙4の表面中央部分にホローバック本1の背部の幅(中身2の背部の幅)と同等の幅で接着剤9(図2,3参照)を直線的に塗布する。
製袋機構26は、一対の送りローラ26aおよび複数のテンションローラ26b等を備えて構成されている。この製袋機構26は、一対の送りローラ26aが駆動源によって駆動されることにより、紙ロール(具体的にはクラフト紙ロール)32からクラフト紙33(中身2の背部の幅の2倍を若干超える幅のクラフト紙)を帯状のまま繰り出すと共に、繰り出したクラフト紙をこの背部の幅と同等の幅の偏平な筒状に丸めて連続的に成形する。背紙作製機構27は、カッター27aを備え、製袋機構26によって筒状に成形されたクラフト紙をカッター27aで所定の長さ(具体的には、ホローバック本1の高さと同一の長さ、または若干短い長さ)に切断することにより、背紙3を連続的に作製して背紙貼付機構28に供給する。
背紙貼付機構28は、吸着ドラム28a、複数(本例では5つ)のプーリ28b,28c,28d,28e,28fおよび無端ベルト28gを備え、搬送経路31における接着剤塗布機構25の下流側であって搬送経路31の上方に配設されている。吸着ドラム28aは、表紙4の搬送方向Aと直交する方向に沿った軸線を中心として回転自在で、かつ搬送経路31上を搬送される表紙4の表面に外周面が接触可能に配設されている。また、吸着ドラム28aは、駆動源によって駆動されることにより、背紙3の長さ方向と吸着ドラム28aの周方向とが一致する状態で外周面に背紙3を吸着し、かつ吸着した背紙3を搬送経路31に向けて搬送すると共に表紙4の表面に貼り付ける。この場合、吸着ドラム28aの回転速度は、外周面での周速度が搬送経路31上での表紙4の搬送速度と一致するように設定されている。複数のプーリ28b〜28fは、各々の軸線が吸着ドラム28aの軸線と平行になるように配設されている。プーリ28bは、吸着ドラム28aの上部外周面に接触した状態で配設されている。プーリ28c,28dは、吸着ドラム28aの上方であって、プーリ28bに対して接着剤塗布機構25寄りの位置において、表紙4の搬送方向Aに沿って互いに前後した状態で配設されている。プーリ28eは、プーリ28c,28dの下方に配設されている。プーリ28fは、吸着ドラム28aの下部外周面に接触した状態で配設されている。無端ベルト28gは、3つのプーリ28c,28d,28eに架け渡されて、吸着ドラム28a側の部位が吸着ドラム28aにおける接着剤塗布機構25側の外周面に面的に接触した状態で配設されている。この構成により、背紙貼付機構28は、背紙作製機構27から供給された背紙3を吸着ドラム28aとプーリ28bとの間で挟持して取り込み、取り込んだ背紙3を無端ベルト28gと吸着ドラム28aとの間で挟持しつつ搬送経路31まで搬送して表紙4の表面に供給する。また、背紙貼付機構28は、背紙3が載置された状態の表紙4を背紙3と共に吸着ドラム28aとプーリ28fとの間で押圧しつつ、搬送経路31の下流側に向けて送り出す。
プレス機構29は、図5に示すように、搬送経路31を挟んでその上側および下側にそれぞれ配設されたローラ群29a,29b、および各ローラ群29a,29bにそれぞれ架け渡された一対の無端ベルト29c,29dを備えて構成されている。プレス機構29は、背紙貼付機構28から送り出された背紙3および表紙4をさらに押圧しつつ搬送することにより、背紙3の表紙4への接着状態を一層高めると共に背紙3を再度偏平な状態に成形する。
次いで、背紙貼付装置21による背紙3の表紙4への貼り付け動作について説明する。
この背紙貼付装置21では、表紙供給機構23が、表紙ストック機構22から表紙4を一枚ずつ取り出して搬送機構24に供給する。搬送機構24は、送り爪24dで表紙4の後端部を押し出すことによって表紙4を搬送方向Aに搬送する。接着剤塗布機構25は、搬送機構24によって搬送される表紙4の表面中央部分に対して、中身2の背部の幅と同等の幅で接着剤9(図2,3参照)を直線的に塗布する。一方、製袋機構26は、表紙供給機構23による表紙4の供給タイミングに合わせて、紙ロール32からクラフト紙33を繰り出しつつ、繰り出したクラフト紙33を、中身2の背部とほぼ同じ幅であって偏平な筒状に成形する。背紙作製機構27は、表紙4の供給タイミングに合わせて、偏平な筒状に成形されたクラフト紙33を所定の長さに切断して背紙3を作製し、作製した背紙3を背紙貼付機構28に供給する。背紙貼付機構28は、背紙3を吸着ドラム28aの外周面に吸着して搬送経路31まで搬送する。また、背紙貼付機構28は、背紙3を吸着ドラム28aと無端ベルト28gとの間を通過させることにより、背紙3を円弧状に成形する。さらに、背紙貼付機構28は、搬送経路31上を搬送されて来る表紙4の表面における接着剤9の上に、吸着ドラム28aの回転方向側の先端側から背紙3を徐々に接着させる(貼り付ける)。これにより、背紙3と接着剤9との間に気泡が残らないようにして背紙3が表紙4に接着される。プレス機構29は、背紙3が貼り付けられた表紙4を一対の無端ベルト29c,29d間で搬送しつつ、ローラ群29aとローラ群29bとの間で背紙3および表紙4を押圧することにより、背紙3の表紙4への接着状態を高め、かつ背紙3を再度偏平な状態に成形しつつ、表紙4を背紙貼付装置21から排出する。このようにして、ホローバック本1用の背紙3が接着された(貼り付けられた)表紙4の作製が完了する。
このように、この背紙貼付装置21によれば、上記の各構成要素を備えたことにより、接着剤塗布機構25が、表紙4の表面中央部分に中身2の背部の幅と同等の幅で接着剤9を直線的に自動的に塗布し、製袋機構26が、帯状のクラフト紙33から中身2の背部の幅と同等の幅であって偏平な筒状の背紙3を連続して自動的に作製し、背紙貼付機構28が、表紙4の表面中央部分に背紙3を自動的に貼り付けることができる。このため、表面中央部分に中身2の背部の幅と同等の幅であって偏平な筒状の背紙3が貼り付けられた表紙4を効率よく作製することができる。したがって、中身2の背部がこの背部と同等の幅であって筒状に成形された背紙3を介して表紙4の中央部分に接着されたホローバック本1についても、効率よく作製することができる。また、吸着ドラム28aを用いて背紙3を接着することにより、背紙3を表紙4に吸着ドラム28aの回転方向側の先端側から徐々に接着させることができる結果、背紙3と表紙4との間に気泡が残らないようにして背紙3を表紙4に接着することができる。
なお、本発明は、上記した構成に限定されない。例えば、上記したホローバック本1では、特に、並製本の種類を限定しないで説明したが、無線綴じ、アジロ綴じ、かがり仮製本等で製本された並製本に適用できるのは勿論である。また、上記の構成では、表紙4を搬送するためにチェーン24cを用いて搬送機構24を構成したが、チェーン24cに代えてベルトを用いて搬送機構を構成することもできる。
ホローバック本1を上面側から見た断面図である。 ホローバック本1の構成を示す分解平面図である。 ホローバック本1の構成を示す分解斜視図である。 中身2を開いた状態のホローバック本1を上面側から見た平面図である。 背紙貼付装置21の正面図である。 背紙貼付装置21の平面図である。 本文102を開いた状態の従来のホローバック本101を上面側から見た平面図である。
符号の説明
1 ホローバック本
2 中身
3 背紙
4 表紙
5 紙葉
21 背紙貼付装置
23 表紙供給機構
24 搬送機構
25 接着剤塗布機構
26 製袋機構
27 背紙作製機構
28 背紙貼付機構
31 搬送経路
33 クラフト紙

Claims (1)

  1. 複数の紙葉が背部において一体に接着されて構成された中身と、当該中身を包む表紙と、前記中身の前記背部を前記表紙における対応部位に接着させる筒状の背紙とを備え、
    前記背紙は、偏平状態における幅が前記背部の幅と同等に設定されると共に、前記表紙に対向する一方の片側が当該表紙に接着され、前記背部に対向する他方の片側が当該背部に接着されているホローバック本。
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