JP4143735B2 - Disc hopper fraud prevention device - Google Patents
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Description
【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、ディスクを1個ずつ区分けして払い出すディスクホッパに関する。さらに詳しくは、ディスク通過センサを故意に移動させて行う不正を防止出来るディスクホッパに関する。
なお、本明細書で使用する「ディスク」は、通貨であるコインの他、ゲーム機のメダルやトークン等の代用貨幣または類似のものを包含する。
【0002】
【従来の技術】
ディスクホッパは、例えばゲーム機に内蔵される。
図7において、ゲーム機100にディスクホッパ101が内蔵されている。
ディスク投入口103に投入されたディスクDは、公知のセレクタにより真偽を判別され、真ディスクはディスクホッパ101へガイドされ、偽ディスクは放出口102に返却される。
ディスクホッパ101は、例えば米国特許第6193598号に開示のものである。
【0003】
ディスクホッパ101の概要を、図8を参照して説明する。
水平配置されるベース110に固定されたフレーム111に水平に対し斜めに矩形のホッパベース112が取り付けられている。
ホッパベース112の表面側にディスク送り出し装置113を構成する円盤状の回転ディスク114が配置されている。
【0004】
回転ディスク114は、図示しないモーターによって減速機を介して回転駆動される。
回転ディスク114には、等間隔に円形の通孔115が形成されている。
回転ディスク114は、ホッパベース112に形成された円形の装着穴116内に配置されている。
【0005】
回転ディスク114の裏面には、ディスク押し出し用の突起(図示せず)が通孔115のそれぞれに相対して形成されている。
また、ホッパベース112を貫通して回転ディスク114に向かって伸びる規制ピン117、118が配置されている。
規制ピン117、118は、ホッパベース112の裏面に固定した片持ち板バネ119の先端部に固定されている。
【0006】
ホッパベース112にバケツ状のディスクボウル120が着脱可能に固定されている。
ディスクボウル120の下端部121は、装着穴116とほぼ同一径で斜め上方に向かって伸びており、その上端部は四角形状に拡大する貯留部122が形成され、その上面はディスク投入開口123になっている。
【0007】
装着穴116の一側壁が開口され、そこに第1ガイド124が配置されている。
第1ガイド124は、ホッパベース112に固定された軸125に回転可能に支持された固定ローラ126である。
回転ディスク114及び第1ガイド124の側方に第2ガイド127が配置されている。
【0008】
第2ガイド127は、ホッパベース112の弧状長孔128を貫通するシャフト129に回転可能に取り付けた移動ローラ130である。
シャフト129は、ホッパベース112の下方に配置され、軸131を中心に揺動可能なレバー132に固定されている。
レバー132は、ホッパベース112に固定したピン133との間に掛けられたスプリング134によって、移動ローラ130が固定ローラ126に近づくよう付勢されている。
【0009】
ディスクDが固定ローラ126と移動ローラ130との間を通過しないとき、レバー132がストッパ135に係止されている。
このとき、固定ローラ126と移動ローラ130との周面間の距離はディスクDの直径よりも小さい。
レバー132と一体に形成された作用片136は、ディスクDによって移動ローラ130が移動されたとき、センサ137がパルス状の検知信号を出力する。
すなわち、作用片136がセンサ137に検知された後、非検知状態になった場合、パルス信号を出力する。
【0010】
第2ガイド127、作用片136及びセンサ137でディスク通過センサ138が構成されている。
この通過センサ138のパルス信号に基づいて、ディスクが1個払い出されたことを判定する。
ホッパベース112の側面にディスクの払出口139が配置されている。
【0011】
次にゲーム機100におけるディスクDの流れを説明する。
プレイヤーは、ディスク投入口103にディスクDを投入してゲームを行う。
投入されたディスクDは、図示しないダクトにより案内されて投入開口123から貯留部122に到達する。
プレイにより当選すると、ゲーム機100の制御回路(図示せず)はディスクDの払い出し信号を出力する。
【0012】
ゲーム機100の制御回路からディスクの払い出し信号を受けた場合、ディスクホッパ101のモーター(図示せず)が作動し、回転ディスク114が図9において時計方向(図10において反時計方向)に回転される。
回転ディスク114の回転により、ディスクDは通孔115に落下し、押し出し用の突起により押されてホッパベース112の上面を滑りつつ装着穴116の周面に案内されて規制ピン117及び118に達する。
【0013】
ディスクDは、規制ピン117及び118によって装着穴116の周方向に案内され、第1ガイド124と第2ガイド127との間に達する。
これにより、固定ローラ126は固定であるので、移動ローラ130がディスクDによって図9において右斜め上方へ移動される。
ディスクDは、その最大直径が固定ローラ126と移動ローラ130との間を通過した直後にスプリング134によって移動ローラ130を介して弾き出され、そして払出口139から払い出される。
【0014】
ディスクDによって第2ガイド127が移動されるとき、レバー132と一体にピボット運動する作用片136は、センサ137に検知された後、その検知が解消さるので、センサ137がパルス信号である検知信号を出力する。
この検知信号を受けた図外のカウンタは、放出ディスク数「1」をカウントする。
【0015】
カウンタから放出数の信号を受けたゲーム機100の制御回路は、カウント値が放出所定数になった場合、ディスクDの放出を終了するため、モーターの回転を停止する。
払出口139から払い出されたディスクDは、図示しないダクトを通ってディスク放出口102に達する。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】
ゲーム機100における不正は、放出口102からフレキシブルな棒を挿入して第2ガイド127を故意に移動させ、作用片136によるセンサ137の検知状態を継続させることによって行なわれる。
すなわち、センサ137の出力がパルス状でないため、カウンタは1をカウントしない。
したがって、ゲーム機100の制御回路は、所定の放出数を判定できないので、モーターの停止信号を出力しないため、連続してディスクDが払い出される。
これにより、不正者は所定数以上の多くのディスクDを手に入れる。
【0017】
本発明の第1の目的は、不正にディスクを多量に入手することを防止することである。
本発明の第2の目的は、不正にディスクを入手することを防止することである。
本発明の第3の目的は、ディスクホッパの不正防止装置を安価に提供することである。
【0018】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するため本発明のディスクホッパは、以下のように構成されている。
係止部を有するディスクの送り出し用の回転ディスク、前記回転ディスクの側方に実質的に固定状態に配置された第1ガイド、前記第1ガイド及び前記回転ディスクの側方に位置し、かつ、第1ガイドから前記ディスクの直径以下の距離離れた待機位置と前記ディスクによって移動される払出位置とに移動でき、かつ、ディスク通過センサを構成する第2ガイドと、前記第2ガイドの移動に連動して前記係止部の移動経路に突出するストッパと、を有するディスクホッパの不正防止装置である。
【0019】
この構成によれば、第2ガイドが故意に移動されて第1ガイドからディスクの直径以上離れた場合、その移動に連動してストッパが係止部の移動経路に突出する。
このため、第2ガイドを故意に払出位置に保持させた場合、回転ディスクと一体に回転する係止部がストッパに係止され、回転ディスクが停止される。
【0020】
したがって、ストッパに係止されたとき、回転ディスクは回転しないので、ディスクが払い出されない。
回転ディスクが停止しない場合、回転ディスクと一体に回転する係止部がストッパを押して第2ガイドを待機位置へ強制的に移動させる。
したがて、第2ガイドの移動によってディスク通過センサは1つの通過信号を出力する。
すなわち、回転ディスクが回転しない場合、ディスク通過センサが通過信号を出力せず、回転ディスクが回転する場合、必ず通過センサが通過信号を出力する。
【0021】
これにより、回転ディスクの一回転において、少なくとも一回はストッパによって回転ディスクが停止され、或いは通過センサが通過信号を出力するので、無制限にディスクが払い出されることがなく、不正に多量にディスクを入手することを防止できる。
また、回転ディスクに形成した係止部と、第2ガイドの移動に連動して係止部の移動経路に突出するストッパを設けるという簡単な構成であるので、安価に製作できると共に、後付けできるという利点がある。
【0022】
また本発明は、回転ディスクが、等間隔に形成された複数の通孔と回転軸線を中心とする同一円上に形成され、かつ、前記通孔に相対して形成された係止部を有することが好ましい。
この構成によれば、係止部が通孔にそれぞれ相対して配置されているため、ディスク1個毎に回転ディスクの停止或いは通過センサの通過信号が出力される。
したがって、ディスクの払い出し数と通過センサの通過信号数とが同一になるので、ディスクを不正に入手することができない。
また、係止部とストッパという簡単な構成であるので、安価に製造でき、かつ、既存のディスクホッパに装着できる。
【0023】
また、本発明は、前記係止部が、回転ディスクの下面から下方に向かって突出する突起であることが好ましい。
この構成によれば、係止部が回転ディスクの下面からホッパベースに向かって突出しているので、ストッパとのみ接触可能であるので、ディスクによる摩耗等の弊害がない。
【0024】
また本発明は、前記係止部の接触部が平面であり、かつ、前記ストッパの接触部が平面であり、それら平面の接触部どうしが面接触可能であることが好ましい。
この構成により、係止部とストッパとが接触する面は、平面であるので、ストッパに係止部が停止されたとき、それらは面接触する。
したがって、衝撃力が面で受けられるので、単位面積当たりの衝撃力が小さく、それらを耐衝撃値の低い樹脂で製作することができ、安価に製造できる。
【0025】
また本発明は、前記第2ガイドと前記ストッパが一体に形成され、前記第2ガイドが前記第1ガイドに近づくよう弾性的に付勢されることが好ましい。
この構成によれば、第2ガイドとストッパが一体であるので、第2ガイドの移動によってダイレクトにストッパが移動される。
したがって、第2ガイドの移動に連動して回転ディスクを確実に停止することができる。
また、構成部品が少ないので、安価に製造出来る。
【0026】
また本発明は、前記第2ガイドと、前記ストッパと、ディスク通過センサの作用片が一体に形成され、前記第2ガイドが前記第1ガイドに近づくよう弾性的に付勢されることが好ましい。
この構成によれば、ディスク通過センサの作用片が第2ガイドの移動によってダイレクトに移動される。
したがって、第2ガイドの移動に連動してディスク通過センサが確実に通過信号を出力し、さらに、構成部品が少ないので安価に製造できる。
【0027】
また本発明は、前記第1ガイドが実質固定状態であることが好ましい。
第1ガイドが実質固定状態の場合、払い出されるディスクの位置が安定するので、第2ガイドの移動量が安定し、ディスク通過センサの検知ミスを防止することができる。
【0028】
【発明の実施の形態】
図1は、実施例のディスクボウルを外した状態の回転ディスクとホッパベースの正面図である。
図2は、図1の裏面図である。
図3は、実施例の回転ディスクと払出位置のストッパの裏面斜視図である。
図4は、実施例の回転ディスクと払出状態のストッパの裏面図である。
図5は、図4におけるA―A断面図である。
図6は、第2実施例の要部概要図である。
【0029】
従来装置と同一機能部品には、従来装置と同一符号を付し、異なる構造を説明する。
回転ディスク114には等間隔に7個の通孔115が形成してある。
これら通孔115の回転後位側上面11は、斜面に形成されている。
【0030】
回転ディスク114の裏面12には、回転軸線13を中心とする所定半径の円14上に係止部15が配置されている。
この係止部15は、裏面12から下方に向かって直角に突出する半割円柱状であり、回転方向の前面は係止平面16になっている。
係止部15の回転方向後位側には、裏面12から立ち上がる台形状の補強リブ17が形成してある。
【0031】
係止部15は、その係止平面16が、通孔115の回転後位の縁と回転軸線13とを結んだ直線18よりも僅かに回転方向前位に位置するよう配置されている。
さらに、係止部15は、通孔115のそれぞれに相対して設けられている。
【0032】
係止部15は、ホッパベース112の上面に形成した円形溝19内を移動する。
この円形溝19が係止部15の移動経路20である。
本実施例のホッパベース112は、樹脂によって一体成型することができる。
この場合、係止部15が後述の移動経路に突出する部位のみが開口する板状に形成できるため、部品強度が高く、かつ、組み立て性に優れている。
【0033】
回転ディスク114の裏面12には、通孔115の回転後位側側縁から周方向に伸び、かつ、下方に向かって僅かに突出する押し出し突起21が形成されている。
規制ピン117の逃げ溝22、規制ピン118の逃げ溝23が裏面12に形成されている。
【0034】
ホッパベース112の裏面から下方に突出する固定軸131にY形のレバー24がピボット運動可能に取り付けられている。
レバー24の第一腕25に移動ローラ130のシャフト129が固定されている。
第二腕26の先端部は固定軸131を中心とする円弧状に形成された作用片136である。
【0035】
第三腕27は、固定軸131から回転軸線13側に向かって伸び、その先端は係止部15の移動経路20に突出するようL形に屈曲されたストッパ28を構成している。
ストッパ28の平面29は、係止平面16に相対し、ストッパ28が移動経路20に位置する場合、それら平面はほぼ面接触する。
第一腕25とピン133との間にスプリング134が掛けられ、レバー24は図2において時計方向に付勢されている。
すなわち、移動ローラ130が固定ローラ126に近づくように付勢されている。
【0036】
図2に図示するように、ディスクDが固定ローラ126と移動ローラ130との間を通過しないとき、第一腕25の係止片30がストッパ135に係止される。
このとき、移動ローラ130は固定ローラ126からディスクDの直径以下の距離離れた待機位置Sに保持される。
また、作用片136はセンサ137から離れた非検知位置に位置している。
さらに、第三腕27のストッパ28は、係止部15の移動経路20の外側に位置している。
【0037】
図4に図示するように、ディスクDの直径部が固定ローラ126と移動ローラ130との間に位置したとき、レバー24は反時計方向に回動され、作用片136がセンサ137と相対し、ストッパ28は係止部15の移動経路20に突出する。
しかしこのとき、係止部15はストッパ28の直前の位置にあり、係止部15がストッパ28に停止されることはない。
【0038】
次に本実施例の作用を説明する。
はじめに正常時のディスクDの払出を説明する。
図2の状態からさらに、回転ディスク114が反時計方向に回転したとき、ディスクDは規制ピン118及び117にその移動を阻止されて回転ディスク114の周縁方向に案内される。
【0039】
そして固定ローラ126に一側縁を案内されるディスクDによって、移動ローラ130が図2において反時計方向に移動される。
ディスクDの直径部が固定ローラ126と移動ローラ130との間に位置したとき、レバー24が図4の払出位置Pまで回動される。
【0040】
ディスクDの直径部が通過した直後、スプリング134のスプリング力によってレバー24が時計方向に回動されるので、移動ローラ130によってディスクDは勢いよく払出口139へ弾きとばされる。
レバー24は、ストッパ135に係止され、待機位置Sに保持される。
【0041】
すなわち、作用片136はセンサ137に相対した後、待機位置Sに戻るので、センサ137はパルス信号を出力する。
図示しないカウンタは、このパルス信号をカウントして、カウント信号を出力する。
【0042】
ストッパ28は係止部15の移動経路20に突出した後、待機位置Sに戻る。
ストッパ28が移動経路20に突出したとき、係止部15はストッパ28の直前に位置する。
この直後、ストッパ28は、前記戻り運動によって移動経路20から急速に外れるので、係止部15がストッパ28によって係止されることはない。
【0043】
次に、移動ローラ130が棒によって払出位置Pの近傍に保持される不正ケースを説明する。
移動ローラ130の移動によってレバー24が図3及び4のように時計方向へ回動され、ストッパ28が係止部15の移動経路20に突出する。
また、作用片136がセンサ137に相対し、センサ137はONを継続する。
【0044】
回転ディスク114の回転により、ディスクDが一個払い出されるとともに係止部15がストッパ28の平面30に衝突する。
この時、係止平面16とストッパ28の平面29はほぼ面接触するため、その衝撃は面全体で受けることになる。
したがって、衝撃力は面全体に分散されるため、単位面積当たりの衝撃力が小さく、強度の低い樹脂を採用しても破損することがない。
【0045】
前記衝突によりレバー24は図4において時計方向のモーメントを受ける。
通常、前記棒によってこの移動を受け止めることはできず、レバー24が同方向へ回動されるので、移動ローラ130も同方向へ移動される。
【0046】
これにより作用片136がセンサ137との相対位置から外れるのでその出力がOFFになり、結果としてセンサ137はパルス信号を出力する。
このパルス信号に基づいて図外のカウンタは払い出し数1をカウントする。
すなわち、払出された1個のディスクDと一致する1がカウントされる。
【0047】
移動ローラ130の戻り運動が阻止された場合、ストッパ28による係止部15の係止状態が継続するため、回転ディスク114はそれ以上回転出来ず、前記1個のディスクDのみが払い出される。
この停止状態が継続した場合、モータのオーバーロード検出器がそれを検出し、自動的にモータが停止される。
この他、所定時間以上センサ137の出力が変化しないことを検出してモータを停止することができる。
【0048】
次に図6の第2実施例を説明する。
この実施例は、回転ディスク114が逆転される場合でも使用できるよう第3レバー27にフレキシブル接続部を設けた例である。
【0049】
フレキシブル接続部31は、第2レバー32、軸33、第3ストッパ34、突起35及びスプリング36を含んでいる。
第三腕27の先端部にストッパ28を備える第2レバー32を軸33によりピボット運動可能に取り付けてある。
【0050】
第三腕27に第2ストッパ34が固定され、第2レバー32の突起35が係止されるようになっている。
第2レバー32は、スプリング36によって時計方向に付勢され、突起35が第2ストッパ34にストップされ、通常、第三腕27と一体で回動する。
【0051】
次に第2実施例の作用を説明する。
係止部15がストッパ28を押した場合、突起35が第2ストッパ34に係止され、第2レバー32と第三腕27とが一体に回動するので、レバー24は、前記第1実施例同様の機能を発揮する。
【0052】
ディスクDが回転ディスク114とホッパベース112との間に挟まれて回転ディスク114がロックした場合、このロック状態を解消するため、回転ディスク114が短時間逆転される。
【0053】
この逆転時にストッパ28が移動経路20に位置していた場合、係止部15の背面によって第2レバー32は押され、軸33を支点に反時計方向へピボット運動される。
これにより、第2レバー32は、係止部15の移動経路20から退出するので、回転ディスク114は逆転できる。
【0054】
第2実施例は、回転ディスクク114の逆転時にレバー24が他の部品によって回動をストップされることによるモータの焼損や部品の破損を防止することができる。したがって、フレキシブル接続部31は、回転ディスク114の一方向の回転を阻止し、かつ、逆方向の回転を許す機能を有していればよい。
【0055】
本発明は、変形が可能である。
例えば、係止部15は、通孔115に相対して一個ずつ配置せず、一個おき、或いは二個おき、さらには、一個であっても良い。
この場合、ディスクの払い出し数とセンサ137のパルス信号数とは一致しないが、不正払出数を少数に制限できるので、不正防止効果がある。
【0056】
係止部15は、回転ディスク114に凹部を形成し、その凹部にレバー24から突出するストッパ28を突入させるようにしてもよい。
さらに、回転ディスク114はディスク表面に等間隔でディスクの係止ピンを配置したタイプ、例えば米国特許第4589433号に開示された回転ディスクを用いてもよい。
【0057】
第1ガイド124は、ディスクDが衝突したときのショックを和らげるため、弾性的に保持することができる。
さらに、第1ガイド124と第2ガイド127がディスクDによってほぼ同角度回動される構造であってもよい。
この場合、センサ137は、第1ガイド124或いは第2ガイド127のいずれか一方の回動を検知するようにすればよい。
【0058】
センサ137は、近接スイッチ、光学センサ、磁気センサ、リミットスイッチ等を使用することができる。
【0059】
さらに、回転ディスクの停止を検知して、警報ランプの点灯、警報スピーカーの発音のうち何れか一つが作動するようにしても良い。
さらに、この他の警報手段により警報を行うようにしてもよい。
【0060】
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、実施例のディスクボウルを外した状態の回転ディスク等の正面図である。
【図2】図2は、実施例の回転ディスクと待機状態のストッパの裏面図である。
【図3】図3は、実施例の回転ディスクと払出状態のストッパの裏面斜視図である。
【図4】図4は、実施例の回転ディスクと払出状態のストッパの裏面図である。
【図5】図5は、実施例の図4におけるA―A断面図である。
【図6】図6は、第2実施例の要部概要図である。
【図7】図7は、ディスクホッパが内蔵されるゲーム機の斜視図である。
【図8】図8は、従来のディスクホッパの斜視図である。
【図9】図9は、従来のディスクホッパのディスクボウルを外した状態の回転ディスクの正面図である。
【図10】図10は、従来のディスクホッパのホッパベースの裏面図である。
【符号の説明】
D ディスク
P 払出位置
S 待機位置
24 レバー
12
裏面
13
回転軸線
14 円
15 係止部
16
係止平面
20
移動経路
27
平面
28
ストッパ
31 フレキシブル接続部
114
回転ディスク
115
通孔
124 第1ガイド
127 第2ガイド
136
作用片
138
ディスク通過センサ[0001]
[Technical field to which the invention belongs]
The present invention relates to a disc hopper for sorting out and feeding out discs one by one. More specifically, the present invention relates to a disk hopper that can prevent fraud by intentionally moving a disk passage sensor.
Note that the “disc” used in this specification includes coins as currency, as well as substitute money such as medals and tokens of game machines, or similar items.
[0002]
[Prior art]
The disk hopper is built in, for example, a game machine.
In FIG. 7, a
The disk D inserted into the
The
[0003]
An outline of the
A
A disc-shaped rotating
[0004]
The rotating
In the rotating
The rotating
[0005]
On the back surface of the rotating
In addition, restricting
The
[0006]
A bucket-
The
[0007]
One side wall of the
The
A
[0008]
The
The
The
[0009]
When the disk D does not pass between the
At this time, the distance between the peripheral surfaces of the
In the
That is, when the
[0010]
The
Based on the pulse signal of the
A
[0011]
Next, the flow of the disk D in the
The player plays the game by inserting the disk D into the
The loaded disk D is guided by a duct (not shown) and reaches the
When winning by playing, a control circuit (not shown) of the
[0012]
When a disk payout signal is received from the control circuit of the
Due to the rotation of the rotating
[0013]
The disk D is guided in the circumferential direction of the
Accordingly, since the
The disk D is ejected through the moving
[0014]
When the
Upon receiving this detection signal, the counter (not shown) counts the number of ejected disks “1”.
[0015]
The control circuit of the
The disk D paid out from the
[0016]
[Problems to be solved by the invention]
Injustice in the
That is, since the output of the
Accordingly, the control circuit of the
As a result, the unauthorized person obtains a large number of discs D exceeding a predetermined number.
[0017]
The first object of the present invention is to prevent illegally obtaining a large number of disks.
A second object of the present invention is to prevent unauthorized acquisition of a disk.
A third object of the present invention is to provide a disk hopper fraud prevention device at low cost.
[0018]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve this object, the disc hopper of the present invention is configured as follows.
A rotating disk for feeding out a disk having a locking portion; a first guide disposed substantially fixed to a side of the rotating disk; positioned at a side of the first guide and the rotating disk; and A second guide that can move from a first guide to a standby position that is a distance equal to or less than the diameter of the disc and a payout position that is moved by the disc, and that is linked to the movement of the second guide. And a stopper for projecting to the movement path of the locking portion.
[0019]
According to this configuration, when the second guide is intentionally moved and separated from the first guide by more than the diameter of the disk, the stopper projects in the movement path of the locking portion in conjunction with the movement.
For this reason, when the second guide is intentionally held at the payout position, the locking portion that rotates integrally with the rotating disk is locked by the stopper, and the rotating disk is stopped.
[0020]
Therefore, when locked by the stopper, the rotating disk does not rotate, so the disk is not dispensed.
When the rotating disk does not stop, the locking portion that rotates integrally with the rotating disk pushes the stopper to forcibly move the second guide to the standby position.
Therefore, the disk passage sensor outputs one passage signal by the movement of the second guide.
That is, when the rotating disk does not rotate, the disk passing sensor does not output a passing signal, and when the rotating disk rotates, the passing sensor always outputs a passing signal.
[0021]
As a result, in one rotation of the rotating disk, the rotating disk is stopped at least once by the stopper, or the passing sensor outputs a passing signal, so that the disk is not discharged indefinitely. Can be prevented.
In addition, since it has a simple configuration of providing a locking portion formed on the rotating disk and a stopper that protrudes in the movement path of the locking portion in conjunction with the movement of the second guide, it can be manufactured at a low cost and can be retrofitted. There are advantages.
[0022]
According to the present invention, the rotating disk has a plurality of through holes formed at equal intervals and the same circle centered on the rotation axis, and has a locking portion formed opposite to the through hole. It is preferable.
According to this configuration, since the engaging portions are arranged to face the through holes, a stop signal of the rotating disk or a passing signal of the passing sensor is output for each disk.
Accordingly, the number of paid-out disks and the number of passing signals of the passing sensor become the same, and therefore the disk cannot be obtained illegally.
In addition, since it has a simple configuration of a locking portion and a stopper, it can be manufactured at low cost and can be mounted on an existing disk hopper.
[0023]
In the present invention, it is preferable that the locking portion is a protrusion protruding downward from the lower surface of the rotating disk.
According to this configuration, since the engaging portion protrudes from the lower surface of the rotating disk toward the hopper base, it can be contacted only with the stopper, so that there is no adverse effect such as abrasion due to the disk.
[0024]
In the present invention, it is preferable that the contact portion of the locking portion is a flat surface, the contact portion of the stopper is a flat surface, and the contact portions of the flat surfaces can be in surface contact with each other.
With this configuration, the surface where the locking portion and the stopper are in contact is a flat surface, so that when the locking portion is stopped by the stopper, they come into surface contact.
Therefore, since the impact force can be received by the surface, the impact force per unit area is small, and they can be manufactured with a resin having a low impact resistance value, and can be manufactured at low cost.
[0025]
The present invention, the second guide and the stopper are integrally formed, said second guide to be resiliently biased so as to approach the first guide preferred.
According to this configuration, since the second guide and the stopper are integrated, the stopper is directly moved by the movement of the second guide.
Therefore, the rotating disk can be surely stopped in conjunction with the movement of the second guide.
Moreover, since there are few components, it can manufacture at low cost.
[0026]
In the present invention, it is preferable that the second guide, the stopper, and the disk passage sensor working piece are integrally formed, and the second guide is elastically biased so as to approach the first guide.
According to this configuration, the operating piece of the disk passage sensor is directly moved by the movement of the second guide.
Therefore, the disk passage sensor reliably outputs a passage signal in conjunction with the movement of the second guide, and furthermore, since there are few components, it can be manufactured at low cost.
[0027]
In the present invention, it is preferable that the first guide is in a substantially fixed state.
When the first guide is in a substantially fixed state, the position of the dispensed disk is stabilized, so that the amount of movement of the second guide is stabilized, and detection errors of the disk passage sensor can be prevented.
[0028]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
FIG. 1 is a front view of a rotating disk and a hopper base with the disk bowl of the embodiment removed.
FIG. 2 is a rear view of FIG.
FIG. 3 is a rear perspective view of the rotating disk and stopper in the payout position according to the embodiment.
FIG. 4 is a back view of the rotating disk and the stopper in the payout state according to the embodiment.
FIG. 5 is a cross-sectional view taken along the line AA in FIG.
FIG. 6 is a schematic diagram of a main part of the second embodiment.
[0029]
The same functional parts as those of the conventional device are denoted by the same reference numerals as those of the conventional device, and different structures will be described.
The
The rotation rear side
[0030]
On the
The locking
A
[0031]
The locking
Further, the locking
[0032]
The locking
This
The
In this case, since the locking
[0033]
On the
A
[0034]
A Y-shaped
The
The distal end portion of the
[0035]
The
The plane 29 of the
A
That is, the moving
[0036]
As shown in FIG. 2, when the disk D does not pass between the fixed
At this time, the moving
The
Further, the
[0037]
As shown in FIG. 4, when the diameter portion of the disk D is located between the fixed
However, at this time, the locking
[0038]
Next, the operation of this embodiment will be described.
First, the normal disk D payout will be described.
When the
[0039]
Then, the moving
When the diameter portion of the disk D is located between the fixed
[0040]
Immediately after the diameter portion of the disk D passes, the
The
[0041]
That is, since the
A counter (not shown) counts this pulse signal and outputs a count signal.
[0042]
The
When the
Immediately after this, the
[0043]
Next, an illegal case where the moving
The
Further, the
[0044]
As a result of the rotation of the
At this time, since the locking
Therefore, since the impact force is distributed over the entire surface, the impact force per unit area is small, and even if a low-strength resin is used, it is not damaged.
[0045]
Due to the collision, the
Normally, this movement cannot be received by the rod, and the
[0046]
As a result, the
Based on this pulse signal, a counter (not shown) counts the number of payouts 1.
That is, 1 that coincides with one disk D that has been paid out is counted.
[0047]
When the return movement of the moving
When this stop state continues, the motor overload detector detects this and the motor is automatically stopped.
In addition, the motor can be stopped by detecting that the output of the
[0048]
Next, a second embodiment of FIG. 6 will be described.
In this embodiment, the
[0049]
The flexible connecting
A
[0050]
A
The
[0051]
Next, the operation of the second embodiment will be described.
When the locking
[0052]
When the disk D is sandwiched between the
[0053]
When the
As a result, the
[0054]
In the second embodiment, the burnout of the motor and the damage of the parts due to the
[0055]
The present invention can be modified.
For example, the locking
In this case, the number of discs paid out and the number of pulse signals of the
[0056]
The locking
Further, the
[0057]
The
Further, the
In this case, the
[0058]
As the
[0059]
Further, when the stop of the rotating disk is detected, any one of lighting of an alarm lamp and sounding of an alarm speaker may be activated.
Further, an alarm may be performed by other alarm means.
[0060]
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a front view of a rotating disk or the like with a disk bowl of an embodiment removed.
FIG. 2 is a rear view of the rotating disk and the standby stopper according to the embodiment.
FIG. 3 is a rear perspective view of the rotating disk and the stopper in a payout state according to the embodiment.
FIG. 4 is a rear view of the rotating disk and the stopper in a payout state according to the embodiment.
FIG. 5 is a cross-sectional view taken along line AA in FIG. 4 of the embodiment.
FIG. 6 is a schematic diagram of a main part of a second embodiment.
FIG. 7 is a perspective view of a game machine with a built-in disc hopper.
FIG. 8 is a perspective view of a conventional disk hopper.
FIG. 9 is a front view of a rotating disk with a disk bowl of a conventional disk hopper removed.
FIG. 10 is a rear view of a hopper base of a conventional disk hopper.
[Explanation of symbols]
D disc
P Dispensing position
S Standby position
24 lever
12
Back side
13
Axis of rotation
14 yen
15 Locking part
16
Locking plane
20
Travel route
27
Plane
28
Stopper
31 Flexible connections
114
Rotating disc
115
Through hole
124 First Guide
127 Second Guide
136
Acting piece
138
Disc passage sensor
Claims (8)
前記回転ディスク(114)の側方に配置された第1ガイド(124)、
前記第1ガイド(124)及び前記回転ディスク(114)の側方に位置し、第1ガイド(124)から前記ディスク(D)の直径以下の距離離れた待機位置(S)と前記ディスク(D)によって移動される払出位置(P)とに移動でき、かつ、ディスク通過センサ(138)を構成する第2ガイド(127)、
前記第2ガイド(127)の移動に連動して前記係止部(15)の移動経路(20)に突出するストッパ(28)と、
を有するディスクホッパの不正防止装置。A rotating disk (114) for feeding out a disk (D) having a locking part (15);
A first guide (124) disposed on a side of the rotating disk (114);
A standby position (S) positioned on the side of the first guide (124) and the rotating disk (114) and separated from the first guide (124) by a distance equal to or less than the diameter of the disk (D) and the disk (D ) Is moved to the payout position (P) moved by the second guide (127) constituting the disk passage sensor (138),
A stopper (28) protruding in the movement path (20) of the locking portion (15) in conjunction with the movement of the second guide (127);
A fraud prevention device for a disk hopper having
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