JP4142819B2 - 光ケーブル接続用クロージャ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、光通信ケーブル、特に光ファイバ心線を有する光ファイバケーブル(以下光ケーブル)の架空、地上或いは地下区間において、固定配線区画の配線点や、光ケーブル接続点における外被接続並びに架空乃至地上ケーブル或いは地下ケーブルと、ドロップ光ファイバケーブル或いは集合ドロップ光ファイバケーブルの接続のために用いられ、光ケーブルの接続部を保護して、心線余長を収納する光ケーブル接続用クロージャに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、光ケーブルの分岐、引込、接続などを行う場合、クロージャ内において光ケーブル心線相互を接続すると共に、光ケーブル心線の余長分を収納するための心線接続余長収納トレイが用いられている。このトレイは、心線を導出入する部分となる心線導出入部と、その心線導出入部から導出入させる幹線用光ケーブルから引き出された光ファイバ心線同士或いは分岐用光ケーブルから引き出された心線とを接続するコネクタ等の接続部が収納されるコネクタ収納部と、さらに接続された心線の余長部分を巻回して保護収納する心線余長収納部とを備えたものが知られており、接続機能専用クロージャ、或いはドロップ機能専用クロージャとして用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、光ケーブルを用いた光通信網では光ケーブルの高密度、多心化或いは伝送高速度化が進むにつれて心線余長収納部ではその容量が不足しがちになり、クロージャ内での多数枚重ねられた収納トイレの多様化で接続機能とドロップ機能とが別々のクロージャとなっていると、その取扱いが面倒で、しかも心線余長の納まりが悪くなって、心線にストレスが掛ることが多かったり、心線の光損失が生じ伝送特性に悪影響を与えたり接続分岐に伴う作業や配線整理がやりにくいし、さらには増設も簡単には対応できずコンパクト化できないといった問題が生じている。
【0004】
本発明は、これら従来の事情に鑑みてなされたものであり、光ケーブルの伝送特性に悪影響を与えることなく光ケーブルの接続や切り替え或いは分岐接続作業が容易に実施でき、テープ心線ごとの接続機能とドロップ機能とを統合して整理し、その収納並びに心線ごとの増減が簡単にでき増設も楽で、きわめてコンパクトに接続部を収納することができる取扱い簡便な架空または地下乃至地上載置用の光ケーブル接続用クロージャを安価な形態で提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上述の課題を解決するために、請求項1の発明は、光ケーブル心線を導出入する心線導出入部と、該心線導出入部から入る心線相互を接続したコネクタを収納するコネクタ収納部と、心線余長を巻回して収納する心線余長収納部とを備えた心線接続用トレイ並びに心線ドロップ用トレイの複数枚が上下に分けて多重に積み重ねて棚状のトレイ収納ケースに挿脱自在に装着配備される光ケーブル接続用クロージャであって、前記クロージャ内に固着したフレームに設けたトレイ収納ケースに対してトレイベースが摺動自在に嵌装され、該トレイベースに突設された係合突部に係合する係合凹部を前記心線接続用トレイの底板の両側縁部対称位置に備え、該心線接続用トレイを前後いずれの方向でも着脱自在に装着できる構成とし、このトレイベースに複数の心線接続用トレイを着脱自在で段積装着し、該心線接続用トレイの上段に心線ドロップ用トレイを備えた積層トレイの収納トレイとし、前記トレイベースを介して前記心線接続用トレイを個別に心線取り出し方向を上面にする方向で水平に挿脱自在に装着して備え、各トレイごとに所定角度開いて保持できる構成とすると共に、心線接続部と心線余長とをそれぞれ個別に収納できる構成としたことを特徴とする。
【0006】
【作用】
本発明の光ケーブル接続用クロージャは、光ケーブル心線の接続部並びに接続余長部分を保護収納する複数の心線接続用トレイおよび心線ドロップ用トレイが、お互いにトレイベースを介して取出自在で開閉自在に収納されているので、任意の心線接続用トレイ並びに心線ドロップ用トレイを開いて、或いは取り出したりして心線の接続作業や接続状況の点検、確認、調整などを統合してきわめて容易に行うことができるし、また、各心線接続用トレイ或いは心線ドロップ用トレイは、接続単位で複層化したもので、心線接続部は固定しないし、心線余長も曲率半径を確保した上で取り回し収納できるし、心線余長の吸収に自由度を持たせて納められ、伝送特性に悪影響を及ぼすことがない。
しかも、心線接続後に上側の心線接続用トレイ或いは心線ドロップ用トレイを移動させて元の位置に戻しても光ケーブル心線に弛みが生じないし、心線に過度に屈曲することがなく曲率半径の小さい円弧状部分をも生じないで収納でき安全な保護ができるし、任意心線の取り出し、接続、再収納作業に対するハンドリング特性の向上が図れる。
さらに、心線接続用トレイ或いは心線ドロップ用トレイの集合体となる収納トレイが、トレイベースを介してトレイ収納ケースに挿し込むことで隣接されるトレイと容易に連結でき、またトレイ収納ケースから外して開閉することにより連結した各トレイを別個に開放露出することができ、接続作業や各トレイの更新並びに増設が容易にでき作業性の向上が図れる。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明の実施例を図面を用いて説明すると、心線接続クロージャ1は、複数枚の心線接続用トレイ2と心線ドロップ用トレイ3とからなる収納トレイ10を内装配備しているが、該心線接続用トレイ2並びに心線ドロップ用トレイ3には光ファイバ心線を導出入する心線導出入部11と、該心線導出入部11から入る心線相互を接続したコネクタbを収納するコネクタ収納部12と、心線余長を巻回して収納する心線余長収納部13とを備えると共に、この心線接続用トレイ2並びに心線ドロップ用トレイ3の複数枚が上下に分けて多重に積み重ねてトレイ収納ケース4に挿脱自在に装着配備されているものである。
【0008】
そして、前記心線接続トレイ2及び心線ドロップ用トレイ3は、合成樹脂により一体成形された成形品であり、図3及び図10に示すように、略長方形状の外形を有し、内面側が同一形状に形成されたもので、前記各トレイ2,3の心線導出入部11のある底板の両側縁部対称位置に係合凹部7,7それぞれ対向して設け、各トレイ2,3を重ねた状態において、トレイ収納ケース4に突設された係合凸部8に嵌挿してなるものである。
【0009】
前記収納トレイ10としては、図1乃至図6に示すように4心一括収納タイプとした心線接続用トレイ2と心線ドロップ用トレイ3を集合したもので、心線の接続部が収納保持されるコネクタ収納部12と、該コネクタ収納部12に保持された接続用コネクタから導出される心線余長を引き廻し、ループ状に巻回させて保持する心線余長収納部13とを区画して備え、心線押え片21のある略長方形の心線接続用トレイ2と心線ドロップ用トレイ3とを用いる。
【0010】
この場合、前記クロージャ1内に固着したフレーム42にトレイ収納ケース4を設け、該トレイ収納ケース4に対して摺動自在に嵌装され着脱自在に配備したトレイベース5に複数の心線接続用トレイ2を着脱自在で段積装着した積層トレイの収納トレイ10とし、前記トレイベース5を介して前記心線接続用トレイ2が心線取出方向を上面にする方向で水平に挿脱自在に装着され、各トレイごとに所定角度開いて保持すできる構成とすると共に、心線接続部と心線余長とをそれぞれ個別に収納できる構成とし、該心線接続トレイ2或いは心線ドロップ用トレイ3の上面に蓋片6或いはトレイを観音開きに回動自在に設けてなる。
【0011】
例えば、図示のように6段のトレイ収納ケース4の場合には、下側2段を用いて、心線接続用トレイ2の5枚(1トレイ,40心で200心)をトレイベース5に積層して収める。テープ接続400心収納のときは下側4段を使用して前記トレイベース5を2つ用いる。また心線ドロップ用トレイ3はトレイ収納ケース4の上側から使用していき、テープ接続200心収納のときは上段から4段目まで使用(ドロップ用トレイ4つ使用)でき、テープ接続400心のときには、上段から2段目まで心線ドロップ用トレイ3の装着が可能となる。
【0012】
なお、複数枚の前記心線接続用トレイ2をトレイベース5を介してトレイ収納ケース4、例えば棚状ケースに着脱自在とするには単独または前後方向を交互に逆に段積装着した積層トレイの収納トレイ10として用いる。この場合、トレイベース5に突設された係合凸部8に係合する係合凹部7は前記心線接続用トレイ2の底板の両側縁部対称位置に備え、該心線接続用トレイ2を前後いずれの方向でも着脱自在に装着できる構成としてなる。 また、前記トレイベース5の両側面部に係止爪部9と、案内リブ17とを突設し、該係止爪部9が前記トレイ収納ケース4の案内溝14に摺動自在に嵌装されると共に、該案内溝14に形成されるロック部15に係脱する構成としてクロージャ1内での心線接続用トレイ2をトレイベース5と共に、トレイ収納ケース4から引き出し移動位置させて心線接続作業が簡便にできる。
【0013】
また、前記心線接続用トレイ2に形成した舌状の係止片18のある心線導出入部11には、分離スリットのある心線挿通孔を設けた弾性保持部材(図示せず)を圧入嵌合して心線の支持を確実にしてあり、この弾性保持部材は心線径或いは心線数に応じた挿通孔のあるものを選んで用いられる。
さらに、前記コネクタ収納部12及び心線余長収納部13は、必要に応じガイドリブ及び側壁を選んで区画してもよいし、心線の浮きを阻止する心線押え片21或いは係止爪を一体成形して余長の心線や心線接続部となるコネクタを心線接続用トレイ2内に確実に保持できるようにするか、またコネクタ収納部12或いは心線余長収納部13のみを区画した心線接続用トレイ2を組合せて一つとした形態としてもよく、各心線接続用トレイ2毎に心線を分離整理収納し、ケーブル挿入部から光ファイバ心線の曲げが極少で心線収納時のねじれをも防止でき、安全かつ高密度収納で高信頼性が得られるようにする。
【0014】
この場合、多段に積み重ねられた心線接続用トレイ2の中から所望の心線接続用トレイ2の上段側の心線接続用トレイ2の係合凹部7をトレイベース5の係合凸部8から外せば、トレイ収納ケース4から引き出せたのち蓋片6を外して、重ね合せ面を開くことができて下段側の心線接続用トレイ2の内面側が露出されて収納心線の接続配線作業が容易にできる。
なお、前記心線接続用トレイ2には、必要に応じトレイ内の心線を整形するための指挿入用窓孔211を形成して、収納心線余長の納め方をすっきりできるようにすることもできる。
【0015】
さらに、一方の心線接続用トレイ2を他方の心線接続用トレイ2に連結するときは、トレイ収納ケース4に嵌装して水平方向に軽く押し込めば、係合凹部7がその押力で弾性変位して、トレイベース5の係合凸部8に容易に嵌込まれて連結保持される。
また取り外しの際には、トレイ収納ケース4の前方側にトレイベース5をスライドさせると、係止爪部9が外れトレイベース5と一緒に心線接続用トレイ2が前方に引き出せ、係合凹部7を係合凸部8から外せば心線接続用トレイ2が抜き出せ簡単に外すことができ、心線接続用トレイ2内の心線の点検、修理、接続の各作業が簡便に行うことができる。
【0016】
なお、前記心線導出入部11は、片側に設けたシングルタイプに限らず両側に対に設け、即ち四隅に設けたダブルタイプのものを用いることもできるし、しかも合成樹脂の射出成形により、心線接続用トレイ2を略正方形、長方形の四角形または楕円形に形成されるので、コネクタ収納部12に隣接される心線余長収納部13には所定間隔に配列される心線の押え片21および蓋片6で伝送特性に悪影響が及ばないように心線がなめらかに湾曲したループ状に巻回保持できるように配慮してある。
例えば、前記心線接続用トレイ2には曲率半径30mm以上を確保して心線の取り回し、収納ができ、各種の接続部例えば、融着補強スリーブ、メカニカルスリーブ、MTコネクタなどの収納可能であって、トレイベース5に5段の心線接続用トレイ2を積層し、各トレイ単位で脱着可能に設け、心線余長と心線接続部を一括収納できる。
この場合は、心線接続用トレイ2の一つは、接続部は固定しない構造として心線余長の吸収に自由度を持たせることもできるし、一つのトレイに40心線分(4心テープ10本分)の収納が可能で、さらに識別ホルダーを用いれば、20心単位の心線識別が可能の形態とすることもできる。
【0017】
前記収納トレイ10は、各トレイを複数重ね合わせて棚状のトレイ収納ケース4に挿着載置保持され、図5及び図6に示すように二つ割りのスリーブ11,12からなる円筒状のクロージャ1内に組み込まれて用いられるが、該スリーブ11,12はヒンジ締結具30により脱着自在に定着すると共に、フレーム42には配線処理ガイド31と、光ケーブル把持金具321と、テンションメンバ把持金具32とを一体に形成され、前記スリーブ11,12の外側に配置固定できる配線リング33を備えている。
【0018】
前記スリーブ11,12の両端壁嵌合部に嵌装された端面板25とを備えたクロージャ1の例で説明すると、端面板25,25にスペーサ26を介して、幹線光ケーブルAが貫通されて光ケーブル把持金具31で固定され、かつ、該ケーブルのテンションメンバが、テンションメンバ把持金具32に接続連結されている。
また主線光ケーブルAから導出された接続心線aは、収納トレイ10の心線接続用トレイ2、心線ドロップ用トレイ3に処理されて端面板25から導出されて分岐ケーブルB及びCとして配線される。(図1)
前記スペーサ26には、ドロップ光ケーブルの挿通用の閉塞孔を多数備え、引落し時に閉塞孔を開口してドロップ光ケーブルをクロージャ外に導出入できるようにしてある。(図6)
前記スリーブ11,12は、分割接合面にガスケットを介在して突き合わせ密封結合するが、スリーブ外側に設けたヒンジ部にループ状リングからなるヒンジ締結具30を掛止めて連結一体化するようになっている。
【0019】
なお、前記心線接続用トレイ2に設けた係合凹部7は、心線接続用トレイ2が複数積み重ねられたときに必要に応じ、支杆24などをトレイ収納ケース4に嵌挿して連結固定保持するために用いてもよいし、上下段ごとに連結ボスを嵌装して連結する形態とすることもできる。
【0020】
また、図4に示すように、接続用トレイ2の複数を互に心線取出方向を上面にする方向で水平に、かつそれぞれ個々に保持するトレイベース5では、その心線導出入部に心線通路となる間隔をあけて複数のガイドリブ17を並設し、複数の心線通路161を形成して、トレイが出入する心線を各ガイド片間に通して振り分け配線できるようにしてある。
【0021】
さらにまた、前記クロージャ1には、図7乃至図12に示す複数心の光ファイバテープ心線を単心に分岐した際の幹線光ケーブルからの光ファイバテープ心線と、分岐心線のテープ側との接続部と、分岐心線のテープを単心に分離する分岐心線分離部と、分岐心線の単心線側とドロップ心線との接続部とが収納可能な心線ドロップ用トレイ3を複数枚内装配備しているが、該心線ドロップ用トレイ3は、光ファイバ心線aを導出入する心線導出入部11と、該心線導出入部11から入る心線相互を接続したコネクタbを収納するコネクタ収納部12と、心線余長を巻回して収納する心線余長収納部13とを備えた心線ドロップ用トレイ3を複数枚多重に積み重ねてなるもので、心線を収納状態と引出状態で固定でき、また心線を接続、収納した状態で取り出し開閉ができるものである。
この心線ドロップ用トレイ3は、複数層の重合状態でそれぞれヒンジ部41によって開閉自在に連結されて一組とし、テープ心線から分岐した単心ごとにコネクタと心線余長とを個別に収納できる心線ドロップ用トレイ3に構成され、該心線ドロップ用トレイ3を複数段に前記クロージャ1内に設けたトレイ収納ケース4に挿脱自在に嵌装してある。この場合、前記心線ドロップ用トレイ3が、外装トレイ31と、該外装トレイ31内に積層した内装トレイ32とからなる入れ込み構造とすると共に、該外装トレイ31と内装トレイ32とをヒンジ部41で観音開きに開閉自在に連結して心線ドロップ用トレイ3とする。 例えば4心テープを単心分離し、または分離心線を使用して単心線に変換した接続部及び余長収納するトレイとする。
【0022】
なお、複数の前記心線ドロップ用トレイ3が、心線の曲率半径円をS字状に切り返し可能に一対の楕円筒状リブ16をトレイ底面上に間隔をあけて対向配備した構成とするのがよい。
また、前記外装トレイ31の両側面部に係止爪部9と、ドロップテンションメンバ取付部172を突設し、該係止爪部9がクロージャ内の前記トレイ収納ケース4の案内溝14に摺動自在に嵌装されると共に、該案内溝14に形成されるロック部15に係脱する構成としてクロージャ1内での心線ドロップ用トレイ2をトレイ収納ケース4から引き出し移動位置させて心線接続作業が簡便にできるようにしてあり、前記ドロップテンションメンバ取付部172にはドロップテンションメンバ把持具27を設けてドロップ光ファイバケーブルCが固着される。
即ち、前記ドロップテンションメンバ取付部172に開閉自在にヒンジ止めした心線押圧片171で、No.1〜4の各トレイから出た単心線を押えられるようにし、単心線の飛び出し防止保護し、またドロップテンションメンバ把持具27に固定されたドロップテンションメンバをさらに上から押しつける着脱自在のドロップホルダー271が備えられ、各トレイの移動時にドロップ光ファイバケーブルの捩れ防止に役立て、ドロップ光ファイバケーブルの移動の際に追ずい誘導をスムーズにできるように支持する構成となっている。
【0023】
なお、前記心線導出入部11は、片側に設けたシングルタイプに限らず両側に対に設け、即ち四隅に設けたダブルタイプのものを用いることもできるし、しかも合成樹脂の射出成形により、心線ドロップ用トレイ3を略正方形、長方形の四角形または楕円形に形成されるので、コネクタ収納部12に隣接される心線余長収納部13には所定間隔に配列される心線aの押え片21および蓋片6で伝送特性に悪影響が及ばないように心線がなめらかに湾曲したループ状に巻回保持できるように配慮してある。
例えば、前記心線ドロップ用トレイ3には曲率半径30mm以上を確保して心線の取り回し、収納ができ、各種の接続部b例えば、融着補強スリーブ、メカニカルスプライス、MTコネクタなどの収納可能であって、心線ドロップ用トレイ3を4段に積層し、各心線トレイ単位で開閉或いは脱着可能に設け、心線余長と心線接続部を一括収納できる。
この場合は、心線ドロップ用トレイ3の一つは接続部は固定しない構造として心線余長の吸収に自由度を持たせることもできるし、一つのトレイに40心線分(4心テープ10本分)の収納が可能で識別ホルダーを用いれば、20心単位の心線識別が可能の形態とすることもできる。
【0024】
例えば、各内外装トレイの組合せでは、図8に示す図8(b)と図8(d)とのトレイは一体成形品であり、図8(c)(d)及び図8(a)(b)での各トレイは、それぞれヒンジ部41で連結して組とする方式がとれるし、表面内装トレイの上面に蓋片を付設することもできる。
また図9及び図10に示す各トレイはそれぞれ組合せてセットすることができ、図9(a)(c)、或いは図9(c)及び図10(a)の各トレイをヒンジ部41に連結して組とする方式を採用することもできる。
【0025】
前記心線ドロップ用トレイ3は、複数重ね合わせて棚状のトレイ収納ケース4に載置保持され、図1及び図5に示すように二つ割りのスリーブ11,12からなる円筒状のクロージャ1内に組み込まれて用いられるが、該スリーブ11,12はヒンジ締結具30により脱着自在に定着すると共に、フレーム42には配線処理ガイド31と、ケーブル把持金具321と、テンションメンバ把持金具32とを配置固定でき、前記スリーブ11,12の外側に配置固定できる配線リング33を備えている。この場合、前記配線ガイド31によりテープ心線とドロップ心線との動きを分離させ、テープ心線は常に配線ガイド31の後側に配置している。
【0026】
前記スリーブ11,12の両端壁嵌合部に嵌装された端面板25とを備えたクロージャ1の例で説明すると、端面板25にスペーサ26を介して、主線光ケーブルAが貫通されて光ケーブル把持金具321で固定され、かつ、該ケーブルのテンションメンバが、テンションメンバ把持金具32に接続連結されている。さらに心線ドロップ用トレイ3には取付部172を介してドロップテンションメンバ把持具27を心線導出入部11の近傍に着脱自在の構造として用いる形態とするのがよく、またドロップテンションメンバーアース線272をドロップテンションメンバ把持具27に装着し、該アース線272を配線ホルダー273を介して配線ガイド31に連結し、引き落しケーブルの保護を容易にする。
また前記心線ドロップ用トレイ3から導出された接続心線aは端面板25から導出されて分岐ケーブルB及びCとして配線される。前記スリーブ11,12は、分割接合面を突き合わせ密封結合するが、スリーブ外側に設けたヒンジ部にループ状リングからなるヒンジ締結具30を掛止めて連結一体化するようになっている。
【0027】
以上の構成からなる心線ドロップ用トレイ3において、テープ心線aは心線ドロップ用トレイ3のいずれか一方の心線導出入部11から入ると、心線通路を通ると共に心線押さえ用の係止片18により押されられ、いずれかの心線余長収納部13内に入る。これらテープ心線a1が心線余長収納部13等内に入るときは、押え片21で形成された全長通路を通る。そしてテープ心線a1は、前記係止片18によって押さえられるとともに、リブ16の回りを巻回され、かつコネクタ収納部12の差込ガイドリブ121に取り付けられたコネクタbまたは分岐部に接続されると共に、コネクタbから出る心線aは、その心線余長収納部13を通って、他方の心線導出入部11からケース外部に出る。
【0028】
このように、光ファイバケーブルを加入者宅等に引き落とす際に、トレイ各層が70度以上開く構造であると共に、単心に分岐するのに心線導出入部11の一方側から心線aを入れる場合に、心線余長収納部13に収納したときは、他方の心線導出入部11側に出すことができる。
なお、心線導出入部11の一方側から心線aを入れて心線余長収納部13に収納する場合、心線aの巻回の仕方によって、両方の心線導出入部11のいずれの側にも出すこともできる。
以上のように、いずれかの心線導出入部11から心線aを心線ドロップ用トレイ3内に入れることができ、かつ心線aの曲率を小さくすることなく(過負荷を加えることなく)、入口側となった心線導出入部11と同一の又は異なる心線導出入部11を出口側として出すことができる。これにより、心線の出入口側を自由に選んで、光ケーブル用クロージャ内での心線の配線の便宜を図ることができる。
【0029】
ここで、心線導出入部11には、貫通穴が形成されたスポンジゴム等の弾性変形可能な弾性保持部材cが設けられ、心線aは、この貫通穴を通って心線ドロップ用トレイ3内に入り、かつ心線ドロップ用トレイ3外に出る。この心線支持用の弾性保持部材は係止片18により保持される。
このように弾性保持部材cを心線導出入部11に介在させれば、心線aが心線導出入部11を通るときに、心線aがトレイ本体に擦れることや、或いは引張衝撃等を確実に防止することができる。
【0030】
そして、前記心線ドロップ用トレイ3をヒンジ部41で連結した形態としたものを重ね合わせたものとして光ケーブル用クロージャ1内のトレイ収納ケース4に心線接続用トレイ2とともに順次積み重ねられるようにして実装される(図5参照)。この積み重ねには、バンド28で固定化し、重なり合う心線接続収納トレイ同士をネジ止め等することなく積層連結することができ、高密度収納構造の心線接続クロージャ1とすることができる(図5参照)。
この場合、一つの心線導出入部11から心線aを入れ接続部bをコネクタ収納部12に保持し、中央のリブ16に巻回して同じ心線導出入部11から取出て配線したり、或いは一方の心線導出入部11から心線aを入れ接続部bを保持し、心線余長を心線余長収納部13に取り廻しして他方の心線導出入部11から取り出す配線形態とすることが、各心線ドロップ用トレイ3ごとに行ってクロージャ1内で整理することができテープ心線から単心に分岐して引き落し配線できる。
【0031】
例えば、単心分離の場合、現場で光ケーブルの外被を約500mmはぎ取り、スロットルから出てきた任意テープ心線(4心)を最遠端(500mm余長)でカットし、先端から300mmの位置でツールを用いて単心分離を行いドロップ光ファイバケーブル(×4)と接続した後トレイ収納するが、外装トレイ31に導入された心線aは弾性保持部材cで固定され、No.1〜4までに分岐されそれぞれのトレイに収納される。
即ち図11に示すように、No.2の内装トレイ32にはNo.2の心線aを心線導出入部11より入れ心線押え片21の下をくぐらせて、心線余長収納部13に引き廻し、単心接続部bをコネクタ収納部12に固定したのち心線aをリブ16に巻回して心線導出入部11より導出し、前記外装トレイ31のドロップテンションメンバ把持具27で固定してドロップ光ファイバケーブルをクロージャ1外に引き落される。そして外装トレイ31内においても内装トレイ32と同時にNo.1の単心線aを引き廻し、コネクタ収納部12と心線余長収納部13とにそれぞれ整理配線されて、No.2〜4の各トレイから出た単心線とともにドロップテンションメンバ把持具27に固定された状態で、クロージャ1内に保護される。
【0032】
さらに分岐心線使用の場合には、現場で光ケーブルの外被を500mmはぎ取り、スロットルから出て来た任意テープ心線(4心)を最遠端(500mm余長)でカットし、分岐心線のテープ側と接続し、さらに分岐心線の単心線とドロップ光ファイバケーブルとを接続後にトレイ収納するが、図12に示すように、外装トレイ31に導入されたテープ心線a1は弾性保持部材cで固定され、No.1〜4までに分岐されそれぞれのトレイに収納される。
例えば、No.2の内装トレイ32には、No.2の単心線aを心線導出入部11より入れて心線押え片21の下をくぐらせて心線余長収納部13に引き廻し、単心接続部bをコネクタ収納部12に固定したのち、心線aをリブ16の巻回して心線導出入部11より導出し、外装トレイ31のドロップテンションメンバ把持具27で固定し、ドロップ光ファイバケーブルをクロージャ1外に引き落とされる。
そして、外装トレイ31内では、一方の心線導出入部11より分岐心線を入れ、分岐心線分離部b1、テープ接続部b2及び単心線接続部bをそれぞれコネクタ収納部12に固定し、内装トレイ32と同時にNo.1の心線aを引き廻し、心線余長収納部13とにそれぞれ整理配線されて、No.2〜4の各トレイから出た単心線とともにドロップテンションメンバ把持具27に固定された状態で、クロージャ1内に保護されて用いられる。(図13)
【0033】
積み重ねた各心線ドロップ用トレイ3は、それぞれ個別にトレイ収納ケース4から前方に引き出し可能で、引き出されたトレイの各層を略70度以上の角度で開いて固定化できる構造としてあって、各トレイの出し入れや各層を開閉することによってトレイ内に収納された心線に損失などの影響が生ずることなく任意のトレイを取り出すことができる。
【0034】
また、この前記心線ドロップ用トレイ3を四層トレイとした場合には、No.1までの識別番号34を外装トレイ31及び内装トレイ32に順次つけて配線取扱いやすくしてあり、しかも、内装されるトレイの自由端側の側面にトレイ開き止め用係止ピン35と内装された際のトレイ撓み防止板36とを突設してあり、またトレイ内面にトレイ撓み防止用受圧ピン37を備えて積層したトレイ間での変形しないように配慮されている。
【0035】
また、前記心線ドロップ用トレイ3に形成した舌状の係止片18のある心線導出入部11には、分離スリットのある心線挿通孔を設けた弾性保持部材(図示せず)を圧入嵌合して心線の支持を確実にしてあり、この弾性保持部材は心線径或いは心線数に応じた挿通孔のあるものを選んで用いられる。
さらにコネクタ収納部12及び心線余長収納部13は、必要に応じガイドリブ及び側壁を選んで区画してもよいし、心線の浮きを阻止する心線押え片21或いは係止爪を一体成形して余長の心線や心線接続部となるコネクタを心線ドロップ用トレイ3内に確実に保持できるようにするか、またコネクタ収納部12或いは心線余長収納部13のみを区画したトレイ3を組合せて一つとした形態としてもよく、各心線ドロップ用トレイ3毎に心線を分離整理収納し、ケーブル挿入部からファイバ心線の曲げが極少で心線収納時のねじれをも防止でき、安全かつ高密度収納で高信頼性が得られるようにする。
【0036】
この場合、多段に積み重ねられた心線ドロップ用トレイ3の中から所望のトレイ3の係合凹部7から杆状の係合凸部8を外せば、トレイ収納ケース4から引き出せ、重ね合せ面を開くことができて、下段側の心線ドロップ用トレイ3の内面側をトレイ3或いは蓋片6の取り外しによって露出されて収納心線の接続配線作業が容易にできる。
【0037】
さらに、一方の心線ドロップ用トレイ3を他方の心線ドロップ用トレイ3に連結するときは、トレイ収納ケース4に嵌装して水平方向に押し込み、貫通孔の係合凹部7に杆状の係合凸部8を挿入して各心線ドロップ用トレイ3が連結保持される。
また取り外しの際には、係合凸部8を取り除いてトレイ収納ケース4の前方側に心線ドロップ用トレイ3をスライドさせると、係止爪部9が外れ心線ドロップ用トレイ3が前方に引き出せ簡単に外すことができ、心線ドロップ用トレイ3内の心線の点検、修理、接続の各作業が簡単に行うことができる。
【0038】
前記心線ドロップ用トレイ3は、前記心線接続用トレイ2と同様に複数重ね合わせてトレイベース5を介して棚状のトレイ収納ケース4に挿着載置保持され、図1及び図5に示すように二つ割りのスリーブ11,12からなる円筒状のクロージャ1内に組み込まれ用いられる。そして図1に示す如く心線ドロップ用トレイ3から導出された接続心線aは端面板25から導出されて分岐光ケーブルB及びドロップ光ファイバケーブルCとして配線される。
なお、心線ドロップ用トレイ3に設けた貫通孔係合凹部7は心線ドロップ用トレイ3が複数積み重ねられたときに必要に応じ、蓋片6を嵌装し、蓋押え片22で止め、係合杆などの係合凸部8をトレイ収納ケース4に嵌挿して連結固定保持するために用いてもよいし、上下段ごとに連結ボスを嵌装して連結する形態とすることもできる。
【0039】
【発明の効果】
本発明は、クロージャ内に固着したフレームに設けたトレイ収納ケースに対してトレイベースが摺動自在に嵌装され、該トレイベースに突設された係合突部に係合する係止凹部を前記心線接続用トレイの底板の両側縁部対称位置に備え、該心線接続用トレイを前後いずれの方向でも着脱自在に装着できる構成とし、このトレイベースに複数の心線接続用トレイを着脱自在で段積装着し、該心線接続用トレイの上段に心線ドロップ用トレイを装着した積層トレイの収納トレイとし、前記トレイベースを介して前記心線接続用トレイを個別に心線取り出し方向を上面にする方向で水平に挿脱自在に装着して備え、各トレイごとに所定角度開いて保持できる構成とすると共に、心線接続部と心線余長とをそれぞれ個別に収納できる構成としたことで、光ケーブル心線の接続機能とドロップ機能を統合でき、上下の心線接続用トレイおよび心線ドロップ用トレイの係脱がトレイベースによって簡便にできて、簡単に多段に積み重ねることができ、しかも複数枚重ねられた心線接続用トレイ及び心線ドロップ用トレイは、光ケーブルの伝送特性に悪影響を及ぼすことなく光ケーブルの接続や切り替え或いは分岐接続作業や再収集作業が容易に実施でき、複数接続単位で複層化とした高密度収納構造によってテープ心線ごとの収納や整理のほか心線ごとの増減が簡単にでき増設も楽で、きわめてコンパクトに接続部を安全に収納することができるので、心線接続作業後に任意の収納トレイを開いて収納されている光ファイバ心線を迅速に取り出すことができ、心線識別も容易で接続部の再調整や修理など簡単に行うことができ、作業性を大幅に向上すると共に、各収納トレイを必要なだけ複数に積み重ねることができると共に、多段に積み重ねられた収納トレイ全体を的確に保持できて安全性も高められる。
【0040】
また本発明によれば、心線接続用トレイ及び心線ドロップ用トレイの内部を複層化することで心線余長の収納が収まり良くできるし、心線の巻回収納にも余裕があり、しかも心線の保持も緩衝的に行なわれているので、心線に弛みが生じないし、各心線接続用トレイを展開しても収納した光ファイバの余長部の長さの変化が少ないので、光ファイバ心線に無理な屈曲や小円弧が発生することなく光損失をなくして伝送特性を良好に保ことができる。
さらに、本発明によれば、心線の分岐、引込の際に心線接続用トレイへの心線導出入の自由度があって作業上、心線接続部へのアクセスが簡便化でき、管理や組立分解作業も容易に行なえ、かつ高密度・高信頼性が得られる。殊に、必要なだけ多段に積み重ねた心線接続用トレイ同士が外れたりずれたりすることなく、簡単確実に結合されて識別容易な心線接続部を持ったクロージャとして安全性を大幅に高め、心線余長収納での高信頼性がえられるし、収納トレイ相互間をネジ止め等することなく脱着でき取扱いも著しく容易化でき、かつコンパクト化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本発明の実施例の一使用状態の一部縦断面図である。
【図2】 図1の例で用いられる心線接続収納ケースを示し、(a)はその平面図、(b)はその側面図である。
【図3】 図1の例の心線接続用トレイを示し、(a)はその展開平面図,(b)はb−b線のける縦断面図,(c)はc−c線における縦断面図である。
【図4】 図1の例のトレイベースを示し、(a)はその平面図、(b)はその正面図、(c)はその側面図である。
【図5】 図1の例のクロージャを示し、(a)はその一部を切欠して内部を示す平面図、(b)はその一部切欠側面図である。
【図6】 図5の例のクロージャを示し、(a)はその正面図、(b)はその縦断面図である。
【図7】 本発明の実施例の収納トレイを示す平面図である。
【図8】 図1の例の心線ドロップ用トレイを示し、(a)は組込状態の平面図、(b)は一部展開状態の平面図である。
【図9】 図8の例で用いられる心線ドロップ用トレイを示し、(a)はその表面内装トレイの平面図、(b)(c)は中間内装トレイの平面図、(d)は外装トレイの平面図である。
【図10】 図8の別例のトレイの一部を示し、(a)はその中間及び表面内装トレイの平面図,(b)はその側面図、(c)は外装トレイの平面図、(d)はその側面図である。
【図11】 図8のさらに別例のトレイの一部を示し、(a)はその中間内装トレイの平面図、(b)はその蓋片の平面図、(c)は中間内装トレイの側面図である。
【図12】 図8の例の単心分離の配線一使用状態を示し、(a)は中間内装トレイの平面図、(b)は外装トレイの平面図である。
【図13】 図8の例の分岐心線使用の配線一使用状態を示し、(a)は中間内装トレイの平面図、(b)は外装トレイの平面図である。
【符号の説明】
A 幹線光ケーブル
B,C 分岐光ケーブル
a 心線
a1 テープ心線
b コネクタ
b1 分岐心線分離部
b2 テープ接続部
c 弾性保持部材
1 クロージャ
11,12 スリーブ
2 心線接続用トレイ
3 心線ドロップ用トレイ
31 外装トレイ
32 内装トレイ
4 トレイ収納ケース
41 ヒンジ部
42 フレーム
5 トレイベース
6 蓋片
7 係合凹部
8 係合凸部
9 係止爪部
10 収納トレイ
11 心線導出入部
12 コネクタ収納部
121 差込サイドリブ
13 心線余長収納部
14 案内溝
16 リブ
161 心線通路
17 案内リブ
171 心線押圧片
172 ドロップテンションメンバ取付部
18 係止片
19 係止爪部
20 ヒンジ部
21 心線押え片
211 指挿入用窓孔
22 蓋押え片
23 ヒンジ部
24 支杆
25 端面板
26 スペーサ
27 テンションメンバ把持具
271 ドロップホルダー
272 ドロップテンションメンバアース線
273 配線ホルダー
28 バンド
29 係止爪部
30 ヒンジ締結具
31 光ケーブル把持金具
32 テンションメンバ把持金具
321 光ケーブル把持金具
33 配線リング
Claims (1)
- 光ケーブル心線aを導出入する心線導出入部11と、該心線導出入部11から入る心線相互を接続したコネクタbを収納するコネクタ収納部12と、心線余長を巻回して収納する心線余長収納部13とを備えた心線接続用トレイ2並びに心線ドロップ用トレイ3の複数枚が上下に分けて多重に積み重ねて棚状のトレイ収納ケース4に挿脱自在に装着配備される光ケーブル接続用クロージャ1であって、
前記クロージャ1内に固着したフレーム42に設けたトレイ収納ケース4に対してトレイベース5が摺動自在に嵌装され、該トレイベース5に突設された係合突部8に係合する係合凹部7を前記心線接続用トレイ2の底板の両側縁部対称位置に備え、該心線接続用トレイ2を前後いずれの方向でも着脱自在に装着できる構成とし、このトレイベース5に複数の心線接続用トレイ2を着脱自在で段積装着し、該心線接続用トレイ2の上段に心線ドロップ用トレイ3を備えた積層トレイの収納トレイ10とし、前記トレイベース5を介して前記心線接続用トレイ2を個別に心線取り出し方向を上面にする方向で水平に挿脱自在に装着して備え、各トレイごとに所定角度開いて保持できる構成を有すると共に、心線接続部と心線余長とをそれぞれ個別に収納できる構成としたことを特徴とする光ケーブル接続用クロージャ。
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