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JP4142894B2 - 塗料供給装置および塗料供給方法 - Google Patents

塗料供給装置および塗料供給方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えば自動車の塗装ラインにおいて、車体の塗色を適宜変更可能とする塗料供給装置および塗料供給方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、複数の塗色に対して共通の塗料循環配管を持ち、この塗料循環配管内に、ピグと呼ばれる部材を通すことにより色替えを行う塗料供給装置がある。このような塗料供給装置において、例えば1分〜1.5分程度の極めて短いサイクルで色替えを可能とする手段として、特開2000−312844号公報には、前記した共通の塗料循環配管を複数持ち、これらを順次切り替えていく方法が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の塗料供給装置にあっては、共通の塗料循環配管および、塗色の切り替えに必要な付帯装置、例えばピグを挿入するピグ挿入器や切替弁が、複数の塗料循環配管に対応してそれぞれ必要となるので、設備コストの上昇を招いている。
【0004】
特に、ピグが通過する共通の塗料循環配管は、主にピグへの損傷や塗料残り量を低減するために、内壁の粗度を平滑にしたり、段差を減らす必要があることから、高価なものを使用することになる。また、その長さについても、通常塗装ガンは複数備えることから、その複数の塗装ガンを配置してある塗装ブース外周をくまなく通過させる必要があったり、塗装ブースと塗料調合室とを結ぶ距離が必要になるなど、70〜200m程度と長くなる傾向にある。
【0005】
また、共通の塗料循環配管と、塗料圧送部および塗装ガンとの接続部分も、複数の共通の塗料循環配管に対応して複数必要になるとともに、この接続部分に塗色切替時の残留塗料が発生して、全体として塗料使用量が増大する傾向にある。
【0006】
そこで、この発明は、設備コストの上昇および色替え時の塗料の無駄を抑制しつつ、短時間で色替え作業を行えるようにすることを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、請求項1の発明は、各色の塗料をそれぞれ収容する複数の塗料容器に接続され、これら各色の塗料が単独で循環可能で、かつ塗色切替時に、内部に残る塗料を除去する残留塗料除去具を挿入可能な塗料共通循環配管に、この塗料共通循環配管から複数に分岐可能な第1の分岐手段を接続するとともに、塗装ガンの上流側には、この塗装ガンから複数に分岐可能な第2の分岐手段を接続し、前記第1の分岐手段と第2の分岐手段との間に、各色の塗料が個別に循環可能な塗料個別循環配管を配置し、この塗料個別循環配管に、複数の被塗装物に対して塗装可能となる量の塗料を貯蔵する塗料貯蔵手段と、この塗料貯蔵手段に貯蔵されている塗料を圧送する塗料圧送手段とをそれぞれ設け、前記塗料貯蔵手段内の塗料貯蔵量が設定値以下に減少したときに、前記塗料共通循環配管側の塗料を、必要に応じて前記残留塗料除去具により色替えを行った上で、前記第1の分岐手段を通して前記塗料個別循環配管の塗料貯蔵手段に塗料を補給するよう指示する指示手段を設けた構成としてある。
【0008】
請求項2の発明は、請求項1の発明の構成において、前記塗料個別循環配管の数を、あらかじめ設定した塗色の数以上とした構成としてある。
【0009】
請求項3の発明は、請求項1または2の発明の構成において、前記塗料貯蔵手段がタンクであり、このタンクに、タンク内の塗料貯蔵量を検出する塗料センサを設け、前記指示手段は、前記塗料センサの検出信号を受けて、前記第1の分岐手段および、前記各塗料容器と前記塗料共通循環配管との間に配置される塗料供給手段を、それぞれ駆動制御するコントローラである構成としてある。
【0010】
請求項4の発明は、各色の塗料が個別に循環可能な複数の塗料個別循環配管のそれぞれに、塗料貯蔵手段と塗料圧送手段とを設け、前記塗料貯蔵手段で複数の被塗装物を塗装可能な量の塗料を貯蔵しつつ、前記塗料圧送手段で塗料を圧送し、各色の塗料をそれぞれ収容する塗料容器に接続され、これら各色の塗料が単独で循環可能で、かつ塗色切替時に、内部に残る塗料を除去する残留塗料除去具を挿入可能な塗料共通循環配管から、第1の分岐手段を介して前記複数の塗料個別循環配管の任意の一つに塗料を補給するとともに、前記複数の塗料個別循環配管の他の一つから、第2の分岐手段を介して塗装ガンに塗料を供給する塗料供給方法としてある。
【0011】
請求項5の発明は、請求項4の発明の塗料供給方法において、前記塗料個別循環配管の数を、あらかじめ設定した塗色の数以上としている。
【0012】
【発明の効果】
請求項1または4の発明によれば、ある塗色に指定した被塗装物に対し塗装を行う際には、その指定色塗料を、循環させつつ貯蔵している塗料個別循環配管の塗料貯蔵手段から、塗料圧送手段により圧送し、第2の分岐手段を介して塗装ガンに供給することができる。
【0013】
上記した指定色塗料による被塗装物への塗装が終了し、塗料貯蔵手段の塗料貯蔵量が設定値以下に減少すると、指示手段の指示により、塗料共通循環配管が、必要に応じて残留塗料除去具による色替えを行った上で、第1の分岐手段を介して塗料個別循環配管の塗料貯蔵手段に塗料を補給することができる。
【0014】
被塗装物への塗装色を変更する際には、対応する色の塗料が循環する塗料個別循環配管を、第2の分岐手段で切り替えればよく、その都度塗料共通循環配管で色替えする必要はないので、塗料共通循環配管が1本であっても、短時間で色替え作業を行うことができ、また、塗料共通循環配管が1本で済み、塗料共通循環配管と塗料圧送部および塗装ガンとの接続部分の複雑化も回避できるので、設備コストの上昇および色替え時の塗料の無駄を抑制することができる。
【0015】
請求項2または5の発明によれば、塗料個別循環配管については色替えする必要がなく、塗料や洗浄剤の使用量を低減できるとともに、残留塗料除去具などの摩耗による交換頻度を低減することができる。
【0016】
請求項3の発明によれば、簡素な構成で、短時間での色替え作業を確実に行うことができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
【0018】
図1は、この発明の実施の一形態を示す塗料供給装置の全体構成図である。この塗料供給装置は、1本の塗料共通循環配管1と複数の塗料個別循環配管3とが、第1の分岐手段としての第1のカラーチェンジバルブ5により接続されるとともに、前記複数の塗料個別循環配管3と塗装ガン7とが、第2の分岐手段としての第2のカラーチェンジバルブ9により接続されている。
【0019】
塗料共通循環配管1には、両側に開閉バルブ13,15を備えたピグ挿入器17が設けられている。このピグ挿入器17には、塗料共通循環配管1内の塗料の色替えを行う際に、塗料共通循環配管1内を移動して内部に残る塗料を除去する残留塗料除去具としてのピグ19が挿入される。ピグ挿入器17から挿入されたピグ19は、色替え後の塗料が塗料共通循環配管1内に供給されることで、この塗料に押されて図1中で矢印Pで示す方向に移動する。
【0020】
開閉バルブ15の下流側の塗料共通循環配管1には、複数(ここでは2本)の塗料供給配管21が接続され、各塗料供給配管21の下端は塗料容器23に接続されている。各塗料容器23には、A色、B色からなる互いに異なる色の塗料が収容され、この各塗料は、塗料供給配管21に設けた塗料ポンプ25により、塗料切替バルブ27を通して塗料共通循環配管1に供給される。上記塗料ポンプ25と塗料切替バルブ27とで塗料供給手段を構成している。
【0021】
なお、ここではA,B2色を使用する構成としてあるが、使用する塗色は2色に限ることはない。
【0022】
また、開閉バルブ13の上流側の塗料共通循環配管1には、塗料戻り配管29が接続され、塗料戻り配管29の下端は前記した塗料容器23に接続されている。塗料戻り配管29には開閉バルブ31が設けられ、塗料共通循環配管1内の塗料は、この開閉バルブ31を通して塗料容器23に戻される。
【0023】
前記した開閉バルブ27と開閉バルブ15との間の塗料共通循環配管1および、開閉バルブ31のさらに上流側の塗料共通循環配管1には、開閉バルブ33を備えた洗浄液分岐供給配管35がそれぞれ接続されている。また、ピグ挿入器17にも、開閉バルブ33を備えた洗浄液分岐供給配管35がそれぞれ接続されている。これら各洗浄液分岐配管35は、洗浄液ポンプ37を備えた洗浄液供給配管39に接続され、洗浄液供給配管39の下端は、洗浄液が収容されている洗浄液容器41に接続されている。
【0024】
すなわち、洗浄液容器41内の洗浄液は、洗浄液ポンプ37により洗浄供給配管39から各洗浄液分岐配管35を経て塗料共通循環配管1に供給され、色替え時の新たな塗料を送り込む前に塗料共通循環配管1内を洗浄する。
【0025】
また、開閉バルブ13と開閉バルブ31との間の塗料共通循環配管1と、洗浄液容器41とは、開閉バルブ43を備えた洗浄液戻り配管44によって接続されており、塗料共通循環配管1内を洗浄後の洗浄液が洗浄液容器41に戻されるようになっている。
【0026】
前記したピグ挿入器17の開閉バルブ13側には、開閉バルブ45を備えた廃液用配管47が接続され、廃液用配管47の下端は廃液容器49に接続されて、ピグ挿入器17内の廃液が廃液容器49に排出されるようになっている。
【0027】
前記した第1のカラーチェンジバルブ5は、バルブ主体部5aと、このバルブ主体部5aの両側に設けた複数の分岐部5bとをそれぞれ備えている。バルブ主体部5aには、開閉バルブ27の下流側の塗料共通循環配管1が接続され、各分岐部5bには、塗料個別循環配管3がそれぞれ個別に接続されている。
【0028】
前記した第2のカラーチェンジバルブ9は、バルブ主体部9aと、このバルブ主体部9aの両側に設けた複数の分岐部9bとをそれぞれ備えている。バルブ主体部9aには、前記した塗装ガン7が塗装配管51を介して接続され、各分岐部9bには、塗料個別循環配管3がそれぞれ個別に接続されている。
【0029】
ここでの塗料個別循環配管3は、塗料共通循環配管1側での塗料の色数(A,Bの2色)以上、すなわち2本以上としてあり、各塗料個別循環配管3には、前記A色,B色のいずれかの塗料が矢印Qの方向に循環する。
【0030】
上記した塗料個別循環配管3の第1のカラーチェンジバルブ5の下流側には、塗料貯蔵手段としてのタンク53と、塗料を圧送する塗料圧送手段としてのポンプ55とが順次設けられている。上記したタンク53は、複数の被塗装物に対して塗装が可能となる量の塗料を貯蔵するとともに、塗料貯蔵量を検出する塗料センサ57を備えている。
【0031】
図2は、上記した塗料供給装置における制御ブロック図で、塗装ガン7を制御する塗装ガン制御盤59、塗料個別循環配管3におけるポンプ55や第1,第2の各カラーチェンジバルブ5,9を制御する個別配管制御盤61、塗料共通循環配管1に付帯する各種バルブやポンプを制御する共通配管制御盤63をそれぞれ備え、これらは指示手段としてのコントローラ65によって制御される。このコントローラ65には、タンク53の塗料センサ57の検出信号が入力される。
【0032】
次に、作用を説明する。塗料個別循環配管3のタンク53内に塗料が充分ある場合で、かつ未塗装時には、第1,第2の各カラーチェンジバルブ5,9の各分岐部5b,9bの塗料個別循環配管3への接続部を閉じ、この状態で図3に示すように、ポンプ55を作動して塗料を塗料個別循環配管3内で循環させる。これにより、塗料個別循環配管3内での塗料の顔料分や光輝材の沈降が防止される。この場合、ポンプ55の作動は、連続運転でもよいが、間欠運転としてもよい。
【0033】
次に、被塗装物である自動車の車体が図示しない塗装ブースに入り、塗装ガン7が運転される場合には、その運転直前にポンプ55は所定の圧力で塗料を圧送し、かつ第2のカラーチェンジバルブ9における塗料個別循環配管3と塗装配管51との接続部を連通状態とする。これにより、塗料は塗装配管51を経て塗装ガン7の末端まで速やかに充填される。
【0034】
この状態で、図4に示すように、塗装ガン7を運転することで、塗料は塗装ガン7から噴射され、車体への塗装作業がなされる。塗料個別循環配管3におけるタンク53内の塗料により、複数台分の車体の塗装が完了し、このときタンク53の塗料センサ57が、設定値以下に塗料が減少した状態を検出すると、コントローラ65が共通配管制御盤63に該当塗料の補給命令を発する。
【0035】
ここで、補給したい塗料の色と、そのときの塗料共通循環配管1内の塗料の色とが異なる場合には、ピグ19をピグ挿入器17から挿入して塗料共通循環配管1内を移動させ、さらに洗浄液を送り込む作業を行って、該当塗色に色替えする。
【0036】
色替え後は、図5に示すように、第1のカラーチェンジバルブ5を開くとともに、該当する塗色(ここではA色)の塗料タンク23に対応する塗料切替バルブ27を開き、同対応する塗料ポンプ25を駆動する。これにより、設定値以下に減少している塗料個別循環配管3のタンク53に塗料が補給される。
【0037】
補給したい塗料の色と、そのときの塗料共通循環配管1内の塗料の色とが同じ場合には、上記した色替え作業は行わず、塗料共通循環配管1側の塗料をそのまま塗料個別循環配管3のタンク53に補給する。
【0038】
上記した塗料の補給により、塗料センサ57が設定値を超える塗料を検出したら、第1のカラーチェンジバルブ5が閉となり、塗料の補給動作が停止する。補給動作停止後に、別の塗料個別循環配管3におけるタンク53内の塗料貯蔵量が設定値以下となっている場合には、塗料共通循環配管1側は、別の塗料個別循環配管3内の塗料への色替え動作に移行し、設定値を超えている場合には前記図3と同様な待機状態となる。
【0039】
上記した塗料供給装置において、車体への塗装色を変更する際には、対応する塗料個別循環配管3を、第2のカラーチェンジバルブ9で切り替えればよい。このため、色替え時には塗料共通循環配管1側で色替えする必要はないので、塗料共通循環配管1が1本であっても、短時間で色替え作業を行うことができる。また、塗料共通循環配管1および、塗色の切り替えに必要なピグ19およびピグ挿入器17などの付帯装置が複数必要ないので、設備コストは低く抑えることができる。
【0040】
特に、色替え時にピグ19を通過させる塗料共通循環配管1は、高価で長さも長くなりがちであることから、複数用いず1本とすることで、設備コスト低下には有効である。一方、塗料個別循環配管3については複数必要となるものの、ピグを挿入する必要がないので、テフロン(登録商標)ホースなど安価な配管が使用でき、かつ長さも、塗装ガン7に接続される第2のカラーチェンジバルブ9と、第1のカラーチェンジバルブ5とを接続し、その途中にタンク53とポンプ55を設けるだけでよいので、5m〜20m程度と従来に比べて短くすることができる。
【0041】
また、塗料共通循環配管1が1本であるため、この塗料共通循環配管1に付属する塗料圧送部(燃料供給配管21)および、塗装ガン(塗料個別循環配管3)との接続部分も複数必要なく簡素化され、このためこの接続部分の塗色切替時の残留塗料が、塗料共通循環配管1を複数有する場合に比較して減少し、全体として塗料使用量も少なくて済む。洗浄液の使用量についても、上記した塗料と同様に、1本の塗料共通循環配管1に対応して洗浄液圧送部を設ければよいので、塗料共通循環配管1を複数有する場合に比較して少なくて済む。
【0042】
なお、塗料個別循環配管3は、塗料共通循環配管1の塗色分(ここではA,B2色)設定すればよく、色替えしないことが望ましいが、随時色替えして使用することもできる。その際は、第1,第2の各カラーチェンジバルブ5,9における塗料個別循環配管3を接続していない各分岐部5b,9bに、エア,洗浄液および廃液の各配管をそれぞれ接続し、塗料個別循環配管3内を随時洗浄して色替えを行う。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の一形態を示す塗料供給装置の全体構成図である。
【図2】図1の塗料供給装置における制御ブロック図である。
【図3】図1の塗料供給装置における塗料個別循環配管にて塗料を循環させている状態を示す動作説明図である。
【図4】図1の塗料供給装置における塗装ガンで塗料を噴射している状態を示す動作説明図である。
【図5】図1の塗料供給装置における塗料個別循環配管への塗料補給動作を示す説明図である。
【符号の説明】
1 塗料共通循環配管
3 塗料個別循環配管
5 第1のカラーチェンジバルブ(第1の分岐手段)
7 塗装ガン
9 第2のカラーチェンジバルブ(第2の分岐手段)
19 ピグ(残留塗料除去具)
23 塗料容器
25 塗料ポンプ(塗料供給手段)
27 塗料切替バルブ(塗料供給手段)
53 タンク(塗料貯蔵手段)
55 ポンプ(塗料圧送手段)
57 塗料センサ
65 コントローラ(指示手段)

Claims (5)

  1. 各色の塗料をそれぞれ収容する複数の塗料容器に接続され、これら各色の塗料が単独で循環可能で、かつ塗色切替時に、内部に残る塗料を除去する残留塗料除去具を挿入可能な塗料共通循環配管に、この塗料共通循環配管から複数に分岐可能な第1の分岐手段を接続するとともに、塗装ガンの上流側には、この塗装ガンから複数に分岐可能な第2の分岐手段を接続し、前記第1の分岐手段と第2の分岐手段との間に、各色の塗料が個別に循環可能な塗料個別循環配管を配置し、この塗料個別循環配管に、複数の被塗装物に対して塗装可能となる量の塗料を貯蔵する塗料貯蔵手段と、この塗料貯蔵手段に貯蔵されている塗料を圧送する塗料圧送手段とをそれぞれ設け、前記塗料貯蔵手段内の塗料貯蔵量が設定値以下に減少したときに、前記塗料共通循環配管側の塗料を、必要に応じて前記残留塗料除去具により色替えを行った上で、前記第1の分岐手段を通して前記塗料個別循環配管の塗料貯蔵手段に塗料を補給するよう指示する指示手段を設けたことを特徴とする塗料供給装置。
  2. 前記塗料個別循環配管の数を、あらかじめ設定した塗色の数以上としたことを特徴とする請求項1記載の塗料供給装置。
  3. 前記塗料貯蔵手段がタンクであり、このタンクに、タンク内の塗料貯蔵量を検出する塗料センサを設け、前記指示手段は、前記塗料センサの検出信号を受けて、前記第1の分岐手段および、前記各塗料容器と前記塗料共通循環配管との間に配置される塗料供給手段を、それぞれ駆動制御するコントローラであることを特徴とする請求項1または2記載の塗料供給装置。
  4. 各色の塗料が個別に循環可能な複数の塗料個別循環配管それぞれに、塗料貯蔵手段と塗料圧送手段とを設け、前記塗料貯蔵手段で複数の被塗装物を塗装可能な量の塗料を貯蔵しつつ、前記塗料圧送手段で塗料を圧送し、各色の塗料をそれぞれ収容する塗料容器に接続され、これら各色の塗料が単独で循環可能で、かつ塗色切替時に、内部に残る塗料を除去する残留塗料除去具を挿入可能な塗料共通循環配管から、第1の分岐手段を介して前記複数の塗料個別循環配管の任意の一つに塗料を補給するとともに、前記複数の塗料個別循環配管の他の一つから、第2の分岐手段を介して塗装ガンに塗料を供給することを特徴とする塗料供給方法。
  5. 前記塗料個別循環配管の数を、あらかじめ設定した塗色の数以上としたことを特徴とする請求項4記載の塗料供給方法。
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