JP4039513B2 - エアコンの室外機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、家庭用の冷暖房器具等のエアコン(空調機器)の室外機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
エアコンは、室内に配されエバポレータによって冷気や暖気を吹き出す室内機と、室外に配され、室外熱交換機及びコンプレッサーが設けられた室外機とより構成され、この室外機にはコンデンサーの放熱を目的としたファンが内蔵されている。
【0003】
近年、省エネルギーや高効率を目的としてこのファンを駆動するモータとしてブラシレスDCモータが用いられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記のようなブラシレスDCモータを用いた室外機において、放熱のために室外機の本体には通風口が開口している。ファンが回転している場合にはこの通風口から暖められた空気が放出されることとなるが、ファンが停止している場合には逆にこの通風口から外気が流入するいわゆる「逆風現象」が発生する。
【0005】
この逆風現象によってファンが逆回転して、ブラシレスDCモータが発電機としての機能を持つこととなる。
【0006】
そのため、このブラシレスDCモータを室外機として使用するときには、この発電機となった場合においてもその電圧に耐えられようにするために、駆動回路を高圧に耐えるような設計をしなければならず、コストがかかるという問題点がある。
【0007】
そこで本発明は上記問題点に鑑み、ブラシレスDCモータの駆動回路を高耐圧仕様に変更せずに、逆風現象に耐えられるエアコンの室外機を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、ファンを内蔵したエアコンの室外機において、前記ファン用のモータがブラシレスDCモータであり、前記室外機の本体に前記ファンの回転によって内部の空気を外部に放出するための通風口が設けられ、前記通風口を閉塞するシャッター板が前記本体の外側表面に吊り下げられ、前記シャッター板は、切欠部を備え、前記通風口の一部を開口するように覆うことを特徴とするエアコンの室外機である。
【0011】
本発明のエアコンの室外機であると、シャッター板が本体の外側表面に吊り下げられているため、ファンが回転している場合にはそのファンによって起こされた風が本体の外側表面に吊り下げられたシャッター板を押し上げて外に流れる。
【0012】
一方、ファンが停止して逆風現象が発生している場合には、その逆風がシャッター板を押し下げて通風口を閉塞する状態となるため、本体の内部に逆風が流入することがなくファンが回転する恐れがない。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施例を図1〜図3に基づいて説明する。
【0014】
本実施例は、家庭用の冷暖房が可能なエアコンの室外機10である。図1は、その室外機10の斜視図を示し、図2は一部欠裁側面図を示している。 室外機10の本体12は金属製の箱体をなし、その内部に室外熱交換機及びコンプレッサーや放熱用のファン14を内蔵している。
【0015】
このファン14は、ブラシレスDCモータよりなるファンモータ16とファンモータ16の回転軸に取り付けられた羽根18とより構成されている。
【0016】
本体12の前面には、ファン14によって起こされた風を外に流すための通風口20が設けられている。以下この通風口20の構成について説明する。
【0017】
通風口20は、左右方向に伸びた開口部(スリット)22が上下方向に複数設けられ、この開口部22にはそれぞれシャッター板24が設けられている。
【0018】
このシャッター板24は、図3に示すように、開口部22よりも若干大きな形状をなし、その両端部より軸部26がそれぞれ突出している。そして、この一対の軸部26は開口部22の両側部近傍に設けられた軸受け部28に回転自在に取り付けられている。
【0019】
上記構成の室外機10において、ファン14が回転している場合には、通風口20である開口部22の内部から空気が流出し、シャッター板24を図2の実線に示すように外側に押すようにして空気が放出される。この場合にシャッター板24はその排出の障害にならずスムーズに空気は放出される。
【0020】
一方、ファン14が停止しているときに、外側から通風口20の内部に向かって風が吹く、いわゆる逆風現象の場合には、シャッター板24がその逆風によって閉じられ開口部22を閉塞する状態となる(図2の二点鎖線の状態)。
【0021】
したがって、逆風が吹いても羽根18が回転せずファンモータ16(ブラシレスDCモータ)が逆回転して発電機としての機能を果たすことがない。よって、基板設計も通常の耐圧設計で行うことができコストが上昇することがない。
【0022】
(変更例)
なお、上記実施例では、逆風現象の場合にシャッター板24が開口部22を完全に閉塞する状態としたが、逆風現象の時の空気も熱交換における冷却に使用する場合には、シャッター板24が開口部22を全て覆う状態でなく、例えば図4に示すように一部を開口するようにして、シャッター板24により覆われていない部分25から空気が少しだけ流入するような構造にしてもよい。
【0023】
【発明の効果】
本発明のエアコンの室外機であると、シャッター板を外側表面に吊り下げることにより、逆風現象においてその逆風が本体内部に流入しないため、ブラシレスDCモータが逆回転せず発電機としての機能がない。従って、ブラシレスDCモータの駆動回路の耐圧の設計を低く抑えることができコストを削減することができる。また、モータ破壊による交換も不要となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すエアコンの室外機の斜視図である。
【図2】同じく一部欠裁側面図である。
【図3】シャッター板の正面図である。
【図4】シャッター板の変更例の正面図である。
【符号の説明】
10 室外機
12 本体
14 ファン
16 ファンモータ
18 羽根
20 通風口
22 開口部
24 シャッター板
26 軸部
28 軸受け部
Claims (1)
- ファンを内蔵したエアコンの室外機において、
前記ファン用のモータがブラシレスDCモータであり、
前記室外機の本体に前記ファンの回転によって内部の空気を外部に放出するための通風口が設けられ、
前記通風口を閉塞するシャッター板が前記本体の外側表面に吊り下げられ、
前記シャッター板は、切欠部を備え、一部を開口するように前記通風口を覆う
ことを特徴とするエアコンの室外機。
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Applications Claiming Priority (1)
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JP2002006765A JP4039513B2 (ja) | 2002-01-15 | 2002-01-15 | エアコンの室外機 |
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