JP4039279B2 - ディスク記録再生装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンパクトディスク(以下CD)、ミニディスク(以下MD)などの、データが書き込まれた光ディスクや光磁気ディスクをディスク再生手段で高速で再生しながら、再生出力のデジタルデータを、記録手段によって、たとえばミニディスクのような記憶媒体に高速記録するディスク記録再生装置であって、ディスク再生手段にショックプルーフ機能を有し振動等に強いディスク記録再生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、同心円状又はスパイラル状のトラックを有するディスクを再生するディスク再生(記録再生)装置が多く用いられている。このディスク記録再生装置では、ディスクをスピンドルモータで線速度一定又は角速度一定で回転させながら、ディスク上のトラックに沿ってレーザービームを照射し、データの再生を行っている。
【0003】
ところが、外部振動等の衝撃を受けると、ディスクに記録されている信号を読みとるために光ピックアップの光ビームを信号トラック上に正しく追従させるトラッキングサーボ制御を行うことが出来ない状態になり、再生音が途切れるという課題があり、この課題を解決するためショックプルーフメモリを利用するものが種々提案されている。例えば、CDを通常速度の2倍で回転するように制御を行うとともに、CDの記録データを光ピックアップにより2倍の速度で間欠的に読取りショックプルーフメモリに書き込み、このメモリへの書き込みに並行して、前記メモリから通常速度でデータを読み出して再生を行い、この時、振動によりトラックジャンプが発生した時には、前記メモリからのデータ読み出しは継続し、データの読み出しの継続中に、光ピックアップをジャンプ以前の位置に戻す(アクセスする)ようにし、前記位置に戻った後は、再びディスクに記録されているデータを2倍速で読みとって前記メモリに書き込むようにして、再生音が途切れないようにする手段が提案されている(例えば、特許文献1及び2参照)。
【0004】
近年、更にこのようなディスク記録再生装置を用いて、音楽ソースを高速で再生し、デジタルデータのまま他の記録再生装置の記録媒体に記録する(例えばCDからMDへ高速記録する等)ことが許され、高速記録機能を有するディスク記録再生装置が開発されている。
【0005】
一例として、図4に従来のディスク記録再生装置のディスク再生手段のブロック図を、図5に従来のディスク記録再生装置の全体のブロック図を示す。
【0006】
図4のディスク記録再生装置のディスク再生手段に示すディスク1の表面には螺旋状に形成された記録トラック上にオーディオ情報及びサブコード情報としてアドレス情報(ディスクの内周から外周にかけての絶対時間情報)が物理的に記録されている。ディスク1はターンテーブル2の上に載置され、クランパ3により上から保持されている。ターンテーブル2はスピンドルモータ4の回転軸5に接続されスピンドルモータ4により回転される。光ピックアップ6は、トラバースモータ7によって、スライダ8上をディスク1の半径方向に駆動されて、ディスク1の記録トラックを走査して、再生信号Spuを生成する。
【0007】
サーボ制御装置9は光ピックアップ6の出力及び再生駆動制御装置18bに接続されて、再生信号Spuを増幅して再生信号SPUとして出力すると共に、光ピックアップ6の光ビームをディスク1の信号面に合焦させるフォーカッシングサーボ制御動作、並びに光ビームをディスク1の信号面の記録トラックに追従させるトラッキングサーボ制御動作を行うと共にトラバース送りを行うトラバース追従誤差信号を出力する。
【0008】
デコーダ10は、サーボ制御装置9から出力される再生信号SPUからデータ再生用クロック信号を生成し、そのデータ再生用クロック信号を元にして、再生信号SPUに様々な信号処理を施し、デジタルのオーディオデータ信号としてショックプルーフメモリ11に出力すると共に、再生信号SPUに含まれるサブコード情報を抽出してサブコード情報信号を生成する。サブコード情報の中にはディスクのアドレス情報が含まれており、そのアドレス情報を元に再生を行う。更に、デコーダ10は再生信号SPUを元にトラックジャンプやフォーカス外れのエラー検出も行う。
【0009】
再生駆動制御手段である再生駆動制御装置18bは、デコーダ10に接続されて、デコーダ10から得られるサブコード情報に基づいて、サーボ制御装置9を制御して光ピックアップ6のトラバース移動、つまりディスク1の半径方向への移動を指示するトラバース送りや、光ピックアップ6を目標位置にアクセスさせる制御信号を生成する。更に、ショックプルーフメモリ11のデータ蓄積量監視、並びにデコーダ10が検出したエラー信号を元に、ショックプルーフメモリ11への入力データ信号の一時停止やエラーが起こった位置の直前の位置に光ピックアップ6をアクセスさせる制御信号の生成も行う。
【0010】
トラバースモータドライバ17は、サーボ制御装置9に接続されて、それから得られるトラバース追従誤差信号に基づいてトラバースモータ駆動信号を生成する。トラバースモータ7は、トラバースモータドライバ17に接続されて、光ピックアップ6をトラバース方向に移動させる。
【0011】
ディスク1にはフレームと呼ばれる1ブロックにデータ列がまとめられて記録されており、そのフレーム先頭にフレーム同期信号と呼ばれるパターンが一定間隔で連続して記録されている。
【0012】
同期信号検出器13は再生時、デコーダ10内部でディスク1から読みとられた再生信号の中から、ディスクを一定の線速度で回転させるCLV制御に必要なフレーム同期信号成分を出力する。
【0013】
基準クロック発生器14は、所定の周波数を有し、ディスクの線速度を決める基準クロック信号を出力する。再生信号SPUから抽出されたフレーム同期信号と、予め設定された基準クロック信号は、共にCLV誤差検出器15に入力される。CLV誤差検出器15は、この二つのクロック信号の周波数を比較して、各クロックの差分をもとめて、CLV誤差信号を出力する。スピンドルモータドライバ16は、CLV誤差検出器15の出力に接続されて、CLV誤差信号に基づいて、スピンドルモータ4を駆動するスピンドルモータ駆動信号を生成する。スピンドルモータ4は、スピンドルモータドライバ16に接続されて、スピンドルモータ駆動信号によって駆動制御されてディスク1を所定の線速度一定になるよう回転させる。例えばディスクの線速度、すなわちディスクからの再生データ速度を早くするためには、前記基準クロック発生器の周波数を上げれば良いことになる。
【0014】
ところで、ディスク1の再生時、ディスク記録再生装置に大きな振動や衝撃が加わった場合にディスク再生手段でトラックジャンプやフォーカス外れが生じるため、音切れや音飛びを起こすことになる。このような音切れや音飛びはショックプルーフメモリ11を備えることで防止する事が出来る。一般に、ショックプルーフメモリ11に書き込むデータ信号速度は、ショックプルーフメモリ11から読み出すデータ信号速度よりも早く設定されているため、ショックプルーフメモリ11には常にデータが蓄積されるようになっており、大きな振動等によって一時的にディスク1からのデータの読み取りが行えない場合であっても、ショックプルーフメモリ11からは一定速度でデータの読み出しが行えるようになっている。ショックプルーフメモリ11からの出力データは一定速度で出力インターフェイス20に出力され、出力インターフェイス内部で記録手段であるMD記録再生装置23に適した信号に形成され出力端子21からデータを出力する。以上の出力端子21までの説明がディスク再生手段としてのCD再生装置22bの動作である。
【0015】
図5において、記録手段としては一般的に記録媒体がMDであるMD記録再生装置23が用いられており、図4の出力端子21から出力されるデータを一時的にMD記録再生装置23内部のメモリに蓄積しながら間欠的に記録を行い、記録媒体に記録が行われることになる。
【0016】
さらに、ディスク記録再生装置の全体の動作を制御する主制御装置19が設けられている。主制御装置19は以下に説明する操作パネル24による操作情報を入力すると、CD再生装置22bやMD記録再生装置23や信号選択器25や増幅器27を制御し、CD再生装置22bとMD記録再生装置23の状態を操作パネル24に送り、状態を表示させるように制御する。
【0017】
操作パネル24は、各種処理の実行をユーザが指定するキーを有すると共に、キー操作に従う情報を表示したり、CD再生装置22b又はMD記録再生装置23の状態である曲番及び演奏時間等を表示する。
【0018】
信号選択器25は定速での再生時、CD再生装置22b側の再生信号又はMD記録再生装置23側の再生デジタル信号のどちらかを選択し、D/A変換器26に出力する。D/A変換器26は、入力されたデジタル信号をアナログ信号に変換し、増幅器27に出力する。増幅器27は入力されたアナログ信号を増幅又は減衰させ、スピーカ28から再生音を出力する。高速記録時には、再生音を出力させないように増幅器27でアナログ信号をミュートする。
【0019】
図6に従来のディスク記録再生装置における高速記録時のディスク再生手段のショックプルーフメモリのデータ蓄積量のイメージ図を示す。横軸は記録経過時間であり縦軸はショックプルーフメモリのデータ蓄積量である。
【0020】
このように構成されたディスク記録再生装置のディスク再生手段側のディスクの高速再生時の動作を説明する。以下の説明では定速時の再生速度をVとし、ショックプルーフメモリへの入力データ速度を5倍速(5V)、ショックプルーフメモリからの出力データ速度を4倍速(4V)とする。
【0021】
まず、操作パネル24の操作によって高速記録を開始するが、周知の通り、光ピックアップ6より照射される光ビームをディスク1の信号面に合焦させるフォーカッシング制御動作を行いながら、スピンドルモータ4を回転させ、ディスク1の回転速度が目標回転速度になると、ディスク1に記録されている記録トラックに光ビームを追従させるトラッキング制御動作を行い、ディスク1からの信号読み出し動作が開始される。光ピックアップ6はディスク1の信号を読み取り、デコーダ10内で生成された再生データの内、CLV制御に必要なフレーム同期信号を同期信号検出器13で抽出し、CLV誤差検出器15で基準クロック信号の周波数と比較を行い、周波数差が無くなるようにスピンドルモータ4を回転させることにより、ディスクの線速度(ここでは5倍速)を一定に制御して時刻T10から高速記録を開始する。
【0022】
デコーダ10で復調されたオーディオデータ信号は一定速度5Vでショックプルーフメモリ11に入力されると共に、ショックプルーフメモリからは入力より遅い一定速度4Vでオーディオデータ信号を出力するためショックプルーフメモリ11に蓄積されるデータ蓄積速度は、
データ蓄積速度=データ入力速度−データ出力速度・・・(1)
で表されるので、式(1)より5V−4V=Vの速度で徐々に増加し、時刻T11でデータ蓄積量がショックプルーフメモリ11のメモリ容量の上限であるFULL状態(A1)になる。
【0023】
データ蓄積量が上限に達すると再生駆動制御装置18bの指令でショックプルーフメモリ11のデータ蓄積を一時中断し、再生駆動制御装置はサーボ制御装置9を制御してディスク1からのデータ読みとりを一時中断させる。ディスク1からのデータ読み取り中断中もショックプルーフメモリ11からは4Vの速度でデータ信号を出力するので、データ蓄積速度は−4Vの速度で急速に減少する事になる。
【0024】
時刻T12において、ショックプルーフメモリ11から所定量のデータが読みとられて、データ蓄積量が所定の一定値(A5)まで減少したことを再生駆動制御装置18bが検出すると、再生駆動制御装置18bは再びサーボ制御装置9を制御して、光ピックアップ6を一時読み取り中断した直前の位置にアクセスさせ、アクセス終了後再び一定速度5Vでショックプルーフメモリ11へのデータ入力を開始する。
【0025】
アクセス終了後再びショックプル−フメモリ11には、データ蓄積速度5V−4V=Vの速度で徐々に蓄積量が増加し、以降高速記録中のディスク再生手段にエラーが生じなければ上記動作を繰り返すことになる。
【0026】
次に時刻T13において、ディスク再生装置に振動等のショックによってトラックジャンプやフォーカス外れが起こりディスク1からデータが読み込めなくなると、デコーダ10は再生信号SPUを元にエラーを検出する。再生駆動制御装置18bは、デコーダからのエラー検出通知を受けショックプルーフメモリ11へのデータ信号の入力を中断すると共に、サーボ制御装置9を制御することで光ピックアップ6をエラー状態が起こった直前の位置にアクセスさせる。この間はショックプルーフメモリ11への入力データ信号が中断されるため、データ蓄積速度は−4Vの速度で急速に減少する事になる。
【0027】
時刻T14においてアクセス終了後光ピックアップ6から正常なデータ信号を読み込めるようになると、再生駆動制御装置18bはデコーダ9のエラー検出状態を解除し、エラー状態の起こった位置の信号からショックプル−フメモリ11へのデータ信号入力を再開させる。データ入力を再開する事によりショックプルーフメモリのデータ蓄積量はVの速度で増加する。
【0028】
以上の動作により、ショックプルーフメモリ11のデータがFULL状態になった場合又は振動によってエラー状態が発生した場合においても、ショックプルーフメモリ11からの出力データ信号は途切れることなく高速再生と高速記録を継続させることが出来る。
【0029】
【特許文献1】
特開平5−234347号公報
【特許文献2】
特開平6−84282号公報
【0030】
【発明が解決しようとする課題】
このような、ディスクからの高速データ読み取りと、ショックプルーフメモリへのデータ書き込みとを蓄積されたデータ量に応じて断続して行う従来のディスク再生手段においては、ショックプルーフメモリのデータ蓄積量がメモリFULL状態になってディスクからの高速データ読み取りを停止し、データ蓄積量が所定の量まで減った後ディスクからの高速データ読み取りを再開するが、その際に、データ読み取りを中断したときのアドレス位置に光ピックアップを合わせるアクセス動作が必要になる。このアクセス動作を行うときには、トラッキングサーボを解除して行うため耐震性が著しく劣化し、アクセス動作中に連続した振動が加わるとトラッキング方向の位置が定まらず、アクセスに時間がかかる場合が生じる。その為、ディスクからのデータ読み取りを再開する前にショックプルーフメモリの蓄積データが無くなりバッファーアンダーランエラーを起こし、音の欠落や音飛びが発生した状態が記録手段の記録媒体に記録されるこになる。高速化すればするほど前記症状は顕著に現れてくる。
【0031】
本発明は、上記課題を解決するために、高速記録時に、ディスク再生手段側のメモリ手段のデータ蓄積量をFULL状態にしないように制御することで、常にトラッキングサーボが働いた状態にし、音の欠落のない高速録音を可能にしたディスク再生装置を提供することを目的としてなされたものである。
【0032】
【課題を解決するための手段】
この課題を解決するために本発明のディスク記録再生装置は、基本の構成として、再生手段と記録手段とからなり、前記再生手段は、データが記録されたディスクを標準速度を越える高速で回転駆動可能なスピンドルモータと、光ビームの焦点を前記ディスクの記録面に合わせて信号を読みとる光ピックアップと、前記光ピックアップのフォーカス制御及びトラッキング制御を行うサーボ制御手段と、前記ディスクの内周から外周にかけてディスクから再生された同期信号と基準クロックとを比較しながら前記ディスクを回転制御して再生する再生駆動制御手段と、前記ディスクから再生した信号をデコードしデータ信号および時間情報であるアドレス信号を復調すると共に再生信号のエラー状態を検出する信号処理手段と、前記信号処理手段で復調されたデータ信号を読み込むと共に異なる速度で出力するメモリ手段と、前記メモリ手段から出力されるデータ信号の速度を切り換える出力ピッチ切り換え手段とを備え、高速録音時に前記再生手段においてディスクを高速で回転させ、高速なデータ信号を前記メモリ手段に書き込むと共に前記メモリ手段から高速でデータ信号を読み出し前記記録手段の記録媒体に記録するディスク記録再生装置であって、前記再生手段において前記再生駆動制御手段は、高速記録中に前記メモリ手段のデータ信号蓄積量が所定の第1の一定量を越えると、前記出力ピッチ切り換え手段により前記メモリ手段から出力するデータ信号速度を前記メモリ手段に入力されるデータ信号速度よりも早い第1の高速速度に設定し、前記メモリ手段のデータ信号蓄積量が所定の第1の一定量より少ない所定の第2の一定量未満になると、前記出力ピッチ切り換え手段により前記メモリ手段から出力するデータ信号速度をメモリ手段に入力されるデータ信号速度よりも遅い第2の高速速度に設定することで、前記サーボ制御手段で行われるトラッキング制御が常に動作した状態にするように構成したものである。
【0033】
この構成により、高速記録時に、メモリ蓄積量が常に第1の所定量と第2の所定量の間にあるようメモリ手段からの出力データ信号速度を変更することにより、震動が加わってトラックジャンプが生じない限りは、従来例のように間欠的にメモリFULLになった後所定のアドレスにアクセスさせる必要がなく、常時ディスクからのデータ読み出しを継続し、常にトラッキングサーボが働いた状態に出来るように作用する。
【0034】
上記の構成おいて、前記メモリ手段のデータ信号蓄積量の所定の第1の一定量と所定の第2の一定量とを同じ値とした構成とすることもできる。
【0035】
この構成により、高速記録時にメモリ手段のメモリ蓄積量をほぼ一定の値に維持できるので、所定の一定量をメモリの上限近くに設定すれば、振動等のエラーが発生してエラー発生前の位置にアクセスする場合、アクセス終了時のメモリ手段のデータ蓄積量を多くすることが出来るように作用する。
【0036】
また、上記各構成において、前記メモリ手段から出力するデータ信号速度の変化を吸収する第2のメモリ手段を前記再生手段または前記記録手段に備えた構成とすることが出来、この構成により記録手段がディスク記録である場合、第1のメモリ手段から出力するデータ信号速度の変化にかかわらず記録側のディスクを一定速で駆動することが出来るように作用する。
【0037】
【発明の実施の形態】
(実施の形態1)
以下本発明の請求項1記載の発明の実施の形態について、図1と図2を用いて説明する。なお、既に図4、図5を参照して説明した従来のディスク記録再生装置と共通の部分に関しては同一の符号を附して示すと共に、詳細な説明を省く。
【0038】
図1は本発明の実施の形態1におけるディスク記録再生装置のディスク再生手段のブロック図を、図2は同じくディスク記録再生装置における高速記録時のディスク再生手段のショックプルーフメモリのデータ蓄積量のイメージ図を示す。
【0039】
図2において横軸は記録経過時間であり縦軸はショックプルーフメモリのデータ蓄積量である。ディスク記録再生装置の全体のブロック図は従来のディスク記録再生装置の全体のブロック図5と同じであり、ただ再生手段としてのCD再生装置の符号を22あと書き換えるだけなので省略する。
【0040】
図1のディスク記録再生装置におけるディスク1、ターンテーブル2、クランパ3、スピンドルモータ4、回転軸5、光ピックアップ6、トラバースモータ7、スライダ8、サーボ制御装置9、デコーダ10、ショックプルーフメモリ11、同期信号検出器13、基準クロック発生器14,CLV誤差検出器15、スピンドルモータドライバ16、トラバースモータドライバ17、主制御装置19、出力インターフェイス20、および出力端子21等は図4に示した従来のディスク記録再生装置と同様である。
【0041】
ただし本実施形態においてディスク再生手段としてのCD再生装置22a内部の再生駆動制御手段である再生駆動制御装置18aの動作が以下に述べるように従来の例における再生駆動制御装置18bとは異なっていることと、ショックプルーフメモリ11からの出力されるデータの速度を切り換える出力ピッチ切り換え手段である出力ピッチ可変器12を加えたことが従来のディスク記録再生装置と異なっている。
【0042】
以上のように構成された本実施形態のディスク記録再生装置について、コンパクトディスク(CD)からミニディスク(MD)への高速記録時の動作を例に説明する。又、以下の説明ではディスク再生手段の定速時の再生速度をVとし、高速記録時のショックプルーフメモリ11への入力データ速度を5倍速(5V)、ショックプルーフメモリ11から出力するデータ速度として第1の高速速度を6倍速(6V)、第2の高速速度を4倍速(4V)とする。
【0043】
ここで、ディスクを5倍速で再生させるために、基準クロック発生器14からの出力クロック周波数を、定速時の5倍の周波数で出力する。再生信号SPUから抽出されたフレーム同期信号と、予め設定された基準クロック信号とは、共にCLV誤差検出器15に入力される。CLV誤差検出器15は、この二つのクロック信号の周波数を比較して、各クロックの差分をもとめて、CLV誤差信号を出力する。スピンドルモータドライバ16は、CLV誤差検出器15の出力に接続されて、CLV誤差信号に基づいて、スピンドルモータ4を駆動するスピンドルモータ駆動信号を生成する。スピンドルモータ4は、スピンドルモータドライバ16に接続されて、スピンドルモータ駆動信号によって駆動制御されてディスク1を5倍の線速度一定になるよう回転させる。
【0044】
まず、操作パネル24の操作により高速記録開始するが、周知の通り、光ピックアップ6より照射される光ビームをディスク1の信号面に合焦させるフォーカッシングサーボ制御動作を行いながら、スピンドルモータ4を回転させ、ディスク1の回転速度が目標回転速度になると、ディスク1に記録されている記録トラックに光ビームを追従させるトラッキングサーボ制御動作を行い、ディスク1からの信号読み出し動作が開始される。光ピックアップ6はディスク1の信号を読み取り、デコーダ10内で生成された再生データの内CLV制御に必要なフレーム同期信号を同期信号検出器13で抽出し、CLV誤差検出器15で基準クロック信号の周波数と比較を行い、周波数差が無くなるようにスピンドルモータ4を回転させることにより、再生時の線速度を5倍速一定に制御して時刻T0から高速記録を開始する。
【0045】
デコーダ10で復調されたオーディオデータ信号は一定速度5Vでショックプルーフメモリ11に入力されデータ蓄積が開始されると共に、再生駆動制御装置18aは再生開始から出力ピッチ可変器12を制御することにより、ショックプルーフメモリ11からの出力データ速度をショックプルーフメモリ11に入力されるデータ信号速度5Vよりも遅い第2の高速速度4Vに設定する。従ってショックプルーフメモリ11に蓄積されるデータ蓄積速度は、式(1)より5V−4V=Vの速度でデータ蓄積量が増加する。
【0046】
データ蓄積開始後、時刻T1で再生駆動制御装置18aがショックプルーフメモリ11のデータ蓄積量が所定の第1の一定量であるA2を越えたことを検出すると、再生駆動制御装置18aは出力ピッチ可変器12を制御して、ショックプルーフメモリ11からの出力データ速度を、ショックプルーフメモリ11に入力されるデータ信号速度5Vよりも早い第1の高速速度6Vに設定する。この時、ショックプルーフメモリ11に蓄積されるデータ蓄積速度は、式(1)より5V−6V=−Vの速度で減少を開始する。
【0047】
次に、時刻T2で再生駆動制御装置18aがショックプルーフメモリ11のデータ蓄積量が所定の第2の一定量であるA3未満になったことを検出すると、再生駆動制御装置18aは出力ピッチ可変器12を制御して、ショックプルーフメモリ11からの出力データ速度を、ショックプルーフメモリ11に入力されるデータ信号速度5Vよりも遅い第2の高速速度4Vに設定する。この時、ショックプルーフメモリ11に蓄積されるデータ蓄積速度は、式(1)より5V−4V=Vの速度で再びデータ蓄積量が増加を開始する。以降CD再生装置22aは、常時5Vの速度でディスク1からのデータ読み出しを継続し、常にトラッキングサーボが働いた状態を継続させながら、ショックプルーフメモリ11のデータ蓄積量がA2とA3の間になるように出力データ速度を切り換えていくことになる。
【0048】
次に時刻T3において、デスク記録再生装置22aに振動等のショックが加わりトラッキングサーボが働かない状態になってディスク1からデータが読み込めなくなると、従来例と同じようにデコーダ10は再生信号SPUを元にエラーを検出する。再生駆動制御装置18aは、デコーダ10からのエラー検出通知を受けショックプルーフメモリ11へのデータ信号の入力を中断すると共に、サーボ制御装置9を制御することで光ピックアップ6をエラー状態が起こった直前の位置にアクセスさせる。この間はショックプルーフメモリ11への入力データ信号が中断されるため、データ蓄積速度は−4Vの速度で急速に減少する事になる。
【0049】
時刻T4においてエラー発生直前の位置にアクセス終了後光ピックアップ6から正常なデータ信号を読み込めるようになると、デコーダはエラー検出状態を解除し、再生駆動制御装置18aは、エラー状態の起こった位置の信号からショックプル−フメモリ11へのデータ信号入力を再開する。データ入力を再開する事によりショックプルーフメモリ11のデータ蓄積量はVの速度で増加し、以降はエラー状態が起こる前の動作を繰り返す。データ出力端子21からはデータ速度が6Vと4Vとを繰り返すデータが出力されるが、記録手段であるMD記録装置23は、入力されるデータを一時的にMD記録装置23内部のメモリ(図示しない)に蓄積しながら録音を行うため、出力端子21から出力されたデータ速度が変化してもMD記録装置23内部のメモリがデータの速度変化を吸収するため、記録媒体であるMDには正常に高速記録が行われることになる。このメモリは再生手段側にショックプルーフメモリ11の後に設けても良い。記録手段の記録媒体が半導体メモリなどの場合は、このような配慮は不要である。
【0050】
又、高速記録時には、再生音を出力しないように増幅器27でアナログ信号をミュートするのでスピーカ28から異音が出ることはない。
【0051】
以上のように本発明の実施の形態1によれば、高速記録時に、再生駆動制御装置18aはショックプルーフメモリ11に格納されたデータ蓄積量が、所定の第1の一定量A2を超えると出力データ信号速度を上げ、所定の第2の一定量A3未満になると出力データ速度を下げるように出力ピッチ可変器12を制御する。従って、トラックジャンプが発生しない通常状態においては、常時ディスクからデータ読み込みを行っておりトラッキングサーボが働いた状態になるので、連続した震動が加わった場合でも音切れや音飛びが発生することはほとんど無くなる。また、大きな震動が加わった場合は、従来と同じように、ディスクからデータ読み込みを行えない間も、ショックプルーフメモリ11に蓄積されたデータを用いて出力端子21からデータの出力を継続できるので、トラックジャンプ発生時に於ける音切れや音飛びも防止することが出来る。
【0052】
(実施の形態2)
図3は本発明の実施の形態2のディスク記録再生装置における高速記録時のディスク再生手段のショックプルーフメモリのデータ蓄積量のイメージ図を示す。横軸は記録経過時間であり縦軸はショックプルーフメモリのデータ蓄積量である。ディスク記録再生装置の再生手段のブロック図とディスク記録再生装置の全体のブロック図は第1の実施の形態と同じ構成であるので省略する。実施の形態1との動作上の違いは、メモリ手段のデータ信号蓄積量の検出を実施の形態1では二つの所定の一定量A2,A3でメモリ手段からの出力データ速度を切り換えていたのを、一つの所定の一定量A4でメモリ手段からの出力データ速度を切り換えるようにしたことである。
【0053】
図3を元に、コンパクトディスク(CD)からミニディスク(MD)への高速記録時の動作を例に説明する。以下の説明ではディスク再生手段22aの定速時の再生速度をVとし、高速記録時のショックプルーフメモリ11への入力データ速度を5倍速(5V)、ショックプルーフメモリから出力するデータ速度として第1の高速速度を6倍速(6V)、第2の高速速度を4倍速(4V)とする。
【0054】
時刻T0から高速記録を開始する。デコーダ10で復調されたオーディオデータ信号は一定速度5Vでショックプルーフメモリ11に入力されデータ蓄積が開始されると共に、再生駆動制御装置18aは再生開始から出力ピッチ可変器12を制御することにより、ショックプルーフメモリ11からの出力データ速度は、入力されるデータ信号速度5Vよりも遅い第2の高速速度4Vに設定する。ショックプルーフメモリ11に蓄積されるデータ蓄積速度は、式(1)より5V−4V=Vの速度でデータ蓄積量が増加する。
【0055】
データ蓄積開始後、時刻T5で再生駆動制御装置18aがショックプルーフメモリ11のデータ蓄積量が所定の一定量A4を越えたことを検出すると、再生駆動制御装置18aは出力ピッチ可変器12を制御して、ショックプルーフメモリ11からの出力データ速度を、ショックプルーフメモリ11に入力されるデータ信号速度5Vよりも早い第1の高速速度6Vに設定する。この結果ショックプルーフメモリ11に蓄積されるデータ蓄積速度は、式(1)より5V−6V=−Vの速度でデータ蓄積量が減少を開始する。
【0056】
次に、時刻T5をすぎた直後の時刻T6で再生駆動制御装置18aがショックプルーフメモリ11のデータ蓄積量が所定の一定量であるA4未満になったことを検出すると、再生駆動制御装置18aは出力ピッチ可変器12を制御して、ショックプルーフメモリ11からの出力データ速度を、ショックプルーフメモリに入力されるデータ信号速度5Vよりも遅い第2の高速速度4Vに設定する。この結果ショックプルーフメモリ11に蓄積されるデータ蓄積速度は、式(1)より5V−4V=Vの速度で再びデータ蓄積量が増加を開始する。以降同じ動作を繰り返す事により、ショックプルーフメモリのデータ蓄積量はほぼ一定量A4の前後になる状態を維持し、それにより常時ディスク1からのデータ読み出しを継続し、常にトラッキングサーボが働いた状態を継続させることになる。
【0057】
すなわち本実施形態では、実施の形態1の図2における第1の一定量であるA2と第2の一定量であるA3とを等しい値(=A4)になるように設定したものである。
【0058】
次に時刻T7において、デスク記録再生装置22aに振動等のショックが加わりトラッキングサーボが働かない状態になってディスクからデータが読み込めなくなると、実施の形態1と同じようにデコーダ9は再生信号SPUを元にエラーを検出する。再生駆動制御装置18aは、デコーダ9からのエラー検出通知を受け、ショックプルーフメモリ11へのデータ信号の入力を中断すると共に、サーボ制御装置9を制御することで光ピックアップ6をエラー状態が起こった直前の位置にアクセスさせる。この間はショックプルーフメモリ11への入力データ信号が中断されるため、データ蓄積速度は−4Vの速度で急速に減少する事になる。
【0059】
時刻T8においてエラー発生直前の位置にアクセスを終了し、光ピックアップ6から正常なデータ信号を読み込めるようになると、デコーダ9はエラー検出状態を解除し、再生駆動制御装置18aは、エラー状態の起こった位置の信号からショックプル−フメモリ11へのデータ信号入力を再開する。データ入力を再開する事によりショックプルーフメモリ11のデータ蓄積量は速度Vで増加し、以降はエラー状態が起こる前の動作を繰り返す。
【0060】
以上のように、実施の形態2によれば、高速記録時に再生手段のメモリ蓄積量をほぼ一定の値に維持できるので、所定の一定量をメモリの上限近くに設定すれば、振動等のショックが加わりトラックジャンプやフォーカス外れが起こりディスクからデータが読み込めなくなりエラーの発生した直前の位置に再アクセスする場合、再アクセス終了時のメモリ手段のデータ蓄積量を多くすることが出来る。その為、ディスクからのデータ読み取りを再開する前にショックプルーフメモリの蓄積データが無くなりバッファーアンダーランエラーを起こすということを回避出来る。
【0061】
また、上記各実施形態によれば、エラーが起こった時を除いてディスクは常に連続的に高速で回転すればいいので、従来のように一時読み取りを中断した直前の位置に再アクセスを繰り返す必要がなく、常にトラッキングサーボが働いた状態に出来る。
【0062】
また、従来例では再生手段のショックプルーフメモリから出力するデータ速度はディスクから読み込むデータ速度よりも遅くしなければならないが、上記各実施形態ではショックプルーフメモリから出力するデータ速度は、データ蓄積量が所定の一定量に達する前と後とで、おのおの4Vと6Vで平均すると5Vとなり、ディスクから読み込むデータ速度5Vと同じになるので、ディスクの回転数が制約されている場合においても、より高速録音化を可能に出来ることになる。
【0063】
なお、上記各実施形態ではディスク再生手段のディスクとしてコンパクトディスク(CD)の場合について説明したが、CD以外の光磁気記録媒体であるMD等のディスクであっても良い。
【0064】
また、上記実施形態では記録手段としてミニディスク(MD)の場合について説明したが、ディスクに限定せず、半導体記憶媒体等であっても良い。
【0065】
更に、上記実施形態で説明に用いた数値等は一例であり、必要に応じて変更して実施できるものである。
【0066】
【発明の効果】
以上のように本発明のディスク記録再生装置によれば、基本の構成において再生駆動制御手段は、高速記録中にメモリ手段のデータ信号蓄積量が所定の第1の一定量を越えると、出力ピッチ切り換え手段によりメモリ手段から出力するデータ信号速度をメモリ手段に入力されるデータ信号速度よりも早い第1の高速速度に設定し、メモリ手段のデータ信号蓄積量が所定の第1の一定量より少ない所定の第2の一定量未満になると、出力ピッチ切り換え手段によりメモリ手段から出力するデータ信号速度をメモリ手段に入力されるデータ信号速度よりも遅い第2の高速速度に設定するように構成したことにより、高速記録時に、メモリ手段からの出力データ信号速度を変化させることでメモリ蓄積量が常に所定の第1と第2の一定量の間にあるようになり、大きな震動が加わってトラックジャンプが生じない限り、常時ディスクからのデータ読み出しを継続出来、定常時には所定のアドレスに再アクセスするという必要がなく常にトラッキングサーボが働いた状態に出来る。このため連続加震等に対する耐震性が良く、音切れや音飛びを最小限に抑えることが出来るという有利な効果が得られる。
【0067】
また、基本の構成におけるメモリ手段のデータ信号蓄積量の所定の第1の一定量と所定の第2の一定量とを同じ値とした構成においては、高速記録時にメモリ蓄積量をほぼ一定の値に維持できるので、所定の一定量をメモリの上限近くに設定すれば、振動等によりエラー発生後の再アクセス時のデータ蓄積量を多くすることが出来、メモリ手段のメモリ容量が少なくてもメモリ手段に蓄積されているデータが全て読み出される前にエラー状態を回避しメモリ手段に再びデータの入力を再開する事が出来るので、音の欠落や音飛びが更に発生しにくくなるという有利な効果が得られる。
【0068】
更に、上記いずれの発明も再生手段のショックプルーフメモリから出力するデータ速度の平均速度がディスクから読み込むデータ速度と同じになるので、ディスクの回転数が制約されている場合においても、より高速記録化が可能になるという有利な効果が得られる。
【0069】
また第2のメモリ手段を前記再生手段または前記記録手段に備えた構成では、前記第1のメモリ手段から出力するデータ信号速度の変化を吸収することが出来、記録手段がディスク記録である場合、第1のメモリ手段から出力するデータ信号速度の変化にかかわらず記録側のディスクを一定速で駆動することが出来るという有利な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1におけるディスク記録再生装置のディスク再生手段のブロック図
【図2】同じくディスク記録再生装置における高速記録時のディスク再生手段のショックプルーフメモリのデータ蓄積量のイメージ図
【図3】本発明の実施の形態2のディスク記録再生装置における高速記録時のディスク再生手段のショックプルーフメモリのデータ蓄積量のイメージ図
【図4】従来のディスク記録再生装置のディスク再生手段のブロック図
【図5】従来のディスク記録再生装置の全体のブロック図
【図6】従来のディスク記録再生装置における高速記録時のディスク再生手段のショックプルーフメモリのデータ蓄積量のイメージ図
【符号の説明】
1 ディスク
4 スピンドルモータ
6 光ピックアップ
7 トラバースモータ
9 サーボ制御装置
10 デコーダ
11 ショックプルーフメモリ
12 出力ピッチ可変器
13 同期信号検出器
14 基準クロック発生器
15 CLV誤差検出器
18a 再生駆動制御装置
19 主制御装置
22a CD再生装置
23 MD記録再生装置
Claims (3)
- 再生手段と、記録手段とからなり、
前記再生手段は、
データが記録されたディスクを標準速度を越える高速で回転駆動可能なスピンドルモータと、
光ビームの焦点を前記ディスクの記録面に合わせて信号を読みとる光ピックアップと、
前記光ピックアップのフォーカス制御及びトラッキング制御を行うサーボ制御手段と、
前記ディスクの内周から外周にかけて前記ディスクから再生された同期信号と基準クロックとを比較しながら前記ディスクを回転制御して再生する再生駆動制御手段と、
前記ディスクから再生した信号をデコードしデータ信号および時間情報であるアドレス信号を復調すると共に再生信号のエラー状態を検出する信号処理手段と、
前記信号処理手段で復調されたデータ信号を読み込むと共に異なる速度で出力するメモリ手段と、
前記メモリ手段から出力されるデータ信号の速度を切り換える出力ピッチ切り換え手段とを備え、
高速録音時に前記再生手段においてディスクを高速で回転させ、高速なデータ信号を前記メモリ手段に書き込むと共に前記メモリ手段から高速でデータ信号を読み出し前記記録手段の記録媒体に記録するディスク記録再生装置であって、
前記再生手段において前記再生駆動制御手段は、高速記録中に前記メモリ手段のデータ信号蓄積量が所定の第1の一定量を越えると、前記出力ピッチ切り換え手段により前記メモリ手段から出力するデータ信号速度を前記メモリ手段に入力されるデータ信号速度よりも早い第1の高速速度に設定し、前記メモリ手段のデータ信号蓄積量が所定の第1の一定量より少ない所定の第2の一定量未満になると、前記出力ピッチ切り換え手段により前記メモリ手段から出力するデータ信号速度をメモリ手段に入力されるデータ信号速度よりも遅い第2の高速速度に設定することで、前記サーボ制御手段で行われるトラッキング制御が常に動作した状態にするように構成したことを特徴とするディスク記録再生装置。 - 前記メモリ手段のデータ信号蓄積量の所定の第1の一定量と所定の第2の一定量とを同じ値としたことを特徴とする請求項1記載のディスク記録再生装置。
- 前記メモリ手段から出力するデータ信号速度の変化を吸収する第2のメモリ手段を前記再生手段または前記記録手段に備えたことを特徴とする請求項1または2記載のディスク記録再生装置。
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