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JP4037507B2 - Wheelchair fixing device for vehicle - Google Patents

Wheelchair fixing device for vehicle Download PDF

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JP4037507B2
JP4037507B2 JP06482998A JP6482998A JP4037507B2 JP 4037507 B2 JP4037507 B2 JP 4037507B2 JP 06482998 A JP06482998 A JP 06482998A JP 6482998 A JP6482998 A JP 6482998A JP 4037507 B2 JP4037507 B2 JP 4037507B2
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JP
Japan
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bar
wheelchair
fixing device
pulling
cable
Prior art date
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JP06482998A
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Japanese (ja)
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JPH11244332A (en
Inventor
茂 大横田
稔 山口
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Daihatsu Motor Co Ltd
Hi Lex Corp
Original Assignee
Nippon Cable System Inc
Daihatsu Motor Co Ltd
Hi Lex Corp
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Publication date
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61GTRANSPORT, PERSONAL CONVEYANCES, OR ACCOMMODATION SPECIALLY ADAPTED FOR PATIENTS OR DISABLED PERSONS; OPERATING TABLES OR CHAIRS; CHAIRS FOR DENTISTRY; FUNERAL DEVICES
    • A61G3/00Ambulance aspects of vehicles; Vehicles with special provisions for transporting patients or disabled persons, or their personal conveyances, e.g. for facilitating access of, or for loading, wheelchairs
    • A61G3/08Accommodating or securing wheelchairs or stretchers
    • A61G3/0808Accommodating or securing wheelchairs

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  • Health & Medical Sciences (AREA)
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  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Handcart (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は車両用の車椅子固定装置に関する。さらに詳しくは、自動車の後部貨物室などに積載した、展開状態の車椅子、とくに人が乗っている状態の車椅子を、ケーブルなどを利用して固定するための装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の固定装置は、特開平9−131376号公報に開示されている。このものは図9に示すように自動車の後部開口100からスロープ100aによって人が座っている状態のまま載せた車椅子を固定する装置である。その装置は図10に示すように、左右一対のロープ101、102と、それらのロープの前部および後部に連結した前フック103および後フック104と、前フックおよび後フックをそれぞれ車椅子Cの横桟(フレーム)の外側および内側から引っかけられるように前記ロープを案内する一連の滑車ないしガイド群105、106と、左右のロープの中間部にそれぞれ連結された引っ張りロープ107、108と、それらの引っ張りロープをそれぞれ一緒に引き込むためのモータ駆動の送り装置109とを備えている。
【0003】
この固定装置は各フック103、104を車椅子Cのフレームの所定位置に引っ掛けて、左右の引っ張りロープ107、108を送り装置109で引き込むと、各フック103、104が外向きまたは内向きで、それぞれ下側に引っ張られる。そのため、車椅子Cを床面にしっかりと固定することができる。そして引っ張りロープ107、108を緩めると、フック103、104を外すことができる。すなわちこの固定装置は、ロープという柔軟性を有する力伝達要素およびフックを採用することにより、大きさや形状が異なる種々の車椅子を簡易に固定しうる利点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしこの固定装置は、図9のように3ドアタイプの自動車などの後部座席位置に採用する場合、車椅子を固定する作業が困難である。すなわち後面ドアから車椅子を乗り込ませた後、左右の後フック104は比較的容易に車椅子引っ掛けることができる。しかし、前フック103については、まず右側の前フックを運転席側のドアに回ってから引っ掛け、左側の前フックを助手席側のドアに回って引っ掛けるというように、大変手間がかかる。固定装置を解除する場合も同様である。
【0005】
本発明は、上記の固定装置の利点を損なわず、前記の問題を解消すること、すなわち、後部ドアから車椅子を乗り込ませた後、そのままの位置で車椅子の周囲にフックなどを引っ掛けて固定することができる、車両などの車椅子固定装置を提供することを技術課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の車両用の車椅子固定装置(請求項1)は、第1の棒材と、その第1の棒材に取り付けた第1の引っ掛け手段と、第1の棒材に連結された、第1の棒材を車両の床面側で、かつ左側に引き込むための第1の引っ張り力伝達要素とを有し、第1の棒材を掴んで第1の引っ掛け手段を車椅子の左右の横桟のうちいずれか一方の横桟に引っ掛けることができる第1の車椅子結合部材と、第2の棒材と、その第2の棒材に取り付けた第2の引っ掛け手段と、第2の棒材に連結された、第2の棒材を車両の床面側で、かつ右側に引き込むための第2の引っ張り力伝達要素とを有し、第2の棒材を掴んで第2の引っ掛け手段を、前記車椅子の左右の横桟のうち、第1の引っ掛け手段を引っ掛けた横桟とは反対側の横桟に引っ掛けることができる第2の車椅子結合部材と、前記第1および第2の引っ張り力伝達要素を引き込むことにより、前記第1および第2の棒材を床面側で、かつそれぞれ左側および右側に引き込む引き込み手段とを備えていることを特徴としている。
【0007】
請求項2の車椅子固定装置(以下、単に固定装置という)は、前記第1および第2の引っ掛け手段のうち少なくとも一方が、その引っ掛け手段を取り付けた棒材の前後に間隔をあけて固定された少なくとも2個のフックを備えていることを特徴としている。請求項3の車椅子固定装置は、前記2個のフックを備えた棒材を引き込むための引っ張り力伝達要素の端部が、2個のフックの間でその棒材に連結されていることを特徴としている。請求項4の車椅子固定装置は、さらに前記棒材に、その棒材を引き込むための引っ張り力伝達要素の連結部と間隔を開けて、可撓性を有する線条体の一端が連結されており、その線条体の他端が床面側に固定されていることを特徴としている。
【0008】
請求項5の固定装置は、前記第1の引っ張り力伝達要素と第2の引っ張り力伝達要素とが1本の引っ張り力伝達要素で構成されており、前記引き込み手段が、その1本の引っ張り力伝達要素の中間を引き込むものであることを特徴としている。請求項6の固定装置は、前記基本構成に加えて、前記第1および第2の引っ張り力伝達要素がそれぞれケーブルであり、それらのケーブルが導管によって曲線状に案内されていることを特徴としている。
【0009】
【作用および発明の効果】
本発明の固定装置においては、棒材は引っ張り力伝達要素を介して車両に連結されているので、引っ張り力伝達要素が撓んでいる範囲では、棒材を掴んで自由に持ち上げたり、向きを変えたりすることができる。そして引っ掛け手段が棒材に固定されているので、棒材の端部を把持して操ることにより、車椅子の離れている部位に対しても、容易に引っ掛け手段を引っ掛けることができる。左右両方の棒材の引っ掛け手段を引っ掛けた後は、引き込み手段で左右の引っ張り力伝達要素を引き込むと、第1および第2の棒材が互いに逆側に引き込まれ、車椅子が床面上にしっかりと固定される。
【0010】
請求項2の固定装置では、いずれかの棒材の引っ掛け手段が前後に間隔をあけて固定された2個のフックを備えているので、車椅子に対する棒材の姿勢が安定する。そのため一層安定して車椅子を固定することができる。請求項3の固定装置では、2個のフックの間に引っ張り力伝達要素が連結されているので、それを引き込むことにより、2個のフックを同時にしっかりと引き込むことができる。請求項4の固定装置では、引っ張り力伝達要素を引き込むことにより、線条体が棒材と床面との間で張られる。それにより1本の棒材が引っ張り力伝達要素と線条体とで引っ張られるので、その姿勢が一層安定する。したがって車両が急停車するなど、車椅子に不測の力が加わった場合でも、車椅子が左右に振られることがなく、安全である。
【0011】
請求項5の固定装置では、左右の引っ張り力伝達要素を実質的に1本の引っ張り力伝達要素で構成しているので、1個の引き込み手段で左右の棒材を引く場合でも、左右の棒材を引く力がバランスする。そのため、片側の引っ張り力伝達要素だけが弛むおそれがない。請求項6の固定装置では、引っ張り力を伝達するケーブルを導管によって曲線状に案内しているので、プーリやガイドなどの使用を減らすことができ、狭い車両内でも配索が容易である。
【0012】
【発明の実施の形態】
つぎに図面を参照しながら本発明の固定装置の実施の形態を説明する。図1は本発明の固定装置の一実施形態を示す概略斜視図、図2はその固定装置の一部切欠平面図、図3は図2のIII-III 線断面図、図4はその固定装置の要部背面図、図5aおよび図5bはそれぞれその固定装置のケーブル巻き取り機構およびそのレバーを外した状態を示す平面図、図6は図5aのVI-VI 線断面図、図7はそのケーブル巻き取り機構の要部の組立前の状態を示す斜視図、図8は本発明の固定装置の他の実施形態を示す一部切欠平面図である。
【0013】
図1において符号Cは固定しようとしている車椅子であり、この図面では右側のフレームC1および座席の右半分C2だけを示している。この車椅子Cは左右のフレームを中折れ式のリンクで結合した通常の折り畳み式のものであるが、折り畳みができない車椅子や電動式の車椅子などでもよい。
【0014】
符号1および2はそれぞれ左側および右側の棒材である。棒材1、2はたとえば金属パイプなどで構成されており、先端部に前フック3が固定され、後部に後フック4が固定されている。図2に示すように、本実施例では後フック4は、棒材1、2に対して蝶ネジ4aで位置調節自在に固定されるパイプ状の位置調節ガイド4bに取り付けている。なおフック3、4は所定の角度範囲で回動自在あるいは首振り自在としてもよい。さらに棒材1、2の後端には太くした取っ手ないし握り部5が設けられている。棒材2の前フック3と後フック4の中間部には、コ字状の連結部材6がピン6aで回動自在に取り付けられ、その連結部材6に引っ張り力伝達要素としてのケーブル7の一端が取り付けられている。ケーブル7はいわゆるプルコントロールケーブルの内索と同等のものであり、鋼撚り線や、それに合成樹脂などの被覆を設けたものなどで構成される。本実施形態では、1本のケーブル7の両端を、左右の棒材1、2に対して連結している。しかし左右別個のケーブルを用いることもできる。引っ張り力伝達要素としては、ケーブルのほか、ロープ、チェーン、ベルトなども使用しうる。前記棒材1、2、前後のフック3、4およびケーブル7は、全体で請求項1の車椅子結合部材を構成している。
【0015】
図2および図3に示すように、車椅子Cを固定すべき車両の床面の奥側には、車椅子の前輪を当接させる前輪ストッパ8が設けられている。前輪ストッパ8は左右に渡された棒状の形態を備えているが、他の形態でもよい。また前輪ストッパ8とは逆に、車椅子の後輪側に後輪ストッパを設け、車椅子の後方側にケーブル7を引き込むようにしてもよい。床面の中央部には、引き込み手段である引き込み装置10が取り付けられている。引き込み装置10は、前記の左右に渡されたケーブル7の中間部に係合する遊動プーリ11と、その遊動プーリ11を後方に引っ張るための駆動ケーブル12と、その駆動ケーブル12を巻き取るための巻き取り機構13とから構成されている。図2および図3に示すように、遊動プーリ11はスライドガイド14に軸15により回転自在に取り付けられている。なおスライドガイド14の左右端は、遊動プーリ11の周囲のガイド溝からケーブル7が抜け落ちるのを防止するための押さえ片とするのが好ましい。
【0016】
スライドガイド14は前後に延びる一対のガイドロッド16、16により、摺動自在にガイドされている。ガイドロッド16の前後端は、それぞれブラケット17、17により支持されている。前後の各ブラケット17は図3に示すように、床面に取り付けた箱状の外カバー19の天面の裏側に、板状のベース18と一緒に、それぞれ2本のスペーサロッド20により、吊り下げるようにして固定されている。したがって固定装置が不要になったときには、車体から外カバー19を取り外すだけで車椅子仕様車を一般車両に容易に戻すことができる。
【0017】
なお図3に示すように、外カバー19の後部側は、車椅子Cを押し上げるためのスロープに沿わせていくらか斜め向きにされている。そのため前後のブラケット17およびベース18ならびにそれらに支持されているガイドロッド16や巻き取り機構13も、いくらか斜め向きになっている。外カバー19の前部の天面には左右一対の開口部が形成され、それぞれ導管固定用のブラケット22、24が取り付けられている。なお図3では、分かりやすいようにブラケット22の向きを変えている。図3の場合は、前フック3を車椅子Cの前側の縦桟C4の後側で横桟C5に引っ掛け、後フック4を後側の縦桟C6の後側で横桟C5に引っ掛けるようにしており、それに合わせて後フック4の位置を調節している。なおフック3、4の引っ掛けている状態は図4に示している。
【0018】
図2に示すように、右側の導管固定用のブラケット22には、ケーブル7を摺動自在に案内する導管23の一端が固定され、その導管23の他端は前記のガイドロッド用のブラケット17の左側に固定されている。導管23の途中は湾曲しており、ケーブル7をその湾曲した経路に沿って案内する。左側の導管固定用のブラケット24に連結される導管25も、左側の導管23と交差するように対称的に配索され、他端はガイドロッド用のブラケット17の右側に固定されている。
【0019】
前記巻き取り機構13は図5aに示すように、駆動ケーブル12を巻き取るためのドラム27と、そのドラムをラチェット機構を介して回転させるハンドルレバー(以下、レバーという)28とを備えている。ドラム27は図6に示すように、ベース18と外カバー19との間に保持される支持軸29によって回転自在に支持されている。ラチェット機構は、図5bに示すように、ドラム27の上にビスで一体に固定されたラチェットホイール30と、レバー28にピン28aで回転自在に取り付けられた第1ラチェット爪31と、ベース18にピン18aで回転自在に取り付けられた第2ラチェット爪32とを備えている。第1ラチェット爪31および第2ラチェット爪32は、それぞれネジリコイルバネ33、34により、その先端部が常時ラチェットホイール30側に押しつけられるように付勢されている。レバー28の一端には外カバー19の穴35を貫通するノブ軸43が取り付けられ、さらに外カバー19の外側からレバー28を操作するためのノブ44がノブ軸43に取り付けられている。また図2に示すように、ノブ軸43を通す穴35は支持軸29を中心とする円弧状に開口している。
【0020】
ラチェットホイール30の歯の向きは、ドラム27が駆動ケーブル12を巻き取る方向(図5aにおける時計方向)に回転する状態で、前側が緩斜面(逃げ面)で、後側が急斜面(係合面)となる向きである。それにより、レバー28を時計方向に回動させるときは第1ラチェット爪31がラチェットホイール30に係合して第2ラチェット爪32が逃げる。それによりドラム27を時計方向に回動させることができる。逆にレバー28を反時計方向に戻すときは、第1ラチェット爪31が逃げて、第2ラチェット爪32が係合する。それによりドラム27の逆戻りを防止しながらレバー28を反時計方向に戻すことができる。したがってレバー28を支持軸29廻りに往復回動させることにより、ドラム27上に間欠的に駆動ケーブル12を巻き取ることができる。
【0021】
さらに本実施形態では、図7に示すように、レバー28が第1レバー28Aと第2レバー28Bとに分かれている。第1レバー28Aおよび第2レバー28Bはいずれも支持軸29廻りに回動自在に支持される。ただし本実施形態では、支持軸29にスリーブ29aが回転自在に嵌合され、第2レバー28Bはそのスリーブ29a上に回転自在に嵌合されており、第1レバー28Aはスリーブ29aに一体的にかしめて固定されている。さらに第1レバー28Aの後端を下向きに曲げて係合片36とし、第2レバーBの切欠部37に係脱可能にしている。すなわち図5aにおいて第1レバー28Aが反時計方向に回動するとき、係合片36が切欠部37に係合し、時計方向に回動するときは係合しないようにしている。そして第1レバー28Aと第2レバー28Bの間には、スリーブ29aに巻き付けるようにして、ネジリコイルバネ38が介在され、係合片36が切欠部37に当接する方向に両レバーを付勢している。したがって通常は第1レバー28Aと第2レバー28Bとは一体的に回動し、第1レバー28Aを時計方向に回動させるトルクが所定以上に強くなったとき、ネジリコイルバネ38が撓み、第2レバー28Bが第1レバー28Aに追従しなくなる。このようにネジリコイルバネ38は、いわばトルクリミッタの作用を奏する。したがって駆動ケーブル12を常に適切な張力で巻き取ることができる。
【0022】
図5aの符号39は、戻り防止用の第2ラチェット爪32を反時計方向にいくらか回動させて、ラチェットホイール30をフリーにするための押しボタンである。符号40はその押しボタン39の復帰バネである。また符号41は第2レバー28B、ひいてはレバー28全体を反時計方向に付勢する復帰バネである。符号42はその復帰バネで付勢されるレバー28の定位置を定めるストッパである。このストッパ42は図5bに示すように、第1ラチェット爪31の後端のV字状の切欠31aと係合して、第1ラチェット爪31をいくらか反時計方向に回動させ、ラチェットホイール30との係合を解除する働きを奏する。その場合、切欠31aの端縁は、カムの作用をする。
【0023】
つぎに上記のごとく構成される固定装置の使用手順を説明する。まず自動車などの車両に設置された電動・油圧リフターやスロープを利用して、自動車の後面から介護者が車椅子に乗った人をそのまま自動車に乗り込ませる。そのとき車椅子の前輪を図2および図3に示すように、前輪ストッパ8に当接させる。つぎに左右一対の棒体1、2の握り部5を持って、前後2個所のフック3、4を車椅子Cのフレームの横桟C5に引っ掛ける。この状態では棒体1、2に連結した引き込み用のケーブル7も駆動ケーブル12も緩んでいる。
【0024】
ついで巻き取り機構13のレバー28を往復回動させ、前述のラチェット機構の作用により、ドラム27上に駆動ケーブル12を巻き取る。これに伴って遊動プーリ11がガイドロッド16に沿って図2の右方向に摺動する。そのため引き込み用のケーブル7の中央部が引き込まれ、ケーブル7の端部に連結されている棒材1、2が図4の中央寄りに引き込まれる。したがってケーブル7および駆動ケーブル12が緊張し、車椅子が固定される。そのとき、第2ラチェット爪32のラチェットホイール30に対する係合により、ケーブル7、12の張力が維持される。なお。駆動ケーブル12を巻き取るとき、不必要にレバー28を往復回動させたときは、駆動ケーブル12の張力がネジリコイルバネ38の付勢力以上になり、第1レバー28Aのみが空回りをして、ケーブル7、12の過負荷が防止される。なお、この空回りの際には、ラチェット音が聞こえなくなるため、車椅子の固定が完了したことを認識することができる。
【0025】
レバー28に力を加えていない状態では、レバー28は復帰バネ41によって定位置に戻っている。そのため、第1ラチェット爪31はストッパ42との当接で、ラチェットホイール30とは係合していない。この状態から車椅子の固定を解除する場合、ロック解除用の押しボタン39を押す。それにより第2ラチェット爪32がラチェットホイール30との係合から解除される。そしてあらかじめ第1ラチェット爪31の係合が外れていることにより、ラチェットホイール30およびドラム27が逆回転することができ、ケーブル7、12の張力が緩む。そのため車椅子からフック3、4をはずして棒材を取り外すことができる。
【0026】
図8に示す固定装置は、棒材2に2個の後フック4、4が所定の間隔をあけて固定されている。その間に後の縦桟C6を挟むためである。それにより車椅子が前後に揺すられても、安定して固定することができる。図8では左側(図の下側)の棒材は省略している。この実施形態では引き込み用のケーブル7の端部は、前後のフック3、4の間で前寄りの位置に連結されている。そして前後のフック3、4の間の後よりの位置には、アンカーケーブル45の一端が連結されている。アンカーケーブル45の他端は引き込み装置10の外カバー19に固定されている。なおアンカーケーブル45の外カバー19への固定位置を後方にずらせると共に、アンカーケーブル45を後フック4よりも後方で棒材2に連結するようにしてもよい。アンカーケーブル45は左右の棒材1、2にそれぞれ連結するが、左右の棒材1、2に対して少なくとも3個所で連結して固定すれば車椅子を前後左右に位置規制することができるため、一方を省略してもよい。引き込み用のケーブル7およびアンカーケーブル45の端部は、連結部材6に固定され、その連結部材6はピン6aにより、棒材2の側方に突出させた連結片46に回動自在に連結している。引き込み装置10については、図1などの実施形態と実質的に同じにすることができる。
【0027】
この実施形態においては、引き込み装置10を操作して引き込み用のケーブル7を引き込むと、ケーブル7が張られるのに伴って、棒材2が内側に引き込まれ、さらにいくらか前方に引かれる。そのためアンカーケーブル45にも張力が加わる。したがって平面視において、車椅子の前部の左右はそれぞれ引き込み用のケーブル7により斜め前方に引かれ、後部はアンカーケーブル45により斜め後方に引かれる。したがって車椅子に複雑な揺れや完成力が加わっても、確実に保持することができる。また、アンカーケーブル45を配設したことにより、前述の前輪ストッパ8は不要となる。
【0028】
アンカーケーブル45は請求項4の可撓性を有する線条体であり、ケーブルのほか、ロープ、チェーン、ベルトなども使用することができる。前述の実施形態では、車椅子の左右のフレームの横桟をそれぞれ中央寄りに引き込む構成としているが、外向きに引き込むようにしてもよい。また引き込み用のケーブル(引っ張り力伝達要素)を棒材の後部、すなわち握り部側に連結し、アンカーケーブル(線条体)を棒体の前方に連結するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の車椅子固定装置の一実施形態を示す概略斜視図である。
【図2】 その固定装置の一部切欠平面図である。
【図3】 図2のIII-III 線断面図である。
【図4】 その固定装置の要部背面図である。
【図5】 図5aおよび図5bはそれぞれその固定装置のケーブル巻き取り機構およびそのレバーを外した状態を示す平面図である。
【図6】 図5aのVI-VI 線断面図である。
【図7】 そのケーブル巻き取り機構の要部の組立前の状態を示す斜視図である。
【図8】 本発明の固定装置の他の実施形態を示す一部切欠平面図である。
【図9】 本発明の車椅子固定装置が用いられる自動車の一例を示す斜視図である。
【図10】 従来の固定装置の一例を示す透視図である。
【符号の説明】
C 車椅子
C5 横桟
1 (左側の)棒材
2 (右側の)棒材
3 前フック
4 後フック
7 ケーブル
10 引き込み装置
12 駆動ケーブル
13 巻き取り機構
23 導管
25 導管
45 アンカーケーブル
[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a wheelchair fixing device for a vehicle. More particularly, the present invention relates to an apparatus for fixing a wheelchair in an unfolded state, particularly a wheelchair in which a person is riding, loaded in a rear cargo compartment of an automobile, using a cable or the like.
[0002]
[Prior art]
This type of fixing device is disclosed in JP-A-9-131376. As shown in FIG. 9, this is a device for fixing a wheelchair placed while a person is sitting by a slope 100a from the rear opening 100 of the automobile. As shown in FIG. 10, the apparatus has a pair of left and right ropes 101, 102, a front hook 103 and a rear hook 104 connected to the front and rear parts of the ropes, and a front hook and a rear hook, A series of pulleys or guide groups 105 and 106 for guiding the rope so as to be hooked from the outside and the inside of the crosspiece (frame), pulling ropes 107 and 108 respectively connected to middle portions of the left and right ropes, And a motor-driven feed device 109 for pulling the ropes together.
[0003]
In this fixing device, when the hooks 103 and 104 are hooked at predetermined positions on the frame of the wheelchair C and the right and left pull ropes 107 and 108 are pulled by the feeding device 109, the hooks 103 and 104 are outward or inward, respectively. Pulled down. Therefore, the wheelchair C can be firmly fixed to the floor surface. When the pulling ropes 107 and 108 are loosened, the hooks 103 and 104 can be removed. That is, this fixing device has an advantage that various wheelchairs having different sizes and shapes can be easily fixed by using a flexible force transmission element called a rope and a hook.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, when this fixing device is employed at a rear seat position such as a three-door type automobile as shown in FIG. 9, it is difficult to fix the wheelchair. That is, after the wheelchair is put in from the rear door, the left and right rear hooks 104 can be hooked relatively easily. However, as for the front hook 103, first, the right front hook is turned to the door on the driver's seat side and then hooked, and the left front hook is turned to the front passenger seat side and hooked. The same applies when releasing the fixing device.
[0005]
The present invention solves the above-mentioned problems without impairing the advantages of the above-described fixing device, that is, after the wheelchair is loaded from the rear door, the hook is fixed around the wheelchair in the same position. It is a technical problem to provide a wheelchair fixing device such as a vehicle.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
The wheelchair fixing device for a vehicle according to the present invention (Claim 1) includes a first bar member, a first hook means attached to the first bar member, and a first bar member connected to the first bar member . A first pulling force transmitting element for pulling the first bar to the left side and the left side of the vehicle, gripping the first bar, and using the first hook means as the left and right side rails of the wheelchair A first wheelchair coupling member that can be hooked on one of the horizontal rails, a second bar, a second hook attached to the second bar, and a second bar concatenated, the second bar in the floor of the vehicle, and a second tensile force transmission element for pulling to the right, the second hooking means grab the second bar, of rungs of the left and right of the wheelchair, second to the rungs hooked the first hooking means can be hooked on the rungs of the opposite And Wheelchair coupling member, by drawing said first and second pulling force transmission element, and said first and second bars and a retraction mechanism in the floor surface, and pull the left and right, respectively It is characterized by that.
[0007]
Wheelchair fixing apparatus according to claim 2 (hereinafter, simply referred to as fixing apparatus), at least one of the first and second hooking means, at intervals before and after the hook fitted with means bar fixed It is characterized by comprising at least two hooks. The wheelchair fixing device according to claim 3 is characterized in that an end portion of a pulling force transmitting element for pulling in the bar member provided with the two hooks is connected to the bar member between the two hooks. It is said. The wheelchair fixing device according to claim 4 further has one end of a flexible linear member connected to the bar, spaced apart from a connecting portion of a tensile force transmitting element for drawing the bar. The other end of the filament is fixed to the floor surface side.
[0008]
In the fixing device according to claim 5, the first tensile force transmission element and the second tensile force transmission element are constituted by a single tensile force transmission element, and the pulling means has the single tensile force. It is characterized by retracting the intermediate part of the transmission element. The fixing device according to claim 6 is characterized in that, in addition to the basic configuration, each of the first and second tensile force transmitting elements is a cable, and the cables are guided in a curved shape by a conduit. .
[0009]
[Operation and effect of the invention]
In the fixing device of the present invention, since the bar is connected to the vehicle via the tensile force transmitting element, the bar is grabbed and lifted freely or changed in the direction where the tensile force transmitting element is bent. Can be. Since the hooking means is fixed to the bar, the hooking means can be easily hooked even on a part of the wheelchair that is separated by gripping and manipulating the end of the bar. After hooking the left and right bars, when the left and right pulling force transmission elements are pulled by the pulling means, the first and second bars are pulled in the opposite direction, and the wheelchair is firmly on the floor. Fixed.
[0010]
In the fixing device according to the second aspect, since any one of the hooking means for the bar is provided with two hooks fixed at intervals in the front and rear directions, the posture of the bar with respect to the wheelchair is stabilized. Therefore, the wheelchair can be fixed more stably. In the fixing device according to the third aspect, since the pulling force transmitting element is connected between the two hooks, the two hooks can be pulled firmly at the same time by pulling them. In the fixing device according to the fourth aspect, the linear body is stretched between the bar and the floor surface by pulling the tensile force transmission element. Thereby, since one bar is pulled by the pulling force transmitting element and the linear body, the posture is further stabilized. Therefore, even when an unexpected force is applied to the wheelchair, such as when the vehicle stops suddenly, the wheelchair is not shaken to the left and right, which is safe.
[0011]
In the fixing device according to claim 5, since the left and right tensile force transmitting elements are substantially constituted by one tensile force transmitting element, the left and right bars can be pulled even when the left and right bars are pulled by one pulling means. Balances the pulling power. Therefore, there is no possibility that only the pulling force transmitting element on one side is loosened. In the fixing device according to the sixth aspect, since the cable for transmitting the pulling force is guided in a curved shape by the conduit, the use of pulleys and guides can be reduced, and the wiring is easy even in a narrow vehicle.
[0012]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Next, an embodiment of the fixing device of the present invention will be described with reference to the drawings. 1 is a schematic perspective view showing an embodiment of a fixing device of the present invention, FIG. 2 is a partially cutaway plan view of the fixing device, FIG. 3 is a sectional view taken along line III-III in FIG. 2, and FIG. 5a and 5b are plan views showing the cable winding mechanism of the fixing device and the lever removed, FIG. 6 is a sectional view taken along the line VI-VI of FIG. 5a, and FIG. FIG. 8 is a partially cutaway plan view showing another embodiment of the fixing device of the present invention, and FIG. 8 is a perspective view showing a state before the main part of the cable winding mechanism is assembled.
[0013]
In FIG. 1, reference numeral C denotes a wheelchair to be fixed, and in this drawing, only the right frame C1 and the right half C2 of the seat are shown. This wheelchair C is a normal folding type in which the left and right frames are connected by a folding link, but a wheelchair that cannot be folded or an electric wheelchair may be used.
[0014]
Reference numerals 1 and 2 denote left and right bars, respectively. The rods 1 and 2 are made of, for example, a metal pipe, and the front hook 3 is fixed to the tip portion and the rear hook 4 is fixed to the rear portion. As shown in FIG. 2, in this embodiment, the rear hook 4 is attached to a pipe-shaped position adjustment guide 4 b that is fixed to the bars 1 and 2 with a thumbscrew 4 a so that the position can be adjusted. The hooks 3 and 4 may be rotatable or swingable within a predetermined angle range. Further, a thick handle or grip 5 is provided at the rear ends of the bars 1 and 2. A U-shaped connecting member 6 is rotatably attached to the intermediate portion between the front hook 3 and the rear hook 4 of the bar 2 by a pin 6a, and one end of a cable 7 serving as a tensile force transmitting element is connected to the connecting member 6. Is attached. The cable 7 is equivalent to an inner cable of a so-called pull control cable, and is composed of a steel stranded wire or a wire provided with a coating such as a synthetic resin. In this embodiment, both ends of one cable 7 are connected to the left and right bar members 1 and 2. However, separate cables for the left and right can be used. As a tensile force transmission element, a cable, a rope, a chain, a belt, and the like can be used. The rods 1 and 2, the front and rear hooks 3 and 4, and the cable 7 constitute a wheelchair coupling member according to claim 1 as a whole.
[0015]
As shown in FIGS. 2 and 3, a front wheel stopper 8 that abuts the front wheel of the wheelchair is provided on the back side of the floor of the vehicle to which the wheelchair C is to be fixed. Although the front wheel stopper 8 has a rod-like shape that is passed to the left and right, other forms may be used. In contrast to the front wheel stopper 8, a rear wheel stopper may be provided on the rear wheel side of the wheelchair, and the cable 7 may be drawn into the rear side of the wheelchair. A retracting device 10 that is a retracting means is attached to the center of the floor surface. The retracting device 10 includes an idle pulley 11 that engages with an intermediate portion of the cable 7 passed to the left and right, a drive cable 12 for pulling the idle pulley 11 rearward, and a coil for winding the drive cable 12. And a winding mechanism 13. As shown in FIGS. 2 and 3, the idle pulley 11 is rotatably attached to the slide guide 14 by a shaft 15. In addition, it is preferable that the left and right ends of the slide guide 14 are pressing pieces for preventing the cable 7 from falling out of the guide groove around the idle pulley 11.
[0016]
The slide guide 14 is slidably guided by a pair of guide rods 16 extending in the front-rear direction. The front and rear ends of the guide rod 16 are supported by brackets 17 and 17, respectively. As shown in FIG. 3, the front and rear brackets 17 are suspended by two spacer rods 20 together with a plate-like base 18 on the back side of the top surface of a box-shaped outer cover 19 attached to the floor surface. It is fixed so as to lower. Therefore, when the fixing device is no longer needed, the wheelchair specification vehicle can be easily returned to the general vehicle by simply removing the outer cover 19 from the vehicle body.
[0017]
As shown in FIG. 3, the rear side of the outer cover 19 is slightly inclined along the slope for pushing up the wheelchair C. Therefore, the front and rear brackets 17 and the base 18, and the guide rod 16 and the winding mechanism 13 supported by them are also somewhat inclined. A pair of left and right openings are formed on the top surface of the front portion of the outer cover 19, and conduit fixing brackets 22 and 24 are respectively attached thereto. In FIG. 3, the orientation of the bracket 22 is changed for easy understanding. In the case of FIG. 3, the front hook 3 is hooked on the horizontal beam C5 on the rear side of the vertical beam C4 on the front side of the wheelchair C, and the rear hook 4 is hooked on the horizontal beam C5 on the rear side of the vertical beam C6 on the rear side. The position of the rear hook 4 is adjusted accordingly. The state in which the hooks 3 and 4 are hooked is shown in FIG.
[0018]
As shown in FIG. 2, one end of a conduit 23 for slidably guiding the cable 7 is fixed to the right conduit fixing bracket 22, and the other end of the conduit 23 is connected to the guide rod bracket 17 described above. It is fixed on the left side. The middle of the conduit 23 is curved and guides the cable 7 along the curved path. The conduit 25 connected to the left conduit fixing bracket 24 is also arranged symmetrically so as to intersect the left conduit 23, and the other end is fixed to the right side of the guide rod bracket 17.
[0019]
As shown in FIG. 5a, the winding mechanism 13 includes a drum 27 for winding the drive cable 12, and a handle lever (hereinafter referred to as a lever) 28 that rotates the drum via a ratchet mechanism. As shown in FIG. 6, the drum 27 is rotatably supported by a support shaft 29 held between the base 18 and the outer cover 19. As shown in FIG. 5 b, the ratchet mechanism includes a ratchet wheel 30 that is integrally fixed on the drum 27 with a screw, a first ratchet pawl 31 that is rotatably attached to the lever 28 with a pin 28 a, and a base 18. And a second ratchet pawl 32 rotatably attached by a pin 18a. The first ratchet pawl 31 and the second ratchet pawl 32 are urged by torsion coil springs 33 and 34 so that their tip portions are always pressed against the ratchet wheel 30 side. A knob shaft 43 passing through the hole 35 of the outer cover 19 is attached to one end of the lever 28, and a knob 44 for operating the lever 28 from the outside of the outer cover 19 is attached to the knob shaft 43. As shown in FIG. 2, the hole 35 through which the knob shaft 43 passes is opened in an arc shape with the support shaft 29 as the center.
[0020]
The direction of the teeth of the ratchet wheel 30 is such that the drum 27 rotates in the winding direction of the drive cable 12 (clockwise in FIG. 5a), the front side is a gentle slope (flank), and the rear side is a steep slope (engagement surface). This is the direction. Thereby, when the lever 28 is rotated clockwise, the first ratchet pawl 31 engages with the ratchet wheel 30 and the second ratchet pawl 32 escapes. Thereby, the drum 27 can be rotated clockwise. Conversely, when the lever 28 is returned counterclockwise, the first ratchet pawl 31 escapes and the second ratchet pawl 32 engages. Accordingly, the lever 28 can be returned in the counterclockwise direction while preventing the drum 27 from returning backward. Therefore, the drive cable 12 can be intermittently wound on the drum 27 by reciprocally turning the lever 28 around the support shaft 29.
[0021]
Furthermore, in this embodiment, as shown in FIG. 7, the lever 28 is divided into a first lever 28A and a second lever 28B. Both the first lever 28 </ b> A and the second lever 28 </ b> B are supported so as to be rotatable around the support shaft 29. However, in this embodiment, the sleeve 29a is rotatably fitted to the support shaft 29, the second lever 28B is rotatably fitted on the sleeve 29a, and the first lever 28A is integrally formed with the sleeve 29a. It is fixed by caulking. Further, the rear end of the first lever 28A is bent downward to form an engagement piece 36, which can be engaged with and disengaged from the notch 37 of the second lever B. That is, in FIG. 5a, when the first lever 28A rotates counterclockwise, the engagement piece 36 engages with the notch 37, and does not engage when it rotates clockwise. A torsion coil spring 38 is interposed between the first lever 28A and the second lever 28B so as to be wound around the sleeve 29a, and both levers are urged in a direction in which the engagement piece 36 contacts the notch 37. Yes. Therefore, normally, the first lever 28A and the second lever 28B rotate integrally, and when the torque for rotating the first lever 28A in the clockwise direction becomes stronger than a predetermined value, the torsion coil spring 38 bends and the second The lever 28B does not follow the first lever 28A. Thus, the torsion coil spring 38 functions as a torque limiter. Therefore, the drive cable 12 can always be wound with an appropriate tension.
[0022]
Reference numeral 39 in FIG. 5a is a push button for rotating the second ratchet pawl 32 for preventing return somewhat in the counterclockwise direction to release the ratchet wheel 30. Reference numeral 40 denotes a return spring of the push button 39. Reference numeral 41 denotes a return spring that urges the second lever 28B, and thus the entire lever 28, counterclockwise. Reference numeral 42 denotes a stopper for determining a fixed position of the lever 28 biased by the return spring. As shown in FIG. 5 b, the stopper 42 engages with a V-shaped notch 31 a at the rear end of the first ratchet pawl 31 to rotate the first ratchet pawl 31 in a counterclockwise direction, thereby ratchet wheel 30. It works to release the engagement. In that case, the edge of the notch 31a acts as a cam.
[0023]
Next, a procedure for using the fixing device configured as described above will be described. First, using a motorized or hydraulic lifter or slope installed in a vehicle such as an automobile, a caregiver gets on the wheelchair as it is from the rear of the automobile. At that time, the front wheel of the wheelchair is brought into contact with the front wheel stopper 8 as shown in FIGS. Next, holding the grip portions 5 of the pair of left and right rods 1 and 2, hooks 3 and 4 at two front and rear positions are hooked on a crosspiece C5 of the wheelchair C frame. In this state, the pull-in cable 7 and the drive cable 12 connected to the rods 1 and 2 are loose.
[0024]
Next, the lever 28 of the winding mechanism 13 is reciprocally rotated, and the drive cable 12 is wound on the drum 27 by the action of the ratchet mechanism described above. Along with this, the idle pulley 11 slides along the guide rod 16 in the right direction in FIG. For this reason, the central portion of the cable 7 for drawing is drawn, and the bars 1 and 2 connected to the end of the cable 7 are drawn toward the center of FIG. Therefore, the cable 7 and the drive cable 12 are tensioned, and the wheelchair is fixed. At that time, the tension of the cables 7 and 12 is maintained by the engagement of the second ratchet pawl 32 with the ratchet wheel 30. Note that. When the drive cable 12 is wound up and the lever 28 is unnecessarily rotated, the tension of the drive cable 12 exceeds the urging force of the torsion coil spring 38, and only the first lever 28A runs idle, 7 and 12 are prevented from being overloaded. In addition, since the ratchet sound cannot be heard during the idling, it is possible to recognize that the wheelchair has been fixed.
[0025]
In a state where no force is applied to the lever 28, the lever 28 is returned to a fixed position by the return spring 41. Therefore, the first ratchet pawl 31 is in contact with the stopper 42 and is not engaged with the ratchet wheel 30. When releasing the wheelchair from this state, the push button 39 for unlocking is pushed. Thereby, the second ratchet pawl 32 is released from the engagement with the ratchet wheel 30. Since the first ratchet pawl 31 is disengaged in advance, the ratchet wheel 30 and the drum 27 can be reversely rotated, and the tension of the cables 7 and 12 is loosened. Therefore, the hooks 3 and 4 can be removed from the wheelchair to remove the bar.
[0026]
In the fixing device shown in FIG. 8, two rear hooks 4, 4 are fixed to the bar 2 at a predetermined interval. This is because the rear vertical beam C6 is sandwiched between them. Thereby, even if the wheelchair is shaken back and forth, it can be stably fixed. In FIG. 8, the bar material on the left side (the lower side of the figure) is omitted. In this embodiment, the end portion of the cable 7 for drawing is connected to a front position between the front and rear hooks 3 and 4. One end of the anchor cable 45 is connected to the rear position between the front and rear hooks 3 and 4. The other end of the anchor cable 45 is fixed to the outer cover 19 of the drawing device 10. In addition, the anchor cable 45 may be fixed to the outer cover 19 backward, and the anchor cable 45 may be connected to the bar 2 behind the rear hook 4. The anchor cable 45 is connected to the left and right bars 1 and 2 respectively, but if the wheel is connected and fixed at least three places to the left and right bars 1 and 2, the position of the wheelchair can be regulated in the front and rear, left and right. One may be omitted. The ends of the pull-in cable 7 and the anchor cable 45 are fixed to the connecting member 6, and the connecting member 6 is rotatably connected to a connecting piece 46 projecting to the side of the bar 2 by a pin 6 a. ing. The retracting device 10 can be substantially the same as the embodiment of FIG.
[0027]
In this embodiment, when the retracting device 10 is operated to retract the retracting cable 7, as the cable 7 is stretched, the bar 2 is retracted inward and further pulled forward. Therefore, tension is also applied to the anchor cable 45. Accordingly, the left and right front portions of the wheelchair are drawn obliquely forward by the pull-in cable 7 and the rear portions are drawn obliquely backward by the anchor cable 45 in plan view. Therefore, even if complicated shaking or completion force is applied to the wheelchair, it can be reliably held. Further, the provision of the anchor cable 45 eliminates the need for the front wheel stopper 8 described above.
[0028]
The anchor cable 45 is a flexible linear body according to claim 4, and a rope, a chain, a belt, etc. can be used in addition to the cable. In the above-described embodiment, the horizontal rails of the left and right frames of the wheelchair are each drawn toward the center, but may be drawn outward. Further, the cable for pulling in (pulling force transmitting element) may be connected to the rear part of the bar, that is, the grip part side, and the anchor cable (wire body) may be connected to the front of the bar.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic perspective view showing an embodiment of a wheelchair fixing device of the present invention.
FIG. 2 is a partially cutaway plan view of the fixing device.
FIG. 3 is a cross-sectional view taken along line III-III in FIG.
FIG. 4 is a main part rear view of the fixing device.
FIGS. 5a and 5b are plan views showing a cable winding mechanism of the fixing device and a state in which the lever is removed, respectively.
6 is a cross-sectional view taken along line VI-VI in FIG. 5a.
FIG. 7 is a perspective view showing a state before the main part of the cable winding mechanism is assembled.
FIG. 8 is a partially cutaway plan view showing another embodiment of the fixing device of the present invention.
FIG. 9 is a perspective view showing an example of an automobile in which the wheelchair fixing device of the present invention is used.
FIG. 10 is a perspective view showing an example of a conventional fixing device.
[Explanation of symbols]
C Wheelchair C5 Bar 1 (Left) Bar 2 (Right) Bar 3 Front hook 4 Rear hook 7 Cable 10 Pull-in device 12 Drive cable 13 Winding mechanism 23 Conduit 25 Conduit 45 Anchor cable

Claims (6)

第1の棒材と、その第1の棒材に取り付けた第1の引っ掛け手段と、第1の棒材に連結された、第1の棒材を車両の床面側で、かつ左側に引き込むための第1の引っ張り力伝達要素とを有し、第1の棒材を掴んで第1の引っ掛け手段を車椅子の左右の横桟のうちいずれか一方の横桟に引っ掛けることができる第1の車椅子結合部材と、
第2の棒材と、その第2の棒材に取り付けた第2の引っ掛け手段と、第2の棒材に連結された、第2の棒材を車両の床面側で、かつ右側に引き込むための第2の引っ張り力伝達要素とを有し、第2の棒材を掴んで第2の引っ掛け手段を、前記車椅子の左右の横桟のうち、第1の引っ掛け手段を引っ掛けた横桟とは反対側の横桟に引っ掛けることができる第2の車椅子結合部材と、
前記第1および第2の引っ張り力伝達要素を引き込むことにより、前記第1および第2の棒材を床面側で、かつそれぞれ左側および右側に引き込む引き込み手段とを備えている、車両用の車椅子固定装置。
The first bar, the first hooking means attached to the first bar, and the first bar connected to the first bar are drawn to the vehicle floor side and to the left side. and a first tension force transmission element for the first that can be hooked to one of the rungs of the first hooking means of the left and right wheelchair rungs grabbed first bar A wheelchair coupling member;
The second bar member, the second hooking means attached to the second bar member, and the second bar member connected to the second bar member are drawn to the vehicle floor side and to the right side. And a second crossing means for gripping the second bar member and holding the second hooking means on the left and right side crosspieces of the wheelchair. A second wheelchair coupling member that can be hooked on the opposite side rail;
A wheelchair for a vehicle comprising pulling means for pulling the first and second bar members to the floor surface side and to the left side and the right side , respectively, by pulling the first and second tensile force transmission elements. Fixing device.
前記第1および第2の引っ掛け手段のうち少なくとも一方が、その引っ掛け手段を取り付けた棒材の前後に間隔をあけて固定された少なくとも2個のフックを備えている請求項1記載の車両用の車椅子固定装置。 At least one of at least two vehicles according to claim 1, characterized in that comprises a hook fixed at intervals before and after the hooking rod fitted with means of the first and second hooking means Wheelchair fixing device. 前記2個のフックを備えた棒材を引き込むための引っ張り力伝達要素の端部が、2個のフックの間でその棒材に連結されている請求項2記載の車両用の車椅子固定装置。The wheelchair fixing device for a vehicle according to claim 2, wherein an end portion of a tensile force transmission element for pulling the bar provided with the two hooks is connected to the bar between the two hooks. 前記棒材に、その棒材を引き込むための引っ張り力伝達要素の連結部と間隔を開けて、可撓性を有する線条体の一端が連結されており、その線条体の他端が床面側に固定されている請求項3記載の車両用の車椅子固定装置。  One end of a flexible linear member is connected to the bar member at a distance from a connecting portion of a tensile force transmitting element for drawing the bar member, and the other end of the linear member is a floor. The wheelchair fixing device for vehicles according to claim 3 currently fixed to the surface side. 前記第1の引っ張り力伝達要素と第2の引っ張り力伝達要素とが1本の引っ張り力伝達要素で構成されており、前記引き込み手段が、その1本の引っ張り力伝達要素の中間を引き込むものである請求項1記載の車両用の車椅子固定装置。The first pulling force transmitting element and the second pulling force transmitting element are constituted by one pulling force transmitting element, and the pulling means pulls in an intermediate portion of the one pulling force transmitting element. The wheelchair fixing device for a vehicle according to claim 1. 前記第1および第2の引っ張り力伝達要素がそれぞれケーブルであり、それらのケーブルが導管によって曲線状に案内されている請求項1記載の車椅子固定装置。  The wheelchair fixing device according to claim 1, wherein each of the first and second tensile force transmission elements is a cable, and the cables are guided in a curved shape by a conduit.
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