JP4036433B2 - Valve device - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、弁装置に関し、特に開弁方向にばね付勢された開閉弁の弁体をソレノイドで閉弁方向に駆動するようにした弁装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、かかる弁装置は、たとえば特開2001−248433号公報で開示されており、このものでは、エンジンの排気系に供給される二次空気の流量を制御するために上記弁装置が用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが上記公報で開示された弁装置では、開閉弁の弁ハウジングが、下流側接続管が取付けられる弁ケースに、上流側接続管が取付けられるカバーが結合されて成るものであり、部品点数および組付工数が比較的多くなり、コスト低減が困難となっている。
【0004】
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、部品点数および組付け工数の低減を図り、低コスト化を可能とした弁装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、上流側接続管および下流側接続管が連設される弁ハウジングと、前記上流側接続管に通じて弁ハウジング内に形成される弁室に臨むとともに前記下流側接続管に通じる弁孔を中央部に開口させて弁ハウジング内に固定配置される弁座と、該弁座に着座して弁孔を閉鎖することを可能として前記弁室に収納されるとともに前記弁孔を開放する側にばね付勢される弁体と、前記弁孔を軸方向移動可能に貫通して前記弁体に連設される弁軸とを有する開閉弁と;前記弁軸に同軸に連設される可動コアと、該可動コアに同軸上で対向する固定コアと、可動コアおよび固定コアを囲繞するボビンにコイルが巻装されて成るコイル組立体と、前記コイル組立体を覆う有底円筒状に形成されて前記固定コアに磁気的に結合されるととも前記弁ハウジングに結合される磁性金属製のソレノイドハウジングと、該ソレノイドハウジングの閉塞端との間に前記コイル組立体を挟んで該ソレノイドハウジングに磁気的に結合される磁性金属製のエンドプレートとを有するソレノイドと;で構成される弁装置において、前記弁ハウジングは、有底筒状のハウジング主部と、そのハウジング主部の側面から側方に延びる前記上流側接続管および下流側接続管とを有して一体に型成形されて成ると共に、前記ハウジング主部および前記ソレノイドハウジングの開口端がかしめ結合され、前記上流側接続管および下流側接続管の前記ハウジング主部への連設部間でハウジング主部に嵌合されるとともに外周にはハウジング主部の内面に弾発接触する環状の第1シール部材が装着される円盤状の第1仕切り壁と、前記下流側接続管のハウジング主部への連設部を第1仕切り壁との間に挟む位置でハウジング主部に嵌合されるとともに外周にはハウジング主部の内面に弾発接触する環状の第2シール部材が装着される円盤状の第2仕切り壁とが周方向複数箇所で連結されて成る弁座形成部が、前記ハウジング主部に挿入、固定され、ハウジング主部の閉塞端との間に前記弁室を形成する第1仕切り壁に、その中央部を貫通する弁孔と、その弁孔の前記弁室側の開口端を囲む環状の弁座とが設けられることを特徴とする。
【0006】
このような請求項1記載の発明の構成によれば、弁ハウジングは、ハウジング主部、上流側接続管および下流側接続管を有して一体に型成形されて成るものであるので、弁ハウジングを1部材で構成するようにして部品点数の低減を図るとともに弁ハウジングを組付ける手間を省いて組付工数を減少し、コスト低減に寄与することができる。また弁ハウジングおよびソレノイドハウジングをかしめ結合するので、ソレノイドハウジングに対する弁ハウジングの周方向相対位置を自由に選ぶことができ、上流側接続管および下流側接続管の設定位置の自由度を向上することができる。しかも上流側接続管および下流側接続管を別部材に取付けるようにしたときには、取付け代が必要となるので弁ハウジングの軸方向長さが比較的大きくなるとともに、取付け部のリーク対策が必要となるのであるが、ハウジング主部に上流側接続管および下流側接続管が一体に連なるものであるので、取付け代を不要として弁ハウジングを軸方向に小型化することができるとともにリーク対策が不要となる。また、第1および第2シール部材を予め装着して小組みした弁座形成部を弁ハウジング内に挿入、固定することで、上流側接続管に連なる弁室と、下流側接続管に連なる空気室とを両室相互のシール性および空気室の外部とのシール性を維持しつつ弁ハウジング内に形成することができ、組付け性を良好とすることができる。
【0007】
また請求項2記載の発明は、上記請求項1記載の発明の構成に加えて、前記弁ハウジングの開口端部外周にソレノイドとは反対側に臨む環状の段部が設けられ、前記ソレノイドハウジングの開口端部には、弁ハウジング側に向かうにつれて大径となるようにして内方側に凸に彎曲した彎曲部と、前記ハウジング主部の開口端部および前記エンドプレートの外周部を嵌合するようにして前記彎曲部の大径端に連なる嵌合筒部とが設けられ、前記彎曲部とは反対側の嵌合筒部の端部が、前記彎曲部の大径端との間にハウジング主部の開口端部およびエンドプレートを挟むようにしてハウジング主部の前記段部にかしめ係合されることを特徴とする。
【0008】
このような請求項2記載の発明の構成によれば、切削加工等の面倒な加工を不要としつつ、エンドプレートおよびハウジング主部を係合せしめる段差部分をソレノイドハウジングに容易に形成するようにして、低コスト化を図ることができる。
【0009】
請求項3記載の発明は、上記請求項1または2記載の発明の構成に加えて、前記ハウジング主部は、第1仕切り壁を嵌合せしめる第1孔部と、第1孔部よりも大径に形成されて第2仕切り壁を嵌合せしめる第2孔部とを有して開口端側に向かうにつれて段階的に大径となるように形成されることを特徴とし、かかる構成によれば、弁座形成部の弁ハウジングへの挿入時に、第1シール部材が弁ハウジングの内面に接触摺動する範囲を極力小さくし、弁座形成部の弁ハウジングへの挿入に必要な力を小さくして組付け性を向上するとともに第1シール部材に損傷が生じることを極力回避することができる。
【0010】
請求項4記載の発明は、上記請求項1〜3の何れかに記載の発明の構成に加えて、前記コイルを覆ってコイル組立体にモールド結合される合成樹脂製のコイル封止部がソレノイドハウジングに嵌合されることを特徴とし、かかる構成によれば、コイルに連なる導線の振動による断線やショートが生じることを極力防止することができる。
【0011】
請求項5記載の発明は、上記請求項1〜3の何れかに記載の発明の構成に加えて、前記コイルを覆うようにしてコイル組立体にモールド結合されてソレノイドハウジングに嵌合されるとともに該ソレノイドハウジングの内周に弾発的に接触する環状の第3シール部材が外周に装着されるコイル封止部と、第1および第2シール部材が外周に装着される前記弁座形成部とが一体に形成されて成る合成樹脂製のモールド封止体に、前記エンドプレートが、該エンドプレートの外周部を露出させて埋設されることを特徴とする。
【0012】
このような請求項5の発明の構成によれば、コイル組立体およびエンドプレートが結合されるモールド封止体を弁ハウジングに組付けるようにして組付け性を高めることを可能としつつ、モールド封止体の内部および外部間のシールを確実にすることができる。
【0013】
請求項6記載の発明は、上記請求項4または5記載の発明の構成に加えて、前記コイル封止部には、前記コイルに連なる端子を臨ませたカプラが一体に設けられ、該カプラを外方に突出させる開口部が前記ソレノイドハウジングに設けられることを特徴とし、かかる構成によれば、カプラをソレノイドハウジングの所定位置に位置決め配置することができるとともに、ソレノイドハウジング内でのコイル封止部の周方向変位を防止することができる。
【0014】
請求項7記載の発明は、上記請求項5記載の発明の構成に加えて、前記ソレノイドハウジングは、第3シール部材を弾発的に接触させる内径を有する閉塞端側の小径孔部と、小径孔部よりも大径に形成されるとともに前記コイル封止部の外周との間に環状間隙を形成する大径孔部を有して開口端側に向かうにつれて段階的に大径となるように形成されることを特徴とし、かかる構成によれば、モールド封止体のコイル封止部にソレノイドハウジングを被せる際に、第3シール部材がソレノイドハウジングの内面に接触摺動する範囲を極力小さくし、コイル封止部にソレノイドハウジングを被せる際に必要な力を小さくして組付け性を向上するとともに第3シール部材に損傷が生じることを極力回避することができる。
【0015】
さらに請求項8記載の発明は、上記請求項5記載の発明の構成に加えて、前記エンドプレートは、前記ボビンの開閉弁側端面に当接する円盤部と、該円盤部の外周に一端を連ならせて前記ボビンの一部を囲繞する円筒部と、該円筒部の他端から半径方向外方に張り出すとともに外周部が前記モールド封止体から突出する鍔部とを一体に備え、第2シール部材が、側面視では前記円盤部と少なくとも一部が重なる位置で弁座形成部の外周に装着されることを特徴とする。
【0016】
このような請求項8記載の発明の構成によれば、第2シール部材およびエンドプレート間の距離を協力小さく設定して、弁装置の軸方向長さを極力短縮することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を、添付図面に示す本発明の一実施例に基づいて説明する。
【0018】
図1において、この弁装置は、たとえばエンジンの排気系に供給される二次空気の流量を制御するためのものであり、開閉弁5と、該開閉弁5を開閉駆動するソレノイド6とで構成される。
【0019】
開閉弁5は、上流側接続管9および下流側接続管10を一体に備える弁ハウジング7と、上流側接続管9に通じて弁ハウジング7内に形成される弁室11に臨むとともに下流側接続管10に通じる弁孔12を中央部に開口させて弁ハウジング7内に固定配置される弁座13と、該弁座13に着座して弁孔12を閉鎖することを可能として弁室11に収納されるとともに前記弁孔12を開放する側にばね付勢される弁体14と、弁孔12を軸方向移動可能に貫通して弁体14に連設される弁軸15とを有する。
【0020】
弁ハウジング7は、有底筒状のハウジング主部8と、そのハウジング主部8の側面から側方に延びる前記上流側接続管9および下流側接続管10とを有して一体に型成形されて成り、上流側接続管9はハウジング主部8の閉塞端寄り側面に一体に連設され、下流側接続管10はハウジング主部8の軸方向中間部側面に一体に連設される。
【0021】
ハウジング主部8には、合成樹脂から成る弁座形成部17が挿入、固定されるものであり、この弁座形成部17は、上流側接続管9および下流側接続管10のハウジング主部8への連設部間でハウジング主部8に嵌合されるとともに外周にはハウジング主部8の内面に弾発接触する環状の第1シール部材19が装着される円盤状の第1仕切り壁17aと、前記下流側接続管10のハウジング主部8への連設部を第1仕切り壁17aとの間に挟む位置でハウジング主部8に嵌合されるとともに外周にはハウジング主部8の内面に弾発接触する環状の第2シール部材20が装着される円盤状の第2仕切り壁17bとが、相互間での流体の流通を許容するようにして周方向複数箇所に配置される複数の連結壁17cを介して連結されて成るものである。
【0022】
第1仕切り壁17aは、ハウジング主部8の閉塞端との間に弁室11を形成するものであり、この第1仕切り壁17aに、その中央部を貫通する弁孔12と、その弁孔12の弁室11側の開口端を囲む環状の弁座13とが設けられる。
【0023】
第1および第2仕切り壁17a,17b間には、弁孔12に常時通じる流体室21が形成され、この流体室21は下流側接続管10に連なる。
【0024】
一方、ハウジング主部8は、第1仕切り壁17aを嵌合せしめる第1孔部8aと、第1孔部8aよりも大径に形成されて第2仕切り壁17bを嵌合せしめる第2孔部8bとを有して開口端側に向かうにつれて段階的に大径となるように形成される。しかも第1および第2孔部8a,8b間には第1テーパ部8cが形成され、また第2孔部8bの開口端には第2テーパ部8dが形成されており、これらのテーパ部8c,8dにより弁座形成部17のハウジング主部8内への挿入操作が容易となる。
【0025】
第2仕切り壁17bの中央部には第1仕切り壁17a側に延びる円筒状のガイド筒23が一体に設けられており、該ガイド筒23は前記弁軸15をその軸方向移動を可能とするようにして囲繞する。
【0026】
弁体14は合成樹脂により円盤状に形成されるものであり、剛性材料から成るリング部材24が弁体14に埋封される。一方、弁軸15の先端部は弁孔12を同軸に貫通して弁室11内に突入するものであり、弁室11内で弁軸15の先端部は弁体14の中央部を貫通する。しかも弁体14の両側で弁軸15には、一対の金属製のシール受け部材25,26が、それらが内周に備える係合爪部25a,26aを弁軸15の外周に食い込ませるようにして固定され、両シール受け部材25,26および弁体14間に環状のシール部材27,28がそれぞれ介装される。
【0027】
一方のシール受け部材25および第2仕切り壁17b間には、弁軸15およびガイド筒23を囲繞するコイル状の戻しばね29が縮設され、この戻しばね29のばね力により、弁体14および弁軸15は、弁体14が弁座13から離座して弁孔12を開放する側に付勢されることになる。
【0028】
ソレノイド6は、前記開閉弁5の弁軸15に同軸に連設される可動コア32と、該可動コア32に同軸上で対向する固定コア33と、可動コア32および固定コア33を囲繞するボビン34にコイル35が巻装されて成るコイル組立体36と、前記コイル組立体36を覆う有底円筒状に形成されて前記固定コア33に磁気的に結合されるととも前記弁ハウジング7に結合される磁性金属製のソレノイドハウジング37と、該ソレノイドハウジング37の閉塞端との間に前記コイル組立体36を挟んで該ソレノイドハウジング37に磁気的に結合される磁性金属製のエンドプレート38とを有する。
【0029】
ボビン34には、可動コア32を摺動可能に嵌合せしめて円筒状に形成される非磁性材料製のガイドカラー39が挿入、固定され、固定コア33も可動コア32に対応するようにしてガイドカラー39内に挿入される。しかも固定コア33は有底円筒状であるソレノイドハウジング37の閉塞端中央部にかしめ結合される。
【0030】
またコイル35を覆う合成樹脂製のコイル封止部18がコイル組立体36にモールド結合されており、ソレノイドハウジング37の内周に弾発的に接触する環状の第3シール部材40が外周に装着されるコイル封止部18がソレノイドハウジング37に嵌合される。
【0031】
しかもコイル封止部18と、前記開閉弁5の弁座形成部17とは、モールド封止体16として一体に形成されるものであり、エンドプレート38は、該エンドプレート38の外周部を露出させてモールド封止体16に埋設される。
【0032】
モールド封止体16には、固定コア33から離反する側の可動コア32の移動端を規制すべく可動コア32に当接し得る規制面41が設けられる。
【0033】
ソレノイドハウジング37は、第3シール部材40を弾発的に接触させる内径を有する閉塞端側の小径孔部37aと、小径孔部37aよりも大径に形成されるとともに前記コイル封止部18の外周との間に環状間隙42を形成する大径孔部37bとを有して開口端側に向かうにつれて段階的に大径となるようにして、開閉弁5側を開放した有底円筒状に形成されるものであり、該ソレノイドハウジング37の開口端部には、弁ハウジング7側に向かうにつれて大径となるようにして内方側に凸に彎曲した彎曲部37cと、前記ハウジング主部8の開口端部および前記エンドプレート38の外周部を嵌合するようにして前記彎曲部37cの大径端に連なる嵌合筒部37dとが設けられる。
【0034】
一方、弁ハウジング7の開口端部外周にはソレノイド6とは反対側に臨む環状の段部43が設けられ、前記彎曲部37cとは反対側の嵌合筒部37dの端部が、前記彎曲部37cの大径端との間にハウジング主部8の開口端部およびエンドプレート38を挟むようにしてハウジング主部8の前記段部43にかしめ係合されることにより、ソレノイドハウジング37および弁ハウジング7が相互に結合される。
【0035】
コイル封止部18には、コイル35に連なる端子44…を臨ませたカプラ45が一体に設けられ、該カプラ45を外方に突出させる開口部46がソレノイドハウジング37の開口端側に設けられる。
【0036】
またエンドプレート38は、ボビン34の開閉弁5側端面に当接する円盤部38aと、該円盤部38aの外周に一端を連ならせて前記ボビン34の一部を囲繞する円筒部38bと、該円筒部38bの他端から半径方向外方に張り出すとともに外周部が前記モールド封止体16から突出する鍔部38cとを一体に備え、第2シール部材20が、側面視では前記円盤部38aと少なくとも一部が重なる位置で弁座形成部17の外周に装着される。
【0037】
次にこの実施例の作用について説明すると、開閉弁5の弁ハウジング7は、ハウジング主部8、上流側接続管9および下流側接続管10を有して一体に型成形されて成るものであるので、弁ハウジング7を1部材で構成するようにして部品点数の低減を図るとともに弁ハウジング7を組付ける手間を省いて組付工数を減少し、コスト低減に寄与することができる。しかも上流側接続管9および下流側接続管10を別部材に取付けるようにしたときには、取付け代が必要となるので弁ハウジング7の軸方向長さが比較的大きくなるとともに、取付け部のリーク対策が必要となるのであるが、ハウジング主部8に上流側接続管9および下流側接続管10が一体に連なるものであるので、取付け代を不要として弁ハウジング7を軸方向に小型化することができるとともにリーク対策が不要となる。
【0038】
また弁ハウジング7との間に弁室11を形成して弁ハウジング7に嵌合されるとともに弁孔12ならびに該弁孔12の前記弁室11側の開口端を囲む環状の弁座13が設けられる第1仕切り壁17aと、前記弁孔12に常時通じる流体室21を第1仕切り壁17aとの間に形成して弁ハウジング7に嵌合される第2仕切り壁17bとを一体に有する弁座形成部17に、ソレノイド6側のコイル35を覆ってコイル組立体36にモールド結合されるとともにソレノイドハウジング37に気密に嵌合されるコイル封止部18が一体に連設されて成る合成樹脂製のモールド封止体16に、エンドプレート38が、該エンドプレート38の外周部を露出させて埋設されている。
【0039】
したがって弁座13を形成する部材を別に設けることを不要として部品点数を低減しつつ、コイル組立体36、エンドプレート38および弁座13を一体的に小組みすることを可能として組付工数を減少し、コスト低減に寄与することができ、モールド封止体16の内部および外部間のシールを確実にすることができる。またコイル35を覆ってコイル組立体36にモールド結合されるコイル封止部18がソレノイドハウジング37に嵌合されるので、コイル35に連なる導線の振動による断線やショートが生じることを極力防止することができる。
【0040】
しかも弁ハウジング7およびソレノイドハウジング37をかしめ結合するので、ソレノイドハウジング37に対する弁ハウジング7の周方向相対位置を自由に選ぶことができ、上流側接続管9および下流側接続管10の設定位置の自由度を向上することができる。
【0041】
また弁ハウジング7の開口端部外周にソレノイド6とは反対側に臨む環状の段部43が設けられ、ソレノイドハウジング37の開口端部には、弁ハウジング7側に向かうにつれて大径となるようにして内方側に凸に彎曲した彎曲部37cと、前記ハウジング主部8の開口端部および前記エンドプレート38の外周部を嵌合するようにして前記彎曲部37cの大径端に連なる嵌合筒部37dとが設けられ、前記彎曲部37cとは反対側の嵌合筒部37dの端部が、前記彎曲部37cの大径端との間にハウジング主部8の開口端部およびエンドプレート38を挟むようにしてハウジング主部8の前記段部43にかしめ係合される。
【0042】
したがって切削加工等の面倒な加工をソレノイドハウジング37に施すことを不要としつつ、エンドプレート38およびハウジング主部8を係合せしめる段差部分をソレノイドハウジング37に容易に形成するようにして、低コスト化を図ることができる。
【0043】
また弁座形成部17が備える第1仕切り壁17aの外周には、ハウジング主部8の内面に弾発接触する環状の第1シール部材19が装着され、第2仕切り壁17bの外周にはハウジング主部8の内面に弾発接触する環状の第2シール部材20が装着されており、第1および第2シール部材19,20を予め装着して小組みした弁座形成部17を弁ハウジング7内に挿入、固定することで、上流側接続管9に連なる弁室11と、下流側接続管10に連なる流体室21とを相互のシール性および流体室21の外部とのシール性を維持しつつ弁ハウジング7内に形成することができ、組付け性を良好とすることができる。さらにコイル封止部18は、その外周に装着された環状の第3シール部材40を介してソレノイドハウジング37に嵌合されるものであり、ソレノイド6の軸方向長さを極力短縮しつつモールド封止体16の内部を外部との間でシールすることができる。
【0044】
しかもハウジング主部8は、第1仕切り壁17aを嵌合せしめる第1孔部8aと、第1孔部8aよりも大径に形成されて第2仕切り壁17bを嵌合せしめる第2孔部8bとを有して開口端側に向かうにつれて段階的に大径となるように形成されるので、弁座形成部17の弁ハウジング7への挿入時に、第1シール部材19が弁ハウジング7の内面に接触摺動する範囲を極力小さくし、弁座形成部17の弁ハウジング7への挿入に必要な力を小さくして組付け性を向上するとともに第1シール部材19に損傷が生じることを極力回避することができる。
【0045】
弁座形成部17は、第1および第2仕切り壁17a,17bの周方向複数箇所が、相互間での流体の流通を許容する連結壁17cを介して連結されて成るものであり、流体の流通抵抗が大きくなるのを回避しつつ第1および第2仕切り壁17a,17bの強度を維持することができる。
【0046】
また弁座形成部17の第2仕切り壁17bには、前記弁軸15の軸方向移動を可能とするようにして該弁軸15を同軸に囲繞する円筒状のガイド筒23が一体に設けられ、コイル35状の戻しばね29が、前記ガイド筒23および弁軸15を囲繞して第2仕切り壁17bおよび弁体14間に縮設されるので、戻しばね29をガイドするための専用の部材を不要とすることができる。
【0047】
ところでモールド封止体16のコイル封止部18には、コイル35に連なる端子44を臨ませたカプラ45が一体に設けられ、該カプラ45を外方に突出させる開口部46が前記ソレノイドハウジング37の開口端側に設けられているので、カプラ45をソレノイドハウジング37の所定位置に位置決め配置することができるとともに、ソレノイドハウジング37内でのコイル封止部18の周方向変位を防止することができる。
【0048】
またソレノイドハウジング37は、第3シール部材40を弾発的に接触させる内径を有する閉塞端側の小径孔部37aと、小径孔部37aよりも大径に形成されるとともに前記コイル封止部18の外周との間に環状間隙42を形成する大径孔部37bを有して開口端側に向かうにつれて段階的に大径となるように形成されるので、コイル封止部18にソレノイドハウジング37を被せる際に、第3シール部材40がソレノイドハウジング37の内面に接触摺動する範囲を極力小さくし、コイル封止部18にソレノイドハウジング37を被せるのに必要な力を小さくして組付け性を向上するとともに第3シール部材40に損傷が生じることを極力回避することができる。
【0049】
さらにエンドプレート38は、前記ボビン34の開閉弁5側端面に当接する円盤部38aと、該円盤部38aの外周に一端を連ならせて前記ボビン34の一部を囲繞する円筒部38bと、該円筒部38bの他端から半径方向外方に張り出すとともに外周部が前記モールド封止体16から突出する鍔部38cとを一体に備え、第2シール部材20が、側面視では前記円盤部38aと少なくとも一部が重なる位置で弁座形成部17の外周に装着されている。
【0050】
したがって第2シール部材20およびエンドプレート38間の距離を協力小さく設定して、弁装置の軸方向長さを極力短縮することができる。
【0051】
さらにボビン34には、可動コア32を摺動可能に嵌合せしめて円筒状に形成される非磁性材料製のガイドカラー39が挿入、固定されており、このガイドカラー39により可動コア32を安定してガイドすることができる。
【0052】
以上、本発明の実施例を説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計変更を行うことが可能である。
【0053】
【発明の効果】
以上のように請求項1の発明によれば、弁ハウジングを1部材で構成するようにして部品点数の低減を図るとともに弁ハウジングを組付ける手間を省いて組付工数を減少し、コスト低減に寄与することができる。またソレノイドハウジングに対する弁ハウジングの周方向相対位置を自由に選ぶことができ、上流側接続管および下流側接続管の設定位置の自由度を向上することができる。しかもハウジング主部に上流側接続管および下流側接続管が一体に連なるものであるので、両接続管の取付け代を不要として弁ハウジングを軸方向に小型化することができるとともにリーク対策が不要となる。また、第1および第2シール部材を予め装着して小組みした弁座形成部を弁ハウジング内に挿入、固定することで、上流側接続管に連なる弁室と、下流側接続管に連なる空気室とを両室相互のシール性および空気室の外部とのシール性を維持しつつ弁ハウジング内に形成することができ、組付け性を良好とすることができる。
【0054】
また請求項2の発明によれば、切削加工等の面倒な加工を不要としつつ、エンドプレートおよびハウジング主部を係合せしめる段差部分をソレノイドハウジングに容易に形成するようにして、低コスト化を図ることができる。
【0055】
請求項3の発明によれば、弁座形成部の弁ハウジングへの挿入に必要な力を小さくして組付け性を向上するとともに第1シール部材に損傷が生じることを極力回避することができる。
【0056】
請求項4の発明によれば、コイルに連なる導線の振動による断線やショートが生じることを極力防止することができる。
【0057】
請求項5の発明によれば、コイル組立体およびエンドプレートが結合されるモールド封止体を弁ハウジングに組付けるようにして組付け性を高めることを可能としつつ、モールド封止体の内部および外部間のシールを確実にすることができる。
【0058】
請求項6の発明によれば、カプラをソレノイドハウジングの所定位置に位置決め配置することができるとともに、ソレノイドハウジング内でのコイル封止部の周方向変位を防止することができる。
【0059】
請求項7の発明によれば、コイル封止部にソレノイドハウジングを被せる際に必要な力を小さくして組付け性を向上するとともに第3シール部材に損傷が生じることを極力回避することができる。
【0060】
さらに請求項8の発明によれば、第2シール部材およびエンドプレート間の距離を協力小さく設定して、弁装置の軸方向長さを極力短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 弁装置の縦断面図である。
【符号の説明】
5・・・・開閉弁
6・・・・ソレノイド
7・・・・弁ハウジング
8・・・・ハウジング主部
8a・・・第1孔部
8b・・・第2孔部
9・・・・上流側接続管
10・・・下流側接続管
11・・・弁室
12・・・弁孔
13・・・弁座
14・・・弁体
15・・・弁軸
16・・・モールド封止体
17・・・弁座形成部
17a・・第1仕切り壁
17b・・第2仕切り壁
18・・・コイル封止部
19・・・第1シール部材
20・・・第2シール部材
32・・・可動コア
33・・・固定コア
34・・・ボビン
35・・・コイル
36・・・コイル組立体
37・・・ソレノイドハウジング
37a・・小径孔部
37b・・大径孔部
37c・・彎曲部
37d・・嵌合筒部
38・・・エンドプレート
38a・・円盤部
38b・・円筒部
38c・・鍔部
40・・・第3シール部材
42・・・環状間隙
43・・・段部
44・・・端子
45・・・カプラ
46・・・開口部[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a valve device, and more particularly to an improvement in a valve device in which a valve body of an on-off valve spring-biased in a valve opening direction is driven in a valve closing direction by a solenoid.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, such a valve device is disclosed in, for example, Japanese Patent Application Laid-Open No. 2001-248433, and in this device, the valve device is used to control the flow rate of secondary air supplied to an exhaust system of an engine. Yes.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the valve device disclosed in the above publication, the valve housing of the on-off valve is formed by combining a valve case to which the downstream connection pipe is attached and a cover to which the upstream connection pipe is attached. Man-hours are relatively large, making it difficult to reduce costs.
[0004]
The present invention has been made in view of such circumstances, and an object of the present invention is to provide a valve device that can reduce the number of parts and the number of assembling steps and can reduce the cost.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the invention according to claim 1 is a valve housing in which an upstream connecting pipe and a downstream connecting pipe are provided in series, and a valve formed in the valve housing through the upstream connecting pipe. A valve seat that faces the chamber and communicates with the downstream connecting pipe at a central portion thereof, and is fixedly disposed in the valve housing, and the valve seat can be closed by being seated on the valve seat An on-off valve having a valve body housed in a chamber and spring-biased to open the valve hole, and a valve shaft penetrating the valve hole so as to be axially movable and connected to the valve body A movable core coaxially connected to the valve shaft, a fixed core coaxially facing the movable core, and a coil assembly in which a coil is wound around a movable core and a bobbin surrounding the fixed core; The fixed assembly is formed in a bottomed cylindrical shape covering the coil assembly. A magnetic metal solenoid housing coupled to the valve housing and a closed end of the solenoid housing with the coil assembly sandwiched between the solenoid housing and the solenoid housing. And a solenoid having an end plate made of magnetic metal, wherein the valve housing includes a bottomed cylindrical housing main portion and the upstream side extending laterally from a side surface of the housing main portion. It has a connecting pipe and a downstream connecting pipe and is integrally molded.AsThe housing main part and the open end of the solenoid housing are connected by caulking.An annular first seal that is fitted into the housing main portion between the connecting portion of the upstream connecting pipe and the downstream connecting tube connected to the housing main portion and elastically contacts the inner surface of the housing main portion on the outer periphery. A disc-shaped first partition wall on which a member is mounted and a housing main portion of the downstream connecting pipe connected to the housing main portion at a position sandwiched between the first partition wall and the outer periphery Includes a valve seat forming portion formed by connecting a disc-shaped second partition wall to which an annular second seal member that elastically contacts the inner surface of the housing main portion is connected at a plurality of locations in the circumferential direction. A valve hole penetrating through the central portion of the first partition wall, which is inserted and fixed to the closed end of the main portion of the housing and forms the valve chamber, and an opening end of the valve hole on the valve chamber side. A surrounding annular valve seat is providedIt is characterized by that.
[0006]
According to such a configuration of the first aspect of the present invention, the valve housing has a housing main portion, an upstream connection pipe, and a downstream connection pipe, and is integrally molded. As a single member, the number of parts can be reduced, and the labor for assembling the valve housing can be eliminated, the number of assembling steps can be reduced, and the cost can be reduced. In addition, since the valve housing and the solenoid housing are connected by caulking, the relative position in the circumferential direction of the valve housing with respect to the solenoid housing can be freely selected, and the degree of freedom of the setting positions of the upstream connection pipe and the downstream connection pipe can be improved. it can. In addition, when the upstream side connecting pipe and the downstream side connecting pipe are attached to different members, an installation allowance is required, so that the axial length of the valve housing becomes relatively large and a countermeasure against leakage of the mounting portion is required. However, since the upstream connecting pipe and the downstream connecting pipe are integrally connected to the main portion of the housing, the valve housing can be downsized in the axial direction without the need for an attachment, and the countermeasure against leakage is not required. .Also, by inserting and fixing a valve seat forming portion, which is pre-mounted with the first and second seal members, into the valve housing, the valve chamber connected to the upstream connection pipe and the air connected to the downstream connection pipe The chamber can be formed in the valve housing while maintaining the sealability between the two chambers and the outside of the air chamber, and the assemblability can be improved.
[0007]
According to a second aspect of the invention, in addition to the configuration of the first aspect of the invention, an annular stepped portion facing the opposite side of the solenoid is provided on the outer periphery of the opening end of the valve housing. The open end is fitted with a bent portion that is bent inward so as to increase in diameter toward the valve housing, and the open end of the housing main portion and the outer periphery of the end plate. Thus, a fitting cylinder portion connected to the large-diameter end of the bent portion is provided, and the end portion of the fitting cylinder portion opposite to the bent portion is between the large-diameter end of the bent portion and the housing. It is characterized by being caulked and engaged with the step portion of the main portion of the housing so as to sandwich the opening end portion of the main portion and the end plate.
[0008]
According to the configuration of the invention described in claim 2, the step portion for engaging the end plate and the housing main portion can be easily formed in the solenoid housing while eliminating troublesome processing such as cutting. Can reduce costs.
[0009]
Claim3The invention described is the above claim.1 or 2In addition to the configuration of the invention described above, the housing main portion is formed with a first hole portion into which the first partition wall is fitted, and a second hole formed with a larger diameter than the first hole portion and into which the second partition wall is fitted. And having a two-hole portion so that the diameter gradually increases toward the opening end side. According to such a configuration, when the valve seat forming portion is inserted into the valve housing, The range in which one seal member contacts and slides on the inner surface of the valve housing is made as small as possible, the force required for inserting the valve seat forming portion into the valve housing is reduced to improve assembly and damage to the first seal member Can be avoided as much as possible.
[0010]
Claim4The invention described is the above claim 1.To any of ~ 3In addition to the configuration of the invention described above, a coil sealing portion made of a synthetic resin that covers the coil and is mold-bonded to the coil assembly is fitted into the solenoid housing. It is possible to prevent the occurrence of disconnection or short-circuit due to the vibration of the conducting wire connected to the line as much as possible.
[0011]
Claim5The invention described is the above claim.1 to 3In addition to the configuration of the invention described above, an annular third seal that is molded and coupled to the coil assembly so as to cover the coil, is fitted into the solenoid housing, and elastically contacts the inner periphery of the solenoid housing. A synthetic resin mold sealing body in which a coil sealing portion on which a member is mounted on the outer periphery and the valve seat forming portion on which the first and second seal members are mounted on the outer periphery are integrally formed, The end plate is embedded with the outer peripheral portion of the end plate exposed.
[0012]
Such claims5According to the configuration of the invention, the mold sealing body to which the coil assembly and the end plate are coupled can be assembled to the valve housing to improve the assemblability, and the inside and outside of the mold sealing body. The seal between can be ensured.
[0013]
Claim6The invention described is the above claim.4Or5In addition to the configuration of the invention described above, the coil sealing portion is integrally provided with a coupler facing a terminal connected to the coil, and an opening for projecting the coupler outward is provided in the solenoid housing. According to this configuration, the coupler can be positioned and arranged at a predetermined position of the solenoid housing, and the circumferential displacement of the coil sealing portion in the solenoid housing can be prevented.
[0014]
Claim7The invention described is the above claim.5In addition to the configuration of the invention described above, the solenoid housing is formed with a small-diameter hole portion on the closed end side having an inner diameter for elastically contacting the third seal member, and a larger diameter than the small-diameter hole portion, and According to such a configuration, a large-diameter hole portion that forms an annular gap is formed between the outer periphery of the coil sealing portion and the diameter gradually increases toward the opening end side. For example, when the solenoid housing is put on the coil sealing portion of the mold sealing body, the range in which the third seal member contacts and slides on the inner surface of the solenoid housing is minimized, and the coil sealing portion is put on the solenoid housing. The required force can be reduced to improve the assemblability, and damage to the third seal member can be avoided as much as possible.
[0015]
Further claims8The invention described is the above claim.5In addition to the configuration of the invention described above, the end plate includes a disc portion that abuts on an end face of the bobbin on the on-off valve side, and a cylindrical portion that surrounds a part of the bobbin by connecting one end to the outer periphery of the disc portion. And a flange portion projecting radially outward from the other end of the cylindrical portion and having an outer peripheral portion protruding from the mold sealing body, wherein the second seal member is at least in contact with the disk portion in a side view. It is attached to the outer periphery of the valve seat forming portion at a position where a part thereof overlaps.
[0016]
Such claims8According to the configuration of the described invention, the distance between the second seal member and the end plate can be set to be small in cooperation, and the axial length of the valve device can be shortened as much as possible.
[0017]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of the present invention will be described below based on one embodiment of the present invention shown in the accompanying drawings.
[0018]
In FIG. 1, this valve device is for controlling the flow rate of secondary air supplied to the exhaust system of an engine, for example, and comprises an on-off
[0019]
The on-off
[0020]
The
[0021]
A valve
[0022]
The
[0023]
A
[0024]
On the other hand, the housing
[0025]
A
[0026]
The
[0027]
A coiled
[0028]
The
[0029]
A
[0030]
Further, a synthetic resin
[0031]
Moreover, the
[0032]
The
[0033]
The
[0034]
On the other hand, an
[0035]
The
[0036]
The end plate 38 includes a
[0037]
Next, the operation of this embodiment will be described. The
[0038]
A
[0039]
Therefore, it is not necessary to separately provide a member for forming the
[0040]
Moreover, since the
[0041]
Further, an
[0042]
Therefore, it is not necessary to perform troublesome machining such as cutting on the
[0043]
An annular
[0044]
Moreover, the housing
[0045]
The valve
[0046]
The
[0047]
Incidentally, the
[0048]
The
[0049]
Further, the end plate 38 includes a
[0050]
Therefore, the distance between the
[0051]
Furthermore, a
[0052]
Although the embodiments of the present invention have been described above, the present invention is not limited to the above-described embodiments, and various design changes can be made without departing from the present invention described in the claims. It is.
[0053]
【The invention's effect】
As described above, according to the first aspect of the present invention, the number of parts can be reduced by configuring the valve housing with a single member, and the labor for assembling the valve housing can be saved to reduce the number of assembling steps, thereby reducing the cost. Can contribute. Further, the relative position of the valve housing in the circumferential direction with respect to the solenoid housing can be freely selected, and the degree of freedom of the setting positions of the upstream connecting pipe and the downstream connecting pipe can be improved. Moreover, since the upstream connecting pipe and the downstream connecting pipe are integrally connected to the main portion of the housing, the valve housing can be downsized in the axial direction without the need to install both connecting pipes, and countermeasures against leakage are not required. Become.Also, by inserting and fixing a valve seat forming portion, which is pre-mounted with the first and second seal members, into the valve housing, the valve chamber connected to the upstream connection pipe and the air connected to the downstream connection pipe The chamber can be formed in the valve housing while maintaining the sealability between the two chambers and the outside of the air chamber, and the assemblability can be improved.
[0054]
Further, according to the invention of claim 2, the step of engaging the end plate and the main portion of the housing can be easily formed in the solenoid housing while eliminating troublesome processing such as cutting, thereby reducing the cost. Can be planned.
[0055]
Claim3According to this invention, it is possible to reduce the force required for inserting the valve seat forming portion into the valve housing to improve the assemblability and to avoid the occurrence of damage to the first seal member as much as possible.
[0056]
Claim4According to this invention, it is possible to prevent the occurrence of disconnection or short-circuit due to the vibration of the conductive wire connected to the coil as much as possible.
[0057]
Claim5According to the invention, the mold sealing body to which the coil assembly and the end plate are coupled can be assembled to the valve housing to improve the assemblability, and between the inside and the outside of the mold sealing body. The seal can be ensured.
[0058]
Claim6According to the invention, the coupler can be positioned and arranged at a predetermined position of the solenoid housing, and the circumferential displacement of the coil sealing portion in the solenoid housing can be prevented.
[0059]
Claim7According to the invention, it is possible to reduce the force required when the solenoid housing is put on the coil sealing portion to improve the assembling property and to prevent the third seal member from being damaged as much as possible.
[0060]
Further claims8According to the invention, the distance between the second seal member and the end plate can be set to be small in cooperation, and the axial length of the valve device can be shortened as much as possible.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a longitudinal sectional view of a valve device.
[Explanation of symbols]
5 ... Open / close valve
6 ... Solenoid
7. Valve housing
8 ... Main part of housing
8a ... 1st hole
8b ... 2nd hole
9 ... Upstream connection pipe
10 ... Downstream connection pipe
11 ... Valve chamber
12 ... Valve hole
13 ... Valve seat
14 ... Valve
15 ... Valve stem
16 ... Mold sealing body
17 ... Valve seat forming part
17a ... first partition wall
17b ... Second partition wall
18 ... Coil sealing part
19: First seal member
20: Second seal member
32 ... movable core
33 ... Fixed core
34 ... Bobbin
35 ... Coil
36 ... Coil assembly
37 ... Solenoid housing
37a ・ ・ Small hole
37b ... Large diameter hole
37c ・ ・ Folding part
37d ・ ・ Fitting cylinder
38 ... End plate
38a ... disc part
38b ・ ・ Cylindrical part
38c ...
40: Third seal member
42 ... annular gap
43 ... Step
44 ... Terminal
45 ... Coupler
46 ... opening
Claims (8)
前記弁軸(15)に同軸に連設される可動コア(32)と、該可動コア(32)に同軸上で対向する固定コア(33)と、可動コア(32)および固定コア(33)を囲繞するボビン(34)にコイル(35)が巻装されて成るコイル組立体(36)と、前記コイル組立体(36)を覆う有底円筒状に形成されて前記固定コア(33)に磁気的に結合されるととも前記弁ハウジング(7)に結合される磁性金属製のソレノイドハウジング(37)と、該ソレノイドハウジング(37)の閉塞端との間に前記コイル組立体(36)を挟んで該ソレノイドハウジング(37)に磁気的に結合される磁性金属製のエンドプレート(38)とを有するソレノイド(6)と;で構成される弁装置において、
前記弁ハウジング(7)は、有底筒状のハウジング主部(8)と、そのハウジング主部(8)の側面から側方に延びる前記上流側接続管(9)および下流側接続管(10)とを有して一体に型成形されて成ると共に、前記ハウジング主部(8)および前記ソレノイドハウジング(37)の開口端がかしめ結合され、
前記上流側接続管(9)および下流側接続管(10)の前記ハウジング主部(8)への連設部間でハウジング主部(8)に嵌合されるとともに外周にはハウジング主部(8)の内面に弾発接触する環状の第1シール部材(19)が装着される円盤状の第1仕切り壁(17a)と、前記下流側接続管(10)のハウジング主部(8)への連設部を第1仕切り壁(17a)との間に挟む位置でハウジング主部(8)に嵌合されるとともに外周にはハウジング主部(8)の内面に弾発接触する環状の第2シール部材(20)が装着される円盤状の第2仕切り壁(17b)とが周方向複数箇所で連結されて成る弁座形成部(17)が、前記ハウジング主部(8)に挿入、固定され、
ハウジング主部(8)の閉塞端との間に前記弁室(11)を形成する第1仕切り壁(17a)に、その中央部を貫通する弁孔(12)と、その弁孔(12)の前記弁室(11)側の開口端を囲む環状の弁座(13)とが設けられることを特徴とする弁装置。A valve housing (7) in which an upstream connecting pipe (9) and a downstream connecting pipe (10) are connected, and a valve chamber formed in the valve housing (7) through the upstream connecting pipe (9) A valve seat (13) facing the (11) and communicating with the downstream connecting pipe (10) at a central portion with the valve hole (12) being opened in the center, and the valve seat ( The valve body (14) is seated in 13) and can be closed in the valve hole (12) and is housed in the valve chamber (11) and spring-biased to open the valve hole (12). And an on-off valve (5) having a valve shaft (15) penetrating the valve hole (12) so as to be axially movable and connected to the valve body (14);
A movable core (32) coaxially connected to the valve shaft (15), a fixed core (33) coaxially opposed to the movable core (32), a movable core (32), and a fixed core (33) A coil assembly (36) in which a coil (35) is wound around a bobbin (34) that surrounds the coil assembly, and a bottomed cylindrical shape that covers the coil assembly (36) and is formed on the fixed core (33). The coil assembly (36) is disposed between a magnetic metal solenoid housing (37) which is magnetically coupled to the valve housing (7) and a closed end of the solenoid housing (37). A solenoid (6) having a magnetic metal end plate (38) sandwiched and magnetically coupled to the solenoid housing (37);
The valve housing (7) includes a bottomed cylindrical housing main part (8) and the upstream connection pipe (9) and the downstream connection pipe (10) extending laterally from the side surface of the housing main part (8). ) and formed by molding integrally with a Rutotomoni, open end of the housing main portion (8) and the solenoid housing (37) is caulked bond,
The upstream connecting pipe (9) and the downstream connecting pipe (10) are fitted to the housing main part (8) between the connecting parts to the housing main part (8), and the housing main part ( 8) To the disk-shaped first partition wall (17a) to which the annular first seal member (19) that elastically contacts the inner surface of 8) is mounted, and to the housing main part (8) of the downstream connection pipe (10). Is connected to the housing main portion (8) at a position sandwiching the continuous portion between the first partition wall (17a) and the outer periphery is elastically contacted with the inner surface of the housing main portion (8). A valve seat forming portion (17) formed by connecting a disc-shaped second partition wall (17b) to which two seal members (20) are mounted at a plurality of locations in the circumferential direction is inserted into the housing main portion (8); Fixed,
A first partition wall (17a) forming the valve chamber (11) between the closed end of the housing main portion (8), a valve hole (12) penetrating through the center thereof, and the valve hole (12) An annular valve seat (13) surrounding the open end of the valve chamber (11) side of the valve device is provided .
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