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JP4036330B2 - スプライスユニット - Google Patents

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JP4036330B2
JP4036330B2 JP2003008772A JP2003008772A JP4036330B2 JP 4036330 B2 JP4036330 B2 JP 4036330B2 JP 2003008772 A JP2003008772 A JP 2003008772A JP 2003008772 A JP2003008772 A JP 2003008772A JP 4036330 B2 JP4036330 B2 JP 4036330B2
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optical fiber
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fiber cord
unit
connector
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競 高木
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河村電器産業株式会社
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光配線盤やラック等にマウントして取り付けられ、光ファイバコードの接続部と余長を収納するためのスプライスユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のスプライスユニットは、矩形状の底板の左右両端縁に左右側板を立設し、前面、背面、上面を開放した箱状にユニット本体を形成し、左右側板に設けたマウント部によってラックにマウント可能にしている。ユニット本体の前面は光ファイバコード同士を接続するためのコネクタを設けたコネクタパネルがローレットネジにより着脱可能にされ、コネクタパネルの裏面側のコネクタ接続口に光ファイバコードを接続する場合はコネクタパネルをユニット本体から取り外して接続するようになっている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開平6−29675号公報(第1図)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このため、特許文献1のスプライスユニットは光ファイバコードを配線するたびにコネクタパネルを取り外さなければならないので作業性が悪く、取り外したコネクタパネルを載置するスペースとそこまでの光ファイバコードの余長を必要とし、コネクタパネルを取り外した際に光ファイバコードの自重によって負担がかかるので光ファイバコードを破損させる虞があった。
【0005】
そこで上記問題点に鑑み、本発明の目的は、コネクタパネルの裏側の配線や余長処理の作業性が良く、作業時に光ファイバコードに負担をかけることがないスプライスユニットを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、発明によれば、内部に光ファイバコードの余長を収納可能に箱状に形成したユニット本体を左右両側面に設けたマウント部によって光配線盤やラック等にマウント可能にし、ユニット本体の前面に光ファイバコード同士を接続するための多数のコネクタが設けられたコネクタパネルを有して成るスプライスユニットにおいて、コネクタパネルを両開閉式にユニット本体の前面側左右両端に開閉自在に蝶着し、コネクタパネルの下端を前方に張設して光ファイバコードを支持するための支持部を形成したことを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】
発明によれば、内部に光ファイバコードの余長を収納可能に箱状に形成したユニット本体を左右両側面に設けたマウント部によって光配線盤やラック等にマウント可能にし、ユニット本体の前面に光ファイバコード同士を接続するための多数のコネクタが設けられたコネクタパネルを有して成るスプライスユニットにおいて、コネクタパネルを両開閉式にユニット本体の前面側左右両端に開閉自在に蝶着したことにより、コネクタパネルの裏側の配線や余長処理の作業性が良く、作業時に光ファイバコードに負担をかけることがない。また、光ファイバの自重による負担がかからないようにして破損を防止することができる。
【0008】
【実施例】
本発明に係るスプライスユニットの実施例を図1〜図4の添付図面に基づいて説明する。
【0009】
スプライスユニット1は矩形状の底板2aと、左右側板2bと、背板2cとで前面と上面を開放した箱状にユニット本体2を形成し、上面は天板3がネジ4によって着脱可能になっている。ユニット本体2の底板2aは多数の通気用スリット5が形成され、軽量化も図っている。また、左右両側板2bの前端にマウント部6が突設され、光配線盤7や通信機器等を収納するためのラック等にマウントして取り付けることができるよう夫々のマウント部6は2個の挿通孔8が穿設され、この挿通孔8に前面側から固定ネジ9を挿通させて光配線盤7のマウントアングル10に螺着固定できる。
【0010】
また、ユニット本体2の左右両側板2bの前端にはヒンジ部11が設けられ、光ファイバコード(図示せず)同士を接続するための多数のコネクタ12が設けられた2枚のコネクタパネル13がヒンジ部11によってユニット本体2に蝶着され、両開閉式に開閉自在に取り付けられている。ヒンジ部11の構造は左右側板2bの上端を内側方向に折曲し、この折曲部と底板2aとの間に上下両端を折曲形成したコネクタパネル13に介在させ、左右側板2bの折曲部に上方から蝶番用ネジ14を螺着し、コネクタパネル13の上側折曲部に穿設したピン挿通孔15に蝶番用ネジ14の先端を挿通させるとともに、底板2aの下方から蝶番用ネジ14を螺着し、コネクタパネル13の下側折曲部に穿設したピン挿通孔15に蝶番用ネジ14の先端を挿通させて回動可能にすることによりヒンジ部11を構成している。
【0011】
コネクタパネル13の開放端にはラッチ16が設けられている。ラッチ16は押し操作するとコネクタパネル13の裏面に突出した先端の径が大きくなり、引き操作すると先端の径が小さくなる構造になっており、コネクタパネル13を閉塞するとユニット本体2の底板2aの前端中央に立設した係合片17の係合孔18にラッチ16の先端が挿通するため、その状態でラッチ16を押し操作すると先端の径が係合孔18より大きくなって係合してコネクタパネル13を固定することができる。また、コネクタパネル13を開放するにはラッチ16を引き操作して係合片17との係合を解除して行う。
【0012】
コネクタパネル13は下端が前方に張設され、光ファイバコードを支持するための支持部19が形成されている。これによってコネクタ12の前面側接続口に光ファイバコードを接続すると垂れ下がった部分が支持部19に支持されるので自重による負荷がかからず、破損を防止することができる。コネクタ12に接続した光ファイバコードは支持部19の端部に形成されたコード結束用スリット孔20に挿通して設けられた結束バンド21で結束され、外側に出線される。
【0013】
コネクタ12の背面側接続口に接続する光ファイバコードはユニット本体2の左右側板2bに切り欠き形成された配線導入部22からユニット本体2内へ導入される。この光ファイバコードをコネクタ12の背面側接続口に接続するにはコネクタパネル13のラッチ16のロックを解除してコネクタパネル13を開放した状態でユニット本体2の前面から行う。接続が完了したらコネクタパネル13を閉塞し、ラッチ16をロックしてコネクタパネル13を固定する。尚、配線の際に発生した余長はユニット本体2の底板2a上に丸めて収納しておく。配線導入部22の近傍にはコネクタパネル13の支持部19と同形状のコード結束用スリット孔23が形成され、結束バンド24を挿通させて光ファイバコードを結束して保持することができる。
【0014】
尚、本実施例においてユニット本体への光ファイバコードの導入は左右側板に形成した配線導入部から行ったが、例えば、図5〜図7に示すように底板32aの後端に配線導入孔52を穿設し、配線導入孔52からユニット本体32内へ光ケーブル(図示せず)を導入し、背板32cに設けたケーブルクランプ55とテンションメンバクランプ56によって光ケーブルを固定し、光ケーブルから光ファイバ心線(図示せず)を引き出し、背板52cに設けた融着トレイ57内で光ファイバコードと接続することによってユニット本体32に光ファイバコードを導入する等、スプライスユニットの構造について本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
【0015】
【発明の効果】
以上説明したように、発明によれば、内部に光ファイバコードの余長を収納可能に箱状に形成したユニット本体を左右両側面に設けたマウント部によって光配線盤やラック等にマウント可能にし、ユニット本体の前面に光ファイバコード同士を接続するための多数のコネクタが設けられたコネクタパネルを有して成るスプライスユニットにおいて、コネクタパネルを両開閉式にユニット本体の前面側左右両端に開閉自在に蝶着し、コネクタパネルの下端を前方に張設して光ファイバコードを支持するための支持部を形成したことにより、コネクタパネルの裏側の配線や余長処理をスプライスユニットの前面から行うことができるので作業性が良く、コネクタパネルは両開閉式なので開放した状態で前面側への突出量が少なく、作業スペースをより多く確保することができるし、作業時にコネクタパネルを開放してもユニット本体とコネクタパネルとの距離が短いので光ファイバコードに負担をかけることがない。また、支持部に光ファイバコードを支持できるので光ファイバコードを自重による負担がかからないようにして破損を防止することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るスプライスユニットの平面図である。
【図2】 本発明に係るスプライスユニットをラックに搭載し、扉を取り外した状態の正面図である。
【図3】 本発明に係るスプライスユニットの正面図である。
【図4】 本発明に係るスプライスユニットの右側面図である。
【図5】 本発明に係るスプライスユニットの変形実施例を示す平面図である。
【図6】 本発明に係るスプライスユニットの変形実施例を示す正面図である。
【図7】 本発明に係るスプライスユニットの変形実施例を示す右側面図である。
【符号の説明】
1…スプライスユニット
2…ユニット本体
2a…底板
2b…左右側板
2c…背板
3…天板
4…ネジ
5…通気用スリット
6…マウント部
7…光配線盤
8…挿通孔
9…固定ネジ
10…マウントアングル
11…ヒンジ部
12…コネクタ
13…コネクタパネル
14…蝶番用ネジ
15…ピン挿通孔
16…ラッチ
17…係合片
18…係合孔
19…支持部
20…コード結束用スリット孔
21…結束バンド
22…配線導入部
23…コード結束用スリット孔
24…結束バンド

Claims (1)

  1. 内部に光ファイバコードの余長を収納可能に箱状に形成したユニット本体を左右両側面に設けたマウント部によって光配線盤やラック等にマウント可能にし、前記ユニット本体の前面に光ファイバコード同士を接続するための多数のコネクタが設けられたコネクタパネルを有して成るスプライスユニットにおいて、前記コネクタパネルを両開閉式に前記ユニット本体の前面側左右両端に開閉自在に蝶着し、前記コネクタパネルの下端を前方に張設して光ファイバコードを支持するための支持部を形成したことを特徴とするスプライスユニット。
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