JP4034639B2 - ライニング層の解体除去工法及びこれに用いられる解体除去装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、構造物の壁面に施されたライニング層を解体・除去するための工法に関し、特に、煙突内壁面に施されたライニング層を解体・除去するための工法及びこの工法に用いられる解体除去装置に関するものである。
【0002】
一般に、30m〜200m程度の煙突では、例えば、鋼板製筒身(又はコンクリート製筒身)の内側(内面)に、ライニング層である耐火層を設けており、この耐火層は、耐火材(又はモルタル)を用いて、例えば、数cm〜数十cmの厚さに鋼板製筒身の内面全体にわたって形成される。鋼板製筒身の内面に耐火層を形成する際に当たっては、耐火層の付着補強のため、スタットボルト及び鉄筋と5〜10cm角程度の金網を用いて、耐火層を鋼板製筒身の内面に形成している。
【0003】
ところで、上述のような煙突を長期間にわたって使用とすると、熱などによって耐火層の損耗及び劣化が進行する結果、鋼板製筒身の内面に形成された耐火層を剥離(解体)して、新たに耐火層を鋼板製筒身の内面に形成する補修工事が必要となる。
【0004】
このような補修作業を行うに当たっては、例えば、煙突内部に作業用のゴンドラを配置するか又は煙突内部に足場を仮設して、補修工事を行うことになる。そして、作業者は、ブレーカー及び研磨装置等の補修機器を用いて、鋼板製筒身の内面に形成された耐火層を除去して、新たに耐火層を形成するようにしている。つまり、一旦耐火層を破砕等して除去した後、新たに耐火層を鋼板製筒身の内面に構築することになる。
【0005】
ところが、上述のような補修作業に当たっては、特に、耐火層の解体・除去に当たっては、煙突内部の狭い空間での作業であるので、破砕音及び研磨音等の騒音が激しいばかりでなく、振動も激しく、さらには、作業者は粉塵等を浴びることになって、極めて劣悪な環境下で作業を行わなければならない。また、耐火層の解体・除去の際に生じる騒音が煙突外部に伝わる結果、周辺地域に騒音レベルが極めて高くなってしまうこともある。
【0006】
耐火層等のライニング層の解体・除去の際に生じる上述のような不具合を防止するため、解体するライニング層の所定の位置に、所定径の円形穴を回転式ホルダーの先端に取り付けたコアビットによって、煙突筒身の鋼板面近傍まで、穿設した後、この穴径と同等以下の外径を有する破砕工具を回転又は静圧によって穴径を増大すべく、穴に挿入して、破砕工具に回転又は静圧を与えて、ライニング層を破砕するようにしている(特許文献1(第2ページ、第1図及び第4図)参照)。
【0007】
【特許文献1】
特開昭62−63769号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、特許文献1に記載された工法では、コアビットによって穴を穿設している結果、騒音が激減し、また、穴内の挿入破砕工具は穴内で拡大するので、伸びが小さく張力に対して脆弱なライニング材が穴中心から放射状に割れが伝搬して、周りの穴に割れが伝搬して、ライニング層が破砕されることになるが、特許文献1に記載された工法では、単に放射状に割れを発生させて、これによって、ライニング層を破砕しているものの、割れは、ライニング層の劣化の程度に応じて弱い部分に向かって多く発生する結果、割れの方向が不規則となって、ライニング層が破砕できない事態も生じる。
【0009】
さらには、前述のように、ライニング層(耐火層)の付着を強化するため、スタットボルト及び鉄筋等が用いられていると、特許文献1に記載された工法では、さらに割れの方向が定まらず、効果的にライニング層を破砕できないという課題がある。
【0010】
本発明の目的は、騒音等を低減して、しかも短時間で良好にライニング層を破砕することのできるライニング層の解体除去工法及びこの工法に用いられる解体除去装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、構造物の壁面に形成され縦筋のみが埋設されているライニング層を解体除去する際に用いられる工法であって、切断機を用いて、前記ライニング層を横方向に沿って切断して、切断線を形成し、この際に前記縦筋を切断する第1のステップと、コアドリルを用いて、前記切断線に直交する縦方向に所定の間隔でしかも前記第1の方向に100cm〜200cmの幅をもって第1の穴を形成することにより破砕すべきブロックを規定するとともに前記切断線上に沿って第2の穴を形成する第2のステップと、前記第1の穴に油圧破砕機を挿入して、10〜100トンの力にて加圧を行い前記第1の穴に横方向の力を作用させて前記縦方向に亀裂線を生じさせる第3のステップと、前記第2の穴に前記油圧破砕機を挿入して、10〜100トンの力にて加圧を行って剪断力によって前記ライニング層のうち前記規定されたブロックのライニング片を前記構造物から剥離させる第4のステップとを有することを特徴とするライニング層の解体除去工法が得られる。
また、本発明によれば、構造物の壁面に形成され縦筋及び横筋が埋設されているライニング層を解体除去する際に用いられる工法であって、切断機を用いて、前記ライニング層を横方向に沿って切断して、切断線を形成し、この際に前記縦筋を前記切断機により切断する第1のステップと、コアドリルを用いて、前記切断線に直交する縦方向に所定の間隔でしかも前記横方向に100cm〜200cmの幅をもって第1の穴を形成することにより破砕すべきブロックを規定するとともに前記切断線上に沿って第2の穴を形成し、さらに前記切断機又は前記コアドリルを用いて前記横筋を切断する第2のステップと、前記第1の穴に油圧破砕機を挿入して、10〜100トンの力にて加圧を行い前記第1の穴に横方向の力を作用させて前記縦方向に亀裂線を生じさせる第3のステップと、前記第2の穴に前記油圧破砕機を挿入して、10〜100トンの力にて加圧を行って剪断力によって前記ライニング層のうち前記規定されたブロックのライニング片を前記構造物から剥離させる第4のステップとを有することを特徴とするライニング層の解体除去工法が得られる。
【0012】
このようにして、切断機を用いてライニング層を所定の第1の方向に沿って切断して切断線を形成した後、コアドリルを用いて切断線に直交する第2の方向に所定の間隔でしかも第1の方向に所定の幅をもって第1の穴を形成するとともに切断線上に沿って第2の穴を形成して、第1の穴に油圧破砕機を挿入して加圧を行って第2の方向に亀裂線を生じさせた後、第2の穴に油圧破砕機を挿入して加圧を行って剪断力によってライニング層を煙突等の構造物から剥離させるようにすれば、騒音等を低減して、しかも短時間で良好にライニング層を破砕することができることになる。
【0015】
なお、前記構造物は、例えば、煙突であり、前記ライニング層は前記煙突の内壁面に形成された耐火層である。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。ここでは、ライニング層として、煙突の内壁面に形成された耐火層を解体・除去する例について説明するが、煙突に限らず、構造物の内壁面に形成されたライニング層も同様にして解体・除去することができる。
【0017】
まず、図1を参照して、構造物である煙突11は鋼板製筒身とこの鋼板製筒身の内面に形成されたライニング層である耐火壁を有している。つまり、煙突の内壁面には耐火層(図1には示さず)が形成されており、この耐火層を解体・除去(以下単に破砕という)を行う際には、作業者が乗るゴンドラ(工具支持体)21を煙突11の内部に降下できる状態に配置して(つまり、ゴンドラ21をつり下げる)、ゴンドラ21を降下させつつ、耐火層の解体・除去を行う。このゴンドラ21には、図1に示すように、そのフレーム(横方向に延びるフレーム)21aに滑車体21bを介して種々の工具がつり下げられている。
【0018】
図示の例では、カッター(切断機:電動カッター又はエアーカッター)22、電動コアドリル(以下単にコアドリルと呼ぶ)23、油圧破砕機24、及びカッター刃冷却用ホース(以下単にホースと呼ぶ)25がつり下げられており、これら工具は滑車体21bにセルフロックされる(以下滑車体をセルフロック体と呼ぶ)。そして、ゴンドラに乗った作業者は、上述の工具を用いて後述するようにして、耐火層の破砕を行う。
【0019】
ゴンドラ21上の作業者は、カッター22、コアドリル23、油圧破砕機24、又はホース25を使用する際には、各工具を持って手元に引けば、セルフロック体21bは自動的にロックを解除して、各工具を作業者が使用できる状態とする(つまり、作業者は各工具を手元に引き寄せることができる)。
【0020】
一方、使用を停止する際には、各工具を手前に引いた後、手を離せば、自動的に工具がセルフロック体21bに巻き取られて、工具がロックされる。
【0021】
前述のように、カッターとして電動カッター又はエアーカッターが用いられるが、これら電動カッターには、低騒音であり、例えば、粉塵を自動吸引する装置が備えられている。そして、粉塵自動吸引によって、粉塵の飛散を防止している。
【0022】
一方、エアーカッターも低騒音であり、高圧のエアーによって粉塵を吸引するようにして、粉塵の飛散を防止している。なお、電動カッターを用いた際には、その回転刃はホース25から水を噴霧して回転刃を冷却する必要がある。このため、セルフロック体21bでカッターを保持して、ホース25から水を回転刃に噴霧して回転刃を冷却する。
【0023】
ここで、図2を参照して、耐火層を破砕する際には、ゴンドラ21を煙突11の内部に降下させる。耐火層には、例えば、鉄筋及び金網等が付着補強材として用いられており、図2に示すように、作業者はカッター22を用いて、煙突の軸心に直交する方向(横方向:第1の方向)に、耐火層12の表面を外側に位置する鋼板製筒身13付近まで切断して、切断線31を形成する。
【0024】
続いて、図3に示すように、切断線31に沿って所定の間隔で、電動コアドリル23を用いて、鋼板製筒身13付近まで穴32を削孔する。この際、カッター又はコアドリルで横筋(煙突の軸方向に直交する方向に延びる鉄筋)を切断しておく。この例では、鉄筋が縦及び横に格子状に取り付けられており、そのうちの横筋を切断するが、別の例では鉄筋が縦筋のみ取り付けられる場合もある。
【0025】
さらに、縦方向(煙突の軸心の方向:第2の方向)に沿って所定の幅(横方向:例えば、100cm〜200cm)で所定の間隔(縦方向:例えば、50cm程度)をおいて、電動コアドリル23を用いて穴33を削孔して、図示のように、破砕すべきブロックを規定する。その後、このブロック毎にブロック内に電動コアドリル23を用いて適宜穴34を削孔する。
【0026】
次に、穴33に油圧破砕機24を挿入して、油圧によって10〜100トンの力で加圧する。これによって、穴33に横方向の力を作用させて、縦方向に走る亀裂35を生じさせる。その後、図4に示すように、穴32に油圧破砕機24を挿入して、油圧によって10〜100トンの力で加圧する(図4には、亀裂35は示されていない)。横方向には切断線31が形成されているから、楔の原理によって、図5に実線矢印で示す方向に力が作用することになる(なお、耐火層12には、図5に示すように、鉄筋(縦筋及び横筋)12a、溶接金網12bが埋め込まれている)。
【0027】
つまり、図6に示すように、亀裂35を形成した後、穴32に油圧破砕機24を挿入して、加圧すると、剪断力によって鋼板製筒身13の内壁面から破砕すべきブロック(ライニング片)が剥離することになる(図7には剥離後の状態を示す)。このようにして、ライニング片を剥離した後、穴34に油圧破砕機24を挿入して、ライニング片をさらに小片に破砕することになる。
【0028】
上述のようにして、鋼板製筒身13からライニング層12を破砕した後、新たなライニング層を鋼板製筒身13の内面に形成する。
【0029】
上述の例では、横方向(第1の方向)にのみ切断線を形成する場合について説明したが、カッターを用いて耐火層12を横方向に沿って切断して第1の切断線を形成するとともに、横方向に直交する縦方向に沿って切断して第2の切断線を形成して、ライニング層をブロックに区画した後、ブロックにコアドリルを用いて所定のピッチ(例えば、30〜100cmのピッチ)で、コアドリルを用いて、鋼板製筒身13付近まで穴を削孔する。
【0030】
そして、この削孔した穴に油圧破砕機を挿入して、10〜100トンの油圧力で加圧して、ブロック内において亀裂を生じさせて、耐火層12を鋼板製筒身13の内面から剥離させるようにしてもよい。
【0031】
このようにして、上述の例では、耐火層等のライニング層に低騒音及び粉塵吸引型の切断機でまず切断線を形成した後、この切断線を基準とするブロックにおいて、コアドリルを用いて穴を削孔した後、油圧破砕機を用いて剪断力によって耐火層を煙突の内壁面から剥離して解体除去するようにしたから、騒音等を低減して、しかも良好にライニング層を破砕することができることになる。
【0032】
さらに、切断機、コアドリル、及び油圧破砕機を使用しない際には、自動的にセルフロックされるようにしたから、作業者は安全に作業を行うことができることになる。
【0033】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明では、切断機を用いてライニング層を所定の第1の方向に沿って切断して切断線を形成した後、コアドリルを用いて切断線に直交する第2の方向に所定の間隔でしかも第1の方向に所定の幅をもって第1の穴を形成するとともに切断線上に沿って第2の穴を形成して、第1の穴に油圧破砕機を挿入して加圧を行って第2の方向に亀裂線を生じさせた後、第2の穴に油圧破砕機を挿入して加圧を行って剪断力によってライニング層を煙突等の構造物から剥離させるようにしたから、騒音等を低減して、しかも良好にライニング層を破砕することができるという効果がある。
【0034】
また、本発明では、切断機を用いてライニング層を所定の第1の方向に沿って切断して第1の切断線を形成するとともに、第1の方向に直交する第2の方向に沿って切断して第2の切断線を形成して、ライニング層をブロックに区画した後、ブロックにコアドリルを用いて所定のピッチで穴部を形成して、穴部に油圧破砕機を挿入して加圧を行ってブロックに亀裂を生じさせてライニング層を構造物から剥離させるようにしたから、騒音等を低減して、しかも良好にライニング層を破砕することができるという効果がある。
【0035】
本発明では、工具支持体に切断機、コアドリル、及び油圧破砕機を取り付けて、切断機、コアドリル、又は油圧破砕機を使用する際にのみ、切断機、コアドリル、又は油圧破砕機を作業者の手元に引き下ろし、不使用の際には、切断機、コアドリル、又は油圧破砕機を作業者から離して固定するようにしたから、作業者は安全に作業を行えるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるライニング層の解体除去工法に用いられるゴンドラの一例を示す斜視図である。
【図2】本発明によるライニング層の解体除去工法の一例においてカッターで切断線を入れる状態を示す斜視図である。
【図3】 本発明によるライニング層の解体除去工法の一例においてコアドリルで削孔する状態を示す斜視図である。
【図4】本発明によるライニング層の解体除去工法の一例において油圧破砕機を挿入した状態を示す斜視図である。
【図5】図4の断面を示す断面図である。
【図6】本発明によるライニング層の解体除去工法の一例において亀裂線が生じた状態を示す斜視図である。
【図7】本発明によるライニング層の解体除去工法の一例において耐火層の一部が剥離された状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
11 煙突
12 耐火層(ライニング層)
13 鋼板製筒身
21 ゴンドラ
22 カッター(切断機:電動カッター又はエアーカッター)
23 電動コアドリル
24 油圧破砕機
25 カッター刃冷却用ホース
31 切断線
32、33、34 穴
Claims (3)
- 構造物(11)の壁面に形成され縦筋のみが埋設されているライニング層(12)を解体除去する際に用いられる工法であって、
切断機を用いて、前記ライニング層を横方向に沿って切断して、切断線(31)を形成し、この際に前記縦筋を切断する第1のステップと、
コアドリルを用いて、前記切断線に直交する縦方向に所定の間隔でしかも前記横方向に100cm〜200cmの幅をもって第1の穴(33)を形成することにより破砕すべきブロックを規定するとともに前記切断線上に沿って第2の穴(32)を形成する第2のステップと、
前記第1の穴に油圧破砕機を挿入して、10〜100トンの力にて加圧を行い前記第1の穴に横方向の力を作用させて前記縦方向に亀裂線を生じさせる第3のステップと、
前記第2の穴に前記油圧破砕機を挿入して、10〜100トンの力にて加圧を行って剪断力によって前記ライニング層のうち前記規定されたブロックのライニング片を前記構造物から剥離させる第4のステップとを有することを特徴とするライニング層の解体除去工法。 - 構造物(11)の壁面に形成され縦筋及び横筋が埋設されているライニング層(12)を解体除去する際に用いられる工法であって、
切断機を用いて、前記ライニング層を横方向に沿って切断して、切断線(31)を形成し、この際に前記縦筋を前記切断機により切断する第1のステップと、
コアドリルを用いて、前記切断線に直交する縦方向に所定の間隔でしかも前記横方向に100cm〜200cmの幅をもって第1の穴(33)を形成することにより破砕すべきブロックを規定するとともに前記切断線上に沿って第2の穴(32)を形成し、さらに前記切断機又は前記コアドリルを用いて前記横筋を切断する第2のステップと、
前記第1の穴に油圧破砕機を挿入して、10〜100トンの力にて加圧を行い前記第1の穴に横方向の力を作用させて前記縦方向に亀裂線を生じさせる第3のステップと、
前記第2の穴に前記油圧破砕機を挿入して、10〜100トンの力にて加圧を行って剪断力によって前記ライニング層のうち前記規定されたブロックのライニング片を前記構造物から剥離させる第4のステップとを有することを特徴とするライニング層の解体除去工法。 - 前記構造物は煙突であり、前記ライニング層は前記煙突の内壁面に形成された耐火層であることを特徴とする請求項1又は2に記載のライニング層の解体除去工法。
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