JP4031919B2 - Seismic control and seismic reinforcement structure for existing buildings - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は既存建物の制震・耐震補強構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、頻繁に発生する地震により、多くの建物が被害を受けている。このような地震に対処するため、新築の建物は耐震性を配慮した設計がなされている。一方、既存の建物の多くは耐震性が劣るため、柱と梁との架構内に制震用ブレースまたは耐震用ブレースを設置すると同時に、柱または梁自身を補強する場合がある。
【0003】
図10は、コンクリート構造物構造物の制震・耐震補強構造22の一例を示したものであり、鋼板や繊維シートが巻かれた柱23と梁24で囲まれた架構内25に、制震用ブレース(または耐震用ブレース)26を備えた鉄骨枠体27が取り付けられている。この鉄骨枠体27は、スタッドボルト28と、柱23および梁24からのアンカー筋29とが間隙部30で重ね配筋され、ここにモルタル31が充填されて取り付けられている。また制震用ブレース26は、通常の耐震用ブレースに比べて、早期に地震エネルギーを吸収するため、周辺架構の小さな変形を鉄骨枠体27を介して伝達する必要がある。一方、アンカー筋29は径が細いので、周辺架構の小さな変形を伝達するには数多く設ける必要がある。
しかし、上記のアンカー筋29は、柱23および梁24の仕上げモルタルをはつった後に、ドリルで掘った穴へ挿入するため、数多くのアンカー筋を設けると騒音・振動・粉塵が発生して、日常業務を行いながら施工するのが困難であった。そのため夜間工事または一時的な移転が必要となり、工事費および工期が増加するという問題があった。またアンカー筋29は狭い間隔で連続的に多数取り付けられるため、この取付孔による断面欠損で柱23または梁24に巻いた鋼板32が切断された状態になって、柱23および梁24の耐震強度を高めることができないという問題があった。
【0004】
そこで、図11に示すように、既存の柱23および梁24の周囲にコンクリート構造物の躯体33を増設して耐力を高め、そこにアンカー筋29を後施工して、鉄骨枠体27を設置していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記の耐震構造は、柱の断面積が増大し、部屋の使い勝手が悪くなる他、鉄筋の組立、型枠の設置、コンクリートの打設という新たな作業が発生するため工期とコストがかかるという問題があった。
【0006】
本発明はこれらの問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、耐震補強と同時に柱または梁の補強ができる既存建物の制震・耐震補強構造を提供することである。
【0007】
以上の課題を解決するための既存建物の制震・耐震補強構造は、コンクリート構造物の柱と梁のうちの少なくとも一方に補強部材が巻き付けられ、これらの柱と梁とで囲まれた架構内に鉄骨枠体が設置され、該鉄骨枠体と、柱および梁との間に形成された間隙部には、鉄骨枠体側から突出されたスタッドボルトと、柱および梁側から突出された接続用コッターとが重ね配置されてモルタルが充填され、該接続用コッターは、アンカー筋よりも大径な鋼管またはプレキャストコンクリートの円柱体であり、回転式のコアドリルで掘った、深さが柱筋および梁筋の手前までしかない孔に接着剤で固定されたことを特徴とする。またスタッドボルトと接続用コッターとの重ね部には、補強筋が配筋されたことを含む。また鉄骨枠体には制震用ダンパー、制震用ブレース、耐震用鋼板、耐震用ブレースのいずれかが設けられたことを含む。また接続用コッターには外周に鍔が設けられたことを含むものである。
【0008】
架構内の補強と同時に柱または梁の補強ができるので、既存梁に補強用のコンクリート構造物躯体を増設する必要がない。既存柱と補強部材との間にモルタルと、鉄骨枠体と、柱および梁との間隙部のモルタルとが同時に充填できる。制震用ダンパーまたは制震用ブレースは、早期に地震エネルギーを吸収するため、通常の耐震用ブレースに比べて、小さい変形でも周辺の架構と一体に挙動することが求められる。また接続用コッターはあと施工アンカーより剛性、耐力が大きいので、制震用ダンパーまたは制震用ブレースの取り付けに適しており、アンカー筋より施工本数が少なくなる。接続用コッターは回転式のコアドリルで掘った溝に挿入されるため、振動・騒音・粉塵の発生が少なく、日常業務の停止や、移転をせずに、居ながらの制震・耐震補強構造の施工が可能となる。接続用コッターは、その先端が柱筋または梁筋の手前までしか挿入されないことにより、鉄筋を傷めず、安全かつ短時間で取り付けられる。接続用コッターである鋼管またはプレキャストコンクリート柱体は、アンカー筋より大径で、1本あたりの剛性・耐力が増すため、仕上げモルタルをはつらなくても十分な補強効果を得ることができる。スタッドボルトと接続用コッターとの重ね部に配筋された補強筋により、間隙部に充填されたモルタルを補強することができる。接続用コッターにより、鉄骨枠体が周囲のコンクリート構造物の躯体へ剛強に接合されるため、制震用ダンパーまたは制震用ブレースには様々な特性をもつダンパーが使用できる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の既存建物の制震・耐震補強構造の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1は第1の実施の形態の既存建物の制震・耐震補強構造1であり、鉄筋コンクリート構造物または鉄骨鉄筋コンクリート構造物における柱2に、補強部材である鋼板4(または繊維シート)が巻き付けられて補強され、該柱2と梁3とで囲まれた架構内に鉄骨枠体5が設置されて構成されている。
【0010】
この鉄骨枠体5の内側には低降伏点鋼の制震用ブレース6、またはオイルダンパーなどの制震用ダンパー、耐震用鋼板、耐震用ブレース(いずれも図示せず)が設置されている。また鉄骨枠体5と、柱2および梁3との間に形成された間隙部7には、鉄骨枠体5から突出したスタッドボルト8と、柱2および梁3から突出した接続用コッター9とが重ね配置されている。また、このスタッドボルト8と接続用コッター9との重ね部には、補強筋10であるスパイラル筋が配筋されて、間隙部7に充填されたモルタル11を補強している。
【0011】
接続用コッター9は鋼管、またはプレキャストコンクリートの円柱体であり、回転式のコアドリルで柱2および梁3に掘った孔12へ挿入されて接着剤13で固定され、外周に設けた鍔9aが鋼板4に溶接されて鋼管の接合をより高めている。また鋼管に鍔9aを設けない場合は接着剤13のみで固定される。前記孔12は深さが柱筋14または梁筋15の手前までしかないため、この鉄筋14、15を傷付けず、かつ騒音・振動・粉塵を発生させずに形成することができる。また鋼管などの接続用コッター9はアンカー筋よりも大径で、1本あたりの剛性および耐力が大きいので、仕上げモルタル16をはつらず、かつアンカー筋よりも少ない本数で十分な補強効果を得ることができる。また鋼板4に開けられる取付孔も少ないため、断面欠損が小さくなる。したがって、地震による面内方向および直交方向の力にも有効に対応することができる。
【0012】
図4は、間隙部7に配筋された他の補強筋10を示したものであり、(1)は4本の軸筋17の周りにスパイラル筋(または閉鎖型鉄筋)18を配筋したものである。一方、同図の(2)は、接続用コッター9の両側に配筋した軸筋17間にはしご筋19を配筋したものである。これらは鉄骨枠体5の大きさや間隙部7の幅によって使い分けるが、いずれもモルタル11を十分に補強して、鉄骨枠体5と、柱2および梁3との一体性を強化する。
【0013】
また図5および6は、第2の実施の形態の既存建物の制震・耐震補強構造20を示し、梁3のみに鋼板(または繊維シート)4を巻き付けたものであり、これ以外は実施の形態の既存建物の制震・耐震補強構造1と同じ構成である。よって柱2と梁3とで囲まれた架構内を鉄骨枠体5で補強すると同時に、梁3も補強することができる。
【0014】
また図7は、第3の実施の形態の既存建物の制震・耐震補強構造20aを示し、柱2と梁3との双方に鋼板(または繊維シート)4を巻き付け、この柱2と梁3とで囲まれた架構内に鉄骨枠体5を設置したものであり、これ以外は実施の形態の既存建物の制震・耐震補強構造1と同じ構成である。よって柱2と梁3とで囲まれた架構内を鉄骨枠体5で補強すると同時に、柱2および梁3をも補強することができる。したがって、地震による面内方向および直交方向の力にも有効に対応することができる。
【0015】
また図8および9は、第4の実施の形態の既存建物の制震・耐震補強構造21を示したものである。このうち(1)は、補強部材である鋼板4が巻かれた柱2と、梁3とで囲まれた架構内に構築された耐震壁21aが、連結筋付きの接続用コッター9で柱2と梁3とに一体接合されたものである。一方、同図の(2)は柱2と、補強部材である鋼板4が巻かれた梁3とで囲まれた架構内に構築された耐震壁21aが、連結筋付きの接続用コッター9で柱2と梁3に一体接合されたものである。これらは、いずれも振動・騒音・粉塵の発生を少なくし、日常業務の停止や、移転をせずに構築することができる。
【0016】
また、上記の制震・耐震補強構造1の他に、上記の架構内、すなわち柱2と梁3のうちの少なくとも一方に鋼板(または繊維シート)4が巻き付けられて形成された架構内に、低降伏点鋼等の変位依存型ダンパーを備えた鉄骨枠体5を設置し、その他の架構内(柱2と梁3のうちの少なくとも一方に鋼板4などが巻き付けられて形成された)にはオイルダンパー等の速度依存型ダンパーを備えた鉄骨枠体5を設置した制震・耐震補強構造を構築することもできる。また、前記鉄骨枠体5と、柱2および梁3との間に形成された間隙部7には、前記と同様に、鉄骨枠体5側から突出されたスタッドボルト8と、柱2および梁3側から突出された接続用コッター9とが重ね配置され、かつモルタル11が充填されている。このようにタイプの異なるダンパーを一つの構造物に併存すると、地震によるどのような力にも対応することができるようになる。
【0017】
【発明の効果】
既存柱または梁の鉄筋コンクリート躯体を増設することなく架構の補強と同時に、柱および梁の補強ができる。
【0018】
既存柱と補強部材との間にモルタルと、鉄骨枠体と、柱および梁との間隙部のモルタルとが同時に充填できる。
【0019】
接続用コッターは回転式のコアドリルで掘った溝に挿入されるため、振動・騒音・粉塵の発生が少なく、日常業務の停止や、移転をせずに、居ながらの制震・耐震補強構造の施工が可能となる。
【0020】
接続用コッターは、その先端が柱筋または梁筋の手前までしか挿入されないため、鉄筋を傷めることなく、安全かつ短時間で取り付けられる。
【0021】
接続用コッターである鋼管またはプレキャストコンクリート柱体は、アンカー筋より大径で、1本あたりの剛性・耐力が増すため、仕上げモルタルをはつらなくても十分な補強効果を得ることができる。
【0022】
スタッドボルトと接続用コッターとの重ね部に配筋された補強筋により、間隙部に充填されたモルタルを補強することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態の既存建物の制震・耐震補強構造の断面図である。
【図2】(1)は図1のA−A線断面図、(2)は鋼管の断面図である。
【図3】(1)は図1のB−B線断面図、(2)は(1)のC−C線断面図である。
【図4】(1)および(2)は他の補強筋を配筋した間隙部の断面図である。
【図5】第2の実施の形態の既存建物の制震・耐震補強構造の断面図である。
【図6】(1)は図5のD−D線断面図、(2)は同図のE−E線断面図である。
【図7】(1)および(2)は第3の実施の形態の既存建物の制震・耐震補強構造の断面図である。
【図8】(1)および(2)は第4の実施の形態の既存建物の制震・耐震補強構造の断面図である。
【図9】(1)および(2)は第4の実施の形態の既存建物の制震・耐震補強構造の断面図である。
【図10】従来の既存建物の制震・耐震補強構造の断面図である。
【図11】(1)および(2)は、従来の既存建物の制震・耐震補強構造の断面図である。
【符号の説明】
1、20、21、22 制震・耐震補強構造
2、23 柱
3、24 梁
4、32 鋼板
5、27 鉄骨枠体
6、26 制震用ブレース
7、30 間隙部
8、28 スタッドボルト
9 接続用コッター
9a 鍔
10 補強筋
11、31 モルタル
12 孔
13 接着剤
14 柱筋
15 梁筋
16 仕上げモルタル
17 軸筋
18 スパイラル筋
19 はしご筋
22a 耐震壁
25 架構内
29 アンカー筋
33 コンクリート構造物の躯体[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a seismic control / seismic reinforcement structure for an existing building.
[0002]
[Prior art]
In recent years, many buildings have been damaged by frequent earthquakes. In order to cope with such an earthquake, the new building is designed with consideration for earthquake resistance. On the other hand, since many existing buildings are inferior in earthquake resistance, there is a case where a column or beam itself is reinforced at the same time that a vibration-control brace or an earthquake-resistant brace is installed in a frame between the column and the beam.
[0003]
FIG. 10 shows an example of a seismic control and
However, since the
[0004]
Therefore, as shown in FIG. 11, a
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
However, the above earthquake-resistant structure increases the cross-sectional area of the column and makes the room unusable, and requires new work such as rebar assembly, formwork installation, and concrete placement, which requires construction time and cost. There was a problem.
[0006]
The present invention has been made in view of these problems, and an object of the present invention is to provide a seismic / seismic reinforcement structure for an existing building that can reinforce a column or a beam simultaneously with the seismic reinforcement.
[0007]
In order to solve the above-mentioned problems, the existing building's seismic / seismic reinforcement structure is a structure in which a reinforcing member is wrapped around at least one of the pillars and beams of the concrete structure and is surrounded by these pillars and beams. A steel frame is installed in the gap between the steel frame and the pillars and beams, stud bolts projecting from the steel frame side, and connections projecting from the columns and beams cotter and is disposed overlapping mortar is filled, the connection cotter has a cylindrical body of large diameter steel pipe or precast concrete than anchors, it dug in core drill rotary, depth pillars muscle and It is characterized by being fixed with an adhesive in a hole only up to the front of the beam. Further, it is included that reinforcing bars are arranged in the overlapping portion of the stud bolt and the connecting cotter. In addition, it is included that the steel frame body is provided with any one of the damping damper, the damping brace, the earthquake-resistant steel plate, and the earthquake-resistant brace. The connecting cotter includes a hook provided on the outer periphery.
[0008]
Since columns or beams can be reinforced at the same time as reinforcement in the frame, there is no need to add a reinforcing concrete structure frame to the existing beams. The mortar, the steel frame, and the mortar in the gap between the column and the beam can be filled simultaneously between the existing column and the reinforcing member. Since the damping damper or the damping brace absorbs the earthquake energy at an early stage, it is required that the damping damper or the damping brace behave integrally with the surrounding frame even with a small deformation as compared with a normal earthquake resistant brace. Also, the connecting cotter is more rigid and proof than the post-installed anchor, so it is suitable for mounting damping dampers or damping braces, and the number of constructions is less than anchor bars. Because the connecting cotter is inserted into a groove dug by a rotary core drill, there is little generation of vibration, noise, and dust. Construction is possible. The connecting cotter can be attached safely and in a short time without damaging the reinforcing bars because the tip of the connecting cotter is inserted only to the front of the column bars or beam bars. Since the steel pipe or precast concrete column which is a connecting cotter has a diameter larger than that of the anchor bar, and the rigidity and proof stress per one increases, a sufficient reinforcing effect can be obtained without attaching a finishing mortar. The mortar filled in the gap can be reinforced by the reinforcing bars arranged in the overlapping portion of the stud bolt and the connecting cotter. Since the steel frame is rigidly joined to the surrounding concrete structure by the connecting cotter, dampers having various characteristics can be used for the damping damper or the damping brace.
[0009]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
DETAILED DESCRIPTION OF THE PREFERRED EMBODIMENTS Embodiments of the existing building seismic control / seismic reinforcement structure of the present invention will be described below in detail with reference to the drawings. FIG. 1 shows a seismic /
[0010]
Inside the
[0011]
The connecting
[0012]
FIG. 4 shows another reinforcing
[0013]
5 and 6 show the seismic control /
[0014]
FIG. 7 shows a vibration control /
[0015]
8 and 9 show a vibration control /
[0016]
In addition to the above-described seismic damping /
[0017]
【The invention's effect】
Columns and beams can be reinforced at the same time as reinforcing the frame without adding reinforced concrete frames for existing columns or beams.
[0018]
The mortar, the steel frame, and the mortar in the gap between the column and the beam can be filled simultaneously between the existing column and the reinforcing member.
[0019]
Because the connecting cotter is inserted into a groove dug by a rotary core drill, there is little generation of vibration, noise, and dust. Construction is possible.
[0020]
Since the tip of the connecting cotter is inserted only up to the front of the column or beam, it can be attached safely and in a short time without damaging the reinforcing bars.
[0021]
Since the steel pipe or precast concrete column which is a connecting cotter has a diameter larger than that of the anchor bar, and the rigidity and proof stress per one increases, a sufficient reinforcing effect can be obtained without attaching a finishing mortar.
[0022]
The mortar filled in the gap can be reinforced by the reinforcing bars arranged in the overlapping portion of the stud bolt and the connecting cotter.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a cross-sectional view of a vibration control / seismic reinforcement structure for an existing building according to a first embodiment.
2 is a cross-sectional view taken along line AA in FIG. 1, and (2) is a cross-sectional view of a steel pipe.
3 is a cross-sectional view taken along line BB in FIG. 1, and (2) is a cross-sectional view taken along line CC in (1).
FIGS. 4A and 4B are cross-sectional views of a gap portion in which other reinforcing bars are arranged.
FIG. 5 is a cross-sectional view of a vibration control / seismic reinforcement structure for an existing building according to a second embodiment.
6 is a cross-sectional view taken along line DD of FIG. 5, and (2) is a cross-sectional view taken along line EE of FIG.
FIGS. 7A and 7B are cross-sectional views of an existing building anti-seismic and earthquake-proof reinforcement structure according to a third embodiment. FIGS.
FIGS. 8A and 8B are cross-sectional views of a seismic control and seismic reinforcement structure for an existing building according to a fourth embodiment.
FIGS. 9A and 9B are cross-sectional views of a seismic control and seismic reinforcement structure for an existing building according to a fourth embodiment. FIGS.
FIG. 10 is a cross-sectional view of a conventional vibration control / seismic reinforcement structure of an existing building.
FIGS. 11A and 11B are cross-sectional views of a conventional vibration control / seismic reinforcement structure of an existing building.
[Explanation of symbols]
1, 20, 21, 22 Damping and
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