JP4031743B2 - 駐車場制御装置、携帯型通信端末、駐車場制御方法およびプログラム - Google Patents
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Description
あっても車両を出庫させることができる。しかしながら、利用者は常にリモートコントローラを所持してなければならず、さらにリモートコントローラを忘れたり紛失すると車両を出入庫できなくなる。
ここで、前記の通信プログラムは、利用者が予め登録された駐車場利用者であることの認証を経て外部から取得し、利用者の携帯型通信端末にインストールされたものである。
また、駐車場制御装置は、利用者データベースに登録されている利用者へお知らせ情報を送出する処理を行うお知らせ情報処理部と、お知らせ情報を格納するお知らせ情報データベースとを有することができる。
また、駐車場制御方法では、入出庫要求は、利用者の携帯型通信端末にインストールされた駐車場制御装置との通信プログラムの実行により携帯型通信端末から送出されることができる。
また、プログラムは、駐車場のゲートの開閉制御を行う処理の後、利用者が駐車場における車両の入出庫の状態を利用者データベースに記録する処理と、お知らせ情報があるか否かを判断する処理では、入出庫の状態に基づいて判断する処理をすることができる。
さらに、本発明によれば、駐車場への入出庫の際に、駐車場に関連する情報をタイムリーに利用者に提供でき、高い利便性を提供することができる。
図1は、本実施の形態1における駐車場を管理するシステムを説明する図である。
図1に示すシステムにおいては、機械式駐車場(立体駐車場)1を制御する駐車場制御装置(機械制御装置)10と、駐車場の管理者が利用する管理サーバ20と、利用者が所持する携帯型通信端末30とが、ネットワークを介して互いに接続可能とされている。また、駐車場制御装置10と携帯型通信端末30とは赤外線を介して接続可能とされている。なお、図1に示す機械式駐車場1では、駐車を希望する車両はシャッター式のゲート2を通ってパレット3上に載せられて機械式駐車場1内に格納可能とされており、例えば利用者の車両40を格納することができる。
図2に示す駐車場制御装置10は、インターネット等のネットワークを介して外部と送受信を行う送受信部11と、赤外線を用いて携帯型通信端末30と送受信を行うことが可能な赤外線通信部(通信部、近距離通信部)12と、機械式駐車場1のゲート2やパレット3の動き等を制御する駐車場制御部(制御部)13と、利用者を識別する処理を行う利用者情報処理部14と、利用者に通知するお知らせ情報を処理するお知らせ情報処理部15と、利用者IDなどの情報を格納する利用者データベース(以下、DBと称する)16と、お知らせ情報を格納するお知らせ情報DB17を備えて構成されている。
図3に示す携帯型通信端末30は、例えば携帯電話無線機やPDA(Personal Digital
Assistance)等であり、無線を用いて外部と送受信を行う送受信部31と、赤外線を用
いて駐車場制御装置10と送受信を行うことが可能な赤外線通信部(通信部、近距離通信部)32と、利用者からの入力を受付ける入力部33と、液晶画面等で構成されて利用者
にデータを表示する表示部34と、CPU等で構成されてデータ処理を制御する制御部35と、メモリ等で構成されてデータを格納するデータ格納部36とを備えて構成されている。
なお、図1に示す管理サーバ20は、CPU等の演算処理部、メモリ等の記憶部、ネットワークを介して外部と送受信を行う送受信部等を備えた一般的なサーバ装置である。この管理サーバ20は、同じ駐車場管理者(管理会社、管理組織)が複数の機械式駐車場1を管理する場合、1台の管理サーバ20で複数の機械式駐車場1の管理に用いることもでき、また複数の駐車場管理者がそれぞれ異なる機械式駐車場1を管理するに際し、1台の管理サーバ20を共用して使用することもできる。
まず、携帯型通信端末30は、管理者から通知された所定の通信プログラムのダウンロード先へネットワークを介してアクセスし、通信プログラムのダウンロード要求を送受信部31から送出する(ステップS301)。ここで、ダウンロード先は管理サーバ20であり、例えばインターネット上のURL等を指定することにより設定することができる。
ただし、駐車場管理者が利用者にのみ、ダウンロード先のURL(Uniform Resource L
ocators)を教え、最終的には駐車場制御装置10で利用者ID等をチェックすることか
ら、場合によっては、上記の処理のうち、利用者IDを確認するステップ(ステップS202、S203、S204、S302、S303)を省略することも可能である。
図6は、図1および図2に示す駐車場制御装置10と、図1および図3に示す携帯型通信端末30における処理の流れを説明するフロー図である。
まず、携帯型通信端末30は、駐車場制御装置10の赤外線通信部12と携帯型通信端末30の赤外線通信部32とが赤外線を用いて通信可能なエリア内にあるとき、より具体的には、例えば車両40が機械式駐車場1のゲート2の前に位置した際、またはゲート2の近く例えばゲート2から半径10m以内の位置へ移動した際、利用者の操作入力に基づいてデータ格納部36に格納されている通信プログラムを起動する(ステップS310)。なお、通信プログラムは、携帯型通信端末30の電源が入っている状態では常に起動させた状態としておくこともでき、そのようなケースでは、所定の操作入力がなされたときに、既に起動されている通信プログラムに基づく操作画面を呼び出す。
制御部35による通信プログラムの実行に基づき、携帯型通信端末30は利用者IDを赤外線通信部32により駐車場制御装置10へ送出する(ステップS311)。なお携帯型通信端末30は管理サーバ20から通信プログラムを取得した際に利用者により入力された利用者IDを保持することにより、利用者はステップS311において再度利用者IDを入力しなくてもよいものとなっている。ただし、利用者IDは通信プログラムの実行毎に利用者が入力部33を介して入力するものであってもよい。
車場1のゲート2を開け、空車状態のパレット3を車両40が入庫できるようにゲート2に対向する位置に移動させる処理である。そして駐車場制御装置10が車両40がパレット3上に入庫したことを確認し、利用者の携帯型通信端末30の操作入力によりゲート2を閉じる要求がなされると、ゲート2を閉じて車両40を機械式駐車場1へ格納する。なお、ステップS105において正規な利用者ではないと判断した場合、駐車場制御装置10は再びステップS101の処理を開始する。
しかも、携帯型通信端末30では、予めダウンロードされ、インストールされた駐車場入出庫専用の通信プログラムにより、赤外線を用いて入出庫を行うことができる。もちろん、このような通信プログラムおよび赤外線を用いず、入出庫の際にネットワークを介して駐車場制御装置10あるいは管理サーバ20にアクセスし、上記と同様のやり取りを行うことも可能であり、赤外線通信部12、32を備えなくても良いという利点があるが、
ネットワークを介したアクセスに通信費がかかるという問題がある。これに対し、上記の如く、赤外線を用いて直接通信を行えば、通信費も掛からず、低コストで上記効果を享受することができる。しかも、ネットワークを介してアクセスする場合、必ずしも機械式駐車場1の近くにいなくても、入出庫操作ができてしまうことになる。このため、誤操作や、あるいは機械式駐車場1に到達する前に早くゲート2を開きたいがために故意に遠方から操作を行った場合、他の利用者が機械式駐車場1に入出庫できなくなってしまい、また安全上も好ましくない。しかし、赤外線で駐車場制御装置10と近距離から直接通信を行わなければならない上記実施の形態1の構成によれば、このような問題を回避できる。
まず、駐車場制御装置10は、機械の処理にエラーを生じる等の故障を認識する(ステップS110)。そして、駐車場制御装置10は、故障情報を送受信部11よりネットワークを介して管理サーバ20へ送出し(ステップS111)、本処理を終了する。
本処理を終了する。このようにして、機械式駐車場1の故障情報を利用者に対して随時通知することができるので、利用者にとって大変便利である。なお、管理サーバ20は保守員による点検・整備・復旧の状況に基づいてお知らせ情報DB25の故障情報を随時更新することができ、また利用者へも随時更新された故障情報を提供することができる。
このような構成は、パレット3としてケージを用いるタワーパーキングではなく、パレット式の立体駐車場に有効に適用できる。
とが互いに距離的に近い場合に直接通信することにより駐車場の入出庫を処理できるので、セキュリティが高いものとなる。
また複数の駐車場を利用する契約をしている利用者においては、複数のIDや暗証番号を携帯型通信端末30のデータ格納部36へ登録しておき、通信プログラムを実行する際に利用者が携帯型通信端末30の表示部34に表示された複数のIDや暗証番号から選択して処理を指示するものであってもよい。
提供されるものであってもよい。
図10は、本実施の形態2における駐車場を制御するシステムを説明する図である。
図10に示すシステムにおいては、非機械式の自走式駐車場(平面駐車場)5を制御する駐車場制御装置(機械制御装置)50と、利用者が所持する携帯型通信端末30とが、ネットワークを介して互いに接続可能とされている。また、利用者の車両40にはETC車載器41が搭載され、駐車場制御装置50と無線を介して接続可能とされている。なお、図10に示す自走式駐車場5では、駐車を希望する車両40はゲート6を通って駐車領域内に入り、所定の駐車領域に停車する。
以下、実施の形態2について説明するが、実施の形態1と同じ構成および機能を有するものについては、同じ符号を付して説明を省略する。また、車両40が入庫する場合について説明しているが、出庫する際も同様の処理が行われる。
図11に示す駐車場制御装置50は、インターネット等のネットワークを介して外部と送受信を行う送受信部11と、ETC車載器41と無線により送受信を行う無線通信部18と、自走式駐車場5のゲート6を制御する駐車場制御部13と、利用者情報処理部14と、お知らせ情報処理部15と、利用者DB16と、お知らせ情報処理部17とを備えて構成されている。
まず、駐車場制御装置50は、車両検出装置等により車両40が自走式駐車場5へ入庫しようとしていることを検出する(ステップS501)。そして、車両40のETC車載器41に対して無線通信部18から利用者ID要求を送出する(ステップS502)。
駐車場制御装置50は、お知らせ情報処理部15によりお知らせ情報DB17を参照し、利用者に知らせるべきお知らせ情報があるか否かを判断する(ステップS507)。お知らせ情報があると判断した場合、駐車場制御装置50は送受信部11によりネットワークを介してお知らせ情報メールを携帯型通信端末30へ送出し(ステップS508)、本処理を終了する。一方、ステップS507においてお知らせ情報はないと判断した場合、駐車場制御装置50は本処理を終了する。
また、利用者IDは、ETC車載器41に固有の識別情報(例えば機器の、メーカ名+シリアルナンバーや、それに類する符号)や、利用者のクレジットカード番号等を利用することもできる。
これ以外にも、本発明の主旨を逸脱しない限り、上記実施の形態で挙げた構成を取捨選択したり、他の構成に適宜変更することが可能である。
Claims (11)
- 機械式駐車場への車両の入出庫を制御する駐車場制御装置であって、
利用者の情報を格納する利用者データベースと、
前記利用者が予め登録された駐車場利用者であることの認証を経て外部から取得して前記利用者の携帯型通信端末へインストールされた通信プログラムを介し、当該携帯型通信端末と通信を行う通信部と、
前記通信部において受信した前記携帯型通信端末からの入出庫要求に基づき、前記利用者データベースを参照して前記利用者の認証を行う利用者情報処理部と、
前記利用者が認証されると前記機械式駐車場の機械を制御し、車両の入出庫を可能とさせる制御部とを備えたことを特徴とする駐車場制御装置。 - 前記機械式駐車場はゲートおよび車両を搭載するパレットを複数備え、前記制御部は前記携帯型通信端末から送出された入出庫要求に基づき当該ゲートの開閉を行うことを特徴とする請求項1記載の駐車場制御装置。
- 前記利用者データベースに登録されている前記利用者へお知らせ情報を送出する処理を行うお知らせ情報処理部と、
前記お知らせ情報を格納するお知らせ情報データベースと、
を有することを特徴とする請求項1記載の駐車場制御装置。 - 機械式駐車場における駐車場制御装置と通信可能な携帯型通信端末であって、
ネットワークを介して外部と送受信可能な送受信部と、
前記駐車場制御装置との通信プログラムを、前記送受信部を介し、予め登録された駐車場利用者であることの認証を経て外部から取得する制御部と、
取得した前記通信プログラムを格納したデータ格納部と、
利用者の指示に基づき前記通信プログラムが実行されることにより、前記駐車場制御装置へ入出庫要求を送出する近距離通信部と、
を備えたことを特徴とする携帯型通信端末。 - 前記制御部は、駐車場に関するお知らせ情報を前記送受信部および/または前記近距離通信部を介して取得することを特徴とする請求項4記載の携帯型通信端末。
- 車両の入出庫を制御する駐車場制御装置における駐車場制御方法であって、
利用者が予め登録された駐車場利用者であることの認証を経て外部から取得し、前記利用者の携帯型通信端末にインストールされた前記駐車場制御装置との通信プログラムの実行によってなされた前記利用者からの車両の入出庫要求を取得するステップと、
前記入出庫要求をした前記利用者が利用者データベースに予め登録されているか否かを判断するステップと、
前記利用者は予め前記利用者データベースに登録されていると判断すると、車両の入出庫の処理を行うステップと、
前記入出庫要求をした前記利用者へ駐車場に関連するお知らせ情報を送出するステップと
を有することを特徴とする駐車場制御方法。 - 前記入出庫要求は、前記利用者の車両に搭載されたETC(Electronic Toll Collection)車載器から送出されるものであり、
前記お知らせ情報は、前記利用者の携帯型通信端末へ送出されることを特徴とする請求項6記載の駐車場制御方法。 - 前記駐車場制御装置は、故障を認識したときに、故障情報を管理サーバへ送出し、前記管理サーバは、故障が生じた駐車場を利用している利用者を前記利用者データベースより抽出し、抽出された前記利用者の前記携帯型通信端末に対して故障情報を送信することを特徴とする請求項6または7に記載の駐車場制御方法。
- 駐車場における車両の入出庫の制御をするためにコンピュータ上で実行されるプログラムであって、
利用者が予め登録された駐車場利用者であることの認証を経て外部から取得して前記利用者の携帯型通信端末にインストールされた通信プログラムの実行によって、前記駐車場から所定の範囲内に位置する前記利用者の携帯型通信端末から送出される利用者IDを受信する処理と、
受信した前記利用者IDに基づき、当該利用者IDの前記利用者が前記駐車場を使用する権利があるか否かを判断する処理と、
前記駐車場を使用する権利があると判断すると、前記駐車場におけるゲートの開閉制御を行う処理と、
前記利用者IDの前記利用者へ通知すべきお知らせ情報があるか否かを判断する処理と、
前記お知らせ情報があると判断すると、前記携帯型通信端末へ当該お知らせ情報を送出する処理とを前記コンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。 - 前記お知らせ情報は、前記駐車場に地理的に関係ある情報および/または前記利用者が前記駐車場に車両を入出庫した時間に関係ある情報を含むことを特徴とする請求項9記載のプログラム。
- 前記駐車場のゲートの開閉制御を行う前記処理の後、前記利用者が当該駐車場における前記車両の入出庫の状態を前記利用者データベースに記録する処理と、
前記お知らせ情報があるか否かを判断する処理では、前記入出庫の状態に基づいて判断する処理をすることを特徴とする請求項9記載のプログラム。
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