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JP4025950B2 - 殺菌性化合物含有組成物 - Google Patents

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JP4025950B2 JP2000130387A JP2000130387A JP4025950B2 JP 4025950 B2 JP4025950 B2 JP 4025950B2 JP 2000130387 A JP2000130387 A JP 2000130387A JP 2000130387 A JP2000130387 A JP 2000130387A JP 4025950 B2 JP4025950 B2 JP 4025950B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、殺菌性化合物の滞留性が向上された殺菌性化合物含有組成物に関し、より詳しくは、殺菌性化合物の毛髪や皮膚等への滞留性に優れるのみならず、使用性にも優れ、且つマイルドで保存安定性が良好であって、毛髪用組成物、皮膚外用組成物等として好適に使用されると共に、更に、良好な泡立ちや泡感触を得ることも可能であり、特に毛髪用洗浄剤や皮膚用洗浄剤等の身体用洗浄剤組成物としても好適な殺菌性化合物含有組成物に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
従来、毛髪又は皮膚に使用する殺菌効果を有する化合物を配合した組成物において、殺菌効果を有する化合物の効果を最大限に発揮する工夫がなされてきた。例えばシャンプーやボディーソープなどの洗浄剤組成物では、洗い流したときに毛髪や皮膚への殺菌成分(殺菌性化合物)の滞留性を高める処方として、すすぎ後に毛髪や皮膚に膜の形成性を有する高分子化合物等を組成物中に配合することが行われていた。
【0003】
また、にきびを防ぐために、皮膚を清浄にする目的の洗顔剤においても、殺菌性化合物の皮膚への残留性を低下させる洗浄基剤の配合量を必要最低量に抑制するなどの工夫がなされていたが、このような工夫は処方を組む上で殺菌効果以外の性能についての自由度を低下させる要因となっていた。
【0004】
特にシャンプーなどの毛髪用洗浄剤の場合、好適に使用される洗浄基剤としては、アニオン活性剤であるポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩(AES)などが挙げられるが、従来のAESは、ポリオキシエチレンの付加モル数の分布が広いために、本来特定の付加モル数のAESにおいて発揮される特定の性能を発現するためには、実質的にAESそのものや併用添加剤を必要量より過剰に使用せざるを得ないという欠点を有していた。
【0005】
即ち、一般に従来から洗浄剤などに工業的に使用されているAESは、親水部のオキシエチレン鎖長に幅広い分布を有している。そのため、例えばエチレンオキシドの付加モル数が3モルのAESを選定した場合、洗浄力及び泡性能の面で好適なエチレンオキシド付加モル数1〜6のものは、約63質量%含有されるが、その一方で、洗浄力が高く、且つマイルド性及び高分子化合物との膜形成性の低いエチレンオキシド付加モル数0のアルキルサルフェートの含有量が約13質量%にまで増加するために、得られる洗浄剤組成物は、AESの配合量と比較して膜形成性が不充分であったり、洗浄力が強すぎて殺菌性化合物等の配合成分が洗い流されやすかったりするために、処方中の殺菌効果を有する化合物の毛髪や皮膚への滞留性に劣り、しかもマイルド性が不充分なものになってしまっていた。
【0006】
一方、マイルド性や殺菌性化合物の毛髪、皮膚等への滞留性、使用性を考慮して、エチレンオキシド付加モル数が5モルのAESを選定した場合、泡性能が良好でマイルド性、保存安定性の面でも好適なエチレンオキシド付加モル数が1〜6モルのアルキルエトキシサルフェートは、実際には約45%しか含有されておらず、残りの大部分は洗浄の目的や組成物に使用しやすい粘性を持たせるにはほとんど寄与しない構造のものであり、これらを満足させるためにAESの配合量を増やすと、経済的にも好ましくなかった。
【0007】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、殺菌性化合物の毛髪や皮膚等への滞留性を向上させることができるのみならず、毛髪や皮膚等に適用する際に、使用しやすく、且つマイルドで保存安定性が良好であり、毛髪用組成物又は皮膚外用組成物等として好適に使用することができ、更に、泡立ちや泡感触も良好にすることが可能であり、特に毛髪用洗浄剤、皮膚用洗浄剤等の身体用洗浄剤組成物として好適な殺菌性化合物含有組成物を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段及び発明の実施の形態】
本発明者は、上記目的を達成するため鋭意検討した結果、下記一般式(1)で示されるエチレンオキシド付加モル数の分布の幅が狭い特定のアルキルエトキシサルフェート及び/又はその塩に着目するに至り、更に鋭意検討した結果、後述する実施例に示すように、この特定のアルキルエトキシサルフェート及び/又はその塩を殺菌効果を有する殺菌性化合物と併用すると共に、組成物の粘度を所定範囲に調整することによって、上記殺菌性化合物の毛髪や皮膚等への滞留性を向上させることができるのみならず、毛髪や皮膚等に適用する際の使用性に優れ、且つマイルドで保存安定性も良好な組成物が得られ、更に、良好な泡立ちや泡性能を得ることも可能となることを知見した。
【0009】
1O−(CH2CH2O)n−SO3M …(1)
(但し、上記式中、R1は、炭素数6〜24の直鎖状又は分岐鎖状のアルキル基又はアルケニル基であり、nは、エチレンオキシド基の平均付加モル数を示し、1〜6の範囲であり、Mは、水素原子、アルカリ金属、アルカリ土類金属、アルカノールアミン又はアンモニウムである。)
【0010】
即ち、特に近年では、ポリオキシエチレンの付加モル数の分布が広いという欠点を克服したAESの開発や、その応用が研究されるようになってきており、特開平4−72395号公報に示されているような分布の狭いAESを利用する方法が提案されるようになってきたのである。上述したように、本発明者は、上記目的を達成するために、この分布の狭いアルキルエトキシサルフェートに着目するに至り、このアルキルエトキシサルフェートについて鋭意検討した結果、エチレンオキシド付加モル数1〜6の範囲のアルキルエトキシサルフェートの場合、エチレンオキシド5モル付加品の場合でも、5モル付加のものが全体の80%近く含有され、エチレンオキシド3モル付加品の場合は、3モル付加のものが全体の約90%以上、エチレンオキシド2モル付加品の場合は2モル付加のものが90%近く含有され、その一方で、エチレンオキシド付加モル数が0のアルキルサルフェートの含有量は、エチレンオキシド2モル付加品の場合でも全体の10%強と少ないことから、マイルド性及び保存安定性の面で有利であるのみならず、組成物の性能を自由に調整する主基剤として非常に好適であることを知見し、この特定のアルキルエトキシサルフェートを殺菌性化合物と併用し、更に、組成物の粘度を所定範囲にすることによって、上記目的を達成できることを見出し、本発明をなすに至った。
【0011】
従って、本発明は、a)下記一般式(1)で表され、異なるエチレンオキシド付加モル数のものを含み、エチレンオキシド付加モル数が0のものが占める質量%が最大値を示すことがなく、最大値を示すエチレンオキシド付加体の質量%が15〜35であり、この前後の付加モル数を有するエチレンオキシド付加体との総量が55〜75質量%であるアルキルエトキシサルフェート及び/又はその塩と、b)殺菌性化合物とを含有し、25℃における粘度が10mPa・s以上であることを特徴とする殺菌性化合物含有組成物を提供する。
【0012】
1O−(CH2CH2O)n−SO3M …(1)
(但し、上記式中、R1は、炭素数6〜24の直鎖状又は分岐鎖状のアルキル基又はアルケニル基であり、nは、エチレンオキシド基の平均付加モル数を示し、1〜6の範囲であり、Mは、水素原子、アルカリ金属、アルカリ土類金属、アルカノールアミン又はアンモニウムである。)
【0013】
ここで、上記b)成分は、1−ヒドロキシ−2−ピリドン系化合物、サリチル酸及びその塩、トリクロサン、塩化ベンザルコニウム及びメチルクロロイソチアゾリン・メチルイソチアゾリン系殺菌剤から選ばれる1種又は2種以上の殺菌性化合物である。上記殺菌性化合物含有組成物は、毛髪用組成物又は皮膚外用組成物である。
【0014】
以下、本発明を更に詳細に説明する。本発明の殺菌性化合物含有組成物は、上述したように、a)上記一般式(1)で表されるアルキルエトキシサルフェート及び/又はその塩と、b)殺菌性化合物とを含有し、25℃における粘度が10mPa・s以上のものである。
【0015】
ここで、本発明のa)成分であるアルキルエトキシサルフェート及びその塩は、一般式R1O−(CH2CH2O)n−SO3M…(1)で表わされ、式中、R1は、炭素数6〜24、好ましくは10〜18の直鎖状又は分岐鎖状のアルキル基又はアルケニル基である。炭素数が6未満の場合は、充分な泡性能が得られない。また、炭素数が24を超える場合は、活性剤自体の溶解度が減少するため保存時に析出が生じやすい。
【0016】
具体的に好ましいアルキル基又はアルケニル基を例示すると、ヘキシル基、オクチル基、デシル基、ドデシル基、ミリスチル基、パルミチル基、ステアリル基、オレイル基、アラキル基、ベヘニル基等を挙げることができるが、本発明のアルキルエトキシサルフェートはこれらに限定されるものではない。
【0017】
本発明の場合、これらのアルキル基又はアルケニル基が1種単独のものであっても、又は2種以上を混合したものであってもよく、更に、これらは天然原料から入手できる直鎖アルキル基や分岐アルキル基、又はこれらに対応するアルケニル基であっても、合成されたものでも良い。例えば、市販されているドバノックス、ドバノール、ダイアドール、ネオドール等の合成アルコールや椰子油高級アルコール等の天然アルコールは原料として非常に好適に使用することができる。
【0018】
また、上記一般式(1)において、nはエチレンオキシド基の平均付加モル数を示し、1〜6の範囲、より好ましくは1.5〜4、更に好ましくは2〜3の範囲である。nが1未満であるとエチレンオキシド付加モル数が0のアルキルサルフェート含有量が多くなりすぎ、洗浄力が強すぎたり、例えばカチオン性の高分子化合物との作用により生成する複合体などからなる膜の形成性を妨げたりするため、殺菌性化合物の毛髪や皮膚等への滞留性が低下されたり、マイルド性及び保存安定性が満足できなくなる。また逆に、nが6を超えて大きい場合は、例えば泡性能を満足することができない等の問題が生じるのみならず、組成物の粘度を上昇させる効果が小さく、本発明の組成物の粘度を上記所定範囲に調整するために、a)成分とは別に組成物に増粘効果のある成分を添加あるいは増量する必要が生じてしまう等の製剤設計上の制限が生じる。
【0019】
更にまた、上記一般式(1)で表わされるアルキルエトキシサルフェート又はその塩におけるMは対イオンであり、水素原子、ナトリウム,カリウム等のアルカリ金属、アルカリ土類金属、モノエタノールアミン,ジエタノールアミン,トリエタノールアミン,イソプロパノールアミン等のアルカノールアミン又はアンモニウムから誘導されるカチオン基である。
【0020】
また、本発明のa)成分であるアルキルエトキシサルフェートは、異なるエチレンオキシド付加モル数のものを含む、即ち、エチレンオキシド付加モル数の分布を有するアルキルエトキシサルフェートであり、以下に詳述する特徴を有するエチレンオキシド付加モル数の分布が狭いものである。
【0021】
まず、上記分布において、エチレンオキシド付加モル数が0のものが占める質量%が最大値を示すことがない。即ち、マイルド性及び保存安定性にデメリットを有するアルキルサルフェートが最も多く含まれるものではないことを特徴とする。
【0022】
また、上記分布において最大値を示すエチレンオキシド付加体の全アルキルエトキシサルフェートに対する割合が20〜30質量%であり、且つこのエチレンオキシド付加体と、その前後の付加モル数、即ち、例えば該エチレンオキシド付加体のエチレンオキシド付加モル数がPであれば、P±1の付加モル数を有するエチレンオキシド付加体との総量は60〜70質量%である分布の狭いアルキルエトキシサルフェート及びその塩であるということを特徴とする。
【0023】
これらの特徴を言い換えれば、本発明のアルキルエトキシサルフェートは、殺菌性化合物含有組成物の主基剤、特に毛髪用組成物及び皮膚外用組成物の主基剤として好適な構造のものに集約された、いわば精製されたアルキルエトキシサルフェートである。
【0024】
本発明のa)成分であるアルキルエトキシサルフェート又はその塩は、上記の特徴を満たすものであれば、それ以外の要素で特に限定されるものではなく、例えば製造方法も特に限定はされず、特開平1−164437号公報等に示されているような特定のルイス酸固体触媒を用いて製造したものでも良いし、硫酸等の酸性液体触媒存在下で製造したものでも良いし、一般に工業的に行われている水酸化ナトリウム等のアルカリ触媒存在下で、まず、分布の広いものを合成し、これを蒸留などによって精製することにより製造したものであっても良い。
【0025】
本発明の組成物における上記a)成分の配合量は、特に制限されるものではないが、1種を単独で使用して、又は2種以上を適宜組み合わせて使用する場合、通常組成物全体に対して5〜25%(質量%、以下同様)、特に6〜20%とすると好適である。配合量が5%未満であると、組成物の主基剤としては泡立ちが不足気味になり、泡感触も水っぽくなって、使用時に充分な満足感が得られない場合がある。また、配合量が25%を超えて多い場合は、殺菌性化合物の滞留性を著しく妨げたり、組成物のマイルド性を低下させる場合があり、さらに組成物の低温での保存安定性が保たれない場合がある。
【0026】
本発明の第2の必須成分であるb)成分は、通常、香粧品組成物等に使用され、毛髪や皮膚等に対して殺菌効果を付与する化合物であれば、いずれのものも使用することができる。
【0027】
このような化合物としては、例えば1−ヒドロキシ−2−ピリドン系化合物、サリチル酸及びその塩、ピリチオン亜鉛類、トリクロロカルバニリド、トリクロサン、塩化ベンザルコニウム、塩酸アルキルジアミノエチルグリシン、メチルクロロイソチアゾリン・メチルイソチアゾリン系殺菌剤及びイオウ等を挙げることができ、これらは1種単独で又は2種以上を適宜組み合わせて使用することができる。なお、メチルクロロイソチアゾリン・メチルイソチアゾリン系殺菌剤は、5−クロロ−2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オンと2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オンとの混合物である。本発明の場合、これらの中でも特に下記一般式(2)で表される1−ヒドロキシ−2−ピリドン系化合物が特に好適に使用される。
【0028】
【化1】
Figure 0004025950
【0029】
(但し、上記式中、R2は、1〜17個の炭素原子を有するアルキル基、2〜17個の炭素原子を有するアルケニル基、5〜8個の炭素原子を有するシクロアルキル基、7〜9個の炭素原子を有するビシクロアルキル基、シクロアルキル基が5〜8個の炭素原子を有し、且つアルキル基が1〜4個の炭素原子を有するシクロアルキル−アルキル基(但し、シクロアルキル基は、その水素原子の一部が炭素数1〜4のアルキル基によって置換されていてもよい)、6〜14個の炭素原子を有するアリール基、アリール基が6〜14個の炭素原子を有し、且つアルキル基が1〜4個の炭素原子を有するアラルキル基、アリール基が6〜14個の炭素原子を有し、且つアルケニル基が2〜4個の炭素原子を有するアリールアルケニル基、アリール基が6〜14個の炭素原子を有し、且つアルキル基がそれぞれ1〜4個の炭素原子を有するアリールオキシアルキル基もしくはアリールメルカプトアルキル基、ベンズヒドリル基、アルキル基が1〜4個の炭素原子を有するフェニルスルホニルアルキル基、フリル基又はアルケニル基が2〜4個の炭素原子を有するフリルアルケニル基を表す。但し、上述のアリール基は、その水素原子の一部が1〜4個の炭素原子を有するアルキル基、1〜4個の炭素原子を有するアルコキシ基、ニトロ基、シアノ基又はハロゲン原子によって置換されていてもよい。R3は、水素原子、1〜4個の炭素原子を有するアルキル基、2〜4個の炭素原子を有するアルケニル基、2〜4個の炭素原子を有するアルキニル基、ハロゲン原子、フェニル基又はベンジル基を表す。Xは、有機塩基、アルカリ金属イオン、アンモニウムイオン又は2〜4価の陽イオンを表す。)
【0030】
上記一般式(2)で表される化合物の具体例としては、例えば下記化合物及びその塩などを挙げることができる。
【0031】
1−ヒドロキシ−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4−メチル−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−6−メチル−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4,6−ジメチル−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4−メチル−6−ヘプチル−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4−メチル−6−(1−エチルペンチル)−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4−メチル−6−(2,4,4−トリメチルペンチル)−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4−メチル−6−ウンデシル−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4−メチル−6−プロペニル−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4−メチル−6−オクテニル−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4−メチル−6−(2,2−ジブチル−ビニル)−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4−メチル−6−(シクロヘキセニリデン−メチル)−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4−メチル−6−シクロヘキシル−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4−メチル−6−(メチル−シクロヘキシル)−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4−メチル−6−(2−ビシクロ〔2,2,1〕ヘプチル)−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4−メチル−6−〔2−(ジメチルシクロヘキシル)−プロピル〕−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4−メチル−6−(4−メチル−フェニル)−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4―メチル−6−(3−メチル−フェニル)−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4−メチル−6−(4−第3ブチル−フェニル)−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4−メチル−6−(3−メチル−4−クロル−フェニル)−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4−メチル−6−(3,5−ジクロル−フェニル)−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4−メチル−6−(3−ブロム−4−クロル−フェニル)−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4−メチル−6−(4−メトキシスチリル)−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4−メチル−6−〔1−(4−ニトロフェノキシ)−ブチル〕−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4−メチル−6−(4−シアノフェノキシメチル)−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4−メチル−6−(フェニルスルホニルメチル)−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4−メチル−6−〔1−(4−クロルフェニルスルホニル)−ブチル〕−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4−メチル−6−ベンジル−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4−メチル−6−(2,4−ジメチルベンジル)−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4−メチル−6−(第3ブチル−ベンジル)−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4−メチル−6−(2−クロル−ベンジル)−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4−メチル−6−(4−クロルベンジル)−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4−メチル−6−(2,5−ジクロル−ベンジル)−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4−メチル−6−(4−ブロム−ベンジル)−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4−メチル−6−(フェノキシメチル)−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4−メチル−6−(3−メチルフェノキシ−メチル)−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4−メチル−6−(4−第2ブチルフェノキシ−メチル)−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4−メチル−6−(2,4,5−トリクロルフェノキシ−メチル)−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4−メチル−6−(4−ブロムフェノキシ−メチル)−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4−メチル−6−(4−クロルフェニルメルカプト−メチル)−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4−メチル−6−(4−メチルフェニルメルカプト−メチル)−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4−メチル−6−(2−ナフチル)−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4−メチル−6−ベンズヒドリル−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4−メチル−6−フリル−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4−メチル−6−(フリルビニル)−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4−メチル−6−スチリル−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4−メチル−6−(フェニルブタジエニル)−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4−フェニル−6−メチル−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4,6−ジフェニル−2−ピリドン等を挙げることができる。
【0032】
上記化合物は、塩として用いられ、例えば有機アミンとの塩として好適に使用することができる。具体的には、例えばエタノールアミン、ジエタノールアミン、N−エチルエタノールアミン、N−メチル−ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、ジエチルアミノ−エタノール、2−アミノ−2−メチル−n−プロパノール、ジメチルアミノプロパノール、2−アミノ−2−メチル−プロパンジオール、トリ−イソプロパノールアミン、エチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン、モルホリン、ピペリジン、シクロヘキシルアミン、トリブチルアミン、ドデシルアミン、N,N−ジメチル−ドデシルアミン、ステアリルアミン、オレイルアミン、ベンジルアミン、ジベンジルアミン、N−エチルベンジルアミン、ジメチルステアリルアミン、N−メチル−モルホリン、N−メチルピペラジン、4−メチルシクロヘキシルアミン、N−ヒドロキシエチル−モルホリン等が挙げられる。
【0033】
また、本発明に用いられる1−ヒドロキシ−2−ピリドン系化合物は、無機イオンとの塩であってもよく、例えばナトリウム塩、カリウム塩等のアルカリ金属塩、アンモニウム塩及びマグネシウム塩、カルシウム塩等のアルカリ土類金属塩などを用いることができる。更に、亜鉛塩、アルミニウム塩、ジルコニウム塩等の2〜4価の陽イオンとの塩も用いることができる。
【0034】
本発明の組成物における上記b)成分の配合量は、特に制限されるものではないが、これら化合物の1種を単独で又は2種以上を適宜組み合わせて使用する場合、通常組成物全体の0.01〜3%、特に0.05〜2%とすることが好ましい。殺菌性化合物の配合量が少なすぎると充分な殺菌効果が得られない場合があり、一方、多すぎると例えば殺菌性化合物の溶解が不充分で、低温での保存において析出するなど、保存安定性がよくなかったり、また、保存の過程で容器への吸着などにより、配合量が有効に生かされなかったりする場合がある。
【0035】
更に、本発明の組成物は、25℃で10mPa・s以上の粘度を有することが必要であり、好ましくは10〜10000mPa・s、より好ましくは15〜8000mPa・sである。粘度が低すぎると、使用時に手にとった場合、こぼれ落ちる、あるいは例えばシャンプーとして使用した場合、頭皮を流れ落ちて目に入るなどの不具合が生じ、使い勝手が良好でなかったり、安全上好ましくなかったりすることがある。
【0036】
本発明の組成物の粘度を上記範囲とするためには、上記a)アルキルエトキシサルフェートを配合することによって、組成物の粘性が得られるが、更に、目的とする粘性を得るために、必要に応じて公知の増粘剤を併用することもでき、このような増粘剤としては、その種類が特に制限されるものではなく、例えば脂肪酸アルカノールアミド、アルキルエーテル、エステルなどのノニオン類、糖系の活性剤や高分子化合物、ベタイン類等を好適に使用することができる。
【0037】
また、本発明の組成物を例えば毛髪用洗浄剤等の毛髪用組成物又は皮膚用洗浄剤等の皮膚外用組成物として使用する場合、通常これらの洗浄剤に含有されるアニオン界面活性剤、両性界面活性剤及び半極性界面活性剤の中から選ばれる1種又は2種以上の界面活性剤を本発明の効果を妨げない範囲で含有することができ、これによって、いっそう泡立ちや泡感触、洗浄力、すすぎや仕上がりの感触などに優れ、マイルドで保存安定性が良好な組成物を得ることができる。
【0038】
具体的には、例えばアニオン界面活性剤としては、従来のエチレンオキシド付加モル数分布の広いポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩やアルキル硫酸塩も使用することができるが、先に述べたように、本発明の組成物の特徴であるエチレンオキシド付加モル数の分布の狭い上記a)成分の特徴を消去しない程度の併用量とする必要があり、他の成分とのバランスを勘案して決定する必要がある。この他にも、α−オレフィンスルホン酸塩、アシルメチルタウリン塩、アミドエーテル硫酸塩、エーテルカルボン酸塩、アルカンスルホン酸塩、アミノ酸系アニオン活性剤等を挙げることができ、これらは1種単独で又は2種以上を適宜組み合わせて使用することができるが、特にこれらに限定されるものではない。なお、これらのアニオン界面活性剤を併用する場合、これらの合計配合量は、組成物全体に対して0〜40%程度とすることが好ましい。
【0039】
また、両性界面活性剤としては、その種類が特に限定されるものではないが、例えばベタイン型やイミダゾリン型、アミノカルボン酸型などの両性界面活性剤を1種又は2種以上用いることができる。具体的には、アルキルベタイン、アルキルアミドプロピルベタイン、スルホベタイン、イミダゾリニウムベタイン、アミノカルボン酸、アミノプロピオン酸やこれらの塩などを挙げることができる。両性界面活性剤の配含量は、通常、組成物全体の0〜15%、特に好適には0〜6%とすることが好ましい。
【0040】
更に、半極性界面活性剤としては、その種類が特に限定されるものではないが、例えばアミンオキシド型ノニオン性界面活性剤が代表的なものとして挙げることができる。具体的には、ラウリルジメチルアミンオキシドやポリオキシエチレンラウリルジメチルアミンオキシド等を挙げることができ、これらのアミンオキシドは1種単独で又は2種以上を適宜組み合わせて組成物に配合することができる。配合量は、組成物全体の0〜15%、好ましくは0〜6%とすると好適である。
【0041】
本発明の組成物を毛髪用組成物又は皮膚外用組成物として使用する場合、特に殺菌性化合物の毛髪や皮膚への滞留性を高める目的で、膜形成性の高分子化合物を併用することができる。このような高分子化合物としては、例えばカチオン化セルロース,カチオン化グアーガムなどのカチオン性高分子化合物、ベタイン化ジアルキルアミノアルキル(メタ)アクリレート又はジアルキルアミノアルキル(メタ)アクリルアミドなどの両性重合体やポリベタイン系などの両性高分子化合物、アクリル系のアニオン系高分子化合物、ヒドロキシエチルセルロースなどの非イオン性高分子化合物等を挙げることができ、これらは1種単独で又は2種以上を適宜組み合わせて使用することができる。
【0042】
本発明の組成物は、本発明の効果を妨げない限り、その種類や使用態様などに応じて、必要により任意成分として、上記成分に加えて、例えば毛髪用組成物又は皮膚外用組成物の常用成分であるカチオン性界面活性剤や、疎水性ノニオン界面活性剤などを配合することもでき、また、固体または液体油分、高級アルコール類、エステル油、多価アルコール、防腐剤、ハイドロトロープ類、無機塩、増粘剤、香料、動植物の抽出物、フケ防止剤、薬効剤、乳濁剤、パール化剤、紫外線吸収剤、紫外線散乱剤、トニック剤、pH調整剤、色素、酸化防止剤、低級アルコール、ビタミン類、揮発性油分、疎水性溶媒、希釈性溶媒などを含有することができるが、これらについては特に限定されず、目的に応じた配合がなされてよい。
【0043】
【発明の効果】
本発明の殺菌性化合物含有組成物は、殺菌性化合物の毛髪や皮膚等への滞留性に優れるのみならず、使用性に優れ、且つマイルドで保存安定性が良好なものであるので、毛髪用、皮膚外用として使用する香粧品全般、更に台所用洗浄剤等の食器用、家具用の洗浄剤、殺菌剤などの各種用途に使用することができ、特に毛髪用組成物又は皮膚外用組成物として有用である。また、本発明の組成物は、更に、泡立ちや泡感触を良好なものとすることも可能であるので、毛髪用組成物又は皮膚外用組成物の中でも特に毛髪用洗浄剤組成物、皮膚用洗浄剤組成物のような身体用洗浄剤組成物においてその効果を顕著に発揮するものである。
【0044】
【実施例】
以下、本発明の実施例及び比較例を示し、本発明をより具体的に説明するが、本発明は下記実施例により限定されるものではない。なお、以下に示す%はいずれも質量百分率である。
【0045】
[実施例1〜6、比較例1〜3]
表1に示すa)成分(ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸ナトリウム)を用いて、表2に示す組成に従って常法に準じて毛髪用洗浄剤及び皮膚用洗浄剤を調製し、各組成物の泡性能と殺菌効果を有する化合物(殺菌性化合物)の毛髪又は皮膚への残留性、マイルド性、保存安定性、組成物の粘性を下記評価方法に従って評価した。結果を表2に併記する。
【0046】
なお、以下に表1のアルキルエトキシサルフェートの調製方法を述べる。
<分布の狭いアルキルエトキシサルフェート:サンプルA−1>
本発明の実施例で使用した分布の狭いラウリルエトキシサルフェートの調製は、以下の方法で実施した。
【0047】
4リットル容のオートクレーブ中にラウリルアルコール400g及びAl/Mg/Mn(アルミニウム/マグネシウム/マンガン)で構成される複合金属酸化物ルイス酸焼結固体触媒0.4gを仕込み、オートクレーブ内を窒素置換し、撹拌しながら昇温した。次いで、温度を180℃、圧力を0.3mPaに維持しながらエチレンオキサイド54gを導入し、反応物を得た。次に、このようにして得たアルコールエトキシレート274gを撹拌装置付の500ml容フラスコにとり、窒素置換後、液体無水硫酸(サルファン)81gを反応温度を40℃に保ちながらゆっくりと滴下した。滴下終了後、1時間撹拌を続け、目的とするアルキルエトキシサルフェート(ラウリルエトキシサルフェート)を得た。得られたアルキルエトキシサルフェートの性状及びオキシエチレン鎖長の分布は表1に示した通りであった。なお、サンプルA−2の調製も同様の方法により行った。
【0048】
<分布の広いアルキルエトキシサルフェート:サンプルAES−1>
また、比較例で使用した通常の分布の広いラウリルエトキシサルフェートの調製は、以下の方法で実施した。
【0049】
4リットル容のオートクレーブ中にラウリルアルコール400g及び水酸化カリウム触媒0.8gを仕込み、オートクレーブ内を窒素置換し、撹拌しながら昇温した。次いで、温度180℃、圧力を0.3mPaに維持しながらエチレンオキサイド54gを導入し、反応物を得た。次に、このようにして得たアルコールエトキシレート274gを撹拌装置付の500ml容のフラスコにとり、窒素置換後、液体無水硫酸(サルファン)81gを反応温度を40℃に保ちながらゆっくりと滴下した。滴下終了後、1時間撹拌を続けて目的とするアルキルエトキシサルフェート(ラウリルエトキシサルフェート)を得た。得られたアルキルエトキシサルフェートの性状及びオキシエチレン鎖長の分布は表1に示した通りであった。なお、サンプルAES−2の調製も同様の方法により行った。
【0050】
(1)泡性能の評価方法
熟練した専門家による官能評価により、泡立ち、泡の感触などを総合的に評価し、下記判定基準に従って判定した。
判定基準
○;泡性能が良好である。
×;泡性能が良くない。
【0051】
(2)毛髪又は皮膚への殺菌効果を有する化合物(殺菌性化合物)の滞留性の評価方法
それぞれ処方した組成物について、毛髪又は皮膚に使用した後、毛髪又は皮膚に吸着した殺菌成分をそれぞれの殺菌成分をよく溶解する溶媒にてそれぞれ抽出し、液体クロマトグラフィーにより、それぞれの殺菌成分の定量法に従って定量して毛髪又は皮膚への残留量を求め、後述する標準組成の使用時と比較して、残留量の多いものを滞留性良好(○)とし、残留量が同じか少なくものを滞留性不良(×)とした。
【0052】
ここで用いた標準組成は、エチレンオキシド付加モル数の分布の広い表1のAES−1であるポリオキシエチレン(3モル)ラウリルエーテル硫酸ナトリウム塩を10%、殺菌成分として、市販のピロクトンオラミン(Clariant社製;オクトピロックス)0.1%、残部精製水、合計100%というものである。
【0053】
(3)マイルド性の評価方法
敏感肌パネル10名が組成物を使用したときの刺激感を上述の標準組成と比較評価し、下記評価基準に従って判定した。
判定基準
〇;刺激感が標準組成と比較して、小さい。
△;刺激感が標準組成と比較して同等である。
×;刺激感が標準組成と比較して、大きい。
【0054】
(4)保存安定性の評価方法
40℃、1ケ月の高温条件での保存及び−5℃、1ケ月の低温条件での保存の結果、目視観察によって、調製直後のものと比べてほとんど変化が認められないものについて保存安定性を○とし、著しい変色や、析出、分離などが認められたものについて保存安定性を×とした。
【0055】
(5)組成物の粘性の評価方法
組成物の粘度をブルックフィールドBL型粘度計で25℃において測定し、下記判定基準に従って、粘性を評価した。
判定基準
○;粘性が適度(10mPa・s以上)である。
×;粘性が低い(10mPa・s未満)。
【0056】
【表1】
Figure 0004025950
【0057】
【表2】
Figure 0004025950
【0058】
表2の結果からも明らかなように、本発明の組成物は、いずれも優れた泡性能、毛髪又は皮膚への滞留性、マイルド性、保存安定性を有し、使用時の粘性が良好である。
【0059】
なお、表2においてB−1〜B−6で示した殺菌効果を有する化合物は、以下の通りである。
【0060】
【化2】
Figure 0004025950
【0061】
【化3】
Figure 0004025950
【0062】
B−3 サリチル酸
B−4 トリクロサン
B−5 塩化ベンザルコニウム
B−6 イソチアゾリン液(「ケーソンCG」:ローム&ハース社製)
なお、これらの化合物は、表2及び以下の実施例に共通である。
【0063】
[実施例7]
組成
A−1 15.0
ラウリン酸アミドプロピルベタイン 2.0
アルキルジメチルアミンオキシド 2.0
ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド 3.0
POEジオレイン酸メチルグルコシド 0.8
ラウリルピロリドン 3.0
B−1 0.5
コレウス抽出物 0.2
POE硬化ヒマシ油(HLB9) 1.5
POE(15モル)アルキルエーテル 0.5
硫酸ナトリウム 2.0
安息香酸ナトリウム 1.0
ジステアリン酸エチレングリコール 2.0
グリセリン脂肪酸エステル 0.2
グリシン 0.5
1,3−ブチレングリコール 1.0
ジブチルヒドロキシトルエン 0.005
オキシベンゾン 0.5
B−6 0.03
黄色203号 0.001
橙色205号 0.002
香料 0.7
クエン酸 0.5
精製水 残部
合計 100 %
【0064】
上記組成のシャンプー組成物を常法に準じて調製した。このシャンプー組成物は、25℃における粘度が10mPa・s以上であり、泡立ち、泡感触に優れ、マイルドであり、毛髪へのB−1、B−6化合物の滞留性に優れており、保存安定性も良好で、使用時の粘性も低すぎることなく適度であった。
【0065】
Figure 0004025950
【0066】
上記組成に従ってシャンプー組成物を常法に準じて調製した。このシャンプー組成物は、25℃における粘度が10mPa・s以上であり、優れた泡性能、マイルド性、B−3化合物の頭皮への滞留性を有しており、保存安定性に優れ、適度な粘性を有していた。
【0067】
[実施例9]
組成
A−1 7.0
ミリスチン酸カリウム 15.0
パルミチン酸 8.0
ステアリン酸 8.0
B−1 0.5
B−3 0.2
オレイルアルコール 1.0
グリセリン 10.0
ポリエチレングリコール 5.0
ヤシ油脂肪酸モノエタノールアミド 0.1
プロピレングリコール 1.0
植物性スクワラン 0.5
エデト酸4ナトリウム4水塩 0.2
POE硬化ヒマシ油(HLB9) 1.5
グリセリン脂肪酸エステル 0.2
ベンクレー 0.8
イソプレングリコール 1.0
青色403号 0.001
香料 0.2
精製水 残部
合計 100 %
【0068】
上記組成に従って、常法に準じて洗顔剤組成物を調製した。この洗顔剤組成物は、25℃における粘度が10mPa・s以上であり、泡性能が良好で、B−1及びB−3化合物の皮膚への滞留性に優れ、マイルドでかつ保存安定性が良好であり、適度な粘性を有し、使い勝手が良好であった。
【0071】
[実施例11]
組成
A−2 5.0
アシルメチル−β−アラニントリエタノールアミン 10.0
アシルグルタミン酸トリエタノールアミン 5.0
エーテルカルボン酸ナトリウム 1.0
アルキルアミノプロピオン酸 0.05
ラウリルジメチルアミンオキシド 0.8
塩化ステアリルトリメチルアンモニウム 1.0
パーム核油脂肪酸ジエタノールアミド 2.0
POE硬化ヒマシ油(HLB9) 3.0
プロピレングリコール 0.2
エタノール 3.0
グリチルリチン酸ジカリウム 0.3
B−1 1.5
流動パラフィン 0.2
グリセリン脂肪酸エステル 0.8
安息香酸ナトリウム 0.7
加水分解タンパク 0.5
硫酸マグネシウム 1.5
カチオン化セルロース 0.2
塩化アルキルジメチルアンモニウム/アクリル酸共重合体 0.4
ジブチルヒドロキシトルエン 0.2
香料 0.3
クエン酸 0.1
エデト酸 1.0
精製水 残部
合計 100 %
【0072】
上記組成に従ってシャンプー組成物を常法に準じて調製した。このシャンプー組成物は、25℃における粘度が10mPa・s以上であり、泡立ち、泡感触に優れ、マイルドであり、毛髪へのB−1化合物の滞留性に優れており、保存安定性も良好で、使用時の粘性も低すぎることなく適度であった。
【0073】
[実施例12]
組成
A−2 7.0
ミリスチン酸カリウム 15.0
ラウロイルメチル−β−アラニンカリウム塩 2.0
ラウロイルグルタミン酸モノカリウム塩 2.0
ラウリルジメチルアミンオキシド 1.0
B−1 0.5
B−4 0.2
オレイルアルコール 1.0
ポリエチレングリコール 5.0
ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド 3.0
プロピレングリコール 6.0
ヒドロキシプロピルメチルセルロース*1 0.5
植物性スクワラン 0.5
エデト酸4ナトリウム4水塩 0.2
POE硬化ヒマシ油(HLB9) 1.5
ベンクレー 0.8
水酸化カリウム 微量
青色403号 0.001
香料 0.2
精製水 残部
合計 100 %
*1 信越化学工業(株) メトロース 65SH−1500
【0074】
上記組成に従って、皮膚洗浄剤組成物を常法に準じて調製した。この皮膚洗浄剤組成物は、25℃における粘度が10mPa・s以上であり、泡性能が良好で、B−1及びB−4化合物の皮膚への滞留性に優れ、マイルドでかつ保存安定性が良好であり、適度な粘性を有し、使い勝手が良好であった。

Claims (1)

  1. a)下記一般式(1)で表され、異なるエチレンオキシド付加モル数のものを含み、エチレンオキシド付加モル数が0のものが占める質量%が最大値を示すことがなく、最大値を示すエチレンオキシド付加体の質量%が20〜30質量%であり、この前後の付加モル数を有するエチレンオキシド付加体との総量が60〜70質量%であるアルキルエトキシサルフェート及び/又はその塩と、b)1−ヒドロキシ−2−ピリドン系化合物、サリチル酸及びその塩、トリクロサン、塩化ベンザルコニウム及びメチルクロロイソチアゾリン・メチルイソチアゾリン系殺菌剤から選ばれる1種又は2種以上の殺菌性化合物とを含有し、25℃における粘度が10mPa・s以上であることを特徴とする毛髪用又は皮膚外用殺菌性化合物含有組成物。
    1O−(CH2CH2O)n−SO3M …(1)
    (但し、上記式中、R1は、炭素数6〜24の直鎖状又は分岐鎖状のアルキル基又はアルケニル基であり、nは、エチレンオキシド基の平均付加モル数を示し、1〜6の範囲であり、Mは、水素原子、アルカリ金属、アルカリ土類金属、アルカノールアミン又はアンモニウムである。)
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