[go: up one dir, main page]
More Web Proxy on the site http://driver.im/

JP4024741B2 - 圧電薄膜共振子及びフィルタ - Google Patents

圧電薄膜共振子及びフィルタ Download PDF

Info

Publication number
JP4024741B2
JP4024741B2 JP2003360054A JP2003360054A JP4024741B2 JP 4024741 B2 JP4024741 B2 JP 4024741B2 JP 2003360054 A JP2003360054 A JP 2003360054A JP 2003360054 A JP2003360054 A JP 2003360054A JP 4024741 B2 JP4024741 B2 JP 4024741B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
thin film
lower electrode
piezoelectric thin
upper electrode
membrane
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2003360054A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005124107A (ja
Inventor
時弘 西原
剛 横山
武 坂下
匡郁 岩城
勉 宮下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Fujitsu Media Devices Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Fujitsu Media Devices Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd, Fujitsu Media Devices Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP2003360054A priority Critical patent/JP4024741B2/ja
Priority to DE102004050507A priority patent/DE102004050507B4/de
Priority to US10/966,035 priority patent/US7211931B2/en
Priority to KR1020040083520A priority patent/KR100740746B1/ko
Priority to CNB2004100877429A priority patent/CN100474766C/zh
Publication of JP2005124107A publication Critical patent/JP2005124107A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4024741B2 publication Critical patent/JP4024741B2/ja
Priority to US12/276,318 priority patent/USRE41813E1/en
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03HIMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
    • H03H9/00Networks comprising electromechanical or electro-acoustic devices; Electromechanical resonators
    • H03H9/15Constructional features of resonators consisting of piezoelectric or electrostrictive material
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03HIMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
    • H03H9/00Networks comprising electromechanical or electro-acoustic devices; Electromechanical resonators
    • H03H9/15Constructional features of resonators consisting of piezoelectric or electrostrictive material
    • H03H9/17Constructional features of resonators consisting of piezoelectric or electrostrictive material having a single resonator
    • H03H9/171Constructional features of resonators consisting of piezoelectric or electrostrictive material having a single resonator implemented with thin-film techniques, i.e. of the film bulk acoustic resonator [FBAR] type
    • H03H9/172Means for mounting on a substrate, i.e. means constituting the material interface confining the waves to a volume
    • H03H9/174Membranes
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03HIMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
    • H03H9/00Networks comprising electromechanical or electro-acoustic devices; Electromechanical resonators
    • H03H9/02Details
    • H03H9/02007Details of bulk acoustic wave devices
    • H03H9/02086Means for compensation or elimination of undesirable effects
    • H03H9/02133Means for compensation or elimination of undesirable effects of stress
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03HIMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
    • H03H9/00Networks comprising electromechanical or electro-acoustic devices; Electromechanical resonators
    • H03H9/02Details
    • H03H9/125Driving means, e.g. electrodes, coils
    • H03H9/13Driving means, e.g. electrodes, coils for networks consisting of piezoelectric or electrostrictive materials
    • H03H9/132Driving means, e.g. electrodes, coils for networks consisting of piezoelectric or electrostrictive materials characterized by a particular shape
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03HIMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
    • H03H9/00Networks comprising electromechanical or electro-acoustic devices; Electromechanical resonators
    • H03H9/46Filters
    • H03H9/54Filters comprising resonators of piezoelectric or electrostrictive material
    • H03H9/56Monolithic crystal filters
    • H03H9/564Monolithic crystal filters implemented with thin-film techniques
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03HIMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
    • H03H9/00Networks comprising electromechanical or electro-acoustic devices; Electromechanical resonators
    • H03H9/46Filters
    • H03H9/54Filters comprising resonators of piezoelectric or electrostrictive material
    • H03H9/56Monolithic crystal filters
    • H03H9/566Electric coupling means therefor
    • H03H9/568Electric coupling means therefor consisting of a ladder configuration

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Acoustics & Sound (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
  • Piezo-Electric Or Mechanical Vibrators, Or Delay Or Filter Circuits (AREA)

Description

本発明は、圧電薄膜共振子及びこれを用いたフィルタに関する。
携帯電話に代表される無線機器の急速な普及により、小型で軽量な共振子及びこれを組み合わせて構成したフィルタの需要が増大している。これまで主に誘電体とSAWが使用されてきたが、最近、特に高周波での特性が良好で、小型化、モノリシック化が可能な素子として、圧電薄膜共振子及びこれを用いたフィルタが注目されつつある。
圧電薄膜共振子の中には、FBAR(Film Bulk Acoustic Resonator)タイプとSMR(Solidly Mounted Resonator)タイプがある。前者は、基板上に、主要構成要素として、上部電極/圧電膜/下部電極の構造を有し、上部電極と下部電極が対向する部分の下部電極下に空隙が形成されている。ここで、空隙は、Si基板表面に設けた犠牲層のウェットエッチング、あるいはSi基板裏面からのウェット、又はドライエッチング等により形成される。なお、これ以降、空隙上に形成された上部電極/圧電膜/下部電極を主要構成要素とする薄膜構造部分をメンブレン部と呼ぶ。また、後者は上記の空隙の代わりに、音響インピーダンスが高い膜と低い膜を交互にλ/4(λ:弾性波の波長)の膜厚で積層し音響反射膜として利用する構造のものである。いま、上部電極と下部電極間に高周波の電気信号を印加すると、上部電極と下部電極に挟まれた圧電膜内部に、逆圧電効果によって、弾性波が励振される。逆に、圧電効果によって、弾性波による歪が、電気信号に変換される。この弾性波は、上部電極と下部電極がそれぞれ空気に接している面で全反射されるため、厚み方向の主変位を持つ厚み縦振動波となる。この構造では、メンブレン部の合計膜厚Hが、弾性波の1/2波長の整数倍(n倍)になる周波数において、共振が起こる。材料によって決まる弾性波の伝搬速度をVとすると、共振周波数Fは、F=nV/2Hとなる。この共振現象を利用して、膜厚によって共振周波数を制御することにより、所望の周波数特性を有する共振子、あるいはフィルタが作製される。
ここで、電極としては、アルミニウム(Al)、銅(Cu)、モリブデン(Mo)、タングステン(W)、タンタル(Ta)、白金(Pt)、ルテニウム(Ru)、ロジウム(Rh)、イリジウム(Ir)等を用いることができる。圧電膜としては、窒化アルミニウム(AlN)、酸化亜鉛(ZnO)、チタン酸ジルコン酸鉛(PZT)、チタン酸鉛(PbTiO3)等を用いることができる。また、基板としては、シリコン、ガラス等を用いることができる。
ところが、上述した圧電薄膜共振子では厚み縦振動波の他に、電極面に平行に伝搬し、電極又は空隙の端部で反射する横モードの不要な波が励起される。この結果、共振子のインピーダンス特性に不要スプリアスが生じたり、フィルタの通過帯域にリップルが発生したりするため、応用上問題になる。こうした横モードの波による悪影響を抑制するために、特許文献1や特許文献2には、如何なる二辺も互いに平行させない非方形の不規則な多角形の電極を有する圧電薄膜共振子が開示されている。この圧電薄膜共振子では任意の点から反射した横モードの波が対向する点で反射する際、今通ってきた方向とは異なる方向に反射し、横モードの波が共振することがないため、効果的に上記問題を克服できる。また、同じ課題を克服するために、特許文献3には、主軸の長さをa、副軸の長さをbとしたとき、1.9<a/b<5.0である楕円形の上部電極を有する圧電薄膜共振子が開示されている。
米国特許6、150、703号公報 米国特許6、215、375号公報 特開2003−133892号公報
上記の各公知例の構造は上記課題の克服に対しては確かに有効であるが、こうした構造にすることで逆にメンブレン部の強度、あるいは空隙の製造性は悪化することを下記に示す。メンブレン部の所望厚さは材料の音速に依存するが、900MHz〜5GHzの無線システムではおおよそ0.5〜3μmと非常に薄い。よって、不意の外力により容易にメンブレンが破壊されるため、メンブレンの強度を上げるための技術が重要になる。
1つの手段として、成膜時の各膜の内部応力を低減することで、内部応力によるメンブレンの破壊を低減することが行われる。しかしながら、本発明者の検討により、圧電膜には圧縮応力が加わっている方が圧電性が向上し、電気機械結合係数(k2)の大きな共振特性が得られることがわかった。そこで、こうした圧縮応力を有したメンブレンにおいても、所望の強度を有するメンブレンを作製する技術があれば非常に有効である。その有効な手段の1つが、なるべくメンブレンに均等に応力がかかるような、また、同じ内部応力でも破壊しにくい構造設計を行うことである。残念ながら、上記の公知例ではいずれも対称性が崩れた構造になっているため、メンブレンに加わる力が均等でなく、メンブレンがいびつに歪みやすく、破壊しやすい構造になっている。この結果、共振特性あるいはフィルタ特性のばらつきが大きいといった深刻な事態を招く。
また、空隙サイズは、励振部となる上部電極と下部電極の対向する部位の形状と同形状かつ似たサイズにするのが好ましい。空隙サイズが上部電極と下部電極の対向する部位に対し大きすぎる場合は、メンブレンが破壊しやすくなるため好ましくない。しかしながら、このような好ましい形状の空隙を形成しようとすると、上記特許文献1や特許文献2では角があること、上記特許文献3では、主軸の長さをa、副軸の長さをbとしたとき、1.9<a/b<5.0と歪みが大きい楕円形であることから、空隙の製造性が良くない。つまり、空隙内部の尖った部位のエッチング速度がかなり遅くなってしまうことが原因で、所望の空隙形状が得られないといった問題が発生する。さらに、上記特許文献3では、上部電極に対して下部電極がかなり大きいため、上部電極の引き出し部と下部電極間に浮遊容量が発生することにより電気機械結合係数(K2)が劣化する等の問題も生じる。
本発明の目的は、横モードの波による悪影響を抑制しつつ、十分なメンブレン部の強度と良好な空隙の製造性を有した構造を採用することにより、特性ばらつきの少ない圧電薄膜共振子を用いたフィルタを提供することにある。さらには、所望の圧縮応力を有する膜を利用することで電気機械結合係数が大きな圧電薄膜共振子を用いたフィルタを提供することにある。

本発明は、請求項1に記載のように、基板と、該基板上に形成された複数の圧電薄膜共振子とを有し、前記複数の圧電薄膜共振子はラダー型に接続され、前記複数の圧電薄膜共振子はそれぞれ、前記基板上に形成された下部電極と、該下部電極上に形成された圧電膜と、該圧電膜上に形成された上部電極とを含み、前記基板は、前記複数の圧電薄膜共振子のそれぞれにおいて、前記上部電極と前記下部電極が対向するメンブレン部の下に位置する空隙を有し、前記複数の圧電薄膜共振子のそれぞれにおいて、前記メンブレン部の平面形状は楕円形であり、前記複数の圧電薄膜共振子のそれぞれにおいて、前記楕円形の副軸が電流の向きと略平行になっていることを特徴とするフィルタである。この構成により、対称性が良くなり、メンブレンに均等に応力がかかるようになるため、メンブレン部がきれいに歪み、ひいては共振特性のばらつきが減少する。
また、請求項2に記載のように、前記上部電極と前記下部電極の対向する楕円形状の部位から外に伸びる上部電極及び/又は下部電極の引き出し部は、主軸又は副軸の長さを超える幅を有する構成とすることができる。この構成により、電極膜を通してメンブレンに加わる応力が低減されるため、メンブレン部の強度が向上し、ひいては共振特性のばらつきが減少する。この圧電薄膜共振子において、請求項3に記載のように、前記引き出し部は、前記楕円形状の部位から離れるにつれて幅が太くなる部分を有することが好ましい。また、請求項5に記載のように、前記上部電極と前記下部電極の対向する楕円形状の部位から外に伸びる上部電極及び/又は下部電極の引き出し部は、主軸の長さを超える幅の部分を有する構成とすることができる。
前記メンブレン部は前記空隙と反対側に膨らんでいる構成とすることができる。後述するように、本発明者の検討により、圧電膜には圧縮応力が加わっている方が圧電性が向上し、電気機械結合係数(K 2 )の大きな共振特性が得られることがわかった。成膜時に圧縮応力の膜を作製した場合、空隙形成後のメンブレン部は空隙と反対側に膨らんだ形状になる。
本発明の目的は、横モードの波による悪影響を抑制した構造においても、十分なメンブレン部の強度と良好な空隙の製造性を有した構造にしているため、特性ばらつきの少ない圧電薄膜共振子及びこれを用いたフィルタを提供することができる。さらには、所望の圧縮応力を有する膜を利用することで電気機械結合係数が大きな圧電薄膜共振子及びこれを用いたフィルタを提供することができる。
以下、本発明の実施例を説明する。
図1(A)は、本発明の実施例1に係る圧電薄膜共振子の平面図、図1(B)は、図1(A)のIB−IB線断面図である。図示する圧電薄膜共振子は、基板10と、基板10上に形成された下部電極11と、下部電極11上に形成された圧電膜12と、圧電膜12上に形成された上部電極13とを含む。基板10は例えばシリコン(Si)で形成されている。下部電極11は導電性材料で形成されており、例えばルテニウム(Ru)とクロム(Cr)の二層構造である。ルテニウム層が基板10の主面上に形成されている。圧電膜12は圧電物質で形成されており、例えば窒化アルミウム(AlN)で形成されている。上部電極13は導電性材料で形成されており、例えばルテニウム(Ru)の単層である。各層の膜厚の一例を挙げると、5.2GHzの共振周波数を有する圧電薄膜共振子の場合、下部電極11がRu(100nm)/Cr(50nm)、圧電膜がAlN(400nm)、上部電極13がRu(100nm)である。圧電膜12には開口が形成されており、下部電極11の一部が露出している。この露出部分はパッド部16として用いられる。上部電極13と下部電極11とが圧電膜12を介して対向する部分の下に位置する基板10内には、図1(B)に示すように、空隙15が形成されている。本実施例では、基板10の裏面からシリコンをフッ素系のガスでドライエッチングすることにより、略垂直形状の側壁を有する空隙15が形成されている。基板10の主面(この上に下部電極11などが積層される)に平行な方向における空隙の断面形状は、楕円形である。
なお、本発明の効果を得るにあたって、基板10、電極膜11、13、圧電膜12の各材料は上記に限定されず、上記従来例で示したような他の材料を使用してもよい。また、図1(B)に示す空隙15は基板10を貫通する構成であるが、空隙15は基板15の表面だけに形成された形態でもよく、その形成方法も犠牲層を利用した方法であってもよい。更に、上記の膜構成は圧電薄膜共振子の主要構成要素のみを記しており、例えば、下部電極11の下に補強あるいはエッチングのストップ層として誘電体層を設けたり、表面にパシベーション膜として誘電体層を設けたり、電極のパッド部分にバンプやワイヤ接続のための導電性の下地層を設けていても構わない。
図1(A)に示すように、上部電極13と下部電極11の対向する部位14の形状は楕円形である。この部位14はメンブレン部を構成する。本実施例によれば、メンブレン部14の楕円形の主軸の長さをa、副軸の長さをbとした時、メンブレン部14の楕円形は1<a/b<1.9を満たしている。この条件は、以下に説明する本発明者の考察により導き出されたものである。
主軸と副軸の長さの比a/bが大きく歪みの大きい楕円の場合、空隙を作製する際、次の問題が生じることがわかった。図2(A)、(B)にそれぞれ、a/bが1.2(a=75.9μm、b=63.3μm)と、4.0(a=138.7μm、b=34.7μm)の場合における上部電極と下部電極が対向する部分の楕円形のみを示す。a/b=4.0のような歪みの大きい楕円では、シリコンをドライエッチングする際どうしても★に示す尖った部分でエッチング速度がかなり落ちる。この結果、この部分でエッチング残りが生じ所望の空隙形状が得られなかったり、この部分をエッチングしようとしてオーバーエッチングを行うと、先にエッチングされた部分や空隙の側壁に付着する残渣量が増えたりする。これらは特性の悪化及びばらつきの増加につながる。このような現象は、前述した特許文献1や2に記載されている非方形の多角形における頂点付近でも同様に起きる。この問題点に対しては、なるべく歪みの小さい楕円形、具体的には1<a/b<1.9を満たす楕円形を使用することで空隙15を形成する際、問題のないレベルにすることができる。
ただし、この1<a/b<1.9の条件範囲において、横モードに起因するリップルが実用上問題のないレベルに抑えられていることが必要不可欠である。そこで、上部電極13と下部電極11が対向する部分であるメンブレン部14の楕円形のa/bが1.0(円を意味する)、1.2、1.9、4.0である圧電薄膜共振子からなる4種類のフィルタを作製し、帯域内のリップルを評価した。表1に各フィルタの直・並列共振子の楕円形のサイズを示す。
Figure 0004024741
上記4種類のフィルタの構成を図3(A)及び図3(B)並びに図4に示す。図3(A)はフィルタの平面図、図3(B)は図3(A)のIIIB−IIIB線線断面図、図4は図3(A)及び図3(B)に示すフィルタの回路図である。図3(A)、(B)中、図1(A)、(B)と同一性のある要素には、同一の参照番号を付してある。基板10上に直列腕共振器S1、S2、S3及びS4と並列腕共振器P1、P2及びP3が図4のように接続されたラダー型フィルタである。このフィルタは、直列腕に4個の圧電薄膜共振子S1〜S4、並列腕に3個の圧電薄膜共振子P1〜P3を配置している。基本構造は上記の圧電薄膜共振子と同じであるが、フィルタの場合、図示していないが、並列共振子の共振周波数を低下させてバンドパスフィルタ特性を得るために、並列共振子P1〜P3の上部電極膜上に更に、例えばSiO2膜(例えば90nm程度)を設けている。各共振器S1〜S4、P1〜P3は図1(A)、(B)に示す構成と同様の構成を有する。基板10は、共振器S1〜S4、P1〜P3に共通に設けられている。同様に、圧電膜12も共振器S1〜S4、P1〜P3に共通に設けられている。下部電極11及び上部電極13はそれぞれ、隣接する共振器間で共通に用いられているものがある。例えば、直列腕共振器S1とS2は下部電極11を共通にしている。また、直列腕共振器S2とS3は上部電極13を共通にしている。各共振器S1〜S4、P1〜P3において、上部電極13と下部電極11とが重なり合う(対向する)部位の下部電極11の下側には、基板10に形成された空隙15が設けられている。上記表1にある直列腕共振器とは直列腕共振器S1〜S4であり、並列腕共振器とはP1〜P3である。また、圧電膜12に設けられた開口を介して露出する下部電極11は、パッド部17として機能する。
図5には、各フィルタの帯域特性(パラメータS21)を示す。図5の横軸は周波数(GHz)、縦軸は減衰(dB)を示す。曲線C1はa/b=1.0、曲線C2はa/b=1.2、曲線C3はa/b=1.9、曲線C4はa/b=4.0のフィルタの帯域特性を示す。ある無線機器用のフィルタの仕様では、帯域内のリップルを0.3dB以下に抑える必要がある。この点からみると、a/b=1以外は仕様をクリアしており、リップルのa/bの軸比に対する依存性はそれほど大きくないと言える。また、a/b=4.0の場合には、並列腕共振子の空隙がきちんと形成されていないために、低周波側の損失が悪化している。したがって、1<a/b<1.9を満たす楕円形を使用することで、横モードに起因するリップルを実用上問題のないレベルに抑えつつ、空隙の製造性にも優れた圧電薄膜共振子及びフィルタを得ることができる。
本発明の実施例2は、実施例1において、メンブレン部14の楕円形と空隙15とのサイズ関係に特徴がある。本発明者は、図1(A)、(B)に示した圧電薄膜共振子の上部電極13と下部電極11が対向する部分であるメンブレン部14の楕円形の副軸長bと、空隙15の副軸長b´との比b´/bを変化させた時の特性に及ぼす影響を評価した。本実施例では上部電極13と下部電極11が対向する部分の楕円形のサイズは固定とし、空隙15のサイズのみ変化させた。なお、上部電極13と下部電極11が対向する部分の楕円形はa=60.μm、b=50.2μm、a/b=1.2、空隙15の楕円形についてもa/b=1.2で一定とした。図6に共振抵抗のb´/b依存性を示す。b´/bが小さ過ぎると共振の振動エネルギーが基板10側に漏れるため共振特性が悪化し、b´/bが大き過ぎると電極11や13にクラックが入りやはり共振特性が悪化する。ある仕様から許される共振抵抗の許容範囲は4Ω以下であり、これを満足するのは0.9<b´/b<1.5の範囲であることがわかる。
本発明の実施例3は、圧電薄膜共振子を流れる電流の向きと、メンブレン部14に含まれる上部電極13と下部電極11とが対向する部分の楕円形の軸の方向との関係に特徴がある。本発明者は、図7(A)、(B)及び(C)の3つの圧電薄膜共振子について、この関係を調べた。図7(A)は、副軸が電流の向きと平行、図7(B)は主軸が電流の向きと平行、図7(C)は軸が電流の向きに対して45°傾いた関係になっている。また、楕円形の電流の向きと垂直な軸Pから電流の向きと平行に両方向を見た時、少なくとも副軸の長さの半分(=b/2)の範囲内において、図7(A)と(B)に示すタイプは上部電極13と下部電極11が略対称な形状になっているに対し、(C)のタイプは対称になっていない。なお、本実施例の上部電極13と下部電極11が対向する部分の楕円形のサイズはa=86.1μm、b=61.5μm、a/b=1.4である。また、各圧電薄膜共振子における最小挿入損失及びそのばらつきを表2に示す。
Figure 0004024741
図7(A)、(B)に示すタイプ(タイプ(A)、(B))に対し、図7(C)に示すタイプは最小挿入損失、ばらつきとも大きい。また、メンブレンの反りを観察したところ、(A)、(B)タイプのメンブレンはドーム状にきれいに歪でいるのに対し、(C)タイプはポテトチップスのようにいびつに歪んでいることがわかった。これは、メンブレンに電極膜を通して電流の向きと平行に圧縮応力が加わった時、(A)、(B)タイプのメンブレンは電流(応力)の向きに対し対称性が良いためきれいに歪むのに対し、(C)タイプのメンブレンは電流(応力)の向きに対し対称性が悪いため、いびつに歪んだものと考えられる。この結果、上記のように特性への影響が現われたものと思われる。
以上の考察から、図7(A)及び(B)に示すように、上部電極13と下部電極11が対向する部分の楕円形の主軸又は副軸が電流の向きと略平行になっていることが好ましい。また、電流の向きと垂直な前記楕円形の軸から電流の向きと平行に両方向を見た時、少なくとも副軸の長さbの半分の範囲内において、上部電極と下部電極が略対称な形状になっていることが好ましい。
図3(A)に示すラダー型フィルタでは、圧電薄膜共振子S1〜S4、P1〜P3はいずれも、上部電極13と下部電極11が対向する部分の楕円形の副軸が電流の向きと略平行になるように配置されている。図3(A)に示す構成において、圧電薄膜共振子S1〜S4、P1〜P3のいずれにおいても、上部電極13と下部電極11が対向する部分の楕円形の主軸が電流の向きと略平行になるように配置されている構成とすることもできる。更に、図3(A)に示すラダー型フィルタにおいて、図7(A)の配置と図7(B)の配置が混在するようにしてもよい。
本発明の実施例4は、上部電極13と下部電極11の対向する楕円形状の部位から外に伸びる上部電極13及び下部電極11の引き出し部の構成に特徴がある。図8(A)は、実施例4に係る圧電薄膜共振子の平面図である。参照番号21は上部電極13の引き出し部のエッジを示し、参照番号22は下部電極11の引き出し部を示している。エッジ部分を強調するために、図7(A)ではエッジ部分を太い実線で示してある。上部電極13の引き出し部21は、楕円形状の中心から離れるにつれて幅広になる形状である。楕円形状の主軸の長さはaなので、引き出し部21の幅はaよりも大きい。引き出し部21はパッド部23と一体に形成されている。圧電膜12に形成された開口を介して、下部電極11が露出している。この露出部分がパッド部24として用いられる。上部電極13と同様に、下部電極11の引き出し部22は、楕円形状の中心から離れるにつれて幅広になる形状である。楕円形状の主軸の長さはaなので、引き出し部22の幅はaよりも大きい。引き出し部21と22は略対称の形状である。エッジ部21と22は直線状であってもよいし、曲線状であってもよい。図8(B)は比較例である。比較例の圧電薄膜共振子の引き出し部は幅が一定である。
本発明者は、図8(A)と(B)に示す圧電薄膜共振子を以下の条件で製作し、メンブレン部15の強度を調べた。図8(A)と(B)のいずれにおいても、上部電極13と下部電極11が対向する部分の楕円形のサイズはa=86.1μm、b=61.5μm、a/b=1.4である。下部電極11はRu(100nm)/Cr(50nm)の二層構成、圧電膜12はAlN(400nm)、上部電極13はRu(100nm)である。これらを積層したときのベタ膜(電極形状にパターニングする前の積層した状態)の内部応力が−1.56Gaとなる条件で圧電薄膜共振子を作製したところ、上記の2つの共振子においてキャビティ形成後のメンブレンの破壊状態に大きな差があることがわかった。図8(B)に示すタイプでは27%のメンブレンが破壊しているのに対し、図8(A)では破壊は皆無であった。このことから、同じ内部応力を有する膜を使用しても引き出し部の形状によってメンブレンの強度が大きく異なり、図8(A)のタイプの構造は図8(B)に示すタイプに比べ、メンブレンが非常に壊れにくい構造であることがわかった。
図8(A)では、楕円形状の副軸が電流の流れる方向に対し略平行であるが、楕円形状の主軸が電流の方向に対し略平行であっても、上部電極13及び下部電極11の引き出し電極が楕円形状の中心から離れるにつれて幅広になる形状とすることで、同様の作用効果が得られる。また、上部電極13と下部電極11の両方の引き出し部21、22を図8(A)のように形成することが好ましいが、いずれか一方のみを楕円形状の中心から離れるにつれて幅広になる形状とすることもできる。
本発明の実施例5は、下部電極11、圧電膜12及び上部電極13を含む積層膜の内部応力と共振特性を考慮した構成を有することを特徴とする。本発明者は、内部応力が共振特性に及ぼす影響を調べる実験を行った。圧電薄膜共振子の膜構造は、下部電極13がRu(100nm)/Cr(50nm)の二層構成、圧電膜12がAlN(400nm)、上部電極13がRu(100nm)で形成されている。また、上部電極13と下部電極11が対向する部分の楕円形のサイズはa=60.2μm、b=50.2μm、a/b=1.2であり、空隙15の楕円形のサイズはa=66.2μm、b=55.2μm、a/b=1.2である。図9に、内部応力(GPa)と電気機械結合係数(K2)との関係を示す。なお、この内部応力は上記ベタ膜の積層状態での応力である。この結果から、圧縮応力が大きい方が大きな電気機械結合係数(K2)が得られることがわかる。なお、本実験では、0.52GPaと0.87GPaの2種類の引張応力の膜も作製したが、いずれも空隙15を形成した後メンブレンが破壊してしまった。ある仕様から要求される電気機械結合係数(K2)は6%以上であることから、これを満たすには−0.68GPa以上の圧縮応力を有する膜が必要なことがわかる。
ところで、応力を有する膜を使用した場合、空隙形成後メンブレン部が反った形状になる。特に、圧縮応力の膜を使用した場合、図10に示すように、空隙15を形成した後のメンブレン部14は空隙と反対側に膨らんだ形状になる。いま、メンブレン部14の厚みをM(本実施例の場合650nm)、メンブレン部14の基板11表面からの最大高さをUとした場合、図11にU/Mと内部応力の関係を示す。圧縮応力が大きくなるにつれて、メンブレン部14の膨らみは大きくなることがわかる。以上の結果から、U/Mが1.5以上の場合に、6%以上の電気機械結合係数(K2)を有する所望の圧電薄膜共振子を得ることができる。
以上説明した実施例1〜実施例5はいずれも、メンブレン部14の下に空隙15を設けた構成である。しかしながら、本発明は空隙15の代わりに、音響インピーダンスが高い膜と低い膜を交互にλ/4(λ:弾性波の波長)の膜厚で積層した音響反射膜を備えた圧電薄膜共振子及びこれを用いたフィルタ素子を含むものである。
本発明によれば、横モードの波による悪影響を抑制した構造においても、十分なメンブレン部の強度と良好な空隙の製造性を有した構造にしているため、特性ばらつきの少ない圧電薄膜共振子及びこれを用いたフィルタを得ることができる。更には、所望の圧縮応力を有する膜を利用することで電気機械結合係数(K2)が大きな圧電薄膜共振子及びこれを用いたフィルタを得ることができる。
本発明の実施例1に係る圧電薄膜共振子の平面図(A)及びこの平面図のIB−IB線断面図である。 軸比の異なる楕円形を示す図である。 本発明の実施例1に係る圧電薄膜共振子を用いたフィルタ素子の平面図(A)、及びこの平面図のIIIB−IIIB線断面図である。 図3に示すフィルタ素子の回路図である。 楕円形の軸比を変えたフィルタ素子の帯域特性を示すグラフである。 本発明の実施例2に係る圧電薄膜共振子の共振抵抗のb´/b依存性を示すグラフである。 本発明の実施例3に係る圧電薄膜共振子を示す平面図(A)及び(B)、並びに比較例を示す平面図(C)である。 本発明の実施例4に係る圧電薄膜共振子を示す平面図(A)、及び比較例を示す平面図(B)である。 本発明の実施例5に関する内部応力と電気機械結合係数との関係を示すグラフである。 空隙形成後のメンブレンの形状を模式的に示す圧電薄膜共振子の断面図である。 内部応力と図10に示すパラメータUとMの比U/Mとの関係を示すグラフである。
符号の説明
10 基板
11 下部電極
12 圧電膜
13 上部電極
14 メンブレン部
15 空隙
16、17 パッド部
21、22 引き出し部
23、24 パッド部

Claims (5)

  1. 基板と、該基板上に形成された複数の圧電薄膜共振子とを有し、
    前記複数の圧電薄膜共振子はラダー型に接続され、
    前記複数の圧電薄膜共振子はそれぞれ、前記基板上に形成された下部電極と、該下部電極上に形成された圧電膜と、該圧電膜上に形成された上部電極とを含み、
    前記基板は、前記複数の圧電薄膜共振子のそれぞれにおいて、前記上部電極と前記下部電極が対向するメンブレン部の下に位置する空隙を有し、
    前記複数の圧電薄膜共振子のそれぞれにおいて、前記メンブレン部の平面形状は楕円形であり、
    前記複数の圧電薄膜共振子のそれぞれにおいて、前記楕円形の副軸が電流の向きと略平行になっていることを特徴とするフィルタ。
  2. 前記上部電極と前記下部電極の対向する楕円形状の部位から外に伸びる上部電極及び/又は下部電極の引き出し部は、主軸又は副軸の長さを超える幅を有することを特徴とする請求項1記載のフィルタ。
  3. 前記引き出し部は、前記楕円形状の部位から離れるにつれて幅が太くなる部分を有することを特徴とする請求項2記載のフィルタ。
  4. 前記メンブレン部は前記空隙と反対側に膨らんでいることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項記載のフィルタ。
  5. 前記上部電極と前記下部電極の対向する楕円形状の部位から外に伸びる上部電極及び/又は下部電極の引き出し部は、主軸の長さを超える幅の部分を有することを特徴とする請求項1記載のフィルタ。
JP2003360054A 2003-10-20 2003-10-20 圧電薄膜共振子及びフィルタ Expired - Lifetime JP4024741B2 (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003360054A JP4024741B2 (ja) 2003-10-20 2003-10-20 圧電薄膜共振子及びフィルタ
DE102004050507A DE102004050507B4 (de) 2003-10-20 2004-10-15 Piezoelektrischer Dünnfilmresonator und diesen nutzendes Filter
US10/966,035 US7211931B2 (en) 2003-10-20 2004-10-18 Piezoelectric thin-film resonator and filter using the same
KR1020040083520A KR100740746B1 (ko) 2003-10-20 2004-10-19 탄성 표면파 디바이스
CNB2004100877429A CN100474766C (zh) 2003-10-20 2004-10-20 压电薄膜谐振器以及使用其的滤波器
US12/276,318 USRE41813E1 (en) 2003-10-20 2008-11-22 Piezoelectric thin-film resonator and filter using the same

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003360054A JP4024741B2 (ja) 2003-10-20 2003-10-20 圧電薄膜共振子及びフィルタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005124107A JP2005124107A (ja) 2005-05-12
JP4024741B2 true JP4024741B2 (ja) 2007-12-19

Family

ID=34463400

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003360054A Expired - Lifetime JP4024741B2 (ja) 2003-10-20 2003-10-20 圧電薄膜共振子及びフィルタ

Country Status (5)

Country Link
US (2) US7211931B2 (ja)
JP (1) JP4024741B2 (ja)
KR (1) KR100740746B1 (ja)
CN (1) CN100474766C (ja)
DE (1) DE102004050507B4 (ja)

Families Citing this family (42)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005073175A (ja) * 2003-08-27 2005-03-17 Fujitsu Media Device Kk 圧電薄膜共振子及びその製造方法
JP4149416B2 (ja) * 2004-05-31 2008-09-10 富士通メディアデバイス株式会社 圧電薄膜共振子およびフィルタならびにそれらの製造方法
JP4548171B2 (ja) * 2005-03-24 2010-09-22 ソニー株式会社 圧電共振素子およびその製造方法
JP4550658B2 (ja) * 2005-04-28 2010-09-22 富士通メディアデバイス株式会社 圧電薄膜共振器およびフィルタ
JP4629492B2 (ja) * 2005-05-10 2011-02-09 太陽誘電株式会社 圧電薄膜共振子およびフィルタ
JP5040172B2 (ja) * 2005-05-19 2012-10-03 宇部興産株式会社 薄膜圧電共振器と薄膜圧電フィルタ
US7889027B2 (en) 2005-09-09 2011-02-15 Sony Corporation Film bulk acoustic resonator shaped as an ellipse with a part cut off
DE102005044330A1 (de) * 2005-09-16 2007-03-29 Epcos Ag Abstimmbarer Kondensator und Schaltung mit einem solchen Kondensator
JP4756461B2 (ja) * 2005-10-12 2011-08-24 宇部興産株式会社 窒化アルミニウム薄膜およびそれを用いた圧電薄膜共振子
JP4707533B2 (ja) * 2005-10-27 2011-06-22 太陽誘電株式会社 圧電薄膜共振器およびフィルタ
JP2007181185A (ja) * 2005-12-01 2007-07-12 Sony Corp 音響共振器およびその製造方法
JP5128077B2 (ja) * 2006-02-21 2013-01-23 宇部興産株式会社 薄膜圧電共振器とそれを用いた薄膜圧電フィルタ
JP4181185B2 (ja) * 2006-04-27 2008-11-12 富士通メディアデバイス株式会社 フィルタおよび分波器
JP4252584B2 (ja) 2006-04-28 2009-04-08 富士通メディアデバイス株式会社 圧電薄膜共振器およびフィルタ
JP4870541B2 (ja) * 2006-12-15 2012-02-08 太陽誘電株式会社 圧電薄膜共振器およびフィルタ
JP4775445B2 (ja) * 2007-01-17 2011-09-21 宇部興産株式会社 薄膜圧電共振器および薄膜圧電フィルタ
JP5047660B2 (ja) * 2007-03-27 2012-10-10 日本碍子株式会社 圧電薄膜デバイス
JP5040403B2 (ja) * 2007-04-04 2012-10-03 株式会社村田製作所 圧電薄膜振動装置及びその製造方法
JP5080858B2 (ja) * 2007-05-17 2012-11-21 太陽誘電株式会社 圧電薄膜共振器およびフィルタ
WO2009025266A1 (ja) * 2007-08-20 2009-02-26 Ube Industries, Ltd. 薄膜圧電共振器
JP5563739B2 (ja) * 2008-02-20 2014-07-30 太陽誘電株式会社 圧電薄膜共振器、フィルタ、デュープレクサ、通信モジュール、および通信装置
JP4586897B2 (ja) * 2008-06-24 2010-11-24 株式会社村田製作所 分波器
JP5229945B2 (ja) 2008-09-09 2013-07-03 太陽誘電株式会社 フィルタ、デュープレクサ、および通信装置
WO2010095640A1 (ja) * 2009-02-20 2010-08-26 宇部興産株式会社 薄膜圧電共振器およびそれを用いた薄膜圧電フィルタ
JP4944145B2 (ja) * 2009-03-19 2012-05-30 太陽誘電株式会社 圧電薄膜共振子、フィルタ、通信モジュール、通信装置
JP5471612B2 (ja) * 2009-06-22 2014-04-16 日立金属株式会社 圧電性薄膜素子の製造方法及び圧電薄膜デバイスの製造方法
CN102122939B (zh) * 2010-11-01 2013-12-04 中国电子科技集团公司第二十六研究所 预设空腔型soi基片薄膜体声波滤波器及制作方法
JP5713025B2 (ja) * 2010-12-24 2015-05-07 株式会社村田製作所 弾性波装置及びその製造方法
JP5772256B2 (ja) * 2011-06-08 2015-09-02 株式会社村田製作所 弾性波装置
CN102545827B (zh) * 2012-01-04 2015-09-09 华为技术有限公司 薄膜体声波谐振器、通信器件和射频模块
JP5591977B2 (ja) * 2013-04-30 2014-09-17 太陽誘電株式会社 圧電薄膜共振器、フィルタ、デュープレクサ、通信モジュール、および通信装置
CN103532516B (zh) * 2013-08-05 2017-10-24 天津大学 体波谐振器及其制造方法
JP5613813B2 (ja) * 2013-10-17 2014-10-29 太陽誘電株式会社 分波器
JP2016195305A (ja) * 2015-03-31 2016-11-17 太陽誘電株式会社 弾性波フィルタ、分波器、およびモジュール
US10903818B2 (en) 2016-04-01 2021-01-26 Intel Corporation Piezoelectric package-integrated film bulk acoustic resonator devices
CN106446321A (zh) * 2016-07-12 2017-02-22 佛山市艾佛光通科技有限公司 薄膜体声波谐振器物理参数的优化方法
KR20200028034A (ko) * 2017-08-03 2020-03-13 어쿠스티스, 인크. 벌크 음향파 공진기에 대한 타원형 구조체
US10523179B2 (en) 2017-09-18 2019-12-31 Snaptrack, Inc. Acoustic resonator with optimized outer perimeter
CN111786644B (zh) * 2019-04-04 2023-01-06 中芯集成电路(宁波)有限公司上海分公司 体声波谐振器及其制造方法和滤波器、射频通信系统
CN111740003A (zh) * 2020-06-22 2020-10-02 济南晶正电子科技有限公司 一种压电薄膜体及其制备方法、空腔型器件及其制备方法
CN112332793A (zh) * 2020-11-16 2021-02-05 中芯集成电路(宁波)有限公司上海分公司 一种薄膜体声波谐振器及其制造方法和滤波器
CN112926250B (zh) * 2021-04-07 2023-01-06 苏州大学 一种缝尖端区域最优压电薄膜摆放形状的确定方法及系统

Family Cites Families (25)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60189307A (ja) * 1984-03-09 1985-09-26 Toshiba Corp 圧電薄膜共振器およびその製造方法
KR910010996A (ko) * 1989-11-30 1991-06-29 이헌조 팩시밀리에서의 에러 정정 메시지(ecm)방식을 이용한 기록 시간 단축 방법
EP0535219A4 (en) * 1991-04-22 1993-10-13 Motorola, Inc. Surface mountable piezoelectric device with in situ finish plate mask
US5373268A (en) 1993-02-01 1994-12-13 Motorola, Inc. Thin film resonator having stacked acoustic reflecting impedance matching layers and method
JP3471447B2 (ja) * 1994-11-16 2003-12-02 日本碍子株式会社 セラミックダイヤフラム構造体およびその製造方法
JPH08148968A (ja) 1994-11-24 1996-06-07 Mitsubishi Electric Corp 薄膜圧電素子
DE69839540D1 (de) * 1997-06-20 2008-07-10 Seiko Epson Corp Piezoelektrisches Schichtelement, Verfahren zum Herstellen und Tintenstrahldruckkopf
US6150703A (en) * 1998-06-29 2000-11-21 Trw Inc. Lateral mode suppression in semiconductor bulk acoustic resonator (SBAR) devices using tapered electrodes, and electrodes edge damping materials
JP2000134060A (ja) * 1998-10-26 2000-05-12 Murata Mfg Co Ltd エネルギー閉じ込め型圧電共振子及びエネルギー閉じ込め型圧電共振部品
US6215375B1 (en) * 1999-03-30 2001-04-10 Agilent Technologies, Inc. Bulk acoustic wave resonator with improved lateral mode suppression
US6222304B1 (en) * 1999-07-28 2001-04-24 The Charles Stark Draper Laboratory Micro-shell transducer
DE10009511A1 (de) * 2000-02-29 2001-08-30 Epcos Ag Transversalmoden-gekoppeltes Resonatorfilter mit verringertem Platzbedarf
US6384697B1 (en) 2000-05-08 2002-05-07 Agilent Technologies, Inc. Cavity spanning bottom electrode of a substrate-mounted bulk wave acoustic resonator
GB0029090D0 (en) * 2000-11-29 2001-01-10 Univ Cranfield Improvements in or relating to filters
JP3954395B2 (ja) 2001-10-26 2007-08-08 富士通株式会社 圧電薄膜共振子、フィルタ、および圧電薄膜共振子の製造方法
JP4055885B2 (ja) * 2001-10-29 2008-03-05 Tdk株式会社 圧電薄膜振動素子、及びこれを用いたフィルタ
DE60140319D1 (de) 2001-11-06 2009-12-10 Avago Technologies Wireless Ip Filtereinrichtung und verfahren zur herstellung einer filtereinrichtung
JP3969224B2 (ja) 2002-01-08 2007-09-05 株式会社村田製作所 圧電共振子及びそれを用いた圧電フィルタ・デュプレクサ・通信装置
JP3830843B2 (ja) 2002-03-28 2006-10-11 株式会社東芝 薄膜圧電共振子
JP2004200843A (ja) 2002-12-17 2004-07-15 Sony Corp 圧電共振素子およびその製造方法ならびに電子機器
JP2005033379A (ja) 2003-07-09 2005-02-03 Tdk Corp 薄膜バルク波振動子およびその製造方法
JP4245450B2 (ja) 2003-09-29 2009-03-25 パナソニック株式会社 共振器の製造方法
JP3945486B2 (ja) 2004-02-18 2007-07-18 ソニー株式会社 薄膜バルク音響共振子およびその製造方法
JP4223428B2 (ja) * 2004-03-31 2009-02-12 富士通メディアデバイス株式会社 フィルタおよびその製造方法
JP4693397B2 (ja) 2004-11-26 2011-06-01 京セラ株式会社 薄膜バルク音響波共振子およびフィルタならびに通信装置

Also Published As

Publication number Publication date
US7211931B2 (en) 2007-05-01
USRE41813E1 (en) 2010-10-12
JP2005124107A (ja) 2005-05-12
KR100740746B1 (ko) 2007-07-19
US20050099094A1 (en) 2005-05-12
CN1610254A (zh) 2005-04-27
CN100474766C (zh) 2009-04-01
DE102004050507A1 (de) 2005-05-19
DE102004050507B4 (de) 2011-08-18
KR20050037966A (ko) 2005-04-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4024741B2 (ja) 圧電薄膜共振子及びフィルタ
JP4838093B2 (ja) 圧電薄膜共振器およびフィルタ
JP4252584B2 (ja) 圧電薄膜共振器およびフィルタ
JP5080858B2 (ja) 圧電薄膜共振器およびフィルタ
JP4870541B2 (ja) 圧電薄膜共振器およびフィルタ
KR101242314B1 (ko) 압전 박막 공진 소자 및 이를 이용한 회로 부품
KR100771345B1 (ko) 압전 박막 공진자 및 필터
JP5904591B2 (ja) 弾性波デバイス
WO2010095640A1 (ja) 薄膜圧電共振器およびそれを用いた薄膜圧電フィルタ
JP4550658B2 (ja) 圧電薄膜共振器およびフィルタ
JP2005073175A (ja) 圧電薄膜共振子及びその製造方法
JP4775445B2 (ja) 薄膜圧電共振器および薄膜圧電フィルタ
JP6423782B2 (ja) 圧電薄膜共振器およびフィルタ
JP4895323B2 (ja) 薄膜圧電共振器
JP2008182543A (ja) 薄膜圧電共振器とそれを用いた薄膜圧電フィルタ
KR102450602B1 (ko) 체적 음향 공진기
JP4917481B2 (ja) フィルタ
JP2008172638A (ja) 薄膜圧電共振器
JP5204258B2 (ja) 圧電薄膜共振子の製造方法
JP2008079328A (ja) 圧電薄膜共振子及びその製造方法
JP2006246290A (ja) 薄膜圧電共振器およびそれを用いた薄膜圧電フィルタ

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20061002

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061011

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061211

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070410

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20071002

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20071003

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4024741

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101012

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101012

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101012

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101012

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111012

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111012

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121012

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121012

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131012

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term