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JP4021057B2 - Red color resist ink - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、液晶ディスプレイ用カラーフィルタなどに用いられる新規な赤色カラーレジストインキ及びこれを用いたカラーフィルタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、赤色顔料としてジケトピロロピロールを用いた高分子有機材料の着色用のための組成物は知られており、これは、例えば、粉体、ペースト、フラッシュペースト及び調剤として使用することができ、印刷インキ、サイジングカラー、バインダーカラーやコーティング材料に適していることが開示されている(例えば、特開平8−20731号公報及び特開平8−27391号公報)。
【0003】
また、赤色顔料として4,4'−ジアミノ-1,1'-ビアントラキノンを配合させてなる分散体を用いた赤色カラーレジストインキは既に知られており、例えば特公平6−95211号公報及び特開平7−306312号公報に開示されている。
【0004】
しかしながら、従来の技術による赤色カラーレジストインキを用いた液晶ディスプレイ用カラーフィルタ(以下、LCD用CFともいう)では、最近の高品位LCDに要求される高水準の明彩度性が達成できないという課題を抱えている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従って、本発明の目的は、LCD用CFに用いたとき高水準の明彩度性を与える赤色カラーレジストインキを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
そこで本発明者らは、前記課題を解決するための手段を研究した結果、赤色顔料を感光性樹脂組成物に分散してなる赤色カラーレジストインキにおいて、ジケトピロロピロールが、従来から赤色顔料として用いられてきた4,4'−ジアミノ-1,1'-ビアントラキノンに比べて、分光透過曲線の550〜600nm付近に現れる立ち上がりの傾きが大きいという特性を有することに着目し、赤色顔料としてこのジケトピロロピロールを適用した赤色カラーレジストインキを用いると、等色関数y(λ)との重なり面積が大きい、即ち明度Y値が従来より大幅に改善されたLCD用CFを得ることができ、更に、赤色顔料としてこのジケトピロロピロールの微粒化処理品を用いることにより、Y値の増大傾向が一層加速されることを見出した。
【0007】
一方、本発明者らは、ジケトピロロピロールは、顔料分散性及び分散安定性において従来顔料より劣るという課題も抱えていたため、分散助剤として顔料誘導体である4,4'−ジアミノ-1,1'-ビアントラキノン-3,3'-ジスルホン酸を必須成分として配合し、これを分散させることで課題が解決できることを見出し本発明を完成させた。
【0008】
すなわち、本発明は、赤色顔料を感光性樹脂組成物に分散してなる赤色カラーレジストインキにおいて、赤色顔料としてジケトピロロピロールを、顔料誘導体として4,4'−ジアミノ-1,1'-ビアントラキノン-3,3'-ジスルホン酸を各々必須成分として分散してなる赤色カラーレジストインキであり、更に、ジケトピロロピロールの1次粒子径が100nm以下に微粒化処理されてなる赤色カラーレジストインキである。
【0009】
また、本発明は、ジケトピロロピロール、4,4'−ジアミノ-1,1'-ビアントラキノン-3,3'-ジスルホン酸、カチオン性高分子分散剤及び有機溶剤を分散調製して得られた赤色顔料分散体組成物を感光性樹脂組成物に配合してなる赤色カラーレジストインキである。
更に、本発明は、赤色画素が、赤色顔料としてジケトピロロピロールを、顔料誘導体として4,4'−ジアミノ-1,1'-ビアントラキノン-3,3'-ジスルホン酸を各々必須成分として含むカラーフィルタである。
【0010】
以下、本発明について詳細に説明する。
本発明の赤色カラーレジストインキに赤色顔料として用いられるジケトピロロピロールは、例えばp-クロロベンゾニトリルとブロモ酢酸エステルを亜鉛粉末の存在下で反応させることで製造できるが、製造法は特に限定されるものではない。このジケトピロロピロールの市販品の例としては、Ciba Specialty Chemicals社製PR-254、商品名:Irgazin DPP Red BO、Irgazin DPP Red BL、Cromophtal DPP Red BP 、Cromophtal DPP Red BOC等が挙げられる。
【0011】
本発明で赤色顔料として用いられるジケトピロロピロールは、従来から用いられてきた赤色顔料に比べて、分光透過曲線の550〜600nm付近に現れる立ち上がりの傾きが大きいという特性を有する。そのため、赤色顔料としてジケトピロロピロールを適用した赤色カラーレジストインキでカラーフィルタを製造することにより、等色関数y(λ)との重なり面積が大きい、即ち明度Y値が従来より大幅に改善されたカラーフィルタが得られる。
【0012】
また、本発明で用いられるジケトピロロピロールは、1次粒径を100nm以下にした微粒化処理品を用いることが、明度Y値の更なる向上の点から好ましい。微粒化処理法としては、例えば食塩の存在化でミル破砕を行うソルトミリング法等が知られているが、微粒化法は特に限定されるものではない。微粒化ジケトピロロピロールの市販品の例としては、Ciba Specialty Chemicals社製PR-254、商品名:Irgaphor Red B-CF 、Irgaphor Red BT-CF等が挙げられる。
【0013】
更に、本発明で用いられる赤色顔料には、調色の点から黄色顔料を共分散配合させてもよい。黄色顔料を配合することにより、分光透過曲線は低波長側に移動するので明度Y値の向上に有利に働く。このような黄色顔料としては、C.I.ピグメントナンバーのPY-83 、PY-139等を用いることができる。黄色顔料の市販品を例示すると、PY-83 としては、Ciba Specialty Chemicals社製、商品名:Irgalite Yellow B3R 、大日精化工業(株)製商品名:セイカファーストエロー2770、ECR-204 を、また、PY-139としては、Ciba Specialty Chemicals社製、商品名:Irgaphor Yellow 2R-CF 、BASF社製、商品名:Paliotol Yellow L1820 、D1819 を各々挙げることができる。
【0014】
本発明で顔料誘導体として用いられる4,4'−ジアミノ-1,1'-ビアントラキノン−ジスルホン酸は、例えば4,4'−ジアミノ-1,1'-ビアントラキノンを濃硫酸、発煙硫酸、クロルスルホン酸又はそれらの混合液に溶解し、室温ないし80〜90℃に加熱し、次いで多量の水で希釈して得た懸濁液を濾過後、水洗し、得られたフィルターケーキを乾燥、粉砕して製造することができ、市販品は存在しない。
【0015】
この顔料誘導体は分子骨格が芳香環であるため、同じく芳香環骨格を有する赤色顔料であるジケトピロロピロール表面に合体すると考えられる。このときスルホン酸基は合体した顔料表面に出て顔料表面の負の表面電位を増大させ、静電気的反発力による顔料分散性及び分散安定性の増大に寄与する。更に、4,4'−ジアミノ-1,1'-ビアントラキノン−ジスルホン酸は、前記した負電位増大によって、後述するカチオン性高分子分散剤の吸着性及び吸着力を増大させ、同分散剤による立体反発力も増大させて、顔料分散性及び分散安定性を一層増大させる分散助剤としての機能を有するものと考えられる。
【0016】
本発明の赤色カラーレジストインキは、上記の赤色顔料及び顔料誘導体が感光性樹脂組成物中に分散されているものであり、赤色顔料及び顔料誘導体の分散剤としてカチオン性高分子分散剤を用いることが好ましい。
【0017】
このカチオン性高分子分散剤としては、顔料に吸着するアンカーの役割を果たすカチオン性基部分と、立体反発効果によって分散性を付与する高分子鎖部分を有する分散剤であればいずれも使用できる。
【0018】
例えば、a.ポリエチレンイミンのようなポリ(低級アルキレンイミン)とヒドロキシステアリン酸のエステルのような遊離のカルボン酸基を有するポリエステルとの反応により形成されたアミド又は塩よりなり、その中でそれぞれのポリ(低級アルキレンイミン)連鎖に最低2つのポリエステル連鎖が結合されている分散剤(特公昭63−30057号公報参照)が挙げられる。
【0019】
また、b.ポリイソシアネート化合物のイソシアネート基に、▲1▼メトキシポリエチレングリコール等のアルコール類やカプロラクトンポリエステル等のポリエステル類等の水酸基を1個有する化合物と、▲2▼ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、1,4-ブタンジオール、 1,12-ジアミノドデカン、ヤシ油酸のジエタノールアミド等の2〜3個のイソシアネート基反応性官能基を有する化合物と、▲3▼N,N-ジアリルメラミン、 4-(2-ヒドロキシエチル)-ピリジン、 4-(2-アミノエチル)-ピリジン、 4-(アミノメチル)-ピリジン、 1-(2-アミノエチル)-ピペラジン、N,N-ジメチル−1,3-ジアミノプロパン、 1-(2-ヒドロキシエチル)-イミダゾール、 1-(3-アミノプロピル)-イミダゾール、3-メルカプト−1,2,4-トリアゾール、2-アミノ−6-メトキシベンゾチアゾール等のイソシアネート基反応性官能基と第3級アミノ基とを有する脂肪族又は複素環式炭化水素化合物とを順次反応させて得られた分散剤(特開昭60−166318号公報参照)も挙げられる。
【0020】
更に、c.スチレンやビニルトルエン等のスチレン又はその誘導体、種々の(メタ)アクリル酸又はそのエステル、2-ヒドロキシエチルメタクリレートやグリシジルメタクリレート等を始めとする水酸基やグリシジル基を有する(メタ)アクリル酸エステル、イソホロンジイソシアネート等のポリイソシアネート化合物、 1-(3-アミノプロピル)-イミダゾールや3-メルカプト−1,2,4-トリアゾール等のポリマー鎖に結合可能な少なくとも1つの反応性官能基(-OH, -NH2, -NHR, -COOH,−ジスルホン酸H)と塩基性複素環式基とを有する化合物、及びビニルイミダゾールやビニルピリジン等のビニル基と塩基性複素環式基とを有する重合性化合物から選ばれた複数の化合物を重合させ又は反応させて得られる塩基性複素環式基を含む重合体からなる分散剤(特開平1−164429号公報参照)等も良好に使用できる。
【0021】
このようなカチオン性高分子分散剤の市販品を例示すると、aの分子構造を有する分散剤としては、Zeneca社製商品名:Solsperse 13000 シリーズ、24000 シリーズ、26000 シリーズ、28000 シリーズ、32550 シリーズを、bの分子構造を有する分散剤としては、BYK Chemie社製商品名:Disperbyk-160 、161 、162 、163 、164 、182 、184 を、cの分子構造を有する分散剤としては、EFKA Chemicals BV 社製:商品名EFKA-46 、47、48等が挙げられる。
【0022】
本発明の赤色カラーレジストインキにおいて、赤色顔料及び顔料誘導体を感光性樹脂中に分散させる方法としては、予め、赤色顔料、顔料誘導体及び分散剤を有機溶剤に分散させて赤色顔料分散体組成物を調製し、これを感光性樹脂を含む組成物と混合する方法や、赤色顔料、顔料誘導体、分散剤、有機溶剤及び感光性樹脂を含む組成物(好ましくは光重合開始剤を除いた組成物)を混合し分散させる方法等が挙げられるが、カラーレジストインキの安定性の面から前者の方法が好ましい。
【0023】
上記で用いられる有機溶剤としては、顔料の分散性と分散剤の溶解性に優れる点からエステル類、ケトン類、多価アルコール誘導体、含窒素系溶剤等を用いることができ、例えばエステル類では酢酸エチル、酢酸ブチル等が挙げられ、ケトン類ではシクロヘキサノン、エチルブチルケトン等が挙げられ、多価アルコール誘導体ではエチレングリコールモノエチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート等が挙げられ、また、含窒素系溶剤ではジメチルホルムアミド等が挙げられる。
【0024】
本発明の赤色カラーレジストインキにおいて、顔料と顔料誘導体との配合割合は、微細分散性の観点、更にはカラーレジストインキの色特性、特に高分光透過性及び高コントラスト性の観点から、顔料と顔料誘導体の総量100重量部当たり、顔料誘導体を1〜30重量部とするのが好ましい。また、カチオン性高分子分散剤を使用する場合は、顔料と顔料誘導体の総量100重量部当たり5〜50重量部とするのが好ましい。
【0025】
赤色顔料を分散させてインキ又は赤色顔料分散体組成物とする場合、赤色顔料、顔料誘導体、分散剤及び有機溶剤又はこれらと感光性樹脂等を先ずロールミルを用いて混練した後、有機溶剤を追加しビーズミルを用いてさらに分散させ、インキ又は赤色顔料分散体組成物を製造することが粗粒解消等の分散性向上の点から好ましい。
【0026】
このロールミルとしては2本ロールミル、3本ロールミル等が使用できるが、混練能力の点から3本ロールミルが好ましい。3本ロールミルの運転条件は、前ロール回転数50〜200rpm、前ロール:中ロール:後ロールの各回転比が1.0:1.5:5.0〜1.0:3.0:8.0であることが好ましい。ロールミル混練を行うことにより、分散安定性がより向上する。
【0027】
また、ビーズミルにはディスク回転型ビーズミル、アニュラー型ビーズミル等が使用できる。ディスク回転型ビーズミルを使用した場合の運転条件は、分散能力の点からビーズ径0.1〜1.0mmφ、ビーズ充填率80%以上、ディスク周速10〜20m/秒とすることが好ましい。このようなビーズミルの市販装置例としては、ディスク回転型では WAB社製商品名:DYNO-MILL 、(株)井上製作所製商品名:マイティーミル、 EIGER社製商品名:MOTOR MILL等が挙げられ、また、アニュラー型ではEIRICH社製商品名:DCP-ジスルホン酸UPERFLOW、 WAB社製商品名:DYNO-MILL ECM 、三菱重工(株)製商品名:ダイヤモンドファインミル、(株)井上製作所製商品名:スパイクミル等が挙げられる。
【0028】
本発明の赤色カラーレジストインキは、赤色顔料であるジケトピロロピロール及び顔料誘導体である4,4'−ジアミノ-1,1'-ビアントラキノン−ジスルホン酸を透明樹脂に分散させたものであり、この透明樹脂は、光重合性樹脂又はモノマー若しくはオリゴマーからなる感光性樹脂である。また、本発明でいう感光性樹脂組成物は上記樹脂又はモノマー若しくはオリゴマーの他に、光重合開始剤及び有機溶剤とを通常含み、硬化した状態で樹脂となるものであればよく、未硬化の状態においては樹脂化していない成分のみからなるものを含む。
【0029】
このような感光性樹脂としては、例えば2-ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2-ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、2-エチルヘキシル(メタ)アクリレート、エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ジエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、トリエチレングリコール(メタ)アクリレート、テトラエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、テトラメチレングリコールジ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、トリメチロールエタントリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールジ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、グリセロール(メタ)アクリレート、ビスフェノールA型エポキシ(メタ)アクリレート、ビスフェノールF型エポキシ(メタ)アクリレート、ビスフェノールフルオレン型エポキシジ(メタ)アクリレート等の(メタ)アクリル酸エステル類などが挙げられる。これらの光重合性モノマー、オリゴマーは単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
【0030】
また、光重合開始剤としては、例えばアセトフェノン、 2,2'-ジエトキシアセトフェノン、p-ジメチルアセトフェノン、 p-tert-ブチルアセトフェノン等のアセトフェノン類、ベンゾフェノン、2-クロロベンゾフェノン、 p,p'-ビスジメチルアミノベンゾフェノン等のベンゾフェノン類、ベンゾインメチルエーテル、ベンゾインイソプロピルエーテル、ベンゾインブチルエーテル等のベンゾインエーテル類、2-メチル-1-[ 4-(メチルチオ)フェニル]-2-モンフォリノプロパノン−1,2-ベンジル−2-ジメチルアミノ-1-(4-モノフォリオフェニル)-ブタノン-1等のα−アミノアルキルフェノン類、ベンジルジメチルケタール、チオキサンソン、2-クロロチオキサンソン、2,4-ジエチルチオキサンソン等のイオウ化合物などが挙げられる。これらの光重合開始剤は単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
【0031】
また、有機溶剤としては、例えばメチルイソブチルケトン、ジイソブチルケトン、シクロヘキサノン等のケトン類、メチルセロソルブ、エチルセロソルブ、エチルセロソルブアセテート、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート等のセロソルブ類などが挙げられる。これらの有機溶剤は単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
【0032】
上記の赤色顔料と顔料誘導体の合計若しくはこれらを事前に赤色顔料分散体組成物とする場合はその量と、感光性樹脂組成物の配合割合は、露光感度及び現像性の要求度合に応じて適宜選定されるが、通常、固形分の重量比で、前者:後者=5:95〜30:70であるのが好ましい。このようにして得られたインキは、カラーフィルタ用赤色インキとして好適であり、このインキを使用して得られるカラーフィルタは画素中にこれを硬化させて得られる膜を有する。なお、このインキを用いてカラーフィルタを製造する方法としては、公知の方法を採用できる。
【0033】
【発明の実施の形態】
次に、実施例及び比較例により、本発明を更に具体的に説明する。実施例及び比較例に用いた顔料、顔料誘導体、分散剤及び有機溶剤の略号を以下に示す。
【0034】
<赤色顔料>
A−1:微細化処理ジケトピロロピロール
(Ciba Specialty Chemicals社製、商品名:Irgaphor Red BT-CF )
A−2:4,4'-ジアミノ-1,1'-ビアントラキノン
(Ciba Specialty Chemicals社製、商品名:Cromophtal Red A2B )
A−3:微細化処理4,4'-ジアミノ-1,1'-ビアントラキノン
(Ciba Specialty Chemicals社製、商品名:Cromophtal Red A3B )
<黄色顔料>
B−1:微細化処理イソインドリンイエロー
(Ciba Specialty Chemicals社製、商品名:Irgaphor Yellow 2R-CF)
<顔料誘導体>
C−1:4,4'-ジアミノ-1,1'-ビアントラキノン-3,3'-ジスルホン酸
<分散剤>
D−1:前記(a)の分子構造を有するカチオン性高分子分散剤
(Zeneca社製、商品名:Solsperse 24000GR)
<有機溶剤>
E−1:プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート
E−2:シクロヘキサノン
【0035】
実施例1〜2
〔赤色顔料分散体組成物の調製〕
表1に示す赤色顔料、黄色顔料、顔料誘導体及び分散剤を有機溶剤に、顔料誘導体配合率〔顔料誘導体/(赤色顔料+顔料誘導体)〕が7重量%(実施例1)及び5重量%(実施例2)、分散剤配合率〔分散剤/(赤色顔料+顔料誘導体)〕が25重量%となるように配合した。この配合物をロール材質アルミナセラミックの3本ロールミル〔(株)井上製作所製、商品名:C-43/4×10)で混練した。3本ロールミルの運転条件は前ロール回転数120rpm、前ロール:中ロール:後ロールの回転比は、1.0:2.6:6.8とし、5パスのロール通しを行い3本ロール混練物を得た。この3本ロール混練物に有機溶剤E−1を、表1に示す配合で追加配合した後、ディスク回転型ビーズミル(WAB社製、商品名:DYNO-MILL KDL−ジスルホン酸pecial)で分散を行った。ビーズミルの運転条件は、ビーズ径0.3mmφ、ディスク周速14m/秒、装入圧力0.5barとし、5パス通しを行い赤色顔料分散体組成物を得た。
【0036】
〔赤色顔料分散体組成物の特製評価〕
この赤色顔料分散体組成物について、以下の方法に従って特性評価を行った。特性評価の結果を表1に示す。表1から、実施例2は実施例1よりも低粘度化されており、黄色顔料B−1の共分散によって更なる分散性改良を成し得ることがわかった。
【0037】
<粘度>
粘度は、赤色顔料分散体組成物を密閉ポリ容器に入れて激しく手で振り、25℃の恒温水槽中で30分静置した後、B型粘度計〔(株)トキメック製、商品名:BL型)を用い、回転数6rpm、60rpm、温度25℃で測定した。
【0038】
<TI値(チクソトロピーインデックス値)>
TI値は、回転数6rpmのときの粘度を回転数60rpmの粘度で除した値である。すなわち、この値が小さく1に近い程、チクソトロピー性が小さい(ニュートン流動性が大きい)ことを示す。
【0039】
<平均粒径>
平均粒径は、赤色顔料分散体組成物0.001gを有機溶剤プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート40gで希釈し、超音波洗浄器中で90秒間超音波分散を行って測定試料を調製し、レーザードップラー法粒度分布測定装置〔大塚電子(株)製、商品名:ELS-800 〕を用いて測定した。
【0040】
〔カラーレジストインキの調製〕
透明樹脂の樹脂成分として、フルオレン骨格を有するエポキシアクリレート樹脂溶液〔新日鐵化学(株)製、商品名:V-259ME 固形分55.3%)150.91g、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート〔日本化薬(株)製、商品名:KAYARAD DPHA)35.76g、ビフェニル骨格を有するエポキシ樹脂(油化シェルエポキシ(株)製、商品名:エピコートYX-4000HK )17.88g、光重合開始剤成分として、2-メチル−1-[4-(メチルチオ)フェニル]-2-モンフォリノプロパン-1(Ciba Specialty Chemicals社製、商品名:Irgacur 907 )3.58g、 4,4'-ビス−ジエチルアミノベンゾフェノン〔保土谷化学(株)製、商品名:EAB-F )1.93g、2,4-トリクロロメチル−(4'-メトキシスチリル)-6-トリアジン〔みどり化学(株)製、商品名:TAZ-110 )5.36g、2-ベンジル−2-ジメチルアミノ-1-(4-モルフォリノフェニル)-ブタノン-1(Ciba Specialty Chemicals社製、商品名:Irgacur369)1.79g、フッ素系界面活性剤〔住友スリーエム(株)製、商品名:フロラードFC-430)を0.12g、それぞれ有機溶剤E−1の294.75gに溶解して固形分濃度29.2%の感光性樹脂組成物を調製した。次いで、この感光性樹脂組成物、前記の赤色顔料分散体組成物(ビーズミル分散物)、有機溶剤E−1及びE−2を表1に示す配合で混合し、赤色カラーレジストインキを調製した。
【0041】
〔カラーレジストインキの特性評価〕
このカラーレジストインキをスピンコーター〔ミカサ(株)製品〕を用いて5インチ角、厚さ1mmの青板ガラス板上に塗工した。このときのスピンコーター回転数は、インキ膜厚が1.5μm(ポストベーク後)となるように調整し、時間は10秒とした。次に、このインキ塗工ガラス板をプレベークした。プレベーク条件は80℃、3分間とした。次に、プレベークインキ塗工ガラス板にフォトマスクを乗せた後、200mj/cm2 のUV露光を行った。このUV照射インキ塗工ガラス板を0.4%炭酸ナトリウム水溶液で25秒間アルカリ現像した。このアルカリ現像インキ塗工ガラス板を230℃、30分間ポストベークしてモデル赤色カラーフィルタを作成した。このようにして作成したモデル赤色カラーフィルタを試料として、以下の方法に従って赤色カラーレジストインキの色特性を評価した。結果を表1に示す。本実施例で得た赤色カラーレジストインキを用いて調製したモデル赤色カラーフィルタは、分光透過率および明度Y値に極めて優れた特性を示し、LCDの高明彩度化要求にとって極めて有用な材料となることが示された。
【0042】
<分光透過率>
分光光度計〔東京電色(株)製、商品名:カラーアナライザーTC-1800MK2)を用い、波長600nmの透過率で表した。
【0043】
<明度Y値及び色度(x,y)>
色度計〔東京電色(株)製、商品名:カラーアナライザーTC-1800MK2)を用いて測定した値で表した。
【0044】
<膜厚>
触針式表面粗さ計〔東京精密(株)製品〕を用いて測定した値で表した。
【0045】
比較例1〜2
〔赤色顔料分散体組成物の調製と特性評価〕
表1記載の配合と実施例と同様の手順に従って3本ロール混練及びビーズミル分散を行って赤色顔料分散体組成物を調製し、その特性を評価した。特性の評価結果も表1に示した。比較例1は、実施例1の配合から顔料誘導体C−1を除いた系であり、C−1を除くことで分散は不可能になった。これより、実施例1と比較例1を比較すると、実施例1は顔料誘導体C−1を配合することではじめて分散が可能となることがわかった。
【0046】
〔カラーレジストインキの調製と特性評価〕
表1記載の配合と実施例と同様の手順で赤色カラーレジストインキを調製し、実施例と同様の手順でモデル赤色カラーフィルタを作成し色特性を評価した。色特性の評価結果も表1に示した。比較例1は、分散不可のためインキ調製ができず色評価には至らなかった。また、比較例2及び3は、実施例2の赤色顔料A−1を各々A−2、A−3に置き換えた系であり、実施例2と比較すると、分光透過率、明度Yが低下した。
【0047】
【表1】

Figure 0004021057
【0048】
【発明の効果】
本発明の赤色カラーレジストインキは、高分光透過性及び高Y値を有するため、高明彩度性を要求されるLCD用CFの製造を可能にする点で極めて有用である。また、本発明に用いる赤色顔料分散体組成物は、カラーレジストインキ用以外にも、高光沢性を要求される塗料、高透明性を要求される筆記用インキ、インクジェットプリンター用インキ、印刷インキ用としても有用である。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a novel red color resist ink used for a color filter for a liquid crystal display and a color filter using the same.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, compositions for coloring polymeric organic materials using diketopyrrolopyrrole as a red pigment are known, which can be used, for example, as powders, pastes, flash pastes and formulations. It is disclosed that it is suitable for printing ink, sizing color, binder color and coating material (for example, JP-A-8-20731 and JP-A-8-27391).
[0003]
Further, a red color resist ink using a dispersion in which 4,4′-diamino-1,1′-bianthraquinone is blended as a red pigment is already known, for example, Japanese Patent Publication No. 6-95211 and This is disclosed in Japanese Laid-Open Patent Publication No. 7-303062.
[0004]
However, the conventional color filter for liquid crystal displays using red color resist ink (hereinafter also referred to as LCD CF) cannot achieve the high level of color saturation required for recent high-quality LCDs. Have
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
Accordingly, an object of the present invention is to provide a red color resist ink that provides a high level of color saturation when used in an LCD CF.
[Means for Solving the Problems]
[0006]
Therefore, as a result of studying means for solving the above problems, the present inventors have found that, in a red color resist ink in which a red pigment is dispersed in a photosensitive resin composition, diketopyrrolopyrrole has been conventionally used as a red pigment. Paying attention to the fact that it has a characteristic that the slope of the rising that appears in the vicinity of 550 to 600 nm of the spectral transmission curve is larger than that of 4,4′-diamino-1,1′-bianthraquinone that has been used. When a red color resist ink to which diketopyrrolopyrrole is applied is used, it is possible to obtain a CF for LCD having a large overlapping area with the color matching function y (λ), that is, the brightness Y value is greatly improved compared to the conventional case. Furthermore, it has been found that by using this diketopyrrolopyrrole atomized product as a red pigment, the increasing tendency of the Y value is further accelerated.
[0007]
On the other hand, the present inventors also have a problem that diketopyrrolopyrrole is inferior to conventional pigments in pigment dispersibility and dispersion stability, and therefore, 4,4′-diamino-1, which is a pigment derivative as a dispersion aid. The present invention was completed by finding that the problem can be solved by blending 1′-bianthraquinone-3,3′-disulfonic acid as an essential component and dispersing it.
[0008]
That is, the present invention relates to a red color resist ink obtained by dispersing a red pigment in a photosensitive resin composition, diketopyrrolopyrrole as a red pigment, and 4,4′-diamino-1,1′-biphenyl as a pigment derivative. A red color resist ink in which anthraquinone-3,3'-disulfonic acid is dispersed as an essential component, and further, a red color resist ink obtained by atomizing the primary particle diameter of diketopyrrolopyrrole to 100 nm or less It is.
[0009]
The present invention is obtained by dispersing and preparing diketopyrrolopyrrole, 4,4′-diamino-1,1′-bianthraquinone-3,3′-disulfonic acid, a cationic polymer dispersant and an organic solvent. A red color resist ink obtained by blending the red pigment dispersion composition into the photosensitive resin composition.
Further, in the present invention, the red pixel contains diketopyrrolopyrrole as a red pigment, and 4,4′-diamino-1,1′-bianthraquinone-3,3′-disulfonic acid as an essential component, respectively. It is a color filter.
[0010]
Hereinafter, the present invention will be described in detail.
The diketopyrrolopyrrole used as the red pigment in the red color resist ink of the present invention can be produced, for example, by reacting p-chlorobenzonitrile and bromoacetate in the presence of zinc powder, but the production method is particularly limited. It is not something. Examples of commercial products of this diketopyrrolopyrrole include PR-254 manufactured by Ciba Specialty Chemicals, trade names: Irgazin DPP Red BO, Irgazin DPP Red BL, Cromophtal DPP Red BP, and Cromophtal DPP Red BOC.
[0011]
The diketopyrrolopyrrole used as the red pigment in the present invention has a characteristic that the rising slope appearing in the vicinity of 550 to 600 nm of the spectral transmission curve is larger than that of the conventionally used red pigment. Therefore, by manufacturing a color filter with a red color resist ink to which diketopyrrolopyrrole is applied as a red pigment, the overlapping area with the color matching function y (λ) is large, that is, the brightness Y value is greatly improved as compared with the prior art. A color filter is obtained.
[0012]
Moreover, it is preferable from the point of the further improvement of the brightness Y value to use the diketopyrrolopyrrole used by this invention for the atomization process product which made the primary particle size 100 nm or less. As the atomization treatment method, for example, a salt milling method in which mill crushing is performed in the presence of salt is known, but the atomization method is not particularly limited. Examples of commercially available products of atomized diketopyrrolopyrrole include PR-254 manufactured by Ciba Specialty Chemicals, trade names: Irgaphor Red B-CF, Irgaphor Red BT-CF, and the like.
[0013]
Furthermore, the red pigment used in the present invention may be co-dispersed with a yellow pigment from the viewpoint of toning. By blending a yellow pigment, the spectral transmission curve moves to the lower wavelength side, which is advantageous for improving the brightness Y value. As such a yellow pigment, CI pigment numbers such as PY-83 and PY-139 can be used. Examples of commercially available yellow pigments include PY-83 made by Ciba Specialty Chemicals, trade name: Irgalite Yellow B3R, trade name: Seika First Yellow 2770, ECR-204, manufactured by Dainichi Seika Kogyo Co., Ltd. Examples of PY-139 include Ciba Specialty Chemicals, trade name: Irgaphor Yellow 2R-CF, BASF, trade names: Paliotol Yellow L1820 and D1819.
[0014]
4,4′-Diamino-1,1′-bianthraquinone-disulfonic acid used as a pigment derivative in the present invention is, for example, 4,4′-diamino-1,1′-bianthraquinone concentrated sulfuric acid, fuming sulfuric acid, chloro Dissolve in sulfonic acid or a mixture thereof, heat to room temperature to 80-90 ° C., then dilute with a large amount of water, filter, wash with water, and dry and grind the resulting filter cake There are no commercial products.
[0015]
Since this pigment derivative has an aromatic ring as a molecular skeleton, it is considered that the pigment derivative is combined with the surface of diketopyrrolopyrrole which is a red pigment having an aromatic ring skeleton. At this time, the sulfonic acid group emerges on the surface of the combined pigment, increases the negative surface potential of the pigment surface, and contributes to an increase in pigment dispersibility and dispersion stability due to electrostatic repulsion. Furthermore, 4,4′-diamino-1,1′-bianthraquinone-disulfonic acid increases the adsorbability and adsorption power of the cationic polymer dispersant described later by increasing the negative potential as described above. It is considered that the steric repulsion force is also increased to have a function as a dispersion aid for further increasing pigment dispersibility and dispersion stability.
[0016]
In the red color resist ink of the present invention, the above-mentioned red pigment and pigment derivative are dispersed in a photosensitive resin composition, and a cationic polymer dispersant is used as a dispersant for the red pigment and pigment derivative. Is preferred.
[0017]
As the cationic polymer dispersant, any dispersant can be used as long as it has a cationic group portion serving as an anchor that is adsorbed to the pigment and a polymer chain portion imparting dispersibility by a steric repulsion effect.
[0018]
For example, a. It consists of an amide or salt formed by the reaction of a poly (lower alkyleneimine) such as polyethyleneimine and a polyester having a free carboxylic acid group such as an ester of hydroxystearic acid, in which each poly (lower alkylene) Imine) and a dispersant in which at least two polyester chains are bonded (see Japanese Patent Publication No. 63-30057).
[0019]
B. A compound having one hydroxyl group such as (1) alcohols such as methoxypolyethylene glycol and polyesters such as caprolactone polyester in the isocyanate group of the polyisocyanate compound; and (2) polyethylene glycol, polypropylene glycol, 1,4-butanediol. Compounds having 2 or 3 isocyanate functional groups such as 1,12-diaminododecane, diethanolamide of coconut oil, and (3) N, N-diallylmelamine, 4- (2-hydroxyethyl) -Pyridine, 4- (2-aminoethyl) -pyridine, 4- (aminomethyl) -pyridine, 1- (2-aminoethyl) -piperazine, N, N-dimethyl-1,3-diaminopropane, 1- ( 2-hydroxyethyl) -imidazole, 1- (3-aminopropyl) -imidazole, 3-mercapto-1,2,4-triazole, 2-amino-6-methoxybenzothiazo There is also a dispersant obtained by sequentially reacting an aliphatic or heterocyclic hydrocarbon compound having an isocyanate group-reactive functional group such as ruthenium and a tertiary amino group (see JP-A-60-166318). Can be mentioned.
[0020]
And c. Styrene such as styrene and vinyltoluene or derivatives thereof, various (meth) acrylic acid or esters thereof, (meth) acrylic acid ester having a hydroxyl group or glycidyl group such as 2-hydroxyethyl methacrylate or glycidyl methacrylate, isophorone diisocyanate At least one reactive functional group (—OH, —NH 2) capable of binding to a polymer chain such as 1- (3-aminopropyl) -imidazole or 3-mercapto-1,2,4-triazole , -NHR, -COOH, -disulfonic acid H) and a basic heterocyclic group, and a polymerizable compound having a vinyl group and a basic heterocyclic group such as vinylimidazole and vinylpyridine. A dispersant comprising a polymer containing a basic heterocyclic group obtained by polymerizing or reacting a plurality of compounds (JP-A-1-16 4429) can also be used favorably.
[0021]
As an example of a commercial product of such a cationic polymer dispersant, as a dispersant having a molecular structure a, trade names of Solsperse 13000 series, 24000 series, 26000 series, 28000 series, 32550 series manufactured by Zeneca, As a dispersant having a molecular structure of b, trade names manufactured by BYK Chemie, Inc .: Disperbyk-160, 161, 162, 163, 164, 182 and 184, and as a dispersant having a molecular structure of c, EFKA Chemicals BV Product names: EFKA-46, 47, 48, etc.
[0022]
In the red color resist ink of the present invention, as a method of dispersing the red pigment and the pigment derivative in the photosensitive resin, the red pigment dispersion composition is prepared by dispersing the red pigment, the pigment derivative and the dispersant in an organic solvent in advance. A method of preparing and mixing this with a composition containing a photosensitive resin, a composition containing a red pigment, a pigment derivative, a dispersant, an organic solvent and a photosensitive resin (preferably a composition excluding a photopolymerization initiator) And the like, and the former method is preferred from the viewpoint of the stability of the color resist ink.
[0023]
As the organic solvent used above, esters, ketones, polyhydric alcohol derivatives, nitrogen-containing solvents and the like can be used from the viewpoint of excellent pigment dispersibility and dispersant solubility. Examples include ethyl and butyl acetate, ketones include cyclohexanone and ethyl butyl ketone, polyhydric alcohol derivatives include ethylene glycol monoethyl ether acetate, propylene glycol monomethyl ether acetate, and nitrogen-containing solvents. Then, dimethylformamide and the like can be mentioned.
[0024]
In the red color resist ink of the present invention, the blending ratio of the pigment and the pigment derivative is determined from the viewpoint of fine dispersibility, and further from the viewpoint of color characteristics of the color resist ink, particularly high spectral transmittance and high contrast. The pigment derivative is preferably 1 to 30 parts by weight per 100 parts by weight of the total amount of the derivative. When a cationic polymer dispersant is used, the amount is preferably 5 to 50 parts by weight per 100 parts by weight of the total amount of pigment and pigment derivative.
[0025]
When a red pigment is dispersed to form an ink or a red pigment dispersion composition, a red pigment, a pigment derivative, a dispersant and an organic solvent, or these and a photosensitive resin are first kneaded using a roll mill, and then an organic solvent is added. It is preferable to further disperse using a bead mill to produce an ink or red pigment dispersion composition from the viewpoint of improving dispersibility such as elimination of coarse particles.
[0026]
As this roll mill, a two-roll mill, a three-roll mill or the like can be used, but a three-roll mill is preferable from the viewpoint of kneading ability. The operating conditions of the three-roll mill are as follows: the rotation speed of the front roll is 50 to 200 rpm, and the rotation ratio of front roll: medium roll: rear roll is 1.0: 1.5: 5.0 to 1.0: 3.0: 8. 0.0 is preferred. By performing roll mill kneading, dispersion stability is further improved.
[0027]
As the bead mill, a disk rotating bead mill, an annular bead mill, or the like can be used. The operating conditions when a disk rotating bead mill is used are preferably a bead diameter of 0.1 to 1.0 mmφ, a bead filling rate of 80% or more, and a disk peripheral speed of 10 to 20 m / sec. Examples of such bead mill commercially available devices include the product name manufactured by WAB: DYNO-MILL, the product name manufactured by Inoue Mfg. Co., Ltd .: Mighty Mill, the product name manufactured by EIGER: MOTOR MILL, etc. In the annular type, EIRICH product name: DCP-disulfonic acid UPERFLOW, WAB product name: DYNO-MILL ECM, Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. product name: Diamond Fine Mill, Inoue Manufacturing Co., Ltd. A spike mill etc. are mentioned.
[0028]
The red color resist ink of the present invention is obtained by dispersing diketopyrrolopyrrole as a red pigment and 4,4′-diamino-1,1′-bianthraquinone-disulfonic acid as a pigment derivative in a transparent resin, This transparent resin is a photopolymerizable resin or a photosensitive resin made of a monomer or an oligomer. Further, the photosensitive resin composition referred to in the present invention usually contains a photopolymerization initiator and an organic solvent in addition to the above resin, monomer or oligomer, and may be any resin as long as it becomes a cured resin. In a state, what consists only of the component which is not resin-ized is included.
[0029]
Examples of such photosensitive resins include 2-hydroxyethyl (meth) acrylate, 2-hydroxypropyl (meth) acrylate, 2-ethylhexyl (meth) acrylate, ethylene glycol di (meth) acrylate, and diethylene glycol di (meth) acrylate. , Triethylene glycol (meth) acrylate, tetraethylene glycol di (meth) acrylate, tetramethylene glycol di (meth) acrylate, trimethylolpropane tri (meth) acrylate, trimethylolethane tri (meth) acrylate, pentaerythritol di (meth) ) Acrylate, dipentaerythritol tetra (meth) acrylate, dipentaerythritol hexa (meth) acrylate, glycerol (meth) acrylate, bisphenol Type epoxy (meth) acrylate, bisphenol F type epoxy (meth) acrylate, (meth) acrylic acid esters such as bisphenol fluorene type epoxy di (meth) acrylate. These photopolymerizable monomers and oligomers may be used alone or in combination of two or more.
[0030]
Examples of the photopolymerization initiator include acetophenones such as acetophenone, 2,2′-diethoxyacetophenone, p-dimethylacetophenone, p-tert-butylacetophenone, benzophenone, 2-chlorobenzophenone, p, p′-bis. Benzophenones such as dimethylaminobenzophenone, benzoin ethers such as benzoin methyl ether, benzoin isopropyl ether and benzoin butyl ether, 2-methyl-1- [4- (methylthio) phenyl] -2-monforinopropanone-1,2 Α-Aminoalkylphenones such as -benzyl-2-dimethylamino-1- (4-monophoriophenyl) -butanone-1, benzyldimethyl ketal, thioxanthone, 2-chlorothioxanthone, 2,4-diethylthioxan And sulfur compounds such as Son. These photopolymerization initiators may be used alone or in combination of two or more.
[0031]
Examples of the organic solvent include ketones such as methyl isobutyl ketone, diisobutyl ketone, and cyclohexanone, and cellosolves such as methyl cellosolve, ethyl cellosolve, ethyl cellosolve acetate, and propylene glycol monomethyl ether acetate. These organic solvents may be used alone or in combination of two or more.
[0032]
The total amount of the above-mentioned red pigment and pigment derivative, or when these are used in advance as a red pigment dispersion composition, the amount thereof and the blending ratio of the photosensitive resin composition are appropriately determined according to the required degree of exposure sensitivity and developability. Although selected, it is usually preferable that the former: the latter = 5: 95 to 30:70 in terms of the weight ratio of the solid content. The ink thus obtained is suitable as a red ink for a color filter, and a color filter obtained using this ink has a film obtained by curing it in a pixel. In addition, a well-known method is employable as a method of manufacturing a color filter using this ink.
[0033]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Next, the present invention will be described more specifically with reference to examples and comparative examples. Abbreviations of pigments, pigment derivatives, dispersants and organic solvents used in Examples and Comparative Examples are shown below.
[0034]
<Red pigment>
A-1: Refined diketopyrrolopyrrole (Ciba Specialty Chemicals, trade name: Irgaphor Red BT-CF)
A-2: 4,4'-diamino-1,1'-bianthraquinone (Ciba Specialty Chemicals, trade name: Cromophtal Red A2B)
A-3: Refinement treatment 4,4'-diamino-1,1'-bianthraquinone (Ciba Specialty Chemicals, trade name: Cromophtal Red A3B)
<Yellow pigment>
B-1: Refined treatment isoindoline yellow (Ciba Specialty Chemicals, trade name: Irgaphor Yellow 2R-CF)
<Pigment derivative>
C-1: 4,4′-diamino-1,1′-bianthraquinone-3,3′-disulfonic acid <dispersant>
D-1: Cationic polymer dispersant having the molecular structure (a) (Zeneca, trade name: Solsperse 24000GR)
<Organic solvent>
E-1: Propylene glycol monomethyl ether acetate E-2: Cyclohexanone
Examples 1-2
(Preparation of red pigment dispersion composition)
The red pigment, yellow pigment, pigment derivative and dispersant shown in Table 1 were used as organic solvents, and the pigment derivative compounding ratio [pigment derivative / (red pigment + pigment derivative)] was 7% by weight (Example 1) and 5% by weight (Example 1). Example 2), the blending ratio of the dispersant [dispersant / (red pigment + pigment derivative)] was 25% by weight. This blend was kneaded in a roll material alumina ceramic three roll mill (manufactured by Inoue Seisakusho, trade name: C-43 / 4 × 10). The operating conditions of the three-roll mill are as follows: the rotation speed of the front roll is 120 rpm, the rotation ratio of the front roll: medium roll: rear roll is 1.0: 2.6: 6.8, and the three-roll kneading is performed by passing five passes. I got a thing. The organic solvent E-1 was added to the three-roll kneaded product according to the formulation shown in Table 1, and then dispersed with a disc rotating bead mill (trade name: DYNO-MILL KDL-disulfonic acid pecial, manufactured by WAB). It was. The operation conditions of the bead mill were as follows: the bead diameter was 0.3 mmφ, the disk peripheral speed was 14 m / sec, the charging pressure was 0.5 bar, and five passes were made to obtain a red pigment dispersion composition.
[0036]
[Special evaluation of red pigment dispersion composition]
The characteristics of the red pigment dispersion composition were evaluated according to the following method. The results of the characteristic evaluation are shown in Table 1. From Table 1, it was found that Example 2 had a lower viscosity than Example 1 and that further dispersibility improvement could be achieved by co-dispersing yellow pigment B-1.
[0037]
<Viscosity>
Viscosity was measured by placing the red pigment dispersion composition in a closed plastic container, shaking it vigorously by hand, and allowing it to stand in a constant temperature water bath at 25 ° C. for 30 minutes, followed by a B-type viscometer [trade name: BL Type), and the number of rotations was 6 rpm, 60 rpm, and the temperature was 25 ° C.
[0038]
<TI value (thixotropic index value)>
The TI value is a value obtained by dividing the viscosity at the rotation speed of 6 rpm by the viscosity at the rotation speed of 60 rpm. That is, as this value is smaller and closer to 1, it indicates that the thixotropy is small (Newtonian fluidity is large).
[0039]
<Average particle size>
The average particle size was obtained by diluting 0.001 g of the red pigment dispersion composition with 40 g of an organic solvent propylene glycol monomethyl ether acetate, and performing ultrasonic dispersion for 90 seconds in an ultrasonic cleaner to prepare a measurement sample. The particle size distribution was measured using a particle size distribution analyzer (trade name: ELS-800, manufactured by Otsuka Electronics Co., Ltd.).
[0040]
[Preparation of color resist ink]
As the resin component of the transparent resin, an epoxy acrylate resin solution having a fluorene skeleton (manufactured by Nippon Steel Chemical Co., Ltd., trade name: V-259ME solid content 55.3%) 150.91 g, dipentaerythritol hexaacrylate [Nipponka Yakuhin Co., Ltd., trade name: KAYARAD DPHA (35.76 g), biphenyl skeleton epoxy resin (Oilized Shell Epoxy, trade name: Epicoat YX-4000HK) 17.88 g, as a photopolymerization initiator component 2-methyl-1- [4- (methylthio) phenyl] -2-monforinopropane-1 (manufactured by Ciba Specialty Chemicals, trade name: Irgacur 907) 3.58 g, 4,4′-bis-diethylaminobenzophenone [Hodogaya Chemical Co., Ltd., trade name: EAB-F) 1.93 g, 2,4-trichloromethyl- (4'-methoxystyryl) -6-triazine [Midori Chemical Co., Ltd., trade name: TAZ -110) 5.36 g, 2- 1.79 g of benzyl-2-dimethylamino-1- (4-morpholinophenyl) -butanone-1 (Ciba Specialty Chemicals, trade name: Irgacur369), fluorine-based surfactant [manufactured by Sumitomo 3M Ltd., product Name: Florard FC-430) was dissolved in 294.75 g of organic solvent E-1 to prepare a photosensitive resin composition having a solid content concentration of 29.2%. Next, the photosensitive resin composition, the red pigment dispersion composition (bead mill dispersion), and the organic solvents E-1 and E-2 were mixed in the composition shown in Table 1 to prepare a red color resist ink.
[0041]
[Characteristic evaluation of color resist ink]
This color resist ink was applied onto a blue glass plate of 5 inches square and 1 mm thick using a spin coater [Mikasa Co., Ltd. product]. The spin coater rotation speed at this time was adjusted so that the ink film thickness was 1.5 μm (after post-baking), and the time was 10 seconds. Next, this ink-coated glass plate was pre-baked. Pre-baking conditions were 80 ° C. and 3 minutes. Next, after placing a photomask on the prebaked ink-coated glass plate, UV exposure at 200 mj / cm 2 was performed. This UV-irradiated ink-coated glass plate was alkali-developed with a 0.4% aqueous sodium carbonate solution for 25 seconds. This alkali developing ink-coated glass plate was post-baked at 230 ° C. for 30 minutes to prepare a model red color filter. Using the model red color filter thus prepared as a sample, the color characteristics of the red color resist ink were evaluated according to the following method. The results are shown in Table 1. The model red color filter prepared by using the red color resist ink obtained in this example exhibits extremely excellent characteristics in spectral transmittance and brightness Y value, and is an extremely useful material for the demand for high brightness saturation of LCD. It was shown that.
[0042]
<Spectral transmittance>
Using a spectrophotometer (manufactured by Tokyo Denshoku Co., Ltd., trade name: Color Analyzer TC-1800MK2), it was expressed as a transmittance at a wavelength of 600 nm.
[0043]
<Lightness Y value and chromaticity (x, y)>
It was represented by a value measured using a chromaticity meter (trade name: Color Analyzer TC-1800MK2 manufactured by Tokyo Denshoku Co., Ltd.).
[0044]
<Film thickness>
It was represented by a value measured using a stylus type surface roughness meter [product of Tokyo Seimitsu Co., Ltd.].
[0045]
Comparative Examples 1-2
[Preparation and Characterization of Red Pigment Dispersion Composition]
A three-roll kneading and bead mill dispersion were carried out in accordance with the formulation shown in Table 1 and the same procedure as in the Examples to prepare a red pigment dispersion composition, and the characteristics thereof were evaluated. The evaluation results of characteristics are also shown in Table 1. Comparative Example 1 was a system in which pigment derivative C-1 was removed from the formulation of Example 1, and dispersion was impossible by removing C-1. From this, when Example 1 and Comparative Example 1 were compared, it was found that Example 1 could be dispersed only by blending pigment derivative C-1.
[0046]
[Preparation and characterization of color resist ink]
A red color resist ink was prepared by the same procedure as in the formulation and examples described in Table 1, and a model red color filter was prepared by the same procedure as in the examples to evaluate the color characteristics. The evaluation results of the color characteristics are also shown in Table 1. In Comparative Example 1, the ink could not be prepared because the dispersion was impossible, and the color evaluation was not achieved. Comparative Examples 2 and 3 are systems in which the red pigment A-1 of Example 2 was replaced with A-2 and A-3, respectively. Compared with Example 2, the spectral transmittance and brightness Y were reduced. .
[0047]
[Table 1]
Figure 0004021057
[0048]
【The invention's effect】
Since the red color resist ink of the present invention has a high spectral transmittance and a high Y value, it is extremely useful in that it enables the production of a CF for LCDs that require high brightness and saturation. In addition to the color resist ink, the red pigment dispersion composition used in the present invention is a paint that requires high gloss, a writing ink that requires high transparency, an ink for an ink jet printer, and a printing ink. It is also useful.

Claims (4)

赤色顔料を感光性樹脂組成物に分散してなる赤色カラーレジストインキにおいて、赤色顔料としてジケトピロロピロールを、顔料誘導体として4,4'−ジアミノ-1,1'-ビアントラキノン-3,3'-ジスルホン酸を各々必須成分として分散させたことを特徴とする赤色カラーレジストインキ。In a red color resist ink obtained by dispersing a red pigment in a photosensitive resin composition, diketopyrrolopyrrole is used as a red pigment, and 4,4′-diamino-1,1′-bianthraquinone-3,3 ′ is used as a pigment derivative. -A red color resist ink in which disulfonic acid is dispersed as an essential component. ジケトピロロピロールの1次粒子径が100nm以下に微粒化処理されてなる請求項1記載の赤色カラーレジストインキ。The red color resist ink according to claim 1, wherein the primary particle diameter of diketopyrrolopyrrole is atomized to 100 nm or less. ジケトピロロピロール、4,4'−ジアミノ-1,1'-ビアントラキノン-3,3'-ジスルホン酸、カチオン性高分子分散剤及び有機溶剤を分散調製して得られた赤色顔料分散体組成物を感光性樹脂組成物に配合してなる赤色カラーレジストインキ。Red pigment dispersion composition obtained by dispersing and preparing diketopyrrolopyrrole, 4,4'-diamino-1,1'-bianthraquinone-3,3'-disulfonic acid, cationic polymer dispersant and organic solvent A red color resist ink obtained by blending a product with a photosensitive resin composition. 赤色画素が、赤色顔料としてジケトピロロピロールを、顔料誘導体として4,4'−ジアミノ-1,1'-ビアントラキノン-3,3'-ジスルホン酸を各々必須成分として含むことを特徴とするカラーフィルタ。A color characterized in that the red pixel contains diketopyrrolopyrrole as a red pigment and 4,4′-diamino-1,1′-bianthraquinone-3,3′-disulfonic acid as essential components as a pigment derivative. filter.
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