以下、発明を実施するための最良の形態を、図面を参照して説明する。本発明に係る遊技用装置,及び該遊技用装置と遊技機とからなる遊技用システムは、予め定められた抽選条件の成立に応じて、遊技機において遊技を行うための多量の遊技媒体(パチンコ玉)を遊技者が獲得可能な遊技状態である第1特定遊技状態(通常確変大当り及び非確変大当り)とするか、又は該第1特定遊技状態と比較して少量の遊技媒体を遊技者が獲得可能な遊技状態である第2特定遊技状態(突然確変大当り)とするかの抽選を少なくとも行い、該抽選結果に応じた遊技状態とするための制御を行う遊技機(パチンコ機10,従来のパチンコ機10a)に対応するものである。以下においては、該遊技機が、予め定められた開始条件(前記抽選条件に相当)が成立したことに基づいて、各々が識別可能な複数種類の識別情報(特別図柄)を可変表示する可変表示手段(第1特別図柄可変表示装置15A,第2特別図柄可変表示装置15B,又は特別図柄可変表示装置15)を備え、該可変表示手段による識別情報の可変表示の表示結果が予め定められた特定の識別情報(大当り図柄)となったときに、遊技者にとって有利な特定遊技状態(大当り状態)に制御され、前記表示結果が予め定められた第1の識別情報(通常確変図柄,非確変図柄)となったときに、前記第1特定遊技状態(通常確変大当り及び非確変大当り)に制御されると共に、前記表示結果が予め定められた第2の識別情報(突然確変図柄)となったときに、前記第2特定遊技状態(突然確変大当り)に制御されるものである例について説明する。
また上記遊技機(パチンコ機10,従来のパチンコ機10a)は、第1特定遊技状態(通常確変大当り及び非確変大当り)が発生する可能性が低い遊技状態である第1遊技状態(非確変状態)と、該第1遊技状態と比較して前記第1特定遊技状態が発生する可能性が高い第2遊技状態(確変状態)を有するものであり、以下においては、前記第1遊技状態が、前記抽選において次の第1特定遊技状態が発生する確率が低い非確率変動状態(非確変状態)であり、前記第2遊技状態が、前記抽選において次の第1特定遊技状態が発生する確率が向上する確率変動状態(確変状態)である例について説明する。
また上記遊技機(パチンコ機10,従来のパチンコ機10a)は、予め定められた抽選条件の成立に応じて、前記第1特定遊技状態(通常確変大当り)に続いて前記第2遊技状態(通常確変状態)を発生させる第1の状態とするか否かの抽選をさらに行うものであり、以下においては、前記表示結果が前記第1の識別情報のうちの予め定められた第1の特別の識別情報(通常確変図柄)となったときに、前記第1の状態が発生するものであるとする。
また上記遊技機(パチンコ機10,従来のパチンコ機10a)は、予め定められた抽選条件の成立に応じて、前記第2特定遊技状態(突然確変大当り)に続いて前記第2遊技状態(突然確変状態)を発生させる第2の状態とするか否かの抽選をさらに行うものであり、以下においては、前記表示結果が前記第2の識別情報のうちの予め定められた第2の特別の識別情報(突然確変図柄)となったときに、前記第2の状態が発生するものであるとする。
さらに上記遊技機(パチンコ機10,従来のパチンコ機10a)は、予め定められた抽選条件の成立に応じて、前記第1特定遊技状態(非確変大当り)を発生させる第3の状態とするか否かの抽選をさらに行うものであり、以下においては、前記表示結果が前記第1の識別情報のうちの予め定められた第3の特別の識別情報(非確変図柄)となったときに、前記第3の状態が発生するものであるとする。
そして、この遊技機(パチンコ機10,従来のパチンコ機10a)から遊技用装置に対しては、特定遊技状態が発生した旨を示す情報として、第1特定遊技状態及び第2特定遊技状態共に同一の信号入力部に同形態の信号が入力されると共に、第2遊技状態が発生した旨を示す信号として、第1の状態における第2遊技状態及び第2の状態における第2遊技状態共に同一の信号入力部に同形態の信号が入力される。
なお、本発明の遊技用装置(呼出ランプ装置30,30’)は、第1可変表示手段及び第2可変表示手段の2つの可変表示手段を備える遊技機に対応するものであり、遊技用装置(呼出ランプ装置30,30’)は、対応する遊技機から可変表示手段の可変表示に伴い出力される信号を受信することによって、該遊技機が2つの可変表示手段を備える第1の遊技機(パチンコ機10)であるか、又は1つのみの可変表示手段を備える第2の遊技機(従来のパチンコ機10a)であるかを識別し、前者のパチンコ機10であれば、各可変表示手段に対応する各TS(大当り終了後の可変表示回数)や各大当り回数を表示し、従来のパチンコ機10aであれば、1つの可変表示手段に対応する特定遊技状態後可変表示回数(TS)や大当り回数を表示するものである。
ここで、本発明は、図3(図14(a))や図16(a)に示すように、第1の遊技機であると設定されたときに、特定遊技状態後第1可変表示回数であるTS(A)を表示する領域36eと、特定遊技状態後第2可変表示回数であるTS(B)を表示する領域36fと、特定遊技状態後全体可変表示回数であるTS(全体)を表示する領域36kと、第1特別図柄特定遊技状態の発生回数である大当り回数(A)を表示する領域36gと、第2特別図柄特定遊技状態の発生回数である大当り回数(B)を表示する領域36hと、全特定遊技状態の発生回数である大当り回数(全体)を表示する領域36lと、を有するディスプレイ36を備え、第2の遊技機であると設定されたときには、図18(a)や図19(a)のように、第1の遊技機におけるTS(全体)を表示するための領域36kに特定遊技状態後可変表示回数であるTSを表示し、第1の遊技機における大当り回数(全体)を表示するための領域36lに特定遊技状態の発生回数である大当り回数を表示するように構成される第1実施形態に係る遊技用装置及び遊技用システムを含む。
また、本発明は、図20(a)や図22(a)に示すように、第1の遊技機であると設定されたときに、特定遊技状態後第1可変表示回数であるTS(A)を表示する領域36e’と、特定遊技状態後第2可変表示回数であるTS(B)を表示する領域36f’と、第1特別図柄特定遊技状態の発生回数である大当り回数(A)を表示する領域36g’と、第2特別図柄特定遊技状態の発生回数である大当り回数(B)を表示する領域36h’と、を有するディスプレイ36’を備え、第2の遊技機であると設定されたときには、図23(a)や24(a)のように、TS(A)を表示するための領域36e’(又はTS(B)を表示するための領域36f’でも良い)に特定遊技状態後可変表示回数であるTSを表示し、大当り回数(A)を表示するための領域36g’(又は大当り回数(B)を表示するための領域36h’でも良い)に特定遊技状態の発生回数である大当り回数を表示するように構成される第2実施形態に係る遊技用装置及び遊技用システムを含む。
また本発明に係る遊技用装置及び遊技用システム1には、図5(a)(b)に示すように、特定遊技状態期間特定情報(大当り1信号)に基づいて特定遊技状態期間を特定し、該特定遊技状態期間が閾値時間以上であるか否かによって第1の状態(第1特定遊技状態)と第2の状態(第2特定遊技状態)とを認識する第1の認識手法を行うものと、図5(a’)(b’)に示すように、特定遊技状態期間特定情報の受信に応じて計時を開始し、計時時間が閾値時間になった時点において特定遊技状態期間特定情報を受信中であるか否かによって第1の状態(第1特定遊技状態)と第2の状態(第2特定遊技状態)とを認識する第2の認識手法を行うものとが含まれる。
以下においては、まず第1の認識手法を行う第1実施形態に係る遊技用装置及び遊技用システムについて説明し、次に第1の認識手法を行う第2実施形態に係る遊技用装置及び遊技用システムについて第1実施形態と異なる点についてのみ説明し、次に第2の認識手法を行う遊技用装置及び遊技用システムについて第1に認識手法を行うものと異なる点についてのみ説明し、最後に変形例について説明する。なお、以下においては、データベースを「DB」と略記する。
[1.第1の認識手法を行う第1実施形態に係る遊技用装置及び遊技用システム]
まず、図1〜図10を参照して、第1の認識手法を行う第1実施形態に係る遊技用装置及び遊技用システムの構成について説明する。
本実施例においては、図1及び図2に示すように、遊技用装置は、遊技機であるパチンコ機に対応して設けられ、該パチンコ機と通信可能な呼出ランプ装置30である。また図1及び図2に示すように、遊技用システムは、該呼出ランプ装置とこれに対応して設けられるパチンコ機からなる遊技用システム1である。なお、ここでのパチンコ機は、第1可変表示手段(ここでは第1特別図柄可変表示装置15A)及び第2可変表示手段(ここでは第2特別図柄可変表示装置15B)を備えるパチンコ機10又は可変表示手段(ここでは特別図柄可変表示装置15)を1つのみ備える従来のパチンコ機10aのいずれかである。即ち、ここでいう「従来」とは、可変表示手段が2つではなく1つという意味である。
また、呼出ランプ装置30は、後述する第1の遊技用装置である呼出ランプ装置,第2の遊技用装置である呼出ランプ装置,又は第3の遊技要用装置である呼出ランプ装置のいずれかである。
まず第1可変表示手段及び第2可変表示手段を備える第1の遊技機であるパチンコ機10について図1及び図2を用いて説明する。
パチンコ機10は前記遊技機の一例であって、図2に示すように、遊技球であるパチンコ玉を遊技領域11に打ち込むことにより遊技が行われ、打ち込まれた遊技球が入賞する第1始動入賞領域(第1始動入賞口12A)と、打ち込まれた遊技球が第1始動入賞口12Aに入賞することにより第1始動条件が成立した後に第1開始条件が成立したことに基づいて、各々が識別可能な複数種類の識別情報(第1特別図柄)を可変表示する第1可変表示手段(第1特別図柄可変表示装置15A)と、打ち込まれた遊技球が入賞する第2始動入賞領域(第2始動入賞口12B)と、打ち込まれた遊技球が第2始動入賞口12Bに入賞することにより第2始動条件が成立した後に第2開始条件が成立したことに基づいて、各々が識別可能な複数種類の識別情報(第2特別図柄)を可変表示する第2可変表示手段(第2特別図柄可変表示装置15B)と、を遊技領域11に備えると共に、第1特別図柄可変表示装置15Aによる第1特別図柄の可変表示の表示結果又は第2特別図柄可変表示装置15Bによる第2特別図柄の可変表示の表示結果が予め定められた特定の識別情報(大当り図柄)となったときに、遊技者にとって有利な特定遊技状態(大当り状態)に制御される。ここで複数種類の識別情報は、例えば0〜9の10個の数字であり、特定の識別情報は、例えば1〜8の8個の数字である。
ここで第1始動条件は、打ち込まれた遊技球が第1始動入賞口12Aに入賞して第1始動入賞スイッチ13Aにより検出されたときに、保留されている有効始動入賞数が予め定められた上限(例えば4個)を超えていないことを条件として成立し、当該入賞が有効始動入賞となる。なお保留されている有効始動入賞数が上限を超えているときには、第1始動条件は成立せず、当該入賞が無効入賞となる。また第1開始条件は、大当り状態に制御されておらず、第1特別図柄可変表示装置15Aによる可変表示が終了していることを条件として成立する。同様に、第2始動条件は、打ち込まれた遊技球が第2始動入賞口12Bに入賞して第2始動入賞スイッチ13Bにより検出されたときに、保留されている有効始動入賞数が予め定められた上限(例えば4個)を超えていないことを条件として成立し、当該入賞が有効始動入賞となる。なお保留されている有効始動入賞数が上限を超えているときには、第2始動条件は成立せず、当該入賞が無効入賞となる。また第2開始条件は、大当り状態に制御されておらず、第2特別図柄可変表示装置15Bによる可変表示が終了していることを条件として成立する。
ここでパチンコ機10は、前記表示結果が予め定められた特定の識別情報となると、遊技者にとって有利な特定遊技状態(大当り状態)に制御され、前記表示結果が第1の識別情報(通常確変図柄,非確変図柄)になると、多量のパチンコ玉を遊技者が獲得可能な遊技状態である第1特定遊技状態(通常確変大当り,非確変大当り)に制御され、前記表示結果が第2の識別情報(突然確変図柄)になると、少量のパチンコ玉を遊技者が獲得可能な遊技状態である第2特定遊技状態(突然確変大当り)に制御される。本例では、前記第1特定遊技状態(通常確変大当り及び非確変大当り)が発生すると、後述する開閉板17a,17bが比較的長い期間(例えば後述する15ラウンド)開放されるように制御されることにより、遊技球が第1大入賞口17A,第2大入賞口17Bに入賞しやすくなり、結果として多量のパチンコ玉を遊技者が獲得可能となる。また本例では、前記第2特定遊技状態(突然確変大当り)が発生すると、後述する開閉板17a,17bが前記第1特定遊技状態と比較して短い期間(例えば後述する0.5秒×2ラウンド)開放されるように制御されるが、前記第1特定遊技状態と比較して遊技球が第1大入賞口17A,第2大入賞口17Bに入賞しにくいため、結果として第1特定遊技状態と比較して少量のパチンコ玉を遊技者が獲得可能な遊技状態となる。
またパチンコ機10は、予め定められた条件が成立したことに応じて、次の大当り状態が発生する確率が向上する確率変動状態に制御されるものである。前述の如く、表示結果が第1の識別情報(例えば「2」,「3」,「4」,「6」,「7」,「8」)のうちの第1の特別の識別情報(通常確変図柄)になると、所定期間(例えば15ラウンド)の間、前記第1特定遊技状態(この状態を「通常確変大当り」と称する。)に制御されると共に、該第1特定遊技状態に続いて確変状態(この状態を「通常確変状態」と称する。)に制御される第1の状態が発生する。ここで第1の特別の識別情報は、例えば「3」及び「7」である。また該表示結果が第2の識別情報(例えば「1」,「5」)のうちの第2の特別の識別情報(突然確変図柄)になると、前記所定期間よりも短い期間(例えば0.5秒×2ラウンド)の間、前記第2特定遊技状態(この状態を「突然確変大当り」と称する。)に制御されると共に、該第2特定遊技状態に続いて確変状態(この状態を「突然確変状態」と称する。)に制御される第2の状態が発生する。ここで第2の特別の識別情報は、本実施例においては、第2の識別情報と完全に一致しており、例えば「1」及び「5」である。なお該表示結果が、前記第1の識別情報のうちの予め定められた第3の特別の識別情報(非確変図柄)になると、所定期間(例えば15ラウンド)の間、前記第1特定遊技状態(この状態を「非確変大当り」と称する。)に制御される第3の状態が発生するが、確変状態には制御されない。ここで第3の特別の識別情報は、前記特定の識別情報(ここでは1〜8の8個の数字)のうちの前記第1の特別の識別情報及び第2の特別の識別情報以外のものであり(つまり、第1の識別情報(「2」,「3」,「4」,「6」,「7」,「8」)のうちの、第1の特別の識別情報(「3」,「7」)以外のもの)、ここでは「2」,「4」,「6」,及び「8」である。
即ち、前記予め定められた条件は、第1特別図柄可変表示装置15Aによる第1特別図柄の可変表示の表示結果又は第2特別図柄可変表示装置15Bによる第2特別図柄の可変表示の表示結果が、予め定められた第1の特別の識別情報(通常確変図柄),又は第2の特別の識別情報(突然確変図柄)となったときに成立する。
パチンコ機10は、縦長の方形状に形成された外枠(図示せず)と、外枠の内側に開閉可能に取り付けられた遊技枠とで構成される。また、パチンコ機10は、遊技枠に開閉可能に設けられている額縁状に形成されたガラス扉枠を有する。遊技枠は、外枠に対して開閉自在に設置される前面枠(図示せず)と、機構部品等が取り付けられる機構板と、それらに取り付けられる種々の部品(後述する遊技盤を除く。)とを含む構造体である。
図2に示すように、パチンコ機10は、額縁状に形成されたガラス扉枠を有する。ガラス扉枠の下部表面には打球供給皿(上皿)がある。打球供給皿の下部には、打球供給皿に収容しきれない遊技球を貯留する余剰球受皿と遊技球を発射する打球操作ハンドル(操作ノブ)が設けられている。ガラス扉枠の背面には、遊技盤が着脱可能に取り付けられている。なお、遊技盤は、それを構成する板状体と、その板状体に取り付けられた種々の部品とを含む構造体である。また、遊技盤の前面には遊技領域11が形成されている。
遊技領域11の中央付近の左右には、それぞれが識別情報としての飾り図柄を可変表示(変動表示)する複数の可変表示部を含む2つの飾り図柄可変表示装置が設けられている。ここでは左側に、第1飾り図柄可変表示装置16Aが設けられ、右側に第2飾り図柄可変表示装置16Bの2つの飾り図柄可変表示装置が設けられており、これら第1飾り図柄可変表示装置16A及び第2飾り図柄可変表示装置16Bには、それぞれ、例えば「左」、「中」、「右」の3つの可変表示部(図柄表示エリア)がある。
第1飾り図柄可変表示装置16A及び第2飾り図柄可変表示装置16Bの上部には、それぞれ、識別情報としての特別図柄を可変表示する可変表示部を含む特別図柄可変表示装置が設けられている。ここでは、第1飾り図柄可変表示装置16Aの上部に第1特別図柄可変表示装置15Aが設けられ、第2飾り図柄可変表示装置16Bの上部に第2特別図柄可変表示装置15Bが設けられており、これら第1特別図柄可変表示装置15A及び第2特別図柄可変表示装置15Bは、それぞれ、例えば、1つの7セグメント表示器によって構成される。なお、第1飾り図柄可変表示装置16A,第2飾り図柄可変表示装置16Bは、それぞれ、第1特別図柄可変表示装置15A,第2特別図柄可変表示装置15Bに対応して設けられている。
第1飾り図柄可変表示装置16Aの下方には、第1始動入賞口12Aが設けられている。第1始動入賞口12Aに入った入賞球は、遊技盤の背面に導かれ、第1始動入賞スイッチ13Aによって検出される。
また、第2飾り図柄可変表示装置16Bの下方には、第2始動入賞口12Bと可変入賞球装置22が設けられている。第2始動入賞口12Bに入った入賞球は、遊技盤の背面に導かれ、第2始動入賞スイッチ13Bによって検出される。また、第2始動入賞口12Bの左右には、開閉動作を行う一対の開閉板22aが設けられている。可変入賞球装置22は、ソレノイドによって開閉板22aの開閉動作を行うとされる。
上記のように、本例では第1特別図柄可変表示装置15A,第2特別図柄可変表示装置15Bの2つの特別図柄可変表示装置の各々に対応して、第1始動入賞口12A,第2始動入賞口12Bの2つの始動入賞口が設けられている。本例では、一方の始動入賞口(第2始動入賞口12B)にのみ開閉動作を行う可変入賞球装置22を設ける構成としているが、両方の始動入賞口(第1始動入賞口12A,第2始動入賞口12B)にそれぞれ開閉動作を行う可変入賞球装置を設ける構成としてもよい。また、いずれの始動入賞口にも可変入賞球装置を設けない構成としてもよい。また、一方の始動入賞口にのみ可変入賞球装置を設ける場合には、本例のように、遊技領域11の右側に位置する第2始動入賞口12Bに設けず、遊技領域11の左側に位置する第1始動入賞口12Aに設ける構成としても良い。
第1飾り図柄可変表示装置16A,第2飾り図柄可変表示装置16Bと、第1特別図柄可変表示装置15A,第2特別図柄可変表示装置15Bとの間には、それぞれ、第1始動入賞口12A,第2始動入賞口12Bに入った有効入賞球数すなわち始動記憶数を表示する4つのLEDから成る第1始動条件保留個数表示ランプ14A,第2始動条件保留個数表示ランプ14Bが設けられている。第1始動条件保留個数表示ランプ14A,第2始動条件保留個数表示ランプ14Bは、それぞれ、有効始動入賞がある毎に、点灯状態とするLEDの数を1増やす。そして、第1始動条件保留個数表示ランプ14A,第2始動条件保留個数表示ランプ14Bは、対応する第1特別図柄可変表示装置15A及び第1飾り図柄可変表示装置16A,又は第2特別図柄可変表示装置15B及び第2飾り図柄可変表示装置16Bの可変表示が開始される毎に、点灯状態とするLEDの数を1減らす(すなわち1つのLEDを消灯する)。
第1始動入賞口12A及び第2始動入賞口12Bの下部には、それぞれ、特定遊技状態(大当り状態)においてソレノイドによって開状態とされる開閉板17a,17bが設けられている。開閉板17a,17bは、それぞれ、第1大入賞口17A,第2大入賞口17Bを開閉する手段であり、第1大入賞口17A,第2大入賞口17Bに備えられるソレノイドがそれぞれ開閉板17a,17bの開閉状態を制御する。開閉板17aから遊技盤の背面に導かれた入賞球のうち一方(V入賞領域:特別領域)に入った入賞球はVカウントスイッチで検出され、開閉板17aからの入賞球はカウントスイッチで検出される。第1大入賞スイッチ18AはこれらVカウントスイッチ及びカウントスイッチから構成され、第1大入賞口17Aに入賞した入賞球をカウントする手段である。同様に、開閉板17bから遊技盤の背面に導かれた入賞球のうち一方(V入賞領域:特別領域)に入った入賞球はVカウントスイッチで検出され、開閉板17bからの入賞球はカウントスイッチで検出される。第2大入賞スイッチ18BはこれらVカウントスイッチ及びカウントスイッチから構成され、第2大入賞口17Bに入賞した入賞球をカウントする手段である。遊技盤の背面には、開閉板17a,17bによって開閉されるそれぞれの大入賞口内の経路を切り換えるためのソレノイドも設けられている。
これら開閉板17a及び開閉板17bは、前記通常確変大当り及び前記非確変大当りでは、開成されてから所定時間(例えば30秒間)が経過したこと又は所定個数(例えば10個)の遊技球が入賞したことにより一旦閉成されて1ラウンドが終了し、所定ラウンド数(例えば15ラウンド)が経過するまで開閉が繰り返され、また前記突然確変大当りでは、開成されてから所定時間(例えば0.5秒間)が経過したことにより一旦閉成されて1ラウンドが終了し、所定ラウンド数(例えば2ラウンド)が経過するまで開閉が繰り返される。即ち、突然確変大当りは、通常確変大当り及び非確変大当りと比較して、短い期間(開閉時間が短く、かつラウンド数も少ない)であるので、大入賞口への入賞に応じて付与される払出球数も少ない。なお開閉板17a及び開閉板17bの開閉動作は、予め定められたパターンに従って行われる。このパターンとしては、いずれか一方の開閉板が前記所定ラウンド数の開閉を繰り返す態様には限られず、例えば開放される開閉板がラウンド毎に入れ替わるような態様であっても良い。
普通図柄始動通過口19に遊技球が入賞し普通図柄始動通過スイッチ19aで検出されると、普通図柄可変表示装置21の表示の可変表示が開始される。この実施の形態では、左右のランプ(点灯時に図柄が視認可能になる)が交互に点灯することによって可変表示が行われ、例えば、可変表示の終了時に右側のランプが点灯すれば当りとなる。そして、普通図柄可変表示装置21における停止図柄が所定の図柄(当り図柄)である場合に、可変入賞球装置22が所定回数、所定時間だけ開状態になる。普通図柄可変表示装置21の近傍には、普通図柄始動通過口19に入った入賞球数を表示する4つのLEDによる表示部を有する普通図柄始動条件保留個数表示ランプ20が設けられている。普通図柄始動通過口19への入賞がある毎に、普通図柄始動条件保留個数表示ランプ20は点灯するLEDを1増やす。そして、普通図柄可変表示装置21の可変表示が開始される毎に、点灯するLEDを1減らす。
遊技領域11の左右周辺には、遊技中に点滅表示される装飾ランプが設けられ、下部には、入賞しなかった遊技球を吸収するアウト口がある。また、遊技領域11の外側の左右上部には、効果音を発する2つのスピーカが設けられている。遊技領域11の外周には、天枠ランプ、左枠ランプおよび右枠ランプが設けられている。さらに、遊技領域11における各構造物(大入賞口等)の周囲には装飾LEDが設置されている。天枠ランプ、左枠ランプおよび右枠ランプおよび装飾用LEDは、遊技機に設けられている装飾発光体の一例である。
そして、この例では、左枠ランプの近傍に、賞球払出中に点灯する賞球LEDが設けられ、右枠ランプの近傍に、補給球が切れたときに点灯する球切れLEDが設けられている。上記のように、この実施の形態のパチンコ機10には、発光体としてのランプやLEDが各所に設けられている。さらに、プリペイドカードが挿入されることによって球貸しを可能にするプリペイドカードユニットが、パチンコ機10に隣接して設置される(図示せず)。
打球発射装置から発射された遊技球は、打球レールを通って遊技領域11に入り、その後、遊技領域11を下りてくる。
打球が第1始動入賞口12Aに入り第1始動入賞スイッチ13Aで検出されると、図柄の可変表示を開始できる状態であれば、第1特別図柄可変表示装置15Aにおいて特別図柄が可変表示を始めるとともに、第1飾り図柄可変表示装置16Aにおいて飾り図柄が可変表示を始める。図柄の可変表示を開始できる状態でなければ、第1特別図柄可変表示装置15Aでの特別図柄(第1特別図柄)の可変表示の保留記憶である始動入賞記憶数を1増やす。
また、打球が第2始動入賞口12Bに入り第2始動入賞スイッチ13Bで検出されると、図柄の可変表示を開始できる状態であれば、第2特別図柄可変表示装置15Bにおいて特別図柄が可変表示を始めるとともに、第2飾り図柄可変表示装置16Bにおいて飾り図柄が可変表示を始める。図柄の可変表示を開始できる状態でなければ、第2特別図柄可変表示装置15Bでの特別図柄(第2特別図柄)の可変表示の保留記憶である始動入賞記憶数を1増やす。
第1特別図柄可変表示装置15Aにおける第1特別図柄の可変表示又は第2特別図柄可変表示装置15Bにおける第2特別図柄の可変表示は、それぞれ、一定時間が経過したときに停止する。この停止時における特別図柄の可変表示の表示結果は、後述する遊技制御基板23のCPUにより決定される。具体的には、まず、第1始動入賞スイッチ13A又は第2始動入賞スイッチ13Bの検出に基づいて、CPUに設けられた大当り乱数カウンタ(例えば0〜630)から1つの乱数が取得され、該取得された乱数が予め定められた大当り乱数(例えば7,及び377)に合致するか否か(即ち大当り状態を発生させるか否か)の判断が行われる。ここで大当り乱数に合致しない場合(即ちはずれの場合)には、特別図柄の可変表示の表示結果がはずれ図柄(例えば「0」又は「9」)になり、第1飾り図柄可変表示装置16Aにおける飾り図柄の可変表示又は第2飾り図柄可変表示装置16Bにおける飾り図柄の可変表示は、左中右それぞれが揃っていない図柄で停止して「はずれ」を示唆する。一方、大当り乱数に合致する場合(即ち大当り状態を発生させる場合)には、CPUに設けられた特別図柄乱数カウンタ(例えば1〜8)から1つの乱数が取得され、該取得された乱数が特別図柄の可変表示の表示結果として表示される。これら大当り乱数カウンタから乱数が取得される第1の抽選,及び該第1の抽選で大当り乱数が取得された場合に特別図柄乱数カウンタから乱数が取得される第2の抽選が、予め定められた抽選条件の成立に応じて、第1特定遊技状態とするか、又は第2特定遊技状態とするかの抽選であり、また第1の状態とするか、第2の状態とするか、又は第3の状態とするかの抽選である。
ここで第1の抽選で大当り乱数カウンタから大当り乱数が取得され、かつ第2の抽選で特別図柄乱数カウンタから「3」又は「7」の乱数が取得されて、特別図柄の可変表示の表示結果が前記第1の特別の識別情報(通常確変図柄)である「3」又は「7」になると、第1飾り図柄可変表示装置16Aにおける飾り図柄の可変表示又は第2飾り図柄可変表示装置16Bにおける飾り図柄の可変表示が、左中右それぞれが同一の通常確変図柄で停止して「通常確変大当り」を示唆し、前述の如く、15ラウンドの大当り状態(通常確変大当り)に制御される。そして大当り状態の終了後に、確変状態(通常確変状態)に制御される(即ち前記第1の状態が発生する)。
また第1の抽選で大当り乱数カウンタから大当り乱数が取得され、かつ第2の抽選で特別図柄乱数カウンタから「1」又は「5」の乱数が取得されて、特別図柄の可変表示の表示結果が前記第2の特別の識別情報(突然確変図柄)である「1」又は「5」になると、第1飾り図柄可変表示装置16Aにおける飾り図柄の可変表示又は第2飾り図柄可変表示装置16Bにおける飾り図柄の可変表示が、「1,2,3」,「3,9,4」等の予め定められたチャンス目と称される図柄で停止して「突然確変大当り」を示唆し、0.5秒×2ラウンドの短い期間の間、大当り状態(突然確変大当り)に制御される。そして大当り状態の終了後に、確変状態(突然確変状態)に制御される(即ち前記第2の状態が発生する)。
また第1の抽選で大当り乱数カウンタから大当り乱数が取得され、かつ第2の抽選で特別図柄乱数カウンタから「2」,「4」,「6」,又は「8」の乱数が取得されて、特別図柄の可変表示の表示結果が前記第3の識別情報(非確変図柄)である「2」,「4」,「6」,又は「8」になると、第1飾り図柄可変表示装置16Aにおける飾り図柄の可変表示又は第2飾り図柄可変表示装置16Bにおける飾り図柄の可変表示は、左中右それぞれが同一の非確変図柄で停止して、「非確変大当り」を示唆し、前述の如く、15ラウンドの大当り状態(非確変大当り)に制御される(即ち前記第3の状態が発生する)。なお大当り状態が終了しても、確変状態には制御されない。
遊技球が普通図柄始動通過口19に入賞すると、普通図柄可変表示装置21において普通図柄が可変表示される状態になる。また、普通図柄可変表示装置21における停止図柄が所定の図柄(当り図柄)である場合に、可変入賞球装置22が所定時間だけ開状態になる。さらに、確変状態では、普通図柄可変表示装置21における停止図柄が当り図柄になる確率が高められるとともに、可変入賞球装置22の開放時間と開放回数が高められる。すなわち、可変入賞球装置22の開放時間と開放回数は、普通図柄の停止図柄が当り図柄であったり、特別図柄の停止図柄が確変図柄である場合等に高められ、遊技者にとって不利な状態から有利な状態に変化する。なお、開放回数が高められることは、閉状態から開状態になることも含む概念である。
図1のブロック図に示す遊技制御基板23は、プログラムに従ってパチンコ機10を制御する基本回路(遊技制御用マイクロコンピュータ)を備え、図1に示すように、第1始動入賞スイッチ13A,第2始動入賞スイッチ13B,第1始動条件保留個数表示ランプ14A,第2始動条件保留個数表示ランプ14B,第1特別図柄可変表示装置15A,第2特別図柄可変表示装置15B,第1飾り図柄可変表示装置16A,第2飾り図柄可変表示装置16B,第1大入賞口17A内のソレノイド,第2大入賞口17B内のソレノイド,第1大入賞スイッチ18A,第2大入賞スイッチ18B,普通図柄始動通過スイッチ19a,普通図柄始動条件保留個数表示ランプ20,普通図柄可変表示装置21,可変入賞球装置22のソレノイド,及び信号出力基板24と接続されている。また、図示しないが、遊技制御基板23には、遊技球の払出を制御する払出制御基板と、該払出制御基板からの信号を受信して遊技球を払い出す玉払出装置も接続されている。さらに、遊技制御基板23からの演出制御コマンドを受信して、VDP(ビデオディスプレイプロセッサ)に、LCDを用いた第1飾り図柄可変表示装置16A,第2飾り図柄可変表示装置16Bの表示制御を行わせる演出制御基板も接続されている。
なお、遊技制御基板23には、第1始動入賞スイッチ13A及び第2始動入賞スイッチ13B,第1大入賞スイッチ18A及び第2大入賞スイッチ18B,ならびに普通図柄始動通過スイッチ19aからの信号を基本回路に与える入力ドライバ回路が搭載されている。また、遊技制御基板23には、可変入賞球装置22を開閉するソレノイド,第1大入賞口17A,第2大入賞口17Bに備えられる開閉板20a,20bを開閉するソレノイド,及び大入賞口内の経路を切り換えるためのソレノイドを基本回路からの指令に従って駆動するソレノイド回路が搭載されている。
なお、第1始動入賞スイッチ13A,第2始動入賞スイッチ13B,第1大入賞スイッチ18A,第2大入賞スイッチ18B,及び普通図柄始動通過スイッチ19a等のスイッチは、センサと称されているものでもよい。すなわち、遊技球を検出できるものであれば、その名称を問わない。また、第1始動入賞スイッチ13A,第2始動入賞スイッチ13B,第1大入賞スイッチ18A,第2大入賞スイッチ18Bの各スイッチは、それぞれ入賞検出を行うものでもある。この入賞検出は、複数の入賞口に別個に入賞したそれぞれの遊技球をまとめて検出することにより行われてもよい。また、普通図柄始動通過スイッチ19aのような通過ゲートであっても、賞球の払い出しが行われるものであれば、通過ゲートへ遊技球が進入することが入賞になり、通過ゲートに設けられているスイッチ(例えば普通図柄始動通過スイッチ19a)が入賞検出を行うこととなる。なお、この実施の形態では、V入賞領域に入賞した遊技球は対応するVカウントスイッチのみで検出されるので、第1大入賞スイッチ18A(第1大入賞口17Aに入賞した遊技球数)や、第2大入賞スイッチ18B(第2大入賞口17Bに入賞した遊技球数)によりカウントされる検出数は、Vカウントスイッチによる検出数とカウントスイッチによる検出数との和になる。しかし、V入賞領域に入賞した遊技球が、Vカウントスイッチで検出されるとともにカウントスイッチでも検出されるようにしてもよい。その場合には、第1大入賞スイッチ18A(第1大入賞口17Aに入賞した遊技球数)や、第2大入賞スイッチ18B(第2大入賞口17Bに入賞した遊技球数)によりカウントされる検出数は、カウントスイッチによる検出数に相当する。
また、遊技制御基板23には、該遊技制御基板23から与えられるデータに従って、後述する大当り1信号,大当り2信号,特別図柄確定A信号,及び特別図柄確定B信号を呼出ランプ装置30やホールコンピュータ等の外部装置に対して出力する信号出力基板24が接続されている。この信号出力基板24は、上記4つの信号を出力する出力端子が備えられており、これらの各出力端子は各々対応する呼出ランプ装置30側の入力端子と接続される。
遊技制御用マイクロコンピュータで実現される基本回路は、ゲーム制御(遊技制御)用のプログラム等を記憶するROM、ワークメモリとして使用されるRAM、プログラムに従って制御動作を行うCPUおよびI/Oポート部を含む。この実施の形態では、ROMおよびRAMはCPUに内蔵されている。すなわち、CPUは、1チップマイクロコンピュータである。1チップマイクロコンピュータは、少なくともRAMが内蔵されていればよく、ROMおよびI/Oポート部は外付けであっても内蔵されていてもよい。なお、CPUはROMに格納されているプログラムに従って制御を実行するので、以下、遊技制御基板23が制御を行うということは、具体的には、CPUがプログラムに従って処理を実行することである。
本例では、遊技制御基板23に搭載されているCPUは、第1特別図柄可変表示装置15A及び第2特別図柄可変表示装置15Bの2つの特別図柄可変表示装置と、第1始動条件保留個数表示ランプ14A及び第2始動条件保留個数表示ランプ14Bの2つの始動条件保留個数表示ランプと、普通図柄可変表示装置21と、普通図柄始動条件保留個数表示ランプ20との表示制御を行う。また、演出制御基板に搭載されている演出制御用CPUは、遊技制御基板23からの演出制御コマンドにもとづいて、第1飾り図柄可変表示装置16A及び第2飾り図柄可変表示装置16Bの2つの図柄可変表示装置を制御して、第1飾り図柄可変表示装置16A,第2飾り図柄可変表示装置16Bにて飾り図柄の表示制御を行う。
本例では、第1特別図柄可変表示装置15A,第2特別図柄可変表示装置15Bは、それぞれ、7セグメント表示器によって構成され、セグメント表示を行う。特別図柄は、例えば「0」〜「9」の10個の数字が用いられる。そして変動表示が終了したときの停止図柄が「0」又は「9」のはずれ図柄のときは「はずれ」を意味し、停止図柄が「3」又は「7」の通常確変図柄のときは「通常確変大当り」を意味し、停止図柄が「1」又は「5」の突然確変図柄のときは「突然確変大当り」を意味し、停止図柄が「2」,「4」,「6」,又は「8」の非確変図柄のときは「非確変大当り」を意味する。
また、本例では、第1特別図柄可変表示装置15A及び第2特別図柄可変表示装置15Bの2つの特別図柄可変表示装置と、普通図柄始動条件保留個数表示ランプ20とがLEDによって構成されている。また、普通図柄可変表示装置21がランプによって構成され、第1飾り図柄可変表示装置16A,第2飾り図柄可変表示装置16Bの2つの飾り図柄可変表示装置がLCDによって構成されている。飾り図柄は、例えば左中右の3図柄によって表示され、左中右それぞれの図柄には例えば「0」〜「9」の10個の数字が用いられる。そして、飾り図柄は、前述の如く、停止図柄が左中右それぞれが同一の通常確変図柄である場合には「通常確変大当り」を示唆していることを意味し、停止図柄が前記チャンス目である場合には「突然確変大当り」を示唆していることを意味し、停止図柄が左中右それぞれが同一の非確変図柄である場合には「非確変大当り」を示唆していることを意味し、これら以外の揃っていない停止図柄である場合には「はずれ」を示唆していることを意味する。なお、第1飾り図柄可変表示装置16A,第2飾り図柄可変表示装置16Bによる表示演出を、キャラクタなどの識別情報により行うようにしてもよい。例えば、キャラクタにより表示演出を行う場合には、例えば野球選手を登場させてホームランを打った様子を表示することにより、大当りを示唆するようにすることなどが考えられる。
本例では、遊技領域11の左側に設けられている電気部品(第1始動入賞口12A、第1特別図柄可変表示装置15A、第1飾り図柄可変表示装置16A、第1始動条件保留個数表示ランプ14A、開閉板20a)と、遊技領域11の右側に設けられている電気部品(第2始動入賞口12B、第2特別図柄可変表示装置15B、第2飾り図柄可変表示装置16B、第2始動条件保留個数表示ランプ14B、開閉板20b、普通図柄始動条件保留個数表示ランプ20、普通図柄可変表示装置21、普通図柄始動通過口19)とがそれぞれ対応している。
すなわち、第1始動入賞口12Aに遊技球が入賞すると、第1始動入賞スイッチ13Aにより遊技球が検出され、保留記憶の上限数でない場合に第1始動条件が成立したとされる。第1始動条件が成立した後に、第1特別図柄可変表示装置15Aでの第1特別図柄の可変表示中でなく(即ち前回の可変表示が終了しており)、かつ大当り状態中でなければ、第1開始条件が成立したとされ、当該検出された遊技球に関して第1特別図柄可変表示装置15Aにて第1特別図柄の可変表示が開始されるとともに、第1飾り図柄可変表示装置16Aにて第1飾り図柄(第1飾り図柄可変表示装置16Aで可変表示される飾り図柄)の可変表示が開始される。一方、第1特別図柄可変表示装置15Aにて第1特別図柄の可変表示中であれば、保留記憶の上限数でない場合には第1始動条件保留個数表示ランプ14Aの点灯数を1増やす。そして、第1特別図柄の可変表示結果が大当り図柄であれば、大当り状態に移行して開閉板17aが開閉される。なお、この開閉パターンは様々であり、大当りが発生した特別図柄可変表示装置の方の大入賞口の開閉板が開閉されるとは限らず、上記の大当り状態において、開閉板17bが開閉されても良い。
ここで、第1特別図柄可変表示装置15Aは第1可変表示手段の一例であって、第1始動条件(第1始動入賞スイッチ13Aによる遊技球の検出及び保留記憶の上限数でないこと)が成立した後に第1開始条件(第1特別図柄可変表示装置15Aにおける前回の可変表示が終了したこと及び大当り状態が終了したこと)が成立したことに基づいて、各々が識別可能な複数種類の識別情報を可変表示するものである。
なお、第1特別図柄可変表示装置15Aで可変表示される第1特別図柄の可変表示結果が確定したときには、該第1特別図柄可変表示装置15Aによる識別情報の可変表示回数である第1可変表示回数(総スタート回数(A))を特定可能な第1可変表示回数情報であるとともに、第1特別図柄可変表示装置15Aにより可変表示が行われた旨を示す第1可変表示情報である特別図柄確定A信号が、信号出力基板24から外部に出力され、接続された呼出ランプ装置30に入力される。
ここで信号出力基板24は第1の可変表示回数情報送信手段の一例であって、第1可変表示手段(第1特別図柄可変表示装置15A)による識別情報の可変表示回数である第1可変表示回数(総スタート回数(A))を特定可能な第1可変表示回数情報(特別図柄確定A信号)と、後述する第2可変表示手段による識別情報の可変表示回数である第2可変表示回数(総スタート回数(B))を特定可能な第2可変表示回数情報(特別図柄確定B信号)とを外部(ここでは接続される呼出ランプ装置30)に送信するものである。
また信号出力基板24は可変表示情報送信手段の一例であって、第1特別図柄可変表示装置15Aにより可変表示が行われた旨を示す第1可変表示情報(特別図柄確定A信号)と、後述する第2特別図柄可変表示装置15Bにより可変表示が行われた旨を示す第2可変表示情報(特別図柄確定B信号)とを外部(ここでは接続される呼出ランプ装置30)に送信するものである。
ここで、上述したように、前記第1特別図柄可変表示装置15Aの表示結果が前記特定の識別情報(大当り図柄)となったことにより,特別図柄確定A信号が呼出ランプ装置30に入力され(図4のT1を参照)、さらに特定遊技状態(大当り状態)が発生した旨を特定可能な特定遊技状態発生情報として、大当り1信号が立ち上がってオンとなり(図4のT2を参照)、信号出力基板24から外部に出力され、接続された呼出ランプ装置30に入力される。
即ち、信号出力基板24は、特定遊技状態発生情報(大当り1信号)を外部に送信する第1の特定遊技状態発生情報送信手段として機能する。なお、この大当り1信号は大当たり遊技状態中は継続的に出力され、大当り状態の終了に伴い立ち下がる(オフとなる)。つまり大当り1信号は、通常確変大当り,突然確変大当り,及び非確変大当りのいずれの大当りにおいても、同一の信号線(同一の信号出力部)を介して送信される同形態の状態信号で、各大当り毎に出力期間のみ異なる信号である。なお大当り1信号は、第1特定遊技状態(通常確変大当り及び非確変大当り)又は第2特定遊技状態(突然確変大当り)の発生から終了までの期間である特定遊技状態期間を特定するための特定遊技状態期間特定情報でもある。
さらに、上述したように、前記第1特別図柄可変表示装置15Aの表示結果が前記特定の識別情報(大当り図柄)となり、さらに、停止図柄が奇数(1,3,5,7)のいずれかであるときは「確変大当り」となり、確変状態となる。図4に示す大当り2信号は、呼出ランプ装置30側で確変状態を特定するためのもので、大当り1信号と共に立ち上がる(オンとなる)。そして、確変大当りとなった場合には、大当り2信号は、大当り1信号が大当り状態の終了後に立ち下がった後でも、継続して立ち上がっている状態となる(図4のT3を参照)。これにより、確変大当りの発生及び確変状態であることを呼出ランプ装置30側で特定可能である。なお、確変大当りとならなかったときには、大当り2信号は、大当り1信号が大当り状態の終了後に立ち下がるのに伴い立ち下がる(オフとなる)。これにより、確変大当りが発生しなかったこと及び確変状態でないことを呼出ランプ装置30側で特定可能である。即ち、大当り1信号が出力されていない状態における大当り2信号は、第2遊技状態(確率変動状態)の発生を特定するための第2遊技状態発生情報(確率変動状態発生情報)でもある。つまり大当り1信号が出力されていない状態における大当り2信号は、通常確変状態及び突然確変状態のいずれの確率変動状態においても同一の信号線(同一の信号出力部)を介して送信される同形態の状態信号である。
同様に、第2始動入賞口12Bに遊技球が入賞すると、第2始動入賞スイッチ13Bにより遊技球が検出され、保留記憶の上限数でない場合に第2始動条件が成立したとされる。第2始動条件が成立した後に、第2特別図柄可変表示装置15Bでの第2特別図柄の可変表示中でなく(即ち前回の可変表示が終了しており)、かつ大当り状態中でなければ、第2開始条件が成立したとされ、当該検出された遊技球に関して第2特別図柄可変表示装置15Bにて第2特別図柄の可変表示が開始されるとともに、第2飾り図柄可変表示装置16Bにて第2飾り図柄(第2飾り図柄可変表示装置16Bで可変表示される飾り図柄)の可変表示が開始される。一方、第2特別図柄可変表示装置15Bにて第2特別図柄の可変表示中であれば、保留記憶の上限数でない場合には第2始動条件保留個数表示ランプ14Bの点灯数を1増やす。そして、第2特別図柄の可変表示結果が大当り図柄であれば、大当り状態に移行して開閉板17bが開閉される。なお、この開閉パターンは様々であり、大当りが発生した特別図柄可変表示装置の方の大入賞口の開閉板が開閉されるとは限らず、上記の大当り状態において、開閉板17aが開閉されても良い。
ここで、第2特別図柄可変表示装置15Bは第2可変表示手段の一例であって、第2始動条件(第2始動入賞スイッチ13Bによる遊技球の検出及び保留記憶の上限数でないこと)が成立した後に第2開始条件(第2特別図柄可変表示装置15Bにおける前回の可変表示が終了したこと及び大当り状態が終了したこと)が成立したことに基づいて、各々が識別可能な複数種類の識別情報を可変表示するものである。
なお、第2特別図柄可変表示装置15Bで可変表示される第2特別図柄の可変表示結果が確定したときには、該第2特別図柄可変表示装置15Bによる識別情報の可変表示回数である第2可変表示回数(総スタート回数(B))を特定可能な第2可変表示回数情報であるとともに、第2特別図柄可変表示装置15Bにより可変表示が行われた旨を示す第2可変表示情報である特別図柄確定B信号が、可変表示回数情報送信手段であり、可変表示情報送信手段である信号出力基板24から外部に出力され、接続された呼出ランプ装置30に入力される。
ここで、前記第2特別図柄可変表示装置15Bの表示結果が前記特定の識別情報(大当り図柄)となったことにより,特別図柄確定B信号が呼出ランプ装置30に入力され(図4のT4を参照)、さらに特定遊技状態(大当り状態)が発生した旨を特定可能な特定遊技状態発生情報として、大当り1信号が立ち上がってオンとなり(図4のT5を参照)、信号出力基板24から外部に出力され、接続された呼出ランプ装置30に入力される。
さらに、上述したように、前記第2特別図柄可変表示装置15Bの表示結果が前記特定の識別情報(大当り図柄)となり、さらに、停止図柄が奇数(1,3,5,7)のいずれかであるときは「確変大当り」となり、確変状態となる。図4に示す大当り2信号は、呼出ランプ装置側で確変状態を特定するためのもので、大当り1信号と共に立ち上がる(オンとなる)。そして、確変大当りとなった場合には、大当り2信号は、大当り1信号が大当り状態の終了後に立ち下がった後でも、継続して立ち上がっている状態となる。これにより、確変大当りの発生及び確変状態であることを呼出ランプ装置30側で特定可能である。なお、確変大当りとならなかったときには、大当り2信号は、大当り1信号が大当り状態の終了後に立ち下がるのに伴い立ち下がり(オフとなる)(図4のT6を参照)。これにより、確変大当りが発生しなかったこと及び確変状態でないことを呼出ランプ装置30側で特定可能である。
このように、第1の可変表示回数情報送信手段である信号出力基板24は、第1可変表示回数情報(特別図柄確定A信号),第2可変表示回数情報(特別図柄確定B信号)を外部に送信する処理を行うものである。
また、第1の特定遊技状態発生情報送信手段である信号出力基板24は、第1特別図柄可変表示装置15Aの表示結果,第2特別図柄可変表示装置15Bの表示結果が、前記特定の識別情報(大当り図柄)となったことにより特定遊技状態発生情報(大当り1信号)を外部に送信する処理を行うものである。
ここで、第1可変表示手段(第1特別図柄可変表示装置15A)による可変表示の表示結果が特定の識別情報となったことに基づく特定遊技状態を第1特別図柄特定遊技状態(いわゆる第1特別図柄可変表示装置15Aでの大当り)とし、第2可変表示手段(第2特別図柄可変表示装置15B)による可変表示の表示結果が特定の識別情報となったことに基づく特定遊技状態を第2特別図柄特定遊技状態(いわゆる第2特別図柄可変表示装置15Bでの大当り)とする。第1の特定遊技状態発生情報送信手段である情報出力基板24は、第1特別図柄特定遊技状態が発生した旨を特定するための第1特別図柄特定遊技状態発生情報,第2特別図柄特定遊技状態が発生した旨を特定するための第2特別図柄特定遊技状態発生情報として、特定遊技状態が発生した旨を示し、当該情報のみでは第1特別図柄特定遊技状態が発生したのか第2特別図柄特定遊技状態が発生したのかを識別不能な大当り1信号を送信するものである。
つまり、前記大当り1信号のみでは第1特別図柄特定遊技状態が発生したのか第2特別図柄特定遊技状態が発生したのかを識別不能であり、特別図柄確定A信号や特別図柄確定B信号の受信状況(詳しくは後述する)とあわせることにより、第1特別図柄特定遊技状態が発生したのか第2特別図柄特定遊技状態が発生したのかを識別可能とする。即ち、上記大当り1信号と、特別図柄確定A信号とにより第1特別図柄特定遊技状態が発生した旨を特定し、上記大当り1信号と、特別図柄確定B信号により第2特別図柄特定遊技状態が発生した旨を特定する。
また可変表示情報送信手段である信号出力基板24は、第1可変表示情報(特別図柄確定A信号),第2可変表示情報(特別図柄確定B信号)を外部(ここでは接続される呼出ランプ装置30)に送信する処理を行うものである。
さらに、信号出力基板24は、第1特別図柄可変表示装置15Aの表示結果,第2特別図柄可変表示装置15Bの表示結果が、「確変大当り」の絵柄となったことにより大当り2信号を外部に送信する処理を行うものである。
次に従来のパチンコ機10aについて図1のブロック図を用いて説明する。この従来のパチンコ機10aは第2の遊技機の一例であって、前述したパチンコ機10と同様に、特別図柄可変表示装置15の表示結果が予め定められた特定の識別情報となると、遊技者にとって有利な特定遊技状態(大当り状態)に制御され、前記表示結果が第1の識別情報(通常確変図柄,非確変図柄)になると、前記第1特定遊技状態(通常確変大当り,非確変大当り)に制御され、前記表示結果が第2の識別情報(突然確変図柄)になると、前記第2特定遊技状態(突然確変大当り)に制御される。
また従来のパチンコ機10aは、前述したパチンコ機10と同様に、次の大当り状態が発生する確率が向上する確率変動状態に制御されるものである。具体的には、表示結果が第1の識別情報のうちの第1の特別の識別情報(通常確変図柄)になると、前記第1特定遊技状態(通常確変大当り)に制御されると共に、該第1特定遊技状態に続いて確変状態(通常確変状態)に制御される第1の状態が発生する。また該表示結果が第2の識別情報のうちの第2の特別の識別情報(突然確変図柄)になると、前記第2特定遊技状態(突然確変大当り)に制御されると共に、該第2特定遊技状態に続いて確変状態(突然確変状態)に制御される第2の状態が発生する。なお該表示結果が、前記第1の識別情報のうちの予め定められた第3の特別の識別情報(非確変図柄)になると、前記第1特定遊技状態(非確変大当り)に制御される第3の状態が発生するが、確変状態には制御されない。
この従来のパチンコ機10aは、遊技制御基板23aに、プログラムに従って従来のパチンコ機10aを制御する基本回路(遊技制御用マイクロコンピュータ)を備え、この遊技制御基板23aは、始動入賞スイッチ13,始動条件保留個数表示ランプ14,特別図柄可変表示装置15,飾り図柄可変表示装置16,大入賞口17内のソレノイド,大入賞スイッチ18,普通図柄始動通過スイッチ19a,普通図柄始動条件保留個数表示ランプ20,普通図柄可変表示装置21,可変入賞球装置22のソレノイド,及び信号出力基板24aと接続されている。
従来のパチンコ機10aの始動入賞スイッチ13は、第1の遊技機であるパチンコ機10が備えていた第1始動入賞スイッチ13Aや第2始動入賞スイッチ13Bと同様の機能であるが、パチンコ機10と異なり、1つのみ備えられる。また、この従来のパチンコ機10aの始動条件保留個数表示ランプ14は、パチンコ機10が備えていた第1始動条件保留個数表示ランプ14Aや第2始動条件保留個数表示ランプ14Bと同様の機能であるが、パチンコ機10と異なり、1つのみ備えられる。また、従来のパチンコ機10aの特別図柄可変表示装置15は、パチンコ機10が備えていた第1特別図柄可変表示装置15Aや第2特別図柄可変表示装置15Bと同様の機能であるが、パチンコ機10と異なり、1つのみ備えられる。また、従来のパチンコ機10aの飾り図柄可変表示装置16は、パチンコ機10が備えていた第1飾り図柄可変表示装置16Aや第2飾り図柄可変表示装置16Bと同様の機能であるが、パチンコ機10と異なり、1つのみ備えられる。また、従来のパチンコ機10aの大入賞口17内のソレノイドは、パチンコ機10が備えていた第1大入賞口17A内のソレノイドや第2大入賞口17B内のソレノイドと同様の機能であるが、パチンコ機10と異なり、1つのみ備えられる。また、従来のパチンコ機10aの大入賞スイッチ18は、パチンコ機10が備えていた第1大入賞スイッチ18Aや第2大入賞スイッチ18Bと同様の機能であるが、パチンコ機10と異なり、1つのみ備えられる。
なお、普通図柄始動通過スイッチ19a,普通図柄始動条件保留個数表示ランプ20,普通図柄可変表示装置21,及び可変入賞球装置22等は前記パチンコ機10のものと同様である。
従来のパチンコ機10aが備える信号出力基板24aは前記パチンコ機10と異なり、2つの特別図柄確定信号を出力せず、特別図柄確定信号を1信号のみ出力する。従って、対応する呼出ランプ装置30に送信する信号は、特別図柄確定信号,大当り1信号,及び大当り2信号の3信号となる。このパチンコ機10aが備える信号出力基板24aは、上記3つの信号を出力する出力端子が備えられており、これらの各出力端子は各々対応する呼出ランプ装置30側の入力端子と接続される。ここで、特別図柄確定信号に対応する呼出ランプ装置30側の入力端子としては、パチンコ機10が接続される場合に用いられる特別図柄確定A信号又は特別図柄確定B信号入力用のいずれかの端子となる。即ち、従来のパチンコ機10aが呼出ランプ装置30に接続される場合には、特別図柄確定A信号用の入力端子又は特別図柄確定B信号用の入力端子のいずれか一方のみから特別図柄確定信号が入力されることとなる。
この従来のパチンコ機10aにおいて、始動入賞口12に遊技球が入賞すると、始動入賞スイッチ13により遊技球が検出され、保留記憶の上限数でない場合に始動条件が成立したとされる。始動条件が成立した後に、特別図柄可変表示装置15での特別図柄の可変表示中でなく(即ち前回の可変表示が終了しており)、かつ大当り状態中でなければ、開始条件が成立したとされ、当該検出された遊技球に関して特別図柄可変表示装置15にて特別図柄の可変表示が開始されるとともに、飾り図柄可変表示装置16にて飾り図柄(飾り図柄可変表示装置16で可変表示される飾り図柄)の可変表示が開始される。一方、特別図柄可変表示装置15にて特別図柄の可変表示中であれば、保留記憶の上限数でない場合には始動条件保留個数表示ランプ14の点灯数を1増やす。そして、特別図柄の可変表示結果が大当り図柄であれば、大当り状態に移行して大入賞口17内のソレノイドによって開閉板が開閉される。
ここで、特別図柄可変表示装置15は可変表示手段の一例であって、始動条件(始動入賞スイッチ13による遊技球の検出及び保留記憶の上限数でないこと)が成立した後に開始条件(特別図柄可変表示装置15における前回の可変表示が終了したこと及び大当り状態が終了したこと)が成立したことに基づいて、各々が識別可能な複数種類の識別情報を可変表示するものである。
なお、特別図柄可変表示装置15で可変表示される特別図柄の可変表示結果が確定したときには、該特別図柄可変表示装置15による識別情報の可変表示回数である可変表示回数(スタート回数)を特定可能な可変表示回数情報として、特別図柄確定信号が、第2の可変表示回数情報送信手段である信号出力基板24aから外部に出力され、接続された呼出ランプ装置30に入力される。
ここで、前記特別図柄可変表示装置15の表示結果が前記特定の識別情報(大当り図柄)となったことにより,特別図柄確定信号が呼出ランプ装置30に入力され、さらに特定遊技状態(大当り状態)が発生した旨を特定可能な特定遊技状態発生情報として、大当り1信号が立ち上がってオンとなり、同じく信号出力基板24aから外部に出力され、接続された呼出ランプ装置30に入力される。
即ち、信号出力基板24aは、特定遊技状態発生情報(大当り1信号)を外部に送信する第2の特定遊技状態発生情報送信手段として機能する。なお、この大当り1信号は大当たり遊技状態中は継続的に出力され、大当り状態の終了に伴い立ち下がる(オフとなる)。つまり大当り1信号は、通常確変大当り,突然確変大当り,及び非確変大当りのいずれの大当りにおいても、同一の信号線(同一の信号出力部)を介して送信される同形態の状態信号で、各大当り毎に出力期間のみ異なる信号である。なお大当り1信号は、特定遊技状態(大当り状態)の発生から終了までの期間である特定遊技状態期間を特定するための特定遊技状態期間特定情報でもある。
さらに、第1のパチンコ機10と同様に、特別図柄可変表示装置15の表示結果が前記特定の識別情報(大当り図柄)となり、さらに、停止図柄が奇数(1,3,5,7)のいずれかであるときは「確変大当り」となり、確変状態となる。第1のパチンコ機10と同様に、大当り2信号は、呼出ランプ装置側で確変状態を特定するためのもので、大当り1信号と共に立ち上がる(オンとなる)。そして、確変大当りとなった場合には、大当り2信号は、大当り1信号が大当り状態の終了後に立ち下がった後でも、継続して立ち上がっている状態となる。これにより、確変大当りの発生及び確変状態であることを呼出ランプ装置30側で特定可能である。なお、確変大当りとならなかったときには、大当り2信号は、大当り1信号が大当り状態の終了後に立ち下がるのに伴い立ち下がり(オフとなる)。これにより、確変大当りが発生しなかったこと及び確変状態でないことを呼出ランプ装置30側で特定可能である。即ち、大当り1信号が出力されていない状態における大当り2信号は、第2遊技状態(確率変動状態)の発生を特定するための第2遊技状態発生情報(確率変動状態発生情報)である。つまり大当り1信号が出力されていない状態における大当り2信号は、通常確変状態及び突然確変状態のいずれの確率変動状態においても同一の信号線(同一の信号出力部)を介して送信される同形態の状態信号である。
このように、第2の可変表示回数情報送信手段である信号出力基板24aは、可変表示回数情報(特別図柄確定信号)を外部に送信する処理を行うものである。
また、第2の特定遊技状態発生情報送信手段である信号出力基板24aは、特別図柄可変表示装置15の表示結果が、前記特定の識別情報(大当り図柄)となったことにより特定遊技状態発生情報(大当り1信号)を外部に送信する処理を行うものである。
さらに、信号出力基板24aは、特別図柄可変表示装置15の表示結果が、「確変大当り」の絵柄となったことにより大当り2信号を外部に送信する処理を行うものである。
次に呼出ランプ装置30について図1及び図3を用いて説明する。呼出ランプ装置30は前述したように、遊技用装置の一例であって、遊技機(ここではパチンコ機10又は従来のパチンコ機10a)に対応して設けられ、該遊技機(遊技機に対応して設けられる打込カウンタ等も含む)から出力される各信号を通信部31により受信可能な態様で接続されている。
ここで、本来、遊技者が呼出ランプ装置のような遊技用装置に表示される大当りの発生回数を台選びの判断材料とするのは、大当りの発生が、通常時に比べて多量の遊技媒体の付与(いわゆる出玉)に直結するためである。しかし、表示される回数に遊技媒体(出玉)が殆ど得られない第2の状態における第2特定遊技状態の発生回数(即ち突然確変大当りの発生回数)が含まれると、遊技者に台選びの有効な判断材料を提供することができないという問題がある。本発明の遊技用装置は、この問題を解決するものである。ここで、上述したように、本発明における遊技用装置には、以下の第1の遊技用装置,第2の遊技用装置,及び第3の遊技用装置がある。まず以下に概要を説明する。
第1の遊技用装置は、後述する特定遊技状態期間判定手段である制御部32により特定遊技状態期間が閾値時間(例えば5秒)以上であると判定されたことに基づいて、第1特定遊技状態の発生回数(図6における大当り回数集計値(全体),又は図7における大当り回数集計値)を加算更新する一方、特定遊技状態期間判定手段により特定遊技状態期間が閾値時間以上でないと判定されたときには、第1特定遊技状態の発生回数を加算更新しないことにより第1特定遊技状態の発生回数を集計する集計手段(制御部32)を備え、該集計した第1特定遊技状態の発生回数を表示手段(ディスプレイ36)に表示するものである。
第2の遊技用装置は、後述する特定遊技状態期間判定手段である制御部32により特定遊技状態期間が閾値時間(例えば5秒)以上であると判定されたことに基づいて、第1特定遊技状態の発生回数(図6における大当り回数集計値(全体),又は図7における大当り回数集計値)を加算更新する一方、特定遊技状態期間判定手段により特定遊技状態期間が閾値時間以上でないと判定されたときには、第1特定遊技状態の発生回数を加算更新しないことにより第1特定遊技状態の発生回数を集計する第1の集計処理と、該特定遊技状態期間判定手段の判定によらず、前記特定遊技状態期間特定情報である大当り1信号を受信したことに基づいて、第1特定遊技状態の発生回数と第2特定遊技状態の発生回数との合算値である特定遊技状態発生回数を加算更新することにより特定遊技状態発生回数を集計する第2の集計処理とを行う集計手段(制御部32)を備える。さらに第1の集計処理及び第2の集計処理のいずれを行うかを設定する集計処理設定手段(制御部32)を備えており、集計手段は該設定に応じた集計処理を行い、該集計した第1特定遊技状態の発生回数又は特定遊技状態発生回数を表示手段(ディスプレイ36)に表示するものである。
第3の遊技用装置は、後述する特定遊技状態期間判定手段である制御部32により特定遊技状態期間が閾値時間(例えば5秒)以上であると判定されたことに基づいて、第1特定遊技状態の発生回数(図6における大当り回数集計値(全体),又は図7における大当り回数集計値)を加算更新する一方、特定遊技状態期間判定手段により特定遊技状態期間が閾値時間以上でないと判定されたときには、第1特定遊技状態の発生回数を加算更新しないことにより第1特定遊技状態の発生回数を集計する第1の集計手段(制御部32)を備えると共に、特定遊技状態期間判定手段により前記特定遊技状態期間が閾値時間以上でないと判定されたことに基づいて、第2特定遊技状態の発生回数(図6における突然確変回数(全体)又は図7における突然確変回数)を加算更新することにより第2特定遊技状態の発生回数を集計する第2の集計手段(制御部32)を備え、第1の集計手段により集計された第1特定遊技状態の発生回数と、第2の集計手段により集計された第2特定遊技状態の発生回数を表示手段(ディスプレイ36)に表示するものである。
まず最初に、第1の遊技用装置である呼出ランプ装置30について説明する。
この呼出ランプ装置30は、図3に示すように、横長の箱形の形状を呈するものであり、その前面には、ランプ35,呼出ボタン34,ディスプレイ36,データ1選択ボタン37,データ2選択ボタン38,及びデータ3選択ボタン39が設けられており、その内部には、図1に示すように、通信部31,制御部32,及びEEPROM33等が設けられている。これら呼出ランプ装置30に設けられる各機器は、図1に示すように接続されている。
図1に示すように、通信部31はパチンコ機10又は従来のパチンコ機10aと通信可能に接続され、遊技機と当該呼出ランプ装置30との通信を司るものである。この通信部31は、前述したように特別図柄確定A信号,特別図柄確定B信号,大当り1信号,及び大当り2信号用の入力端子を備える。
この通信部31は特定遊技状態期間特定情報受信手段の一例であって、対応する遊技機における第1特定遊技状態又は第2特定遊技状態の発生から終了までの期間である特定遊技状態期間を特定するための特定遊技状態期間特定情報(大当り1信号)を受信するものである。ここでは、パチンコ機10の信号出力基板24,又は従来のパチンコ機10aの信号出力基板24aから送信されてくる特定遊技状態期間特定情報である大当り1信号を受信する。
また通信部31は第2遊技状態発生情報受信手段の一例であって、対応する遊技機における第2遊技状態である確率変動状態の発生を特定するための第2遊技状態発生情報である確率変動状態発生情報(大当り1信号が出力されていない状態における大当り2信号)を受信するものである。ここでは、パチンコ機10の信号出力基板24,又は従来のパチンコ機10aの信号出力基板24aから送信されてくる確率変動状態発生情報である、大当り1信号が出力されていない状態における大当り2信号を受信する。
また通信部31は可変表示回数情報受信手段の一例であって、第1の可変表示回数情報送信手段である信号出力基板24から送信されてくる第1可変表示回数情報(特別図柄確定A信号)と第2可変表示回数情報(特別図柄確定B信号)とを受信する第1の可変表示回数情報受信処理と、第2の可変表示回数情報送信手段である信号出力基板24aから送信されてくる可変表示回数情報(特別図柄確定信号)を受信する第2の可変表示回数情報受信処理とを行うものである。ここでは、後述する遊技機種別設定手段(制御部32)により対応する遊技機が第1の遊技機であると設定されたときに、第1の可変表示回数情報受信処理を行い、対応する遊技機が第2の遊技機であると設定されたときに、第2の可変表示回数情報受信処理を行う。
また通信部31は可変表示情報受信手段の一例であって、可変表示情報送信手段である信号出力基板24から送信されてくる第1可変表示情報(特別図柄確定A信号)と第2可変表示情報(特別図柄確定B信号)とを受信するものである。
また通信部31は特定遊技状態発生情報受信手段の一例であって、第1の特定遊技状態発生情報送信手段である信号出力基板24から送信されてくる大当り1信号を受信する第1の特定遊技状態発生情報受信処理と、第2の特定遊技状態発生情報送信手段である信号出力基板24aから送信されてくる大当り1信号を受信する第2の特定遊技状態発生情報受信処理とを行うものである。ここでは、後述する遊技機種別設定手段(制御部32)により対応する遊技機が第1の遊技機であると設定されたときに、第1の特定遊技状態発生情報受信処理を行い、対応する遊技機が第2の遊技機であると設定されたときに、第2の特定遊技状態発生情報受信処理を行う。
制御部32はCPU,RAM,ROM等を備え、ROMに記憶されている処理プログラムがRAMを作業領域としてCPUで実行されることにより、呼出ランプ装置30に設けられる各構成要素の動作を制御して各種の処理を行うものである。この制御部32はランプ制御部32a及び表示制御部32bを備える。ランプ制御部32aはランプ35の点灯制御を行うものである。また、表示制御部32bは後述する液晶タイプのディスプレイ36へのデータの出力を制御するものである。特に、後述する遊技関連情報DB(図9又は図10)の記憶内容のうち、予め定められた項目、あるいは選択された項目の値をディスプレイ36に表示する制御を行う。この表示制御部32bの機能についてはさらに後述する。
次に図5を参照して、閾値時間設定手段,特定遊技状態期間特定手段,特定遊技状態期間判定手段,集計手段,第1状態発生認識手段,第2状態発生認識手段,及び第3状態発生認識手段として機能する呼出ランプ装置30の制御部32について説明する。
まず制御部32は閾値時間設定手段の一例であって、第1特定遊技状態(通常確変大当り及び非確変大当り)の特定遊技状態期間よりも短く、かつ第2特定遊技状態(突然確変大当り)の特定遊技状態期間よりも長い閾値時間を設定するものである。この実施例では、通常確変大当り及び非確変大当りの特定遊技状態期間は15ラウンドであり、該特定遊技状態期間は数秒程度では消化されない一方、突然確変大当りの特定遊技状態期間は0.5秒×2ラウンドであり、該特定遊技状態期間の期間は数秒程度で消化されることから、閾値時間としては例えば5秒を設定すれば良い。この閾値時間は、例えば図示しないホールコンピュータ50において設定され、各呼出ランプ装置30に対して配信され、呼出ランプ装置30は受信した閾値時間を示す情報をEEPROM33等に記憶する。
また制御部32は特定遊技状態期間特定手段の一例であって、前記特定遊技状態期間特定情報受信手段により受信した特定遊技状態期間特定情報(大当り1信号)に基づいて、特定遊技状態期間を特定するものである。具体的には、図5(a)(b)に示すように、特定遊技状態期間特定情報である大当り1信号は、大当り状態の間において継続的に出力される状態信号、即ち大当り状態の発生で立ち上がると共に大当り状態の終了で立ち下がる信号であるため、該大当り1信号の立ち上がりから立ち下がりまでの期間、即ち図5(a)に示す例ではT10〜T11の期間,図5(b)に示す例ではT20〜T21の期間が、特定遊技状態期間として特定される。
また制御部32は特定遊技状態期間判定手段の一例であって、前記特定遊技状態期間特定手段により特定された特定遊技状態期間が前記閾値時間設定手段により設定した閾値時間以上であるか否かを判定するものである。具体的には、前記図5(a)(b)に示すようにして特定された特定遊技状態期間、即ちT10〜T11の期間,又はT20〜T21の期間が、設定された閾値時間である5秒以上であるか否かが判定される。
また制御部32は集計手段の一例であって、特定遊技状態期間判定手段により前記特定遊技状態期間が閾値時間以上であると判定されたことに基づいて、前記第1特定遊技状態(通常確変大当り及び非確変大当り)の発生回数を加算更新する一方、該特定遊技状態期間判定手段により前記特定遊技状態期間が閾値時間以上でないと判定されたときには、前記第1特定遊技状態の発生回数を加算更新しないことにより第1特定遊技状態の発生回数を集計するものである。具体的には、対応する遊技機がパチンコ機10である場合には、大当り1信号に基づいて特定された特定遊技状態期間(ここでは大当り1信号の入力期間)が閾値時間以上であれば、後述する集計情報DB(図6)に記憶される大当り回数集計値(全体)が加算更新されることとなる。これにより、当該パチンコ機10における大当りの発生回数であり、突然確変大当りの回数を除外した大当り回数集計値(全体)が得られる。なお、特別図柄確定A信号の入力後に前記大当り1信号が入力し、閾値時間以上入力されたことを条件として大当り回数集計値(A)が加算更新される。これにより、第1特別図柄可変表示装置15Aに対応する大当りの発生回数であり、突然確変大当りの回数を除外した大当り回数集計値(A)が得られる。また、特別図柄確定B信号の入力後に前記大当り1信号が入力し、閾値時間以上入力されたことを条件として大当り回数集計値(B)が加算更新される。これにより、第2特別図柄可変表示装置15Bに対応する大当りの発生回数であり、突然確変大当りの回数を除外した大当り回数集計値(B)が得られる。また、対応する遊技機が従来のパチンコ機10aである場合には、大当り1信号に基づいて特定された特定遊技状態期間(ここでは大当り1信号の入力期間)が閾値時間以上であれば、後述する集計情報DB(図7)に記憶される大当り回数集計値が加算更新されることとなる。これにより、従来のパチンコ機10aにおける大当りの発生回数であり、突然確変大当りの回数を除外した大当り回数集計値が得られる。
また制御部32は第1状態発生認識手段の一例であって、前記特定遊技状態期間判定手段により特定遊技状態期間が閾値時間(5秒)以上であると判定され、かつ該特定遊技状態期間後又は該特定遊技状態期間中において前記第2遊技状態発生情報受信手段により第2遊技状態発生情報である確率変動状態発生情報(大当り1信号が出力されていない状態における大当り2信号)を受信したことに基づいて、前記第1の状態が発生したと認識するものである。具体的には、図5(a)に示すように、前記特定された特定遊技状態期間であるT10〜T11の期間が、前記設定された閾値時間である5秒以上であり、かつ特定遊技状態期間後(ここでは大当り1信号が立ち下がってオフとなったT11の時点)において、大当り2信号を受信している(即ち大当り2信号が立ち下がっておらず入力状態である)ことに基づいて、第1の状態が発生したと認識される。なお、第1の状態が発生したと認識されたことに基づいて、当該状態における大当りの種別として、「通常確変大当り」が大当り履歴DBに記憶される。
また制御部32は第2状態発生認識手段の一例であって、少なくとも前記特定遊技状態期間判定手段により特定遊技状態期間が閾値時間(5秒)以上でないと判定されたことに基づいて、前記第2の状態が発生したと認識するものである。具体的には、図5(b)に示すように、前記特定された特定遊技状態期間であるT20〜T21の期間が、前記設定された閾値時間である5秒未満であることに基づいて、第2の状態が発生したと認識される。なお、前記特定遊技状態期間判定手段により特定遊技状態期間が閾値時間(5秒)以上でないと判定され、かつ該特定遊技状態期間後又は該特定遊技状態期間中において前記第2遊技状態発生情報受信手段により第2遊技状態発生情報である確率変動状態発生情報(大当り1信号が出力されていない状態における大当り2信号)を受信したこと(この例では大当り1信号が立ち下がったT21の時点において大当り2信号を受信していること、即ち大当り2信号が立ち下がっておらず入力状態であること)に基づいて、第2の状態が発生したと認識されるようにしても良い。なお、第2の状態が発生したと認識されたことに基づいて、当該状態における大当りの種別として、「突然確変大当り」が大当り履歴DBに記憶される。
また制御部32は第3状態発生認識手段の一例であって、特定遊技状態期間判定手段(制御部32)により特定遊技状態期間が閾値時間(5秒)以上であると判定され、かつ該特定遊技状態期間後又は該特定遊技状態期間中において前記第2遊技状態発生情報受信手段により第2遊技状態発生情報である確率変動状態発生情報(大当り1信号が出力されていない状態における大当り2信号)を受信しなかったことに基づいて、前記第3の状態が発生したと認識するものである。具体的には、図5(a)に示すように、前記特定された特定遊技状態期間であるT10〜T11の期間が、前記設定された閾値時間である5秒以上であると判定され、かつ図示しないが特定遊技状態期間後(ここでは大当り1信号が立ち下がったT11の時点)において、大当り2信号を受信していない(即ち大当り2信号が立ち下がっている非入力状態である)ことに基づいて、第3の状態が発生したと認識される。なお、第3の状態が発生したと認識されたことに基づいて、当該状態における大当りの種別として、「非確変大当り」が大当り履歴DBに記憶される。
次に、第1状態発生回数集計手段,特定遊技状態履歴集計手段,状態特定手段として機能する呼出ランプ装置30の制御部32について説明する。
制御部32は第1状態発生回数集計手段の一例であって、第1状態発生認識手段(制御部32)により第1の状態が発生したと認識されたことに基づいて、該第1の状態の発生回数を集計するものである。具体的には、第1状態発生認識手段により第1の状態が発生したと認識されたこと、即ち大当り1信号に基づいて特定された特定遊技状態期間(ここでは大当り1信号の受信期間)が閾値時間以上であり、かつ第2遊技状態発生情報である確率変動状態発生情報(ここでは大当り1信号入力終了後の大当り2信号)を受信したことに基づいて、図6に示す集計情報DBの通常確変回数(全体)が加算更新されることとなる。これにより、当該パチンコ機10における通常確変大当りの発生回数(=第1の状態の発生回数=通常確変状態の発生回数である)が得られる。なお、特別図柄確定A信号の入力後に前記大当り1信号が閾値時間以上入力され、かつ入力終了後に大当り2信号が入力状態であることを条件として通常確変回数(A)が加算更新される。これにより、第1特別図柄可変表示装置15Aに対応する通常確変大当りの発生回数が得られる。また、特別図柄確定B信号の入力後に前記大当り1信号が閾値時間以上入力され、かつ入力終了後に大当り2信号が入力状態であることを条件として通常確変回数(B)が加算更新される。これにより、第2特別図柄可変表示装置15Bに対応する通常確変大当りの発生回数が得られる。
また制御部32は特定遊技状態発生履歴集計手段の一例であって、特定遊技状態期間特定情報受信手段(通信部31)により受信した特定遊技状態期間特定情報である大当り1信号に基づいて、第1特定遊技状態(通常確変大当り及び非確変大当り)及び第2特定遊技状態(突然確変大当り)の発生履歴を集計するものである。具体的には、大当り1信号を受信したことに基づいて、そのときのTS(全体)(対応する遊技機がパチンコ機10である場合),又はTS(対応する遊技機が従来のパチンコ機10aである場合)の値を図8に示す大当り履歴DBに「スタート回数」として記憶する。これにより、可変表示回数(スタート回数)を基準として大当り履歴DBに大当りの発生履歴が記憶されることとなる。すなわち、ここでいう大当りには通常確変大当り,突然確変大当り,及び非確変大当りが含まれる。
さらに制御部32は状態特定手段の一例であって、特定遊技状態発生履歴集計手段により集計された発生履歴に含まれる第1特定遊技状態及び第2特定遊技状態の各々が、前記第1状態発生認識手段により認識された第1の状態における第1特定遊技状態(通常確変大当り)であるか、前記第2状態発生認識手段により認識された第2の状態における第2特定遊技状態(突然確変大当り)であるか、又は前記第3状態発生認識手段により認識された第3の状態における第1特定遊技状態(非確変大当り)であるかを特定するものである。具体的には、図5(a)に示すように、T11の時点において前記第1状態発生認識手段により第1の状態の発生が認識された場合には、該T11の時点で終了した大当り状態を通常確変大当りと特定する。そして図8に示す大当り履歴DBに、履歴数「1回前」に対応する「大当り種別」として、「通常確変大当り」を記録する。一方、図5(a)に示すように、T11の時点において前記第3状態発生認識手段により第3の状態の発生が認識された場合には、該T11の時点で終了した大当り状態を非確変大当りと特定する。そして図8に示す大当り履歴DBに、履歴数「1回前」に対応する「大当り種別」として、「非確変大当り」を記録する。また図5(b)に示すように、T21の時点において前記第2状態発生認識手段により第2の状態の発生が認識された場合に、該T21の時点で終了した大当り状態を突然確変大当りと特定する。そして図8に示す大当り履歴DBに、履歴数「1回前」に対応する「大当り種別」として、「突然確変大当り」を記録する。なお、これらの「大当り種別」の記憶処理に先立って、既存の履歴数「1回前」に対応するデータ(「大当り種別」及び「スタート回数」)が、履歴数「2回前」に対応付けて記憶され、同履歴数「2」に対応するデータが履歴数「3回前」に対応付けて記憶され、以下各履歴数に対応するデータについて同様の記憶処理がなされる。即ち既存のデータをシフトして記憶させて履歴数「1回前」のデータをブランクとした後に、上記の「大当り種別」の記憶処理が行われる。
なお制御部32は遊技機種別設定手段の一例であって、対応する遊技機が、第1の遊技機であるか、又は、第2の遊技機であるかを設定するものであり、ここでは対応する遊技機から第1特別図柄可変表示装置15Aによる識別情報の可変表示に関連して発生する情報(ここでは特別図柄確定A信号とする)及び第2特別図柄可変表示装置15Bによる識別情報の可変表示に関連して発生する情報(ここでは特別図柄確定B信号とする)を受信したことに基づいて、当該遊技機が第1の遊技機(パチンコ機10)であると設定し、対応する遊技機から特別図柄可変表示装置15による識別情報の可変表示に関連して発生する情報(ここでは特別図柄確定信号)を受信したことに基づいて、当該遊技機が前記第2の遊技機(従来のパチンコ機10a)であると設定するものである。
具体的には、前述した通信部31において、特別図柄確定A信号用の入力端子,特別図柄確定B信号用の入力端子に、それぞれ特別図柄確定A信号,特別図柄確定B信号の入力がある場合には、対応する遊技機が第1の遊技機(即ち本例ではパチンコ機10)であると認識して両方の入力端子からの信号に基づく集計処理を行う。一方で、所定時間(例えば最初の信号の入力から30分間)において、特別図柄確定A信号用の入力端子又は特別図柄確定B信号用の入力端子のいずれか一方のみに特別図柄確定信号の入力がある場合には、対応する遊技機が第2の遊技機(即ち本例では従来のパチンコ機10a)であると認識して、該入力される一方の信号に基づく集計処理を行う。あるいは、特別図柄確定A信号用の入力端子,特別図柄確定B信号用の入力端子の両方に信号の入力があればパチンコ機10からの特別図柄確定A信号,特別図柄確定B信号の入力であるとみなし、両方の入力端子からの信号に基づく集計処理を行うようにしても良く、特別図柄確定A信号用の入力端子,特別図柄確定B信号用の入力端子の一方にのみ信号の入力があれば従来のパチンコ機10aからの特別図柄確定信号の入力であるとみなし、該信号が入力される入力端子からの信号に基づく集計処理を行うようにしても良い。なお、対応する遊技機を予め第1の遊技機と設定しておき、特別図柄確定A信号用の入力端子や特別図柄確定B信号用の入力端子への信号入力状況に関わらず対応する遊技機を第1の遊技機として、信号が入力される入力端子からの信号に基づく集計処理を行うようにしても良い。
このように、呼出ランプ装置30において、遊技機から第1特別図柄可変表示装置15Aによる識別情報の可変表示に関連して発生する特別図柄確定A信号及び第2特別図柄可変表示装置15Bによる識別情報の可変表示に関連して発生する特別図柄確定B信号を受信したことに基づいて、当該遊技機がパチンコ機10であると自動的に設定し、遊技機から特別図柄可変表示装置15の可変表示に関連して発生する特別図柄確定信号を受信したことに基づいて、当該遊技機が従来のパチンコ機10aであると自動的に設定するので、遊技場側は、遊技機毎に対応する呼出ランプ装置30の設定作業を行う手間が省ける。
また制御部32は特定遊技状態後可変表示回数集計手段の一例であって、可変表示回数情報受信手段である通信部31により受信した特別図柄確定A信号及び特別図柄確定B信号と、特定遊技状態発生情報受信手段である通信部31により受信した特定遊技状態発生情報(大当り1信号)とに基づいて、一の大当り状態の終了以降における第1可変表示回数であるTS(A)を次の大当り状態の発生までの間集計し、一の大当り状態の終了以降における第2可変表示回数であるTS(B)を次の大当り状態の発生までの間集計すると共に、一の大当り状態の終了以降における第1可変表示回数と第2可変表示回数との合算値であるTS(全体)を次の大当り状態の発生までの間集計する第1の特定遊技状態後可変表示回数集計処理を行う。また、特定遊技状態後可変表示回数集計手段である制御部32は、可変表示回数情報受信手段である通信部31により受信した特別図柄確定信号(従来のパチンコ機10aにより送信される)と、特定遊技状態発生情報受信手段である通信部31により受信した大当り1信号とに基づいて、一の大当り状態の終了以降における可変表示回数であるTSを次の大当り状態の発生までの間集計する第2の特定遊技状態後可変表示回数集計処理を行うものである。ここでは、遊技機種別設定手段(制御部32)により対応する遊技機が第1の遊技機であると設定されたときに、第1の特定遊技状態後可変表示回数集計処理を行い、対応する遊技機が第2の遊技機であると設定されたときに、第2の特定遊技状態後可変表示回数集計処理を行うものである。
また制御部32は特定遊技状態発生回数集計手段の一例であって、特定遊技状態発生情報受信手段である通信部31により受信した第1特別図柄特定遊技状態発生情報(大当り1信号)と第2特別図柄特定遊技状態発生情報(大当り1信号)とに基づいて、第1特別図柄特定遊技状態の発生回数(大当り回数(A))と、第2特別図柄特定遊技状態の発生回数(大当り回数(B))と、該第1特別図柄特定遊技状態の発生回数と該第2特別図柄特定遊技状態の発生回数との合算値(大当り回数(全体))とを集計する第1の特定遊技状態発生回数集計処理と、特定遊技状態発生情報受信手段である通信部31により受信した特定遊技状態発生情報(大当り1信号)に基づいて特定遊技状態の発生回数(大当り回数)を集計する第2の特定遊技状態発生回数集計処理と、を行うものである。ここでは、遊技機種別設定手段(制御部32)により対応する遊技機が第1の遊技機であると設定されたときに、第1の特定遊技状態発生回数集計処理を行い、対応する遊技機が第2の遊技機であると設定されたときに、第2の特定遊技状態発生回数集計処理を行うものである。
ここで、制御部32は第1特別図柄特定遊技状態発生認識手段の一例であって、可変表示情報受信手段(通信部31)により第1可変表示情報(特別図柄確定A信号)を受信した後に第2可変表示情報(特別図柄確定B信号)を受信することなく特定遊技状態発生情報受信手段(通信部31)により特定遊技状態発生情報(大当り1信号)を受信したことに基づいて、対応する遊技機において前記第1特別図柄特定遊技状態が発生したと認識するものである。具体的には、図4に示すように、特別図柄確定A信号を受信した際(例えばT1)に特別図柄確定フラグを0とし、特別図柄確定B信号を受信した際(例えばT4)には特別図柄確定フラグを1としておく。これにより、大当り1信号を受信したときに、特別図柄確定フラグが0であれば(例えばT2)特別図柄確定A信号を受信した後に特別図柄確定B信号を受信することなく大当り1信号を受信したこととなり、第1特別図柄特定遊技状態(即ち第1始動入賞口12Aへの入賞による大当り状態)が発生したと認識し、大当り1信号を受信したときに、特別図柄確定フラグが1であれば(例えばT5)特別図柄確定B信号を受信した後に特別図柄確定A信号を受信することなく大当り1信号を受信したこととなり、第2特別図柄特定遊技状態(即ち第2始動入賞口12Bへの入賞による大当り状態)が発生したと認識する。
また、制御部32は第2特別図柄特定遊技状態発生認識手段の一例であって、可変表示情報受信手段(通信部31)により第2可変表示情報(特別図柄確定B信号)を受信した後に第1可変表示情報(特別図柄確定A信号)を受信することなく特定遊技状態発生情報受信手段(通信部31)により特定遊技状態発生情報(大当り1信号)を受信したことに基づいて、対応する遊技機において前記第2特別図柄特定遊技状態が発生したと認識するものである。
そして、特定遊技状態発生回数集計手段(制御部32)は、第1特別図柄特定遊技状態発生認識手段(制御部32)により第1特別図柄特定遊技状態が発生したと認識されたことに基づいて、第1特別図柄特定遊技状態の発生回数(大当り回数(A))を加算更新し、第2特別図柄特定遊技状態発生認識手段(制御部32)により第2特別図柄特定遊技状態が発生したと認識されたことに基づいて、第2特別図柄特定遊技状態の発生回数(大当り回数(B))を加算更新する。また、第1特別図柄特定遊技状態の発生回数(大当り回数(A))と第2特別図柄特定遊技状態の発生回数(大当り回数(B))との合算値(大当り回数(全体))を加算更新(又は算出)する。
また制御部32は可変表示総回数集計手段の一例であって、前記可変表示回数情報受信手段(通信部31)により受信した第1可変表示回数情報(特別図柄確定A信号)と第2可変表示回数情報(特別図柄確定B信号)とに基づいて、第1可変表示手段(第1特別図柄可変表示装置15A)による可変表示の総回数である第1可変表示総回数(総スタート回数(A))と、第2可変表示手段(第2特別図柄可変表示装置15B)による可変表示の総回数である第2可変表示総回数(総スタート回数(B))と、該第1可変表示総回数と該第2可変表示総回数との合算値である全体可変表示総回数(総スタート回数(全体))とを集計する第1の可変表示総回数集計処理と、可変表示回数情報受信手段(通信部31)により受信した可変表示回数情報(特別図柄確定信号)に基づいて、可変表示手段(特別図柄可変表示装置15)による可変表示の総回数である可変表示総回数(総スタート回数)を集計する第2の可変表示総回数集計処理とを行うものである。ここでは、遊技機種別設定手段(制御部32)により対応する遊技機が第1の遊技機であると設定されたときに、第1の可変表示総回数集計処理を行い、対応する遊技機が第2の遊技機であると設定されたときに、第2の可変表示総回数集計処理を行うものである。
また制御部32は平均可変表示回数算出手段の一例であって、可変表示総回数集計手段(制御部32)により集計した第1可変表示総回数(総スタート回数(A))と特定遊技状態発生回数集計手段(制御部32)により集計した第1特別図柄特定遊技状態の発生回数(大当り回数(A))とに基づいて、第1特別図柄特定遊技状態1回あたりの第1可変表示回数(即ち総スタート回数(A)を大当り回数(A)で除した値)である平均第1可変表示回数(TS(A)平均値)を算出し、可変表示総回数集計手段(制御部32)により集計した第2可変表示総回数(総スタート回数(B))と特定遊技状態発生回数集計手段(制御部32)により集計した第2特別図柄特定遊技状態の発生回数(大当り回数(B))とに基づいて、第2特別図柄特定遊技状態1回あたりの第2可変表示回数(即ち総スタート回数(B)を大当り回数(B)で除した値)である平均第2可変表示回数(TS(B)平均値)を算出すると共に、可変表示総回数集計手段(制御部32)により集計した全体可変表示総回数(総スタート回数(全体))と特定遊技状態発生回数集計手段(制御部32)により集計した全特定遊技状態の発生回数(大当り回数(全体))とに基づいて、全特定遊技状態1回あたりの全体可変表示回数(即ち総スタート回数(全体)を大当り回数(全体)で除した値)である平均全体可変表示回数(TS(全体)平均値)を算出する第1の平均可変表示回数算出処理と、可変表示総回数集計手段(制御部32)により集計した可変表示総回数(総スタート回数)と特定遊技状態発生回数集計手段(制御部32)により集計した特定遊技状態の発生回数(大当り回数)とに基づいて、特定遊技状態1回あたりの可変表示回数(即ち総スタート回数を大当り回数で除した値)である平均可変表示回数(TS平均値)を算出する第2の平均可変表示回数算出処理と、を行うものである。ここでは、遊技機種別設定手段(制御部32)により対応する遊技機が第1の遊技機であると設定されたときに、第1の平均可変表示回数算出処理を行い、対応する遊技機が第2の遊技機であると設定されたときに、第2の平均可変表示回数算出処理を行うものである。
EEPROM33は不揮発性のメモリであり、図6〜図10に示す各DBを記憶している。
EEPROM33は、図6に示す集計情報DBを記憶している。この集計情報DBには、大当り1信号が閾値時間以上入力した回数(=大当り回数集計値(A)+大当り回数集計値(B)となる。)が、「大当り回数集計値(全体)」として記憶されており、特別図柄確定A信号入力後に大当り1信号が閾値時間以上入力した回数が、「大当り回数集計値(A)」として記憶されて、同様に、特別図柄確定B信号入力後に大当り1信号が閾値時間以上入力した回数が、「大当り回数集計値(B)」として記憶されている。また、大当り1信号が閾値時間以上入力して入力終了後、大当り2信号が入力状態であった回数(=通常確変回数(A)+通常確変回数(B)となる)が、「通常確変回数(全体)」が記憶されている。また、特別図柄確定A信号入力後に大当り1信号が閾値時間以上入力して入力終了後、大当り2信号が入力状態であった回数が、「通常確変回数(A)」として記憶され、同様に、特別図柄確定B信号入力後に大当り1信号が閾値時間以上入力した後、大当り2信号が入力状態であった回数が、「通常確変回数(B)」として記憶されている。なお「突然確変回数(全体)」,「突然確変回数(A)」,「突然確変回数(B)」は、当該第1の遊技用装置においては集計情報DBに記憶されないものとする。
ここで、図7に示すように、遊技機が従来のパチンコ機10aである場合には、集計情報DBには、大当り1信号が閾値時間以上入力した回数が「大当り回数集計値」として記憶され、大当り1信号が閾値時間以上入力した後、大当り2信号が入力状態であった回数が「通常確変回数」として記憶される。なお「突然確変回数」は、当該第1の遊技用装置においては集計情報DBに記憶されないものとする。
またEEPROM33は、図8に示す大当り履歴DBも記憶している。この大当り履歴DBは、本日発生した大当りの発生履歴を記憶しており、各大当りについて、前回の大当りから当該大当りの発生までのスタート回数(遊技関連情報DBにおけるTS(全体)又はTS)を記憶している。また、当該大当りが通常確変大当りであるか、突然確変大当りであるか、又は非確変大当りであるかを特定可能な態様で記憶している。
なお、EEPROM33は図9に示す遊技関連情報DBを記憶している。この遊技関連情報DBには、特定遊技状態発生回数集計手段である制御部32により集計された大当り回数(A),大当り回数(B),及び大当り回数(全体)とが記憶される。また、第1特別図柄可変表示装置15Aの表示結果が確率変動を伴う大当り図柄(確変図柄)であった場合に発生した確変状態の発生回数である確変回数(A),第2特別図柄可変表示装置15Bの表示結果が確率変動を伴う大当り図柄(確変図柄)であった場合に発生した確変状態の発生回数である確変回数(B),及び確変回数(A)+確変回数(B)で表される確変回数(全体)が記憶されている。また、可変表示総回数集計手段である制御部32により集計された総スタート回数(A),総スタート回数(B),及び総スタート回数(全体)が記憶され、平均可変表示回数算出手段である制御部32により算出したTS(A)平均値,TS(B)平均値,及びTS(全体)平均値が記憶される。さらに、特定遊技状態後可変表示回数集計手段である制御部32により集計されたTS(A),TS(B),及びTS(全体)が記憶される。
また、図10に示すように、遊技機が従来のパチンコ機10aである場合には、特定遊技状態発生回数集計手段である制御部32により集計された「大当り回数」が記憶される。また、特別図柄可変表示装置15の表示結果が確率変動を伴う大当り図柄(確変図柄)であった場合に発生した確変状態の発生回数である「確変回数」が記憶される。また、可変表示総回数集計手段である制御部32により集計された「総スタート回数」が記憶され、平均可変表示回数算出手段である制御部32により算出した「TS平均値」が記憶される。さらに、特定遊技状態後可変表示回数集計手段である制御部32により集計された「TS」が記憶される。なお、この遊技関連情報DBはEEPROM33に記憶されず、営業時には制御部32のRAMに記憶され、呼出ランプ装置30の電源をオフにする際に不揮発性の記憶装置に記憶されるようにしても良い。なお、この遊技関連情報DBには3日分(本日,前日,前々日)のデータが記憶されている。
具体的には、営業終了時以降に呼出ランプ装置30の電源をオフにする際(いわゆる締め処理の際)に、まず遊技関連情報DBにおける前々日分のデータが消去され、続いて前日分のデータが前々日分のデータとして記憶され、本日分のデータが前日分のデータとして記憶されるようになっている。つまり古いデータから消去され、各々シフトして記憶される。また、本例では、営業開始時において、TS(A),TS(B),及びTS(全体)は0である。即ち、営業開始当初では、前回の大当り状態の終了後から次の大当り状態の発生までの可変表示回数ではなく、営業開始から最初の大当り状態の発生までの可変表示回数が集計されることとなる。
なお、呼出ランプ装置30の制御部32は、遊技機種別設定手段である制御部32により前記対応する遊技機が前記第1の遊技機(パチンコ機10)であると設定されたときに、特定遊技状態発生情報受信手段である通信部31により特定遊技状態発生情報(大当り1信号)を受信したことに基づいて、特定遊技状態後可変表示回数集計手段である制御部32により集計している特定遊技状態後第1可変表示回数(TS(A))及び特定遊技状態後第2可変表示回数(TS(B))の集計値をクリアする(即ち遊技関連情報DBのTS(A)とTS(B)を0とする)。さらに、これに伴って、TS(全体)の集計値もクリアする。
呼出ボタン34は、遊技場の店員を呼び出す操作を受け付けるものである。この呼出ボタン34が操作されると、前記ランプ制御手段32aの制御により、所定の発光態様で発光部材であるランプ35,35が発光されて、遊技場の店員が呼び出される。
ここで、ランプ35,35は、第2遊技状態報知手段の一例であって、第2遊技状態である確率変動状態が発生した旨を報知するものである。なお、第2遊技状態報知手段であるランプ35,35は、第1状態発生認識手段により発生が認識された第1の状態における第2遊技状態(即ち通常確変状態)の報知態様と、第2状態発生認識手段により発生が認識された第2の状態における第2遊技状態(即ち突然確変状態)の報知態様とを異ならせるものである。具体的には、第1状態発生認識手段により第1の状態が発生したと認識されたときには、青で点灯する。また、第2状態発生認識手段により第2の状態が発生したと認識されたときには、緑で点灯する。なお、大当り1信号が入力された際,即ち大当り発生時には赤で点灯することにより、該大当りの発生を報知する。これらの点灯制御はランプ制御部32aが行う。
ディスプレイ36は表示手段の一例であって、集計手段である制御部32により集計された第1特定遊技状態の発生回数を表示する表示部を有するものである。具体的には、図3及び図14(a)に示すように、遊技機がパチンコ機10である場合に、集計情報DBが記憶する大当り回数集計値(全体)を表示する領域36lと、同大当り回数集計値(A)を表示する領域36gと、同大当り回数集計値(B)を表示する領域36hを有している。また、遊技機が従来のパチンコ機10aである場合に、図18(a)に示すように、大当り回数集計値を表示するための領域36lを有している。
また表示手段として機能するディスプレイ36は、前記第1状態発生回数集計手段により集計された第1の状態の発生回数を表示する第1状態発生回数表示部(領域36l)をさらに有するものである。具体的には、図14(d)に示すように、遊技機がパチンコ機10である場合に、集計情報DBが記憶する通常確変回数(全体)を表示する領域36lと、同通常確変回数(A)を表示する領域36gと、同通常確変回数(B)を表示する領域36hを有している。また、遊技機が従来のパチンコ機10aである場合に、図18(d)に示すように、通常確変回数を表示するための領域36lを有している。
またディスプレイ36は特定遊技状態発生履歴表示手段の一例であって、前記状態特定手段(制御部32)による特定結果に基づいて、前記第1の状態における第1特定遊技状態と、前記第2の状態における第2特定遊技状態と、前記第3の状態における第1特定遊技状態とを識別可能な態様で、前記特定遊技状態発生履歴集計手段により集計された特定遊技状態の発生履歴を表示するものである。具体的には、図15に示すように、大当り履歴DBの記憶内容に基づいて、該記憶されている各大当りの履歴について、対応するスタート回数に応じてブロック(□)を表示すると共に、各大当りの種別、即ち当該大当りが通常確変大当りであるか、突然確変大当りであるか、あるいは非確変大当りであるかを、ブロックの色分け(あるいは模様による識別)により識別可能な態様で表示するものである。例えば、1回前の大当りの履歴として、ブロックが縦に2個表示されているのであればスタート回数が101〜200の間に当該大当りが発生したことを把握することができる。そしてこのブロックが青(例えば通常確変大当りを赤,突然確変大当りを青,非確変大当りを無色としておく)であることによって、1回前の大当りが突然確変大当りであることを認識することができる。
なお、本第1実施形態において液晶ディスプレイであるディスプレイ36は、図3(図14(a))に示すように、領域36a〜36lの12の領域を含むものであり、初期画面(デフォルトの設定)では、領域36eにTS(A)が表示される共に対応する領域36aに「スタート回数(A)」と表示され、領域36fにTS(B)が表示されると共に対応する領域36bに「スタート回数(B)」と表示され、領域36kにTS(全体)が表示されると共に対応する領域36iにTS(全体)の値を表示する旨である「スタート回数(全体)」を表示する。また、領域36gに集計情報DBにおける大当り回数集計値(A)が表示される共に対応する領域36cに「大当り回数(A)」と表示され、領域36hに集計情報DBにおける大当り回数集計値(B)が表示されると共に対応する領域36dに「大当り回数(B)」と表示され、領域36lに集計情報DBにおける大当り回数集計値(全体)が表示されると共に対応する領域36jに「大当り回数(全体)」を表示する。
そして、図14(a)及び図16(a)に示すように、図14(a)の初期画面が表示されている状態から、データ3選択ボタン39を操作することにより、図16(a)に示す画面に表示が切り替わる。この図16(a)に示す画面では、図14(a)と同様に、領域36eにTS(A)が表示される共に対応する領域36aに「スタート回数(A)」と表示され、領域36fにTS(B)が表示されると共に対応する領域36bに「スタート回数(B)」と表示され、領域36kにTS(全体)が表示されると共に対応する領域36iにTS(全体)の値を表示する旨である「スタート回数(全体)」を表示する。一方で、領域36gに遊技関連情報DBにおける大当り回数(A)が表示されると共に対応する領域36cに「突然確変含む大当り回数(A)」と表示され、領域36hに遊技関連情報DBにおける大当り回数(B)が表示されると共に対応する領域36dに「突然確変含む大当り回数(B)」と表示され、領域36lに遊技関連情報DBにおける大当り回数(全体)が表示されると共に対応する領域36jに大当り回数(全体)の値を表示する旨である「突然確変含む大当り回数(全体)」を表示する。なお、本例では第1可変表示手段である第1特別図柄可変表示装置15Aに対応する領域のうち、領域36a及び領域36cを第1表示内容表示部とし、第2可変表示手段である第2特別図柄可変表示装置15Bに対応する領域のうち、領域36b及び領域36dを第2表示内容表示部とする。
ここで、ディスプレイ36は特定遊技状態後可変表示回数表示手段の一例であって、図3(図14(a))や図16(a)に示すように、特定遊技状態後可変表示回数集計手段(制御部32)により集計された特定遊技状態後第1可変表示回数(TS(A))を表示する特定遊技状態後第1可変表示回数表示部(図3に示す領域36e)と、該特定遊技状態後可変表示回数集計手段(制御部32)により集計された特定遊技状態後第2可変表示回数(TS(B))を表示する特定遊技状態後第2可変表示回数表示部(領域36f)と、特定遊技状態後可変表示回数集計手段(制御部32)により集計された特定遊技状態後全体可変表示回数(TS(全体))を表示する特定遊技状態後全体可変表示回数表示部(領域36k)と、を有するものである。
またディスプレイ36は特定遊技状態発生回数表示手段の一例であって、図16(a)に示すように、特定遊技状態後発生回数集計手段(制御部32)により集計された第1特別図柄特定遊技状態の発生回数(大当り回数(A))を表示する第1特別図柄特定遊技状態発生回数表示部(領域36g)と、特定遊技状態後発生回数集計手段(制御部32)により集計された第2特別図柄特定遊技状態の発生回数(大当り回数(B))を表示する第2特別図柄特定遊技状態発生回数表示部(領域36h)と、特定遊技状態後発生回数集計手段(制御部32)により集計された全特定遊技状態の発生回数(大当り回数(全体))を表示する全特定遊技状態発生回数表示部(領域36l)と、を有するものである。
またディスプレイ36は可変表示総回数表示手段の一例であって、図14(b)や図16(b)に示すように、可変表示総回数集計手段(制御部32)により集計された第1可変表示総回数(総スタート回数(A))を表示する第1可変表示総回数表示部(領域36e)と、該可変表示総回数集計手段(制御部32)により集計された第2可変表示総回数(総スタート回数(B))を表示する第2可変表示総回数表示部(領域36f)と、該可変表示総回数集計手段(制御部32)により集計された全体可変表示総回数(総スタート回数(全体))を表示する全体可変表示総回数表示部(領域36k)とを有するものである。
さらにディスプレイ36は平均可変表示回数表示手段の一例であって、図14(c)や図16(c)に示すように、平均可変表示回数算出手段(制御部32)により算出された平均第1可変表示回数(TS(A)平均値)を表示する平均第1可変表示回数表示部(領域36e)と、該平均可変表示回数算出手段(制御部32)により算出された平均第2可変表示回数(TS(B)平均値)を表示する平均第2可変表示回数表示部(領域36f)と、該平均可変表示回数算出手段(制御部32)により算出された平均全体可変表示回数(TS(全体)平均値)を表示する平均全体可変表示回数表示部(領域36k)と、を有するものである。
なお特定遊技状態後可変表示回数表示手段であるディスプレイ36は、図3((図14(a))や図16(a)に示すように、特定遊技状態後第1可変表示回数表示部(領域36e)に対応して(ここでは上方に)、当該特定遊技状態後第1可変表示回数表示部(領域36e)が特定遊技状態後第1可変表示回数(TS(A))を表示する旨を表示する(ここでは「スタート回数(A)」と表示する)第1表示内容表示部(領域36a)を有すると共に、特定遊技状態後第2可変表示回数表示部(領域36f)に対応して(ここでは上方に)、当該特定遊技状態後第2可変表示回数表示部(領域36f)が特定遊技状態後第2可変表示回数(TS(B))を表示する旨を表示する(ここでは「スタート回数(B)」と表示する)第2表示内容表示部(領域36b)を有する。
また特定遊技状態後可変表示回数表示手段であるディスプレイ36は、図16(a)に示すように、第1特別図柄特定遊技状態発生回数表示部(領域36g)に対応して(ここでは上方に)、当該第1特別図柄特定遊技状態発生回数表示部(領域36g)が第1特別図柄特定遊技状態発生回数(大当り回数(A))を表示する旨を表示する(ここでは「突然確変含む大当り回数(A)」と表示する)第1表示内容表示部(領域36c)を有すると共に、第2特別図柄特定遊技状態発生回数表示部(領域36h)に対応して(ここでは上方に)、当該第2特別図柄特定遊技状態発生回数表示部(領域36h)が第2特別図柄特定遊技状態発生回数(大当り回数(B))を表示する旨を表示する(ここでは「突然確変含む大当り回数(B)」と表示する)第2表示内容表示部(領域36d)を有する。
データ1選択ボタン37は、前記表示制御部32bによってディスプレイ36における表示内容に切り替えるためのボタンであり、その作用については後述する。また、データ2選択ボタン38も、前記表示制御部32bによってディスプレイ36における表示内容に切り替えるためのボタンであり、その作用については後述する。さらに、データ3選択ボタン39も、前記表示制御部32bによってディスプレイ36における表示内容に切り替えるためのボタンであり、その作用については後述する。
ここで前記表示制御部32bは表示制御手段の一例であって、図3(図14(a))や図16(a)に示すように、前記遊技機種別設定手段(制御部32)により対応する遊技機が第1の遊技機(パチンコ機10)であると設定されたときに、特定遊技状態後可変表示回数集計手段(制御部32)により集計された特定遊技状態後第1可変表示回数(TS(A))を特定遊技状態後第1可変表示回数表示部(領域36e)に表示し、特定遊技状態後可変表示回数集計手段(制御部32)により集計された特定遊技状態後第2可変表示回数(TS(B))を特定遊技状態後第2可変表示回数表示部(領域36f)に表示すると共に、特定遊技状態後可変表示回数集計手段(制御部32)により集計された特定遊技状態後全体可変表示回数(TS(全体))を特定遊技状態後全体可変表示回数表示部(領域36k)に表示する制御を行う一方、図18(a)や図19(a)に示すように、遊技機種別設定手段(制御部32)により前記対応する遊技機が前記第2の遊技機(従来のパチンコ機10a)であると設定されたときに、前記特定遊技状態後可変表示回数集計手段(制御部32)により集計された特定遊技状態後可変表示回数(TS)を特定遊技状態後全体可変表示回数表示部(領域36k)に表示する制御を行うものである。
また表示制御手段である表示制御部32bは、図16(a)に示すように、遊技機種別設定手段(制御部32)により対応する遊技機が前記第1の遊技機(パチンコ機10)であると設定されたときに、特定遊技状態発生回数集計手段(制御部32)により集計された第1特別図柄特定遊技状態の発生回数(大当り回数(A))を第1特別図柄特定遊技状態発生回数表示部(領域36g)に表示し、特定遊技状態発生回数集計手段(制御部32)により集計された第2特別図柄特定遊技状態の発生回数(大当り回数(B))を第2特別図柄特定遊技状態発生回数表示部(領域36h)に表示すると共に、特定遊技状態発生回数集計手段(制御部32)により集計された全特定遊技状態発生回数(大当り回数(全体))を全特定遊技状態発生回数表示部(領域36l)に表示する制御を行う一方、図19(a)に示すように、遊技機種別設定手段(制御部32)により対応する遊技機が前記第2の遊技機(従来のパチンコ機10a)であると設定されたときに、特定遊技状態発生回数集計手段(制御部32)により集計された特定遊技状態の発生回数(大当り回数)を全特定遊技状態発生回数表示部(領域36l)に表示する制御を行うものである。
また表示制御手段である表示制御部32bは、図14(b)や図16(b)に示すように、遊技機種別設定手段(制御部32)により対応する遊技機が第1の遊技機(パチンコ機10)であると設定されたときに、可変表示総回数集計手段(制御部32)により集計された第1可変表示総回数(総スタート回数(A))を第1可変表示総回数表示部(領域36e)に表示し、可変表示総回数集計手段(制御部32)により集計された第2可変表示総回数(総スタート回数(B))を第2可変表示総回数表示部(領域36f)に表示すると共に、可変表示総回数集計手段(制御部32)により集計された全体可変表示総回数(総スタート回数(全体))を全体可変表示総回数表示部(領域36k)に表示する制御を行う一方、図18(b)や図19(b)に示すように、遊技機種別設定手段(制御部32)により対応する遊技機が第2の遊技機(従来のパチンコ機10a)であると設定されたときに、可変表示総回数集計手段(制御部32)により集計された可変表示総回数(総スタート回数)を全体可変表示総回数表示部(領域36k)に表示する制御を行うものである。
また表示制御手段である表示制御部32bは、図14(c)や図16(c)に示すように、遊技機種別設定手段(制御部32)により対応する遊技機が第1の遊技機(パチンコ機10)であると設定されたときに、平均可変表示回数算出手段(制御部32)により算出された平均第1可変表示回数(TS(A)平均値)を平均第1可変表示回数表示部(領域36e)に表示し、平均可変表示回数算出手段(制御部32)により算出された平均第2可変表示回数(TS(B)平均値)を平均第2可変表示回数表示部(領域36f)に表示すると共に、平均可変表示回数算出手段(制御部32)により算出された平均全体可変表示回数(TS(全体)平均値)を平均全体可変表示回数表示部(領域36k)に表示する制御を行う一方、図18(c)や図19(c)に示すように、遊技機種別設定手段(制御部32)により対応する遊技機が第2の遊技機(従来のパチンコ機10a)であると設定されたときに、平均可変表示回数算出手段(制御部32)により算出された平均可変表示回数(TS平均値)を平均全体可変表示回数表示部(領域36k)に表示する制御を行うものである。
また表示制御手段である表示制御部32bは、遊技機種別設定手段である制御部32により対応する遊技機が前記第1の遊技機(パチンコ機10)であると設定されたときに、特定遊技状態後第1可変表示回数表示部である領域36eが特定遊技状態後第1可変表示回数であるTS(A)を表示する旨を第1表示内容表示部である領域36aに表示する(ここでは「スタート回数(A)」と表示する)と共に、特定遊技状態後第2可変表示回数表示部である領域36fが前記特定遊技状態後第2可変表示回数であるTS(B)を表示する旨を第2表示内容表示部である領域36bに表示する(ここでは「スタート回数(B)」と表示する)制御を行う一方、遊技機種別設定手段である制御部32により対応する遊技機が第2の遊技機(従来のパチンコ機10a)であると設定されたときに、特定遊技状態後第1可変表示回数表示部である領域36eが特定遊技状態後第1可変表示回数であるTS(A)を表示する旨を前記第1表示内容表示部である領域36aに表示する(即ち「スタート回数(A)」と表示する)制御、及び特定遊技状態後第2可変表示回数表示部である領域36fが特定遊技状態後第2可変表示回数であるTS(B)を表示する旨を第2表示内容表示部である領域36bに表示する(即ち「スタート回数(B)」と表示する)制御を行わないものである。本例では、図18や図19に示すように、対応する遊技機が第2の遊技機(従来のパチンコ機10a)である場合には、領域36a及び36bに表示を行わない。
また表示制御手段である表示制御部32bは、遊技機種別設定手段である制御部32により対応する遊技機が前記第1の遊技機(パチンコ機10)であると設定されたときに、第1特別図柄特定遊技状態発生回数表示部である領域36gが第1特別図柄特定遊技状態発生回数である大当り回数(A)を表示する旨を第1表示内容表示部である領域36cに表示する(ここでは「突然確変含む大当り回数(A)」と表示する)と共に、第2特別図柄特定遊技状態発生回数表示部である領域36hが第2特別図柄特定遊技状態発生回数である大当り回数(B)を表示する旨を第2表示内容表示部である領域36dに表示する(ここでは「突然確変含む大当り回数(B)」と表示する)制御を行う一方、遊技機種別設定手段である制御部32により対応する遊技機が前記第2の遊技機(従来のパチンコ機10a)であると設定されたときに、第1特別図柄特定遊技状態発生回数表示部である領域36gが第1特別図柄特定遊技状態発生回数である大当り回数(A)を表示する旨を前記第1表示内容表示部である領域36cに表示する(即ち「突然確変含む大当り回数(A)」と表示する)制御、及び第2特別図柄特定遊技状態発生回数表示部である領域36hが第2特別図柄特定遊技状態発生回数である大当り回数(B)を表示する旨を第2表示内容表示部である領域36dに表示する(即ち「突然確変含む大当り回数(B)」と表示する)制御を行わないものである。本例では、図18や図19に示すように、対応する遊技機が第2の遊技機(従来のパチンコ機10a)である場合には、領域36c及び36dに表示を行わない。
次に図11〜図19を用いて、本第1実施形態における、遊技機(パチンコ機10,従来のパチンコ機10a)と、上記説明した第1の遊技用装置である呼出ランプ装置30とからなる遊技用システム1の作用について説明する。
なお、対応する遊技機がパチンコ機10であった場合には、遊技機種別設定手段により対応する遊技機が前記第1の遊技機(パチンコ機10)であると設定され、以下に示すパチンコ機10と呼出ランプ装置30とからなる遊技用システム1における各種データの集計処理、表示処理、報知処理が行われる。なお、対応する遊技機が従来のパチンコ機10aであった場合には、遊技機種別設定手段により対応する遊技機が前記第2の遊技機(従来のパチンコ機10a)であると設定され、以下に示す従来のパチンコ機10aと呼出ランプ装置30とからなる遊技用システム1における各種データの集計処理、表示処理、報知処理が行われる。
まず、パチンコ機10と第1の遊技用装置である呼出ランプ装置30とからなる遊技用システム1における特別図柄確定A信号,特別図柄確定B信号の受信の際の処理について説明する。
図11(a)に示すように、遊技者が遊技を行って前述した第1始動条件(第1始動入賞スイッチ13Aによる遊技球の検出及び保留記憶の上限数でないこと)が成立した後に第1開始条件(第1特別図柄可変表示装置15Aにおける前回の可変表示が終了したこと及び大当り状態が終了したこと)が成立すると、第1特別図柄可変表示装置15Aの特別図柄が可変表示され、特別図柄Aが確定する(S100)。これに基づいて、パチンコ機10から特別図柄確定A信号が呼出ランプ装置30に送信され(S101)、これを受信した呼出ランプ装置30では、制御部32が遊技関連情報DBのTS(A)を1加算する(S102)と共に、RAM(又はEEPROM33)に記憶している変数である特別図柄確定フラグを0に設定する(S103)。そして、総スタート回数(A)を1加算して(S104)、総スタート回数(全体)をTS(A)+TS(B)により算出する(S105)。なお、この総スタート回数(全体)は、特別図柄確定A信号及び特別図柄確定B信号を受信する毎に1加算することで集計を行っても良い。そして、総スタート回数(A)/大当り回数(A)によりTS(A)平均値を算出し(S106)、総スタート回数(全体)/大当り回数(全体)によってTS(全体)平均値を算出する(S107)。ここで算出された各値は遊技関連情報DBに記憶され、DBが更新される。また、このDBの記憶内容に基づいてディスプレイ36に表示されているTS(A)及びTS(全体)等のデータも更新される。
同様に、図11(b)に示すように、遊技者が遊技を行って前述した第2始動条件(第2始動入賞スイッチ13Bによる遊技球の検出及び保留記憶の上限数でないこと)が成立した後に第2開始条件(第2特別図柄可変表示装置15Bにおける前回の可変表示が終了したこと及び大当り状態が終了したこと)が成立すると、第2特別図柄可変表示装置15Bの特別図柄が可変表示され、特別図柄Bが確定する(S200)。これに基づいて、パチンコ機10から特別図柄確定B信号が呼出ランプ装置30に送信され(S201)、これを受信した呼出ランプ装置30では、遊技関連情報DBのTS(B)を1加算する(S202)と共に、RAM(又はEEPROM33)に記憶している変数である特別図柄確定フラグを1に設定する(S203)。そして、総スタート回数(B)を1加算して(S204)、総スタート回数(全体)をTS(A)+TS(B)により算出する(S205)。そして、総スタート回数(B)/大当り回数(B)によりTS(B)平均値を算出し(S206)、総スタート回数(全体)/大当り回数(全体)によってTS(全体)平均値を算出する(S207)。ここで算出された各値は遊技関連情報DBに記憶され、DBが更新される。また、このDBの記憶内容に基づいてディスプレイ36に表示されているTS(B)及びTS(全体)等のデータも更新される。
次に、従来のパチンコ機10aと第1の遊技用装置である呼出ランプ装置30とからなる遊技用システム1における特別図柄確定信号の受信の際の処理について説明する。
遊技機が従来のパチンコ機10aである場合には、始動条件(始動入賞スイッチ13による遊技球の検出及び保留記憶の上限数でないこと)が成立した後に開始条件(特別図柄可変表示装置15における前回の可変表示が終了したこと及び大当り状態が終了したこと)が成立すると、特別図柄可変表示装置15の特別図柄が可変表示され、特別図柄が確定する。これに基づいて、従来のパチンコ機10aから特別図柄確定信号が呼出ランプ装置30に送信され、これを受信した呼出ランプ装置30では、遊技関連情報DBのTSを1加算する。そして、総スタート回数を1加算して、総スタート回数/大当り回数によりTS平均値を算出する。ここで算出された各値は遊技関連情報DBに記憶され、DBが更新される。また、このDBの記憶内容に基づいてディスプレイ36に表示されているTS等のデータも更新される。
次に、図12及び図13を用いて、パチンコ機10と第1の遊技用装置である呼出ランプ装置30とからなる遊技用システム1におけるメイン集計処理について説明する。
パチンコ機10での遊技中に特定遊技状態である大当り状態が発生すると(S300)、大当り1信号がONとなり、信号出力基板24から呼出ランプ装置30に入力され(S301)、大当り2信号がONとなり、信号出力基板24から呼出ランプ装置30に入力される(S302)。このとき呼出ランプ装置30の制御部32は、大当り1信号がONとなったことによりタイマをスタートさせる(S400)と共に、ランプ35を赤で点灯させることによって、大当り状態の発生を報知する(S401)。
そして、次に大当り状態が終了すると(S320)、これに伴って、大当り1信号がOFFとなり(S321)、確変が発生しなければ、大当り2信号もOFFとなる(S322)。一方、確変が発生する場合には、大当り2信号はONの状態が継続する(S322)。ここで、大当り1信号がOFFとなった事に基づいて、制御部32はタイマをストップする(S402)。このタイマの計測値は大当り1信号の入力期間であり、特定遊技状態の発生期間である。次に図13に示すメイン集計処理が行われる。
メイン集計処理では、まず制御部32によってタイマの値、即ち大当り1信号の入力期間が閾値時間(ここでは5秒)以上であるか否かの判定が行われる(図13のS410)。ここで5秒以上であると判定された場合には(Y)、集計情報DBの大当り回数集計値(全体)を加算更新する(S411)。そして、制御部32は、大当り2信号のOFF状態を検出したか否か(大当り1信号のOFFの後の所定期間内)を判定する(S420)。ここで大当り2信号のOFF状態を検出しなかった場合(N)には、第1の状態が発生したことを認識し(S430)、大当り履歴DBに「大当り種別」として「通常確変大当り」を記憶すると共に、「スタート回数」としてTS(全体)を記憶する(S431)。そして、ランプ35を青で点灯させることにより、通常確変状態であることを報知する(S432)。そして、次に、RAM又はEEPROM33に記憶している特別図柄確定フラグの値を判定し(S433)、0であると判定された場合には、集計情報DBの通常確変回数(A)を加算更新し(S434)、通常確変回数(全体)を加算更新し(S435)、大当り回数集計値(A)を加算更新して(S436)、メイン集計処理を終了し、次に遊技関連情報集計処理(図12)を行う。一方、S433の判定により、1であると判定された場合には、集計情報DBの通常確変回数(B)を加算更新し(S437)、通常確変回数(全体)を加算更新し(S438)、大当り回数集計値(B)を加算更新して(S439)、メイン集計処理を終了し、次に遊技関連情報集計処理(図12)を行う。
なお、S420の判定により、大当り2信号のOFF状態を検出した場合(Y)には、第3の状態が発生したことを認識し(S440)、大当り履歴DBに「大当り種別」として「非確変大当り」を記憶すると共に、「スタート回数」としてTS(全体)を記憶する(S441)。そして、ランプ35を消灯させることにより、大当り状態の終了及び確変状態とならなかったことを報知する(S442)。そして、次に、特別図柄確定フラグの値を判定し(S443)、0であると判定された場合には、集計情報DBの大当り回数集計値(A)を加算更新して(S444)、メイン集計処理を終了し、次に遊技関連情報集計処理(図12)を行う。一方、S443の判定により、1であると判定された場合には、集計情報DBの大当り回数集計値(B)を加算更新して(S447)、メイン集計処理を終了し、次に遊技関連情報集計処理(図12)を行う。
また、S410の判定により、大当り1信号の入力期間が5秒以上でないと判定された場合(N)には、第2の状態が発生したことを認識し(S450)、大当り履歴DBに「大当り種別」として「突然確変大当り」を記憶すると共に、「スタート回数」としてTS(全体)を記憶する(S451)。そして、ランプ35を緑で点灯させることにより、突然確変状態であることを報知する(S452)。当該第1の遊技用装置の場合には、ここでメイン集計処理を終了し、次に遊技関連情報集計処理(図12)を行う。以上のようにして集計情報DBが更新される。
このように、ランプ35は、第1状態発生認識手段により発生が認識された第1の状態における確率変動状態である通常確変状態の報知を青で点灯することにより行い、第2状態発生認識手段により発生が認識された第2の状態における確率変動状態である突然確変状態の報知を緑で点灯することにより行っており、両者の報知態様が異なる。遊技場の店員は、ランプ35の点灯色の違いによって、確率変動状態の報知が行われているパチンコ機10が通常確変状態か突然確変状態であるかを認識して、適切な対応を取ることができる。例えば、通常確変状態と報知されていれば、店員は、今回付与された遊技媒体が多いことを認識し、次回の大当りの発生に備えて遊技媒体貯留箱(いわゆる玉箱,ドル箱)の交換が必要であると判断して、遊技媒体貯留箱を交換する対応を取ることができる。一方、突然確変状態と報知されていれば、今回付与された遊技媒体が少ないことを認識し、遊技媒体貯留箱の交換を行う必要がないと判断して、無駄な作業を軽減することができる。
次に、図12及び13を用いて、従来のパチンコ機10aと第1の遊技用装置である呼出ランプ装置30とからなる遊技用システム1におけるメイン集計処理について説明する。
図12に示すように、従来のパチンコ機10aでの遊技中に特定遊技状態である大当り状態が発生する(S300)と、大当り1信号がONとなり、信号出力基板24aから呼出ランプ装置30に入力され(S301)、大当り2信号がONとなり、信号出力基板24aから呼出ランプ装置30に入力される(S302)。このとき呼出ランプ装置30の制御部32は、タイマをスタートさせる(S400)と共に、ランプ35を赤で点灯させることによって、大当り状態の発生を報知する(S401)。
そして、次に大当り状態が終了すると(S320)、これに伴って、大当り1信号がOFFとなり(S321)、確変が発生しなければ、大当り2信号もOFFとなる(S322)。一方確変が発生する場合には、大当り2信号はONの状態が継続する(S322)。ここで、大当り1信号がOFFとなった事に基づいて、制御部32はタイマをストップする(S402)。このタイマの計測値は大当り1信号の入力期間であり、特定遊技状態の発生期間である。次に図13に示すメイン集計処理が行われる。
メイン集計処理では、まず、タイマの値、即ち大当り1信号の入力期間が閾値時間(5秒)以上であるか否かの判定が行われる(図13のS410)。ここで5秒以上であると判定された場合には(Y)、大当り回数集計値を加算更新する。そして、制御部32は、大当り2信号のOFF状態を検出したか否か(大当り1信号のOFFの後の所定期間内)を判定する(S420)。ここで大当り2信号のOFF状態を検出しなかった場合(N)には、第1の状態が発生したことを認識する(S430)。
次に、大当り履歴DBに「大当り種別」として「通常確変大当り」を記憶すると共に、「スタート回数」としてTSを記憶する(S431)。そして、ランプ35を青で点灯させることにより、通常確変状態であることを報知する(S432)。そして、遊技関連情報DBにおける通常確変回数を加算更新して(S438a)、メイン集計処理を終了し、次に遊技関連情報集計処理を行う。
なお、S420の判定により、大当り2信号のOFF状態を検出した場合(Y)には、第3の状態が発生したことを認識する(S440)。
次に、大当り履歴DBに「大当り種別」として「非確変大当り」を記憶すると共に、「スタート回数」としてTSを記憶する(S441)。そして、ランプ35を消灯させることにより、大当り状態の終了及び確変状態とならなかったことを報知する(S442)。そして、メイン集計処理を終了し、次に遊技関連情報集計処理を行う。
また、S410の判定により、大当り1信号の入力期間が5秒以上でないと判定された場合(N)には、第2の状態が発生したことを認識する(S450)。
次に、大当り履歴DBに「大当り種別」として「突然確変大当り」を記憶すると共に、「スタート回数」としてTSを記憶する(S451)。そして、ランプ35を緑で点灯させることにより、突然確変状態であることを報知する(S452)。当該第1の遊技用装置の場合には、ここでメイン集計処理を終了し、次に遊技関連情報集計処理(図12)を行う。以上のようにして集計情報DBが更新される。
次に、図12を用いて、パチンコ機10と第1の遊技用装置である呼出ランプ装置30とからなる遊技用システム1における遊技関連情報集計処理について説明する。この処理は、図9に示した遊技関連情報DBを更新するための処理であり、ここでは、前記示したメイン集計処理の後に行われる。
まず、制御部32は、RAM又はEEPROM33に記憶している特別図柄確定フラグが0であるか1であるかの判定を行う(S501)。この判定結果が0であれば、大当り回数(A)を1加算して(S502)、大当り回数(A)+大当り回数(B)により大当り回数(全体)を算出する(S503)。一方、S501の判定結果が1であれば、大当り回数(B)を1加算して(S512)、大当り回数(A)+大当り回数(B)により大当り回数(全体)を算出する(S513)。なお、この大当り回数(全体)は、大当り1信号を受信する毎に1加算することで集計を行っても良い。そして、この大当り1信号を受信したこと(又は大当り1信号がOFFとなったことでも良い)に伴って、遊技関連情報DBのTS(A)及びTS(B)を0にリセットする(S514)。このとき、遊技関連情報DBの更新に伴う表示制御部32bの制御により、ディスプレイ36に表示されるTS(A)及びTS(B)も0となり、TS(全体)も0にリセットされる。なお、ここでも、総スタート回数(全体)/大当り回数(全体)によってTS(全体)平均値を算出しても良い。
なお、本例では、大当り1信号がOFFとなったS321以降のタイミングでTS(A),TS(B),及びTS(全体)が0にリセットされることになるが、大当り1信号がONとなったタイミング(S301)で、TS(全体)の値を別の記憶領域(別の変数)に記憶した後に、TS(全体)を0にリセットするようにしても良い。これにより、前述したメイン集計処理において、大当り履歴DBにTS(全体)を記憶するにあたり、該当する別の記憶領域の値を「スタート回数」として記憶することで、0にリセットされる前のTS(全体)の値が「スタート回数」として記憶されることとなる。
このように、特別図柄確定A信号を受信した後に特別図柄確定B信号を受信することなく(即ちフラグが0の状態で)、大当り1信号を受信したことに基づいて、第1特別図柄特定遊技状態が発生したと認識し、特別図柄確定B信号を受信した後に特別図柄確定A信号を受信することなく(即ちフラグが1の状態で)大当り1信号を受信したことに基づいて、第2特別図柄特定遊技状態が発生したと認識するので、第1特別図柄可変表示装置15A及び第2特別図柄可変表示装置15Bにおける各々の大当り状態の発生に対応して2種の信号が出力されない場合にも、いずれに関して大当り状態が発生したのかを区分して第1特別図柄特定遊技状態及び第2特別図柄特定遊技状態の発生回数を各々集計することができる。
また、呼出ランプ装置30において、遊技機が第1の遊技機であると設定されたときに、大当り1信号の受信に基づいて、集計しているTS(A),TS(B),及びTS(全体)の集計値をクリアするので、大当り状態が発生しなかった側の可変表示回数がそのまま残ることがなく、遊技者にとってわかり易く有用な情報を提供できる。
次に、制御部32は、大当り2信号のOFF状態を検出したか否か(大当り1信号のOFFの後又は前の所定期間内)を判定する(S520)。ここで大当り2信号のOFF状態を検出した場合には、確変でない通常大当り(即ち非確変大当り)であったことを特定でき、ここでは処理を終了する。なお、S520の判定において、大当り2信号のOFF状態を検出しなかった場合には、特別図柄確定フラグが0であるか1であるかの判定を行う(S530)。この判定は、前記S433と同様であり、S433の判定結果を記憶していれば、該記憶している判定結果に基づいた判定を行っても良い。そして、S530の判定結果が0であれば、確変回数(A)を1加算し(S541)、確変回数(全体)を確変回数(A)+確変回数(B)により算出する(S542)。一方、S530の判定結果が1であれば、確変回数(B)を1加算し(S531)、確変回数(全体)を確変回数(A)+確変回数(B)により算出する(S532)。なお、確変回数(全体)は、大当り1信号のOFF状態を検出し、大当り2信号のOFF状態を検出しなかったときに1加算することで集計を行っても良い。このようにして遊技関連情報DBが更新される。
次に、従来のパチンコ機10aと第1の遊技用装置である呼出ランプ装置30とからなる遊技用システム1における遊技関連情報集計処理について説明する。
まず、制御部32は、メイン集計処理の終了後にS501の判定を行うことなく、大当り1信号を受信した(ON状態を検出した)ことに基づいて、遊技関連情報DB(図10)における大当り回数を1加算する。そして、この大当り1信号を受信したことに伴って、遊技関連情報DBのTSを0にリセットする。このとき、遊技関連情報DBの更新に伴う表示制御部32bの制御により、ディスプレイ36に表示されるTSも0となる。なお、ここでも、総スタート回数/大当り回数によりTS平均値を算出しても良い。次に、制御部32は、大当り2信号のOFF状態を検出したか否か(大当り1信号のOFFの後又は前の閾値時間内)を判定する。ここで、大当り2信号のOFF状態を検出した場合には、確変でない通常大当り(非確変大当り)であったことを特定でき、ここで処理を終了する。一方、前記判定において、大当り2信号のOFF状態を検出しなかった場合には、確変回数を1加算する。
このようにして、遊技関連情報DBの各値が集計,算出されることとなる。
次に、図14〜図17を用いて、パチンコ機10と第1の遊技用装置である呼出ランプ装置30とからなる遊技用システム1における表示処理について説明する。
図14には、パチンコ機10に対応する第1の遊技用装置である呼出ランプ装置30における、ディスプレイ36の表示画面を示す。通常の状態(初期画面)では、図14(a)に示すように、遊技関連情報DBにおけるTS(A),TS(B),TS(全体)が、それぞれ、スタート回数(A),スタート回数(B),スタート回数(全体)として領域36e,36f,36kに表示されている。また、集計情報DBにおける大当り回数集計値(A),大当り回数集計値(B),大当り回数集計値(全体)が、それぞれ、大当り回数(A),大当り回数(B),大当り回数(全体)として領域36g,36h,36lに表示されている。この初期画面では全て本日のデータが表示される。
このように、特定遊技状態期間判定手段である制御部32により特定遊技状態期間である大当り1信号の入力期間が閾値時間(ここでは5秒)以上であると判定されたことに基づいて、集計手段である制御部32が大当り回数集計値(全体)を加算更新する一方、特定遊技状態期間判定手段により特定遊技状態期間が閾値時間以上でないと判定されたときには、集計手段が大当り回数集計値(全体)を加算更新しないことにより集計された大当り回数集計値(全体)が、領域36lに表示されることとなる。従って、第1特定遊技状態(通常確変大当り,非確変大当り)及び第2特定遊技状態(突然確変大当り)共に同一の信号入力部(通信部31に接続される大当り1信号線)に同形態の信号(大当り状態の期間中に出力される大当り1信号)が入力される場合にも、第2特定遊技状態の発生回数を除外した第1特定遊技状態の発生回数を集計して表示手段により表示できる。即ち、本日の大当りの発生回数であり、突然確変大当りを除外した大当りの発生回数である大当り回数集計値(全体)が集計されてディスプレイ36の領域36lに「大当り回数(全体)」として表示されることになる。ここで遊技者が該大当り回数を台選びの判断材料とするのは、大当りが出玉に直結するからであるが、従来の遊技用装置では、出玉の殆ど得られない突然確変大当りが大当り回数に含まれて集計,表示されるため、遊技者に台選びの有効な判断材料を提供することができないところ、本発明に係る遊技用装置では、突然確変大当りが大当り回数から除外されて集計,表示されるので、遊技者に台選びの有効な判断材料を提供することができる。
さらに、特別図柄確定A信号受信後に大当り1信号を受信したか、あるいは特別図柄確定B信号受信後に大当り1信号を受信したかを、特別図柄確定フラグを参照することにより特定して、これに基づいて大当り回数集計値(A),大当り回数集計値(B)を集計しており、大当り回数集計値(全体)のうち、第1特別図柄可変表示装置15Aに対応する大当りの発生回数である大当り回数集計値(A),第2特別図柄可変表示装置15Bに対応する大当りの発生回数である大当り回数集計値(B)を表示するので、遊技者に台選びの有効な判断材料を提供できる。また、本例のように、第1特別図柄可変表示装置15A,第2特別図柄可変表示装置15Bそれぞれの特別図柄可変表示装置に対応する始動入賞口(ここでは第1始動入賞口12A,第2始動入賞口12B)を有する遊技機において、遊技者がいずれの始動入賞口を狙うのかを決定する際の指標を提供できる。例えば、大当り回数の多い方の始動入賞口を狙うといった決定が可能になる。
この状態で、ディスプレイ36右側の上に位置するデータ1選択ボタン37を操作すると、図14(b)に示すように、遊技関連情報DBに記憶されている本日の、総スタート回数(A),総スタート回数(B),総スタート回数(全体)が、それぞれ、領域36e,36f,36kに表示される。また表示内容表示部である領域36a,36b,36iの表示が、「本日総スタート回数(A)」,「本日総スタート回数(B)」,「本日総スタート回数(全体)」と表示変更されることにより、対応する領域(下方)の各値が、総スタート回数(A),総スタート回数(B),総スタート回数(全体)である旨を示す。なお、領域36c,36d,36jと、領域36g,36h,36lの表示は図14(a)のままである。
このように、遊技機が第1の遊技機(パチンコ機10)であると設定されたときに、総スタート回数(A)を36eに表示し、総スタート回数(B)を36fに表示すると共に、総スタート回数(全体)を36kに表示するので、遊技者に台選びの有効な判断材料を提供できる。
この状態で、データ1選択ボタン37を再度操作すると、図14(c)に示すように、遊技関連情報DBに記憶されている本日の、TS(A)平均値,TS(B)平均値,TS(全体)平均値が、それぞれ、領域36e,36f,36kに表示される。また表示内容表示部である領域36a,36b,36iの表示が、「平均スタート回数(A)」,「平均スタート回数(B)」,「平均スタート回数(全体)」と表示変更されることにより、対応する領域(下方)の各値が、平均スタート回数(A),平均スタート回数(B),平均スタート回数(全体)である旨を示す。なお、領域36c,36d,36jと、領域36g,36h,36lの表示は図14(a)のままである。
さらにこの状態で、データ1選択ボタン37を再度操作すると、図14(d)に示すように、再び図14(a)と同様に、TS(A),TS(B),TS(全体)が、それぞれ、領域36e,36f,36kに表示され、領域36a,36b,36iに、「スタート回数(A)」,「スタート回数(B)」,「スタート回数(全体)」と表示される。また、領域36g,36h,36lに集計情報DBに記憶されている通常確変回数(A),通常確変回数(B),通常確変回数(全体)が表示され、領域36c,36d,36jの表示が、「通常確変回数(A)」,「通常確変回数(B)」,「通常確変回数(全体)」と表示変更されることにより、対応する領域(下方)の各値が、通常確変回数(A),通常確変回数(B),通状確変回数(全体)である旨を示す。この図14(d)の状態で、データ1選択ボタン37を再度操作すると、当該第1の遊技用装置では、図14(a)の初期画面に戻る。
このように、大当り1信号の入力期間が閾値時間以上であると判定され、かつ大当り1信号入力終了後において大当り2信号を受信したことに基づいて、第1状態発生認識手段により遊技者にとって有利な第1の状態が発生したと認識されて、第1状態発生回数集計手段により第1の状態の発生回数(=通常確変大当りの発生回数)が集計されてディスプレイ36の領域36lに表示されるので、通常確変大当り及び非確変大当りの中でさらに有利な第1の状態における通常確変大当りの発生回数を表示することで、遊技者に台選びの有効な判断材料を提供できる。
さらに、通常確変回数(全体)のうち、第1特別図柄可変表示装置15Aに対応する通常確変大当りの発生回数である通常確変回数(A)を領域36g,通常確変回数(全体)のうち、第2特別図柄可変表示装置15Bに対応する通常確変大当りの発生回数である通常確変回数(B)を領域36hに、各々表示するので、遊技者に台選びの有効な判断材料を提供できる。
また、この図14(a)の初期画面でデータ2選択ボタン38を操作すると、図16(a)に示すように、遊技関連情報DBにおけるTS(A),TS(B),TS(全体)が、それぞれ、スタート回数(A),スタート回数(B),スタート回数(全体)として領域36e,36f,36kに表示される(この表示は図14(a)と変わりない)。また、遊技関連情報DBにおける大当り回数(A),大当り回数(B),大当り回数(全体)が、それぞれ、突然確変を含む大当り回数(A),突然確変を含む大当り回数(B),突然確変を含む大当り回数(全体)として領域36g,36h,36lに表示される。この画面では全て本日のデータが表示される。
このようにして、呼出ランプ装置30が第1特別図柄可変表示装置15A及び第2特別図柄可変表示装置15Bを備えるパチンコ機10に対応して設置された場合には、第1特別図柄可変表示装置15Aに対応するTS(A)を領域36eに表示し、第2特別図柄可変表示装置15Bに対応するTS(B)を領域36fに表示し、さらにTS(全体)を領域36kに表示して、更新することとなるので、遊技者にTS(A),TS(B),及びTS(全体)という台選びの有効な判断材料を提供できる。また、本例のように、第1特別図柄可変表示装置15A,第2特別図柄可変表示装置15Bそれぞれの特別図柄可変表示装置に対応する始動入賞口(ここでは第1始動入賞口12A,第2始動入賞口12B)を有する遊技機において、遊技者がいずれの始動入賞口を狙うのかを決定する際の指標を提供できる。例えば、可変表示回数の多い方の始動入賞口の方が入賞し易いと判断して、その始動入賞口を狙うといった決定が可能になる。さらに、TS(全体)を表示することにより、遊技者は2つの特別図柄可変表示装置の可変表示回数の合計値を一見して把握することができる。
また、第1特別図柄可変表示装置15Aに対応する大当り回数(A)を領域36gに表示し、第2特別図柄可変表示装置15Bに対応する大当り回数(B)を領域36hに表示し、さらに大当り回数(全体)を領域36lに表示して、更新することとなるので、遊技者の遊技の継続に資することができる。また、本例のように、第1特別図柄可変表示装置15A,第2特別図柄可変表示装置15Bそれぞれの特別図柄可変表示装置に対応する始動入賞口(ここでは第1始動入賞口12A,第2始動入賞口12B)を有する第1の遊技機において、遊技者がいずれの始動入賞口を狙うのかを決定する際の指標を提供できる。例えば、大当り回数の多い方の始動入賞口の方が大当りが発生し易いと判断して、その始動入賞口を狙うといった決定が可能になる。さらに、大当り回数(全体)を表示することにより、遊技者は2つの特別図柄可変表示装置の大当り回数の合計値を一見して把握することができ、台選びの判断材料を提供することができる。例えば、遊技者によっては大当り回数の合計値が多い遊技機を好む遊技者もいれば、大当り回数の少ない遊技機を好む遊技者もいるため、重要な判断材料となる。
さらに、領域36eがTS(A)を表示する旨を領域36aに「スタート回数(A)」と表示することで示し、領域36fがTS(B)を表示する旨を領域36bに「スタート回数(B)」と表示することで示し、領域36gが大当り回数(A)を表示する旨を領域36cに「突然確変を含む大当り回数(A)」と表示することで示し、領域36hが大当り回数(B)を表示する旨を領域36dに「突然確変を含む大当り回数(B)」と表示することで示しているので、それぞれが特別図柄可変表示装置15A又は特別図柄可変表示装置15Bのいずれに対応するものであるかを遊技者に対して確実に認識させることができる。
この状態で、ディスプレイ36右側の下に位置するデータ2選択ボタン38を操作すると、図16(b)に示すように、遊技関連情報DBに記憶されている本日の、総スタート回数(A),総スタート回数(B),総スタート回数(全体)が、それぞれ、領域36e,36f,36kに表示される。また表示内容表示部である領域36a,36b,36iの表示が、「本日総スタート回数(A)」,「本日総スタート回数(B)」,「本日総スタート回数(全体)」と表示変更されることにより、対応する領域(下方)の各値が、総スタート回数(A),総スタート回数(B),総スタート回数(全体)である旨を示す。なお、領域36c,36d,36jと、領域36g,36h,36lの表示は図16(a)のままである。
このように、遊技機が第1の遊技機(パチンコ機10)であると設定されたときに、総スタート回数(A)を36eに表示し、総スタート回数(B)を36fに表示すると共に、総スタート回数(全体)を36kに表示するので、遊技者に台選びの有効な判断材料を提供できる。
この状態で、データ2選択ボタン38を再度操作すると、図16(c)に示すように、遊技関連情報DBに記憶されている本日の、TS(A)平均値,TS(B)平均値,TS(全体)平均値が、それぞれ、領域36e,36f,36kに表示される。また表示内容表示部である領域36a,36b,36iの表示が、「平均スタート回数(A)」,「平均スタート回数(B)」,「平均スタート回数(全体)」と表示変更されることにより、対応する領域(下方)の各値が、平均スタート回数(A),平均スタート回数(B),平均スタート回数(全体)である旨を示す。なお、領域36c,36d,36jと、領域36g,36h,36lの表示は図16(a)のままである。
このように、遊技機が第1の遊技機(パチンコ機10)であると設定されたときに、TS(A)平均値を36eに表示し、TS(B)平均値を36fに表示すると共に、TS(全体)平均値を36kに表示するので、遊技者に台選びの有効な判断材料を提供できる。また、本例のように、第1特別図柄可変表示装置15A,第2特別図柄可変表示装置15Bそれぞれの特別図柄可変表示装置に対応する始動入賞口(ここでは第1始動入賞口12A,第2始動入賞口12B)を有する第1の遊技機において、遊技者がいずれの始動入賞口を狙うのかを決定する際の指標を提供できる。例えば、TS平均値の小さい方の始動入賞口の方が大当りが発生し易いと判断して、その始動入賞口を狙うといった決定が可能になる。さらに、TS(全体)平均値を表示することにより、遊技者は2つの特別図柄可変表示装置におけるTS平均値を一見して把握することができ、台選びの判断材料を提供することができる。例えば、遊技者によってはTS(全体)平均値が小さい遊技機を好む遊技者もいれば、TS(全体)平均値が大きい遊技機を好む遊技者もいるため、重要な判断材料となる。
さらにこの状態で、データ2選択ボタン38を再度操作すると、図16(d)に示すように、再び図16(a)と同様に、TS(A),TS(B),TS(全体)が、それぞれ、領域36e,36f,36kに表示され、領域36a,36b,36iに、「スタート回数(A)」,「スタート回数(B)」,「スタート回数(全体)」と表示される。また、領域36g,36h,36lに遊技関連情報DBに記憶されている確変回数(A),確変回数(B),確変回数(全体)が、表示され、表示内容表示部である領域36c,36d,36jの表示が、「突然確変含む確変回数(A)」,「突然確変含む確変回数(B)」,「突然確変含む確変回数(全体)」と表示変更されることにより、対応する領域(下方)の各値が、確変回数(A),確変回数(B),確変回数(全体)である旨を示す。この図16(d)の状態で、データ2選択ボタン38を再度操作すると図14(a)の初期画面に戻る。
さらに、この図14(a)の初期画面でデータ3選択ボタン39を操作すると、図17(a)に示すように、領域36a,36b,36iに、「前日総スタート回数(A)」,「前日総スタート回数(B)」,「前日総スタート回数(全体)」と表示され、各々対応する領域36e,36f,36kに遊技関連情報DBに記憶されている前日分の総スタート回数(A),前日分の総スタート回数(B),前日分の総スタート回数(全体)が表示される。また、領域36c,36d,36jに「前日大当り回数(A)」,「前日大当り回数(B)」,「前日大当り回数(全体)」と表示され、各々対応する領域36g,36h,36lに集計情報DBに記憶されている前日分の大当り回数集計値(A),前日分の大当り回数集計値(B),前日分の大当り回数集計値(全体)が表示される。このように前日の総スタート回数や前日の大当り回数集計値を見ることができる。
さらに、この状態で、データ3選択ボタン39を操作すると、図17(b)に示すように、領域36a,36b,36iに、「前日平均スタート回数(A)」,「前日平均スタート回数(B)」,「前日平均スタート回数(全体)」と表示され、各々対応する領域36e,36f,36kに遊技関連情報DBに記憶されている前日分のTS(A)平均値,前日分のTS(B)平均値,前日分のTS(全体)平均値が表示される。また、領域36c,36d,36j,領域36g,36h,36lの表示は図17(a)のままである。このように前日の各TSの平均値を見ることができる。
また、この状態で、データ3選択ボタン39を操作すると、図17(c1)に示すように、領域36a,36b,36iと、各々対応する領域36e,36f,36kには表示が行われない。領域36c,36d,36jに「前日通常確変回数(A)」,「前日通常確変回数(B)」,「前日通常確変回数(全体)」と表示され、各々対応する領域36g,36h,36lに集計情報DBに記憶されている前日分の通常確変回数(A),前日分の通常確変回数(B),前日分の通常確変回数(全体)が表示される。このように前日の通常確変回数を見ることができる。
また、この状態でデータ3選択ボタン39を操作すると、図17(d)に示すように、領域36a,36b,36iに、「前々日総スタート回数(A)」,「前々日総スタート回数(B)」,「前々日総スタート回数(全体)」と表示され、各々対応する領域36e,36f,36kに遊技関連情報DBに記憶されている前々日分の総スタート回数(A),前々日分の総スタート回数(B),前々日分の総スタート回数(全体)が表示される。また、領域36c,36d,36jに「前々日大当り回数(A)」,「前々日大当り回数(B)」,「前々日大当り回数(全体)」と表示され、各々対応する領域36g,36h,36lに集計情報DBに記憶されている前々日分の大当り回数集計値(A),前々日分の大当り回数集計値(B),前々日分の大当り回数集計値(全体)が表示される。このように前々日分の総スタート回数や前々日分の大当り回数集計値を見ることができる。
また、この状態で、データ3選択ボタン39を操作すると、図17(e)に示すように、領域36a,36b,36iに、「前々日平均スタート回数(A)」,「前々日平均スタート回数(B)」,「前々日平均スタート回数(全体)」と表示され、各々対応する領域36e,36f,36kに遊技関連情報DBに記憶されている前々日分のTS(A)平均値,前々日分のTS(B)平均値,前々日分のTS(全体)平均値が表示される。また、領域36c,36d,36j,領域36g,36h,36lの表示は図17(d)のままである。このように前々日の各TSの平均値を見ることができる。
さらに、この状態で、データ3選択ボタン39を操作すると、図17(f1)に示すように、領域36a,36b,36iと、各々対応する領域36e,36f,36kには表示が行われない。領域36c,36d,36jに「前々日通常確変回数(A)」,「前々日通常確変回数(B)」,「前々日通常確変回数(全体)」と表示され、各々対応する領域36g,36h,36lに集計情報DBに記憶されている前々日分の通常確変回数(A),前々日分の通常確変回数(B),前々日分の通常確変回数(全体)が表示される。このように前々日分の通常確変回数を見ることができる。この図17(f1)の状態で、データ3選択ボタン39を再度操作すると図14(a)の初期画面に戻る。
さらに、この図14(a)の初期画面でデータ3選択ボタン39を一定時間(例えば2秒)押し続ける操作をすると、図15に示すように、大当り履歴DBの記憶内容が表示される。ここでは、大当り履歴DBの記憶内容に基づいて、該記憶されている本日の大当りの履歴(ここでは7つ)各々について、スタート回数に応じた数のブロック(□)を縦方向に表示すると共に、各大当りの種別、即ち当該大当りが通常確変大当りであるか、突然確変大当りであるか、あるいは非確変大当りであるかを、ブロックの色分けにより識別可能な態様で表示する。例えば、1回前の大当りの履歴として、ブロックが縦に2個表示されているので、スタート回数が101〜200の間に当該大当りが発生したことを把握することができる。そしてこのブロックが青(例えば通常確変大当りを赤,突然確変大当りを青,非確変大当りを無色としておく)であることによって、1回前の大当りが突然確変大当りであることを認識することができる。また、2回前の大当りの履歴として、ブロックが縦に4個表示されているので、スタート回数が301〜400の間に当該大当りが発生したことを把握することができる。そしてこのブロックが赤であることによって、2回前の大当りが通常確変大当りであることを認識することができる。さらに3回前,4回前,…,7回前の大当り履歴についても各大当りの種別とスタート回数を把握することができる。
このように、状態特定手段である制御部32が、特定遊技状態発生履歴集計手段である制御部32により集計された発生履歴(大当り履歴DBの記憶内容)に含まれる各大当り状態が、第1状態発生認識手段により認識された第1の状態における大当り状態である通常確変大当りか、第2状態発生認識手段により認識された第2の状態における大当り状態である突然確変大当りか、又は第3状態発生認識手段により認識された第3の状態における大当り状態である非確変大当りかを特定し、特定遊技状態発生履歴表示手段であるディスプレイ36が、該特定結果(即ち大当り履歴DBに記憶されている「大当り種別」)に基づいて各状態における大当り状態を識別可能な態様で、前記集計された大当り状態の発生履歴を表示するので、遊技者が各大当り状態の発生分布を一見して把握することができ、台選びの判断材料とすることができる。例えば、この発生履歴を確認することで直近に通常確変大当りが連続している遊技機を選択するというような台選びができるようになる。
この図15の状態でデータ3選択ボタン39を再度操作すると、図14(a)の初期画面に戻る。
なお、図示しないが前述した図16(a)の状態で、データ3選択ボタン39を操作することにより、領域36a,36b,36iに、「前日総スタート回数(A)」,「前日総スタート回数(B)」,「前日総スタート回数(全体)」と表示され、各々対応する領域36e,36f,36kに遊技関連情報DBに記憶されている前日分の総スタート回数(A),前日分の総スタート回数(B),前日分の総スタート回数(全体)が表示される。また、領域36c,36d,36jに「突然確変含む前日大当り回数(A)」,「突然確変含む前日大当り回数(B)」,「突然確変含む前日大当り回数(全体)」と表示され、各々対応する領域36g,36h,36lに遊技関連情報DBに記憶されている前日分の大当り回数(A),前日分の大当り回数(B),前日分の大当り回数(全体)が表示される。このように前日の総スタート回数や前日の大当り回数を見ることができる。
さらに図示しないが、この状態で、データ3選択ボタン39を操作することにより、領域36a,36b,36iに、「前々日総スタート回数(A)」,「前々日総スタート回数(B)」,「前々日総スタート回数(全体)」と表示され、各々対応する領域36e,36f,36kに遊技関連情報DBに記憶されている前々日分の総スタート回数(A),前々日分の総スタート回数(B),前々日分の総スタート回数(全体)が表示される。また、領域36c,36d,36jに「突然確変含む前々日大当り回数(A)」,「突然確変含む前々日大当り回数(B)」,「突然確変含む前々日大当り回数(全体)」と表示され、各々対応する領域36g,36h,36lに遊技関連情報DBに記憶されている前々日分の大当り回数(A),前々日分の大当り回数(B),前々日分の大当り回数(全体)が表示される。このように前々日の総スタート回数や前々日の大当り回数を見ることができる。
次に、図18及び図19を用いて、従来のパチンコ機10aと第1の遊技用装置である呼出ランプ装置30とからなる遊技用システム1における表示処理について説明する。
対応する遊技機が従来のパチンコ機10aであった場合には、図18(a)に示すように、初期画面において、領域36a,36b,36c,36d及びこれらに対応する領域36e,36f,36g,36hには表示を行わず、領域36iに、「スタート回数」と表示され、これに対応する領域36kに遊技関連情報DBに記憶しているTSが表示される。また、領域36jには「大当り回数」と表示され、これに対応する領域36lには、集計情報DBに記憶されている大当り回数集計値が表示される。このように、第1の遊技機であるパチンコ機10が接続された場合と異なり、スタート回数(A),スタート回数(B)と表示されていた領域36a,36bの表示が行われず、これに対応する領域36e,36fにも表示が行われない。また、大当り回数(A),大当り回数(B)と表示されていた領域36c,36dの表示が行われず、これに対応する領域36g,36hの表示も行われないこととなる。
このように、特定遊技状態期間判定手段である制御部32により特定遊技状態期間である大当り1信号の入力期間が閾値時間(ここでは5秒)以上であると判定されたことに基づいて、集計手段である制御部32が大当り回数集計値を加算更新する一方、特定遊技状態期間判定手段により特定遊技状態期間が閾値時間以上でないと判定されたときには、集計手段が大当り回数集計値を加算更新しないことにより集計された大当り回数集計値が領域36lに表示されることとなる。従って、第1特定遊技状態(通常確変大当り,非確変大当り)及び第2特定遊技状態(突然確変大当り)共に同一の信号入力部(通信部31に接続される大当り1信号線)に同形態の信号(大当り状態の期間中に出力される大当り1信号)が入力される場合にも、第2特定遊技状態の発生回数を除外した第1特定遊技状態の発生回数を集計して表示手段により表示できる。即ち、本日の大当りの発生回数であり、出玉の殆ど得られない突然確変大当りを除外した大当り回数集計値が集計されてディスプレイ36の領域36lに「大当り回数」として表示されることになる。ここで遊技者が該大当り回数を台選びの判断材料とするのは、大当りが出玉に直結するからであるが、従来の遊技用装置では、出玉の殆ど得られない突然確変大当りが大当り回数に含まれて集計,表示されるため、遊技者に台選びの有効な判断材料を提供することができないところ、本発明に係る遊技用装置では、突然確変大当りが大当り回数から除外されて集計,表示されるので、遊技者に台選びの有効な判断材料を提供することができる。
なお、この図18(a)の画面でデータ1選択ボタン37を操作すると、領域36a,36b,36c,36d及びこれらに対応する領域36e,36f,36g,36hには表示を行わず、領域36iに、「本日総スタート回数」と表示され、これに対応する領域36kに遊技関連情報DBに記憶している総スタート回数が表示される(図18(b))。領域36j,36lの表示は図18(a)のままである。
また、図18(b)の画面でデータ1選択ボタン37を操作すると、領域36a,36b,36c,36d及びこれらに対応する領域36e,36f,36g,36hには表示を行わず、領域36iに、「平均スタート回数」と表示され、これに対応する領域36kに遊技関連情報DBに記憶しているTS平均値が表示される(図18(c))。領域36j,36lの表示は図18(a)のままである。
さらに、図18(c)の画面でデータ1選択ボタン37を操作すると、領域36a,36b,36c,36d及びこれらに対応する領域36e,36f,36g,36hには表示を行わず、領域36jに、「通常確変回数」と表示され、これに対応する領域36lに集計情報DBに記憶している通常確変回数が表示される(図18(d))。なお、領域36i,36kの表示は図18(a)の表示に戻る。この図18(d)の状態でデータ1選択ボタン37を操作すると図18(a)に戻る。このように従来のパチンコ機10aで遊技を行う遊技者は見慣れた態様でTSや大当り回数に関連するデータを見ることができる。
このように、大当り1信号の入力期間が閾値時間以上であると判定され、かつ大当り1信号入力終了後において大当り2信号を受信したことに基づいて、第1状態発生認識手段により遊技者にとって有利な第1の状態が発生したと認識されて、第1状態発生回数集計手段により第1の状態の発生回数(=通常確変大当りの発生回数)が集計されてディスプレイ36の領域36lに表示されるので、通常確変大当り及び非確変大当りの中でさらに有利な第1の状態における通常確変大当りの発生回数を表示することで、遊技者に台選びの有効な判断材料を提供できる。
さらに、この図18(a)の初期画面でデータ2選択ボタン38を操作すると、図19(a)に示すように、領域36a,36b,36c,36d及びこれらに対応する領域36e,36f,36g,36hには表示を行わず、領域36iに、「スタート回数」と表示され、これに対応する領域36kに遊技関連情報DBに記憶しているTSが表示される。また、領域36jには「突然確変含む大当り回数」と表示され、これに対応する領域36lには、遊技関連情報DBに記憶されている大当り回数が表示される。このように、第1のパチンコ機が接続された場合と異なり、スタート回数(A),スタート回数(B)と表示されていた領域36a,36bの表示が行われず、これに対応する領域36e,36fにも表示が行われない。また、大当り回数(A),大当り回数(B)と表示されていた領域36c,36dの表示が行われず、これに対応する領域36g,36hの表示も行われないこととなる。
このように、呼出ランプ装置30が1つの特別図柄可変表示装置15のみを備える従来のパチンコ機10aに対応して設置された場合にも、該1つの特別図柄可変表示装置15に対応するTS,大当り回数を各々領域36k,36lに表示するので、当該遊技用装置により第1の遊技機と第2の遊技機のいずれの遊技機にも対応することができ、遊技機に応じて呼出ランプ装置30を入れ替える必要がないため、遊技場の入替コスト負担を回避できる。また、下に表示される値が2つの可変表示手段各々に対応することを示すための領域36a〜36dには表示が行われず、第2の遊技機で遊技を行う遊技者の理解し易い表示となり、これによっても遊技場側では遊技機に応じて遊技用装置を入れ替える必要がないため、遊技場の入替コスト負担を回避できる。
なお、この図19(a)の画面でデータ2選択ボタン38を操作すると、領域36a,36b,36c,36d及びこれらに対応する領域36e,36f,36g,36hには表示を行わず、領域36iに、「本日総スタート回数」と表示され、これに対応する領域36kに遊技関連情報DBに記憶している総スタート回数が表示される(図19(b))。領域36j,36lの表示は図19(a)のままである。
また、図19(b)の画面でデータ2選択ボタン38を操作すると、領域36a,36b,36c,36d及びこれらに対応する領域36e,36f,36g,36hには表示を行わず、領域36iに、「平均スタート回数」と表示され、これに対応する領域36kに遊技関連情報DBに記憶しているTS平均値が表示される(図19(c))。領域36j,36lの表示は図19(a)のままである。
さらに、図19(c)の画面でデータ2選択ボタン38を操作すると、領域36a,36b,36c,36d及びこれらに対応する領域36e,36f,36g,36hには表示を行わず、領域36jに、「突然確変含む確変回数」と表示され、これに対応する領域36lに遊技関連情報DBに記憶している確変回数が表示される(図19(d))。領域36i,36kの表示は図19(a)の状態に戻る。この図19(d)の状態でデータ2選択ボタン38を操作すると図18(a)の初期画面に戻る。このように従来のパチンコ機10aで遊技を行う遊技者は見慣れた態様でTSや大当り回数に関連するデータを見ることができる。
このように本発明の呼出ランプ装置30及び遊技用システム1によれば、遊技用装置が第1特別図柄可変表示装置15A及び第2特別図柄可変表示装置15Bを備える第1の遊技機(パチンコ機10)に対応して設置された場合には、第1特別図柄可変表示装置15Aに対応するTS(A)を領域36eに表示し、第2特別図柄可変表示装置15Bに対応するTS(B)を領域36fに表示するので、遊技者に台選びの有効な判断材料を提供できる。また、呼出ランプ装置30が、1つの特別図柄可変表示装置のみを備える従来のパチンコ機10aに対応して設置された場合にも、該1つの特別図柄可変表示装置に対応するTSを領域36kに表示するので、呼出ランプ装置30により第1の遊技機と第2の遊技機のいずれの遊技機にも対応することができ、遊技機に応じて呼出ランプ装置を入れ替える必要がない。
また、呼出ランプ装置30において、遊技機が第1の遊技機(パチンコ機10)であると設定されたときに、総スタート回数(A)を第1可変表示総回数表示部である領域36eに表示し、第2可変表示総回数である総スタート回数(B)を第2可変表示総回数表示部である領域36fに表示すると共に、全体可変表示総回数である総スタート回数(全体)を全体可変表示総回数表示部である領域36kに表示する一方、遊技機が第2の遊技機であると設定されたときに、可変表示総回数である総スタート回数を全体可変表示総回数表示部である領域36kに表示するので、遊技者に台選びのさらなる判断材料を提供することができる。例えば、可変表示総回数の多い遊技機を好んで選ぶ遊技者もいれば、可変表示総回数の少ない遊技機を好んで選ぶ遊技者もいるため重要な判断材料となる。
また、呼出ランプ装置30において、遊技機が第1の遊技機(パチンコ機10)であると設定されたときに、平均第1可変表示回数であるTS(A)平均値を平均第1可変表示回数表示部36eに表示し、平均第2可変表示回数であるTS(B)平均値を平均第2可変表示回数表示部36fに表示すると共に、平均全体可変表示回数であるTS(全体)平均値を平均全体可変表示回数表示部36kに表示する一方、遊技機が第2の遊技機であると設定されたときに、平均可変表示回数であるTS平均値を平均全体可変表示回数表示部である36kに表示するので、遊技者に台選びのさらなる判断材料を提供することができる。
さらに本発明の呼出ランプ装置30及び遊技用システム1によれば、遊技用装置が第1特別図柄可変表示装置15A及び第2特別図柄可変表示装置15Bを備える第1の遊技機(パチンコ機10)に対応して設置された場合には、第1特別図柄可変表示装置15Aに対応する大当り回数(A)を領域36gに表示し、第2特別図柄可変表示装置15Bに対応する大当り回数(B)を領域36hに表示するので、遊技者に台選びの有効な判断材料を提供できると共に遊技者の遊技の継続に資することができる。また、呼出ランプ装置30が、1つの特別図柄可変表示装置のみを備える従来のパチンコ機10aに対応して設置された場合にも、該1つの特別図柄可変表示装置に対応する大当り回数を領域36lに表示するので、呼出ランプ装置30により第1の遊技機と第2の遊技機のいずれの遊技機にも対応することができ、遊技機に応じて呼出ランプ装置を入れ替える必要がない。
なお、図示しないが、図18(a)の状態で、データ3選択ボタン39を操作することにより、領域36a,36bと、各々対応する領域36e,36fには表示が行われず、領域36iに「前日総スタート回数」と表示され、対応する領域36kに遊技関連情報DBに記憶されている前日分の総スタート回数が表示される。また、領域36c,36dと、各々対応する領域36g,36hには表示が行われず、領域36jに「前日大当り回数」と表示され、対応する領域36lに集計情報DBに記憶されている前日分の大当り回数集計値が表示される。このように前日の総スタート回数や前日の大当り回数集計値を見ることができる。
さらに、図示しないが、この状態で、データ3選択ボタン39を操作することにより、領域36a,36bと、各々対応する領域36e,36fには表示が行われず、領域36iに「前々日総スタート回数」と表示され、対応する領域36kに遊技関連情報DBに記憶されている前々日分の総スタート回数が表示される。また、領域36c,36dと、各々対応する領域36g,36hには表示が行われず、領域36jに「前々日大当り回数」と表示され、対応する領域36lに集計情報DBに記憶されている前々日分の大当り回数集計値が表示される。このように前々日の総スタート回数や前々日の大当り回数集計値を見ることができる。
次に、第2の遊技用装置である呼出ランプ装置30について説明する。ここでは第1の遊技用装置における集計手段とは異なる集計手段,第2の遊技用装置が備える集計処理設定手段,及び第1の遊技用装置における表示手段とは異なる表示手段についてのみ説明し、その他については第1の遊技用装置と同様であるため説明を省略する。
第2の遊技用装置である呼出ランプ装置30において、制御部32は集計手段の一例であって、上述した特定遊技状態期間判定手段により前記特定遊技状態期間が閾値時間以上であると判定されたことに基づいて、前記第1特定遊技状態の発生回数を加算更新する一方、該特定遊技状態期間判定手段により前記特定遊技状態期間が閾値時間以上でないと判定されたときには、前記第1特定遊技状態の発生回数を加算更新しないことにより第1特定遊技状態の発生回数を集計する第1の集計処理と、該特定遊技状態期間判定手段の判定によらず、上述した特定遊技状態期間特定情報受信手段により前記特定遊技状態期間特定情報を受信したことに基づいて、前記第1特定遊技状態の発生回数と前記第2特定遊技状態の発生回数との合算値である特定遊技状態発生回数を集計する第2の集計処理とを行うものである。
具体的には、第1の集計処理により、対応する遊技機がパチンコ機10である場合には、大当り1信号に基づいて特定された特定遊技状態期間(ここでは大当り1信号の入力期間)が閾値時間以上であれば、後述する集計情報DB(図6)に記憶される大当り回数集計値(全体)が加算更新されることとなる。これにより、当該パチンコ機10における大当りの発生回数であり、突然確変大当りの回数を除外した大当り回数集計値(全体)が得られる。なお、特別図柄確定A信号の入力後に前記大当り1信号が入力し、閾値時間以上入力されていることを条件として大当り回数集計値(A)が加算更新される。これにより、第1特別図柄可変表示装置15Aに対応する大当りの発生回数であり、突然確変大当りの回数を除外した大当り回数集計値(A)が得られる。また、特別図柄確定B信号の入力後に前記大当り1信号が入力し、閾値時間以上入力されていることを条件として大当り回数集計値(B)が加算更新される。これにより、第2特別図柄可変表示装置15Bに対応する大当りの発生回数であり、突然確変大当りの回数を除外した大当り回数集計値(B)が得られる。また、第1の集計処理により、対応する遊技機が従来のパチンコ機10aである場合には、大当り1信号に基づいて特定された特定遊技状態期間(ここでは大当り1信号の入力期間)が閾値時間以上であれば、後述する集計情報DB(図7)に記憶される大当り回数集計値が加算更新されることとなる。これにより、従来のパチンコ機10aにおける大当りの発生回数であり、突然確変大当りの回数を除外した大当り回数集計値が得られる。
また、第2の集計処理により、対応する遊技機がパチンコ機10である場合には、特定遊技状態期間(ここでは大当り1信号の入力期間)が閾値時間以上でなくても、大当り1信号の入力に基づいて後述する集計情報DB(図6)に記憶される大当り回数集計値(全体)が加算更新されることとなる。これにより、当該パチンコ機10における大当りの発生回数であり、突然確変大当りの回数を含めた大当り回数集計値(全体)が得られる。なお、特別図柄確定A信号の入力後に前記大当り1信号が入力されていることを条件として大当り回数集計値(A)が加算更新される。これにより、第1特別図柄可変表示装置15Aに対応する大当りの発生回数であり、突然確変大当りの回数を含めた大当り回数集計値(A)が得られる。また、特別図柄確定B信号の入力後に前記大当り1信号が入力されていることを条件として大当り回数集計値(B)が加算更新される。これにより、第2特別図柄可変表示装置15Bに対応する大当りの発生回数であり、突然確変大当りの回数を含めた大当り回数集計値(B)が得られる。また、第2の集計処理により、対応する遊技機が従来のパチンコ機10aである場合には、大当り1信号に基づいて特定された特定遊技状態期間(ここでは大当り1信号の入力期間)が閾値時間以上でなくても、大当り1信号の入力に基づいて、後述する集計情報DB(図7)に記憶される大当り回数集計値が加算更新されることとなる。これにより、従来のパチンコ機10aにおける大当りの発生回数であり、突然確変大当りの回数を含めた大当り回数集計値が得られる。
また制御部32は集計処理設定手段の一例であって、集計手段により第1の集計処理及び第2の集計処理のいずれを行うかを設定するものである。具体的には、遊技用装置に通信接続される図示しないホールコンピュータにおいて、呼出ランプ装置30(接続される全呼出ランプ装置又は選択される特定の呼出ランプ装置)に第1の集計処理及び第2の集計処理のいずれを行わせるかが選択され、該選択された集計処理方法を示す情報が前記呼出ランプ装置30に対して配信され、これを受信した呼出ランプ装置30においては、制御部32が、通信部31により受信した情報が第1の集計処理を示すものであれば、第1の集計処理を行う旨をEEPROM33に記憶して、以降第1の集計処理を行う(例えば第1の集計処理用のプログラムが実行される)。一方、受信した情報が第2の集計処理を示すものであれば、第2の集計処理を行う旨をEEPROM33に記憶して、以降第2の集計処理を行う(例えば第2の集計処理用のプログラムが実行される)。即ち、前記集計手段は、該集計処理設定手段により第1の集計処理を行うと設定されたときには前記第1の集計処理を行い、前記集計処理設定手段により第2の集計処理を行うと設定されたときには前記第2の集計処理を行うものである。
なお、ここではホールコンピュータにていずれの集計処理を行うかを選択し、呼出ランプ装置30に配信することとしているが、これに限らず、呼出ランプ装置30に第1の集計処理を行うか又は第2の集計処理を行うかを設定するためのディップスイッチが設けられ、これを切り替えることによりいずれの集計処理を行うかを設定するようにしても良い。
従って、第2の遊技用装置において、集計処理設定手段により第2の集計処理を行うと設定された場合には、図6に示すように、集計情報DBにおける大当り回数集計値(全体)は、大当り1信号の入力期間の判定によらず、大当り1信号の入力回数となる。即ち、突然確変大当りの発生回数を含む大当りの発生回数となる。また、同様に、大当り回数集計値(A)は、大当り1信号の入力期間の判定によらず、特別図柄確定A信号受信後の大当り1信号の入力回数となる。即ち、第1特別図柄可変表示装置15Aに対応する突然確変大当りの発生回数含む大当りの発生回数となる。同様に、大当り回数集計値(B)は、大当り1信号の入力期間の判定によらず、特別図柄確定B信号受信後の大当り1信号の入力回数となる。即ち、第2特別図柄可変表示装置15Bに対応する突然確変大当りの発生回数含む大当りの発生回数となる。さらに図7に示す、集計情報DBにおける大当り回数集計値は、大当り1信号の入力期間の判定によらず、突然確変大当りの発生回数を含む大当りの発生回数となる。
なお、ディスプレイ36は表示手段の一例であって、該第2の遊技用装置における集計手段により集計された特定遊技状態の発生回数を表示する表示部(領域36l)を有するものである。具体的には、図14(a)に示すように、対応する遊技機がパチンコ機10である場合に、集計情報DBが記憶する大当り回数集計値(全体)を表示する領域36lと、同大当り回数集計値(A)を表示する領域36gと、同大当り回数集計値(B)を表示する領域36hを有している。また、図18(a)に示すように、対応する遊技機が従来のパチンコ機10aである場合に、集計情報DBが記憶する大当り回数集計値を表示するための領域36lを有している。
また表示手段として機能するディスプレイ36は、前記第1状態発生回数集計手段により集計された第1の状態の発生回数を表示する第1状態発生回数表示部(領域36l)をさらに有するものである。具体的には、図14(d)に示すように、遊技機がパチンコ機10である場合に、集計情報DBが記憶する通常確変回数(全体)を表示する領域36lと、同通常確変回数(A)を表示する領域36gと、同通常確変回数(B)を表示する領域36hを有している。また、遊技機が従来のパチンコ機10aである場合に、図18(d)に示すように、通常確変回数を表示するための領域36lを有している。
即ち、第2の遊技用装置が第2の集計処理を行う場合には、表示手段であるディスプレイ36の表示部には、突然確変大当りの発生回数を含む大当りの発生回数が表示されることとなる。
次に、本第1実施形態における、遊技機(パチンコ機10,従来のパチンコ機10a)と、上記第2の遊技用装置である呼出ランプ装置30とからなる遊技用システム1の作用について説明する。
パチンコ機10と第2の遊技用装置である呼出ランプ装置30とからなる遊技用システム1における特別図柄確定A信号,特別図柄確定B信号の受信の際の処理は第1の遊技用装置の場合と同様である。また、従来のパチンコ機10aと第2の遊技用装置である呼出ランプ装置30とからなる遊技用システム1における特別図柄確定信号の受信の際の処理も第1の遊技用装置の場合と同様である。
次に、図12及び図13を用いて、パチンコ機10と第2の遊技用装置である呼出ランプ装置30とからなる遊技用システム1におけるメイン集計処理について説明する。
第1の遊技用装置において説明した処理と同様に、図12のS300〜S302,S320〜S322の処理が行われる。また本第2の遊技用装置においても同様に、S400〜S402の処理が行われる。
次に、メイン集計処理では、まず制御部32によってタイマの値、即ち大当り1信号の入力期間が閾値時間(ここでは5秒)以上であるか否かの判定が行われる(図13のS410)。ここで5秒以上であると判定された場合には(Y)、集計情報DBの大当り回数集計値(全体)を加算更新する(S411)。以降の処理は第1の遊技用装置におけるS420以降と同様であり、説明を省略する。
また、S410の判定により、大当り1信号の入力期間が5秒以上でないと判定された場合(N)には、第2の状態が発生したことを認識し(S450)、大当り履歴DBに「大当り種別」として「突然確変大当り」を記憶すると共に、「スタート回数」としてTS(全体)を記憶する(S451)。そして、ランプ35を緑で点灯させることにより、突然確変状態であることを報知する(S452)。
そして、次に、当該呼出ランプ装置30が第2の集計処理を行う設定がなされているか否かを判定する(S460)。この判定は、EEPROM33に第2の集計処理を行う旨を記憶しているか否か(第1の集計処理を行う旨を記憶しているか否か)を判定することにより行われても良く、現在実行しているプログラムが第2の集計処理用のプログラムであるか否か(第1の集計処理用のプログラムであるか否か)を判定することにより行われても良い。この判定により、第2の集計処理を行う設定がなされていなかった場合(第1の集計処理を行う設定がなされていた場合)には(N)、メイン処理を終了し、次に遊技関連情報集計処理(図12)を行う。一方、S460の判定により、第2の集計処理を行う設定がされていた場合(第1の集計処理を行う設定がなされていなかった場合)には(Y)、大当り回数集計値(全体)を加算更新し(S461)、次に、特別図柄確定フラグの値を判定する(S462)。この判定により、0であると判定された場合には、集計情報DBの大当り回数集計値(A)を加算更新して(S463)、メイン集計処理を終了し、次に遊技関連情報集計処理(図12)を行う。一方、S462の判定により、1であると判定された場合には、集計情報DBの大当り回数集計値(B)を加算更新(S464)して、メイン集計処理を終了し、次に遊技関連情報集計処理(図12)を行う。
このように、S410において特定遊技状態期間が閾値時間以上でないと判定されたときにも、大当り回数集計値(全体)を更新することで、突然確変大当りの発生回数を含めた大当りの発生回数を大当り回数集計値(全体)として集計することとなる。さらに、第1特別図柄可変表示装置15Aに対応する大当りの発生回数であり、突然確変大当りの発生回数を含めた大当りの発生回数を大当り回数集計値(A)として集計することとなる。また、第2特別図柄可変表示装置15Bに対応する大当りの発生回数であり、突然確変大当りの発生回数を含めた大当りの発生回数を大当り回数集計(B)として集計することとなる。
なお、本例では、特定遊技状態期間が閾値時間以上でないと判定されたことに基づいて、大当り回数集計値(全体)を更新する(S461)こととしているが、これに限らず、大当り1信号の入力毎に大当り回数集計値(全体)を更新するようにしても良い。即ち、第2の集計処理を行う設定がされている遊技用装置では、S410の判定結果がいずれの場合でも、結果的に大当り回数集計値(全体)を加算更新することとなっているので、大当り1信号の入力に基づいて加算更新するようにしても良い。
次に、図12及び13を用いて、従来のパチンコ機10aと第2の遊技用装置である呼出ランプ装置30とからなる遊技用システム1におけるメイン集計処理について説明する。
第1の遊技用装置において説明した処理と同様に、図12のS300〜S302,S320〜S322の処理が行われる。また本第2の遊技用装置においても同様に、S400〜S402の処理が行われる。
次に、メイン集計処理では、まずタイマの値、即ち大当り1信号の入力期間が閾値時間(5秒)以上であるか否かの判定が行われる(図13のS410)。ここで5秒以上であると判定された場合には(Y)、大当り回数集計値を加算更新して(S411)、第1の遊技用装置と同様に、S420以降の処理を行う。この説明は省略する。
また、S410の判定により、大当り1信号の入力期間が5秒以上でないと判定された場合(N)には、第2の状態が発生したことを認識し(S450)、大当り履歴DBに「大当り種別」として「突然確変大当り」を記憶すると共に、「スタート回数」としてTSを記憶する(S451)。そして、ランプ35を緑で点灯させることにより、突然確変状態であることを報知する(S452)。
そして、次に、当該呼出ランプ装置30が第2の集計処理を行う設定がなされているか否かを判定する(S460a)。この判定により、第2の集計処理を行う設定がなされていなかった場合には(N)、メイン処理を終了し、次に遊技関連情報集計処理(図12)を行う。一方S460aの判定により、第2の集計処理を行う設定がされていた場合には(Y)、大当り回数集計値を加算更新し(S461a)、上述したS462のような判定を行うことなく、メイン集計処理を終了し、次に遊技関連情報集計処理(図12)を行う。
このように、S410において特定遊技状態期間が閾値時間以上でないと判定されたときにも、大当り回数集計値を更新することで、突然確変大当りの発生回数を含めた大当りの発生回数を大当り回数集計値として集計することとなる。
なお、パチンコ機10と第2の遊技用装置である呼出ランプ装置30とからなる遊技用システム1における遊技関連情報集計処理については第1の遊技用装置と同様であり、説明を省略する。
また、従来のパチンコ機10aと第2の遊技用装置である呼出ランプ装置30とからなる遊技用システム1における遊技関連情報集計処理については第1の遊技用装置と同様であり、説明を省略する。
次に、パチンコ機10と第2の遊技用装置である呼出ランプ装置30とからなる遊技用システム1における表示処理について説明する。
第2の遊技用装置においては、第1の遊技用装置と同様に、図14(a)に示す態様の表示画面となる。通常の状態(初期画面)では、図14(a)に示すように、遊技関連情報DBにおけるTS(A),TS(B),TS(全体)が、それぞれ、スタート回数(A),スタート回数(B),スタート回数(全体)として領域36e,36f,36kに表示されている。また、集計情報DBにおける大当り回数集計値(A),大当り回数集計値(B),大当り回数集計値(全体)が、それぞれ、大当り回数(A),大当り回数(B),大当り回数(全体)として領域36g,36h,36lに表示されている。この初期画面では全て本日のデータが表示される。
ここで、第1の集計処理を行う設定がされている呼出ランプ装置30では、第1の遊技用装置と同一の表示画面となる。一方、第2の集計処理を行う設定がされている呼出ランプ装置30においては、集計情報DBに記憶されている大当り回数集計値(A),大当り回数集計値(B),大当り回数集計値(全体)は、突然確変大当りの発生回数を含んだ回数となり、該突然確変大当りの発生回数を含んだ大当りの発生回数が表示される。
このように、第2の集計処理を行うよう設定されたときには、大当り1信号の入力期間が閾値時間以上であるか否かに関わらず、大当り1信号を受信したことに基づいて、大当り回数集計値(全体)を加算更新する。その結果、出玉の殆ど得られない突然確変大当りの発生回数を含めた大当りの発生回数が大当り回数集計値(全体)として集計されて表示手段により表示されるので、遊技場側の事情(大当り回数を多い様に見せたい場合等)に応じて、突然確変大当りの発生回数を含めた大当りの発生回数を集計,表示することも可能となる。
なお、第1の集計処理を行うよう設定されたときには、第1の遊技用装置と同様に、特定遊技状態期間判定手段である制御部32により特定遊技状態期間である大当り1信号の入力期間が閾値時間(ここでは5秒)以上であると判定されたことに基づいて、集計手段である制御部32が大当り回数集計値(全体)を加算更新する一方、特定遊技状態期間判定手段により特定遊技状態期間が閾値時間以上でないと判定されたときには、集計手段が大当り回数集計値(全体)を加算更新しないことにより集計された大当り回数集計値(全体)が領域36lに表示されることとなる。即ち、本日の大当りの発生回数であり、出玉の殆ど得られない突然確変大当りを除外した大当り回数集計値(全体)が集計されてディスプレイ36の領域36lに「大当り回数(全体)」として表示されることになるので、遊技者に台選びの有効な判断材料を提供することができる。
なお、図14(a)の状態から、データ選択1ボタン37,データ選択2ボタン38,データ選択3ボタン39が操作された場合の作用は第1の遊技用装置と同様である。
次に、従来のパチンコ機10aと第2の遊技用装置(前述したように第2の集計処理が設定されている遊技用装置)である呼出ランプ装置30とからなる遊技用システム1における表示処理について説明する。
第2の遊技用装置においては、第1の遊技用装置と同様に、図18(a)に示す態様の表示画面となる。この画面では、領域36a,36b,36c,36d及びこれらに対応する領域36e,36f,36g,36hには表示を行わず、領域36iに、「スタート回数」と表示され、これに対応する領域36kに遊技関連情報DBに記憶しているTSが表示される。また、領域36jには「大当り回数」と表示され、これに対応する領域36lには、集計情報DBに記憶されている大当り回数集計値が表示される。このように、第1の遊技機であるパチンコ機10が接続された場合と異なり、スタート回数(A),スタート回数(B)と表示されていた領域36a,36bの表示が行われず、これに対応する領域36e,36fにも表示が行われない。また、大当り回数(A),大当り回数(B)と表示されていた領域36c,36dの表示が行われず、これに対応する領域36g,36hの表示も行われないこととなる。
ここで、第1の集計処理を行う設定がされている呼出ランプ装置30では、第1の遊技用装置と同一の表示画面となる。一方、第2の集計処理を行う設定がされている呼出ランプ装置30においては、集計情報DBに記憶されている大当り回数集計値は、突然確変大当りの発生回数を含んだ回数となり、該突然確変大当りの発生回数を含んだ大当りの発生回数が表示される。
このように、第2の集計処理を行うよう設定されたときには、大当り1信号の入力期間が閾値時間以上であるか否かに関わらず、大当り1信号を受信したことに基づいて、大当り回数集計値を加算更新する。その結果、出玉の殆ど得られない突然確変大当りの発生回数を含めた大当りの発生回数が大当り回数集計値として集計されて表示手段により表示されるので、遊技場側の事情(大当り回数を多い様に見せたい場合等)に応じて、突然確変大当りの発生回数を含めた大当りの発生回数を集計,表示することも可能となる。
なお、第1の集計処理を行うよう設定されたときには、第1の遊技用装置と同様に、特定遊技状態期間判定手段である制御部32により特定遊技状態期間である大当り1信号の入力期間が閾値時間(ここでは5秒)以上であると判定されたことに基づいて、集計手段である制御部32が大当り回数集計値を加算更新する一方、特定遊技状態期間判定手段により特定遊技状態期間が閾値時間以上でないと判定されたときには、集計手段が大当り回数集計値を加算更新しないことにより集計された大当り回数集計値が領域36lに表示されることとなる。即ち、本日の大当りの発生回数であり、出玉の殆ど得られない突然確変大当りを除外した大当り回数集計値が集計されてディスプレイ36の領域36lに「大当り回数」として表示されることになるので、遊技者に台選びの有効な判断材料を提供することができる。
なお、図18(a)の状態から、データ選択1ボタン37,データ選択2ボタン38,データ選択3ボタン39が操作された場合の作用は第1の遊技用装置と同様である。
次に、第3の遊技用装置である呼出ランプ装置30について説明する。ここでは第1の遊技用装置における集計手段と同様の第1の集計手段,第3の遊技用装置が備える第2の集計手段,及び第1の遊技用装置における表示手段とは異なる表示手段についてのみ説明し、その他については第1の遊技用装置と同様であるため説明を省略する。
制御部32は第1の集計手段の一例であって、上述した特定遊技状態期間判定手段である制御部32により前記特定遊技状態期間が閾値時間以上であると判定されたことに基づいて、前記第1特定遊技状態の発生回数を加算更新する一方、該特定遊技状態期間判定手段により前記特定遊技状態期間が閾値時間以上でないと判定されたときには、前記第1特定遊技状態の発生回数を加算更新しないことにより第1特定遊技状態の発生回数を集計するものである。即ち、大当り1信号に基づいて特定された特定遊技状態期間(ここでは大当り1信号の入力期間)が閾値時間以上であれば、後述する集計情報DBに記憶される大当り回数集計値(全体),又は大当り回数集計値が加算更新されることになる。即ち、大当り1信号が閾値時間以上入力された回数を集計することで、突然確変大当りの回数を除外した大当り回数集計値が得られる。
具体的には、対応する遊技機がパチンコ機10である場合には、大当り1信号に基づいて特定された特定遊技状態期間(ここでは大当り1信号の入力期間)が閾値時間以上であれば、集計情報DB(図6)に記憶される大当り回数集計値(全体)が加算更新されることとなる。これにより、当該パチンコ機10における大当りの発生回数であり、突然確変大当りの回数を除外した大当り回数集計値(全体)が得られる。なお、特別図柄確定A信号の入力後に前記大当り1信号が入力され、閾値時間以上入力されたことを条件として大当り回数集計値(A)が加算更新される。これにより、第1特別図柄可変表示装置15Aに対応する大当りの発生回数であり、突然確変大当りの回数を除外した大当り回数集計値(A)が得られる。また、特別図柄確定B信号の入力後に前記大当り1信号が入力され、閾値時間以上入力されたことを条件として大当り回数集計値(B)が加算更新される。これにより、第2特別図柄可変表示装置15Bに対応する大当りの発生回数であり、突然確変大当りの回数を除外した大当り回数集計値(B)が得られる。また、対応する遊技機が従来のパチンコ機10aである場合には、大当り1信号に基づいて特定された特定遊技状態期間(ここでは大当り1信号の入力期間)が閾値時間以上であれば、集計情報DB(図7)に記憶される大当り回数集計値が加算更新されることとなる。これにより、従来のパチンコ機10aにおける大当りの発生回数であり、突然確変大当りの回数を除外した大当り回数集計値が得られる。
また制御部32は第2の集計手段の一例であって、前記特定遊技状態期間判定手段により前記特定遊技状態期間が閾値時間以上でないと判定されたことに基づいて、前記第2特定遊技状態の発生回数を加算更新することにより第2特定遊技状態の発生回数を集計するものである。
具体的には、対応する遊技機がパチンコ機10である場合には、大当り1信号に基づいて特定された特定遊技状態期間(ここでは大当り1信号の入力期間)が閾値時間未満で入力終了したことを条件として、集計情報DB(図6)に記憶される突然確変回数(全体)が加算更新されることとなる。これにより、当該パチンコ機10における突然確変大当りの発生回数が得られる。なお、特別図柄確定A信号の入力後に前記大当り1信号が入力し、閾値時間未満で入力終了したことを条件として突然確変回数(A)が加算更新される。これにより、第1特別図柄可変表示装置15Aに対応する突然確変大当りの発生回数が得られる。また、特別図柄確定B信号の入力後に前記大当り1信号が入力し、閾値時間未満で入力終了したことを条件として突然確変回数(B)が加算更新される。これにより、第2特別図柄可変表示装置15Bに対応する突然確変大当りの発生回数が得られる。また、対応する遊技機が従来のパチンコ機10aである場合には、大当り1信号に基づいて特定された特定遊技状態期間(ここでは大当り1信号の入力期間)が入力し、閾値時間未満で入力終了したことを条件として、集計情報DB(図7)に記憶される突然確変回数が加算更新されることとなる。これにより、従来のパチンコ機10aにおける突然確変大当りの発生回数が得られる。
なお、EEPROM33は、第2の集計手段の集計結果として、呼出ランプ装置30がパチンコ機10に対応する場合には、図6に示す集計情報DBに突然確変回数(全体),突然確変回数(A),突然確変回数(B)を記憶することとなり、呼出ランプ装置30が従来のパチンコ機10に対応する場合には、図7に示す集計情報DBに突然確変回数を記憶することとなる。
ディスプレイ36は表示手段の一例であって、前記第1の集計手段により集計された特定遊技状態の発生回数を表示する第1の表示部(領域36l)と、前記第2の集計手段により集計された特定遊技状態の発生回数を表示する第2の表示部(領域36l)と、を有するものである。具体的には、対応する遊技機がパチンコ機10である場合に、図14(a)に示すように、集計情報DBが記憶する大当り回数集計値(全体)を表示する第1の表示部である領域36lと、同大当り回数集計値(A)を表示する領域36gと、同大当り回数集計値(B)を表示する領域36hを有すると共に、図14(e)に示すように、集計情報DBが記憶する突然確変回数(全体)を表示する第2の表示部である領域36lと、同突然確変回数(A)を表示する領域36gと、同突然確変回数(B)を表示する領域36hを有している。また、対応する遊技機が従来のパチンコ機10aである場合に、図18(a)に示すように、集計情報DBが記憶する大当り回数集計値を表示するための領域36lを有すると共に、図18(e)に示すように、集計情報DBが記憶する突然確変回数を表示するための領域36lを有する。
また表示手段として機能するディスプレイ36は、前記第1状態発生回数集計手段により集計された第1の状態の発生回数を表示する第1状態発生回数表示部(領域36l)をさらに有するものである。具体的には、図14(d)に示すように、遊技機がパチンコ機10である場合に、集計情報DBが記憶する通常確変回数(全体)を表示する領域36lと、同通常確変回数(A)を表示する領域36gと、同通常確変回数(B)を表示する領域36hを有している。また、遊技機が従来のパチンコ機10aである場合に、図18(d)に示すように、通常確変回数を表示するための領域36lを有している。
次に、本第1実施形態における、遊技機(パチンコ機10,従来のパチンコ機10a)と、上記第3の遊技用装置である呼出ランプ装置30とからなる遊技用システム1の作用について説明する。
パチンコ機10と第3の遊技用装置である呼出ランプ装置30とからなる遊技用システム1における特別図柄確定A信号,特別図柄確定B信号の受信の際の処理は第1の遊技用装置の場合と同様である。また、従来のパチンコ機10aと第3の遊技用装置である呼出ランプ装置30とからなる遊技用システム1における特別図柄確定信号の受信の際の処理は第1の遊技用装置の場合と同様である。
次に、図12及び図13を用いて、パチンコ機10と第3の遊技用装置である呼出ランプ装置30とからなる遊技用システム1におけるメイン集計処理について説明する。
第1の遊技用装置において説明した処理と同様に、図12のS300〜S302,S320〜S322の処理が行われる。また本第3の遊技用装置においても同様に、S400〜S402の処理が行われる。
次に、メイン集計処理では、まず制御部32によってタイマの値、即ち大当り1信号の入力期間が閾値時間(ここでは5秒)以上であるか否かの判定が行われる(図13のS410)。ここで5秒以上であると判定された場合には(Y)、集計情報DBの大当り回数集計値(全体)を加算更新する(S411)。以降の処理は第1の遊技用装置におけるS420以降と同様であり、説明を省略する。
また、S410の判定により、大当り1信号の入力期間が5秒以上でないと判定された場合(N)には、第2の状態が発生したことを認識し(S450)、大当り履歴DBに「大当り種別」として「突然確変大当り」を記憶すると共に、「スタート回数」としてTS(全体)を記憶する(S451)。そして、ランプ35を緑で点灯させることにより、突然確変状態であることを報知する(S452)。
そして、次に、特別図柄確定フラグの値を判定し(S453)、0であると判定された場合には、突然確変回数(A)を加算更新し(S454)、突然確変回数(全体)を加算更新して(S455)、メイン集計処理を終了し、次に遊技関連情報集計処理(図12)を行う。一方、S453の判定により、1であると判定された場合には、突然確変回数(B)を加算更新し(S457)、突然確変回数(全体)を加算更新して(S458)、メイン集計処理を終了し、次に遊技関連情報集計処理(図12)を行う。
このように、S410において特定遊技状態期間が閾値時間以上でないと判定されたことに基づいて、突然確変回数(全体)を更新することで、突然確変大当りの発生回数を集計することとなる。さらに、第1特別図柄可変表示装置15Aに対応する突然確変大当りの発生回数を突然確変回数(A)として集計することとなる。また、第2特別図柄可変表示装置15Bに対応する突然確変大当りの発生回数を突然確変回数(B)として集計することとなる。
次に、図12及び13を用いて、従来のパチンコ機10aと第3の遊技用装置である呼出ランプ装置30とからなる遊技用システム1におけるメイン集計処理について説明する。
第1の遊技用装置において説明した処理と同様に、図12のS300〜S302,S320〜S322の処理が行われる。また本第3の遊技用装置においても同様に、S400〜S402の処理が行われる。
次に、メイン集計処理ではまず、タイマの値、即ち大当り1信号の入力期間が閾値時間(5秒)以上であるか否かの判定が行われる(図13のS410)。ここで閾値時間以上であると判定された場合には(Y)、大当り回数集計値を加算更新して、第1の遊技用装置と同様に、S420以降の処理を行う。この説明は省略する。
また、S410の判定により、大当り1信号の入力期間が閾値時間以上でないと判定された場合(N)には、第2の状態が発生したことを認識し(S450)、大当り履歴DBに「大当り種別」として「突然確変大当り」を記憶すると共に、「スタート回数」としてTSを記憶する(S451)。そして、ランプ35を緑で点灯させることにより、突然確変状態であることを報知する(S452)。
そして、次に、突然確変回数を加算更新して(S458a)、メイン集計処理を終了し、次に遊技関連情報集計処理(図12)を行う。
このように、S410において特定遊技状態期間が閾値時間以上でないと判定されたことにより、突然確変回数を更新することで、突然確変大当りの発生回数を集計することとなる。
なお、パチンコ機10と第3の遊技用装置である呼出ランプ装置30とからなる遊技用システム1における遊技関連情報集計処理については第1の遊技用装置と同様であり、説明を省略する。
また、従来のパチンコ機10aと第3の遊技用装置である呼出ランプ装置30とからなる遊技用システム1における遊技関連情報集計処理については第1の遊技用装置と同様であり、説明を省略する。
次に、パチンコ機10と第3の遊技用装置である呼出ランプ装置30とからなる遊技用システム1における表示処理について説明する。
第3の遊技用装置においては、第1の遊技用装置と同様に、図14(a)に示す表示画面となる。通常の状態(初期画面)では、図14(a)に示すように、遊技関連情報DBにおけるTS(A),TS(B),TS(全体)が、それぞれ、スタート回数(A),スタート回数(B),スタート回数(全体)として領域36e,36f,36kに表示されている。また、集計情報DBにおける大当り回数集計値(A),大当り回数集計値(B),大当り回数集計値(全体)が、それぞれ、大当り回数(A),大当り回数(B),大当り回数(全体)として領域36g,36h,36lに表示されている。この初期画面では全て本日のデータが表示される。
このように、第1の遊技用装置と同様に、特定遊技状態期間判定手段である制御部32により特定遊技状態期間である大当り1信号の入力期間が閾値時間(ここでは5秒)以上であると判定されたことに基づいて、集計手段である制御部32が大当り回数集計値(全体)を加算更新する一方、特定遊技状態期間判定手段により特定遊技状態期間が閾値時間以上でないと判定されたときには、集計手段が大当り回数集計値(全体)を加算更新しないことにより集計された大当り回数集計値(全体)が領域36lに表示されることとなる。従って、第1特定遊技状態(通常確変大当り,非確変大当り)及び第2特定遊技状態(突然確変大当り)共に同一の信号入力部(通信部31に接続される大当り1信号線)に同形態の信号(大当り状態の期間中に出力される大当り1信号)が入力される場合にも、第2特定遊技状態の発生回数を除外した大当りの発生回数を集計して表示手段により表示できる。即ち、本日の大当りの発生回数であり、出玉の殆ど得られない突然確変大当りを除外した大当り回数集計値(全体)が集計されてディスプレイ36の領域36lに「大当り回数(全体)」として表示されることになるので、遊技者に台選びの有効な判断材料を提供することができる。
さらに、特別図柄確定A信号受信後に大当り1信号を受信したか、あるいは特別図柄確定B信号受信後に大当り1信号を受信したかを、特別図柄確定フラグを参照することにより特定して、これに基づいて大当り回数集計値(A),大当り回数集計値(B)を集計しており、大当り回数集計値(全体)のうち、第1特別図柄可変表示装置15Aに対応する大当りの発生回数である大当り回数集計値(A),第2特別図柄可変表示装置15Bに対応する大当りの発生回数である大当り回数集計値(B)を表示するので、遊技者に台選びの有効な判断材料を提供できる。また、本例のように、第1特別図柄可変表示装置15A,第2特別図柄可変表示装置15Bそれぞれの特別図柄可変表示装置に対応する始動入賞口(ここでは第1始動入賞口12A,第2始動入賞口12B)を有する遊技機において、遊技者がいずれの始動入賞口を狙うのかを決定する際の指標を提供できる。例えば、大当り回数の多い方の始動入賞口を狙うといった決定が可能になる。
ここで、データ選択1ボタン37,データ選択2ボタン38,データ選択3ボタン39が操作された場合の作用について、第1の遊技用装置と異なる点についてのみ説明する。
図14(d)に示す画面において、データ1選択ボタン37を操作すると、図14(a)の初期画面に戻らず、図14(e)に示す画面が表示される。この画面では、遊技関連情報DBにおけるTS(A),TS(B),TS(全体)が、それぞれ、領域36e,36f,36kに表示され、領域36a,36b,36iに、「スタート回数(A)」,「スタート回数(B)」,「スタート回数(全体)」と表示される(図14(d)と同様)。また、領域36g,36h,36lに集計情報DBに記憶されている突然確変回数(A),突然確変回数(B),突然確変回数(全体)が表示され、表示内容表示部である領域36c,36d,36jの表示が、「突然確変回数(A)」,「突然確変回数(B)」,「突然確変回数(全体)」と表示変更されることにより、対応する領域(下方)の各値が、第1特別図柄可変表示装置15Aに対応する突然確変大当りの発生回数,第2特別図柄可変表示装置15Bに対応する突然確変大当りの発生回数,及び当該パチンコ機10における突然確変大当りの発生回数である旨を示す。この図14(e)の状態で、データ1選択ボタン37を再度操作すると、図14(a)の初期画面に戻る。
このように、特定遊技状態期間判定手段である制御部32により特定遊技状態期間である大当り1信号の入力期間が閾値時間(ここでは5秒)以上でないと判定されたことに基づいて、第2の集計手段である制御部32が突然確変回数(全体)を加算更新することにより集計された、出玉の殆ど得られない突然確変大当りの発生回数である突然確変回数(全体)が領域36lに表示されることとなる。これにより、遊技者に台選びのさらなる判断材料を提供することができる。
さらに、特別図柄確定A信号受信後に大当り1信号を受信したか、あるいは特別図柄確定B信号受信後に大当り1信号を受信したかを、特別図柄確定フラグを参照することにより特定して、これに基づいて突然確変回数(A),突然確変回数(B)を集計しており、突然確変回数(全体)のうち、第1特別図柄可変表示装置15Aに対応する突然確変大当りの発生回数である突然確変回数(A),第2特別図柄可変表示装置15Bに対応する突然確変大当りの発生回数である突然確変回数(B)を表示するので、遊技者に台選びの有効な判断材料を提供できる。
また、図17(b)に示す画面において、データ3選択ボタン39を操作すると、図17(c1)に示す画面ではなく、図17(c2)に示す画面が表示される。この画面では、集計情報DBにおける前日の突然確変回数(A),前日の突然確変回数(B),前日の突然確変回数(全体)が、それぞれ、領域36e,36f,36kに表示され、領域36a,36b,36iに、「前日突然確変回数(A)」,「前日突然確変回数(B)」,「前日突然確変回数(全体)」と表示される。また、領域36g,36h,36lに集計情報DBに記憶されている前日の通常確変回数(A),前日の通常確変回数(B),前日の通常確変回数(全体)が表示され、表示内容表示部である領域36c,36d,36jの表示が、「前日通常確変回数(A)」,「前日通常確変回数(B)」,「前日通常確変回数(全体)」と表示変更される。この図17(c2)の状態で、データ3選択ボタン39を再度操作すると、第1の遊技用装置において説明した図17(d)の画面となる。
このように、前日分の突然確変回数や通常確変回数のデータを遊技者に対して提供することができる。
また、図17(e)に示す画面において、データ3選択ボタン39を操作すると、図17(f1)に示す画面ではなく、図17(f2)に示す画面が表示される。この画面では、集計情報DBにおける前々日の突然確変回数(A),前々日の突然確変回数(B),前々日突然確変回数(全体)が、それぞれ、領域36e,36f,36kに表示され、領域36a,36b,36iに、「前々日突然確変回数(A)」,「前々日突然確変回数(B)」,「前々日確変回数(全体)」と表示される。また、領域36g,36h,36lに集計情報DBに記憶されている前々日通常確変回数(A),前々日通常確変回数(B),前々日通常確変回数(全体)が表示され、表示内容表示部である領域36c,36d,36jの表示が、「前々日通常確変回数(A)」,「前々日通常確変回数(B)」,「前々日通常確変回数(全体)」と表示変更される。この図17(f2)の状態で、データ3選択ボタン39を再度操作すると、図14(a)の画面に戻る。
このように、前々日分の突然確変回数や通常確変回数のデータを遊技者に対して提供することができる。
次に、従来のパチンコ機10aと第3の遊技用装置である呼出ランプ装置30とからなる遊技用システム1における表示処理について説明する。
第1の遊技用装置と同様に、図18(a)に示すように、領域36a,36b,36c,36d及びこれらに対応する領域36e,36f,36g,36hには表示を行わず、領域36iに、「スタート回数」と表示され、これに対応する領域36kに遊技関連情報DBに記憶しているTSが表示される。また、領域36jには「大当り回数」と表示され、これに対応する領域36lには、集計情報DBに記憶されている大当り回数集計値が表示される。このように、第1の遊技機であるパチンコ機10が接続された場合と異なり、スタート回数(A),スタート回数(B)と表示されていた領域36a,36bの表示が行われず、これに対応する領域36e,36fにも表示が行われない。また、大当り回数(A),大当り回数(B)と表示されていた領域36c,36dの表示が行われず、これに対応する領域36g,36hの表示も行われないこととなる。
このように、第1の遊技用装置と同様に、特定遊技状態期間判定手段である制御部32により特定遊技状態期間である大当り1信号の入力期間が閾値時間(ここでは5秒)以上であると判定されたことに基づいて、集計手段である制御部32が大当り回数集計値を加算更新する一方、特定遊技状態期間判定手段により特定遊技状態期間が閾値時間以上でないと判定されたときには、集計手段が大当り回数集計値を加算更新しないことにより集計された大当り回数集計値が、領域36lに表示されることとなる。従って、第1特定遊技状態(通常確変大当り,非確変大当り)及び第2特定遊技状態(突然確変大当り)共に同一の信号入力部(通信部31に接続される大当り1信号線)に同形態の信号(大当り状態の期間中に出力される大当り1信号)が入力される場合にも、第2特定遊技状態の発生回数を除外した大当りの発生回数を集計して表示手段により表示できる。即ち、本日の大当りの発生回数であり、出玉の殆ど得られない突然確変大当りを除外した大当り回数集計値が集計されてディスプレイ36の領域36lに「大当り回数」として表示されることになるので、遊技者に台選びの有効な判断材料を提供することができる。
また、呼出ランプ装置30が1つの特別図柄可変表示装置15のみを備える従来のパチンコ機10aに対応して設置された場合にも、該1つの特別図柄可変表示装置15に対応するTS,大当り回数集計値を各々領域36k,36lに表示するので、当該遊技用装置により第1の遊技機と第2の遊技機のいずれの遊技機にも対応することができ、遊技機に応じて呼出ランプ装置30を入れ替える必要がないため、遊技場の入替コスト負担を回避できる。また、下に表示される値が2つの可変表示手段各々に対応することを示すための領域36a〜36dには表示が行われず、第2の遊技機で遊技を行う遊技者の理解し易い表示となり、これによっても遊技場側では遊技機に応じて遊技用装置を入れ替える必要がないため、遊技場の入替コスト負担を回避できる。
ここで、データ選択1ボタン37,データ選択2ボタン38,データ選択3ボタン39が操作された場合の作用について、第1の遊技用装置と異なる点について説明する。
図18(d)に示す画面において、データ1選択ボタン37を操作すると、図18(a)の初期画面に戻らず、図18(e)に示す画面が表示される。この画面では、遊技関連情報DBにおけるTSが、領域36kに表示され、領域36iに、「スタート回数」と表示される(図18(d)と同様)。また、領域36lに集計情報DBに記憶されている突然確変回数が表示され、表示内容表示部である領域36jの表示が、「突然確変回数」と表示変更されることにより、対応する領域(下方)の各値が、当該パチンコ機10における突然確変大当りの発生回数である旨を示す。この図18(e)の状態で、データ1選択ボタン37を再度操作すると、図18(a)の初期画面に戻る。
このように、特定遊技状態期間判定手段である制御部32により特定遊技状態期間である大当り1信号の入力期間が閾値時間(ここでは5秒)以上でないと判定されたことに基づいて、第2の集計手段である制御部32が突然確変回数を加算更新することにより集計された、出玉の殆ど得られない突然確変大当りの発生回数である突然確変回数が領域36lに表示されることとなる。これにより、遊技者に台選びのさらなる判断材料を提供することができる。
なお、図12及び図13を用いて説明したメイン集計処理(S410〜),及び遊技関連情報集計処理(S501〜)は、大当り1信号が非入力状態(即ち大当り状態終了)となってから、次の特別図柄確定信号(パチンコ機10であれば特別図柄確定A信号,又は特別図柄確定B信号,従来のパチンコ機10aであれば特別図柄確定信号)が呼出ランプ装置30に入力される前までの期間で実行される。メイン集計処理の実行中あるいは遊技関連情報集計処理の実行中に前記特別図柄確定信号を受信した場合には、この受信に伴う処理(パチンコ機10であればTS(A)又はTS(B)の加算,従来のパチンコ機10aであればTSの加算)よりも優先して、メイン集計処理,及び遊技関連情報集計処理が行われ、処理終了後に前記特別図柄確定信号を受信したことに伴う処理が行われるものとする。
[2.第1の認識手法を行う第2実施形態に係る遊技用装置及び遊技用システム]
次に第1の認識手法を行う第2実施形態に係る遊技用装置及び遊技用システムについて第1実施形態と異なる点についてのみ説明する。なお、第1実施形態と異なる機能であるものには符号に「’」(ダッシュ)を付す。
パチンコ機10及び従来のパチンコ機10aについては第1実施形態と同様であり、説明を省略する。
呼出ランプ装置30’において、通信部31は第1実施形態と同様であり、特定遊技状態期間特定情報受信手段,第2遊技状態発生情報受信手段,可変表示回数情報受信手段,特定遊技状態発生情報受信手段,及び可変表示情報受信手段として機能する。
制御部32’はCPU,RAM,ROM等を備え、ROMに記憶されている処理プログラムがRAMを作業領域としてCPUで実行されることにより、呼出ランプ装置30’に設けられる各構成要素の動作を制御して各種の処理を行うものである。この制御部32’は、第1実施形態の制御部32と同様のランプ制御部32aと、第1実施形態の表示制御部32bとは異なる表示制御部32b’を備える。この制御部32’は第1実施形態の制御部32と同様に、特定遊技状態期間特定手段,特定遊技状態期間判定手段,第1状態発生認識手段,第1状態発生回数集計手段,特定遊技状態発生履歴集計手段,第2状態発生認識手段,第3状態発生認識手段,状態特定手段,及び遊技機種別設定手段として機能する。
なお、制御部32’は、呼出ランプ装置30’が第1の遊技用装置である場合には、第1実施形態と同様に、集計手段として機能する。
また、制御部32’は、呼出ランプ装置30’が第2の遊技用装置である場合には、第1実施形態と同様に、集計手段,集計処理設定手段として機能する。
また、制御部32’は、呼出ランプ装置30’が第3の遊技用装置である場合には、第1実施形態と同様に、第1の集計手段,第2の集計手段として機能する。
この制御部32’は特定遊技状態後可変表示回数集計手段の一例であって、可変表示回数情報受信手段(通信部31)により受信した第1可変表示回数情報(特別図柄確定A信号)及び第2可変表示回数情報(特別図柄確定B信号)と、特定遊技状態発生情報受信手段(通信部31)により受信した特定遊技状態発生情報(大当り1信号)とに基づいて、一の特定遊技状態(大当り状態)の終了以降における第1可変表示回数である特定遊技状態後第1可変表示回数(TS(A))を次の特定遊技状態(大当り状態)の発生までの間集計すると共に、一の特定遊技状態(大当り状態)の終了以降における第2可変表示回数である特定遊技状態後第2可変表示回数(TS(B))を次の特定遊技状態の発生までの間集計する第1の特定遊技状態後可変表示回数集計処理と、可変表示回数情報受信手段(通信部31)により受信した可変表示回数情報(特別図柄確定信号)と特定遊技状態発生情報受信手段(通信部31)により受信した特定遊技状態発生情報(大当り1信号)とに基づいて、一の特定遊技状態(大当り状態)の終了以降における可変表示回数である特定遊技状態後可変表示回数(TS)を次の特定遊技状態(大当り状態)の発生までの間集計する第2の特定遊技状態後可変表示回数集計処理とを行うものである。ここでは、遊技機種別設定手段(制御部32’)により対応する遊技機が第1の遊技機(パチンコ機10)であると設定されたときに、第1の特定遊技状態後可変表示回数集計処理を行い、対応する遊技機が第2の遊技機(従来のパチンコ機10a)であると設定されたときに、第2の特定遊技状態後可変表示回数集計処理を行うものである。
なお、特定遊技状態後可変表示回数集計手段として機能する制御部32’は、遊技機種別設定手段(制御部32’)により対応する遊技機が第1の遊技機(パチンコ機10)であると設定されたときに、一の特定遊技状態(大当り状態)の終了以降における第1可変表示回数(TS(A))と第2可変表示回数(TS(B))との合算値である特定遊技状態後全体可変表示回数(TS(全体))を次の特定遊技状態(大当り状態)の発生までの間集計するものである。
ここで、本第2実施形態における特定遊技状態後可変表示回数集計手段である制御部32’は第1実施形態の制御部32と同様にTS(A),TS(B),及びTS(全体)を集計することとなるが、第1実施形態と異なり、TS(全体)の集計は行わないようにしても良く、これを集計するか否かを予め設定可能に構成しても良い。
また制御部32’は特定遊技状態発生回数集計手段の一例であって、特定遊技状態発生情報受信手段(通信部31)により受信した第1特別図柄特定遊技状態発生情報(特別図柄確定A信号)と第2特別図柄特定遊技状態発生情報(特別図柄確定B信号)とに基づいて、第1特別図柄特定遊技状態の発生回数と、第2特別図柄特定遊技状態の発生回数とを集計する第1の特定遊技状態発生回数集計処理と、特定遊技状態発生情報受信手段(通信部31)により受信した特定遊技状態発生情報(大当り1信号)に基づいて特定遊技状態(大当り状態)の発生回数を集計する第2の特定遊技状態発生回数集計処理とを行うものである。ここでは、遊技機種別設定手段(制御部32’)により対応する遊技機が第1の遊技機(パチンコ機10)であると設定されたときに、第1の特定遊技状態発生回数集計処理を行い、対応する遊技機が第2の遊技機(従来のパチンコ機10a)であると設定されたときに、第2の特定遊技状態発生回数集計処理を行うものである。
また制御部32’は第1実施形態における制御部32と同様に第1特別図柄特定遊技状態発生認識手段,第2特別図柄特定遊技状態発生認識手段として機能する。
なお、特定遊技状態発生回数集計手段として機能する制御部32’は、遊技機種別設定手段(制御部32’)により対応する遊技機が前記第1の遊技機(パチンコ機10)であると設定されたときに、第1特別図柄特定遊技状態の発生回数(大当り回数(A))と第2特別図柄特定遊技状態の発生回数(大当り回数(B))との合算値である全特定遊技状態の発生回数(大当り回数(全体))を集計するものである。
ここで、本第2実施形態における特定遊技状態発生回数集計手段である制御部32’は第1実施形態の制御部32と同様に大当り回数(A),大当り回数(B),及び大当り回数(全体)を集計することとなるが、第1実施形態と異なり、大当り回数(全体)の集計は行わないようにしても良く、これを集計するか否かを予め設定可能に構成しても良い。
また制御部32’は可変表示総回数集計手段の一例であって、可変表示回数情報受信手段(通信部31)により受信した第1可変表示回数情報(特別図柄確定A信号)と第2可変表示回数情報(特別図柄確定B信号)とに基づいて、第1可変表示手段(第1特別図柄可変表示装置15A)による可変表示の総回数である第1可変表示総回数(総スタート回数(A))と、第2可変表示手段(第2特別図柄可変表示装置15B)による可変表示の総回数である第2可変表示総回数(総スタート回数(B))とを集計する第1の可変表示総回数集計処理と、可変表示回数情報受信手段(通信部31)により受信した可変表示回数情報(特別図柄確定信号)に基づいて、前記可変表示手段(特別図柄可変表示装置15)による可変表示の総回数である可変表示総回数(総スタート回数)を集計する第2の可変表示総回数集計処理とを行うものである。ここでは、遊技機種別設定手段(制御部32’)により対応する遊技機が第1の遊技機(パチンコ機10)であると設定されたときに、第1の可変表示総回数集計処理を行い、対応する遊技機が第2の遊技機(従来のパチンコ機10a)であると設定されたときに、第2の可変表示総回数集計処理を行うものである。
また制御部32’は平均可変表示回数算出手段の一例であって、可変表示総回数集計手段(制御部32’)により集計した第1可変表示総回数(総スタート回数(A))と特定遊技状態発生回数集計手段(制御部32’)により集計した第1特別図柄特定遊技状態の発生回数とに基づいて、第1特別図柄特定遊技状態1回あたりの第1可変表示回数である平均第1可変表示回数(TS(A)平均値)を算出すると共に、可変表示総回数集計手段(制御部32’)により集計した第2可変表示総回数(総スタート回数(B))と特定遊技状態発生回数集計手段(制御部32’)により集計した第2特別図柄特定遊技状態の発生回数とに基づいて、第2特別図柄特定遊技状態1回あたりの第2可変表示回数である平均第2可変表示回数(TS(B)平均値)を算出する第1の平均可変表示回数算出処理と、可変表示総回数集計手段(制御部32’)により集計した可変表示総回数(総スタート回数)と特定遊技状態発生回数集計手段により集計した特定遊技状態の発生回数(大当り回数)とに基づいて、特定遊技状態1回あたりの可変表示回数である平均可変表示回数(TS平均値)を算出する第2の平均可変表示回数算出処理とを行うものである。ここでは、遊技機種別設定手段(制御部32’)により対応する遊技機が第1の遊技機(パチンコ機10)であると設定されたときに、第1の平均可変表示回数算出処理を行い、対応する遊技機が第2の遊技機(従来のパチンコ機10a)であると設定されたときに、第2の平均可変表示回数算出処理を行うものである。
本第2実施形態においても、第1実施形態の制御部32と同様に、上記の特定遊技状態後可変表示回数集計手段,特定遊技状態発生回数集計手段,可変表示総回数集計手段,及び平均可変表示回数算出手段である制御部32’により、図9又は図10の遊技関連情報DBに示す全項目のデータが集計,算出されて記憶されているものとする。
なお、ランプ35は第1実施形態と同様であり、第2遊技状態報知手段として機能する。
ディスプレイ36’は第1実施形態の液晶ディスプレイと異なり、LEDから構成される表示器であり、図20(a)や図22(a)に示すようにLEDから構成される領域36A’〜36D’及び領域36a’〜36d’と、7セグメントLEDから構成される領域36e’〜36h’の12の領域からなる概念である。
なお、図20(a)や図22(a)に示すように、ディスプレイ36’の領域36A’,36B’には「スタート」と点灯させるためのLEDが設けられ、領域36C’,36D’には「大当り」と点灯させるためのLEDが設けられており、これらは表示制御部32b’により、ON又はOFFの制御が行われる。また、領域36a’,36c’には「(A)」と点灯させるためのLEDが設けられ、領域36b’36d’には「(B)」と点灯させるためのLEDが設けられており、これらは表示制御部32b’により、ON又はOFFの制御が行われる。これらのLEDの点灯制御を行うことにより対応する領域(下方)の内容を遊技者に示すためのものである。また、領域36e’〜領域36h’は7セグメントのLED(例えば各4桁まで対応)により構成されており、各桁のLED毎(1セグメント毎)に表示制御部32b’により点灯制御が行われることで数値の表示が制御される。
なお、ディスプレイ36’は、呼出ランプ装置30’が第1の遊技用装置である場合には、第1実施形態と同様に、表示手段として機能する。具体的には、遊技機がパチンコ機10である場合に、図20(a)に示すように、集計情報DBが記憶する大当り回数集計値(A)を表示する領域36g’と、同大当り回数集計値(B)を表示する領域36h’とを有しており、図21(e)に示すように、集計情報DBが記憶する大当り回数集計値(全体)を表示する領域36g’を有する。また、遊技機が従来のパチンコ機10aである場合に、図23(a)に示すように、大当り回数集計値を表示する領域36g’を有している。また、表示手段として機能するディスプレイ36’は、前記第1状態発生回数集計手段により集計された第1の状態の発生回数を表示する第1状態発生回数表示部(領域36g’)をさらに有するものである。具体的には、遊技機がパチンコ機10である場合に、図20(d)に示すように、集計情報DBが記憶する通常確変回数(A)を表示する領域36g’と、同通常確変回数(B)を表示する領域36h’を有しており、図21(h)に示すように、集計情報DBが記憶する通常確変回数(全体)を表示する領域36g’を有している。また、遊技機が従来のパチンコ機10aである場合に、図23(d)に示すように、通常確変回数を表示する領域36g’を有している。
また、ディスプレイ36’は、呼出ランプ装置30’が第2の遊技用装置である場合には、第1実施形態と同様に、表示手段として機能する。具体的には、遊技機がパチンコ機10である場合に、図20(a)に示すように、集計情報DBが記憶する大当り回数集計値(A)を表示する領域36g’と、同大当り回数集計値(B)を表示する領域36h’とを有しており、図21(e)に示すように、集計情報DBが記憶する大当り回数集計値(全体)を表示する領域36g’を有する。また、遊技機が従来のパチンコ機10aである場合に、図23(a)に示すように、大当り回数集計値を表示する領域36g’を有している。また、表示手段として機能するディスプレイ36’は、前記第1状態発生回数集計手段により集計された第1の状態の発生回数を表示する第1状態発生回数表示部(領域36g’)をさらに有するものである。具体的には、遊技機がパチンコ機10である場合に、図20(d)に示すように、通常確変回数(A)を表示する領域36g’と、通常確変回数(B)を表示する領域36h’を有しており、図21(h)に示すように、集計情報DBが記憶する通常確変回数(全体)を表示する領域36g’を有している。また、遊技機が従来のパチンコ機10aである場合に、図23(d)に示すように、通常確変回数を表示する領域36g’を有している。
また、ディスプレイ36’は、呼出ランプ装置30’が第3の遊技用装置である場合には、第1実施形態と同様に、表示手段として機能する。具体的には、遊技機がパチンコ機10である場合に、図20(a)に示すように、集計情報DBが記憶する大当り回数集計値(A)を表示する領域36g’と、同大当り回数集計値(B)を表示する領域36h’とを有しており、図21(e)に示すように、集計情報DBが記憶する大当り回数集計値(全体)を表示する領域36g’を有する。また、遊技機が従来のパチンコ機10aである場合に、図23(a)に示すように、大当り回数集計値を表示する領域36g’を有している。さらに、遊技機がパチンコ機10である場合に、図21(i)に示すように、集計情報DBが記憶する突然確変回数(A)を表示する領域36g’と、同突然確変回数(B)を表示する領域36h’とを有しており、図21(j)に示すように、集計情報DBが記憶する突然確変回数(全体)を表示する領域36g’を有する。また、遊技機が従来のパチンコ機10aである場合に、図23(e)に示すように、突然確変回数を表示する領域36g’を有している。また、表示手段として機能するディスプレイ36’は、前記第1状態発生回数集計手段により集計された第1の状態の発生回数を表示する第1状態発生回数表示部(領域36g’)をさらに有するものである。具体的には、遊技機がパチンコ機10である場合に、図20(d)に示すように、通常確変回数(A)を表示する領域36g’と、通常確変回数(B)を表示する領域36h’を有しており、図21(h)に示すように、集計情報DBが記憶する通常確変回数(全体)を表示する領域36g’を有している。また、遊技機が従来のパチンコ機10aである場合に、図23(d)に示すように、通常確変回数を表示する領域36g’を有している。
このディスプレイ36’は特定遊技状態後可変表示回数表示手段の一例であって、特定遊技状態後可変表示回数集計手段(制御部32’)により集計された特定遊技状態後第1可変表示回数(TS(A))を表示する特定遊技状態後第1可変表示回数表示部(領域36e’)と、特定遊技状態後可変表示回数集計手段(制御部32’)により集計された特定遊技状態後第2可変表示回数(TS(B))を表示する特定遊技状態後第2可変表示回数表示部(領域36f’)とを有するものである。
またディスプレイ36’は特定遊技状態発生回数表示手段の一例であって、特定遊技状態後発生回数集計手段(制御部32’)により集計された第1特別図柄特定遊技状態の発生回数(大当り回数(A))を表示する第1特別図柄特定遊技状態発生回数表示部(領域36g’)と、特定遊技状態後発生回数集計手段(制御部32’)により集計された第2特別図柄特定遊技状態の発生回数(大当り回数(B))を表示する第2特別図柄特定遊技状態発生回数表示部(領域36h’)とを有するものである。
またディスプレイ36’は可変表示総回数表示手段の一例であって、可変表示総回数集計手段(制御部32’)により集計された第1可変表示総回数(総スタート回数(A))を表示する第1可変表示総回数表示部(領域36e’)と、可変表示総回数集計手段(制御部32’)により集計された第2可変表示総回数(総スタート回数(B))を表示する第2可変表示総回数表示部(領域36f’)と、を有するものである。
さらにディスプレイ36’は平均可変表示回数表示手段の一例であって、平均可変表示回数算出手段(制御部32’)により算出された平均第1可変表示回数(TS(A)平均値)を表示する平均第1可変表示回数表示部(領域36e’)と、平均可変表示回数算出手段(制御部32’)により算出された平均第2可変表示回数(TS(B)平均値)を表示する平均第2可変表示回数表示部(領域36f’)とを有するものである。
なお、データ1選択ボタン37’,データ2選択ボタン38’,データ選択3ボタン39’についても第1実施形態のデータ1選択ボタン37,データ2選択ボタン38,データ選択3ボタン39と機能が異なるが、これについては後述する。
また第2実施形態における表示制御部32b’は、第1実施形態と異なり、領域36a’〜36d’,領域36A’〜36D’を構成するLEDのオン,オフ及び、領域36e’〜36h’の7セグメントLEDの点灯制御を行うものである。さらにLEDディスプレイ40’の表示制御を行うものである。この表示制御部32b’は、表示制御手段の一例であって、遊技機種別設定手段(制御部32’)により対応する遊技機が第1の遊技機(パチンコ機10)であると設定されたときに、特定遊技状態後可変表示回数集計手段(制御部32’)により集計された特定遊技状態後第1可変表示回数(TS(A))を特定遊技状態後第1可変表示回数表示部(領域36e’)に表示すると共に、特定遊技状態後可変表示回数集計手段(制御部32’)により集計された特定遊技状態後第2可変表示回数(TS(B))を特定遊技状態後第2可変表示回数表示部(領域36f’)に表示する制御を行う一方、遊技機種別設定手段(制御部32’)により対応する遊技機が前記第2の遊技機(従来のパチンコ機10a)であると設定されたときに、特定遊技状態後可変表示回数集計手段(制御部32’)により集計された特定遊技状態後可変表示回数(TS)を特定遊技状態後第1可変表示回数表示部(領域36e’)又は特定遊技状態後第1可変表示回数表示部(領域36f’)のいずれか一方に表示する制御を行うものである。即ち、本第2実施形態においては、従来のパチンコ機10aのTSは領域36e’と領域36f’のいずれかに表示され、第1実施形態のようにTS(A)やTS(B)の表示部と別の領域(例えば第1実施形態の領域36k)に表示されるものではない。具体的には、本実施例において、図23(a)や図24(a)に示すように、TSを特定遊技状態後第1可変表示回数表示部である領域36e’に表示する制御を行う。
また、表示制御手段である表示制御部32b’は、遊技機種別設定手段(制御部32’)により対応する遊技機が第1の遊技機(パチンコ機10)であると設定されたときに、特定遊技状態後可変表示回数集計手段(制御部32’)により集計された特定遊技状態後全体可変表示回数(TS(全体))を特定遊技状態後第1可変表示回数表示部(領域36e’)又は特定遊技状態後第2可変表示回数表示部(領域36f’)のいずれか一方に表示する制御を行うものである。本例では図20(a)や図22(a)に示すように、TS(全体)を特定遊技状態後第1可変表示回数表示部である領域36e’に表示する制御を行う。
また、表示制御手段である表示制御部32b’は、遊技機種別設定手段(制御部32’)により対応する遊技機が第1の遊技機(パチンコ機10)であると設定されたときに、特定遊技状態発生回数集計手段(制御部32’)により集計された第1特別図柄特定遊技状態の発生回数を第1特別図柄特定遊技状態発生回数表示部(領域36g’)に表示すると共に、特定遊技状態発生回数集計手段(制御部32’)により集計された第2特別図柄特定遊技状態の発生回数を第2特別図柄特定遊技状態発生回数表示部(領域36h’)に表示する制御を行う一方、遊技機種別設定手段(制御部32’)により対応する遊技機が前記第2の遊技機(従来のパチンコ機10a)であると設定されたときに、特定遊技状態発生回数集計手段(制御部32’)により集計された特定遊技状態の発生回数(大当り回数)を第1特別図柄特定遊技状態発生回数表示部(領域36g’)又は第2特別図柄特定遊技状態発生回数表示部(領域36h’)のいずれか一方に表示する制御を行うものである。即ち、本第2実施形態においては、従来のパチンコ機10aの大当り回数は領域36g’と領域36h’のいずれかに表示され、第1実施形態のように大当り回数(A)や大当り回数(B)の表示部と別の領域(例えば第1実施形態の領域36l)に表示されるものではない。具体的には、本実施例において、図24(a)に示すように、大当り回数を第1特別図柄特定遊技状態発生回数表示部である領域36g’に表示する制御を行う。
また、表示制御手段である表示制御部32b’は、遊技機種別設定手段(制御部32’)により対応する遊技機が第1の遊技機(パチンコ機10)であると設定されたときに、特定遊技状態発生回数集計手段(制御部32’)により集計された全特定遊技状態の発生回数(大当り回数(全体))を第1特別図柄特定遊技状態発生回数表示部(領域36g’)又は第2特別図柄特定遊技状態発生回数表示部(領域36h’)のいずれか一方に表示する制御を行う。
また、表示制御手段である表示制御部32b’は、遊技機種別設定手段(制御部32’)により対応する遊技機が前記第1の遊技機(パチンコ機10)であると設定されたときに、可変表示総回数集計手段(制御部32’)により集計された第1可変表示総回数(総スタート回数(A))を第1可変表示総回数表示部(領域36e’)に表示すると共に、可変表示総回数集計手段(制御部32’)により集計された第2可変表示総回数(総スタート回数(B))を第2可変表示総回数表示部(領域36f’)に表示する制御を行う一方、遊技機種別設定手段(制御部32’)により対応する遊技機が前記第2の遊技機(従来のパチンコ機10a)であると設定されたときに、可変表示総回数集計手段(制御部32’)により集計された可変表示総回数を第1可変表示総回数表示部(領域36e’)又は第2可変表示総回数表示部(領域36f’)のいずれか一方に表示する制御を行う。具体的には、本実施例において、図23(b)や図24(b)に示すように、総スタート回数を第1可変表示総回数表示部である領域36e’に表示する制御を行う。
また、表示制御手段である表示制御部32b’は、遊技機種別設定手段(制御部32’)により対応する遊技機が第1の遊技機(パチンコ機10)であると設定されたときに、平均可変表示回数算出手段(制御部32’)により算出された平均第1可変表示回数(TS(A)平均値)を平均第1可変表示回数表示部(領域36e’)に表示すると共に、平均可変表示回数算出手段(制御部32’)により算出された平均第2可変表示回数(TS(B)平均値)を平均第2可変表示回数表示部(領域36f’)に表示する制御を行う一方、遊技機種別設定手段(制御部32’)により対応する遊技機が第2の遊技機(従来のパチンコ機10a)であると設定されたときに、平均可変表示回数算出手段(制御部32’)により算出された平均可変表示回数(TS平均値)を平均第1可変表示回数表示部(領域36e’)又は平均第2可変表示回数表示部(領域36f’)のいずれか一方に表示する制御を行う。具体的には、本実施例において、図23(c)や図24(c)に示すように、TS平均値を平均第1可変表示回数表示部である領域36e’に表示する制御を行う。
LEDディスプレイ40’は、特定遊技状態発生履歴表示手段の一例であって、第1実施形態におけるディスプレイ36と同様に、前記状態特定手段(制御部32’)による特定結果に基づいて、前記第1の状態における特定遊技状態と、前記第2の状態における特定遊技状態と、前記第3の状態における特定遊技状態とを識別可能な態様で、前記特定遊技状態発生履歴集計手段により集計された特定遊技状態の発生履歴を表示するものである。具体的には、図15に示すように、大当り履歴DBの記憶内容に基づいて、該記憶されている各大当りの履歴について、対応するスタート回数に応じてブロック(□)を表示すると共に、各大当りの種別、即ち当該大当りが通常確変大当りであるか、突然確変大当りであるか、あるいは非確変大当りであるかを、ブロックの色分け(あるいは模様による識別)により識別可能な態様で表示するものである。例えば、1回前の大当りの履歴として、ブロックが縦に2個表示されているのであればスタート回数が101〜200の間に当該大当りが発生したことを把握することができる。そしてこのブロックが青(例えば通常確変大当りを赤,突然確変大当りを青,非確変大当りを無色としておく)であることによって、1回前の大当りが突然確変大当りであることを認識することができる。このLEDディスプレイ40’は、例えばドットマトリクス式のLEDディスプレイである。
なお、LEDディスプレイ40’における上記大当りの発生履歴の表示はデータ3選択ボタン39’の操作(ここでは第1実施形態のデータ選択ボタン39と異なり一定時間押す必要はなく、1回押す操作となる)により行われ、第1実施形態においてディスプレイ36に表示された画面と同様の画面が表示される(図15)。しかし、これに限らず、大当りの発生履歴を常時表示するようにしても良い。
次に図20〜図24を用いて、第1の認識手法を行う第2実施形態の遊技用装置及び遊技用システムの作用について説明する。
まず、遊技機と第1の遊技用装置である呼出ランプ装置30’とからなる遊技用システム1’における表示処理について説明する。なお、メイン集計処理,遊技関連情報集計処理等の集計処理については第1実施形態と同様であり、説明を省略する。
まず、パチンコ機10と第1の遊技用装置である呼出ランプ装置30’とからなる遊技用システム1’における表示処理について説明する。
図20(a)には、本第2実施形態の第1の遊技用装置である呼出ランプ装置30’がパチンコ機10と接続されている場合(第1の遊技機と設定された場合)におけるディスプレイ36’の表示画面を示す。通常の状態(初期画面)では、図20(a)に示すように、画面左側から、領域36A’の「スタート」と領域36a’の「(A)」が点灯され、これらに対応する(下方の)領域36e’には遊技関連情報DBにおけるTS(A)が表示されている。これにより、領域36e’に表示される値がTS(A)であることを認識できる。また、領域36B’の「スタート」と領域36b’の「(B)」が点灯され、これらに対応する(下方の)領域36f’には遊技関連情報DBにおけるTS(B)が表示されている。これにより領域36f’の値がTS(B)であることを認識できる。また、領域36C’の「大当り」と領域36c’の「(A)」が点灯され、これらに対応する(下方の)領域36g’には集計情報DBにおける大当り回数集計値(A)が表示されている。さらに、領域36D’の「大当り」と領域36d’の「(B)」が点灯され、これらに対応する(下方の)領域36h’には集計情報DBにおける大当り回数集計値(B)が表示されている。この第2実施形態のディスプレイ36’では全て本日のデータが表示されるものとする。なお、前述したように、領域36A’〜36D’,領域36a’〜36d’はそれぞれ、LEDによって点灯されており、これらについて、オン,オフの制御のみが行われるものとする。
このように、第1特別図柄可変表示装置15Aに対応する大当りの発生回数であり、突然確変大当り回数が含まれない大当り回数集計値(A)と、第2特別図柄可変表示装置15Bに対応する大当りの発生回数であり、突然確変大当り回数が含まれない大当り回数集計値(B)を、台選びの情報として遊技者に提供することができる。
この状態(図20(a))で、ディスプレイ36’右側の上に位置するデータ1選択ボタン37’を操作すると、図20(b)に示すように、遊技関連情報DBに記憶されている本日の、総スタート回数(A),総スタート回数(B)が、それぞれ、領域36e’,36f’に表示される。この際に、「本日総数」と記された横に位置するLEDが点灯することで各々が総スタート回数(A),総スタート回数(B)であることを示すものである。なお、領域36g’,36h’,領域36A’〜36D’,及び領域36a’〜36d’の表示は図20(a)のままである。
この状態で、データ1選択ボタン37’を再度操作すると、図20(c)に示すように、遊技関連情報DBに記憶されている本日の、TS(A)平均値,TS(B)平均値が、それぞれ、領域36e’,36f’に表示される。この際に、「平均」と記された横に位置するLEDが点灯することで各々がTS(A)平均値,TS(B)平均値であることを示すものである。なお、領域36g’,36h’,領域36A’〜36D’,及び領域36a’〜36d’の表示は図20(a)のままである。
この状態で、データ1選択ボタン37’を再度操作すると、図20(d)に示すように、集計情報DBに記憶されている本日の、通常確変回数(A),通常確変回数(B)が、それぞれ領域36g’,36h’に表示される。この際に、「確変」と記された横に位置するLEDが点灯し、「突然確変含む」と記された横に位置するLEDが点灯しないことで、各々が第1特別図柄可変表示装置15Aに対応する通常確変大当りの発生回数である通常確変回数(A)と、第2特別図柄可変表示装置15Bに対応する通常確変大当りの発生回数である通常確変回数(B)であることを示すものである。なお、領域36A’〜36D’,及び領域36a’〜36d’の表示は図20(a)のままであり、領域36e’,36f’の表示は図20(a)の状態に戻る。さらにこの状態でデータ1選択ボタン37’を操作すると、図21(e)に示す画面に移る。
図21(e)の状態では、遊技関連情報DBに記憶されているTS(全体),集計情報DBに記憶されている大当り回数集計値(全体)が、それぞれ領域36e’,36g’に表示される。この際、領域36A’の「スタート」と、領域36C’の「大当り」が点灯される一方、領域36B’,36D’と領域36a’〜36d’のLEDは消灯され、かつ「AB全体」と記された横に位置するLEDが点灯することで領域36e’,領域36g’の各々がTS(全体),大当り回数集計値(全体)であることを示すものである。
このように、第1特定遊技状態(通常確変大当り,非確変大当り)及び第2特定遊技状態(突然確変大当り)共に同一の信号入力部(通信部31に接続される大当り1信号線)に同形態の信号(大当り状態の期間中に出力される大当り1信号)が入力される場合にも、第2特定遊技状態の発生回数を除外した大当りの発生回数を集計して表示手段により表示できる。即ち、本日の大当りの発生回数であり、出玉の殆ど得られない突然確変大当りを除外した大当り回数集計値(全体)が集計されてディスプレイ36’の領域36g’に表示されることになる。ここで遊技者が該大当り回数を台選びの判断材料とするのは、大当りが出玉に直結するからであるが、従来の遊技用装置では、出玉の殆ど得られない突然確変大当りが大当り回数に含まれて集計,表示されるため、遊技者に台選びの有効な判断材料を提供することができないところ、本発明に係る遊技用装置では、突然確変大当りが大当り回数から除外されて集計,表示されるので、遊技者に台選びの有効な判断材料を提供することができる。
この状態で、データ1選択ボタン37’を操作すると、図21(f)に示すように、遊技関連情報DBに記憶されている総スタート回数(全体)が、領域36e’に表示される。この際、「AB全体」と記された横に位置するLEDと、「本日総数」と記された横に位置するLEDが点灯することで、総スタート回数(全体)であることを示すものである。なお、領域36e’以外の領域については図21(e)のままである。
この状態で、データ1選択ボタン37’を操作すると、図21(g)に示すように、遊技関連情報DBに記憶されているTS(全体)平均値が、領域36e’に表示される。この際、「AB全体」と記された横に位置するLEDと、「平均」と記された横に位置するLEDが点灯することで、TS(全体)平均値であることを示すものである。なお、領域36e’以外の領域については図21(e)のままである。
この状態で、データ1選択ボタン37’を操作すると、図21(h)に示すように、集計情報DBに記憶されている通常確変回数(全体)が、領域36g’に表示される。この際、「AB全体」と記された横に位置するLEDと、「確変」と記された横に位置するLEDが点灯すると共に、「突然確変含む」と記された横に位置するLEDが点灯しないことで、通常確変大当りの発生回数である通常確変回数であることを示すものである。なお、領域36e’の表示は図20(a)の状態(即ちTS(全体))に戻る。これら以外の領域については図21(g)のままである。さらに、図21(h)の状態でデータ1選択ボタン37’を操作すると図20(a)に戻る。
また、この図20(a)の状態で、データ選択2ボタン38’を操作すると、図22(a)に示すように、画面左側から、領域36A’の「スタート」と領域36a’の「(A)」が点灯され、これらに対応する(下方の)領域36e’には遊技関連情報DBにおけるTS(A)が表示されている。これにより、領域36e’に表示される値がTS(A)であることを認識できる。また、領域36B’の「スタート」と領域36b’の「(B)」が点灯され、これらに対応する(下方の)領域36f’には遊技関連情報DBにおけるTS(B)が表示されている。これにより領域36f’の値がTS(B)であることを認識できる。また、領域36C’の「大当り」と領域36c’の「(A)」が点灯され、これらに対応する(下方の)領域36g’には遊技関連情報DBにおける大当り回数(A)が表示されている。これにより領域36g’の値が大当り回数(A)であることを認識できる。さらに、領域36D’の「大当り」と領域36d’の「(B)」が点灯され、これらに対応する(下方の)領域36h’には遊技関連情報DBにおける大当り回数(B)が表示されている。これにより、領域36h’の値が大当り回数(B)であることを認識できる。なお、ここでは「突然確変含む」と記された横のLEDが点灯されることにより、遊技者は、36g’に表示されている値が、第1特別図柄可変表示装置15Aに対応する大当りの発生回数であり、突然確変大当り回数が含まれることを認識することができる。また、36h’に表示されている値が、第2特別図柄可変表示装置15Bに対応する大当りの発生回数であり、突然確変大当り回数が含まれることを認識することができる。
このように、呼出ランプ装置30’が第1特別図柄可変表示装置15A及び第2特別図柄可変表示装置15Bを備える第1の遊技機(パチンコ機10)に対応して設置された場合には、第1特別図柄可変表示装置15Aに対応するTS(A)を領域36e’に表示し、第2特別図柄可変表示装置15Bに対応するTS(B)を領域36f’に表示するので、遊技者に台選びの有効な判断材料を提供できる。また、第1特別図柄可変表示装置15Aに対応する大当り回数(A)を領域36g’に表示し、第2特別図柄可変表示装置15Bに対応する大当り回数(B)を領域36h’に表示するので、遊技者の遊技の継続に資すことができる。
この状態(図22(a))で、ディスプレイ36’右側の下に位置するデータ2選択ボタン38’を操作すると、図22(b)に示すように、遊技関連情報DBに記憶されている本日の、総スタート回数(A),総スタート回数(B)が、それぞれ、領域36e’,36f’に表示される。この際に、「本日総数」と記された横に位置するLEDが点灯することで各々が総スタート回数(A),総スタート回数(B)であることを示すものである。なお、領域36g’,36h’,領域36A’〜36D’,及び領域36a’〜36d’の表示は図22(a)のままである。
このように、呼出ランプ装置30’が第1特別図柄可変表示装置15A及び第2特別図柄可変表示装置15Bを備える第1の遊技機(パチンコ機10)に対応して設置された場合には、第1特別図柄可変表示装置15Aに対応する総スタート回数(A)を領域36e’に表示し、第2特別図柄可変表示装置15Bに対応する総スタート回数(B)を領域36f’に表示するので、遊技者に台選びの有効な判断材料を提供できる。また、これらの表示は、遊技者が総スタート回数の少ない方(あるいは多い方)の始動入賞口を狙って遊技を行う際にも役立つ。
この状態で、データ2選択ボタン38’を再度操作すると、図22(c)に示すように、遊技関連情報DBに記憶されている本日の、TS(A)平均値,TS(B)平均値が、それぞれ、領域36e’,36f’に表示される。この際に、「平均」と記された横に位置するLEDが点灯することで各々がTS(A)平均値,TS(B)平均値であることを示すものである。なお、領域36g’,36h’,領域36A’〜36D’,及び領域36a’〜36d’の表示は図22(a)のままである。
このように、呼出ランプ装置30’が第1特別図柄可変表示装置15A及び第2特別図柄可変表示装置15Bを備える第1の遊技機(パチンコ機10)に対応して設置された場合には、第1特別図柄可変表示装置15Aに対応するTS(A)平均値を領域36e’に表示し、第2特別図柄可変表示装置15Bに対応するTS(B)平均値を領域36f’に表示するので、遊技者に台選びの有効な判断材料を提供できる。また、これらの表示は、遊技者がTS平均値の小さい方(あるいは大きい方)の始動入賞口を狙って遊技を行う際にも役立つ。
この状態で、データ2選択ボタン38’を再度操作すると、図22(d)に示すように、遊技関連情報DBに記憶されている本日の、確変回数(A),確変回数(B)が、それぞれ領域36g’,36h’に表示される。この際に、「確変」と記された横に位置するLEDが点灯することで各々が確変回数(A),確変回数(B)であることを示すものである。なお、ここでは「突然確変含む」と記された横のLEDが点灯されていることにより、各々が、第1特別図柄可変表示装置15Aに対応する突然確変大当りを含む確変大当りの発生回数,第2特別図柄可変表示装置15Bに対応する突然確変大当りを含む確変大当りの発生回数であることを認識することができる。なお、領域36A’〜36D’,及び領域36a’〜36d’の表示は図22(a)のままであり、領域36e’,36f’の表示は図22(a)の状態に戻る。
さらにこの状態でデータ2選択ボタン38’を操作すると、図22(e)に示すように、遊技関連情報DBに記憶されているTS(全体),大当り回数(全体)が、それぞれ領域36e’,36g’に表示される。この際、領域36A’の「スタート」と、領域36C’の「大当り」が点灯される一方、領域36B’,36D’と領域36a’〜36d’のLEDは消灯され、かつ「AB全体」と記された横に位置するLEDが点灯することで領域36e’,領域36g’の各々がTS(全体),大当り回数(全体)であることを示すものである。
このように、呼出ランプ装置30’が第1特別図柄可変表示装置15A及び第2特別図柄可変表示装置15Bを備える第1の遊技機(パチンコ機10)に対応して設置された場合には、TS(全体)を領域36e’に表示するので、遊技者に台選びの有効な判断材料を提供できる。また大当り回数(全体)を領域36g’に表示するので、遊技者に台選びの有効な判断材料を提供できる。
この状態で、データ2選択ボタン38’を操作すると、図22(f)に示すように、遊技関連情報DBに記憶されている総スタート回数(全体)が、領域36e’に表示される。この際、「AB全体」と記された横に位置するLEDと、「本日総数」と記された横に位置するLEDが点灯することで、総スタート回数(全体)であることを示すものである。なお、領域36e’以外の領域については図22(e)のままである。
この状態で、データ2選択ボタン38’を操作すると、図22(g)に示すように、遊技関連情報DBに記憶されているTS(全体)平均値が、領域36e’に表示される。この際、「AB全体」と記された横に位置するLEDと、「平均」と記された横に位置するLEDが点灯することで、TS(全体)平均値であることを示すものである。なお、領域36e’以外の領域については図22(e)のままである。
この状態で、データ2選択ボタン38’を操作すると、図22(h)に示すように、遊技関連情報DBに記憶されている確変回数(全体)が、領域36g’に表示される。この際、「AB全体」と記された横に位置するLEDと、「確変」と記された横に位置するLEDが点灯することで、確変回数(全体)であることを示すものである。なお、領域36e’の表示は図22(e)の状態(即ちTS(全体))に戻る。これら以外の領域については図22(e)のままである。さらに、図22(h)の状態でデータ2選択ボタン38’を操作すると図20(a)に戻る。なお、図22(h)では、「突然確変含む」と記された横のLEDが点灯されることにより、突然確変大当りを含む確変大当りの発生回数であることを認識することができる。
このように、呼出ランプ装置30’によって、データ1選択ボタン37’やデータ2選択ボタン38’を操作することで、TS(全体)を、TS(A)の表示部(領域36e’)に表示させることができ、遊技者に台選びのさらなる判断材料を提供することができる。例えば、TS(全体)が少ない遊技機を好む遊技者もいれば、多い遊技機を好む遊技者もいるため重要な判断材料となる。
次に、従来のパチンコ機10aと第1の遊技用装置である呼出ランプ装置30’とからなる遊技用システム1’における表示処理について説明する。
図23(a)に本第2実施形態の第1の遊技用装置である呼出ランプ装置30’が従来のパチンコ機10aと接続されている場合(第2の遊技機と設定された場合)におけるディスプレイ36’の表示画面を示す。図23(a)に示すように、画面左側から、領域36A’の「スタート」が点灯され、領域36a’の「(A)」が消灯され、これらに対応する(下方の)領域36e’には遊技関連情報DBにおけるTSが表示されている。これにより、領域36e’に表示される値がTSであることを認識できる。なお、第1の遊技機であると設定された場合(図20,図22)と異なり、領域36a’の「(A)」が消灯された状態となるため、第2の遊技機が備える1つのみの特別図柄可変表示装置における「TS(いわゆるスタート回数)」として遊技者はこれを容易に認識できる。また、領域36B’と領域36b’が消灯され、これらに対応する(下方の)領域36f’も消灯される。また、領域36C’の「大当り」が点灯され、領域36c’の「(A)」が消灯され、これらに対応する(下方の)領域36g’には集計情報DBにおける大当り回数集計値が表示されている。なお、第1の遊技機であると設定された場合(図20,図22)と異なり、領域36c’の「(B)」が消灯された状態となるため、第2の遊技機が備える1つのみの特別図柄可変表示装置における「大当り回数」として遊技者はこれを容易に認識できる。さらに、領域36D’の「大当り」と領域36d’の「(B)」が消灯され、これらに対応する(下方の)領域36h’も消灯される。
このように、第1特定遊技状態(通常確変大当り,非確変大当り)及び第2特定遊技状態(突然確変大当り)共に同一の信号入力部(通信部31に接続される大当り1信号線)に同形態の信号(大当り状態の期間中に出力される大当り1信号)が入力される場合にも、第2特定遊技状態の発生回数を除外した大当りの発生回数を集計して表示手段により表示できる。即ち、本日の大当りの発生回数であり、出玉の殆ど得られない突然確変大当りを除外した大当り回数集計値が集計されてディスプレイ36’の領域36g’に表示されることになる。ここで遊技者が該大当り回数を台選びの判断材料とするのは、大当りが出玉に直結するからであるが、従来の遊技用装置では、出玉の殆ど得られない突然確変大当りが大当り回数に含まれて集計,表示されるため、遊技者に台選びの有効な判断材料を提供することができないところ、本発明に係る遊技用装置では、突然確変大当りが大当り回数から除外されて集計,表示されるので、遊技者に台選びの有効な判断材料を提供することができる。
この画面においてデータ1選択ボタン37’が操作されると、図23(b)に示すように総スタート回数が領域36e’に表示され、遊技者は本日の総スタート回数を見ることができる。これ以外の領域は図23(a)のままである。
また、図23(b)の状態でデータ1選択ボタン37’を操作すると、図23(c)に示すように、領域36e’にTS平均値が表示され、遊技者は本日のTS平均値を見ることができる。これ以外の領域は図23(a)のままである。
さらに、図23(c)の状態でデータ1選択ボタン37’を操作すると、図23(d)に示すように、領域36g’に集計情報DBにおける通常確変回数が表示され、遊技者は本日の通常確変大当りの発生回数を見ることができる。なお、領域36e’の表示は図23(a)の表示(即ちTS)に戻り、これら以外の領域は図23(a)のままである。なお、図23(d)の状態でデータ1選択ボタン37’を操作すると、図23(a)に戻る。
また、この図23(a)の状態で、データ選択2ボタン38’を操作すると、図24(a)に示すように、画面左側から、領域36A’の「スタート」が点灯され、領域36a’の「(A)」が消灯され、これらに対応する(下方の)領域36e’には遊技関連情報DBにおけるTSが表示されている。これにより、領域36e’に表示される値がTSであることを認識できる。なお、第1の遊技機であると設定された場合(図20,図22)と異なり、領域36a’の「(A)」が消灯された状態となるため、第2の遊技機が備える1つのみの特別図柄可変表示装置における「TS(いわゆるスタート回数)」として遊技者はこれを容易に認識できる。また、領域36B’と領域36b’が消灯され、これらに対応する(下方の)領域36f’も消灯される。また、領域36C’の「大当り」が点灯され、領域36c’の「(A)」が消灯され、これらに対応する(下方の)領域36g’には遊技関連情報DBにおける大当り回数が表示されている。なお、第1の遊技機であると設定された場合(図20,図22)と異なり、領域36c’の「(B)」が消灯された状態となるため、第2の遊技機が備える1つのみの特別図柄可変表示装置における「大当り回数」として遊技者はこれを容易に認識できる。さらに、領域36D’の「大当り」と領域36d’の「(B)」が消灯され、これらに対応する(下方の)領域36h’も消灯される。なお、ここでは「突然確変含む」と記された横のLEDが点灯されることにより、遊技者は、領域36g’に表示されている値に、突然確変大当りの発生回数が含まれることを認識することができる。
この画面においてデータ2選択ボタン38’が操作されると、図24(b)に示すように総スタート回数が領域36e’に表示され、遊技者は本日の総スタート回数を見ることができる。これ以外の領域は図24(a)のままである。
このように、遊技機が第2の遊技機(従来のパチンコ機10a)であると設定されたときに、総スタート回数を領域36e’に表示するので、遊技者に台選びのさらなる判断材料を提供することができる。例えば、総スタート回数の多い遊技機を好んで選ぶ遊技者もいれば、総スタート回数の少ない遊技機を好んで選ぶ遊技者もいるため重要な判断材料となる。
また、図24(b)の状態でデータ2選択ボタン38’を操作すると、図24(c)に示すように、領域36e’にTS平均値が表示され、遊技者は本日のTS平均値を見ることができる。これ以外の領域は図24(a)のままである。
このように、遊技機が第2の遊技機(従来のパチンコ機10a)であると設定されたときに、TS平均値を領域36e’に表示するので、遊技者に台選びのさらなる判断材料を提供することができる。例えば、総スタート回数の多い遊技機を好んで選ぶ遊技者もいれば、総スタート回数の少ない遊技機を好んで選ぶ遊技者もいるため重要な判断材料となる。
さらに、図24(c)の状態でデータ2選択ボタン38’を操作すると、図24(d)に示すように、領域36g’に確変回数が表示され、遊技者は本日の確変回数を見ることができる。なお、領域36e’の表示は図24(a)の表示(即ちTS)に戻り、これら以外の領域は図24(a)のままである。なお、図24(d)の状態でデータ2選択ボタン38’を操作すると、図24(a)に戻る。
このように、呼出ランプ装置30’が1つの特別図柄可変表示装置15のみを備える第2の遊技機(従来のパチンコ機10a)に対応して設置された場合にも、1つの特別図柄可変表示装置15に対応するTSを領域36e’に表示し、大当り回数を領域36g’に表示するので、呼出ランプ装置30’により第1の遊技機と第2の遊技機のいずれの遊技機にも対応することができ、遊技機に応じて呼出ランプ装置30’を入れ替える必要がないため、遊技場の入替コスト負担を回避できる。また、2つの可変表示手段各々に対応するために点灯する領域36B’,36D’,36a’〜36d’は点灯されず、同じく領域36f’,36h’には表示が行われないため、第2の遊技機で遊技を行う遊技者の理解し易い表示となり、これによっても遊技場側では遊技機に応じて遊技用装置を入れ替える必要がないため、遊技場の入替コスト負担を回避できる。
次に、遊技機と第2の遊技用装置である呼出ランプ装置30’とからなる遊技用システム1’における表示処理について説明する。なお、メイン集計処理,遊技関連情報集計処理等の集計処理については第1実施形態と同様であり、説明を省略する。また、第2の遊技用装置が第1の集計処理を行うよう設定されている場合の表示処理は、第1の遊技用装置と同様であるため説明を省略する。以下では、第2の遊技用装置が第2の集計処理を行うよう設定されている場合について説明する。
まず、パチンコ機10と第2の遊技用装置(前述したように第2の集計処理が設定されている遊技用装置)である呼出ランプ装置30’とからなる遊技用システム1’における表示処理について説明する。
第2の遊技用装置においては、第1の遊技用装置と同様に、図20(a)に示す態様の表示画面となる。通常の状態(初期画面)では、図20(a)に示すように、画面左側から、領域36A’の「スタート」と領域36a’の「(A)」が点灯され、これらに対応する(下方の)領域36e’には遊技関連情報DBにおけるTS(A)が表示されている。これにより、領域36e’に表示される値がTS(A)であることを認識できる。また、領域36B’の「スタート」と領域36b’の「(B)」が点灯され、これらに対応する(下方の)領域36f’には遊技関連情報DBにおけるTS(B)が表示されている。これにより領域36f’の値がTS(B)であることを認識できる。また、領域36C’の「大当り」と領域36c’の「(A)」が点灯され、これらに対応する(下方の)領域36g’には集計情報DBにおける大当り回数集計値(A)が表示されている。さらに、領域36D’の「大当り」と領域36d’の「(B)」が点灯され、これらに対応する(下方の)領域36h’には集計情報DBにおける大当り回数集計値(B)が表示されている。この第2実施形態のディスプレイ36’では全て本日のデータが表示されるものとする。
ここで、第1の遊技用装置の場合と異なり、第2の集計処理を行うよう設定されている第2の遊技用装置においては、集計情報DBに記憶されている大当り回数集計値(A),大当り回数集計値(B),大当り回数集計値(全体)は、突然確変大当りの発生回数を含んだ回数となっている。なお、データ選択1ボタン37’,データ選択2ボタン38’,データ選択3ボタン39’が操作された場合の作用は第1の遊技用装置と同様である。
このように、第2の集計処理を行うよう設定されたときには、出玉の殆ど得られない突然確変大当りの発生回数を含めた大当りの発生回数が大当り回数集計値(全体)として集計されて表示手段により表示されるので、遊技場側の事情(大当り回数を多い様に見せたい場合等)に応じて、突然確変大当りの発生回数を含めた大当りの発生回数を集計,表示することも可能となる。
次に、従来のパチンコ機10aと第2の遊技用装置(前述したように第2の集計処理が設定されている遊技用装置)である呼出ランプ装置30’とからなる遊技用システム1’における表示処理について説明する。
第1の遊技用装置と同様に、図23(a)に示すように、画面左側から、領域36A’の「スタート」が点灯され、領域36a’の「(A)」が消灯され、これらに対応する(下方の)領域36e’には遊技関連情報DBにおけるTSが表示されている。これにより、領域36e’に表示される値がTSであることを認識できる。なお、第1の遊技機であると設定された場合(図20,図22)と異なり、領域36a’の「(A)」が消灯された状態となるため、第2の遊技機が備える1つのみの特別図柄可変表示装置における「TS(いわゆるスタート回数)」として遊技者はこれを容易に認識できる。また、領域36B’と領域36b’が消灯され、これらに対応する(下方の)領域36f’も消灯される。また、領域36C’の「大当り」が点灯され、領域36c’の「(A)」が消灯され、これらに対応する(下方の)領域36g’には集計情報DBにおける大当り回数集計値が表示されている。なお、第1の遊技機であると設定された場合(図20,図22)と異なり、領域36c’の「(B)」が消灯された状態となるため、第2の遊技機が備える1つのみの特別図柄可変表示装置における「大当り回数」として遊技者はこれを容易に認識できる。さらに、領域36D’の「大当り」と領域36d’の「(B)」が消灯され、これらに対応する(下方の)領域36h’も消灯される。
ここで、第1の遊技用装置の場合と異なり、第2の集計処理を行うよう設定されている第2の遊技用装置においては、集計情報DBに記憶されている大当り回数集計値は、突然確変大当りの発生回数を含んだ回数となっている。なお、データ選択1ボタン37’,データ選択2ボタン38’,データ選択3ボタン39’が操作された場合の作用は第1の遊技用装置と同様である。
このように、出玉の殆ど得られない突然確変大当りの発生回数を含めた大当りの発生回数が大当り回数集計値として集計されてディスプレイ36’の領域36g’に表示されるので、遊技場側の事情(大当り回数を多い様に見せたい場合等)に応じて、突然確変大当りの発生回数を含めた大当りの発生回数を集計,表示することも可能となる。
次に、遊技機と第3の遊技用装置である呼出ランプ装置30’とからなる遊技用システム1’における表示処理について説明する。なお、メイン集計処理,遊技関連情報集計処理等の集計処理については第1実施形態と同様であり、説明を省略する。なお、この第3の遊技用装置については、図20(a)に示すように、ディスプレイ36’の下方に、「突然確変」と記されており、その左横に対応するLEDが設けられている。
まず、パチンコ機10と第3の遊技用装置である呼出ランプ装置30’とからなる遊技用システム1’における表示処理について説明する。
第3の遊技用装置においては、第1の遊技用装置と同様に、図20(a)に示す態様の表示画面となる。通常の状態(初期画面)では、図20(a)に示すように、画面左側から、領域36A’の「スタート」と領域36a’の「(A)」が点灯され、これらに対応する(下方の)領域36e’には遊技関連情報DBにおけるTS(A)が表示されている。これにより、領域36e’に表示される値がTS(A)であることを認識できる。また、領域36B’の「スタート」と領域36b’の「(B)」が点灯され、これらに対応する(下方の)領域36f’には遊技関連情報DBにおけるTS(B)が表示されている。これにより領域36f’の値がTS(B)であることを認識できる。また、領域36C’の「大当り」と領域36c’の「(A)」が点灯され、これらに対応する(下方の)領域36g’には集計情報DBにおける大当り回数集計値(A)が表示されている。さらに、領域36D’の「大当り」と領域36d’の「(B)」が点灯され、これらに対応する(下方の)領域36h’には集計情報DBにおける大当り回数集計値(B)が表示されている。この第2実施形態のディスプレイ36’では全て本日のデータが表示されるものとする。
ここで、データ選択1ボタン37’,データ選択2ボタン38’が操作された場合の作用について、第1の遊技用装置と異なる点について説明する。
図21(h)の状態において、データ1選択ボタン37’を操作すると、図20(a)に戻ることなく、図21(i)の状態となる。ここでは、画面左側から、領域36A’の「スタート」と領域36a’の「(A)」が点灯され、これらに対応する(下方の)領域36e’には遊技関連情報DBにおけるTS(A)が表示されている。これにより、領域36e’に表示される値がTS(A)であることを認識できる。また、領域36B’の「スタート」と領域36b’の「(B)」が点灯され、これらに対応する(下方の)領域36f’には遊技関連情報DBにおけるTS(B)が表示されている。これにより領域36f’の値がTS(B)であることを認識できる。また、領域36C’の「大当り」と領域36c’の「(A)」が点灯され、これらに対応する(下方の)領域36g’には集計情報DBにおける突然確変回数(A)が表示されている。さらに、領域36D’の「大当り」と領域36d’の「(B)」が点灯され、これらに対応する(下方の)領域36h’には集計情報DBにおける突然確変回数(B)が表示されている。
ここで、「突然確変」と記された横のLEDが点灯しているので、領域36g’に表示されている値が、第1特別図柄可変表示装置15Aに対応する突然確変大当りの発生回数であることを認識することができる。また、領域36h’に表示されている値が、第2特別図柄可変表示装置15Bに対応する突然確変大当りの発生回数であることを認識することができる。
また、図21(i)の状態において、データ1選択ボタン37’を操作すると、図20(a)に戻ることなく、図21(j)に示す状態となる。ここでは、遊技関連情報DBに記憶されているTS(全体),集計情報DBに記憶されている突然確変回数(全体)が、それぞれ領域36e’,36g’に表示される。この際、領域36A’の「スタート」と、領域36C’の「大当り」が点灯される一方、領域36B’,36D’と領域36a’〜36d’のLEDは消灯され、かつ「AB全体」と記された横に位置するLEDが点灯する。さらに、「突然確変」と記された横のLEDが点灯しているので、領域36g’に表示されている値が、突然確変大当りの発生回数であることを認識することができる。
次に、従来のパチンコ機10aと第3の遊技用装置である呼出ランプ装置30’とからなる遊技用システム1’における表示処理について説明する。
第1の遊技用装置と同様に、図23(a)に示すように、画面左側から、領域36A’の「スタート」が点灯され、領域36a’の「(A)」が消灯され、これらに対応する(下方の)領域36e’には遊技関連情報DBにおけるTSが表示されている。これにより、領域36e’に表示される値がTSであることを認識できる。なお、第1の遊技機であると設定された場合(図20,図22)と異なり、領域36a’の「(A)」が消灯された状態となるため、第2の遊技機が備える1つのみの特別図柄可変表示装置における「TS(いわゆるスタート回数)」として遊技者はこれを容易に認識できる。また、領域36B’と領域36b’が消灯され、これらに対応する(下方の)領域36f’も消灯される。また、領域36C’の「大当り」が点灯され、領域36c’の「(A)」が消灯され、これらに対応する(下方の)領域36g’には集計情報DBにおける大当り回数集計値が表示されている。なお、第1の遊技機であると設定された場合(図20,図22)と異なり、領域36c’の「(B)」が消灯された状態となるため、第2の遊技機が備える1つのみの特別図柄可変表示装置における「大当り回数」として遊技者はこれを容易に認識できる。さらに、領域36D’の「大当り」と領域36d’の「(B)」が消灯され、これらに対応する(下方の)領域36h’も消灯される。
ここで、データ選択1ボタン37’,データ選択2ボタン38’,データ選択3ボタン39’が操作された場合の作用について、第1の遊技用装置と異なる点について説明する。
図23(d)の状態において、データ1選択ボタン37’を操作すると、図23(a)に戻ることなく、図23(e)に示す状態となる。このとき、領域36g’に集計情報DBにおける突然確変回数が表示され、遊技者は本日の突然確変大当りの発生回数を見ることができる。なお、領域36e’の表示は図23(a)の表示(即ちTS)に戻り、これら以外の領域は図23(a)のままである。なお、図23(e)の状態でデータ1選択ボタン37’を操作すると、図23(a)に戻る。
[3.第2の認識手法を行う遊技用装置及び遊技用システム]
次に、第2の認識手法を行う第1実施形態に係る遊技用装置である呼出ランプ装置30及び遊技用システム1,並びに第2の認識手法を行う第2実施形態に係る遊技用装置である呼出ランプ装置30’及び遊技用システム1’について説明する。なおパチンコ機10及び従来のパチンコ機10aについては第1実施形態及び第2実施形態と同様であり、説明を省略する。また遊技用装置である呼出ランプ装置30,30’は、第1実施形態及び第2実施形態と同様に、第1の遊技用装置,第2の遊技用装置,及び第3の遊技用装置がある。まず以下に概要を説明する。
第1の遊技用装置は、後述する計時手段による計時時間が閾値時間(例えば5秒)になった時点において特定遊技状態期間特定情報(大当り1信号)を受信中であることに基づいて、第1特定遊技状態の発生回数(図25における大当り回数集計値(全体),又は図26における大当り回数集計値)を加算更新する一方、計時手段による計時時間が閾値時間になった時点において特定遊技状態期間特定情報を受信中でないことに基づいて、第1特定遊技状態の発生回数を加算更新しないことにより第1特定遊技状態の発生回数を集計する集計手段(制御部32,32’)を備え、該集計した第1特定遊技状態の発生回数を表示手段(ディスプレイ36,36’)に表示するものである。
第2の遊技用装置は、後述する計時手段による計時時間が閾値時間(例えば5秒)になった時点において特定遊技状態期間特定情報(大当り1信号)を受信中であることに基づいて、第1特定遊技状態の発生回数(図25における大当り回数集計値(全体),又は図26における大当り回数集計値)を加算更新する一方、計時手段による計時時間が閾値時間になった時点において特定遊技状態期間特定情報を受信中でないことに基づいて、第1特定遊技状態の発生回数を加算更新しないことにより第1特定遊技状態の発生回数を集計する第1の集計処理と、前記特定遊技状態期間特定情報を受信したことに基づいて、第1特定遊技状態の発生回数と第2特定遊技状態の発生回数との合算値である特定遊技状態発生回数を加算更新することにより特定遊技状態発生回数を集計する第2の集計処理とを行う集計手段(制御部32,32’)を備える。さらに第1の集計処理及び第2の集計処理のいずれを行うかを設定する集計処理設定手段(制御部32,32’)を備えており、集計手段は該設定に応じた集計処理を行い、該集計した第1特定遊技状態の発生回数又は特定遊技状態発生回数を表示手段(ディスプレイ36,36’)に表示するものである。
第3の遊技用装置は、後述する計時手段による計時時間が閾値時間(例えば5秒)になった時点において特定遊技状態期間特定情報(大当り1信号)を受信中であることに基づいて、第1特定遊技状態の発生回数(図25における大当り回数集計値(全体),又は図26における大当り回数集計値)を加算更新する一方、計時手段による計時時間が閾値時間になった時点において特定遊技状態期間特定情報を受信中でないことに基づいて、第1特定遊技状態の発生回数を加算更新しないことにより第1特定遊技状態の発生回数を集計する第1の集計手段(制御部32,32’)を備えると共に、計時手段による計時時間が閾値時間(例えば5秒)になった時点において特定遊技状態期間特定情報(大当り1信号)を受信中でないことに基づいて、第2特定遊技状態の発生回数(図25における突然確変回数(全体)又は図26における突然確変回数)を加算更新することにより第2特定遊技状態の発生回数を集計する第2の集計手段(制御部32,32’)を備え、第1の集計手段により集計された第1特定遊技状態の発生回数と、第2の集計手段により集計された第2特定遊技状態の発生回数を表示手段(ディスプレイ36,36’)に表示するものである。
まず最初に、第1の遊技用装置である呼出ランプ装置30,30’について説明する。
第1の遊技用装置である呼出ランプ装置30,30’は、第1の認識手法を行うものと比較して、計時手段を備える点と、集計手段,第1状態発生認識手段,第2状態発生認識手段,及び第3状態発生認識手段としての機能が相違する点のみが異なり、その他の点は同様であるため、異なる点についてのみ説明し、同様の点については説明を省略する。
制御部32,32’は計時手段の一例であって、前記特定遊技状態期間特定情報受信手段による特定遊技状態期間特定情報の受信に応じて計時を開始するものである。具体的には、図5(a’)(b’)に示すように、特定遊技状態期間特定情報である大当り1信号は、大当り状態の間において継続的に出力される状態信号、即ち大当り状態の発生で立ち上がると共に大当り状態の終了で立ち下がる信号であるため、該大当り1信号の立ち上がりを検出したT10,又はT20から、前記タイマによる計時が開始される。
そして前記集計手段として機能する制御部32,32’は、前記計時手段による計時時間が前記閾値時間設定手段により設定した閾値時間(5秒)になった時点において前記特定遊技状態期間特定情報受信手段により特定遊技状態期間特定情報(大当り1信号)を受信中であることに基づいて、第1特定遊技状態(通常確変大当り及び非確変大当り)の発生回数を加算更新する一方、計時手段による計時時間が閾値時間になった時点において前記特定遊技状態期間特定情報受信手段により特定遊技状態期間特定情報を受信中でないことに基づいて、第1特定遊技状態の発生回数を加算更新しないことにより第1特定遊技状態の発生回数を集計するものである。
具体的には、対応する遊技機がパチンコ機10である場合には、計時時間が閾値時間になった時点において大当り1信号を受信中であれば、後述する集計情報DB(図25)に記憶される大当り回数集計値(全体)が加算更新されることとなる。これにより、当該パチンコ機10における大当りの発生回数であり、突然確変大当りの回数を除外した大当り回数集計値(全体)が得られる。なお、特別図柄確定A信号の入力後に、計時時間が閾値時間になった時点において大当り1信号を受信中であることを条件として大当り回数集計値(A)が加算更新される。これにより、第1特別図柄可変表示装置15Aに対応する大当りの発生回数であり、突然確変大当りの回数を除外した大当り回数集計値(A)が得られる。また、特別図柄確定B信号の入力後に、計時時間が閾値時間になった時点において大当り1信号を受信中であることを条件として大当り回数集計値(B)が加算更新される。これにより、第2特別図柄可変表示装置15Bに対応する大当りの発生回数であり、突然確変大当りの回数を除外した大当り回数集計値(B)が得られる。また、対応する遊技機が従来のパチンコ機10aである場合には、計時時間が閾値時間になった時点において大当り1信号を受信中であれば、後述する集計情報DB(図26)に記憶される大当り回数集計値が加算更新されることとなる。これにより、従来のパチンコ機10aにおける大当りの発生回数であり、突然確変大当りの回数を除外した大当り回数集計値が得られる。
また前記第1状態発生認識手段として機能する制御部32,32’は、前記計時手段による計時時間が前記閾値設定手段により設定した閾値時間(5秒)になった時点において前記特定遊技状態期間特定情報受信手段により前記特定遊技状態期間特定情報(大当り1信号)を受信中であり、かつ該特定遊技状態期間特定情報の受信終了後又は受信中において前記第2遊技状態発生情報受信手段により前記第2遊技状態発生情報である確率変動状態発生情報(大当り1信号が出力されていない状態における大当り2信号)を受信したことに基づいて、前記第1の状態が発生したと認識するものである。具体的には、図5(a’)に示すように、T10から計時が開始された計時時間が閾値時間(5秒)になった時点において、大当り1信号を受信中であり(即ち計時が開始される契機となった大当り1信号が未だ立ち下がっておらず)、かつ大当り1信号の受信終了後に大当り2信号を受信している(即ち大当り2信号が立ち下がっていない)ことに基づいて、第1の状態が発生したと認識される。なお、第1の状態が発生したと認識されたことに基づいて、当該状態における大当りの種別として、「通常確変大当り」が大当り履歴DBに記憶される。
また前記第2状態発生認識手段として機能する制御部32,32’は、少なくとも前記計時手段による計時時間が前記閾値設定手段により設定した閾値時間(5秒)になった時点において前記特定遊技状態期間特定情報受信手段により前記特定遊技状態期間特定情報(大当り1信号)を受信中でないことに基づいて、前記第2の状態が発生したと認識するものである。具体的には、図5(b’)に示すように、T20から計時が開始された計時時間が閾値時間(5秒)になった時点において、大当り1信号を受信中でない(即ち計時が開始される契機となった大当り1信号が既に立ち下がっており)ことに基づいて、第2の状態が発生したと認識される。なお、前記計時手段による計時時間が前記閾値設定手段により設定した閾値時間になった時点において前記特定遊技状態期間特定情報受信手段により前記特定遊技状態期間特定情報を受信中でなく、かつ該特定遊技状態期間特定情報の受信終了後又は受信中において前記第2遊技状態発生情報受信手段により前記第2遊技状態発生情報(大当り1信号が出力されていない状態における大当り2信号)を受信した(即ち大当り2信号が立ち下がっていない)ことに基づいて、第2の状態が発生したと認識されるようにしても良い。なお、第2の状態が発生したと認識されたことに基づいて、当該状態における大当りの種別として、「突然確変大当り」が大当り履歴DBに記憶される。
さらに前記第3状態発生認識手段として機能する制御部32,32’は、前記計時手段による計時時間が前記閾値設定手段により設定した閾値時間(5秒)になった時点において前記特定遊技状態期間特定情報受信手段により前記特定遊技状態期間特定情報(大当り1信号)を受信中であり、かつ該特定遊技状態期間特定情報の受信終了後又は受信中において前記第2遊技状態発生情報受信手段により前記第2遊技状態発生情報である確率変動状態発生情報(大当り1信号が出力されていない状態における大当り2信号)を受信しなかったことに基づいて、前記第3の状態が発生したと認識するものである。具体的には、図5(a’)に示すように、T10から計時が開始された計時時間が閾値時間(5秒)になった時点において、大当り1信号を受信中であり(即ち計時が開始される契機となった大当り1信号が未だ立ち下がっておらず)、かつ図示しないが大当り1信号の受信終了後に大当り2信号を受信していない(即ち大当り2信号が立ち下がっている)ことに基づいて、第3の状態が発生したと認識される。なお、第3の状態が発生したと認識されたことに基づいて、当該状態における大当りの種別として、「非確変大当り」が大当り履歴DBに記憶される。
EEPROM33は、前記図6に代えて図25示す集計情報DBを記憶している。この集計情報DBには、計時時間が閾値時間になった時点において大当り1信号を受信中である回数(=大当り回数集計値(A)+大当り回数集計値(B)となる。)が、「大当り回数集計値(全体)」として記憶されており、特別図柄確定A信号入力後に、計時時間が閾値時間になった時点において大当り1信号を受信中である回数が、「大当り回数集計値(A)」として記憶されて、同様に、特別図柄確定B信号入力後に、計時時間が閾値時間になった時点において大当り1信号を受信中である回数が、「大当り回数集計値(B)」として記憶されている。また、計時時間が閾値時間になった時点において大当り1信号を受信中であり、かつ該大当り1信号の受信終了後に大当り2信号が入力状態であった回数(=通常確変回数(A)+通常確変回数(B)となる)が、「通常確変回数(全体)」が記憶されている。また、特別図柄確定A信号入力後に、計時時間が閾値時間になった時点において大当り1信号を受信中であり、かつ該大当り1信号の受信終了後に大当り2信号が入力状態であった回数が、「通常確変回数(A)」として記憶され、同様に、特別図柄確定B信号入力後に、計時時間が閾値時間になった時点において大当り1信号を受信中であり、かつ該大当り1信号の受信終了後に大当り2信号が入力状態であった回数が、「通常確変回数(B)」として記憶されている。なお「突然確変回数(全体)」,「突然確変回数(A)」,「突然確変回数(B)」は、当該第1の遊技用装置においては集計情報DBに記憶されないものとする。
ここで、前記図7に代わる図26に示すように、遊技機が従来のパチンコ機10aである場合には、集計情報DBには、計時時間が閾値時間になった時点において大当り1信号を受信中である回数が「大当り回数集計値」として記憶され、計時時間が閾値時間になった時点において大当り1信号を受信中であり、かつ該大当り1信号の受信終了後に大当り2信号が入力状態であった回数が「通常確変回数」として記憶される。なお「突然確変回数」は、当該第1の遊技用装置においては集計情報DBに記憶されないものとする。
前記遊技機(パチンコ機10,従来のパチンコ機10a)と、上記第1の遊技用装置である呼出ランプ装置30,30’とからなる遊技用システム1,1’の作用は、第1の認識手法を行うものと比較して、メイン集計処理の一部のみが異なり、その他の点は同様であるため、異なる点についてのみ説明し、同様の点については説明を省略する。
第1の認識手法を行うものでは、図12に示すように、S402の後に図13に示すメイン集計処理が行われるが、第2の認識手法を行うものでは、S401の後に図27に示すメイン集計処理が行われる。
このメイン集計処理では、計時時間であるタイマ値が閾値時間(ここでは5秒)になるのを待機する(図27のS410’)。ここで計時時間が閾値時間になった(計時時間=閾値時間)場合には(Y)、大当り1信号のON状態を検出中であるか否か(大当り1信号を受信中であるか否か)を判定する(S411’)。ここで大当り1信号のON状態を検出しなかった場合には(N)、図13のS450に進んで第2の状態が発生したことを認識する。一方、大当り1信号のON状態を検出した場合には(Y)、パチンコ機10に対応する場合には図25に示す集計情報DBの大当り回数集計値(全体),従来のパチンコ機10aに対応する場合には図26に示す集計情報DBの大当り回数集計値を加算更新し(S412’)、大当り1信号のOFF状態の検出を待機する(S413’)。ここで大当り1信号のOFF状態が検出された場合には(Y)、大当り2信号のOFF状態を検出したか否かを判定する(S420)。ここで大当り2信号のOFF状態を検出しなかった場合には(N)、図13のS430に進んで第1の状態が発生したことを認識する。一方、大当り2信号のOFF状態を検出した場合には(Y)、図13のS440に進んで第3の状態が発生したことを認識する。なおS430,S440,及びS450以降の処理は図13で説明したのと同様であるため、説明を省略する。
この第2の認識手法を行う第1の遊技用装置及び遊技用システムにおいても、第1の認識手法を行うものと同様にして、表示処理が行われる。これにより、計時時間が閾値時間になった時点において大当り1信号を受信中であることに基づいて、集計手段である制御部32,32’が大当り回数集計値(全体)又は大当り回数集計値を加算更新する一方、計時時間が閾値時間になった時点において大当り1信号を受信中でないことに基づいて、集計手段が大当り回数集計値(全体)又は大当り回数集計値を加算更新しないことにより集計された大当り回数集計値(全体)又は大当り回数集計値が、領域36l,36g’に表示されることとなる。従って、第1特定遊技状態(通常確変大当り,非確変大当り)及び第2特定遊技状態(突然確変大当り)共に同一の信号入力部(通信部31に接続される大当り1信号線)に同形態の信号(大当り状態の期間中に出力される大当り1信号)が入力される場合にも、第2特定遊技状態の発生回数を除外した第1特定遊技状態の発生回数を集計して表示手段により表示できる。即ち、本日の大当りの発生回数であり、出玉の殆ど得られない突然確変大当りを除外した大当りの発生回数である大当り回数集計値(全体)が集計されてディスプレイ36,36’の領域36l,36g’に「大当り回数(全体)」又は「大当り回数」として表示されることになるので、遊技者に台選びの有効な判断材料を提供することができる。
次に、第2の遊技用装置である呼出ランプ装置30,30’について説明する。
第2の遊技用装置である呼出ランプ装置30,30’は、第1の認識手法を行うものと比較して、計時手段を備える点と、集計手段,第1状態発生認識手段,第2状態発生認識手段,及び第3状態発生認識手段としての機能が相違する点のみが異なり、その他の点は同様である。また該計時手段,第1状態発生認識手段,第2状態発生認識手段,第3状態発生認識手段,及び集計情報DB(図25又は図26)の記憶内容は、第2の認識手法を行う第1の遊技用装置と同様であるため、以下においては、集計手段についてのみ説明し、同様の点については説明を省略する。
前記集計手段として機能する制御部32,32’は、前記計時手段による計時時間が前記閾値時間設定手段により設定した閾値時間(5秒)になった時点において前記特定遊技状態期間特定情報受信手段により特定遊技状態期間特定情報(大当り1信号)を受信中であることに基づいて、第1特定遊技状態(通常確変大当り及び非確変大当り)の発生回数を加算更新する一方、計時手段による計時時間が閾値時間になった時点において前記特定遊技状態期間特定情報受信手段により特定遊技状態期間特定情報を受信中でないことに基づいて、第1特定遊技状態の発生回数を加算更新しないことにより第1特定遊技状態の発生回数を集計する第1の集計処理と、前記特定遊技状態期間特定情報受信手段により前記特定遊技状態期間特定情報を受信したことに基づいて、前記第1特定遊技状態の発生回数と前記第2特定遊技状態の発生回数との合算値である特定遊技状態発生回数を集計する第2の集計処理とを行うものである。
具体的には、第1の集計処理により、対応する遊技機がパチンコ機10である場合には、計時時間が閾値時間になった時点において大当り1信号を受信中であれば、集計情報DB(図25)に記憶される大当り回数集計値(全体)が加算更新されることとなる。これにより、当該パチンコ機10における大当りの発生回数であり、突然確変大当りの回数を除外した大当り回数集計値(全体)が得られる。なお、特別図柄確定A信号の入力後に、計時時間が閾値時間になった時点において大当り1信号を受信中であることを条件として大当り回数集計値(A)が加算更新される。これにより、第1特別図柄可変表示装置15Aに対応する大当りの発生回数であり、突然確変大当りの回数を除外した大当り回数集計値(A)が得られる。また、特別図柄確定B信号の入力後に、計時時間が閾値時間になった時点において大当り1信号を受信中であることを条件として大当り回数集計値(B)が加算更新される。これにより、第2特別図柄可変表示装置15Bに対応する大当りの発生回数であり、突然確変大当りの回数を除外した大当り回数集計値(B)が得られる。また、対応する遊技機が従来のパチンコ機10aである場合には、計時時間が閾値時間になった時点において大当り1信号を受信中であれば、集計情報DB(図26)に記憶される大当り回数集計値が加算更新されることとなる。これにより、従来のパチンコ機10aにおける大当りの発生回数であり、突然確変大当りの回数を除外した大当り回数集計値が得られる。
また、第2の集計処理により、対応する遊技機がパチンコ機10である場合には、大当り1信号の入力に基づいて、集計情報DB(図25)に記憶される大当り回数集計値(全体)が加算更新されることとなる。これにより、当該パチンコ機10における大当りの発生回数であり、突然確変大当りの回数を含めた大当り回数集計値(全体)が得られる。なお、特別図柄確定A信号の入力後に前記大当り1信号が入力されていることを条件として大当り回数集計値(A)が加算更新される。これにより、第1特別図柄可変表示装置15Aに対応する大当りの発生回数であり、突然確変大当りの回数を含めた大当り回数集計値(A)が得られる。また、特別図柄確定B信号の入力後に前記大当り1信号が入力されていることを条件として大当り回数集計値(B)が加算更新される。これにより、第2特別図柄可変表示装置15Bに対応する大当りの発生回数であり、突然確変大当りの回数を含めた大当り回数集計値(B)が得られる。また、第2の集計処理により、対応する遊技機が従来のパチンコ機10aである場合には、大当り1信号の入力に基づいて、集計情報DB(図26)に記憶される大当り回数集計値が加算更新されることとなる。これにより、従来のパチンコ機10aにおける大当りの発生回数であり、突然確変大当りの回数を含めた大当り回数集計値が得られる。
前記遊技機(パチンコ機10,従来のパチンコ機10a)と、上記第2の遊技用装置である呼出ランプ装置30,30’とからなる遊技用システム1,1’の作用は、第1の認識手法を行うものと比較して、メイン集計処理の一部のみが異なり、その他の点は同様である。また該メイン集計処理の一部(図27)も、第2の認識手法を行う第1の遊技用装置と同様であるため、以下においては、説明を省略する。
この第2の認識手法を行う第2の遊技用装置及び遊技用システムにおいても、第1の認識手法を行うものと同様にして、表示処理が行われる。これにより、集計処理設定手段により集計手段が第1の集計処理及び第2の集計処理のいずれを行うかの設定が行われる。第1の集計処理を行うよう設定されたときには、計時時間が閾値時間になった時点において大当り1信号を受信中であることに基づいて、集計手段である制御部32,32’が大当り回数集計値(全体)又は大当り回数集計値を加算更新する一方、計時時間が閾値時間になった時点において大当り1信号を受信中でないことに基づいて、集計手段が大当り回数集計値(全体)又は大当り回数集計値を加算更新しないことにより集計された大当り回数集計値(全体)又は大当り回数集計値が、領域36l,36g’に表示されることとなる。従って、第1特定遊技状態(通常確変大当り,非確変大当り)及び第2特定遊技状態(突然確変大当り)共に同一の信号入力部(通信部31に接続される大当り1信号線)に同形態の信号(大当り状態の期間中に出力される大当り1信号)が入力される場合にも、第2特定遊技状態の発生回数を除外した第1特定遊技状態の発生回数を集計して表示手段により表示できる。即ち、本日の大当りの発生回数であり、出玉の殆ど得られない突然確変大当りを除外した大当りの発生回数である大当り回数集計値(全体)が集計されてディスプレイ36,36’の領域36l,36g’に「大当り回数(全体)」又は「大当り回数」として表示されることになるので、遊技者に台選びの有効な判断材料を提供することができる。また第2の集計処理を行うよう設定されたときには、大当り1信号を受信したことに基づいて、大当り回数集計値(全体)又は大当り回数集計値を加算更新する。その結果、出玉の殆ど得られない突然確変大当りの発生回数を含めた大当りの発生回数が大当り回数集計値(全体)又は大当り回数集計値として集計されて表示手段により表示されるので、遊技場側の事情(大当り回数を多い様に見せたい場合等)に応じて、突然確変大当りの発生回数を含めた大当りの発生回数を集計,表示することも可能となる。
最後に、第3の遊技用装置である呼出ランプ装置30,30’について説明する。
第3の遊技用装置である呼出ランプ装置30,30’は、第1の認識手法を行うものと比較して、計時手段を備える点と、第1の集計手段,第2の集計手段,第1状態発生認識手段,第2状態発生認識手段,及び第3状態発生認識手段としての機能が相違する点のみが異なり、その他の点は同様である。また該計時手段,第1状態発生認識手段,第2状態発生認識手段,及び第3状態発生認識手段は、第2の認識手法を行う第1の遊技用装置と同様であるため、以下においては、第1の集計手段及び第2の集計手段についてのみ説明し、同様の点については説明を省略する。
前記第1の集計手段として機能する制御部32,32’は、前記計時手段による計時時間が前記閾値時間設定手段により設定した閾値時間(5秒)になった時点において前記特定遊技状態期間特定情報受信手段により特定遊技状態期間特定情報(大当り1信号)を受信中であることに基づいて、第1特定遊技状態(通常確変大当り及び非確変大当り)の発生回数を加算更新する一方、計時手段による計時時間が閾値時間になった時点において前記特定遊技状態期間特定情報受信手段により特定遊技状態期間特定情報を受信中でないことに基づいて、第1特定遊技状態の発生回数を加算更新しないことにより第1特定遊技状態の発生回数を集計するものである。具体的には、対応する遊技機がパチンコ機10である場合には、計時時間が閾値時間になった時点において大当り1信号を受信中であれば、集計情報DB(図25)に記憶される大当り回数集計値(全体)が加算更新されることとなる。これにより、当該パチンコ機10における大当りの発生回数であり、突然確変大当りの回数を除外した大当り回数集計値(全体)が得られる。なお、特別図柄確定A信号の入力後に、計時時間が閾値時間になった時点において大当り1信号を受信中であることを条件として大当り回数集計値(A)が加算更新される。これにより、第1特別図柄可変表示装置15Aに対応する大当りの発生回数であり、突然確変大当りの回数を除外した大当り回数集計値(A)が得られる。また、特別図柄確定B信号の入力後に、計時時間が閾値時間になった時点において大当り1信号を受信中であることを条件として大当り回数集計値(B)が加算更新される。これにより、第2特別図柄可変表示装置15Bに対応する大当りの発生回数であり、突然確変大当りの回数を除外した大当り回数集計値(B)が得られる。また、対応する遊技機が従来のパチンコ機10aである場合には、計時時間が閾値時間になった時点において大当り1信号を受信中であれば、集計情報DB(図26)に記憶される大当り回数集計値が加算更新されることとなる。これにより、従来のパチンコ機10aにおける大当りの発生回数であり、突然確変大当りの回数を除外した大当り回数集計値が得られる。なお第1の集計手段は、第1の遊技用装置における集計手段と同様のものである。
前記第2の集計手段として機能する制御部32,32’は、前記計時手段による計時時間が前記閾値時間設定手段により設定した閾値時間(5秒)になった時点において前記特定遊技状態期間特定情報受信手段により特定遊技状態期間特定情報(大当り1信号)を受信中でないことに基づいて、前記第2特定遊技状態の発生回数を加算更新することにより第2特定遊技状態の発生回数を集計するものである。具体的には、対応する遊技機がパチンコ機10である場合には、計時時間が閾値時間になった時点において大当り1信号を受信中でなければ、集計情報DB(図25)に記憶される突然確変回数(全体)が加算更新されることとなる。これにより、当該パチンコ機10における突然確変大当りの発生回数が得られる。なお、特別図柄確定A信号の入力後に、計時時間が閾値時間になった時点において大当り1信号を受信中でないことを条件として突然確変回数(A)が加算更新される。これにより、第1特別図柄可変表示装置15Aに対応する突然確変大当りの発生回数が得られる。また、特別図柄確定B信号の入力後に、計時時間が閾値時間になった時点において大当り1信号を受信中でないことを条件として突然確変回数(B)が加算更新される。これにより、第2特別図柄可変表示装置15Bに対応する突然確変大当りの発生回数が得られる。また、対応する遊技機が従来のパチンコ機10aである場合には、計時時間が閾値時間になった時点において大当り1信号を受信中でなければ、集計情報DB(図26)に記憶される突然確変回数が加算更新されることとなる。これにより、従来のパチンコ機10aにおける突然確変大当りの発生回数が得られる。
なお、EEPROM33は、第1の遊技用装置における集計結果に加えて、第2の集計手段の集計結果として、呼出ランプ装置30,30’がパチンコ機10に対応する場合には、図25に示す集計情報DBに突然確変回数(全体),突然確変回数(A),突然確変回数(B)を記憶することとなり、呼出ランプ装置30,30’が従来のパチンコ機10に対応する場合には、図26に示す集計情報DBに突然確変回数を記憶することとなる。
前記遊技機(パチンコ機10,従来のパチンコ機10a)と、上記第3の遊技用装置である呼出ランプ装置30,30’とからなる遊技用システム1,1’の作用は、第1の認識手法を行うものと比較して、メイン集計処理の一部のみが異なり、その他の点は同様である。また該メイン集計処理の一部(図27)も、第2の認識手法を行う第1の遊技用装置と同様であるため、以下においては、説明を省略する。
この第2の認識手法を行う第3の遊技用装置及び遊技用システムにおいても、第1の認識手法を行うものと同様にして、表示処理が行われる。これにより、計時時間が閾値時間になった時点において大当り1信号を受信中であることに基づいて、第1の集計手段である制御部32,32’が大当り回数集計値(全体)又は大当り回数集計値を加算更新する一方、計時時間が閾値時間になった時点において大当り1信号を受信中でないことに基づいて、第1の集計手段が大当り回数集計値(全体)又は大当り回数集計値を加算更新しないことにより集計された大当り回数集計値(全体)又は大当り回数集計値が、領域36l,36g’に表示されることとなる。従って、第1特定遊技状態(通常確変大当り,非確変大当り)及び第2特定遊技状態(突然確変大当り)共に同一の信号入力部(通信部31に接続される大当り1信号線)に同形態の信号(大当り状態の期間中に出力される大当り1信号)が入力される場合にも、第2特定遊技状態の発生回数を除外した第1特定遊技状態の発生回数を集計して表示手段により表示できる。即ち、本日の大当りの発生回数であり、出玉の殆ど得られない突然確変大当りを除外した大当りの発生回数である大当り回数集計値(全体)が集計されてディスプレイ36,36’の領域36l,36g’に「大当り回数(全体)」又は「大当り回数」として表示されることになるので、遊技者に台選びの有効な判断材料を提供することができる。また、計時時間が閾値時間になった時点において特定遊技状態期間特定情報を受信中でないことに基づいて、第2の集計手段である制御部32,32’が突然確変回数(全体)又は突然確変回数を加算更新することにより集計された、出玉の殆ど得られない突然確変大当りの発生回数である突然確変回数(全体)又は突然確変回数が領域36l,36g’に表示されることとなる。これにより、遊技者に台選びのさらなる判断材料を提供することができる。
[4.変形例]
最後に本発明の変形例について説明する。
上記の実施形態において、遊技機は、CR式のパチンコ機であっても現金式のパチンコ機でも良い。またパチンコ機は、遊技媒体であるパチンコ玉が指触不能に封入されると共に入賞口への入賞に応じて得点が付与される封入式のパチンコ機や、遊技領域や遊技媒体であるパチンコ玉が画像にて表示されると共に入賞に応じて得点が付与される画像式のパチンコ機や、入賞口への入賞に応じてクレジットが加算されるクレジット式のパチンコ機であっても良い。
上記の実施形態では、パチンコ機10及び従来のパチンコ機10aに対応して設けられる遊技用装置が呼出ランプ装置30,30’である例について説明したが、これに限らず、遊技用装置はパチンコ機の横側に対応して設けられるカードユニットや現金ユニットなどでも良く、パチンコ機から図柄確定信号や大当り信号等が入力されて、スタート回数や大当り回数等の遊技データを表示する機能を有するものであれば良い。
上記の実施形態では、始動入賞領域が入賞口(即ち第1始動入賞口12A,第2始動入賞口12B)である例について説明したが、該始動入賞領域は、例えば普通図柄始動通過口19のような通過口であっても良い。
上記の実施形態では、大当り乱数カウンタから取得された大当り乱数に基づいて、大当り状態を発生させるか否かの判断が行われ、大当り状態を発生させる場合に、特別図柄乱数カウンタから取得された特別図柄乱数に基づいて、第1の状態(通常確変大当り),第2の状態(突然確変大当り),又は第3の状態(非確変大当り)のいずれを発生させるかが決定される例について説明したが、これに限らず、大当り乱数カウンタから取得された大当り乱数に基づいて、確率変動状態を伴う大当り状態を発生させるか,又は非確変大当りを発生させるか否かの判断が行われ、確率変動状態を伴う大当り状態を発生させる場合に、特別図柄乱数カウンタから取得された特別図柄乱数に基づいて、第1の状態,又は第2の状態のいずれを発生させるかが決定されるようにしても良い。
上記の実施形態では、通常確変大当りのラウンド数と非確変大当りにおけるラウンド数が同一(15ラウンド)である例について説明したが、これに限らず、両者のラウンド数は異なっていても良い。本発明では、突然確変大当りの時間が、通常確変大当りの時間よりも短ければ良く、具体的な開放時間やラウンド数は特に限定されない。
上記の実施形態では、特別図柄が1桁の7セグメント表示器に表示される例について説明したが、これに限らず、該特別図柄は複数桁であっても良く、この場合には、該複数桁の特別図柄が特定の組み合わせ(例えばゾロ目)となったときに前記特定遊技状態が発生する。なお上記の実施形態において、第1可変表示手段(第1特別図柄可変表示装置15A)における大当り図柄と第2可変表示手段(第2特別図柄可変表示装置15B)における大当り図柄とは、それぞれ異なっていても良く、例えば一方が数字で他方がアルファベットであっても良い。また飾り図柄可変表示装置は必ずしも設けなくても良い。
上記の実施形態では、可変表示回数を特定可能な情報が、特別図柄の図柄確定後に出力される特別図柄確定信号である例について説明したが、これに限らず、該可変表示回数を特定可能な情報は、特別図柄の可変表示が開始されたときに出力されるスタート信号であっても良い。
上記の実施形態では、特別図柄が特別の識別情報となったときに確変状態が発生する例について説明したが、これに限らず、該確変状態は、特別図柄とは無関係に(例えばプレミアムリーチの発生等に基づいて)突然発生するようなものであっても良い。
上記の実施形態では、図4に示すように、大当り2信号が、大当り状態中,確率変動状態中に出力される例について説明したが、これに限らず、大当り2信号は、確率変動状態中にのみ出力されるようにしても良く、この場合には、該大当り2信号のみが、第2遊技状態発生情報(確率変動状態発生情報)に該当する。
上記の実施形態では、図4に示すように、特定遊技状態(大当り状態)の終了後に確率変動状態が発生する例について説明したが、これに限らず、特定遊技状態中に確率変動状態が発生するものでも良い。この場合には、上記の第1の認識手法では、図5(a)(b)に示す第1の状態又は第2の状態の認識において、特定遊技状態期間中において第2遊技状態発生情報(確率変動状態発生情報)を受信したことに基づいて、第1の状態又は第2の状態が発生したと認識される。なお特定遊技状態期間特定情報である大当り1信号の立ち上がりと同時に第2遊技状態発生情報である大当り2信号が立ち上がった場合も、「特定遊技状態期間中において第2遊技状態発生情報を受信したこと」に含まれる。また上記の第2の認識手法では、図5(a’)(b’)に示す第1の状態又は第2の状態の認識において、特定遊技状態期間特定情報の受信中において第2遊技状態発生情報(確率変動状態発生情報)を受信したことに基づいて、第1の状態又は第2の状態が発生したと認識される。なお特定遊技状態期間特定情報である大当り1信号の立ち上がりと同時に第2遊技状態発生情報である大当り2信号が立ち上がった場合も、「特定遊技状態期間特定情報の受信中において第2遊技状態発生情報を受信したこと」に含まれる。
上記の実施形態では、第1の遊技機(パチンコ機10)において特定遊技状態(大当り状態)が発生したときに、当該情報のみでは第1特別図柄特定遊技状態(第1特別図柄大当り状態)が発生したのか第2特別図柄特定遊技状態(第2特別図柄大当り状態)が発生したのかを識別不能な特定遊技状態発生情報(大当り1信号)が、当該パチンコ機10から出力される例について説明したが、これに限らず、第1特別図柄特定遊技状態が発生したときに該第1特別図柄特定遊技状態の発生を特定可能な第1の情報を出力すると共に、第2特別図柄特定遊技状態が発生したときに該第2特別図柄特定遊技状態の発生を特定可能な第2の情報を出力するように当該パチンコ機10を構成し、該第1の情報に基づいて第1特別図柄特定遊技状態の発生回数が集計され、該第2の情報に基づいて第2特別図柄特定遊技状態の発生回数が集計されるようにしても良い。
上記の第1の認識手法及び第2の認識手法では、図5(b)(b’)に示すように、第2特定遊技状態に制御されるときには必ず確率変動状態にも制御されるので、第2遊技状態発生情報を受信したか否かに依らず、第2の状態が発生したと認識される例について説明したが、これに限らず、上記の第1の認識手法において、前記特定された特定遊技状態期間が予め定められた閾値時間以上でないと特定遊技状態期間判定手段により判定され、かつ該特定遊技状態期間後において第2遊技状態発生情報を受信したことに基づいて、第2状態発生認識手段により第2の状態が発生したと認識されるように構成しても良く、また上記の第2の認識手法において、計時時間が閾値時間になった時点において特定遊技状態期間特定情報(大当り1信号)を受信中でなく、かつ該特定遊技状態期間特定情報の受信終了後又は受信中において第2遊技状態発生情報を受信したことに基づいて、第2状態発生認識手段により第2の状態が発生したと認識されるように構成しても良い。一方、第2の状態が発生すると共に、第2特定遊技状態(例えば0.5秒×2ラウンド)に制御された後に確率変動状態に制御されない第4の状態も発生する遊技機については、第2遊技状態発生情報を受信したことに基づいて第2の状態が発生したと認識し、第2遊技状態発生情報を受信しなかったことに基づいて第4の状態が発生したと認識する必要があるので、第2遊技状態発生情報を受信したか否かに依って、第2の状態が発生したと認識されるように構成すれば良い。このように、第2遊技状態発生情報を受信したことに基づいて、第2状態発生認識手段により第2の状態が発生したと認識されるように構成すれば、第2特定遊技状態に制御されると共に確率変動状態に制御されない第4の状態が発生する遊技機についても、該第4の状態と前記第2の状態とを区別して第2の状態の発生回数を正確に集計・出力することができる。
上記の実施形態では、図5に示すように、特定遊技状態期間特定情報である大当り1信号の受信期間(例えばT10〜T11の期間,又はT20〜T21の期間)で、前記特定遊技状態期間が特定される例について説明したが、これに限らず、呼出ランプ装置30,30’が所定間隔(例えば2msec間隔)でカウントを行うカウンタを有するときには、大当り1信号の受信期間における該カウンタのカウント数に基づいて、前記特定遊技状態期間が特定されるようにしても良く、この場合には、前記閾値時間もカウント数で設定される。
上記の実施形態では、図5に示すように、特定遊技状態期間特定情報である大当り1信号の受信期間(例えばT10〜T11の期間,又はT20〜T21の期間)そのものが、前記特定遊技状態期間として特定される例について説明したが、これに限らず、特定遊技状態中における遊技媒体の払出が終了するまでの時間を考慮した期間を付加して、前記特定遊技状態期間を特定するようにしても良い。
上記の実施形態では、図5に示すように、パチンコ機10又は従来のパチンコ機10aにおいて特定遊技状態(大当り状態)が発生したときに、特定遊技状態期間特定情報として、該大当り状態の間において継続的な状態信号である大当り1信号が出力されると共に、パチンコ機10又は従来のパチンコ機10aにおいて第2遊技状態(確率変動状態)が発生したときにも、第2遊技状態発生情報(確率変動状態発生情報)として、継続的な状態信号である、大当り1信号が出力されていない状態における大当り2信号が出力される例について説明したが、これに限らず、該特定遊技状態期間特定情報や第2遊技状態発生情報は、図28又は図29に示すような形態で出力されるものであっても良い。
ここで図28に示す例において、特定遊技状態期間特定情報は、大当り状態が発生したときに、該大当り状態の発生を示すパルス状の大当り1信号(発生パルス)が出力されると共に、大当り状態が終了したときに、該大当り状態の終了を示すパルス状の大当り1信号(終了パルス)が出力されるものである。また第2遊技状態発生情報(確率変動状態発生情報)も、確率変動状態が発生したとき(即ち大当り状態が終了したとき)に、該確率変動状態の発生を示すパルス状の大当り2信号(発生パルス)が出力されると共に、確率変動状態が終了したとき(即ち次の大当り状態が発生したとき)に、該確率変動状態の終了を示すパルス状の大当り2信号(終了パルス)が出力されるものである。
従って、上記の第1の認識手法では、図28(a)に示すように、大当り状態の発生を示すパルス状の大当り1信号を受信したT10’から大当り状態の終了を示すパルス状の大当り1信号を受信したT11’までの期間が特定遊技状態期間として特定されて、該特定遊技状態期間が閾値時間以上であると判定され、かつ大当り1信号の受信終了後(即ち大当り状態の終了を示すパルス状の大当り1信号の受信後)に大当り2信号を受信した(即ち確率変動状態の発生を示すパルス状の大当り2信号を受信した)ことに基づいて、第1の状態が発生したと認識される。また図28(b)に示すように、同様にしてT20’からT21’までの期間が特定遊技状態期間として特定されて、該特定遊技状態期間が閾値時間以上でないと判定され、かつ大当り1信号の受信終了後(即ち大当り状態の終了を示すパルス状の大当り1信号の受信後)に大当り2信号を受信した(即ち確率変動状態の発生を示すパルス状の大当り2信号を受信した)ことに基づいて、第2の状態が発生したと認識される。なお図28(b)に示す例において、図5(b)について説明したのと同様に前記第4の状態も発生する遊技機については、第2遊技状態発生情報を受信したことに基づいて第2の状態が発生したと認識し、第2遊技状態発生情報を受信しなかったことに基づいて第4の状態が発生したと認識する必要があるので、第2遊技状態発生情報を受信したか否かに依って、第2の状態が発生したと認識されるように構成すれば良い。
また上記の第2の認識手法では、図28(a’)に示すように、大当り状態の発生を示すパルス状の大当り1信号を受信したT10’から計時が開始されると共に、計時時間が閾値時間になった時点において大当り1信号を受信中であり(即ち大当り状態の終了を示すパルス状の大当り1信号を未受信であり)、かつ大当り1信号の受信終了後(即ち大当り状態の終了を示すパルス状の大当り1信号の受信後)に大当り2信号を受信した(即ち確率変動状態の発生を示すパルス状の大当り2信号を受信した)ことに基づいて、第1の状態が発生したと認識される。また図28(b’)に示すように、同様にしてT20’から計時が開始されると共に、計時時間が閾値時間になった時点において大当り1信号を受信中でない(即ち大当り状態の終了を示すパルス状の大当り1信号を受信済である)ことに基づいて、第2の状態が発生したと認識される。なお図28(b’)に示す例において、図5(b’)について説明したのと同様に前記第4の状態も発生する遊技機については、第2遊技状態発生情報を受信したことに基づいて第2の状態が発生したと認識し、第2遊技状態発生情報を受信しなかったことに基づいて第4の状態が発生したと認識する必要があるので、第2遊技状態発生情報を受信したか否かに依って、第2の状態が発生したと認識されるように構成すれば良い。
また図29に示す例において、特定遊技状態期間特定情報は、大当り状態が発生したときに、該大当り状態の発生を示すパルス状の大当り1信号(発生パルス)が出力されるものである。また第2遊技状態発生情報(確率変動状態発生情報)も、確率変動状態が発生したとき(即ち大当り状態が終了したとき)に、該確率変動状態の発生を示すパルス状の大当り2信号(発生パルス)が出力されるものである。即ち第1の状態又は第2の状態が発生した場合には、それらにおける大当り状態が終了すると必ず確率変動状態が発生するので、大当り1信号又は大当り2信号は開始のパルスのみで足りることになる。
従って、上記の第1の認識手法では、図29(a)に示すように、大当り状態の発生を示すパルス状の大当り1信号を受信したT10”から確率変動状態の発生を示すパルス状の大当り2信号を受信したT11”までの期間が特定遊技状態期間として特定されて、該特定遊技状態期間が閾値時間以上であると判定され、かつ大当り2信号を受信したことに基づいて、第1の状態が発生したと認識される。また図29(b)に示すように、同様にしてT20”からT21”までの期間が特定遊技状態期間として特定されて、該特定遊技状態期間が閾値時間以上でないと判定され、かつ大当り2信号を受信したことに基づいて、第2の状態が発生したと認識される。
また上記の第2の認識手法では、図29(a’)に示すように、大当り状態の発生を示すパルス状の大当り1信号を受信したT10”から計時が開始されると共に、計時時間が閾値時間になった時点において大当り1信号を受信中であり(即ち確率変動状態の発生を示すパルス状の大当り2信号を未受信であり)、かつ大当り2信号を受信したことに基づいて、第1の状態が発生したと認識される。また図29(b’)に示すように、同様にしてT20’から計時が開始されると共に、計時時間が閾値時間になった時点において大当り1信号を受信中でない(即ち確率変動状態の発生を示すパルス状の大当り2信号を受信済である)ことに基づいて、第2の状態が発生したと認識される。
上記の実施形態では、特定遊技状態期間特定情報が大当り1信号であり、該大当り1信号の受信期間に基づいて特定遊技状態期間が特定される例について説明したが、これに限らず、例えば付与遊技媒体数の単位使用遊技媒体数(例えば100個)あたりの平均値を示すベースに基づいて特定遊技状態期間が特定されるようにしても良い。具体的には、通常状態におけるベースは約50以下であるところ、特定遊技状態におけるベースは数百程度になるため、該ベースが数百程度である期間を特定遊技状態として特定するようにすれば良い。この場合には、該ベースの算出の元になる、付与遊技媒体数(例えば賞球数)を特定するための付与情報(例えば、賞球10個の払出につき出力されるパルス信号である払出信号)と、使用遊技媒体数を特定するための使用情報(例えば、遊技領域に打ち込まれてアウトタンクに導かれたアウト球10個につき出力されるパルス信号である打込信号)が、前記特定遊技状態期間特定情報となる。
同様に、上記の実施形態では、第2遊技状態発生情報(確率変動状態発生情報)が、大当り1信号が入力を終了した状態(特定遊技状態期間後)における大当り2信号であり、該信号の受信に基づいて確率変動状態の発生が認識される例について説明したが、これに限らず、前記ベースに基づいて確率変動状態の発生が認識されるようにしても良い。具体的には、通常状態におけるベースは約50以下であるところ、確率変動状態におけるベースは約100程度になるため、該ベースが100程度になったときに確率変動状態が発生したと認識するようにすれば良い。この場合には、該ベースの算出の元になる、付与遊技媒体数を特定するための付与情報(払出信号)と、使用遊技媒体数を特定するための使用情報(打込信号)が、前記第2遊技状態発生情報となる。
上記の実施形態では、大当り回数集計値(全体)が加算更新された後、大当り回数集計値(A)又は大当り回数集計値(B)のいずれかが加算更新される例について説明したが、これに限らず、大当り回数集計値(A)又は大当り回数集計値(B)のいずれかが加算更新された後、大当り回数集計値(A)+大当り回数集計値(B)により大当り回数集計値(全体)を算出するようにしても良い。また、上記の実施形態では、通常確変回数(全体)が加算更新された後、通常確変回数(A)又は通常確変回数(B)のいずれかが加算更新される例について説明したが、これに限らず、通常確変回数(A)又は通常確変回数(B)のいずれかが加算更新された後、通常確変回数(A)+通常確変回数(B)により通常確変回数(全体)を算出するようにしても良い。
また、上記の実施形態では、突然確変回数(A)又は突然確変回数(B)のいずれかが加算更新された後、突然確変回数(全体)が加算更新される例について説明したが、これに限らず、突然確変回数(A)+突然確変回数(B)により突然確変回数(全体)が算出されるようにしても良い。又は、突然確変回数(全体)が加算更新された後、突然確変回数(A)又は突然確変回数(B)のいずれかが加算更新されるようにしても良い。
上記の実施形態では、第2遊技状態報知手段がランプ35である例について説明したが、これに限らず、第2遊技状態報知手段は、呼出ランプ装置に備えられるディスプレイであっても良く、ディスプレイが所定の表示態様(例えばメッセージの表示等)となることで、第2遊技状態(確率変動状態)が発生した旨を報知しても良く、第1の状態における第2遊技状態,第2の状態における第2遊技状態とで異なる表示態様(例えば「通常確変」や、「突然確変」等の両者異なるメッセージ)となるようにしても良い。
上記の実施形態では、図13に示すように、第1特別図柄可変表示装置15Aにおける特別図柄の停止に基づいて発生した確率変動状態(通常確変状態,突然確変状態)と、第2特別図柄可変表示装置15Bにおける特別図柄の停止に基づいて発生した確率変動状態とが、それぞれ区別されて集計・出力される例について説明したが、これに限らず、両者をそれぞれ区別せずに集計・出力するようにしても良い。
上記の実施形態では、図15に示す大当り発生履歴において、各大当りのスタート回数に応じたブロックを表示する例について説明したが、これに限らず、単に各大当りの種別を視認可能に表示するようにしても良い。
上記の実施形態では、図2に示すように、第1特別図柄可変表示装置15Aに対応する第1始動入賞口12A,第2特別図柄可変表示装置15Bに対応する第2始動入賞口12Bというように、2つの特別図柄可変表示装置の各々に対応する始動入賞口が設けられる例について説明したが、これに限らず、図30に示すように、遊技領域11’に2つの特別図柄可変表示装置が設けられており、これに対して一つの始動入賞口12’が設けられるようにしても良い。この構成において、始動入賞口12’に入賞した遊技球が始動入賞スイッチにより検出されることにより抽選が行われてどちらの特別図柄可変表示装置の可変表示を開始するのかを決定するようにしても良く、あるいは入賞球の通路の切替を行うことにより左右いずれかに入賞球が振り分けられるようにしておき、その結果でどちらの特別図柄可変表示装置の可変表示を開始するのかを決定するようにしても良い。
上記の実施形態では、遊技機が第1の遊技機であるか第2の遊技機であるかの設定を行う遊技機種設定手段が、呼出ランプ装置30,30’の制御部32,32’が行う例について説明したが、これに限らず、上記設定を呼出ランプ装置に備えられたディップスイッチ等により手動設定しても良い。また、呼出ランプ装置30,30’と通信可能に接続された遊技場内の管理装置(例えばホールコンピュータ)等から設定するようにしても良い。一例として、ホールコンピュータに各台(各呼出ランプ装置)毎に遊技機種を設定するための遊技機種設定プログラムを搭載させ、この遊技機種設定プログラムにおいて呼出ランプ装置毎に第1の遊技機であるか第2の遊技機であるかの入力を行うことで、該入力に応じて各呼出ランプ装置に信号が送信され、これを受信した各呼出ランプ装置で設定が行われるようにしてもよい。このとき信号を受信する呼出ランプ装置の通信部と制御部が遊技機種設定手段となる。また、遊技機からホールコンピュータに第1の遊技機であるか第2の遊技機であるかを特定するための情報が送信され(例えば特別図柄確定A信号や特別図柄確定B信号が中継器機を介して送信され)、これに基づいてホールコンピュータが、各遊技機が第1の遊技機であるか、第2の遊技機であるかを判定して、これに基づいた信号を各遊技機に対応する呼出ランプ装置に送信し、これを受信した各呼出ランプ装置で設定が行われるようにしても良い。
上記の実施形態では、第1特別図柄特定遊技状態が発生した旨を特定するための第1特別図柄特定遊技状態発生情報,第2特別図柄特定遊技状態が発生した旨を特定するための第2特別図柄特定遊技状態発生情報が、特定遊技状態が発生した旨を示し、当該情報のみでは第1特別図柄特定遊技状態が発生したのか第2特別図柄特定遊技状態が発生したのかを識別不能な大当り1信号である例について説明したが、これに限らず、第1特別図柄特定遊技状態発生情報,第2特別図柄特定遊技状態発生情報が、第1特別図柄特定遊技状態が発生した旨を当該情報のみで特定可能な情報,第2特別図柄特定遊技状態が発生した旨を当該情報のみで特定可能な情報であっても良い。例えば、第1特別図柄可変表示装置15Aにおける大当りの発生を特定可能な大当りA信号や、第2特別図柄可変表示装置15Bにおける大当りの発生を特定可能な大当りB信号を出力するようにしても良い。
上記の第1実施形態では、呼出ランプ装置30が液晶のディスプレイ36を備えており、表示制御部32bが該液晶ディスプレイ36への出力を制御して、TSや大当り回数の表示を行う例について説明したが、これに限らず、呼出ランプ装置30が7セグメントLEDにより構成されるディスプレイを備えており、表示制御部が該LEDの点灯制御を行うことで、TSや大当り回数を表示するようにしても良い。
上記の第2実施形態では、呼出ランプ装置30’が7セグメントLEDにより構成されるディスプレイ36’を備えており、表示制御部32b’が該7セグメントLEDの点灯を制御して、TSや大当り回数の表示を行うものである例について説明したが、これに限らず、呼出ランプ装置30’が液晶のディスプレイを備えており、表示制御部が該液晶ディスプレイへの出力を制御することで、TSや大当り回数を表示するようにしても良い。
上記の第2実施形態では、呼出ランプ装置30’が、前日,前々日のデータを表示しない例について説明したが、これに限らず、データ1選択ボタン37’やデータ2選択ボタン38’等の操作によって第2実施形態の呼出ランプ装置が前日,前々日のデータを表示できるようにしても良い。
上記の第2実施形態では、呼出ランプ装置30’が第2の遊技機と接続された場合に、TSを領域36e’に表示し,大当り回数を領域36g’に表示する例について説明したが、これに限らず、TSを領域36f’に表示するようにしても良く、大当り回数を領域36h’に表示するようにしても良い。TSはこれら領域36e’,36f’のいずれか一方にのみ表示され、大当り回数は領域36g’,36h’のいずれか一方のみに表示されれば良い。
上記の実施形態における呼出ランプ装置30,30’が備える特別図柄確定A信号用,特別図柄確定B信号用の入力端子について、前記2つの入力端子のうちのいずれか一方の端子にしか入力がない場合には、所定期間経過したことを条件として、入力された信号が全て特別図柄確定A信号用の入力端子に入力された信号だったとして、これによる集計値(例えば、TSや大当り回数)を特別図柄確定A信号に係るものとしてディスプレイ36,36’に表示しても良い。また、前記2つの入力端子のうちのいずれか一方の端子にしか入力がない場合には、前記所定期間経過したことを条件として、入力された信号が全て特別図柄確定B信号用の入力端子に入力された信号だったとして、これによる集計値を特別図柄確定B信号に係るものとして、ディスプレイ36,36’に表示しても良い。
上記の実施形態では、遊技機(パチンコ機10,従来のパチンコ機10a)が、可変表示手段の表示結果が予め定められた第1の特別の識別情報(通常確変図柄)となったときに、第1特定遊技状態(通常確変大当り)に続いて第2遊技状態(通常確変状態)を発生させる第1の状態が発生し、可変表示手段の表示結果が予め定められた第2の特別の識別情報(突然確変図柄)となったときに、第2特定遊技状態(突然確変大当り)に続いて第2遊技状態(突然確変状態)を発生させる第2の状態が発生するもの、即ち図柄と確変とが連動するものである例について説明したが、これに限らず、該遊技機は、図柄と確変とが連動しないものであっても良い。
具体的には、第1の状態にするか,第2の状態にするか,さらに第3の状態にするかを第1の抽選により決定し、当該第1の抽選とは別個に、表示する特別図柄を第2の抽選により決定するような遊技機でも良い。この場合には、特別図柄が「3」,「7」であっても、第1の状態が発生する場合もあれば、第2の状態が発生する場合もあれば、第3の状態が発生する場合もあることになる。なお、この場合において、第1の抽選と第2の抽選とを1個の抽選カウンタにより抽選するようにしても良い。また第1の抽選において確率変動状態を伴う大当り(即ち通常確変大当り又は突然確変大当り)が抽選された場合に、特別図柄として「1」,「3」,「5」,「7」が抽選される特別図柄乱数カウンタで第2の抽選を行い、第1の抽選において非確変大当りが抽選された場合に、特別図柄として「2」,「4」,「6」,「8」が抽選される特別図柄乱数カウンタで第2の抽選を行うようにしても良く、これによれば、特別図柄として奇数が表示されているにも拘わらず非確変大当りが発生するということがないため、奇数が表示されたら確変状態になるだろうという遊技者の期待感をそぐことがない。
以上に説明したように、遊技機は、第1遊技状態と第2遊技状態とを有し、該状態において予め定められた条件の成立に応じて、第1特定遊技状態に続いて第2遊技状態を発生させる第1の状態とするか、又は第2特定遊技状態に続いて第2遊技状態を発生させる第2の状態とするかの抽選を少なくとも行い、該抽選結果に応じた遊技状態とするための制御を行うものであれば良く、図柄と確変とが連動するか否かは問わない。
上記の実施形態では、前記第2遊技状態が確率変動状態である例について説明したが、これに限らず、該第2遊技状態は、前記可変入賞球装置22が遊技球が入賞しやすい状態となる頻度が向上する状態であっても良い。この状態としては、いわゆる時短状態(即ち普通図柄が変動する時間の短縮及び/又は開閉板22aが開放される時間の延長)や、普通図柄確変や、それらの適宜組み合わせでも良い。これら時短状態や普通図柄確変は、前記確率変動状態とは異なり、第1特定遊技状態が発生する確率が向上するものではないが、これら時短状態や普通図柄確変が発生すると、遊技球が可変入賞球装置22に入賞しやすい状態となる頻度が向上することにより、単位時間当たりにおける第1特定遊技状態の抽選回数(始動入賞数)が第1遊技状態と比較して増加するため、結果として「第1遊技状態と比較して第1特定遊技状態が発生する可能性が高い第2遊技状態」となる。
上記の実施形態では、遊技機がパチンコ機である例について説明したが、これに限らず、該遊技機は、遊技媒体であるメダルを賭数として使用することにより遊技を行うスロットマシンや、遊技媒体であるパチンコ玉を賭数として使用することにより遊技を行うパロット(登録商標)と称されるものであっても良い。これらスロットマシンやパロット(登録商標)においては、賭数が設定されてスタートレバーが操作されることにより開始条件(抽選条件)が成立して、可変表示手段である回胴(ドラム)により可変表示が行われ、該可変表示の表示結果に応じて、第1の状態や第2の状態や第3の状態に制御される。なお、これらスロットマシンやパロット(登録商標)も、表示結果と確変とが連動するものには限られず、前記パチンコ機10や従来のパチンコ機10aと同様に、図柄と確変とが連動しないものであっても良い。