JP4020240B2 - Lubrication structure in continuously variable transmission - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、無段変速機における第2軸及び第3軸の潤滑を行う無段変速機における潤滑構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の無段変速機における潤滑構造としては、例えば特開平8−28666号公報に記載されているものが知られている。
この従来例には、第2軸となるセカンダリプーリシャフトの右端側に供給される油をセカンダリプーリシャフト内を通じて油圧補正室に供給すると共に、下部に形成した油溜まりを形成するリブに供給してアウトプットギヤの潤滑を行うようにしている。
【0003】
ところで、上記従来例では、第3軸となるリダクションシャフトへの油供給系統については説明されていないが、この第3軸への油供給系統としては、図8及び図9に示すように、ミッションケース110の下面側に配設されたコントロールバルブ111から出力される潤滑油が油路112を通じてディファレンシャルギヤ113の出力軸となる第4軸104の下方位置の受け渡し部114でコンバータハウジング115側に受け渡され、このコンバータハウジング115内にディファレンシャルギヤ113を囲むようにコ字状に配設されたパイプ116によって第3軸103となるリダクションシャフト117の右端及び第4軸104の中間位置に供給され、このパイプ116から分岐油路118を通じて第3軸103及びディファレンシャルギヤ113のベアリング119に夫々供給されている。
【0004】
また、コンバータハウジング115内に配設されたパイプ116における第4軸104の上方に対応する位置にオリフィスを形成して、図9に示すように、パイプ116に穿設した噴射孔120からディファレンシャルギヤ113のピニオンに対して潤滑油を噴射するように構成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来例にあっては、コントロールバルブ111から出力される潤滑油のミッションケース110からコンバータハウジング115への受け渡し部114が第4軸104より下側に形成されているので、第1軸101及び第4軸104間の距離が短い場合に、ミッションケース110とコンバータハウジング115への潤滑油受け渡し部114がディファレンシャルギヤ113のサイズやコントロールバルブ111のサイズにより、レイアウト上の制約を受け、設計の自由度が少ないという未解決の課題がある。
【0006】
また、コンバータハウジング115内に配設したパイプ116にオリフィスを形成して、ディファレンシャルギヤ113のピニオンに対して潤滑油を噴射するようにしているため、他の潤滑箇所の潤滑バランスが安定しないという未解決の課題もある。
そこで、本発明は、上記従来例の未解決の課題に着目してなされたものであり、コントロールバルブから出力される潤滑油のミッションケースからコンバータハウジングへの受け渡し部がレイアウト上の制約を受けることがないと共に、ディファレンシャルギヤへの潤滑を他の第3軸等への潤滑経路から切り離して潤滑バランスを安定させることができる無段変速機の潤滑構造を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に係る無段変速機の潤滑構造は、互いに結合するミッションケース及びコンバータハウジングに、回転駆動源からの動力が伝達されると共に、駆動プーリを形成された第1軸と、前記第1軸と平行に配設され、前記駆動プーリとVベルトを介して連結された従動プーリを形成した第2軸と、前記第2軸に動力伝達手段を介して連結された第3軸と、該第3軸にディファレンシャルリングギヤを介して連結されたディファレンシャルギヤを形成した第4軸とを支承した無段変速機において、前記ミッションケースには、前記コンバータハウジングとの結合面端部側に前記第3軸及び第4軸を回転自在に支承する中間壁を設けると共に、当該中間壁と前記ディファレンシャルリングギヤとの間隙部に、一端が当該ミッションケースに配設されたコントロールバルブの潤滑油出口に連通し、他端が前記ディファレンシャルリングギヤの最外周範囲外に延長する潤滑油路を形成し、前記コンバータハウジングとの合わせ面に前記潤滑油路に連通する潤滑油受け渡し部を形成し、前記コンバータハウジングに、前記潤滑油受け渡し部に連通すると共に、前記第2軸及び第3軸の潤滑油路に連通する潤滑油路を形成したことを特徴としている。
【0008】
この請求項1に係る発明では、コントロールバルブの潤滑油出口から出力される潤滑油が潤滑油路によってディファレンシャルギヤの最外周範囲外まで中間壁に沿って案内され、この潤滑油路の他端側でコンバータハウジングとの合わせ面に形成された潤滑油受け渡し部によってコンバータハウジング側に受け渡されるので、この潤滑油受け渡し部がディファレンシャルギヤのサイズやコントロールバルブのサイズに影響されることがなく、設計の自由度を格段に向上させることができると共に、ディファレンシャルギヤ近傍に潤滑油受け渡し部を設ける必要がないので、ディファレンシャルギヤをケース体の底部側に配設することが可能となり、ケース体下部に溜まる潤滑油にどぶ漬け状態として、別途潤滑油を供給する必要がなくなる。
【0009】
また、請求項2に係る無段変速機の潤滑構造は、請求項1に係る発明において、前記ミッションケースの潤滑油路は、前記中間壁を貫通し、一端がコントロールバルブの潤滑油出口に連通して前記中間壁を貫通する貫通油路と、該貫通油路と連通し、前記中間壁に沿うと共に、第1軸及び第4軸間の空隙部と、第3軸及び第4軸間の空隙部と、第3軸及び第2軸の外側とを通って配設されたパイプと、該パイプに連通されて前記中間壁を通って潤滑油受け渡し部に連通する貫通油路とで構成されていることを特徴としている。
【0010】
この請求項2に係る発明では、コントロールバルブの潤滑油出口から出力される潤滑油が、貫通油路及びパイプを通じて第3軸より上方側に案内され、さらに貫通油路を介してコンバータハウジングとの合わせ面に形成された潤滑油受け渡し部に案内されてコンバータハウジング側に受け渡されることになり、パイプによってコントロールバルブから受け渡し部までの潤滑経路を自由に設定することができる。
【0011】
さらに、請求項3に係る無段変速機の潤滑構造は、請求項1又は2に係る発明において、前記コンバータハウジングの潤滑油路は、一端がミッションケースに形成された潤滑油路受け渡し部に連通し、他端がコンバータハウジング内を貫通して第2軸及び第3軸の支承部中間位置まで延長する貫通油路と、該貫通油路に連通するパイプと、該パイプに連通して第2軸及び第3軸の潤滑油路に夫々連通する分配油路とで構成されていることを特徴としている。
【0012】
この請求項3に係る発明では、ミッションケースから受け渡された潤滑油が貫通油路で第2軸及び第3軸の中間部まで案内され、次いで、パイプ及び分配油路を介して第2軸及び第3軸に案内されるので、潤滑油受け渡し部から第2軸及び第3軸までの潤滑経路を自由に設定することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面について説明する。
図1は本発明の一実施形態を示すVベルト式無段変速機の概略正面図、図2及び図3は図1の右側面図及び左側面図である。
Vベルト式無段変速機は、図1で見て中央部のミッションケース11aと、その左端側に装着されたコンバータハウジング11bと、ミッションケース11aの右端側に装着されたサイドカバー11cとを備えている。
【0014】
コンバータハウジング11b内には、図7に示すように、回転駆動源としてのエンジン10の出力軸10aに連結されるトルクコンバータ12が配設されている。このトルクコンバータ12は、ロックアップ機構が付加されており、ロックアップ油室12aの油圧を制御することにより、入力側のポンプインペラー12bと出力側のタービンランナー12cとを機械的に締結する締結状態と、ポンプインペラー12bとタービンランナー12cとを切り離した解除状態とを選択することが可能できる。そして、トルクコンバータ12のタービンランナー12cは一端かコンバータハウジング11bに、他端がミッションケース11aに夫々回転自在に支持された出力軸13に連結されている。
【0015】
この出力軸13はミッションケース11a内で前後進切換機構15と連結され、この前後進切換機構15は、遊星歯車機構17、前進用クラッチ40及び後進用ブレーキ50を有している。
遊星歯車機構17は、サンギヤ19と、ピニオンギヤ21を有するピニオンキャリア25と、インターナルギヤ27とから構成されている。ここで、サンギヤ19は常に出力軸13と一体に回転するように連結されている。また、ピニオンギヤ21はサンギヤ19とインターナルギヤ27との双方に噛合している。
【0016】
そして、ピニオンキャリア25は前進用クラッチ40によって出力軸13と連結可能であり、インターナルギヤ27は後進用ブレーキ50によってミッションケース11aに対して固定可能である。ピニオンキャリア25は出力軸13のトルクコンバータハウジング側に同軸的に配置され、一端がミッションケース11aに、他端がサイドカバー11cに夫々回転自在に支持された駆動軸14と連結され、この駆動軸14には駆動プーリ16が設けられている。ここで、出力軸13及び駆動軸14が第1軸101に対応している。
【0017】
駆動プーリ16は、駆動軸14と一体に回転する固定円錐板18と、固定円錐板18に対向配置されてV字状プーリ溝を形成すると共に、駆動プーリシリンダ室20に作用する油圧によって駆動軸14の軸方向に移動可能である可動円錐板22とから構成されている。この駆動プーリ16はVベルト24を介して従動プーリ26と伝動可能に連結されている。
【0018】
従動プーリ26は、一端がミッションケース11aにベーリング27aで回転自在に支持され、他端がサイドカバー11cにベアリング27bで回転自在に支持された第2軸102となる従動軸28上に設けられている。従動プーリ26は、一端がミッションケース11aに、他端がサイドカバー11cに夫々回転自在に支持された従動軸28と一体に回転する固定円錐板30と、固定円錐板30に対向配置されてV字状プーリ溝を形成すると共に、従動プーリシリンダ室32に作用する油圧によって従動軸28の軸方向に移動可能である可動円錐板34とから構成されている。なお、33は従動プーリシリンダ室32にピストン32aを挟んで対向して形成された圧力補正室であって、後述するように従動軸28に形成された中心潤滑油路28aを介して作動油が供給され、従動プーリ26の回転に伴って従動プーリシリンダ室32の作動油に発生する遠心力による油圧の上昇を打ち消すように、遠心力による油圧を発生させる。
【0019】
これら駆動プーリ16、Vベルト24、従動プーリ26によりVベルト式無段変速機構29が構成されている。
従動軸28にはトルクコンバータハウジング11b内で駆動ギヤ46が固着されており、この駆動ギヤ46は一端がミッションケース11aに、他端がトルクコンバータハウジング11bに夫々回転自在に支持された第3軸103としてのアイドラ軸52上に固定されたアイドラギヤ48と噛合している。アイドラ軸52に設けられたピニオンギヤ54はディファレンシャルリングギヤ44と常に噛合している。ディファレンシャルリングギヤ44には、ディファレンシャルギヤ56を構成する一対のピニオンギヤ58及び60と一対のサイドギヤ62及び64が噛合しており、サイドギヤ62及び64は夫々第4軸104を構成する出力軸66及び68と連結されている。
【0020】
上記のような動力伝達機構にエンジン10の出力軸10aから入力された回転力は、トルクコンバータ12及び出力軸13を介して前後進切換機構15に伝達され、前進用クラッチ40が締結されると共に、後進用ブレーキ50が解放されている場合には一体回転状態となっている遊星歯車機構17を介して出力軸13の回転力が同じ回転方向のまま駆動軸14に伝達され、一方前進用クラッチ40が解放されると共に、後進用ブレーキ50が締結されている場合には遊星歯車機構17の作用により回転軸13の回転力は回転方向が逆になった状態で駆動軸14に伝達される。
【0021】
駆動軸14の回転力は駆動プーリ16、Vベルト24、従動プーリ26、従動軸28、駆動ギヤ46、アイドラギヤ48、アイドラ軸52、ピニオンギヤ54及びディファレンシャルリングギヤ44を介してディファレンシャルギヤ54に伝達され、第4軸としての出力軸66及び68が前進方向又は後進方向に回転する。なお、前進用クラッチ40及び後進用ブレーキ50の両方が解放されている場合には動力伝達機構は中立状態となる。
【0022】
上記のような動力伝達の際に、駆動プーリ16の可動円錐板22及び従動プーリ26の可動円錐板34を軸方向に移動させてVベルト24との接触位置半径を変更することにより、駆動プーリ16と従動プーリ26との回転比を変更することができる。例えば駆動プーリ16のV字状プーリ溝の幅を拡大すると共に、従動プーリ26のV字状プーリ溝の幅を縮小すれば、駆動プーリ16側のVベルト24の接触位置半径は小さくなり、従動プーリ26側のVベルトの接触位置半径は大きくなり、結局大きな変速比が得られることになる。可動円錐板22及び34の逆方向に移動させれば、上記と全く逆に変速比は小さくなる。
【0023】
そして、第1軸101〜第4軸104が、図4で明らかなように、第1軸101がミッションケース11aの右半部の上下方向の略中央部に配設され、第2軸102が第1軸101に対して左上方部となる左半部上部に配設され、第3軸103が第2軸の左下部に配設され、第4軸104が第3軸103の右下部で第1軸101の左下部となる左半部の下部に配設され、さらにミッションケース11aの右半部における下部に図6に示すトルクコンバータ12の出力軸13に配設されたオイルポンプ51から作動油が供給されるコントロールバルブ70が配設されている。
【0024】
このコントロールバルブ70の潤滑油出力口70aから出力される潤滑油がミッションケース側潤滑油路71A、コンバータハウジング11bとの合わせ面に形成された潤滑油受け渡し部71B及びコンバータハウジング側潤滑油路72を通じて第2軸101及び第3軸103に供給されている。
ミッションケース11aには、図6に示すように、コンバータハウジング11bとの合わせ面に近い位置に合わせ面と平行に中間壁73が形成され、この中間壁73にディファレンシャルギヤ56のケース57を支承するベアリング59を支持すると共に、第2軸となるアイドラ軸52を支承する後述するベアリング88を支持している。
【0025】
ミッションケース側潤滑油路71Aは、図4及び図7に示すように、コントロールバルブ70の潤滑油出力口70aに連結されたミッションケース11a内に穿設したL字状貫通油路74と、このL字状貫通油路74の他端に連結されて中間壁73に沿って配設された潤滑油路としてのパイプ75と、このパイプ75の他端に連通された中間壁73を貫通してコンバータハウジング11bとの合わせ面に形成した潤滑油受け渡し部71Bに潤滑油を供給する傾斜貫通油路76とで構成されている。
【0026】
L字状油路74は、一端がコントロールバルブ70の潤滑油出力口70aに連通され、他端が図4に示すようにミッションケース11aの中間壁73を貫通してコンバータハウジング11b側のディファレンシャルギヤ56を収納する空間部77における第1軸101及び第4軸104の中間部に開口されている。
パイプ75は、図4で特に明らかなように、中間壁73のコンバータハウジング11b側の表面とピニオンギヤ44及びディファレンシャルリングギヤ44の側面との間隙77内を第1軸101及び第4軸104間と第3軸103及び第4軸104間とを通り、第3軸103の外側を略コ字状に巡って第3軸103の上方における第2軸102及び第3軸103の中間部まで延長されている。
【0027】
傾斜貫通油路76は、図6で特に明らかなように、ミッションケース11aの空間部77からコンバータハウジング11bとの合わせ面まで右上がりに傾斜延長されて、潤滑油受け渡し部71Bに連通している。
また、コンバータハウジング側油路73は、図6で特に明らかなように、ミッションケース11aとの合わせ面にミッションケース11a側の潤滑油受け渡し部71Bと連通して開口され、他端がコンバータハウジング11b内を通って第2軸102及び第3軸103を外側で支持するベアリング80及び81間に右下がりに傾斜延長する貫通油路82と、この貫通油路82に連通して軸方向右方に延長する連結パイプ83と、この連結パイプ83に連結された第2軸102及び第3軸103に潤滑油を分岐する分岐油路84とで構成されている。
【0028】
ここで、分岐油路84は、コンバータハウジング11bの右端側に比較的急峻な左上がりに形成され、一端が第2軸102となる従動軸28に形成された中心潤滑油路28aに対向する位置に配設された潤滑油供給部85まで延長され、他端が第3軸103となるアイドラ軸52に形成された中心潤滑油路52aに対向する位置に配設された潤滑油供給部86まで延長されている。
【0029】
そして、潤滑油供給部85に供給された潤滑油が第2軸102となる従動軸28に形成された中心潤滑油路28aと、これに連通する半径方向の油路28b及び28cとを通ってベアリング27a及び従動プーリ26の油圧補正室33に供給され、潤滑油供給部86に供給された潤滑油がアイドラ軸52をコンバータハウジング11b側で支持するベアリング87に直接供給されると共に、アイドラ軸52を中間壁71上で支持するベアリング88にはアイドラ軸52の中心潤滑油路52aを通って供給される。
【0030】
次に、上記実施形態の動作を説明する。
今、エンジン10が停止状態であって、且つシフトレバーでパーキングレンジ(Pレンジ)を選択した駐車状態にあるものとする。この駐車状態では、Vベルト式無段変速機構29が図7に示すように、Vベルト24の駆動プーリ16側の接触位置半径が最小で、従動プーリ26側の接触位置半径が最大となった最大変速比となる変速位置にある。
【0031】
この駐車状態からイグニッションスイッチをオン状態としてエンジン10を始動させてアイドリング状態とすると、これに応じてトルクコンバータ12の出力軸13に連結されたオイルポンプ51が回転駆動されることにより、このオイルポンプ51から吐出される作動油がミッションケース11aの下部に配設されたコントロールバルブ70に供給される。このコントロールバルブ70では、オイルポンプ51から供給される作動油がプレッシャーレギュレータバルブPRに供給されて、駆動プーリ16及び従動プーリ26の溝幅を変更する際に必要とするプーリ制御圧を形成するプレッシャーレギュレータバルブ、前進用クラッチ40を制御するクラッチレギュレータバルブ等の作動バルブに供給され、最後に潤滑油として潤滑油出口70aから出力される。
【0032】
この潤滑油出口70aから出力された潤滑油は、ミッションケース側潤滑油路71Aを構成するL字状油路74によって中間壁73を通ってコンバータハウジング11b側の空間部77に案内され、このL字状油路74からパイプ75に受け渡されて、第1軸101及び第4軸104間、第3軸103及び第4軸104間を通り、第3軸103の外側を略コ字状に巡って第3軸103の上方の第2軸102との中間付近に案内され、このパイプ75から中間壁73を貫通する傾斜貫通油路76を介してコンバータハウジング11bとの合わせ面に形成された潤滑油受け渡し部71Bまで供給される。
【0033】
この潤滑油受け渡し部71Bで、コンバータハウジング側潤滑油路73の貫通油路82に受け渡されてコンバータハウジング11bの右端側に案内され、ここで連結パイプ83を介して分岐油路84に受け渡される。この分岐油路84では、分岐した潤滑油の一方を第2軸102となる従動軸28の端部に対向する潤滑油供給部85に供給して、従動軸28に形成した中心潤滑油路28aを介し、さらに油路28bを介して反対側のベアリング27aに滴下すると共に、油路28cを介して従動プーリ26の従動プーリシリンダ室32と対向する油圧補正室33に供給されて、従動プーリ26の回転に伴う遠心力によってシリンダ室32で発生する油圧上昇を打ち消す油圧を発生させる。
【0034】
分岐油路84で分岐した潤滑油の他方は、第3軸となるアイドラ軸52の端部に対向する潤滑油供給部86に供給され、この潤滑油供給部86からアイドラ軸52を回転自在に支持するベアリング87に直接供給されると共に、アイドラ軸52に形成した中心潤滑油路52aを通じて反対側のミッションケース11a側でアイドラ軸52を回転自在に支持するベアリング88に供給される。
【0035】
このようにして、第2軸102及び第3軸103周りの潤滑及び作動油供給を良好に行うことができる。
このとき、コントロールバルブ71から出力される潤滑油のミッションケース11a側からコンバータハウジング11b側への受け渡しがディファレンシャルギヤ54の最外周範囲の外側となる第3軸103の上方の第2軸102及び第3軸103の中間部に設けた潤滑油受け渡し部71Bで行われるので、この受け渡し部71Bを設計する際に、前述した従来例のようにディファレンシャルギヤ54のサイズや、コントロールバルブ71のサイズの影響を受けることがなく、任意に設定することができ、レイアウトの自由度を格段に向上させることができる。
【0036】
しかも、ミッションケース側油路71Bはパイプ75を使用することでディファレンシャルギヤ54やアイドラ軸52を避けながらアイドラ軸52の上方側に潤滑油を供給することができ、図4に示すように、ディファレンシャルギヤ54をミッションケース11aの最下部位置に配置することができる。このため、図3に示すように第1軸101に対する第4軸104のドロップ長Lを長くとることができるので、自動車の車体に対する搭載角度を0°とすることができると共に、ミッションケース11aの下部に集まる潤滑油にディファレンシャルギヤ54をピニオンギヤ58,60近傍位置までどぶ漬けすることができ、コントロールバルブ70から出力される潤滑油でディファレンシャルギヤ54を潤滑する必要がなくなるため、ミッションケース側潤滑油路72に従来例のようにオリフィスを形成する必要がない。この結果、第2軸102及び第3軸103への潤滑バランスが崩れることなく安定に維持することができる。
【0037】
なお、上記実施形態においては、ミッションケース側潤滑油路71Aにおけるパイプ75を第1軸101及び第4軸104間と第3軸103及び第4軸104間を通るようにした場合について説明したが、これに限定されるものではなく、コントロールバルブ70の潤滑油出口70aが図4で左下側に形成されている場合には、第4軸104の下側及び左側を通って第3軸103の左側に至るように配置するようにしてもよい。
【0038】
また、上記実施形態においては、ミッションケース側油路71Aとコンバータハウジング側油路73との間の潤滑油受け渡し部71Bを第3軸103の上部における第2軸102と第3軸103との中間部とした場合について説明したが、これに限定されるものではなく、潤滑油の受け渡し部76はディファレンシャルギヤ54の最外周範囲外の任意の位置に形成することができる。
【0039】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に係る発明によれば、コントロールバルブの潤滑油出口から出力される潤滑油がミッションケースの中間壁に沿う潤滑油路によってディファレンシャルギヤの最外周範囲外に案内されてからコンバータハウジングとの合わせ面に形成された潤滑油受け渡し部に供給されてコンバータハウジング側に受け渡されるので、この潤滑油受け渡し部がディファレンシャルギヤのサイズやコントロールバルブのサイズに影響されることがなく、設計の自由度を格段に向上させることができると共に、ディファレンシャルギヤ近傍に潤滑油受け渡し部を設ける必要がないので、ディファレンシャルギヤをケース体の底部側に配設することが可能となり、ケース体下部に溜まる潤滑油にどぶ漬け状態となり、別途潤滑油を供給する必要がなくなり、ミッションケース側潤滑油路にオリフィスを設けることを省略して良好な潤滑バランスを確保することができるという効果が得られる。
【0040】
また、請求項2に係る発明によれば、コントロールバルブの潤滑油出口から出力される潤滑油が中間壁を貫通する貫通油路を通じ、さらにパイプを通じて第3軸より上方側に案内され、さらに中間壁を貫通する貫通油路を介してコンバータハウジングとの合わせ面に形成された潤滑油受け渡し部に案内されてコンバータハウジング側に受け渡されることになり、パイプによってコントロールバルブから受け渡し部までの潤滑経路を自由に設定することができるという効果が得られる。
【0041】
さらに、請求項3に係る発明によれば、ミッションケース側から受け渡された潤滑油が貫通油路で第2軸及び第3軸の中間部まで案内され、次いで、パイプ及び分配油路を介して第2軸及び第3軸に案内されるので、潤滑油受け渡し部から第2軸及び第3軸までの潤滑経路を自由に設定することができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す概略正面図である。
【図2】図1の右側面図である。
【図3】図1の左側面図である。
【図4】図1のA矢示端面図である。
【図5】図1のB矢示端面図である。
【図6】本発明の要部を示す図2のC−C線拡大断面図である。
【図7】ケース体内の動力伝達機構を示す概略構成図である。
【図8】従来例の潤滑油供給系統を示す断面図である。
【図9】従来例の潤滑油供給系統を示すコンバータハウジングの端面図である。
【符号の説明】
10 エンジン
11 ケース体
11a ミッションケース
11b コンバータハウジング
12 トルクコンバータ
15 前進切換機構
16 駆動プーリ
26 従動プーリ
29 Vベルト式無段変速機構
40 前進用クラッチ
50 後進用ブレーキ
51 オイルポンプ
101 第1軸
102 第2軸
103 第3軸
104 第4軸
70 コントロールバルブ
71A ミッションケース側油路
71B 潤滑油受け渡し部
72 コンバータハウジング側油路
73 中間壁
74 L字状油路
75 パイプ
76 傾斜貫通油路
82 傾斜油路
83 連結パイプ
84 分岐油路[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a lubrication structure in a continuously variable transmission that lubricates a second shaft and a third shaft in a continuously variable transmission.
[0002]
[Prior art]
As a lubricating structure in a conventional continuously variable transmission, for example, a structure described in Japanese Patent Application Laid-Open No. 8-28666 is known.
In this conventional example, the oil supplied to the right end side of the secondary pulley shaft serving as the second shaft is supplied to the hydraulic pressure correction chamber through the secondary pulley shaft and supplied to the rib forming the oil reservoir formed in the lower part. The output gear is lubricated.
[0003]
By the way, in the above conventional example, the oil supply system to the reduction shaft serving as the third shaft is not described, but as the oil supply system to the third shaft, as shown in FIGS. Lubricating oil output from the
[0004]
Further, an orifice is formed at a position corresponding to the upper side of the
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the above-described conventional example, since the
[0006]
Further, since an orifice is formed in the
Accordingly, the present invention has been made paying attention to the unsolved problems of the above-described conventional example, and the transfer portion from the transmission case of the lubricating oil output from the control valve to the converter housing is subject to layout restrictions. Another object of the present invention is to provide a lubrication structure for a continuously variable transmission that can stabilize the lubrication balance by separating the lubrication to the differential gear from the lubrication path to the other third shaft or the like.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
To achieve the above object, a continuously variable transmission lubrication structure according to claim 1 is configured such that power from a rotary drive source is transmitted to a transmission case and a converter housing coupled to each other and a drive pulley is formed. A first shaft, a second shaft disposed in parallel with the first shaft and forming a driven pulley connected to the drive pulley via a V-belt, and connected to the second shaft via a power transmission means In the continuously variable transmission that supports the third shaft that is formed and the fourth shaft that forms a differential gear connected to the third shaft via a differential ring gear, the transmission case is coupled to the converter housing. An intermediate wall that rotatably supports the third shaft and the fourth shaft is provided on the surface end side, and one end is provided in a gap portion between the intermediate wall and the differential ring gear. A lubricating oil passage that communicates with a lubricating oil outlet of a control valve disposed in the transmission case and has the other end extending outside the outermost peripheral range of the differential ring gear is formed, and the lubricating oil is formed on a mating surface with the converter housing. Forming a lubricating oil delivery portion communicating with the road, and forming a lubricating oil passage communicating with the lubricating oil passage of the second shaft and the third shaft in the converter housing and communicating with the lubricating oil delivery portion. It is a feature.
[0008]
In the first aspect of the invention, the lubricating oil output from the lubricating oil outlet of the control valve is guided along the intermediate wall to the outside of the outermost peripheral range of the differential gear by the lubricating oil passage, and the other end side of the lubricating oil passage In this case, the lubricant oil is transferred to the converter housing side by the lubricating oil transfer portion formed on the mating surface with the converter housing, so that the lubricating oil transfer portion is not affected by the size of the differential gear or the size of the control valve. The degree of freedom can be remarkably improved, and since there is no need to provide a lubricating oil delivery part in the vicinity of the differential gear, the differential gear can be disposed on the bottom side of the case body, and the lubrication accumulated in the lower part of the case body It is no longer necessary to supply lubricating oil separately in a soaked state.
[0009]
The lubricating structure of the continuously variable transmission according to claim 2 is the invention according to claim 1, wherein the lubricating oil passage of the transmission case passes through the intermediate wall and one end communicates with the lubricating oil outlet of the control valve. A through oil passage penetrating the intermediate wall, communicating with the through oil passage, along the intermediate wall, and between the first shaft and the fourth shaft, and between the third shaft and the fourth shaft. It is composed of a gap portion, a pipe disposed through the third shaft and the outside of the second shaft, and a through oil passage that communicates with the pipe and communicates with the lubricating oil delivery portion through the intermediate wall. It is characterized by having.
[0010]
In the invention according to claim 2, the lubricating oil output from the lubricating oil outlet of the control valve is guided to the upper side from the third shaft through the through oil passage and the pipe, and is further connected to the converter housing through the through oil passage. Guided by the lubricating oil delivery portion formed on the mating surface and delivered to the converter housing, the lubrication path from the control valve to the delivery portion can be freely set by the pipe.
[0011]
Furthermore, the lubricating structure of the continuously variable transmission according to claim 3 is the invention according to claim 1 or 2, wherein the lubricating oil passage of the converter housing communicates with a lubricating oil passage transferring portion formed at one end of the transmission case. A through oil passage whose other end passes through the converter housing and extends to the intermediate position of the support portion of the second shaft and the third shaft, a pipe communicating with the through oil passage, and a second communicating with the pipe. It is characterized by comprising a distribution oil passage communicating with the lubricating oil passage of the shaft and the third shaft, respectively.
[0012]
In the invention according to claim 3, the lubricating oil delivered from the transmission case is guided to the intermediate portion between the second shaft and the third shaft through the through oil passage, and then, the second shaft through the pipe and the distribution oil passage. In addition, since it is guided by the third shaft, it is possible to freely set the lubricating path from the lubricating oil delivery section to the second shaft and the third shaft.
[0013]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
FIG. 1 is a schematic front view of a V-belt type continuously variable transmission showing an embodiment of the present invention, and FIGS. 2 and 3 are a right side view and a left side view of FIG.
The V-belt type continuously variable transmission includes a
[0014]
In the
[0015]
The
The
[0016]
The pinion carrier 25 can be connected to the
[0017]
The
[0018]
One end of the driven
[0019]
The
A
[0020]
The rotational force input from the
[0021]
The rotational force of the
[0022]
When the power is transmitted as described above, the movable
[0023]
As shown in FIG. 4, the
[0024]
Lubricating oil output from the lubricating
As shown in FIG. 6, an
[0025]
As shown in FIGS. 4 and 7, the mission case side lubricating
[0026]
One end of the L-shaped
As clearly shown in FIG. 4, the
[0027]
As is particularly apparent in FIG. 6, the inclined through
Further, as clearly shown in FIG. 6, the converter housing
[0028]
Here, the
[0029]
The lubricating oil supplied to the lubricating
[0030]
Next, the operation of the above embodiment will be described.
Assume that the
[0031]
When the ignition switch is turned on from this parking state and the
[0032]
The lubricating oil output from the lubricating
[0033]
In this lubricating
[0034]
The other of the lubricating oil branched off in the
[0035]
In this way, lubrication and hydraulic oil supply around the
At this time, the delivery of the lubricating oil output from the control valve 71 from the
[0036]
In addition, the mission case
[0037]
In the above embodiment, the case where the
[0038]
In the above embodiment, the lubricating
[0039]
【The invention's effect】
As described above, according to the first aspect of the invention, the lubricating oil output from the lubricating oil outlet of the control valve is guided outside the outermost peripheral range of the differential gear by the lubricating oil passage along the intermediate wall of the transmission case. After that, the lubricant oil is supplied to the lubricating oil delivery section formed on the mating surface with the converter housing and delivered to the converter housing side, so that this lubricating oil delivery section may be affected by the size of the differential gear and the size of the control valve. In addition, the degree of freedom in design can be remarkably improved, and since there is no need to provide a lubricating oil delivery part in the vicinity of the differential gear, the differential gear can be disposed on the bottom side of the case body. It is immersed in the lubricating oil that accumulates in the lower part and supplied separately. That it is unnecessary, the effect is obtained that by omitting the provision of the orifice to the transmission case side lubrication oil passage can be ensured good lubrication balance.
[0040]
According to the second aspect of the present invention, the lubricating oil output from the lubricating oil outlet of the control valve is guided to the upper side from the third shaft through the through oil passage passing through the intermediate wall and further through the pipe. Lubricant path from the control valve to the transfer part by the pipe is guided to the lubricant oil transfer part formed on the mating surface with the converter housing through the through oil passage penetrating the wall and transferred to the converter housing side. Can be set freely.
[0041]
Further, according to the invention of claim 3, the lubricating oil delivered from the transmission case side is guided to the intermediate portion between the second shaft and the third shaft through the through oil passage, and then, via the pipe and the distribution oil passage. Since the second shaft and the third shaft are guided, the lubricating path from the lubricating oil delivery section to the second shaft and the third shaft can be freely set.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic front view showing an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a right side view of FIG.
FIG. 3 is a left side view of FIG. 1;
FIG. 4 is an end view shown by an arrow A in FIG.
FIG. 5 is an end view shown by arrow B in FIG. 1;
6 is an enlarged cross-sectional view taken along the line CC of FIG. 2 showing the main part of the present invention.
FIG. 7 is a schematic configuration diagram showing a power transmission mechanism in the case body.
FIG. 8 is a cross-sectional view showing a conventional lubricating oil supply system.
FIG. 9 is an end view of a converter housing showing a conventional lubricating oil supply system.
[Explanation of symbols]
10 engine
11 Case body
11a Mission case
11b Converter housing
12 Torque converter
15 Forward switching mechanism
16 Drive pulley
26 Driven pulley
29 V-belt type continuously variable transmission mechanism
40 Forward clutch
50 Reverse brake
51 Oil pump
101 1st axis
102 Axis 2
103 3rd axis
104 4th axis
70 Control valve
71A Mission case side oil passage
71B Lubricating oil delivery section
72 Converter housing side oil passage
73 Middle wall
74 L-shaped oil passage
75 pipe
76 Inclined through oil passage
82 Inclined oil passage
83 Connecting pipe
84 Branch oil passage
Claims (3)
前記ミッションケースには、前記コンバータハウジングとの結合面端部側に前記第3軸及び第4軸を回転自在に支承する中間壁を設けると共に、当該中間壁と前記ディファレンシャルリングギヤとの間隙部に、一端が当該ミッションケースに配設されたコントロールバルブの潤滑油出口に連通し、他端が前記ディファレンシャルリングギヤの最外周範囲外に延長する潤滑油路を形成し、前記コンバータハウジングとの合わせ面に前記潤滑油路に連通する潤滑油受け渡し部を形成し、前記コンバータハウジングに、前記潤滑油受け渡し部に連通すると共に、前記第2軸及び第3軸の潤滑油路に連通する潤滑油路を形成したことを特徴とする無段変速機における潤滑構造。Power from a rotational drive source is transmitted to the transmission case and the converter housing that are coupled to each other, and a first shaft formed with a drive pulley, and arranged in parallel with the first shaft, the drive pulley and the V belt A second shaft formed with a driven pulley connected via a shaft, a third shaft connected to the second shaft via a power transmission means, and a differential gear connected to the third shaft via a differential ring gear In the continuously variable transmission that supports the fourth shaft formed with
In the transmission case, an intermediate wall that rotatably supports the third shaft and the fourth shaft is provided on the end surface of the coupling surface with the converter housing, and in a gap portion between the intermediate wall and the differential ring gear, One end communicates with the lubricating oil outlet of the control valve disposed in the transmission case, and the other end forms a lubricating oil passage extending outside the outermost peripheral range of the differential ring gear, and the mating surface with the converter housing A lubricating oil delivery portion communicating with the lubricating oil passage is formed, and a lubricating oil passage communicating with the lubricating oil passage portion of the second shaft and the third shaft is formed in the converter housing while communicating with the lubricating oil delivery portion. A lubrication structure in a continuously variable transmission.
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