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JP4013723B2 - Shock absorbing structure for vehicle side door - Google Patents

Shock absorbing structure for vehicle side door Download PDF

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JP4013723B2
JP4013723B2 JP2002298315A JP2002298315A JP4013723B2 JP 4013723 B2 JP4013723 B2 JP 4013723B2 JP 2002298315 A JP2002298315 A JP 2002298315A JP 2002298315 A JP2002298315 A JP 2002298315A JP 4013723 B2 JP4013723 B2 JP 4013723B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、車両の側部に形成された乗員乗降用のドア開口を開閉するような車両用サイドドアの衝撃吸収構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、上述例の車両のサイドドア構造としては次のような構造がある。すなわち、車体側部に仕切りのない連続したドア開口を設け、このドア開口をフロントドアとリヤドアとで開閉可能に覆い、フロントドアはその前部をフロントドアヒンジを介して車体に枢着し、リヤドアはその後部をリヤドアヒンジを介して車体に枢着し、これらフロントドアとリヤドアとからなるサイドドアを所謂観音開き構造に構成すると共に、フロントドアの後端部をリヤドアの前端部外側に重合させ、かつリヤドアの前端部内部には上下方向に延びる補強部材を設けたものである(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
また、ドアの衝撃吸収構造としては、ドアアウタパネルのドアウエスト部からウエストレインフォースメントを下方に向けて取付けると共に、ドアインナパネルとドアアウタパネルとの間を車両の前後方向に延びるインパクトバーからブラケットを上方に向けて取付け、上述のウエストレインフォースとブラケットとの間にボルト等の取付け部材を用いて衝撃吸収パッドを取付けた構造がある(例えば、特許文献2参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−138864号公報
【特許文献2】
特開平10−1003号公報。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上述のようにドアアウタパネルの内面で、かつドアアウタパネルの近傍位置において衝撃吸収パッドを設けると、側突時の衝撃荷重をこの吸収パッドにて吸収することができる利点がある反面、上述の衝撃吸収パッドをドア内に設けるためには、ウエストレインフォース、ブラケットおよびボルト等の取付け部材が必要不可欠な関係上、この衝撃吸収パッドの取付けに要する作業が複雑化し、また、その部品点数も大となる問題点があった。
【0006】
この発明は、インパクトバーの周囲の所定部に、車幅方向の衝撃荷重を吸収可能な衝撃吸収部材を設け、この衝撃吸収部材には車室内側に突出する突出部を設け、この突出部をドアインナパネルとモジュールパネルとの間に係止して衝撃吸収部材を固定するように構成することで、衝撃吸収部材の取付け作業の簡素化とレイアウト自由度の向上を図ることができると共に、衝撃吸収部材の取付けに要する部品点数の削減を図ることができ、しかも、上記突出部をドアインナパネルとモジュールパネルとの間に係止させることで、衝撃吸収部材を固定することができるので、既存の部材を有効利用して該衝撃吸収部材を簡単に取付けることができる車両用サイドドアの衝撃吸収構造の提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明による車両用サイドドアの衝撃吸収構造は、車両の側部に形成された開口を開閉する車両用サイドドアであって、ドアインナパネルと、該ドアインナパネルに接合されたドアアウタパネルとを備え、上記ドアインナパネルと上記ドアアウタパネルとの間には車両の前後方向に延びるインパクトバーが設けられ、
上記インパクトバーの周囲の所定部には車幅方向の衝撃荷重を吸収可能な衝撃吸収部材が配設された車両用サイドドアの衝撃吸収構造において、上記ドアインナパネルと上記ドアアウタパネルとの間において、少なくともウインドガラスの昇降軌跡空間の下方に上記インパクトバーが設けられ、該インパクトバーの周囲の所定部に位置する上記衝撃吸収部材には、車室内側に突出する突出部が形成され、該突出部を、上記ドアインナパネルと、該ドアインナパネルの車室内側からドアインナパネルに組付けられるモジュールパネルとの間に係止して上記衝撃吸収部材を固定するように構成されたものである。
【0008】
上記構成の衝撃吸収部材は、衝撃吸収パッド等のエネルギ吸収部材にて形成することができる。
【0009】
上記構成によれば、上述の衝撃吸収部材には車室内側に突出する突出部を設け、この突出部をドアインナパネルとモジュールパネルとの間に係止して衝撃吸収部材を固定するように構成したので、該衝撃吸収部材を簡単に取付けることができる。
【0010】
この結果、衝撃吸収部材の取付け作業の簡素化とレイアウト自由度の向上を図ることができると共に、従来のようなウエストレインフォース、ブラケット、ボルト等が不要となるので、衝撃吸収部材の取付けに要する部品点数の削減を図ることができる。
【0011】
しかも、上記突出部をドアインナパネルとモジュールパネルとの間に係止させることにより、衝撃吸収部材を固定することができるので、既存の部材を有効利用して該衝撃吸収部材を簡単に取付けることができる。
【0012】
この発明の一実施態様においては、上記ドアインナパネルと上記ドアアウタパネルとの間において、さらに、ウインドガラスの昇降軌跡空間の車室外側には上部側のインパクトバーが設けられ、該上部側のインパクトバーに配置される衝撃吸収部材は、該衝撃吸収部材を車室外側に押し付けて上部側のインパクトバーに係止させる係止部としての係止爪を有しているものである。
【0013】
上記構成によれば、係止部としての係止爪を用いて衝撃吸収部材を上部側のインパクトバーに係止させることができる。
【0014】
この発明の一実施態様においては、上記衝撃吸収部材には、上記インパクトバーの上辺部に係止される載置部が設けられ、該載置部と上記突出部とが上記衝撃吸収部材に一体に形成されたものである。
【0015】
上記構成によれば、上述の載置部をインパクトバーの上辺部に係止する載置構造により、衝撃吸収部材をインパクトバーに簡単に係止することができる。
【0016】
また、上記載置部と突出部とを上記衝撃吸収部材に一体に形成したので、衝撃吸収部材の取付けに要する部品点数の削減を図ることができる。
【0017】
この発明の一実施態様においては、上記衝撃吸収部材とドアアウタパネル内面との間には貼着部材が設けられたものである。
上記構成の貼着部材は、両面テープで構成してもよい。
【0018】
上記構成によれば、衝撃吸収部材とドアアウタパネルの内面とを貼着することができるので、衝撃吸収部材取付け時の仮預けを行なうことができると共に、異音の発生防止を図ることができる。
【0019】
【実施例】
この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。
図面は車両のサイドドアの衝撃吸収構造を示すが、まず、サイドドア構造について説明する。車両を車外側から見た状態で示す図1において、車両1の車体側面には、フロントドア2とリヤドア3とで構成されるサイドドアが設けられ、フロントドア2の前端部とリヤドア3の後端部とに、それぞれヒンジ部としてのフロントドアヒンジ4とリヤドアヒンジ5が設けられてフリースタイル構造(観音開き構造)のサイドドアが構成されている。上述の各ドアヒンジ4,5はドア側ヒンジブラケット、ヒンジピン、ボディ側ヒンジブラケットを有するものである。
【0020】
上述のフロントドア2はフロントドアヒンジ4,4を介して車体剛性部材としてのヒンジピラーに開閉可能に枢着され、上述のリヤドア3はリヤドアヒンジ5,5を介してリヤボディに開閉可能に枢着され、これらの両ドア2,3により車両側部の仕切りのない連続したドア開口部15(図11参照)、つまり、センタピラーレスのドア開口部を開閉可能に覆っている。
【0021】
これらサイドドアを構成するフロントドア2とリヤドア3とは、それぞれ、ドア本体6,7とドアサッシュ部8,9とウインドガラス10(但し、樹脂製のものも含む),フリップウインド部材11とで構成され、このうちドア本体6,7の内部には車両の前後方向に延びるインパクトバー12,13、横インパクトバー14が設けられる。
【0022】
この実施例の観音開き構造のドアは、フロントドア2が優先して開放され、リヤドア3はフロントドア2の開放後において、その開成が許容されるように構成している。
【0023】
上述の各ドア2,3は、ドア開口部15(図11参照)を開閉するもので、図1に示すように、フロントドア2の後端部にはリヤドア3に対して係脱可能なドアラッチ16を設け、このドアラッチ16がリヤドア3の前端部に設けられたストライカでロックされ、リヤドア3の前端部上下には車体に対して係脱可能なドアラッチ17,18を設け、これらドアラッチ17,18はドア開口部15(図11参照)の上辺部および下辺部に設けた後述するボディ側のストライカ19,20(図11参照)でそれぞれロックされるように構成している。
【0024】
図2は右側のサイドドアを車室内側から見た状態で示す側面図、図3は図2のA−A線に沿う部分断面図であって、フロントドア2とリヤドア3との閉鎖時には、図3に示すようにリヤドア3の前部外側に対してフロントドア2の後部が所定量重なり合うようなオーバラップ構造となる。
【0025】
上述のフロントドア2は、ドアアウタパネル21とドアインナパネル22とを備え、ドアインナパネル22には図2に示すように2つの開口部23,24(ドアモジュール取付け用の開口部)と、これら開口部23,24間に位置して斜め方向つまり前高後低状に傾斜して上下方向に延びる仕切り部25とが形成されている。
【0026】
上述のリヤドア3は、2部材に分割形成されたドアアウタパネル26,28と、ドアインナパネル27とを備え、これらの各パネル26,27,28はアルミニウムまたはアルミ合金などの軽金属や軽合金にて形成されると共に、リヤドア3の前部縦辺部を構成するドアアウタパネル28の所定部には、フロントドア2のドアラッチ16に対応してストライカ29が取付けられている。
【0027】
図4は右側のフロントドア2を車室内側から見た状態で示す側面図、図5は図4のB−B線矢視断面図であって、ドアアウタパネル21とドアインナパネル22とを接合して構成されるフロントドア2の前部縦辺部には該前部縦辺部に沿って上下方向に延びる剛性部材としてのヒンジレインフォースメント30が設けられており、このヒンジレインフォースメント30によりドア剛性の向上を図っている。
【0028】
このヒンジレインフォースメント30は、車外側において車両の前後方向に延びる前部片30aと、車内側において車両の前後方向に延びる後部片30bと、これら両片30a,30bを接続して車幅方向に延びる接続片30cとを有するように厚板部材にて断面略Z字状に形成されている。
【0029】
また、フロントドア2の後部縦辺部には該後部縦辺部に沿って上下方向に延びる剛性部材としてのフロントドアリヤレインフォースメント31が設けられており、このフロントドアリヤレインフォースメント31によりドア剛性の向上を図ると共に、側突に対する剛性を向上させて、車両の側突時のドア2の車室内への侵入量を軽減すべく構成している。
【0030】
このフロントドアリヤレインフォースメント31は図3、図5、図6、図7に示すように、車外側において車両の前後方向に延びる後部片31aと、車内側において車両の前後方向に延びる前部片31bと、これら両片31a,31bを接続して車幅方向に延びる接続片31cとを有するように厚板部材にて断面略Z字状に形成されている。
【0031】
さらに、図4に示すように上述のフロントドアリヤレインフォースメント31の上端部はドアサッシュ部8の後部縦辺部8a内に連続して延びる延出部32を備え、サッシュ剛性の向上を図り、高速走行時の負圧により、シール部材が車外側へ吸い出されるのを防止すべく構成している。
【0032】
しかも、図4に示すように上述のフロントドアリヤレインフォースメント31の下端部にはフロントドア2の下部の前後辺に沿って前方に延びる延長部33を備えて、フロントドアリヤレインフォースメント31それ自体の剛性向上を図ると共に、フロントドア下部の剛性向上を図るように構成している。
【0033】
また、上下両端に延出部32および延長部33を備えたフロントドアリヤレインフォースメント31の全体には図6に示すように複数の凹凸部を形成して、該フロントドアリヤレインフォースメント31の強度向上を図っている。
【0034】
図4、図5、図8に示すように前述のインパクトバー12はヒンジレインフォースメント30の前部片30aと、フロントドアリヤレインフォースメント31の後部片31aとの間、すなわち剛性部材相互間に車両の前後方向に延びるように接合固定されている。換言すれば、インパクトバー12の前端部および後端部はヒンジレインフォースメント30、フロントドアリヤレインフォースメント31と重合するように設けられ、強固な構造を確保すべく構成している。
【0035】
上述のインパクトバー12に対して上下方向に離間する下側のインパクトバー13も図4に示すように、ヒンジレインフォースメント30の前部片30aと、フロントドアリヤレインフォースメント31の後部片31aとの間、すなわち剛性部材相互間に車両の前後方向に延びるように接合固定されている。換言すれば、インパクトバー13の前端部および後端部はヒンジレインフォースメント30、フロントドアリヤレインフォースメント31と重合するように設けられ、強固な構造を確保すべく構成している。
【0036】
また、図8に示すように上下方向に離間する複数のインパクトバー12,13は車外側に突出するような横向き凸状の断面形状を有し、この断面構造により、インパクトバー12,13それ自体の剛性向上を図ると共に、インパクトバー12,13を上下に離間して複数設けることにより、側突時の荷重入力に対して上下方向で広範囲において対応すべく構成している。
【0037】
図9は図4のE−E線に沿う要部拡大断面図であって、フロントドア2の後部側の下端部には該フロントドア2から車体側のサイドシル34のサイドシルアウタ35に向けて凸状に突出したキャッチャーピン36を設けている。
【0038】
すなわち、上述のフロントドアリヤレインフォースメント31における下端部の延長部33にナット37を予め溶接固定し、このナット37と対向する延長部33およびドアインナパネル22にはキャッチャーピン36のネジ部を挿通する孔部を形成して、上述のキャッチャーピン36をドアインナパネル22の車室内側から上記ナット37に締付け固定したものである。
【0039】
また、上述のキャッチャーピン36は車両の側突時においてフロントドア2の侵入を規制するものであって、このキャッチャーピン36と対応する位置においてサイドシルアウタ35には合成樹脂製で、かつ凹状のキャッチャーピン受け部38を設け、フロントドア2の閉時に上述のキャッチャーピン36がキャッチャーピン受け部38に挿入されるように構成している。
【0040】
図9はフロントドア2の全閉時の断面図であって、キャッチャーピン36の外径に対して、キャッチャーピン受け部38の内径は比較的大きく設定されている。また上述のキャッチャーピン36は車両の側突時においてフロントドア2の侵入を規制するためのドア侵入規制部材である。
【0041】
キャッチャーピンはフロントドア2のみならず図1、図2に示すようにリヤドア3の下部にも設けられており、各キャッチャーピン36,39,40が略等間隔で前後方向に並ぶように構成されている。
【0042】
一方、図9においてサイドシルアウタ35の上端部外面には、車体とフロントドア2との間をシールするシール部材41を設け、またフロントドア2のドアインナパネル22の下部には、該フロントドア2と車体としてのサイドシル34との間をシールするシール部材42を設けている。
【0043】
図10は右側のリヤドア3を車室内側から見た状態で示す側面図、図11は図10のG−G線矢視断面図、図12は図10のH−H線矢視断面図であって、図10、図11に示すようにリヤドア3下部におけるインナパネル27の所定部にはシートベルトリトラクタ43のブラケット44を取付けるための開口部45が形成されている。
【0044】
また、図3、図10、図11に示すようにリヤドア3の前部縦辺部には該リヤドア3のドアサッシュ部9を含む略全高にわたって上下方向に沿って延びるバーチカルレインフォースメント46が配設されている。
【0045】
このバーチカルレインフォースメント46は、アルミニウムまたはアルミ合金などの軽金属や軽合金の厚板部材にて形成されると共に、図3に示すように車内側前部において車両の前後方向に延びる前部片46aと、この前部片46aの後端から車幅方向に延びる前面片46bと、この前面片46bの外端から車両前後方向後方に延びる側面片46cと、この側面片46cの後端から車両の前後方向後方で、かつ車幅方向内方に延びる後面片46dと、この後面片46dの内端から車両の前後方向後方に延びる後部片46eとを有するように断面略ハット状に形成されている。
【0046】
そして、上述の前部片46aはドアインナパネル27と、ドアパネル28との間にサンドイッチ状に挟持固定され、前面片46bとドアアウタパネル28とが重合する部分には前述のストライカ29が取付けられ、後部片46eはドアインナパネル27の前後方向中間部内面に接合されている。
【0047】
さらに、図3に示すように、リヤドア3の後部縦辺部には該リヤドア3の上下方向に沿って延びる剛性部材としてのヒンジレインフォースメント47が配設されている。
【0048】
このヒンジレインフォースメント47は車内側において車両の前後方向に延びる前部片47aと、車外側において車両の前後方向に延びる後部片47bと、これら両片47a,47bを接続して車幅方向に延びる接続片47cとを有するように、アルミニウムまたはアルミ合金などの軽金属や軽合金の厚板部材にて、断面略Z字状に形成されている。
【0049】
図3、図10、図11に示すように前述の横インパクトバー14はバーチカルレインフォースメント46の側面片46cと、ヒンジレインフォースメント47の後部片47bとの間、すなわち剛性部材相互間に車両の前後方向に延びるように接合固定されている。換言すれば、この横インパクトバー14はその前後両端部がバーチカルレインフォースメント46、ヒンジレインフォースメント47と重合するように設けられており、この重合構造により、リヤドア3の側突に対する剛性の向上を図るように構成している。
【0050】
また、上述の横インパクトバー14は図11に断面形状にて示すように凹凸状に形成されていて、この凹凸構造により横インパクトバー14それ自体の剛性向上を図るように構成している。
【0051】
図10に示すように、上述のリヤドア3はその前部縦辺部が後傾するように形成されており、この前部縦辺部の前上角部3U(前側上部コーナ部)と前下角部3D(前側下部コーナ部)より離間した部位との間を上下方向に略垂直に延びる縦インパクトバー48を設けている。
【0052】
この縦インパクトバー48は高張力鋼のパイプ部材(剛性パイプ部材)にて形成されている。
また、図10に示すように上述のバーチカルレインフォースメント46は側面視において縦インパクトバー48と車両の前後方向にオーバラップするように配設されている。さらに詳しくは、図3に示すように上述のバーチカルレインフォースメント46とリヤドア本体7のドアインナパネル27との間には閉断面49が形成され、縦インパクトバー48はこの閉断面49内部に配設されたものである。
【0053】
さらに、上述の横インパクトバー14は図3、図10に示すように、その前部が縦インパクトバー48と車両の前後方向にてオーバラップすべく配設されている。
しかも、図3にフロントドア2およびリヤドア3をそれぞれ閉鎖状態で示すように、両ドア2,3の閉鎖時にはフロントドアリヤレインフォースメント31がリヤドア3の前部縦辺部に設けられたバーチカルレインフォースメント46と重なり合うように配設されており、この重合構造により、該重合部の剛性向上を図って、側突時のサイドドアの車室内への侵入量を軽減すべく構成している。
【0054】
ところで、図11に示すように、リヤドア3内の下部には断面凹状のドアラッチレインフォースメント50を設けている。
このドアラッチレインフォースメント50の車外側立上り片はリベット51(取付け部材)を用いてバーチカルレインフォースメント46の下部に固定する一方、車内側立上り片はボルト、ナットおよびリベット等の取付け部材52を用いて、ブラケット44および後述する縦インパクトバー48の下端ブラケット55と共にドアインナパネル27に共締め固定している。
【0055】
上述の縦インパクトバー48は図11、図13に示すように上端ブラケット53、中間ブラケット54、下端ブラケット55を用いて、バーチカルレインフォースメント46およびドアインナパネル27に固定されている。
【0056】
ここで、上端ブラケット53は断面略半円形状の保持部56を有する外部ブラケット57と、断面略半円形状の保持部58を有する内部ブラケット59との2部材から成り、これら両ブラケット57,59を接合して、縦インパクトバー48の上端部を保持すると共に、外部ブラケット57はリベット60(取付け部材)を用いてバーチカルレインフォースメント46の上部に固定し、内部ブラケット59はボルト、ナット等の取付け部材61…を用いて、ドアラッチ17およびショルダベルトアンカ用のアンカブラケット62と共にドアインナパネル27に共締め固定している。
【0057】
また中間ブラケット54は断面略半円形状の保持部63と、上部取付け片64と、下部取付け片65とを備え、図3にも示すように、保持部63で縦インパクトバー48の中間部を保持すると共に、上部取付け片64はボルト、ナット等の取付け部材66を用いて、ブラケット44と共にドアインナパネル27に共締め固定し、下部取付け片65はリベット67(取付け部材)を用いて横インパクトバー14と共にバーチカルレインフォースメント46に共締め固定している。
【0058】
すなわち、縦インパクトバー48の上下方向の中間部は、バーチカルレインフォースメント46とドアインナパネル27との双方に接続される中間ブラケット54によって支持されたものである。また横インパクトバー14と、バーチカルレインフォースメント46と、中間ブラケット54が上述のリベット67にて共締め固定されたものである。
【0059】
さらに、下端ブラケット55は断面略半円形状の保持部68と前後の取付け片69,70とを備え、保持部68で縦インパクトバー48の下端部を保持すると共に、前後の取付け片69,70はボルト、ナットおよびリベット等の取付け部材52を用いて、ドアラッチレインフォースメント50およびブラケット44と共にドアインナパネル27に共締め固定している。
なお、上述の上端ブラケット53、中間ブラケット54、下端ブラケット55の所定部は縦インパクトバー48の外周部に溶接固定されている。
【0060】
ここで、図11に示すように、リヤドア3のロック機構つまり上部のドアラッチ17と下部のドアラッチ18とは縦インパクトバー48の上下両端部に取付けられている。詳しくは、上部のドアラッチ17は縦インパクトバー48の上端部に内部ブラケット59を介して取付けられており、下部のドアラッチ18は縦インパクトバー48の下端部に下端ブラケット55およびドアラッチレインフォースメント50を介して取付けられている。
【0061】
図11において、車体側上部のルーフパネル71の側部にはルーフレールアウタ72とルーフレールインナ73とを接合すると共に、このルーフレールインナ73には前述のストライカ19を取付けている。
【0062】
また、車体側下部のフロアパネル74の側部には、サイドシルインナ75とサイドシルアウタ35とから成るサイドシル34を接合すると共に、上述のサイドシルアウタ35の所定部には前述のストライカ20を取付けていて、車体側のこれらの各ストライカ19,20にリヤドア3の縦インパクトバー48の上下両端部に取付けたドアラッチ17,18が係合するように構成している。
【0063】
図14は車両用サイドドアの衝撃吸収構造を示す斜視図、図15はドアインナパネル22の車室内側にドアモジュールとしてのモジュールパネル77およびドアトリム78を取付けた状態下にて示す図14のJ−J線矢視断面図である。
【0064】
図14、図15に示すように、上下に離間して複数配設されたインパクトバー12,13の車室内側の所定部、すなわち前席シートに着座した前席乗員と対向する部分には車幅方向の衝撃荷重(つまり側突荷重)を吸収可能な衝撃吸収部材としての上部衝撃吸収部材としての上部衝撃吸収パッド(以下単に上部パッドと略記する)79と、下部衝撃吸収パッド(以下単に下部パッドと略記する)80とがそれぞれ設けられている。
【0065】
上述の上部パッド79は図16に拡大図で、また図17にパッド単独の形状を斜視図でそれぞれ示すように、インパクトバー12の上側に位置する上部79aと、インパクトバー12の下側に位置する下部79bと、車外側の先端部が横向き凹状のインパクトバー12の凹部内に挿入される中間部79cとを一体に形成して、略ブロック状に構成されている。
【0066】
また、上部パッド79の上部79aにおいてドアアウタハンドル81と対応する部位には干渉を回避する目的で凹部79d,79eが形成されている。
さらに上部パッド79の上部79aと中間部79cとの間、並びに中間部79cと下部79bとの間には、該上部パッド79を車幅方向に貫通する孔部82,83を形成し、この孔部82,83には該上部パッド79をインパクトバー12に係止する係止部としての係止爪84を設けている。
【0067】
この係止爪84は図16に示すようにコの字状の係止爪本体84aにおけるインパクトバー12の上下両辺部と対応する部分に爪部84b,84bを一体的に切り起こし形成したもので、これらの爪部84b,84bは常時インパクトバー12側に付勢されている。
【0068】
上述の係止爪84はバネ鋼などの金属または合成樹脂により構成され、この係止爪84は予め上記孔部82,83を利用して上部パッド79にサブアセンブリされる。
【0069】
そして、この係止爪84がサブアセンブリされた上部パッド79を、モジュールパネル77の取付け前段階において、ドアインナパネル22の開口部23からインパクトバー12側へ押圧すると、弾性変位する爪部84b,84bがインパクトバー12の上下両辺部にその上下から係止されるので、この上部パッド79をワンタッチでインパクトバー12に取付けることができる。
【0070】
また上述の上部パッド79の上部79aにおける車外側端面と、ドアアウタパネル21の内面との間、詳しくは上部79a側には貼着部材としての両面テープ85が接着固定されているので、上部パッド79の取付け前に両面テープ85のドアアウタパネル21内面側の離型紙(図示せず)を取外し、その後に、上部パッド79をインパクトバー12側へ押圧すると、上述の両面テープ85がドアアウタパネル21の内面に接着するので、この両面テープ85にて上部パッド79の仮預けを行なうことができると共に、車両走行時には斯る接着構造により異音の発生を防止することができる。
【0071】
一方、上述の下部パッド80は図18に拡大図で、また図19にパッド取付け前の状態を分解斜視図でそれぞれ示すように、インパクトバー13の上側に位置する上辺部80aと、インパクトバー13の車室内側に位置する側辺部80bとを正面視において逆L字状に一体形成して構成されている。
【0072】
上述の上辺部80aと側辺部80bとが一体形成された各部80a,80bの内側コーナ部には、インパクトバー13の上辺部に係止される載置部86が設けられ、また側辺部86bの車室内側にはドアインナパネル22とモジュールパネル77との間に係止される突出部87が設けられ、これら載置部86および突出部87が下部パッド80に一体に形成されている。
【0073】
上述のドアインナパネル22の開口部23形成部位、つまり開口部23の口縁には該ドアインナパネル22をドア内部空間側へ折り曲げてフランジ部88が一体形成されている。
【0074】
下部パッド80における上述の突出部87の近傍下部には位置決め突部89が一体形成される一方、この位置決め突部89と対応するようにドアインナパネル22側のフランジ部88には突出部90,91が一体形成され、これら前後の突出部90,91間が位置決め凹部92に設定されている。
【0075】
そして、この下部パッド80を、モジュールパネル77の取付け前段階において、ドアインナパネル22の開口部23からインパクトバー13の上方へ挿入し、インパクトバー13側に向けて下方へ移動させ、位置決め突部89を位置決め凹部92に挿入すると共に、載置部86をインパクトバー13の上辺部に係止させる。
【0076】
この時、下部パッド80の突出部87はドアインナパネル22の開口部23におけるフランジ部88の突出部91上に位置する。次に、ドアインナパネル22の車室内側にモジュールパネル77を組付け、このモジュールパネル77により下部パッド80を車室内側から車室外方向に押圧して固定すると共に、上述の突出部87をドアインナパネル22とモジュールパネル77との間に係止するものである。
【0077】
また、上述の下部パッド80の上辺部80aにおける車外側端面と、ドアアウタパネル21の内面との間、詳しくは上辺部80a側には貼着部材としての両面テープ93が接着固定されているので、下部パッド80の取付け前に両面テープ93のドアアウタパネル21内面側の離型紙(図示せず)を取外し、その後、下部パッド80を図18に示す所定部に配設すると、この両面テープ93がドアアウタパネル21の内面に接着するので、この両面テープ93にて下部パッド80の仮預けを行なうことができると共に、車両走行時には斯る接着構造により異音の発生を防止することができる。
【0078】
なお、図15においてαはウインドガラス10の昇降軌跡を示すものである。また、以上の説明においては主として右側のフロントドア2およびリヤドア3の構造について述べたが、左側のフロントドア2およびリヤドア3は右側のそれと対称に構成されている。さらに、図中、Fは車両前方を示し、Rは車両後方を示し、INは車両内方を示し、OUTは車両外方を示すものである。
【0079】
このように上記実施例の車両用サイドドアの衝撃吸収構造は、車両の側部に形成されたドア開口部15を開閉する車両用サイドドアにおいて、上記サイドドア(フロントドア2参照)はドアインナパネル22と、上記ドアインナパネル22に接合されたドアアウタパネル21とを備え、上記ドアインナパネル22にはドアアウタパネル21との間に配設されて車両の前後方向に延びるインパクトバー12,13が設けられ、上記インパクトバー12,13の車室内側の所定部には車幅方向の衝撃荷重を吸収可能な衝撃吸収部材としての上部パッド79、下部パッドが配設され、上記衝撃吸収部材(上部パッド79、下部パッド80参照)には該衝撃吸収部材(上部パッド79、下部パッド80参照)をインパクトバー12,13に係止する係止部(係止爪84、載置部86、突出部87参照)が設けられたものである。
【0080】
この構成によれば、上述の衝撃吸収部材(上部パッド79、下部パッド80参照)に係止部(係止爪84、載置部86、突出部87参照)を設けたので、この係止部をインパクトバー12,13に係止することで、該衝撃吸収部材(上部パッド79、下部パッド80参照)を取付けることができる。
【0081】
この結果、衝撃吸収部材(上部パッド79、下部パッド80参照)の取付け作業の簡素化とレイアウト自由度の向上を図ることができると共に、従来のようなウエストレインフォース、ブラケット、ボルト等が不要となるので、衝撃吸収部材(上部パッド79、下部パッド80参照)の取付けに要する部品点数の削減を図ることができる。
【0082】
また、上記衝撃吸収部材(上部パッド79参照)の係止部はインパクトバー12に係止可能な係止爪84で構成されたものである。
この構成によれば、係止爪84を用いて衝撃吸収部材(上部パッド79参照)をインパクトバー12に係止させることができる。
【0083】
さらに、上記ドアインナパネル22の車室内側に設けられるモジュールパネル77を設け、上記衝撃吸収部材(下部パッド80参照)はモジュールパネル77により車室内側から車室外方向に押圧して固定されたものである。
この構成によれば、ドアインナパネル22の車室内側に設けられるモジュールパネル77の押圧構造により、衝撃吸収部材(下部パッド80参照)をインパクトバー13に簡単に固定することができる。
【0084】
加えて、上記衝撃吸収部材(下部パッド80参照)の係止部はインパクトバー13の上辺部に係止される載置部86に設定されたものである。
この構成によれば、上述の載置部86をインパクトバー13の上辺部に係止する載置構造により、衝撃吸収部材(下部パッド80参照)をインパクトバー13に簡単に係止することができる。
【0085】
また、上記衝撃吸収部材(下部パッド80参照)の係止部はドアインナパネル22とモジュールパネル77との間に係止される突出部87に設定されたものである。
この構成によれば、上述の突出部87をドアインナパネル22とモジュールパネル77との間に係止させると、衝撃吸収部材(下部パッド80参照)を固定することができるので、既存の部材を有効利用して該衝撃吸収部材(下部パッド80参照)を簡単に取付けることができる。
【0086】
さらに、上記載置部86および突出部87が上記衝撃吸収部材(下部パッド80参照)に一体に形成されたものである。
この構成によれば、衝撃吸収部材(下部パッド80参照)の取付けに要する部品点数の削減を図ることができる。
【0087】
しかも、上記インパクトバー12,13は上下に複数本配設され、これら複数の各インパクトバー12,13に衝撃吸収部材(上部パッド79、下部パッド80参照)がそれぞれ設けられたものである。
この構成によれば、車両の側面衝突時に該側突に対して上下方向の広い範囲で衝撃を吸収することができる。
【0088】
また、上記衝撃吸収部材(上部パッド79、下部パッド80参照)とドアアウタパネル21内面との間に貼着部材としての両面テープ85,93が設けられたものである。
この構成によれば、衝撃吸収部材(上部パッド79、下部パッド80参照)とドアアウタパネル21の内面とを貼着することができるので、衝撃吸収部材取付け時の仮預けを行なうことができると共に、異音の発生防止を図ることができる。
【0089】
図20は下部パッド80の他の実施例を示し、上辺部80aと側辺部80bとを逆L字状に一体形成した下部パッド80の載置部86の下面にも貼着部材としての両面テープ94を設け、この両面テープ94により、インパクトバー13と下部パッド80の載置部86とを接着固定すべく構成したものである。
【0090】
このように構成すると、下部パッド80の仮預け姿勢が安定する。なお、図20に示すこの実施例においても、その他の構成、作用、効果については先の実施例と同様であるから、図20において前図と同一の部分には同一符号を付して、その詳しい説明を省略する。
【0091】
図21、図22は車両用サイドドアの衝撃吸収構造の他の実施例を示すものである。図16、図17で示した上部パッド79においてはパッド中間部に孔部82,83を形成して、この孔部82,83に装着した係止爪84を用いて、該上部パッド79をインパクトバー12に係止すべく構成したが、図21、図22に示すこの実施例においては上部パッド79の中間部79cから前後両部に突出する係止爪装着部79f,79rを一体形成し、これら装着部79f,79rの上下両面と、上部パッド79の上部79aおよび下部79bとの間には係止爪84の装着を許容する切欠き空間部95…を形成して、上述の係止爪装着部79f,79rに係止爪84,84をそれぞれ装着したものである。
【0092】
また上述の係止爪84は合成樹脂により形成されていて、略コの字状の係止爪本体84aのインパクトバー12における上下両辺部と対応する部分には爪部84b,84bを一体的に屈曲形成している。
【0093】
この係止爪84は予め上部パッド79にサブアセンブリされていて、この係止爪84がサブアセンブリされた上部パッド79を、モジュールパネル77の取付け前段階において、ドアインナパネル22の開口部23からインパクトバー12側へ押圧すると、弾性変位する爪部84b,84bがインパクトバー12の上下両辺部にその上下から係止されるので、この上部パッド79をワンタッチでインパクトバー12に取付けることができる。
【0094】
このように構成すると、係止爪84の小型化を図ることができる。なお、図21、図22で示したこの実施例においても、その他の構成、作用、効果については先の実施例とほぼ同様であるから、図21、図22において前図と同一の部分には同一符号を付して、その詳しい説明を省略する。
【0095】
この発明の構成と、上述の実施例との対応において、
この発明の車両の側部に形成された開口は、実施例のセンタピラーレスのドア開口部15に対応し、
以下同様に、
サイドドアは、フロントドア2に対応し、
衝撃吸収部材は、上部パッド79、下部パッド80に対応し、
貼着部材は、両面テープ85,93に対応するも、
この発明は、上述の実施例の構成のみに限定されるものではない。
【0096】
【発明の効果】
この発明によれば、インパクトバーの車室内側の所定部に、車幅方向の衝撃荷重を吸収可能な衝撃吸収部材を設け、この衝撃吸収部材には車室内側に突出する突出部を設け、この突出部をドアインナパネルとモジュールパネルとの間に係止して衝撃吸収部材を固定するように構成したので、衝撃吸収部材の取付け作業の簡素化とレイアウト自由度の向上を図ることができると共に、衝撃吸収部材の取付けに要する部品点数の削減を図ることができる効果があり、しかも、上記突出部をドアインナパネルとモジュールパネルとの間に係止させることにより、上記衝撃吸収部材を固定するので、既存の部材を有効利用して該衝撃吸収部材を簡単に取付けることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の衝撃吸収構造を備えた車両のサイドドア構造の側面図。
【図2】 サイドドアを車室内側から見た状態で示す側面図。
【図3】 図2のA−A線矢視断面図。
【図4】 フロントドアの側面図。
【図5】 図4のB−B線矢視断面図。
【図6】 フロントドアリヤレインフォースメントの斜視図。
【図7】 図6のD−D線矢視断面図。
【図8】 図4のC−C線矢視断面図。
【図9】 図4のE−E線に沿う要部拡大断面図。
【図10】 リヤドアの側面図。
【図11】 図10のG−G線矢視断面図。
【図12】 図10のH−H線に沿う拡大断面図。
【図13】 縦インパクトバーおよびその取付けブラケットの分解斜視図。
【図14】 車両用サイドドアの衝撃吸収構造を示す斜視図。
【図15】 図14のJ−J線矢視に相当する断面図。
【図16】 図15の要部拡大図。
【図17】 上部パッドの斜視図。
【図18】 図15の要部拡大図。
【図19】 下部パッドの斜視図。
【図20】 下部パッド構造の他の実施例を示す拡大断面図。
【図21】 上部パッド構造の他の実施例を示す拡大断面図。
【図22】 図21で示した上部パッドの斜視図。
【符号の説明】
α…ウインドガラスの昇降軌跡
2…フロントドア
12,13…インパクトバー
15…ドア開口部(開口)
21…ドアアウタパネル
22…ドアインナパネル
77…モジュールパネル(ドアモジュール)
79…上部パッド(衝撃吸収部材)
80…下部パッド(衝撃吸収部材)
84…係止爪
85,93…両面テープ(貼着部材)
86…載置部
87…突出部
[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a shock absorbing structure for a vehicle side door that opens and closes a passenger opening / closing door opening formed on a side portion of the vehicle.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, as a side door structure of a vehicle in the above-described example, there is the following structure. That is, a continuous door opening without a partition is provided on the side of the vehicle body, and the door opening is covered with a front door and a rear door so that the front door can be opened and closed, and the front door is pivotally attached to the vehicle body via a front door hinge. The rear part is pivotally attached to the vehicle body via a rear door hinge, and the side door composed of the front door and the rear door is configured in a so-called double door structure, and the rear end of the front door is superposed on the outside of the front end of the rear door, In addition, a reinforcing member extending in the vertical direction is provided inside the front end portion of the rear door (see, for example, Patent Document 1).
[0003]
In addition, as a shock absorbing structure of the door, a waist reinforcement is attached downward from the door waist portion of the door outer panel, and a bracket is attached from an impact bar extending in the front-rear direction of the vehicle between the door inner panel and the door outer panel. There is a structure in which an impact absorbing pad is attached using an attachment member such as a bolt between the above-described waist reinforcement and a bracket (see, for example, Patent Document 2).
[0004]
[Patent Document 1]
JP 2001-138864 A
[Patent Document 2]
Japanese Patent Laid-Open No. 10-1003.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
As described above, when the shock absorbing pad is provided on the inner surface of the door outer panel and in the vicinity of the door outer panel, there is an advantage that the shock load at the time of a side collision can be absorbed by the absorbing pad. In order to provide the pad in the door, mounting members such as a waist reinforcement, a bracket, and bolts are indispensable. Therefore, the work required for mounting the shock absorbing pad is complicated, and the number of parts is increased. There was a problem.
[0006]
This invention is an impact bar Surroundings An impact absorbing member capable of absorbing an impact load in the vehicle width direction is provided at a predetermined portion of the vehicle. The impact absorbing member is provided with a protruding portion that protrudes toward the interior of the vehicle interior. It is possible to simplify the mounting operation of the shock absorbing member and improve the layout flexibility by locking the shock absorbing member and fixing the shock absorbing member, and the number of parts required for mounting the shock absorbing member In addition, since the impact absorbing member can be fixed by locking the protruding portion between the door inner panel and the module panel, the existing member can be used effectively. An object of the present invention is to provide a shock absorbing structure for a vehicle side door to which a shock absorbing member can be easily attached.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
A shock absorbing structure for a vehicle side door according to the present invention is a vehicle side door that opens and closes an opening formed in a side portion of the vehicle, and includes a door inner panel and a door outer panel joined to the door inner panel. An impact bar extending in the front-rear direction of the vehicle is provided between the door inner panel and the door outer panel,
Above impact bar Surroundings In the shock absorbing structure of the vehicle side door, in which the predetermined portion is provided with an impact absorbing member capable of absorbing an impact load in the vehicle width direction, between the door inner panel and the door outer panel. ,at least Below the space up and down the wind glass The impact bar is provided, and a predetermined part around the impact bar is provided. The impact absorbing member positioned is formed with a protruding portion that protrudes toward the vehicle interior side, and the protrusion is assembled to the door inner panel from the vehicle interior side of the door inner panel to the door inner panel. And the shock absorbing member is fixed in between.
[0008]
The shock absorbing member having the above configuration can be formed of an energy absorbing member such as a shock absorbing pad.
[0009]
According to the above configuration, the shock absorbing member is provided with a protruding portion that protrudes toward the vehicle interior side, and the protruding portion is locked between the door inner panel and the module panel to fix the shock absorbing member. Since it comprised, this impact-absorbing member can be attached easily.
[0010]
As a result, it is possible to simplify the mounting operation of the shock absorbing member and improve the layout flexibility, and the conventional waist reinforcement, brackets, bolts, and the like are unnecessary, and thus it is necessary to mount the shock absorbing member. The number of parts can be reduced.
[0011]
In addition, since the impact absorbing member can be fixed by locking the protruding portion between the door inner panel and the module panel, the impact absorbing member can be easily attached using the existing members effectively. Can do.
[0012]
In one embodiment of the present invention, between the door inner panel and the door outer panel, ,further, An impact bar on the upper side is provided outside the passenger compartment in the space for raising and lowering the wind glass. Be placed The impact absorbing member presses the impact absorbing member to the outside of the passenger compartment and locks it to the upper impact bar. As a locking part It has a locking claw.
[0013]
According to the above configuration, As a locking part The impact absorbing member can be locked to the upper impact bar using the locking claw.
[0014]
In one embodiment of the present invention, the shock absorbing member is provided with a mounting portion that is locked to an upper side portion of the impact bar, and the mounting portion and the protruding portion are integrated with the shock absorbing member. It is formed.
[0015]
According to the said structure, an impact-absorbing member can be easily latched to an impact bar by the mounting structure which latches the above-mentioned mounting part to the upper side part of an impact bar.
[0016]
In addition, since the mounting portion and the protruding portion are formed integrally with the shock absorbing member, the number of parts required for mounting the shock absorbing member can be reduced.
[0017]
In one embodiment of the present invention, an adhesive member is provided between the impact absorbing member and the inner surface of the door outer panel.
You may comprise the sticking member of the said structure with a double-sided tape.
[0018]
According to the above configuration, the impact absorbing member and the inner surface of the door outer panel can be adhered, so that temporary storage can be performed when the impact absorbing member is attached and generation of abnormal noise can be prevented.
[0019]
【Example】
An embodiment of the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
The drawings show the shock absorbing structure of the side door of the vehicle. First, the side door structure will be described. In FIG. 1 showing the vehicle as viewed from the outside of the vehicle, a side door composed of a front door 2 and a rear door 3 is provided on the vehicle body side surface of the vehicle 1, and the front end of the front door 2 and the rear door 3 are A front door hinge 4 and a rear door hinge 5 as hinge portions are provided at the ends, respectively, to constitute a side door having a freestyle structure (a double door structure). Each of the door hinges 4 and 5 described above has a door side hinge bracket, a hinge pin, and a body side hinge bracket.
[0020]
The above-described front door 2 is pivotably attached to a hinge pillar as a vehicle body rigid member via front door hinges 4, 4, and the above-mentioned rear door 3 is pivotally attached to a rear body via rear door hinges 5, 5. These doors 2 and 3 cover a continuous door opening 15 (see FIG. 11) without a partition on the side of the vehicle, that is, a center pillar-less door opening so as to be opened and closed.
[0021]
The front door 2 and the rear door 3 constituting these side doors are respectively a door body 6, 7, a door sash portion 8, 9, a window glass 10 (including a resin glass), and a flip window member 11. Of these, impact bars 12 and 13 and a lateral impact bar 14 extending in the front-rear direction of the vehicle are provided inside the door main bodies 6 and 7.
[0022]
The door with the double door structure of this embodiment is configured such that the front door 2 is opened preferentially, and the rear door 3 is allowed to open after the front door 2 is opened.
[0023]
Each of the doors 2 and 3 opens and closes the door opening 15 (see FIG. 11). As shown in FIG. 1, the rear end of the front door 2 is a door latch that can be engaged and disengaged with respect to the rear door 3. 16, the door latch 16 is locked by a striker provided at the front end of the rear door 3, and door latches 17, 18 that can be attached to and detached from the vehicle body are provided above and below the front end of the rear door 3. Are configured to be locked by body-side strikers 19 and 20 (see FIG. 11), which will be described later, provided at the upper and lower sides of the door opening 15 (see FIG. 11).
[0024]
FIG. 2 is a side view showing the right side door as viewed from the vehicle interior side, and FIG. 3 is a partial cross-sectional view taken along the line A-A in FIG. 2. When the front door 2 and the rear door 3 are closed, As shown in FIG. 3, an overlap structure is formed such that a predetermined amount of the rear portion of the front door 2 overlaps the front outer side of the rear door 3.
[0025]
The above-described front door 2 includes a door outer panel 21 and a door inner panel 22, and the door inner panel 22 has two openings 23 and 24 (openings for attaching a door module), as shown in FIG. A partition portion 25 is formed between the openings 23 and 24 and is inclined in the oblique direction, that is, inclined in the front and rear direction and extends in the vertical direction.
[0026]
The rear door 3 described above includes door outer panels 26 and 28 divided into two members, and a door inner panel 27. These panels 26, 27 and 28 are made of light metal such as aluminum or aluminum alloy or light alloy. A striker 29 is attached to a predetermined portion of the door outer panel 28 that forms the front vertical side portion of the rear door 3 and corresponds to the door latch 16 of the front door 2.
[0027]
4 is a side view showing the right front door 2 as viewed from the vehicle interior side, and FIG. 5 is a cross-sectional view taken along the line B-B in FIG. 4, in which the door outer panel 21 and the door inner panel 22 are joined. A hinge reinforcement 30 as a rigid member extending in the vertical direction along the front vertical side portion is provided on the front vertical side portion of the front door 2 configured as described above. As a result, the door rigidity is improved.
[0028]
The hinge reinforcement 30 includes a front piece 30a extending in the front-rear direction of the vehicle on the outside of the vehicle, a rear piece 30b extending in the front-rear direction of the vehicle on the inside of the vehicle, and connecting both the pieces 30a, 30b in the vehicle width direction. And a connecting piece 30c extending in a thick plate member so as to have a substantially Z-shaped cross section.
[0029]
A front door rear reinforcement 31 as a rigid member extending in the vertical direction along the rear vertical side portion is provided on the rear vertical side portion of the front door 2. While improving the rigidity of the door and improving the rigidity against the side collision, the door 2 is configured to reduce the intrusion amount of the door 2 into the vehicle compartment at the time of the side collision.
[0030]
As shown in FIGS. 3, 5, 6, and 7, the front door rear reinforcement 31 includes a rear piece 31a extending in the vehicle front-rear direction on the vehicle exterior side and a front portion extending in the vehicle front-rear direction on the vehicle interior side. A thick plate member is formed in a substantially Z-shaped cross section so as to have a piece 31b and a connecting piece 31c that connects these pieces 31a and 31b and extends in the vehicle width direction.
[0031]
Furthermore, as shown in FIG. 4, the upper end portion of the front door rear reinforcement 31 is provided with an extending portion 32 continuously extending into the rear vertical side portion 8a of the door sash portion 8, thereby improving the sash rigidity. Further, the seal member is configured to be prevented from being sucked out to the outside of the vehicle due to the negative pressure during high speed traveling.
[0032]
In addition, as shown in FIG. 4, the lower end portion of the front door rear reinforcement 31 is provided with an extension 33 extending forward along the front and rear sides of the lower portion of the front door 2, and the front door rear reinforcement 31 is provided. While improving the rigidity of itself, it is configured to improve the rigidity of the lower part of the front door.
[0033]
Further, as shown in FIG. 6, a plurality of concave and convex portions are formed on the entire front door rear reinforcement 31 provided with the extending portion 32 and the extending portion 33 at both upper and lower ends, and the front door rear reinforcement 31 is formed. The strength is improved.
[0034]
As shown in FIGS. 4, 5, and 8, the impact bar 12 described above is formed between the front piece 30 a of the hinge reinforcement 30 and the rear piece 31 a of the front door rear reinforcement 31, that is, between the rigid members. Are joined and fixed so as to extend in the longitudinal direction of the vehicle. In other words, the front end portion and the rear end portion of the impact bar 12 are provided so as to overlap with the hinge reinforcement 30 and the front door rear reinforcement 31, and are configured to ensure a strong structure.
[0035]
As shown in FIG. 4, the lower impact bar 13 that is spaced apart from the above-described impact bar 12 in the vertical direction also has a front piece 30 a of the hinge reinforcement 30 and a rear piece 31 a of the front door rear reinforcement 31. Between the rigid members, that is, between the rigid members so as to extend in the longitudinal direction of the vehicle. In other words, the front end portion and the rear end portion of the impact bar 13 are provided so as to overlap with the hinge reinforcement 30 and the front door rear reinforcement 31, and are configured to ensure a strong structure.
[0036]
Further, as shown in FIG. 8, the plurality of impact bars 12 and 13 spaced apart in the vertical direction have a laterally convex cross-sectional shape protruding outward from the vehicle, and the impact bars 12 and 13 themselves are formed by this cross-sectional structure. The impact bars 12 and 13 are provided apart from each other in the vertical direction so that the load input at the time of a side collision can be handled in a wide range in the vertical direction.
[0037]
FIG. 9 is an enlarged cross-sectional view of a main part along the line EE in FIG. 4, and a lower end portion on the rear side of the front door 2 protrudes from the front door 2 toward the side sill outer 35 of the side sill 34 on the vehicle body side. A catcher pin 36 protruding in a shape is provided.
[0038]
That is, a nut 37 is welded and fixed in advance to the extension 33 at the lower end of the front door rear reinforcement 31 described above, and the threaded portion of the catcher pin 36 is attached to the extension 33 and the door inner panel 22 facing the nut 37. A hole to be inserted is formed, and the above-described catcher pin 36 is fastened and fixed to the nut 37 from the vehicle interior side of the door inner panel 22.
[0039]
The catcher pin 36 described above restricts the intrusion of the front door 2 at the time of a side collision of the vehicle. The side sill outer 35 is made of synthetic resin and has a concave catcher at a position corresponding to the catcher pin 36. A pin receiving portion 38 is provided so that the above-described catcher pin 36 is inserted into the catcher pin receiving portion 38 when the front door 2 is closed.
[0040]
FIG. 9 is a sectional view of the front door 2 when the front door 2 is fully closed. The inner diameter of the catcher pin receiving portion 38 is set to be relatively larger than the outer diameter of the catcher pin 36. The catcher pin 36 described above is a door intrusion restricting member for restricting the intrusion of the front door 2 at the time of a side collision of the vehicle.
[0041]
The catcher pins are provided not only at the front door 2 but also at the lower part of the rear door 3 as shown in FIGS. 1 and 2, and the catcher pins 36, 39, 40 are arranged in the front-rear direction at substantially equal intervals. ing.
[0042]
On the other hand, in FIG. 9, a seal member 41 that seals between the vehicle body and the front door 2 is provided on the outer surface of the upper end portion of the side sill outer 35, and the front door 2 is disposed below the door inner panel 22 of the front door 2. And a side sill 34 as a vehicle body.
[0043]
10 is a side view showing the right rear door 3 as viewed from the vehicle interior side, FIG. 11 is a cross-sectional view taken along line GG in FIG. 10, and FIG. 12 is a cross-sectional view taken along line HH in FIG. 10 and 11, an opening 45 for attaching the bracket 44 of the seat belt retractor 43 is formed in a predetermined portion of the inner panel 27 at the lower portion of the rear door 3.
[0044]
Further, as shown in FIGS. 3, 10, and 11, a vertical reinforcement 46 extending along the vertical direction is disposed on the front vertical side portion of the rear door 3 over substantially the entire height including the door sash portion 9 of the rear door 3. It is installed.
[0045]
The vertical reinforcement 46 is formed of a light metal or light alloy thick plate member such as aluminum or aluminum alloy, and as shown in FIG. 3, a front piece 46a extending in the front-rear direction of the vehicle at the front side of the vehicle. A front piece 46b extending in the vehicle width direction from the rear end of the front piece 46a, a side piece 46c extending rearward in the vehicle front-rear direction from the outer end of the front piece 46b, and a vehicle from the rear end of the side piece 46c. The rear surface piece 46d extends rearward in the front-rear direction and inward in the vehicle width direction, and has a substantially hat-shaped cross section so as to have a rear piece 46e extending rearward in the front-rear direction of the vehicle from the inner end of the rear surface piece 46d. .
[0046]
The front piece 46a is sandwiched and fixed between the door inner panel 27 and the door panel 28, and the striker 29 is attached to the portion where the front piece 46b and the door outer panel 28 overlap. The rear piece 46e is joined to the inner surface of the door inner panel 27 in the front-rear direction middle part.
[0047]
Further, as shown in FIG. 3, a hinge reinforcement 47 as a rigid member extending along the vertical direction of the rear door 3 is disposed on the rear vertical side portion of the rear door 3.
[0048]
The hinge reinforcement 47 includes a front piece 47a extending in the vehicle front-rear direction on the vehicle inner side, a rear piece 47b extending in the vehicle front-rear direction on the vehicle outer side, and connecting both the pieces 47a and 47b in the vehicle width direction. It is formed of a light metal such as aluminum or aluminum alloy or a thick plate member of light alloy so as to have a connecting piece 47c extending in a substantially Z-shaped cross section.
[0049]
3, 10, and 11, the above-described lateral impact bar 14 is provided between the side piece 46 c of the vertical reinforcement 46 and the rear piece 47 b of the hinge reinforcement 47, that is, between the rigid members. Are joined and fixed so as to extend in the front-rear direction. In other words, the lateral impact bar 14 is provided so that both front and rear end portions thereof overlap with the vertical reinforcement 46 and the hinge reinforcement 47, and this overlapping structure improves the rigidity against the side collision of the rear door 3. It is comprised so that it may aim.
[0050]
Further, the above-described lateral impact bar 14 is formed in a concavo-convex shape as shown in a cross-sectional shape in FIG. 11, and this concavo-convex structure is configured to improve the rigidity of the lateral impact bar 14 itself.
[0051]
As shown in FIG. 10, the rear door 3 described above is formed so that the front vertical side portion thereof is inclined rearward. The front upper corner portion 3U (front upper corner portion) of the front vertical side portion and the front lower corner portion are formed. A vertical impact bar 48 extending substantially vertically in the vertical direction is provided between a portion spaced from the portion 3D (front lower corner portion).
[0052]
The longitudinal impact bar 48 is formed of a high-tensile steel pipe member (rigid pipe member).
As shown in FIG. 10, the vertical reinforcement 46 described above is disposed so as to overlap the longitudinal impact bar 48 in the front-rear direction of the vehicle in a side view. More specifically, as shown in FIG. 3, a closed section 49 is formed between the above-described vertical reinforcement 46 and the door inner panel 27 of the rear door main body 7, and the vertical impact bar 48 is arranged inside the closed section 49. It was established.
[0053]
Further, as shown in FIGS. 3 and 10, the front portion of the lateral impact bar 14 described above is disposed so as to overlap the longitudinal impact bar 48 in the longitudinal direction of the vehicle.
In addition, as shown in FIG. 3, the front door 2 and the rear door 3 are shown in a closed state, and when the doors 2 and 3 are closed, the front door rear reinforcement 31 is a vertical rain provided on the front vertical side of the rear door 3. Arranged so as to overlap with the force 46, this overlapping structure is designed to improve the rigidity of the overlapping portion and reduce the amount of the side door entering the vehicle compartment at the time of a side collision.
[0054]
By the way, as shown in FIG. 11, a door latch reinforcement 50 having a concave cross section is provided in the lower portion of the rear door 3.
The door latch reinforcement 50 is fixed to the lower part of the vertical reinforcement 46 by using a rivet 51 (attachment member) while the vehicle interior rising piece is attached to a lower part of the vertical reinforcement 46 using a mounting member 52 such as a bolt, a nut and a rivet. The bracket 44 and the lower end bracket 55 of the vertical impact bar 48 to be described later are fixed to the door inner panel 27 together.
[0055]
The vertical impact bar 48 described above is fixed to the vertical reinforcement 46 and the door inner panel 27 using an upper end bracket 53, an intermediate bracket 54, and a lower end bracket 55 as shown in FIGS.
[0056]
Here, the upper end bracket 53 is composed of two members, an external bracket 57 having a holding part 56 having a substantially semicircular cross section and an internal bracket 59 having a holding part 58 having a substantially semicircular cross section. To hold the upper end of the vertical impact bar 48, the outer bracket 57 is fixed to the upper part of the vertical reinforcement 46 using a rivet 60 (attachment member), and the inner bracket 59 is a bolt, nut or the like. Attached to the door inner panel 27 together with the door latch 17 and an anchor bracket 62 for a shoulder belt anchor using mounting members 61.
[0057]
Further, the intermediate bracket 54 includes a holding portion 63 having a substantially semicircular cross section, an upper mounting piece 64, and a lower mounting piece 65, and as shown in FIG. The upper mounting piece 64 is fixed to the door inner panel 27 together with the bracket 44 using a mounting member 66 such as a bolt and a nut, and the lower mounting piece 65 is laterally impacted using a rivet 67 (mounting member). The bar 14 and the vertical reinforcement 46 are fastened together.
[0058]
That is, the vertical middle portion of the vertical impact bar 48 is supported by the intermediate bracket 54 connected to both the vertical reinforcement 46 and the door inner panel 27. Further, the lateral impact bar 14, the vertical reinforcement 46, and the intermediate bracket 54 are fastened and fixed together by the rivets 67 described above.
[0059]
Further, the lower end bracket 55 includes a holding portion 68 having a substantially semicircular cross section and front and rear mounting pieces 69, 70. The holding portion 68 holds the lower end portion of the vertical impact bar 48 and the front and rear mounting pieces 69, 70. Are fixed to the door inner panel 27 together with the door latch reinforcement 50 and the bracket 44 by using mounting members 52 such as bolts, nuts and rivets.
The predetermined portions of the upper end bracket 53, the intermediate bracket 54, and the lower end bracket 55 are fixed to the outer peripheral portion of the vertical impact bar 48 by welding.
[0060]
Here, as shown in FIG. 11, the locking mechanism of the rear door 3, that is, the upper door latch 17 and the lower door latch 18 are attached to the upper and lower ends of the vertical impact bar 48. Specifically, the upper door latch 17 is attached to the upper end of the vertical impact bar 48 via an internal bracket 59, and the lower door latch 18 has a lower end bracket 55 and a door latch reinforcement 50 at the lower end of the vertical impact bar 48. Is attached via.
[0061]
In FIG. 11, a roof rail outer 72 and a roof rail inner 73 are joined to the side portion of the roof panel 71 on the vehicle body upper side, and the striker 19 is attached to the roof rail inner 73.
[0062]
Further, a side sill 34 including a side sill inner 75 and a side sill outer 35 is joined to a side portion of the floor panel 74 at the lower side of the vehicle body, and the striker 20 is attached to a predetermined portion of the side sill outer 35 described above. The door latches 17 and 18 attached to the upper and lower ends of the vertical impact bar 48 of the rear door 3 are engaged with the strikers 19 and 20 on the vehicle body side.
[0063]
14 is a perspective view showing a shock absorbing structure for a vehicle side door, and FIG. 15 is a view showing a state in which a module panel 77 as a door module and a door trim 78 are attached to the vehicle interior side of the door inner panel 22 in FIG. -J line arrow sectional drawing.
[0064]
As shown in FIGS. 14 and 15, a plurality of impact bars 12 and 13 arranged apart from each other in the vertical direction on the vehicle interior side, that is, on the portion facing the front seat occupant seated on the front seat An upper impact absorbing pad (hereinafter simply referred to as an upper pad) 79 as an upper impact absorbing member as an impact absorbing member capable of absorbing an impact load (that is, a side impact load) in the width direction, and a lower impact absorbing pad (hereinafter simply referred to as a lower portion). 80 (abbreviated as a pad).
[0065]
The above-mentioned upper pad 79 is shown in an enlarged view in FIG. 16 and in FIG. 17 in a perspective view, the upper pad 79a located above the impact bar 12 and located below the impact bar 12. The lower part 79b and the intermediate part 79c, which is inserted into the concave part of the impact bar 12 having a laterally concave front end part, are integrally formed to have a substantially block shape.
[0066]
Further, in the upper portion 79a of the upper pad 79, concave portions 79d and 79e are formed in a portion corresponding to the door outer handle 81 for the purpose of avoiding interference.
Furthermore, between the upper part 79a and the intermediate part 79c of the upper pad 79, and between the intermediate part 79c and the lower part 79b, holes 82 and 83 that penetrate the upper pad 79 in the vehicle width direction are formed. The portions 82 and 83 are provided with locking claws 84 as locking portions for locking the upper pad 79 to the impact bar 12.
[0067]
This locking claw 84 is formed by integrally cutting and raising claw portions 84b, 84b at portions corresponding to the upper and lower sides of the impact bar 12 in the U-shaped locking claw body 84a as shown in FIG. These claw portions 84b and 84b are always urged toward the impact bar 12 side.
[0068]
The above-mentioned locking claw 84 is made of a metal such as spring steel or a synthetic resin, and this locking claw 84 is sub-assembled to the upper pad 79 in advance using the holes 82 and 83.
[0069]
Then, when the upper pad 79 to which the locking claw 84 is sub-assembled is pressed from the opening 23 of the door inner panel 22 toward the impact bar 12 in the stage before the module panel 77 is attached, the claw portions 84b, Since 84b is locked to the upper and lower sides of the impact bar 12 from above and below, the upper pad 79 can be attached to the impact bar 12 with one touch.
[0070]
Further, since the double-sided tape 85 as an adhesive member is bonded and fixed between the vehicle outer end surface of the upper portion 79a of the upper pad 79 and the inner surface of the door outer panel 21, more specifically, on the upper portion 79a side, the upper pad 79 is fixed. When the release paper (not shown) on the inner surface side of the door outer panel 21 of the double-sided tape 85 is removed before attaching the upper pad 79 to the impact bar 12 side after that, Thus, the double-sided tape 85 can be used to temporarily deposit the upper pad 79, and the occurrence of abnormal noise can be prevented by such an adhesive structure when the vehicle is traveling.
[0071]
On the other hand, the lower pad 80 described above is shown in an enlarged view in FIG. 18 and in an exploded perspective view in FIG. 19 in an exploded perspective view, and an upper side portion 80a located on the upper side of the impact bar 13, and the impact bar 13 The side part 80b located on the vehicle interior side is integrally formed in an inverted L shape when viewed from the front.
[0072]
The inner corner portion of each portion 80a, 80b, in which the upper side portion 80a and the side portion 80b are integrally formed, is provided with a mounting portion 86 that is locked to the upper side portion of the impact bar 13, and the side portion. A projecting portion 87 that is locked between the door inner panel 22 and the module panel 77 is provided on the vehicle interior side of 86b, and the mounting portion 86 and the projecting portion 87 are formed integrally with the lower pad 80. .
[0073]
A flange portion 88 is integrally formed by bending the door inner panel 22 toward the door internal space at the opening 23 forming portion of the door inner panel 22, that is, at the mouth edge of the opening 23.
[0074]
A positioning protrusion 89 is integrally formed in the lower portion of the lower pad 80 in the vicinity of the above-described protrusion 87, while the flange 88 on the door inner panel 22 side has a protrusion 90, so as to correspond to the positioning protrusion 89. 91 is integrally formed, and a positioning recess 92 is set between the front and rear projections 90, 91.
[0075]
Then, in the stage before the module panel 77 is attached, the lower pad 80 is inserted from the opening 23 of the door inner panel 22 to the upper side of the impact bar 13 and moved downward toward the impact bar 13 side, so that the positioning projection 89 is inserted into the positioning recess 92 and the mounting portion 86 is locked to the upper side portion of the impact bar 13.
[0076]
At this time, the protrusion 87 of the lower pad 80 is positioned on the protrusion 91 of the flange 88 in the opening 23 of the door inner panel 22. Next, the module panel 77 is assembled to the vehicle interior side of the door inner panel 22, and the lower pad 80 is pressed and fixed from the vehicle interior side to the vehicle exterior direction by the module panel 77, and the above-described protrusion 87 is connected to the door. It locks between the inner panel 22 and the module panel 77.
[0077]
In addition, since a double-sided tape 93 as an adhesive member is bonded and fixed between the vehicle outer side end surface of the upper side portion 80a of the lower pad 80 and the inner surface of the door outer panel 21, specifically, the upper side portion 80a side. When the release paper (not shown) on the inner surface side of the door outer panel 21 of the double-sided tape 93 is removed before the lower pad 80 is attached, and then the lower pad 80 is disposed at a predetermined portion shown in FIG. Since it adheres to the inner surface of the outer panel 21, it is possible to temporarily deposit the lower pad 80 with this double-sided tape 93, and to prevent the generation of abnormal noise by such an adhesive structure when the vehicle is traveling.
[0078]
In FIG. 15, “α” indicates the up and down trajectory of the window glass 10. In the above description, the structures of the right front door 2 and the rear door 3 are mainly described. However, the left front door 2 and the rear door 3 are configured symmetrically with those on the right side. Further, in the figure, F indicates the front of the vehicle, R indicates the rear of the vehicle, IN indicates the inside of the vehicle, and OUT indicates the outside of the vehicle.
[0079]
Thus, the shock absorbing structure for a vehicle side door according to the above embodiment is a vehicle side door that opens and closes the door opening 15 formed on the side of the vehicle, and the side door (see the front door 2) is a door inner. A panel 22 and a door outer panel 21 joined to the door inner panel 22 are provided. The door inner panel 22 includes impact bars 12 and 13 that are disposed between the door outer panel 21 and extend in the front-rear direction of the vehicle. An upper pad 79 and a lower pad as shock absorbing members capable of absorbing a shock load in the vehicle width direction are disposed at predetermined portions on the vehicle interior side of the impact bars 12 and 13, and the shock absorbing members (upper parts) The pad 79 and the lower pad 80) have a locking portion (locking) for locking the impact absorbing member (see the upper pad 79 and the lower pad 80) to the impact bars 12 and 13. A claw 84, a placing portion 86, and a protruding portion 87) are provided.
[0080]
According to this configuration, since the above-described shock absorbing member (see the upper pad 79 and the lower pad 80) is provided with the locking portion (see the locking claw 84, the mounting portion 86, and the protruding portion 87), the locking portion The impact absorbing member (see the upper pad 79 and the lower pad 80) can be attached by locking the to the impact bars 12 and 13.
[0081]
As a result, it is possible to simplify the mounting work of the shock absorbing member (see the upper pad 79 and the lower pad 80) and improve the layout flexibility, and the conventional waist reinforcement, brackets, bolts and the like are unnecessary. Therefore, it is possible to reduce the number of parts required for mounting the shock absorbing member (see the upper pad 79 and the lower pad 80).
[0082]
Further, the locking portion of the shock absorbing member (see the upper pad 79) is constituted by a locking claw 84 that can be locked to the impact bar 12.
According to this configuration, the impact absorbing member (see the upper pad 79) can be locked to the impact bar 12 using the locking claw 84.
[0083]
Further, a module panel 77 provided on the vehicle interior side of the door inner panel 22 is provided, and the shock absorbing member (see the lower pad 80) is fixed by being pressed from the vehicle interior side to the vehicle exterior direction by the module panel 77. It is.
According to this configuration, the impact absorbing member (see the lower pad 80) can be easily fixed to the impact bar 13 by the pressing structure of the module panel 77 provided on the vehicle interior side of the door inner panel 22.
[0084]
In addition, the locking portion of the shock absorbing member (see the lower pad 80) is set to the mounting portion 86 locked to the upper side portion of the impact bar 13.
According to this configuration, the shock absorbing member (see the lower pad 80) can be easily locked to the impact bar 13 by the mounting structure for locking the mounting portion 86 to the upper side portion of the impact bar 13. .
[0085]
Further, the locking portion of the shock absorbing member (see the lower pad 80) is set to a protruding portion 87 locked between the door inner panel 22 and the module panel 77.
According to this configuration, when the protruding portion 87 is locked between the door inner panel 22 and the module panel 77, the shock absorbing member (see the lower pad 80) can be fixed. The shock absorbing member (see the lower pad 80) can be easily attached by making effective use.
[0086]
Furthermore, the above-described mounting portion 86 and the protruding portion 87 are formed integrally with the shock absorbing member (see the lower pad 80).
According to this configuration, it is possible to reduce the number of parts required for mounting the shock absorbing member (see the lower pad 80).
[0087]
In addition, a plurality of the impact bars 12 and 13 are arranged on the upper and lower sides, and an impact absorbing member (see the upper pad 79 and the lower pad 80) is provided on each of the plurality of impact bars 12 and 13, respectively.
According to this configuration, an impact can be absorbed in a wide range in the vertical direction with respect to the side collision at the time of a side collision of the vehicle.
[0088]
Further, double-sided tapes 85 and 93 as adhesive members are provided between the shock absorbing member (see the upper pad 79 and the lower pad 80) and the inner surface of the door outer panel 21.
According to this configuration, the shock absorbing member (see the upper pad 79 and the lower pad 80) and the inner surface of the door outer panel 21 can be attached, so that temporary storage at the time of mounting the shock absorbing member can be performed. It is possible to prevent the generation of abnormal noise.
[0089]
FIG. 20 shows another embodiment of the lower pad 80. Both the upper side portion 80a and the side side portion 80b are integrally formed in an inverted L shape on the lower surface of the mounting portion 86 of the lower pad 80 as both sides as an adhesive member. A tape 94 is provided, and the double-sided tape 94 is configured to adhere and fix the impact bar 13 and the mounting portion 86 of the lower pad 80.
[0090]
If comprised in this way, the temporary depositing attitude | position of the lower pad 80 will be stabilized. In this embodiment shown in FIG. 20 as well, the other configurations, operations, and effects are the same as those in the previous embodiment. Therefore, in FIG. Detailed description is omitted.
[0091]
21 and 22 show another embodiment of the impact absorbing structure for a vehicle side door. In the upper pad 79 shown in FIGS. 16 and 17, holes 82 and 83 are formed in the pad intermediate portion, and the upper pad 79 is impacted by using the locking claws 84 attached to the holes 82 and 83. Although configured to be locked to the bar 12, in this embodiment shown in FIGS. 21 and 22, locking claw mounting portions 79f and 79r projecting from the middle portion 79c of the upper pad 79 to both front and rear portions are integrally formed, Between the upper and lower surfaces of the mounting portions 79f and 79r and the upper portion 79a and the lower portion 79b of the upper pad 79, a notch space portion 95 that allows mounting of the locking claw 84 is formed, and the above-described locking claw Locking claws 84 and 84 are mounted on the mounting portions 79f and 79r, respectively.
[0092]
Further, the above-mentioned locking claw 84 is formed of a synthetic resin, and claw portions 84b and 84b are integrally formed at portions corresponding to the upper and lower sides of the impact bar 12 of the substantially U-shaped locking claw body 84a. It is bent.
[0093]
The locking claw 84 is sub-assembled to the upper pad 79 in advance, and the upper pad 79 to which the locking claw 84 is sub-assembled is inserted from the opening 23 of the door inner panel 22 before the module panel 77 is attached. When the impact bar 12 is pressed, the elastically displaced claw portions 84b and 84b are locked to the upper and lower sides of the impact bar 12 from above and below, so that the upper pad 79 can be attached to the impact bar 12 with one touch.
[0094]
If comprised in this way, size reduction of the latching claw 84 can be achieved. In this embodiment shown in FIGS. 21 and 22, the other configurations, operations, and effects are almost the same as those in the previous embodiment. Therefore, in FIGS. The same reference numerals are assigned and detailed description thereof is omitted.
[0095]
In the correspondence between the configuration of the present invention and the above-described embodiment,
The opening formed in the side portion of the vehicle of the present invention corresponds to the center pillarless door opening 15 of the embodiment,
Similarly,
The side door corresponds to the front door 2,
The shock absorbing member corresponds to the upper pad 79 and the lower pad 80,
The sticking member corresponds to the double-sided tape 85, 93,
The present invention is not limited to the configuration of the above-described embodiment.
[0096]
【The invention's effect】
According to this invention, the impact absorbing member capable of absorbing the impact load in the vehicle width direction is provided at a predetermined portion on the vehicle interior side of the impact bar, and the impact absorbing member is provided with the projecting portion protruding toward the vehicle interior side. Since the projection is locked between the door inner panel and the module panel to fix the shock absorbing member, it is possible to simplify the mounting operation of the shock absorbing member and improve the layout flexibility. In addition, there is an effect that the number of parts required for mounting the shock absorbing member can be reduced, and the shock absorbing member is fixed by locking the protruding portion between the door inner panel and the module panel. Therefore, there is an effect that the impact absorbing member can be easily attached by effectively using the existing member.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a side view of a side door structure of a vehicle provided with an impact absorbing structure of the present invention.
FIG. 2 is a side view showing the side door as viewed from the vehicle interior side.
3 is a cross-sectional view taken along line AA in FIG.
FIG. 4 is a side view of the front door.
5 is a cross-sectional view taken along line BB in FIG.
FIG. 6 is a perspective view of a front door rear reinforcement.
7 is a cross-sectional view taken along line DD in FIG.
8 is a cross-sectional view taken along the line CC of FIG.
FIG. 9 is an enlarged cross-sectional view of a main part taken along line EE in FIG.
FIG. 10 is a side view of the rear door.
11 is a cross-sectional view taken along line GG in FIG.
12 is an enlarged cross-sectional view taken along the line HH in FIG.
FIG. 13 is an exploded perspective view of a vertical impact bar and its mounting bracket.
FIG. 14 is a perspective view showing an impact absorbing structure for a vehicle side door.
15 is a cross-sectional view corresponding to the view taken along line JJ in FIG.
16 is an enlarged view of the main part of FIG.
FIG. 17 is a perspective view of an upper pad.
18 is an enlarged view of a main part of FIG.
FIG. 19 is a perspective view of a lower pad.
FIG. 20 is an enlarged sectional view showing another embodiment of the lower pad structure.
FIG. 21 is an enlarged sectional view showing another embodiment of the upper pad structure.
22 is a perspective view of the upper pad shown in FIG. 21. FIG.
[Explanation of symbols]
α ... Wind glass up and down trajectory
2 ... Front door
12, 13 ... Impact Bar
15 ... Door opening (opening)
21 ... Door outer panel
22 ... Door inner panel
77… Module panel (door module)
79 ... Upper pad (shock absorbing member)
80 ... Lower pad (shock absorbing member)
84 ... Locking claw
85, 93 ... Double-sided tape (sticking material)
86: Placement section
87 ... Projection

Claims (4)

車両の側部に形成された開口を開閉する車両用サイドドアであって、
ドアインナパネルと、該ドアインナパネルに接合されたドアアウタパネルとを備え、上記ドアインナパネルと上記ドアアウタパネルとの間には車両の前後方向に延びるインパクトバーが設けられ、
上記インパクトバーの周囲の所定部には車幅方向の衝撃荷重を吸収可能な衝撃吸収部材が配設された車両用サイドドアの衝撃吸収構造において、
上記ドアインナパネルと上記ドアアウタパネルとの間において、少なくともウインドガラスの昇降軌跡空間の下方に上記インパクトバーが設けられ、該インパクトバーの周囲の所定部に位置する上記衝撃吸収部材には、車室内側に突出する突出部が形成され、該突出部を、上記ドアインナパネルと、該ドアインナパネルの車室内側からドアインナパネルに組付けられるモジュールパネルとの間に係止して上記衝撃吸収部材を固定するように構成された
車両用サイドドアの衝撃吸収構造。
A vehicle side door that opens and closes an opening formed in a side portion of the vehicle,
A door inner panel and a door outer panel joined to the door inner panel, an impact bar extending in the front-rear direction of the vehicle is provided between the door inner panel and the door outer panel;
In the shock absorbing structure of the vehicle side door in which a shock absorbing member capable of absorbing a shock load in the vehicle width direction is disposed in a predetermined portion around the impact bar,
Between the door inner panel and the door outer panel, the impact bar is provided at least below the space for raising and lowering the wind glass , and the shock absorbing member positioned at a predetermined portion around the impact bar includes a vehicle compartment. An inward protruding protrusion is formed, and the protrusion is locked between the door inner panel and a module panel assembled to the door inner panel from the vehicle interior side of the door inner panel. A shock absorbing structure for a vehicle side door configured to fix a member.
上記ドアインナパネルと上記ドアアウタパネルとの間において、さらに、ウインドガラスの昇降軌跡空間の車室外側には上部側のインパクトバーが設けられ、
該上部側のインパクトバーに配置される衝撃吸収部材は、該衝撃吸収部材を車室外側に押し付けて上部側のインパクトバーに係止させる係止部としての係止爪を有している
請求項1記載の
車両用サイドドアの衝撃吸収構造。
Between the door inner panel and the door outer panel , further, an impact bar on the upper side is provided on the outside of the passenger compartment in the space for raising and lowering the wind glass,
The impact absorbing member disposed on the upper impact bar has a locking claw as an engaging portion that presses the impact absorbing member to the outside of the passenger compartment and engages the upper impact bar. The impact absorbing structure for a vehicle side door according to claim 1.
上記衝撃吸収部材には、上記インパクトバーの上辺部に係止される載置部が設けられ、該載置部と上記突出部とが上記衝撃吸収部材に一体に形成された
請求項1記載の車両用サイドドアの衝撃吸収構造。
The shock absorbing member is provided with a mounting portion that is locked to an upper side portion of the impact bar, and the mounting portion and the protruding portion are formed integrally with the shock absorbing member. Shock absorbing structure for vehicle side doors.
上記衝撃吸収部材とドアアウタパネル内面との間には貼着部材が設けられた
請求項2または3に記載の車両用サイドドアの衝撃吸収構造。
4. The impact absorbing structure for a vehicle side door according to claim 2, wherein a sticking member is provided between the impact absorbing member and the inner surface of the door outer panel.
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