JP4008746B2

JP4008746B2 - ナビゲーション装置

Info

Publication number: JP4008746B2
Application number: JP2002124863A
Authority: JP
Inventors: 康弘遠藤
Original assignee: Alpine Electronics Inc
Current assignee: Alpine Electronics Inc
Priority date: 2002-04-25
Filing date: 2002-04-25
Publication date: 2007-11-14
Anticipated expiration: 2022-04-25
Also published as: JP2003315072A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明はナビゲーション装置に係り、特に所望の施設を検索して表示することが可能なナビゲーション装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】
車両の走行案内を行い、運転者が所望の目的地に到達できるようにしたナビゲーション装置は、車両の位置を検出して、ＤＶＤ−ＲＯＭ等の記憶媒体から車両位置周辺の地図データを読み出し、地図画像をディスプレイ画面に描画するとともに該地図画像上の所定箇所に車両位置マーク（自車位置マーク）を重ねて描画する。そして、車両の移動により現在位置が変化するに従い、画面の自車位置マークを移動したり、或いは自車位置マークは画面中央等の所定位置に固定して地図をスクロールして、常に、車両位置周辺の地図情報が一目で判るようになっている。
【０００３】
かかるナビゲーション装置は、図１０（ａ）に示したように所望の施設を検索する際に表示装置２８の画面ＳＣ上にメニュー画面を表示し、表示したメニューより所望の施設の検索を行なう。例えば図１０（ｂ）のように所望の施設の電話番号を入力し、検索の指示を行なうと、図１０（ｃ）のように検索された施設を中心とした詳細なスケールの地図が表示され、表示された施設を目的地や登録地点として使用が可能な機能を備えている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、検索された施設を詳細なスケールの地図で表示を行なうと検索施設を中心として表示されるため、画面上には検索施設の一部しか表示されない場合があり、検索施設周辺の目印や道路事情を確認するためにはユーザーが表示スケールを適当なスケールに変更しなければならず不便であった。
【０００５】
以上から、本発明の第１の目的は所望の施設を検索して、検索施設と検索施設周辺の目印や道路事情を表示できるスケールで表示するナビゲーション装置を提供することである。
又、本発明の第２の目的は所望の施設を検索して、検索施設を適当なスケールで表示するナビゲーション装置を提供することである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
上記第１の課題は、本発明によれば、施設のデータと道路識別画像と道路識別画像表示位置を有する道路のデータとを記憶しておき、所望の施設の検索が指示されたとき、指示された施設を検索し、検索された施設周辺に表示される道路識別画像と道路識別画像表示位置を更に検索し、検索された道路識別画像と検索施設を同一画面上に表示可能な表示スケールを決定し、決定された表示スケールで検索施設を表示することにより達成される。
【０００９】
【発明の実施の形態】
（Ａ）本発明の概略説明
図１は本発明の概略説明図であり、目的地として所望の施設を電話番号で検索し、検索した施設を表示したときの説明図である。図中、２８はナビゲーション装置の表示部、ＳＣは表示部２８の表示画面、ＣＳＲはカーソル、ＦＴは検索施設、ＲＤは検索施設ＦＴ周辺の道路事情を知ることができる道路、ＲＤＭは道路識別画像であり、道路ＲＤの種別、名称を表し、検索施設の表示を行った場合に目印となる。
【００１０】
本発明のナビゲーション装置では、所望の施設を目的地にするために検索する場合、図１（ａ）に示すように表示部２８の表示画面ＳＣ上にメニュー画面を表示し、「行き先を決める」を選択すると、図１（ｂ）に示すような検索方法の選択画面を表示する。ここで、例えば「電話番号を入力して探す」を選択すると、図１（ｃ）に示すような電話番号入力画面を表示する。
【００１１】
そして図１（ｃ）の電話番号入力画面で電話番号を入力し、表示画面ＳＣ上に表示した「完了」を選択すると施設の検索を行い、施設を表示する際に従来のような詳細なスケールの表示（図１０）ではなく、図１（ｄ）に示すように検索施設ＦＴを周辺の道路事情を知ることができる道路ＲＤ、道路ＲＤの種別、名称を表し、目印となる道路識別画像ＲＤＭを同一画面上に表示可能な表示スケールで表示する。これにより、検索地点と検索地点周辺の目印や道路事情を分かりやすく表示できる。
【００１２】
（Ｂ）本発明の第１実施例
（ａ）ナビゲーション装置
図２は本発明第１実施例のナビゲーション装置の構成図である。図中、１１は地図情報を記憶する地図記憶媒体で、道路データ、道路識別画像データベース（道路識別画像ＤＢ）、施設データベース（施設ＤＢ）等が記憶されており、例えばＤＶＤ−ＲＯＭ、１２はＤＶＤ−ＲＯＭからの地図情報の読み取りを制御するＤＶＤ−ＲＯＭ制御部である。
【００１３】
１３は車両現在位置を測定する位置測定装置であり、移動距離を検出する車速センサー、移動方位を検出する角速度センサー、ＧＰＳレシーバ、位置計算用ＣＰＵ等で構成されている。１４は、ＤＶＤ−ＲＯＭから読み出した地図情報を記憶する地図情報メモリ、１５はメニュー選択操作、表示スケールの拡大／縮小操作、目的地設定等を行うリモコン、１６はリモコンインターフェースである。
【００１４】
１７はナビゲーション装置全体を制御するプロセッサ（ＣＰＵ）、１８は各種プログラム（目的地検索処理プログラム、道路識別検索処理プログラム等）を記憶するＲＯＭ、２０はＣＰＵ１７で処理を行った処理結果を記憶するＲＡＭ、２２は地図画像を発生し、コントラストや色調を制御するディスプレイコントローラ、２３はディスプレイコントローラが発生した地図画像を記憶するビデオＲＡＭ、２４はメニュー画像を発生するメニュー発生部、２５は誘導経路発生部であり、ＲＡＭ２０に記憶した誘導経路探索処理プログラムの処理結果を使用している。
【００１５】
２６は自車位置マークやランドマーク等のマークを発生させるマーク発生部、２７は各種画像を合成して出力する画像合成部、２８は画像合成部から出力される画像を表示する表示装置であり、ディスプレイコントローラ２２により電源のオン／オフ、コントラスト等の制御が行われている。２９は経路案内時の音声等を発生させる音声発生部、３０は音声発生部により発生された音声を外部に出力するスピーカー、３１はバスである。
【００１６】
（ｂ）本発明第１実施例の施設データベース
本発明第１実施例の施設データベースは、ＤＶＤ−ＲＯＭ１１に記憶された地図情報中の施設名称に対応させて施設の位置や施設の電話番号や住所等の詳細情報を図３に示すように階層構造で記憶する。施設データベースＦＤＢ１には施設毎に施設名称、緯度、経度で表される位置、施設詳細データベースＦＤＢ２へのポインタが格納され、施設詳細データベースＦＤＢ２には施設の詳細情報、即ち、施設毎に施設の種類を表すジャンル、住所、電話番号、施設の形状を地図表示する際に必要な施設形状と塗りつぶし色等が記憶されている。
【００１７】
（ｃ）道路データ
ＤＶＤ−ＲＯＭ１１には地図情報が収められており、通常は（１）道路レイヤーと、（２）地図上のオブジェクトを表示するための背景レイヤーと、（３）市町村名等の文字を表示するための文字レイヤー等から構成されている。このうち、道路レイヤーは図４に示すように道路リンクデータＲＬＤを有している。
【００１８】
道路リンクデータＲＬＤは該当道路の属性情報を与えるもので、道路種別（高速道路、国道、県道、バイパス等の別）、道路名（道路番号、通称名等）、地図上に道路を標示する際に用いる道路識別画像へのポインタ、道路識別画像の表示位置を指定する識別画像表示位置、道路リンク上の全ノード数、道路を構成する各ノードの番号、幅員等のデータより構成されている。又、道路識別画像データベースＤＤＢには道路リンクデータＲＬＤ中の道路識別画像へのポインタに対応して道路名と、これに対応する道路識別画像が図４に示すように記憶されている
【００１９】
（ｄ）本発明第１実施例のフローチャート
図５は、本発明第１実施例のフローチャートであり、目的地として所望の施設を検索し、検索した施設の表示を行う例である。まず、ＣＰＵ１７（図２）は施設検索の指示があったか否かを判定し（ステップ１０１）、指示がなければ特に処理は行なわない。一方、検索の指示があったと判定した場合、ＣＰＵ１７は検索指示のあった施設をＲＯＭ１８中に記憶されている目的地検索処理プログラムを用いてＤＶＤ−ＲＯＭ１１中に記憶されている施設データベースより検索を行なう（ステップ１０２）。
【００２０】
次に、ＣＰＵ１７は目的地検索処理プログラムの実行結果より該当する施設の有無を判定し（ステップ１０３）、該当する施設があった場合はＤＶＤ−ＲＯＭ１１中に記憶されている施設データベースより該当施設の位置を表す緯度、経度を読み出す（ステップ１０４）。ついで、ＣＰＵ１７はＲＯＭ１８中に記憶されている道路識別検索処理プログラムを用いてＤＶＤ−ＲＯＭ１１中に記憶されている道路データより主要道路、例えば国道と県道の道路識別画像が該当施設に最も近い位置に表示される道路の検索を行なう（ステップ１０５）。
【００２１】
ついで、ＣＰＵ１７は道路識別検索処理プログラムの結果より検索が終了したか否かを判定し（ステップ１０６）、終了していない場合は引き続き検索を続行する。一方、検索が終了した場合、ステップ１０２において検索した施設とステップ１０５において検索した道路識別画像の表示位置の距離を計算し、表示装置２８に表示する地図画像のスケールを決定する（ステップ１０７）。例えば検索施設と道路識別画像の表示位置間の距離が１８０ｍだった場合は、検索施設と道路識別画像が同一画面上に表示されるよう地図表示のスケールを４００ｍと決定する。
【００２２】
次に、ＣＰＵ１７は、ステップ１０７で決定した地図表示のスケールで検索施設を中心にして図１（ｄ）に示すようにディスプレイコントローラ２２、ビデオＲＡＭ２３、画像合成部２７を介して表示装置２８に表示する（ステップ１０８）。ステップ１０３において、ＣＰＵ１７が該当する施設が存在しないと判定した場合、該当する施設が無い旨をディスプレイコントローラ２２、ビデオＲＡＭ２３、画像合成部２７を介して表示装置２８に表示する（ステップ１０９）。尚、本発明では道路識別画像として国道、県道の画像を用いたが高速道路のインターチェンジ、サービスエリア、パーキングエリアの画像を用いても同様の動作が可能である。
【００２３】
（Ｃ）本発明の第２実施例
（ａ）本発明第２実施例の施設データベース
図６は本発明第２実施例の施設データベースの説明図である。尚、ナビゲーション装置の構成は本発明第１実施例と同様である。施設データベースは、ＤＶＤ−ＲＯＭ１１に記憶された地図情報中の施設名称に対応させて施設の位置や施設の電話番号や住所等の詳細情報を階層構造で記憶する。施設データベースＦＤＢ３には施設毎に施設名称、緯度、経度で表される位置、施設詳細データベースＦＤＢ４へのポインタが格納され、施設詳細データベースＦＤＢ４には施設の詳細情報、即ち、施設毎に施設の種類を表すジャンル、住所、電話番号、施設の形状を地図表示する際に必要なポリゴン形状とポリゴンの色等が記憶されている。
【００２４】
（ｂ）本発明第２実施例のフローチャート
図７は本発明第２実施例のフローチャートであり、目的地として所望の施設を検索し、検索した施設の表示を行う例である。尚、本発明第１実施例のフローチャートと同様の処理には同じ番号を付してあり説明を省略する。
【００２５】
ステップ１０３において、該当する施設があった場合、ＣＰＵ１７は、ＤＶＤ−ＲＯＭ１１中に記憶されている施設データベースより該当施設のデータにポリゴンに関するデータが記憶されているか否かを判定し（ステップ２０４）、ポリゴンに関するデータが記憶されている場合、ＣＰＵ１７はＤＶＤ−ＲＯＭ１１中に記憶されている施設データベースより該当施設のポリゴン形状のデータを読み出す（ステップ２０５）。
【００２６】
ついで、ＣＰＵ１７は読み出した形状データを用いて最も長い対角線を求め、その結果をＲＡＭ２０に記憶する（ステップ２０６）。次に、ステップ２０６において記憶した対角線の長さをＲＡＭ２０より読み出し、表示装置２８に表示する地図画像のスケールを決定する（ステップ２０７）。例えば対角線の長さが１８０ｍだった場合は、表示する施設のポリゴン形状全てが表示できるように地図表示のスケールを２００ｍと決定する。
【００２７】
次に、ＣＰＵ１７は、ステップ２０７で決定した地図表示のスケールで検索施設を中心にしてディスプレイコントローラ２２、ビデオＲＡＭ２３、画像合成部２７を介して表示装置２８に表示する（ステップ２０８）。ステップ２０４において、ＣＰＵ１７がポリゴンに関するデータが記憶されていないと判定した場合、ＣＰＵ１７は表示装置２８にあらかじめ決められた所定のスケール、例えば４００ｍスケールで表示装置２８に該当施設を中心に表示する（ステップ２０９）。
【００２８】
（Ｄ）本発明の第３実施例
（ａ）本発明第３実施例の施設データベース
図８は本発明第３実施例の施設データベースの説明図である。尚、ナビゲーション装置の構成は本発明第１実施例と同様である。施設データベースは、ＤＶＤ−ＲＯＭ１１に記憶された地図情報中の施設名称に対応させて施設の位置や施設の電話番号や住所等の詳細情報を階層構造で記憶する。施設データベースＦＤＢ５には施設毎に施設名称、緯度、経度で表される位置、施設詳細データベースＦＤＢ６へのポインタが格納され、施設詳細データベースＦＤＢ６には施設の詳細情報、即ち、施設毎に施設の種類を表すジャンル、住所、電話番号、施設の形状を地図表示する際に必要な施設形状と塗りつぶし色、施設を検索して表示装置に表示する際のスケールを表す表示スケール等が記憶されている。
【００２９】
（ｂ）本発明第３実施例のフローチャート
図９は本発明第３実施例のフローチャートであり、目的地として所望の施設を検索し、検索した施設の表示を行う例である。尚、本発明第１実施例のフローチャートと同様の処理には同じ番号を付してあり説明を省略する。
【００３０】
ステップ１０３において、該当する施設があった場合、ＣＰＵ１７は、ＤＶＤ−ＲＯＭ１１中に記憶されている施設データベースより該当施設の表示スケールを読み出す（ステップ３０４）。次にＣＰＵ１７はステップ３０４で施設データベースより読み出した表示スケールで検索施設を中心にしてディスプレイコントローラ２２、ビデオＲＡＭ２３、画像合成部２７を介して表示装置２８に表示する（ステップ３０５）。
【００３１】
【発明の効果】
以上、本発明によれば、検索した施設を表示する際に、検索施設周辺の目印や道路も表示できるスケールで表示するので、検索施設周辺の目印や道路事情を確認するためにユーザーが表示スケールを適当なスケールに変更する必要がない。
【００３２】
又、本発明によれば、検索した施設を表示する際に、検索施設のポリゴンデータ全てが表示できるスケールで表示するので、ユーザーが表示スケールを適当なスケールに変更する必要がない。
【００３３】
又、本発明によれば、検索した施設を表示する際に、検索施設を施設毎にあらかじめ決定された適当なスケールで表示するので、ユーザーが表示スケールを適当なスケールに変更する必要がない。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の概略説明図である。
【図２】本発明第１実施例のナビゲーション装置の構成図である。
【図３】本発明第１実施例の施設データベースの説明図である。
【図４】道路レイヤーの説明図である。
【図５】本発明第１実施例のフローチャートである。
【図６】本発明第２実施例の施設データベースの説明図である。
【図７】本発明第２実施例のフローチャートである。
【図８】本発明第３実施例の施設データベースの説明図である。
【図９】本発明第３実施例のフローチャートである。
【図１０】従来の概略説明図である。
【符号の説明】
２８・・ナビゲーション装置の表示部
ＳＣ・・表示部の表示画面
ＣＳＲ・・カーソル
ＦＴ・・検索施設
ＲＤ・・検索施設周辺の道路事情を知ることができる道路
ＲＤＭ・・道路識別画像

Claims

所望の施設を検索し目的地や登録地点にすることが可能なナビゲーション装置において、
施設のデータを記憶する施設データ記憶部と、
少なくとも道路識別画像と道路識別画像表示位置を有する道路のデータを記憶する道路データ記憶部と、
前記施設データ記憶部より所望の施設を検索する施設検索部と、
該施設検索部により検索された施設周辺に表示される道路識別画像と道路識別画像表示位置を前記道路データ記憶部より検索する道路識別検索部と、
該検索された道路識別画像と前記検索された施設を同一画面上に表示可能な表示スケールを決定する表示スケール決定部と、
前記検索された施設を決定された表示スケールで表示する表示部と、を備えたことを特徴とするナビゲーション装置。
所望の施設を検索して画面に検索施設を表示するナビゲーション装置の施設表示方法において、
少なくとも施設のデータと、道路識別画像と道路識別画像表示位置を有する道路のデータとを記憶しておき、
所望の施設の検索が指示されたとき、指示された施設を検索し、
検索された施設周辺に表示される道路識別画像と道路識別画像表示位置を更に検索し、
検索された道路識別画像と検索された施設を同一画面上に表示可能な表示スケールを決定し、
決定されたスケールで検索された施設を表示することを特徴とするナビゲーション装置の施設表示方法。