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JP4007654B2 - Diabetes diagnostic agent - Google Patents

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JP4007654B2
JP4007654B2 JP28862997A JP28862997A JP4007654B2 JP 4007654 B2 JP4007654 B2 JP 4007654B2 JP 28862997 A JP28862997 A JP 28862997A JP 28862997 A JP28862997 A JP 28862997A JP 4007654 B2 JP4007654 B2 JP 4007654B2
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  • Medicines Containing Antibodies Or Antigens For Use As Internal Diagnostic Agents (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、糖尿病診断剤、詳しくは少なくとも1以上の特定位の炭素が13Cで標識されたグリセロールを含む糖尿病診断剤に関する。
【0002】
【従来の技術】
糖尿病診断の一次スクリーニングに一般的に用いられている検査法は、尿糖検査、空腹時血糖値検査である。これらの検査は簡便で特異度は高いが、感度が低く、軽度の糖尿病患者では陰性となるため 7割以上の患者が見逃されてしまい、糖尿病のスクリーニング検査としては不充分であると考えられている(関川 他、Medical Practice 10:63, 1993)。一方、糖尿病の確定診断に用いられるグルコース負荷テストは、大量のグルコースを採取したことによる副作用、数時間の拘束、度重なる採血が必要で、被験者の身体的負担が大きく、手間もかかるため糖尿病のスクリーニング検査として実施することは実際には不可能である。近年、過去の一定期間の平均血糖値を反映する血中のHbA1Cやフルクトサミン検査が、糖尿病のスクリーニング検査として一部機関で導入されている。しかしながらこれらの検査法も、軽度の糖尿病への感度、特異度が充分とは言えず、また、測定値の施設間差の問題も残されているのが現状である。
【0003】
一方、糖尿病の通院患者の管理、治療効果の判定においては、血糖値、HbA1C、フルクトサミン検査が汎用されている。しかしながら、軽度の糖尿病では空腹時に血糖値が低下してしまうため判定の基準にはならない。また、HbA1Cやフルクトサミン検査は前述の問題点に加えて、結果を次の来院時まで知ることができないため、過去の検査結果をもとに患者への指示を行うことになってしまうという欠点がある。
かかる状況下、糖尿病の診断、糖尿病患者の管理、治療効果の判定のための、軽度の糖尿病患者を対象とした際にも有効な、被験者への負担が小さく、かつ結果が即時に精度よく得られる検査法の開発が望まれるところである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の課題は、軽度の糖尿病患者を対象とした際にも有効な、被検者の負担が小さく、正確な検査結果を即時に得ることができる糖尿病診断剤を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、上記課題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、少なくとも1以上の特定位の炭素が13Cで標識されたグリセロールを投与し、呼気CO2 中の13C濃度の増加率を測定することにより糖尿病を正確に診断することができることを見出し、本発明を完成するに到った。
すなわち、本発明は、少なくとも1以上の特定位の炭素が13Cで標識されたグリセロールを含む糖尿病診断剤である。
以下、本発明を詳細に説明する。
【0006】
【発明の実施の形態】
本発明の糖尿病診断剤のグリセロールは、少なくとも1以上の特定位の炭素が13Cで標識されたグリセロールである。標識される炭素位は限定されない。
グリセロールは油脂の構成成分であり、食物中に含まれている。また日本薬局方に収載された医薬品であり、内服液等に用いられている。さらに、13Cは安定同位体であるので放射性同位体と異なり放射線被曝の危険も一切ないので、本剤の安全性に問題はない。
【0007】
本発明の糖尿病診断剤を用いる検査は、これを被験者に単回投与あるいは持続投与し、投与後の呼気CO2 中の13C濃度の増加を測定する呼気テストにより行う。具体的には、投与後の呼気CO2 中の13C濃度を測定し、投与後一定時間(例えば5分、10分、15分)経過後における呼気CO2 中の13C濃度の増加率(Δ13C(‰))、あるいは投与後一定時間までの呼気CO2 中の13C濃度の増加率(Δ13C(‰))の経時変化(立ち上がりの傾き、傾きの変化、ピークの時間等)のデータから糖尿病の診断を行う。さらに、かかる呼気テストによる評価は、単独でも有用であるが、血糖値、HbA1C値、フルクトサミン値等と組み合わせて総合的に判断することがより好ましい。
ここで、呼気CO2 中の13C濃度の測定は、ガスクロマトグラフ−質量分析法(GC-MS)、赤外分光法、質量分析法、光電音響分光法、NMR(核磁気共鳴)法で行うことができる。
【0008】
本発明の糖尿病診断剤は、上記の少なくとも1以上の特定位の炭素が13Cで標識されたグリセロール(以下、標識グリセロールという)を単独で、あるいは賦形剤または担体と混合し、投与経路に応じて経口剤(錠剤、カプセル剤、粉剤、顆粒剤、液剤等)、注射剤などに製剤化される。賦形剤または担体としては、当分野で常套的に使用され、薬剤学的に許容されるものであればよく、その種類及び組成は、投与経路や投与方法によって適宜変更される。例えば、液状担体としては水が用いられる。固体担体としては、ヒドロキシプロピルセルロースなどのセルロース誘導体、ステアリン酸マグネシウムなどの有機酸塩などが使用される。注射剤の場合、一般に滅菌水、生理食塩水、各種緩衝液が望ましい。また、凍結乾燥製剤とし経口剤として用いたり、それを投与時に注射用の適当な溶剤、例えば滅菌水、生理食塩水、電解質溶液等の静脈投与用液体に溶解して投与することもできる。
【0009】
製剤中における標識グリセロールの含量は、製剤の種類により異なるが、通常1〜100 重量%、好ましくは50〜100 重量%である。例えば注射剤の場合には、通常1〜40重量%となるよう標識グリセロールを添加すればよい。カプセル剤、錠剤、顆粒剤、粉剤の場合は、標識グリセロールは、約10〜100 重量%、好ましくは50〜100 重量%であり、残部は担体である。
【0010】
本発明の糖尿病診断剤の投与量は、投与による呼気中の13CO2の増加を確認できる量が必要であり、患者の年齢、体重、検査目的により異なるが、例えば1回当たりの投与量は成人の場合、1〜1000mg/kg 体重程度である。
以下に、本発明を実施例により具体的に説明するが、本発明の範囲はこれらに何ら影響されることはない。
【0011】
【実施例】
本発明に使用する標識グリセロールの13C標識位置における13C純度は99 %以上である。その他特に明記しない限り特級試薬を用いた。
〔実施例1〕
[1] 呼気テストの方法
(1)軽度糖尿病ラットの作成
雄性Sprague-Dawley系(SD)ラットを、日本チャールズリバー社より購入した。新生児ラットについては、保育親とともに購入した。購入したラットは、23±2 ℃、湿度 55±10 %の条件で使用時まで飼育した。
【0012】
新生児期ラットへのストレプトゾトシン(STZ)投与によりインスリン分泌不全タイプの糖尿病を発症させた(細胞工学別冊、医学実験マニュアルシリーズ糖尿病研究ストラテジー 清野進、岡芳和編、秀潤社刊)。生後2日目のラットにSTZを90 mg/kgを皮下投与した。STZは、クエン酸緩衝液(pH4.5)に溶解し、溶解後5分以内に投与が終了するようにした。2日後に心臓より血液を採取しTerumoメディエース(血糖測定セット)を用いて随時血糖値を測定し、275 mg/dl以上の個体を選抜した。これらのラットはSTZ投与5週間後から随時血糖値が上昇を始め、7週間後にはほぼ全てのラットで随時血糖値が高値を示す。しかしながら、空腹時血糖値の上昇は軽度でほぼ正常値を示す。
【0013】
日本糖尿病学会の基準(1982)によると、空腹時血糖値(静脈全血)120mg/dl以上を糖尿病とみなしている(糖尿病検査マニュアル 繁田幸男監修 南江堂刊)。そこで、空腹時血糖値検査からは糖尿病とみなされない、空腹時血糖値が120mg/dl未満(随時血糖値250mg/dl以上)の上記インスリン分泌不全タイプ糖尿病ラットを、軽度の糖尿病モデルとして使用した。
【0014】
(2)13C-呼気テスト
(1)で作成した糖尿病ラットと健常ラットについて、以下の呼気テストを実施した。
一晩絶食した健常ラット(9週齢,空腹時血糖値 70.3±4.1mg/dl,n=4)および糖尿病ラット(9週齢,随時血糖値 440±18.0mg/dl,空腹時血糖値 83±9.3mg/dl,n=3)をネンブタール腹腔内投与(50 mg/kg)で麻酔し、手術台に固定した。尾静脈より血液を採取し、Terumoメディエース(血糖測定セット)を用いて血糖値を測定した。頭部に呼気吸引用のキャップを被せ、生理食塩水に溶解した2-13C-グリセロール(CIL社より購入)を大腿静脈より50mg/kg投与した。ストロークポンプ [バリアブル・ストロークポンプ VS-500、(株)柴田科学工業] を用いて呼気を約 100 ml/min の速度で吸引し、そのまま13CO2 アナライザー EX-130S [(株)日本分光] のフローセルに導入した。呼気吸引用のキャップとストロークポンプの間にはパーマピュアドライヤー( MD-050-12P、Perma Pure INC. )を設置して呼気中の水蒸気を除去した(図1)。
【0015】
13CO2 アナライザーから出力されるデータはAD変換した後パーソナルコンピュータ(Apple Power Macintosh 8500)に取込み、データ処理ソフトウェア Lab VIEW (National Instruments)を用いて 5秒間隔で 100msec毎 10 点のデータを積算平均し、13Catom%、Δ13C(‰)、炭酸ガス濃度(%)に変換することで連続測定 13C−呼気テストを行った。変換したデータはリアルタイムで画面表示した後、ハードディスク中に保存した。呼気テスト中、直腸温をモニターし、小動物用体温コントローラー TR-100 (Fine Science Tools INC.)により、37± 0.5℃に維持した。また、吸引呼気中の炭酸ガス濃度は 3± 0.5 %に維持した。実験終了後、ラットは過剰量のネンブタールを投与し屠殺した。
【0016】
尚、Δ13C(‰)は各時点の呼気CO2 中の13C濃度(13C tmin)とCO2 標準ガスの13C濃度( 13C std)から下式により算出した。
【数1】
Δ13C(‰)={(13C tmin-13C 0min)/13C std}×1000
【0017】
[2] 結果
健常ラットでは、2-13C-グリセロール投与後20分までΔ13C(‰)値は徐々に増加を続けた。一方、糖尿病ラットでは、投与後約8分までΔ13C(‰)値は急激に増加したが、その後20分まで徐々に増加した(図2)。
投与後20分のΔ13C(‰)値は、糖尿病ラットで 112.44±5.12‰、健常ラットで 54.77±4.23‰であり、糖尿病ラットは健常ラットに比べて、非常に有意( p< 0.0001 (ANOVA with Fischer LSD))に高かった。
【0018】
また、投与後2分から7分における傾きは、糖尿病ラットで 62.72±3.22‰/5分、健常ラットで 16.99±1.61‰/5分であり、糖尿病ラットは健常ラットに比べて、非常に有意( p< 0.0001 (ANOVA with Fischer LSD))に大きかった。
したがって、2-13C-グリセロール投与後一定時間後のΔ13C(‰)値、あるいは、投与後のΔ13C(‰)値の増加の傾きから、糖尿病を診断することが可能である。またこの糖尿病の診断は、空腹時に正常血糖値を示す軽度の糖尿病に関しても、診断することが可能である。
【0019】
〔製剤例1〕 (注射剤)
2-13C-グリセロール10重量部に対し、生理食塩水を加え全量を100重量部として、これを溶解後ミリポアフィルターを用いて除菌濾過した。この濾液をバイアル瓶にとり、密封して注射剤を得た。
【0020】
〔製剤例2〕 (内服液剤)
2-13C-グリセロール10重量部に対し、精製水を加え全量を100重量部として、これを溶解後ミリポアフィルターを用いて除菌濾過した。この濾液をバイアル瓶にとり、密封して内服液剤を得た。
【0021】
【発明の効果】
本発明によれば、被験者の身体的負担が小さく、正確な検査結果を即時に知ることができ、かつ副作用がなく安全に使用できる糖尿病診断剤が提供される。本発明の糖尿病診断剤は、空腹時に正常血糖値を示す軽度の糖尿病患者をもスクリーニングすることができ、見逃しやすい状況下においても健常人と糖尿病患者の判別が可能である。さらに、糖尿病の通院患者の管理、治療効果の判定に有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】ラットの呼気回収法の模式図を示す。
【図2】2-13C-グリセロール投与後の呼気中13CO2の増加を示す。
[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a diagnostic agent for diabetes, and more particularly, to a diagnostic agent for diabetes comprising glycerol in which at least one specific carbon is labeled with 13 C.
[0002]
[Prior art]
Test methods generally used for primary screening of diabetes diagnosis are urine glucose test and fasting blood glucose level test. Although these tests are simple and highly specific, they are low in sensitivity and negative in mild diabetic patients, so over 70% of patients are overlooked and are considered inadequate as a screening test for diabetes. (Sekikawa et al., Medical Practice 10:63, 1993). On the other hand, the glucose tolerance test used for the definitive diagnosis of diabetes requires side effects due to collection of a large amount of glucose, several hours of restraint, repeated blood sampling, and the physical burden on the subject is large and laborious. It is actually impossible to carry out as a screening test. In recent years, blood HbA1C and fructosamine tests that reflect the average blood glucose level over a certain period in the past have been introduced by some institutions as screening tests for diabetes. However, these methods are not sufficiently sensitive and specific to mild diabetes, and the problem of differences in measured values between facilities remains.
[0003]
On the other hand, blood glucose levels, HbA1C, and fructosamine tests are widely used in the management of diabetic patients and the determination of therapeutic effects. However, in mild diabetes, the blood glucose level decreases when hungry, so it is not a criterion for determination. In addition to the above-mentioned problems, HbA1C and fructosamine tests cannot be known until the next visit, so the problem is that instructions will be given to patients based on past test results. is there.
Under such circumstances, the burden on the test subject is small and the results can be obtained immediately and accurately, which is effective even when targeting diabetic patients for the diagnosis of diabetes, management of diabetic patients, and determination of therapeutic effects. The development of an inspection method that can be used is desired.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
An object of the present invention is to provide a diagnostic agent for diabetes that is effective even for mild diabetic patients and that can reduce the burden on the subject and can obtain accurate test results immediately.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
As a result of intensive studies to solve the above-mentioned problems, the present inventors administered glycerol in which at least one specific carbon is labeled with 13 C, and the rate of increase of 13 C concentration in exhaled CO 2. As a result, it was found that diabetes can be accurately diagnosed, and the present invention has been completed.
That is, the present invention is a diagnostic agent for diabetes containing glycerol in which at least one specific carbon is labeled with 13 C.
Hereinafter, the present invention will be described in detail.
[0006]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Glycerol of the diagnostic agent for diabetes of the present invention is glycerol in which at least one specific carbon is labeled with 13 C. The carbon position to be labeled is not limited.
Glycerol is a component of fats and oils and is contained in food. In addition, it is a drug listed in the Japanese Pharmacopoeia and is used for internal liquids. Furthermore, since 13 C is a stable isotope, unlike radioisotopes, there is no risk of radiation exposure, so there is no problem with the safety of this drug.
[0007]
The test using the diagnostic agent for diabetes of the present invention is carried out by an exhalation test in which this is administered to a subject once or continuously and an increase in 13 C concentration in exhaled CO 2 after the administration is measured. Specifically, the 13 C concentration in exhaled CO 2 after administration is measured, and the rate of increase in 13 C concentration in exhaled CO 2 after a certain period of time (eg, 5 minutes, 10 minutes, 15 minutes) after administration ( Δ 13 C (‰)), or the rate of increase in 13 C concentration in exhaled CO 213 C (‰)) up to a certain time after administration (rise slope, change in slope, peak time, etc.) ) Diabetes is diagnosed from the data. Furthermore, evaluation by such a breath test is useful alone, but it is more preferable to make a comprehensive judgment in combination with blood glucose level, HbA1C level, fructosamine level and the like.
Here, measurement of 13 C concentration in exhaled CO 2 is performed by gas chromatography-mass spectrometry (GC-MS), infrared spectroscopy, mass spectrometry, photoelectric acoustic spectroscopy, NMR (nuclear magnetic resonance) method. be able to.
[0008]
The diagnostic agent for diabetes according to the present invention comprises the above-mentioned glycerol labeled with 13 C at least one specific carbon (hereinafter referred to as labeled glycerol) alone or mixed with an excipient or carrier. Accordingly, it is formulated into oral preparations (tablets, capsules, powders, granules, liquids, etc.) and injections. The excipient or carrier may be any one that is conventionally used in the art and is pharmaceutically acceptable, and the type and composition thereof are appropriately changed depending on the administration route and administration method. For example, water is used as the liquid carrier. As the solid carrier, cellulose derivatives such as hydroxypropyl cellulose, organic acid salts such as magnesium stearate, and the like are used. In the case of injections, generally sterile water, physiological saline and various buffer solutions are desirable. Further, it can be used as an oral preparation as a lyophilized preparation, or it can be administered after being dissolved in an appropriate solvent for injection such as sterile water, physiological saline, electrolyte solution or the like at the time of administration.
[0009]
The content of labeled glycerol in the preparation varies depending on the kind of preparation, but is usually 1 to 100% by weight, preferably 50 to 100% by weight. For example, in the case of an injection, labeled glycerol may be added so as to be usually 1 to 40% by weight. In the case of capsules, tablets, granules, and powders, the labeled glycerol is about 10 to 100% by weight, preferably 50 to 100% by weight, with the balance being the carrier.
[0010]
The dosage of the diagnostic agent for diabetes of the present invention is required to be an amount that can confirm the increase in 13 CO 2 in exhaled breath by administration, and varies depending on the age, weight, and examination purpose of the patient. For example, the dosage per dose is For adults, it is about 1 to 1000 mg / kg body weight.
EXAMPLES The present invention will be specifically described below with reference to examples, but the scope of the present invention is not affected by these.
[0011]
【Example】
The 13 C purity at the 13 C labeling position of the labeled glycerol used in the present invention is 99% or more. Unless otherwise specified, special grade reagents were used.
[Example 1]
[1] Method of breath test (1) Preparation of mildly diabetic rats Male Sprague-Dawley (SD) rats were purchased from Charles River, Japan. Newborn rats were purchased with the parent. The purchased rats were reared until use under conditions of 23 ± 2 ° C. and humidity of 55 ± 10%.
[0012]
Streptozotocin (STZ) administration to neonatal rats caused diabetes with insulin secretion deficiency (cell engineering separate volume, medical experiment manual series Diabetes research strategy Susumu Seino, Yoshikazu Oka, published by Shujunsha). STZ was administered at a dose of 90 mg / kg subcutaneously on the second day of life. STZ was dissolved in citrate buffer (pH 4.5), and administration was completed within 5 minutes after dissolution. Two days later, blood was collected from the heart, blood glucose was measured at any time using Terumo Mediace (blood glucose measurement set), and individuals with a concentration of 275 mg / dl or more were selected. In these rats, the blood glucose level started to rise from 5 weeks after STZ administration, and the blood glucose level was elevated in almost all rats after 7 weeks. However, the increase in fasting blood glucose level is mild and almost normal.
[0013]
According to the Japan Diabetes Society Standard (1982), fasting blood glucose level (venous whole blood) of 120 mg / dl or more is considered as diabetes (published by Diabetes Test Manual Yukio Shigeta, published by Nanedo). Therefore, the above insulin secretion deficient type diabetic rat, which is not regarded as diabetes from the fasting blood glucose test and has a fasting blood glucose level of less than 120 mg / dl (advanced blood glucose level of 250 mg / dl or more), was used as a mild diabetes model.
[0014]
(2) The following breath test was carried out on the diabetic and healthy rats prepared in the 13 C-breath test (1).
Healthy rats (9 weeks old, fasting blood glucose 70.3 ± 4.1 mg / dl, n = 4) and diabetic rats (9 weeks old, ad libitum blood glucose 440 ± 18.0 mg / dl, fasting blood glucose 83 ± 9.3 mg / dl, n = 3) was anesthetized by intraperitoneal administration of Nembutal (50 mg / kg) and fixed on the operating table. Blood was collected from the tail vein and blood glucose level was measured using Terumo Mediace (blood glucose measurement set). Capped for expiration suction head, (purchased from CIL Company) dissolved 2-13 C-glycerol in saline was 50 mg / kg administered through the femoral vein. Using a stroke pump [Variable Stroke Pump VS-500, Shibata Kagaku Kogyo Co., Ltd.], aspirated air is sucked at a rate of about 100 ml / min, and the 13 CO 2 Analyzer EX-130S [JASCO Corporation] It was introduced into the flow cell. A perma pure dryer (MD-050-12P, Perma Pure INC.) Was installed between the cap for exhalation suction and the stroke pump to remove water vapor in the exhalation (Fig. 1).
[0015]
13 Data output from the CO 2 analyzer is A / D converted and imported into a personal computer (Apple Power Macintosh 8500). Using the data processing software Lab VIEW (National Instruments), 10 points of data are averaged every 100 msec at 5-second intervals. Then, a continuous measurement 13 C-expiration test was conducted by converting into 13 Cat%, Δ 13 C (‰), and carbon dioxide concentration (%). The converted data was displayed on the screen in real time and then saved on the hard disk. During the breath test, rectal temperature was monitored and maintained at 37 ± 0.5 ° C. with a small animal body temperature controller TR-100 (Fine Science Tools INC.). The carbon dioxide concentration in the exhaled breath was maintained at 3 ± 0.5%. At the end of the experiment, the rats were sacrificed with an excess of Nembutal.
[0016]
Δ 13 C (‰) was calculated from the 13 C concentration ( 13 C tmin) in the exhaled CO 2 at each time point and the 13 C concentration ( 13 C std) of the CO 2 standard gas by the following equation.
[Expression 1]
Δ 13 C (‰) = {( 13 C tmin− 13 C 0 min) / 13 C std} × 1000
[0017]
[2] Results In healthy rats, the Δ 13 C (‰) value continued to increase gradually until 20 minutes after administration of 2- 13 C-glycerol. On the other hand, in diabetic rats, the Δ 13 C (‰) value increased rapidly until about 8 minutes after administration, but then gradually increased to 20 minutes (FIG. 2).
The Δ 13 C (‰) value of 20 minutes after administration was 112.44 ± 5.12 ‰ in diabetic rats and 54.77 ± 4.23 ‰ in healthy rats, and diabetic rats were very significant compared to healthy rats (p <0.0001 (ANOVA with Fischer LSD)).
[0018]
In addition, the slope from 2 to 7 minutes after administration was 62.72 ± 3.22 ‰ / 5 minutes in diabetic rats and 16.99 ± 1.61 ‰ / 5 minutes in healthy rats. Diabetic rats were significantly more significant than healthy rats (p <0.0001 (ANOVA with Fischer LSD)).
Therefore, it is possible to diagnose diabetes from the Δ 13 C (‰) value after a certain period of time after administration of 2- 13 C-glycerol or the slope of increase of the Δ 13 C (‰) value after administration. Diabetes can also be diagnosed for mild diabetes that shows normal blood glucose levels on an empty stomach.
[0019]
[Formulation Example 1] (Injection)
To 10 parts by weight of 2- 13 C-glycerol, physiological saline was added to make the total amount 100 parts by weight, and this was dissolved and then sterilized by filtration using a Millipore filter. The filtrate was taken in a vial and sealed to obtain an injection.
[0020]
[Formulation Example 2] (Internal solution)
Purified water was added to 10 parts by weight of 2- 13 C-glycerol to make a total amount of 100 parts by weight, and this was dissolved and then sterilized by filtration using a Millipore filter. The filtrate was taken in a vial and sealed to obtain an internal solution.
[0021]
【The invention's effect】
According to the present invention, there is provided a diagnostic agent for diabetes that is less burdensome on the subject, can immediately know accurate test results, and can be used safely without side effects. The diagnostic agent for diabetes of the present invention can screen even mild diabetic patients who exhibit normal blood glucose levels on an empty stomach, and can distinguish between healthy and diabetic patients even in situations where they are easily overlooked. Furthermore, it is useful for management of diabetic patients and determination of therapeutic effects.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 shows a schematic diagram of a method of collecting rat breath.
FIG. 2 shows an increase in exhaled 13 CO 2 after administration of 2 13 C-glycerol.

Claims (1)

2− 13 C−グリセロールを含む糖尿病診断剤。 2 Diabetes diagnostic agent containing 13 C-glycerol .
JP28862997A 1997-10-21 1997-10-21 Diabetes diagnostic agent Expired - Fee Related JP4007654B2 (en)

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CA002250485A CA2250485C (en) 1997-10-21 1998-10-14 Diagnostic agent for diabetes
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