JP4004426B2 - 皮膚賦活外用組成物 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、皮丘数を増加させることにより優れた美肌作用を有し、また皮膚水分量の低下を抑制することにより使用後の皮膚感触を向上させる皮膚賦活外用組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、皮膚の美しさを損なう要因として、老化によるしみ・しわ、乾燥等による荒れ肌、といった現象があり、従来これらを改善する薬剤、および化粧料が多く知られている。
このような薬剤としては、レチノイン酸が広く知られ、また、乳酸、グリコ−ル酸をはじめとするα−ヒドロキシ酸、サリチル酸に代表されるβ−ヒドロキシ酸などが上皮剥離作用を有する物質としてしみ・しわの改善に用いられている。
【0003】
更に、角質結合作用の抑制による上皮剥離作用を有する薬剤としては、例えば、式;R−X−A(Aは、1〜20の炭水化物単位を形成する鎖であり、Rは、分岐または直鎖の4〜24の炭素原子を含有するアルキル鎖またはアルケニル鎖であり、Xは、R及びAを結合可能である官能基である)に相当する、少なくとも1つの炭水化物または炭水化物誘導体の、局所用組成物の製造用または製造中への用途が知られている(特許文献1参照)。
また、近年、レ−ザ−治療、コラ−ゲン注入など、外科的手術によってしわ・しみを取り除く方法も広く利用されている。一方、従来荒れ肌改善剤としては、保湿効果を付与する目的でアミノ酸や多価アルコ−ル等が皮膚外用剤に配合されてきている。
【0004】
【特許文献1】
特表平11−501940号公報(特許請求の範囲、実施例等)
【0005】
しかしながら、根本的に美しい肌を得るためには、上記特許文献1等を含む対策だけでは不充分であり、たとえ、しわ・しみが完全に取り除けたとしても50歳と20歳の肌は同じには見えないものである。これは、美しい肌の重要な要因が他にも存在するためであり、これを改善し、根本的に美しい肌を目指した画期的な方法が望まれているのが現状である。
【0006】
一方、皮膚の「きめ」は、皮膚の美しさに関与する重要な因子としてよく知られている。このきめとは、皮膚を走る細い溝(皮溝)とそれに囲まれた部分(皮丘)によって構成される皮膚の紋様である。きめは、乾燥によってきめが粗くなるということはよく知られているが、さらに近年研究が進み、年齢を重ねるにしたがって美しさを失うと同時に、皮膚のきめが粗くなることが明らかとなり、きめと「若々しく美しい肌」との関与が指摘されている(特許文献2参照)。
【0007】
更に、生物学的な観点から見ると、皮溝は柔軟性が低い角層に力学的変形に対する対応能力を与えるとともに、皮脂や汗などの通り道となることから、皮溝が多くはりめぐらされることによって、皮膚は滑らかさ、つややかさを保つことができることが知られている(非特許文献1及び2参照)。
また、光学的観点から見ると、きめが細かく整うことによって皮膚表面の反射率が高まり、皮膚が美しく見えることが知られている(非特許文献3参照)。
【0008】
【特許文献2】
特開2001−170028号公報(特許請求の範囲、実施例等)
【非特許文献1】
J.Soc.Cosmet.Chem.JapaN、27(3)、1993
【非特許文献2】
西日皮膚、63(2)、103、2001
【非特許文献3】
第21回IFSCC大会講演要旨集、124、2001
【0009】
しかしながら、上記特許文献2及び非特許文献1〜3で記載されるように、きめは美しい肌の重要な要因であることが指摘されているが、粗くなったきめを細かくする薬剤は知られていない。また、乾燥した肌に対しては、従来保湿効果を付与する目的でアミノ酸や多価アルコ−ル等が皮膚外用剤に配合されてきたが、きめに対する改善効果は不充分であるという課題がある。
【0010】
ところで、日常的に皮膚の状態が大きく変化する行動のひとつに、洗浄が挙げられる。洗浄剤の役割として、汚れを落とすことは重要であるが、過度の脱脂や洗浄時の刺激により、肌のつっぱり感やきしみ感、かさつきなど使用感の悪化を招くことが多い。更に、このような状態のまま洗浄を続けることにより、皮膚は乾燥し、肌荒れ、炎症など重篤な症状を引き起こすこともある。これらを未然に防ぐためにも、使用感の向上は製品化の重要な課題となっている。
【0011】
従来、洗浄剤として多数のものが知られており、肌のつっぱり感、かさつきなどを抑えたものも多数報告されているが、洗浄後に皮膚に適度な保湿感を持たせ、きしみ感を残さず、良好な使用実感付与効果を持つ、より良いものが求められているのが現状である。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記従来の課題及び現状等に鑑み、これを解消しようとするものであり、その目的はきめを構成する皮丘数を増加させ、皮膚に透明感やつやを与え、滑らかにし、また、洗浄後のつっぱり感やきしみ感、かさつきを抑制し、美しく健康的な肌を得るための皮膚賦活外用組成物を提供することを目的とする。
【0013】
【発明が解決するための手段】
本発明者らは、上記の従来の課題及び要望等に応えるべく、鋭意研究の結果、特定のグルコサミン脂肪酸アミド化合物が皮丘数を増加させる作用、及び洗浄剤使用時における洗浄後のつっぱり感やきしみ感、かさつきを抑制させる作用を有することを見い出し、本発明を完成するに至ったのである。
すなわち、本発明は次の(1)〜(5)に存する。
(1) 下記一般式(I)で示されるグルコサミン脂肪酸アミド化合物の1種または2種以上を含有してなることを特徴とする皮膚賦活外用組成物。
【化2】
(2) 上記一般式(I)において、R1〜R5は、共に水素原子であり、R6は炭素数11〜36の直鎖又は分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基である上記(1)記載の皮膚賦活外用組成物。
(3) 皮丘数を増加させるための上記(1)又は(2)記載の化合物、または上記(1)又は(2)記載の化合物及び褐藻類を含有することを特徴とする皮膚賦活外用組成物。
(4) 洗浄後の使用感を向上させるための、上記(1)又は(2)記載の化合物、または上記(1)又は(2)記載の化合物及び褐藻類を含有する皮膚賦活外用組成物。
(5) 更に、経皮吸収促進剤及び/又は美白、しわ改善、抗酸化、血行促進、皮脂コントロ−ル、ニキビ予防、肌荒れ防止、抗炎症効果を有する化学的活性物質を含有する上記(1)〜(4)の何れか一つに記載の皮膚賦活外用組成物。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を詳しく説明する。
本発明の皮膚賦活外用組成物は、下記一般式(I)で示されるグルコサミン脂肪酸アミドの化合物の1種または2種以上を含有してなることを特徴とするものである。
【化3】
【0015】
本発明において、上記一般式(I)で表わされるグルコサミン脂肪酸アミド化合物としては、例えば、N−ラウロイル−D−グルコサミン、N−ミリストイル−D−グルコサミン、N−テトラデセノイル−D−グルコサミン、N−パルミトイル−D−グルコサミン、N−ヘキサデセノイル−D−グルコサミン、N−ステアロイル−D−グルコサミン、N−イソステアロイル−D−グルコサミン、N−オレオイル−D−グルコサミン、N−リノレオイル−D−グルコサミン、N−リノレノイル−D−グルコサミン、N−エイコセノイル−D−グルコサミン、N−エイコサジエノイル−D−グルコサミン、N−エイコサトリエノイル−D−グルコサミン、N−エイコサペンタエノイル−D−グルコサミン、N−アラキドノイル−D−グルコサミン、N−ドコサノイル−D−グルコサミン、N−ドコセノイル−D−グルコサミン、N−ドコサジエノイル−D−グルコサミン、N−ドコサトリエノイル−D−グルコサミン、N−ドコサテトラエノイル−D−グルコサミン、N−ドコサヘキサエノイル−D−グルコサミン、N−テトラコセノイル−D−グルコサミン、N−テトラコサジエノイル−D−グルコサミン、N−テトラコサトリエノイル−D−グルコサミン、N−ヘキサコセノイル−D−グルコサミン、N−ヘキサコサジエノイル−D−グルコサミン、N−ヘキサコサトリエノイル−D−グルコサミン、N−オクタコセノイル−D−グルコサミン、N−ドトリアコンテノイル−D−グルコサミン、N−ヘキサトリアコンテノイル−D−グルコサミン、1,3,4,6−O−アセチル−N−ドデカノイル−D−グルコサミン、N−ラウロイル−6−O−ラウロイル−D−グルコサミン、N−ドデカノイル−N−メチル−D−グルコサミン、N−ドデカノイル−N−メチル−1,3,4,6−O−メチル−D−グルコサミン、N−2−ヒドロキシエチル−N−リノレノイル−D−グルコサミン、1,3,4,6−O−2−ヒドロキシエチル−N−2−ヒドロキシエチル−N−オレオイル−D−グルコサミン、N−ヘキサデカノイル−N−2−ヒドロキシエチル−3,4,6−O−2−ヒドロキシエチル−D−グルコサミン、N−ドデシルオキシカルボニル−D−グルコサミン、N−テトラデシルオキシカルボニル−D−グルコサミン、N−ヘキサデシルオキシカルボニル−D−グルコサミン、N−オクタデシルオキシカルボニル−D−グルコサミン、N−モノオキシエチレンドデシルエ−テルオキシカルボニル−D−グルコサミン、N−ジオキシエチレンドデシルエ−テルオキシカルボニル−D−グルコサミン、N−トリオキシエチレンテトラデシルエ−テルオキシカルボニル−D−グルコサミン、N−テトラオキシエチレンヘキサデシルエ−テルオキシカルボニル−D−グルコサミン、N−POE(2)ドデシルエ−テルオキシカルボニル−D−グルコサミン、N−POE(2)ヘキサデシルエ−テルオキシカルボニル−D−グルコサミン、N−POE(5)オクタデシルエ−テルオキシカルボニル−D−グルコサミン、N−POE(10)ドコシルエ−テルオキシカルボニル−D−グルコサミン、N−モノオキシエチレンドデシルエ−テルオキシアセチル−D−グルコサミン、N−トリオキシエチレンドデシルエ−テルオキシアセチル−D−グルコサミン、N−テトラオキシエチレンヘキサデシルエ−テルオキシアセチル−D−グルコサミン、N−POE(2)ドデシルエ−テルオキシアセチル−D−グルコサミン、N−POE(2)ヘキサデシルエ−テルオキシアセチル−D−グルコサミン、N−POE(5)オクタデシルエ−テルオキシアセチル−D−グルコサミン、N−POE(10)ドコシルエ−テルオキシアセチル−D−グルコサミンなどが挙げられる。
【0016】
これらのうちR1〜R5は、共に水素原子であり、R6は炭素数11〜36であることが効果の点で更に好ましく、例えば、N−ラウロイル−D−グルコサミン、N−ミリストイル−D−グルコサミン、N−テトラデセノイル−D−グルコサミン、N−パルミトイル−D−グルコサミン、N−ヘキサデセノイル−D−グルコサミン、N−ステアロイル−D−グルコサミン、N−イソステアロイル−D−グルコサミン、N−オレオイル−D−グルコサミン、N−リノレオイル−D−グルコサミン、N−リノレノイル−D−グルコサミン、N−エイコセノイル−D−グルコサミン、N−エイコサジエノイル−D−グルコサミン、N−エイコサトリエノイル−D−グルコサミン、N−エイコサペンタエノイル−D−グルコサミン、N−アラキドノイル−D−グルコサミン、N−ドコサノイル−D−グルコサミン、N−ドコセノイル−D−グルコサミン、N−ドコサジエノイル−D−グルコサミン、N−ドコサトリエノイル−D−グルコサミン、N−ドコサテトラエノイル−D−グルコサミン、N−ドコサヘキサエノイル−D−グルコサミン、N−テトラコセノイル−D−グルコサミン、N−テトラコサジエノイル−D−グルコサミン、N−テトラコサトリエノイル−D−グルコサミン、N−ヘキサコセノイル−D−グルコサミン、N−ヘキサコサジエノイル−D−グルコサミン、N−ヘキサコサトリエノイル−D−グルコサミン、N−オクタコセノイル−D−グルコサミン、N−ドデシルオキシカルボニル−D−グルコサミン、N−テトラデシルオキシカルボニル−D−グルコサミン、N−ヘキサデシルオキシカルボニル−D−グルコサミン、N−オクタデシルオキシカルボニル−D−グルコサミン、N−モノオキシエチレンドデシルエ−テルオキシカルボニル−D−グルコサミン、N−ジオキシエチレンドデシルエ−テルオキシカルボニル−D−グルコサミン、N−トリオキシエチレンテトラデシルエ−テルオキシカルボニル−D−グルコサミン、N−テトラオキシエチレンヘキサデシルエ−テルオキシカルボニル−D−グルコサミン、N−POE(2)ドデシルエ−テルオキシカルボニル−D−グルコサミン、N−POE(2)ヘキサデシルエ−テルオキシカルボニル−D−グルコサミン、N−POE(5)オクタデシルエ−テルオキシカルボニル−D−グルコサミン、N−POE(10)ドコシルエ−テルオキシカルボニル−D−グルコサミン、N−モノオキシエチレンドデシルエ−テルオキシアセチル−D−グルコサミン、N−トリオキシエチレンドデシルエ−テルオキシアセチル−D−グルコサミン、N−テトラオキシエチレンヘキサデシルエ−テルオキシアセチル−D−グルコサミン、N−POE(2)ドデシルエ−テルオキシアセチル−D−グルコサミン、N−POE(2)ヘキサデシルエ−テルオキシアセチル−D−グルコサミン、N−POE(5)オクタデシルエ−テルオキシアセチル−D−グルコサミン、N−POE(10)ドコシルエ−テルオキシアセチル−D−グルコサミンが好ましい。
【0017】
特に好ましいのは、N−ラウロイル−D−グルコサミン、N−ミリストイル−D−グルコサミン、N−パルミトイル−D−グルコサミン、N−ステアロイル−D−グルコサミン、N−イソステアロイル−D−グルコサミン、N−テトラデセノイル−D−グルコサミン、N−ヘキサデセノイル−D−グルコサミン、N−オレオイル−D−グルコサミン、N−リノレオイル−D−グルコサミン、N−リノレノイル−D−グルコサミン、N−エイコセノイル−D−グルコサミン、N−エイコサジエノイル−D−グルコサミン、N−エイコサトリエノイル−D−グルコサミン、N−エイコサペンタエノイル−D−グルコサミン、N−アラキドノイル−D−グルコサミン、N−ドコサノイル−D−グルコサミン、N−ドコセノイル−D−グルコサミン、N−ドコサジエノイル−D−グルコサミン、N−ドコサトリエノイル−D−グルコサミン、N−ドコサテトラエノイル−D−グルコサミン、N−ドコサヘキサエノイル−D−グルコサミン、N−ドデシルオキシカルボニル−D−グルコサミン、N−テトラデシルオキシカルボニル−D−グルコサミン、N−ヘキサデシルオキシカルボニル−D−グルコサミン、N−オクタデシルオキシカルボニル−D−グルコサミン、N−モノオキシエチレンドデシルエ−テルオキシカルボニル−D−グルコサミン、N−ジオキシエチレンドデシルエ−テルオキシカルボニル−D−グルコサミン、N−トリオキシエチレンテトラデシルエ−テルオキシカルボニル−D−グルコサミン、N−テトラオキシエチレンヘキサデシルエ−テルオキシカルボニル−D−グルコサミン、N−POE(2)ドデシルエ−テルオキシカルボニル−D−グルコサミン、N−POE(2)ヘキサデシルエ−テルオキシカルボニル−D−グルコサミン、N−POE(5)オクタデシルエ−テルオキシカルボニル−D−グルコサミン、N−POE(10)ドコシルエ−テルオキシカルボニル−D−グルコサミン、N−モノオキシエチレンドデシルエ−テルオキシアセチル−D−グルコサミン、N−トリオキシエチレンドデシルエ−テルオキシアセチル−D−グルコサミン、N−テトラオキシエチレンヘキサデシルエ−テルオキシアセチル−D−グルコサミン、N−POE(2)ドデシルエ−テルオキシアセチル−D−グルコサミン、N−POE(2)ヘキサデシルエ−テルオキシアセチル−D−グルコサミン、N−POE(5)オクタデシルエ−テルオキシアセチル−D−グルコサミン、N−POE(10)ドコシルエ−テルオキシアセチル−D−グルコサミンである。
なお、本発明の上記一般式(I)で表わされるグルコサミン脂肪酸アミド化合物において、特に、上記一般式(I)において、脂肪酸部分にEO(エチレンオキサイド)鎖を付加したグルコサミン脂肪酸アミド化合物は、皮膚外用剤組成物中に含有するのに更に充分なレベルの溶解性が確保でき、製剤化の自由度が更に向上するものとなる。
【0018】
本発明に用いられるグルコサミン脂肪酸アミド化合物は、常法によって得ることができ、例えばJ.Am.Chem.Soc.、78、2825(1956)に記載された条件により合成することが可能である。
また、本発明において、上記一般式(I)で表わされる各種のグルコサミン脂肪酸アミド化合物は、1種(各単独)または2種以上を適宜組み合わせて使用することができる。
【0019】
本発明のグルコサミン脂肪酸アミド化合物は、皮膚賦活外用組成物として好適に用いることができるが、この場合、上記物質全体の含有量は、外用剤全量中0.0001〜10質量%(以下、単に「%」という)が好ましく、更に好ましくは0.001〜5%が望ましい。
この含有量が0.0001%未満では、本発明の効果が十分に発揮され難く、一方、10%を超えて含有しても、顕著な効果の向上は認められないものとなる。
また、上記一般式(I)に含まれないグルコサミン脂肪酸アミド化合物では、本発明の効果を発揮できないものとなる。
【0020】
本発明において、皮丘数を増加させるための、または、洗浄後の使用感を向上させるための皮膚賦活外用組成物としては、上記一般式(I)で表わされる各種のグルコサミン脂肪酸アミド化合物及び/又は褐藻類に属する海藻の抽出物を含有する組成物とすることが好ましい。
本発明で用いられる褐藻類としては、マツモ属ではマツモ(Anlipus japonicus)、オキナワモズク属ではオキナワモズク(Cladosiphon okamuranus)、モズク属ではモズク(Nemacystisdecipiens)、カジメ属ではカジメ(Ecklonia cava、Ecklonia maxima)、レッソニア属ではLessonia nigrescens 、マクロシスティス属ではジャイアントケルプ(Macrocystis pyrifera)、ヒバマタ属ではヒバマタ(Fucusevanescens)、アスコフィラム属ではAscophyllum nodosum、ダ−ビリア属ではDurvillea antarcticaなどが挙げられる。
これらのうち、ヒバマタ属,アスコフィラム属、ダ−ビリア属などが効果が高く、特に好ましい。
【0021】
上記褐藻類から皮丘数を増加させる、または、洗浄後の使用感を向上させるための本発明物質を抽出する方法は、特に制限はなく、通常の抽出法が採用され、水、親水性有機溶媒、その他の有機溶媒等よりなる群から選ばれる単独あるいは2種以上の任意の混合溶剤を使用して海藻から抽出される。
有機溶媒としては、例えば、メタノ−ル、エタノ−ル、イソプロパノ−ル、n−ブタノ−ル、1,3−ブチレングリコ−ル、プロピレングリコ−ル、酢酸エチル、アセトン、メチルエチルケトン、アセトニトリル、ジメチルスルホキシド、ジメチルホルムアミド、クロロホルム、n−ヘキサン、ベンゼン等が挙げられる。これらの中でも、特に、水または水とメタノ−ル、エタノ−ル、イソプロパノ−ル等の低級アルコ−ルとの混合物を用いて抽出することが好ましい。
この場合の水と低級アルコ−ルの比率は、水/低級アルコ−ルが100/0〜30/70(V/V、体積比)であることが好ましい。海藻原体と抽出溶媒との比率は、海藻原体(乾燥物)/溶媒比が1/50〜1/2の範囲が好ましい。その他の抽出条件としては、抽出温度は特に制限はないが、好ましくは5〜80℃の範囲で、1〜24時間、撹拌しながら行うのが好ましい。抽出pHは、極端な酸性、極端なアルカリ性に傾かなければ、特に制限はない。
この抽出液は、そのまま用いても、あるいは希釈液としたり、濃縮エキスとしてもよく、また凍結乾燥などにより乾燥粉末物としたり、ペ−スト状に調製してもよい。乾燥粉末に調製した場合には、水または水を含むメタノ−ル、エタノ−ル、イソプロパノ−ル等の低級アルコ−ルに予め溶解して用いるか、あるいは後述の水を含む外用組成物中で可溶化して用いるのが好ましい。
【0022】
本発明において、褐藻類の抽出物を皮膚賦活外用剤として用いる場合には、この海藻抽出物を任意の濃度で含有できるが、通常、その含有量は、各種皮膚外用剤中に、好ましくは、0.01〜30%、更に好ましくは、0.1〜10%含有させるのがよい。
この含有量が0.01%未満では、更なる効果の点で好ましくなく、また、30%を超える場合は、製剤の安定性が損なわれやすくなり、好ましくない。
【0023】
本発明の皮膚賦活外用組成物は、更に経皮吸収促進剤及び/又はスキンケア効果を有する化学的活性物質を含有することにより、更なる効果を奏することができる。
本発明に用いることができる経皮吸収促進剤としては、通常、皮膚外用剤(医薬品、医薬部外品、化粧品)に配合されるものであれば、特に限定されるものではない。
具体的に用いることができる経皮吸収促進剤としては、例えば、▲1▼皮膚への親和性が高いエステル油類、例えば、パルミチン酸イソプロピル、ミリスチン酸イソプロピル、アジピン酸ジイソプロピル、コハク酸ジオクチル、乳酸オクチルドデシルなど、▲2▼積極的に細胞間脂質の構造に作用する二重結合を持つ脂肪酸またはそのエステル、例えば、オレイン酸、オレイン酸エチル、オレイン酸デシル、オレイン酸オレイル、オレイン酸オクチルドデシル、オレイン酸プロピレングリコ−ルなど、▲3▼ケラチンタンパクに作用するタンパク変性作用のある物質、例えば、尿素およびその誘導体、グリコ−ル酸およびその塩、乳酸およびその塩、サリチル酸など、▲4▼有効成分の皮膚への分配率を変化させる物質、例えば、アルコ−ル類(エタノ−ル、イソプロパノ−ル)、多価アルコ−ル(プロピレングリコ−ル、ジプロピレングリコ−ル、1,3−ブチレングリコ−ル、ポリエチレングリコ−ル)など、▲5▼皮膚上での成分の滞留性を向上させる高分子経皮吸収促進剤、例えば、シクロデキストリン、ポリエチレングリコ−ル/ポリジメチルシロキサン共重合体等、更にには、特開20001−114701号公報に記載のクレアチニン等が挙げられる。
なお、これらの経皮吸収促進剤は、単独で、又は2種以上混合して使用することができる。
【0024】
好ましい経皮吸収促進剤としては、例えば、パルミチン酸イソプロピル、オレイン酸およびその誘導体、尿素およびその誘導体、グリコ−ル酸およびその誘導体、サリチル酸およびその誘導体、エタノ−ル、プロピレングリコ−ル、ジプロピレングリコ−ル、1,3−ブチレングリコ−ル、ポリエチレングリコ−ル、クレアチニンである。
これらの経皮吸収促進剤の含有量は、その経皮吸収促進剤種によって、また、製剤のタイプにより異なるものであるが、皮膚外用剤全量に対して、好ましくは0.01〜15%、更に好ましくは、0.1〜10%とすることが望ましい。
この経皮吸収促進剤の含有が0.01%未満では、本発明の更なる効果が発揮されず、また、15%を越えて含有しても、本発明の更なる効果には差がないが、皮膚化粧料の安定性を阻害することがある。
【0025】
また、本発明に用いることができるスキンケア効果を有する化学的活性物質としては、従来公知の各種のもの、例えば、薬効物質や生理活性物質が含有される。
このような薬効的及び/又は生理活性的物質には、美白、しわ改善、抗酸化、血行促進、皮脂コントロ−ル、ニキビ予防、肌荒れ防止、抗炎症等の効果を発現するものが包含される。以下、それらの具体例を示す。
(美白物質)
美白物質としては、エラグ酸、ハイドロキノンおよびその誘導体、コウジ酸、L−アスコルビン酸およびその誘導体、胎盤抽出物、ルシノ−ル等があり、特に好ましくはエラグ酸、アルブチン、コウジ酸、および水溶性プラセンタエキスがあげられる。
(しわ改善物質)
しわ改善物質としては、パントテン酸、パントテン酸誘導体およびその塩、コエンザイムA、酸化型コエンザイムAおよびその塩、ビタミンA、ビタミンA誘導体およびその塩、本発明の褐藻類を除く海藻抽出物、ヒアルロン酸およびその塩、NMF成分、アミノ酸およびアミノ酸誘導体、αヒドロキシ酸等が挙げられる。
【0026】
(抗酸化物質)
しわやシミ、たるみといった光老化は、光によって誘発された酸化がその原因ということは広く知られている。その酸化をふせぎ、しわやしみ、たるみを改善する剤として、抗酸化剤も有用な物質(剤)である。
具体的には、一般に抗酸化作用の知られている植物エキス、ポリフェノ−ル、タンニン酸、カテキン類、ビタミンE、ビタミンE誘導体およびその塩、等があげられる。特に好ましくはパントテン酸、パントテン酸誘導体およびその塩、コエンザイムA、酸化型コエンザイムA、レチノ−ル、褐藻植物エキス、プロリン、アルギニン、メチオニン、アラニン、トリメチルグリシン、ピロリドンカルボン酸ナトリウム、ロ−ズマリ−エキス、米エキス、米糠抽出物、米糠油、トコトリエノ−ル、大豆エキス、大豆発酵エキス、シャクヤクエキス等が挙げられる。(血行促進物質)
血行促進物質としては、通常化粧品、医薬部外品、医薬品等に用いられている剤をそのまま用いることができる。例えば、ニコチン酸アミド、ニコチン酸メチル、酢酸トコフェロ−ル、ヒドロキシシトロネラ−ル、シトロネラ−ル、アルニカエキス、サルビアエキス、メリッサエキス、マロニエエキス、コレウスエキス、センブリエキス、ショウブコンエキス等があげられる。
【0027】
(皮脂コントロ−ル物質)
皮脂コントロ−ル物質としては、例えば、油溶性甘草エキス、クマセバエキス、シタンエキス、ウスベニアオイエキス、センブリエキス、イヌエンジュエキス等が挙げられる。
(抗炎症物質及び肌荒れ防止物質)
抗炎症物質および肌荒れ防止物質としては、例えば、アラントイン、グリチルレチン酸およびその誘導体、グリチルリチン酸およびその誘導体、尿素、塩化リゾチ−ム、グアイアズレン、γ−オリザノ−ル等が挙げられる。
(ニキビ予防・改善物質)
ニキビ予防・改善物質としては、例えば、サリチル酸、ピロクトンオラミン、感光素、油溶性甘草エキス、クマセバエキス、シタンエキス、ウスベニアオイエキス等が挙げられる。
【0028】
これらのスキンケア効果を有する化学的活性物質の含有量は、選択する成分によって異なるが、目安として、乳化、可溶化系の外用剤であれば、外用剤全量中、好ましくは、0.001〜20%、更に好ましくは0.05〜10%が望ましい。
この化学的活性物質の含有量が0.001%未満では、スキンケア効果の発現が不十分であり、また、20%を超えてより多く含有しても効果に差はない。
なお、肌トラブルは、様々な原因が複合的に作用しており、皮膚状態を改善するためには、様々な成分を組合せることも効果的である。従って、上記成分は、上記に規定した目的以外でも自由に組み合わせることができ、活性物質については単独でも2種以上を組み合わせても良い。
【0029】
本発明の皮膚賦活外用組成物は、化粧品、医薬品、医薬部外品分野において好適に適用することができるが、この場合、上記グルコサミン脂肪酸アミド化合物、褐藻類の抽出物、経皮吸収剤、スキンケア剤に加えて、更に、本発明の効果を損なわない範囲内で、通常化粧品や医薬部外品等の外用剤に用いられる他の成分、例えば油分、水、界面活性剤をはじめ保湿剤、アルコ−ル、増粘剤、酸化防止剤、pH調整剤、防腐剤、香料、色素、美白剤、紫外線吸収剤、紫外線散乱剤、ビタミン類、アミノ酸類等を必要に応じて適宜含有することができる。
【0030】
このように構成される本発明の皮膚賦活外用組成物は、顔、首、手など体のあらゆる皮膚領域に適用が可能である。
また、本発明の皮膚賦活外用組成物は、ロ−ション状、乳液状、クリ−ム状、軟膏状、スティック状、パック状、ゲル状、シ−ト状、エアゾ−ル等適用に適した全ての形態が可能であり、その用途も、石鹸、クリ−ム、乳液、化粧水、美容液、パック等の基礎化粧料、ファンデ−ション等のメ−クアップ化粧料、ゼリ−剤、軟膏等の医薬品や医薬部外品等など種々の形態で幅広く好適に使用できる。
【0031】
本発明の皮膚賦活外用組成物では、上記一般式(I)で示されるグルコサミン脂肪酸アミド化合物の1種または2種以上を含有することにより、初めてきめを構成する皮丘数を増加させ、皮膚に透明感やつやを与え、滑らかにし、また、洗浄後のつっぱり感やきしみ感、かさつきを抑制し、美しく健康的な肌を得ることができるものとなる。
【0032】
【実施例】
次に、合成例、試験例、実施例及び比較例等によって本発明を更に詳細に説明するが、本発明の技術的範囲は下記実施例によってなんら限定されるものではない。
【0033】
〔グルコサミン誘導体の合成例、褐藻類抽出物の調製〕
実施例等に用いた各グルコサミン誘導体は、下記の各合成例により得、褐藻類抽出物は下記方法により抽出した。
〔グルコサミン誘導体の合成例〕
(N−ラウロイル−D−グルコサミンの合成)
300mLの反応容器に、D−グルコサミン塩酸塩13g(60mmol)を10%炭酸ナトリウム水溶液120mLに攪拌しながら溶解し、そこへテトラヒドロフラン60mLに溶解したラウリン酸クロリド13g(60mmol)を室温でゆっくりと滴下した。滴下終了後、さらに1時間攪拌したのち、1Lのイオン交換水で希釈した。析出した白色沈殿物を濾過し、50%プロパノールで再結晶を行ない、N−ラウロイル−D−グルコサミン6.7gを得た。
その他、実施例に記載の物質についても、本法に準拠して合成した。
【0034】
(1,3,4,6−O−アセチル−N−ドデカノイル−D−グルコサミンの合成)
塩化カルシウム管と20mlの滴下ロ−トを付けた300mlの4口フラスコに、N−ドデカノイル−D−グルコサミン10g(27.7mmol)、ピリジン150mlを仕込み、攪拌しながら水冷下で無水酢酸20g(196mmol)を滴下ロ−トでゆっくり滴下した。滴下終了後、室温で攪拌しながら2日間放置したのち、過剰の無水酢酸と溶媒のピリジン、及び反応で生成した酢酸を室温で減圧下で徐々に留去した。最終的に室温で1mmHgの減圧下、1日かけて完全に溶媒留去することで、1,3,4,6−O−アセチル−N−ドデカノイル−D−グルコサミン14.6gを得た。
【0035】
(N−ドデカノイル−N−メチル−D−グルコサミンの合成)
塩化カルシウム管と50mlの滴下ロ−トを付けた100mlの2口ナスフラスコに、水素化ナトリウム240mg(10mmol)とジメチルスルホキシド10ml仕込み、攪拌しながら水冷下で1,3,4,6−O−アセチル−N−ドデカノイル−D−グルコサミン5g(9.5mmol)のジメチルスルホキシド溶液(30ml)を滴下ロ−トでゆっくり滴下した。滴下終了後、水冷下で1時間攪拌したのち、ヨウ化メチル1.56g(11mmol)を水冷下で滴下した。滴下終了後、室温で1日攪拌した。その後、反応物を酢酸エチルで抽出し溶媒留去することで1,3,4,6−O−アセチル−N−ドデカノイル−Nメチル−D−グルコサミンの粗生成物4.9gを得た。200mlのナスフラスコに、この粗成生物4.5g、メタノ−ル100ml、28%ナトリウムメトキシドのメタノ−ル溶液を200mg仕込んで2日間攪拌した。その後、1N塩酸水溶液を1ml加えてアルカリを中和したのち、減圧下で溶媒を留去することでN−ドデカノイル−N−メチル−D−グルコサミンの粗生成物を得た。これをシリカゲルカラムクロマトグラフィ−(クロロホルム/メタノ−ル混合液)で精製することでN−ドデカノイル−N−メチル−D−グルコサミン2.5gを得た。
【0036】
(1,3,4,6−O−メチル−N−ドデカノイル−N−メチル−D−グルコサミンの合成)
塩化カルシウム管を付けた100mlの2口ナスフラスコに、N−ドデカノイル−N−メチル−D−グルコサミン1g(2.7mmol)、酸化銀(Ag2O)620mg、ジメチルホルムアミド50ml、ヨウ化メチル2.2g(2.8mmol)仕込んで、室温で1週間攪拌した。この反応物を酢酸エチルで抽出して溶媒留去することで、1,3,4,6−O−メチル−N−ドデカノイル−N−メチル−D−グルコサミンの粗精製物1.1gを得た。これをシリカゲルカラムクロマトグラフィ−(ヘキサン/酢酸エチル混合液)で精製することで1,3,4,6−O−メチル−N−ドデカノイル−N−メチル−D−グルコサミン0.9gを得た。
【0037】
(N−POE(2)ドデシルエ−テルオキシアセチル−D−グルコサミンの合成)500mLのナス型フラスコにクロロ炭酸イソブチル24.5g(0.18mol)とTHF100mLを仕込み、この溶液に氷冷下でN−POE(2)ドデシルエ−テルオキシ酢酸62g(0.18mol)とEt3N18.2g(0.18mol)のTHF120mL溶液を塩化カルシウム管の付いた滴下ロ−トで1時間かけて滴下したのち、1時間氷冷下で攪拌した。次に、反応で生成した析出物を減圧濾過で除去した。この濾液を、2Lの三角フラスコにグルコサミン塩酸塩50.5g(0.23mol)とNaHCO3 47.6g(0.57mol)、NaCl30g、テトラブチルアンモニウムブロミド 1.7g、水950mLを仕込んだ溶液に30分かけて室温で滴下した後、室温で24時間攪拌した。この反応液をTHF/飽和食塩水で抽出して、分液して得た有機層を水で2回洗浄した。
次いで、有機層を分液後、溶媒留去して粗N−POE(2)ドデシルエ−テルオキシアセチル−D−グルコサミンを得た。この残渣をアセトン/ヘキサン=1/1(v/v)300mLに懸濁して良く洗浄したのち、減圧濾過で分取した。この残渣を減圧乾燥後、10倍量の水/アセトン=1/3(100g)で良く懸濁洗浄して、減圧濾過で分取した。残渣を減圧乾燥することでN−POE(2)ドデシルエ−テルオキシアセチル−D−グルコサミン11.53gを得た。
なお、上記合成例以外の一般式(I)で示される各グルコサミン誘導体も、上述の各合成例等に準じて容易に合成することができる。
【0038】
(褐藻類抽出物の調製)
Durvillea antarcticaの乾燥物100gを2Lの水に浸漬し、撹拌しながら室温で3時間抽出処理を行った。その後、3日間凍結乾燥することにより、Durvillea antarctica水抽出物20gを得た。なお、その他褐藻類についても本法に準拠して抽出物を得た。
【0039】
〔試験例1、皮丘数改善試験〕
N−ラウロイル−D−グルコサミン、N−オレオイル−D−グルコサミン、N−リノレノイル−D−グルコサミン、N−イソステアロイル−D−グルコサミン、N−ドデカノイル−N−メチル−D−グルコサミン、1,3,4,6−O−アセチル−N−ドデカノイル−D−グルコサミン、1,3,4,6−O−メチル−N−ドデカノイル−N−メチル−D−グルコサミン、N−POE(2)ヘキサデシルエ−テルオキシアセチル−D−グルコサミン、N−POE(10)ドコシルエ−テルオキシアセチル−D−グルコサミンをそれぞれ、エタノ−ル/プロピレングリコール/水=8:1:1の溶液に溶解して、試料溶液(試料1〜9)として用い、また、ヒバマタエキス、ダ−ビリアエキスの水溶液を試料溶液(試料10〜11)として用い、以下の試験を行った。また、比較として本請求項の範囲外である糖脂質、保湿剤であるグリセリン、ベタイン、しわ改善剤として広く用いられているレチノイン酸について同様に試料の調製を行った。
1群5匹のヘアレスマウス(hos:HR−1、10週、雌)の背部皮膚に紫外線UVBを1日あたり1回、50mJ/cm2の連続照射となるように週3回ずつ、10週間にわたり照射し、その後、上記試料および対照試料100μlを1日1回、週5回の割合で4週間塗布した。
試験開始時、紫外線10週間照射後、および塗布4週間後にレプリカ剤としてSILFLO(英国 FLEXICO DEVELOPMENTS LTD.社製)を用いて背部皮膚のレプリカを採取した。各レプリカを拡大して写真撮影し、写真上で1cm四方あたりの皮丘数をコロニ−カウンタ−を用いて計測して1群毎の平均値を算出し、続いて4週間の塗布による皮丘数増加効果を(下記式1)により算出し、下記評価基準で評価した。その結果を下記表1に示す。
【0040】
(皮丘数増加率の算出式)
皮丘増加率(%)=[(4週塗布後の皮丘数−10週照射終了時の皮丘数)/(照射開始時の皮丘数−10週照射終了時の皮丘数)]×100
〈皮丘増加効果の評価基準〉
◎;著効 皮丘増加率 60%以上
○;有効 20%以上、60%未満
△;無効 −5%以上、20%未満
×;悪化 −5%未満
【0041】
【表1】
【0042】
上記表1から明らかなように、試料1〜11のN−ラウロイル−D−グルコサミン、N−オレオイル−D−グルコサミン、N−リノレノイル−D−グルコサミン、N−イソステアロイル−D−グルコサミン、N−ドデカノイル−N−メチル−D−グルコサミン、1.3.4.6−O−アセチル−N−ドデカノイル−D−グルコサミン、1.3.4.6−O−メチル−N−ドデカノイル−N−メチル−D−グルコサミン、N−POE(2)ドデシルエ−テルオキシアセチル−D−グルコサミン、N−POE(10)ドコシルエ−テルオキシアセチル−D−グルコサミン、ヒバマタエキス、ダ−ビリアエキスを塗布することによって皮丘数が増加し、きめ粗さが改善された。
一方、保湿剤であるグリセリン・ベタイン、しわ改善剤として広く用いられているレチノイン酸、および本請求範囲以外の糖脂質に関して(比較試料1〜8及び対照試料)は皮丘を増加させる効果は認められなかった。
【0043】
〔試験例2〕
上記試験例1の結果から皮丘数を増加せしめ、きめ粗さを改善するグルコサミン誘導体を含有した下記組成のクリ−ムを調製した。なお、配合単位は質量%であり、全量は100質量%である(以下、同様)。
(クリ−ムの調整)
N−オレオイル−D−グルコサミン 0.1
スクワラン 10.0
セトステアリルアルコ−ル 4.0
メチルポリシロキサン*1 3.0
パルミチン酸セチル 2.0
親油型モノステアリン酸グリセリン 1.5
濃グリセリン 12.0
1,3−ブチレングリコ−ル 2.0
カルボキシビニルポリマ−*2 0.08
キサンタンガム 0.3
ベントナイト 1.0
水酸化ナトリウム 微 量
防腐剤 適 量
精製水 バランス
*1:東レダウコ−ニングシリコ−ン社製 SH200C 30cs
*2:和光純薬工業(株) ハイビスワコ−104
【0044】
上記で得たクリ−ムについて、30歳から35歳の女性被験者10名に対し、左右どちらかの頬にこのクリ−ムを1回0.2g、1日2回、1ヵ月間使用させて、下記各評価方法(10名の平均値)によりヒトの皮丘数増加率、色差計による反射率の測定評価、官能による美肌評価を行った。
これらの結果を下記表2に示す。
【0045】
(皮丘数増加率の評価方法)
皮丘数増加率は上記試験例1と同様に皮丘数の計測を塗布前後に行ない、測定の結果から得られた皮丘数増加率を塗布開始時を100とした相対値で表わし、また、上記試験例1の評価基準で評価した。
【0046】
(色差計による反射率の測定・評価方法)
試験開始時及び試験終了時に皮膚表面の反射率を色差計(SPECTROPHOTOMETER NF333、日本電色工業社製)を用いて測定した。この反射率が高いほど、美肌効果が高いことを示し、下記評価基準で評価した。
反射率(色差計)の評価基準:
◎:無塗布と比べ、3%以上反射率が向上
○:無塗布と比べ、1〜3%未満反射率が向上
△:無塗布と比べ、−0.5〜1%未満反射率が向上
×:無塗布と比べ、−0.5%未満反射率が向上(反射率が低下)
【0047】
(官能による皮膚感触評価方法)
使い初めに比べて、皮膚の感触を下記評価基準により7段階で官能評価した。
皮膚感触評価基準:
7点:非常に滑らか、すべすべになった
6点:滑らか、すべすべになった
5点:やや滑らか、すべすべになった
4点:同等
3点:ややざらざらになった
2点:ざらざらになった
1点:非常にざらざらになった
【0048】
(官能による美肌評価方法)
使い初めに比べて、肌の状態を下記評価基準により7段階で官能評価した。
美肌評価基準:
7点:非常に美しくなった
6点:美しくなった
5点:やや美しくなった
4点:同等
3点:やや美しくなくなった
2点:美しくなくなった
1点:非常に美しくなくなった
【0049】
【表2】
【0050】
上記表2から明らかなように、無塗布部位と比較して塗布部位では皮丘数が増加(評価:○)し、また、皮膚表面の反射率も無塗布部位と比較して平均5%高くなり(評価:◎)、しかも、官能による皮膚感触及び美肌評価も7点と高い評価となることがわかった。
【0051】
〔試験例3〕
更に、本発明のグルコサミン脂肪酸アミドについて、上記試験例1及び2の効果(皮丘数増加効果、きめ粗さ改善効果、皮膚感触向上効果及び美肌効果)以外の効果等について更に検討を行った。
すなわち、N−オレオイル−D−グルコサミン、N−イソステアロイル−D−グルコサミン、N−ドデカノイル−N−メチル−D−グルコサミン、N−アラキドノイル−D−グルコサミン、N−POE(2)ヘキサデシルエ−テルオキシアセチル−D−グルコサミンの各グルコサミン誘導体を、評価物質として下記の液体洗浄剤に含有せしめ(試料12〜16)、以下の方法により試験を行った。また、比較として、本発明のグルコサミン脂肪酸アミドを除いて、精製水で調整した液体洗浄剤を同様に調製した(全量100質量%)。
(液体洗浄剤の調整)
各グルコサミン誘導体(試料12〜16) 2.0
ラウリン酸ジエタノ−ルアミド 2.0
パラトルエンスルホン酸 2.0
直鎖アルキルベンゼンスルホン酸Na塩 5.0
C14α−オレフィンスルホン酸Na塩 5.0
ラウリルジメチルアミンオキシド 3.0
ラウリン酸アミドプロピルベタイン 10.0
ポリエチレングリコ−ル 2.0
エタノ−ル 5.0
NaOH 中和量
香料 0.2
精製水 バランス
【0052】
上記で得た各液体洗浄剤及び比較処方について、30歳から45歳の被験者15名に対して下記の試験を行い、保湿性試験、官能による使用感評価を行った。
これらの結果を下記表3に示す。
【0053】
(保湿性試験)
20℃、50%RHの環境下、30分間馴化させた後、上記各液体洗浄剤を用いて手を洗浄させた。皮膚洗浄直後から20分後までの手背中央部皮膚水分量を、高周波に対する伝導度測定装置〔SKICON−200(インピ−ダンスメ−タ−,IBS社製)〕を用いて5分毎に測定した。20分後までの測定値を累積して洗浄後の水分保持量として算出し、水のみで洗浄した場合の値を100とした相対値で表わした。また、水と同等以上を◎、水と同等を○、水以下を×で評価した。
【0054】
(官能による使用感評価方法)
被験者に対し、使用感試験(しっとり感,つっぱり感,きしみ感、かさつき)を実施した。各項目につき、以下の評価基準で評価を行った。
しっとり感:
4点:非常に感じる
3点:感じる
2点:やや感じる
1点:感じない
つっぱり感・きしみ感・かさつき:
4点:感じない
3点:やや感じる
2点:感じる
1点:非常に感じる
その平均点から、3.5以上を◎、3.0〜3.5未満を○、2.0〜3.0未満を△、2.0未満を×で評価した。
【0055】
【表3】
【0056】
上記表3から明らかなように、本発明のグルコサミン誘導体を含有しない場合と比較して、各グルコサミン誘導体含有液体洗剤(試料12〜16)では、洗浄後の水分保持量が増大し、洗浄後の皮膚を乾燥させないことがわかった。また、官能による使用感評価においても、高い評価となることがわかった。
【0057】
〔実施例1〜51及び比較例1〜8〕
上記試験例1〜3の結果から、優れた各種効果〔皮丘数増加効果、きめ粗さ改善効果、皮膚感触向上効果、美肌効果、保湿効果、使用感向上効果(しっとり感向上,つっぱり感なし,きしみ感なし、かさつきなし)〕を有する各種グルコサミン誘導体等を含有した下記表4〜8に示す配合成分により、具体的な各皮膚賦活外用組成物を調製した。
得られた各皮膚賦活外用組成物について、上記試験例1及び2の評価方法等により、皮丘数増加率、色差計による反射率の測定評価、官能による美肌評価を行った。
これらの結果を下記表4〜8に示す。なお、表9は表4〜8で使用した原料成分*1〜*84及び香調A〜Eの説明等(後述する表11以降も同様)である。
【0058】
【表4】
【0059】
【表5】
【0060】
【表6】
【0061】
【表7】
【0062】
【表8】
【0064】
【表9】
【0065】
上記表4〜8の結果から明らかなように、本発明範囲となる実施例1〜51(実施例35〜44は欠番)は、本発明の範囲外となる比較例1〜8に比べ、皮丘数増加効果に優れ、反射率も高く、美肌効果等に優れることが判明した。
【0066】
〔実施例52〜121及び比較例9〜18〕
次に、下記表11〜表34の各配合組成、具体的にはファンデ−ション(表11)、クリ−ム(表12〜14)、ハンドクリ−ム(表15)、乳液(表16)、化粧水(表17)、化粧液(表18)、ジェル(表19)、パック(表20)、貼付剤(表21)、ボディロ−ション(表22)、アトピ−性皮膚炎用ロ−ション(表23)、パウダ−スプレ−制汗剤(表24)、クリ−ムタイプ水虫薬(表25)、液状タイプ水虫薬(表26)、手指消毒剤(表27)、ニキビ治療薬(表28)、入浴液及び頬紅(表29)、W/O乳化型ファンデ−ション等(表30〜32)、口紅及びロ−ション(表33)、リップクリ−ム(表34)に沿って各種用途別の具体的な皮膚賦活外用組成物を調製した。
得られた各用途の皮膚賦活外用組成物について、上記試験例1及び2の評価方法に準じて、皮丘数増加率、色差計による反射率の測定、官能による美肌評価を行った。なお、当該実施例のクリ−ム、ハンドクリ−ム等の評価については、使用頻度、パネラ−数等を変えた。すなわち、クリ−ムの場合は、女性被験者3名〜10名に対し、左右どちらかの頬にこのクリ−ムを1回0.2g、1日2回、1ヶ月間使用させた。また、ハンドクリ−ムの場合は、20〜40歳の女性被験者10名に対し、左右どちらかの手の甲にこのハンドクリ−ムを1回0.5g、1日3回、1ヶ月間使用させた。
これらの結果を下記表11〜34に示す。
【0067】
【表11】
【0068】
【表12】
【0069】
【表13】
【0070】
【表14】
【0071】
【表15】
【0072】
【表16】
【0073】
【表17】
【0074】
【表18】
【0075】
【表19】
【0076】
【表20】
【0077】
【表21】
【0078】
【表22】
【0079】
【表23】
【0080】
【表24】
【0081】
【表25】
【0082】
【表26】
【0083】
【表27】
【0084】
【表28】
【0085】
【表29】
【0086】
【表30】
【0087】
【表31】
【0088】
【表32】
【0089】
【表33】
【0090】
【表34】
【0091】
上記表11〜34の結果から明らかなように、本発明範囲となる各用途の実施例52〜121は、本発明の範囲外となる比較例9〜18に比べ、皮丘数増加効果に優れ、反射率も高く、美肌効果に優れることが判明した。
【0092】
〔実施例122〜129〕
更に、下記表35〜42の各配合組成、具体的には液体洗浄剤組成物(表35)及びシャンプ−組成物(表36)、クリ−ム状洗浄組成物(表37、表38)、固形石鹸組成物(表39)及びフォ−マ−容器充填用液体洗浄剤組成物(表40)、皮膚洗浄用シ−ト(表41)及びジェル組成物(表42)に沿って各種用途の皮膚賦活外用組成物を調製した。
得られた実施例122〜129の各用途の皮膚賦活外用組成物について、上記試験例1及び2の評価方法により評価したところ、それぞれ皮丘数増加率は◎、色差計による反射率の測定評価は◎、官能による美肌評価は7点であった。
更に、実施例122〜127の各洗浄剤について、上記試験例3の評価方法により皮膚水分量の測定による保湿性評価及び官能による使用感評価を行い、夫々各実施例の下段に各評価結果を表示したところ、それぞれ保湿性は◎、官能による使用感評価は各項目とも◎または○であった。
【0093】
【表35】
【0094】
【表36】
【0095】
【表37】
【0096】
【表38】
【0097】
【表39】
【0098】
【表40】
【0099】
【表41】
【0100】
【表42】
【0101】
【発明の効果】
本発明によれば、皮丘数を増加させることにより皮膚に透明感やつやを与え、皮膚を滑らかにし、また、洗浄後のつっぱり感やきしみ感、かさつきを抑制し、美しく健康的な肌となる優れた美肌効果を有する皮膚賦活外用組成物が提供される。
Claims (5)
- 上記一般式(I)において、R1〜R5は、共に水素原子であり、R6は炭素数11〜36の直鎖又は分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基である請求項1記載の皮膚賦活外用組成物。
- 皮丘数を増加させるための請求項1又は2記載の化合物、または請求項1又は2記載の化合物及び褐藻類を含有することを特徴とする皮膚賦活外用組成物。
- 洗浄後の使用感を向上させるための、請求項1又は2記載の化合物、または請求項1又は2記載の化合物及び褐藻類を含有する皮膚賦活外用組成物。
- 更に、経皮吸収促進剤及び/又は美白、しわ改善、抗酸化、血行促進、皮脂コントロ−ル、ニキビ予防、肌荒れ防止、抗炎症効果を有する化学的活性物質を含有する請求項1〜4の何れか一つに記載の皮膚賦活外用組成物。
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