JP4001826B2 - モータのブラケット固定構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、円筒形のヨークを備えたモータを、ブラケットが備える有底円筒形のモータ保持部に収納して、該モータを該ブラケットに固定するためのモータのブラケット固定構造に関するものであり、特に、車両に設けられる送風ファン駆動用モータのブラケットへの固定に用いられて好適なものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のモータのブラケット固定構造としては、図2に示したようなものが知られている(例えば、特許文献1、特許文献2参照。)。
【0003】
このモータのブラケット固定構造は、ヨーク31を有する送風ファン駆動用のモータ30と、樹脂製のブラケット40と、を備えている。
【0004】
ヨーク31は、鉄等の磁性材料により形成され、上底開口31a及び下底開口31bを備えた円筒形を有している。
【0005】
そして、モータ30は、ヨーク31の上底開口31aを覆う切頭円錐形状の上端カバー32と、ヨーク31の下底開口31bを覆う有底円筒形のエンドカバー33と、を有している。
【0006】
更に、モータ30には、円筒形のヨーク31の中心に設けられ先端34aを上端カバー32から突出させる回転駆動軸34と、回転駆動軸34の周囲を囲うように設けられたロータ35と、ロータ35を囲うようにヨーク31の内壁に保持されたステータ(永久磁石)36と、回転駆動軸34を回動可能に支持する軸受け37が設けられている。
【0007】
そして、回転駆動軸34の先端34aには、送風ファン(図示せず)が取り付けられ、モータ30は、電気回路(図示せず)からの制御電圧により、回転駆動軸34が回転駆動されて先端34aに取り付けられた送風ファンが回転するようになっている。
【0008】
また、ブラケット40は、有底円筒形のモータ保持部41と、モータ保持部41の挿入開口41aの周縁から径方向に延びる延設フランジ42と、を有しており、断面略ハット状になっている。
【0009】
このようなモータ30をブラケット40に組み付ける場合には、まず、モータ30をエンドカバー33側からモータ保持部41内に挿入し、収納する。
【0010】
更に、先端34aに取り付けられた送風ファンの回転の影響によるモータ保持部41内におけるモータ30の回転やガタツキを防止するために、軸方向(モータの挿入方向)からネジ部材43をモータ保持部41の底壁41a及びエンドカバー33の下底壁33aに螺着して、モータ30をブラケット40に固定している。
【0011】
【特許文献1】
特開2001−275303号公報(第4頁、図1)
【特許文献2】
特開2002−165399号公報(第3頁、図1)
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来のモータのブラケット固定構造では、モータ30とブラケット40とを固定するためのネジ部材43が円筒形のモータ保持部41の軸方向から螺着される。
【0013】
従って、ネジ部材43が底壁41a及び下底壁33aに螺着されて回転駆動軸34の近傍に位置するため、ネジ部材43が弛緩している場合には、その弛緩が小さなものであってもモータ30のガタツキは大きくなってしまう。
【0014】
すなわち、ネジ部材43の弛緩は、回転駆動軸34から離間したヨーク31においてより大きく影響し、モータ30全体としてのガタツキが大きくなってしまう、という問題があった。
【0015】
このため、従来のモータのブラケット固定構造では、ネジ部材43を底壁41a及び下底壁33aに堅固に螺着してモータ30のガタツキの抑制を図っていたが、ネジ部材43の締め付け力が大きすぎた場合には、エンドカバー33が変形する虞があった。
【0016】
更に、ネジ部材43の過度の締め付けによりエンドカバー33が変形すると、エンドカバー33とヨーク31との接合部分に不整合が生じ、エンドカバー33側の軸受け37が傾いて回転駆動軸34の回転の障害となりモータ30に不具合が発生する虞がある、という問題があった。
【0017】
本発明はこのような課題を解決するためになされたものであり、モータ保持部内に収納されたモータのガタツキを低減させ、ネジ部材の過度の締め付けによるモータの不具合の発生を抑制することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため、請求項1記載の発明は、円筒形のヨークを備えたモータと、有底円筒形のモータ保持部を備えたブラケットと、を有し、前記モータ保持部に挿入した前記モータを前記ブラケットに固定するためのモータのブラケット固定構造であって、前記ヨークの外周壁に第一のネジ穴を設けると共に、前記モータ保持部の外周壁において前記第一のネジ穴と一致する位置に第二のネジ穴を設け、ネジ部材を、前記モータ保持部の外側から該モータ保持部の径方向内方に向けて、該モータ保持部の第二のネジ穴及び、前記ヨークの第一ネジ穴に螺着したことを特徴とするモータのブラケット固定構造である。
【0019】
このように構成された請求項1記載のものでは、前記ネジ部材が前記モータ保持部の外側から該モータ保持部の径方向内方に向けて螺着されるため、該ネジ部材が前記ヨークの中心に配設される回転駆動軸から離間して位置する。
【0020】
従って、前記ネジ部材が弛緩したときに、前記回転駆動軸が回転して前記モータに前記モータ保持部内で回転しようとする力が作用しても、該回転駆動軸の近傍位置のヨークにネジ部材が螺着されたものと比し、ガタツキを小さく抑えることができる。
【0021】
また、請求項2に記載された発明は、前記ヨークが一方の底部に開口を有すると共に、前記モータが前記開口を覆うエンドカバーを有し、該モータが該エンドカバー側から前記モータ保持部に挿入されることを特徴とする請求項1に記載のモータのブラケット固定構造である。
【0022】
このように構成された請求項2記載のものでは、前記ネジ部材が前記モータ保持部の外側から該モータ保持部の径方向内方に向けて前記モータ保持部及び前記ヨークに螺着されるため、前記ネジ部材を過度に締め付けても、前記エンドカバーが変形させられることがない。従って、前記エンドカバーの変形による前記回転駆動軸の軸受けの位置ずれや傾斜を防止することができ、前記回転駆動軸の回転の障害となることを抑制することができる。
【0023】
また、請求項3に記載された発明は、前記エンドカバーの一端側の部分を、当該一端側の部分が前記ヨークの外周壁と径方向で重複して前記ヨークの開口に内嵌するように構成し、前記エンドカバーの一端側の部分が前記ヨークの開口に内嵌した際に前記ヨークの外周壁において前記エンドカバーの一端側の部分と重複する部分に前記第一のネジ穴を設けるとともに、前記モータ保持部の外周壁において当該第一のネジ穴と一致する位置に前記第二のネジ穴を設け、前記エンドカバーの一端側の部分において前記第一のネジ穴及び前記第二のネジ穴と一致する位置に、前記ネジ部材の先端側の部分を遊嵌するネジ先端挿入凹部を設けたことを特徴とする請求項2に記載のモータのブラケット固定構造である。
【0024】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を、図1を参照して説明する。
【0025】
まず、電動モータ10、及びこの電動モータ10を車両等に固定するためのブラケット20の構成について説明する。
【0026】
図1に示したように、電動モータ10は、ステータ(永久磁石)11と、このステータ11を内側壁12aに沿わせて保持する円筒形のヨーク12と、ヨーク12の下底部(一方の底部)に設けられた開口12bを覆うエンドカバー13と、ヨーク12の中心に挿通し先端14aに送風ファン(図示せず)が取り付けられる回転駆動軸14と、回転駆動軸14の中間部分の周囲に固定されたロータ15と、を有している。
【0027】
ヨーク12は、磁性を有する鉄等の金属により形成されており、上底部(他方の底部)に上底壁12cが一体に設けられた有底円筒状のヨーク本体12dと、ヨーク本体12dの外周に沿って嵌合された円筒状の補助ヨーク12eと、を備えている。
【0028】
更に、ヨーク本体12dは、外周壁に設けられた第一のネジ穴12jと、開口12bの近傍に位置すると共に鋼板等の硬質材料から形成された補強リング12hと、を有している。
【0029】
この補強リング12hは円環状を呈し、ヨーク本体12dに圧入されてその周端部12iの全周がヨーク本体12dの内壁に密着されられている。
【0030】
また、ヨーク本体12dの上底壁12cは、側面視で上端を平面とした切頭円錐形状を呈している。
【0031】
そして、この上底壁12cには、冷却用の空気を排出するための複数の排気孔12g、12gが設けられている。
【0032】
更に、上底壁12cの中央部分は下方に向けて没入して没入凹部12fが形成されており、断面逆ハット状を呈している。
【0033】
そして、この没入凹部12fに、回転駆動軸14の先端14a側を回転可能に支持する先端側軸受け16aが配設されている。
【0034】
また、本実施の形態においては、エンドカバー13は樹脂により形成されている。そして、エンドカバー13は、その上底が開口し下底に下端壁13bを備えた円筒状のエンドカバー本体部13aと、下端壁13bの中央から下方に突出した小円筒部13cと、を有している。さらに、エンドカバー13は、その一端側の部分が、ヨーク12の外周壁と径方向で重複してヨーク12の開口12bに内嵌するように構成されている。そして、前記第一のネジ穴12jは、ヨーク12の外周壁においてエンドカバー13の一端側の部分と重複する部分に設けられている。
【0035】
エンドカバー本体部13aの側方には、冷却用の空気をモータ10内に吸気するための側方吸気口13dが設けられている。
【0036】
更に、エンドカバー13には、ロータ15に制御電圧を印加するためのコンミテータ17と、バネ等により付勢されてコンミテータ17に弾性的に摺接するブラシ(図示せず)と、小円筒部13cの中央に位置して回転駆動軸14の後端14b側を回転可能に支持する後端側軸受け16bと、が収納されている。
【0037】
また、ロータ15は、積層鋼板製のコア15aと、コア15aの外周面の円周方向複数個所に設けたスロット15bと、スロット15bに巻回されたコイル15cと、を有している。
【0038】
そして、ロータ15にコンミテータ17からの制御電圧が印加されると、ロータ15とステータ11との間に磁力による所定の反発力及び吸引力が発生し、ロータ15が回転し、ロータ15と同期して回転駆動軸14が回転するようになっている。
【0039】
また、ブラケット20は、樹脂等の弾性材料により形成されている。
【0040】
そして、ブラケット20は、底部壁21aを備えた有底円筒形のモータ保持部21と、車両(図示せず)の所定位置に固定するための取付フランジ22と、モータ保持部21及びヨーク12に螺着されるネジ部材Sと、を有し、断面略逆ハット状となっている。
【0041】
モータ保持部21は、モータ10を収納可能な大きさに形成されており、モータ10をモータ保持部21の所定位置に収納すると、上底壁12cがモータ保持部21から突出するようになっている。
【0042】
また、モータ保持部21の外周壁には、管状の吸気管21bと、第二のネジ穴21cとが設けられている。
【0043】
吸気管21bは、側方吸気孔13dと略同じ大きさの管穴21dを有し、この管穴21dがモータ10の側方吸気孔13dと連通可能になっている。
【0044】
更に、第二のネジ穴21cは、管穴21dと側方吸気孔13dとを一致させて連通させたときに第一のネジ穴12jと一致するようになっており、この第一のネジ穴12j及び第二のネジ穴21cに、モータ保持部21の外側から円筒形のモータ保持部21の径方向内方に向けて、ネジ部材Sが螺着できるようになっている。また、エンドカバー13の一端側の部分には、ヨーク12の第一のネジ穴12j及びモータ保持部21の第二のネジ穴21cと一致する位置に、ネジ部材Sの先端側の部分を遊嵌するネジ先端挿入凹部13eが設けられている。
【0045】
また、取付フランジ22は、モータ保持部21の外周から周方向に延設することにより形成されており、円環状を呈している。
【0046】
そして、この取付フランジ22を車両のパネル等の取付対象物に固定することにより、モータ10を該車両内の所定の箇所に配設することができるようになっている。
【0047】
次に、モータ10をブラケット20に固定するための、本実施形態のモータのブラケット固定構造の奏する作用について、モータ10のブラケット20への組み付け方法に沿って説明する。
【0048】
まず、モータ10を、エンドカバー13側からモータ保持部21に挿入し、上底壁12cをモータ保持部21から上方に突出させた状態で、モータ10をモータ保持部21に収納する。
【0049】
そして、モータ10の側方吸気孔13dと、ブラケット20の管穴21dとを一致させ、側方吸気孔13dと管穴21dとを連通させる。
【0050】
このとき、第一のネジ穴12jと第二のネジ穴21cとが一致する。そして、この組み付け状態において、図1の矢印に示したように、モータ保持部21の外側からモータ保持部21の径方向内方に向けて(円筒形のモータ保持部21の中心軸(回転駆動軸14)と直交する方向の該中心軸に向かう方に向けて)、ネジ部材Sを、ヨーク12の第一のネジ穴12j及びモータ保持部21の第二のネジ穴21cに螺着する。
【0051】
このように、本実施形態のモータのブラケット固定構造では、ネジ部材Sを設けたため、回転駆動軸14が回転してモータ10にモータ保持部21内で回転しようとする力が作用しても、モータ10がモータ保持部21内で回転することがない。
【0052】
しかも、ネジ部材Sを、モータ保持部21の外側からモータ保持部21の径方向内方に向けてモータ保持部21及びヨーク12に螺着したため、モータ10の回転中心となる回転駆動軸14から離間した位置でヨーク12がモータ保持部21に固定される。
【0053】
このため、本実施形態のモータのブラケット固定構造では、軸方向からモータ保持部21及びエンドカバー13にネジ部材が螺着されて該ネジ部材が回転駆動軸14に近接する従来のものと比し、ネジ部材Sに軽微な弛緩が生じたときでもモータ保持部材21内におけるモータ10のガタツキを小さく抑えることができる。
【0054】
また、本実施形態のモータのブラケット固定構造では、ネジ部材Sを、モータ保持部21の外側からモータ保持部21の径方向内方に向けてモータ保持部21及びヨーク12に螺着する。
【0055】
従って、ネジ部材Sをエンドカバー13に螺着せずにモータ10をブラケット20に固定できるため、ネジ部材Sを過度に締め付けてもエンドカバー13が変形することがない。
【0056】
このようにエンドカバー13の変形を防止すれば、エンドカバー13の変形による後端側軸受け16bの位置ずれや傾斜を防止して、回転駆動軸14の回転に障害を与えることを防止することができる。
【0057】
また、エンドカバー13の変形を防止することにより、エンドカバー13とヨーク12との係合部の不整合の発生を低減し、エンドカバー13とヨーク12との間のガタツキを防止することができる。
【0058】
以上、本発明の実施の形態を、図を参照して説明してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限らず、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更があってもこの発明に含まれる。
【0059】
例えば、本実施の形態では、モータ10が、ヨーク12とエンドカバー13とを有しているが、ヨークとエンドカバーとは一体であっても良い。
【0060】
このようなものであっても、ネジ部材を、該モータ保持部の外側から該モータ保持部の径方向内方に向けて該モータ保持部及び前記ヨークに螺着すれば、該モータの回転中心となる回転駆動軸から離間した位置で該ヨークが該モータ保持部に固定される。
【0061】
このため、該ネジ部材に軽微な弛緩が生じたときでも該モータ保持部材内における該モータのガタツキを小さく抑えることができる。
【0062】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1記載の発明によれば、前記ネジ部材が前記モータ保持部の外側から該モータ保持部の径方向内方に向けて螺着されるため、該ネジ部材が前記ヨークの中心に配設される回転駆動軸から離間して位置する。
【0063】
従って、前記ネジ部材が弛緩したときに、前記回転駆動軸が回転して前記モータに前記モータ保持部内で回転しようとする力が作用しても、該回転駆動軸の近傍位置のヨークにネジ部材が螺着されたものと比し、ガタツキを小さく抑えることができる。
【0064】
また、請求項2に記載された発明は、前記ヨークが一方の底部に開口を有すると共に、前記モータが前記開口を覆うエンドカバーを有し、該モータが該エンドカバー側から前記モータ保持部に挿入されることを特徴とする請求項1に記載のモータのブラケット固定構造である。
【0065】
このように構成された請求項2記載のものでは、前記ネジ部材が前記モータ保持部の外側から該モータ保持部の径方向内方に向けて前記モータ保持部及び前記ヨークに螺着されるため、前記ネジ部材を過度に締め付けても、前記エンドカバーが変形させられることがない。
【0066】
従って、前記エンドカバーの変形による前記回転駆動軸の軸受けの位置ずれや傾斜を防止することができ、前記回転駆動軸の回転の障害となることを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のモータのブラケット固定構造を示す断面図である。
【図2】 従来のモータのブラケット固定構造を示す断面図である。
【符号の説明】
10 モータ
11 ステータ
12 ヨーク
12b 開口
12j 第一のネジ穴
13 エンドカバー
14 回転駆動軸
15 ロータ
16b 後端側軸受け(軸受け)
20 ブラケット
21 モータ保持部
21c 第二のネジ穴
S ネジ部材
Claims (3)
- 円筒形のヨークを備えたモータと、
有底円筒形のモータ保持部を備えたブラケットと、を有し、
前記モータ保持部に挿入した前記モータを前記ブラケットに固定するためのモータのブラケット固定構造であって、
前記ヨークの外周壁に第一のネジ穴を設けると共に、
前記モータ保持部の外周壁において前記第一のネジ穴と一致する位置に第二のネジ穴を設け、
ネジ部材を、前記モータ保持部の外側から該モータ保持部の径方向内方に向けて、該モータ保持部の第二のネジ穴及び、前記ヨークの第一ネジ穴に螺着したことを特徴とするモータのブラケット固定構造。 - 前記ヨークが一方の底部に開口を有すると共に、
前記モータが前記開口を覆うエンドカバーを有し、該モータが該エンドカバー側から前記モータ保持部に挿入されることを特徴とする請求項1に記載のモータのブラケット固定構造。 - 前記エンドカバーの一端側の部分を、当該一端側の部分が前記ヨークの外周壁と径方向で重複して前記ヨークの開口に内嵌するように構成し、
前記エンドカバーの一端側の部分が前記ヨークの開口に内嵌した際に前記ヨークの外周壁において前記エンドカバーの一端側の部分と重複する部分に前記第一のネジ穴を設けるとともに、前記モータ保持部の外周壁において当該第一のネジ穴と一致する位置に前記第二のネジ穴を設け、
前記エンドカバーの一端側の部分において前記第一のネジ穴及び前記第二のネジ穴と一致する位置に、前記ネジ部材の先端側の部分を遊嵌するネジ先端挿入凹部を設けたことを特徴とする請求項2に記載のモータのブラケット固定構造。
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