JP4000841B2 - Connection setting support tool in distributed control system - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、通信媒体を介してデータ伝送が可能な複数個のデバイスを有するとともに各デバイスにそれぞれ機器が接続され、デバイス間のデータ伝送により機器の動作が関連付けられる分散制御システムにおける接続設定支援ツールに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、通信媒体を介してデータ伝送を可能とした複数個のデバイスにそれぞれ機器を接続し、デバイス間でデータ通信を行うことにより、各機器の動作を関連付けた分散制御システムが提案されている。
【0003】
この種の分散制御システムでは、各デバイスはマイコンを主構成として構成され、デバイス間でデータ通信が可能であるのはもちろんのこと、各デバイスにはそれぞれプログラムによって各種の機能を設定することが可能になっている。以下では、デバイスの機能を決めるプログラムを機能ブロックと呼ぶ。1つのデバイスには複数個の機能ブロックを設定することが可能であり、各機能ブロックにはデータの受け渡し用に用いるネットワーク変数が1個以上設定される。つまり、機能ブロックはデバイス用のC言語により記述され、ネットワーク変数はC言語における変数と同様に扱うことができる。ただし、ネットワーク変数を出力ネットワーク変数(以下では、単に出力変数という)として定義すれば、代入された値は他の機能ブロックに送信されるデータになり、ネットワーク変数を入力ネットワーク変数(以下では、単に入力変数という)として定義すれば、この変数に他の機能ブロックからのデータを代入することでデータを受け取ることができる。とくに、機能ブロックがデバイス間の送受信にかかわる場合には、出力変数へのデータの代入はパケットの送信を意味し、入力変数の定義はパケットの受信を意味する。つまり、出力変数と入力変数とを対応付けておけば、データの受け渡しが可能になるのであって、1つのデバイス内であれば2つの機能ブロックの間で出力変数と入力変数とを対応付けることにより、データの受け渡しが可能になる。また、異なるデバイスの間ではパケットの送受によりデータを受け渡すことが可能になる。ネットワーク変数には、ネットワーク変数の種類に応じて初期値や規定値として与えられる属性値(以下では、入力値と呼ぶ)が必要に応じて設定される。各機能ブロックには識別のための機能ブロック名が付与される。また、入力変数および出力変数にはそれぞれ変数名と変数型とが規定される。変数型は、オンオフのみを規定するオンオフ型、文字列・時間・温度・電流・電圧をそれぞれデータとする文字列型・時間型・温度型・電流型・電圧型など種々用意されている。
【0004】
ところで、各デバイスにはそれぞれデバイスを個別に識別するための自アドレスが設定される。また、パケットの送信相手のアドレスである宛先アドレスが設定される。パケットの受信側のデバイスの機能ブロックでは、送信側のデバイスの機能ブロックの出力変数に対応する入力変数を定義しておけば、出力変数と入力変数とが対応付けられ、データの受け渡しができる。ここに、1つの機能ブロックでは複数個の宛先アドレスを設定可能であり、1つの機能ブロックに複数種類の出力変数を定義して各宛先アドレスに対応付ければ、複数個のデバイスに異なるパケットを送信することも可能である。あるいはまた、1つの機能ブロックに設定した1つの出力変数に複数の宛先アドレスを対応付ければ、複数個のデバイスに同内容のパケットを送信することも可能である。宛先アドレスは、機能ブロックに設けたアドレステーブルに格納される。
【0005】
いま、照明負荷や空調設備のような制御側の機器を、スイッチ(センサでもよい)のような監視側の機器に応答させて制御するものとする。また、監視側の機器には制御側の機器から送信されたデータを表示するための表示手段が設けられているものとする。以下では、制御側の機器を被制御機器と呼び、監視側の機器を操作表示器と呼ぶことにする。また、操作表示器と被制御機器とがそれぞれデバイスに対応付けられているものとする。つまり、操作表示器の操作状態は監視データとしてデバイスに入力され、被制御機器が接続されたデバイスでは被制御機器の動作を指示する信号を出力する。デバイスと機器との間には必要に応じてインタフェースが設けられる。たとえば、被制御機器の電源のオンオフを制御する場合は、デバイスにより制御されるリレーをインタフェースとして被制御機器を接続する。被制御機器を接続したデバイスでは、操作表示器を接続したデバイスからのパケットを受け取ったときに被制御機器の動作に対応するデータを返送するように機能ブロックに出力変数を設定でき、この出力変数に対応する入力変数を操作表示器を接続したデバイスの機能ブロックに定義しておけば、被制御機器の接続されたデバイスから返送されたデータの内容を操作表示器に設けた表示手段に表示することが可能になる。
【0006】
各デバイスは、通信媒体を介して相互にデータ通信を行う通信手段と、デバイスに接続される機器に応じて設定された機能ブロックを実行する演算処理手段とを備える。また、自アドレス、宛先アドレス、機能ブロックの内容は各デバイスに記憶手段として設けた不揮発性メモリにそれぞれ書き込まれる。機能ブロックとしてのプログラムは、ファームウェアとしてデバイスに用意されているライブラリを用いることによって簡単に記述することができるが、独自のプログラムを開発して機能ブロックを設定することも可能である。各デバイスにはデバイスを識別するためにデバイス名が設定され、またデバイス名に対応してデバイスに接続される機器の種類ごとの機器型が設定される。機器型としては、たとえばスイッチ、TU(制御ユニット)などがある。つまり、機器型がスイッチであれば操作表示器に相当し、機器型がTUであれば被制御機器に相当する。さらに、各機能ブロックでは上述のようにネットワーク変数に対して変数名および変数型が規定される。これらのデバイス名、機器型、機能ブロック名、変数名、変数型も各デバイスに設けた不揮発性メモリに格納される。
【0007】
このようなデバイスを用いて分散制御システムを構築するには、まず各デバイスにそれぞれ機能ブロックを設定することが必要である。各機能ブロックには入力変数と出力変数とが定義される。機能ブロックを設定した後には、操作表示器と被制御機器とを対応付けるために、各デバイスにそれぞれ自アドレスを設定するとともに、パケットの送信先である宛先アドレスを設定することが必要である。さらに、パケットの送信側の機能ブロックおよび出力変数を宛先アドレスに対応付け、パケットの受信側の機能ブロックの入力変数にはパケットの送信側のアドレスを対応付けなければならない。つまり、各デバイスの自アドレスを設定するアドレッシングと、出力変数と入力変数とを論理的に接続するバインディングとが必要である。
【0008】
1つのデバイスに設けられた複数個の機能ブロックの間でのバイディングの際には、データの送信側の機能ブロックでは出力変数を指定すればよく、データの受信側の機能ブロックでは入力変数を指定すればよい。また、異なるデバイスの機能ブロック間におけるバイディングの際には、送信側の機能ブロックにおいて宛先アドレスを設定するとともに宛先アドレスと出力変数とを対応付け、受信側の機能ブロックにおける入力変数に送信側のアドレスを対応付けなければならない。要するに、バインディングの作業においては、送信側では(デバイス名、機能ブロック名、出力変数の変数名および変数型)を不揮発性メモリに登録しなければならず、受信側では(デバイス名、機能ブロック名、入力変数の変数名および変数型、(必要に応じて入力値))を不揮発性メモリに登録しなければならない。さらに、異なるデバイス間ではアドレスについても対応付けが必要になる。
【0009】
このようにバインディングの際には、各機能ブロックごとに各種情報を設定する必要があるから、分散制御システムを構成するデバイス数が多くなるとバインディングの作業に多大な労力を要することになる。そこで、バインディングの作業を容易にするために、パーソナルコンピュータを用いて構成される接続設定支援ツールが考えられている。ここに、接続設定支援ツールは、バインディングの作業に用いるものであるから、機能ブロックの設定とアドレッシングとが終了した後に用いられる。
【0010】
接続設定支援ツール1は、図7に示すように、ネットワークデータベースDB1を備え、ネットワークデータベースDB1は入力データ処理部11を通して通信媒体に接続される。入力データ処理部11は、通信媒体を介して接続されている各デバイスについて、デバイス名、機器型、機能ブロック名、変数名、変数型を取得し、ネットワークデータベースDB1に保存する。つまり、ネットワークデータベースDB1には図9に示す内容のデータが登録される。ネットワークデータベースDB1では、入力データ処理部11を通して各デバイスに設定されたデータを読み込む以外に、各デバイスにデータを設定したときに用いた定義ファイルがあれば、インタフェース12を通して各デバイスのデバイス名、機器型、機能ブロック名、変数名、変数型を取得することが可能である。
【0011】
入力変数と出力変数とを対応付けるバインディングの作業の際には、ネットワークデータベースDB1に登録された上記データを接続関係データ処理部10により読み出す。接続関係データ処理部10は、ネットワークデータベースDB1から読み出したデータを画像データベースDB3に登録されたシンボル図形に対応付けてディスプレイ装置である表示部15に表示させる。表示部15の画面では、図8に示すように、シンボル図形が機能ブロック単位で表示され、各機能ブロックには、当該機能ブロックを設けているデバイス名、当該機能ブロックの機能ブロック名が示されるとともに、各機能ブロックごとの入力変数および出力変数が変数名および変数型とともに示される(この画面を結線画面という)。また、各デバイスに対応する機器型はデバイス名とともに表示部15の画面の別の領域に表示される(図8の下部)。この画面上では各入力変数と出力変数とについて設定した端子間を操作部14からの指示により結線することによって入力変数と出力変数とをそれぞれ対応付けることができる。ここに、操作部14はキーボードおよびマウスなどからなり、画面上に表示されたシンボル図形において結線すべき出力変数と入力変数とを選択すれば、両者間を結ぶ接続線が自動的に画面に表示される。また、入力変数に対して入力値が必要であれば、入力変数を指定して操作部14から入力値を設定することができる。このような操作により入力変数と出力変数との接続関係を設定すると、接続関係データ処理部10では表示部15の画面上の設定内容を画面データベースDB3に一旦格納する。なお、各デバイスの既存の接続関係も入力データ処理部11を通して接続関係データ処理部10に取り込まれるから、表示部15の画面上には既存の接続関係も表示される。
【0012】
このようにして画面データベースDB3に表示部15の画面上の設定内容が格納されると、画面データベースDB3に格納された内容とネットワークデータベースDB1の内容とを照合して、入力変数と出力変数との接続関係を各デバイスに登録可能な形で接続関係データベースDB2に格納する。また、画面上に表示されたシンボルにより入力変数と出力変数とを結線すれば接続関係データ処理部10によって各デバイスのアドレスの対応付けも自動的に行われる。
【0013】
上述のようにして接続設定支援ツール1の画面上でシンボルを用いて入力変数と出力変数との結線を行うと、表示部15の画面に表示されたシンボルによる接続関係が画像データベースDB3に格納され、画像データベースDB2に格納された内容に基づいて接続関係データ処理部10が図10に示すような接続関係データを生成する。この接続関係データは接続関係データベースDB2に格納され、接続関係データは出力データ処理部16を通して各デバイスに転送される。つまり、出力データ処理部16は接続関係データを各デバイスにそれぞれ転送し、各デバイスでは接続設定支援ツール1から転送された接続関係データを不揮発性メモリに格納する。このようにして、各デバイスの各機能ブロックの論理的接続関係が決定される。こうして各デバイスに接続関係データを登録した後には接続設定支援ツール1を取り外した状態でデバイス間でのデータ伝送ができる。
【0014】
ところで、1つの自アドレスに1つの宛先アドレスを対応付けると操作表示器と被制御機器とを一対一に対応付けた個別制御になるが、1つの自アドレスに複数個の宛先アドレスを対応付けると操作表示器と被制御機器とを一対多に対応付けて複数個の被制御機器を連動させて一斉に制御することが可能になる。つまり、1つの自アドレスに複数個の宛先アドレスを対応付ければ、1つの操作表示器の操作で複数の被制御機器を連動させて一斉に制御することが可能になる。このような一斉制御には、複数個の被制御機器を同じ制御状態に制御するグループ制御と、複数個の被制御機器の制御状態をあらかじめ設定した個別の制御状態に制御するパターン制御とがある。たとえば、グループ制御ではグループに属する被制御機器に対してオンを指示すればすべての被制御機器がオンになり、パターン制御ではパターン制御をオンにすればパターンに属する被制御機器のオンオフの状態があらかじめ設定された状態になる。
【0015】
接続設定支援ツール1の表示部15の画面上において接続関係データを作成する作業について、さらに具体的に説明する。図8に示す例はネットワークデータベースDB1に4個のデバイスD1〜D4が登録されている場合を例示しており、図8に示す画面の下部には4個のデバイスD1〜D4が四角形で示されるとともに、各デバイスD1〜D4のデバイス名および機器型が示される。また、画面の残りの部分には、各デバイスD1〜D4に設定された5個の機能ブロックFB1〜FB5が四角形状のシンボルによって示される。図示例ではデバイスD1が2個の機能ブロックFB1,FB2を備える例を示している。各機能ブロックFB1〜FB5にはそれぞれ入力変数VI1〜VI10および出力変数VO1〜VO6が設けられる。ただし、図示例ではデバイスD1の機能ブロックFB2のみ2個の入力変数VI2,VI3を用いているが、他の機能ブロックFB1,FB3〜FB5では1個ずつの入力変数VI1,VI6,VI7,VI9を用いている。また、出力変数VO1〜VO6については機能ブロックFB1において2個設けられ、残りの機能ブロックFB2〜FB5では1個ずつ設けられている。
【0016】
デバイスD1,D2の機器型はスイッチであってデバイスD1,D2にはそれぞれ操作表示器が接続され、デバイスD3,D4の機器型はTUであってD3,D4にはそれぞれ照明負荷のような被制御機器が接続される。図示例ではデバイスD1のスイッチの操作により、デバイスD3の被制御機器をオンにするとともに、デバイスD4の被制御機器をオフにし、デバイスD3,D4からは被制御機器のオンオフの制御状態をデバイスD1に返送するように構成している。また、デバイスD2のスイッチはデバイスD3の被制御機器に対応付けられ、デバイスD2のスイッチの操作によってデバイスD3の被制御機器をオンオフさせることができ、かつデバイスD3からはデバイスD2にオンオフの制御状態を返送するように構成している。つまり、デバイスD1のスイッチはデバイスD3,D4の被制御機器を各別に制御するパターン制御を行い、デバイスD2のスイッチはデバイスD3の被制御機器に対応付けて個別制御を行う構成としてある。
【0017】
パターン制御を実現するために、デバイスD1には2個の機能ブロックFB1,FB2を設けているのであって、機能ブロックFB1にはオン用とオフ用との2個の出力変数VO1,VO2が設けられ、デバイスD1に接続した操作表示器のスイッチが操作されると、出力変数VO1に接続された入力変数VI7にオンのデータが伝送され、出力変数VO2に接続された入力変数VI9にオフのデータが伝送される。デバイスD3の機能ブロックFB4の入力変数VI7に出力変数VO1からのデータが受け渡されるとデバイスD3では被制御機器をオンにし、デバイスD4の機能ブロックFB5の入力変数VI9に出力変数VO2からのデータが受け渡されるとデバイスD4では被制御機器をオフにする。一方、デバイスD3,D4に設けた各機能ブロックFB4,FB5の出力変数VO5,VO6からはデバイスD1の機能ブロックFB2にオンとオフとのデータが返送される。つまり、デバイスD1の機能ブロックFB2は、各出力変数VO5,VO6からのデータをそれぞれ受信する2個の入力変数VI2,VI3を備える。機能ブロックFB2では入力変数VI2に渡されたデータがオンであり、入力変数VI3に渡されたデータがオフであると出力変数VO3のデータを「成功」とし、このデータを機能ブロックFB1の入力変数VI1に引き渡すのである。機能ブロックFB1ではスイッチの操作から所定時間内に「成功」のデータを機能ブロックFB2から受け取ると表示手段にオンの表示を行い、「成功」のデータを受け取れないときにはデータを再送などの処理を行う。
【0018】
なお、図示例では機能ブロックFB1における2個の出力変数VO1,VO2にそれぞれ1個ずつの機能ブロックFB4,FB5を対応付けているが、複数の宛先アドレスに対して各出力変数VO1,VO2が適宜の順で使用されるように機能ブロックFB1を構成しておけば、1つの出力変数VO1,VO2に複数の機能ブロックを対応付けることができる。この場合には、スイッチの操作によって複数の被制御機器を一斉にオンにするとともに別の複数の被制御機器を一斉にオフにする制御が可能になる。つまり、機能ブロックFB1においてパターン制御の対象とする複数個の宛先アドレスに順にデータを伝送するようにし、各宛先アドレスに対して2つの出力変数VO1,VO2のいずれかをぞれぞれ選択することができる。
【0019】
同様にしてグループ制御を行うのであれば、複数個の宛先アドレスに順にデータを伝送し、各宛先アドレスに対してオン・オフ型の出力変数でオンまたはオフのデータを繰り返し伝送すればよい。
【0020】
個別制御の場合は、デバイスD2のスイッチのオンまたはオフのデータをデバイスD3に伝送し、デバイスD3の機能ブロックFB4では被制御機器をオンまたはオフに制御するとともに、出力変数VO5から入力変数VI6に被制御機器の制御状態のデータを返送する。したがって、デバイスD2ではスイッチの操作に対する被制御機器の応答を知ることができ、「成功」であれば表示手段をオンまたはオフにし、「成功」の応答がなければデータの再送などの処理を行う。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述のように各デバイスD1〜D4の入出力の関係を設定するには表示部15の画面上にシンボルとして示された入力変数と出力変数との間を接続線で結ぶ作業が必要であって、接続線の誤結線の可能性を低減するために動作不可能な入出力の組合せについては受け付けないように制限が与えられている。しかしながら、動作可能な入出力の組合せであれば結線操作が可能であり、また表示部15の画面上でシンボルによって一覧可能なデバイス数には限りがあるから、デバイスの個数が増加すれば画面のスクロールが必要になってデバイス間を接続している接続線の接続関係が見にくくなり、また接続線が複雑に交差して接続線の接続関係がわかりにくくなる。その結果、デバイス間の接続関係を表示部15の画面上で確認するのが困難になり誤結線を生じやすくなる。つまり、接続関係データを誤設定する可能性が高くなっている。
【0022】
また、グループ制御やパターン制御のための結線操作は個々のデバイスに対する結線操作と区別がなく、グループ制御ないしパターン制御の対象である各デバイスを順に接続しなければならず、接続線による結線作業に手間がかかるとともに誤結線が生じやすくなるという問題がある。
【0023】
さらに、パターン制御やグループ制御では被制御機器を制御する複数の機能ブロック(図8の例では機能ブロックFB5,FB6)から被制御機器の制御状態が返送されるから、被制御機器を制御する複数の機能ブロックから返送されるデータとして期待される値を操作表示器を接続したデバイスの入力変数に入力値として設定しておかなければならない。つまり、スイッチの操作に対応する機能ブロック(図8の例では機能ブロックFB1)では複数個の宛先アドレスごとに出力変数(図8の例では出力変数VO1,VO2)を対応付ける必要があり、被制御機器の動作を監視する機能ブロック(図8の例では機能ブロックFB2)では複数個の入力変数(図8の例では入力変数VI2,VI3)に入力値をそれぞれ設定しなければならない。要するに、パターン制御やグループ制御の場合のように、スイッチに対応する機能ブロックと被制御機器の動作を監視する機能ブロックとが分離されているときに、両機能ブロックに文字列の形で設定されるデータの内容は対応していなければならないが、機能ブロックごとに個別にデータを設定しているから、データの対応関係が損なわれるような誤設定を生じる可能性もある。
【0024】
本発明は上記事由に鑑みて為されたものであり、その目的は、デバイス間の接続関係データの作成作業を省力化するとともにデバイス間の接続関係について誤設定の可能性を低減した分散制御システムにおける接続設定支援ツールを提供することにある。
【0025】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、通信媒体を介して相互にデータを伝送するとともにそれぞれアドレスが設定された監視側のデバイスおよび制御側のデバイスを有し、監視側のデバイスに接続された操作表示器の操作に応じたデータを被制御機器が接続された制御側のデバイスにアドレスを指定して伝送することにより被制御機器を制御する分散制御システムであって、各デバイスには各デバイスの機能を決めるプログラムである機能ブロックが設定されるとともに、各機能ブロックには他の機能ブロックに送信するためのデータが代入される出力変数および他の機能ブロックからのデータを受信するためのデータが代入される入力変数が設けられ、各デバイスにはデータの受信側であるデバイスのアドレスを宛先アドレスとして格納することにより入力変数と出力変数との接続関係を記憶する記憶手段が設けられている分散制御システムに用いられ、通信媒体を介してデータ伝送が可能な各デバイスについてデバイスと機能ブロックと入力変数および出力変数との組が登録されるネットワークデータベースと、デバイス名と機能ブロック名と変数名との3つ組を単位としデバイス名と機能ブロック名と変数名との各項目ごとのデータを入力するための升目であるセルを1行に並べるとともに入力変数の3つ組に関する領域と出力変数の3つ組に関する領域とを左右に分けて設けた一覧表を表示部に表示させ、かつ互いに論理的に接続される入力変数と出力変数とが操作部の操作により一覧表の同じ行に並べて入力されるデータ登録処理部と、データ登録処理部で互いに論理的に接続された入力変数と出力変数とを接続関係データとして格納する接続関係データベースと、接続関係データベースに格納された各接続関係データを通信媒体を介して当該デバイスの記憶手段に登録させる出力データ処理部とを備え、データ登録処理部では互いに接続される入力変数と出力変数とを一覧表の同じ行に並べて表示するとともに操作部の操作による一覧表の各セルへのデータの入力を可能とすることを特徴とする。
【0026】
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記データ登録処理部では、前記一覧表において、デバイスと機能ブロックと出力変数との組を左右の一側に配置するとともにデバイスと機能ブロックを入力変数との組を左右の他側に配置し、前記ネットワークデータベースに登録された入力変数と出力変数とのうちの一方は前記一覧表にあらかじめ表示しておくことを特徴とする。
【0027】
請求項3の発明は、請求項1または請求項2の発明において、前記データ登録処理部では、前記一覧表において、デバイスと機能ブロックと出力変数との組を左右の一側に配置するとともにデバイスと機能ブロックを入力変数との組を左右の他側に配置し、いずれかのセルにデータが入力されると当該データに関連するデータをネットワークデータベースから抽出するとともに、当該セルに入力されたデータによる制約条件によって他のセルに入力可能なデータの選択肢の範囲を絞り込み、当該セルに入力されたデータによる制約条件によって他のセルに入力されるデータが一意に決定できるときには他のセルのデータを前記一覧表に自動的に入力することを特徴とする。
【0028】
請求項4の発明は、請求項1の発明において、前記データ登録処理部では、前記一覧表において、監視側のデバイスに設定した機能ブロックを指定すると、当該機能ブロックのすべての入力変数を表示するとともに、入力変数と同じ行に当該入力変数に対して送信側として接続する出力変数を持つ機能ブロックおよびデバイスを入力するセルを配置し、いずれかのセルにデータが入力されると当該データに関連するデータをネットワークデータベースから抽出するとともに、当該セルに入力されたデータによる制約条件によって他のセルに入力可能なデータの選択肢の範囲を絞り込み、当該セルに入力されたデータによる制約条件によって他のセルに入力されるデータが一意に決定できるときには他のセルのデータを前記一覧表に自動的に入力することを特徴とする。
【0029】
請求項5の発明は、請求項4の発明において、監視側のデバイスに接続した操作表示器の操作によって複数の被制御機器が同じ制御状態に一斉に制御されるように1つの監視側のデバイスと複数の制御側のデバイスとを対応付けるために、各制御側のデバイスに設けた機能ブロックの出力変数と接続される複数個の入力変数を監視側のデバイスに設けているときに、前記データ登録処理部では、前記一覧表において、各入力変数と同じ行に一斉に制御される制御対象に含まれるか否かの別を入力するセルを設けていることを特徴とする。
【0030】
請求項6の発明は、請求項4の発明において、監視側のデバイスに接続した操作表示器の操作によって複数の被制御機器がそれぞれ設定された制御状態に一斉に制御されるように1つの監視側のデバイスと複数の制御側のデバイスとを対応付けるために、各制御側のデバイスに設けた機能ブロックの出力変数と接続される複数個の入力変数を監視側のデバイスに設けているときに、前記データ登録処理部では、前記一覧表において、各入力変数と同じ行に一斉に制御される制御対象に含まれるか否かの別および制御状態を入力するセルを設けていることを特徴とする。
【0031】
請求項7の発明は、請求項1ないし請求項6の発明において、前記データ処理部では、前記ネットワークデータベースに登録されたデータによって、前記デバイスに複数個の機能ブロックが設けられ、かついずれかの機能ブロックの出力変数と他の機能ブロックの入力変数との接続関係が一意に決定できるときには、前記一覧表の該当するセルにデータを自動的に入力することを特徴とする。
【0032】
請求項8の発明は、請求項1ないし請求項7の発明において、前記データ登録処理部では、前記ネットワークデータベースに登録されたデータを用いて前記一覧表における各セルごとに入力可能な選択肢をプルダウンメニューによって示すことを特徴とする。
【0033】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)
本実施形態が対象とする分散制御システムの構成は従来の技術として説明したものと同様であって、通信媒体を介して互いに接続された複数のデバイスを備え、各デバイスには機器として操作表示器または被制御機器が接続される。本実施形態の接続設定支援ツール1は、図1に示すように、基本的な構成は従来構成の接続設定支援ツール1と同様であって、データ登録処理部17を追加している点で従来構成と相違する。データ登録処理部17は、ネットワークデータベースDB1に保存されているデータを読み出す機能を有している点で接続関係データ処理部10と同様の機能を持つが、接続関係データ処理部10では画像データベースDB3を用いて表示部15の画面にシンボルを表示するのに対して、データ登録処理部17はシンボルを用いずに表示部15の画面に表形式で情報を表示する点が相違する。
【0034】
データ登録処理部17は、操作部14からの指示によって接続関係データを作成する処理が起動されると、表示部15の画面上に図2のような一覧表を表示する。本実施形態では接続関係データの作成開始時には一覧表の各セルにはデータは存在せず、以下の作業を行うことによって一覧表の各セルにデータが登録される。この一覧表では、デバイス名と機能ブロック名と変数名との3つ組を単位とし、出力変数と入力変数とを左右の領域に振り分けて表示する。左側の領域における出力変数と同じ行に表示された右側の領域における入力変数とは、論理的に接続された関係であって、たとえば、図2に示すNo.1の行の(デバイス1、機能ブロック1、出力変数1)である出力変数は、(デバイス3、機能ブロック1、入力変数1)である入力変数に接続されることを意味する。これは、図8では、デバイスD1の機能ブロックFB1における出力変数VO1が、デバイスD3の機能ブロックFB4における入力変数VI7に接続されていることに相当する。同様にして、図2のNo.2の行は、図8では、デバイスD1の機能ブロックFB1における出力変数VO2が、デバイスD4の機能ブロックFB5における入力変数VI9に接続されていることに相当する。このように、シンボル図形を用いて表示部15の画面上に表したときに結線される出力変数と入力変数とが、表形式では左右に並ぶことになる。
【0035】
しかして、この画面上では、操作部14の操作によって各セルにデータを入力したり、各セルのデータを変更したりすることができる。また、各セルを指定して選択操作を行うと、各セルにおいて入力可能なデータがプルダウンメニューPDMに表示されるようになっている。各セルを指定して選択操作を行うとは、たとえば操作部14に設けたマウスを用いてセルに対応する領域にマウスカーソルを合わせた状態でクリックすることを意味する。
【0036】
ここに、ネットワークデータベースDB1には分散制御システムを構成しているデバイスのデバイス名と、各デバイスに設定されている機能ブロック名と、各機能ブロックが持つ出力変数および入力変数とが登録されているから、デバイス名の列のセルでプルダウンメニューPDMを表示させると、分散制御システムを構成しているオンオフ型の出力変数を持つ機能ブロックが設定されたすべてのデバイスが選択肢としてプルダウンメニューPDMに表示される。
【0037】
デバイス名が決まると、決まったデバイスと同じ行の機能ブロック名に関するプルダウンメニューPDMでは、選択されたデバイスに設定された機能ブロックのうち出力変数がオンオフ型である機能ブロック名のみが選択肢として表示される。さらに、機能ブロック名が決まると、決まった機能ブロックと同じ行の変数名に関するプルダウンメニューPDMでは、選択された機能ブロックが持つ出力変数のうちオンオフ型の出力変数のみが選択肢として表示される。このように、機能ブロック名および変数名は、入力変数と出力変数とのうちの一方が決まると、同じ変数型に絞って他方の候補を抽出するよう選択の範囲が制限されるから、誤設定の可能性を大幅に低減することができる。入力変数についても出力変数と同様にしてデバイス名、機能ブロック名、変数名が選択される。
【0038】
図2には出力変数側のデバイス名におけるNo.5の行について、デバイス名を選択する例を示してある。このセルはデータが未入力であり、このセルを指定して選択操作を行うことによって、ネットワークデータベースDB1に登録されたオンオフ型の出力変数を持つ機能ブロックが設定されたデバイス名をすべて抽出してプルダウンメニューPDMの中に示している。ここでは、図8に例として示したように、分散制御システムが4個のデバイスD1〜D4で構成されているものとし、各デバイスD1〜D4にはそれぞれオンオフ型の出力変数VO1,VO3,VO4,VO5,VO6を持つ機能ブロックFB1〜FB5が設定されているから、すべてのデバイスD1〜D4が選択肢として示されている。
【0039】
なお、本実施形態においてオンオフ型の出力変数ないし入力変数を持つ機能ブロックのみを対象にしているのは、照明負荷をスイッチによってオンオフさせる場合のみを想定しているからであって、照明負荷の調光やフェードなどを考慮する場合には、オンオフ型以外の出力変数ないし入力変数を持つ機能ブロックも選択肢とすることが可能である。
【0040】
また、上述の例では各セルに対応するプルダウンメニューPDMにおいて提示する選択肢を、同じ行の他のセルの内容に応じて制限しているから、ネットワークデータベースDB1に登録されたデータの内容によっては、複数個のセルの内容を決定すると同じ行の残りのセルの内容が一意に決定される場合がある。この場合には、残りのセルの内容について操作部14による選択操作を行わずにセル内に表示するようにすれば、一部操作を省略することができ、効率よくバインディングの作業を行うことができる。
【0041】
上述したように、表示部15の画面上に表示された一覧表の左右の領域に出力変数と入力変数とを書き込み、操作部14によって登録の操作を行えば、データ登録処理部17では画面上で設定したデータを接続関係データベースDB2に書き込む。図2に示す一覧表による表示と上述したシンボル図形による表示とは対応付けられており、出力変数と入力変数との関係を一覧表で記述した内容をシンボル図形によって表示部15に表示することが可能である。逆に、出力変数と入力変数との関係をシンボル図形によって表示部15に表したときには、出力変数と入力変数との関係を一覧表に表示することが可能である。このようにして出力変数側におけるデバイス名・機能ブロック名・出力変数名の3つ組と、入力変数側におけるデバイス名・機能ブロック名・入力変数名の3つ組との関係が決まれば、自アドレスに対応付けられる宛先アドレスも決まるから、これらのデータを接続関係データベースDB2に登録する。つまり、接続関係データベースDB2では、各デバイスの自アドレスに、デバイス名・機能ブロック名・出力変数名・宛先アドレスあるいはデバイス名・機能ブロック名・入力変数名が対応付けられているから、自アドレスを用いてこれらのデータを各デバイスに伝送する。各デバイスでは不揮発性メモリでは接続関係データベースDB2から伝送されたデータを各デバイスに設定されている内容と照合し、一致すれば接続関係データベースDB2から転送されたデータを不揮発性メモリに登録する。ここにおいて、入力変数名には必要に応じて入力値が対応付けられる。
【0042】
なお、本実施形態では出力変数が左側になるように一覧表に表示しているが、出力変数を右側に配置してもよい。
【0043】
(第2実施形態)
上述した第1実施形態では、表示部15の画面に表示された一覧表において一部のセルについてはデータを入力しなくてもよい場合があるが(同じ行の他のセルに入力されたデータに制限されて残りのセルに入力されるデータが一意に決定される場合)、通常は各セルごとにデータを入力することになる。ただし、出力変数側の各セルに登録されるデータは、ネットワークデータベースDB1の内容を参照すれば、すべての出力変数についてデバイス名と機能ブロック名とを知ることができる。そこで、本実施形態では、図3に示すように、出力変数と入力変数との対応関係を表形式で表す際に、出力変数に関してはネットワークデータベースDB1に登録されているすべてのデータを抽出してあらかじめ一覧表に表示している。
【0044】
また、第1実施形態と同様に、出力変数に関するデータを入力することによって入力変数に関するデータが一意に決定できるときには、入力変数に関するデータも自動的に入力されるようにしてある。図3に示す例では斜線部が自動的に表示されたデータを示している。また、本実施形態では備考欄を設けてあり、備考欄には自動的に入力変数が決定されたときにその理由を示してある。図中において「固定」とは一意に決定されることを示す。
【0045】
No.3の行では、1つのデバイス内の2つの機能ブロックの間で出力変数と入力変数とを接続するから、出力変数と入力変数との接続関係が一意に決定されており、出力変数に対応する入力変数が自動的に決まることを意味している。つまり、従来の技術として説明したように、パターン制御ないしグループ制御を行うデバイスでは、パターン制御ないしグループ制御の対象になる複数のデバイスの宛先アドレスを出力変数に対応付けて順次発生させる機能ブロックと、パターン制御ないしグループ制御の対象になる複数のデバイスからの応答を受けて制御の「成功」を確認する機能ブロックとの2つの機能ブロックが必要であって、応答確認を行う機能ブロックの出力変数は複数の宛先アドレスを持つ機能ブロックの入力変数に対して一対一に接続されるから、両機能ブロックの間では入力変数と出力変数との接続関係が一意に決定されるのである。図8の例ではデバイスD1において、機能ブロックFB1の入力変数VI1と機能ブロックFB2の出力変数VO3とが接続されることに相当する。
【0046】
また、No.6の行では、No.4の行でデバイス2の機能ブロック1に設けた出力変数1を、デバイス3の機能ブロック1に設けた入力変数1に接続して操作表示器による被制御機器の制御を行うから、この制御に対する応答として、デバイス3の機能ブロック1に設けた出力変数1がデバイス2の機能ブロック1に設けた入力変数1に接続されることが自動的に決定されている。つまり、図8の例では、デバイスD2の機能ブロックFB3に設けた出力変数VO4がデバイスD3の機能ブロックFB4に設けた入力変数VI7に接続されていることにより、デバイスD3の機能ブロックFB4に設けた出力変数VO5がデバイスD2の機能ブロックFB3に設けた入力変数VI6に接続するように制約されることに相当する。
【0047】
しかして、本実施形態ではネットワークデータベースDB1に格納されているデータを参照することによって、各デバイスの機能ブロックに設けた入力変数と出力変数との接続関係に対する制約条件を利用し、接続関係が一意に決定できるときには表示部15に表示する一覧表の中に表示するのである。なお、上述の説明からわかるように、ネットワークデータベースDB1に登録されたデータから入力変数と出力変数との組合せが自動的に決定できる場合(No.3の行)と、他の入力変数と出力変数との組合せを決めたことによって制約条件が発生して組合せを決定できる場合(No.6の行)とがある。
【0048】
上述したように、出力変数についてはネットワークデータベースDB1のすべてのデータを抽出して一覧表に表示し、入力変数については制約条件によって一意に決定できる場合に出力変数に対応付けて一覧表に自動的に表示するようにしているから、入力変数と出力変数との接続作業について部分的に自動化されることになり誤設定の可能性が低減される。しかも、自動的に設定可能なデータについては、データ登録処理部17の判断によって一覧表に自動的に提示するから、使用者は未決定のデータのみを設定すればよく、データを設定すべきセルの個数を大幅に低減させることができ、結果的に入力変数と出力変数との接続作業を大幅に省力化することができる。他の構成および機能は第1実施形態と同様である。
【0049】
なお、本実施形態では出力変数に関するデータをあらかじめ一覧表に入力しているが、入力変数に関するデータをあらかじめ一覧表に入力しておくことも可能である。この場合は、入力変数に対応する出力変数に関するデータを入力することになる。
【0050】
(第3実施形態)
上述した各実施形態では入力変数と出力変数とを接続するにあたり、出力変数を先に決定した後に入力変数を対応付けるために、出力変数を一覧表の左欄に示し、入力変数を一覧表の右側に示す例を示したが、本実施形態では、操作表示器を接続したデバイスに関して、被制御機器を接続したデバイスからの応答を受ける入力変数と、被制御機器を接続したデバイスに設定した機能ブロックの出力変数との対応付けを行う例を示す。つまり、本実施形態では入力変数を先に決定した後に、その入力変数に接続すべき出力変数を決定する例を示す。本実施形態の表形式は、グループ制御またはパターン制御の設定にとくに適している。
【0051】
つまり、本実施形態では、操作表示器を接続したデバイスについて、被制御機器を接続したデバイスからの応答を受ける入力変数をネットワークデータベースDB1から抽出して表形式で表示し、表内で各入力変数と同じ行に、各入力変数と接続すべき出力変数を入力する。ここに、上述した各実施形態と同様に、出力変数はデバイスおよび機能ブロックとの3つ組として特定される。したがって、入力変数と同じ行に、デバイス名、機能ブロック名、出力変数の変数名(出力変数名)が入力される。また、出力変数名が決まると、その出力変数を持つ機能ブロックのオンオフ型の入力変数が操作表示器からの指示を受けることになるから、被制御機器を接続したデバイスにおける機能ブロックの入力変数を決定することができる。さらに、本実施形態ではグループ制御またはパターン制御を行う場合について入力変数と出力変数との接続作業を想定しているから、グループ制御またはパターン制御を行うか否か、行う場合には制御対象に含まれるか否かの情報も表示操作器を接続したデバイスにおいて応答を受ける入力変数に対応付けられる。
【0052】
しかして、上述のようにネットワークデータベースDB1から抽出した入力変数に対応付けて、デバイス名、機能ブロック名、出力変数の変数名(出力変数名)のデータを順次入力するのであって、データの入力に際しては第1実施形態と同様に、ネットワークデータベースDB1から抽出した情報を用いてプルダウンメニューによる選択可能範囲の選択肢を提示し、各セルへのデータの入力に従って制約条件が発生すれば選択肢を狭めたり、データを一意に決定して他のセルにデータを自動的に入力したりする。出力変数名のセルにデータを入力した段階では、デバイスおよび機能ブロックが特定されているから、その機能ブロックがオンオフ型の入力変数を1つだけ備えていれば入力変数名のセルの内容は自動的に決定される。また、入力変数が複数である場合にはプルダウンメニューにより選択させる。グループ制御かパターン制御か個別制御かの別は、あらかじめ操作部14によって選択しておき、グループ制御の場合には制御対象になるか否か、パターン制御の場合には制御内容がオンかオフかの別を使用者が決定する。
【0053】
まず、グループ制御を行う場合について例示する。図4のように操作表示器を接続したデバイス1をフィールドF1に入力すると、入力されたデバイス1について被制御機器を接続したデバイスの機能ブロックからの応答を受ける機能ブロック(機能ブロック2)の入力変数(入力変数1、入力変数2)がネットワークデータベースDB1から抽出されて入力変数の変数名(入力変数名)として一覧表示される。デバイス名については、ネットワークデータベースDB1に格納されているデバイス名のうち操作表示器が接続されたデバイスのデバイス名を選択肢として表示するプルダウンメニューがフィールドF1に対応付けられている。グループ制御の場合には、入力変数名の右隣りの項目が「グループ設定」であって、各入力変数をグループ制御の応答に対応付けるか否かを指定することが可能になる。図示例ではグループ制御に属するデバイスからの応答を受ける入力変数については「グループ設定」の項目のセルに○を入力し、グループ制御の対象ではない入力変数については「グループ設定」の項目のセルに×を入力している。ここに、○と×との入力については、グループ設定の各セルにおいて○と×との選択肢を持つプルダウンメニューを表示すればよい。
【0054】
その後、入力変数に接続される出力変数を特定するために、被制御機器を接続したデバイス、機能ブロック、出力変数を順次入力する。上述したように出力変数が特定されると同じ機能ブロックのオンオフ型の入力変数は多くの場合に一意に決定できるから、一意に決定できるときは図4に斜線部で示すように入力変数を自動的に入力する。また、一意に決定できない場合でも選択肢は少ないからプルダウンメニューによって選択させるようにする。なお、グループ制御の対象としない入力変数(つまり、グループ制御のセルにおいて×を設定した入力変数)については、被制御機器を接続したデバイスに関する情報を抽出しない。なお、グループ制御においては、グループ制御の対象である複数の被制御機器は同じ状態に制御されるから、操作表示器を接続したデバイスの機能ブロックにおける1つの出力変数を用いて、複数個の宛先アドレスに次々にデータを伝送すればよく、グループ制御の対象か否かのみを選択すればよい。
【0055】
操作部14によって使用者がパターン制御を選択したときには、図5に示すように、図4における「グループ設定」の項目に代えて「パターン設定」の項目が示される。グループ制御とは異なりパターン制御においては、パターン制御の対象となる複数の被制御機器をそれぞれ別の状態に制御することができる。もっとも、本実施形態では被制御機器の制御状態としてオンとオフとの2種類のみを選択可能としているから、「パターン設定」の項目ではオンに対応する「ON」と、オフに対応する「OFF」と、パターン制御の対象外である「×」とが選択肢になっている。これらの選択肢は「パターン設定」の項目のセルに対応付けたプルダウンメニューにより選択可能になる。パターン制御については「パターン設定」の項目が「グループ設定」の項目に置き換えられている点を除いてグループ制御の場合と同様になる。
【0056】
個別制御を行う操作表示器については、図6に示すように、図4における「グループ設定」の項目に代えて「P/G未使用」の項目が示され、この項目のセルには何も入力することができないようにしてある。他の項目についてはグループ制御の場合と同様であって、被制御機器を接続したデバイスについて、デバイス名、機能ブロック名、出力変数名を入力するとともに、この出力変数と同じ機能ブロックの入力変数を決定する。
【0057】
本実施形態の他の構成および動作は第1実施形態と同様であって、本実施形態の構成によれば、操作表示器を接続したデバイスについて、被制御機器を接続したデバイスからの応答を受ける入力変数に対して、被制御機器を接続したデバイスにおける出力変数との対応付けを行い、さらにその出力変数と同じ機能ブロックの入力変数を特定するから、グループ制御やパターン制御での対応付けが容易になり、シンボルのみを用いてグループ制御やパターン制御の接続関係を設定する場合に比較して誤設定の可能性を低減することができる。また、一覧表の各項目に対応するセルへのデータの入力に伴って他の項目のセルに入力可能なデータに制約条件が生じると、その制約条件を利用して選択肢を絞り込むから、入力変数と出力変数との接続作業の省力化につながる。
【0058】
【発明の効果】
請求項1の発明の構成によれば、接続すべき入力変数と出力変数とを一覧表の同じ行に並べて表示するから、シンボルの結線によって接続関係を示す場合に比較すると、入力変数と出力変数との接続関係が見やすくなり、しかもシンボルに比較すると表形式のほうが表示器の画面上に多数個表示することが可能である上に、画面をスクロールしたとしても接続すべき入力変数と出力変数とは左右に並んでいるから接続関係を誤ることがない。つまり、表形式を採用することによって誤結線の可能性を低減することができる。
【0059】
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記データ登録処理部では、前記一覧表において、デバイスと機能ブロックと出力変数との組を左右の一側に配置するとともにデバイスと機能ブロックを入力変数との組を左右の他側に配置し、前記ネットワークデータベースに登録された入力変数と出力変数とのうちの一方は前記一覧表にあらかじめ表示しておくものであり、入力変数と出力変数との一方については一覧表に入力する手間が省けるとともに、接続相手のデータを入力することが促されて入力忘れを防止することができる。また、結線画面ではまだ結線されていない入力変数または出力変数も、一覧表に表示させておくことができる。
【0060】
請求項3の発明は、請求項1または請求項2の発明において、前記データ登録処理部では、前記一覧表において、デバイスと機能ブロックと出力変数との組を左右の一側に配置するとともにデバイスと機能ブロックを入力変数との組を左右の他側に配置し、いずれかのセルにデータが入力されると当該データに関連するデータをネットワークデータベースから抽出するとともに、当該セルに入力されたデータによる制約条件によって他のセルに入力可能なデータの選択肢の範囲を絞り込み、当該セルに入力されたデータによる制約条件によって他のセルに入力されるデータが一意に決定できるときには他のセルのデータを前記一覧表に自動的に入力するものであり、一部のセルについては、選択肢の範囲が絞り込まれたり、データが自動的に入力されたりするから、データの入力作業が省力化される上に誤入力の可能性を低減することができる。
【0061】
請求項4の発明は、請求項1の発明において、前記データ登録処理部では、前記一覧表において、監視側のデバイスに設定した機能ブロックを指定すると、当該機能ブロックのすべての入力変数を表示するとともに、入力変数と同じ行に当該入力変数に対して送信側として接続する出力変数を持つ機能ブロックおよびデバイスを入力するセルを配置し、いずれかのセルにデータが入力されると当該データに関連するデータをネットワークデータベースから抽出するとともに、当該セルに入力されたデータによる制約条件によって他のセルに入力可能なデータの選択肢の範囲を絞り込み、当該セルに入力されたデータによる制約条件によって他のセルに入力されるデータが一意に決定できるときには他のセルのデータを前記一覧表に自動的に入力するものであり、入力変数があらかじめ一覧表に入力されているから、出力変数のみを設定すればよく、しかもデバイスと機能ブロックと出力変数との各セルの一部については、選択肢の範囲が絞り込まれたり、データが自動的に入力されたりするから、データの入力作業が省力化される上に誤入力の可能性を低減することができる。
【0062】
請求項5の発明は、請求項4の発明において、監視側のデバイスに接続した操作表示器の操作によって複数の被制御機器が同じ制御状態に一斉に制御されるように1つの監視側のデバイスと複数の制御側のデバイスとを対応付けるために、各制御側のデバイスに設けた機能ブロックの出力変数と接続される複数個の入力変数を監視側のデバイスに設けているときに、前記データ登録処理部では、前記一覧表において、各入力変数と同じ行に一斉に制御される制御対象に含まれるか否かの別を入力するセルを設けているものであり、複数の被制御機器を同じ制御状態に一斉に制御するグループ制御において、監視側のデバイスに複数設けられる入力変数に対して制御側の複数のデバイスの出力変数を対応付けるから、入力変数の個数によってグループ制御の制御対象の個数が決まることになり、入力忘れを防止することができる。
【0063】
請求項6の発明は、請求項4の発明において、監視側のデバイスに接続した操作表示器の操作によって複数の被制御機器がそれぞれ設定された制御状態に一斉に制御されるように1つの監視側のデバイスと複数の制御側のデバイスとを対応付けるために、各制御側のデバイスに設けた機能ブロックの出力変数と接続される複数個の入力変数を監視側のデバイスに設けているときに、前記データ登録処理部では、前記一覧表において、各入力変数と同じ行に一斉に制御される制御対象に含まれるか否かの別および制御状態を入力するセルを設けているものであり、複数の被制御機器をそれぞれ設定された制御状態に一斉に制御するパターン制御において、監視側のデバイスに複数設けられる入力変数に対して制御側の複数のデバイスの出力変数を対応付けるから、入力変数の個数によってパターン制御の制御対象の個数が決まることになり、入力忘れを防止することができる。
【0064】
請求項7の発明は、請求項1ないし請求項6の発明において、前記データ処理部では、前記ネットワークデータベースに登録されたデータによって、前記デバイスに複数個の機能ブロックが設けられ、かついずれかの機能ブロックの出力変数と他の機能ブロックの入力変数との接続関係が一意に決定できるときには、前記一覧表の該当するセルにデータを自動的に入力するものであり、1つのデバイス内に複数の機能ブロックが存在する場合に一覧表へのデータの入力作業を省力化することができる。
【0065】
請求項8の発明は、請求項1ないし請求項7の発明において、前記データ登録処理部では、前記ネットワークデータベースに登録されたデータを用いて前記一覧表における各セルごとに入力可能な選択肢をプルダウンメニューによって示すものであり、プルダウンメニューに示された選択肢から各セルに入力可能なデータを選択するから、セルに入力するデータの選択範囲が狭まり、誤入力の可能性を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示すブロック図である。
【図2】同上の動作説明図である。
【図3】本発明の第2実施形態を示す動作説明図である。
【図4】本発明の第3実施形態を示す動作説明図である。
【図5】同上の動作説明図である。
【図6】同上の動作説明図である。
【図7】従来例を示すブロック図である。
【図8】同上における表示例を示す動作説明図である。
【図9】同上の動作説明図である。
【図10】同上の動作説明図である。
【符号の説明】
1 接続設定支援ツール
10 接続関係データ処理部
11 入力データ処理部
12 インタフェース
14 操作部
15 表示部
16 出力データ処理部
17 データ登録処理部
DB1 ネットワークデータベース
DB2 画像データベース
DB3 接続関係データベース[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention has a connection setting support tool in a distributed control system having a plurality of devices capable of data transmission via a communication medium, devices connected to the respective devices, and operation of the devices being related by data transmission between the devices. It is about.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, a distributed control system has been proposed in which devices are connected to a plurality of devices that enable data transmission via a communication medium, and data communication is performed between the devices, thereby associating operations of the devices. .
[0003]
In this type of distributed control system, each device is configured with a microcomputer as the main component, and data communication between devices is possible, and various functions can be set for each device by programs. It has become. Hereinafter, a program that determines the function of a device is called a function block. A plurality of functional blocks can be set in one device, and one or more network variables used for data transfer are set in each functional block. That is, the functional block is described in the C language for the device, and the network variable can be handled in the same way as the variable in the C language. However, if a network variable is defined as an output network variable (hereinafter simply referred to as an output variable), the assigned value becomes the data sent to other function blocks, and the network variable is changed to an input network variable (hereinafter simply referred to as an output network variable). If it is defined as an input variable), data can be received by substituting data from other functional blocks into this variable. In particular, when the functional block is related to transmission / reception between devices, the assignment of data to an output variable means transmission of a packet, and the definition of an input variable means reception of a packet. In other words, if output variables and input variables are associated with each other, data can be exchanged, and within one device, output variables and input variables are associated with each other between two functional blocks. Data can be exchanged. In addition, data can be transferred between different devices by transmitting and receiving packets. In the network variable, an attribute value (hereinafter referred to as an input value) given as an initial value or a specified value according to the type of the network variable is set as necessary. Each functional block is given a functional block name for identification. In addition, variable names and variable types are defined for input variables and output variables, respectively. There are various variable types, such as an on / off type that defines only on / off, and a character string type, a time type, a temperature type, a current type, and a voltage type that use character string, time, temperature, current, and voltage as data.
[0004]
By the way, each device has its own address for individually identifying the device. In addition, a destination address that is an address of a packet transmission partner is set. In the function block of the device on the packet receiving side, if an input variable corresponding to the output variable of the function block of the device on the transmitting side is defined, the output variable and the input variable are associated with each other and data can be transferred. Here, a plurality of destination addresses can be set in one functional block, and if a plurality of types of output variables are defined in one functional block and associated with each destination address, different packets are transmitted to a plurality of devices. It is also possible to do. Alternatively, if a plurality of destination addresses are associated with one output variable set in one functional block, it is possible to transmit packets having the same contents to a plurality of devices. The destination address is stored in an address table provided in the functional block.
[0005]
Now, it is assumed that a control-side device such as a lighting load or an air conditioner is controlled in response to a monitoring-side device such as a switch (or a sensor). Further, it is assumed that the monitoring device is provided with a display unit for displaying data transmitted from the control device. Hereinafter, the control-side device is referred to as a controlled device, and the monitoring-side device is referred to as an operation indicator. In addition, it is assumed that the operation indicator and the controlled device are associated with each device. That is, the operation state of the operation indicator is input to the device as monitoring data, and the device to which the controlled device is connected outputs a signal instructing the operation of the controlled device. An interface is provided between the device and the equipment as necessary. For example, when controlling on / off of the power supply of the controlled device, the controlled device is connected using a relay controlled by the device as an interface. In the device connected to the controlled device, the output variable can be set in the function block so that the data corresponding to the operation of the controlled device is returned when the packet from the device connected to the operation indicator is received. If the input variable corresponding to is defined in the function block of the device connected to the operation indicator, the content of the data returned from the device connected to the controlled device is displayed on the display means provided in the operation indicator. It becomes possible.
[0006]
Each device includes a communication unit that performs data communication with each other via a communication medium, and an arithmetic processing unit that executes a function block set according to a device connected to the device. In addition, the self address, the destination address, and the contents of the functional block are respectively written in a nonvolatile memory provided as a storage unit in each device. A program as a functional block can be easily described by using a library prepared in the device as firmware, but it is also possible to develop a unique program and set a functional block. A device name is set for each device to identify the device, and a device type for each type of device connected to the device is set corresponding to the device name. Examples of the device type include a switch and a TU (control unit). That is, if the device type is a switch, it corresponds to an operation indicator, and if the device type is TU, it corresponds to a controlled device. Furthermore, in each functional block, a variable name and a variable type are defined for the network variable as described above. These device names, device types, function block names, variable names, and variable types are also stored in a nonvolatile memory provided in each device.
[0007]
In order to construct a distributed control system using such devices, it is necessary to set function blocks for each device. Each function block defines an input variable and an output variable. After the functional block is set, in order to associate the operation indicator with the controlled device, it is necessary to set the own address for each device and set the destination address as the packet transmission destination. Further, the function block and output variable on the packet transmission side must be associated with the destination address, and the input variable of the function block on the packet reception side must be associated with the address on the packet transmission side. That is, addressing for setting each device's own address and binding for logically connecting the output variable and the input variable are required.
[0008]
When binding between a plurality of function blocks provided in one device, an output variable may be specified in the function block on the data transmission side, and an input variable may be specified in the function block on the data reception side. You can specify. In addition, when performing binding between functional blocks of different devices, a destination address is set in the functional block on the transmission side, the destination address is associated with an output variable, and the input variable in the functional block on the reception side is associated with the transmission side. An address must be associated. In short, in the binding work, the sending side (device name, function block name, variable name and variable type of output variable) must be registered in the non-volatile memory, and the receiving side (device name, function block name). , The variable name and variable type of the input variable, (input value if necessary)) must be registered in the non-volatile memory. Furthermore, it is necessary to associate addresses between different devices.
[0009]
As described above, since various kinds of information need to be set for each functional block at the time of binding, if the number of devices constituting the distributed control system increases, a great deal of labor is required for the binding work. Therefore, in order to facilitate the binding work, a connection setting support tool configured using a personal computer has been considered. Here, since the connection setting support tool is used for the binding work, it is used after the setting and addressing of the functional blocks are completed.
[0010]
As shown in FIG. 7, the connection setting
[0011]
In the binding work for associating the input variable with the output variable, the connection relation
[0012]
When the setting contents on the screen of the
[0013]
When the connection between the input variable and the output variable is performed using the symbol on the screen of the connection setting
[0014]
By the way, if one destination address is associated with one own address, the operation display and the controlled device are individually controlled in one-to-one correspondence. However, when a plurality of destination addresses are associated with one own address, operation display is performed. It is possible to control a plurality of controlled devices simultaneously by associating a plurality of controlled devices with controlled devices in a one-to-many manner. That is, if a plurality of destination addresses are associated with one own address, it is possible to control a plurality of controlled devices simultaneously by operating one operation indicator. Such simultaneous control includes group control for controlling a plurality of controlled devices to the same control state, and pattern control for controlling the control states of the plurality of controlled devices to preset individual control states. . For example, in group control, all controlled devices are turned on if the controlled devices belonging to the group are turned on, and in pattern control, if the pattern control is turned on, the controlled devices belonging to the pattern are turned on / off. It will be in a preset state.
[0015]
The operation of creating connection relation data on the screen of the
[0016]
The device types of the devices D1 and D2 are switches, and an operation indicator is connected to each of the devices D1 and D2. The device types of the devices D3 and D4 are TU, and each of the devices D3 and D4 is an object such as an illumination load. A control device is connected. In the illustrated example, by operating the switch of the device D1, the controlled device of the device D3 is turned on, the controlled device of the device D4 is turned off, and the on / off control state of the controlled device is changed from the devices D3 and D4 to the device D1. It is configured to be returned to. Further, the switch of the device D2 is associated with the controlled device of the device D3, and the controlled device of the device D3 can be turned on / off by operating the switch of the device D2, and the control state of the device D2 being turned on / off from the device D3 Is configured to send back. That is, the switch of the device D1 performs pattern control for controlling the controlled devices of the devices D3 and D4 separately, and the switch of the device D2 is configured to perform individual control in association with the controlled device of the device D3.
[0017]
In order to realize pattern control, the device D1 is provided with two function blocks FB1 and FB2, and the function block FB1 is provided with two output variables VO1 and VO2 for ON and OFF. When the switch of the operation indicator connected to the device D1 is operated, ON data is transmitted to the input variable VI7 connected to the output variable VO1, and OFF data is transmitted to the input variable VI9 connected to the output variable VO2. Is transmitted. When the data from the output variable VO1 is transferred to the input variable VI7 of the functional block FB4 of the device D3, the device D3 turns on the controlled device, and the data from the output variable VO2 is input to the input variable VI9 of the functional block FB5 of the device D4. When it is delivered, the device D4 turns off the controlled device. On the other hand, on and off data are returned to the functional block FB2 of the device D1 from the output variables VO5 and VO6 of the functional blocks FB4 and FB5 provided in the devices D3 and D4. That is, the functional block FB2 of the device D1 includes two input variables VI2 and VI3 that receive data from the output variables VO5 and VO6, respectively. In the function block FB2, when the data passed to the input variable VI2 is on and the data passed to the input variable VI3 is off, the data of the output variable VO3 is set to “success”, and this data is set to the input variable of the function block FB1. It is handed over to VI1. In the function block FB1, when “success” data is received from the function block FB2 within a predetermined time from the operation of the switch, ON is displayed on the display means. When “success” data cannot be received, processing such as retransmission of the data is performed. .
[0018]
In the illustrated example, one function block FB4, FB5 is associated with each of the two output variables VO1, VO2 in the function block FB1, but each of the output variables VO1, VO2 is appropriately set for a plurality of destination addresses. If the functional block FB1 is configured to be used in this order, a plurality of functional blocks can be associated with one output variable VO1, VO2. In this case, it is possible to perform control to turn on a plurality of controlled devices all at once and simultaneously turn off another plurality of controlled devices by operating a switch. That is, the function block FB1 sequentially transmits data to a plurality of destination addresses subject to pattern control, and selects one of the two output variables VO1 and VO2 for each destination address. Can do.
[0019]
If group control is performed in the same manner, data is transmitted in order to a plurality of destination addresses, and on / off data is repeatedly transmitted to each destination address using an on / off type output variable.
[0020]
In the case of individual control, on / off data of the switch of the device D2 is transmitted to the device D3, and the function block FB4 of the device D3 controls the controlled device to be on or off, and from the output variable VO5 to the input variable VI6. Return the control status data of the controlled device. Therefore, the device D2 can know the response of the controlled device to the operation of the switch. If “success”, the display means is turned on or off, and if there is no “success” response, processing such as data retransmission is performed. .
[0021]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, in order to set the input / output relationship of each of the devices D1 to D4 as described above, it is necessary to connect input variables and output variables shown as symbols on the screen of the
[0022]
In addition, connection operations for group control and pattern control are indistinguishable from connection operations for individual devices, and each device that is the target of group control or pattern control must be connected in order. There is a problem that it takes time and is likely to cause erroneous connection.
[0023]
Further, in the pattern control and group control, the control state of the controlled device is returned from a plurality of functional blocks that control the controlled device (function blocks FB5 and FB6 in the example of FIG. 8). The value expected as the data returned from the function block must be set as the input value in the input variable of the device connected to the operation indicator. That is, in the function block corresponding to the switch operation (function block FB1 in the example of FIG. 8), output variables (output variables VO1 and VO2 in the example of FIG. 8) must be associated with each of a plurality of destination addresses. In the function block (function block FB2 in the example of FIG. 8) for monitoring the operation of the device, input values must be set for a plurality of input variables (input variables VI2 and VI3 in the example of FIG. 8). In short, when the functional block corresponding to the switch and the functional block for monitoring the operation of the controlled device are separated, as in the case of pattern control and group control, both functional blocks are set in the form of character strings. The contents of the data must correspond, but since the data is individually set for each functional block, there is a possibility that an erroneous setting that may impair the data correspondence may occur.
[0024]
The present invention has been made in view of the above-mentioned reasons, and its purpose is to reduce the possibility of erroneous setting of the connection relationship between devices while reducing the labor for creating connection relationship data between devices. It is to provide a connection setting support tool.
[0025]
[Means for Solving the Problems]
According to the first aspect of the present invention, there is provided an operation indicator connected to the monitoring side device, having a monitoring side device and a control side device each transmitting data to each other via a communication medium and having an address set. A distributed control system for controlling a controlled device by specifying an address and transmitting data corresponding to an operation to a controlling device to which the controlled device is connected. Each device determines the function of each device. A function block that is a program is set, and each function block is assigned an output variable to which data for transmission to another function block is assigned and data for receiving data from another function block. Input variables are provided, and each device is input by storing the address of the device that is the data receiver as the destination address. Used in a distributed control system provided with storage means for storing the connection relationship between the number and the output variable, and for each device capable of transmitting data via a communication medium, the device, the functional block, the input variable, and the output variable A network database in which pairs are registered; A cell that is a grid for entering data for each item of device name, function block name, and variable name in a unit of triple of device name, function block name, and variable name is arranged in one line and input variable A table with the area related to the triplet and the area related to the output variable triplet divided into left and right Display on the display Input variables and output variables that are logically connected to each other are input side by side on the same line of the list by operating the operation unit. In the data registration processing unit and the data registration processing unit Logically connected to each other Input and output variables And A connection relation database stored as connection relation data, and an output data processing section for registering each connection relation data stored in the connection relation database in the storage means of the device via a communication medium. The connected input variables and output variables are displayed side by side on the same line of the list, and data can be input to each cell of the list by operating the operation unit.
[0026]
According to a second aspect of the present invention, in the first aspect of the invention, the data registration processing unit arranges a set of a device, a functional block, and an output variable on the left and right sides in the list, and the device and the functional block. A set of input variables is arranged on the left and right sides, and one of input variables and output variables registered in the network database is displayed in advance in the list.
[0027]
According to a third aspect of the present invention, in the first or second aspect of the present invention, the data registration processing unit arranges a set of devices, functional blocks, and output variables on one side of the list in the list. When the data is input to any cell, the data related to the data is extracted from the network database and the data input to the cell Narrow down the range of data choices that can be entered in other cells according to the constraint conditions, and when the data entered in other cells can be uniquely determined by the constraint conditions based on the data entered in the cell, The list is automatically entered.
[0028]
According to a fourth aspect of the present invention, in the first aspect of the invention, when the function block set in the monitoring device is designated in the list, the data registration processing unit displays all input variables of the functional block. In addition, a function block having an output variable connected to the input variable on the same line as the input variable and a cell for inputting the device are arranged, and when data is input to any cell, the data is related. Data to be extracted from the network database, and the range of data choices that can be entered in other cells is narrowed down by the constraints imposed by the data entered in the cells, and other cells are sorted by the constraints imposed by the data entered in the cells. When the data to be entered in can be determined uniquely, the data of other cells are automatically entered in the list. Characterized in that it.
[0029]
According to a fifth aspect of the present invention, there is provided a monitoring device according to the fourth aspect of the present invention, wherein a plurality of controlled devices are simultaneously controlled to the same control state by operation of an operation indicator connected to the monitoring device. Data registration when a plurality of input variables connected to output variables of functional blocks provided in each control side device are provided in the monitoring side device in order to associate a plurality of control side devices with a plurality of control side devices. In the processing unit, the list is provided with a cell for inputting whether or not to be included in the control target to be controlled all at once in the same row as each input variable.
[0030]
According to a sixth aspect of the present invention, in the fourth aspect of the present invention, one monitoring is performed so that a plurality of controlled devices are controlled to the set control states by operating the operation display connected to the monitoring device. When a plurality of input variables connected to an output variable of a function block provided in each control device are provided in the monitoring device in order to associate a device on the side and a plurality of devices on the control side, In the data registration processing unit, the list is provided with a cell for inputting whether or not to be included in the control target to be controlled simultaneously in the same row as each input variable and a control state. .
[0031]
According to a seventh aspect of the present invention, in the first to sixth aspects of the invention, the data processing unit includes a plurality of functional blocks provided in the device according to data registered in the network database, and When the connection relationship between the output variable of the functional block and the input variable of another functional block can be uniquely determined, data is automatically input to the corresponding cell of the list.
[0032]
According to an eighth aspect of the present invention, in the first to seventh aspects of the present invention, the data registration processing unit pulls down options that can be entered for each cell in the list using data registered in the network database. It is indicated by a menu.
[0033]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
(First embodiment)
The configuration of the distributed control system targeted by the present embodiment is the same as that described as the prior art, and includes a plurality of devices connected to each other via a communication medium, and each device has an operation indicator as a device. Or a controlled device is connected. As shown in FIG. 1, the connection setting
[0034]
The data
[0035]
On this screen, data can be input to each cell or data of each cell can be changed by operating the
[0036]
Here, in the network database DB1, device names of devices constituting the distributed control system, function block names set in each device, output variables and input variables of each function block are registered. When the pull-down menu PDM is displayed in the cell of the device name column, all devices with function blocks having on / off type output variables that make up the distributed control system are displayed as options in the pull-down menu PDM. The
[0037]
When the device name is determined, the pull-down menu PDM related to the function block name on the same line as the determined device displays only the function block names whose output variables are on / off type among the function blocks set for the selected device as options. The Further, when the function block name is determined, in the pull-down menu PDM related to the variable name on the same line as the determined function block, only on / off type output variables among the output variables of the selected function block are displayed as options. As described above, when one of the input variable and the output variable is determined as the function block name and the variable name, the selection range is limited to extract the other candidate by narrowing down to the same variable type. This possibility can be greatly reduced. For input variables, the device name, function block name, and variable name are selected in the same manner as the output variable.
[0038]
FIG. 2 shows the No. in the device name on the output variable side. An example of selecting a device name for line 5 is shown. No data is entered in this cell. By selecting this cell and performing a selection operation, all device names in which function blocks having on / off type output variables registered in the network database DB1 are set are extracted. This is shown in the pull-down menu PDM. Here, as shown as an example in FIG. 8, it is assumed that the distributed control system is composed of four devices D1 to D4, and each of the devices D1 to D4 has on-off type output variables VO1, VO3, and VO4, respectively. , VO5, and VO6 are set as function blocks FB1 to FB5, all devices D1 to D4 are shown as options.
[0039]
In the present embodiment, only functional blocks having on / off type output variables or input variables are targeted because it is assumed that the lighting load is turned on / off by a switch. When considering light, fading, etc., a function block having an output variable or input variable other than the on / off type can also be selected.
[0040]
In the above example, the options presented in the pull-down menu PDM corresponding to each cell are limited according to the contents of other cells in the same row, so depending on the contents of the data registered in the network database DB1, When the contents of a plurality of cells are determined, the contents of the remaining cells in the same row may be uniquely determined. In this case, if the contents of the remaining cells are displayed in the cells without performing the selection operation by the
[0041]
As described above, if the output variable and the input variable are written in the left and right areas of the list displayed on the screen of the
[0042]
In the present embodiment, the output variable is displayed on the list so as to be on the left side, but the output variable may be arranged on the right side.
[0043]
(Second Embodiment)
In the first embodiment described above, data may not be input for some cells in the list displayed on the screen of the display unit 15 (data input to other cells in the same row). If the data to be input to the remaining cells is uniquely determined), data is normally input for each cell. However, the data registered in each cell on the output variable side can know the device name and the function block name for all the output variables by referring to the contents of the network database DB1. Therefore, in the present embodiment, as shown in FIG. 3, when the correspondence relationship between the output variable and the input variable is expressed in a table format, all data registered in the network database DB1 is extracted for the output variable. Displayed in advance in the list.
[0044]
Similarly to the first embodiment, when data related to an input variable can be uniquely determined by inputting data related to an output variable, the data related to the input variable is also automatically input. In the example shown in FIG. 3, the hatched portion indicates data that is automatically displayed. In this embodiment, a remarks column is provided, and the remarks column indicates the reason when an input variable is automatically determined. In the figure, “fixed” indicates that it is uniquely determined.
[0045]
No. In
[0046]
No. In
[0047]
Therefore, in this embodiment, by referring to the data stored in the network database DB1, the connection relationship is unique by using the constraint condition for the connection relationship between the input variable and the output variable provided in the function block of each device. When it can be determined, it is displayed in a list displayed on the
[0048]
As described above, for the output variable, all data in the network database DB1 is extracted and displayed in the list, and the input variable is automatically associated with the output variable when it can be uniquely determined by the constraint condition. Thus, the connection work between the input variable and the output variable is partially automated, and the possibility of erroneous setting is reduced. Moreover, since the data that can be automatically set is automatically presented in the list by the judgment of the data
[0049]
In this embodiment, data related to the output variable is input in advance to the list, but data related to the input variable may be input to the list in advance. In this case, data related to the output variable corresponding to the input variable is input.
[0050]
(Third embodiment)
In each of the embodiments described above, when connecting an input variable and an output variable, the output variable is shown in the left column of the list, and the input variable is shown on the right side of the list in order to associate the input variable after the output variable is determined first. In this embodiment, regarding the device connected to the operation indicator, in this embodiment, the input variable that receives a response from the device connected to the controlled device and the function block set in the device connected to the controlled device An example of associating with the output variable is shown. That is, in this embodiment, after determining an input variable first, the example which determines the output variable which should be connected to the input variable is shown. The table format of this embodiment is particularly suitable for setting group control or pattern control.
[0051]
That is, in the present embodiment, for the device connected to the operation indicator, the input variable receiving the response from the device connected to the controlled device is extracted from the network database DB1 and displayed in a table format, and each input variable in the table is displayed. Enter the output variables to be connected to each input variable on the same line. Here, as in each of the embodiments described above, the output variable is specified as a triple consisting of a device and a functional block. Therefore, the device name, function block name, and output variable name (output variable name) are input on the same line as the input variable. When the output variable name is determined, the on / off type input variable of the function block having the output variable receives an instruction from the operation display unit. Therefore, the input variable of the function block in the device to which the controlled device is connected is set. Can be determined. Furthermore, in this embodiment, since connection work between input variables and output variables is assumed when performing group control or pattern control, whether or not to perform group control or pattern control is included in the control target. Is also associated with an input variable that receives a response in the device connected to the display controller.
[0052]
Accordingly, as described above, the device name, the function block name, and the variable name of the output variable (output variable name) are sequentially input in association with the input variable extracted from the network database DB1. At the same time, as in the first embodiment, the choices in the selectable range by the pull-down menu are presented using the information extracted from the network database DB1, and if restrictions occur according to the data input to each cell, the choices can be narrowed. , Determine the data uniquely and automatically enter the data in other cells. When data is input to the output variable name cell, the device and function block are specified. If the function block has only one on / off type input variable, the contents of the input variable name cell are automatically set. To be determined. In addition, when there are a plurality of input variables, they are selected from a pull-down menu. Whether the control is group control, pattern control or individual control is selected in advance by the
[0053]
First, the case of performing group control will be exemplified. When the
[0054]
Thereafter, in order to specify an output variable connected to the input variable, a device, a function block, and an output variable connected to the controlled device are sequentially input. As described above, when an output variable is specified, an on / off type input variable of the same functional block can be uniquely determined in many cases. When it can be uniquely determined, the input variable is automatically displayed as shown by a hatched portion in FIG. Type in. Even if it cannot be determined uniquely, there are few choices, so that a pull-down menu is used. For input variables that are not subject to group control (that is, input variables for which X is set in the group control cell), information regarding the device to which the controlled device is connected is not extracted. In group control, a plurality of controlled devices that are targets of group control are controlled to be in the same state. Therefore, a plurality of destinations can be obtained using one output variable in a functional block of a device connected to an operation indicator. It is only necessary to transmit data to the addresses one after another, and it is only necessary to select whether or not the target is group control.
[0055]
When the user selects pattern control using the
[0056]
As shown in FIG. 6, for the operation indicator for performing the individual control, an “P / G unused” item is shown instead of the “group setting” item in FIG. It cannot be entered. Other items are the same as in group control. For the device to which the controlled device is connected, enter the device name, function block name, and output variable name, and enter the input variable of the same function block as this output variable. decide.
[0057]
Other configurations and operations of the present embodiment are the same as those of the first embodiment. According to the configuration of the present embodiment, the device connected to the operation indicator receives a response from the device connected to the controlled device. The input variable is associated with the output variable in the device to which the controlled device is connected, and the input variable of the same functional block as the output variable is specified, making it easy to associate with group control and pattern control Thus, the possibility of erroneous setting can be reduced as compared with the case where the connection relation of group control or pattern control is set using only symbols. In addition, when a constraint condition occurs in the data that can be entered in the cells of other items as data is entered in the cells corresponding to each item in the list, the selection variable is narrowed down using the constraint condition, so the input variable And labor saving of connection work between output variables.
[0058]
【The invention's effect】
Invention of
[0059]
According to a second aspect of the present invention, in the first aspect of the invention, the data registration processing unit arranges a set of a device, a functional block, and an output variable on the left and right sides in the list, and the device and the functional block. A set of input variables is arranged on the left and right sides, and one of the input variables and output variables registered in the network database is displayed in advance in the list, and the input variables and output variables For example, it is possible to save the trouble of inputting the data into the list and to prevent the user from forgetting to input data of the connection partner. Also, input variables or output variables that are not yet connected on the connection screen can be displayed in the list.
[0060]
According to a third aspect of the present invention, in the first or second aspect of the present invention, the data registration processing unit arranges a set of devices, functional blocks, and output variables on one side of the list in the list. When the data is input to any cell, the data related to the data is extracted from the network database and the data input to the cell Narrow down the range of data choices that can be entered in other cells according to the constraint conditions, and when the data entered in other cells can be uniquely determined by the constraint conditions based on the data entered in the cell, The list is automatically entered. For some cells, the range of options is narrowed down or the data is automatically Since or is force, it is possible to input operation data to reduce the possibility of erroneous input on which is labor saving.
[0061]
According to a fourth aspect of the present invention, in the first aspect of the invention, when the function block set in the monitoring device is designated in the list, the data registration processing unit displays all input variables of the functional block. In addition, a function block having an output variable connected to the input variable on the same line as the input variable and a cell for inputting the device are arranged, and when data is input to any cell, the data is related. Data to be extracted from the network database, and the range of data choices that can be entered in other cells is narrowed down by the constraints imposed by the data entered in the cells, and other cells are sorted by the constraints imposed by the data entered in the cells. When the data to be entered in can be determined uniquely, the data of other cells are automatically entered in the list. Since the input variables are entered in the list in advance, only the output variables need to be set, and the range of options is narrowed down for some of the cells of the device, function block, and output variable. Since data is automatically input, data input work can be saved and the possibility of erroneous input can be reduced.
[0062]
According to a fifth aspect of the present invention, there is provided a monitoring device according to the fourth aspect of the present invention, wherein a plurality of controlled devices are simultaneously controlled to the same control state by operation of an operation indicator connected to the monitoring device. Data registration when a plurality of input variables connected to output variables of functional blocks provided in each control device are provided in the monitoring device in order to associate the control device with a plurality of control devices. In the processing unit, in the list, a cell for inputting whether or not to be included in the control target to be controlled simultaneously is provided in the same row as each input variable, and a plurality of controlled devices are the same. In group control that controls the control status all at once, the output variables of multiple devices on the control side are associated with multiple input variables provided on the monitoring device. Will be the number of control target-loop control is determined, it is possible to prevent an input forgetting.
[0063]
According to a sixth aspect of the present invention, in the fourth aspect of the present invention, one monitoring is performed so that a plurality of controlled devices are controlled to the set control states by operating the operation display connected to the monitoring device. When a plurality of input variables connected to an output variable of a function block provided in each control device are provided in the monitoring device in order to associate a device on the side and a plurality of devices on the control side, In the data registration processing unit, in the list, a cell for inputting whether or not to be included in the control target to be controlled simultaneously in the same row as each input variable and a control state is provided. In the pattern control that controls all controlled devices to the set control state at once, the output variables of multiple devices on the control side with respect to the input variables provided on multiple devices on the monitoring side Associating Since, the number of the control target of the pattern controlled by the number of input variables will be is determined, it is possible to prevent an input forgetting.
[0064]
According to a seventh aspect of the present invention, in the first to sixth aspects of the invention, the data processing unit includes a plurality of functional blocks provided in the device according to data registered in the network database, and When the connection relationship between the output variable of the functional block and the input variable of another functional block can be uniquely determined, data is automatically input to the corresponding cell of the list, and a plurality of devices are included in one device. It is possible to save labor for inputting data into the list when there is a functional block.
[0065]
According to an eighth aspect of the present invention, in the first to seventh aspects of the present invention, the data registration processing unit pulls down options that can be input for each cell in the list using data registered in the network database. Since it is indicated by a menu and data that can be input to each cell is selected from the options shown in the pull-down menu, the selection range of data to be input to the cell is narrowed, and the possibility of erroneous input can be reduced.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a block diagram showing a first embodiment of the present invention.
FIG. 2 is an operation explanatory view of the above.
FIG. 3 is an operation explanatory view showing a second embodiment of the present invention.
FIG. 4 is an operation explanatory view showing a third embodiment of the present invention.
FIG. 5 is an operation explanatory view of the above.
FIG. 6 is an operation explanatory view of the above.
FIG. 7 is a block diagram showing a conventional example.
FIG. 8 is an operation explanatory view showing a display example in the same as above.
FIG. 9 is an operation explanatory view of the above.
FIG. 10 is an operation explanatory view of the above.
[Explanation of symbols]
1 Connection setting support tool
10 Connection-related data processing section
11 Input data processing section
12 interface
14 Operation unit
15 Display section
16 Output data processing section
17 Data registration processor
DB1 network database
DB2 image database
DB3 connection database
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