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JP4093034B2 - コンテンツ送受信システム及びコンテンツ送信装置 - Google Patents

コンテンツ送受信システム及びコンテンツ送信装置 Download PDF

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JP4093034B2
JP4093034B2 JP2002349412A JP2002349412A JP4093034B2 JP 4093034 B2 JP4093034 B2 JP 4093034B2 JP 2002349412 A JP2002349412 A JP 2002349412A JP 2002349412 A JP2002349412 A JP 2002349412A JP 4093034 B2 JP4093034 B2 JP 4093034B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンテンツ送受信システムに関し、さらに詳しくは、コンテンツを送信するコンテンツ送信装置とコンテンツ送信装置から送信されたコンテンツを受信するコンテンツ受信装置とを備えたコンテンツ送受信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、LAN(ローカルエリアネットワーク)やインターネット等のネットワークを利用したオーディオシステムが注目されている。オーディオシステムは1又は2以上のオーディオデータ送信装置と複数のオーディオデータ受信装置とを備える。オーディオデータ送信装置はオーディオデータをデジタルデータとしてオーディオデータ受信装置に送信する。オーディオデータ受信装置は、オーディオデータ送信装置から送信されたオーディオデータを受信し、内部に備えたFIFO(First-In First-Out)メモリにオーディオデータを蓄積する。蓄積されたオーディオデータはデジタル信号からアナログ信号に復調され、オーディオデータ受信装置から出力(再生)される。
【0003】
従来のオーディオシステムでは、オーディオデータ送信装置の標本化周波数とオーディオデータ受信装置の標本化周波数とにずれが生じる場合がある。この場合、オーディオデータ送信装置から出力されるオーディオデータのデータ量とオーディオデータ受信装置から出力されるオーディオデータのデータ量とに差が生じる。そのため、オーディオデータ送信装置又はオーディオデータ受信装置に備えられたFIFOメモリ内の蓄積データが枯渇し、又は、溢れ、その結果、オーディオデータの再生がとぎれたり、スムースに再生されないといった問題が生じていた。
【0004】
このような問題に対する解決策として、後掲の特許文献1〜3に記載された発明は、オーディオデータ受信装置で標本化周波数用クロックの同期を行っている。
【0005】
しかしながら、これらの発明は以下の問題を含んでいる。すなわち、これらの発明はオーディオデータ受信装置が所定期間内にオーディオデータ受信装置内のFIFOメモリに蓄積されたオーディオデータの蓄積量に基づいてクロックの調整を行っている。たとえば、所定期間内に蓄積されたオーディオデータの蓄積量が所定のしきい値よりも多い場合は、オーディオデータ送信装置から出力されるデータ量が、オーディオデータ受信装置から出力されるデータ量よりも多いため、クロック周波数は増加される。これにより、オーディオデータ送信装置から出力されるデータ量と、オーディオデータ受信装置から出力されるデータ量とが等しくなるように調整される。一方、所定期間内に蓄積されたオーディオデータの蓄積量が所定のしきい値よりも少ない場合は、クロック周波数は低減される。
【0006】
このような発明の場合、単位時間当たりにオーディオデータ送信装置から送信されるオーディオデータ量がほぼ一定であるときは問題ないが、単位時間当たりに送信されるオーディオデータ量が変動する場合に問題が生じる。たとえば、オーディオデータ送信装置とオーディオデータ受信装置とを結ぶネットワークが混雑しているためにオーディオデータがオーディオデータ受信装置に送信されない場合や、オーディオデータ送信装置が何らかの理由でオーディオデータを送信できない場合、オーディオデータ受信装置内のFIFOメモリに蓄積されているオーディオデータは大幅に減少する。このとき、オーディオデータ受信装置は、内部のFIFOメモリに蓄積されたオーディオデータの単位時間あたりの出力量を減少しようとするため、オーディオデータ受信装置はクロック周波数を大幅に減少させる。そのため、このような場合にはジッタが発生するという問題がある。
【0007】
このようなクロック周波数の大幅な変動を防止するために、オーディオデータ受信装置のFIFOメモリに蓄積されたオーディオデータの蓄積量を監視する期間を長くすることが考えられる。監視期間を長くすれば、短期間の急激な変動によりクロック周波数が影響を受けることがなくなるからである。
【0008】
しかしながら、監視期間を長くとれば、クロック周波数を同期させる機会を減らすこととなるため、オーディオデータ送信装置又はオーディオデータ受信装置のFIFOメモリに蓄積されているオーディオデータが枯渇又は溢れるという従来の問題が生じる。
【0009】
【特許文献1】
特開平2−279037号公報
【特許文献2】
特開平4−322532号公報
【特許文献3】
特開平6−326696号公報
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、音又は映像がとぎれることなく、オーディオデータ又は映像データを含むコンテンツをスムースに再生できるコンテンツ送受信システムを提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明によるコンテンツ送受信システムは、コンテンツを受信するコンテンツ受信装置とコンテンツを電気通信回線を介して送信するコンテンツ送信装置とを備えたコンテンツ送受信システムである。
【0011】
コンテンツ受信装置は、第1の記憶手段と、第1の監視手段と、送信手段と、復調手段と、クロック生成手段とを備える。第1の記憶手段はコンテンツを記憶する。第1の監視手段は第1の記憶手段に蓄積さえたコンテンツの蓄積量を監視する。送信手段は第1の監視手段により得られた第1の蓄積量情報をコンテンツ送信装置に送信する。復調手段は第1の記憶手段に蓄積されたコンテンツをクロック信号に応答して復調する。クロック生成手段はクロック信号を生成する。なお、ここでいうコンテンツとはオーディオデータであってもよいし、映像データであってもよい。また、オーディオデータと映像データとをともに含んでもよい。
【0012】
コンテンツ送信装置は、第2の記憶手段と、第2の監視手段と、指令手段とを備える。第2の記憶手段はコンテンツを蓄積する。第2の監視手段は第2の記憶手段に蓄積されたコンテンツの蓄積量を監視して第2の蓄積量情報を得る。指令手段はコンテンツ受信装置から送信された第1の蓄積量情報と第2の蓄積量情報とに基づいて、クロック信号の周波数を調整するようクロック生成手段に指令する。
【0013】
本発明によれば、第1及び第2の蓄積量情報に基づいて、コンテンツ受信装置のクロック生成手段から生成されるクロック信号が調整される。すなわち、第1の記憶手段のコンテンツ蓄積量の変動及び第2の記憶手段のコンテンツ蓄積量の変動に応答して第1の記憶手段のコンテンツの出力速度を決定するクロック信号が調整される。よって、コンテンツ受信装置内の第1の記憶手段に蓄積されたコンテンツが枯渇、又は溢れるのを防止できる。その結果、コンテンツ受信装置はコンテンツをとぎれさせることなく再生することができる。
【0014】
好ましくは、指令手段は、第1の蓄積量情報に基づいて、第1の記憶手段の蓄積量が第1の所定量よりも多いと判断したときクロック信号の周波数を調整するよう指令する。
【0015】
これにより、第1の記憶手段のコンテンツ蓄積量が少ないときにまで、クロック信号の調整がされるのを防止できる。また、第1の所定量を第1の記憶手段の全容量に近い量とすることで、第1の記憶手段が枯渇するのを防止できる。
【0016】
好ましくは、指令手段は第2の蓄積量情報に基づいて、第2の記憶手段の蓄積量の変動量が第2の所定量を超えたとき、クロック信号の周波数を調整するよう指令する。
【0017】
これにより、第2の蓄積手段において、コンテンツ蓄積量の急激な減少または増加が起こっても、その変動量が第2の所定量を超えていなければ、指令手段はクロック信号の調整を指令しない。よって、コンテンツ蓄積量の急激な減少または増加に対して指令手段が過度にクロック信号の調整をするのを防止できる。その結果、ジッタの発生を防止できる。
【0018】
好ましくは、第1の監視手段は、第1の記憶手段に蓄積されたコンテンツの蓄積量が第3の所定量よりも少なくなったとき、コンテンツ送信装置にコンテンツを要求し、指令手段は、コンテンツの要求を受け、要求分のコンテンツを第2の記憶手段から読み出す。
【0019】
これにより、コンテンツ受信装置内の第1の記憶手段でコンテンツが枯渇することを防止できる。また、コンテンツ送信装置は要求分のコンテンツを送信するため、第1の記憶手段でコンテンツが溢れることはない。
【0020】
好ましくは、指令手段は変動量と変動量が第2の所定量を超えるまでの時間とに基づいて、クロック信号の周波数の調整量を指令する。
【0021】
これにより、指令手段はクロック生成手段に対し、常に一定量のクロック信号調整をするように指示するのでなく、第2の蓄積手段のコンテンツ蓄積量の変動具合に応じたクロック信号の周波数調整を指示することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して詳しく説明する。図中同一又は相当部分には同一符号を付してその説明を援用する。
【0023】
本発明の実施の形態では、コンテンツをオーディオデータとし、コンテンツ送受信システムをオーディオシステムとして説明する。
【0024】
図1は本発明の実施の形態におけるオーディオシステムの構成を示す機能ブロック図である。図1を参照して、オーディオシステムはオーディオデータ送信装置1とオーディオデータ受信装置3とを備える。オーディオデータ送信装置1とオーディオデータ受信装置3とはネットワーク2を介して接続される。ネットワーク2はたとえばLANやインターネット等である。
【0025】
オーディオデータ受信装置3は、クロック生成部30と、オーディオ復調部31と、FIFOメモリ32と、システム制御部33と、送受信データ生成抽出部34と、インターフェース35とを含む。
【0026】
インターフェース35はオーディオデータ送信装置1から送信されるオーディオデータ及び後述する指令情報を受ける。また、インターフェース35は後述する受信蓄積量情報をネットワーク2を介してオーディオデータ送信装置1に送信する。送受信データ生成抽出部34はオーディオデータ送信装置1から送信されたオーディオデータ及び指令情報を受け、オーディオデータをFIFOメモリ32に、指令情報をシステム制御部33にそれぞれ送信する。FIFOメモリ32は送受信データ生成抽出部34から出力されたオーディオデータを蓄積する。蓄積されたオーディオデータはオーディオ復調部31から送信される読出クロック信号に応答して、記憶されたオーディオデータ順にオーディオ復調部31に出力される。クロック生成部30はオーディオデータ復調用の標準化周波数としてのクロック信号を生成し、生成したクロック信号をオーディオ復調部31に出力する。
【0027】
システム制御部33はオーディオデータ受信装置3の動作を制御する。具体的には、システム制御部33はオーディオデータの再生時にオーディオ復調部31の復調制御を行う。また、システム制御部33はオーディオデータ送信装置1から送信された指令情報を受け、その指令情報に基づいてクロック生成部30にクロック調整の指示を行う。
【0028】
システム制御部33は監視部331を含む。監視部331はFIFOメモリ32に蓄積されたオーディオデータの蓄積量を所定期間ごとにチェックする。監視部331はチェックしたオーディオデータの蓄積量の情報(以下、受信蓄積量情報と称する)を送受信データ生成抽出部34に出力する。また、監視部331がチェックした受信情報量情報に基づいて、システム制御部33はオーディオデータの転送要求を送受信データ生成抽出部34に出力する。
【0029】
送受信データ生成抽出部34は、システム制御部33から出力される受信蓄量情報又はオーディオデータ転送要求を受け、受信蓄積量情報又はオーディオデータ転送要求をプロトコルに従ったデータ形式にしてインターフェース35及びネットワーク2を介してオーディオデータ送信装置1に送信する。
【0030】
オーディオデータ送信装置1は、オーディオデータ受信部11と、FIFOメモリ12と、システム制御部13と、送受信データ生成抽出部14と、インターフェース15とを備える。
【0031】
オーディオデータ受信部11は外部からオーディオデータを受信する。外部から送信されるオーディオデータがデジタルの場合、オーディオデータ受信部11はオーディオデータを受け、オーディオデータから標本化周波数情報を取り出してシステム制御部13に送信する。また、オーディオデータ受信部11は、受けたオーディオデータをFIFOメモリ12に送信する。外部から送信されるオーディオデータがアナログの場合、オーディオデータ受信部11は受けたオーディオデータをアナログ−デジタル変換する。その後のオーディオデータ受信部11の動作はオーディオデータがデジタルの場合と同じである。
【0032】
FIFOメモリ12はオーディオデータ受信部11から送信された書込クロック信号に基づいてオーディオデータを記憶する。オーディオデータはFIFOメモリ12に記憶された順に読み出される。
【0033】
システム制御部13はオーディオデータ送信装置1の動作を制御する。システム制御部13は監視部131と指令部132とを含む。監視部131はFIFOメモリ12内に蓄積されたオーディオデータの蓄積量を所定期間ごとにチェックする。監視部131はチェックしたオーディオデータの蓄積量の情報(以下、送信蓄積量情報と称する)を指令部132に送信する。指令部132は、送信蓄積量情報と、ネットワーク2を介してオーディオデータ受信装置3から送信された受信蓄積量情報とに基づいて、オーディオデータ受信装置3内のクロック生成部30から出力される復調用クロック信号の調整を指示する。システム制御部13はその内部にオーディオデータ受信装置3内のFIFOメモリ32に記憶されたデータ量の状態を「定常状態フラグ」として記憶している。ここで、定常状態フラグは、FIFOメモリ32のデータ蓄積量が全容量の90%を超えたとき、定常状態として「1」となり、FIFOメモリ32のデータ蓄積量が全容量の90%未満であるとき、非定常状態として「0」となる。指令部132は受信した受信蓄積量情報に基づいて制御部13内の定常状態フラグを「0」又は「1」にする。
【0034】
図1では1つのオーディオデータ送信装置と1つのオーディオデータ受信装置とが代表的に示されているが、複数のオーディオデータ送信装置と複数のオーディオデータ受信装置とが設けられていてもよい。
【0035】
以上の回路構成を示すオーディオシステムの動作について説明する。
【0036】
図2〜図4はオーディオシステムの動作を説明するためのフロー図及びタイミング図である。
【0037】
図2及び図4を参照して、オーディオデータ送信装置1内の指令部132は動作開始時に定常状態フラグをリセットする(S1)。その結果、システム制御部13内の定常状態フラグが「0」となる。続いて、オーディオデータはオーディオデータ受信部11を介してFIFOメモリ12に蓄積される(S2)。この場合において、オーディオデータ受信装置3内のシステム制御部33からのデータ転送要求をオーディオデータ送信装置1が受けていないとき(S3)、監視部131はFIFOメモリに蓄積されたデータ量が基準量Cを超えたか否かを所定期間ごとに判断する(S4)。ここで、基準量C=FIFOメモリ12の全体の蓄積量の50%+FIFOメモリ32の全体の蓄積量とする。なお、基準量Cは他の量であってもよい。
【0038】
監視部131の判断の結果、FIFOメモリ12に蓄積されたデータ量が基準量Cを超えたと判断された場合、システム制御部13はFIFOメモリ12から基準量Cを超えた分のデータ量を読み出す(S5)。読み出されたオーディオデータはオーディオデータ受信装置3に送信されることなく消去される。FIFOメモリ12からデータが読み出された後、再びステップS2に戻ってFIFOメモリ12にデータが書き込まれる。
【0039】
一方、ステップS4でFIFOメモリ12に蓄積されたデータ量が基準量Cを超えていないと監視部131が判断した場合は、ステップS2に戻ってFIFOメモリ12にデータが引き続き書き込まれる。
【0040】
以上の動作により、オーディオデータ受信装置3からデータ転送要求を受けるまでは、オーディオデータ送信装置1はFIFOメモリ12の蓄積データ量が基準量Cとなるようにオーディオデータの書き込み又は読み出しを行う。これにより、データ転送要求を受けるまでは、FIFOメモリ12内のデータ蓄積量は基準量Cを超えないため満杯になることはない。よって、データ転送要求時にFIFOメモリ12に蓄積されたデータ量が満杯のため、オーディオデータ送信装置1が所望のオーディオデータを取り込めないといった事態を防止できる。
【0041】
続いて、図4における時刻t0でオーディオデータ受信装置3からデータ転送要求が送信された場合(S6)、オーディオデータ送信装置1はデータ転送要求を受信する(S3)。このとき、システム制御部13はFIFO12から要求された分のデータの読み出しを開始する(S7)。なお、オーディオデータ受信装置3はFIFO32の容量が満杯になる分のデータ量をデータ転送要求にて要求する。
【0042】
読み出されたデータは送受信データ生成抽出部14でネットワーク2を介して転送するためのプロトコルに変換されて、インターフェース15から出力される。出力されたデータはインターフェース35で受信され、送受信データ生成抽出部34でデータ形式が変換され、FIFOメモリ32に蓄積される(S8)。その結果、図4の時刻t0以降に見られるように、FIFOメモリ12のデータ蓄積量は減少し、FIFOメモリ32のデータ蓄積量は増加する。
【0043】
FIFOメモリ32にオーディオデータが蓄積されていく過程である時刻t1において、オーディオデータ受信装置3はオーディオデータの再生動作を行う(S9)。再生動作は外部からの指令に基づいて行われる。再生動作によりFIFOメモリ32の蓄積データはオーディオ復調部31で復調され外部に出力される。よって、時刻t1以降ではFIFOメモリ32の蓄積量の増加度は減少する。
【0044】
FIFOメモリ32がオーディオデータを受信している間、監視部331はFIFOメモリ32のデータ蓄積量が非定常状態か否かを所定時間ごとに判断する(S10)。
【0045】
データ受信中、監視部331が判定した結果、FIFOメモリ32が非定常状態である場合(S10)、システム制御部33は非定常信号をオーディオデータ送信装置1に送信する(S11)。オーディオデータ送信装置1が非定常信号を受けたとき(S12)、指令部132は定常状態フラグを「0」とする(S13)。なお、オーディオデータ送信装置1が非定常信号を受けたとき(S12)、既に定常状態フラグが「0」である場合には、指令部132は定常状態フラグを「0」のまま維持する。
【0046】
一方、データ受信中、図4における時刻t2にて、FIFOメモリ32が定常状態になる。このとき、監視部331はFIFOメモリ32が定常状態になったと判断する(S14)。よって、システム制御部33は定常信号をオーディオデータ送信装置1に送信する(S15)。オーディオデータ送信装置1は定常信号を受けたとき(S16)、システム制御部13は定常状態フラグを「1」とする(S17)。なお、オーディオデータ送信装置1が定常信号を受けたとき(S16)、既に定常状態フラグが「1」である場合には、指令部132は定常状態フラグを「1」のまま維持する。
【0047】
図4の時刻t3でシステム制御部13はデータ転送要求で指定された要求分のオーディオデータを全てFIFOメモリ12から読み出す。よって、オーディオデータ送信装置1は読出動作を終了する(S18)。
【0048】
また、時刻t3でオーディオデータ受信装置3はデータ転送要求分のデータを受信する。よって、オーディオデータ受信装置3はFIFO32への書込動作を終了する(S19)。ステップS18の動作とステップS19の動作はほぼ同じタイミングで行われる。
【0049】
ステップS18にてデータ転送要求分のデータの読出が終了した時刻t3で、システム制御部13はクロック調整処理動作を行う(S22)。
【0050】
図3は図2中のステップS22の詳細の動作について示したフロー図である。
【0051】
図3を参照して、オーディオデータ送信装置1内のシステム制御部13は記憶している定常状態フラグが「1」か「0」かを判定する(S221)。定常状態フラグが「0」の場合、後述するタイマはカウントを停止する(S222)。
【0052】
定常状態フラグが「1」の場合、システム制御部13は監視部131内のタイマ(図示せず)が動作しているかどうかを判定する(S223)。図4において、データ転送要求を受けてから初めてクロック調整処理を行う時刻t3では、タイマは稼働していない。この場合、システム制御部13は監視部131内部のタイマのカウントをリセットした後(S224)、タイマのカウントを開始する(S225)。タイマは所定期間ごとにカウントを行う。監視部131は時刻t3でのFIFOメモリ12のデータ蓄積量を調査し、その値を初期FIFOメモリ蓄積量として記憶する(S226)。図4においては、初期FIFOメモリ蓄積量をD1とする。
【0053】
再び図2に戻って、オーディオデータ送信装置1は、オーディオデータ受信装置3が再生動作を終了したか否かを判定する(S24)。たとえば、オーディオデータ受信装置3が再生動作を終了した場合には、停止通知がオーディオデータ送信装置1に送信される(S23)。オーディオデータ受信装置3から停止通知を受けた場合、オーディオデータ送信装置1もその動作を終了する。
【0054】
また、オーディオデータ受信装置3が再生動作を終了せず、継続して再生動作を行っている場合、オーディオデータ送信装置1は停止通知を受けない(S24)。このときオーディオデータ送信装置1の動作はステップS2に戻る。
【0055】
次に、オーディオデータ受信装置3がデータ転送要求を送信する動作について説明する。
【0056】
図2を参照して、データ転送要求分のデータの受信を終了した後(S19,図4における時刻t3)、オーディオデータ受信装置3内の監視部331は所定期間ごとにFIFOメモリ32の蓄積データが規定量DC2より少ないか否かを判定する(S20)。ここで、規定量DC2はたとえばFIFOメモリ32の全容量中の何%というように百分率で規定してもよいし、またビット数で規定してもよい。
【0057】
図4においてオーディオデータ受信装置3は時刻t3でオーディオデータの受信を終了する(S19)。時刻t3から時刻t4までの間は、FIFOメモリ32の蓄積データは再生により減少するが、蓄積データは規定量DC2よりも多い。よって、監視部331はFIFOメモリ32の蓄積量が規定量DC2よりも多いと判定する。その結果、オーディオデータ受信装置3は再生動作を継続する(S21)。
【0058】
一方、時刻t4においてFIFOメモリ32の蓄積データは規定量DC2よりも少なくなる。このとき、システム制御部33はデータ転送要求をオーディオデータ送信装置1に出力する(S6)。なお、このときシステム制御部33は先述の通り、FIFOメモリ32のデータ蓄積量が満杯になる分のデータ量を要求する。
【0059】
以上の動作により、オーディオデータ受信装置3はFIFOメモリ32内にオーディオデータを蓄積した後、蓄積データが所定量DC2より少なくなるたびにデータ転送要求を出力する。その結果、オーディオデータ受信装置3は常にFIFOメモリ32に所定量のオーディオデータを保持でき、蓄積データが枯渇するのを防止できる。
【0060】
時刻t4で再びデータ転送要求を受けたオーディオデータ送信装置1は再びステップS3以降の動作を行う。そして、時刻t5にて要求分のオーディオデータの読み出しを終了後(S18)、再びクロック調整処理動作を行う(S22)。
【0061】
図3を参照して、オーディオデータ送信装置1はデータ転送要求を受けてからクロック調整処理動作を1回行っているため(図4における時刻t3)、タイマは既に稼働している(S223)。この場合、監視部131はFIFOメモリ12のデータ蓄積量を調査し、その値を記憶する(S227)。
【0062】
その後、指令部132は監視部131が記憶したデータ蓄積量と初期FIFOメモリ蓄積量D1との差を蓄積量差△Dとして以下の式(1)で求める(S228)。
【0063】
蓄積量差△D=記憶したデータ蓄積量−D1 (1)
次に指令部132は算出した蓄積量差△Dの絶対値が所定値DCを超えるか否かを判定する(S229)。図4の時刻t5での蓄積データ量をD2とすると、蓄積量差△D=D2―D1となる。よって、この場合は、蓄積量差△Dの絶対値が所定値DCよりも小さいため、クロック調整処理はされずに終了する。
【0064】
その後の動作は先述した通りであるため、繰り返さない。
【0065】
オーディオデータ送信装置1及びオーディオデータ受信装置3は上述した動作を繰り返す。その結果、図4における時刻t6でのクロック調整処理動作において、時刻t6のデータ蓄積量をD3とすると、時刻t6での蓄積量差△D=D3―D1となる。この場合、蓄積量差△Dの絶対値が所定値DCを越えるため(S229)、指令部132は以下の式(2)により蓄積量増減度△vを求める(S230)。
【0066】
蓄積量増減度△v=蓄積量差△D/タイマカウント値 (2)
指令部132は表1に示すような調整テーブルを有している。表1を参照して、調整テーブルには、蓄積増減度△vに対応したクロック調整量△fが記録されている。
【0067】
【表1】
Figure 0004093034
【0068】
指令部132は、ステップS230で求めた蓄積増減度△v及び調整テーブルからクロック調整量△fを求める(S231)。指令部132はクロック調整量△fの情報を指令情報として送受信データ生成抽出部14を介してオーディオデータ受信装置3に送信する(S232)。
【0069】
オーディオデータ受信装置3は指令情報を受信する(S233)。システム制御部33は受信したクロック調整量△f分だけ復調用のクロック信号の周波数を低くするようにクロック生成部30に指令する。その結果、復調用のクロック信号が調整される(S234)。
【0070】
同様に、時刻t7においては、蓄積量差△D=D1―D3となる。よって、蓄積量差△Dの絶対値が所定値DCを越えるため(S229)、蓄積増減度△vが求められ(S230)、クロック調整量△fが求められる(S231)。その結果、復調用のクロック信号の周波数が高くなるように調整される(S234)。
【0071】
以上の動作を繰り返して、クロック調整が行われる。よって、本実施の形態によるオーディオシステムは、オーディオデータ送信装置1又はオーディオデータ受信装置3内のFIFOメモリ12,32の蓄積しているオーディオデータが枯渇又は溢れることを防止できる。また、急激なクロック調整は行われないため、ジッタの発生を抑制できる。そのため、本実施の形態によるオーディオシステムは音のとぎれ等を起こすことなく、スムースに再生動作を行うことができる。
【0072】
なお、本実施の形態では、コンテンツをオーディオデータとして、コンテンツ送受信システムをオーディオシステムとして説明したが、コンテンツが映像データであってもよい。また、コンテンツにオーディオデータと映像データとが含まれていてもよい。
【0073】
以上、本発明の実施の形態を説明したが、上述した実施の形態は本発明を実施するための例示に過ぎない。よって、本発明は上述した実施の形態に限定されることなく、その趣旨を逸脱しない範囲内で上述した実施の形態を適宜変形して実施することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態によるオーディオシステムの構成を示す機能ブロック図である。
【図2】図1に示したオーディオシステムの動作を示すフロー図である。
【図3】図2中のステップS22の詳細を示すフロー図である。
【図4】図1に示したオーディオシステムの動作を説明するためのタイミング図である。
【符号の説明】
1 オーディオデータ送信装置
2 ネットワーク
3 オーディオデータ受信装置
11 オーディオデータ受信部
12,32 FIFOメモリ
13,33 システム制御部
14,34 送受信データ生成抽出部
15,35 インターフェース
30 クロック生成部
31 オーディオ復調部
131,331 監視部
132 指令部

Claims (6)

  1. コンテンツを受信するコンテンツ受信装置と前記コンテンツを電気通信回線を介して前記コンテンツ受信装置に送信するコンテンツ送信装置とを備えたコンテンツ送受信システムであって、
    前記コンテンツ受信装置は、
    前記コンテンツを蓄積する第1の記憶手段と、
    前記第1の記憶手段に蓄積された前記コンテンツの蓄積量を監視して第1の蓄積量情報を得る第1の監視手段と、
    前記第1の監視手段により得られた前記第1の蓄積量情報を前記コンテンツ送信装置に送信する手段と、
    前記第1の記憶手段に蓄積された前記コンテンツをクロック信号に応答して復調する復調手段と、
    前記クロック信号を生成するクロック生成手段とを備え、
    前記コンテンツ送信装置は、
    前記コンテンツを蓄積する第2の記憶手段と、
    前記第2の記憶手段に蓄積された前記コンテンツの蓄積量を監視して第2の蓄積量情報を得る第2の監視手段と、
    前記第2の監視手段により得られた前記第2の蓄積量情報と前記コンテンツ受信装置から送信された前記第1の蓄積量情報とに基づいて、前記クロック信号の周波数を調整するよう前記クロック生成手段に指令する指令手段とを備えることを特徴とするコンテンツ送受信システム。
  2. 請求項1に記載のコンテンツ送受信システムであって、
    前記指令手段は、前記第1の蓄積量情報に基づいて、前記第1の記憶手段の蓄積量が第1の所定量よりも多いと判断したとき、前記クロック信号の周波数を調整するよう指令することを特徴とするコンテンツ送受信システム。
  3. 請求項2に記載のコンテンツ送受信システムであって、
    前記指令手段は、前記第2の蓄積量情報に基づいて、前記第2の記憶手段の蓄積量の変動量が第2の所定量を超えたとき、前記クロック信号の周波数を調整するよう指令することを特徴とするコンテンツ送受信システム。
  4. 請求項2又は請求項3に記載のコンテンツ送受信システムであって、
    前記第1の監視手段は、前記第1の記憶手段に蓄積された前記コンテンツの蓄積量が第3の所定量よりも少なくなったとき、前記コンテンツ送信装置に前記コンテンツを要求し、
    前記指令手段は、前記コンテンツの要求を受け、要求分の前記コンテンツを前記第2の記憶手段から読み出すことを特徴とするコンテンツ送受信システム。
  5. 請求項3に記載のコンテンツ送受信システムであって、
    前記指令手段は、前記変動量と前記変動量が前記第2の所定量を超えるまでの時間とに基づいて、前記クロック信号の周波数の調整量を指令することを特徴とするコンテンツ送受信システム。
  6. コンテンツを蓄積する第1の記憶手段と前記第1の記憶手段に蓄積されたコンテンツをクロック信号に応答して復調する復調手段と前記クロック信号を生成するクロック生成手段とを備えるコンテンツ受信装置に前記コンテンツを送信するコンテンツ送信装置であって、
    前記コンテンツを蓄積する第2の記憶手段と、
    前記第2の記憶手段に蓄積された前記コンテンツの蓄積量を監視して第2の蓄積量情報を得る監視手段と、
    前記第1の記憶手段のコンテンツの蓄積量情報であり、前記コンテンツ受信装置から送信される第1の蓄積量情報と、前記監視手段により得られた前記第2の蓄積量情報とに基づいて、前記クロック信号の周波数を調整するよう前記クロック生成手段に指令する指令手段とを備えることを特徴とするコンテンツ送信装置。
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