JP4093014B2 - Semiconductor switching element drive circuit and semiconductor relay using the same - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体スイッチ素子の駆動回路並びにそれを用いた半導体リレーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、高周波のアナログ信号を高精度に伝達でき、高速にオンオフできるスイッチ要素として半導体スイッチのニーズが高まっている。このような半導体スイッチとしては、発光ダイオードのような発光素子と、フォトダイオードのような光起電力素子と、逆直列に接続され前記光起電力素子の出力によりオンオフされる一対のMOSFETからなる半導体スイッチ素子とを備えた半導体リレーが知られている。
【0003】
この種の半導体リレーの回路図を図10に示す。図10に示す半導体リレーは、発光ダイオードよりなる発光素子100を含む1次側回路A100と、発光素子100に光結合され光起電力を発生するフォトダイオードよりなる光起電力素子200を含む2次側回路B100とからなる駆動回路と、ゲート端子(以下、ゲートと略す。)同士およびソース端子(以下、ソースと略す。)同士が夫々共通接続された2個のnチャネルMOSFET300a,300bからなる半導体スイッチ素子300とを備え、1次側回路A100から2次側回路B100へ光結合により直流電力を伝達し、2次側回路B100に含まれる光起電力素子200の起電力に応答して半導体スイッチ素子300をオン/オフさせるように構成されている。なお、半導体スイッチ素子300は、各nチャネルMOSFET300a,300bのドレイン端子(以下、ドレインと略す。)が夫々出力端子x100,x200に接続されている。
【0004】
1次側回路A100は、発光素子100と抵抗102と駆動電源101とが直列に接続されている。駆動電源101はパルス電圧を出力するパルス電源により構成されている。
【0005】
2次側回路B100は、光起電力素子200のアノードが、半導体スイッチ素子300におけるゲート同士の接続点と接続され、カソードが、バイアス抵抗202を介して半導体スイッチ素子300におけるソース同士の接続点と接続される。また、ノーマリオン型(デプレッション型)のnチャネルMOSFET201のドレインが、半導体スイッチ素子300におけるゲート同士の接続点に接続され、ソースが、半導体スイッチ素子300におけるソース同士の接続点に接続され、ゲートが、光起電力素子200のカソードに接続される。
【0006】
このノーマリオン型のnチャネルMOSFET201は、半導体スイッチ素子300の各MOSFET300a,300bのゲート電荷を引き抜くために設けられている。さらに、ノーマリオン型のnチャネルMOSFET201のゲート−ソース間には、ゲート−ドレイン間が短絡されたnチャネルMOSFET203のソース−ドレイン間が接続されている。
【0007】
以下、上述した半導体リレーの動作について説明する。
【0008】
まず、半導体スイッチ素子300をオフからオンへ移行させる時の動作について説明する。
【0009】
駆動電源101から抵抗102を介して発光素子100に順方向電流が流れると、発光素子100が発光し、光起電力素子200が光起電力を発生する。この光起電力による電流は、最初、光起電力素子200の正極→ノーマリオン型のnチャネルMOSFET201のドレイン→ノーマリオン型のnチャネルMOSFET201のソース→バイアス抵抗202→光起電力素子200の負極の経路で流れる。
【0010】
この電流によってバイアス抵抗202の両端にはノーマリオン型のnチャネルMOSFET201のゲート−ソース間を逆バイアスする向きに電圧降下が発生し、バイアス抵抗202の両端電圧がノーマリオン型のnチャネルMOSFET201の閾値電圧を越えるとノーマリオン型のnチャネルMOSFET201がハイインピーダンス化する。
【0011】
この後、光起電力素子200の光起電力による電流はそのほとんどが光起電力素子200の正極→nチャネルMSOFET300a,300bの各ゲート→nチャネルMOSFET300a,300bの各ソース→バイアス抵抗202→光起電力素子200の負極の経路で流れて、各nチャネルMOSFET300a,300bのゲート−ソース間を順バイアスする方向に充電する。そして、この充電電圧が各nチャネルMOSFET300a,300bの閾値電圧を越えると各nチャネルMOSFET300a,300bはターンオンする。
【0012】
さらに、各nチャネルMOSFET300a,300bのゲート−ソース間が完全に充電された後は、光起電力による電流はハイインピーダンス化したノーマリオン型のnチャネルMOSFET201を通して、光起電力素子200の正極→ノーマリオン型のnチャネルMOSFET201のドレイン→ノーマリオン型のnチャネルMOSFET201のソース→バイアス抵抗202→光起電力素子200の負極の経路で流れつづける。
【0013】
これは、ノーマリオン型のnチャネルMOSFET201は自らを通して流れる電流がバイアス抵抗202での電圧降下によってハイインピーダンス状態を保持しているためにある一定のインピーダンスで平衡状態に達するからである。
【0014】
この状態において、バイアス抵抗202を流れていた電流の多くは並列接続されている中程度のインピーダンスに調整されたnチャネルMOSFET203を流れるようになり、バイアス抵抗202の電圧降下によってnチャネルMOSFET300a,300bのゲート−ソース間のバイアス電圧が低下してnチャネルMOSFET300a,300bのオン抵抗が上昇しないようにしている。
【0015】
次に、半導体スイッチ素子をオン状態からオフ状態へ移行させる時の動作について説明する。
【0016】
駆動電源101の出力電圧が0Vになり、発光素子100が消灯すると、光起電力素子200の出力電流が減少する。このため、バイアス抵抗202の電圧降下が低下してノーマリオン型のnチャネルMOSFET201が低インピーダンス状態となる。すると、nチャネルMOSFET300a,300bのゲート−ソース間に蓄積されていた電荷および光起電力素子200の正極と負極との間に蓄積されていた電荷がノーマリオン型のnチャネルMOSFET201を通して放電され、nチャネルMOSFET300a,300bのゲート−ソース間電圧が閾値電圧を下回ったときに各nチャネルMOSFET300a,300bがターンオフする。
【0017】
上述のように、この半導体リレーは半導体スイッチ素子300の各nチャネルMOSFET300a,300bのターンオン時には、nチャネルMOSFET300a,300bのゲート−ソース間を比較的短い時間で充電して高速にターンオンするように動作し、充電が完了した後も光起電力素子の出力電圧のほとんどがnチャネルMOSFET300a,300bのゲート−ソース間に印加されてnチャネルMOSFET300a,300bが低オン抵抗に保持されるように動作する。
【0018】
一方、ターンオフ時においても、nチャネルMOSFET300a,300bのゲート−ソース間に蓄積させている電荷を比較的短い時間で放電して高速にターンオフするように動作する。
【0019】
しかしながら、現状では発光素子100と光起電力素子200との間の光結合による電力伝達効率が1%未満と非常に低いため、半導体スイッチ素子をターンオン/ターンオフさせるのに要する時間をこれ以上短縮することは困難という問題があった。
【0020】
上記問題を解決するために、電磁結合された第1のコイルと第2のコイルとを用いて、第1のコイルに入力信号電流が流れた瞬間に、第2のコイルに生じる起電力により、スイッチング時間を短縮するものがある(例えば、特許文献1参照。)。
【0021】
【特許文献1】
特開平2−90720号公報
【0022】
【発明が解決しようとする課題】
本発明が解決しようとする課題は、上記特許文献1と同様に、半導体スイッチ素子のスイッチング時間をこれ以上短縮することが困難という問題であり、本発明の目的とするところは、上記特許文献1とは別の構成により、スイッチング時間を短縮させることが可能な半導体スイッチ素子の駆動回路並びにそれを用いた半導体リレーを提供することにある。
【0023】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載の半導体スイッチ素子の駆動回路は、駆動電源からの駆動電力により光信号を発生する発光素子を有する第1の1次側回路と、第1の光起電力素子を有し前記第1の1次側回路と光結合された第1の2次側回路とからなり、前記駆動電源からの駆動電力を前記第1の1次側回路を介して光を媒体として前記第1の2次側回路へと伝達し、前記第1の2次側回路に接続された半導体スイッチ素子に供給して半導体スイッチ素子をオン/オフする第1の電力供給回路を備えると共に、交流電力が印加される第2の1次側回路と、前記第2の1次側回路に印加された交流電力を第2の2次側回路に伝達する絶縁型の電力伝達手段と、前記第2の2次側回路に伝達された交流電力を整流する整流回路とからなり、前記整流回路で整流された交流電力を前記第1の電力供給回路と共に前記半導体スイッチ素子へ供給する第2の電力供給回路を備えたものとした。
【0024】
請求項2記載の半導体スイッチ素子の駆動回路は、請求項1記載の発明において、前記電力伝達手段は、前記第2の1次側回路と前記第2の2次側回路とを電磁結合するトランスからなるものとした。
【0025】
請求項3記載の半導体スイッチ素子の駆動回路は、請求項1記載の発明において、前記電力伝達手段は、前記第2の1次側回路と前記第2の2次側回路とを静電結合するコンデンサからなるものとした。
【0026】
請求項4記載の半導体スイッチ素子の駆動回路は、請求項1乃至3の何れか記載の発明において、前記第2の1次側回路へ印加される交流電力が、前記駆動電源からの駆動電力が発生するタイミング、または消滅するタイミング、または発生するタイミングと消滅するタイミングで印加されるように制御する手段を備えたものとした。
【0027】
請求項5記載の半導体スイッチ素子の駆動回路は、請求項1乃至3の何れか記載の発明において、前記第2の1次側回路へ、常時交流電力を印加する手段を備えたものとした。
【0028】
請求項6記載の半導体スイッチ素子の駆動回路は、請求項1乃至5の何れか記載の発明において、前記整流回路は、前記第1の光起電力素子の光起電力の発生時に、前記第2の2次側回路へ伝達された交流電力が前記第1の光起電力素子の光起電力と同一極性となるように整流するものとした。
【0029】
請求項7記載の半導体スイッチ素子の駆動回路は、請求項1乃至5の何れか記載の発明において、前記整流回路は、前記第1の光起電力素子の光起電力の消滅時に、前記第2の2次側回路へ伝達された交流電力が前記第1の光起電力素子の光起電力と逆極性となるように整流するものとした。
【0030】
請求項8記載の半導体スイッチ素子の駆動回路は、請求項1乃至5の何れか記載の発明において、前記整流回路は、前記第1の光起電力素子の光起電力の発生時に、前記第2の2次側回路へ伝達された交流電力が前記第1の光起電力素子の光起電力と同一極性となるように整流すると共に、前記第1の光起電力素子の光起電力の消滅時に、前記第2の2次側回路へ伝達された交流電力が前記第1の光起電力素子の光起電力と逆極性となるように整流するものとした。
【0031】
請求項9記載の半導体スイッチ素子の駆動回路は、請求項8記載の発明において、前記整流回路は、互いに逆直列となるように前記電力伝達手段に接続された2つのMOSFETと、第2の光起電力素子の光起電力により前記MOSFETのゲート電圧を制御して前記MOSFETをオン/オフする光結合駆動回路とからなり、前記光結合駆動回路によりオフされた前記MOSFETのボディーダイオードで、前記交流電力を整流するものとした。
【0032】
請求項10記載の半導体スイッチ素子の駆動回路は、請求項1乃至9の何れか記載の発明において、前記第1の2次側回路に、前記第1の光起電力素子で発生した電流が前記半導体スイッチ素子に流れ込む向きで、前記第1の光起電力素子と直列に接続される整流素子を備えたものとした。
【0033】
請求項11記載の半導体リレーは、2つのFETの制御端子同士、および各1対の主端子のうち一方の主端子同士を夫々共通接続して構成された半導体スイッチ素子と、共通接続された制御端子と一方の主端子との間に制御入力を与える請求項1乃至10の何れか記載の半導体スイッチ素子の駆動回路を備えたものとした。
【0034】
【発明の実施の形態】
以下の実施形態では、本発明に係る駆動回路で駆動する半導体スイッチ素子としてnチャネルMOSFETを例示するが、これに限らずpチャネルMOSFETやIGBT(絶縁ゲートバイポーラ型トランジスタ)などを含む半導体スイッチ素子全般の駆動回路に対して本発明の技術が適用可能である。また、各実施形態では、絶縁型の電力伝達手段として電磁結合手段又は静電結合手段を例示しているが、これらに限定する趣旨ではなく、熱結合手段や圧電結合手段などの高速で電力伝達が可能な手段であれば、本発明における絶縁型の電力伝達手段に適用可能である。
【0035】
以下、本発明を実施形態1から実施形態7によって説明する。
【0036】
(実施形態1)
図1に、本実施形態の半導体スイッチ素子の駆動回路を示す。この半導体スイッチ素子の駆動回路は、一つのnチャネルMOSFET30からなる半導体スイッチ素子と接続され、半導体リレーを構成している。なお、本実施形態では、nチャネルMOSFET30のゲートが制御端子を構成し、ソースが一方の主端子x1を構成し、ドレインが他方の主端子x2を構成しており、ゲート−ソース間に与えられるゲート電圧(ゲート−ソース間電圧)が制御入力となる。
【0037】
この半導体スイッチ素子の駆動回路は、駆動電源11からの駆動電力により光信号を発生する発光ダイオードからなる発光素子10を有する第1の1次側回路A1と、フォトダイオードからなる第1の光起電力素子20を有し第1の1次側回路A1と光結合された第1の2次側回路B1とから構成された第1の電力供給回路を備えると共に、第1の電力供給回路と並列関係に、交流電力発生回路40aを有する第2の1次側回路A2と、整流回路50aを有する第2の2次側回路B2と、前記第2の1次側回路A2と前記第2の2次側回路B2とを電磁結合する絶縁型の電力伝達手段であるトランスTとから構成された第2の電力供給回路を備えてなる。
【0038】
第1の1次側回路A1は、駆動電源11と抵抗12と発光素子10とが直列に接続される。駆動電源11は、nチャネルMOSFET30のゲート駆動に適したパルス電圧を出力する単極性のパルス電源により構成されており、その出力電圧はnチャネルMOSFET30がオンするために適した正電圧と0Vとの2値をとれるようになっている。
【0039】
第1の2次側回路B1は、第1の光起電力素子20のアノードが、半導体スイッチ素子であるnチャネルMOSFET30のゲートと接続され、カソードが、nチャネルMOSFET30のソースと接続される。
【0040】
第2の1次側回路A2は、交流電力発生回路40aの出力がトランスTの1次巻線T1と接続されている。交流電力発生回路40aは、駆動電源11からの駆動電力が発生するタイミングおよび消滅するタイミングで交流電力がトランスTの1次巻線T1に印加されるように制御する手段(図示せず)を備えており、交流電力発生回路40aの入力が発光素子10の両端と接続され、駆動電源11が出力するパルス電圧の立ち上がりおよび立ち下がりのタイミングで交流電力を発生し、その信号がトランスTの1次巻線T1に印加されるようになっている。
【0041】
第2の2次側回路B2は、トランスTの2次巻線T2が整流回路50aと接続され、整流回路50aの出力がnチャネルMOSFET30のゲートおよびソースと接続される。
【0042】
トランスTは、駆動電源11からの電力供給時に光起電力素子20に生じる光起電力とトランスTの2次巻線T2に誘起される誘導起電力との極性を一致させるように、極性が設定してある。
【0043】
整流回路50aは、2つのスイッチSW1,SW2と2つのダイオードD1,D2とからなり、第1のスイッチSW1の一端と第1のダイオードD1のアノードとがトランスTの2次巻線T2の一方の端子と接続され、第1のスイッチSW1の他端と第1のダイオードD1のカソードとがnチャネルMOSFET30のゲートと接続されると共に、第2のスイッチSW2の一端と第2のダイオードD2のアノードとがトランスTの2次巻線T2の他方の端子と接続され、第2のスイッチSW2の他端と第2のダイオードD2のカソードとがnチャネルMOSFET30のソースと接続される。第1のダイオードD1と第2のダイオードD2とは、夫々整流の向きが逆になる。
【0044】
2つのスイッチSW1,SW2は、駆動電源11のパルス電圧が定常的に正電圧および0Vのとき、両方ともオフであり、駆動電源11のパルス電圧の立ち上がり時には、第1のスイッチSW1がオフ、第2のスイッチSW2がオン状態となり、トランスTの2次巻線T2に生じる誘導起電力が光起電力素子20に生じる光起電力と同一極性となる向きに整流し、駆動電源11のパルス電圧の立ち下がり時には、スイッチSW1がオン、スイッチSW2がオフ状態となり、トランスTの2次巻線T2に生じる誘導起電力が光起電力素子20の光起電力と逆極性となる向きに整流するように、制御されている。
【0045】
次に、上記のように構成された半導体スイッチ素子の駆動回路の動作を説明する。
【0046】
まず、nチャネルMOSFET30をオフ状態からオン状態へターンオンさせる時の動作について説明する。
【0047】
駆動電源11からパルス電圧が出力されて出力電圧が0Vから正電圧に立ち上がると、抵抗12を介して発光素子10に電流が流れ、発光素子10が発光し、発光素子10と光結合されている光起電力素子20に光起電力が生じる。
【0048】
一方、駆動電源11の出力電圧の立ち上がり時には、交流電力発生回路40aから交流電力が発生し、トランスTの1次巻線T1に交流電流が流れることで、2次巻線T2に誘導起電力が生じる。
【0049】
そして、整流回路50aで第1のスイッチSW1がオフ、第2のスイッチSW2がオンし、2次巻線T2に生じる誘導起電力の極性が光起電力素子20に生じる光起電力の極性と一致するように整流され、光起電力素子20の光起電力と合わせて、光起電力素子20の正極と負極との間の容量(以下、端子間容量という。)とnチャネルMOSFET30のゲート−ソース間容量(以下、入力容量という。)とが充電される。
【0050】
そして、この充電電圧が閾値電圧を超えるとnチャネルMOSFET30がターンオンする。
【0051】
すなわち、光起電力素子20に生じる光起電力だけでなく、トランスTの2次巻線T2に生じる誘導起電力と合わせて光起電力素子20の端子間容量並びにnチャネルMOSFET30の入力容量が充電されるため、nチャネルMOSFET30をターンオンさせるのに要する時間を短縮させることが可能となる。
【0052】
次に、nチャネルMOSFET30をオン状態からオフ状態へターンオフさせる時の動作を説明する。
【0053】
駆動電源11の出力電圧が0Vになり、発光素子10が消灯すると、光起電力素子20の出力電流が減少する。
【0054】
一方、駆動電源11の出力電圧の立ち下がり時には、交流電力発生回路40aから交流電力が発生し、トランスTの1次巻線T1に交流電力が流れることで、2次巻線T2に誘導起電力が生じる。
【0055】
そして、整流回路50aで第1のスイッチSW1がオン、第2のスイッチSW2がオフし、2次巻線T2に生じる誘導起電力の極性が光起電力素子20の光起電力の極性と逆極性となるように整流される。
【0056】
この誘導起電力によって、光起電力素子20の端子間容量とnチャネルMOSFET30の入力容量に蓄積されていた電荷が急速に放電される。
【0057】
すなわち、ターンオフ時においては、トランスTの2次巻線T2に生じる誘導起電力でnチャネルMOSFET30のゲート−ソース間を逆バイアスすることにより、nチャネルMOSFET30をターンオフさせるのに要する時間を短縮させることが可能となる。
【0058】
かかる半導体スイッチ素子の駆動回路においては、半導体スイッチ素子であるnチャネルMOSFET30のターンオン時のスイッチング時間並びにターンオフ時のスイッチング時間の短縮が可能となる。
【0059】
なお、第1の2次側回路B1に、第1の光起電力素子20で発生した電流がnチャネルMOSFET30に流れ込む向きで、第1の光起電力素子20と直列に整流素子を接続してもよい。この整流素子を設けることで、整流回路50aで整流された交流電力が、効率的にnチャネルMOSFET30の入力容量を充電し、nチャネルMOSFET30のスイッチング時間の更なる短縮が可能となる。
【0060】
(実施形態2)
図2に、本実施形態の半導体スイッチ素子の駆動回路を示す。
【0061】
本実施形態の半導体スイッチ素子の駆動回路は、実施形態1の交流電力発生回路40aと整流回路50aとに代えて、交流電力発生回路40bと整流回路50bとを備えた点に特徴があり、その他の構成は実施形態1と共通するために、共通する部分については同一の符号を付して説明を省略する。
【0062】
本実施形態の交流電力発生回路40bは、駆動電源11からの駆動電力が発生するタイミングで交流電力がトランスTの1次巻線T1に印加されるように制御する手段(図示せず)を備えており、交流電力発生回路40bの入力が発光素子10の両端と接続され、駆動電源11が出力するパルス電圧の立ち上がりのタイミングで交流電力を発生し、その信号がトランスTの1次巻線T1に印加されるようになっている。
【0063】
整流回路50bは、ダイオードD3からなり、駆動電源11からのパルス電圧の立ち上がり時にトランスTの2次巻線T2に生じる誘導起電力が光起電力素子20に生じる光起電力と同一極性となるように、ダイオードD3のアノードがトランスTの2次巻線T2の一方の端子に接続され、カソードがnチャネルMOSFET30のゲートに接続され、トランスTの2次巻線T2の他方の端子がnチャネルMOSFET30のソースに接続される。
【0064】
次に、上記のように構成された半導体スイッチ素子の駆動回路を用いて、nチャネルMOSFET30をオフ状態からオン状態へターンオンさせる時の動作について説明する。
【0065】
駆動電源11からパルス電圧が出力されて出力電圧が0Vから正電圧に立ち上がると、抵抗12を介して発光素子10に電流が流れ、発光素子10が発光し、発光素子10と光結合されている光起電力素子20に光起電力が生じる。
【0066】
一方、駆動電源11の出力電圧の立ち上がり時には、交流電力発生回路40bから交流電力が発生し、トランスTの1次巻き線T1に交流電流が流れることで、2次巻線T2に誘導起電力が生じる。
【0067】
そして、2次巻線T2に生じる誘導起電力が正電圧となるように、整流回路50bで整流され、光起電力素子20の光起電力と合わせて、光起電力素子20の端子間容量とnチャネルMOSFET30の入力容量が充電される。
【0068】
そして、この充電電圧が閾値電圧を超えるとnチャネルMOSFET30がターンオンする。
【0069】
すなわち、半導体スイッチ素子であるnチャネルMOSFET30のターンオン時に、光起電力素子20に生じる光起電力だけでなく、トランスTの2次巻線T2に生じる誘導起電力と合わせて光起電力素子20の端子間容量並びにnチャネルMOSFET30の入力容量が充電することで、nチャネルMOSFET30のターンオン時のスイッチング時間の短縮が可能となる。
【0070】
(実施形態3)
図3に、本実施形態の半導体スイッチ素子の駆動回路を示す。
【0071】
本実施形態の半導体スイッチ素子の駆動回路は、実施形態2の交流電力発生回路40bと整流回路50bとに代えて、交流電力発生回路40cと整流回路50cとを備えた点に特徴があり、その他の構成は実施形態2と共通するために、共通する部分については同一の符号を付して説明を省略する。
【0072】
本実施形態の交流電力発生回路40cは、駆動電源11からの駆動電力が消滅するタイミングで交流電力がトランスTの1次巻線T1に印加されるように制御する手段(図示せず)を備えており、交流電力発生回路40cの入力が発光素子10の両端と接続され、駆動電源11が出力するパルス電圧の立ち下がりのタイミングで交流電力を発生し、その信号がトランスTの1次巻線T1に印加されるようになっている。
【0073】
整流回路50cは、ダイオードD4からなり、駆動電源11からのパルス電圧の立ち下がり時にトランスTの2次巻線T2に生じる誘導起電力が光起電力素子20の光起電力と逆極性となるように、ダイオードD4のアノードがトランスTの2次巻線T2の一方の端子に接続され、カソードがnチャネルMOSFET30のソースに接続され、トランスTの2次巻線T2の他方の端子がnチャネルMOSFET30のゲートに接続される。
【0074】
次に、上記のように構成された半導体スイッチ素子の駆動回路を用いて、nチャネルMOSFET30をオン状態からオフ状態へターンオフさせる時の動作について説明する。
【0075】
駆動電源11の出力電圧が0Vになり、発光素子10が消灯すると、光起電力素子20の出力電流が減少する。
【0076】
一方、駆動電源11の出力電圧の立ち下がり時には、交流電力発生回路40cから交流電力が発生し、トランスTの1次巻線T1に交流電力が流れることで、2次巻線T2に誘導起電力が生じる。
【0077】
そして、2次巻線T2に生じる誘導起電力が負電圧となるように、整流回路50bで整流され、光起電力素子20の端子間容量とnチャネルMOSFET30の入力容量に蓄積されていた電荷が急速に放電される。
【0078】
すなわち、半導体スイッチ素子であるnチャネルMOSFET30のターンオフ時に、トランスTの2次巻線T2に生じる誘導起電力でnチャネルMOSFET30のゲート−ソース間が逆バイアスすることで、nチャネルMOSFET30のターンオフ時のスイッチング時間の短縮が可能となる。
【0079】
(実施形態4)
図4に、本実施形態の半導体スイッチ素子の駆動回路を示す。
【0080】
本実施形態の半導体スイッチ素子の駆動回路は、実施形態1の交流電力発生回路40aに代えて、交流電力発生回路40dを備えた点に特徴があり、その他の構成は実施形態1と共通するために、共通する部分については同一の符号を付して説明を省略する。
【0081】
本実施形態の交流電力発生回路40dは、第1の電力供給回路から独立しており、常時、トランスTの1次巻線T1へ交流電力を印加する。
【0082】
以下、本実施形態の半導体スイッチ素子の駆動回路の動作を説明する。
【0083】
まず、nチャネルMOSFET30をオフ状態からオン状態へターンオンさせる時の動作について説明する。
【0084】
駆動電源11からパルス電圧が出力されて出力電圧が0Vから正電圧に立ち上がると、抵抗12を介して発光素子10に電流が流れ、発光素子10が発光し、発光素子10と光結合されている光起電力素子20に光起電力が生じる。
【0085】
一方、駆動電源11の出力電圧の立ち上がり時には、整流回路50aで第1のスイッチSW1がオフ、第2のスイッチSW2がオンし、トランスTの2次巻線T2に生じる誘導起電力の極性が光起電力素子20に生じる光起電力の極性と一致するように整流され、光起電力素子20の光起電力と2次巻線T2に生じた誘導起電力とによって、光起電力素子20の端子間容量とnチャネルMOSFET30の入力容量とが充電される。
【0086】
そして、この充電電圧が閾値電圧を超えるとnチャネルMOSFET30がターンオンする。
【0087】
すなわち、光起電力素子20に生じる光起電力だけでなく、トランスTの2次巻線T2に生じる誘導起電力と合わせて光起電力素子20の端子間容量並びにnチャネルMOSFET30の入力容量が充電されるため、nチャネルMOSFET30をターンオンさせるのに要する時間を短縮させることが可能となる。
【0088】
次に、nチャネルMOSFET30をオン状態からオフ状態へターンオフさせる時の動作を説明する。
【0089】
駆動電源11の出力電圧が0Vになり、発光素子10が消灯すると、光起電力素子20の出力電流が減少する。
【0090】
一方、駆動電源11の出力電圧の立ち下がり時には、整流回路50aで第1のスイッチSW1がオン、第2のスイッチSW2がオフし、トランスTの2次巻線T2に生じる誘導起電力の極性が光起電力素子20に生じる光起電力の極性と逆極性となるように整流される。
【0091】
この誘導起電力によって、光起電力素子20の端子間容量とnチャネルMOSFET30の入力容量に蓄積されていた電荷が急速に放電される。
【0092】
すなわち、ターンオフ時においては、トランスTの2次巻線T2に生じる誘導起電力でnチャネルMOSFET30のゲート−ソース間を逆バイアスすることにより、nチャネルMOSFET30をターンオフさせるのに要する時間を短縮させることが可能となる。
【0093】
かかる半導体スイッチ素子の駆動回路においては、半導体スイッチ素子であるnチャネルMOSFET30のターンオン時のスイッチング時間並びにターンオフ時のスイッチング時間の短縮が可能となる。
【0094】
なお、本実施形態において、整流回路50aは、図5に示すように実施形態2の整流回路50b、または図6に示すように実施形態3の整流回路50cでもよく、夫々、ターンオン時のスイッチング時間またはターンオフ時のスイッチング時間を短縮させることが可能である。
【0095】
(実施形態5)
図7に、本実施形態の半導体スイッチ素子の駆動回路を示す。
【0096】
本実施形態の半導体スイッチ素子の駆動回路は、実施形態1の絶縁型の電力伝達手段であるトランスTに代えて、第2の1次側回路A2と第2の2次側回路B2とを静電結合するコンデンサC1,C2を備えた点に特徴があり、その他の構成は実施形態1と共通するために、共通する部分については同一の符号を付して説明を省略する。
【0097】
コンデンサC1,C2は、整流回路50aのスイッチSW1,SW2の一端とダイオードD1,D2のアノードとの接続点と、交流電力発生回路40aの出力との間に接続される。
【0098】
以下、本実施形態の駆動回路の動作を説明する。
【0099】
まず、nチャネルMOSFET30をオフ状態からオン状態へターンオンさせる時の動作について説明する。
【0100】
駆動電源11からパルス電圧が出力されて出力電圧が0Vから正電圧に立ち上がると、抵抗12を介して発光素子10に電流が流れ、発光素子10が発光し、発光素子10と光結合されている光起電力素子20に光起電力が生じる。
【0101】
一方、駆動電源11の出力電圧の立ち上がり時には、交流電力発生回路40aから交流電力が発生し、コンデンサC1,C2を介して交流電流が整流回路50aに流れる。
【0102】
そして、整流回路50aで第1のスイッチSW1がオフ、第2のスイッチSW2がオンし、光起電力素子20の光起電力と同一極性になるように整流され、光起電力素子20の光起電力と合わせて、光起電力素子20の端子間容量とnチャネルMOSFET30の入力容量とが充電される。
【0103】
そして、この充電電圧が閾値電圧を超えるとnチャネルMOSFET30がターンオンする。
【0104】
すなわち、光起電力素子に生じる光起電力だけでなく、コンデンサC1,C2を介して交流電力発生回路40aから整流回路50aへ供給される電流と合わせて、光起電力素子20の端子間容量並びにnチャネルMOSFET30の入力容量が充電されるため、nチャネルMOSFET30をターンオンさせるのに要する時間を短縮させることが可能となる。
【0105】
次に、nチャネルMOSFET30をオン状態からオフ状態へターンオフさせる時の動作を説明する。
【0106】
駆動電源11の出力電圧が0Vになり、発光素子10が消灯すると、光起電力素子20の出力電流が減少する。
【0107】
一方、駆動電源11の出力電圧の立ち下がり時には、交流電力発生回路40aから交流電力が発生し、コンデンサC1,C2を介して交流電力が整流回路50aに流れる。
【0108】
そして、整流回路50aでスイッチSW1がオン、スイッチSW2がオフし、その交流電力が光起電力素子20の光起電力の極性と逆極性となるように整流され、整流された交流電力によって、光起電力素子20の端子間容量とnチャネルMOSFET30の入力容量に蓄積されていた電荷が急速に放電される。
【0109】
すなわち、ターンオフ時においては、nチャネルMOSFET30のゲート−ソース間を逆バイアスすることにより、nチャネルMOSFET30をターンオフさせるのに要する時間を短縮させることが可能となる。
【0110】
かかる半導体スイッチ素子の駆動回路においては、半導体スイッチ素子であるnチャネルMOSFET30のターンオン時のスイッチング時間並びにターンオフ時のスイッチング時間の短縮が可能となる。
【0111】
(実施形態6)
図8に、本実施形態の半導体スイッチ素子の駆動回路を示す。
【0112】
本実施形態の半導体スイッチ素子の駆動回路は、実施形態1の整流回路50aに代えて、整流回路50dを備えた点に特徴があり、その他の構成は実施形態1と共通するために、共通する部分については同一の符号を付して説明を省略する。
【0113】
本実施形態の整流回路50dは、2つのMOSFET51,52と、MOSFET51,52をオン/オフ制御する光結合駆動回路とからなる。
【0114】
2つのMOSFET51,52は、互いに逆直列となるように、夫々のソースがトランスTの2次巻線の一方の端子と他方の端子へ接続され、一方のMOSFET51のドレインがnチャネルMOSFET30のゲートと接続され、他方のMOSFET52のドレインがnチャネルMOSFET30のソースと接続されている。
【0115】
光結合駆動回路は、第2の光起電力素子53,54と、第2の発光素子56,57と、インバータ回路55とからなる。
【0116】
第2の光起電力素子53,54の正極は、MOSFET51,52のゲートに夫々接続され、負極は、MOSFET51,52のソースに夫々接続されている。
【0117】
第2の発光素子56,57は、一方の第2の発光素子56がインバータ回路55を介して駆動電源11と直列に接続され、他方の第2の発光素子57が直接駆動電源11と直列に接続されている。
【0118】
上記のように構成された整流回路50dは、駆動電源11のパルス電圧が正電圧のときには、一方のMOSFET51がオフ、他方のMOSFET52がオンし、一方のMOSFET51のボディダイオードにより、トランスTの2次巻線T2に生じる誘導起電力が第1の光起電力素子20に生じる光起電力と同一極性となる向きに整流する。また、駆動電源11のパルス電圧が0Vの時には、一方のMOSFET51がオン、他方のMOSFET52がオフし、トランスTの2次巻線T2に生じる誘導起電力が光起電力素子の光起電力と逆極性になるように他方のMOSFET52のボディダイオードにより整流する。
【0119】
整流回路50dにおける第2の光起電力素子53,54は、チャネル幅サイズの小さいMOSFET51,52をオンするのに十分な光起電力を発生すればよく、光起電力素子のサイズを小さくできる。よって、光起電力素子53,54が光起電力を発生するスピードが速く、かつ、整流回路50dにおけるMOSFET51,52の入力容量が小さいため、MOSFET51,52のスイッチングスピードは速い。よって、実施形態1と同様の動作により、半導体スイッチ素子のスイッチング時間を短縮できると共に、第2の光起電力素子53,54と、第2の発光素子56,57とが光結合である為、1次側回路A1,A2と2次側回路B1,B2とを電気的に完全絶縁することができる。
【0120】
(実施形態7)
本実施形態は、図9に示すように、ゲート同士およびソース同士が夫々共通接続された2つのnチャネルMOSFET31a,31bからなる半導体スイッチ素子31と、実施形態1の駆動回路とを備えた半導体リレーを構成している。
【0121】
このように構成される半導体リレーにおいても、実施形態1と同様の動作によりスイッチング時間を短縮させることができる。
【0122】
なお、半導体リレーを構成する駆動回路は、実施形態1の駆動回路に限定されるものではなく、実施形態2乃至6に示した何れかの駆動回路であっても構わない。
【0123】
【発明の効果】
請求項1の発明は、駆動電源からの駆動電力により光信号を発生する発光素子を有する第1の1次側回路と、第1の光起電力素子を有し前記第1の1次側回路と光結合された第1の2次側回路とからなり、前記駆動電源からの駆動電力を前記第1の1次側回路を介して光を媒体として前記第1の2次側回路へと伝達し、前記第1の2次側回路に接続された半導体スイッチ素子に供給して半導体スイッチ素子をオン/オフする第1の電力供給回路を備えると共に、交流電力が印加される第2の1次側回路と、前記第2の1次側回路に印加された交流電力を第2の2次側回路に伝達する絶縁型の電力伝達手段と、前記第2の2次側回路に伝達された交流電力を整流する整流回路とからなり、前記整流回路で整流された交流電力を前記第1の電力供給回路と共に前記半導体スイッチ素子へ供給する第2の電力供給回路を備えたので、第1の電力供給回路による電力伝達を第2の電力供給回路により補うことで半導体スイッチ素子のスイッチング時間を短縮させることが可能な駆動回路を実現できるという効果がある。
【0124】
請求項2の発明は、請求項1記載の発明において、前記電力伝達手段は、前記第2の1次側回路と前記第2の2次側回路とを電磁結合するトランスからなるので、トランスを用いた請求項1記載の絶縁型の電力伝達手段を実現できるという効果がある。
【0125】
請求項3の発明は、請求項1記載の発明において、前記電力伝達手段は、前記第2の1次側回路と前記第2の2次側回路とを静電結合するコンデンサからなるので、コンデンサを用いた請求項1記載の絶縁型の電力伝達手段を実現できるという効果がある。
【0126】
請求項4の発明は、請求項1乃至3の何れか記載の発明において、前記第2の1次側回路へ印加される交流電力が、前記駆動電源からの駆動電力が発生するタイミング、または消滅するタイミング、または発生するタイミングと消滅するタイミングで印加されるように制御する手段を備えたので、前記半導体スイッチ素子のオン/オフのタイミングで必要とされる交流電力を効率的に供給できるという効果がある。
【0127】
請求項5の発明は、請求項1乃至3の何れか記載の発明において、前記第2の1次側回路へ、常時交流電力を印加する手段を備えたので、常に、前記第2の1次側回路に交流電力を供給できるという効果がある。
【0128】
請求項6の発明は、請求項1乃至5の何れか記載の発明において、前記整流回路は、前記第1の光起電力素子の光起電力の発生時に、前記第2の2次側回路へ伝達された交流電力が前記第1の光起電力素子の光起電力と同一極性となるように整流するので、前記第1の光起電力素子の光起電力の発生時に、急速に前記第1の2次側回路の電圧を上昇でき、前記半導体スイッチ素子のターンオン時のスイッチング時間を短縮できるという効果がある。
【0129】
請求項7の発明は、請求項1乃至5の何れか記載の発明において、前記整流回路は、前記第1の光起電力素子の光起電力の消滅時に、前記第2の2次側回路へ伝達された交流電力が前記第1の光起電力素子の光起電力と逆極性となるように整流するので、前記第1の光起電力素子の光起電力の消滅時に、急速に前記第1の2次側回路の電圧を下降でき、前記半導体スイッチ素子のターンオフ時のスイッチング時間を短縮できるという効果がある。
【0130】
請求項8の発明は、請求項1乃至5の何れか記載の発明において、前記整流回路は、前記第1の光起電力素子の光起電力の発生時に、前記第2の2次側回路へ伝達された交流電力が前記第1の光起電力素子の光起電力と同一極性となるように整流すると共に、前記第1の光起電力素子の光起電力の消滅時に、前記第2の2次側回路へ伝達された交流電力が前記第1の光起電力素子の光起電力と逆極性となるように整流するので、前記第1の光起電力素子の光起電力の発生時と消滅時の両方において、急速に前記第1の2次側回路の電圧を上昇または下降でき、前記半導体スイッチ素子のターンオン時とターンオフ時のスイッチング時間を短縮できるという効果がある。
【0131】
請求項9の発明は、請求項8記載の発明において、前記整流回路は、互いに逆直列となるように前記電力伝達手段に接続された2つのMOSFETと、第2の光起電力素子の光起電力により前記MOSFETのゲート電圧を制御して前記MOSFETをオン/オフする光結合駆動回路とからなり、前記光結合駆動回路によりオフされた前記MOSFETのボディーダイオードで、前記交流電力を整流することを特徴とするので、電力を伝達する前記2つのMOSFETとその駆動回路である前記光結合駆動回路とが電気的に絶縁された請求項8記載の整流回路を実現できるという効果がある。
【0132】
請求項10の発明は、請求項1乃至9の何れか記載の発明において、前記第1の2次側回路に、前記第1の光起電力素子で発生した電流が前記半導体スイッチ素子に流れ込む向きで、前記第1の光起電力素子と直列に接続される整流素子を備えたので、第2の電力供給回路からの電力が効率的に前記半導体スイッチ素子へ流れ、半導体スイッチ素子のスイッチング時間を更に短縮できるという効果がある。
【0133】
請求項11の発明は、2つのFETの制御端子同士、および各1対の主端子のうち一方の主端子同士を夫々共通接続して構成された半導体スイッチ素子と、共通接続された制御端子と一方の主端子との間に制御入力を与える請求項1乃至10の何れか記載の半導体スイッチ素子の駆動回路を備えたので、スイッチング時間を短縮した半導体リレーを実現できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1の半導体スイッチ素子の駆動回路を示す図である。
【図2】実施形態2の半導体スイッチ素子の駆動回路を示す図である。
【図3】実施形態3の半導体スイッチ素子の駆動回路を示す図である。
【図4】実施形態4の半導体スイッチ素子の駆動回路を示す図である。
【図5】実施形態4の別の形態の半導体スイッチ素子の駆動回路を示す図である。
【図6】実施形態4の別の形態の半導体スイッチ素子の駆動回路を示す図である。
【図7】実施形態5の半導体スイッチ素子の駆動回路を示す図である。
【図8】実施形態6の半導体スイッチ素子の駆動回路を示す図である。
【図9】実施形態7の半導体リレーを示す図である。
【図10】従来の半導体スイッチ素子の駆動回路を示す図である。
【符号の説明】
10 発光素子
11 駆動電源
12 抵抗
20 光起電力素子
30 nチャネルMOSFET
40a〜40d 交流電力発生回路
50a〜50d 整流回路
A1 第1の1次側回路
A2 第2の1次側回路
B1 第1の2次側回路
B2 第2の2次側回路
T トランス[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a drive circuit for a semiconductor switch element and a semiconductor relay using the drive circuit.
[0002]
[Prior art]
In recent years, there has been a growing need for semiconductor switches as switching elements that can transmit high-frequency analog signals with high accuracy and can be turned on and off at high speed. Such a semiconductor switch includes a light-emitting element such as a light-emitting diode, a photovoltaic element such as a photodiode, and a semiconductor composed of a pair of MOSFETs connected in reverse series and turned on and off by the output of the photovoltaic element. A semiconductor relay provided with a switching element is known.
[0003]
A circuit diagram of this type of semiconductor relay is shown in FIG. The semiconductor relay shown in FIG. 10 includes a primary circuit A100 including a
[0004]
In the primary circuit A100, the
[0005]
In the secondary circuit B100, the anode of the
[0006]
The normally-on type n-
[0007]
Hereinafter, the operation of the above-described semiconductor relay will be described.
[0008]
First, an operation when the
[0009]
When a forward current flows from the driving power supply 101 to the
[0010]
Due to this current, a voltage drop occurs in the opposite direction of the gate-source of the normally-on type n-
[0011]
After that, most of the current due to the photovoltaic power of the
[0012]
Further, after the gate-source of each of the n-
[0013]
This is because the normally-on type n-
[0014]
In this state, most of the current flowing through the bias resistor 202 flows through the n-
[0015]
Next, an operation when the semiconductor switch element is shifted from the on state to the off state will be described.
[0016]
When the output voltage of the drive power supply 101 becomes 0 V and the
[0017]
As described above, when the n-
[0018]
On the other hand, even at the time of turn-off, the charge accumulated between the gate and the source of the n-
[0019]
However, at present, the power transfer efficiency due to optical coupling between the
[0020]
In order to solve the above problem, the electromotive force generated in the second coil at the moment when the input signal current flows in the first coil using the first and second coils coupled electromagnetically, There is one that shortens the switching time (see, for example, Patent Document 1).
[0021]
[Patent Document 1]
JP-A-2-90720
[0022]
[Problems to be solved by the invention]
The problem to be solved by the present invention is a problem that it is difficult to shorten the switching time of the semiconductor switch element any more as in the above-mentioned
[0023]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, a drive circuit for a semiconductor switch element according to
[0024]
According to a second aspect of the present invention, in the semiconductor switch element drive circuit according to the first aspect of the present invention, the power transmission means is a transformer that electromagnetically couples the second primary circuit and the second secondary circuit. It consisted of
[0025]
According to a third aspect of the present invention, in the semiconductor switch element drive circuit according to the first aspect, the power transmission means electrostatically couples the second primary circuit and the second secondary circuit. It consisted of a capacitor.
[0026]
According to a fourth aspect of the present invention, there is provided the semiconductor switch element drive circuit according to any one of the first to third aspects, wherein the AC power applied to the second primary circuit is the drive power from the drive power supply. Means for controlling to be applied at the timing of occurrence, the timing of disappearance, or the timing of occurrence and disappearance was provided.
[0027]
According to a fifth aspect of the present invention, there is provided the semiconductor switch element drive circuit according to any one of the first to third aspects, further comprising means for constantly applying AC power to the second primary circuit.
[0028]
According to a sixth aspect of the present invention, in the semiconductor switch element drive circuit according to any one of the first to fifth aspects of the present invention, the rectifier circuit is configured such that the second rectifier circuit generates the second photovoltaic power when the first photovoltaic element is generated. The AC power transmitted to the secondary side circuit is rectified so as to have the same polarity as the photovoltaic power of the first photovoltaic element.
[0029]
According to a seventh aspect of the present invention, in the semiconductor switch element drive circuit according to any one of the first to fifth aspects of the present invention, the rectifier circuit includes the second rectifier circuit when the photovoltaic power of the first photovoltaic element disappears. The AC power transmitted to the secondary side circuit is rectified so as to have a polarity opposite to the photovoltaic power of the first photovoltaic element.
[0030]
The semiconductor switch element drive circuit according to claim 8 is the semiconductor switch element drive circuit according to any one of
[0031]
According to a ninth aspect of the present invention, in the semiconductor switch element drive circuit according to the eighth aspect of the present invention, the rectifier circuit includes two MOSFETs connected to the power transmission means so as to be in reverse series with each other; An optical coupling driving circuit for controlling the gate voltage of the MOSFET by the photovoltaic power of the electromotive force element to turn the MOSFET on / off, and the body diode of the MOSFET turned off by the optical coupling driving circuit, The power was rectified.
[0032]
According to a tenth aspect of the present invention, in the semiconductor switch element drive circuit according to any one of the first to ninth aspects, the current generated in the first photovoltaic element is generated in the first secondary circuit. A rectifying element connected in series with the first photovoltaic element in a direction to flow into the semiconductor switch element was provided.
[0033]
The semiconductor relay according to claim 11 is connected to a semiconductor switch element configured by commonly connecting the control terminals of the two FETs and one of the pair of main terminals to each other. 11. The semiconductor switch element drive circuit according to
[0034]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
In the following embodiments, an n-channel MOSFET is exemplified as a semiconductor switching element driven by the driving circuit according to the present invention. However, the present invention is not limited to this, and semiconductor switching elements including a p-channel MOSFET, IGBT (insulated gate bipolar transistor), etc. The technology of the present invention can be applied to these drive circuits. In each embodiment, the electromagnetic coupling unit or the electrostatic coupling unit is exemplified as the insulated power transmission unit. However, the present invention is not limited to these, and the power transmission is performed at a high speed such as a thermal coupling unit or a piezoelectric coupling unit. As long as it can be used, it can be applied to the insulated power transmission means in the present invention.
[0035]
Hereinafter, the present invention will be described with reference to
[0036]
(Embodiment 1)
FIG. 1 shows a drive circuit for the semiconductor switch element of this embodiment. The drive circuit for this semiconductor switch element is connected to a semiconductor switch element made up of one n-
[0037]
The semiconductor switch element driving circuit includes a first primary circuit A1 having a
[0038]
In the first primary side circuit A1, the
[0039]
In the first secondary circuit B1, the anode of the first
[0040]
In the second primary circuit A2, the output of the AC
[0041]
In the second secondary circuit B2, the secondary winding T2 of the transformer T is connected to the
[0042]
The polarity of the transformer T is set so that the polarity of the photovoltaic force generated in the
[0043]
The
[0044]
The two switches SW1 and SW2 are both off when the pulse voltage of the
[0045]
Next, the operation of the drive circuit for the semiconductor switch element configured as described above will be described.
[0046]
First, the operation when the n-
[0047]
When a pulse voltage is output from the
[0048]
On the other hand, when the output voltage of the
[0049]
Then, in the
[0050]
When this charging voltage exceeds the threshold voltage, the n-
[0051]
That is, not only the photovoltaic power generated in the
[0052]
Next, an operation when the n-
[0053]
When the output voltage of the
[0054]
On the other hand, when the output voltage of the
[0055]
In the
[0056]
Due to the induced electromotive force, the charges accumulated in the inter-terminal capacitance of the
[0057]
That is, at the time of turn-off, the time required to turn off the n-
[0058]
In such a semiconductor switch element drive circuit, it is possible to shorten the switching time when the n-
[0059]
In addition, a rectifying element is connected in series with the first
[0060]
(Embodiment 2)
FIG. 2 shows a drive circuit for the semiconductor switch element of this embodiment.
[0061]
The drive circuit of the semiconductor switch element according to the present embodiment is characterized in that it is provided with an AC
[0062]
The AC
[0063]
The
[0064]
Next, an operation when the n-
[0065]
When a pulse voltage is output from the
[0066]
On the other hand, when the output voltage of the
[0067]
The
[0068]
When this charging voltage exceeds the threshold voltage, the n-
[0069]
That is, not only the photovoltaic power generated in the
[0070]
(Embodiment 3)
FIG. 3 shows a drive circuit for the semiconductor switch element of this embodiment.
[0071]
The drive circuit for the semiconductor switch element of the present embodiment is characterized in that it is provided with an AC
[0072]
The AC
[0073]
The
[0074]
Next, the operation when the n-
[0075]
When the output voltage of the
[0076]
On the other hand, when the output voltage of the
[0077]
The electric charge accumulated in the inter-terminal capacitance of the
[0078]
That is, when the n-
[0079]
(Embodiment 4)
FIG. 4 shows a drive circuit for the semiconductor switch element of the present embodiment.
[0080]
The semiconductor switch element drive circuit of the present embodiment is characterized in that it includes an AC
[0081]
The AC
[0082]
The operation of the semiconductor switch element drive circuit of this embodiment will be described below.
[0083]
First, the operation when the n-
[0084]
When a pulse voltage is output from the
[0085]
On the other hand, when the output voltage of the
[0086]
When this charging voltage exceeds the threshold voltage, the n-
[0087]
That is, not only the photovoltaic power generated in the
[0088]
Next, an operation when the n-
[0089]
When the output voltage of the
[0090]
On the other hand, when the output voltage of the
[0091]
Due to the induced electromotive force, the charges accumulated in the inter-terminal capacitance of the
[0092]
That is, at the time of turn-off, the time required to turn off the n-
[0093]
In such a semiconductor switch element drive circuit, it is possible to shorten the switching time when the n-
[0094]
In the present embodiment, the
[0095]
(Embodiment 5)
FIG. 7 shows a drive circuit for the semiconductor switch element of this embodiment.
[0096]
The drive circuit for the semiconductor switch element according to the present embodiment includes a second primary side circuit A2 and a second secondary side circuit B2 in place of the transformer T, which is an insulating power transmission unit according to the first embodiment. Since the capacitors C1 and C2 that are electrically coupled are provided, and other configurations are the same as those in the first embodiment, common portions are denoted by the same reference numerals and description thereof is omitted.
[0097]
Capacitors C1 and C2 are connected between a connection point between one end of switches SW1 and SW2 of
[0098]
Hereinafter, the operation of the drive circuit of this embodiment will be described.
[0099]
First, the operation when the n-
[0100]
When a pulse voltage is output from the
[0101]
On the other hand, when the output voltage of the
[0102]
Then, in the
[0103]
When this charging voltage exceeds the threshold voltage, the n-
[0104]
That is, not only the photovoltaic power generated in the photovoltaic element, but also the inter-terminal capacitance of the
[0105]
Next, an operation when the n-
[0106]
When the output voltage of the
[0107]
On the other hand, when the output voltage of the
[0108]
Then, in the
[0109]
That is, at the time of turn-off, the time required to turn off the n-
[0110]
In such a semiconductor switch element drive circuit, it is possible to shorten the switching time when the n-
[0111]
(Embodiment 6)
FIG. 8 shows a drive circuit for the semiconductor switch element of this embodiment.
[0112]
The drive circuit for the semiconductor switch element according to the present embodiment is characterized in that a
[0113]
The
[0114]
The two
[0115]
The optical coupling drive circuit includes second
[0116]
The positive electrodes of the second
[0117]
In the second
[0118]
In the
[0119]
The second
[0120]
(Embodiment 7)
As shown in FIG. 9, the present embodiment is a semiconductor relay including a
[0121]
Even in the semiconductor relay configured as described above, the switching time can be shortened by the same operation as that of the first embodiment.
[0122]
In addition, the drive circuit which comprises a semiconductor relay is not limited to the drive circuit of
[0123]
【The invention's effect】
The invention according to
[0124]
According to a second aspect of the present invention, in the first aspect of the invention, the power transmission means includes a transformer that electromagnetically couples the second primary side circuit and the second secondary side circuit. The insulation type power transmission means according to
[0125]
According to a third aspect of the present invention, in the first aspect of the present invention, the power transmission means includes a capacitor that electrostatically couples the second primary circuit and the second secondary circuit. The insulation type power transmission means according to
[0126]
According to a fourth aspect of the present invention, in the invention according to any one of the first to third aspects, the AC power applied to the second primary circuit is the timing at which the driving power from the driving power source is generated or disappears. Since it is provided with means for controlling to be applied at the timing of generation or at the timing of generation and disappearance, the AC power required at the on / off timing of the semiconductor switch element can be efficiently supplied There is.
[0127]
According to a fifth aspect of the invention, in the invention according to any one of the first to third aspects, since the second primary circuit is provided with means for constantly applying AC power, the second primary is always provided. There is an effect that AC power can be supplied to the side circuit.
[0128]
According to a sixth aspect of the present invention, in the invention according to any one of the first to fifth aspects, the rectifier circuit is connected to the second secondary circuit when the photovoltaic power of the first photovoltaic element is generated. Since the transmitted AC power is rectified so as to have the same polarity as the photovoltaic power of the first photovoltaic element, the first alternating current is rapidly generated when the photovoltaic power of the first photovoltaic element is generated. The secondary side circuit voltage can be increased, and the switching time when the semiconductor switch element is turned on can be shortened.
[0129]
According to a seventh aspect of the present invention, in the invention according to any one of the first to fifth aspects, the rectifier circuit is connected to the second secondary side circuit when the photovoltaic power of the first photovoltaic element disappears. Since the transmitted AC power is rectified so as to have a polarity opposite to that of the photovoltaic power of the first photovoltaic element, the first AC power is rapidly extinguished when the photovoltaic power of the first photovoltaic element disappears. The secondary side circuit voltage can be lowered, and the switching time when the semiconductor switch element is turned off can be shortened.
[0130]
According to an eighth aspect of the present invention, in the invention according to any one of the first to fifth aspects, the rectifier circuit is connected to the second secondary circuit when the photovoltaic power of the first photovoltaic element is generated. The transmitted AC power is rectified so as to have the same polarity as the photovoltaic power of the first photovoltaic element, and when the photovoltaic power of the first photovoltaic element disappears, the second 2 Since the AC power transmitted to the secondary circuit is rectified so as to have the opposite polarity to the photovoltaic power of the first photovoltaic device, the photovoltaic power of the first photovoltaic device is generated and disappears. In both cases, the voltage of the first secondary circuit can be rapidly increased or decreased, and the switching time when the semiconductor switch element is turned on and turned off can be shortened.
[0131]
According to a ninth aspect of the present invention, in the eighth aspect of the present invention, the rectifier circuit includes two MOSFETs connected to the power transmission means so as to be in reverse series with each other, and the photovoltaic of the second photovoltaic element. And an optical coupling driving circuit that controls the gate voltage of the MOSFET by electric power to turn the MOSFET on / off, and rectifies the AC power by the body diode of the MOSFET turned off by the optical coupling driving circuit. Since it is characterized, there is an effect that the rectifier circuit according to claim 8 can be realized in which the two MOSFETs for transmitting electric power and the optical coupling drive circuit which is a drive circuit thereof are electrically insulated.
[0132]
According to a tenth aspect of the present invention, in the invention according to any one of the first to ninth aspects, a current generated in the first photovoltaic element flows into the semiconductor switch element in the first secondary circuit. Since the rectifier element connected in series with the first photovoltaic element is provided, the power from the second power supply circuit efficiently flows to the semiconductor switch element, and the switching time of the semiconductor switch element is reduced. There is an effect that it can be further reduced.
[0133]
According to the eleventh aspect of the present invention, there are provided a semiconductor switch element configured by commonly connecting the control terminals of two FETs and one of the pair of main terminals, and a control terminal connected in common. Since the drive circuit for a semiconductor switch element according to any one of
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a diagram illustrating a drive circuit for a semiconductor switch element according to a first embodiment.
FIG. 2 is a diagram illustrating a drive circuit for a semiconductor switch element according to a second embodiment.
FIG. 3 is a diagram illustrating a drive circuit for a semiconductor switch element according to a third embodiment.
FIG. 4 is a diagram illustrating a drive circuit for a semiconductor switch element according to a fourth embodiment.
5 is a diagram showing a drive circuit for a semiconductor switch element according to another embodiment of Embodiment 4. FIG.
6 is a diagram showing a drive circuit for a semiconductor switch element according to another embodiment of Embodiment 4. FIG.
FIG. 7 is a diagram illustrating a drive circuit for a semiconductor switch element according to a fifth embodiment.
FIG. 8 is a diagram illustrating a drive circuit for a semiconductor switch element according to a sixth embodiment.
FIG. 9 is a diagram illustrating a semiconductor relay according to a seventh embodiment.
FIG. 10 is a diagram showing a driving circuit for a conventional semiconductor switch element.
[Explanation of symbols]
10 Light emitting element
11 Drive power supply
12 Resistance
20 Photovoltaic element
30 n-channel MOSFET
40a to 40d AC power generation circuit
50a-50d rectifier circuit
A1 first primary side circuit
A2 Second primary side circuit
B1 First secondary side circuit
B2 Second secondary circuit
T transformer
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