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JP4091678B2 - 結合具 - Google Patents

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Publication number
JP4091678B2
JP4091678B2 JP02519198A JP2519198A JP4091678B2 JP 4091678 B2 JP4091678 B2 JP 4091678B2 JP 02519198 A JP02519198 A JP 02519198A JP 2519198 A JP2519198 A JP 2519198A JP 4091678 B2 JP4091678 B2 JP 4091678B2
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JP
Japan
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groove
cylindrical body
coupler
coupling
hole
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP02519198A
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JPH11210723A (ja
Inventor
徹朗 齋藤
Original Assignee
齊藤 徹朗
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Filing date
Publication date
Application filed by 齊藤 徹朗 filed Critical 齊藤 徹朗
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、家具、内装、パーティション、仮設足場、ガードレール、土木建築資材等に利用される板材であって断面コ字型の溝が両面に削設された板状部材同士を連結部材で接合する際に使用する結合具であって、断面コ字型の溝に挿入し回転させて溝内側面に押圧させることにより連結部材を堅固に固定する結合具に関する。
【0002】
【従来の技術】
家具、内装、パーティション、仮設足場、ガードレール、土木建築資材等に利用される各種の木材、金属、プラスチック製の各種の板状部材を結合するには、従来、釘、ねじ、リベットなどが使用されてきた。しかし、これらの結合手段は、分解や再組立ができないか、再利用できるにしても、手間が掛かったり、同じ溝・孔やねじ孔を使用することによりガタツキ易くなるなどの問題があった。
また、強度の点でも、少ない部材で強度を出すという工夫がなく、単に接合するだけが目的であり、接合部の強度までは問題とはしていなかった。
【0003】
また、複数部材(特に板材)を結合する連結部材や結合具が部材の側壁面に出る為に、結合した状態でコーナーの端面の処理が複雑となる欠点があった。また、連結部材や結合具はシンプルな構造であっても、結合具は部材の外壁面に取り付けられる構造である為に、結合具が板状部材から張り出した状態の仕上がりとなる欠点があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は従来技術の欠点を除去するべく考えられたもので、板状部材に断面コ字型の溝を削設し、該溝に嵌合する連結部材で接続して、結合具で固着する構成であり、結合力が強く、しかも、分解や組立が容易なように回転させて溝の内側壁に押圧させ板状部材を押圧固定する結合具を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために本発明に係る結合具は、第1部材と第2部材とからなる複数の板部材の両面に断面コ字型の溝を形成し、該溝と同じ断面形状の二本の脚を有する連結部材を前記溝に嵌合させて結合具を前記脚に設けられた凹部に嵌合させて係止する構造の複数板部材の結合構造であって、結合具が溝と凹部の幅と略同一の円筒体の周囲に螺旋型の突起を一体的に突設した構成である。
また、溝に嵌入後に溝の底方向に結合具を回転させて押し込み、突設した螺旋型の突起を側壁に堅固に圧接させて複数板部材を堅固に固着する構成であり、その円筒形の上端面には溝の底方向に回転させて押し込む為のスクリュードライバーの先端を挿入するマイナス型またはプラス型あるいはボックス型の孔が刻設されている。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下に本発明を図面に示す実施例により説明する。図1は本発明の結合具を示す平面図であり、図2は側面図である。図3は結合具の使用状態を示す分解斜視図である。図4は別の実施例の平面図であり、図5別の実施例の側面図である。結合具10の使用される結合構造は図3で示すように、第1部材11と第2部材12とからなる複数の板部材の両面に断面コ字型の溝11a,12a,12bを形成し、該溝と同じ断面形状からなる一対の脚14,15および16,17を直角方向に連設した連結部材13を前記溝にスライド嵌合させて結合具10で係止する構造である。連結部材13にはそれぞれの脚の外側面に向けて凹部14a,15a,16a,17aが凹設されている。脚の幅は溝と同じ断面形状であるので凹部の横幅は溝の幅と略同一となるが、長手方向の幅は横幅より長く構成されている。これにより、後述の断面真円でない円筒体1からなる結合具を挿入することができる。
【0007】
結合具10は、円筒体1と該円筒体の周面に螺旋状に突設された2つの突起2a,2bと上端面に設けられた孔4とからなる。結合具の円筒体1の直径mは、板部材の両面に切設された断面コ字型の溝11a,12a,12bの幅と略同一の幅に形成されている。この幅は、連結部材の脚に設けられた凹部の幅とも略同一である。
図面に示す実施例では円筒体1の周面2箇所に180度対向する形で突起を設けているが、突起の数は任意の1箇所でも良い。突起2a,2bは円筒体1の周側面に180度対向する位置に突設された突起であり、螺旋状に周側面に階段状のスロープを一体的に形成した構成である。突起2a,2bの設けられた部分の幅nは円筒体の直径mより大きく構成されている。
【0008】
結合具10を装着するに当たっては、突起の設けられている直径の幅nでは溝11a,12a,12bまたは凹部14a,15a,16a,17aには嵌入できないので、90度変位させて円筒体1の直径mの方向で溝または凹部の長手方向に沿って嵌入させる。
【0009】
孔4は結合具10の上端面に削設した溝部であり、スクリュードライバーの先端を孔4に嵌入させ、結合具を回転する構造である。孔4の形状は、スクリュードライバーの先端の種類に合わせて、マイナス型またはプラス型もしくはボックス型(ソケット型)に形成されている。図に示す実施例ではボックス(ソケット)型の孔4が刻設されている。また、別の種類の孔としてマイナスプラス型兼用型に削設することも可能である。
【0010】
使用に当たっては、図3の分解斜視図に示すように連結部材13の二本の脚の一方である脚14を第1部材11の裏側の溝(破線)に嵌入し、同時に脚15を表側の溝11aに、それぞれ脚の先端から挿入し、溝内を進行させて脚17の基部17bが第1部材11に設けられた横溝11bに突接するまで進入して停止するす。次に、脚14,15と直角に連設されている一対の脚16,17を第2部材12の溝12b,12aにそれぞれ先端から水平に挿入する。まず下側の溝12aに脚16が挿入され、続いて上側の溝12aに脚17が挿入され、第2部材の端面が脚の基部まで到達するまで進入して第2部材12の端面が第1部材11に直角に当接して停止する。第1部材11と第2部材を連結部材13で結合した状態では、連結部材13のそれぞれの脚に外側向きに設けられた凹部14a,15a,16a,17aは第1部材と第2部材の表面と裏面にそれぞれ四角の穴として開口している。この孔14a,15a,16a,17aに円形体からなる結合具10を挿入する。
【0011】
結合具10は、第1・第2の板部材の溝に連結部材の断面コ字型の一対の脚を嵌合させてから脚の凹部の長手方向に直径mの方向に沿って孔4を外側にして嵌入する。次に、嵌入した結合具10の上端に設けられた孔4にスクリュウドライバの先端を嵌入させて結合具を90度回転させる。これにより、円筒体1は90度回転して、円筒体1の突起の設けられた幅nの部分が溝11a,12a,12bの内壁に堅固に当接する。結合具10にはドライバの回転方向である時計回りに階段状の螺旋形の突起が設けられているので、ドライバで回転させると底方向に向かって螺旋状に進行するように回動して押し込まれ、直径の広い突起のある部分が両内壁に強く押圧・圧接して第1部材と第2部材を連結部材を介して堅固に固着する。
【0012】
結合具10は溝11aの内側壁に圧接した状態となる。したがって、各脚14,15,16,17は第1部材11又は第2部材12から外れないようになり、第1部材11と第2部材12とが結合されることになる。連結部材13の表面と第1部材11と第2部材12の表面とは、同一面となる構成であるので、結合具が部材の外に突出しない結合状態となり、外観がシンプルで堅固に固着している点で構造として画期的である。
【0013】
図4と図5は本発明に係る結合具の別の実施例を示すもので、結合具30はやや台形の円筒体31と該円筒体の周面に螺旋状に突設された2つの突起32a,32bと上端面に設けられた孔34とからなる。結合具の円筒体の直径は、板部材の両面に切設された断面コ字型の溝11a,12a,12bの幅と略同一の幅に形成されている。突起32a,32bは円筒体1の周側面に180度対向する位置に突設された突起であり、螺旋状に周側面に階段状のスロープを一体的に形成した構成である。突起の設けられている直径の幅は太いので90度変位させて円筒体31の直径の方向で溝または凹部の長手方向に沿って嵌入させる。孔34はスクリュードライバー用の孔で、結合具を回転させて進行溝の底に進行させる構造である。この実施例では孔34の形状は、スクリュードライバーの先端の種類に合わせてマイナス型となっている。
【0014】
【発明の効果】
以上に説明したように本発明にかかる結合具によれば、
1、第1部材と第2部材の溝に連結部材を嵌合させ、簡単な構造の結合具を溝の内側壁に回転押圧させることによりで堅固に固着させているので、ビスやナットという連結具が不要となる。また、結合具が側壁面から外に突出しない汎用性のある複数部材の結合構造が提供できる利点がある。
2、結合具が円筒体の外周面に螺旋条の突起を一体に突設した構造であるので、スクリュードライバで90度回動することにより極めて容易に溝内壁に圧接させて複数の板部材を連結部材を介して堅固に結合することができる。
3、従来の結合具の方式が複雑であったのに対して、本発明の結合具はスクリュードライバで先端に設けられた孔を90度回転するだけの操作であるので作業が簡便でありかつ充分な強度の結合を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の結合具の平面図である。
【図2】 本発明の結合具の側面図である。
【図3】 本発明の結合具を使用して複数の部材を連結部材で結合する構成を示す分解斜視図である。
【図4】 本発明に係る別の実施例の平面図である。
【図5】 本発明に係る別の実施例の側面図である。
【符号の説明】
1,31 円筒体
2a,2b,32a,32b 突起
4,34 孔
m 円筒体の直径
n 突起のある部分の直径
10,30 結合具
11 第1部材
11a,12a,12b 断面コ字型の溝
11b 横溝
12 第2部材
13 連結部材
14a,15a,16a,17a 凹部

Claims (3)

  1. 第1部材と第2部材とからなる複数の板部材の両面に断面コ字型の溝を形成し、該溝と同じ断面形状の二本の脚を有する連結部材を前記溝に嵌合させて結合具を前記脚に設けられた凹部に嵌合させて係止する構造の複数板部材の結合構造において、結合具が溝および凹部の幅と略同一の円筒体の周囲に螺旋型の突起を一体的に突設した構成であることを特徴とする結合具
  2. 前記円筒体から成る結合具は、溝および凹部に嵌入後に溝の底方向に回転させて押し込み、突設した螺旋型の突起を溝の内側壁に堅固に圧接させて複数板部材を堅固に固着する構成であることを特徴とする請求項1記載の結合具
  3. 前記円筒体からなる結合具は、円筒体の上端面に溝の底方向に回転させて押し込む為のスクリュードライバーの先端を挿入する孔が削設されていることを特徴とする請求項1記載の結合具
JP02519198A 1998-01-23 1998-01-23 結合具 Expired - Lifetime JP4091678B2 (ja)

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