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JP4090542B2 - 易開封性包装体 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
容器本体に蓋体を係合させ、シュリンクフィルムを容器形状に密着固定することによって、密封性を示す包装体の易開封性構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
成型容器本体に蓋体を種々の方法により冠着して容器組合体とし、該容器組合体を、シュリンクフィルムにより密着してなる包装体となす方法は、一般的に利用されている。しかし、その開封にあたっては、図7に示すように、予め、前記シュリンクフィルムに設けられたミシン目等の弱め線106から開封のために必要部分のシュリンクフィルム103a及び103bを破りとり、蓋体102を所定の方法、例えば、蓋体102を回転し、または係合部を外す方法等により蓋体102の分離等の開封方式が取られていた。このように、シュリンクフィルム103の除去と蓋体102の分離という2段階を経ての開封が必要であった。更にその為、前記破り取られたシュリンクフィルム片103a、103bは、容器または蓋体とは分離し、散逸してしまうのが普通であった。その結果、シュリンクフィルムに表示された印刷部分は、容器本体に密着しているシュリンクフィルムに印刷された部分のみとなり、蓋体に印刷された部分は、内容物の使用時には容器に残らなかった。
このように、従来の開封方法においては、開封後も必要とする情報を、容器本体部に残るシュリンクフィルムにのみに印刷せざるを得ない。その結果、内容物の説明等に必要な印刷情報を容器本体部分のみに印刷することになり、容器本体部を密着するシュリンクフィルムへの印刷情報量が多くなり、読み難い等の問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
容器本体と蓋体とを係合した容器組合体をシュリンク包装する包装体であって、開封が容易であり、シュリンクフィルムに印刷された情報が開封後もそのまま容器本体及び蓋体に固定されて残る容器に関する易開封性包装体を提供する。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するため、本発明は、上部に径の小さい注出口を備え、該注出口が中キャップにより閉鎖される容器本体と、該容器本体の上部に被せて嵌合される蓋体とからなり、該容器本体の外面と蓋体の外面とが同一形状の分離面において嵌合しており、前記蓋体を回転することによって開封する構造を有し、前記回転によって、その上面から見た容器本体部と蓋体部との前記分離面の上面視の形状が異なる容器組合体をシュリンクフィルムにより包装する包装体であって、前記容器本体部の蓋体との分離面の内側に、蓋体との嵌合用の段上げ部を形成し、前記段上げ部の一部を切り欠くと共に、前記容器本体部の蓋体との分離面及び/又は段上げ部の上面が、容器の中心部に向かって競り上がる傾斜を形成しており、更に、前記シュリンクフィルムは前記容器本体および蓋体と接着されており、又、前記シュリンクフィルムの前記容器組合体の嵌合している部分の近傍には弱め線が設けられ、前記蓋体を回転させることによって、前記弱め線部分のシュリンクフィルムが破断する構造としたことを特徴とする易開封性包装体からなる
【0005】
【発明の実施の形態】
まず、本発明にかかる易開封性包装体の概要について説明すると、本発明は、蓋体との係合部の水平断面形状が多角形または楕円等の容器本体と、押圧により変形可能な蓋体及びシュリンクフィルムとからなる包装体である。そして、ワンタッチ開封を可能とし、被覆されたシュリンクフィルムが容器本体及び蓋体と分離しないようにしたものである。
図1は、本発明の易開封性包装体の開封方法の実施例を示す斜視図であり、(a)開封前、(b)開封時の状態、(c)容器本体と蓋体の分離状態、(d)シュリンクフィルムのみを別にした図である。図2は、図1の容器容器本体及び中キャップを示す、(a)正面図、(b)上面図、(c)図1のX1 −X1 部断面図である。図3は、図1の蓋体を示す(a)正面図、(b)下面図、(d)X2 −X2 部断面図である。
図4は、本発明の別の実施例を示す(a)開封前、(b)開封時の状態、(c)容器本体と蓋体の分離状態、(d)シュリンクフィルムのみを別にした図である。図5は、図4の容器本体のみを示す、(a)正面図、(b)上面図である。図6は 図4の蓋体を示す(a)正面図、(b)下面図である。
本発明の容器本体1及び蓋体2の形状としては、それぞれを係合して容器組合体Bとしたときに、その係合部近傍の水平断面形状が多角形または楕円形等の形状において、適用可能である。以下、説明のために、その容器形状を偏平のプラスチックボトルと対応した形状の蓋体2との容器組合体Bを例示して説明するが、本発明はこの形状に限定されるものではなく、本発明の目的に適合する範囲において、自由に変更し得るものである
【0006】
本発明にかかる易開封性包装体Pを構成する容器本体1の構造を説明すると、本発明の容器本体1と蓋体2とは、図1〜図3に示すように、分離部10において、その外面において同形状として当接している。また、容器本体1と蓋体2とが、より確実に係合するように、容器本体1の前記分離部10の内側に段上げ部12を形成してもよい。前記段上げ部12の高さは、容器本体1の分離面11から10mm程度までの高さとする。その高さが10mmを超えると、開封にあたって、容器本体1と蓋体2とを開封のために捻るのに大きな力を必要とし、易開封性とならない。
また、この段上げ部12の天面13、すなわち、容器本体1の外壁から容器本体1の中心に向かう面は、水平面でもよく、前記中心部の方向に競り上がる傾斜を有するものとすることもできる。図1(b)に示すような、容器組合体Bの形状において、開封のために、容器本体1と蓋体2とを回転させる際、蓋体2の下端が該傾斜部16に点接触し、かつ、回転の進行に従って前記蓋体2が上方へ競り上がらんとする力が働き、蓋体2の環状壁内面に設けたアンダーカット24と容器本体1の注出口フランジ17外縁との係合がはずれる方向となる力が働く。段上げ部12の天面13には図1(c)に示すような注出口4を設けてもよいし、また図示はしないけれども前記天面13が大きく開口されたものであってもよい。さらに、前記段上げ部の12形状及び段上げ部12の天面13の形状は、蓋体2の回転の際に、該回転の軌道に抵抗にならない範囲において、その形状を適宜変更してもよい。
後述するように、図4〜図6に例示した様に容器本体51の段上げ部62の角部を欠落させて欠落部65を形成することにより、開封における回転の抵抗を減らし、易開封とすることができる。
【0007】
本発明にかかる易開封性包装体Pを構成する蓋体2の構造を説明すると、前記段上げ部12の側面に、図示はしないが容器本体1の段上げ部12の側面に蓋体2の内面と係合するアンダーカットを形成し、蓋体2のスカート部内面に前記アンダーカットに係合する突起を設けたりしてもよい。図1〜図3の例においては、段上げ部12の側面ではなく、前記蓋体2の天板20の下面から垂下し、前記注出口4及び中キャップ5を被覆する環状壁23を設け、該環状壁23の内面にアンダーカット24を設ける。また、前記容器本体1の注出口4の下部に注出口フランジ17を設け、該フランジ17の外縁部が、前記アンダーカット24と係合している。
注出口4の封緘に用いる中キャップ5は、内容物を確実に密封できるものであればその形状は限定されるものではない。
【0008】
本発明の開封において、蓋体2を回転する際、蓋体2の係合部または、回転時に蓋体2の内面と容器本体1の段上げ部12の天面13に形成された突起部との接触部を乗り越えるために、蓋体2のスカート部を形成している部分は、ある程度の撓み性を有することが必要である。そのために、蓋体2を構成する樹脂として、比較的柔軟性を有するものを選定する。
【0009】
本発明にかかる易開封性包装体Pを構成するシュリンクフィルム3の構造について説明すると、本発明におけるシュリンク包装は容器組合体Bの全体をシュリンクする形式でもよいし、図1〜図3に示すように、通常実施されるスリーブ状にシールしたシュリンクフィルム3を用いるスリーブ形式であってもよい。
本発明におけるシュリンクフィルム3は、容器本体1に蓋体2を係合された容器組合体Bをシュリンクするが、その最終収縮時点における前記容器本体1と蓋体2との分離部10の近傍に、弱め部6が位置するように予め、容器組合体Bの形状、シュリンクフィルム3の種類および収縮の余裕率等により、所定の位置に弱め線6を設けることが必要である。
本発明における前記弱め線6は、包装体Pを開封するために、蓋体2を回転させたときに、容器本体1と蓋体2との形状が同形から異形となることにより、分離部10を被覆しているシュリンクフィルム3に捩じりの応力がかかり、前記弱め線6部分においてシュリンクフィルム3が破断する。弱め線6の全周が破断することによって、容器本体1と蓋体2とは完全に分離する。
【0010】
又、本発明における易開封性包装体Pは、前記容器組合体Bをシュリンクフィルム3により、収縮密着する際に、容器組合体Bとシュリンクフィルム3とが最終的に接着部7を有することを特徴とする。
前記接着部7は、容器組合体Bとシュリンクフィルム3との収縮密着部の全域であっても良いし、また、容器本体1または/及び蓋体2の全域またはそれぞれの部分的な接着部7としても良い。
【0011】
前記弱め線6は、蓋体2の回転により、該弱め線6が破断するものであればよく、具体的には、ミシン目あるいは、ハーフカット加工等の手法を用いることができるが、その他のフィルムの脆化処理を利用しても良い。
【0012】
また、ミシン目等の弱め線6の加工は、シュリンクフィルム3のフラット状態の工程において実施しても良いし、スリーブシール加工の段階または自動包装の包装段階、または、スリーブ加工後あるいは容器組合体Bを被覆した後のシュリンクフィルム3の所定の部分に施してもよい。
【0013】
次に、容器組合体Bとシュリンクフィルム3との接着について述べる。前に述べた通り、本発明においては、シリンクフィルム3と容器本体1及び/または蓋体2とがその接着は、シュリンクフィルム3が収縮密着している全域及び/又は部分的に接着させることを特徴とする。
容器組合体Bとシュリンクフィルム3とは接着剤等を用いて接着するが、前記接着剤はシュリンクフィルム3に塗工してもよいし、容器組合体Bの容器本体1または蓋体2の表面にアプリケーター等により塗布してもよい。例えば、シュリンクフィルム3への塗工については、シュリンクフィルム3の所定の位置に、熱活性タイプの接着剤を塗布乾燥させておくこにより、シュリンクのための加熱により。塗布された前記熱活性接着剤が、粘着性を発現して、容器本体1および/または蓋体2と接着させることにより可能である。
【0014】
本発明にかかる易開封性包装体Pを構成するシュリンクフィルム3への接着剤の塗工について説明する。シュリンクフィルム3と容器本体1および/又は蓋体2との接着の方法は、特に限定されるものではなく、製品となった際に接着状態となっていれば良く、例えば、予め、シュリンクフィルム3の裏面に印刷を施した後、該印刷面の上面全域又は所定の部分に、熱活性タイプの接着剤を塗布乾燥させておき、シュリンクのための加熱により、塗布された前記熱活性接着剤が粘着性を発現して、容器本体1および/または蓋体2と接着させる方法等がある。また、前記熱活性接着剤を容器組合体Bに塗布乾燥させておいてもよい。シュリンクフィルム3または容器組合体Bのいずれかにシュリンク包装工程において、前述のようにアプリケーターを用いて接着剤を塗布し、その粘着性の残存している段階においてシュリンクによる密着をし、最終的な製品となって出荷される段階においてシュリンクと容器組合体Bとが接着するような形式としてもよい。シュリンクフィルム3と容器組合体Bとを接着剤等を用いて接着させることにより、収縮密着力のみで一体化していた容器組合体Bとシュリンクフィルム3とがより確実に接着しているため、シュリンクフィルム3が容器本体1または蓋体2と分離することがなくなった。
【0015】
本発明にかかる易開封性包装体Pを構成する容器本体1および蓋体2の材質又は成型について説明する。本発明の容器本体1は、ブロー成形、射出成形等の通常の成形方法により得ることができる。また、用いられる樹脂としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリ塩化ビニル、ポリカーボネート、ポリビニルアルコール、ポリ塩化ビニリデン等の樹脂、または、前記樹脂の2種以上をブレンドして成形してなるもの、さらに、前記各種樹脂の2種以上を共押出し法により成形したものであってもよい。
【0016】
本発明の蓋体2は、インジェクション、シート成型等の通常の成形方法により得ることができる。ただし、本発明に用いる蓋体2としては、前記回転による開封において、蓋体2の容器本体1との嵌合部が開封に必要な変形をする程度の撓み性を示す樹脂を選択する。
本発明の蓋体2の成形に用いる樹脂の具体例としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリ塩化ビニル、ポリカーボネート、ポリビニルアルコール、ポリ塩化ビニリデン等の樹脂を用いて成形してなるもの、または、前記樹脂の2種以上をブレンドして成形してなるもの、さらに、前記各種樹脂の2種以上を共押出し法により成形したものであってもよい。
【0017】
以上説明した容器本体1と、蓋体2とを前記分離部10において係合し、容器組合体Bとし、シュリンクフィルム3により密着封緘をする。
【0018】
本発明にかかる易開封性包装体Pを開封する際の動作および包装体の状態の説明をする。シュリンクされた本発明による易開封性包装体Pの開封に際しては、図1(b)に示すように、シュリンクフィルム3が密着したまま、容器本体1を固定して、蓋体2を回転させる。又は、蓋体2を固定したまま容器本体1を回転させてもよい。回転により、蓋体2は、容器本体1から浮き上がり、やがて、容器本体1の段上げ部12あるいは図1の例のように、注出口フランジ17と蓋体2の環状壁の内面のアンダーカット部との係合部が外れるとともに、蓋体2または、容器本体1と蓋体2との角部が、シュリンクフィルム3を押し広げて、前記フィルム3に設けた弱め線6の部分において破断し、前記シュリンクフィルム3を容器本体1への密着部3bと、蓋体2への密着部3aに分離する。この際、容器本体1又は蓋体2とシュリンクフィルム3とは、それぞれ部分的または全体に接着されているために、容器本体1、蓋体2ともに密着したままである。従って、例えば、シュリンクフィルム3に設けられた印刷情報等はそのまま残存するので、容器本体1と蓋体2とを組み合わせのデザインとしておけば、それぞれが離れた所に置かれても、それらが組合体であることが容易に視認できる。
また、従来、シュリンクフィルムに印刷された危険物等の注意事項表示等も、本発明においては、容器本体1又は蓋体2に固定化されたシュリンクフィルム3a、または3bとともに常に分離することがないので安心である。従来のシュリンクフィルムによる包装において、前述のように、蓋体部分に密着したフィルムを容器から分離して開封する方式においては、蓋体部分を被覆するシュリンクフィルムに、開封後に必要な情報は印刷できず、容器本体を被覆する部分に多くの情報を印刷することになり、使用時にそれらの情報が読み難かったが、本発明のように、蓋体2部を被覆するシュリンクフィルム3への印刷情報が開封後も蓋体2に接着したまま残存することにより、デザインの自由度が広くなり、使用者にとっても読みやすい表示が可能となった。
【0019】
【実施例】
本発明の別の実施例として、図4〜図6に示すような易開封性包装体P′を作成した。この実施例は前述したように、容器本体51の段上げを高くすると、蓋体52の回転が困難になるが、この点を解決し、容器本体の段上げ部の形状の設計の自由度を拡張したものである。容器本体1′はポリ塩化ビニル樹脂を用いてブロー成形法により作成し、蓋体2′はポリプロピレン樹脂を用いて射出成形法により作成した。
容器本体1′としては、図4(c)または図5に示すように、容器本体1′の段上げの高さをやや高くし、なお、段上げ部12′の側面にアンダーカット14を設け、また、蓋体2′のスカート部21′の下部の内面に前記アンダーカット14に係合する突起22を設けた。図4(c)に示すように、前記段上げ部の4隅部分を段上げしない、即ち、段上げ欠落部15とすることによって、図4(b)に示すように開封の際の蓋体2′の捻りのときに、蓋体2′が回転し易く、ある程度回転した段階で、前記側面のアンダーカット14と蓋体2′の内面突起22との係合が外れる。
【0020】
本実施例におけるシュリンク3′としては、ポリ塩化ビニルの一軸延伸フィルム(容器組合体の胴部方向にシュリンクする)40μmを用いてその裏面の容器本体1′に密着する部分、蓋体2′に密着する部分の両方に印刷を施した。さらに、図4(a)に説明のための位置として示すように、容器本体1′、及び蓋体2′にわたる部分7′に前記印刷面に、エチレン・酢酸ビニル共重合体樹脂を接着成分とするホットメルト接着剤を15mm幅にストライブ状に塗布した。
なお、シュリンクの最終収縮時、容器組合体B′の分離部に位置する部分に弱め線6′としてミシン目を設けた。
【0021】
前記容器本体1′に、液体を充填し、中キャップ5′により密封し、蓋体2′を被せて、容器組合体B′とし、前記スリーブ加工した前記シュリンクフィルム3′を装着し、加熱炉の中において、所定の温度によりシュリンクさせ、密着収縮させて易開封性包装体P′を得た。
【0022】
得られた易開封性包装体P′を持ち、図4(b)に示すように、蓋体2′を回転させたところ、段上げ側面のアンダーカット14と蓋体2′のスカート内面に設けた突起22との係合が外れるとともに、密着収縮しているシュリンクフィルム3′に設けた弱め線6′が破断し、蓋体2′が容器本体1′と分離し、易開封された。このとき、蓋体2′に密着収縮しているシュリンクフィルム3′aは、蓋体2′から分離剥離することなく、接着部7′にて固着したままであり、印刷面が、そのまま蓋体2′表面に維持された。
【0023】
【発明の効果】
本発明の易開封性包装体は、バージンシール性を示すことができ、また、シュリンクフィルムのみを破りとる手間が省けて、容器本体と蓋体とを捻るだけで、シュリンクフィルムが蓋体に密着したまま弱め線に沿って破断分離し、容易に開封ができる。またこの際、シュリンクフィルムは、容器本体および蓋体にシュリンクしたままの状態として残るので、説明の必要な情報をシュリンクフィルムの全面に設けてもよい。
シュリンクフィルムは、容器本体と蓋体とに接着しているので、散逸することがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の易開封性包装体の開封方法の実施例を示す斜視図であり、(a)開封前、(b)開封時の状態、(c)容器本体と蓋体の分離状態、(d)シュリンクフィルムのみを別にした図
【図2】図1の容器容器本体及び中キャップを示す、(a)正面図、(b)上面図、(c)図1のX1 −X1 部断面図
【図3】図1の蓋体を示す(a)正面図、(b)下面図、(d)X2 −X2 部断面図
【図4】本発明の別の実施例を示す(a)開封前、(b)開封時の状態、(c)容器本体と蓋体の分離状態、(d)シュリンクフィルムのみを別にした図
【図5】図4の容器本体のみを示す、(a)正面図、(b)上面図
【図6】図4の蓋体を示す(a)一部断面を含む正面図、(b)下面図
【図7】従来の開封方法を示す斜視図
【符号の説明】
P,P′ 包装体
B,B′ 容器組合体
1,51,101 容器本体
2,52,102 蓋体
3,53,103 シュリンクフィルム
4,54,104 注出口
5,55,105 中キャップ
6,56,106 弱め線
7,57, 接着部
10,60,容器本体と蓋体との分離部
11,61,容器本体の分離面
12,62,段上げ部
13,63, 段上げ天面
16 傾斜部
17 注出口フランジ
20,70 蓋体天板
21,71 蓋体スカート部
22,72 スカート内面突起
23 環状壁
24,64 アンダーカット
65 段上げ欠落部

Claims (1)

  1. 上部に径の小さい注出口を備え、該注出口が中キャップにより閉鎖される容器本体と、該容器本体の上部に被せて嵌合される蓋体とからなり、
    容器本体の外面と蓋体の外面とが同一形状の分離面において嵌合しており、前記蓋体を回転することによって開封する構造を有し、前記回転によって、その上面から見た容器本体部と蓋体部との前記分離面の上面視の形状が異なる容器組合体をシュリンクフィルムにより包装する包装体であって、
    前記容器本体部の蓋体との分離面の内側に、蓋体との嵌合用の段上げ部を形成し、前記段上げ部の一部を切り欠くと共に、
    前記容器本体部の蓋体との分離面及び/又は段上げ部の上面が、容器の中心部に向かって競り上がる傾斜を形成しており、
    更に、前記シュリンクフィルムは前記容器本体および蓋体と接着されており、又、前記シュリンクフィルムの前記容器組合体の嵌合している部分の近傍には弱め線が設けられ、前記蓋体を回転させることによって、前記弱め線部分のシュリンクフィルムが破断する構造としたことを特徴とする易開封性包装体。
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