JP4089024B2 - Food packaging bags - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、食品包装袋に関するものであり、詳しくは、例えばハム・ソーセジ等を製造する際に好適に使用される食品包装袋に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、ハム・ソーセジは、収縮フイルムから成る袋に原料を充填した後にリテイナー内で加熱処理して製造される。そして、出荷に先立ち、袋表面に印刷ラベルが貼着される。ラベルの接着強度は、ラベル貼着面の水分によって影響を受けるため、リテイナー内から取り出された製品の袋表面は、ラベル貼着の前に乾燥を必要としない程に水切れが良好であることが望ましい。また、輸送時においては優れた耐ピンホール性が要求される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記実情に鑑みなされたものであり、その目的は、ラベル接着強度および耐ピンホール性に優れた食品包装袋を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
すなわち、本発明の要旨は、未延伸積層フイルム円筒体の端部を方形状に形成し、その対向する2辺をそれらの略中央から谷折りしてこれに他の2辺を重ね合わせて端部に沿って直線状のヒートシールバーによってヒートシールして成るリテイナー内加熱処理用食品包装容器であって、上記の積層フイルムは、少なくとも、最外層に配置される共重合ポリブチレンテレフタレート樹脂層(A)、ガスバリヤ性樹脂層(B)、最内層に配置されるヒートシール性樹脂層(C)を順次に積層した多層構造を有し、上記の共重合ポリブチレンテレフタレート樹脂において、ポリブチレンテレフタレート単位の割合が85〜99モル%であり、残余の共重合成分単位が数平均分子量300〜6000のポリテトラメチレンオキシドグリコールから誘導される単位であり、樹脂層(A)が有機微粒子から成るアンチブロッキング剤を含有していることを特徴とする食品包装袋に存する。
【0005】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を詳細に説明する。本発明の食品包装袋は、未延伸積層フイルムをヒートシールして構成される。そして、上記の未延伸積層フイルムは、少なくとも、最外層に配置される共重合ポリブチレンテレフタレート(PBT)樹脂層(A)、ガスバリヤ性樹脂層(B)、最内層に配置されるヒートシール性樹脂層(C)を順次に積層した多層構造を有する。そして、本発明の好ましい態様においては、上記の各層間には接着性樹脂層が配置される。
【0006】
共重合PBT樹脂層(A)において、テレフタル酸とブチレングリコールから誘導されるPBT単位の割合は85〜99モル%であり、残余が上記の共重合成分から誘導される単位である。斯かる共重合PBT樹脂の融点は200〜223℃の範囲が好ましい。因に、ホモPBT樹脂の融点は225℃である。
【0007】
本発明において、共重合PBT樹脂層(A)の共重合成分としては、ポリテトラメチレンオキシドグリコールが使用され、その数平均分子量は、300〜6000、好ましくは500〜2000の範囲である。斯かる条件満足する共重合PBT樹脂は、耐熱性を損なわずしてフイルムに柔軟性を与え、しかも、低温強伸度に優れるためにホモPBT樹脂を上回る耐ピンホール性を有する。
【0008】
共重合PBT樹脂層(A)には、食品包装袋の積層保管時における耐ブロッキング性の観点から、有機微粒子から成るアンチブロッキング剤を含有させる。
【0009】
上記の有機微粒子から成るアンチブロッキング剤としては、例えば、ポリスチレン、ポリエチレン、ポリアミド、ポリエステル、ポリアクリル酸エステル、ポリメタクリル酸エステル、エポキシ樹脂、ポリ酢酸ビニル、ポリ塩化ビニル等の単独または共重合体などから成る架橋剤を含有していてもよい微粒子が挙げられる。
【0010】
上記の各アンチブロッキング剤の平均粒径は通常1〜10μm程度であり、また、その使用量は、樹脂に対し、通常100〜10,000ppm、好ましくは1,000〜5,000ppmである。本発明においては、特に、ポリアクリル酸エステル又はポリメタクリル酸エステルの微粒子が好適に使用される。
【0011】
ガスバリヤ性樹脂層(B)は、ポリアミド(PA)、エチレン−酢酸ビニル共重合体鹸化物(EVOH)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレート(PEN)、ポリカーボネート(PC)の群から選択される何れかの樹脂にて構成される。これらの中では、ポリアミド(PA)又はエチレン−酢酸ビニル共重合体鹸化物(EVOH)が好ましく、特に、ポリアミド(PA)が好ましい。
【0012】
本発明においては、(1)3員環以上のラクタム、(2)重合可能なω−アミノ酸、(3)ジアミンとジカルボン酸の各ポリアミド原料の重縮合によって得られるポリアミドを使用することが出来る。
【0013】
3員環以上のラクタムとしては、具体的には、ε−カプロラクタム、エナントラクタム、α−ピロリドン、α−ピペリドン等が挙げられ、重合可能なω−アミノ酸としては、具体的には、6−アミノヘキサン酸、7−アミノヘプタン酸、11−アミノウンデカン酸、9−アミノノナン酸などが挙げられる。
【0014】
ジアミンとしては、具体的には、ヘキサメチレンジアミン、ノナメチレンジアミン、ウンデカメチレンジアミン、ドデカメチレンジアミン、メタキシリレンジアミン等が挙げられ、ジカルボン酸としては、具体的には、テレフタル酸、イソフタル酸、アジピン酸、セバチン酸、ドデカン二塩基酸、グルタール酸などが挙げられる。
【0015】
本発明で使用するポリアミドの具体例としては、ナイロン4、6、7、8、11、12、6・6、6・10、6・11、6・12、6T、6/6・6、6/12、6/6T、6I/6T等が挙げられる。
【0016】
ヒートシール性樹脂層(C)は、通常、高密度ポリエチレン(HDPE)、中密度ポリエチレン(MDPE)、低密度ポリエチレン(LDPE)、ポリプロピレン(PP)、エチレンー酢酸ビニル共重合体(EVA)、エチレンーメタクリレート共重合体(EMA)、エチレンーエチルアクリレート共重合体(EEA)、エチレンーメタクリレート共重合体(EMMA)、エチレンーアクリル酸エチル共重合体(EAA)、エチレンーメタクリル酸エチル共重合体(EMAA)、接着性ポリエチレン、アイオノマー樹脂、EVA鹸化物、線状低密度ポリエチレン(L−LDPE)或いはそれらの共重合体が使用される。これらの中では、線状低密度ポリエチレン(L−LDPE)が好ましい。
【0017】
線状低密度ポリエチレン(L−LDPE)は、エチレンと炭素数3〜13のα−オレフィンとの共重合体(エチレン含有量:86〜99.5モル%)であり、従来の高圧法により製造されたLDPEとは異なる低中密度のポリエチレンである。高圧法LDPEとLLDPEとの構造的違いは、前者は多分岐状の分子構造であり、後者は直鎖状の分子構造となっている点である。LLDPEの製造において、エチレンと共重合されるα−オレフィンとしては、ブテン−1、ペンテン−1、ヘキセン−1、オクテン−1、4−メチルペンテン−1等が挙げられる。これらの共重合は、所謂チーグラーナッタ型触媒を使用した低中圧法によって行われる。
【0018】
上記のLLDPEの具体例を商品名で示せば、ユニポール(UCC社)、ダウレックス(ダウケミカル)、スクレアー(デュポンカナダ社)、マーレックス(フィリップス社)、ネオゼツクス及びウルトゼツクス(三井石油化学)、日石リニレツクス(日本石油化学社)、スタミレツクス(DSM社)等が挙げられる。
【0019】
接着性樹脂層は、通常、変性ポリオレフィン樹脂(APO)にて構成される。斯かるAPOは、エチレン成分および/またはプロピレン成分を主たる構成成分としたポリオレフィン樹脂にα,β不飽和カルボン酸またはその誘導体を共重合および/またはグラフト重合させて製造される。
【0020】
上記のポリオレフィン樹脂としては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−ブテン−1共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−アクリル酸共重合体、エチレン−エチルアクリル酸共重合体、エチレン−アクリル酸ナトリウム共重合体などが挙げられる。
【0021】
上記の共重合されるα,β−不飽和カルボン酸またはその誘導体としては、アクリル酸、メタクリル酸、メチルメタクリル酸、アクリル酸ナトリウム、アクリル酸亜鉛、酢酸ビニル、グリシジルメタクリレート等が挙げられ、分子鎖中に40モル%以内の範囲内で含まれる。共重合変性ポリオレフィン樹脂としては、例えばエチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−アクリル酸共重合体、エチレン−エチルアクリル酸共重合体、エチレン−アクリル酸ナトリウム共重合体などが挙げられる。
【0022】
上記のグラフトされるα,β−不飽和カルボン酸またはその誘導体としては、例えば、アクリル酸、メタクリル酸、エタクリル酸、マレイン酸、フマル酸あるいはこれらの酸無水物、または、これらの酸のエステル等が挙げられる。これらの変性用化合物の中では、特に、無水マレイン酸が好適である。また、グラフト量は、ポリオレフィン樹脂に対し0.01〜25重量%、好ましくは0.05〜1.5重量%の範囲から選択される。
【0023】
グラフト反応は、常法に従い、通常、ポリオレフィン樹脂とα,β−不飽和カルボン酸またはその誘導体とを樹脂温度150〜300℃で溶融混合することにより行われる。グラフト反応に際しては、反応を効率よく行なわせるために、α,α′−ビス−t−ブチルパーオキシ−p−ジイソプロピルベンゼン等の有機過酸化物を0.001〜0.05重量%配合するのがよい。
【0024】
上記の未積層フイルムにおいて、共重合PBT樹脂層(A)は最外層に、ヒートシール性樹脂層(C)は最内層に配置され、そして、ガスバリヤ性樹脂層(B)はこれらの中間に配置される。(A)層の厚さは、通常5〜100μm、好ましくは10〜70μm、(B)層の厚さは、通常5〜50μm、好ましくは10〜30μm、(C)層の厚さは、通常20〜100μm、好ましくは30〜70μmとされる。そして、好ましい態様において各層間に配置される接着性樹脂層の厚さは、通常2〜30μm、好ましくは5〜15μmとされる。
【0025】
本発明の食品包装袋は、例えば、共押出環状ダイを使用した下向水冷成形法によって積層フイルムの円筒体を製造し、次いで、円筒体の端部をヒートシールすることにより製造される。積層フイルムはTダイ法によって製造してもよい。そして、上記のヒートシールは、通常、ガセット加工として行われる。上記の共押出成形法およびガセット加工は、それ自体、何れも公知の技術であり、その好ましい態様の概要は次の通りである。
【0026】
すなわち、上記の共押出成形法は、通常、環状ダイの下方にサイズ用リングが内部に備えられた水槽を配置し、当該水槽の下方に安内板と巻取ロールとを順次に配置して成る設備を使用し、そして、環状ダイから複数種類の原料樹脂を実質的に延伸が起こらない様に共押し出しし、サイズ用リングの間を通過させて冷却した後、積層フイルムの円筒体を安内板を通して巻取ロールに供給して折り畳み、ダブルフイルムとして巻き取る方法である。従って、得られる積層フイルムは、実質的に未延伸フイルムであり、その好ましい態様において、長さ方向(MD)及び幅方向(TD)の加熱収縮率(JIS K 6734)が何れも5%以下である。
【0027】
ガセット加工は、円筒体の端部に折り込みシールを行う加工法であり、通常のガセット加工の場合は、円筒体の端部を方形状に形成し、その対向する2辺をそれらの略中央から谷折りしてこれに他の2辺を重ね合わせて端部に沿って直線状のヒートシールバーによってヒートシールする。
【0028】
本発明の食品包装袋は、例えばハム・ソーセジ等を製造する際に好適に使用されるが、特に、共重合PBT樹脂によって最外層を構成したことにより、リテイナーから取り出した直後のラベル接着強度に優れるという特徴を有する。斯かる特徴は、上記の最外層を構成する樹脂の水切れが極めて良好であるとの理由に基づくと推定されるが、後記の比較例に示す様に、例えばPBT樹脂と同種のPET樹脂またはPEN樹脂によっては達成されず、特定のポリエステル樹脂によって達成されると言う事実は、極めて意外な事実である。
【0029】
特に、最外層が共重合PBT樹脂で構成された本発明の食品包装袋は、積層フイルム自体の耐カール性にも優れるという特徴を有する。すなわち、最外層がPBT樹脂以外の樹脂で構成された食品包装袋は、ガセット袋の開放端がカールして原料充填時に支障を来すことがあるが、斯かる問題は、最外層が共重合PBT樹脂で構成された食品包装袋には発生しない。
【0030】
【実施例】
以下、本発明を実施例により更に詳細に説明するが、本発明は、その要旨を超えない限り、以下の実施例に限定されるものではない。
【0031】
実施例1
5層共押出環状ダイを使用した下向水冷成形法により、共重合PBT(8μm)/APO(6μm)/NY:ナイロン6(16μm)/APO(6μm)/L−LDPE(44μm)の層構成を有する積層フイルムの円筒体を製造した。上記の共重合PBTは、融点が222℃であり、共重合成分が数平均分子量1000のポリテトラメチレンオキシドグリコールであり、その含有量が2.5モル%であり、そして、アンチプロッキング剤として平均粒径6μmのポリメチルメタクリレート(PMMA)微粒子2,000ppmを配合して使用した。押出温度は240℃、水冷温度は28℃、巻取速度は15m/min.とした。得られた円筒体を所定長さにスリットし、その一端部に端部に沿った直線状のヒートシールを伴うガセット加工を行い、最外層がPBTで最内層がL−LDPEのガセット袋を得た。
【0032】
上記のガセット袋に予め調理されたハム原料を充填した後、リテイナーにセットして加熱処理し、長手方向中心部の縦横が共に8cmで且つ全長が35cmの方形状ハムを製造した。得られたハム製品について、次の(1)〜(4)の方法により、ラベル接着強度、耐ブロッキング性、耐ピンホール性およびカール性を評価し、結果を表2に示す。
【0033】
(1)ラベル接着強度:
リテイナーから取り出した直後のハム製品の袋の表面にラベルを貼着し、そのピール強度(g/15mm)を測定した。
【0034】
(2)耐ピンホール性:
10ケース(10袋/ケース)について、−20℃における冷凍輸送テスト(四国一円)を行い、移送時の破袋数を以て評価した。
【0035】
(3)耐ブロッキング性:
表面を乾燥した2個のハム製品を重ね併せてその滑り性を測定した。測定には、引張試験機を使用し、滑り性をgで表した。このg数が小さい程に滑り性が良好であり、耐ブロッキング性が優れる。
【0036】
(4)カール性:
ガセット袋の開放端のカールの状態を目視観察した。
【0037】
実施例2及び比較例1〜3
最外層の樹脂の種類を表1に示す様に変更した以外は、実施例1と同様にしてガセット袋を得た後、ハム製品を製造した。なお、最外層の原料樹脂には、実施例1と同様に平均粒径6μmのPMMA微粒子3000ppmを配合して使用した。得られたハム製品について、ラベル接着強度、耐ブロッキング性および耐ピンホール性を評価し、結果を表2に示す。
【0038】
【表1】
【0039】
【表2】
【0040】
【発明の効果】
以上説明した本発明によれば、ラベル接着強度および耐ピンホール性に優れた食品包装袋が提供される。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a food packaging bag, and more particularly to a food packaging bag suitably used for producing ham, sausage or the like.
[0002]
[Prior art]
In general, ham and sausage are manufactured by filling a bag made of shrink film with a raw material and then heat-treating it in a retainer. Prior to shipment, a printed label is attached to the bag surface. Since the adhesive strength of the label is affected by the moisture on the label attachment surface, the bag surface of the product taken out from the retainer may be sufficiently drained so that it does not need to be dried before label attachment. desirable. Also, excellent pinhole resistance is required during transportation.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
This invention is made | formed in view of the said situation, The objective is to provide the food packaging bag excellent in label adhesive strength and pinhole resistance.
[0004]
[Means for Solving the Problems]
That is, the gist of the present invention is that an end portion of an unstretched laminated film cylindrical body is formed in a rectangular shape, two opposing sides are valley-folded from their approximate center, and the other two sides are overlapped with each other. A food packaging container for heat treatment in a retainer that is heat-sealed by a linear heat-seal bar along a portion, wherein the laminated film includes at least a copolymerized polybutylene terephthalate resin layer ( A) A multilayer structure in which a gas barrier resin layer (B) and a heat sealable resin layer (C) disposed in the innermost layer are sequentially laminated. In the copolymer polybutylene terephthalate resin, a polybutylene terephthalate unit Is derived from polytetramethylene oxide glycol having a number average molecular weight of 300 to 6000, and the remaining copolymer component unit is 85 to 99 mol%. Unit der that is, the resin layer (A) consists in a food packaging bag is characterized that you have to contain an anti-blocking agent composed of an organic particulate.
[0005]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, the present invention will be described in detail. The food packaging bag of the present invention is constituted by heat-sealing an unstretched laminated film. The unstretched laminated film includes at least a copolymerized polybutylene terephthalate (PBT) resin layer (A) disposed in the outermost layer, a gas barrier resin layer (B), and a heat sealable resin disposed in the innermost layer. It has a multilayer structure in which the layers (C) are sequentially laminated. And in the preferable aspect of this invention, an adhesive resin layer is arrange | positioned between said each interlayer.
[0006]
In the copolymerization PBT resin layer (A), the proportion of PBT units derived from terephthalic acid and butylene glycol are 8 5 to 99 mol%, a unit which residual is derived from the copolymerization component. The copolymer PBT resin preferably has a melting point in the range of 200 to 223 ° C. Incidentally, the melting point of homo PBT resin is 225 ° C.
[0007]
In the present invention, as the copolymerization component of the copolymer PBT resin layer (A), is used polytetramethylene oxide glycol, the number average molecular weight is 3 00-6000, is good Mashiku in the range of 500-2000 . The copolymerized PBT resin satisfying such conditions gives the film flexibility without impairing the heat resistance, and has excellent pinhole resistance exceeding that of the homo PBT resin because of excellent low-temperature strength and elongation.
[0008]
Copolymerized PBT resin layer (A), from the viewpoint of blocking resistance during lamination storage food packaging bags, Ru is contained an anti-blocking agent comprising al or organic fine particles.
[0009]
Examples of the anti-blocking agent composed of the above organic fine particles include, for example, polystyrene, polyethylene, polyamide, polyester, polyacrylic acid ester, polymethacrylic acid ester, epoxy resin, polyvinyl acetate, polyvinyl chloride and the like alone or as a copolymer. also contain a crosslinking agent consisting of include good fine.
[0010]
The average particle size of each antiblocking agent is usually about 1 to 10 μm, and the amount used is usually 100 to 10,000 ppm, preferably 1,000 to 5,000 ppm, based on the resin. In the present invention, especially, fine particles of polyacrylic acid esters or polymethacrylic acid esters are preferably used.
[0011]
The gas barrier resin layer (B) is selected from the group of polyamide (PA), saponified ethylene-vinyl acetate copolymer (EVOH), polyethylene terephthalate (PET), polyethylene naphthalate (PEN), and polycarbonate (PC). It is composed of any resin. Among these, polyamide (PA) or ethylene-vinyl acetate copolymer saponified product (EVOH) is preferable, and polyamide (PA) is particularly preferable.
[0012]
In the present invention, polyamides obtained by polycondensation of (1) 3-membered or more lactams, (2) polymerizable ω-amino acids, and (3) diamine and dicarboxylic acid polyamide raw materials can be used.
[0013]
Specific examples of the lactam having 3 or more rings include ε-caprolactam, enantolactam, α-pyrrolidone, α-piperidone, and the like, and specific examples of the polymerizable ω-amino acid include 6-amino Examples include hexanoic acid, 7-aminoheptanoic acid, 11-aminoundecanoic acid, and 9-aminononanoic acid.
[0014]
Specific examples of the diamine include hexamethylene diamine, nonamethylene diamine, undecamethylene diamine, dodecamethylene diamine, and metaxylylene diamine. Specific examples of the dicarboxylic acid include terephthalic acid and isophthalic acid. , Adipic acid, sebacic acid, dodecanedioic acid, glutaric acid and the like.
[0015]
Specific examples of the polyamide used in the present invention include nylon 4, 6, 7, 8, 11, 12, 6 · 6, 6 · 10, 6 · 11, 6 · 12, 6T, 6/6 · 6, 6 / 12, 6 / 6T, 6I / 6T, and the like.
[0016]
The heat-sealable resin layer (C) is usually made of high-density polyethylene (HDPE), medium-density polyethylene (MDPE), low-density polyethylene (LDPE), polypropylene (PP), ethylene-vinyl acetate copolymer (EVA), ethylene- Methacrylate copolymer (EMA), ethylene-ethyl acrylate copolymer (EEA), ethylene-methacrylate copolymer (EMMA), ethylene-ethyl acrylate copolymer (EAA), ethylene-ethyl methacrylate copolymer ( EMAA), adhesive polyethylene, ionomer resin, EVA saponified product, linear low density polyethylene (L-LDPE) or a copolymer thereof is used. Among these, linear low density polyethylene (L-LDPE) is preferable.
[0017]
Linear low density polyethylene (L-LDPE) is a copolymer of ethylene and an α-olefin having 3 to 13 carbon atoms (ethylene content: 86 to 99.5 mol%), and is produced by a conventional high pressure method. It is a low to medium density polyethylene different from the LDPE produced. The structural difference between the high pressure method LDPE and LLDPE is that the former has a multi-branched molecular structure and the latter has a linear molecular structure. Examples of the α-olefin copolymerized with ethylene in the production of LLDPE include butene-1, pentene-1, hexene-1, octene-1, 4-methylpentene-1. These copolymers are carried out by a low-medium pressure method using a so-called Ziegler-Natta type catalyst.
[0018]
Specific examples of the above LLDPE can be shown by trade names: Unipol (UCC), Dowlex (Dow Chemical), Screer (DuPont Canada), Marlex (Philips), Neox and Ultzets (Mitsui Petrochemical), Japan Stone Linilex (Nippon Petrochemical Co., Ltd.), Stamilex (DSM Corp.), etc. are mentioned.
[0019]
The adhesive resin layer is usually composed of a modified polyolefin resin (APO). Such APO is produced by copolymerizing and / or graft-polymerizing an α, β unsaturated carboxylic acid or a derivative thereof to a polyolefin resin mainly composed of an ethylene component and / or a propylene component.
[0020]
Examples of the polyolefin resin include polyethylene, polypropylene, ethylene-propylene copolymer, ethylene-butene-1 copolymer, ethylene-vinyl acetate copolymer, ethylene-acrylic acid copolymer, and ethylene-ethylacrylic acid. Examples thereof include a copolymer and an ethylene-sodium acrylate copolymer.
[0021]
Examples of the α, β-unsaturated carboxylic acid or derivative thereof to be copolymerized include acrylic acid, methacrylic acid, methyl methacrylic acid, sodium acrylate, zinc acrylate, vinyl acetate, glycidyl methacrylate, and the like. It is contained in the range within 40 mol%. Examples of the copolymer-modified polyolefin resin include an ethylene-vinyl acetate copolymer, an ethylene-acrylic acid copolymer, an ethylene-ethylacrylic acid copolymer, and an ethylene-sodium acrylate copolymer.
[0022]
Examples of the grafted α, β-unsaturated carboxylic acid or derivative thereof include acrylic acid, methacrylic acid, ethacrylic acid, maleic acid, fumaric acid, acid anhydrides thereof, and esters of these acids. Is mentioned. Of these modifying compounds, maleic anhydride is particularly preferred. The graft amount is selected from the range of 0.01 to 25% by weight, preferably 0.05 to 1.5% by weight, based on the polyolefin resin.
[0023]
The grafting reaction is usually performed by melt-mixing a polyolefin resin and an α, β-unsaturated carboxylic acid or a derivative thereof at a resin temperature of 150 to 300 ° C. according to a conventional method. In the grafting reaction, 0.001 to 0.05% by weight of an organic peroxide such as α, α'-bis-t-butylperoxy-p-diisopropylbenzene is blended in order to carry out the reaction efficiently. Is good.
[0024]
In the non-laminated film, the copolymerized PBT resin layer (A) is disposed in the outermost layer, the heat sealable resin layer (C) is disposed in the innermost layer, and the gas barrier resin layer (B) is disposed in the middle thereof. Is done. The thickness of the (A) layer is usually 5 to 100 μm, preferably 10 to 70 μm, the thickness of the (B) layer is usually 5 to 50 μm, preferably 10 to 30 μm, and the thickness of the (C) layer is usually The thickness is 20 to 100 μm, preferably 30 to 70 μm. In the preferred embodiment, the thickness of the adhesive resin layer disposed between the layers is usually 2 to 30 μm, preferably 5 to 15 μm.
[0025]
The food packaging bag of the present invention is manufactured, for example, by manufacturing a cylindrical body of a laminated film by a downward water-cooling molding method using a coextrusion annular die and then heat-sealing the end of the cylindrical body. The laminated film may be manufactured by a T-die method. And said heat sealing is normally performed as a gusset process. The co-extrusion method and gusset processing are both known techniques per se, and the outline of preferred embodiments thereof is as follows.
[0026]
That is, in the above-mentioned coextrusion molding method, usually, a water tank having a size ring inside is disposed below the annular die, and an an inner plate and a winding roll are sequentially disposed below the water tank. And then co-extruding a plurality of types of resin from the annular die so that substantially no stretching occurs, and after passing through the size ring for cooling, the cylinder of the laminated film is made safe. This is a method in which the film is supplied to a take-up roll through an inner plate, folded, and taken up as a double film. Therefore, the obtained laminated film is substantially an unstretched film, and in the preferred embodiment, the heat shrinkage (JIS K 6734) in the length direction (MD) and the width direction (TD) are both 5% or less. is there.
[0027]
The gusset processing is a processing method in which the end of the cylindrical body is folded and sealed, and in the case of normal gusset processing, the end of the cylindrical body is formed in a rectangular shape, and the two opposite sides are formed from their approximate center. The valley is folded, and the other two sides are overlapped with each other and heat sealed by a linear heat seal bar along the end.
[0028]
The food packaging bag of the present invention is preferably used when producing ham, sausage, etc., for example, and in particular, by forming the outermost layer with a copolymerized PBT resin, the label adhesive strength immediately after taking out from the retainer. It has the feature of being excellent. Such characteristics are presumed to be based on the reason that the water drainage of the resin constituting the outermost layer is extremely good. For example, as shown in a comparative example described later, for example, the same type of PET resin or PEN as the PBT resin The fact that it is not achieved with a resin and is achieved with a specific polyester resin is a surprising fact.
[0029]
In particular, the food packaging bag of the present invention in which the outermost layer is composed of a copolymerized PBT resin has a feature that the curl resistance of the laminated film itself is also excellent. In other words, food packaging bags whose outermost layer is made of a resin other than PBT resin may curl the open end of the gusseted bag and cause troubles when filling the raw material. It does not occur in food packaging bags made of PBT resin.
[0030]
【Example】
EXAMPLES Hereinafter, although an Example demonstrates this invention still in detail, this invention is not limited to a following example, unless the summary is exceeded.
[0031]
Example 1
Layer structure of copolymerized PBT (8 μm) / APO (6 μm) / NY: nylon 6 (16 μm) / APO (6 μm) / L-LDPE (44 μm) by downward water-cooling molding using a five-layer coextrusion annular die A cylindrical body of a laminated film having the following was manufactured. The copolymer PBT has a melting point of 222 ° C., a copolymer component of polytetramethylene oxide glycol having a number average molecular weight of 1000, a content of 2.5 mol%, and as an anti-procking agent. 2,000 ppm of polymethyl methacrylate (PMMA) fine particles having an average particle diameter of 6 μm were blended and used. The extrusion temperature was 240 ° C., the water cooling temperature was 28 ° C., and the winding speed was 15 m / min. It was. The obtained cylindrical body is slit to a predetermined length, and gusset processing with linear heat sealing along the end portion is performed at one end portion thereof to obtain a gusset bag in which the outermost layer is PBT and the innermost layer is L-LDPE. It was.
[0032]
After filling the above-mentioned gusset bag with ham raw material cooked in advance, the hamset was set in a retainer and heat-treated to produce a rectangular ham having a length and width of 8 cm in the center in the longitudinal direction and a total length of 35 cm. About the obtained ham product, label adhesive strength, blocking resistance, pinhole resistance, and curling property were evaluated by the following methods (1) to (4), and the results are shown in Table 2.
[0033]
(1) Label adhesion strength:
A label was affixed to the surface of a bag of ham product immediately after removal from the retainer, and the peel strength (g / 15 mm) was measured.
[0034]
(2) Pinhole resistance:
Ten cases (10 bags / case) were subjected to a refrigerated transport test (-20 yen in Shikoku) at -20 ° C., and the number of broken bags at the time of transfer was evaluated.
[0035]
(3) Blocking resistance:
Two ham products whose surfaces were dried were overlapped to measure the slipperiness. A tensile tester was used for the measurement, and the slipperiness was expressed in g. The smaller the g number, the better the slipperiness and the better the blocking resistance.
[0036]
(4) Curl property:
The state of curling at the open end of the gusset bag was visually observed.
[0037]
Example 2 and Comparative Examples 1-3
A ham product was manufactured after obtaining a gusset bag in the same manner as in Example 1 except that the type of the outermost resin was changed as shown in Table 1. The outermost raw material resin was mixed with 3000 ppm of PMMA fine particles having an average particle diameter of 6 μm in the same manner as in Example 1. About the obtained ham product, label adhesive strength, blocking resistance, and pinhole resistance were evaluated, and the results are shown in Table 2.
[0038]
[Table 1]
[0039]
[Table 2]
[0040]
【The invention's effect】
According to the present invention described above, a food packaging bag excellent in label adhesive strength and pinhole resistance is provided.
Claims (1)
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JP21481298A JP4089024B2 (en) | 1998-07-14 | 1998-07-14 | Food packaging bags |
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JP21481298A JP4089024B2 (en) | 1998-07-14 | 1998-07-14 | Food packaging bags |
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Family Applications (1)
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JP21481298A Expired - Lifetime JP4089024B2 (en) | 1998-07-14 | 1998-07-14 | Food packaging bags |
Country Status (1)
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