JP4080009B2 - Autonomous mobile device - Google Patents
Autonomous mobile device Download PDFInfo
- Publication number
- JP4080009B2 JP4080009B2 JP08522096A JP8522096A JP4080009B2 JP 4080009 B2 JP4080009 B2 JP 4080009B2 JP 08522096 A JP08522096 A JP 08522096A JP 8522096 A JP8522096 A JP 8522096A JP 4080009 B2 JP4080009 B2 JP 4080009B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- automatic door
- mobile device
- autonomous mobile
- heat
- heater
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 230000020169 heat generation Effects 0.000 claims description 87
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 80
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims description 3
- 238000004891 communication Methods 0.000 description 15
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 10
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 7
- 230000005856 abnormality Effects 0.000 description 6
- 238000012545 processing Methods 0.000 description 5
- 238000012937 correction Methods 0.000 description 3
- 230000007613 environmental effect Effects 0.000 description 3
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 description 3
- 230000002159 abnormal effect Effects 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000006870 function Effects 0.000 description 1
- 230000012447 hatching Effects 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
- 238000012544 monitoring process Methods 0.000 description 1
- 238000012827 research and development Methods 0.000 description 1
- 239000000779 smoke Substances 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Burglar Alarm Systems (AREA)
- Control Of Position, Course, Altitude, Or Attitude Of Moving Bodies (AREA)
- Power-Operated Mechanisms For Wings (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は自律移動装置に係り、特に、熱を感知してドアの開閉を行う自動ドアが存在する移動経路上を移動する自律移動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、建物等の巡回警備をロボットにより行わせるために自律移動装置の研究開発が盛んに行われている。
自律移動装置は予め設定された走行経路を障害物を回避しながら走行するものである。
【0003】
図8に従来の自律移動装置の一例のブロック構成図を示す。
従来の自律移動装置21は、主に制御部22、環境認識センサ部23、移動制御部24、入出力部25から構成される。
制御部22は、記憶部22a及び処理部22bより構成される。
【0004】
記憶部22aには自律移動装置が走行する走行経路地図が走行開始地点の絶対位置、走行方向、走行距離、走行経路の両側の壁の有無、壁面までの距離等のデータとして記述されている。
環境認識センサ部23は、超音波センサや光センサ等からなり、壁までの距離や障害物の有無を検知する。移動センサはジャイロやパルスエンコーダ等よりなり、走行方向や走行距離等を検出する。
【0005】
移動制御部24は、自律移動装置21を走行させる走行部24a、走行部24aによる自律移動装置1の移動量及び移動方向を検出する移動センサ24bより構成される。
入出力部25は制御部22、環境認識センサ部23、移動制御部24を接続し、各部のデータの入出力を制御する。
【0006】
制御部22の処理部22bには記憶部22aから走行経路などの情報が供給されると共に、環境認識センサ部23から障害物、壁までの距離等の情報、移動センサ24bから自律移動装置1の移動距離、移動方向等の情報が供給され、これらの情報に基づいて走行部24aを制御して、自律移動装置1の走行を制御する。
【0007】
次に自律移動装置の動作を説明する。
自律移動装置21を所定の走行経路に沿って移動させる場合、まず、処理部22bにより記憶部22aに記憶された走行制御プログラムを起動する。走行制御プログラムが起動されると、走行制御プログラムは、記憶部22aに予め記憶されている走行経路地図のデータを読み取り、移動センサ24bから得られる自律移動装置21の走行距離及び走行方向の情報をこの走行経路地図情報と比較して目的地に向かう。このとき、走行制御プログラムは、環境認識センサ部23により周辺との距離、障害物等を検出すると、自律移動装置21の位置を補正する補正データを作成しつつ、障害物等を迂回する経路をたどり、障害物の迂回後は補正データを用いて記憶部22aに記憶された走行経路に戻る。
【0008】
以上のようにして自律移動装置21を予め記憶部22aに設定した走行経路上を移動させていた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかるに、従来の自律移動装置では、走行経路上に自動ドアが存在する場合には、その自動ドアが光センサ、超音波センサ、マットセンサ等の出力により開放されるものにおいては、自律移動装置も上記センサにより検知され、自動ドアを開放できるものの、自動ドアが熱検知センサの出力により開放されるものでは、自律移動装置が熱検知センサにより検知されるほどの熱を発していないため、熱検知センサにより検知されず、自動ドアが開放されないので、このような自動ドアを通行できなかった。
【0010】
自律移動装置を用いて警備を行う場合、様々な建物において使用すること想定しなければならない。警備対象となる建物の中には当然のことながら熱検知センサの出力により開放される自動ドアが存在する建物もある。このような建物において、熱検知センサの出力により開放される自動ドアを自律移動装置の走行経路として設定する必要がある場合には、自動ドアを開放させるためのセンサを熱検知センサから光センサ、超音波センサ、マットセンサ等に変更したり、自律移動装置により自動ドアを開放する手段を別途設けるなど、自動ドアに対して何らかの改造が必要となる。
【0011】
このことは、自律移動装置による巡回警備を導入するにあたって、コスト的、時間的に大きな負担となっていた。また、イベント等において短期間だけ自律移動装置による巡回警備を導入しようとする場合、短期間の警備のためだけに自動ドアに改造を施すことは困難で、事実上、自律移動装置による巡回警備の導入を不可能なものとしていた。
【0012】
本発明は上記の点に鑑みてなされたもので、熱検知センサの出力によって開放する自動ドアの通行が可能な自律移動装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
請求項1は、移動手段を自ら制御することにより自律移動する自律移動装置において、熱を検知して開放される自動ドアの熱検知手段の検知エリアで前記熱検知手段の方向に向けて熱を発生するヒータを有することを特徴とする。
【0014】
請求項1によれば、ヒータにより熱を検知して開放される自動ドアの熱検知手段の検知エリアで前記熱検知手段の方向に向けて熱を発生させることにより熱を検知して開放される自動ドアにより検知され、このような自動ドアを開放し、通過することができる。請求項2は、走行経路及び前記走行経路上の前記自動ドアの位置が記憶された記憶手段と、走行位置を検出する走行位置検出手段と、前記記憶手段に記憶された前記走行経路上の前記自動ドアの位置に応じて前記ヒータを発熱させる発熱開始位置を設定するとともに、前記走行位置検出手段により検出された走行位置が前記発熱開始位置に到達したときに前記ヒータを発熱させる制御手段を有することを特徴とする。
【0015】
請求項2によれば、熱を検知して開放される自動ドアが設置された位置でヒータを発熱させることができるため、消費電力を低減できる。
請求項3は、前記制御手段により前記記憶手段に記憶された前記移動経路上の前記自動ドアの位置に応じて前記ヒータを発熱を停止させる発熱停止位置を設定し、前記走行位置検出手段により検出された走行位置が前記発熱停止位置に到達したときに前記ヒータの発熱を停止させることを特徴とする。
【0016】
請求項3によれば、熱を検知して開放される自動ドアを通過した後には、ヒータの発熱を停止できるため、消費電力を低減できる。
請求項4は、前記制御手段により前記自動ドアが開放されなかったときに前記ヒータの発熱量を制御することを特徴とする。
【0017】
請求項4によれば、自動ドアが開放されなかったときに、ヒータの発熱量を自動ドアで検知しやすい発熱量に制御することにより、確実に自動ドアを開放することができる。
請求項5は、障害物を検出する障害物検出手段と、
監視センタに警報を送信する情報送信手段とを有し、
前記制御手段により前記記憶手段に記憶された前記走行経路上の前記自動ドアの位置に応じて前記自動ドアを検索する自動ドア検索位置を設定し、前記走行位置検出手段により検出される走行位置が前記自動ドア検索位置に到達したときに前記移動手段を前記自動ドアを通過するのに予め設定された所定の速度で走行するように制御し、このとき、前記障害検出手段が障害物を検出した場合には、自動ドアが開放されていないと判断して後退し、前記ヒータの発熱量を制御した後に、再び前進し、該動作を所定回数繰り返したとき、前記情報送信手段を制御して警報を送信することを特徴とする。
【0018】
請求項5によれば、走行位置が自動ドア検索位置に到達したときに移動手段を自動ドアを通過するのに予め設定された所定の速度で走行するように制御することにより、自動ドアを安全に通過できる。また、障害検出手段が障害物を検出した場合には、自動ドアが開放されていないと判断して後退し、ヒータの発熱量を制御した後に、再び前進することにより自動ドアを破損することなく安全に自動ドアを通過できる。さらに、後退、ヒータの熱量の制御を所定回数繰り返しても自動ドアが開放されない時には、警報を発することにより、自律移動装置及び自動ドアの異常を監視センタに通知できる。
【0019】
【発明の実施の形態】
図1に本発明の自律移動装置の一実施例のブロック構成図を示す。
本実施例の自律移動装置1は、建物の巡回警備用に用いられるもので、主に、主制御部2、入出力部3、ヒータ部4、情報通信部5、環境認識センサ部6、警備センサ部7、移動制御部8から構成される。
【0020】
主制御部2は、CPUにより構成される処理部2a、RAM(Random Access Memory)及びROM(Read Only Memory)等から構成される記憶部2bからなり、記憶部2bには走行経路地図情報及び走行制御プログラムが記憶されている。主制御部2は、入出力部3を介してヒータ部4、情報通信部5、環境認識センサ部6、警備センサ部7、移動制御部8と接続されており、後述する各種制御を行う。
【0021】
ヒータ部4は、熱を放出するヒータ4aと、ヒータ4aの出力を主制御部2からの命令に応じて制御するヒータ出力制御部4bよりなる。ヒータ4aは、例えば、自律移動装置1本体の前方上部に設けられており、人体と同じ温度の熱(遠赤外線)を放射する。ヒータ出力制御部4bには主制御部2から制御信号が供給され、供給された制御信号に応じてヒータ4aに駆動信号を供給し、ヒータ4aから放射される熱を制御信号に応じた所定のレベルに制御している。
【0022】
情報通信部5は、無線送信装置などよりなり、警備センサ部7の検知信号により主制御部2が異常を判断したときに、警報を示す信号を送出する。また、情報通信部5からは自律移動装置1の現在位置や向き、自律移動装置1の周囲の状況等の情報も送出される。情報通信部5から送出された各種信号は監視センタで受信され、監視センタで自律移動装置1の現在位置や周囲の状況、異常等を把握できる。
【0023】
環境認識センサ部6は、超音波センサや光センサ等からなり、自律移動装置1の周囲の障害物の有無や、自律移動装置1までの距離等の環境情報を検出し、検出結果を入出力部3を介して主制御部2に供給する。主制御部2では環境認識センサ部6で検知された環境情報に基づいて走行経路に変更等を行う。
【0024】
警備センサ部7は、火災などによる熱、煙等を検出する火災検知センサ、漏水を検出する漏水センサ、侵入者を検出する侵入者検出センサなどを有し、自律移動装置1の周囲の異常事態を検出して検出結果を入出力部3を介して主制御部2に供給する。主制御部2では警備センサ部7から供給される検出結果に基づいて異常事態を認識し、情報通信部5から無線により監視センタに供給する警報信号を生成する。
【0025】
移動制御部8は、自律移動装置1を移動させる走行部8aと、走行部8aを構成する車輪の回転数により走行距離等を検出する移動センサ8bから構成され、主制御部2から供給される制御信号により自律移動装置1を移動させるとともに、移動センサ8bの検出結果を入出力部3を介して主制御部2に供給する。
【0026】
自律移動装置1は、走行制御プログラムにより、記憶部2bに記憶された走行経路地図、移動センサ8bにより検出される移動情報、環境認識センサ部6により検出される壁面までの距離等の環境情報を比較参照することにより、位置補正を行いつつ、自律走行する。なお、このとき、走行経路に熱検知センサの出力により開放される自動ドアがある時には後述するような制御が行われる。
【0027】
図2に熱検知センサの出力により開放される自動ドアの通過時の概略図を示す。
図2では右側から左側(矢印X方向)に自律移動装置1が移動しており、熱検知センサの出力により開放する自動ドアに接近している様子を示している。図2において9は熱検知センサであり、焦電素子等よりなる。10は自動ドアで、熱検知センサ9の出力により開放される。熱検知センサ9は、自動ドア10の前後に設置されており、図2に斜線で示すような検知エリアAを有する。熱検知センサ9は検知エリアAの熱源を検知しており、検知エリアAに人体の温度と同じ熱があるとこれを検知し、検知結果を自動ドア10に出力する。自動ドア10は、熱検知センサ9からの検知結果によりドアを開放する。
【0028】
このため、ヒータ4aは自律移動装置1が熱検知センサ9により検知しやすくすべく自律移動装置1が検知エリアに存在するときに熱検知センサ9の方向に向くように自律移動装置1の前方の上部に取り付けられている。
自動ドア10の動作を説明する。熱検知センサ9は検知エリアAに人体と同じ温度の熱源が入ると、熱源から放射される赤外線を検知し、検出信号を出力する。検出信号は自動ドア10に供給される。自動ドア10は検出信号が供給されると、一定時間開放される。自動ドア10は開放時間中に熱検知センサ9から再度検知信号が供給されると再び一定時間を計測し直し、開放状態を維持し、通行を可能としていた。
【0029】
ここで、自律移動装置1が熱検知センサ9の検知エリアAに入る前にヒータ4aを予め人体の温度程度に熱しておくことにより、自律移動装置1が熱検知センサ9の検知エリアAに進入したときに、熱検知センサ9がヒータ4から放射される熱を検知し、自動ドア10に検知信号を出力し、自動ドア10が開放され、自律移動装置1が自動ドア10を通行可能となる。なお、このとき、自律移動装置1の走行速度は、検知エリアAの幅及び自動ドア10の開放時間により設定する。
【0030】
図3に屋内における自律移動装置の走行経路の一例の平面図を示す。図3において11は自律移動装置1が走行する走行経路を含む建物、12は部屋部分、13は通路部分を示している。
図3において自律移動装置1は走行開始地点15からスタートして、記憶部2bに予め記憶された走行経路14に沿って走行し、走行終了地点16に至るものである。走行経路14上には自動ドア17が設置されている。記憶部2bには図3に示すような地図情報が格納されており、自動ドア17の位置などを認識できる構成とされている。
【0031】
走行開始時には自律移動装置1は記憶部2bに記憶された走行経路地図を走行開始地点15から走行終了地点16まで順を追って検索し、走行経路14上に自動ドア17が存在する場合には、自動ドア17の座標を読み取った自動ドア17の座標からヒータ4aの発熱開始位置18及び発熱停止位置19を算出する。ヒータ4aの発熱開始位置18は自動ドア17の手前に設定され、ヒータ4aの発熱停止位置19は自動ドア17の後方に設定されることになる。このとき、ヒータ4aの発熱開始位置18及び発熱停止位置19は、自律移動装置1の走行速度及びヒータ4aの加熱時間に依存して設定される。
【0032】
ヒータ4aの発熱開始位置18の算出は、例えば、走行経路14上の自動ドア17の座標位置から走行経路14に沿って反進行方向に自動ドア17の熱検知センサ9の検知エリアAの手前までの距離を減算することにより算出し、ヒータ4aの発熱停止位置19の算出は、例えば、走行経路14上の自動ドア17の座標位置から走行経路14に沿って進行方向に自律移動装置1が自動ドア17から十分に離れた位置となる距離を加算することにより算出される。
【0033】
以上のようにして、ヒータ4aの発熱開始位置18及び発熱停止位置19が設定されると、自律移動装置1は走行を開始し、ヒータ4aの発熱開始位置18に達すると、ヒータ4aを発熱される。次に、自律移動装置1は自動ドア17に接近した自動ドア検索位置20に達すると、環境認識センサ部6を用いて自動ドア17の開放を検知し、自動ドア17が開放されていると、認識すると進行し、自動ドア17を通過する。
【0034】
自律移動装置1は自動ドア17を通過し、ヒータ4aの発熱を停止させる発熱停止位置19に達すると、ヒータ4aの発熱を停止させる。
図4に自律移動装置1の自動ドア17の通過プロセスを説明するための図である。
【0035】
図4において自律移動装置1は走行経路14を矢印X方向に向かって走行し、自動ドア17を通過するものとする。
自律移動装置1は走行経路14に沿って走行し、自動ドア17の手前に設定されたヒータ4aの発熱開始位置18に達すると、ヒータ4aを発熱させる。自律移動装置1は発熱開始位置18を通過し、熱検知センサ9の検知エリアAの進入部分に設定された自動ドア検索位置20に到達すると、走行速度を通常の速度から、自動ドア17を安全に通過できる速度に予め設定された速度に変更して進行する。このとき、自律移動装置1は環境認識センサ部6を用いて自動ドア17が開放状態になっているか否かを確認し、開放状態であれば、進行して自動ドア17を通過する。また、自律移動装置1は、自動ドア17が開放状態ではないときには、停止し、一旦熱検知エリアAの外部まで後退し、ヒータ4aの温度レベルを上昇させるなど再設定した後、再び自動ドア17の方向に前進して検知エリアAに進入する。以上の動作によっても、自動ドア17を通過できない場合には、上記の動作をヒータ4aの温度レベルを徐々に上昇させるなど、再設定を繰り返しつつ、自動ドア17が開放されるまで実行される。
【0036】
自律移動装置1は上記のヒータ4aの温度レベルを上昇させる等の再設定動作を行い、自動ドア17に進行する動作を所定回数実行しても自動ドア17が開放されない場合には、停止して、情報通信部5を用いて監視センタに異常警報を送信する。
【0037】
また、自律移動装置1は、自動ドア17を通過し、ヒータ4aの発熱を停止する発熱停止位置19に到達すると、ヒータ4aの発熱を停止するとともに、走行速度を通常の走行速度に戻す。
なお、自律移動装置1の走行経路14上に複数の自動ドア17がある場合には、複数の自動ドア17の各々に対してヒータ4aの発熱を開始する発熱開始位置及び発熱停止位置を設定し上記のような動作が実行される。しかし、複数の自動ドアが近接して配置され、前の自動ドアに対する発熱停止位置が次の自動ドアに対する発熱開始位置の後に位置してしまう場合などには、次の自動ドアの発熱開始位置でヒータ4aが発熱しても、前の自動ドアの発熱停止位置によりヒータ4aの発熱が停止してしまい、次の自動ドアの熱検知エリアの手前でヒータ4aが発熱しておらず、次の自動ドアが開放されず、次の自動ドアを通過できない。
【0038】
そこで、このような場合には、前の自動ドアに対するヒータ4aの発熱停止位置及び次の自動ドアに対するヒータ4aの発熱開始位置の設定を無視する動作が取られる。
図5に複数の自動ドアが近接して配設されている場合の自律移動装置1の動作を説明するための図を示す。
【0039】
図5において17−1、17−2は自動ドアを示す。自動ドア17−1に対してはヒータ4aの発熱開始位置18−1、発熱停止位置19−1、自動ドア検索位置20−1、自動ドア17−2に対してはヒータ4aの発熱開始位置18−2、発熱停止位置19−2、自動ドア検索位置20−2が設定される。
【0040】
このとき、自動ドア17−1と自動ドア17−2とが近接して配置されることにより、自動ドア17−1の発熱停止位置19−1が自動ドア17−2の発熱開始位置18−2より自動ドア17−2に近い位置に設定されてしまうと、上述のように自動ドア17−2の発熱開始位置18−2によりヒータ4aが発熱状態に維持された後、自動ドア17−1の発熱停止位置19−1でヒータ4aの発熱が停止されてしまうので、図5に示すように自動ドア17−1の発熱停止位置19−1が自動ドア17−2の熱検知エリアA2より手前にある場合には自動ドア17−2の熱検知センサ9が自律移動装置1のヒータ4aの熱を検知できず、自動ドア17−2が開放されず、通行ができなくなる。そこで、このような場合には、自動ドア17−1、17−1の発熱開始位置18−1、18−2、及び、発熱停止位置19−1、19−2のうち、自動ドア17−1と自動ドア17−2とに挟まれる発熱開始位置18−2及び発熱停止位置19−1を無効とする。
【0041】
以上のように、自動ドア17−1と自動ドア17−2とに挟まれる発熱開始位置18−2及び発熱停止位置19−1を無効とすることにより、自動ドア17−1の発熱開始位置18−1でヒータ4aが発熱されると、自動ドア17−2を通過した位置に設定された発熱停止位置19−2までヒータ4aは発熱状態とされるため、自動ドア17−2の検知エリアA2でヒータ4aの発熱が停止されていることはなく、自動ドア17−2を開放することができる。
【0042】
図6、図7に自律移動装置の動作フローチャートを示す。
自律移動装置1は、走行前に記憶部2bに予め記憶されている走行経路地図情報を参照して、走行経路上の自動ドアの位置を認識する(ステップS1)。
ステップS1で自動ドアの位置を認識すると、認識した自動ドアの位置から走行経路を所定距離さかのぼった位置にヒータ4aを発熱する発熱開始位置を設定し、自動ドアの位置から走行経路を所定距離進めた位置にヒータ4aの発熱を停止させる発熱停止位置を設定する(ステップS2)。
【0043】
ステップS2でヒータ4aの発熱開始位置及び発熱停止位置が設定されると、自律移動装置1は走行経路に沿って走行を開始する(ステップS3)。
自律移動装置1はステップS3で走行を開始されると、ステップS2で設定された発熱開始位置に到達した否かの判定を常時行いながら走行する(ステップS4)。
【0044】
自律移動装置1は走行中は環境認識センサ部6により周囲の環境を監視しており、自律移動装置1の現在位置や走行方向等の情報を情報通信部5を介して監視センタに送信している。また、自律移動装置1は、警備センサ部7により火災や侵入者を監視しており、火災や侵入者等の異常を検出すると、情報通信部5を介して監視センタへ警報を送信する。
【0045】
自律移動装置1は、所定の走行経路を走行し、ステップS3で設定された発熱開始位置に到達すると、ステップS4でこれが確認され、ヒータ4aに電流を供給し、ヒータ4aを発熱させる(ステップS5)。自動移動装置1はステップS5で、ヒータ4aを発熱させると、次に自動ドアの位置に応じて予め設定された自動ドア検索位置に到達したか否かの判定を行いつつ走行を続ける(ステップS6)。
【0046】
自律移動装置1は、走行を続け、自動ドア検索位置に到達し、ステップS6によりこれが検出されると、通常走行から自動ドアを通過するための自動ドア通過モードに移行する(ステップS7)。ステップS7で、自動ドア通過モードに移行すると、走行速度を予め設定された通常の走行時より遅い速度で走行する(ステップS8)。ステップS8で、自律移動装置1が通常の走行速度より遅い走行速度となると、ステップ3で設定された発熱停止位置か否かの監視を行うとともに、環境認識センサ部6により自動ドアの開放状態を検出しつつ走行を続ける(ステップS9、S10)。
【0047】
自律移動装置1はステップS10で自動ドアが開放状態されていないと判断されれば、走行を停止する(ステップS11)。自律移動装置1はステップS11で走行が停止すると、一旦自動ドアの検知エリア外に後退し(ステップS13)、ヒータ制御部4bによりヒータ4aの温度レベルを調整した後(ステップS14)、自動ドア方向に再度走行を行う(ステップS15)。このとき、ステップS9〜S15のループ回数が検出され、ループ回数が規定値になると(ステップS12)、自律移動装置1は停止して情報通信部5により警報を監視センタに送信し(ステップS18)、その場に待機する(ステップS19)。
【0048】
また、ステップS10で、環境認識センサ部6により自動ドアの開放状態が認識され、自律移動装置1が走行し、自動ドアを通過した位置に設定された発熱停止位置に達すると、ステップS9で、これが検出され、ヒータ4aへの電源の供給を停止し、ヒータ4aの発熱を停止させ(ステップS16)、通常走行に復帰する(ステップS17)。
【0049】
なお、本実施例ではステップS2でヒータ4aの発熱を停止させる発熱停止位置の算出を行っているが、発熱停止位置の算出、設定は必ずしも必要ではなく、自律移動装置1の走行位置と走行経路地図の自動ドアの位置から自動ドアを通過した状態であることを判断する処理を行っても良い。
【0050】
また、図5により説明した複数の自動ドアが近接して配置されている場合には、ステップS1、S2でのヒータ4aの発熱を行う発熱開始位置及び発熱を停止させる発熱停止位置を最初の自動ドアの発熱開始位置と最後の自動ドアの発熱停止位置とを有効にし、その間の発熱開始位置及び発熱停止位置を無効にすることにより、図7、図8に示す動作フローチャートで通過できるようになる。
【0051】
以上のように本実施例によれば、走行経路に熱検知センサの出力により開放状態となる自動ドアが配置されていても、自動ドアを改造することなく、自律移動装置の簡単な変更により、これに対応でき、巡回警備を行う警備ロボットとして上記自律移動装置を用いることにより、警備可能な場所を拡大でき、さまざまなニーズに対応できるようになる。
【0052】
また、情報通信部6は、自律移動装置1の位置及び方向、警報等の情報を監視センタに送信するだけの構成としているが、自律移動装置1に監視カメラやマイクを設け、静止画、動画、音声等の情報を監視センタに送信する構成としてもよい。また、情報通信部6に受信機能を持たせ、監視センタから自律移動装置に制御命令を送信して自律移動装置1をリモート操作を行ったり、自律移動装置1にスピーカを設け、監視センタから音声情報を送信し、自律移動装置1から音声により警告や案内を行うことも可能である。
【0053】
さらに、本実施例では巡回警備用ロボットとして上記自律移動装置を用いた例を示しているが、これに限ることはなく、例えば、運搬用移動手段や作業用移動手段として用いることも可能で、このような目的で用いる場合には警備センサ部7を設ける必要はない。また、外部との通信が不要であれば、情報通信部5も不要となる。
【0054】
【発明の効果】
上述の如く、本発明の請求項1によれば、ヒータにより熱を検知して開放される自動ドアの熱検知手段の検知エリアで前記熱検知手段の方向に向けて熱を発生させることにより熱を検知して開放される自動ドアにより検知され、このような自動ドアを開放し、通過することができる等の特長を有する。
【0055】
請求項2によれば、熱を検知して開放される自動ドアが設置された位置でヒータを発熱させることができるため、消費電力を低減できる等の特長を有する。
請求項3によれば、熱を検知して開放される自動ドアを通過した後には、ヒータの発熱を停止できるため、消費電力を低減できる等の特長を有する。
【0056】
請求項4によれば、自動ドアが開放されなかったときに、ヒータの発熱量を自動ドアで検知しやすい発熱量に制御することにより、確実に自動ドアを開放することができる等の特長を有する。
請求項5によれば、走行位置が自動ドア検索位置に到達したときに移動手段を自動ドアを通過するのに予め設定された所定の速度で走行するように制御することにより、自動ドアを安全に通過でき、また、障害検出手段が障害物を検出した場合には後退し、ヒータの発熱量を制御した後に、再び前進することにより自動ドアを破損することなく安全に自動ドアを通過でき、さらに、後退、ヒータの熱量の制御を所定回数繰り返しても自動ドアが開放されない時には、警報を発することにより、自律移動装置及び自動ドアの異常を監視センタに通知できる等の特長を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のブロック構成図である。
【図2】本発明の一実施例の自動ドア通過時の概念図である。
【図3】本発明の一実施例の走行経路の一例の平面図である。
【図4】本発明の一実施例の自動ドア通過時の動作説明図である。
【図5】本発明の一実施例の近接した複数の自動ドアを通過する時の動作説明図である。
【図6】本発明の一実施例の動作フローチャートである。
【図7】本発明の一実施例の動作フローチャートである。
【図8】従来の一例のブロック構成図である。
【符号の説明】
1 自律移動装置
2 主制御部
2a 処理部
2b 記憶部
3 入出力部
4 ヒータ部
4a ヒータ
4b ヒータ制御部
5 情報通信部
6 環境認識センサ部
7 警備センサ部
8 移動制御部
8a 走行部
8b 移動センサ
9 熱検知センサ
10、17、17−1、17−2 自動ドア
15 走行開始位置
16 走行終了位置
18、18−1、18−2 発熱開始位置
19、19−1、19−2 発熱停止位置
20、20−1、20−2 自動ドア検索位置[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an autonomous mobile device, and more particularly, to an autonomous mobile device that moves on a moving route in which an automatic door that opens and closes a door by sensing heat is present.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art In recent years, research and development of autonomous mobile devices have been actively conducted in order to make a patrol of buildings and the like performed by robots.
The autonomous mobile device travels along a preset travel route while avoiding obstacles.
[0003]
FIG. 8 shows a block diagram of an example of a conventional autonomous mobile device.
The conventional autonomous mobile device 21 mainly includes a control unit 22, an environment
The control unit 22 includes a storage unit 22a and a
[0004]
In the storage unit 22a, a travel route map on which the autonomous mobile device travels is described as data such as the absolute position of the travel start point, the travel direction, the travel distance, the presence / absence of walls on both sides of the travel route, and the distance to the wall surface.
The environment
[0005]
The
The input /
[0006]
Information such as the travel route is supplied from the storage unit 22a to the
[0007]
Next, the operation of the autonomous mobile device will be described.
When the autonomous mobile device 21 is moved along a predetermined travel route, first, the travel control program stored in the storage unit 22a is activated by the
[0008]
As described above, the autonomous mobile device 21 is moved on the travel route set in the storage unit 22a in advance.
[0009]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the conventional autonomous mobile device, when an automatic door is present on the travel route, the autonomous mobile device is also open when the automatic door is opened by the output of a light sensor, an ultrasonic sensor, a mat sensor, or the like. Although the automatic door can be opened by the above sensor and the automatic door is opened by the output of the heat detection sensor, the autonomous mobile device does not emit enough heat to be detected by the heat detection sensor. Since it was not detected by the sensor and the automatic door was not opened, such an automatic door could not be passed.
[0010]
When guarding using an autonomous mobile device, it must be assumed to be used in various buildings. Of course, some buildings to be guarded have an automatic door that is opened by the output of a heat detection sensor. In such a building, when it is necessary to set an automatic door opened by the output of the heat detection sensor as a travel route of the autonomous mobile device, the sensor for opening the automatic door is changed from the heat detection sensor to the optical sensor, Some modification to the automatic door is required, such as changing to an ultrasonic sensor, a mat sensor or the like, or providing a means for opening the automatic door by an autonomous mobile device.
[0011]
This has been a heavy cost and time burden when introducing patrol guards by autonomous mobile devices. In addition, if it is intended to introduce patrol security by an autonomous mobile device for a short period of time at an event, etc., it is difficult to modify the automatic door only for short-term security. It was impossible to install.
[0012]
The present invention has been made in view of the above points, and an object thereof is to provide an autonomous mobile device capable of passing an automatic door that is opened by an output of a heat detection sensor.
[0013]
[Means for Solving the Problems]
[0014]
According to
[0015]
According to the second aspect, since the heater can be heated at a position where the automatic door that is opened by detecting heat is installed, the power consumption can be reduced.
According to a third aspect of the present invention, a heat generation stop position for stopping heat generation of the heater is set according to the position of the automatic door on the moving path stored in the storage unit by the control unit, and detected by the traveling position detection unit. The heating of the heater is stopped when the traveled position reaches the heat generation stop position.
[0016]
According to the third aspect, after passing through the automatic door that is opened by detecting heat, the heat generation of the heater can be stopped, so that the power consumption can be reduced.
According to a fourth aspect of the present invention, the heating value of the heater is controlled when the automatic door is not opened by the control means.
[0017]
According to the fourth aspect, when the automatic door is not opened, the automatic door can be reliably opened by controlling the heat generation amount of the heater to a heat generation amount that can be easily detected by the automatic door.
An information transmission means for transmitting an alarm to the monitoring center;
An automatic door search position for searching for the automatic door is set according to the position of the automatic door on the travel route stored in the storage means by the control means, and the travel position detected by the travel position detection means is When the automatic door search position is reached, the moving means is controlled to travel at a predetermined speed to pass through the automatic door. At this time, the obstacle detecting means detects an obstacle. If the automatic door is not opened, it moves backward, controls the amount of heat generated by the heater, moves forward again, and repeats the operation a predetermined number of times. Is transmitted.
[0018]
According to the fifth aspect, the automatic door is made safe by controlling the moving means to travel at a predetermined speed to pass through the automatic door when the traveling position reaches the automatic door search position. Can pass through. Further, when the obstacle detecting means detects an obstacle, the automatic door is judged not to be opened, moves backward, controls the heat generation amount of the heater, and then moves forward again without damaging the automatic door. You can safely pass through automatic doors. Further, when the automatic door is not opened even if the control of the backward movement and the heat quantity of the heater is repeated a predetermined number of times, the monitoring center can be notified of an abnormality in the autonomous mobile device and the automatic door by issuing an alarm.
[0019]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
FIG. 1 shows a block diagram of an embodiment of the autonomous mobile device of the present invention.
The autonomous
[0020]
The
[0021]
The
[0022]
The
[0023]
The environment
[0024]
The
[0025]
The
[0026]
The autonomous
[0027]
FIG. 2 shows a schematic diagram when the automatic door that is opened by the output of the heat detection sensor passes.
FIG. 2 shows a state in which the autonomous
[0028]
For this reason, the heater 4a is positioned in front of the autonomous
The operation of the automatic door 10 will be described. When a heat source having the same temperature as the human body enters the detection area A, the
[0029]
Here, before the autonomous
[0030]
FIG. 3 shows a plan view of an example of the travel route of the autonomous mobile device indoors. In FIG. 3, 11 indicates a building including a travel route on which the autonomous
In FIG. 3, the autonomous
[0031]
At the start of travel, the autonomous
[0032]
The calculation of the heat
[0033]
As described above, when the heat
[0034]
When the autonomous
FIG. 4 is a diagram for explaining a passing process of the
[0035]
In FIG. 4, the autonomous
The autonomous
[0036]
The autonomous
[0037]
Further, when the autonomous
When there are a plurality of
[0038]
Therefore, in such a case, an operation of ignoring the settings of the heat generation stop position of the heater 4a for the previous automatic door and the heat generation start position of the heater 4a for the next automatic door is performed.
FIG. 5 shows a diagram for explaining the operation of the autonomous
[0039]
In FIG. 5, reference numerals 17-1 and 17-2 denote automatic doors. For the automatic door 17-1, the heat generation start position 18-1 of the heater 4a, the heat generation stop position 19-1, the automatic door search position 20-1, and for the automatic door 17-2, the heat
[0040]
At this time, the automatic door 17-1 and the automatic door 17-2 are arranged close to each other, whereby the heat generation stop position 19-1 of the automatic door 17-1 is changed to the heat generation start position 18-2 of the automatic door 17-2. If it is set to a position closer to the automatic door 17-2, the heater 4a is maintained in a heat generation state by the heat generation start position 18-2 of the automatic door 17-2 as described above, and then the automatic door 17-1 Since the heat generation of the heater 4a is stopped at the heat generation stop position 19-1, the heat generation stop position 19-1 of the automatic door 17-1 is in front of the heat detection area A2 of the automatic door 17-2 as shown in FIG. In some cases, the
[0041]
As described above, the heat
[0042]
6 and 7 show operation flowcharts of the autonomous mobile device.
The autonomous
When the position of the automatic door is recognized in step S1, a heat generation start position for generating heat from the heater 4a is set to a position that goes back a predetermined distance along the travel route from the recognized automatic door position, and the travel route is advanced by a predetermined distance from the automatic door position. A heat generation stop position for stopping the heat generation of the heater 4a is set at the position (step S2).
[0043]
When the heat generation start position and the heat generation stop position of the heater 4a are set in step S2, the autonomous
When the autonomous
[0044]
While traveling, the autonomous
[0045]
When the autonomous
[0046]
The autonomous
[0047]
If it is determined in step S10 that the automatic door is not opened, the autonomous
[0048]
In step S10, when the open state of the automatic door is recognized by the environment
[0049]
In this embodiment, the heat generation stop position for stopping the heat generation of the heater 4a is calculated in step S2. However, calculation and setting of the heat generation stop position are not necessarily required, and the travel position and travel route of the autonomous
[0050]
In addition, when a plurality of automatic doors described with reference to FIG. 5 are arranged close to each other, the heat generation start position for generating heat of the heater 4a and the heat generation stop position for stopping the heat generation in steps S1 and S2 are the first automatic. By enabling the heat generation start position of the door and the heat generation stop position of the last automatic door and disabling the heat generation start position and the heat generation stop position between them, it is possible to pass through the operation flowcharts shown in FIGS. .
[0051]
As described above, according to the present embodiment, even if an automatic door that is opened by the output of the heat detection sensor is arranged on the travel route, without changing the automatic door, by a simple change of the autonomous mobile device, By using the above-mentioned autonomous mobile device as a security robot for patrol guarding, it is possible to expand the places where security is possible and meet various needs.
[0052]
The
[0053]
Furthermore, in the present embodiment, an example using the above autonomous mobile device as a patrol security robot is shown, but the present invention is not limited to this, for example, it can be used as a transporting means for transportation or a moving means for work. When using for such a purpose, it is not necessary to provide the
[0054]
【The invention's effect】
As described above, according to
[0055]
According to the second aspect, since the heater can generate heat at a position where the automatic door that is opened by detecting heat is installed, the power consumption can be reduced.
According to the third aspect, after passing through the automatic door that is opened by detecting heat, the heat generation of the heater can be stopped, so that the power consumption can be reduced.
[0056]
According to
According to the fifth aspect, the automatic door is made safe by controlling the moving means to travel at a predetermined speed to pass through the automatic door when the traveling position reaches the automatic door search position. In addition, when the obstacle detection means detects an obstacle, it moves backward, and after controlling the heat value of the heater, it can pass through the automatic door safely without damaging the automatic door by moving forward again. Furthermore, when the automatic door is not opened even if the control of the backward movement and the heat quantity of the heater is repeated a predetermined number of times, an alarm is issued to notify the monitoring center of abnormality of the autonomous mobile device and the automatic door.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a block diagram of an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a conceptual diagram when the automatic door passes according to an embodiment of the present invention.
FIG. 3 is a plan view of an example of a travel route according to an embodiment of the present invention.
FIG. 4 is an operation explanatory diagram when an automatic door passes according to an embodiment of the present invention.
FIG. 5 is an operation explanatory diagram when passing through a plurality of adjacent automatic doors according to an embodiment of the present invention.
FIG. 6 is an operation flowchart of an embodiment of the present invention.
FIG. 7 is an operation flowchart of an embodiment of the present invention.
FIG. 8 is a block diagram of a conventional example.
[Explanation of symbols]
1 Autonomous mobile device
2 Main control unit
2a Processing unit
2b storage unit
3 Input / output section
4 Heater part
4a heater
4b Heater control unit
5 Information and Communication Department
6 Environment recognition sensor
7 Security sensor section
8 Movement control unit
8a Traveling part
8b Movement sensor
9 Heat detection sensor
10, 17, 17-1, 17-2 Automatic door
15 Travel start position
16 Travel end position
18, 18-1, 18-2 Heat generation start position
19, 19-1, 19-2 Heating stop position
20, 20-1, 20-2 Automatic door search position
Claims (5)
熱を検知して開放される自動ドアの熱検知手段の検知エリアで前記熱検知手段の方向に向けて熱を発生するヒータを有することを特徴とする自律移動装置。In an autonomous mobile device that autonomously moves by controlling the means of transportation by itself,
An autonomous mobile device comprising a heater that generates heat toward a direction of the heat detection means in a detection area of a heat detection means of an automatic door that is opened by detecting heat .
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08522096A JP4080009B2 (en) | 1996-04-08 | 1996-04-08 | Autonomous mobile device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08522096A JP4080009B2 (en) | 1996-04-08 | 1996-04-08 | Autonomous mobile device |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09274518A JPH09274518A (en) | 1997-10-21 |
JP4080009B2 true JP4080009B2 (en) | 2008-04-23 |
Family
ID=13852493
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP08522096A Expired - Lifetime JP4080009B2 (en) | 1996-04-08 | 1996-04-08 | Autonomous mobile device |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4080009B2 (en) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100759919B1 (en) | 2006-11-28 | 2007-09-18 | 삼성광주전자 주식회사 | Robot cleaner and control method thereof |
CN103292802B (en) * | 2012-02-27 | 2016-06-01 | 联想(北京)有限公司 | A kind of method controlling electronic equipment and electronic equipment |
KR101353750B1 (en) * | 2012-02-28 | 2014-02-11 | 한서대학교 산학협력단 | Autonomously traveling robot and control method thereof |
CN106444746B (en) * | 2016-08-30 | 2019-07-12 | 北京小米移动软件有限公司 | Autonomous robot, apparatus and method for detecting failure |
CN113260937B (en) * | 2019-01-11 | 2023-12-05 | 三菱电机株式会社 | Mobile body management device and mobile body system |
CN111338348B (en) * | 2020-03-05 | 2023-04-25 | 新石器慧通(北京)科技有限公司 | Unmanned vehicle and traffic control method thereof |
-
1996
- 1996-04-08 JP JP08522096A patent/JP4080009B2/en not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09274518A (en) | 1997-10-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3296105B2 (en) | Autonomous mobile robot | |
JP4942676B2 (en) | Mobile robot | |
JPH09185412A (en) | Autonomous moving device | |
JP5768273B2 (en) | A robot that predicts a pedestrian's trajectory and determines its avoidance behavior | |
US20100234998A1 (en) | Moving robot and operating method thereof | |
JP2002533797A (en) | Improvements to or related to the device | |
JP4425170B2 (en) | Mobile robot and mobile robot monitoring system | |
JP4080009B2 (en) | Autonomous mobile device | |
JP2006285548A (en) | Mobile robot and remote control system | |
US20050273226A1 (en) | Self-propelled cleaner | |
JP3419313B2 (en) | Production system | |
KR20220052073A (en) | Driving control method of roving robot with detection area indicator | |
JP3319802B2 (en) | Mobile body movement control system | |
JP3446650B2 (en) | Mobile robot safety devices | |
KR20130056655A (en) | A counter moving method for collision avoidance of unmanned automatic vehicle | |
US11635759B2 (en) | Method of moving robot in administrator mode and robot of implementing method | |
JP2001273032A (en) | Obstacle avoidance system of automated guided vehicle(agv) and its device | |
JPWO2020115517A1 (en) | Vehicle running control method and vehicle running control device when parking | |
JP2009181271A (en) | Mobile robot | |
JP4745160B2 (en) | Mobile robot | |
JP4411248B2 (en) | Mobile surveillance robot | |
JP2009223632A (en) | Autonomous mobile device and autonomous mobile device system | |
JP3931906B2 (en) | Autonomous mobile device | |
JP3931907B2 (en) | Autonomous mobile device | |
JP2009110037A (en) | Vehicle guidance device, vehicle guidance method, and vehicle guidance program |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060113 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060117 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060516 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060615 |
|
A911 | Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20060721 |
|
A912 | Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912 Effective date: 20060825 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20080206 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110215 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110215 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140215 Year of fee payment: 6 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |