JP4074933B2 - 車輌の燃料供給装置 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、機関へ燃料を供給する電動燃料ポンプ及び前記燃料ポンプに吸入される燃料を濾過するフィルターが燃料タンクの開口を閉塞する蓋体に固定される支持ブラケットに取着され、前記燃料ポンプ、フィルターが燃料タンク内へ収納配置される車輌の燃料供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
車輌の燃料供給装置の構成は図3に示される。
Tは内部に燃料を貯溜する燃料タンクであり、燃料タンクTの開口部TAは円板状をなす蓋体10によって閉塞される。
蓋体10の下面には燃料タンクT内へ進入する支持ブラケット11が固定されるもので、支持ブラケット11の下端には側方に折り曲げ形成される底板11Aが設けられる。
Pはウエスコ式の電動燃料ポンプ(以下単に電動燃料ポンプという)であり、図示せぬポンプカバーとポンプケーシングとによってポンプ室12Aが形成され、ポンプ室12A内には図示せぬモータによって回転されるインペラ12Bが配置される。
ポンプ室12Aには燃料吸入路12Cとベーパー抜き孔12Dとが開口するもので、燃料吸入路12Cはポンプ底部12Eより下方に向かって突出して開口し、ベーパー抜き孔12Dはポンプ底部12Eに開口する。
かかる電動燃料ポンプPは、そのポンプ底部12Eが支持ブラケット11の底板11Aに臨んで配置されるとともに支持ブラケット11に沿って配置され、かかる状態において、締結バンド12Fによって支持ブラケット11に取着される。そして電動燃料ポンプPの燃料吸入路12CにはフィルターFが取着され、電動燃料ポンプPの燃料吐出路12GはストレーナSに配管接続され、さらにストレーナSによって異物が除去された清浄な燃料は、蓋体10に設けた吐出管13を介して図示されぬ機関へ供給される。
ここでかかる燃料供給装置における電動燃料ポンプPの底部近傍(図3のAで示される部位)の詳細な構造は図4,図5に示される。
図4は電動燃料ポンプの底部近傍の要部縦断面図、図5は図4のB−B線における横断面図、である。
電動燃料ポンプPのポンプ底部12Eには、ベーパー抜き孔12Dが開口部12Daをもって下方に向かって開口し、この開口部12Daの周囲にはポンプ底部12Eより下方に突出する略U字型をなす仕切壁14が設けられ、仕切壁14の開口部14Aは側方に向かって開口する。
又、ポンプ底部12Eには下方に向かって突出する燃料吸入路12Cが設けられるもので燃料吸入路12Cの外周には下方に臨む係止段部12Caが設けられる。
更にポンプ底部12Eには下方に向かって突出する支持ボス15が設けられるもので、支持ボス15は燃料吸入路12Cの側方にあって且つ下方に臨む係止段部15aを有する。
そして、前記係止段部12Ca,15aのポンプ底部12Eからの突出高さは同一に形成される。
16はポンプ底部12Eに臨んで配置される厚肉円板状をなすゴム板であり、ポンプ底部12Eの形状と略同形状をなす円板状である。
又、このゴム板16には、ゴム板16の上面16Aから下方に向かう凹部16Bが凹設されるもので、この凹部16Bは仕切壁14の外周を囲繞するとともに凹部16Bの底部16Baがベーパー抜き孔12Dの開口部12Daに対向配置され、更に凹部16Bは開口部16Bbをもって側方に向かって開口する。
(凹部16Bの開口部16Bbと仕切壁14の開口部14Aとは同一方向に開口する)
更に、ゴム板16には上面16Aから下面16Cに向けて逃し孔16Dが穿設されるもので、この逃し孔16Dの形状は燃料吸入路12C、支持ボス15を挿通できる孔形状をなす。
フィルターFは、燃料吸入路12Cの外周に挿入される燃料流路ボス17と網目状をなす濾過部(図示せず)とによって形成されるもので、燃料流路ボス17の上端には側方にのびる鍔部17Aが形成されるとともに鍔部17Aにはフィルター取付け孔17Bが穿設される。
又、支持ブラケット11の下端より水平方向に折れ曲がって形成された底板11Aは、電動燃料ポンプPのポンプ底部12Eの略全体に臨む形状をなし、この底板11Aには少なくとも燃料吸入路12Cを挿通できる逃し孔11Aaが形成される。
【0003】
そして、電動燃料ポンプPは以下によって支持ブラケット11に取着される。第1に電動燃料ポンプPにフィルターFが取着される。
これは電動燃料ポンプPのポンプ底部12Eより突出する燃料吸入路12CにフィルターFの燃料流路ボス17を挿入するもので、これによると鍔部17Aが燃料流路ボス17の係止段部12Ca、支持ボス15の係止段部15aに当接し、このとき鍔部17Aのフィルター取付け孔17Bが支持ボス15に挿入配置される。
そしてかかる状態において、支持ボス15に向けてプッシュナット18が嵌入配置されるもので、これによってフィルターFが電動燃料ポンプPに取着される。次に電動ポンプPのポンプ底部12Eに向けてゴム板16が装着される。
すなわち、ゴム板16の逃し孔16DaはフィルターFの燃料流路ボス17、燃料吸入路12C、支持ボス15の外周を通過し、ゴム板16の上面16Aがポンプ底部12Eに当接する。一方ゴム板16の上面16Aに向かって開口する凹部16Bはポンプ底部12Eより突出する仕切壁14の外周を囲繞して配置され、このとき凹部16Bの底部16Baは仕切壁14の下方開口を閉塞するとともにベーパー抜き孔12Dの開口部12Daに臨んで配置される。
【0004】
而して電動燃料ポンプPのポンプ底部12EにフィルターFとゴム板16とが配置されるもので、かかる状態においてゴム板16の下面16Cを支持ブラケット11の底板11A上に配置するとともにこの状態にセットされた後に電動燃料ポンプPは締結バンド12Fによって支持ブラケット11に締結される。
【0005】
かかる従来の車輌の燃料供給装置によると、機関の運転中、あるいは電動燃料ポンプの駆動中において、支持ブラケット11あるいは電動燃料ポンプPが振動した際、電動燃料ポンプPの上下方向における振動はゴム板16によって吸収される。
又、ポンプ室12A内においてインペラ12Bが回転することによってポンプ室12A内にベーパーが発生するもので、このベーパーはポンプ室12A内において昇圧された燃料の一部と共にベーパー抜き孔12Dの開口部12Daより外部に向けて排出されるもので、このベーパーを含む燃料は一旦ゴム板16の凹部16Bの底部16Baに衝突した後にその流れ方向を側方に変え、仕切壁14の開口部14Aより側方へ排出される。
従ってベーパーを含む昇圧された燃料がフィルターFの濾過部に衝突し、濾過部を破損したり変形させたりすることがない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
かかる従来の燃料供給装置によると、ゴム板16には仕切壁14を囲繞してベーパー抜き孔12Dに臨む凹部16Bを必要とすることからゴム板16は、電動燃料ポンプPのポンプ底部12Eの略全体をおおう形状とする必要があり、これによってゴム板16が大径化し部品コストの低減を達成できない。
すなわちゴム板16の大径化によると、ゴム板16の金型が高価になるとともに材料費が上昇するもので、このうち特に燃料中にアルコールが含まれるガソリン燃料が用いられる場合フッ素を含有するゴム材料を使用する必要があり、これによると材料費の高騰は極めて大きい。
又、ベーパー抜き孔12Dの開口部12Daより噴射される燃料は直接的にゴム板16の凹部16Bの底部16Baに衝突するもので、ゴムの劣化が促進されて好ましくない。
又、ゴム板16が大径化したことによると、ゴム板16の一側を支持する底板11Aの形状も大きくなるもので、これによると支持ブラケット11の重量が増加する。
【0007】
本発明になる車輌の燃料供給装置は、前記不具合に鑑み成されたもので、電動燃料ポンプと支持ブラケットとの振動吸収機能及びベーパー抜き孔より排出されるベーパーを含む燃料の流れを側方に変更する機能を小型にして安価に提供することを主目的とする。
【0008】
【課題を達成する為の手段】
本発明になる車輌の燃料供給装置は前記目的達成の為に、燃料タンクの開口部を閉塞する蓋体と、
蓋体に固定された支持ブラケットの底板に、ポンプ底部が臨んで配置されるとともにポンプ底部には、ポンプ室に連なる燃料吸入路と、
ベーパー抜き孔とが開口し、支持ブラケットに取着されるウエスコ式の電動燃料ポンプと、
電動燃料ポンプの燃料吸入路に接続されるフィルターと、を備える車輌の燃料供給装置において、
フィルターは、燃料吸入路に挿入配置される燃料流路ボスと、
燃料流路ボスの上端から側方にのびる鍔部を備えるとともに該鍔部には、フィルター取付け孔と、ベーパー抜き孔対向面部とを備え、
前記フィルターの燃料流路ボスを電動燃料ポンプの燃料吸入路に挿入配置し、フィルター取付け孔をポンプ底部より下方に突出する支持ボスに挿入配置し、ベーパー抜き孔対向面部をベーパー抜き孔の開口部に対向配置し、鍔部のフィルター取付け孔より突出する支持ボスにプッシュナットを嵌合することによってフィルターを電動燃料ポンプに取着し、
一方、支持ブラケットの底板には、インシュレータ取付け孔が穿設されるとともに該インシュレータ取付け孔に、弾性部材よりなる筒状のインシュレータを挿入配置し、支持ブラケットの底板と電動燃料ポンプのポンプ底部との間に前記インシュレータを配置したことを特徴とする。
【0009】
【作用】
本発明になる車輌の燃料供給装置によると、フィルターは、鍔部に穿設されたフィルター取付け孔を支持ボスに挿入し、その後支持ボスにプッシュナットを嵌合することによって電動燃料ポンプに取着できる。
又、フィルターの鍔部に設けられたベーパー抜き孔対向面部はベーパー抜き孔の開口部に対向配置されるので、ベーパー抜き孔の開口部より排出されるベーパーを含む燃料をベーパー抜き孔対向面部に衝突させてその流れ方向を側方に変更できる。
更に、ベーパー抜き孔の開口部から排出されるベーパーを含む燃料流れを側方に変換する機能を、フィルターのベーパー抜き孔対向面部に設けたので、電動燃料ポンプのポンプ底部と支持ブラケットとの間に配置されるゴム材料よりインシュレータの形状を小型化でき、更には、インシュレータの他端に対応する支持ブラケットの底板を小型化できる。
【0010】
【実施例】
以下、本発明になる車輌の燃料供給装置の一実施例について図1,図2により説明する。
図1は支持ブラケットに取着された電動燃料ポンプの底部近傍における要部縦断面図、図2は図1のC−C線における横断面図、である。
尚、電動燃料ポンプPは従来と同一構造のものを使用するので同一符号を使用し、説明を省略する。
フィルターFは、燃料吸入路12Cに挿入配置される燃料流路ボス1を有し、該燃料流路ボス1の下方には、燃料を濾過する濾過部(図示せず)を備え、燃料流路ボス1の上端には平板状をなす鍔部1Aを備える。
鍔部1Aは、フィルター取付け孔1Bとベーパー抜き孔対向面部1Cとを有するもので、フィルター取付け孔1Bは鍔部1Aを貫通して穿設されるものでポンプ底部12Eより突出する支持ボス15に挿入される。
又、ベーパー抜き孔対向面部1Cはポンプ底部12Eより下方に向かって開口するU字形の仕切壁14の下方への開口を閉塞する形状をなす。
【0011】
2はゴム材料によって形成される筒状のインシュレータであり、大径部2Aと小径部2Bとにより形成される。このうち大径部2Aはポンプ底部12Eに部分的に臨む形状をなすもので円筒形あるいは角柱形をなし、小径部2Bは円筒形をなす。例えば大径部2Aの直径は10ミリメートルであり、小径部2Bの直径は4ミリメートルである。(但しこの数値によって限定されるものではない)
支持ブラケット3の上端は図示される蓋体10に固定され、下端は側方に折り曲げられて底板3Aが形成される。
底板3Aは二又形状をなし、電動燃料ポンプPのポンプ底部12Eの一部に臨むとともにインシュレータ2を配置できる。
そして前記底板には2個のインシュレータ取付け孔3Bが穿設される。
【0012】
そして、電動燃料ポンプPにフィルターFが以下によって取着される。
フィルターFの燃料流路ボス1が燃料吸入路12Cに挿入配置され、フィルターFの鍔部1Aの上面が燃料流路ボス1の係止段部12Ca及び支持ボス15の係止段部15Aに当接配置される。
かかる鍔部1Aの当接状態において、フィルター取付け孔1Bには支持ボス15が挿入配置され、ベーパー抜き孔対向面部1Cは、ポンプ底部12Eより下方に突出する仕切壁14の下方開口を閉塞するよう配置される。
このことはベーパー抜き孔対向面部1Cが仕切壁14の内側に開口するベーパー抜き孔12Dの開口部12Daに臨んで対向配置されるものである。
そして、鍔部1Aを通過して下方に突出する支持ボス15にプッシュナット18が嵌合配置されるもので、これによってフィルターFが電動燃料ポンプPのポンプ底部12Eに向けて取着される。
【0013】
一方、支持ブラケット3の底板3Aにはインシュレータ2が配置されるもので、2個用意された各インシュレータ2の小径部2Bが底板3Aに穿設された各インシュレータ取付け孔3B内に挿入配置され、これによって各底板3A上にそれぞれのインシュレータ2(具体的には大径部2A)が支持される。
【0014】
そして、フィルターFが取着された電動燃料ポンプPが支持ブラケット3に取着されるもので、電動燃料ポンプPのポンプ底部12Eが底板3A上に臨んで配置され、この状態において図3に示される締結バンド12Fによって支持ブラケット3に締結される。
かかる締結状態において、インシュレータ2の大径部2Aの上面はポンプ底部12Eに近接配置されるか、もしくは当接して配置される。
【0015】
以上よりなる本発明の燃料供給装置によると、電動燃料ポンプPが駆動するや、燃料タンクT内の燃料はフィルターFの濾過部によって異物が除去され、この燃料が燃料流路ボス1の内側及び燃料吸入路12Cを介してポンプ室12A内に吸入され、ポンプ室12Aにおいて昇圧された燃料が燃料吐出路12G、ストレーナS、吐出管13を介して機関へ供給される。
ここで、ポンプ室12A内において生起するベーパーは燃料とともにベーパー抜き孔12Dの開口部12Daから下方に向かって噴出するもので、このベーパーを含む燃料は、フィルターFのベーパー抜き孔対向面部1Cに衝突した後に外側方に向かってその流れを変え、左側方へ開口する仕切壁14の開口部14Aより左側方へ排出される。
従って、ベーパーを含む昇圧された燃料がフィルターFの燃料流路ボス1の下方に配置される濾過部に衝突することがなく、濾過部を損傷したり、変形させたりすることがない。
【0016】
一方、機関の運転中において、電動燃料ポンプP、支持ブラケット3が振動することがあるが、このうち電動燃料ポンプPの長手方向の振動はインシュレータ2によって吸収することができる。
【0017】
以上において、次の点に注目される。
すなわち、フィルターFの鍔部1Aに、フィルター取付け孔1Bとベーパー抜き孔対向面部1Cを備えたもので、これによってフィルターFの電動燃料ポンプPへの取着機能と、ベーパーを含む燃料の流れ方向変更機能と、を達成できたものである。
そして、前記フィルター取付け孔1Bと、ベーパー抜き孔対向面部1Cとを備える鍔部1AはフィルターFを形成する際、合成樹脂材料を用いて一体的に射出成形できるのでフィルターFの製造コストが上昇することはない。
又、上記において、ベーパーの流れ方向変更機能をフィルターFにもたせたことによりインシュレータ2は防振機能のみを備えればよいもので、これによると、インシュレータ2は部分的にポンプ底部12Eに当接する形状でよいもので、インシュレータ2の形状を大きく小型化できた。
従って、かかるインシュレータ2を高価なゴム材料を用いて製作する際にあってもその材料使用量が少ないことよりインシュレータ2の製造コストを大きく上昇させることがない。
又、上記においてインシュレータ2が小型化されたことによると、インシュレータ2を支持する支持ブラケット3の底板3Aの形状を小さくすることができたもので、これによって支持ブラケット3の重量を大きく軽減できるとともにプレスによる支持ブラケット3の製造コストを低減できる。
【0018】
【発明の効果】
以上の如く、本発明になる車輌の燃料供給装置によると、フィルターは、燃料吸入路に挿入配置される燃料流路ボスと、
燃料流路ボスの上端から側方にのびる鍔部を備えるとともに該鍔部には、フィルター取付け孔と、ベーパー抜き孔対向面部とを備え、
前記フィルターの燃料流路ボスを電動燃料ポンプの燃料吸入路に挿入配置し、フィルター取付け孔をポンプ底部より下方に突出する支持ボスに挿入配置し、ベーパー抜き孔対向面部をベーパー抜き孔の開口部に対向配置し、鍔部のフィルター取付け孔より突出する支持ボスにプッシュナットを嵌合することによってフィルターを電動燃料ポンプに取着し、
一方、支持ブラケットの底板には、インシュレータ取付け孔が穿設されるとともに該インシュレータ取付け孔に、弾性部材よりなる筒状のインシュレータを挿入配置し、支持ブラケットの底板と電動燃料ポンプのポンプ底部との間に前記インシュレータを配置したので、フィルターを大型化することなく、且つ製造コストを上昇させることなく、フィルターの電動燃料ポンプへの取着機能及びベーパーの流れ方向変更機能をもたせることができた。
又、インシュレータは電動燃料ポンプのポンプ底部に部分的に臨んで配置される小形状でよいので、高価なゴム材料によってインシュレータを製作する際にあってもその製造コストの大幅な上昇を抑止することができる。
更にインシュレータが小型化されたことによると、インシュレータを支持する支持ブラケットの底板の形状を小型化できるもので、これによって燃料供給装置全体の重量軽減を達成できるとともにプレスによる支持ブラケットの製造コストを低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になる車輌の燃料供給装置の要部縦断側面図。
【図2】図1のC−C線における横断面図。
【図3】車輌の燃料供給装置の全体構成図。
【図4】従来の車輌の燃料供給装置の要部縦断側面図。
【図5】図4のB−B線における横断面図。
【符号の説明】
1 燃料流路ボス
1A 鍔部
1B フィルター取付け孔
1C ベーパー抜き孔対向面部
2 インシュレータ
3 支持ブラケット
3A 底板
3B インシュレータ取付け孔
12C 燃料吸入路
12D ベーパー抜き孔
12E ポンプ底部
F フィルター
P 電動燃料ポンプ
Claims (1)
- 燃料タンクの開口部を閉塞する蓋体と、
蓋体に固定された支持ブラケットの底板に、ポンプ底部が臨んで配置されるとともにポンプ底部には、ポンプ室に連なる燃料吸入路と、
ベーパー抜き孔とが開口し、支持ブラケットに取着されるウエスコ式の電動燃料ポンプと、
電動燃料ポンプの燃料吸入路に接続されるフィルターと、を備える車輌の燃料供給装置において、
フィルターFは、燃料吸入路12Cに挿入配置される燃料流路ボス1と、
燃料流路ボス1の上端から側方にのびる鍔部1Aを備えるとともに該鍔部には、フィルター取付け孔1Bと、ベーパー抜き孔対向面部1Cとを備え、
前記フィルターの燃料流路ボス1を電動燃料ポンプPの燃料吸入路12Cに挿入配置し、フィルター取付け孔1Bをポンプ底部12Eより下方に突出する支持ボス15に挿入配置し、ベーパー抜き孔対向面部1Cをベーパー抜き孔12Dの開口部12Daに対向配置し、鍔部1Aのフィルター取付け孔1Bより突出する支持ボス15にプッシュナット18を嵌合することによってフィルターFを電動燃料ポンプPに取着し、
一方、支持ブラケット3の底板3Aには、インシュレータ取付け孔3Bが穿設されるとともに該インシュレータ取付け孔に、弾性部材よりなる筒状のインシュレータ2を挿入配置し、支持ブラケット3の底板3Aと電動燃料ポンプのポンプ底部12Eとの間に前記インシュレータを配置したことを特徴とする車輌の燃料供給装置。
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