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JP4064687B2 - 液晶表示装置及びその製造方法 - Google Patents

液晶表示装置及びその製造方法 Download PDF

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JP4064687B2
JP4064687B2 JP2002043227A JP2002043227A JP4064687B2 JP 4064687 B2 JP4064687 B2 JP 4064687B2 JP 2002043227 A JP2002043227 A JP 2002043227A JP 2002043227 A JP2002043227 A JP 2002043227A JP 4064687 B2 JP4064687 B2 JP 4064687B2
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light
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ポリマーを用いて液晶分子の駆動時の配向方向を規定する液晶表示装置及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
高輝度で高速応答可能なマルチドメイン垂直配向モード(Multi−domain Vertical Alignment mode)の液晶表示装置を実現するために、ポリマーを用いて液晶分子の駆動時の配向方向を規定する方法が提案されている。この方法では、液晶と光重合性モノマー等とを混合した液晶材料を2枚の基板間に封止する。基板間に所定の電圧を印加して液晶分子を傾斜させた状態で、液晶層にUV光を照射してモノマーを重合し、ポリマーを形成する。基板の表面近傍に形成されるポリマーにより、電圧印加を取り去っても所定の配向方向及びプレチルト角が規定された液晶層が得られる。このため、配向膜のラビング処理が不要になる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
図7は、従来のMVAモードの液晶表示装置の表示領域を示している。モノマーを混合した液晶材料は、パネル一端部に形成された液晶注入口12から注入される。液晶材料は狭いセルギャップ内を拡散するうちに、表示領域10内でモノマーの分布が不均一になってしまう。特に、液晶注入口12に対向する側の2つの角部近傍の領域βでは、他の領域αに比較してモノマーの濃度が低くなっている。このため、領域βでは、UV光を照射してポリマーを形成した後に得られる液晶分子のプレチルト角が、他の領域αより大きくなってしまう。ここで、プレチルト角とは、液晶層に電圧が印加されていない状態での液晶分子の基板面からの傾斜角度である。すなわち、プレチルト角が90°であれば液晶分子は基板面に垂直に配向している。
【0004】
図8は、図7に示す液晶表示装置の表示画面のA−A’線上での輝度分布を示している。横軸はA−A’線上での位置を表し、縦軸は輝度を表している。A−A’線上の表示領域10左端部をA0とし、領域αと領域βとの境界をA1、表示領域10右端部をA2としている。なお、この液晶表示装置はノーマリーブラックモードであり、表示領域10全体に同一の階調を表示させているものとする。図8に示すように、領域αではほぼ均一な輝度分布が得られているが、領域βでは液晶分子のプレチルト角が領域αより大きい分だけ領域αと比較して輝度が低下している。このため、表示画面上では輝度むらとして視認される。
【0005】
また、従来のカラー液晶表示装置では、中間調(グレースケール)を表示したときに色付きが視認される。すなわち、白から黒への階調の変化において色度が変化してしまっている。この現象は無彩色だけでなく有彩色でも異なる色を再現していることを示しており、所望の表示画像が得られないという問題が生じている。これは、カラーフィルタ(CF;Color Filter)樹脂層の各色を透過した光の波長が異なるため、液晶層を含めたリタデーションの実質的な大きさが各色毎に異なり、透過率特性(T−V特性)が色毎に異なってしまうのが原因である。
【0006】
上記問題の対策として、色の異なる画素毎にセルギャップを変えて形成するマルチギャップという手法が提案されている。しかし、画素毎にセルギャップを制御して製造するのは、プロセスが複雑になってしまい製造コストが増加してしまうという問題を有している。
【0007】
また、他の対策として、入力信号をスケーラIC等の信号変換素子により変換し、色毎のT−V特性を調整する手法がある。しかし、フレームメモリを有するスケーラICは高価であり、汎用性に欠ける。
【0008】
本発明の目的は、良好な表示特性が得られる液晶表示装置及びその製造方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的は、光により重合する重合性成分を含有する液晶層を対向配置された2枚の基板間に封止し、前記液晶層に所定の電圧印加条件で電圧を印加しながら所定の光照射条件で前記光を照射して前記重合性成分を重合し、液晶分子のプレチルト角及び/又は駆動時の配向方向を規定する際、前記電圧印加条件又は前記光照射条件の少なくともいずれか一方を領域毎に変化させることを特徴とする液晶表示装置の製造方法によって達成される。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明の第1の実施の形態による液晶表示装置及びその製造方法について図1乃至図3を用いて説明する。本実施の形態では、駆動時の液晶分子の配向を規定するポリマーを形成する際に照射するUV光の照射強度を領域毎に異ならせることにより、表示領域全体で同一のプレチルト角を液晶層に付与している。これにより、表示領域全体で均一なT−V特性が得られる。
【0011】
まず、本実施の形態による液晶表示装置の製造方法の原理について説明する。図1は、UV光の照射強度と液晶分子のプレチルト角との関係を示すグラフである。横軸はUV光の照射強度(mW/cm2)を表し、縦軸はUV光を照射した後に得られる液晶分子のプレチルト角(deg.)を表している。なお、液晶層には、表示画面が白輝度になる電圧(例えば5V)が印加されている。また、UV光の照射時間は100秒である。図1に示すように、UV光を照射した後に得られる液晶分子のプレチルト角は、UV光の照射強度が高いほど小さくなる。ただし、液晶分子のプレチルト角は、50mW/cm2以上の照射強度ではほぼ一定になる。
【0012】
本実施の形態では、図7に示す領域αには照射強度BのUV光を照射し、領域βには照射強度Bより高い照射強度B’(B’>B)のUV光を照射してモノマーを重合化させる。これにより、モノマーの濃度が領域αより低い領域βにおいても、照射強度Bより高い照射強度B’のUV光を照射することにより、領域αとほぼ同一のプレチルト角が得られる。すなわち、領域αのT−V特性と領域βのT−V特性がほぼ同一になり、表示画面上に生じる輝度むらを低減できる。
【0013】
次に、本実施の形態による液晶表示装置の製造方法についてより具体的に説明する。図2は、本実施の形態に用いる液晶表示パネル1の概略の断面構成を示している。図2に示すように、液晶表示パネル1は、薄膜トランジスタ(TFT;Thin Film Transistor)基板2とTFT基板2に対向して配置されたCF基板4とで構成されている。TFT基板2は、ガラス基板16上の画素毎に形成された画素電極20を有している。CF基板4は、各画素を画定する遮光膜24をガラス基板17上に有している。各画素には、赤(R)、緑(G)、青(B)のいずれかのCF樹脂層が形成されている。CF樹脂層R、G、B上には共通電極22が形成されている。
【0014】
TFT基板2とCF基板4との間には、液晶と光重合性モノマーとが混合された液晶層6が封止されている。液晶層6は、液晶表示パネル1の一端部に形成された液晶注入口12(図2では図示せず)から注入されている。
【0015】
まず、TFT基板2上の画素電極20とCF基板4上の共通電極22との間に、表示画面が白輝度になる電圧を印加する。続いて、両電極20、22間に電圧を印加した状態で、所定のマスクを介してUV光を照射し、液晶層6内のモノマーを重合させる。マスクには、図7に示す領域βの透過率が領域αの透過率より高くなるようなグレーマスクの描画パターンが形成されている。これにより、液晶層6に照射されるUV光の強度は領域αより領域βの方が高くなる。以上の工程を経て液晶表示装置が完成する。
【0016】
図3は、本実施の形態による液晶表示装置の製造方法を用いて作製した液晶表示装置の輝度分布を図8に対応して示すグラフである。図3に示すように、本実施の形態によれば、領域βでの輝度が向上して表示領域10全体においてほぼ均一な輝度分布が得られる。したがって、輝度むらのない良好な表示特性の液晶表示装置が得られる。
【0017】
また、本実施の形態によれば、セルギャップが他の領域と異なる例えば液晶注入口12近傍やシール材近傍等の領域においても、液晶分子のプレチルト角を異ならせることにより、T−V特性を他の領域とほぼ同一にできる。したがって、表示領域10の液晶注入口12近傍や額縁近傍に輝度むらのない良好な表示特性が得られる。
【0018】
なお、本実施の形態による液晶表示装置の製造方法を用いれば、バックライトユニット等の光源装置の輝度分布により生じる表示領域10の輝度むらを低減することもできる。光源装置の表示領域10上での輝度分布があらかじめ把握されていれば、当該輝度分布に対応して、相対的に輝度の高い領域には液晶分子のプレチルト角が小さくなるように高い照射強度のUV光を照射する。相対的に輝度の低い領域には、液晶分子のプレチルト角が大きくなるように低い照射強度のUV光を照射する。このように、光源装置の輝度分布に対応させて、液晶表示パネル1の領域毎のT−V特性を意図的に異ならせることにより、表示画面上に生じる輝度むらを低減でき、良好な表示特性が得られる。
【0019】
次に、本発明の第2の実施の形態による液晶表示装置の製造方法について図4を用いて説明する。本実施の形態では、RのCF樹脂層が形成された画素(以下R画素という)、GのCF樹脂層が形成された画素(以下G画素という)、及びBのCF樹脂層が形成された画素(以下B画素という)の液晶分子にそれぞれ異なるプレチルト角を付与するために、UV光を照射してモノマーを重合させる際に、色毎に異なる電圧を液晶層6に印加する。
【0020】
図4は、印加電圧と液晶分子のプレチルト角との関係を示すグラフである。横軸は液晶層6への印加電圧(V)を表し、縦軸は所定の照射量のUV光を照射した後に得られる液晶分子のプレチルト角(deg.)を表している。図4に示すように、UV光を照射する際の液晶層6への印加電圧が大きくなるにしたがって、液晶分子のプレチルト角は小さくなる。
【0021】
本実施の形態では、R画素の液晶層6に例えば所定の電圧Vrを印加し、G画素の液晶層6に電圧Vrより絶対値の小さい電圧Vgを印加し、B画素の液晶層6に電圧Vgより絶対値の小さい電圧Vbを印加する(|Vr|>|Vg|>|Vb|)。この状態でUV光を照射してモノマーを重合させると、R画素の液晶分子のプレチルト角が相対的に小さくなり、G画素、B画素の順に液晶分子のプレチルト角が大きくなる。これにより、相対的に緑より小さい屈折率を感じる赤色光が透過するR画素の液晶層6に生じるリタデーションが増加し、相対的に緑より大きい屈折率を感じる青色光が透過するB画素の液晶層6に生じるリタデーションが減少する。このように各色毎に異なる光の屈折率を補正することにより、各画素の液晶層6で生じるリタデーションの実質的な大きさをほぼ同一にできる。したがって、表示領域でのT−V特性を均一にでき、所望の表示画像が得られる。
【0022】
次に、本実施の形態による液晶表示装置の製造方法について図2を参照しつつより具体的に説明する。まず、図2に示すように、R、G、Bの各画素の液晶層6に電圧Vr、Vg、Vb(|Vr|>|Vg|>|Vb|)をそれぞれ印加する。続いて、液晶層6に電圧を印加した状態で所定の照射量のUV光を照射し、液晶層6内のモノマーを重合させる。以上の工程を経て液晶表示装置が完成する。
【0023】
次に、本実施の形態による液晶表示装置の製造方法の変形例及びそれに用いる液晶表示装置について説明する。本変形例に用いるCF基板4は、例えばCF樹脂層R、G、Bがそれぞれ異なる形成材料又は膜厚で形成されている。CF基板4のR、G、Bの各画素での透過率をそれぞれTr、Tg、Tbとすると、Tr>Tg>Tbになっている。UV光をCF基板2側から液晶層6に照射すると、液晶層6へのUV光の照射強度はR画素が相対的に大きくなり、G画素、B画素の順に小さくなる。このため、図1に示すように、R画素の液晶分子のプレチルト角が相対的に小さくなり、G画素、B画素の順に液晶分子のプレチルト角が大きくなる。したがって、本変形例によっても上記実施の形態と同様の効果が得られる。
【0024】
上記第1及び第2の実施の形態では、UV光の照射強度や印加電圧を領域毎に変えることにより表示領域でのT−V特性を均一にしているが、他の方法を用いることもできる。
【0025】
図5は、UV光の照射波長と液晶分子のプレチルト角との関係を示すグラフである。横軸はUV光の照射波長(nm)を表し、縦軸はUV光を照射した後に得られる液晶分子のプレチルト角(deg.)を表している。なお、液晶層6には所定の電圧を印加しており、所定の照射量のUV光を照射している。図5に示すように、約365nmの照射波長のUV光を照射したときに、液晶分子のプレチルト角が最も小さくなる。なお、液晶分子のプレチルト角が最も小さくなる照射波長は、液晶に混合するモノマーにより異なる。
【0026】
UV光を照射する際に、領域により異なる照射波長の光が透過するフィルターを用いることにより、液晶層6に照射されるUV光の照射波長を制御できる。以上のように、UV光の照射波長を領域毎に変えることにより、上記第1及び第2の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
【0027】
また図6は、UV光の照射時間と液晶分子のプレチルト角との関係を示している。横軸は光の照射時間(sec)を表し、縦軸はUV光を照射した後に得られる液晶分子のプレチルト角(deg.)を表している。なお、液晶層6には所定の電圧を印加しており、所定の照射強度のUV光を照射している。図6に示すように、液晶分子のプレチルト角は、100秒程度までは照射時間が長くなるにしたがって小さくなる。ただし、液晶分子のプレチルト角は、照射時間が100秒を超えるとほとんど変化しない。
【0028】
所定の描画パターンで形成されたマスクを移動させながらUV光を照射することにより、照射時間を領域により変えることができ、しかも完成した液晶表示装置の表示画面上で境界部が目立ってしまうことがない。以上のように、UV光の照射時間を領域毎に変えることにより、上記第1及び第2の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
【0029】
本発明は、上記実施の形態に限らず種々の変形が可能である。
例えば、上記実施の形態では、ノーマリブラックモードの液晶表示装置を例に挙げたが、本発明はこれに限らず、ノーマリホワイトモードの液晶表示装置にも適用できる。
【0030】
また、上記実施の形態では、透過型の液晶表示装置を例に挙げたが、本発明はこれに限らず、反射型や半透過型等の他の液晶表示装置にも適用できる。
また、上記実施の形態では、重合性成分としてモノマーを例にとって説明したが、オリゴマーを重合性成分として液晶層に含有させてももちろんよい。
【0031】
以上説明した実施の形態による液晶表示装置の製造方法は、以下のようにまとめられる。
(付記1)
光により重合する重合性成分を含有する液晶層を対向配置された2枚の基板間に封止し、
前記液晶層に所定の電圧印加条件で電圧を印加しながら所定の光照射条件で前記光を照射して前記重合性成分を重合し、液晶分子のプレチルト角及び/又は駆動時の配向方向を規定する際、前記電圧印加条件又は前記光照射条件の少なくともいずれか一方を領域毎に変化させること
を特徴とする液晶表示装置の製造方法。
【0032】
(付記2)
付記1記載の液晶表示装置の製造方法において、
前記光照射条件は、前記光の照射強度を含んでいること
を特徴とする液晶表示装置の製造方法。
【0033】
(付記3)
付記1又は2に記載の液晶表示装置の製造方法において、
前記光照射条件は、前記光の照射時間を含んでいること
を特徴とする液晶表示装置の製造方法。
【0034】
(付記4)
付記1乃至3のいずれか1項に記載の液晶表示装置の製造方法において、
前記光照射条件は、前記光の照射波長を含んでいること
を特徴とする液晶表示装置の製造方法。
【0035】
(付記5)
付記1乃至4のいずれか1項に記載の液晶表示装置の製造方法において、
前記電圧印加条件又は前記光照射条件の少なくともいずれか一方を各画素に形成されたカラーフィルタ毎に変化させること
を特徴とする液晶表示装置の製造方法。
【0036】
(付記6)
付記1乃至5のいずれか1項に記載の液晶表示装置の製造方法において、
前記電圧印加条件又は前記光照射条件の少なくともいずれか一方を液晶注入口に対向する側の角部領域と他の領域とで変化させること
を特徴とする液晶表示装置の製造方法。
【0037】
(付記7)
付記1乃至6のいずれか1項に記載の液晶表示装置の製造方法において、
前記光は紫外光であること
を特徴とする液晶表示装置の製造方法。
【0038】
(付記8)
液晶分子のプレチルト角及び/又は駆動時の配向方向を規定するように紫外光により重合したポリマーを含んだ液晶層を対向配置される基板とともに挟持する基板と、
前記基板上に形成されたカラーフィルタ樹脂層と、
前記基板上にマトリクス状に配置され、前記カラーフィルタ樹脂層の色毎に前記紫外光の透過率が異なる画素領域と
を有することを特徴とする液晶表示装置用基板。
【0039】
(付記9)
付記8記載の液晶表示装置用基板において、
前記画素領域は、赤色画素の前記透過率をTr、緑色画素の前記透過率をTg、青色画素の前記透過率をTbとすると、Tr>Tg>Tbであること
を特徴とする液晶表示装置用基板。
【0040】
(付記10)
付記8又は9に記載の液晶表示装置用基板において、
前記カラーフィルタ樹脂層は、色毎に形成材料が異なること
を特徴とする液晶表示装置用基板。
【0041】
(付記11)
付記8乃至10のいずれか1項に記載の液晶表示装置用基板において、
前記カラーフィルタ樹脂層は、色毎に膜厚が異なること
を特徴とする液晶表示装置用基板。
【0042】
(付記12)
対向配置された2枚の基板と、前記基板間に封止された液晶層とを有する液晶表示装置において、
前記基板の一方に、付記8乃至11のいずれか1項に記載の液晶表示装置用基板が用いられていること
を特徴とする液晶表示装置。
【0043】
【発明の効果】
以上の通り、本発明によれば、良好な表示特性が得られる液晶表示装置の製造方法を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】UV光の照射強度と液晶分子のプレチルト角との関係を示すグラフである。
【図2】本発明の第1の実施の形態による液晶表示装置の概略構成を示す断面図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態による液晶表示装置の表示領域の輝度分布を示すグラフである。
【図4】印加電圧と液晶分子のプレチルト角との関係を示すグラフである。
【図5】UV光の照射波長と液晶分子のプレチルト角との関係を示すグラフである。
【図6】UV光の照射時間と液晶分子のプレチルト角との関係を示すグラフである。
【図7】従来の液晶表示装置の表示領域を示す図である。
【図8】従来の液晶表示装置の表示領域の輝度分布を示すグラフである。
【符号の説明】
2 TFT基板
4 CF基板
6 液晶層
10 表示領域
12 液晶注入口
16、17 ガラス基板
20 画素電極
22 共通電極
24 遮光膜

Claims (3)

  1. 光により重合する重合性成分を含有する液晶層を対向配置された2枚の基板間に封止し、
    前記液晶層に所定の電圧印加条件で電圧を印加しながら所定の光照射条件で前記光を照射して前記重合性成分を重合し、液晶分子のプレチルト角及び/又は駆動時の配向方向を規定する際、各領域の透過率特性がほぼ均一になるように、前記電圧印加条件又は前記光照射条件の少なくともいずれか一方を前記領域毎に変化させること
    を特徴とする液晶表示装置の製造方法。
  2. 請求項1記載の液晶表示装置の製造方法において、
    前記電圧印加条件又は前記光照射条件の少なくともいずれか一方を各画素に形成されたカラーフィルタ毎に変化させること
    を特徴とする液晶表示装置の製造方法。
  3. 請求項1又は2に記載の液晶表示装置の製造方法において、
    前記電圧印加条件又は前記光照射条件の少なくともいずれか一方を液晶注入口に対向する側の角部領域と他の領域とで変化させること
    を特徴とする液晶表示装置の製造方法。
JP2002043227A 2002-02-20 2002-02-20 液晶表示装置及びその製造方法 Expired - Lifetime JP4064687B2 (ja)

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