JP4060924B2 - 車両用バンパー - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、乗用車等でフロント或いはリアに取着される車両用バンパーに関する。
【0002】
【従来の技術】
乗用車等の車両用バンパーは、少なくともバンパーとして剛性を発揮させるビーム部と、車体外部に露出するフェイシャ部と、車体に取付けるためのブラケットとからなり、従来、これらは別部品構成であるのが一般的であった。
ところが、近年、斯る車両用バンパーについて、特開平6−247237号公報等のごとく、部品点数の削減,軽量化等を狙ってこれらの部品を一体ブロー成形したものが検討されている(図4)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかるに、従来品は、衝突の際、大部分の荷重を車両メンバーに効果的に伝えて衝撃吸収させるのが難しかった。バリア試験で、ボディ(ロアバックパネル)に入力する荷重比率が高く、ボディが変形してしまい、ストロング5マイル規制から外れてしまう傾向にあった。
そして、小衝突の際でも衝撃が車両ロアバックに荷重がかかり、ボディが変形してしまう欠点があった。近年、バンパー上部は車の意匠面の一翼を担っており、小衝突でもバンパーが損傷すると、ボディを傷めることとなった。
【0004】
本発明は、上記問題点を解決するもので、優れた衝撃吸収を発揮して車両メンバーへ衝撃荷重を効果的に伝え、さらに、小衝突時においては車両ボディの変形に至らぬようにした車両用バンパーを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成すべく、請求項1記載の発明の要旨は、バンパー本体(P)に複数の中空部(O)が設けられた車両用バンパーであって、バンパー本体 (P) がブロー成形で造られ、そのバンパー本体の裏面部(2)は、車両メンバー(91)に対向する部位に配される下半部(B)と車両ロアバックレインフォースメント(92)に対向する部位に配される上半部(A)とに区分するよう、車両側からバンパーの表面部(1)へ向けて中空部(O)を窪ませて断面視V形の起立リブ (23a) により凹部(23)を形成し、該凹部の溝底(g 1 )を前記表面部(1)に近接又は接合させると共に、前記上半部(A)と前記下半部(B)の境界域で、且つ裏面部 (2) に係る該凹部の溝底部分にノッチ(5)を設け、さらに、バンパー本体(P)に係る前記上半部(A)の肉厚(t 2 )を前記下半部(B)の肉厚(t 1 )より小さくしたことを特徴とする車両用バンパーにある。
ここで、「上半部と下半部の境界域」には、文字通り上半部と下半部の境界部分の他、その付近,周辺が含まれる。
請求項2記載の発明たる車両用バンパーは、請求項1で、前記上半部 (A) の裏面部 (2) がロアバックパネルに合わせたフラット面を形成して、ロアバックレインフォースメント (92) に対応する部位に上半部 (A) の中空部 (O) が設けられ、さらに前記ノッチ (5) が上半部 (A) 側の溝底部分に設けられることを特徴とする。
【0006】
請求項1の発明のごとく、バンパー本体に複数の中空部が設けられ、車両側からバンパー表面部へ向けて中空部を窪ませて凹部を形成すると、凹部の起立リブがビーム部の役割を担い、衝突時に優れた衝撃吸収を発揮する。上半部の肉厚を下半部の肉厚より小さくすると、下半部の方が剛性を発揮するので、衝突時の車両ロアバックレインフォースメントへの荷重を抑え、衝突時の荷重を車両メンバーへ集中させる構造となる。バンパーに加わる衝撃が大きくなっても、下半部が上半部に比し厚肉形成されているので、ボディへの入力を抑え、下半部の起立リブを経由してその衝撃の大半を頑強なメンバーで受け支えさせることができる。
また、断面視V形の起立リブ (23a) により凹部 (23) を形成すると、バンパーとして剛性を発揮させるビーム部の役割を担い、衝突時に優れた衝撃吸収を発揮する。起立リブは断面視V形であることから、立壁となって上記剛性を発揮しつつも、あるレベルまでの衝撃荷重を弾性変形によって緩和し、バンパー本体の保形維持に努める。そして、上半部と下半部の境界域で、且つ裏面部 (2) に係る該凹部の溝底部分にノッチ(5)を設けると、ここで切断されやすくなるので、上半部は薄肉形成と相まって衝撃負荷を吸収し、小衝突程度ではボディ変形まで至らせない。プラスチック成形におけるノッチは、本来、外力が加わった際、亀裂の発生源になり、忌み嫌われるものであるが、上半部と下半部の境界域たる裏面側溝底部分にノッチを設けることによって衝突等の応力時に、逆に該ノッチ部分に集中応力を発生させる。この部分で積極的に亀裂を起こさせ上半部を下半部と切り離し衝撃を緩和する。上半部と下半部の境界域にある裏面部にノッチを設けることによって、衝突時、ノッチ形状が開くか折れるなどして自ら変形,破壊し、車両ロアバックレインフォースメントへの衝突時の荷重を抑えることが可能となる。小衝突時はバンパー本体のみの損壊にとどめ、車両ボディまで損傷に至らせないよう保護する。小衝突の場合には、バンパー交換のみで済む。
請求項2のごとく、上半部の裏面部がロアバックパネルに合わせたフラット面を形成して、ロアバックレインフォースメントに対応する部位に上半部の中空部が設けられると、衝突の際、ロアバックパネル(ボディ)へ入力する荷重を小さくしてボディ変形を極力抑える。ノッチ (5) が上半部 (A) 側の溝底部分に設けられると、特に、上半部の肉厚が薄いことからノッチ上部が拡開,折切し易く、車両ロアバックレインフォースメントへの荷重を削減する。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る車両用バンパーの実施形態について詳述する。図1〜図12は本発明の車両用バンパーの一形態を表し、図1はその横断面図、図2は車両用バンパーの裏面図、図3はメンバー位置での横断面図、図4は平面概略断面説明図、図5は平坦面付近の部分斜視図,図6は衝突時の説明断面図、図7は図6の部分拡大図、図8はノッチの別形態断面図、図9はノッチの形成範囲を変えた別態様図、図10,図11は衝突試験説明図、図12は衝突試験の結果グラフを示す。乗用車のリアバンパーに適用したものである。
【0008】
本車両用バンパーは、バンパー本体Pがブロー成形で造られ、バンパーの意匠面となる表面部1と車両側の裏面部2とを備え、さらに裏面部2に車両のメンバー91へ取着するためのボルト81をインサート成形したものである。
バンパー本体Pは表面部1と裏面部2とからなり、符号Oはこれらで囲まれた中空部を示す。表面部1は、横断面が図1のような円弧状の一様断面になって、車体外部に露出するフェイシャ部1aが形成される。
【0009】
上記バンパー本体Pは、また、車両メンバー91に対向する部位に配される下半部Bと車両ロアバックレインフォースメント92に対向する部位に配される上半部Aとに区分するよう、裏面部2に車両側からバンパーの表面部1へ向けて中空部Oを窪ませて凹部23を形成する。そして、上半部Aと下半部Bの境界域にある裏面部2にノッチ5を設ける。ここでは、凹部23の溝底g1 を表面部1に接合させ、該溝底部分にノッチ5を設ける。
上記ノッチ5は、形状に急激な変化のある部分で、例えば図1,図7のように裏面部2に設けられ、上半部Aと下半部Bをつなぐ狭い通路Nになっている。ノッチ5とは、切欠部,横断面V字形やU字形の溝,穴,刻み込み等の形状変化があるところをいう。ノッチ部分が在ることにより、バンパーに衝突荷重が加わった場合、該ノッチで亀裂,分断を起り易くする。プラスチック成形におけるノッチは、本来、外力が加わった際、亀裂の発生源になり、忌み嫌われるものであるが、本発明では、上半部Aと下半部Bの境界域たる裏面側溝底g1 にノッチ5を設けることによって(図7のイ)、衝突等の応力時に、逆に該ノッチ部分に集中応力を発生させ(図6,図7のロ)、この部分で積極的に亀裂を起こさせようとするものである。図7(イ)に係る正常なバンパーがポール7等に衝突すると、ノッチ5は、図7(ロ)のごとく、その狭い通路Nが開くか折れるかなどして上半部Aを下半部Bと切り離し衝撃を緩和する。特に、上半部Aの肉厚t2 が薄いことからノッチ上部51が拡開,折切し易く、車両ロアバックレインフォースメントへの荷重を削減する(図6)。ノッチ5は、ここでは裏面部2に設けるが、意匠形成の一部を担って表面部1に設けることも可能である。
【0010】
ノッチ付近の形状については、本実施形態と違って、凹部溝底g1 が表面部1に接合していなくてもよく、例えば、図8(イ)のようにノッチ5の溝底g1 が表面部1に近接する形態であってもよい。ただし、小衝突時において車両ボディの変形に至らぬよう、本発明の有効な効果を得るには、種々実験結果より図8(イ)で示す距離Lは50mm以下が好ましいとされる。
ノッチ5は、上半部Aと下半部Bを区分けすべく、図2のごとく裏面部2がバンパーを横断する形で設けられる。本実施形態では、ノッチ5は直線状に設けているが、図9のように上半部Aと下半部Bの境界域でコ字状に設けてもよい。また、ノッチ5は、図2のように直線状に通してもよいが、ミシン目状に通しても構わなし、部分的に通しても勿論よい。ノッチ5がミシン目にあっては、図8(ロ)のようにノッチ5の溝底通路Nに切れ込みKを入れてもよい。
【0011】
そして、バンパー本体Pは、ブロー成形時に周方向パリソン或いは偏心コアなどを利用して、下半部Bに係る肉厚t1 より上半部Aに係る肉厚t2 を小さく成形する(図3,図5)。具体的には、下半部肉厚t1 を3.5mm〜7.5mmの範囲内の厚肉とする一方、上半部肉厚t2 を0.5mm〜4.5mmの範囲内の薄肉にして成形する。上半部Aの肉厚t2 を下半部Bのものより薄くすることによって、衝突時の車両ロアバックレインフォースメント92への荷重を抑え、車両メンバー91へ荷重を集中させる狙いである。
【0012】
バンパー本体Pの裏面部2については、車両の両サイドにあるメンバー91へ安定してバンパー本体Pを当てがえるよう、両メンバー91に対向する位置でそれぞれ矩形の平坦面21が形成される。そして、図4,図5のごとく、両平坦面21に車幅方向につなぐ連接部22を形成し、該連接部を二山にして凹部23を設け、さらに、両平坦面21および連接部22に接する上下位置に車両側からバンパーの表面部1に向けて凹部23を設ける。
上記裏面部2は、ブロー成形時に該凹部23の溝底g1 を表面部1に接合させて、表面部1とで大きく二つの中空部Oに区画化し、上半部Aと下半部Bに分けている(図1)。さらに、下半部Bについては、平坦部21の背面でメンバー91に対向する部位に中空部Oを確保しながら、裏面部2が屈曲して溝底g2,g3を表面部1に接合させて複数(ここでは三つ)の中空部Oに区分けする。中空部Oは閉空間を形成して衝撃吸収を行う。また、前記凹部23を形成する起立リブ23aが、バンパーとして剛性を発揮させるビーム部の役割を担う。特に、下半部Bのメンバー91に対応するバンパー本体Pの凹部23の立壁たる起立リブ23aは、上半部Aと違って厚肉形成され頑丈であり、衝撃荷重は衝撃を受けたバンパーからメンバー91へと確実に伝わっていく。尚、好都合なことに、該起立リブ23aは、断面視V形であることから、立壁となって上記剛性を発揮しつつも、あるレベルまでの衝撃荷重を弾性変形によって緩和し、バンパー本体Pの保形維持に努める。
【0013】
ところで、上述の上半部Aの中空部Oは、ロアバックレインフォースメント92に対応する部位に設け、この部位の裏面部2はロアバックパネルに合わせた大きめのフラット面を形成している(図1)。衝突の際、ロアバックパネル(ボディ)へ入力する荷重を小さくしてボディ変形を極力抑えるためである。
【0014】
また、前記平坦面21には、バンパー本体Pをメンバー91に取着するためのボルト81がブロー成形時にインサートされ、植え込まれる(図3,図5)。ここでは、ボルト81をインサート成形させているが、該ボルトに代えナットでも構わない。尚、図2中、符号82はバンパー周縁に設けられる取付ボルトを示し、他の図面では図示を省略する。
【0015】
かくして、車両用バンパーは、下半部Bの肉厚t1 よりも上半部Aの肉厚t2 を薄くし且つバンパー本体Pの裏面部2で上半部Aと下半部Bの境界域にノッチ5を形成した格好になっている。そして、凹部23を構成してビーム部の役目を果たす起立リブ23aと、フェイシャ部1aになる表面部1と、車体に取付けるべくインサートされるボルト81と、表面部1と裏面部2とが形づくる中空部Oとをブロー成形により一体化したものになっている。
表面部1と裏面部2をつくるバンパー本体Pは、ポリプロピレン樹脂やフィラー入りポリプロピレン樹脂(PPF)等からなる。勿論、表面部1については、必要に応じ、その表層に意匠面を形成する別の樹脂を多層成形によってバンパー本体Pに接合させることもできる。
【0016】
このように構成した車両用バンパーは、車体に取付けるボルト81(或いはナット)をインサートし、ビーム部(起立リブ23a),フェイシャ部1aを一体化したものであるので、部品点数の削減につながり低コストとなる。
そして、該車両用バンパーは、中空部Oの存在に加え、車両側からバンパー表面部1へ向けて凹部23を形成しているので、凹部23の起立リブ23aがビーム部の役割を担い、衝突時に優れた衝撃吸収を発揮する。しかも、小衝突程度では、上半部Aが薄肉形成されているので、車両ロアバックレインフォースメント92への荷重を抑えてボディの変形防止に効を奏することになる。さらに、上半部Aと下半部Bの境界域にある裏面部2にノッチ5を設けることによって、衝突時、ノッチ形状が開くか折れるなどして自ら変形,破壊し、車両ロアバックレインフォースメント92への衝突時の荷重を抑えることが可能となる(図6)。小衝突時はバンパー本体Pのみの損壊にとどめ、車両ボディまで損傷に至らせないよう保護する。
また、バンパーに加わる衝撃が大きくなっても、下半部Bが上半部Aに比し厚肉形成されているので、ボディへの入力を抑え、下半部Bの起立リブ23aを経由してその衝撃の大半を頑強なメンバー91で受け支えさせることができる。下半部Bに係る起立リブ23aが剛性を発揮して衝撃吸収に威力を増す。車両メンバー91へ衝撃荷重を効果的に伝達する。
【0017】
本車両用バンパーについては、図10のようなポール7への衝撃試験を行い、大部分の衝撃荷重を車両メンバー91に集中させることが可能であることが確認された。図10は図2のIV−IV線断面図を示すが、バンパー本体Pは図10(イ)から衝突後の図10(ロ)へ移る段階で、衝突荷重をビーム部たる起立リブ23aで吸収し、しかも、本発明の構成によりロアバックパネルには荷重がかかりにくい状態になっている。事実、図11の測定点▲1▼〜▲6▼について、図12のごとくの結果を得た。測定点▲1▼はメンバー部位91、測定点▲2▼〜▲6▼はロアバック部位である。
図12に示すごとく、メンバー部位▲1▼に入力する荷重が1.5ton以上であるのに対し、ロアバック部位▲2▼〜▲6▼では高々250kg程度にとどまる。上半部Aの中空部Oは小荷重で変形するのに対し、下半部Bの中空部Oは大荷重で変形するため、衝突が進行するにしたがって下半部Bの中空部Oに加わる荷重が大きくなり、殆どのエネルギを下半部Bの中空部Oで吸収していく。実際、本車両用バンパーは、バリア試験でストロング5マイル規制をクリアし、なおかつ、小衝突程度ではボディが変形しない良好な結果を得ている。
【0018】
尚、本発明においては、前記実施例に示すものに限られず、目的,用途に応じて本発明の範囲で種々変更できる。バンパー本体P,上半部A,下半部B,下半部及び上半部の肉厚t1,t2, 凹部23,ノッチ5の形状,大きさ,材質等は用途に合わせて適宜選択できる。
【0019】
【発明の効果】
以上のごとく、本発明の車両用バンパーは、優れた衝撃吸収を発揮して車両メンバーへ衝撃荷重を効果的に伝え、さらに、小衝突程度ではノッチの形成と上半部の薄肉形成が効を奏して車両ボディに変形を与えないなど極めて有益である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の車両用バンパーの一形態を表し、その横断面図である。
【図2】 車両用バンパーの裏面図である。
【図3】 車両用バンパーのメンバー位置での横断面図である。
【図4】 車両用バンパーの平面概略断面説明図である。
【図5】 車両用バンパーの平坦面付近の部分斜視図である。
【図6】 衝突時の車両用バンパーの説明断面図である。
【図7】 図6の部分拡大図である。
【図8】 ノッチの別形態断面図である。
【図9】 ノッチの形成範囲を変えた別態様図である。
【図10】 衝突試験の説明図である。
【図11】 衝突試験に用いたバンパーの測定点を示す説明図である。
【図12】 衝突試験の結果グラフである。
【符号の説明】
1 表面部
2 裏面部
凹部 23
23a 起立リブ
5 ノッチ
91 メンバー
92 ロアバックレインフォースメント
A 上半部
B 下半部
O 中空部
P バンパー本体
g1 溝底
t1,t2 肉厚
Claims (2)
- バンパー本体(P)に複数の中空部(O)が設けられた車両用バンパーであって、
バンパー本体 (P) がブロー成形で造られ、そのバンパー本体の裏面部(2)は、車両メンバー(91)に対向する部位に配される下半部(B)と車両ロアバックレインフォースメント(92)に対向する部位に配される上半部(A)とに区分するよう、車両側からバンパーの表面部(1)へ向けて中空部(O)を窪ませて断面視V形の起立リブ (23a) により凹部(23)を形成し、該凹部の溝底(g 1 )を前記表面部(1)に近接又は接合させると共に、前記上半部(A)と前記下半部(B)の境界域で、且つ裏面部 (2) に係る該凹部の溝底部分にノッチ(5)を設け、さらに、バンパー本体(P)に係る前記上半部(A)の肉厚(t 2 )を前記下半部(B)の肉厚(t 1 )より小さくしたことを特徴とする車両用バンパー。 - 前記上半部 (A) の裏面部 (2) がロアバックパネルに合わせたフラット面を形成して、ロアバックレインフォースメント (92) に対応する部位に上半部 (A) の中空部 (O) が設けられ、さらに前記ノッチ (5) が上半部 (A) 側の溝底部分に設けられる請求項1記載の車両用バンパー。
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