JP4059810B2 - Combine thresher - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、刈取穀稈の穂先側が扱室に供給されて回動する扱胴と、受網によって扱き処理される脱穀部、この脱穀部から脱穀処理物が選別室に落下供給され、その脱穀処理物を揺動選別装置と、唐箕からの選別風によって選別処理し、一番処理物を1番コンベヤによって搬出し、二番処理物を2番コンベヤによって搬出する選別部、前記脱穀部の後方で脱穀排ワラを機体外に搬出する排ワラ搬出室を有するとともに前記選別部からの塵埃を排塵ファンによって機体外に排出する排出部を備えたコンバイン用脱穀機に関する。
【0002】
【従来の技術】
たとえば、2条刈りや3条刈り型のコンバインにおいて、刈取り可能な穀稈の植付け条数が同じであっても、高速で刈取り走行できる機種と、刈取り走行がさほど高速で行なえなくてもよい機種を必要とされることがある。
刈取り処理される植立穀稈の条数が同じであっても、刈取り走行される速度が速いコンバインにあっては、脱穀機に供給される刈取穀稈の量が多くなり、処理能力が比較的高い脱穀機を備えさせる必要がある。刈取り走行される速度が同一であるとかあまり相違しなくても、刈取り処理される植立穀稈の条数が少ないコンバインにあっては、脱穀機に供給される刈取穀稈の量が少なくなり、処理能力が比較的低い脱穀機を備えさせることが可能である。
【0003】
3条刈りコンバインを構成するためのものとして製作した脱穀機を採用して、2条刈り高速型のコンバインを構成した場合、脱穀機のために重量化するとともにコスト高になる。2条刈りコンバインを構成するためのものとして製作した脱穀機を採用して、3条刈り低速型のコンバインを構成した場合、脱穀機に扱き不足などの処理不良が発生しやすくなる。
また、2条刈りの低速型コンバインを構成するための脱穀機と、2条刈りの高速型コンバインを構成するための脱穀機と、3条刈りのコンバインを構成するための脱穀機を別々に製作するなど、構成するコンバインの機種毎に対応させた専用の脱穀機を製作した場合、コンバインの機種数に等しい数の種類の製作型を準備し、コンバインの機種数に等しい数の種類の脱穀機側壁を製作する必要があるなど、コスト面で不利になる。
【0004】
このため、脱穀機を次の製作方法に基づいて製作すれば、重量化や処理不良の発生であるとかコスト高を回避しながら、処理能力が異なるコンバインを構成できる。
【0005】
すなわち、回転軸芯に沿う方向での長さが短い扱胴によって扱き処理するように構成して、比較的小の扱き処理能力を備えた小型の脱穀部構造体と、回転軸芯に沿う方向での長さが長い扱胴によって扱き処理するように構成して、比較的大の扱き処理能力を備えさせた大型の脱穀部構造体を各別に製作しておく。脱穀機体横幅方向に沿う方向での横幅が小の揺動選別装置によって選別処理するように構成し、かつ、回転送風体の羽根数であるとか大きさを適切なものに設定することによって小送風能力を備えるように構成した唐箕を備えさせた小型の選別部構造体と、脱穀機体横幅方向に沿う方向での横幅が小の揺動選別装置によって選別処理するように構成し、かつ、回転送風体の羽根数であるとか大きさを適切なものに設定することによって中送風能力を備えるように構成した唐箕を備えさせた中型の選別部構造体と、脱穀機体横幅方向に沿う方向での横幅が大の揺動選別装置によって選別処理するように構成し、かつ、回転送風体の羽根数であるとか大きさを適切なものに設定することによって大送風能力を備えるように構成した唐箕を備えた大型の選別部構造体を各別に製作しておく。
そして、小型の脱穀部構造体と、小型の選別部構造体を組み合わせて連結することにより、2条刈り低速型のコンバインを構成するための脱穀機を構成する。大型の脱穀部構造体と、中型の選別部構造体を組み合わせて連結することにより、2条刈り高速型のコンバインを構成するための脱穀機であるとか、3条刈り低速型のコンバインを構成するための脱穀機を構成する。大型の脱穀部構造体と、大型の選別部構造体を組み合わせて連結することにより、3条刈り高速型のコンバインを構成するための脱穀機を構成するのである。
【0006】
従来、たとえば特許文献1に示されるように、左右の選別部機壁と、この両選別部機壁にわたって取り付けた唐箕ケース12(唐箕ケース本体に相当)と、左右の選別部機壁にわたって回動自在に支持させたファン13(回転送風体に相当)によって唐箕11を構成された脱穀機があった。
【0007】
【特許文献1】
特開平10−113059号公報 ( 〔0014〕欄、図2,5 )
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
上記した従来の脱穀機を採用して処理能力が異なるコンバインを構成する場合、吸気口の大きさが異なるとか羽根の数や大きさが異なる複数種の唐箕ケース本体と回転送風体を準備し、適切な種類の唐箕ケース本体と回転送風体を別々に組み付ける手間を掛けることによって処理能力が異なる脱穀機を得る必要があり、組み付け手間の面で不利になっていた。
【0009】
本発明の目的は、処理能力が異なる状態に組み付け手間面で有利に得られるコンバイン用脱穀機を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明の構成、作用、効果はつぎのとおりである。
【0011】
〔構成〕
刈取穀稈の穂先側が扱室に供給されて回動する扱胴と、受網によって扱き処理される脱穀部、この脱穀部から脱穀処理物が選別室に落下供給され、その脱穀処理物を揺動選別装置と、唐箕からの選別風によって選別処理し、一番処理物を1番コンベヤによって搬出し、二番処理物を2番コンベヤによって搬出する選別部、前記脱穀部の後方で脱穀排ワラを機体外に搬出する排ワラ搬出室を有するとともに前記選別部からの塵埃を排塵ファンによって機体外に排出する排出部を備えたコンバイン用脱穀機において、
前記選別室、揺動選別装置、1番コンベヤ、2番コンベヤを有した選別部構造体の選別部機壁と、前記唐箕の回転送風体、この回転送風体を回転自在に支持する唐箕ケース本体を有した唐箕本体構造体の唐箕ケース本体の間に、前記選別部構造体と前記唐箕本体構造体を各別に作製して連結した唐箕連結線を備え、
前記扱室、扱胴、および受網を備えた脱穀部構造体の脱穀部機壁と、前記選別部機壁との間に、前記脱穀部構造体と前記選別部構造体を各別に作製して連結した脱穀機体前後向きの脱穀選別連結線を備え、
前記唐箕本体構造体における唐箕ケース本体の左右の横側板の上端側を前記脱穀選別連結線の延長線に合致させてある。
【0012】
〔作用〕
唐箕ケース本体と回転送風体を、回転送風体が唐箕ケース本体に支持されたユニット状態にしておき、唐箕ケース本体を選別部機壁に組み付けることによって回転送風体も一挙に選別部機壁に組み付けるという組み付け方法を採用して、唐箕を備えた状態に構成できるものである。これにより、たとえば、小送風能力を発揮する大きさであるとか羽根数を備えた唐箕ケース本体と回転送風体を組み合わせて装備させて小送風能力の唐箕を備えたものを得る場合も、大送風能力を発揮する大きさであるとか羽根数を備えた唐箕ケース本体と回転送風体を組み合わせて装備させて大送風能力の唐箕を備えたものを得る場合も、唐箕ケース本体と回転送風体を一挙に組み付けて得られる。
【0013】
〔効果〕
従って、処理能力が異なるコンバインを構成するなどにあたり、唐箕による選別風の送風能力が異なった状態の脱穀機にするのに、唐箕ケース本体と回転送風体の組み付けに必要な手間を低減してすることができ、製作手間などの面からコストダウンできる。
【0014】
【発明の実施の形態】
〔第1実施形態〕
図1,4に示すように、脱穀機体内の上部の前側に位置する扱室11、この扱室内に位置する扱胴12などを有した脱穀部10、前記扱胴12の下方に位置する揺動選別装置21などを有した選別部20、前記扱室11の後方に位置する排塵ファン31などを有した排出部30、前記排塵ファン31の後方に位置する排ワラ細断装置50を備えて、脱穀機D1を構成してある。
この脱穀機D1は、2条の植付け条の稲、麦などの穀稈を刈り取り処理する刈取り前処理部(図示せず)が備えられた自走機体に装着して、0.5〜0.8m/secの走行速度で刈取り走行しながら収穫作業できる低速型の2条刈りコンバインを構成するものであり、詳しくは次の如く構成してある。
【0015】
すなわち、脱穀部10は、前記扱室11、脱穀機体前後向きの軸芯12aまわりで回動駆動される前記扱胴12、この扱胴12の下方に位置する受網13などを備えて構成してあり、脱穀機体の横外側に駆動回動自在に設けるとともに扱室11の扱き口14に搬送側が沿っている脱穀フィードチェーン1によって刈取り前処理部からの刈取穀稈の株元側を脱穀機体後方向きに挟持搬送することによってその刈取穀稈の穂先側を扱室11に供給し、その穂先側を扱胴12と受網13によって扱き処理し、脱穀粒やワラ屑などの脱穀処理物を、受網13や扱室11の送塵口15から選別部20の選別室22に漏下させるとか落下させ、脱穀排ワラを脱穀フィードチェーン1によって扱室11の送塵口15から排出部30に搬出する。
【0016】
選別部20は、扱室11の下方に位置する選別室22、この選別室内の上部に脱穀機体前後方向に揺動するように駆動自在に位置する前記揺動選別装置21、この揺動選別装置21の前端側の下方に位置する唐箕40、揺動選別装置21の下方で選別室22の底部に位置する1番スクリューコンベヤ23及び2番スクリューコンベヤ24を備えて構成してある。
【0017】
図20,21などに示すように、唐箕40は、左右の選別部機壁25にわたって取り付けた唐箕ケース本体41と、前記左右の選別部機壁25それぞれの前端部25aと、左右の選別部機壁25にわたって取付けた送風体ケース部47で成る唐箕ケース42、この唐箕ケース42の内部に脱穀機体横向きの軸芯43aまわりで駆動回動されるように設けた回転自在な回転送風体43を備えて構成してあり、回動する回転送風体43により唐箕ケース本体41の左右の横側板41aそれぞれに位置する吸気口44から脱穀機体外の空気を吸引して選別風を発生させ、この選別風を選別室22に脱穀機体後方向きに供給する。
【0018】
これにより、選別部20は、受網13から漏下するとか送塵口15から落下した脱穀粒やワラ屑などの脱穀処理物を揺動選別装置21によって受け止め、この揺動選別装置21による揺動選別と、唐箕40からの選別風によって穀粒と、ワラ屑などの塵埃に選別し、精粒を1番スクリューコンベヤ23に落下させてこの1番スクリューコンベヤ23によって脱穀機体の横外側に搬出し、未処理粒を2番スクリューコンベヤ24に落下させてこの2番スクリューコンベヤ24によって脱穀機体の横外側に搬送し、この2番スクリューコンベヤ24の搬送終端部に接続している揚送装置2によって脱穀機体前側の扱室下部のレベルまで揚送して脱穀機壁の投入口(図示せず)から脱穀機体内に投入して揺動選別装置21の前端部に還元し、塵埃を揺動選別装置21の後方に位置する選別室22の排出口26から脱穀機体外に排出するようになっている。
【0019】
排出部30は、扱室11の前記送塵口15に連通している排ワラ搬出室32、脱穀機体横向きの軸芯まわり回動するように駆動される前記排塵ファン31、この排塵ファン31の上方に位置する無端回動チェーンなどで成る排ワラ搬送装置33を備えて構成してあり、扱室11の送塵口15から搬出された脱穀排ワラを排ワラ搬送装置33によって脱穀フィードチェーン1から受け継いで脱穀機体に対して穂先側に寄せながら脱穀機体後方向きに排ワラ細断装置50の上方まで搬送し、排ワラ細断装置50の排ワラ受入れ口51を開閉する揺動蓋52が開いていると、その排ワラ受入れ口51に落下させ、前記揺動蓋52が閉じていると、排ワラ搬出室32の後部に位置する送出口34から排ワラ細断装置50の後方に落下させて長ワラ状態のままで圃場に落下させる。また、選別部20で発生した塵埃を排塵ファン31によって選別風と共に吸引し、ファンケースの吐出口35から脱穀機体の後方に排出するようになっている。
【0020】
排ワラ細断装置50は、排ワラ受入れ口51に落下された脱穀排ワラを、脱穀機体横向きの軸芯まわり回動駆動される切断軸53の長手方向での複数箇所に一体回動自在に付いている円板形の切断刃55と、脱穀機体横向きの軸芯まわりで回動駆動される供給軸54の長手方向での複数箇所に一体回動自在に付いている円板形の供給刃56とによって両刃55,56の間に取り込んで稈身方向に細断し、カッターケース57の下部に位置する放出口から圃場に落下させる。
【0021】
〔第2実施形態〕
図2,5に示すように、脱穀機体内の上部の前側に位置する扱室11、この扱室内に位置する扱胴12などを有した脱穀部10、前記扱胴12の下方に位置する揺動選別装置21などを有した選別部20、前記扱室11の後方に位置する排塵ファン31などを有した排出部30、前記排塵ファン31の後方に位置する排ワラ細断装置50を備えて、脱穀機D2を構成してある。
この脱穀機D2は、2条の植付け条の稲、麦などの穀稈を刈り取り処理する刈取り前処理部(図示せず)が装備された自走機体に装着して、0.9〜1.0m/secの走行速度で刈取り走行しながら収穫作業できる高速型の2条刈りコンバインを構成するとか、3条の稲、麦などの植立穀稈を刈り取り処理する刈取り前処理部(図示せず)が装備された自走機体に装着して、約0.7m/secの走行速度で刈取り走行しながら収穫作業できる低速型の3条刈りコンバインを構成するものである。
【0022】
すなわち、脱穀部10、選別部20、排出部30及び排ワラ細断装置50は、第1実施形態の脱穀機D1のそれと同様に構成してあり、脱穀フィードチェーン1によって刈取り前処理部からの刈取穀稈の株元側を脱穀機体後方向きに挟持搬送して穂先側を扱室11に供給し、その穂先側を扱胴11と受網13によって扱き処理し、脱穀処理物を扱室11の受網13や送塵口15から漏下あるいは落下させ、脱穀排ワラを脱穀フィードチェーン1によって扱室11の送塵口15から搬出する。扱室11から搬出された脱穀排ワラを排ワラ搬送装置33によって脱穀機体に対して穂先側に寄せながら脱穀機体後方向きに搬送して排ワラ細断装置50に供給したり、排ワラ細断装置50の後方に落下させて圃場に長ワラ状態で落下させる。受網13から漏下するとか送塵口15から選別室22に落下した脱穀処理物を揺動選別装置21によって受け止め、この揺動選別装置21による揺動選別と、唐箕40からの選別風によって穀粒と、ワラ屑などの塵埃に選別し、精粒を1番スクリューコンベヤ23によって脱穀機体の横外側に搬出し、未処理粒を2番スクリューコンベヤ24によって脱穀機体の横外側に搬送し、この2番スクリューコンベヤ24の搬送終端部に接続している揚送装置2によって揺動選別装置21の前端部に還元し、塵埃を揺動選別装置21の後方に位置する選別室22の排出口26から脱穀機体外に排出したり、排塵ファン31によって選別風と共に吸引させて吐出口35から脱穀機体の後方に排出する。
【0023】
〔第3実施形態〕
図3,6に示すように、脱穀機体内の上部の前側に位置する扱室11、この扱室内に位置する扱胴12などを有した脱穀部10、前記扱胴12の下方に位置する揺動選別装置21などを有した選別部20、前記扱室11の後方に位置する排塵ファン31などを有した排出部30、前記排塵ファン31の後方に位置する排ワラ細断装置50を備えて、脱穀機D3を構成してある。
この脱穀機D3は、3条の植付け条の稲、麦などの穀稈を刈り取り処理する刈取り前処理部(図示せず)が装備された自走機体に装着して、0.8〜1.0m/secの走行速度で刈取り走行しながら収穫作業できる高速型の3条刈りコンバインを構成するものである。
【0024】
すなわち、脱穀部10、選別部20、排出部30及び排ワラ細断装置50は、第1実施形態の脱穀機D1、および第2実施形態の脱穀機D2のそれと同様に構成してあり、脱穀フィードチェーン1によって刈取り前処理部からの刈取穀稈の株元側を脱穀機体後方向きに挟持搬送して穂先側を扱室11に供給し、その穂先側を扱胴11と受網13によって扱き処理し、脱穀処理物を扱室11の受網13や送塵口15から漏下あるいは落下させ、脱穀排ワラを脱穀フィードチェーン1によって扱室11の送塵口15から搬出する。扱室11から搬出された脱穀排ワラを排ワラ搬送装置33によって脱穀機体に対して穂先側に寄せながら脱穀機体後方向きに搬送して排ワラ細断装置50に供給したり、排ワラ細断装置50の後方に落下させて圃場に長ワラ状態で落下させる。受網13から漏下するとか送塵口15から選別室22に落下した脱穀処理物を揺動選別装置21によって受け止め、この揺動選別装置21による揺動選別と、唐箕40からの選別風によって穀粒と、ワラ屑などの塵埃に選別し、精粒を1番スクリューコンベヤ23によって脱穀機体の横外側に搬出し、未処理粒を2番スクリューコンベヤ24によって脱穀機体の横外側に搬送し、この2番スクリューコンベヤ24の搬送終端部に接続している揚送装置2によって揺動選別装置21の前端部に還元し、塵埃を揺動選別装置21の後方に位置する選別室22の排出口26から脱穀機体外に排出したり、排塵ファン31によって選別風と共に吸引させて吐出口35から脱穀機体の後方に排出する。
【0025】
第1実施形態の脱穀機D1においては図4に示し、第2実施形態の脱穀機D2においては図5,7に示し、第3実施形態の脱穀機D3においては図6,7に示すように、脱穀部10と選別部20の脱穀機体左側及び右側の機壁16a,16b,25どうしの間に設けた脱穀機体前後向きの脱穀選別連結線A1,A2、脱穀部10と排出部30の脱穀機体左側及び右側の機壁16a,16b,36どうしの間に設けた脱穀機体上下向きの脱穀排出連結線B1,B2、選別部20と排出部30の脱穀機体左側及び右側の機壁25,36どうしの間に設けた脱穀機体前後向きの選別排出連結線C、唐箕ケース本体41と選別部20の脱穀機体左側及び右側の横側板41aと機壁27の間に設けた脱穀機体上下向きの唐箕連結線Dを備えてある。脱穀機D1の右側面図は省略しているが、脱穀機D1,D2,D3のいずれにおいても、後述する如く機体右側の脱穀選別連結線A2は、機体左側の脱穀選別連結線A1より高い配置レベルに位置している。脱穀機D1,D2,D3のいずれにおいても、機体左側の選別排出連結線Cと、機体右側の選別排出連結線Cは、同じ配置レベルに位置している。脱穀機D1にあっては、唐箕40が脱穀部10の前端より脱穀機体前方に大きく突出しており、脱穀機D2,D3にあっては、唐箕40が脱穀部10の前端より脱穀機体前方にあまり突出していないことから、脱穀機D1,D2,D3のうちのD2とD3にあっては、脱穀部10と唐箕ケース本体41の脱穀機体左側および右側の脱穀機壁16a,16b、横側板41aどうしの間に設けた脱穀唐箕連結線Eを備えてある。
【0026】
各脱穀機D1,D2,D3の前記機体左側の脱穀選別連結線A1も、前記機体右側の脱穀選別連結線A2も、扱室11、扱胴12、受網13を有した脱穀部構造体17と、選別室22、揺動選別装置21、1番スクリューコンベヤ23、2番スクリューコンベヤ24を有した選別部構造体28を各別に作製して連結した部位を示している。各脱穀機D1,D2,D3の前記機体左側の脱穀排出連結線B1も、前記機体右側の脱穀排出連結線B2も、排ワラ搬出室32、排塵ファン31を有した排出部構造体37と、前記脱穀部構造体17を各別に作製して連結した部位を示している。各脱穀機D1,D2,D3の前記機体左右側の選別排出連結線Cは、前記選別部構造体28と前記排出部構造体37を各別に作製して連結した部位を示している。各脱穀機D1,D2,D3の前記機体左右側の唐箕連結線Dは、前記唐箕40の回転送風体43及び唐箕ケース本体41を有した唐箕本体構造体45と、前記選別部構造体28を各別に作製して連結した部位を示している。脱穀機D2,D3の前記機体左右側の脱穀唐箕連結線Eは、前記脱穀部構造体17と唐箕本体構造体45を各別に作製して連結した部位を示している。
【0027】
脱穀機D1,D2,D3のいずれにおいても、図9,12などに示すように、脱穀部構造体17は、左右の横側壁16a,16b、扱室11の前壁部分11aおよび後壁部分11bなどを有した脱穀部機壁を備えるとともに前記受網13が内部に装着された下部構造体18、この下部構造体18の扱き口14が位置する側とは反対側の横端部の上部に対して連結軸芯19aで横端部が回動自在に連結していて、扱胴12の回動軸芯12aと平行な前記連結軸芯19aのまわりで下部構造体18に対して上下に揺動して扱室11及び排ワラ搬出室32を開閉する上部構造体19を備えて構成してある。
【0028】
図13,15などに示すように、上部構造体19は、扱室11の前壁部分11eと後壁部分11dで扱胴12を回動自在に支持しており、上昇揺動されて扱室11を開放する際、扱胴12を持ち上げるようになっている。また、上部構造体19は、この上部構造体19の遊端部における内側に前端側が固定された脱穀機体前後向きの鋼管材で成る図4,5,6の如き上部構造体フレーム19bを備えており、上部構造体19が下降操作されて扱室11を閉じた際、上部構造体フレーム19bの後端部に固定された係止部材19cで、排出部構造体37の鋼管材で成る図1,2,3の如き排出部フレーム38の前端部に固定の連結ピン38aに対して係合して上部構造体19の位置決めを行なう。
【0029】
脱穀機D1,D2,D3のいずれにおいても、排出部構造体37は、左右の排出部機壁36、前記排ワラ搬出室32、前記送出口34を備えた構造体本体、この構造体本体の内部に取り付けた前記排塵ファン31及び前記排出部フレーム38を備えて構成してある。
【0030】
脱穀機D1,D2,D3のいずれにおいても、選別部構造体28は、左右の選別部機壁25、前記選別室22、前記排出口26を備えた構造体本体、この構造体本体の内部に取り付けた前記揺動選別装置21、1番スクリューコンベヤ23、2番スクリューコンベヤ24を備えて構成してある。
【0031】
脱穀機D1,D2,D3のいずれにおいても、唐箕本体構造体45は、前記唐箕ケース本体41、この唐箕ケース本体41の左右の横側板41aにわたって回動自在に支持させた前記回転送風体43を備えて構成してある。
【0032】
つまり、各脱穀機D1,D2,D3は、図8に示す製作方法に基づいて製作してある。
すなわち、脱穀部構造体17として、小型の脱穀部構造体17aと大型の脱穀部構造体17bを各別に製作しておく。小型の脱穀部構造体17aは、回転軸芯12aに沿う方向での長さがL1である短尺の扱胴12によって扱き処理するように構成したものであり、大型の脱穀部構造体17bは、回転軸芯12aに沿う方向での長さが前記L1より長いL2である長尺の扱胴12によって扱き処理するように構成したものである。
選別部構造体28として、小型の選別部構造体28aと、大型の選別部構造体28bを各別に作製しておく。小型の選別部構造体28aは、脱穀機体横幅方向に沿う方向での横幅がW1である小横幅の揺動選別装置21によって選別処理するように構成したものであり、大型の選別部構造体28bは、脱穀機体横幅方向に沿う方向での横幅が前記W1より大のW2である大横幅の揺動選別装置21によって選別処理するように構成したものである。
排出部構造体37として、小型の排出部構造体37aと、大型の排出部構造体37bを各別に作製しておく。小型の排出部構造体37aは、排塵ファン31として処理能力が比較的小さいものを採用し、かつ、排出部フレーム38の脱穀機体前後方向長さを小にしたものであり、大型の排出部構造体37bは、排塵ファン31として処理能力が大きいものを採用し、かつ、排出部フレーム38の脱穀機体前後方向長さを大にしたものである。
唐箕本体構造体45として、小型の唐箕本体構造体45aと、中型の唐箕本体構造体45bと、大型の唐箕本体構造体45cを各別に製作しておく。小型の唐箕本体構造体45aは、回転送風体43の羽根数であるとか大きさを適切なものに設定することによって小送風能力を備えさせ、かつ、唐箕ケース本体41を前記小型の選別部構造体28の左右の選別部機壁25にわたって取り付けられるように、唐箕ケース本体41の脱穀機体横幅方向での長さを小型の選別部構造体28の脱穀機体横幅方向での大きさに適応した大きさのF1にしたものである。中型の唐箕本体構造体45bは、回転送風体43の羽根数であるとか大きさを適切なものに設定することによって中送風能力を備えさせ、かつ、唐箕ケース本体41を前記小型の選別部構造体28aの左右の選別部機壁25にわたって取り付けられるように、唐箕ケース本体41の脱穀機体横幅方向での長さを小型の選別部構造体28aの脱穀機体横幅方向での大きさに適応した大きさのF1にしたものである。大型の唐箕本体構造体45cは、回転送風体43の羽根数であるとか大きさを適切なものに設定することによって大送風能力を備えさせ、かつ、唐箕ケース本体41を前記大型の選別部構造体28bの左右の選別部機壁25にわたって取り付けられるように、唐箕ケース本体41の脱穀機体横幅方向での長さを大型の選別部構造体28bの脱穀機体横幅方向での大きさに適応した大きさのF2にしたものである。
そして、適切な処理能力を備えた脱穀部構造体17、選別部構造体28、排出部構造体37、唐箕本体構造体45を組み合わせて前記左右の脱穀選別連結線A1,A2、脱穀排出連結線B1,B2、選別排出連結線C、脱穀唐箕連結線Eで連結し、排出部構造体37の後部に排ワラ細断装置50を連結することによって製作してある。
【0033】
さらに詳述すると、図4,9に示すように、第1実施形態の脱穀機D1、すなわち低速型の2条刈りコンバインを構成する脱穀機D1にあっては、前記小型の脱穀部構造体17aと前記小型の選別部構造体28aと前記小型の排出部構造体37aを前記左右の脱穀選別連結線A1,A2、脱穀排出連結線B1,B2、選別排出連結線Cで連結し、前記小型の唐箕本体構造体45aと前記小型の選別部構造体28aを前記左右の唐箕連結線Dで連結し、排出部構造体37aの後部に排ワラ細断装置50を連結することによって構成してある。
【0034】
図5,9に示すように、第2実施形態の脱穀機D2、すなわち高速型の2条刈りコンバインであるとか低速型の3条刈りコンバインを構成する脱穀機D2にあっては、前記大型の脱穀部構造体17bと前記小型の選別部構造体28aと前記小型の排出部構造体37aを前記左右の脱穀選別連結線A1,A2、脱穀排出連結線B1,B2、選別排出連結線Cで連結し、前記中型の唐箕本体構造体45bと前記小型の選別部構造体37aを前記左右の唐箕連結線Dで連結し、排出部構造体28aの後部に排ワラ細断装置50を連結することによって構成してある。尚、この脱穀機D2にあっては、揺動選別装置21は、脱穀機D1の揺動選別装置21と同一の横幅W1を備えているが、脱穀機D2の扱胴12の長さL2が、脱穀機D1の扱胴21の長さL1より長いことから、脱穀機D2の揺動選別装置21の始端部のグレンパン21bの扱胴回動軸芯方向での長さを、脱穀機D1の揺動選別装置21の始端部のグレンパン21のその長さより大にしてある。
【0035】
図6,10に示すように、第3実施形態の脱穀機D3、すなわち高速型の3条刈りコンバインを構成する脱穀機D3にあっては、前記大型の脱穀部構造体17bと前記大型の選別部構造体28bと前記大型の排出部構造体37bを前記左右の脱穀選別連結線A1,A2、脱穀排出連結線B1、B2、選別排出連結線Cで連結し、前記大型の唐箕本体構造体45cと前記大型の選別部構造体28bを前記左右の唐箕連結線Dで連結し、排出部構造体37bの後部に排ワラ細断装置50を連結することによって構成してある。
【0036】
脱穀機D1,D2,D3のいずれにおいても、脱穀部構造体17、選別部構造体28、排出部構造体37、唐箕本体構造体45の連結は、図12〜21に示す連結構造に基づいて行なうように構成してある。
【0037】
図12,13,14に示すように、脱穀部構造体17の左右の横側壁16a,16bのうち、扱き口14が位置する側の横側壁16aを、この横側壁16aの下端61が下降閉じ状態にある扱胴12の下端より低い配置レベルに位置するように構成し、脱穀部構造体17の左右の横側壁16a,16bのうち、扱き口14が位置する側とは反対側の横側壁16bを、この横側壁16bの下端62が下降閉じ状態にある扱胴12の下端より高い配置レベルに位置するように構成し、脱穀部構造体17の前記左右の横側壁16a,16bそれぞれの下端部に、脱穀機体下向きの連結面63aが付いた連結フランジ63を設け、選別部構造体28の前記左右の選別部機壁25それぞれの上端部に、脱穀機体上向き連結面64aが付いた連結フランジ64を設けてある。
【0038】
すなわち、図14(イ)に示すように、脱穀部構造体17の左側壁16aの下端部の連結フランジ63と、選別部構造体28の左側の選別部機壁25の上端部の連結フランジ64を、連結面63a,64aどうしで接合させて連結ボルトで締め付け連結し、図14(ロ)に示すように、脱穀部構造体17の右側壁16bの下端部の連結フランジ63と、選別部構造体28の右側の選別部機壁25の上端部の連結フランジ64を、連結面63a,64aどうしで接合させて連結ボルトで締め付け連結するようになっている。そして、扱室11の扱き口側とは反対側で受網12から漏下した処理物を小型の選別部構造体28aの揺動選別装置21に落下するように案内する傾斜壁65を小型の選別部構造体28aの右側の選別部機壁25に備えさせておき、脱穀部構造体17の扱き口側とは反対側の横側壁16bとしては鉛直姿勢の1種類だけを準備することにより、大型の選別部構造体28bを脱穀部構造体17に対して連結することも、小型の選別部構造体28aを、これの揺動選別装置21に脱穀処理物が落下案内されるようにして脱穀部構造体17に対して連結することもできるようになっている。
【0039】
図8,18などに示すように、脱穀部構造体17の前記左右の横側壁16a,16bのうちの扱き口14が位置する側とは反対側の横側壁16bの後端縁66を、鉛直又はほぼ鉛直な脱穀機体上下向き縁に形成し、前記左右の横側壁16a,16bのうちの扱き口14が位置する側の横側壁16aの後端縁67を、この横側壁16aの内面側に備えてある下唇板68のうちの扱き口後端部に沿っている部分68aの後側近くにこの下唇板部分68aに沿って位置するように上端側ほど脱穀機体後方側に位置した状態に傾斜した傾斜縁に形成してある。扱き口側の横側壁16aの前記後端縁67は、この後端縁67の上端67aが扱き口側とは反対側の横側壁16bの後端縁66の上端66aより脱穀機体後方側に位置した状態に形成してある。図19に示すように、前記左右の横側壁16a,16bそれぞれの後端部に、脱穀機体後方向きの連結面70aが付いた連結フランジ70を設け、排出部構造体37の左右の排出部機壁36それぞれの前端部に、脱穀機体前方向きの連結面71aが付いた連結フランジ71を設けてある。
【0040】
すなわち、図19(ロ)に示すように、脱穀部構造体17の左側壁16aの後端部の連結フランジ70と、排出部構造体37の左側の排出部機壁36の前端部の連結フランジ71を、連結面70a,71aどうしで接合させて連結ボルトで締め付け連結し、図19(イ)に示すように、脱穀部構造体17の右側壁16bの後端部の連結フランジ70と、排出部構造体37の右側の排出部機壁36の前端部の連結フランジ71を、連結面70a,71aどうしで接合させて連結ボルトで締め付け連結するようになっている。
【0041】
図16,17に示すように、排出部構造体37の前記左右の排出部機壁36それぞれの下端部に、脱穀機体下向きの連結面72aが付いた連結フランジ72を設け、排出部構造体37の左側の排出部機壁36の下端部の連結フランジ72と、選別部構造体28の左側の選別部機壁25の上端部の前記連結フランジ64を、連結面72a,64aどうしで接合させて連結ボルトで締め付け連結し、排出部構造体37の右側の排出部機壁36の下端部の連結フランジ72と、選別部構造体28の右側の選別部機壁25の上端部の前記連結フランジ64を、連結面72a,64aどうしで接合させて連結ボルトで締め付け連結するようになっている
【0042】
図20,21に示すように、唐箕ケース本体41の前記左右の横側板41aそれぞれの後端側に、脱穀機体後方向きの連結面が付いた連結フランジ73を設け、選別部構造体28の左右の選別部機壁25それぞれの前端側に、脱穀機体前方向きの連結面が付いた連結フランジ74を設け、唐箕ケース本体41および選別部構造体28の両横側で、唐箕ケース本体41の連結フランジ73と、選別部機壁25の連結フランジ74を、連結面どうしで接合させて連結ボルトで締め付け連結するようになっている。唐箕ケース本体41の前記左右の横側板41aそれぞれの上端側に、脱穀機体上方向きの連結面が付いた連結フランジを設け、唐箕ケース本体41および脱穀部構造体17の両横側で、唐箕ケース本体41の連結フランジと、脱穀部機壁16a,16bの連結フランジ63を、連結面63aどうしで接合させて連結ボルトで締め付け連結するようになっている。
【0043】
脱穀機D1,D2,D3のいずれにおいても、脱穀フィードチェーン1の取り付け、および脱穀フィードチェーン1、1番スクリューコンベヤ23、2番スクリューコンベヤ24、排ワラ細断装置50、排塵ファン31の駆動は、図11に示す取付け構造、駆動構造に基づいて行なうようになっている。
すなわち、脱穀部構造体17の左側壁16aの外面側と、排出部構造体37の左側の排出部機壁36の外面側とにわたって脱穀フィードチェーンガイド3を取付け、この脱穀フィードチェーンガイド3と、排ワラ細断装置50の前記供給軸54に一体回動自在に取り付けたフィードチェーン駆動スプロケット80と、脱穀部構造体17の左側壁16aの外面側に支持させたテンションローラ81にわたって脱穀フィードチェーン1を巻回してある。
【0044】
唐箕40の回転送風体43の回転支軸46に一体回転自在に取り付けた出力プーリ82、前記1番スクリューコンベア23の回転支軸の端部に一体回転自在に取り付けた1番スクリュー駆動プーリ23a、前記2番スクリューコンベヤ24の回転支軸の端部に一体回転自在に取り付けた2番スクリュー駆動プーリ24a、前記揺動選別装置21を揺動駆動する回転駆動軸の端部に一体回転自在に取り付けた選別装置駆動プーリ21a、排ワラ細断装置50の切断軸53の端部に一体回転自在に取り付けた細断装置駆動プーリ58、排塵ファン31の回転支軸に一体回転自在に取り付けた排塵ファン駆動プーリ31a、脱穀機体の外面側の複数箇所に支持させたガイドプーリ83にわたって一本の無端伝動ベルト84を巻回してある。
すなわち、自走機体のエンジンから唐箕40を駆動するように回転送風体43の回転支軸46に伝達された駆動力を、出力プーリ82によって取り出して伝動ベルト84によって1番スクリュー駆動プーリ23a、2番スクリュー駆動プーリ24a、選別装置駆動プーリ21a、排塵ファン駆動プーリ31aのそれぞれに伝達し、1番スクリュー駆動プーリ23aによって1番スクリューコンベヤ23を駆動し、2番スクリュー駆動プーリ24aによって2番スクリューコンベヤ24を駆動し、選別装置駆動プーリ21aによってクランク機構を介して揺動選別装置21を駆動し、排塵ファン駆動プーリ31aによって排塵ファン31を駆動するようになっている。また、回転送風体43の回転支軸46の駆動力を伝動ベルト84によって細断装置駆動プーリ58に伝達し、この細断装置駆動プーリ58によって排ワラ細断装置50の切断軸53を駆動し、切断軸53の駆動力を伝動ギヤ利用の減速伝動機構85によって減速して供給軸54の端部に伝達してこの供給軸54を駆動するようになっている。さらに、供給軸54によってフィードチェーン駆動スプロケット80を駆動し、このフィードチェーン駆動スプロケット80によって脱穀フィードチェーン1を駆動するようになっている。
【0045】
脱穀機D1,D2,D3のいずれにおいても、選別部構造体28の下部の前後2箇所に、選別部機壁25に切欠きを設けて形成した搭載用の連結部87,88を設け、この前後2箇所の連結部87,88で、コンバイン用の走行機体の機体フレーム90に搭載するようになっている。
【0046】
前記2箇所の連結部87,88のうちの前側の連結部87は、選別部機壁25のうちの唐箕ケース本体41が連結している部位より脱穀機体後方側で、かつ、脱穀部機壁の左右の横側壁16a,16bそれぞれの後端縁66,67、および排出部構造体37の左右の排出部機壁36の前端縁75それぞれの下端の直下より脱穀機体前方側に位置する部位に配置してあり、前側の連結部87に対して機体フレーム90から掛かる脱穀機体荷重の反力が唐箕ケース本体41と選別部機壁25が接合している部位や、脱穀部機壁の左右側壁16a,16bと排出部機壁36が接合している部位に掛かりにくくなっている。
前記2箇所の連結部87,88のうちの後側の連結部88は、選別部機壁25のうちの脱穀部機壁の左右側壁16a,16bの後端縁66,67および排出部機壁36の前端縁75それぞれの直下より機体前方側に位置する部位に配置してあり、後側の連結部88に対して機体フレーム90から掛かる脱穀機体荷重の反力が唐箕ケース本体41と選別部機壁25が接合している部位や、脱穀部機壁の左右側壁16a,16bと排出部機壁36が接合している部位に掛かりにくくなっている。
【0047】
〔別実施形態〕
各構造体における連結フランジどうしを連結するにあたり、上記実施形態の如く連結ボルトによって締め付け連結する他に、溶接によって連結する手段を採用して実施してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンバイン用脱穀機D1の縦断側面図
【図2】コンバイン用脱穀機D2の縦断側面図
【図3】コンバイン用脱穀機D3の縦断側面図
【図4】コンバイン用脱穀機D1の各構造体の連結状態を示す左側面図
【図5】コンバイン用脱穀機D2の各構造体の連結状態を示す左側面図
【図6】コンバイン用脱穀機D3の各構造体の連結状態を示す左側面図
【図7】コンバイン用脱穀機D2,D3の各構造体の連結状態を示す右側面図
【図8】脱穀機の製作要領を示す側面図
【図9】コンバイン用脱穀機D1,D2の各構造体の連結状態を示す正面図
【図10】コンバイン用脱穀機D3の各構造体の連結状態を示す正面図
【図11】駆動構造を示す側面図
【図12】コンバイン用脱穀機D1,D2の脱穀部構造体と選別部構造体の連結構造を示す断面図
【図13】コンバイン用脱穀機D3の脱穀部構造体と選別部構造体の連結構造を示す断面図
【図14】脱穀部機壁と選別部機壁の連結構造を示す断面図
【図15】扱室の開き状態を示す断面図
【図16】排出部構造体と選別部構造体の連結構造を示す断面図
【図17】排出部機壁と選別部機壁の連結構造を示す断面図
【図18】脱穀部構造体と排出部構造体の連結構造を示す断面図
【図19】脱穀部機壁と排出部機壁の連結状態を示す断面図
【図20】唐箕の断面図
【図21】唐箕本体構造体と選別部構造体の連結構造を示す断面図
【符号の説明】
3 脱穀フィードチェーンガイド
10 脱穀部
11 扱室
12 扱胴
13 受網
14 扱き口
16a,16b 脱穀部の側壁
17 脱穀部構造体
20 選別部
21 揺動選別装置
22 選別室
23 1番コンベヤ
24 2番コンベヤ
25 選別部機壁
28 選別部構造体
30 排出部
31 排塵ファン
32 排ワラ搬出室
36 排出部機壁
37 排出部構造体
40 唐箕
41 唐箕ケース本体
43 回転送風体
45 唐箕本体構造体
61 扱き口側の脱穀部側壁の下端
62 扱き口と反対側の脱穀部側壁の下端
63 脱穀部機壁の連結フランジ
64 選別部機壁の連結フランジ
67 脱穀部機壁の後端縁
75 排出部機壁の前端縁
87,88 連結部
90 機体フレーム
A1,A2 脱穀選別連結線
B1,B2 脱穀排出連結線
C 選別排出連結線
D 唐箕連結線[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention includes a handling cylinder that is rotated by the tip side of the harvested cereal cocoon being supplied to the handling room, a threshing part that is handled by the receiving net, and a threshing product is dropped and supplied from the threshing part to the sorting room. A sorting section that sorts a processed product using a swing sorting device and a sorting wind from Karatsu, carries the first treated product by the first conveyor, and carries the second treated product by the second conveyor, behind the threshing portion The present invention relates to a combine threshing machine having a discharge wall carrying-out chamber for carrying out a threshing discharge wall outside the machine body and a discharge unit for discharging dust from the sorting unit to the outside of the machine body by a dust discharge fan.
[0002]
[Prior art]
For example, in a combination of two- and three-row harvesting, even if the number of rows of cereals that can be harvested is the same, a model that can be harvested at high speed, and a model that does not need to be trimmed at such a high speed May be required.
Even in the case where the number of sown cereal grains to be reaped is the same, in the combine where the reaping speed is high, the amount of reaped cereals supplied to the threshing machine increases, and the processing capacity is compared. It is necessary to equip a high threshing machine. Even if the speed at which the harvesting is carried out is the same or not so different, in a combine with a small number of planted grain culms to be trimmed, the amount of harvested corn straw supplied to the threshing machine is reduced. It is possible to provide a threshing machine with a relatively low processing capacity.
[0003]
When a threshing machine manufactured as a component for configuring a triple-cutting combine is adopted to form a double-cutting high-speed combine, the weight increases for the threshing machine and the cost increases. When a threshing machine manufactured as a component for constituting a two-row harvesting combine is adopted to constitute a three-row harvesting low-speed combine, processing failure such as insufficient handling tends to occur in the threshing machine.
Moreover, a threshing machine for configuring a low-speed combine harvester for two-row cutting, a threshing machine for configuring a high-speed combine harvesting for two-row cutting, and a threshing machine for configuring a triple-cutting combine are manufactured separately. For example, if a dedicated threshing machine corresponding to each type of combine harvester is manufactured, prepare the same number of types of threshers as the number of combine models, and the number of types of threshers equal to the number of combine models It is disadvantageous in terms of cost, such as the need to manufacture side walls.
[0004]
For this reason, if the threshing machine is manufactured based on the following manufacturing method, it is possible to configure a combine having different processing capabilities while avoiding the occurrence of weight increase or processing failure or high cost.
[0005]
That is, a small threshing portion structure having a relatively small handling capacity and a direction along the rotation axis are configured to be handled by a handling cylinder having a short length in the direction along the rotation axis. A large threshing part structure having a relatively large handling capacity is manufactured separately, so that the handling process is performed with a long handling cylinder. Small blast by configuring the threshing machine body in the direction along the width direction with a small oscillating sorter and setting the number of blades of the rotating blower to an appropriate one. It is configured to be sorted by a small sorter structure provided with a tang that is configured to have the capability, and a swing sorter that has a small width in the direction along the threshing machine width direction, and rotating air blowing Medium size sorting unit structure with tangs configured to have medium blowing capacity by setting the number of blades or the size to an appropriate one, and the width in the direction along the threshing machine width direction Is configured to perform sorting by a large oscillating sorting device, and has a tang that is configured to have a large blowing capacity by setting the number of blades of the rotating blower or an appropriate size. Large The sorter structures keep fabricated separately.
And the threshing machine for comprising a two-row cutting low-speed combine is comprised by combining and connecting a small threshing part structure and a small selection part structure. By combining and connecting a large threshing unit structure and a medium-sized sorting unit structure, it is a threshing machine for configuring a high-speed combine harvester or a low-speed combine harvester. For threshing machine. By connecting a large threshing portion structure and a large sorting portion structure in combination, a threshing machine for configuring a triple-cutting high-speed combine is configured.
[0006]
Conventionally, as shown in, for example,
[0007]
[Patent Document 1]
JP-A-10-113059 ([0014] column, FIGS. 2, 5)
[0008]
[Problems to be solved by the invention]
When adopting the above-described conventional threshing machine and configuring a combine with different processing capabilities, prepare multiple types of Kara case bodies and rotating air blowers with different inlet sizes or different numbers and sizes of blades, It was necessary to obtain a threshing machine with different processing capabilities by separately assembling an appropriate type of Kara case body and a rotating air blower, which was disadvantageous in terms of assembly work.
[0009]
An object of the present invention is to provide a combine threshing machine that can be advantageously obtained in terms of assembling work in different processing capacities.
[0010]
[Means for Solving the Problems]
The configuration, operation, and effect of the present invention are as follows.
[0011]
〔Constitution〕
The tip of the harvested cereal basket is supplied to the handling room and rotated, the threshing part handled by the receiving net, and the threshing processed product is dropped and supplied from this threshing part to the sorting room, and the threshing processed product is shaken. A sorting unit that performs a sorting process using a moving sorter and a sorting wind from Karatsu, unloads the first processed product by the No. 1 conveyor, and unloads the second processed product by the No. 2 conveyor. In a threshing machine for a combine which has a discharge wall discharge chamber for discharging the outside of the machine body and a discharge unit for discharging dust from the sorting unit to the outside of the machine body by a dust discharge fan,
The sorting chamber wall of the sorting section structure having the sorting chamber, the swing sorting device, the first conveyor, and the second conveyor, the rotary fan of the hot pepper, and the hot pepper case main body that rotatably supports the rotary fan. Between the Kara case body of the Kara body structure having a tang, the Kara connecting line that is produced by connecting the sorting part structure and the Kara body structure separately,
The threshing unit machine wall of the threshing unit structure including the handling chamber, the handling cylinder, and the receiving net, and the sorting unit machine wall Threshing machine connecting front and rear threshing selection connecting line, which is produced by connecting the threshing part structure and the sorting part structure separately.
The upper end sides of the left and right side plates of the Kara case body in the Kara body structure are matched with the extension line of the threshing selection connecting line. is there.
[0012]
[Action]
Set the rotary fan body in the unit state where the rotary fan body is supported by the Kara case body and assemble the rotary fan body to the sorting unit wall at once. By adopting the assembly method, it can be configured in a state equipped with a tang. Thus, for example, even when a small fan case body having a small blower capacity or a rotary fan is equipped in combination with a rotary fan to obtain a small fan, Even if you have a combination of a tang box case that has the capacity and the number of blades and a rotating blower, you can get a tang box that has a large blowing capacity. It is obtained by assembling to.
[0013]
〔effect〕
Therefore, when composing a combine with different processing capacities, the labor required for assembling the Kara case body and the rotating air blower is reduced in order to make a threshing machine in which the air blowing ability of the sorting wind by Kara is different. It is possible to reduce the cost in terms of production labor.
[0014]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
[First Embodiment]
As shown in FIGS. 1 and 4, a threshing
This threshing machine D1 is attached to a self-propelled machine body equipped with a pre-cutting processing unit (not shown) for cutting and harvesting cereals such as rice and wheat on the two planting strips. This is a low-speed two-row harvesting combine that can be harvested while cutting and traveling at a traveling speed of 8 m / sec. The details are as follows.
[0015]
That is, the threshing
[0016]
The sorting
[0017]
As shown in FIGS. 20, 21 and the like, the
[0018]
As a result, the sorting
[0019]
The
[0020]
The waste
[0021]
[Second Embodiment]
As shown in FIGS. 2 and 5, a threshing
This threshing machine D2 is attached to a self-propelled machine equipped with a pre-cutting processing unit (not shown) for cutting and harvesting grain culms such as rice and wheat on the two planting strips. A pre-cutting processing unit (not shown) that forms a high-speed two-row harvesting combine that can be harvested while cutting and running at a traveling speed of 0 m / sec, or that cuts up three cultivated grains such as rice and wheat. ) Is mounted on a self-propelled aircraft, and a low-speed three-row harvesting combine that can be harvested while cutting and traveling at a traveling speed of about 0.7 m / sec is configured.
[0022]
That is, the threshing
[0023]
[Third Embodiment]
As shown in FIGS. 3 and 6, a threshing
This threshing machine D3 is attached to a self-propelled machine body equipped with a pre-cutting processing unit (not shown) for cutting and harvesting grains such as rice and wheat of the three planting strips. This constitutes a high-speed three-row harvesting combine capable of harvesting while cutting and traveling at a traveling speed of 0 m / sec.
[0024]
That is, the threshing
[0025]
The threshing machine D1 of the first embodiment is shown in FIG. 4, the threshing machine D2 of the second embodiment is shown in FIGS. 5 and 7, and the threshing machine D3 of the third embodiment is shown in FIGS. Threshing selection connection lines A1 and A2 for the threshing machine front and rear provided between the threshing machine body left and
[0026]
The threshing selection connection line A1 on the left side of the machine and the threshing selection connection line A2 on the right side of the machine for each threshing machine D1, D2, D3 are also provided with a threshing
[0027]
In any of the threshing machines D1, D2, D3, as shown in FIGS. 9, 12, etc., the threshing
[0028]
As shown in FIGS. 13 and 15 and the like, the
[0029]
In any of the threshers D1, D2, and D3, the
[0030]
In any of the threshers D1, D2, and D3, the sorting
[0031]
In any of the threshing machines D1, D2 and D3, the
[0032]
That is, each threshing machine D1, D2, D3 is manufactured based on the manufacturing method shown in FIG.
That is, as the threshing
As the sorting
As the
As the
And the threshing selection connection lines A1, A2 and the threshing discharge connection line by combining the threshing
[0033]
More specifically, as shown in FIGS. 4 and 9, in the threshing machine D1 of the first embodiment, that is, the threshing machine D1 that constitutes the low-speed two-row harvesting combiner, the small threshing
[0034]
As shown in FIGS. 5 and 9, in the threshing machine D2 of the second embodiment, that is, the high-speed type two-row harvesting combiner or the threshing machine D2 constituting the low-speed type three-cutting harvesting combine, The threshing
[0035]
As shown in FIGS. 6 and 10, in the threshing machine D3 of the third embodiment, that is, in the threshing machine D3 constituting the high-speed type three-row harvesting combine, the large threshing
[0036]
In any of the threshing machines D1, D2, and D3, the threshing
[0037]
As shown in FIGS. 12, 13, and 14, among the left and
[0038]
That is, as shown in FIG. 14 (a), the connecting
[0039]
As shown in FIGS. 8 and 18 and the like, the
[0040]
That is, as shown in FIG. 19B, the connecting
[0041]
As shown in FIGS. 16 and 17, a connecting
[0042]
As shown in FIGS. 20 and 21, on the rear end side of each of the left and right
[0043]
In any of the threshing machines D1, D2 and D3, the threshing
That is, the threshing
[0044]
An
That is, the driving force transmitted to the
[0045]
In any of the threshers D1, D2 and D3, two connecting
[0046]
The front connecting
The
[0047]
[Another embodiment]
When connecting the connecting flanges in each structure, a means for connecting them by welding may be adopted in addition to fastening by connecting bolts as in the above embodiment.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a longitudinal side view of a combine threshing machine D1.
FIG. 2 is a longitudinal side view of a combine threshing machine D2.
FIG. 3 is a longitudinal side view of a combine threshing machine D3.
FIG. 4 is a left side view showing a connected state of each structure of a combine threshing machine D1.
FIG. 5 is a left side view showing a connected state of each structure of a combine threshing machine D2.
FIG. 6 is a left side view showing a connected state of each structure of the combine threshing machine D3.
FIG. 7 is a right side view showing a connected state of each structure of a combine threshing machine D2, D3.
FIG. 8 is a side view showing the production procedure of a threshing machine.
FIG. 9 is a front view showing a connected state of each structure of the combine threshing machines D1 and D2.
FIG. 10 is a front view showing a connected state of each structure of the combine threshing machine D3.
FIG. 11 is a side view showing a drive structure.
FIG. 12 is a cross-sectional view showing a connecting structure of a threshing portion structure and a sorting portion structure of a combine threshing machine D1, D2.
FIG. 13 is a cross-sectional view showing a connecting structure of a threshing portion structure and a sorting portion structure of a combine threshing machine D3;
FIG. 14 is a cross-sectional view showing a connecting structure of a threshing unit machine wall and a sorting unit machine wall
FIG. 15 is a cross-sectional view showing an open state of a handling chamber
FIG. 16 is a cross-sectional view showing a connecting structure of the discharge unit structure and the sorting unit structure
FIG. 17 is a cross-sectional view showing a connecting structure of a discharge unit machine wall and a sorting unit machine wall.
FIG. 18 is a cross-sectional view showing a connecting structure of a threshing portion structure and a discharge portion structure
FIG. 19 is a cross-sectional view showing a connected state of the threshing unit machine wall and the discharge unit machine wall.
FIG. 20 is a cross-sectional view of a carp.
FIG. 21 is a cross-sectional view showing a connecting structure of the Kara body structure and the sorting part structure.
[Explanation of symbols]
3 Threshing feed chain guide
10 Threshing part
11 treatment room
12 Handling cylinder
13 Receiving network
14 Handling mouth
16a, 16b Side wall of threshing part
17 Threshing part structure
20 Sorting part
21 Swing sorter
22 Sorting room
23 No. 1 conveyor
24 No. 2 conveyor
25 Sorting machine wall
28 Sorter structure
30 Discharge section
31 Dust exhaust fan
32 Waste straw carry-out chamber
36 Discharge machine wall
37 Discharge structure
40 Tang
41 Karatsu Case Body
43 Rotating blower
45 Kara body structure
61 Lower end of the threshing side wall on the mouth side
62 Lower end of side wall of threshing part opposite to handle
63 Thickening machine wall connection flange
64 Separating machine wall connecting flange
67 Rear edge of threshing machine wall
75 Front edge of discharge unit wall
87,88 connecting part
90 Airframe frame
A1, A2 Threshing selection connection line
B1, B2 Threshing discharge connection line
C Sorted discharge connection line
D Karatsu Link
Claims (1)
前記選別室、揺動選別装置、1番コンベヤ、2番コンベヤを有した選別部構造体の選別部機壁と、前記唐箕の回転送風体、この回転送風体を回転自在に支持する唐箕ケース本体を有した唐箕本体構造体の唐箕ケース本体の間に、前記選別部構造体と前記唐箕本体構造体を各別に作製して連結した唐箕連結線を備え、
前記扱室、扱胴、および受網を備えた脱穀部構造体の脱穀部機壁と、前記選別部機壁との間に、前記脱穀部構造体と前記選別部構造体を各別に作製して連結した脱穀機体前後向きの脱穀選別連結線を備え、
前記唐箕本体構造体における唐箕ケース本体の左右の横側板の上端側を前記脱穀選別連結線の延長線に合致させてあるコンバイン用脱穀機。The tip of the harvested cereal basket is supplied to the handling room and rotated, the threshing part handled by the receiving net, and the threshing processed product is dropped and supplied from this threshing part to the sorting room, and the threshing processed product is shaken. A sorting unit that performs a sorting process using a moving sorter and a sorting wind from Karatsu, unloads the first processed product by the No. 1 conveyor, and unloads the second processed product by the No. 2 conveyor. A threshing machine for a combine having a discharge wall discharge chamber for discharging the outside of the machine body and a discharge unit for discharging dust from the sorting unit to the outside of the machine body by a dust discharge fan,
The sorting chamber wall of the sorting section structure having the sorting chamber, the swing sorting device, the first conveyor, and the second conveyor, the rotary fan of the hot pepper, and the hot pepper case main body that rotatably supports the rotary fan. Between the Kara case body of the Kara body structure having a tang, the Kara connecting line that is produced by connecting the sorting part structure and the Kara body structure separately,
The threshing unit structure and the sorting unit structure are separately prepared between the threshing unit machine wall of the threshing unit structure including the handling chamber, the handling cylinder, and the receiving net, and the sorting unit machine wall. Connected to the threshing machine front and rear connected threshing machine,
A threshing machine for a combine , wherein upper ends of left and right side plates of the tang case main body in the tang body structure are matched with an extension line of the threshing selection connecting line .
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