JP4058944B2 - Side body structure - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車の側部車体構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、3ドア車又は2ドア車のような車両側面に形成されるサイドドアが片側1枚のドアのみで構成されている車両においては、後部座席への乗降や荷物の出し入れなど後部座席へのアクセスには、前部座席を前方にスライドし、前部座席の背面を倒して後部座席へアクセスするシートウォークイン構造を採用しているため、倒れ込んだ前部座席の背面とドア開口部の後端部との狭い空間を利用することになる。また、後部座席へのちょっとした荷物の出し入れの場合にも、この一連の動作が必要であり、煩雑なものであった(例えば特開昭59−216738号公報参照)。
【0003】
このため、ドア開口部を後方に広げて後部座席へのアクセス性を向上することが考えられるが、後方に広がったドア開口部を設けると、それに伴って、ピラーが後方へ下がるため、前部座席側方の側面衝突に対応する剛性部材がなくなるので、前部座席乗員の側面衝突に対しての安全性が低下することになる。そして、その側面衝突の安全性を確保するため、補強構造が必要となり、ドアの重量の増加とコストの増加といった問題を生じる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、この発明は以上のような問題に着目してなされたもので、その課題は、極めて簡単な構造で、後部座席へのアクセス性が飛躍的に向上すると共に、ドアの重量の増加を招くことなく、側面衝突時に乗員を保護することができる側部車体構造を安価に提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前述の課題を達成するため、本発明にあっては次のような構成としてある。本発明の第1の構成では、車体側壁の前部座席側方に設けられた前部座席乗員の乗降用の第1開口部と、該第1開口部の後方であって、前部座席後方の後部座席又は荷室の側方に設けられた、上記第1開口部より小さな開口の第2開口部と、上記第1開口部の後端部と上記第2開口部の前端部を形成する上下方向に延びるピラーと、上記ピラーの外側をまたいで上記第1及び第2開口部を塞ぐように開閉自在に取り付けられた1枚のドアとを備え、上記ドアの1回の開操作により上記第1及び第2開口部が開口する構成としたものである。
【0006】
上記構成によれば、前部座席後方の後部座席又は荷室の側方に前部座席の乗降用の第1開口部とは別に第2開口部が形成されているため、その第2開口部から後部座席又は荷室への荷物の出し入れ、子供など小柄な人の乗降ができる。
【0007】
また、前方の第1開口部と後方の第2開口部を1枚のドアで塞ぐ構造になっているので、1回の開操作をするだけで、上述の後部座席又は荷室へのアクセスと前部座席の乗降をすることができる。
【0008】
更に、ドア側方から衝撃荷重が作用した場合、まず、その衝撃荷重をドアが受け持ち、ドアが変形し車室内へ侵入しても、前部座席側方に配設されたピラーがそのドアを支持することで、衝撃荷重を効果的に車体へ分散し、ドアの侵入を大幅に低減することができる。
【0009】
よって、極めて簡単な構造で後部座席又は荷室へのアクセス性の向上と側面衝突時における乗員の保護を両立することができる。
【0010】
本発明の第2の構成では、上述のドア内部に配設されるインパクトバーを上記ピラーの外側をまたいで配設した構成としたものである。
【0011】
上記構成によれば、ドア側方から衝撃荷重が作用した場合、ドア内部に取り付けられたインパクトバーが荷重を受け、ドアの変形を効果的に防ぐと共に、ドアが変形し車室内へ侵入しても、前部座席近傍に配設され車体に接続されたピラーにインパクトバーが当接することで、衝撃荷重を効果的に車体へ分散し、ドアの侵入を大幅に低減することができる。
【0012】
よって、更に、側面衝突に対しての安全性を向上することができる。
【0013】
本発明の第3の構成では、上述のピラーにドアの開閉を規制するロック機構のロック部材を設ける構成としたものである。
【0014】
上記構成によれば、後方の第2開口部の後端部にロック部材が配設されないため、ロック部材のためのスペースが必要なくなり、その分第2開口部の開口面積を広くすることができる。
【0015】
よって、第2開口部の開口面積が広くでき、第2開口部から後部座席又は荷室へのアクセス性を更に向上することができる。
【0016】
本発明の第4の構成では、上述のドアが上記第1開口部の前端部にヒンジを介して開閉自在に取り付けられる構成であって、上記ロック部材に対向するドア部に上記ロック部材と係合する被係合部材を配設する構成としたものである。
【0017】
上記構成によれば、ドアの後端部に被係合部材が配設されていないため、ドアの後端部に設計の制約を受けることがなく、デザインの自由度が大きくなる。
【0018】
また、ドア後端部に被係合部材が配設される場合には、乗員の衣服や子供の場合には指などが被係合部材に不用意に接触する等の問題があるが、上記構成によれば、ドアの後端部に被係合部材が配設されていないため、上記問題を生じることはない。
【0019】
よって、ドアの後端部の外観を極めて優れたものとすることができると共に、後部座席又は荷室へのアクセス時に被係合部材に不用意に接触することを防ぐことができる。
【0020】
本発明の第5の構成では、上述の車体側壁に設けられた上記第1及び第2開口部と該第1及び第2開口部を塞ぐ上記ドアとが車体の運転席側に設けられ、助手席側は前部座席と後部座席又は荷室とのそれぞれに乗降用開口部及びドアが設けられた構成としたものである。
【0021】
上記構成によれば、後部座席に乗降する場合、助手席側の後部座席側方の開口部から乗降することができる。
【0022】
また、道路端に駐車し走行車線に面する運転席側の後部座席に子供が乗降する場合には、運転席への乗降動作と後部座席への乗降動作を兼ねることができるため、4ドア車のリアドアのように子供が不用意にドアを開閉することを防ぐことができる。
【0023】
よって、助手席側から後部座席へ容易に乗降することができ、また、運転席側の後部座席へのアクセスの安全性を向上することができる。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態を説明する。
【0025】
図1は、本発明に係わる車両側面の後方斜視図を示す。
【0026】
1は自動車の運転席側の側面1を示す。側面1の内方には、前部座席5と後部座席6が配設され、前部座席5の側方に第1ドア開口部2aが形成され、後部座席6の側方に第2ドア開口部2bが形成される。
【0027】
この第1ドア開口部2aの後端部はセンターピラー4で形成されると共に、このセンターピラー4は第2ドア開口部2bの前端部を形成する。つまり、第1ドア開口部2aと第2ドア開口部2bは、センターピラー4によって2つに仕切られていることになる。 第1ドア開口部2aの前端部はフロントピラー14で形成され、そのフロントピラー14にヒンジ7を介してドア3が開閉自在に取り付けられており、そのドア3の内面を形成するインナパネル8にドアの開閉をおこなうドアインナハンドル9が配設されている。10はステアリングハンドルを示し、11はタイヤを示す。
【0028】
図2はドア3を取り除いた車体側面図を示す。ここで、上記第1ドア開口部2aと第2ドア開口部2bを詳述する。
【0029】
第1ドア開口部2aの前端部は、ルーフサイドレール12とフロントフェンダ13とを連結するフロントピラー14によって形成されている一方、第1ドア開口部2aの後端部はフロントサイドレール12とサイドシル15を連結する上下方向に伸びるセンターピラー4とで構成されており、第1ドア開口部2aは大人の乗員が問題なく乗降できる大きさの乗降用の開口である。
【0030】
第2開口部2bの前端部は、上述のセンターピラー4で構成され、第2開口部2bの後端部はクウォーターウィンドウ16の前端部を形成するクウォーターウィンドウピラー17とリアフェンダ18の前端部とで形成されており、第2開口部2bは小型の開口であって、その用途は、主に荷物の出し入れや子供や小動物などの乗降に用いられる。また、非常用の脱出出口としても利用できる。
【0031】
図3はドア3の閉状態の側面図を示す。ドア3は第1開口部2aと第2開口部2bとを塞ぐ構成となっている。ドア3の略上半部は窓19が形成されており、その窓19は、窓枠19aに車両前後方向に伸びる1枚のドアガラス20が嵌め込まれて形成されている。このドアガラス20は図示しないスイッチにより上下自在に開閉することができる。ドア3の略下半部は車両前後方向に伸びるアウタパネル21とインナパネル8(図1参照)で構成され、このアウタパネル21にドア3の開閉をおこなうドアアウタハンドル22が取り付けられている。また、車体側方からドアガラス20を通して上下方向に伸びるセンターピラー4を覗くことができる。
【0032】
なお、ドアガラス20のセンターピラー4に対向した位置に上下方向に伸びる仕切り部材を設け、前方のドアガラスと後方のドアガラスに分割し、後方のドアガラスは開閉動作ができない状態でドアに固定してもよい。
【0033】
図4、5はそれぞれ図3のA−A断面、B−B断面を示す。ここでドア3の内部構造を詳述する。
【0034】
図4は窓19の断面図を示しており、外面をアウタパネル21が形成し内面をインナパネル8が形成する窓枠19aに前後方向に伸びるドアガラス20が嵌め込まれている。このドアガラス20の内方には、所定の隙間を持ってセンターピラー4が配設されている。
【0035】
図5はドア3の略下半部の断面図を示しており、ドア3の外面を形成するアウタパネル21と内面を形成するインナパネル8から形成され、内部には、前後方向に延びるインパクトバー23が配設されている。そのインパクトバー23の両端はドア3の前端部と後端部を形成するインナパネル8にそれぞれブラケット24を介して取り付けられている。ドア3はセンターピラー4と所定の隙間を持ってこのセンターピラー4外側をまたぐ構成であるのに伴い、インパクトバー23もセンターピラー4の外側をまたぐ構成となる。ロック部材であるストライカ25はセンターピラー4に取り付けられており、そのストライカ25に対向するドア3のインナパネル8の内部に被係合部材であるドアラッチ26が配設されている。尚、ドアラッチ26を側方からの衝撃荷重に対して保護するレインフォース部材を配設することができる。
【0036】
図6は助手席側の側部構造を示し、助手席側の側部には、前部座席と後部座席それぞれに乗員が十分に乗降できるドア開口部が形成され、それらのドア開口部には、それぞれに開閉自在のドア3a、3aが配設されている。即ち、車体側面には2つのドアが配設されるタイプの側部車体構造である。
【0037】
次にこの実施形態における作用を説明する。運転席側の前部座席5の乗降用第1ドア開口部2aとは別に第2ドア開口部2bが形成されているため、その第2ドア開口部2bから後部座席6への荷物の出し入れ、子供など小柄な人の乗降ができる。
【0038】
また、前方の第1ドア開口部と後方の第2ドア開口部を1枚のドア3で塞ぐ構成になっているので、1回の開操作をするだけで、上述の後部座席6へのアクセスと前部座席5の乗降をすることができる。
【0039】
よって、極めて簡単な構造で後部座席6のアクセス性を向上することができる。
【0040】
後部座席6に乗降する場合には、助手席側の後部座席6側方に設けられたドア開口部から乗降することができる。このため、4ドア車と同じように後部座席に乗降できる。
【0041】
運転席側のドア3側方から衝撃荷重が作用した場合、ドア3内部に取り付けられたインパクトバー23が荷重を受け、ドア3の変形を効果的に防ぐと共に、ドア3が変形し車室内へ侵入しても、前部座席5の近傍に配設され車体に接続されたセンターピラー4にインパクトバー23が当接することで、衝撃荷重を効果的に車体へ分散し、ドア3の侵入を大幅に低減することができる。
【0042】
よって、極めて簡単な構造でドア3の重量の増加を招くことなく、側面衝突時に対して、飛躍的に安全性を向上することができる。
【0043】
運転席側のドア3を開閉する場合、後方の第2ドア開口部2bの後端部にストライカ25が配設されないため、ストライカ25のためのスペースが必要なくなり、その分第2ドア開口部2bの開口面積を広くすることができる。
【0044】
また、ドア3の後端部にドアラッチ26が配設されないため、ドア3の後端部に設計の制約を受けることがなく、デザインの自由度が大きくなる。
【0045】
さらに、乗員の乗降時にはドア3の後端部の近くを通ることとなり、従来のドアの後端部にドアラッチが配設される場合には、ドアラッチに乗員の衣服などが不用意に接触する等の問題があるが、本実施例の構成によれば、ドア3の後端部にドアラッチ26が配設されないため、上記問題を生じることはない。
【0046】
よって、第2開口部2bの開口面積が広くなり、第2開口部2bから後部座席6へのアクセス性を向上することができる。また、ドア3の後端部の外観を極めて優れたものとすることができると共に、後部座席又は荷室へのアクセス時にドアラッチ26に不用意に接触することを防ぐことができる。
【0047】
道路端に駐車し走行車線に面する運転席側の後部座席6に子供が乗降する場合には、運転席への乗降動作と後部座席6への乗降動作を兼ねることができるため、子供が不用意にドア3を開閉することを防ぐことができる。
【0048】
よって、助手席側から後部座席6へ容易に乗降することができ、また、運転席側の後部座席6へのアクセスの安全性を向上することができる。
【0049】
【発明の効果】
極めて簡単な構造で、後部座席へのアクセス性が飛躍的に向上すると共に、ドアの重量の増加を招くことなく、側面衝突時に乗員を保護することができる側部車体構造を安価に提供する効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す後方斜視図。
【図2】本考案の実施例を示すドアを取り除いた側面図。
【図3】本考案の実施例を示すドアを閉めた状態の側面図。
【図4】図3のA−A断面図。
【図5】図3のB−B断面図。
【図6】本考案の実施例を示す助手席側の側面図。
【符号の説明】
1 運転席側の側面
2a 第1ドア開口部
2b 第2ドア開口部
3 ドア
3a ドア
4 センターピラー
5 前部座席
6 後部座席
7 ヒンジ
8 インナパネル
9 ドアインナハンドル
10 ステアリングハンドル
11タイヤ
12 ルーフサイドレール
13 フロントフェンダ
14 フロントピラー
15 サイドシール
16 クウォーターウィンドウ
17 クウォーターウィンドウピラー
18 リアフェンダ
19 窓
19a 窓枠
20 ドアガラス
21 アウタパネル
22 ドアアウタハンドル
23 インパクトバー
24 ブラケット
25 ストライカ
26 ドアラッチ[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a side body structure of an automobile.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, in a vehicle in which the side door formed on the side of the vehicle, such as a three-door vehicle or a two-door vehicle, is configured with only one door on one side, the passenger can enter and exit the rear seat and load and unload the luggage. The access uses a seat walk-in structure in which the front seat is slid forward and the back of the front seat is tilted to access the rear seat. A narrow space with the end will be used. In addition, this series of operations is necessary and complicated even when a small load is taken in and out of the rear seat (for example, see Japanese Patent Application Laid-Open No. 59-216738).
[0003]
For this reason, it is conceivable to widen the door opening rearward to improve the accessibility to the rear seat.However, when the door opening widened rearward is provided, the pillars are lowered rearward accordingly. Since there is no rigid member corresponding to the side collision on the side of the seat, the safety against the side collision of the front seat occupant is reduced. And in order to ensure the safety of the side collision, a reinforcing structure is required, which causes problems such as an increase in the weight of the door and an increase in cost.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
Therefore, the present invention has been made paying attention to the above problems, and the problem is that the structure is extremely simple, the accessibility to the rear seat is dramatically improved, and the weight of the door is increased. Thus, it is an object to provide a side body structure that can protect an occupant at the time of a side collision at low cost.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above-described problems, the present invention has the following configuration. In the first configuration of the present invention, a first opening for getting in and out of a front seat occupant provided on the side of the front seat on the side wall of the vehicle body, and behind the first opening and behind the front seat provided in the side of the rear seat or cargo room to form a second opening smaller opening than the first opening, the front end portion of the rear end portion and the second opening of the first opening a pillar extending in the vertical direction, and a single door mounted for opening and closing so as to close said first and second openings across the outer side of the pillar, the by one opening operation of the door The first and second openings are configured to open.
[0006]
According to the above configuration, since the second opening is formed separately from the first opening for getting on and off the front seat on the side of the rear seat or the luggage compartment behind the front seat, the second opening From / to the back seat or luggage compartment, small people such as children can get on and off.
[0007]
In addition, since the first opening at the front and the second opening at the rear are closed by a single door, access to the rear seat or the cargo compartment described above can be performed with only one opening operation. You can get on and off the front seat.
[0008]
Furthermore, when an impact load is applied from the side of the door, first, the door takes charge of the impact load, and even if the door is deformed and enters the passenger compartment, the pillar disposed on the side of the front seat pushes the door. By supporting it, the impact load can be effectively distributed to the vehicle body and entry of the door can be greatly reduced.
[0009]
Therefore, it is possible to achieve both the improvement of the accessibility to the rear seat or the luggage compartment and the protection of the occupant during a side collision with a very simple structure.
[0010]
In the second configuration of the present invention, the impact bar disposed inside the door is configured to straddle the outside of the pillar.
[0011]
According to the above configuration, when an impact load is applied from the side of the door, the impact bar attached to the inside of the door receives the load, effectively preventing the door from being deformed, and the door is deformed to enter the vehicle interior. In addition, since the impact bar abuts on the pillar disposed near the front seat and connected to the vehicle body, the impact load can be effectively distributed to the vehicle body, and the intrusion of the door can be greatly reduced.
[0012]
Therefore, the safety against side collision can be further improved.
[0013]
In the third configuration of the present invention, the above-described pillar is provided with a lock member of a lock mechanism that restricts opening and closing of the door.
[0014]
According to the above configuration, since the lock member is not disposed at the rear end portion of the rear second opening portion, there is no need for a space for the lock member, and the opening area of the second opening portion can be increased accordingly. .
[0015]
Therefore, the opening area of the second opening can be increased, and the accessibility from the second opening to the rear seat or the luggage compartment can be further improved.
[0016]
According to a fourth configuration of the present invention, the door described above is attached to the front end of the first opening through a hinge so as to be freely opened and closed, and the door is opposed to the lock member and is engaged with the lock member. The engaging member to be mated is arranged.
[0017]
According to the above configuration, since the engaged member is not disposed at the rear end portion of the door, the rear end portion of the door is not subject to design restrictions, and the degree of freedom in design is increased.
[0018]
In addition, when the engaged member is disposed at the rear end of the door, there is a problem that a finger or the like inadvertently comes into contact with the engaged member in the case of an occupant's clothes or a child. According to the configuration, since the engaged member is not disposed at the rear end portion of the door, the above problem does not occur.
[0019]
Therefore, the appearance of the rear end portion of the door can be made extremely excellent, and it is possible to prevent inadvertent contact with the engaged member when accessing the rear seat or the luggage compartment.
[0020]
In the fifth structure of the present invention, and the door for closing the first and second openings and the first and second opening provided in the vehicle body side wall described above is provided on the vehicle body on the driver's seat side, passenger The seat side has a configuration in which an entrance and a door for getting on and off are provided in each of a front seat, a rear seat, and a luggage compartment.
[0021]
According to the above configuration, when getting on and off the rear seat, it is possible to get on and off from the opening on the passenger seat side rear seat side.
[0022]
In addition, when a child gets on and off the rear seat on the driver's seat facing the driving lane, parked on the road edge, it is possible to use both the getting on and off to the driver's seat and the getting on and off to the rear seat. Like the rear door, children can be prevented from opening and closing carelessly.
[0023]
Therefore, it is possible to easily get on and off from the passenger seat side to the rear seat, and it is possible to improve the safety of access to the rear seat on the driver seat side.
[0024]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
[0025]
FIG. 1 is a rear perspective view of a side surface of a vehicle according to the present invention.
[0026]
Reference numeral 1 denotes a side surface 1 on the driver's seat side of the automobile. A
[0027]
The rear end of the first door opening 2a is formed by the
[0028]
FIG. 2 shows a side view of the vehicle body with the
[0029]
The front end of the first door opening 2 a is formed by a
[0030]
The front end of the
[0031]
FIG. 3 shows a side view of the
[0032]
In addition, a partition member extending in the vertical direction is provided at a position facing the
[0033]
4 and 5 show the AA and BB cross sections of FIG. 3, respectively. Here, the internal structure of the
[0034]
FIG. 4 shows a cross-sectional view of the
[0035]
FIG. 5 shows a cross-sectional view of a substantially lower half of the
[0036]
FIG. 6 shows a side structure on the passenger seat side. On the side of the passenger seat side, door openings that allow passengers to get on and off sufficiently are formed on the front seat and the rear seat, respectively. ,
[0037]
Next, the operation in this embodiment will be described. Since the second door opening 2b is formed separately from the first door opening 2a for getting on and off the
[0038]
In addition, since the first door opening at the front and the second door opening at the rear are closed by a
[0039]
Therefore, the accessibility of the rear seat 6 can be improved with a very simple structure.
[0040]
When getting on and off the rear seat 6, it is possible to get on and off from a door opening provided on the side of the rear seat 6 on the passenger seat side. For this reason, it is possible to get on and off the rear seat in the same way as a 4-door car.
[0041]
When an impact load is applied from the side of the
[0042]
Therefore, the safety can be dramatically improved with respect to a side collision without causing an increase in the weight of the
[0043]
When the
[0044]
Further, since the
[0045]
Furthermore, when the passenger gets on and off, it passes near the rear end portion of the
[0046]
Therefore, the opening area of the
[0047]
When a child gets in and out of the rear seat 6 on the driver's seat facing the driving lane while parked at the end of the road, the child can get in and out of the driver seat because it can be used for both getting on and off the driver seat and getting on and off the rear seat 6. Opening and closing the
[0048]
Therefore, the passenger can easily get on and off the rear seat 6 from the passenger seat side, and the safety of access to the rear seat 6 on the driver seat side can be improved.
[0049]
【The invention's effect】
The extremely simple structure dramatically improves the accessibility to the rear seat, and provides an inexpensive side body structure that can protect the occupant during a side collision without increasing the weight of the door. There is.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a rear perspective view showing an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a side view showing the embodiment of the present invention with the door removed.
FIG. 3 is a side view showing the embodiment of the present invention with the door closed.
4 is a cross-sectional view taken along line AA in FIG.
5 is a cross-sectional view taken along the line BB in FIG.
FIG. 6 is a side view of the passenger seat side showing an embodiment of the present invention.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Side 2a of driver's side 1a
Claims (5)
該第1開口部の後方であって、前部座席後方の後部座席又は荷室の側方に設けられた、上記第1開口部より小さな開口の第2開口部と、
上記第1開口部の後端部と上記第2開口部の前端部を形成する上下方向に延びるピラーと、
上記ピラーの外側をまたいで上記第1及び第2開口部を塞ぐように開閉自在に取り付けられた1枚のドアとを備え、
上記ドアの1回の開操作により上記第1及び第2開口部が開口することを特徴とする側部車体構造。A first opening for getting on and off a front seat occupant provided on the side of the front seat on the side wall of the vehicle body;
A second opening having a smaller opening than the first opening , provided behind the first opening and on the side of the rear seat or the luggage compartment behind the front seat;
A pillar extending in a vertical direction forming a rear end portion of the first opening and a front end portion of the second opening;
Across the outside of the pillar and a single door mounted for opening and closing so as to close said first and second openings,
The side vehicle body structure, wherein the first and second openings are opened by a single opening operation of the door.
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