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JP4056891B2 - 3次元位置・姿勢検出装置、方法、プログラムおよび記録媒体 - Google Patents

3次元位置・姿勢検出装置、方法、プログラムおよび記録媒体 Download PDF

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JP4056891B2
JP4056891B2 JP2003009861A JP2003009861A JP4056891B2 JP 4056891 B2 JP4056891 B2 JP 4056891B2 JP 2003009861 A JP2003009861 A JP 2003009861A JP 2003009861 A JP2003009861 A JP 2003009861A JP 4056891 B2 JP4056891 B2 JP 4056891B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はカメラで撮像した画像から対象物の3次元位置・姿勢を特定するための3次元位置・姿勢検出用立体、方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
CAD用デバイスなどでは、3次元の位置と姿勢を入力する装置として、複数のLEDを利用するもの、ボールを利用するものがあった。
【0003】
また、デザインが既知である立体をカメラで撮像し、その画像において、立体の「辺」や「頂点」といった特徴点の位置を基にするか、立体全体の画像のテンプレート(3次元モデル)を用いるなどして、該立体の位置および姿勢を算出していた。
【0004】
【特許文献1】
特許第2730457号
【特許文献2】
特許第2791275号
【特許文献3】
特許第3192779号
【特許文献4】
特許第2564963号
【特許文献5】
特許第3056764号
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
複数のLEDを利用するものでは、姿勢に制限があった。また、ボールを利用するものでは、少なくとも3個のボールが必要であり、かつ、位置と姿勢を算出するための計算が複雑であった。さらに、3Dデジタイザなどでは、プローブにリンクが付けられており、自由な動きが妨げられる場合があった。
【0006】
特許第2730457号については、対象物を撮像した画像上での特徴点の見え方のパターンが対象物の位置・姿勢により変化するため、実際には、カメラの位置・姿勢を特定するパラメータの探索空間が非常に広く、また、仮想画像を内部的に作成しながら、画像上での特徴点の位置から対象物の位置・姿勢を同時に求める方式であるため、一般に膨大な計算コストがかかるという欠点がある。
【0007】
特許第2791275号については、変換行列およびその逆行列を予め求めておいてルックアップテーブルとして利用するという方法であるが、画像上での特徴点の位置から対象物の位置・姿勢を同時に求める方法であるため、一般に計算コストがかかり、さらには、対象物の位置・姿勢の基準位置・姿勢からの誤差計測といった意味合いが強く、基準位置・姿勢からのずれが大きな場合にはその計測精度は非常に低いという欠点がある。
【0008】
特許第3192779号については、各色領域の面積および重心位置から対象物の位置・姿勢を算出する過程において、複数の領域の輪郭を求める必要がある。
【0009】
特許第2564963号については、光源を同軸とした光学系を必要とし、また、画像上での特徴点の位置から対象物の位置・姿勢を同時に求める方法であるため、一般に計算コストがかかるという欠点がある。
【0010】
特許第3056764号については、標的の位置検出と識別とを手動で行っており、また、画像上での特徴点の位置から対象物の位置・姿勢を同時に求める方式であるため、一般に計算コストがかかるという欠点がある。
【0013】
本発明目的は、3次元位置・姿勢を検出することが可能な立体の撮像から、該立体の3次元位置・姿勢を少ない計算コストで検出する3次元位置検出方法、装置、プログラム、およびプログラムを記録した記録媒体を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】
本発明では、表面の少なくとも一部分が球面であり、球面上に姿勢により見え方が異なる図形を有する3次元位置・姿勢検出用立体の撮像画像から立体の輪郭画像を得、輪郭画像から立体の3次元位置を算出し、撮像画像と立体の種々の姿勢に対応する立体の全体または部分のテンプレート画像群とを比較することにより立体の姿勢を算出する。
【0017】
この立体は姿勢が変化しても見え方が変化しないため、撮像した画像において、その輪郭である楕円から球の3次元位置を非常に少ない計算コストで算出できる。例えば、2変数方程式のNewton-Raphson法(ニュートン法)による解法を利用する。
【0018】
一方、球表面に設けられたドット(回転対称図形)の画像上での位置を検出し、該球の3次元位置と併せることで、該ドットの3次元位置を非常に少ないコストで算出でき、該球および該ドットの3次元位置から立体の3次元姿勢を算出できる。
【0019】
このように、位置の算出と姿勢の算出とを独立に行っているため、全体の計算コストを非常に低く抑えることができる。
【0020】
また、輪郭を求める際に、複数のエッジポイントを利用できるため、非常に高い精度で輪郭を検出でき、すなわち非常に高い精度で立体の3次元位置を算出できる。
【0021】
さらに、できるだけ小さなサイズのドットを用いることにより、高精度にその位置を検出でき、加えて、立体とドットのサイズが有意に異なるため、高精度に立体の3次元姿勢を算出できる。
【0022】
さらに、球面上に全てが同一ではない色の2個以上の回転対称図形を有する3次元位置・姿勢検出用立体を用い、撮像画像の、回転対称図形の色情報に基づき、姿勢候補の中から正確な姿勢を選択することにより、回転対称図形の近傍に描かれた図形によって姿勢を判別する方法に比べ、計算コストをさらに低減できる。
【0023】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0024】
第1の実施形態
図1を参照すると、本発明の第1の実施形態の3次元位置・姿勢検出装置は球1とカメラ2と球位置算出部3と球姿勢算出部4で構成されている。
【0025】
球1は表面に散乱面を備え、世界地図(日本地図以外の図示が省略されている)が描かれ、内部に赤外線光源1aを備えた半透明での球である。カメラ2は赤外線のみを通過させる赤外線通過フィルタ2aを備えている。ここで、赤外線光源1aを用いるのは、画像上で球部位を切り出す際に、環境光の影響を極力少なくするためである。また、半透明の散乱面からなる球を用いるのは、画面上で球部位を切り出す際に、球の輪郭を極力鮮明にするためである。赤外線は輪郭線のみ透過しない。球位置算出部3は、画像の二値化処理を行う二値化処理エンジン3aと、画像の楕円部分を検出する楕円検出エンジン3bと、球1の位置(x, y, z)を算出するための非線型連立方程式ソルバ3cを有し、球1の位置(中心)(x, y, z)を算出する。球姿勢検出部4は、球1の種々の姿勢に対応するテンプレート画像群4aと、算出された球1の位置(x, y, z)を元に球1の画像を正規化する正規化相関エンジン4bを有し、正規化された画像をテンプレート画像群4aと比較することにより、球1の姿勢(θ, φ, ψ)を算出する。
【0026】
次に、本装置における球1の位置および姿勢の算出処理を図7により、図2から図6を参照して詳しく説明する。
【0027】
1. 世界地図が描かれた、内部に赤外線光源1aを具備した半透明の散乱面からなる球1を、赤外線通過フィルタ2aを具備したカメラ2で撮影し、画像I0(図2(a))を得、同画像I0の光学的歪みを補正し、補正画像I1(図2(b))を得る(ステップ21)。ここで、図2(a), (b)中の同心円のパターン歪みの方向を説明するためのものである。
【0028】
2. 次に、補正画像I1を二値化処理エンジン3aで二値化処理して、球1の輪郭画像I2(図3)を得る(ステップ22)。エッジ検出を行ってから輪郭を得る方法など、他にも方法はあるが、ここでは、二値化処理を用いる方法を示した。球1の部分の輝度が十分高く、かつそれ以外の部分の輝度が十分に低いため、適当な閾値で画像を二値化することにより、球1の領域だけを抽出することができる。この領域に対して、輪郭追跡法などを適用すると、輪郭を構成する画素の集合が得られる。これらの画素に楕円を最小2乗法でフィットさせる楕円検出エンジン3bにより、楕円のパラメータを算出する。
【0029】
3. 次に、輪郭画像I2上での球1の位置(ξとs)と大きさ(aまたはb、もしくは両方)とから、レンズ中心Cを原点とした、空間における球1の位置(中心)(x, y, z)を算出する(ステップ23、図4)。ここで、レンズ中心Cとはカメラ2をピンホールカメラにモデル化した際のピンホールの位置に一致する。2.で算出した楕円は、位置および幾何学パラメータがわかっているので、例えばNewton-Raphson法などの非線型連立方程式ソルバ3cによりそのパラメータを基に球1の位置(x, y, z)を算出する。
【0030】
4. 次に、既知である、カメラ2の撮像素子平面π1の位置と、レンズ中心Cの位置と、球1の輪郭とレンズ中心Cとによって空間に作られる錐の位置とを元に、平面π1上の画像である補正画像I1からの切り出し画像I3を、この錐の軸に垂直な平面π2上の画像I4に変換する(ステップ24、図5)。
【0031】
5. 最後に、画像I4をテンプレート画像群4aのテンプレート画像と同じ大きさの画像I5に正規化し、予め用意しておいた、球1の様々な姿勢に対応するテンプレート画像群Tnと、正規化された画像I5との比較から、空間における球1の姿勢(θ, φ, ψ)を算出する(ステップ25、図6)。テンプレート画像とのマッチングには正規化相関マッチングなどの手法を使用する。なお、テンプレート画像はとびとびの姿勢なので、正規化された画像I5とテンプレート画像が完全に一致するケースは稀である。そこで、実際には、正規化相関の値が最大となるテンプレート画像の姿勢をもって球1の姿勢とする。
【0032】
図8は本発明の応用例を示している。図8(a)は球を手に把持して利用する場合で、CAD用の位置・姿勢入力デバイスとして利用する場合である。図8(b)は、球をペンシル型のプローブに取り付けて利用する場合で、3Dデジタイザのプローブとして利用する場合である。なお、カメラ、球位置算出部、球姿勢算出部は図示を省略している。
【0033】
なお、本実施形態では、球1として、内部に赤外線光源1aを備えた半透明の球を用い、カメラ2として、赤外線通過フィルタ2aを備えたカメラを用いる例を示したが、球1として、光源を備えない球を用い、カメラ2として、赤外線通過フィルタを備えないカメラを用いても、本発明は同様の効果を奏する。
【0034】
第2の実施形態
図9は本発明の第2の実施形態の3次元位置・姿勢検出用立体と3次元位置・姿勢検出装置を示す図、図10は立体11の画像を示す図である。
【0035】
立体11は、表面の少なくとも一部分が球面であり、立体11の球面には「A」の文字が描かれている。
【0036】
3次元位置・姿勢検出装置13は位置算出部13aと姿勢算出部13bからなる。位置算出部13aは、立体11をカメラ12で撮影して得られた画像(図10(a))に二値化処理を施すことで立体11の輪郭画像(図10(b))を得、その輪郭画像上での立体の輪郭の位置と大きさとから立体11の実空間での位置x, y, zを算出する。姿勢算出部13bは、輪郭画像(図10(b))を基に立体11(図10(a))上での立体部位を切り出し、その画像(図10(c))との図形の種々の姿勢に対応する図形の全体または部分のテンプレート画像群とを比較することにより立体11の姿勢θ, φ, ψを算出する。
【0037】
以下では、全て同一の2個以上の回転対称図形と、これらの回転対称図形と異なる1個以上の互いに異なる図形とを有しており、かつ、これらの回転対称図形が立体球面上の一点を中心とする回転対称の位置に配置されている立体11を用いて、その立体の3次元位置および姿勢を検出する例について詳細に説明する。
【0038】
図11は立体11の例を示している。この立体11では球面に内接する正五角形と正六角形とから構成される準正多角形の3個の頂点が該球面と接する点の位置に全て同じサイズのドットが、また該準多面体の中心と該準多面体の面の重心とを結ぶ直線が該球面と交わる点の位置に1個の文字が、それぞれ設けられている。これらのドットは、サイズを小さくするほど、高精度にその位置検出ができ、また、立体11とのサイズ差が大きくなるため、高精度の立体の3次元姿勢を算出できる。したがって、撮像画像上で識別可能な最小のサイズとすることが望ましい。
【0039】
図12は、レンズの光学中心Cを原点とし、レンズの光軸をZ軸とするカメラ12を基準とする実空間での座標系において、位置(x, y, z)に立体11が置かれている様子を示した図である。立体11は、図11に示したものと同一のデザインである。カメラ12については、第1の実施形態と同様の方法で撮像画像の光学的歪みを補正することにより、レンズ歪み等のない理想的なカメラとして扱うことができる。
【0040】
図13は立体11を撮像した画像を示している。uは画像の水平方向の軸、vは画像の垂直方向の軸である。図において、14は、検出した立体のエッジに楕円をフィットさせて得られた輪郭である。ξは、輪郭の重心と画像原点とを結ぶ直線がu軸となる角である。dは輪郭の重心と画像原点との距離である。bは輪郭楕円の長径である。
【0041】
図14は、撮像画像上でのドットの位置Psと実空間でのドットの位置Pとの幾何的関係を示す図である。図において、点Pは、撮像画像上でのドットの位置Psとレンズの光学中心Cとを結ぶ直線が立体11の球面と交わる点である。
【0042】
図15は、撮像画像上で検出された3個のドットの位置(図15(a))と、これらドットの位置を基にして計算により作成された3枚の文字用テンプレートを示す図(図15(b))である。ここで、ドットが図の位置となるような球の姿勢は3通りに限られる。それら3通りの姿勢の全てについて、例えば以下のような方法でテンプレートを作成する。
【0043】
図16および図17は図形のテンプレートの計算機による作成方法を説明するための図である。図16において、Cvは無限遠に配置してある仮想カメラである。Oは計算機内の仮想空間の原点、Xは水平方向の軸、Yは垂直方向の軸、Zは仮想カメラCvの光軸である。Rは軸Z上の点であり、距離ORは仮想球の半径に等しい。線分OGは線分ORを軸Zから角度Q1だけ回転させた線分である。SvはGを通り線分OGに垂直な仮想平面である。Gを通る直線Tは、軸Yと軸Zとを含む平面上にあり、線分OGに垂直である。角度Q2は仮想平面Svが線分OGを軸として回転した際の、直線Tからの偏角である。なお、図形はその重心がGに一致するように仮想平面Sv上に配置してある。説明のために、図形については輪郭のみを示してある。
【0044】
図17は仮想平面Sv上に配置した図形をXY平面に射影して得られた仮想カメラCvの画像である。GTはGの画像上での位置である。テンプレートは、この仮想カメラCvの画像を図形を含みかつ位置GTを中心とする矩形領域で切り出した部分画像にガウシアンフィルタ等によるぼかし処理を施して作成する。
【0045】
図18は、図11の立体11を撮像した画像から、図9の装置によって、実空間での立体11の位置・姿勢を算出する方法を示すフローチャートである。なお、立体11の球面部の半径は既知であるとする。
1. 第1の実施形態と同様の方法で立体11を撮像した画像の光学的歪みを補正し、補正画像を得る(ステップ31)。
2. 補正画像において、ハフ変換等を用いて球の輪郭である楕円を検出し、図13で示した楕円パラメータ(ξ, d, b)を算出する(ステップ32)。
3. 図12で示した立体11の位置(x, y, z)と図13で示した楕円のパラメータ(ξ, d, b)との間には、球の半径が既知であるため、固定した1対1の対応関係がある。この対応関係を表わす方程式をNewton-Raphson法等を用いて解くことにより、(ξ, d, b)から(x y, z)を算出する(ステップ33)。
4. 補正画像において、1個のドット図形用のテンプレートを用いたパターンマッチング処理により比較し、3個のドットの画像上での位置を各々独立に検出し、図14に示した幾何的関係を用いて3個のドットの実空間での位置を算出する。算出された3個のドットの位置と立体11の位置(x, y, z)とを基に、立体11の姿勢を算出する(ステップ34)。ただし、3個のドットの位置を基にした場合、得られる立体11の姿勢は3通りあるため、それら3通りの姿勢の全てを算出し、これらを立体11の姿勢の候補とする。立体11の姿勢の算出方法は次の通りである。立体11のモデルとして、表面に3個のドットを有する球を考え、図14に示す実空間での各ドットの位置をそれぞれP1、P2、P3とする各ドットは球に固定されているので、球の姿勢が変化すると、各位置P1、P2、P3も変化する。算出された3個のドットの位置Q1、Q2、Q3として、
【0046】
【数1】
Figure 0004056891
【0047】
を最小にする球の姿勢を求め、これを立体11の姿勢とする。ただし、
【0048】
【外1】
Figure 0004056891
【0049】
はそれぞれP1とQ1、P2とQ2、P3とQ3の距離である。
5. 算出された3通りの姿勢の全てについて、図16および図17で説明した方法等により、文字の部分を切り出したテンプレートを3個作成する。ドットの文字との位置関係は既知であり、この関係から補正画像上での文字の位置(重心位置)を求めることができるため、この位置を基準として、これら3個のテンプレートを用いたパターンマッチング処理を逐次行う。得られた各テンプレートと補正画像とのマッチングの程度を比較し、最も評価の高いテンプレートに対応する姿勢を選択し、これを立体11の正確な姿勢とする(ステップ35)。
【0050】
第3の実施形態
本実施形態は、全て同一の2個以上の回転対称図形と、これらの回転対称図形と異なる1個以上の互いに異なる図形とを有しており、かつ、これらの回転対称図形が立体球面上の一点およびその一点を中心とする回転対称の位置の双方に配置されている立体11を用いて、その立体の3次元位置および姿勢を検出する例である。
【0051】
図19は、立体11の球面上に設けられる図形の例である。球面に内接する正二十面体の2個の頂点が該球面と接する点の位置に互いに異なる図形が、該正二十面体の中心と該正二十面体の面の重心とを結ぶ直線が該球面と交わる点の位置に4個のドットが、それぞれ設けられている。これらのドットは、第2の実施形態と同様、撮像画像上で識別可能な最小のサイズとすることが望ましい。図19(a)において図形は「O」と「ハ」に似た図形であり、図19(b)において図形は、「コ」と「ハ」に似た図形である。なお、図では平面的に示してある。
【0052】
本実施形態の立体においても、第2の実施形態と同様の装置により3次元位置・姿勢を検出することができる。本実施形態によれば、文字の代わりに単純な図形を用いているため、さらなる計算コストの低減、処理の高速化が図れる。
【0053】
なお、第2および第3の実施形態においても、第1の実施形態と同様に、立体11として、内部に赤外線光源を備えた半透明の立体を用い、カメラ12として、赤外線通過フィルタを備える等の方法により赤外線像を撮像可能なカメラを用いてもよい。こうすることにより、撮像画像上で立体11の部位を切り出す際に、環境光の影響を少なくし、立体11の輪郭を鮮明にすることができる。
【0054】
また、第2および第3の実施形態では、立体11の球面に内接する正多面体もしくは準正多面体の頂点の位置に3ないし4個の同じサイズのドットを設け、該多面体の中心と該多面体の面の重心とを結ぶ直線が球面と交わる点の位置に1ないし2個の互いに異なる図形を設けた例、および、ドットと互いに異なる図形との位置関係をこれとは逆にした例を示した。しかし、これらのドットの代わりに円など他の回転対称図形を用いてもよく、また、これら回転対称図形のサイズは必ずしも全て同じでなくてもよく、個数は5個以上であっても、画像上に撮像されていれば2個だけであってもよい。さらに、回転対称図形と互いに異なる図形との位置関係は、既知であれば、必ずしも上記実施形態で示した関係でなくてもよい。
【0055】
第4の実施形態
第2および第3の実施形態では、検出された各ドット、すなわち回転対称図形をそれらの近傍に描かれた文字等の図形を基にして識別する。しかし、文字等の図形の判別には、テンプレートを用いたパターンマッチング処理など、計算コストのかかる処理が不可欠である。そこで、本実施形態では、検出された各回転対称図形をその色に基づき識別する。この処理には、パターンマッチング処理に比べ、計算コストがかからないという利点がある。
【0056】
図20は本発明の第4の実施形態における3次元位置・姿勢検出用立体と3次元位置・姿勢検出装置を示す図である。
【0057】
立体41は、表面の少なくとも一部分が球面であり、立体41の球面には全てが同一ではない色の回転対称図形(ドット)が複数個描かれている。
【0058】
3次元位置・姿勢検出装置43では、カメラ42で撮像された立体41のカラー画像を入力し、この撮像画像を輝度情報のみによるモノクロ画像と色情報まで含めたカラー画像とに分離した上でそれぞれを使い分ける。すなわち、位置算出部43aでは、モノクロ画像を用いて、第2の実施形態と同様の方法で立体41の実空間での位置x, y, zを算出する。また、姿勢算出部43bでは、まずモノクロ画像を用いて、回転対称図形の位置を検出し、次にカラー画像を用いて、回転対称図形を特定することにより、立体41の姿勢θ, φ, ψを算出する。
【0059】
以下では、全て同一形状かつ同一サイズであり、かつ全てが同一ではない色の2個以上の回転対称図形が、球面上の一点およびその一点を中心とする回転対称の位置の双方に配置されている立体41を用いて、立体41の3次元位置および姿勢を検出する例について詳細に説明する。
【0060】
図21は立体41の例を示している。立体41の表面の色は橙であり、その球面上の一点に黒のドットが、その黒のドットを中心とする回転対称の3つの位置にそれぞれ赤、緑、青のドットが設けられている。これらのドットは、第2の実施形態と同様、撮像画像上でその色までが識別可能な最小のサイズとすることが望ましい。
【0061】
図22は、入力された撮像画像を輝度情報のみのモノクロチャネル、および赤、緑、青の色情報まで含めた各カラーチャネルに分離した撮像画像である。
【0062】
図23は、図22(a)のモノクロチャネルにおける撮像画像上で検出された4個のドットの位置P1〜P4および球の輪郭である楕円の中心の位置を表わしている。
【0063】
図24は、検出されたドットの画像上での位置の色相を各カラーチャネルにおける撮像画像に基づき決定する方法を示すフローチャートである。
【0064】
まず、球の輪郭である楕円の中心に最も近い2点をP1, P2とする(ステップ51)。楕円の中心に近い点を用いるのは計測の精度が高くなるためである。次に、各カラーチャネル画像(図22)の点P1, P2における輝度をそれぞれ(R1, G1, B1)、(R2, G2, B2)とする(ステップ52)。次に、色相の判定のため閾値MT
Figure 0004056891
により計算する(ステップ53)。R1, G1, B1 のうちMTより大きいな値が1つもなければ、点P1の色は黒と判定する(ステップ54、55)。R1, G1,B1のうちMTより大きな値が1個以上であれば点P1の色はR,G,BのうちMTより大きな値に対応する色と判定する(ステップ56)。点P2についても同様にして色相を判定する(ステップ57〜59)。
【0065】
なお、立体41上の図形とその位置関係は既知であるため、本実施形態では、姿勢を決定するために必要な2個の点位置が、図24の処理により求められるP1、P2の色相情報から決定されるため、残りの2つのドットについての図24と同様の処理は不要である。
【0066】
図25は、図21の立体41を撮像した画像から、図20の装置によって、実空間での立体41の位置・姿勢を算出する方法を示すフローチャートである。なお、立体41の球面部の半径は既知であるとする。
1. 第1の実施形態と同様の方法で立体41を撮像した画像の光学的歪みを補正し、補正画像を得る(ステップ61)。
2. 補正画像を図22で示したモノクロチャネルと各カラーチャネルに分離する(ステップ62)。
3. モノクロチャネルにおける補正画像(モノクロ画像)を用いて、第2の実施形態と同様の方法で立体41の位置(x, y, z)を算出する(ステップ63)。
4. モノクロ画像を用いて、第2の実施形態と同様の方法で全てのドットの画像上での位置を算出する(ステップ64)。
5. 各カラーチャネルにおける補正画像を用いて、図24の手順によりドットの画像上での位置の色相を決定し、対応するドットを特定する(ステップ65)。
6. 第2の実施形態と同様の方法で、特定されたドットの実空間での位置およびこれに基づく立体41の姿勢(θ, φ, ψ)を算出する(ステップ66)。
【0067】
本実施形態においても、ドットの代わりに他の回転対称図形を用いてもよく、また、これら回転対称図形のサイズは必ずしも全て同じでなくてもよく、個数は2個以上が画像上に撮像されていれば幾つであってもよい。
【0068】
なお、以上説明した3次元位置・姿勢検出装置は専用のハードウェアにより実現されるもの以外に、以上説明した方法を実行するためのプログラムを、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行するものであってもよい。コンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、CD―ROM等の記録媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク装置等の記憶装置を指す。さらに、コンピュータ読み取り可能な記録媒体は、インターネットを介してプログラムを送信する場合のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの(伝送媒体もしくは伝送波)、その場合のサーバとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含む。
【0069】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、下記の効果がある。
・球がどのような姿勢にあっても、画像上の球の模様から空間におけるその姿勢を算出できるため、位置の算出と姿勢の算出を分離でき、その結果計算が簡易となる。
・球を用いて位置と姿勢とを独立に算出するため、計算コストを低減できる。
・ドットの位置に基づき立体の姿勢の候補を算出するため、計算コストを大幅に低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態の3次元位置・姿勢検出装置の構成図である。
【図2】球1を撮影した画像と(図2(a)) その補正画像を(図2(b))示す図である。
【図3】球1の輪郭画像を示す図である。
【図4】空間における球1の位置を算出する処理の説明図である。
【図5】空間における球1の姿勢を算出する処理の説明図である。
【図6】正規化画像I5とテンプレート画像群Tnとの比較を示す図である。
【図7】第1の実施形態における、3次元位置・姿勢を検出する処理を示すフローチャートである。
【図8】本発明の応用例を示す図である。
【図9】本発明の第2の実施形態の3次元位置・姿勢検出装置の構成図である。
【図10】図9中のカメラ12で得られた画像(同図(a))、3次元位置・姿勢検出装置で得られる画像(同図(b), (c))を示す図である。
【図11】立体11の例を示す図である。
【図12】カメラ12を基準とする実空間での座標系において立体11が置かれている様子を示す図である。
【図13】立体11を撮像した画像を示す図である。
【図14】撮像画像上でのドットの位置Pと実空間でのドットの位置Pとの幾何学的関係を示す図である。
【図15】撮像画像上で検出された3個のドットの位置と、これらドットの位置により作成された3枚の文字用のテンプレートを示す図である。
【図16】計算機を用いた、図形テンプレートの作成方法を説明するための図である。
【図17】計算機で算出された、仮想カメラの画像を示す図である。
【図18】第2の実施形態における、立体11の位置・姿勢を算出する処理を示すフローチャートである。
【図19】立体11の球面上に設けられる図形の例を示す図である。
【図20】本発明の第4の実施形態の3次元位置・姿勢検出用立体と3次元位置・姿勢検出装置の構成を示す図である。
【図21】立体41の例を示す図である。
【図22】モノクロチャネルおよび各カラーチャネルにおける立体41の撮像画像を示す図である。
【図23】モノクロチャネルにおける撮像画像上で検出された立体41のドットの位置を示す図である。
【図24】ドットの画像上での位置の色相をカラー画像に基づき決定する方法を示すフローチャートである。
【図25】図21の立体41を撮像した画像から、図20の3次元位置・姿勢検出装置によって、実空間での立体41の位置・姿勢を算出する方法を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 球
1a 赤外線光源
2 カメラ
2a 赤外線透過フィルタ
3 球位置算出部
3a 二値化処理エンジン
3b 楕円検出エンジン
3c 非線型連立方程式ソルバ
4 球姿勢算出部
4a テンプレート画像群
4b 正規化相関エンジン
11 立体
12 カメラ
13 3次元位置・姿勢検出装置
13a 位置算出部
13b 姿勢算出部
14 輪郭
21〜25、31〜35 ステップ
41 立体
42 カメラ
43 3次元位置・姿勢検出装置
43a 位置算出部
43b 姿勢算出部
51〜59、61〜66 ステップ

Claims (5)

  1. 3次元位置・姿勢検出装置に撮像画像を入力することによって、その3次元位置および姿勢を検出することが可能な立体であって、表面の少なくとも一部分が球面であり、前記球面に描かれ、撮影可能な最小の大きさである、形状が同一の2つ以上の点もしくは該点を頂点とする形状が同一の2つ以上の回転対称図形と、前記球面に描かれ、姿勢により見え方が異なり、かつ前記球面上に描かれた前記点もしくは前記回転対称図形とは異なる1つ以上の互いに異なる図形と、を有する、3次元位置・姿勢検出用立体と、
    前記立体と、該立体に描かれている2つ以上の点もしくは2つ以上の回転対称図形と、姿勢により見え方の異なる1つ以上の図形を撮影するカメラと、
    前記カメラから得られた、前記立体の画像から球面の輪郭画像を取得し、該輪郭画像から空間における前記球面の位置を算出する球面位置算出手段と、
    前記の算出された位置を元に前記球面の画像を正規化し、該正規化された画像中の2つ以上の点もしくは2つ以上の回転対称図形の位置に基づいて前記立体の姿勢候補を算出する球姿勢候補算出手段と、
    前記の正規化された画像中の1つ以上の姿勢により見え方の異なる図形を、予め用意されている、前記球面の種々の姿勢に対応するテンプレート画像群の中の前記姿勢候補のテンプレートとマッチングを行い、前記球の姿勢を算出する球姿勢算出手段と
    を有する3次元位置・姿勢検出装置。
  2. 前記球面は、内部に赤外線発光手段を備え、散乱面を有する半透明の球であり、前記カメラは赤外線のみを透過させるフィルタを備えている、請求項1に記載の3次元位置・姿勢検出装置。
  3. 3次元位置・姿勢検出装置に撮像画像を入力することによって、その3次元位置および姿勢を検出することが可能な立体であって、表面の少なくとも一部分が球面であり、前記球面に描かれ、撮影可能な最小の大きさである、形状が同一の2つ以上の点もしくは該点を頂点とする形状が同一の2つ以上の回転対称図形と、前記球面に描かれ、姿勢により見え方が異なり、かつ前記球面上に描かれた前記点もしくは前記回転対称図形とは異なる1つ以上の互いに異なる図形と、を有する、3次元位置・姿勢検出用立体を用いて、該立体の撮像画像から、該立体の3次元位置および姿勢を検出する方法であって、
    前記立体と、該立体に描かれている2つ以上の点もしくは2つ以上の回転対称図形と、姿勢により見え方の異なる1つ以上の図形を撮影する撮影段階と、
    前記撮影段階で得られた、前記立体の画像から球面の輪郭画像を取得し、該輪郭画像から空間における前記球面の位置を算出する球面位置算出段階と、
    前記の算出された位置を元に前記球面の画像を正規化し、該正規化された画像中の2つ以上の点もしくは回転対称図形の位置に基づいて前記立体の姿勢候補を算出する球姿勢候補算出段階と、
    前記の正規化された画像中の1つ以上の姿勢により見え方の異なる図形を、予め用意されている、前記球面の種々の姿勢に対応するテンプレート画像群の中の前記姿勢候補のテンプレートとマッチングを行い、前記球の姿勢を算出する球姿勢算出段階と
    を有する3次元位置・姿勢検出方法。
  4. 請求項に記載の3次元位置・姿勢検出方法をコンピュータに実行させるための3次元位置・姿勢検出プログラム。
  5. 請求項に記載の3次元位置・姿勢検出方法をコンピュータに実行させるための3次元位置・姿勢検出プログラムを記録した、コンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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