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JP4056779B2 - 記録再生装置 - Google Patents

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JP4056779B2
JP4056779B2 JP2002104486A JP2002104486A JP4056779B2 JP 4056779 B2 JP4056779 B2 JP 4056779B2 JP 2002104486 A JP2002104486 A JP 2002104486A JP 2002104486 A JP2002104486 A JP 2002104486A JP 4056779 B2 JP4056779 B2 JP 4056779B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、映像情報を記録媒体に対して記録再生する記録再生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
記録媒体への映像情報の記録、および記録媒体に記録された映像情報の再生、を行う映像情報記録再生装置(記録再生装置)の一例として、光ディスクに対して映像情報の記録再生をする光ディスク記録再生装置がある。
【0003】
この光ディスクの一例として、圧縮された映像信号および音声信号からなるビットストリームが記録されたDVD(Digital Video Disc, Digital Versatile Disc)ディスクがある。このDVDディスクへの映像信号および音声信号の記録再生を行う光ディスク記録再生装置として、DVDプレーヤがある。
【0004】
DVDプレーヤによるDVDディスクの再生は、以下のように行われる。
【0005】
DVDディスクには、圧縮された映像信号および音声信号などの情報とともに、これらの情報のDVDディスク(ディスク)上における記録位置を示すヘッダ情報が記録されている。
【0006】
このヘッダ情報は、位置情報、時間間隔情報、および位置情報数からなる。位置情報は、時間間隔情報で指定された時間間隔ごとの、映像情報および画像情報が記録されている、ディスク上における記録位置(アドレス)を示す。また、位置情報数は、ヘッダ情報に含まれている位置情報の数を示す。
【0007】
そして、DVDプレーヤが再生を行う際には、まずDVDディスクから上述のヘッダ情報を読み取り、その後にこれを用いて所望のアドレスにアクセスして圧縮された映像情報および画像情報を読み出す。そして、この映像情報および画像情報を復号して、表示画面に再生をする。
【0008】
このようなDVDプレーヤに関して、再生の際に所望の映像シーンを容易に検索するために、例えば特開2001−45423号公報においては、以下のような技術が記載されている。
【0009】
上記公報に記載のDVDプレーヤは、まずDVDディスクからヘッダ情報を読み出す。次に、映像シーンを検索する旨の指示がなされると、ヘッダ情報を用いて、例えば所定の時間間隔ごとの映像データをそれぞれ静止画像としてDVDディスクから読み出す。
【0010】
そして、得られた複数の静止画像の表示サイズを縮小し、その縮小された各静止画像を1つの画像に合成して、表示画面に合成静止画像を表示する。即ち、画面中には、所定の時間間隔ごとの映像データを静止画像としたものが表示される。
【0011】
また、上記DVDプレーヤは、例えば上記合成静止画像から1つの静止画像が選択されると、DVDディスクにおける対応する記録位置(アドレス)にアクセスして、その選択された画像に対応する映像シーンからDVDディスクの再生を行うようになっている。
【0012】
従って、この静止画像を参照することにより、所望の映像シーンの検索を容易にできる。
【0013】
また、特開平6−302155号公報には、記録再生可能な複数の光ディスクに記録されたデータの管理情報を、内蔵するメモリに保持するビデオディスクレコーダーが記載されている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記特開2001−45423号公報に記載のDVDプレーヤにおいては、合成静止画像が映像合成手段(ビデオミキサー)内のメモリに格納されるため、得られた合成静止画像の情報が、DVDプレーヤの電源のオフとともに消去されてしまう。
【0015】
このため、例えばその後に再び再生をするときには、上記合成静止画像を参照することができず、映像シーンの検索が困難になる。
【0016】
また、上記特開平6−302155号公報に記載のビデオディスクレコーダーにおいては、内蔵されたメモリの残り容量がなくなった場合、古いデータを削除して新しいデータを保存することが必要となる。このため、内蔵メモリに保存されたデータの管理情報を半永久的に保存することができない。
【0017】
このように、従来では、ディスク(記録媒体)に関する情報を、半永久的に保存することができなかったため、電源がオフになった後や、メモリ容量が少ない場合には、記録再生を行いたい記録媒体を検索することが困難になっていた。
【0018】
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、記録再生を行いたい記録媒体を容易に検索することのできる記録再生装置を提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】
本発明の記録再生装置は、上記の課題を解決するために、記録媒体に対して映像情報の記録再生を行う記録再生装置において、上記記録媒体ごとの検索情報を記憶し、記録再生装置本体に対して着脱可能に構成されている不揮発性記憶手段と、装着された上記不揮発性記憶手段における上記検索情報を表示する表示手段とを備えることを特徴としている。
【0020】
上記の構成によれば、不揮発性記憶手段が、記録再生装置本体に対して着脱可能であることにより、不揮発性記憶手段に記録されている検索情報は、記録再生装置の電源がオフされた場合でも保持される。従って、記録媒体に関する情報である検索情報についてのデータ保存における信頼性の向上を図ることができる。
【0021】
また、不揮発性記憶手段の記憶容量がいっぱいになった、あるいは残り容量が少なくなったとしても、新たな不揮発性記憶手段を記録再生装置本体に装着(接続)することにより、古い情報(検索情報)を削除することなく、新しい情報(検索情報)を追加することができる。
【0022】
本発明の記録再生装置は、上記の課題を解決するために、記録媒体に対して映像情報の記録再生を行う記録再生装置において、着脱可能に構成され、かつ、上記記録媒体ごとの検索情報を記憶する不揮発性記憶手段を有し、記録再生装置本体を制御する遠隔制御装置と、該遠隔制御装置に装着された上記不揮発性記憶手段における上記検索情報を表示する表示手段とを備えることを特徴としている。
【0023】
上記の構成によれば、不揮発性記憶手段が、遠隔制御装置に備えられることにより、不揮発性記憶手段に記録されている検索情報は、記録再生装置の電源がオフされた場合でも保持される。従って、記録媒体に関する情報である検索情報についてのデータ保存における信頼性の向上を図ることができる。
【0024】
また、例えば,記録媒体の数が多い場合など、不揮発性記憶手段の記憶容量がいっぱいになった、あるいは残り容量が少なくなったとしても、新たな不揮発性記憶手段を遠隔制御装置に装着(接続)することにより、古い情報(検索情報)を削除することなく、新しい情報(検索情報)を追加することができる。
【0025】
さらに、手元にある遠隔制御装置(操作リモコン)において不揮発性記憶手段を交換することができるので、検索作業の操作性の向上を図ることができる。
【0026】
上記の記録再生装置は、記録媒体に対して映像情報を記録すると同時に、該記録媒体に対応する検索情報を不揮発性記憶手段に記憶させる記憶制御手段を備えることが好ましい。
【0027】
上記の構成によれば、映像情報の記録媒体への記録とは別に時間をとられることがなく、記録媒体に対して映像情報を記録しながら、記録媒体に対応する検索情報を不揮発性記憶手段に記憶させることができる。
【0028】
上記の記録再生装置は、記録媒体に記録された映像情報を再生すると同時に、該記録媒体に対応する検索情報を不揮発性記憶手段に記憶させる記憶制御手段を備えることが好ましい。
【0029】
上記の構成によれば、映像情報の記録媒体への記録とは別に時間をとられることがなく、記録媒体に記録された映像情報を再生しながら、記録媒体に対応する検索情報を不揮発性記憶手段に記憶させることができる。
【0030】
また、映像情報を見ながら検索情報を選択することができるため、例えば、静止画像を検索情報として記憶する場合にも、その静止画像を時間をかけて選択することができる。従って、不揮発性記憶手段に静止画像を記憶させる際の編集作業が容易になる。
【0031】
上記の記録再生装置は、検索情報が、各記録媒体を識別するためのタイトル情報を含むことが好ましい。
【0032】
上記の構成によれば、記録再生を行いたい記録媒体を容易に検索することができる。
【0033】
上記の記録再生装置は、検索情報が、映像情報における任意の一場面の静止画像であるガイド画像を含み、該ガイド画像は、各タイトル情報に対応するように記憶されることが好ましい。
【0034】
上記の構成によれば、ガイド画像を用いることにより、記録媒体の視覚的な検索が可能となる。従って、記録再生を行いたい記録媒体を容易に検索することができ、検索作業の操作性の向上を図ることができる。
【0035】
上記の記録再生装置は、検索情報が、各記録媒体において映像情報が記録可能な残り記録時間を含むことが好ましい。
【0036】
上記の構成によれば、追加記録を行う際に、残り記録時間を見て追加記録を行う記録媒体を選択することができる。
【0037】
上記の記録再生装置は、検索情報が、映像情報における複数の場面の静止画像であるシーン画像を含み、該シーン画像は、各タイトル情報に対応するように記憶されることが好ましい。
【0038】
上記の構成によれば、所望のシーン画像から記録媒体を再生することができる。
【0039】
上記の記録再生装置は、検索情報を、表示手段において、一覧にして表示させる表示制御手段を備えることが好ましい。
【0040】
上記の構成によれば、記録再生を行いたい記録媒体を視覚的に容易に検索することができる。従って、検索作業の操作性の向上を図ることができる。
【0041】
上記の記録再生装置は、表示手段において表示された検索情報の中から、所望の検索情報が選択されると、該選択された検索情報に対応する記録媒体を再生する再生制御手段を備えることが好ましい。
【0042】
上記の構成によれば、記録媒体の検索作業における操作性の向上を図ることができる。
【0043】
上記の記録再生装置は、表示手段において表示されたシーン画像の中から、所望の場面に対応するシーン画像が選択されると、該選択されたシーン画像に応じた場面より、映像情報の再生をする再生制御手段を備えることが好ましい。
【0044】
上記の構成によれば、所望の場面より記録媒体を再生することができ、記録媒体の検索作業における操作性の向上を図ることができる。
【0045】
上記の記録再生装置は、不揮発性記憶手段が、可動部を有さない不揮発性メモリであることが好ましい。
【0046】
具体的には、不揮発性記憶手段は、半導体メモリ、磁気メモリ、または強誘電体メモリのいずれかであることが好ましい。
【0047】
上記の構成によれば、不揮発性記憶手段が可動部を有さないため、低消費電力化を図ることができる。
【0048】
上記の記録再生装置は、不揮発性記憶手段が、リムーバブルハードディスクであることが好ましい。
【0049】
上記の構成によれば、記憶容量を大きくすることができ、より多くの検索情報を記憶することができる。
【0050】
従って、記録媒体の検索の際における操作性の向上を図ることができる。
【0051】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の一形態について図1ないし図9に基づいて説明すれば、以下の通りである。
【0052】
図2は、本実施の形態に係る記録再生装置(映像情報記録再生装置)の要部の構成を示す。本記録再生装置は、例えば、DVD−ROM(DVD(Digital Video Disc, Digital Versatile Disc)−read only memory)などの光ディスク(記録媒体)に対して、映像情報の記録・再生を行う。ここで、映像情報とは、例えば圧縮された映像信号および音声信号をいう。
【0053】
同図に示すように、本記録再生装置は、電源スイッチ2、動作表示部3、光ディスク排出ボタン4、光ディスク挿入口5、動作選択スイッチ6、画像選択スイッチ7、画像決定スイッチ8、取り消しスイッチ9、画質制御部10、およびメモリ接続端子51を有する記録再生装置本体1と、該記録再生装置本体に着脱可能な不揮発性メモリ(不揮発性記憶手段)52とを備えている。
【0054】
電源スイッチ2は、光ディスク再生装置の電源のオン/オフを切り替えるためのものである。
【0055】
動作表示部3は、図示しない光ディスクに対して記録・再生をする際の、通常記録、通常再生、特殊再生、記録停止、または再生停止などの動作状態を表示する。この動作表示部3には、現在時刻や日付などのカレンダーを表示することもできる。
【0056】
光ディスク排出ボタン4は、記録再生装置本体1内に挿入されている光ディスクを排出するためのものである。光ディスク挿入口5は、光ディスクを挿入するための入り口である。動作選択スイッチ6は、光ディスクの上記動作状態を切り替える。
【0057】
画像選択スイッチ7、画像決定スイッチ8、および取り消しスイッチ9は、映像情報を検索するためのディスク検索情報を作成し、またはこれらを参照して検索する場合に用いる。
【0058】
画質制御部10は、図示しない表示パネルに表示する画質を制御するためのものである。
【0059】
不揮発性メモリ(不揮発性記憶手段)52は、ディスク検索情報(検索情報)を記録するためのものである。不揮発性メモリ52は、記録再生装置本体1に対して着脱可能な外付けのメモリである。不揮発性メモリ52は、記録再生装置本体1のメモリ接続端子51に接続される。
【0060】
この不揮発性メモリ52は、例えば、SDカード(登録商標)、メモリースティック(登録商標)などの半導体メモリ、MRAM(magnetic random access memory)などの磁気メモリ、またはFeRAMなどの強誘電体メモリなどの可動部を有さないメモリである。
【0061】
このように、不揮発性メモリ52が可動部を有さないことにより、低消費電力化を図ることができる。
【0062】
また、着脱可能であることにより、不揮発性メモリ52に記録されている情報は、記録再生装置の電源がオフされた場合でも保持される。従って、データ保存における信頼性の向上を図ることができる。
【0063】
なお、不揮発性メモリ52として、リムーバブルハードディスクを用いてもよい。これにより、例えば、上記半導体メモリなどを用いるよりも、さらに、記憶容量の大きなメモリとすることができる。これにより、後述する光ディスクの検索の際における操作性の向上を図ることができる。
【0064】
このような記録再生装置は、光ディスク挿入口5から光ディスクを挿入すると、オートローディングによってその光ディスクを記録再生装置本体1内へとローディングする。そして、上記動作選択スイッチ6によって選択された動作を行う。この再生動作の詳細については後述する。
【0065】
その後、光ディスク排出ボタン4が押下されると、記録再生装置は光ディスクを排出する。
【0066】
また、記録再生装置の構成について、図1に基づいて、より詳細に説明すると、以下の通りである。
【0067】
記録再生装置は、光ディスクDへの映像情報の記録、および、光ディスクDに記録された映像情報の再生をする。表示パネル(表示手段)Pには、再生されている映像情報や、光ディスクDに対して映像情報を記録・再生するときに用いる情報(ディスク検索情報)を表示するためのものである。
【0068】
記録再生装置は、図1に示すように、光ピックアップ11、光ディスク制御回路12、信号処理回路13、不揮発性メモリ(不揮発性記憶手段)14、システム内部バス15、第1バッファRAM(Random Access Memory)16、システム制御マイコン(システム制御マイクロコンピュータ)(表示制御手段、記憶制御手段、再生制御手段)17、第2バッファRAM18、映像情報変復調部19、操作キー20、インターフェースマイコン(インターフェースマイクロコンピュータ)21、映像情報処理部22、表示発生部23、表示制御部24、USB(Universal Serial Bus)制御部(アクセス手段)25、インターフェース部26、および映像情報入力部27を備えている。
【0069】
ここで、光ディスクDは、例えばDVD−ROMなどの記録・再生可能な記録媒体である。光ディスクDは、直径が8cmの光ディスクであっても、あるいは直径が12cm、6cmなど、任意の直径の光ディスクであってもよい。
【0070】
光ピックアップ11は、光ディスクDに図示しないレーザ光を照射して、光ディスクDに対して、映像情報の書き込み(記録)・読み取り(再生)を行う。
【0071】
光ディスク制御回路12は、光ピックアップ11のトラッキング、フォーカシング、ラジアル方向(光ディスク半径方向)の移動、およびレーザ光の照射などを制御するための処理を行う。
【0072】
信号処理回路13は、システム内部バス15と、MPEG−2(moving picture experts group phase 2)映像ストリームの送受信を行う。
【0073】
システム内部バス15は、記録再生装置内部におけるデータ転送に用いるための信号線である。
【0074】
第1バッファRAM16は、読み出した情報をバッファするためのものである。読み出した情報を、この第1バッファRAM16にバッファすることによって、例えば光ディスクDの読み出しに一時的な障害があっても、障害の影響をなくして、再生動作を継続して行うことができる。
【0075】
システム制御マイコン17は、システム内部バス15を介したデータ転送を制御するためのものである。
【0076】
映像情報入力部27は、光ディスクDに記録する映像データを後述する映像情報処理部22に送信する。
【0077】
第2バッファRAM18は、圧縮された映像信号及び音声信号を復調する際のバッファとして用いるためのものであり、いわゆる映像メモリである。第2バッファRAM18は、例えばSDRAM(Synchronous Dynamic RAM)よりなる。
【0078】
映像情報変復調部19は、第2バッファRAM18をバッファとして用いて、圧縮された映像信号及び音声信号を復調、あるいは圧縮された映像信号及び音声信号に変調するためのものである。
【0079】
操作キー20は、記録再生装置に対して、記録、再生、停止、検索などの指示を入力するためのものである。この操作キー20は、図2に示す、電源スイッチ2、排出ボタン4、動作選択スイッチ6、画像選択スイッチ7、画像決定スイッチ8、取り消しスイッチ9、および画質制御スイッチ10をまとめて示すものである。
【0080】
インターフェースマイコン21は、操作キー20から入力されるデータを、システム制御マイコン17へと送信するものである。
【0081】
映像情報処理部22は、ディジタル映像情報信号とNTSC信号との変換を行う。
【0082】
表示発生部23は、インターフェースマイコン21および映像情報処理部22からの信号を、表示制御部24に送信する。
【0083】
表示制御部24は、表示パネルPを制御して画像を表示させるためのものでる。
【0084】
USB制御部25は、例えば、映像信号および音声信号などを、図示しないパーソナルコンピュータなどの外部機器に送信する。
【0085】
インターフェース部26は、図示しない操作リモコン(操作リモートコントローラ)との通信を行うためのインターフェースである。
【0086】
本実施形態の表示パネルPは、記録再生装置の外部に備えられた表示パネルである。なお、この表示パネルPは、例えば記録再生装置と一体となった構成であってもよい。
【0087】
また、動作表示部3・不揮発性メモリ52は、それぞれ、図2に示す動作表示部3・不揮発性メモリ52と同じものである。また、ここでは光ディスクDのオートローディングおよび排出に関する構成は、図示していない。
【0088】
さらに、図1のブロック図に示す各ブロックは、それぞれ別個の部材として実現される構成に限るものではなく、例えばプログラムを実行することによって実現される機能ブロックであってもよい。
【0089】
次に、図3に基づいて、記録再生装置の記録再生を制御する、操作リモコン(遠隔制御装置)31について説明する。
【0090】
操作リモコン31は、記録再生装置を操作するために、記録再生装置と同様の働きをする部材を備えている。
【0091】
即ち、図3に示すように、操作リモコン31は、電源スイッチ2と同様の電源スイッチ32、動作表示部3と同様の動作表示部33、動作選択スイッチ6と同様の動作選択スイッチ34、画像選択スイッチ7と同様の画像選択スイッチ35、画像決定スイッチ8と同様の画像決定スイッチ36、および、取り消しスイッチ9と同様の取り消しスイッチ37を備えている。
【0092】
電源スイッチ32、動作選択スイッチ34、画像選択スイッチ35、画像決定スイッチ36、および取り消しスイッチ37は、操作キーを構成しており、記録再生装置に対して、光ディスクDに対する記録、再生、停止、検索などの指示を入力するためのものである。
【0093】
操作キーからの入力は、操作リモコン31における図示しないインターフェースマイコンおよびインターフェース部を介して、記録再生装置のインターフェース部26へと送信される。これにより、記録再生装置における記録再生などの制御を行うことができる。
【0094】
また、記録再生装置の動作状態は、記録再生装置から送信された情報を操作リモコン31における図示しないインターフェース部において受信することにより、動作表示部33において表示する。
【0095】
なお、操作リモコン31において、後述する画像の選択に用いる手段としては、上記画像選択スイッチ35、画像決定スイッチ36、および取り消しスイッチ37に限定されるものではなく、ポインタ制御素子を設けてもかまわない。
【0096】
この場合、表示発生部23および表示制御部24により表示パネルPに表示されたポインタを操作して、画像の選択、決定、および取り消しを行うことができる。これにより、記録再生装置における検索作業の操作性の向上を図ることができる。
【0097】
以下、記録再生装置の記録・再生動作について、図1に基づいて説明する。
【0098】
光ディスクDから映像情報を再生する場合、まず、光ディスク制御回路12によって制御された光ピックアップ11を用いて、光ディスクDからピット情報をディジタル変調された状態で読み取る。
【0099】
信号処理回路13において、ピット情報の波形等化を行い、その後、MPEG−2映像ストリームとしてシステム内部バス15に出力する。このとき、読み出しエラーなどを回避するために、第1バッファRAM16にも、そのMPEG−2映像ストリームが一時保存される。
【0100】
そして、システム制御マイコン17によって、システム内部バス15に出力されたデータ(MPEG−2映像ストリーム)の転送制御がなされる。このデータは、映像情報変復調部19において、第2バッファRAM18を映像メモリとして用いて復調される。復調された16ビットパラレルデータからなるディジタル映像情報信号は、映像情報処理部22へと送られる。
【0101】
映像情報処理部22は、このディジタル映像情報信号を、NTSC(National Television System Committee)信号に変換する。NTSC信号は、表示発生部23と表示制御部24とを介して、表示パネルPに送信される。表示パネルPにおいて、NTSC信号は再生画像として表示され、再生が行われる。
【0102】
なお、音声信号についても、同様に再生が行われる。即ち、映像データと同様にして、光ディスクDから読み出されたMPEG音声ストリームを音声信号として復調したものが、図示しないスピーカーなどから出力される。
【0103】
一方、光ディスクDに映像情報を記録する場合、まず、システム制御マイコン17からの命令により、映像情報入力部27は、映像情報処理部22に、NTSC信号からなる映像情報を送信する。
【0104】
そして、そのNTSC信号は、映像情報処理部22から、表示発生部23および表示制御部24を介して、表示パネルPに送信され、表示される。
【0105】
それと同時に、映像情報処理部22において、NTSC信号は、16ビットパラレルデータからなるディジタル映像情報信号に変換される。そして、そのディジタル映像情報信号は、第2バッファRAM18を映像メモリとした映像情報変復調部19へと送信され、MPEG−2映像ストリームとしてシステム内部バス15に出力される。
【0106】
システム内部バス15における映像信号は、システム制御マイコン17からのの命令により、データ転送が制御される。ここで、MPEG−2映像ストリームは、信号処理回路13において、光ディスクDへの記録データ情報に変換された後、光ディスク制御回路12により制御された光ピックアップ11を用いて、光ディスクDへの映像情報記録が行われる。
【0107】
ここで、記録エラーなどを回避するため、第1バッファRAM16にもMPEG−2映像ストリームが一時保存される。
【0108】
なお、音声信号についても、同様に記録が行われる。即ち、映像信号と同様にして、音声信号をMPEG音声ストリームとしてシステム内部バス15に出力し、光ディスクDへの記録データ情報に変換した後、光ディスクDに記録する。
【0109】
また、上述の映像信号および音声信号は、USB制御部25を介して外部のパーソナルコンピュータに送信することもできる。
【0110】
なお、以上においては、映像情報の圧縮方式としてMPEG−2形式を用いた例について説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、他のMPEG形式や、JPEG形式を用いてもかまわない。
【0111】
例えば、MPEG形式のIピクチャを使った静止画像を、あるいはJPEG画像を、同様に映像情報変復調部19を介して表示パネルPに表示することもできる。
【0112】
また、JPEG形式のエンコード(圧縮)動作は、MPEG形式のIピクチャエンコード動作とほぼ同様な動作である。従って、映像情報変復調部19において回路の一部の動作を切り替えれば、JPEG形式のエンコード動作も可能となる。
【0113】
ここで、システム制御マイコン17は、光ディスクDに対して映像情報を記録するときに、同時に、その光ディスクDに対応するディスク検索情報を不揮発性メモリ52に記憶させる。
【0114】
以下、図4に示すフローチャートを用いて、未使用の記録再生可能な光ディスクDに映像情報を記録するときの記録動作の一例について説明する。なお、ここで、ディスク検索情報は、光ディスクタイトル(タイトル情報)と、各光ディスクDにおける任意の場面の複数の静止画像(シーン画像)と、各光ディスクDにおいて映像情報が記録可能な残り記録時間とを含むとする。
【0115】
まず、未使用の光ディスクDが、光ディスク挿入口5から記録再生装置に挿入され、ローディングされる(S11)と、表示パネルPに光ディスクタイトル入力画面が表示される。光ディスクタイトル入力画面において、上記操作リモコン31から光ディスクタイトルがキー入力され(S12)、入力された光ディスクタイトルは、着脱可能な不揮発性メモリ52に記録される(S13)。
【0116】
次に、操作リモコン31からの記録指示により(S14)、映像情報入力部27から入力された映像情報は、映像情報変復調部19においてMPEG−2映像データストリームに変換され、さらに、信号処理回路13において光ディスクDへの記録信号に変換された後、光ディスクDにディジタル情報として記録される(S15)。
【0117】
それと同時に、予め入力された一定時間間隔で、上記映像情報が映像情報変復調部19においてJPEG形式の静止画像に変換され、予め不揮発性メモリ52に記録された光ディスクタイトルと関連づけて不揮発性メモリ52に複数の静止画像(シーン画像)が記録される(S16)。
【0118】
光ディスクDへの映像情報の記録終了後、該光ディスクDの残り記録時間を不揮発性メモリ52に記録しておく。
【0119】
そして、光ディスクDおよび不揮発性メモリ52への記録終了を、操作リモコンから指示(S17)し、光ディスク排出ボタン4が押下されることにより、光ディスクDが排出される(S18)。
【0120】
このように、光ディスクDの残り記録時間を不揮発性メモリ52に記録しておくことにより、光ディスクDへの追加記録を行う際の時間管理が容易となる。
【0121】
なお、ここでは、光ディスクDに映像情報を記録する際に一定時間間隔で静止画像を不揮発性メモリ52に記録したが、これに限定されるものではない。例えば、操作リモコンに静止画像取り込みスイッチを設け、リモコン操作にしたがって着脱可能な不揮発性メモリ52への静止画像記録を行っても、指定した場面の静止画像を不揮発性メモリ52に記録することが可能となる。
【0122】
また、例えば、光ディスクDへの記録時には不揮発性メモリ52への静止画像の記録は行わず、光ディスクDから記録情報を再生する際に着脱可能な不揮発性メモリ52へ静止画像を記録することも可能である。この場合、不揮発性メモリ52へ記録する静止画像をゆっくり時間をかけて選択することが可能となり、不揮発性メモリ52への静止画像記録の編集作業が容易となる。
【0123】
上述した不揮発性メモリ52への複数の静止画像の記録の際に、不揮発性メモリ52の容量が一杯であれば、新たな不揮発性メモリ52に交換することができる。
【0124】
即ち、不揮発性メモリ52への複数の静止画像の記録の際に、不揮発性メモリ52の記憶容量が不足している場合には、システム制御マイコン17は、記憶容量が不足している旨の表示を、表示パネルPまたは動作表示部3・33に表示して、不揮発性メモリ52の交換を促す。これによって、新たな不揮発性メモリ52に記憶させることができる。
【0125】
次に、図5および図6に基づいて、記録再生装置におけるディスク検索情報について説明する。ここでは、ポインタを用いて表示パネルPの画面の選択決定を行う場合について説明する。
【0126】
複数の光ディスクDの光ディスクタイトルが記録された不揮発性メモリ52を、記録再生装置本体1のメモリ接続端子51に接続した後、操作リモコン31により検索画像の表示指示を出すと、不揮発性メモリ52から、記憶されている光ディスクタイトルが読み出され、表示パネルPにおいて光ディスクタイトルを示すサムネイル画像がディスク検索画像として表示される。
【0127】
図5は、複数の光ディスクDの光ディスクタイトルの一覧(以下、光ディスクタイトル一覧と称する)を表示する画面を示す。まず、光ディスクDをローディングしていない状態で、操作キー20の例えば画像決定スイッチ8を押すと、光ディスクタイトル一覧の表示指示がなされる。
【0128】
そして、表示パネルPの表示画面P1上に、不揮発性メモリ52から読み出された上述の光ディスクタイトル一覧の情報が、複数のサムネイル画像T1〜T12などとして、選択ポインタXとともに表示される。
【0129】
なお、このときの操作キーおよび画像決定スイッチは、操作リモコン31のものであってもかまわない。
【0130】
ここで、光ディスクタイトル一覧は、光ディスクDの記録再生に先立ち、操作キー20から入力した文字情報であっても良いし、光ディスクDに記録されている映像情報の一静止画像(ガイド画像)であっても良い。
【0131】
例えば、光ディスクタイトル一覧として、文字情報と静止画像とをミキシングして表示することにより、より視覚的に、かつ、正確に光ディスクDを検索することができる。なお、光ディスクタイトルと静止画像とは、1つの光ディスクDに記録されている内容を示すディスク検索情報として、1つの組となって不揮発性メモリ52に記録される。
【0132】
次に、選択ポインタXを特定のサムネイル画像、例えばT6の上に移動してそのサムネイル画像T6を選択する。この状態で、選択されたサムネイル画像T6に対応する光ディスクDをローディングすることにより、その光ディスクDの再生を自動的にスタートさせることができる。
【0133】
このようなオートスタートシステムを採用することにより、記録再生装置の操作性の向上を図ることができる。
【0134】
ここで、選択ポインタXを選択ボタン50上に移動し選択することにより、選択されたサムネイル画像を変更することも可能である。
【0135】
なお、スクロールバー45は、サムネイル画像が複数頁に渡って表示される場合の現在の表示位置を示し、複数頁間の移動を行うためのものである。
【0136】
通常、光ディスクタイトル一覧として記録されているサムネイル画像の数が多くなると、表示画面P1では一度に表示しきれなくなる。
【0137】
しかしながら、スクロールバー45を用いて現在の表示位置を示すことにより、光ディスクDの検索が容易となる。また、スクロールバー45を用いて頁間の移動を行えば、現在の表示位置を把握しながら選択できるので、より検索が容易となる。
【0138】
さらに、特定のサムネイル画像を選択することにより、該サムネイル画像に対応する光ディスクDの残り記録時間を表示画面P1の一部に表示する。これにより、複数の光ディスクDの残り記録時間を素早く判別することができる。
【0139】
従って、光ディスクDへの後述する追加記録を行う際、関連する光ディスクDの検索と残り記録時間の確認を容易に行うことができる。この結果、記録再生装置の操作性の向上を図ることができる。
【0140】
このように、光ディスクタイトル一覧のサムネイル画像T1〜T12は、すべて着脱可能な不揮発性メモリ52の中に記録された情報であり、記録再生装置の電源スイッチ2をオフにして電源を切断しても、消去されることなく、半永久的に保存することができる。
【0141】
従って、電源スイッチ2をオフして、記録再生装置の電源をオフにした後に、電源を再びオンにした場合であっても、不揮発性メモリ52から上記光ディスクタイトル一覧を読み出して、効率よく光ディスクDの検索を行うことができる。
【0142】
また、記録再生装置は、上述のように、光ディスクタイトル一覧から1つのサムネイル画像を選択し、対応する光ディスクDを選択するだけでなく、さらに、その光ディスクDに記録されている映像情報における所定の映像シーン(シーン画像)を検索することもできる。
【0143】
そのためには、図5に示す光ディスクタイトル一覧画面において、例えばポインタXを用いて選択したサムネイル画像T6を、ポインタXを用いて再度選択する。
【0144】
これにより、不揮発性メモリ52に記録された上述のシーン画像が読み込まれ、図6に示すように、所定の映像シーンを検索するための映像シーン選択画面が表示画面P2に表示される。
【0145】
ここで、表示画面P2の左上に表示されたサムネイル画像T6は、図5に示すサムネイル画像T6と同じものである。
【0146】
それ以外のサムネイル画像Q1〜Q11は、上述のように不揮発性メモリ52に記憶されたシーン画像(シーン画像一覧)である。ここで、サムネイル画像Q1〜Q11は、選択された光ディスクDに関連して不揮発性メモリ52に記憶された複数の静止画像である。
【0147】
これらのサムネイル画像Q1〜Q11、および例えば上述のように記録された光ディスクDの再生開始時からの経過時間などを参照して、所望の映像シーンの検索を容易にすることができる。
【0148】
また、上記構成において、表示されているサムネイル画像Q1〜Q11のうちから1つのサムネイル画像を選択することにより、その選択されたサムネイル画像に対応する映像シーンから、光ディスクDの再生を開始することもできる。
【0149】
即ち、この表示画面P2上において、例えば表示されているポインタXを用いて、サムネイル画像Q5を選択する。この選択において、例えば代わりに選択ボタン61を用いてもよいし、スクロールバー63を補助的に用いてもよい。また、その他操作キー20などを用いてもよい。
【0150】
次に、上述のようにサムネイル画像Q5が選択された状態で、光ディスクDをローディングする。これにより、シーン画像としてのサムネイル画像Q1〜Q11とともに不揮発性メモリ52に記憶された補助となる情報に基づき、光ディスクDの記録位置(アドレス)がアクセスされ、選択されたサムネイル画像Q5に対応するシーンから光ディスクDの再生が行われる。
【0151】
即ち、上述と同様に、例えば記録再生装置が複数の光ディスクDを備えることができる場合には、対応する光ディスクDを選択し、選択された光ディスクDの再生を、対応するシーンから行うことができる。
【0152】
また、例えば対応する光ディスクDが備えられていない場合には、その旨を表示パネルPなどに表示して、対応する光ディスクDが備えられ次第、その光ディスクDの再生をそのシーンから行うことができる。
【0153】
このようなオートスタートシステムを採用することにより、記録再生装置の操作性の向上を図ることができる。
【0154】
このように、シーン画像としてのサムネイル画像Q1〜Q11を不揮発性メモリ52に記憶させることにより、光ディスクDに記録された映像情報の検索作業を簡略化することができる。
【0155】
なお、このシーン画像は、例えば所定の時間ごとに表示制御手段としてのシステム制御マイコン17の制御によって選択がなされる構成であってもよい。
【0156】
選択されたシーン画像は、不揮発性メモリ52に記憶される。また、補助となる情報としての、シーン画像に対応する光ディスクD上の記録位置(アドレス)も、不揮発性メモリ52に記憶される。
【0157】
また、シーン画像としての静止画像とともに、光ディスクDの再生開始時からの経過時間を、補助となる情報として、不揮発性メモリ52に記憶させることもできる。
【0158】
さらに、上述した音声信号の再生において、再生した音声信号の一部を上記静止画像ファイルに添付して、不揮発性メモリ52に記憶させることもできる。これにより、音声付きの静止画像ファイルを、不揮発性メモリ52に記憶させることができる。
【0159】
以下、ディスク検索情報を参照した検索方法の一例について図7を用いて説明する。
【0160】
まず、電源を投入した後、不揮発性メモリ52を記録再生装置本体1に接続する(S21)。
【0161】
すると、不揮発性メモリ52から光ディスクタイトル(タイトル情報)一覧が読み出され、表示パネルPには、サムネイル画像が表示される(S22)。
【0162】
その不揮発性メモリ52に所望の光ディスクタイトルが記憶されていなければ(S23でNO)、別の不揮発性メモリ52に交換する(S24)。
【0163】
一方、その不揮発性メモリ52に所望の光ディスクタイトルが記憶されていれば(S23でYES)、その所望の光ディスクタイトルを選択して(S25)光ディスクDを選択する(S26)。
【0164】
その後、上記選択された光ディスクDについて、その再生を行うのか、またはさらにシーン画像の検索を行うのかについて選択する(S27)。
【0165】
そして、再生を行う場合、選択した光ディスクDがローディングされ(S31)、ローディングされた光ディスクDは再生される(S32)。
【0166】
一方、シーン画像の検索を行う場合、さらに上記光ディスクタイトルを選択することにより、シーン画像一覧がサムネイル画像として表示パネルPに表示される(S41)。
【0167】
そして、所望の映像シーンに対応する静止画像を選択する(S42)。すると、先に選択された光ディスクDはローディングされ(S43)、その光ディスクDを、S42において選択されたシーンから再生をする(S44)。
【0168】
また、次に、既に映像情報が記録されている光ディスクDに追加記録を行う場合の記録方法の一例について、図8を用いて説明する。
【0169】
まず、電源を投入した後、不揮発性メモリ52を記録再生装置本体1に接続する(S51)。
【0170】
すると、不揮発性メモリ52から光ディスクタイトル一覧が読み出され、表示パネルPには、サムネイル画像が表示される(S52)。
【0171】
そして、その中から追加記録を行いたい光ディスクDの光ディスクタイトルを選択して(S53)光ディスクDを選択する(S54)。
【0172】
ここで、光ディスクDの選択が行えない、即ち、追加記録を行いたい光ディスクDがない場合は(S54でNO)、別の不揮発性メモリ52に交換する(S55でNO、S56)。
【0173】
一方、既に、全ての不揮発性メモリ55について光ディスクタイトル一覧を読み出し、追加記録を行いたい光ディスクDの検索をしている場合は(S55でYES)、追加記録の行える光ディスクDはないものとして、未使用の光ディスクDがローディングされ(S71)、その光ディスクDに映像情報の記録が行われる(S72)。
【0174】
また、追加記録する光ディスクDをS54で選択し(S54でYES)、その光ディスクDの残り記録時間が足りない場合は(S60で「なし」)、未使用の光ディスクDがローディングされ(S71)、その光ディスクDに映像情報の記録が行われる(S72)。
【0175】
一方、選択された光ディスクDの残り時間が足りる場合は(S60で「有り」)、先に選択された光ディスクDはローディングされ(S61)、映像情報の記録が行われる(S62)。
【0176】
なお、不揮発性メモリ52は、記録再生装置本体1に接続される構成に限定されるものではなく、図9に示すように、不揮発性メモリ52と同様の機能を有する不揮発性メモリ(不揮発性記憶手段)90が、操作リモコン(遠隔制御装置)に接続されるような構成としてもかまわない。
【0177】
このような操作リモコンは、図9に示すように、図3に示す操作リモコン31と同様、電源スイッチ32、動作表示部33、動作選択スイッチ34、画像選択画像選択スイッチ35、画像決定スイッチ36、および、取り消しスイッチ37を備えている。そしてさらに、着脱可能な外付けメモリである不揮発性メモリ90と、それを接続するための図示しないメモリ接続端子とを備えている。
【0178】
この不揮発性メモリ90は、例えば、SDカード(登録商標)、メモリースティック(登録商標)などの半導体メモリ、MRAMなどの磁気メモリ、またはFeRAMなどの強誘電体メモリである。
【0179】
この不揮発性メモリ90を備えた操作リモコンにおいては、ディスク検索情報の記録を行う際、操作リモコンによる制御に伴い、記録再生装置から光ディスクタイトル一覧などに関する情報としてのサムネイル画像の情報が操作リモコンに送信される。操作リモコンにおいては、受信した情報を不揮発性メモリ90に記憶させる。
【0180】
また、例えば、ディスク検索情報を用いた検索を行う際には、操作リモコンによる制御に伴い、不揮発性メモリ90に記録された光ディスクタイトル一覧などに関する情報が記録再生装置本体1に送信される。そして、記録再生装置は、受信した情報を表示パネルPに表示する。そして、操作リモコンを用いて、光ディスクタイトル一覧などを参照して検索を行い、光ディスクDの再生をする。
【0181】
以上のように、着脱可能な構成である不揮発性メモリ52・90を記録再生装置本体1あるいは操作リモコンに接続することにより、古い情報を削除することなく、新しい情報を追加することができる。
【0182】
また、不揮発性メモリ52・90に記録されているディスク検索情報は、記録再生装置の電源がオフされた場合でも保持される。従って、光ディスクDに関する情報であるディスク検索情報についてのデータ保存における信頼性の向上を図ることができる。
【0183】
また、操作リモコンに不揮発性メモリ90が備えられる場合は、手元にある操作リモコンにおいて不揮発性メモリ90を交換することができるので、検索作業の操作性の向上を図ることができる。
【0184】
なお、ディスク検索情報は、光ディスクDが検索できるものであれば、特に限定されるものではなく、例えば、上記映像情報からは抽出されない、記録再生装置の使用者によって作成される情報であってもよい。
【0185】
【発明の効果】
本発明の記録再生装置は、以上のように、記録媒体ごとの検索情報を記憶し、記録再生装置本体に対して着脱可能に構成されている不揮発性記憶手段と、装着された不揮発性記憶手段における検索情報を表示する表示手段とを備える構成である。
【0186】
これにより、不揮発性記憶手段に記録されている検索情報は、記録再生装置の電源がオフされた場合でも保持される。従って、記録媒体に関する情報である検索情報についてのデータ保存における信頼性の向上を図ることができる。
【0187】
また、不揮発性記憶手段の記憶容量がいっぱいになった、あるいは残り容量が少なくなったとしても、新たな不揮発性記憶手段を記録再生装置本体に装着することにより、古い情報を削除することなく、新しい情報を追加することができるといった効果を奏する。
【0188】
本発明の記録再生装置は、以上のように、着脱可能に構成され、かつ、記録媒体ごとの検索情報を記憶する不揮発性記憶手段を有し、記録再生装置本体を制御する遠隔制御装置と、該遠隔制御装置に装着された不揮発性記憶手段における検索情報を表示する表示手段とを備える構成である。
【0189】
これにより、不揮発性記憶手段に記録されている検索情報は、記録再生装置の電源がオフされた場合でも保持される。従って、記録媒体に関する情報である検索情報についてのデータ保存における信頼性の向上を図ることができる。
【0190】
また、例えば,記録媒体の数が多い場合など、不揮発性記憶手段の記憶容量がいっぱいになった、あるいは残り容量が少なくなったとしても、新たな不揮発性記憶手段を遠隔制御装置に装着することにより、古い情報を削除することなく、新しい情報を追加することができる。
【0191】
さらに、手元にある遠隔制御装置において不揮発性記憶手段を交換することができるので、検索作業の操作性の向上を図ることができるといった効果を奏する。
【0192】
本発明の記録再生装置は、記録媒体に対して映像情報を記録すると同時に、該記録媒体に対応する検索情報を不揮発性記憶手段に記憶させる記憶制御手段を備える構成である。
【0193】
これにより、映像情報の記録媒体への記録とは別に時間をとられることがなく、記録媒体に対して映像情報を記録しながら、記録媒体に対応する検索情報を不揮発性記憶手段に記憶させることができるといった効果を奏する。
【0194】
本発明の記録再生装置は、記録媒体に記録された映像情報を再生すると同時に、該記録媒体に対応する検索情報を不揮発性記憶手段に記憶させる記憶制御手段を備える構成である。
【0195】
これにより、映像情報の記録媒体への記録とは別に時間をとられることがなく、記録媒体に記録された映像情報を再生しながら、記録媒体に対応する検索情報を不揮発性記憶手段に記憶させることができる。
【0196】
また、映像情報を見ながら検索情報を選択することができるため、例えば、静止画像を検索情報として記憶する場合にも、その静止画像を時間をかけて選択することができる。従って、不揮発性記憶手段に静止画像を記憶させる際の編集作業が容易になるといった効果を奏する。
【0197】
本発明の記録再生装置は、検索情報が、各記録媒体を識別するためのタイトル情報を含む構成である。
【0198】
これにより、記録再生を行いたい記録媒体を容易に検索することができるといった効果を奏する。
【0199】
本発明の記録再生装置は、検索情報が、映像情報における任意の一場面の静止画像であるガイド画像を含み、該ガイド画像は、各タイトル情報に対応するように記憶される構成である。
【0200】
これにより、記録媒体の視覚的な検索が可能となる。従って、記録再生を行いたい記録媒体を容易に検索することができ、検索作業の操作性の向上を図ることができるといった効果を奏する。
【0201】
本発明の記録再生装置は、検索情報が、各記録媒体において映像情報が記録可能な残り記録時間を含む構成である。
【0202】
これにより、追加記録を行う際に、残り記録時間を見て追加記録を行う記録媒体を選択することができるといった効果を奏する。
【0203】
本発明の記録再生装置は、検索情報が、映像情報における複数の場面の静止画像であるシーン画像を含み、該シーン画像は、各タイトル情報に対応するように記憶される構成である。
【0204】
これにより、所望のシーン画像から記録媒体を再生することができるといった効果を奏する。
【0205】
本発明の記録再生装置は、検索情報を、表示手段において、一覧にして表示させる表示制御手段を備える構成である。
【0206】
これにより、記録再生を行いたい記録媒体を視覚的に容易に検索することができる。従って、検索作業の操作性の向上を図ることができるといった効果を奏する。
【0207】
本発明の記録再生装置は、表示手段において表示された検索情報の中から、所望の検索情報が選択されると、該選択された検索情報に対応する記録媒体を再生する再生制御手段を備える構成である。
【0208】
これにより、記録媒体の検索作業における操作性の向上を図ることができるといった効果を奏する。
【0209】
本発明の記録再生装置は、表示手段において表示されたシーン画像の中から、所望の場面に対応するシーン画像が選択されると、該選択されたシーン画像に応じた場面より、映像情報の再生をする再生制御手段を備える構成である。
【0210】
これにより、所望の場面より記録媒体を再生することができ、記録媒体の検索作業における操作性の向上を図ることができるといった効果を奏する。
【0211】
本発明の記録再生装置は、不揮発性記憶手段が、可動部を有さない不揮発性メモリである構成である。
【0212】
具体的には、不揮発性記憶手段は、半導体メモリ、磁気メモリ、または強誘電体メモリのいずれかである構成である。
【0213】
これにより、不揮発性記憶手段が可動部を有さないため、低消費電力化を図ることができるといった効果を奏する。
【0214】
本発明の記録再生装置は、不揮発性記憶手段が、リムーバブルハードディスクである構成である。
【0215】
これにより、記憶容量を大きくすることができ、より多くの検索情報を記憶することができる。従って、記録媒体の検索の際における操作性の向上を図ることができるといった効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態に係る記録再生装置の要部の構成を示すブロック図である。
【図2】上記記録再生装置の構成を示す斜視図である。
【図3】上記記録再生装置を操作する操作リモコンの構成を示す平面図である。
【図4】未使用の光ディスクへの映像情報の記録手順の一例を示すフローチャートである。
【図5】上記記録再生装置の表示画面の一例を示す平面図である。
【図6】上記記録再生装置の表示画面の他の一例を示す平面図である。
【図7】ディスク検索情報を参照した検索方法の一例を示すフローチャートである。
【図8】既に映像情報が記録されている光ディスクに追加記録を行う場合の記録方法の一例を示すフローチャートである。
【図9】操作リモコンの他の構成を示す平面図である。
【符号の説明】
1 記録再生装置本体
15 システム内部バス
17 システム制御マイコン(表示制御手段、記憶制御手段、再生制御手段)
25 USB制御部
31 操作リモコン(遠隔制御装置)
52 不揮発性メモリ(不揮発性記憶手段)
90 不揮発性メモリ(不揮発性記憶手段)
D 光ディスク(記録媒体)
P 表示パネル(表示手段)
T1〜T12 サムネイル画像(検索情報、ガイド画像、ディスク検索情報)
Q1〜Q11 サムネイル画像(検索情報、シーン画像、ディスク検索情報)

Claims (14)

  1. 記録媒体に対して映像情報の記録再生を行う記録再生装置において、
    着脱可能に構成され、かつ、上記記録媒体ごとの検索情報を記憶する不揮発性記憶手段を有し、記録再生装置本体を制御する遠隔制御装置と、
    該遠隔制御装置に装着された上記不揮発性記憶手段における上記検索情報を表示する表示手段とを備えることを特徴とする記録再生装置。
  2. 記録媒体に対して映像情報の記録再生を行う記録再生装置において、
    着脱可能に構成され、かつ、上記記録媒体ごとの検索情報を記憶する不揮発性記憶手段を有し、記録再生装置本体と上記不揮発性記憶手段との間で上記検索情報の送受信を行い、記録再生装置本体を制御する遠隔制御装置と、
    該遠隔制御装置に装着された上記不揮発性記憶手段から該遠隔制御装置を介して受信した上記検索情報を表示する表示手段とを備えることを特徴とする記録再生装置。
  3. 上記記録媒体に対して映像情報を記録すると同時に、該記録媒体に対応する上記検索情報を上記不揮発性記憶手段に記憶させる記憶制御手段を備えることを特徴とする請求項1または2に記載の記録再生装置。
  4. 上記記録媒体に記録された上記映像情報を再生すると同時に、該記録媒体に対応する上記検索情報を上記不揮発性記憶手段に記憶させる記憶制御手段を備えることを特徴とする請求項1または2に記載の記録再生装置。
  5. 上記検索情報は、各記録媒体を識別するためのタイトル情報を含むことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の記録再生装置。
  6. 上記検索情報は、上記映像情報における任意の一場面の静止画像であるガイド画像を含み、
    該ガイド画像は、上記各タイトル情報に対応するように記憶されることを特徴とする請求項5に記載の記録再生装置。
  7. 上記検索情報は、各記録媒体において上記映像情報が記録可能な残り記録時間を含むことを特徴とする請求項5または6に記載の記録再生装置。
  8. 上記検索情報は、上記映像情報における複数の場面の静止画像であるシーン画像を含み、
    該シーン画像は、上記各タイトル情報に対応するように記憶されることを特徴とする請求項5に記載の記録再生装置。
  9. 上記検索情報を、上記表示手段において、一覧にして表示させる表示制御手段を備えることを特徴とする請求項1ないし8のいずれか1項に記載の記録再生装置。
  10. 上記表示手段において表示された上記検索情報の中から、所望の検索情報が選択されると、該選択された検索情報に対応する記録媒体を再生する再生制御手段を備えることを特徴とする請求項5または6に記載の記録再生装置。
  11. 上記表示手段において表示された上記シーン画像の中から、所望の場面に対応するシーン画像が選択されると、該選択されたシーン画像に応じた場面より、上記映像情報の再生をする再生制御手段を備えることを特徴とする請求項8に記載の記録再生装置。
  12. 上記不揮発性記憶手段は、可動部を有さない不揮発性メモリであることを特徴とする請求項1ないし11のいずれか1項に記載の記録再生装置。
  13. 上記不揮発性記憶手段は、半導体メモリ、磁気メモリ、または強誘電体メモリのいずれかであることを特徴とする請求項12に記載の記録再生装置。
  14. 上記不揮発性記憶手段は、リムーバブルハードディスクであることを特徴とする請求項1ないし11のいずれか1項に記載の記録再生装置。
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