JP4056589B2 - Heterocyclic compounds, their production and use - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は増殖因子受容体チロシンキナーゼ(特に、HER2)阻害剤として有用な複素環化合物、その製造法およびそれを含有してなる医薬組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】
細胞増殖因子および増殖因子受容体の遺伝子はプロトオンコジンと呼ばれ、乳癌などのヒト腫瘍の病態に重要な役割を果たしている(アーロンソンら、サイエンス 254巻1146−1153ページ、1991年)。上皮細胞増殖因子EGFの受容体とホモロジーを有するHER2(Human EGF Receptor-2)遺伝子は膜貫通型の受容体糖タンパク質の遺伝子で、この受容体はチロシンキナーゼ活性を有する(秋山ら、サイエンス 232巻1644−1646ページ、1986年)。HER2はヒト乳癌や卵巣癌で認められ(スラモンら、サイネンス 244巻707−712ページ、1989年)、さらに前立腺癌(リーンら、プロシーデイング オブ アメリカン アソシエーション フォー キャンサー リサーチ 37巻243ページ、1996年)や胃癌(ヨネムラら、キャンサー リサーチ 51巻1034ページ、1991年)でも認められている。さらにHER2チロシンキナーゼの基質は膵癌の90%で認められている。HER2遺伝子を導入したトランスジェニックマウスは成長すると乳癌を発生する(ガイら、プロシーデイング オブ ナショナル アカデミー オブ サイエンス USA 89巻10578−10582ページ、1992年)。
HER2に対する抗体が癌細胞のin vitro細胞増殖を抑制することが示され(マッケンジーら、オンコジン 4巻543−548ページ、1989年)、さらにHER2に対するヒト型モノクローナル抗体が乳癌患者に対する臨床試験で有望な成績を示した(バセルガら、ジャーナル オブ クリニカル オンコロジー
14巻737−744ページ、1996年)。
これら抗体は増殖因子がHER2受容体に結合することを妨害しチロシンキナーゼが活性化されることを阻害する。その結果、乳癌患者の癌進行を抑制することが示されたので、HER2のチロシンキナーゼを直接的に阻害する薬剤が、乳癌治療薬として有効な可能性が示された(ヘイズ、ジャーナル オブ クリニカル オンコロジー 14巻697−699ページ、1996年)。
HER2を含む受容体型チロシンキナーゼを阻害する低分子化合物はいくつか報告されているが、多くは芳香族環がヒドロキシル化されたチロシンそのものに類似したスチレン様の化合物である。例えば、アーブスタチンはヒト表皮癌A431細胞の増殖を阻害し(ジャーナル オブ アンチバイオテイクス 39巻170ページ、1986年)、チロホスチンはヒト扁平上皮癌MH−85株のヌードマウス移植系でin vivoでの抗腫瘍作用が報告されている(キャンサー リサーチ 51巻4430ページ、1991年)。またスルフォニルベンゾイルニトロスチレン系化合物がA431細胞株のヌードマウス移植系でin vivoでの抗腫瘍作用を有することが示されている(ジャーナル オブ メデイシナルケミストリー 34巻2328ページ、1991年)。さらにインドール系化合物がEGF受容体型チロシンキナーゼを阻害しA431細胞のin vitro細胞増殖を阻害することが知られている(国際出願番号 PCT/US93/07272、特許出願公表番号 特表平8-503450)。
またチロシンキナーゼ阻害化合物ではないがトリアゾールおよびジアゾール系化合物が増殖因子による細胞増殖シグナル伝達の阻害活性を有することが知られている(米国特許 US 5,482,954)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、チロシンキナーゼ阻害作用を有し、抗癌剤として有用であり、かつ低毒性である化合物を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、チロシンキナーゼ阻害作用を有する複素環化合物について種々検討を加えた結果、末端部分に芳香族アゾール基を有する一般式(I)
【化9】
〔式中、Rは置換されていてもよい芳香族複素環基を示し、
Xは酸素原子、酸化されていてもよい硫黄原子、−C(=O)−または−CH(OH)−を示し、
YはCHまたはNを示し、
mは0〜10の整数を示し、
nは1〜5の整数を示し、
【化10】
環Aはさらに置換されていてもよい〕で表される複素環化合物〔以下、化合物(I)と称する〕またはその塩を初めて合成し、かつこの化合物(I)またはその塩が予想外にもその特異な化学構造に基づいて優れたチロシンキナーゼの阻害作用を有することを見いだし、これらに基づいて本発明を完成した。
【0005】
すなわち本発明は、
(1)複素環化合物(I)またはその塩、
(2)複素環化合物(I)またはその塩を含有してなる医薬組成物、および
(3)複素環化合物(I)またはその塩の製造法等を提供するものである。
【0006】
明細書中、Rで示される置換されていてもよい芳香族複素環基における複素環基としては、(1)環構成原子として炭素原子以外に窒素原子、酸素原子、硫黄原子から選ばれる1ないし4個の原子を含む5員もしくは6員の芳香族単環式複素環基、および(2)(i)環構成原子として炭素原子以外に窒素原子、酸素原子、硫黄原子から選ばれる1ないし4個の原子を含む5員もしくは6員の芳香族単環式複素環と、(ii)環構成原子として炭素原子以外に1もしくは2個と窒素原子を含む5員または6員の芳香族あるいは非芳香族複素環、ベンゼン環または環構成原子として炭素原子以外に1個硫黄原子を含む5員の芳香族あるいは非芳香族複素環とが縮合して形成する芳香族縮合複素環基等が挙げられる。
このような芳香族複素環基の具体例としては、例えばピリジル(例、2−ピリジル、3−ピリジル、4−ピリジル)、ピリミジニル(例、2−ピリミジニル、5−ピリミジニル、6−ピリミジニル)、ピリダジニル(例、3−ピリダジニル、4−ピリダジニル)、ピラジニル(例、2−ピラジニル)、ピロリル(例、1−ピロリル、2−ピロリル)、イミダゾリル(例、1−イミダゾリル、2−イミダゾリル、4−イミダゾリル、5−イミダゾリル)、ピラゾリル(例、1−ピラゾリル、3−ピラゾリル、4−ピラゾリル)、イソオキサゾリル、イソチアゾリル、チアゾリル(例、2−チアゾリル、4−チアゾリル、5−チアゾリル)、オキサゾリル(例、2−オキサゾリル、4−オキサゾリル、5−オキサゾリル)、オキサジアゾリル(例、1,2,4−オキサジアゾール−5−イル等の1,2,4−オキサジアゾリル、1,2,3−オキサジアゾリル、1,3,4−オキサジアゾリル)、チアジアゾリル(例、1,2,3−チアジアゾリル、1,2,4−チアジアゾリル、1,3,4−チアジアゾリル)、トリアゾリル(例、1,2,4−トリアゾール−1−イル、1,2,4−トリアゾール−5−イル等の1,2,4−トリアゾリル、1,2,3−トリアゾール−1−イル、1,2,3−トリアゾール−2−イル、1,2,3−トリアゾール−4−イル等の1,2,3−トリアゾリル)、テトラゾリル(例、テトラゾール−1−イル、テトラゾール−5−イル)、ベンズイミダゾリル(例、ベンズイミダゾール−1−イル、ベンズイミダゾール−2−イル)、インドリル(例、インドール−1−イル、インドール−3−イル)、インダゾリル(例、1H−インダゾール−1−イル、1H−インダゾール−3−イル)、ピロロピラジニル(例、1H−ピロロ〔2,3−b〕ピラジニル)、ピロロピリジル(例、1H−ピロロ〔2,3−b〕ピリジル)、イミダゾピリジル(例、1H−イミダゾ〔4,5−b〕ピリジル、1H−イミダゾ〔4,5−c〕ピリジル)、イミダゾピラジニル(例、1H−イミダゾ〔4,5−b〕ピラジニル)、ピロロピリダジニル(例、ピロロ〔1,2−b〕ピリダジニル)、ピラゾルピリジル(例、ピラゾロ〔1,5−a〕ピリジル)、イミダゾピリジル(例、イミダゾ〔1,2−a〕ピリジル、イミダゾ〔1,5−a〕ピリジル)、イミダゾピリダジニル(例、イミダゾ〔1,2−b〕ピリダジニル)、イミダゾピリミジニル(例、イミダゾ〔1,2−a〕ピリミジニル)、フリル、チエニル、ベンゾフラニル、ベンゾチエニル(例、ベンゾ〔b〕チエニル)、ベンズオキサゾリル、ベンズチアゾリル、キノリル、イソキノリル、キナゾリニル等が挙げられ、好適な例としては、例えばオキサゾリル、チアゾリル、イソオキサゾリル、イソチアゾリル、イミダゾリル、トリアゾリル、オキサジアゾリル、チアジアゾリルなどの5員の単環式芳香族アゾール基や、例えばベンズオキサゾリル、ベンゾチアゾリルなどのベンゼン環と縮合した芳香族縮合アゾール基や、例えばピリジル、ピリミジルなどの6員の単環式芳香族複素環が挙げられる。芳香族複素環のさらに好適な例としては、例えばオキサゾリル基、チアゾリル基などの5員の単環式芳香族アゾール基が挙げられる。
【0007】
【化11】
香族アゾール基としては、(1)環構成原子として炭素原子以外に1〜4個の窒素原子を含み、1個の酸素原子あるいは1個の硫黄原子を含んでいてもよい5員の芳香族単環式複素環基、および(2)(i)環構成原子として炭素原子以外に1〜4個の窒素原子を含み、1個の酸素原子あるいは1個の硫黄原子を含んでいてもよい5員の芳香族単環式複素環と、(ii)環構成原子として炭素原子以外に1もしくは2個と窒素原子を含む5員または6員の芳香族あるいは非芳香族複素環、ベンゼン環または環構成原子として炭素原子以外に1個硫黄原子を含む5員の芳香族あるいは非芳香族複素環とが縮合して形成する芳香族縮合複素環基等が挙げられる。
このような芳香族アゾール基としては、例えばピロリル(例、1−ピロリル)、イミダゾリル(例、1−イミダゾリル)、ピラゾリル(例、1−ピラゾリル)、トリアゾリル(例、1,2,4−トリアゾール−1−イル、1,2,3−トリアゾール−1−イル)、テトラゾリル(例、テトラゾール−1−イル)、ベンズイミダゾリル(ベンズイミダゾール−1−イル)、インドリル(例、インドール−1−イル)、インダゾリル(例、1H−インダゾール−1−イル)、ピロロピラジニル(例、1H−ピロロ〔2,3−b〕ピラジン−1−イル)、ピロロピリジル(例、1H−ピロロ〔2,3−b〕ピリジン−1−イル、イミダゾピリジル(例、1H−イミダゾ〔4,5−b〕ピリジン−1−イル)、イミダゾピラジニル(例、1H−イミダゾ〔4,5−b〕ピラジン−1−イル)等の芳香族複素環基等が挙げられ、それらの基は環構成原子の一つとして含まれる窒素原子を介して−(CH2)m−と結合する。芳香族アゾール基の好適な例としてはイミダゾリル基およびトリアゾリル基が挙げられる。
【0008】
【化12】
基は、置換可能な位置に置換基を1〜3個(好ましくは1または2個)有していてもよい。該置換基としては、例えば脂肪族炭化水素基、脂環式炭化水素基、芳香族炭化水素基、芳香族炭化水素基で置換された脂肪族炭化水素基、脂環式炭化水素基で置換された脂肪族炭化水素、芳香族複素環基、非芳香族複素環基、芳香族複素環基で置換された脂肪族炭化水素基、ハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基、置換されていてもよいアミノ基、置換されていてもよいアシル基、置換されていてもよいヒドロキシル基、置換されていてもよいチオール基、エステル化もしくはアミド化されていてもよいカルボキシル基が挙げられる。置換基としての脂肪族炭化水素基、脂環式炭化水素基、芳香族炭化水素基、芳香族炭化水素基で置換された脂肪族炭化水素基、脂環式炭化水素基で置換された脂肪族炭化水素、芳香族複素環基、非芳香族複素環基、および芳香族複素環基で置換された脂肪族炭化水素基はそれぞれさらに置換されていてもよい。
【0009】
環AはXおよび(CH2)mの他に、さらに置換可能な位置に置換基を1〜4個(好ましくは1または2個)有していてもよい。該置換基としては、Rで示される芳香族複素環基上への置換基が有していてもよい置換基として例示したもの、例えば脂肪族炭化水素基、脂環式炭化水素基、芳香族炭化水素基、芳香族炭化水素基で置換された脂肪族炭化水素基、脂環式炭化水素基で置換された脂肪族炭化水素、芳香族複素環基、非芳香族複素環基、芳香族複素環基で置換された脂肪族炭化水素基、ハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基、置換されていてもよいアミノ基、置換されていてもよいアシル基、置換されていてもよいヒドロキシル基、置換されていてもよいチオール基、エステル化もしくはアミド化されていてもよいカルボキシル基等が挙げられる。置換基としての脂肪族炭化水素基、脂環式炭化水素基、芳香族炭化水素基、芳香族炭化水素基で置換された脂肪族炭化水素基、脂環式炭化水素基で置換された脂肪族炭化水素、芳香族複素環基、非芳香族複素環基、および芳香族複素環基で置換された脂肪族炭化水素基はそれぞれさらに置換されていてもよい。
【0010】
脂肪族炭化水素基としては、炭素数1〜15の直鎖状または分枝状の脂肪族炭化水素基、例えばアルキル基、アルケニル基、アルキニル基等が挙げられる。
アルキル基の好適な例としては、炭素数1〜10のアルキル基、例えばメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、sec.−ブチル、tert.−ブチル、ペンチル、イソペンチル、ネオペンチル、tert.−ペンチル、、ヘキシル、イソヘキシル、ヘプチル、オクチル、ノニル、デシル、1,1−ジメチルブチル、2,2−ジメチルブチル、3,3−ジメチルブチル、2−エチルブチル等が挙げられ、さらに好適な例としては炭素数1〜6のアルキル基が挙げられる。
アルケニル基の好適な例としては、炭素数2〜10のアルケニル基、例えばビニル(エテニル)、アリル、イソプロペニル、1−プロペニル、2−メチル−1−プロペニル、1−ブテニル、2−ブテニル、3−ブテニル、2−エチル−1−ブテニル、3−メチル−2−ブテニル、1−ペンテニル、2−ペンテニル、3−ペンテニル、4−ペンテニル、4−メチル−3−ペンテニル、1−ヘキセニル、2−ヘキセニル、3−ヘキセニル、4−ヘキセニル、5−ヘキセニル等が挙げられ、さらに好適な例としては炭素数2〜6のアルケニル基が挙げられる。
アルキニル基の好適な例としては、炭素数2〜10のアルキニル基、例えばエチニル、1−プロピニル、2−プロピニル、1−ブチニル、2−ブチニル、3−ブチニル、1−ペンチニル、2−ペンチニル、3−ペンチニル、4−ペンチニル、1−ヘキシニル、2−ヘキシニル、3−ヘキシニル、4−ヘキシニル、5−ヘキシニル等が挙げられ、さらに好適な例としては炭素数2〜6のアルキニル基が挙げられる。
【0011】
脂環式炭化水素基としては、例えば炭素数3〜12の飽和または不飽和の脂環式炭化水素基、例えばシクロアルキル基、シクロアルケニル基、シクロアルカジエニル基、部分不飽和縮合二環式炭化水素基等が挙げられる。
シクロアルキル基の好適な例としては、炭素数3〜10のシクロアルキル基、例えばシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、シクロオクチル等、炭素数6〜10のビシクロアルキル基、例えばビシクロ〔2.2.1〕ヘプチル、ビシクロ〔2.2.2〕オクチル、ビシクロ〔3.2.1〕オクチル、ビシクロ〔3.2.2〕ノニル、ビシクロ〔3.3.1〕ノニル、ビシクロ〔4.2.1〕ノニル、ビシクロ〔4.3.1〕デシル等が挙げられる。
シクロアルケニル基の好適な例としては、炭素数5〜10のシクロアルケニル基、例えば2−シクロペンテン−1−イル、3−シクロペンテン−1−イル、2−シクロヘキセン−1−イル、3−シクロヘキセン−1−イル等が挙げられる。
シクロアルカジエニル基の好適な例としては、炭素数5〜10のシクロアルカジエニル基、例えば2,4−シクロペンタジエン−1−イル、2,4−シクロヘキサジエン−1−イル、2,5−シクロヘキサジエン−1−イル等が挙げられる。
部分不飽和縮合二環式炭化水素基の好適な例としては、インダニル基、部分飽和ナフチル基(例、3,4−ジヒドロ−2−ナフチル等のジヒドロナフチル基、1,2,3,4−テトラヒドロナフチル等のテトラヒドロナフチル等)等のベンゼン環と脂環式炭化水素が縮合して形成する炭素数9〜12の基が挙げられる。
【0012】
芳香族炭化水素基としては、単環式もしくは縮合多環式芳香族炭化水素基が挙げられ、好適な例としては炭素数6〜14のアリール基、例えばフェニル、ナフチル、アントリル、フェナントリル、アセナフチレニル、9−フルオレノン−2−イル等が挙げられ、なかでもフェニル、1−ナフチル、2−ナフチル等の単環式もしくは縮合二環式芳香族炭化水素基が好ましい。
芳香族炭化水素基で置換された脂肪族炭化水素基としては、例えば1〜3個(好ましくは1または2個)の炭素数7〜20の芳香族炭化水素基で置換された脂肪族炭化水素基が挙げられる。このような芳香族炭化水素基で置換された脂肪族炭化水素基の好適な例としては、例えば1〜3個のC6-14アリール基で置換されたC1-6アルキル基(例えば、ベンジル、2−フェニルエチル、1,2−ジフェニルエチル、2,2−ジフェニルエチル等の1〜3個のフェニル基で置換されたC1-6アルキル基、1〜3個のナフチル基で置換されたC1-6アルキル基、9−フルオレニル−C1-6アルキル等)、1〜3個のC6-14アリール基で置換されたC2-6アルケニル基(例えば、(E)−2−フェニルエテニル、(Z)−2−フェニルエテニル、2,2−ジフェニルエテニル、2−(2−ナフチル)エテニル、4−フェニル−1,3−ブタジエニル等の1〜3個のフェニル基で置換されたC2-6アルケニル基、1〜3個のナフチル基で置換されたC2-6アルケニル、9−フルオレニリデンアルキル基)等が挙げられる。
脂環式炭化水素基で置換された脂肪族炭化水素基としては、1〜3個(好ましくは1または2個)の上記脂環式炭化水素基で置換された上記脂肪族炭化水素基が挙げられる。このような脂環式炭化水素で置換された脂肪族炭化水素基の好適な例としては、例えばシクロプロピルメチル、シクロプロピルエチル、シクロブチルメチル、シクロペンチルメチル、2−シクロペンテニルメチル、3−シクロペンテニルメチル、シクロヘキシルメチル、2−シクロヘキセニルメチル、3−シクロヘキセニルメチル、シクロヘキシルエチル、シクロヘキシルプロピル、シクロヘプチルメチル、シクロヘプチルエチル等の1〜3個のC3-10シクロアルキル基で置換されたC1-6アルキル基、1〜3個のC3-10シクロアルキル基で置換されたC2-6アルケニル基、1〜3個のC5-10シクロアルケニル基で置換されたC1-6アルキル基、1〜3個のC5-10シクロアルケニル基で置換されたC2-6アルケニル基等が挙げられる。
【0013】
芳香族複素環基の好適な例としては、例えばフリル、チエニル、ピロリル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、イミダゾリル、ピラゾリル、1,2,3−オキサジアゾリル、1,2,4−オキサジアゾリル、1,3,4−オキサジアゾリル、フラザニル、1,2,3−チアジアゾリル、1,2,4−チアジアゾリル、1,3,4−チアジアゾリル、1,2,3−トリアゾリル、1,2,4−トリアゾリル、テトラゾリル、ピリジル、ピリダジニル、ピリミジニル、ピラジニル、トリアジニルなどの環構成原子として炭素以外に窒素原子、酸素原子、硫黄原子から選ばれる1ないし4個の原子を含む5員または6員の芳香族単環式複素環基;例えばベンゾフラニル、イソベンゾフラニル、ベンゾ〔b〕チエニル、インドリル、イソインドリル、1H−インダゾリル、ベンズイミダゾリル、ベンズオキサゾリル、1,2−ベンズイソオキサゾリル、ベンゾチアゾリル、1,2−ベンズイソチアゾリル、1H−ベンゾトリアゾリル、キノリル、イソキノリル、シンノリニル、キナゾリニル、キノキサリニル、フタラジニル、ナフチリジニル、プリニル、プテリジニル、カルバゾリル、α−カルボリニル、β−カルボリニル、γ−カルボリニル、アクリジニル、フェノキサジニル、フェノチアジニル、フェナジニル、フェノキサチイニル、チアントレニル、フェナトリジニル、フェナトロリニル、インドリジニル、ピロロ〔1,2−b〕ピリダジニル、ピラゾロ〔1,5−a〕ピリジル、イミダゾ〔1,2−a〕ピリジル、イミダゾ〔1,5−a〕ピリジル、イミダゾ〔1,2−b〕ピリダジニル、イミダゾ〔1,2−a〕ピリミジニル、1,2,4−トリアゾロ〔4,3−a〕ピリジル、1,2,4−トリアゾロ〔4,3−b〕ピリダジニルなどの、(i)環構成原子として炭素以外に窒素原子、酸素原子、硫黄原子から選ばれる1ないし4個の原子を含む5員または6員の芳香族複素環と(ii)環構成原子として炭素原子以外に1もしくは2個と窒素原子を含む5員または6員の芳香族あるいは非芳香族複素環、ベンゼン環または環構成原子として炭素原子以外に1個硫黄原子を含む5員の芳香族あるいは非芳香族複素環とが縮合して形成する芳香族縮合複素環基等が挙げられる。
【0014】
非芳香族複素環基の好適な例としては、例えばオキシラニル、アゼチジニル、オキセタニル、チエタニル、ピロリジニル、テトラヒドロフリル、チオラニル、ピペリジル、テトラヒドロピラニル、モルホリニル、チオモルホリニル、ピペラジニル等の環構成原子として炭素原子以外に窒素原子、酸素原子、硫黄原子から選ばれる1もしくは2個の原子を含む3〜7員の非芳香族複素環基等が挙げられる。
【0015】
芳香族複素環基で置換された脂肪族炭化水素基としては、1〜3個(好ましくは1または2個)の上記芳香族複素環基で置換された炭素数1〜6の脂肪族炭化水素基(例えば、C1-6アルキル基、C2-6アルケニル基等)が挙げられる。芳香族複素環基で置換された脂肪族炭化水素基の好適な例としては、例えば1〜3個の例えばフリル基、チエニル基、イミダゾリル基もしくはピリジル基で置換されたC1-6アルキル基(例、(2−フリル)メチル、チエニルメチル、2−(1−イミダゾリル)エチル等)、1〜3個のフリル基、チエニル基、イミダゾリル基もしくはピリジル基で置換されたC2-6アルケニル基(例、2−(2−フリル)エテニル、2−チエニルエテニル等)等が挙げられる。
ハロゲン原子としては、例えばフッ素、塩素、臭素およびヨウ素が挙げられ、とりわけフッ素および塩素が好ましい。
【0016】
置換されていてもよいアミノ基としては、例えば炭素数1〜10のアルキル基、炭素数3〜10のシクロアルキル基、炭素数2〜10のアルケニル基、炭素数5〜10のシクロアルケニル基、炭素数1〜10のアシル基または炭素数6〜12の芳香族炭化水素基によりモノ−もしくはジ−置換されていてもよいアミノ基(例、メチルアミノ、ジメチルアミノ、エチルアミノ、ジエチルアミノ、ジブチルアミノ、ジアリルアミノ、シクロヘキシルアミノ、アセチルアミノ、プロピオニルアミノ、ベンゾイルアミノ、フェニルアミノ、N−メチル−N−フェニルアミノ等)、4ないし6員環状アミノ基(例えば、1−アゼチジニル、1−ピロリジニル、ピペリジノ、モルホリノ、1−ピペラジニルなど)が挙げられる。
ここにおいて、4ないし6員環状アミノ基は、▲1▼C1-6アルキル基、▲2▼ハロゲン,C1-6アルコキシ基またはトリフルオロメチルで置換されていてもよいC6-14アリール基(例、フェニル、ナフチルなど)、▲3▼環構成原子として炭素以外に1ないし2個の窒素原子を含む5又は6員複素環基(例、2−ピリジル、ピリミジニル)または▲4▼6員環状アミノ基(例えば、ピペリジノ、1−ピペラジニルなど)等によりさらに置換されていてもよい。
【0017】
置換されていてもよいアシル基におけるアシル基としては、炭素数1〜13のアシル基、具体的にはホルミルの他例えば炭素数1〜6のアルキル基、炭素数3〜10のシクロアルキル基、炭素数2〜6のアルケニル基、炭素数5〜10のシクロアルケニル基、炭素数6〜12の芳香族炭化水素基(例、フェニル、ナフチル等)または芳香族複素環(例、ピリジル)とカルボニル基の結合したもの、例えばC2-7アルカノイル基(例、アセチル、プロピオニル、ブチリル、イソブチリル、バレリル、イソバレリル、ピバロイル、ヘキサノイル、ヘプタノイル、オクタノイル等)、C3-10シクロアルキル−カルボニル基(例、シクロブタンカルボニル、シクロペンタンカルボニル、シクロヘキサンカルボニル、シクロヘプタンカルボニル等)、C3-7アルケノイル基(例、クロトノイル等)、C5-10シクロアルケニル−カルボニル基(例、2−シクロヘキセンカルボニル等)、ベンゾイル基、ニコチノイル基等が挙げられる。
置換されていてもよいアシル基における置換基としては、例えば炭素数1〜3のアルキル基、炭素数1〜3のアルコキシ基、ハロゲン(例、塩素、フッ素、臭素など)、ニトロ基、ヒドロキシル基、アミノ基等が挙げられる。置換基の数は、例えば1〜3個である。
置換されていてもよいヒドロキシル基としては、例えばヒドロキシル基、アルコキシ基、シクロアルキルオキシ基、アルケニルオキシ基、シクロアルケニルオキシ基、アラルキルオキシ基、アリールオキシ基、アシルオキシ基等が挙げられる。
【0018】
アルコキシ基の好適な例としては、炭素数1〜10のアルコキシ基、例えばメトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキシ、イソブトキシ、sec.-ブトキシ、tert.-ブトキシ、ペンチルオキシ、イソペンチルオキシ、ネオペンチルオキシ、ヘキシルオキシ、ヘプチルオキシ、ノニルオキシ等が挙げられる。
シクロアルキルオキシ基の好適な例としては、炭素数3〜10のシクロアルキルオキシ基、例えばシクロブトキシ、シクロペンチルオキシ、シクロヘキシルオキシ等が挙げられる。
アルケニルオキシ基の好適な例としては、炭素数2〜10のアルケニルオキシ基、例えばアリル(allyl)オキシ、クロチルオキシ、2−ペンテニルオキシ、3−ヘキセニルオキシ等が挙げられる。
シクロアルケニルオキシ基の好適な例としては、炭素数5〜10のシクロアルケニルオキシ基、例えば2−シクロペンテニルオキシ、2−シクロヘキセニルオキシ等が挙げられる。
アラルキルオキシ基の好適な例としては、炭素数7〜20のアラルキルオキシ基、例えばC6-14アリール−C1-6アルコキシ基、具体的にはフェニル−C1-6アルコオキシ基(例、ベンジルオキシ、フェネチルオキシ等)、ナフチル−C1-6アルコキシ基等が挙げられる。
アリールオキシ基の好適な例としては、炭素数1〜3のアルキル基、炭素数1〜3のアルコキシ基、ハロゲン、ニトロ基、ヒドロキシル基もしくはアミノ基で置換されていてもよい炭素数6〜14のアリールオキシ基、例えばフェノキシ、4−クロロフェノキシ等が挙げられる。
アシルオキシ基の好適な例としては、炭素数2〜15のアシルオキシ基、例えば炭素数2〜7のアルカノイルオキシ基(例、アセチルオキシ、プロピオニルオキシ、ブチリルオキシ、イソブチリルオキシ等)、C6-14アリール−カルボニルオキシ(例、ベンゾイルオキシ、ナフトイルオキシ等)等が挙げられる。
置換されていてもよいチオール基としては、例えばメルカプト基、アルキルチオ基、シクロアルキルチオ基、アルケニルチオ基、アラルキルチオ基、アリールチオ基、ヘテロアリールチオ基、ヘテロアリールアルキルチオ基、アシルチオ基等が挙げられる。
アルキルチオ基の好適な例としては、炭素数1〜10のアルキルチオ基、例えばメチルチオ、エチルチオ、プロピルチオ、イソプロピルチオ、ブチルチオ、イソブチルチオ、sec.−ブチルチオ、tert.−ブチルチオ、ペンチルチオ、イソペンチルチオ、ネオペンチルチオ、ヘキシルチオ、ヘプチルチオ、ノニルチオ等が挙げられる。
【0019】
シクロアルキルチオ基の好適な例としては、炭素数3〜10のシクロアルキルチオ基、例えばシクロブチルチオ、シクロペンチルチオ、シクロヘキシルチオ等が挙げられる。
アルケニルチオ基の好適な例としては、炭素数2〜10のアルケニルチオ基、例えばアリル(allyl)チオ、クロチルチオ、2−ペンテニルチオ、3−ヘキセニルチオ等が挙げられる。
アラルキルチオ基の好適な例としては、炭素数7〜20のアラルキルチオ基、例えばC6-14アリールチオ基、具体的にはフェニル−C1-6アルキルチオ(例、ベンジルチオ、フェネチルチオ等)、ナフチル−C1-6アルキルチオ基等が挙げられる。
アリールチオ基の好適な例としては、炭素数1〜3のアルキル基、炭素数1〜3のアルコキシ基、ハロゲン、ニトロ基、ヒドロキシル基もしくはアミノ基で置換されていてもよい炭素数6〜14のアリールチオ基、例えばフェニルチオ、ナフチルチオ、4−クロロフェニルチオ等が挙げられる。
ヘテロアリールチオ基としては、例えば前記した芳香族複素環基により置換されたメルカプト基が挙げられ、なかでもピリジルチオ(例、2−ピリジルチオ、3−ピリジルチオ等)、イミダゾリルチオ(2−イミダゾリルチオ等)、トリアゾイルチオ(1,2,4−トリアゾール−5−イルチオ等)等が好ましい。
ヘテロアリールアルキルチオ基としては、例えば前記した芳香族複素環基で置換された前記アルキルチオ基が挙げられる。ヘテロアリールチオ基も好適な例としては、ピリジル−C1-6アルキルチオ基(例、2−ピリジルメチルチオ、3−ピリジルメチルチオ等)が挙げられる。
アシルチオ基の好適な例としては、炭素数2〜15のアシルチオ基、例えば炭素数2〜7のアルカノイルチオ基(例、アセチルチオ、プロピオニルチオ、ブチリルチオ、イソブチリルチオ等)、C6-14アリール−カルボニルチオ(例、ベンゾイルチオ、ナフトイルチオ等)等が挙げられる。
エステル化もしくはアミド化されていてもよいカルボキシル基としては、カルボキシル基、エステル化されたカルボキシル基およびアミド化されたカルボキシル基が挙げられる。
エステル化されたカルボキシル基としては、例えばアルコキシカルボニル基、アラルキルオキシカルボニル基、アリールオキシカルボニル基、ヘテロアリールアルキルオキシカルボニル基等が挙げられる。
アルコキシカルボニル基の好適な例としては、炭素数2〜7のアルコキシカルボニル基、例えばメトキシカルボニル、エトキシカルボニル、プロポキシカルボニル、ブトキシカルボニル等が挙げられる。
アラルキルオキシカルボニル基の好適な例としては、炭素数8〜21のアラルキルオキシカルボニル基、例えばフェニル−C2-7アルコキシカルボニル(例、ベンジルオキシカルボニル等)、ナフチル−C2-7アルコキシカルボニル等が挙げられる。
アリールオキシカルボニル基の好適な例としては、炭素数1〜3のアルキル基、炭素数1〜3のアルコキシ基、ハロゲン、ニトロ基、ヒドロキシル基もしくはアミノ基で置換されていてもよい炭素数7〜15のアリールオキシカルボニル基、例えばフェノキシカルボニル、p−トリールオキシカルボニル等が挙げられる。
【0020】
ヘテロアリールアルキルオキシカルボニルとしては、例えば前記した芳香族複素環基により置換された前記アルコキシカルボニル基が挙げられる。ヘテロアリールアルキルオキシカルボニル基の好適な例としては、ピリジル−C2-7アルコキシカルボニル基(例、2−ピリジルメトキシカルボニル、3−ピリジルメトキシカルボニル等)等が挙げられる。
アミド化されたカルボキシル基としては、式:−CON(R1)(R2)
〔式中、R1およびR2は同一または異なって、水素原子、置換されていてもよい炭化水素基または置換されていてもよい複素環基を示す〕で表される基が挙げられる。R1またはR2で示される置換されていてもよい炭化水素基における炭化水素基としてはRで示される芳香族複素環基への置換基として例示した脂肪族炭化水素基、脂環式炭化水素基、芳香族炭化水素基が挙げられる。また、R1またはR2で示される置換されていてもよい複素環基における複素環基としては、Rで示される芳香族複素環への置換基として例示した芳香族複素環基が挙げられる。R1またはR2における炭化水素基または複素環基への置換基としては、ハロゲン原子(例、塩素、フッ素、臭素、ヨウ素等)、炭素数1〜6のアルキル基、炭素数1〜6のアルコキシ基等から選ばれる1〜3個の置換基が挙げられる。
【0021】
【化13】
香族アゾール基または環Aへの置換基が脂環式炭化水素基、芳香族炭化水素基、芳香族炭化水素基で置換された脂肪族炭化水素基、芳香族複素環基、非芳香族複素環基、または芳香族複素環基で置換された脂肪族炭化水素基であるときは、該脂環式炭化水素基、芳香族炭化水素基、芳香族炭化水素基で置換された脂肪族炭化水素基中の芳香族炭化水素基、芳香族複素環基、非芳香族炭化水素基、または芳香族複素環基で置換された脂肪族炭化水素基中の芳香族複素環基はさらにそれぞれ置換可能な位置に置換基を1〜3個(好ましくは1または2個)有していてもよく、このような置換基としては、例えば置換されていてもよい炭素数1〜6のアルキル基、炭素数2〜6のアルケニル基、炭素数2〜6のアルキニル基、炭素数3〜10のシクロアルキル基、炭素数5〜10のシクロアルケニル基、炭素数6〜14のアリール基(例、フェニル、ナフチル等)、芳香族複素環基(例、チエニル、フリル、ピリジル、オキサゾリル、チアゾリル、テトラゾリル等)、非芳香族複素環基(例、テトラヒドロフリル、モルホリニル、ピペリジル、ピロリジル、ピペラジニル等)、炭素数7〜20のアラルキル基(例、フェニル−C1-6アルキル基、ナフチル−C1-6アルキル基等)、アミノ基、N−モノ(C1-6)アルキルアミノ基、N,N−ジ(C1-6)アルキルアミノ基、炭素数2〜7のアシルアミノ基(例、アセチルアミノ、プロピオニルアミノなどのC2-7アルカノイルアミノ基、ベンゾイルアミノ基等)、アミジノ基、炭素数2〜7のアシル基(例、炭素数2〜7のアルカノイル基、ベンゾイル基等)、カルバモイル基、N−モノ(C1-6)アルキルカルバモイル基、N,N−ジ(C1-6)アルキルカルバモイル基、スルファモイル基、N−モノ(C1-6)アルキルスルファモイル基、N,N−ジ(C1-6)アルキルスルファモイル基、カルボキシル基、炭素数2〜7のアルコキシカルボニル基、炭素数8〜21のアラルキルオキシカルボニル基(例、フェニル−C2-7アルコキシカルボニル、ナフチル−C2-7アルコキシカルボニル等)、ヒドロシキル基、置換されていてもよい炭素数1〜6のアルコキシ基、炭素数2〜6のアルケニルオキシ基、炭素数3〜10のシクロアルキルオキシ基、炭素数5〜10のシクロアルケニルオキシ基、炭素数7〜20のアラルキルオキシ基(例、フェニル−C1-6アルコキシ基、ナフチル−C1-6アルコキシ基等)、炭素数6〜14のアリールオキシ基(例、フェノキシ、ナフチルオキシ等)、メルカプト基、炭素数1〜6のアルキルチオ基、炭素数3〜10のシクロアルキルチオ基、炭素数7〜20のアラルキルチオ基(例、フェニル−C1-6アルキル基、ナフチル−C1-6アルキルチオ基等)、炭素数6〜14のアリールチオ基(例、フェニルチオ、ナフチルチオ基等)、スルホ基、シアノ基、アジド基、ニトロ基、ニトロソ基、ハロゲン原子(例、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素等)等が挙げられる。
【0022】
上記置換されていてもよい炭素数1〜6のアルコキシ基および置換されていてもよい炭素数1〜6のアルキル基における置換基としては、例えばハロゲン原子(例、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素等)、ヒドロキシル基、炭素数1〜6のアルコキシ基等から選ばれる1〜3個の置換基が挙げられる。
置換された炭素数1〜6のアルコキシ基としては、例えばトリフルオロメトキシ、ジフルオロメトキシ、2,2,2−トリフルオロエトキシ、1,1−ジフルオロエトキシ等が挙げられる。
置換された炭素数1〜6のアルキル基としては、例えばトリフルオロメチル、ジフルオロメチル、2,2,2−トリフルオロエチル、トリクロロメチル、ヒドロキシメチル、メトキシメチル、エトキシメチル、2−メトキシエチル、2,2−ジメトキシエチル等が挙げられる。
【0023】
【化14】
香族アゾール基または環Aへの置換基が脂肪族炭化水素基、芳香族炭化水素基で置換された脂肪族炭化水素基、または芳香族複素環基で置換された脂肪族炭化水素基であるときは、該脂肪族炭化水素基、芳香族炭化水素基で置換された脂肪族炭化水素基中の脂肪族炭化水素基、または芳香族複素環基で置換された脂肪族炭化水素基中の脂肪族炭化水素基はさらにそれぞれ置換可能な位置に置換基を1〜3個(好ましくは1または2個)有していてもよく、このような置換基としては、例えば非芳香族複素環基(例、テトラヒドロフリル、モルホリニル、ピペリジル、ピロリジル、ピペラジニル等)、アミノ基、N−モノ(C1-6)アルキルアミノ基、N,N−ジ(C1-6)アルキルアミノ基、炭素数2〜7のアシルアミノ基(例、アセチルアミノ、プロピオニルアミノなどのC2-8アルカノイルアミノ基、ベンゾイルアミノ基等)、アミジノ基、炭素数2〜7のアシル基(例、炭素数2〜7のアルカノイル基、ベンゾイル基等)、カルバモイル基、N−モノ(C1-6)アルキルカルバモイル基、N,N−ジ(C1-6)アルキルカルバモイル基、スルファモイル基、N−モノ(C1-6)アルキルスルファモイル基、N,N−ジ(C1-6)アルキルスルファモイル基、カルボキシル基、炭素数2〜7のアルコキシカルボニル基、炭素数8〜21のアラルキルオキシカルボニル基(例、フェニル−C2-7アルコキシカルボニル基、ナフチル−C2-7アルコキシカルボニル基等)、ヒドロシキル基、置換されていてもよい炭素数1〜6のアルコキシ基、炭素数2〜6のアルケニルオキシ基、炭素数3〜10のシクロアルキルオキシ基、炭素数5〜10のシクロアルケニルオキシ基、炭素数7〜20のアラルキルオキシ基(例、フェニル−C1-6アルコキシ基、ナフチル−C1-6アルコキシ基等)、炭素数6〜14のアリールオキシ基(例、フェノキシ、ナフチルオキシ等)、メルカプト基、炭素数1〜6のアルキルチオ基、炭素数3〜10のシクロアルキルチオ基、炭素数7〜20のアラルキルチオ基(例、フェニル−C1-6アルキル基、ナフチル−C1-6アルキルチオ基等)、炭素数6〜14のアリールチオ基(例、フェニルチオ、ナフチルチオ基等)、スルホ基、シアノ基、アジド基、ニトロ基、ニトロソ基、ハロゲン原子(例、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素等)等が挙げられる。
【0024】
上記置換されていてもよい炭素数1〜6のアルコキシ基における置換基としては、例えばハロゲン原子(例、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素等)、ヒドロキシル基、炭素数1〜6のアルコキシ基等から選ばれる1〜3個の置換基が挙げられる。 上記置換された炭素数1〜6のアルコキシ基としては、例えばトリフルオロメトキシ、ジフルオロメトキシ、2,2,2−トリフルオロエトキシ、1,1−ジフルオロエトキシ等が挙げられる。
【0025】
Rとしては(i)ヒドロキシル基、アルコキシ基(例、C1-6アルコキシ基)、アリールアルコキシ基(例、フェニル−C1-6アルコキシ基)、アルキル基(例、C1-6アルキル基)、シアノ基、ハロゲン原子およびテトラゾリル基から選ばれる1個または2個の置換基で置換されていてもよいアリール基(例、フェニル基、ナフチル基)、(ii)アルキル基(例、C1-10アルキル基)、(iii)ヒドロキシアルキル基(例、ヒドロキシ−C1-10アルキル基)、(iv)アルコキシカルボニルアルキル基(例、C2-7アルコキシカルボニル−C1-10アルキル基)、(v)1個または2個のアリール基で置換されたアルキル基(例、1個または2個のフェニル基で置換されたC1-6アルキル基)、(vi)1個または2個のアリール基で置換されたアルケニル基(例、1個または2個のフェニル基で置換されたC2-6アルケニル基)、(vii)シクロアルキル基(例、C3-10シクロアルキル基)、(viii)部分飽和ナフチル基(例、ジヒドロナフチル基)、(ix)ヒドロキシ基、アルコキシ基、アリールアルコキシ基、アルキル基、シアノ基、アリル基およびハロゲン原子から選ばれる1個または2個の置換基で置換されていてもよいチエニル基もしくはフリル基、(x)ベンゾフラニル基および(xi)ベンゾチエニル基から選ばれる1個もしくは2個の置換基でそれぞれ置換されていてもよいオキサゾリル基、ベンゾオキサゾリル基またはチアゾリル基が好ましく、アリールアルケニル基(例、フェニル−C2-6アルケニル基)で置換されたオキサゾリル基およびアリールアルコキシ−アリール基(例、フェニル−C1-6アルコキシ−フェニル基)で置換されたオキサゾリル基がさらに好ましい。
【0026】
【化15】
アリール基(例、フェニル基)、(iii)ヒドロキシアルキル基(例、ヒドロキシ−C1-10アルキル基)、(iv)カルボキシル基、(v)アルコキシカルボニル基(例、C2-7アルコキシカルボニル基)および(vi)カルバモイル基から選ばれる1個もしくは2個の置換基でそれぞれ置換されていてもよいピロリル基、イミダゾリル基、ピラゾリル基、トリアゾリル基、テトラゾリル基またはベンズイミダゾリル基が好ましく、イミダゾリル基およびトリアゾリル基がさらに好ましい。
環AはYの種類(CHまたはN)により、置換されていてもよいベンゼン環または置換されていてもよいピリジン環を形成し、好適な例としては置換されていてもよいベンゼン環が挙げられ、さらに好適な例としては1もしくは2個のC1-6アルコキシ基で置換されていてもよいベンゼン環またはピリジン環が挙げられる。
【0027】
【化16】
な例としては1,3−フェニレン基または1,4−フェニレン基が挙げられる。
Xは酸素原子(O)、酸化されていてもよい硫黄原子〔S(O)k(kは0〜2の整数を示す〕、−C(=O)−または−CH(OH)−を示し、好適な例としては酸素原子等が挙げられる。
mは0〜10の整数を示し、好適な例としては0〜6の整数が挙げられ、より好適な例としては3〜5の整数が挙げられる。
nは1〜5の整数を示し、好適な例としては1が挙げられる。
【0028】
本発明化合物(I)の塩としては、薬学的に許容される塩が好ましく、例えば無機塩基との塩、有機塩基との塩、無機酸との塩、有機酸との塩、塩基性または酸性アミノ酸との塩などが挙げられる。無機塩基との塩の好適な例としては、例えばナトリウム塩、カリウム塩などのアルカリ金属塩;カルシウム塩、マグネシウム塩などのアルカリ土類金属塩;ならびにアルミニウム塩、アンモニウム塩などが挙げられる。有機塩基との塩の好適な例としては、例えばトリメチルアミン、トリエチルアミン、ピリジン、ピコリン、エタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、ジシクロヘキシルアミン、N,N'-ジベンジルエチレンジアミンなどとの塩が挙げられる。無機酸との塩の好適な例としては、例えば塩酸、臭化水素酸、硝酸、硫酸、リン酸などとの塩が挙げられる。有機酸との塩の好適な例としては、例えばギ酸、酢酸、トリフルオロ酢酸、フマール酸、シュウ酸、酒石酸、マレイン酸、クエン酸、コハク酸、リンゴ酸、メタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、p-トルエンスルホン酸などとの塩が挙げられる。塩基性アミノ酸との塩の好適な例としては、例えばアルギニン、リジン、オルニチンなどとの塩が挙げられ、酸性アミノ酸との塩の好適な例としては、例えばアスパラギン酸、グルタミン酸などとの塩が挙げられる。本発明化合物(I)またはその塩は、水和物として用いてもよい。
【0029】
本発明化合物(I)またはその塩〔以下化合物(I)またはその塩を含む〕は、例えば以下の製造法によって製造することができる。尚、以下の製造法において、それぞれ各式で表される化合物はそれ自体のみならず、それらの塩を用いてもよい。これらの塩としては、例えば化合物(I)の塩として前記した塩が挙げられる。また、各製造法において、生成物が遊離体で得られた場合は、その塩に、また、塩で得られた場合は遊離体にそれぞれ常法に従って変換することができる。
【0030】
以下に記載の反応において、置換基中にアミノ基(NH2)、ヒドロキシル基(OH)、カルボキシル基(COOH)等が含まれる場合には、これらの基が保護されたものを原料として用い、反応後に自体公知の方法により保護基を除去して目的物を製造してもよい。アミノ基の保護基としては、例えばアシル基(例えば、アセチル等のC2-7アルカノイル基、ベンジルオキシカルボニル基、tert.−ブトキシカルボニル等のC2-7アルコキシカルボニル基、フタロイル基、ホルミル基等)が挙げられる。ヒドロキシル基の保護基としては、例えばC1-6アルキル基、フェニル−C1-6アルキル基、C2-7アルカノイル基、ベンゾイル基等が挙げられる。カルボキシル基の保護基としては、例えばC1-6アルキル基、フェニル−C1-6アルキル基等が挙げられる。
また、置換基中に不飽和結合が含まれる目的化合物を、接触還元反応等自体公知の方法を用いて、対応する飽和の置換基を有する目的化合物に導いてもよい。
【0031】
A法
【化17】
〔式中、各記号は前記と同意義を示す〕
本反応は化合物(II)と化合物(III)とを縮合して化合物(I)を製造する方法である。本反応は常法に従い、トリフェニルホスフィン、トリブチルホスフィンなどの有機リン化合物とアゾジカルボン酸ジエチル、アゾジカルボン酸ジイソプロピル、アゾジカルボニルジピペラジンなどの親電子剤の存在下、反応に影響を及ぼさない溶媒中で行われる。該溶媒としては例えばジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサンなどのエーテル類、クロロホルム、ジクロロメタンなどのハロゲン化炭化水素類、ベンゼン、トルエン、キシレンなどの芳香族炭化水素類、N,N−ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシドおよびこれらの混合溶媒が挙げられる。有機リン化合物および親電子剤の使用量は化合物(II)に対して1〜5モル当量が好ましい。化合物(III)の使用量は化合物(II)に対して約1〜10モル当量が好ましい。本反応は通常−50〜+150℃、好ましくは約−10〜+100℃で0.5〜20時間かけて行われる。ここで得られる化合物(I)は公知の分離精製手段、例えば濃縮、減圧濃縮、溶媒抽出、晶出、再結晶、転溶、クロマトグラフィーなどにより単離精製することができる。
【0032】
B法
【化18】
〔式中、Wは脱離基を示し、その他の記号は前記と同意義を示す〕
Wで示される脱離基としては、例えばハロゲン原子、式:−OSO2R3で表される基が挙げられ、R3は例えばメチル、エチル等のC1-6アルキル基あるいはp−トリルなどの置換されていてもよいアリール基(例えば、C1-6アルキル基で置換されていてもよいフェニル基等)を示す。
本反応は化合物(IV)と化合物(III)とを縮合して化合物(I)を製造する方法である。本反応は常法に従い、塩基の存在下、反応に影響を及ぼさない溶媒中で行われる。該溶媒としては、ベンゼン、トルエン、キシレンなどの芳香族炭化水素類、テトラヒドロフラン、ジオキサンなどのエーテル類、アセトン、2−ブタノンなどのケトン類、クロロホルム、ジクロロメタンなどのハロゲン化炭化水素類、N,N−ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシドおよびこれらの混合溶媒が挙げられる。該塩基としては水酸化カリウム、水酸化ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸カリウムなどのアルカリ金属塩、ピリジン、トリエチルアミン、N,N−ジメチルアニリンなどのアミン類、水素化カリウム、水素化ナトリウムなどの金属水素化物、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カリウム tert.−ブトキシドなどが挙げられる。これらの塩基の使用量は化合物(IV)に対して1〜5モル当量が好ましい。化合物(III)の使用量は化合物(IV)に対して約1〜10モル当量が好ましい。本反応は通常−50〜+150℃、好ましくは約−10〜+100℃で0.5〜20時間かけて行われる。ここで得られる化合物(I)は公知の分離精製手段、例えば濃縮、減圧濃縮、溶媒抽出、晶出、再結晶、転溶、クロマトグラフィーなどにより単離精製することができる。
【0033】
C法
【化19】
〔式中、X1は酸素原子または硫黄原子を示し、W1は脱離基を示し、他の記号は前記と同意義を示す〕
W1で示される脱離基としては、例えばハロゲン原子、式:−OSO2R4で表される基が挙げられ、R4は例えばメチル、エチル等のC1-6アルキル基あるいはp−トリルなどの置換されていてもよいアリール基(例えば、C1-6アルキル基で置換されていてもよいフェニル基等)を示す。
本反応は化合物(V)を化合物(VI)と反応させて化合物(Ia)を製造する方法である。本反応は塩基の存在下、反応に影響を及ぼさない溶媒中で行われる。該溶媒としては、例えばテトラヒドロフラン、ジオキサンなどのエーテル類、トルエン、キシレンなどの芳香族炭化水素類、N,N−ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、アセトン、水およびこれらの混合溶媒等が挙げられる。該塩基としては、例えば炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、水素化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化ナトリウム、水酸化リチウムなどが挙げられる。化合物(VI)の使用量は、化合物(V)に対して約1〜10モル当量である。本反応は通常−20〜+150℃、好ましくは約0〜+100℃で0.1〜20時間かけて行われる。ここで得られる化合物(Ia)は公知の分離精製手段、例えば濃縮、減圧濃縮、溶媒抽出、晶出、再結晶、転溶、クロマトグラフィーなどにより単離精製することができる。
【0034】
D法
【化20】
ることもできる。本還元反応は自体公知の方法で行うことができる。例えば、金属水素化物による還元、金属水素錯化合物による還元、ジボランあるいは置換ボランによる還元などが用いられる。すなわち、本反応は化合物(Ic)を還元剤で処理することにより行われる。還元剤としては、水素化ホウ素アルカリ金属(例えば、水素化ホウ素ナトリウム、水素化ホウ素リチウム等)、水素化リチウムアルミニウム等の金属水素錯化合物、水素化トリフェニルスズなどの有機スズ化合物およびジボラン等が挙げられる。本反応は反応に影響を及ぼさない有機溶媒中で行われる。該溶媒としては、例えばベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、クロロホルム、ジクロロメタン、四塩化炭素等のハロゲン化炭化水素類、テトラヒドロフラン、ジオキサン等のエーテル類、メタノール、エタノール等のアルコール類、N,N−ジメチルホルムアミドあるいはこれらの混合溶媒が還元剤の種類により適宜用いられる。本反応は通常−20〜+150℃、好ましくは約0〜+100℃で0.1〜10時間かけて行われる。ここで得られる化合物(Id)は公知の分離精製手段、例えば濃縮、減圧濃縮、溶媒抽出、晶出、再結晶、転溶、クロマトグラフィーなどにより単離精製することができる。
【0035】
E法
【化21】
−テトラゾール−5−イル基を有する基である化合物(If)を製造することもできる。本反応は自体公知の方法で行うことができる。例えば、ジャーナル オブ アメリカン ケミカル ソサエティ(Journal of American Chemical Society) 80巻3908ページ(1958年)に記載の方法に従い、N,N−ジメチルホルムアミド中、ナトリウムアジドおよび塩化アンモニウムと反応させることにより行われる。ナトリウムアジドおよび塩化アンモニウムの使用量は、化合物(Ie)に対して1〜7モル当量、好ましくは1〜5モル当量である。本反応は通常0〜+180℃、好ましくは+50〜+150℃で1〜48時間かけて行われる。また、本反応は、ジャーナル オブ オーガニック ケミストリー(Journal of Organic Chemistry) 56巻2395ページ(1991年)に記載の方法に従い、化合物(Ie)をアジ化トリメチルスズ、アジ化トリブチルスズとの反応後、酸で処理することによっても行うことができる。ここで得られる化合物(If)は公知の分離精製手段、例えば濃縮、減圧濃縮、溶媒抽出、晶出、再結晶、転溶、クロマトグラフィーなどにより単離精製することができる。
【0036】
F法
式(I)中、Xが硫黄原子〔S(O)k(式中、kは0を示す)〕である化合物(Ig)を酸化して、式(I)中、Xが酸化された硫黄原子〔S(O)k(式中、kは1または2を示す)〕である化合物(Ih)を製造することもできる。本反応は化合物(Ig)を酸化剤で酸化することにより行われる。酸化剤としては、m−クロロ過安息香酸、過酸化水素、過エステル(peresters)、メタ過ヨウ素酸ナトリウム等が用いられる。本反応は反応に影響を及ぼさない有機溶媒中で行われる。該溶媒としては、例えばベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素等のハロゲン化炭化水素類、メタノール、エタノール等のアルコール類あるいはこれらの混合溶媒が酸化剤の種類により適宜用いられる。酸化剤を化合物(Ig)に対して等モル量、もしくは等モル量以下用いた場合、化合物(Ih)のうちk=1の化合物が優先して生成する。酸化剤を化合物(Ig)に対して等モル量より過剰に用いた場合、化合物(Ih)のうちk=2の化合物が優先して生成する。本反応は通常−50〜+100℃、好ましくは−20〜+50℃で0.5〜10時間かけて行われる。ここで得られる化合物(Ih)は公知の分離精製手段、例えば濃縮、減圧濃縮、溶媒抽出、晶出、再結晶、転溶、クロマトグラフィーなどにより単離精製することができる。
【0037】
G法
式(I)中、Xが−C(=O)−である化合物(Ii)を還元して、式(I)中、Xが−CH(OH)−である化合物(Ij)を製造することもできる。本反応は化合物(Ii)を還元剤で処理することにより行われる。還元剤としては、例えば水素化ホウ素ナトリウム、水素化ホウ素リチウム等の水素化ホウ素アルカリ金属、水素化リチウムアルミニウム等の金属水素錯化合物、ジボラン等が挙げられる。本反応は反応に影響を及ぼさない有機溶媒中で行われる。該溶媒としては、例えばベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素等のハロゲン化炭化水素類、テトラヒドロフラン、ジオキサン等のエーテル類、メタノール、エタノール等のアルコール類、N,N−ジメチルホルムアミドあるいはこれらの混合溶媒が還元剤の種類により適宜用いられる。本反応は通常−20〜+150℃、好ましくは0〜+100℃で0.5〜10時間かけて行われる。ここで得られる化合物(Ij)は公知の分離精製手段、例えば濃縮、減圧濃縮、溶媒抽出、晶出、再結晶、転溶、クロマトグラフィーなどにより単離精製することができる。
【0038】
H法
式(I)中、Rが水酸基を有する基である化合物(Ik)をアルキル化して、式(I)中、Rがアルコキシ基である化合物(Im)を製造することもできる。本反応は、A法あるいはC法と同様にして行うことができる。ここで得られる化合物(Im)は、公知の分離精製手段、例えば濃縮、減圧濃縮、溶媒抽出、晶出、再結晶、転溶、クロマトグラフィーなどにより単離精製することができる。
【0039】
I法
式(I)中、Rがハロゲン、あるいはスルホニルオキシ基を有する基である化合物(In)をアリールホウ酸と反応して、式(I)中、Rがアルコキシ基である化合物(Io)を製造することもできる。本反応は、自体公知の方法で行うことができる。例えば、ジャーナル オブ オーガニック ケミストリー(Journal of Organic Chemistry)58巻 2201ページ(1993年)あるいはジャーナル オブ オーガニック ケミストリー(Journal of Organic Chemistry)60巻 1060ページ(1995年)に記載の方法に従い、0価のパラジウムあるいは0価のニッケル等の金属触媒、および塩基の存在下で行われる。該パラジウム触媒としては、例えばトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム等が、ニッケル触媒としては、例えば1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセンニッケル等が用いられる。該塩基としては、例えば炭酸水素ナトリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、リン酸三カリウム等が挙げられる。本反応は反応に影響を及ぼさない有機溶媒中で行われる。該溶媒としては、例えばベンゼン、トルエン、メタノール、エタノール、テトラヒドロフラン、ジオキサン、水あるいはこれらの混合溶媒が金属触媒の種類により適宜用いられる。アリールホウ酸の使用量は、化合物(In)に対して1〜7モル当量、好ましくは1〜5モル当量である。金属触媒の使用量は、化合物(In)に対して0.01〜1モル当量、好ましくは0.05〜0.5モル当量である。本反応は通常−20〜+150℃、好ましくは0〜100℃で0.1〜24時間かけて行われる。ここで得られる化合物(Io)は、公知の分離精製手段、例えば濃縮、減圧濃縮、溶媒抽出、晶出、再結晶、転溶、クロマトグラフィーなどにより単離精製することができる。
【0040】
A法で用いられる化合物(II)は例えば以下に示す方法により合成することができる。
(1)Xが酸素原子または硫黄原子の場合
【化22】
〔式中、各記号は前記と同意義を示す〕
本反応は化合物(VII)と化合物(VI)を縮合して化合物(IIa)を合成する方法である。本反応はC法と同様にして行われる。
なお、化合物(VII)中、−(CH2)m−OHのヒドロキシル基を保護した後、化合物(VI)との縮合反応に付し、反応後保護基を除去することが好ましい。
(2)Xが酸化された硫黄原子〔S(O)k(式中、kは1または2を示す)〕の場合
【化23】
〔式中、各記号は前記と同意義を示す〕
本反応は化合物(IIb)を酸化して化合物(IIc)を合成する方法である。本反応はF法と同様にして行われる。
ここで用いられる化合物(IIb)は前記の化合物(VII)と化合物(VI)との反応で得ることができる。
(3)Xが−C(=O)−の場合
【化24】
〔式中、R5はC1-6アルキル基またはフェニル−C1-6アルキル基を示し、W2はハロゲン原子を示し、他の記号は前記と同意義を示す〕
【0041】
本反応は化合物(VIII)と化合物(IX)とを縮合させ、脱炭酸して化合物(IId)を合成する方法である。本反応はまず、化合物(VIII)と化合物(IX)を塩基の存在下溶媒中で縮合する。該溶媒としては、例えばベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、テトラヒドロフラン、ジオキサン等のエーテル類、メタノール、エタノール等のアルコール類、N,N−ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシドあるいはこれらの混合溶媒が挙げられる。該塩基としては、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カリウムt−ブトキシド、水素化ナトリウム、水素化カリウム等が挙げられ、その使用量は化合物(VIII)に対して約1〜5モル当量である。本反応は通常−20〜+150℃、好ましくは0〜+100℃で0.5〜10時間かけて行われる。
次いで、このようにして得られる縮合生成物を加水分解反応に付した後、脱炭酸反応に付し化合物(IId)を合成する。本加水分解反応は、それ自体公知の方法に従い含水溶媒中、酸または塩基の存在下に行われ、得られるカルボン酸化合物は単離後または単離することなく脱炭酸反応に付し、化合物(IId)を製造する。本脱炭酸反応は、溶媒中加熱することにより行われる。該溶媒としては、例えばベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素等のハロゲン化炭化水素類、テトラヒドロフラン、ジオキサン等のエーテル類、メタノール、エタノール等のアルコール類、N,N−ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、ピリジン、水あるいはこれらの混合溶媒が挙げられる。本反応は通常+50〜+250℃、好ましくは+70〜+150℃で0.5〜24時間かけて行われる。
【0042】
ここで用いられる化合物(VIII)は例えば以下に示す方法で合成することができる。
【化25】
〔式中、W3はハロゲン原子を示し、R6はC1-6アルキル基またはフェニル−C1-6アルキル基を示し、他の記号は前記と同意義を示す〕
本反応は化合物(X)と化合物(XI)とを縮合させ、脱炭酸して化合物(VIII)を合成する方法である。本反応はまず、化合物(X)と化合物(XI)を塩基の存在下溶媒中で縮合する。該溶媒としては、例えばベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、テトラヒドロフラン、ジオキサン等のエーテル類、メタノール、エタノール等のアルコール類、N,N−ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシドあるいはこれらの混合溶媒が挙げられる。該塩基としては、マグネシウムエトキシド等が挙げられ、その使用量は化合物(XI)に対して約1〜5モル当量である。本反応は通常−20〜+150℃、好ましくは0〜+100℃で0.5〜10時間かけて行われる。
次いで、このようにして得られる縮合生成物を加水分解反応に付した後、脱炭酸反応に付し化合物(VIII)を合成する。本加水分解反応および脱炭酸反応は化合物(VIII)と化合物(IX)との縮合反応後の加水分解反応および脱炭酸反応と同様にして行われる。
なお、化合物(X)中、−(CH2)m−OHのヒドロキシル基を保護した後、化合物(XI)との縮合反応に付し脱炭酸反応後、保護基を除去して化合物(VIII)を得るか、ヒドロキシル基が保護された化合物(VIII)を脱保護反応に付さずに化合物(IX)との縮合反応および脱炭酸反応に付した後、保護基を除去してもよい。
【0043】
(4)Xが−CH(OH)−の場合
【化26】
〔式中、各記号は前記と同意義を示す〕
本反応は化合物(IId)を還元して化合物(IIe)を合成する方法である。本反応はG法と同様にして行われる。
【0044】
B法で用いられる化合物(IV)は例えば以下に示す方法によって合成することができる。
【化27】
本反応は化合物(II)にハロゲン化剤あるいはスルホニル化剤を反応させて化合物(IV)を合成する方法である。該ハロゲン化剤としては、塩酸、塩化チオニル、三臭化リン等が用いられ、この場合Wがハロゲン(例えば塩素、臭素)で示される化合物(IV)が生成する。本反応はベンゼン、トルエン、キシレン、ジクロロメタン、クロロホルム等の溶媒中、あるいは過剰のハロゲン化剤を溶媒として−20〜+100℃で0.5〜24時間かけて行われる。ハロゲン化剤の使用量は、化合物(II)に対して1〜10モル当量である。スルホニル化剤としては、塩化メタンスルホニル、塩化ベンゼンスルホニル、塩化p−トルエンスルホニル等が用いられ、Wが例えばメタンスルホニルオキシ、ベンゼンスルホニルオキシ、p−トルエンスルホニルオキシ等の式:−OSO2R3(式中、R3は前記と同意義を示す)で表される基である化合物(IV)が生成する。本反応はベンゼン、トルエン、キシレン、ジクロロメタン、クロロホルム、酢酸エチル等の溶媒中、塩基の存在下に−20〜+100℃で0.5〜24時間かけて行われる。該塩基としてはトリエチルアミン、N−メチルモルホリン、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等が挙げられ、その使用量は、化合物(II)に対して1〜10モル当量である。
【0045】
C法で用いられる化合物(V)は例えば以下に示す方法によって合成することができる。
【化28】
〔式中、W4は脱離基を示し、他の記号は前記と同意義を示す〕
W4で示される脱離基としては、例えばハロゲン原子、式:−OSO2R7で表される基が挙げられ、R7は例えばメチル、エチル等のC1-6アルキル基あるいはp−トリルなどの置換されていてもよいアリール基(例えば、C1-6アルキル基で置換されていてもよいフェニル基等)を示す。
本反応は化合物(XII)と化合物(III)を縮合して、化合物(V)を合成する方法である。本反応はB法と同様にして行われる。
【0046】
【作用】
本発明化合物(I)またはその塩はチロシンキナーゼ阻害作用を有し、哺乳動物におけるチロシンキナーゼ依存性疾患の予防または治療に用いることができる。チロシンキナーゼ依存性疾患には、異常なチロシンキナーゼ酵素活性による細胞増殖亢進性の疾患が含まれる。即ち、本発明化合物(I)またはその塩は種々の癌なかでも乳癌、前立腺癌、膵癌、胃癌や、アテローム性動脈硬化症、血管新生(固形癌および肉腫の成長にともなう血管新生、腫瘍の転移にともなう血管新生、および糖尿病性網膜症にともなう血管新生)、ウイルス性疾患(HIV感染など)などの異常な細胞増殖による疾患に対する安全な予防または治療剤として用いることができる。
チロシンキナーゼ依存性疾患にはさらに、異常なチロシンキナーゼ酵素活性に関連する心臓血管疾患が含まれる。従って本発明化合物(I)またはその塩は、再狭窄のような心臓血管疾患に対する予防または治療剤として用いることもできる。
本発明化合物(I)またはその塩は、特に、例えば乳癌、前立腺癌、膵癌および胃癌などの予防・治療のための抗癌剤として有用である。
【0047】
本発明化合物(I)または塩は、毒性が低く、そのまま医薬として、もしくは自体公知の薬学的に許容しうる担体などと混合して人を含む哺乳動物(例えば、ウマ、ウシ、犬、猫、ラット、マウス、ウサギ、ブタ、サル等)に対して医薬組成物として用いることができる。また、医薬組成物の中に本発明化合物(I)またはその塩とともに他の活性成分、例えば下記のホルモン療法剤、化学療法剤、免疫療法剤などを含有させてもよい。
【0048】
本発明化合物(I)またはその塩を医薬として、ヒト等の哺乳動物に投与するにあたって、投与方法は通常例えば錠剤、カプセル剤(ソフトカプセル、マイクロカプセルを含む)、散剤、顆粒剤などとして経口的に用いられるが、場合によっては注射剤、坐剤、ペレットなどとして非経口的に投与できる。
化合物(I)またはその塩の投与量は、投与ルート、症状等によって異なるが、例えば乳癌や前立腺癌を持つ患者(体重40ないし80kg)に抗癌剤として経口投与する場合好ましくは1日1.0〜100mg/kg体重、より好ましくは5〜50mg/kg体重である。この量を1日1回または2〜3回に分けて投与することができる。
【0049】
本発明の目的化合物(I)またはその塩は、薬学的に許容される担体と配合し、錠剤、カプセル剤、顆粒剤、散剤などの固形製剤;またはシロップ剤、注射剤などの液状製剤として経口または非経口的に投与することができる。
薬学的に許容される担体としては、製剤素材として慣用されている各種有機あるいは無機担体物質が用いられ、固形製剤における賦形剤、滑沢剤、結合剤、崩壊剤;液状製剤における溶剤、溶解補助剤、懸濁化剤、等張化剤、緩衝剤、無痛化剤などとして配合される。また必要に応じて、防腐剤、抗酸化剤、着色剤、甘味剤などの製剤添加物を用いることもできる。
賦形剤の好適な例としては、例えば乳糖、白糖、D−マンニトール、デンプン、結晶セルロース、軽質無水ケイ酸などが挙げられる。
滑沢剤の好適な例としては、例えばステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸カルシウム、タルク、コロイドシリカなどが挙げられる。
結合剤の好適な例としては、例えば結晶セルロース、白糖、D-マンニトール、デキストリン、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ポリビニルピロリドンなどが挙げられる。
崩壊剤の好適な例としては、例えばデンプン、カルボキシメチルセルロース、カルボキシメチルセルロースカルシウム、クロスカルメロースナトリウム、カルボキシメチルスターチナトリウムなどが挙げられる。
溶剤の好適な例としては、例えば注射用水、アルコール、プロピレングリコール、マクロゴール、ゴマ油、トウモロコシ油などが挙げられる。
溶解補助剤の好適な例としては、例えばポリエチレングリコール、プロピレングリコール、D-マンニトール、安息香酸ベンジル、エタノール、トリスアミノメタン、コレステロール、トリエタノールアミン、炭酸ナトリウム、クエン酸ナトリウムなどが挙げられる。
懸濁化剤の好適な例としては、例えばステアリルトリエタノールアミン、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリルアミノプロピオン酸、レシチン、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、モノステアリン酸グリセリンなどの界面活性剤;例えばポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、カルボキシメチルセルロースナトリウム、メチルセルロース、ヒドロキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロースなどの親水性高分子などが挙げられる。
等張化剤の好適な例としては、例えば塩化ナトリウム、グリセリン、D-マンニトールなどが挙げられる。
緩衝剤の好適な例としては、例えばリン酸塩、酢酸塩、炭酸塩、クエン酸塩などの緩衝液などが挙げられる。
無痛化剤の好適な例としては、例えばベンジルアルコールなどが挙げられる。
防腐剤の好適な例としては、例えば、パラオキシ安息香酸エステル類、クロロブタノール、ベンジルアルコール、フェネチルアルコール、デヒドロ酢酸、ソルビン酸などが挙げられる。
抗酸化剤の好適な例としては、例えば亜硫酸塩、アスコルビン酸などが挙げられる。
【0050】
医薬組成物は、剤型、投与方法、担体等により異なるが、本発明化合物(I)またはその塩を製剤全量に対して通常0.1〜90%(w/w)含有させることにより、常法に従って製造することができる。
また、本発明化合物(I)は、他のホルモン療法剤または化学療法剤または免疫療法剤などと同時に同一対象に投与することができ、また時間差をおいて同一対象に投与することができる。
ここにおいてホルモン療法剤としては、例えばエストロゲン製剤やエストロゲン拮抗製剤(タモキシフェンなど)、アンドロゲン製剤やアンドロゲン拮抗製剤(フルタミドなど)、あるいはLH−RHアナログ(リュープロレリン、ゴセレリンなど)やLH−RHアンタゴニストなどが挙げられる。
化学療法剤としては、例えばアルキル化剤(例えばサイクロフォスファミド、イフォスファミド)、代謝拮抗剤(例えば、メソトレキセート、5−フルオロウラシル)、抗癌性抗生物質(例えばマイトマイシン、アドリアマイシン)、植物由来抗癌剤(例えば、ビンクリスチン、ビンデシン、タキソール)、シスプラチン、カルボプラチン、エトポキシドなどが挙げられる。
免疫療法剤としては、例えば微生物または菌体成分(例えば、ムラミルジペプチド誘導体、ピシバニール)、免疫増強活性のある多糖類(例えば、レンチナン、シゾフィラン、クレスチン)、遺伝子工学的手法で得られるサイトカイン(例えば、インターフェロン、インターロイキン)などが挙げられる。
【0051】
【発明の実施の形態】
次に試験例、製剤例、参考例および実施例を挙げて、本発明を詳しく説明するが、本発明はこれらの参考例、実施例および試験例に限定されるものではない。参考例および実施例のカラムクロマトグラフィーにおける溶出は、TLC(Thin Layer Chromatography, 薄層クロマトグラフィー)による観察下に行われた。TLCの観察においては、TLCプレートとしてメルク社製のキーゼルゲル60F254プレートを使用し、展開溶媒としてはカラムクロマトグラフィーで溶出溶媒として用いられた溶媒を、検出法としてUV検出器を採用した。カラム用シリカゲルは、同じくメルク社製のキーゼルゲル60F254(70〜230メッシュ)を用いた。NMRスペクトルは、プロトンNMRを示し、内部標準としてテトラメチルシランを用いてVARIAN Gemini−200(200MHz型スペクトロメーター)で測定し、δ値をppmで表した。尚、参考例および実施例で用いる略号は、次のような意義を有する。
s:シングレット,br:ブロード(幅広い),d:ダブレット,t:トリプレット,q:クワルテット,dd:ダブルダブレット,dt:ダブルトリプレット,ddd:ダブレットダブレットダブレット,m:マルチプレット,J:カップリング定数,Hz:ヘルツ。
なお、試験例において、化合物番号は実施例番号を示す(例えば、実施例2の化合物は化合物2と表示した)。
【0052】
【実施例】
試験例1 ヒト増殖因子受容体チロシンキナーゼ活性の抑制
酵素標品としてヒトHER2遺伝子のチロシンキナーゼ・ドメインをクローニングし、昆虫ウイルス・ベクターとの組み換え遺伝子を作製し、それを昆虫細胞培養株SF−21に感染させて酵素タンパク質を生産させた(ガイら、ジャーナル オブ バイオロジカル ケミストリー 267巻13851−13857ページ、1992年)。基質としてHER3タンパク質のリン酸化チロシン・ドメインをクローニングし、プラスミド・ベクターとの組み換え遺伝子を作製し、それを大腸菌株JM109に感染させて酵素タンパク質を生産させた(サークら、バイオケミストリー 32巻10102−10108ページ、1993年)。酵素反応は基質タンパク質を96穴マイクロウエル・プレートに固定し酵素を加え、反応産物であるリン酸化チロシンを抗リン酸化チロシン抗体を用いて定量する酵素免疫法により行った(クリーブランドら、アナリテイカル バイオケミストリー 190巻249−253ページ、1990年)。化合物溶液を加えていない対照群のチロシン・リン酸化量を100%としたときの各処理群のチロシン・リン酸化量の割合を求め、処理群のチロシン・リン酸化量を対照の50%に抑制するのに必要な化合物濃度IC50値を算出した。
結果を〔表1〕に示す。
【表1】
【0053】
試験例2 ヒト乳癌細胞の受容体チロシンのリン酸化の抑制(その1)
ヒト乳癌細胞T−47Dを血清のかわりに0.1%牛胎児アルブミンを含む培養液で7日間培養し培養液中のエストロゲンを枯渇させた。7日目に細胞懸濁液1000μl(250,000細胞)を24穴プレートに播き、5%炭酸ガスインキュベーター中37℃で培養した。翌日、10倍段階希釈した化合物溶液100μlを添加し、2時間後、0.5μg/mlのハレグリンを加え、5分後、抽出液を加えて反応を停止させるとともにタンパク質を抽出した。抽出液にヒト受容体型癌遺伝子HER2にたいする抗体を加え免疫沈降法によりヒト受容体型癌遺伝子HER2タンパク質を沈殿させた。この沈殿物をタンパク質電気泳動法により分画した後、電気泳動ゲル内のタンパク質をナイロンフィルターにトランスファーした。このフィルターとリン酸化チロシン特異抗体とを反応させ、反応産物を蛍光標識して感光フィルムを反応させた。感光フィルムの感光量を画像解析装置により定量した。ハレグリンを加えた群の細胞のHER2チロシンのリン酸化量を100%とし、各濃度の化合物溶液を加えた群の細胞のHER2チロシンのリン酸化量の割合を求めた。
結果を〔表2〕に示す。本発明の化合物8はヒト乳癌細胞が増殖因子ハレグリンにより刺激を受けた時の、増殖因子刺激に伴う受容体チロシンキナーゼの活性化によって引き起こされる、受容体タンパク質のチロシン残基のリン酸化反応を濃度依存的に阻害することが示された。
【表2】
【0054】
試験例3 ヒト乳癌細胞の受容体チロシンのリン酸化の抑制(その2)
ヒト乳癌細胞MCF−7の細胞懸濁液1000μl(250,000細胞)を24穴プレートに播き、5%炭酸ガスインキュベーター中37℃で培養した。翌日、10倍段階希釈した化合物溶液100μlを添加し、2時間後、0.5μg/mlのハレグリンを加え、5分後、抽出液を加えて反応を停止させるとともにタンパク質を抽出した。このタンパク質をタンパク質電気泳動法により分画した後、電気泳動ゲル内のタンパク質をナイロンフィルターにトランスファーした。このフィルターとリン酸化チロシン特異抗体とを反応させ、反応産物を蛍光標識して感光フィルムを反応させた。感光フィルムの感光量を画像解析装置により定量した。ハレグリンを加えた群の細胞のHER2チロシンのリン酸化量を100%とし、各濃度の化合物溶液を加えた群の細胞のHER2チロシンのリン酸化量の割合を求めた。
結果を〔表3〕に示す。本発明の化合物(I)はヒト乳癌細胞が増殖因子ハレグリンにより刺激を受けた時の、増殖因子刺激に伴う受容体チロシンキナーゼの活性化によって引き起こされる、受容体タンパク質のチロシン残基のリン酸化反応を濃度依存的に阻害することが示された。
【表3】
【0055】
試験例4 in vitroでの細胞増殖抑制作用(その1)
ヒト乳癌細胞MDA−MB−453細胞懸濁液100μl(2,000細胞)を96穴マイクロプレートに播き、5%炭酸ガスインキュベーター中37℃で培養した。翌日、2倍段階希釈した各化合物溶液100μlを添加し、培養を3日間行った。化合物を含む培養液を除き、細胞を洗浄した後、色素SRB0.4%(W/V)溶液(1%酢酸に溶解)を加え細胞タンパク質を固定するとともに染色した(スケハンら、ジャーナル オブ ナショナル キャンサー インスティチュート 82巻1107−1112ページ、1990年)。色素溶液を除き、洗浄した後、200μlの抽出液(10mM トリス緩衝液)を加えて色素を抽出し、吸収波長540nmの吸光度を測定し、タンパク質量として細胞量を測定した。化合物溶液を加えていない対照群のタンパク質量を100%としたときの各処理群の残存タンパク質量の割合を求め、残存細胞量を対照の50%に抑制するのに必要な化合物濃度IC50値を算出した。
結果を〔表4〕に示す。
【表4】
【0056】
試験例5 in vitro での細胞増殖抑制作用(その2)
試験例4と同様の方法により化合物72、80、94および109を用いて細胞増殖抑制作用を測定した。
結果を〔表5〕に示す。
【表5】
【0057】
試験例6 in vitro での選択的な乳癌増殖抑制作用
〔表6〕に示す各種ヒト癌細胞の細胞懸濁液100μl(2,000細胞)を96穴マイクロプレートに播き、5%炭酸ガスインキュベーター中37℃で培養した。翌日、2倍段階希釈した各化合物溶液100μlを添加し、培養を3日間行った。化合物を含む培養液を除き、細胞を洗浄した後、色素SRB0.4%(W/V)溶液(1%酢酸に溶解)を加え細胞タンパク質を固定するとともに染色した。色素溶液を除き、洗浄した後、200μlの抽出液(10mM トリス緩衝液)を加えて色素を抽出し、吸収波長540nmの吸光度を測定し、タンパク質量として細胞量を測定した。化合物溶液を加えていない対照群のタンパク質量を100%としたときの各処理群の残存タンパク質量の割合を求め、残存細胞量を対照の50%に抑制するのに必要な化合物濃度IC50値を算出した。
結果を〔表6〕に示す。本発明の化合物8はとりわけヒト乳癌の増殖を選択的に抑制することが示された。
【表6】
【0058】
試験例7 in vitro での選択的な乳癌・前立腺癌増殖抑制作用
〔表7〕に示す各種ヒト癌細胞の細胞懸濁液100μl(2,000細胞)を96穴マイクロプレートに播き、5%炭酸ガスインキュベーター中37℃で培養した。翌日、2倍段階希釈した各化合物溶液100μlを添加し、培養を3日間行った。化合物を含む培養液を除き、細胞を洗浄した後、色素SRB0.4%(W/V)溶液(1%酢酸に溶解)を加え細胞タンパク質を固定するとともに染色した。色素溶液を除き、洗浄した後、200μlの抽出液(10mM トリス緩衝液)を加えて色素を抽出し、吸収波長540nmの吸光度を測定し、タンパク質量として細胞量を測定した。化合物溶液を加えていない対照群のタンパク質量を100%としたときの各処理群の残存タンパク質量の割合を求め、残存細胞量を対照の50%に抑制するのに必要な化合物濃度IC50値を算出した。
結果を〔表7〕に示す。本発明の化合物(I)はヒト乳癌および前立腺癌細胞株の増殖を選択的に抑制することが示された。
【表7】
〔表1〕,〔表2〕,〔表3〕,〔表4〕,〔表5〕,〔表6〕,〔表7〕より、本発明の化合物は増殖因子刺激による受容体チロシンキナーゼ活性化の阻害作用を示し、正常細胞の増殖には毒性をおよぼさない、腫瘍細胞の、特にそのなかでも乳癌および前立腺癌細胞の増殖を選択的に阻害する物質であることがわかった。
【0059】
試験例8 in vivo での乳癌抑制作用(その1)
500万個のヒト乳癌細胞MDA−MB−453をゲルマトリックス溶液に懸濁してBalb/C系雌ヌードマウス(7週齢)胸部皮下に移植した(フリードマンら プロシーデイング オブ ナショナル アカデミー オブ サイエンスUSA 87巻6698−6702ページ、1990年)。移植後12日目に腫瘍細胞径を測定し腫瘍サイズを揃えたマウスを一群当たり5匹実験に使用した。本発明の化合物8の5%アラビアゴム懸濁液(生理的食塩水溶液)を30mg/kgの濃度で一日二回で10日間または45mg/kgの濃度で一日二回を三日間投与し三日間休薬するサイクルを二回、経口投与を行った。投与終了日に腫瘍細胞径を測定し、式:腫瘍体積=長径x短径x短径x(1/2)により腫瘍体積を算出し、アラビアゴム溶液投与の対照群との比率を増殖率として求めた。また試験期間にわたりマウス体重を測定したが、本発明の化合物8の投与による体重減少は認められなかった。
結果を〔表8〕に示す。
【表8】
本発明の化合物8はヌードマウスに移植されたヒト乳癌の成長を濃度依存的に抑制した。
【0060】
試験例9 in vivo での乳癌抑制作用(その2)
500万個のヒト乳癌細胞MDA−MB−453をゲルマトリックス溶液に懸濁してBalb/C系雌ヌードマウス(7週齢)胸部皮下に移植した(フリードマンら プロシーデイング オブ ナショナル アカデミー オブ サイエンスUSA 87巻6698−6702ページ、1990年)。移植後12日目に腫瘍細胞径を測定し腫瘍サイズを揃えたマウスを一群当たり5匹実験に使用した。本発明の化合物72および109の5%アラビアゴム懸濁液(生理的食塩水溶液)を60mg/kgまたは90mg/kgの濃度で一日二回で10日間経口投与を行った。投与終了日に腫瘍細胞径を測定し、式:腫瘍体積=長径x短径x短径x(1/2)により腫瘍体積を算出した。アラビアゴム溶液投与の対照群での投与終了日の腫瘍体積から投与開始日の腫瘍体積を減じた値と、薬物投与群での投与終了日の腫瘍体積から投与開始日の腫瘍体積を減じた値との比率を増殖率として求めた。また試験期間にわたりマウス体重を測定したが、本発明の化合物の投与による体重減少は認められなかった。
結果を〔表9〕に示す。
【表9】
本発明の化合物はヌードマウスに移植されたヒト乳癌の成長を濃度依存的に抑制した。
【0061】
試験例10 in vivo での前立腺癌抑制作用(その1)
500万個のヒト前立腺癌細胞LNCaPをゲルマトリックス溶液に懸濁してBalb/C系雄ヌードマウス(7週齢)胸部皮下に移植した(フリードマンらプロシーデイング オブ ナショナル アカデミー オブ サイエンス USA 87巻6698−6702ページ、1990年)。移植後42日目(化合物72)および57日目(化合物109)に腫瘍細胞径を測定し腫瘍サイズを揃えたマウスを一群当たり5匹実験に使用した。本発明の化合物72または109の5%アラビアゴム懸濁液(生理的食塩水溶液)を60mg/kgおよび90mg/kgの濃度で一日二回で10日間、経口投与を行った。投与終了後に腫瘍細胞径を測定し、式:腫瘍体積=長径x短径x短径x(1/2)により腫瘍体積を算出した。アラビアゴム溶液投与の対照群での投与終了日の腫瘍体積から投与開始日の腫瘍体積を減じた値と、薬物投与群での投与終了日の腫瘍体積から投与開始日の腫瘍体積を減じた値との比率を増殖率として求めた。また試験期間にわたりマウス体重を測定したが、本発明の化合物の投与による体重減少は認められなかった。
結果を〔表10〕に示す。
【表10】
本発明の化合物72および109はホルモン依存性の前立腺癌LNCaPの腫瘍成長を抑制する効果があり、前立腺癌の腫瘍成長を抑制した。
【0062】
試験例11 in vivo での前立腺癌抑制作用(その2)
500万個のヒト前立腺癌細胞LNCaPをゲルマトリックス溶液に懸濁してBalb/C系雄ヌードマウス(7週齢)胸部皮下に移植した(フリードマンらプロシーデイング オブ ナショナル アカデミー オブ サイエンス USA 87巻6698−6702ページ、1990年)。移植後33日目に腫瘍細胞径を測定し腫瘍サイズを揃えたマウスを一群当たり5匹実験に使用した。本発明の化合物8の5%アラビアゴム懸濁液(生理的食塩水溶液)を30mg/kgの濃度で一日二回で21日間、経口投与を行った。またこれとは別に移植後33日目に去勢手術を施した実験群を設け、去勢によるホルモン除去の前立腺癌増殖に与える影響を検討した。さらにこの去勢手術群の一部に本発明の化合物8を30mg/kgの濃度で一日二回で21日間、経口投与を行った。投与終了後に腫瘍細胞径を測定し、式:腫瘍体積=長径x短径x短径x(1/2)により腫瘍体積を算出し、アラビアゴム溶液投与の対照群との比率を増殖率として求めた。また試験期間にわたりマウス体重を測定したが、本発明の化合物8の投与による体重減少は認められなかった。
結果を〔表11〕に示す。
【表11】
【0063】
本発明の化合物8はホルモン依存性の前立腺癌LNCaPの腫瘍成長を抑制する効果があり、その効果は去勢によりホルモン濃度を減少させた場合にはさらに強く、前立腺癌の腫瘍成長を抑制した。前立腺癌患者にたいしては除睾術が広く用いられ、またLH−RHアンタゴニストなどによるホルモン療法が用いられているが、本発明の化合物はそれら従来の療法との併用においてより有効な治療法を提供することができる。
【0064】
製剤例1 (一錠当たりの用量)
(1)実施例8の化合物 10.0mg
(2)乳糖 60.0mg
(3)コーンスターチ 35.0mg
(4)ゼラチン 3.0mg
(5)ステアリン酸マグネシウム 2.0mg
実施例8の化合物10.0mgと乳糖60.0mgおよびコーンスターチ35.0mgの混合物を10重量%ゼラチン水溶液0.03ml(ゼラチンとして3.0mg)を用い、1mmメッシュの篩を通して顆粒化したのち、40℃で乾燥し再び濾過した。得られた顆粒をステアリン酸マグネシウム2.0mgと混合し圧縮した。得られた中心錠をしょ糖、二酸化チタン、タルクおよびアラビアゴムの懸濁液による糖衣でコーテイングを施し、ミツロウで艶出して糖衣錠を得た。
製剤例2 (一錠当たりの用量)
(1)実施例8の化合物 10.0mg
(2)乳糖 70.0mg
(3)コーンスターチ 50.0mg
(4)可溶化デンプン 7.0mg
(5)ステアリン酸マグネシウム 3.0mg
実施例8の化合物10.0mgとステアリン酸マグネシウム3.0mgを可溶化デンプンの水溶液0.07ml(可溶化デンプンとして7.0mg)で顆粒化したのち、乾燥し、乳糖70.0mgおよびコーンスターチ50.0mgの混合した。混合物を圧縮し錠剤を得た。
【0065】
参考例1
水素化リチウムアルミニウム(350mg)のジエチルエーテル(10ml)懸濁液に、エチル 4−[4−[2−[(E)−2−フェニルエテニル]−4−オキサゾリルメトキシ]フェニル]ブチレート(3.00g)のジエチルエーテル(10ml)−テトラヒドロフラン(10ml)溶液を0℃で滴下した。0℃で1時間、さらに室温で1時間かきまぜた後、水を加え、2N塩酸で酸性化し、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を水洗、乾燥(MgSO4)後、溶媒を留去した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル−ヘキサン(1:1,v/v)溶出部から4−[4−[2−[(E)−2−フェニルエテニル]−4−オキサゾリルメトキシ]フェニル]ブタノール(2.00g,74%)を得た。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶。無色針状晶。融点90〜91℃。
参考例2
参考例1と同様にして、エチル 3−[4−[2−[(E)−2−フェニルエテニル]−4−オキサゾリルメトキシ]フェニル]プロピオネートを還元して、3−[4−[2−[(E)−2−フェニルエテニル]−4−オキサゾリルメトキシ]フェニル]プロパノールを得た。収率94%。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶。無色針状晶。融点95〜96℃。
【0066】
参考例3
参考例1と同様にして、メチル 4−[2−[(E)−2−フェニルエテニル]−4−オキサゾリルメトキシ]フェニルアセテートを還元して、2−[4−[2−[(E)−2−フェニルエテニル]−4−オキサゾリルメトキシ]フェニル]エタノールを得た。収率50%。アセトン−イソプロピルエーテルから再結晶。無色プリズム晶。融点123〜124℃。
参考例4
参考例1と同様にして、エチル 5−[4−[2−[(E)−2−フェニルエテニル]−4−オキサゾリルメトキシ]フェニル]ペンタノエートを還元して、5−[4−[2−[(E)−2−フェニルエテニル]−4−オキサゾリルメトキシ]フェニル]ペンタノールを得た。収率68%。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶。無色プリズム晶。融点93〜94℃。
【0067】
参考例5
参考例1と同様にして、エチル 6−[4−[2−[(E)−2−フェニルエテニル]−4−オキサゾリルメトキシ]フェニル]ヘキサノエートを還元して、6−[4−[2−[(E)−2−フェニルエテニル]−4−オキサゾリルメトキシ]フェニル]ヘキサノールを得た。収率60%。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶。無色プリズム晶。融点94〜95℃。
参考例6
参考例1と同様にして、エチル 3−[3−[2−[(E)−2−フェニルエテニル]−4−オキサゾリルメトキシ]フェニル]プロピオネートを還元して、3−[3−[2−[(E)−2−フェニルエテニル]−4−オキサゾリルメトキシ]フェニル]プロパノールを得た。収率82%。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶。無色プリズム晶。融点57〜58℃。
【0068】
参考例7
参考例1と同様にして、エチル 3−[2−[2−[(E)−2−フェニルエテニル]−4−オキサゾリルメトキシ]フェニル]プロピオネートを還元して、3−[2−[2−[(E)−2−フェニルエテニル]−4−オキサゾリルメトキシ]フェニル]プロパノールを得た。収率33%。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶。無色プリズム晶。融点76〜77℃。
参考例8
参考例1と同様にして、エチル 3−[3−メトキシ−4−[2−[(E)−2−フェニルエテニル]−4−オキサゾリルメトキシ]フェニル]プロピオネートを還元して、3−[3−メトキシ−4−[2−[(E)−2−フェニルエテニル]−4−オキサゾリルメトキシ]フェニル]プロパノールを得た。収率68%。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶。無色針状晶。融点95〜96℃。
【0069】
参考例9
参考例1と同様にして、エチル 3−[4−メトキシ−3−[2−[(E)−2−フェニルエテニル]−4−オキサゾリルメトキシ]フェニル]プロピオネートを還元して、3−[4−メトキシ−3−[2−[(E)−2−フェニルエテニル]−4−オキサゾリルメトキシ]フェニル]プロパノールを得た。収率60%。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶。無色針状晶。融点126〜128℃。
参考例10
参考例1と同様にして、エチル 4−(4−ベンジルオキシフェニル)ブチレートを還元して、4−(4−ベンジルオキシフェニル)ブタノールを得た。収率87%。イソプロピルエーテルから再結晶。無色鱗片状晶。融点59〜60℃。
【0070】
参考例11
参考例1と同様にして、エチル 3−(4−ベンジルオキシフェニル)プロピオネートを還元して、3−(4−ベンジルオキシフェニル)プロパノールを得た。収率94%。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶。無色プリズム晶。融点63〜64℃。
参考例12
4−[4−[2−[(E)−2−フェニルエテニル]−4−オキサゾリルメトキシ]フェニル]ブタノール(1.74g)、トリエチルアミン(660mg)および酢酸エチル(50ml)の混合物に、塩化メタンスルホニル(745mg)を0℃で加え、室温で2時間かきまぜた。トリエチルアミン(350mg)と塩化メタンスルホニル(405mg)を追加し、室温で終夜かきまぜた。反応混合物を水に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を飽和重曹水、1N塩酸および飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgSO4)後、溶媒を留去し、4−[4−[2−[(E)−2−フェニルエテニル]−4−オキサゾリルメトキシ]フェニル]ブチル メタンスルホネート(2.00g,94%)を得た。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶。無色プリズム晶。融点82〜83℃。
【0071】
参考例13
参考例12と同様にして、3−[4−[2−[(E)−2−フェニルエテニル]−4−オキサゾリルメトキシ]フェニル]プロパノールと塩化メタンスルホニルを反応して、3−[4−[2−[(E)−2−フェニルエテニル]−4−オキサゾリルメトキシ]フェニル]プロピル メタンスルホネートを得た。収率92%。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶。無色プリズム晶。融点111〜112℃。
参考例14
参考例12と同様にして、2−[4−[2−[(E)−2−フェニルエテニル]−4−オキサゾリルメトキシ]フェニル]エタノールと塩化メタンスルホニルを反応して、2−[4−[2−[(E)−2−フェニルエテニル]−4−オキサゾリルメトキシ]フェニル]エチル メタンスルホネートを得た。収率82%。アセトン−イソプロピルエーテルから再結晶。無色プリズム晶。融点121〜122℃。
【0072】
参考例15
参考例12と同様にして、5−[4−[2−[(E)−2−フェニルエテニル]−4−オキサゾリルメトキシ]フェニル]ペンタノールと塩化メタンスルホニルを反応して、5−[4−[2−[(E)−2−フェニルエテニル]−4−オキサゾリルメトキシ]フェニル]ペンチル メタンスルホネートを得た。収率96%。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶。無色プリズム晶。融点105〜106℃。
参考例16
参考例12と同様にして、6−[4−[2−[(E)−2−フェニルエテニル]−4−オキサゾリルメトキシ]フェニル]ヘキサノールと塩化メタンスルホニルを反応して、6−[4−[2−[(E)−2−フェニルエテニル]−4−オキサゾリルメトキシ]フェニル]ヘキシル メタンスルホネートを得た。収率97%。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶。無色プリズム晶。融点88〜89℃。
【0073】
参考例17
参考例12と同様にして、3−[3−[2−[(E)−2−フェニルエテニル]−4−オキサゾリルメトキシ]フェニル]プロパノールと塩化メタンスルホニルを反応して、3−[3−[2−[(E)−2−フェニルエテニル]−4−オキサゾリルメトキシ]フェニル]プロピル メタンスルホネートを得た。収率78%。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶。無色プリズム晶。融点75〜76℃。
参考例18
参考例12と同様にして、3−[2−[2−[(E)−2−フェニルエテニル]−4−オキサゾリルメトキシ]フェニル]プロパノールと塩化メタンスルホニルを反応して、3−[2−[2−[(E)−2−フェニルエテニル]−4−オキサゾリルメトキシ]フェニル]プロピル メタンスルホネートを得た。収率95%。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶。無色プリズム晶。融点93〜94℃。
【0074】
参考例19
参考例12と同様にして、3−[3−メトキシ−4−[2−[(E)−2−フェニルエテニル]−4−オキサゾリルメトキシ]フェニル]プロパノールと塩化メタンスルホニルを反応して、3−[3−メトキシ−4−[2−[(E)−2−フェニルエテニル]−4−オキサゾリルメトキシ]フェニル]プロピル メタンスルホネートを得た。収率99%。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶。無色プリズム晶。融点130〜131℃。
参考例20
参考例12と同様にして、3−[4−メトキシ−3−[2−[(E)−2−フェニルエテニル]−4−オキサゾリルメトキシ]フェニル]プロパノールと塩化メタンスルホニルを反応して、3−[4−メトキシ−3−[2−[(E)−2−フェニルエテニル]−4−オキサゾリルメトキシ]フェニル]プロピル メタンスルホネートを得た。収率94%。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶。淡黄色針状晶。融点112〜113℃。
【0075】
参考例21
参考例12と同様にして、3−(4−ベンジルオキシフェニル)プロパノールと塩化メタンスルホニルを反応して、3−(4−ベンジルオキシフェニル)プロピル メタンスルホネートを得た。収率98%。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶。無色プリズム晶。融点74〜75℃。
参考例22
3−[4−メトキシ−3−[2−[(E)−2−フェニルエテニル]−4−オキサゾリルメトキシ]フェニル]プロピル メタンスルホネート(900mg)、ヨウ化ナトリウム(3.00g)およびアセトン(20ml)の混合物を1時間加熱還流した。反応混合物に水を加え、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を水洗、乾燥(MgSO4)後、溶媒を留去した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル−ヘキサン(1:4,v/v)溶出部から、4−[3−(3−ヨードプロピル)−2−メトキシフェノキシメチル]−2−[(E)−2−フェニルエテニル]オキサゾール(905mg,95%)を得た。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶。無色針状晶。融点103〜104℃。
【0076】
参考例23
4−[2−[(E)−2−フェニルエテニル]−4−オキサゾリルメトキシ]ベンズアルデヒド(5.00g)、水素化ホウ素ナトリウム(620mg)、テトラヒドロフラン(50ml)およびエタノール(50ml)の混合物を室温で16時間かきまぜた。反応混合物を水に注ぎ、2N塩酸で酸性化して析出する結晶をろ取し、乾燥した。この結晶をクロロホルム(50ml)に懸濁し、塩化チオニル(2.00g)を加えて室温で1時間かきまぜた。反応混合物を濃縮し、残留物に酢酸エチルを加え、飽和重曹水および水で洗浄した。酢酸エチル層を分取し、乾燥(MgSO4)後、溶媒を留去して得られた結晶をクロロホルム−イソプロピルエーテルから再結晶して、4−(4−クロロメチルフェノキシメチル)−2−[(E)−2−フェニルエテニル]オキサゾール(3.25g,61%)を得た。無色プリズム晶。融点116〜117℃。
【0077】
参考例24
塩化アルミニウム(7.07g)のジエチルエーテル(90ml)溶液を、水素化リチウムアルミニウム(7.59g)のジエチルエーテル(300ml)懸濁液に0℃で滴下した。15分間かきまぜた後、エチル 4−ベンジルオキシ−3−メトキシシンナメート(50.0g)のジエチルエーテル(250ml)溶液を0℃で滴下した。室温で1時間かきまぜた後、水(200ml)、次いで6N硫酸(280ml)を0℃で注意深く加え、ジエチルエーテル層を分取した。水層を酢酸エチルで抽出し、両有機層を合わせ、水洗、乾燥(MgSO4)後、溶媒を留去した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル−ヘキサン(3:2,v/v)溶出部から3−(4−ベンジルオキシ−3−メトキシフェニル)−2−プロペン−1−オール(34.2g,79%)を得た。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶。無色プリズム晶。融点81〜82℃。
【0078】
参考例25
4−(4−ベンジルオキシフェニル)ブタノール(3.55g)、トリブチルホスフィン(6.84g)および1,2,4−トリアゾール(1.86g)のテトラヒドロフラン(75ml)溶液に、ジエチル アゾジカルボキシレート(40%トルエン溶液,11.8g)を室温で滴下した。2時間加熱還流後、反応混合物を水に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を水洗、乾燥(MgSO4)後、溶媒を留去した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル−ヘキサン(1:2,v/v)溶出部から、1−[4−(4−ベンジルオキシフェニル)ブチル]−1,2,4−トリアゾール(3.45g,83%)を得た。イソプロピルエーテルから再結晶した。無色プリズム晶。融点68〜69℃。
【0079】
参考例26
参考例25と同様にして、3−(4−ベンジルオキシ−3−メトキシフェニル)−2−プロペン−1−オールと1,2,4−トリアゾールを反応して、1−[3−(4−ベンジルオキシ−3−メトキシフェニル)−2−プロペニル]−1,2,4−トリアゾールを得た。収率34%。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶。無色プリズム晶。融点70〜72℃。
参考例27
3−(4−ベンジルオキシフェニル)プロピル メタンスルホネート(55.0g)、イミダゾール(17.6g)、炭酸カリウム(35.7g)およびN,N−ジメチルホルムアミド(500ml)の混合物を80℃で6時間かきまぜた。反応混合物を水に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を水洗、乾燥(MgSO4)後、溶媒を留去して、1−[3−(4−ベンジルオキシフェニル)プロピル]イミダゾール(34.7g,69%)を得た。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶。無色針状晶。融点80〜81℃。
【0080】
参考例28
1−[4−(4−ベンジルオキシフェニル)ブチル]−1,2,4−トリアゾール(3.15g)、パラジウム−炭素(5%,3.0g)およびエタノール(50ml)の混合物を室温1気圧で接触還元した。触媒をろ去後、ろ液を濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、テトラヒドロフラン−ヘキサン(1:1,v/v)溶出部から得られた結晶を酢酸エチル−ヘキサンから再結晶し、1−[4−(4−ヒドロキシフェニル)ブチル]−1,2,4−トリアゾール(1.22g,55%)を得た。無色プリズム晶。融点135〜136℃。
【0081】
参考例29
参考例28と同様にして、1−[3−(4−ベンジルオキシ−3−メトキシフェニル)−2−プロペニル]−1,2,4−トリアゾールを接触還元して、1−[3−(4−ヒドロキシ−3−メトキシフェニル)プロピル]−1,2,4−トリアゾールを得た。収率78%。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶。無色プリズム晶。融点97〜98℃。
参考例30
参考例28と同様にして、1−[3−(4−ベンジルオキシフェニル)プロピル]イミダゾールを接触還元して、1−[3−(4−ヒドロキシフェニル)プロピル]イミダゾールを得た。収率81%。エタノールから再結晶。無色プリズム晶。融点158〜160℃。
【0082】
参考例31
シンナムアミド(25.3g)および1,3−ジクロロアセトン(20.9g)の混合物を130℃で1時間かきまぜた。反応混合物に水を加え、炭酸カリウムで中和後、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を水洗、乾燥(MgSO4)後、溶媒を留去した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、ジエチルエーテル−ヘキサン(1:5,v/v)溶出部から、4−クロロメチル−2−[(E)−2−フェニルエテニル]オキサゾール(16.9g,47%)を得た。ジエチルエーテル−ヘキサンから再結晶。無色針状晶。融点72〜73℃。
参考例32
参考例31と同様にして、3,4−ジヒドロ−2−ナフタレンカルボキサミドと1,3−ジクロロアセトンを反応して、4−クロロメチル−2−(3,4−ジヒドロ−2−ナフチル)オキサゾールを得た。収率60%。イソプロピルエーテルから再結晶。無色プリズム晶。融点73〜74℃。
【0083】
参考例33
参考例31と同様にして、フェニルアセトアミドと1,3−ジクロロアセトンを反応して、2−ベンジル−4−クロロメチルオキサゾールを得た。収率33%。ヘキサンから再結晶。無色プリズム晶。融点31〜32℃。
参考例34
参考例31と同様にして、イソブチルアミドと1,3−ジクロロアセトンを反応して、4−クロロメチル−2−イソプロピルオキサゾールを得た。収率6.2%。油状物。NMR(δ ppm in CDCl3): 1.35(6H,d,J=7Hz), 3.0-3.15(1H,m), 4.50(2H,s), 7.55(1H,s)。
【0084】
参考例35
参考例31と同様にして、4−クロロベンズアミドと1,3−ジクロロアセトンを反応して、4−クロロメチル−2−(4−クロロフェニル)オキサゾールを得た。収率54%。イソプロピルエーテルから再結晶。無色針状晶。融点97〜98℃。
参考例36
参考例31と同様にして、4−ベンジルオキシベンズアミドと1,3−ジクロロアセトンを反応して、2−(4−ベンジルオキシフェニル)−4−クロロメチルオキサゾールを得た。収率33%。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶。無色プリズム晶。融点119〜120℃。
【0085】
参考例37
参考例31と同様にして、3−ベンジルオキシベンズアミドと1,3−ジクロロアセトンを反応して、2−(3−ベンジルオキシフェニル)−4−クロロメチルオキサゾールを得た。収率26%。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶。無色プリズム晶。融点49〜50℃。
参考例38
参考例31と同様にして、3,5−ジメトキシベンズアミドと1,3−ジクロロアセトンを反応して、4−クロロメチル−2−(3,5−ジメトキシフェニル)オキサゾールを得た。収率59%。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶。無色針状晶。融点85〜86℃。
【0086】
参考例39
参考例31と同様にして、3,5−ジメチルベンズアミドと1,3−ジクロロアセトンを反応して、4−クロロメチル−2−(3,5−ジメチルフェニル)オキサゾールを得た。収率52%。イソプロピルエーテルから再結晶。無色針状晶。融点76〜77℃。
参考例40
参考例31と同様にして、4−シアノベンズアミドと1,3−ジクロロアセトンを反応して、4−クロロメチル−2−(4−シアノフェニル)オキサゾールを得た。収率41%。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶。無色プリズム晶。融点134〜135℃。
【0087】
参考例41
参考例31と同様にして、シクロヘキサンカルボキサミドと1,3−ジクロロアセトンを反応して、4−クロロメチル−2−シクロヘキシルオキサゾールを得た。収率2.7%。油状物。NMR(δ ppm in CDCl3): 1..2-1.9(8H,m), 2.0-2.15(2H,m), 2.6-2.95(1H,m), 4.49(2H,s), 7.54(1H,s)。
参考例42
チオシンナムアミド(11.7g)、1,3−ジクロロアセトン(9.10g)およびエタノール(145ml)の混合物を1時間加熱還元した。反応混合物に氷水を加え、炭酸カリウムで中和後、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を水洗、乾燥(MgSO4)後、溶媒を留去した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、ジエチルエーテル−ヘキサン(1:6,v/v)溶出部から、4−クロロメチル−2−[(E)−2−フェニルエテニル]チアゾール(9.40g,56%)を得た。ジエチルエーテル−ヘキサンから再結晶。無色板状晶。融点88〜89℃。
【0088】
参考例43
参考例31と同様にして、2−ナフタレンカルボキサミドと1,3−ジクロロアセトンを反応して、4−クロロメチル−2−(2−ナフチル)オキサゾールを得た。収率68%。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶。無色プリズム晶。融点116〜117℃。
参考例44
参考例31と同様にして、2−ベンゾ[b]チオフェンカルボキサミドと1,3−ジクロロアセトンを反応して、2−(2−ベンゾ[b]チエニル)−4−クロロメチルオキサゾールを得た。収率33%。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶。無色プリズム晶。融点150〜151℃。
【0089】
参考例45
参考例31と同様にして、エチル スクシナミデートと1,3−ジクロロアセトンを反応して、エチル 4−クロロメチル−2−オキサゾールプロピオネートを油状物として得た。収率7.2%。NMR(δ ppm in CDCl3): 1.26(3H,t,J=7Hz), 2.81(2H,t,J=7.5Hz), 3.09(2H,t,J=7.5Hz), 4.19(2H,q,J=7Hz), 4.48(2H,s), 7.56(1H.s)。
参考例46
参考例31と同様にして、3,3−ジフェニルプロペナミドと1,3−ジクロロアセトンを反応して、2−(2,2−ジフェニルエテニル)−4−クロロメチルオキサゾールを得た。収率49%。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶。無色プリズム晶。融点107〜108℃。
【0090】
参考例47
2−チオフェンカルボキサミド(5.09g)および1,3−ジクロロアセトン(4.57g)の混合物を120℃で2時間かきまぜた。反応混合物に水を加え、炭酸カリウムで中和後、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を水洗、乾燥(MgSO4)後、溶媒を留去した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、ジエチルエーテル−ヘキサン(1:9,v/v)溶出部から、4−クロロメチル−2−(2−チエニル)オキサゾール(4.09g,57%)を得た。イソプロピルエーテルから再結晶した。無色針状晶。融点58〜59℃。
参考例48
参考例47と同様にして、クロトナミドと1,3−ジクロロアセトンを反応して、4−クロロメチル−2−(1−プロペニル)オキサゾールを得た。収率10%。油状物。NMR(δ ppm in CDCl3): 1.94(3H,dd,J=6.6, 1.6Hz), 4.50(2H,s), 6.29(1H,dd,J=15.8, 1.6
Hz), 6.76(1H,dq,J=15.8, 6.6Hz), 7.53(1H,s)。
【0091】
参考例49
参考例47と同様にして、3−シクロヘキシルプロペナミドと1,3−ジクロロアセトンを反応して、4−クロロメチル−2−[(E)−2−シクロヘキシルエテニル]オキサゾールを得た。収率4.5%。油状物。NMR(δ ppm in CDCl3): 1.05-1.4(5H,m), 1.65-
1.9(5H,m), 2.05-2.3(1H,m), 4.49(2H,s), 6.23(1H,d,J=16.2Hz), 6.70(1H,dd,J=16.2,
7Hz), 7.53(1H,s)。
参考例50
参考例47と同様にして、4−ベンゾイルベンズアミドと1,3−ジクロロアセトンを反応して、2−(4−ベンゾイルフェニル)−4−クロロメチルオキサゾールを得た。収率46%。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶した。無色プリズム晶。融点138〜139℃。
【0092】
参考例51
参考例47と同様にして、2−ベンゾフランカルボキサミドと1,3−ジクロロアセトンを反応して、2−(2−ベンゾフラニル)−4−クロロメチルオキサゾールを得た。収率30%。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶した。無色針状晶。融点133〜134℃。
参考例52
参考例47と同様にして、9−フルオレノン−2−カルボキサミドと1,3−ジクロロアセトンを反応して、4−クロロメチル−2−(9−フルオレノン−2−イル)オキサゾールを得た。収率18%。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶した。黄色プリズム晶。融点188〜189℃。
参考例53
参考例47と同様にして、9−フルオレニリデンアセトアミドと1,3−ジクロロアセトンを反応して、4−クロロメチル−2−(9−フルオレニリデン)メチルオキサゾールを得た。収率36%。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶した。黄色プリズム晶。融点175〜176℃。
【0093】
参考例54
参考例47と同様にして、5−メチル−2−チオフェンカルボキサミドと1,3−ジクロロアセトンを反応して、4−クロロメチル−2−(5−メチル−2−チエニル)オキサゾールを得た。収率46%。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶した。無色プリズム晶。融点84〜85℃。
参考例55
参考例47と同様にして、5−クロロ−2−チオフェンカルボキサミドと1,3−ジクロロアセトンを反応して、4−クロロメチル−2−(5−クロロ−2−チエニル)オキサゾールを得た。収率51%。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶した。無色針状晶。融点90〜91℃。
【0094】
参考例56
参考例47と同様にして、3−チオフェンカルボキサミドと1,3−ジクロロアセトンを反応して、4−クロロメチル−2−(3−チエニル)オキサゾールを得た。収率50%。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶した。無色針状晶。融点91〜92℃。
参考例57
参考例47と同様にして、2−フランカルボキサミドと1,3−ジクロロアセトンを反応して、4−クロロメチル−2−(2−フリル)オキサゾールを得た。収率47%。油状物。NMR(δ ppm in CDCl3): 4.56(2H,s), 6.54(1H,dd,J=3.5, 1.8Hz), 7.06(1H,dd,J=3.5,0.6Hz), 7.55-7.6(2H,m)。
【0095】
参考例58
参考例47と同様にして、2−フェニル−5−ベンゾオキサゾールカルボキサミドと1,3−ジクロロアセトンを反応して、5−(4−クロロメチル−2−オキサゾリル)−2−フェニルベンゾオキサゾールを得た。収率65%。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶した。褐色針状晶。融点194〜195℃。
参考例59
参考例47と同様にして、3−メチル−2−チオフェンカルボキサミドと1,3−ジクロロアセトンを反応して、4−クロロメチル−2−(3−メチル−2−チエニル)オキサゾールを得た。収率61%。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶した。無色針状晶。融点95〜96℃。
【0096】
参考例60
参考例47と同様にして、5−エチル−2−チオフェンカルボキサミドと1,3−ジクロロアセトンを反応して、4−クロロメチル−2−(5−エチル−2−チエニル)オキサゾールを得た。収率54%。NMR(δ ppm in CDCl3): 1.34(3H,t,J=7.6Hz), 2.89(2H,qd,
J=7.6, 1Hz), 4.54(2H,d,J=0.8Hz), 6.80(1H,dt,J=3.8, 1Hz), 7.51(1H,d,J=3.8Hz), 7.61(1H,t,J=0.8Hz)。
参考例61
参考例47と同様にして、4,5,6,7−テトラヒドロ−2−ベンゾチオフェンカルボキサミドと1,3−ジクロロアセトンを反応して、4−クロロメチル−2−(4,5,6,7−テトラヒドロ−2−ベンゾチエニル)オキサゾールを得た。収率53%。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶した。無色針状晶。融点102〜103℃。
【0097】
参考例62
参考例47と同様にして、5−ブロモ−4−メチル−2−チオフェンカルボキサミドと1,3−ジクロロアセトンを反応して、2−(5−ブロモ−4−メチル−2−チエニル)−4−クロロメチルオキサゾールを得た。収率53%。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶した。無色プリズム晶。融点71〜72℃。
参考例63
参考例47と同様にして、5−クロロ−2−フランカルボキサミドと1,3−ジクロロアセトンを反応して、2−(5−クロロ−2−フリル)−4−クロロメチルオキサゾールを得た。収率24%。ジエチルエーテル−ヘキサンから再結晶した。無色プリズム晶。融点107〜108℃。
【0098】
参考例64
参考例47と同様にして、5−ブロモ−2−フランカルボキサミドと1,3−ジクロロアセトンを反応して、2−(5−ブロモ−2−フリル)−4−クロロメチルオキサゾールを得た。収率23%。ジエチルエーテル−ヘキサンから再結晶した。無色針状晶。融点90〜92℃。
参考例65
参考例47と同様にして、5−メチル−2−フランカルボキサミドと1,3−ジクロロアセトンを反応して、4−クロロメチル−2−(5−メチル−2−フリル)オキサゾールを得た。収率38%。ジエチルエーテル−ヘキサンから再結晶した。無色針状晶。融点93〜94℃。
【0099】
参考例66
参考例47と同様にして、3−クロロ−2−チオフェンカルボキサミドと1,3−ジクロロアセトンを反応して、4−クロロメチル−2−(3−クロロ−2−チエニル)オキサゾールを得た。収率54%。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶した。無色プリズム晶。融点84〜85℃。
参考例67
参考例47と同様にして、4−クロロ−2−チオフェンカルボキサミドと1,3−ジクロロアセトンを反応して、4−クロロメチル−2−(4−クロロ−2−チエニル)オキサゾールを得た。収率48%。ジエチルエーテル−ヘキサンから再結晶した。無色針状晶。融点72〜73℃。
【0100】
参考例68
参考例47と同様にして、5−メトキシ−2−チオフェンカルボキサミドと1,3−ジクロロアセトンを反応して、4−クロロメチル−2−(5−メトキシ−2−チエニル)オキサゾールを得た。収率1.2%。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶した。無色プリズム晶。融点64〜65℃。
参考例69
2−アミノ−4−フェニルフェノール(5.00g)、塩化クロロアセチル(3.35g)、トリエチルアミン(3.00g)、トシル酸ピリジン(2.24g)およびキシレン(100ml)の混合物を15時間加熱還流した。反応混合物に酢酸エチルを加え、水洗、乾燥(MgSO4)後、溶媒を留去した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル−ヘキサン(1:9,v/v)溶出部から2−クロロメチル−5−フェニルベンゾオキサゾールの結晶(2.01g,31%)を得た。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶した。黄色針状晶。融点96〜97℃。
【0101】
参考例70
2−アミノ−5−ブロモピリジン(10.0g)、1,3−ジクロロアセトン(7.71g)および1,2−ジメトキシエタン(40ml)の混合物を室温で4時間かきまぜた。析出した結晶をろ取し、エタノール(100ml)に加え2時間加熱還流した。反応混合物を濃縮し、残留物に飽和重曹水を加え酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を水洗、乾燥(MgSO4)後、溶媒を留去して6−ブロモ−2−クロロメチルイミダゾ[1,2−a]ピリジンの結晶(1.48g,10%)を得た。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶した。無色針状晶。融点129〜130℃。
【0102】
参考例71
3−アミノ−4−ヒドロキシ安息香酸メチル(4.00g)とトリエチルアミン(2.42g)のテトラヒドロフラン(60ml)溶液に、2−チオフェンカルボニルクロリド(3.50g)のテトラヒドロフラン(40ml)溶液を0℃で滴下し、室温で2時間かきまぜた。反応混合物に水を加え、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を1規定塩酸および水で洗浄し、乾燥(MgSO4)後、溶媒を留去した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、クロロホルム−メタノール(100:1,v/v)溶出部から3−(2−チオフェンカルボキサミド)−4−ヒドロキシ安息香酸メチルの結晶(2.24g,34%)を得た。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶した。無色プリズム晶。融点241〜242℃。3−(2−チオフェンカルボキサミド)−4−ヒドロキシ安息香酸メチルエステル(2.20g)、五酸化二リン(4.49g)、ヘキサメチルジシロキサン(10.3g)および1,2−ジクロロベンゼン(30ml)の混合物を3時間加熱還流した。反応混合物を水に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を水洗、乾燥(MgSO4)後、溶媒を留去した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル−ヘキサン(1:4,v/v)溶出部から2−(2−チエニル)−5−ベンゾオキサゾールカルボン酸メチル(1.70g,83%)を得た。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶した。無色プリズム晶。融点141〜142℃。
【0103】
参考例72
2−(2−チエニル)−5−ベンゾオキサゾールカルボン酸メチル(1.50g)のテトラヒドロフラン(30ml)溶液に、水素化リチウムアルミニウム(220mg)を0℃で徐々に加え、30分間かきまぜた。反応混合物に水を加え、1規定塩酸で酸性とした後、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を水洗、乾燥(MgSO4)後、溶媒を留去した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル−ヘキサン(4:1,v/v)溶出部から2−(2−チエニル)−5−ベンゾオキサゾリルメタノールの結晶(1.03g,77%)を得た。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶した。無色針状晶。融点158〜159℃。
参考例73
2−(2−チエニル)−5−ベンゾオキサゾリルメタノールの結晶(600mg)を塩化チオニル(3ml)に0℃で加え、30分間かきまぜた。反応混合物を濃縮し、飽和重曹水で中和後、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を水洗、乾燥(MgSO4)後、溶媒を留去して5−クロロメチル−2−(2−チエニル)ベンゾオキサゾールの結晶(550mg,85%)を得た。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶した。無色針状晶。融点152〜153℃。
【0104】
参考例74
2−チオフェンカルボキサミド(10.2g)、ローソン試薬(16.2g)およびトルエン(150ml)の混合物を1時間加熱還流した。反応混合物を濃縮し、ブロモピルビン酸エチル(15.7g)およびエタノール(100ml)を加え、50℃で1.5時間かきまぜた。反応混合物に水を加え、飽和重曹水で中和後、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を水洗、乾燥(MgSO4)後、溶媒を留去した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル−ヘキサン(1:4,v/v)溶出部から2−(2−チエニル)−4−チアゾールカルボン酸エチルの結晶(14.6g,76%)を得た。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶した。無色プリズム晶。融点72〜73℃。
参考例75
参考例72と同様にして、2−(2−チエニル)−4−チアゾールカルボン酸エチルを水素化リチウムアルミニウムで還元して、2−(2−チエニル)−4−チアゾリルメタノールの結晶を得た。収率94%。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶した。黄色針状晶。融点97〜98℃。
【0105】
参考例76
参考例73と同様にして、2−(2−チエニル)−4−チアゾリルメタノールと塩化チオニルを反応して、4−クロロメチル−2−(2−チエニル)チアゾールを得た。収率65%。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶した。無色針状晶。融点54〜55℃。
参考例77
4−クロロメチル−2−[(E)−2−フェニルエテニル]オキサゾール(5.0g)、酢酸ナトリウム(7.48g)およびN,N−ジメチルホルムアミド(50ml)の混合物を90℃で4.5時間かきまぜた。反応混合物を氷水に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を水洗、乾燥(MgSO4)後、溶媒を留去した。残留物に炭酸カリウム(4.73g)、水(25ml)およびメタノール(50ml)を加え、室温で2時間かきまぜた。反応混合物を濃縮し、飽和食塩水を加え、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を水洗、乾燥(MgSO4)後、溶媒を留去して2−[(E)−2−フェニルエテニル]−4−オキサゾリルメタノール(4.18g,91%)を得た。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶した。無色プリズム晶。融点94〜95℃。
【0106】
参考例78
参考例77と同様にして、4−クロロメチル−2−(2−チエニル)オキサゾールと酢酸ナトリウムを反応後、加水分解して2−(2−チエニル)オキサゾリルメタノールを得た。収率80%。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶した。淡黄色プリズム晶。融点98〜99℃。
参考例79
3−(4−メルカプトフェニル)プロピオン酸(2.0g)およびトリエチルアミン(2.23g)のN,N−ジメチルホルムアミド(50ml)溶液に、4−クロロメチル−2−[(E)−2−フェニルエテニル]オキサゾール(2.20g)のN,N−ジメチルホルムアミド(10ml)溶液を0℃で滴下し、2.5時間かきまぜた。反応混合物に水を加え、ジエチルエーテルで抽出した。水層を濃塩酸で酸性とし、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を水洗、乾燥(MgSO4)後、溶媒を留去して3−[4−[2−[(E)−2−フェニルエテニル]−4−オキサゾリルメチルチオ]フェニル]プロピオン酸の結晶(3.05g,84%)を得た。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶した。無色プリズム晶。融点120〜121℃。
【0107】
参考例80
3−[4−[2−[(E)−2−フェニルエテニル]−4−オキサゾリルメチルチオ]フェニル]プロピオン酸(365mg)とエタノール(10ml)の混合物に濃硫酸(1滴)を加え、4時間加熱還流した。反応混合物を濃縮し、飽和重曹水を加え、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を水洗、乾燥(MgSO4)後、溶媒を留去して3−[4−[2−[(E)−2−フェニルエテニル]−4−オキサゾリルメチルチオ]フェニル]プロピオン酸エチルの結晶(310mg,80%)を得た。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶した。無色プリズム晶。融点77〜78℃。
参考例81
3−[4−[2−[(E)−2−フェニルエテニル]−4−オキサゾリルメチルチオ]フェニル]プロピオン酸エチル(205mg)のテトラヒドロフラン(10ml)溶液に、水素化リチウムアルミニウム(19mg)を0℃で加え、室温で1時間かきまぜた。反応混合物に水および1規定塩酸を加え、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を水洗、乾燥(MgSO4)後、溶媒を留去して3−[4−[2−[(E)−2−フェニルエテニル]−4−オキサゾリルメチルチオ]フェニル]プロパノールの結晶(135mg,77%)を得た。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶した。無色針状晶。融点91〜92℃。
【0108】
参考例82
3−ベンジルオキシけい皮酸エチル(100g)のテトラヒドロフラン(500ml)溶液を、水素化リチウムアルミニウム(13.4g)のテトラヒドロフラン(300ml)けん濁液に0℃で滴下し、室温で2時間かきまぜた。反応混合物に水を注意深く加え、不溶物をろ別後、ろ液を濃縮した。残留物を酢酸エチルに溶解し、1規定塩酸および水で洗浄し、乾燥(MgSO4)後、溶媒を留去した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル−ヘキサン(1:4,v/v)溶出部から3−(3−ベンジルオキシフェニル)プロパノール(52.7g,62%)を得た。油状物。NMR(δ ppm in CDCl3): 1.8-1.95(2H, m), 2.68(2H,t,J=6.8Hz), 3.65(2H,t,J=6.6Hz), 5.05(2H,s), 6.75-6.85(3H,m), 7.15-7.5(6H,m)。
参考例83
4−(3−ベンジルオキシフェニル)酪酸(22.0g)のテトラヒドロフラン(150ml)溶液を水素化リチウムアルミニウム(6.18g)のテトラヒドロフラン(150ml)けん濁液に0℃で滴下し、室温で1時間かきまぜた。反応混合物に水を注意深く加え、さらに1規定塩酸を加えた後、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を1規定塩酸、飽和重曹水、および水で洗浄し、乾燥(MgSO4)後、溶媒を留去し、4−(3−ベンジルオキシフェニル)ブタノール(20.5g,99%)を得た。油状物。NMR(δ ppm in CDCl3): 1.5-1.8(4H, m), 2.62(2H,t,J=7.4Hz), 3.64(2H,t,J=6.4Hz), 5.05(2H,s), 6.75-6.85(3H,m), 7.15-7.45(6H,m)。
【0109】
参考例84
塩化メタンスルホニル(320mg)を3−[4−[2−[(E)−2−フェニルエテニル]−4−オキサゾリルメチルチオ]フェニル]プロパノール(500mg)およびトリエチルアミン(280mg)のテトラヒドロフラン(30ml)溶液に0℃で加え、室温で4時間かきまぜた。反応混合物に水を加え、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を水洗、乾燥(MgSO4)後、溶媒を留去して3−[4−[2−[(E)−2−フェニルエテニル]−4−オキサゾリルメチルチオ]フェニル]プロピル メタンスルホネート(540mg,90%)を得た。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶した。淡黄色プリズム晶。融点97〜98℃。
参考例85
塩化メタンスルホニル(17.9g)を4−(4−ベンジルオキシフェニル)ブタノール(20.0g)およびトリエチルアミン(15.8g)の酢酸エチル(500ml)溶液に0℃で加え、室温で5時間かきまぜた。反応混合物を水洗、乾燥(MgSO4)後、溶媒を留去して4−(4−ベンジルオキシフェニル)ブチル メタンスルホネート(26.0g,定量的)を得た。油状物。NMR(δ ppm in CDCl3): 1.6-1.85(4H, m), 2.60(2H,t,J=7Hz), 2.97(3H,s), 4.22(2H,t,J=6Hz), 5.04(2H,s), 6.90(2H,d,J=8.6Hz), 7.08(2H,d,J=8.6Hz), 7.3-7.45(5H,m)。
【0110】
参考例86
参考例85と同様にして、3−(3−ベンジルオキシフェニル)プロパノールと塩化メタンスルホニルを反応して、3−(3−ベンジルオキシフェニル)プロピル メタンスルホネートを得た。収率定量的。油状物。NMR(δ ppm in CDCl3): 2.0-2.15(2H, m), 2.73(2H,t,J=7.6Hz), 2.98(3H,s), 4.22(2H,t,J=6.2Hz), 5.06(2H,s), 6.75-6.85(3H,m), 7.15-7.5(6H,m)。
参考例87
参考例85と同様にして、4−(3−ベンジルオキシフェニル)ブタノールと塩化メタンスルホニルを反応して、4−(3−ベンジルオキシフェニル)ブチルメタンスルホネート を得た。収率定量的。油状物。NMR(δ ppm in CDCl3): 1.7-1.8(4H, m), 2.64(2H,t,J=7Hz), 2.98(3H,s), 4.22(2H,t,J=6Hz), 5.06(2H,s), 6.75-6.85(3H,m), 7.21(1H,dd,J=9.2, 7.2Hz), 7.3-7.5(5H,m)。
【0111】
参考例88
4−(4−ベンジルオキシフェニル)ブチル メタンスルホネート(25.0g)、イミダゾール(11.2g)、炭酸カリウム(15.5g)およびN,N−ジメチルホルムアミド(200ml)の混合物を80℃で16時間かきまぜた。反応混合物を水に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を水洗、乾燥(MgSO4)後、溶媒を留去した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル−メタノール(20:1,v/v)溶出部から1−[4−(4−ベンジルオキシフェニル)ブチル]イミダゾール(14.0g,61%)を得た。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶した。無色プリズム晶。融点97〜98℃。
参考例89
参考例88と同様にして、3−(3−ベンジルオキシフェニル)プロピル メタンスルホネートとイミダゾールを反応して、1−[3−(3−ベンジルオキシフェニル)プロピル]イミダゾールを得た。収率44%。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶した。無色プリズム晶。融点82〜83℃。
【0112】
参考例90
参考例88と同様にして、4−(3−ベンジルオキシフェニル)ブチル メタンスルホネートとイミダゾールを反応して、1−[4−(3−ベンジルオキシフェニル)ブチル]イミダゾールを得た。収率61%。油状物。NMR(δ ppm in CDCl3): 1.5-1.8(4H, m), 2.58(2H,t,J=7.2Hz), 3.88(2H,t,J=7Hz), 5.03(2H,s), 6.7-6.85(4H,m), 7.04(1H,s), 7.15-7.5(7H,m)。
参考例91
1−[4−(4−ベンジルオキシフェニル)ブチル]イミダゾール(13.0g)、パラジウム−炭素(5%,10.0g)およびエタノール(100ml)の混合物を室温1気圧で接触還元した。触媒をろ去後、ろ液を濃縮し、1−[4−(4−ヒドロキシフェニル)ブチル]イミダゾール(8.58g,94%)を得た。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶した。無色プリズム晶。融点124〜125℃。
【0113】
参考例92
参考例91と同様にして、1−[3−(3−ベンジルオキシフェニル)プロピル]イミダゾールを接触還元して、1−[3−(3−ヒドロキシフェニル)プロピル]イミダゾールを得た。収率90%。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶した。無色プリズム晶。融点110〜111℃。
参考例93
参考例91と同様にして、1−[4−(3−ベンジルオキシフェニル)ブチル]イミダゾールを接触還元して、1−[4−(3−ヒドロキシフェニル)ブチル]イミダゾールを得た。収率80%。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶した。無色プリズム晶。融点133〜134℃。
【0114】
参考例94
5−アミノ−2−メトキシピリジン(5.00g)、47%臭化水素酸(8.75g)およびアセトン(50ml)の混合物に、亜硝酸ナトリウム(3.06g)を水(5ml)に溶かした溶液を5〜10℃で滴下した。30分間かきまぜた後、アクリル酸メチル(20.8g)を加え、15℃で激しくかきまぜながら酸化第一銅(50mg)を加えた。室温で1時間かきまぜた後、反応混合物を濃縮し、濃アンモニア水を加え、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を水洗、乾燥(MgSO4)後、溶媒を留去した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル−ヘキサン(1:9,v/v)溶出部から2−ブロモ−3−(2−メトキシ−5−ピリジル)プロピオン酸メチル(6.40g,58%)を得た。油状物。NMR(δ ppm in CDCl3): 3.18(1H,dd,J=14.6, 7.6Hz), 3.42(1H,dd,J=14.6, 7.6Hz), 3.75(3H,s), 3.92(3H,s), 4.33(1H,t,J=7.6Hz), 6.70(1H,d,J=8.6Hz), 7.44(1H,dd,J=8.6, 2.4Hz), 8.02(1H,d,J=2.4Hz)。この油状物(6.30g)をメタノール(150ml)に溶解し、パラジウム−炭素(5%,4.0g)を加え、室温1気圧で接触還元した。触媒をろ去後、ろ液を濃縮した。残留物に飽和重曹水を加え、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を水洗、乾燥(MgSO4)後、溶媒を留去して3−(2−メトキシ−5−ピリジル)プロピオン酸メチル(3.68g,82%)を得た。油状物。NMR(δ ppm in CDCl3): 2.59(2H,t,J=7.6Hz), 2.88(2H,t,7.6Hz), 3.67(3H,s), 3.91(3H,s), 6.68(1H,d,J=8.4Hz), 7.42(1H,dd,J=8.4, 2.4Hz), 8.00(1H,d,J=2.4Hz)。
【0115】
参考例95
参考例82と同様にして、3−(2−メトキシ−5−ピリジル)プロピオン酸メチルを水素化リチウムアルミニウムで還元して、3−(2−メトキシ−5−ピリジル)プロパノールを得た。収率定量的。油状物。NMR(δ ppm in CDCl3): 1.8-2.0(2H,m), 2.64(2H,t,J=7.6Hz), 3.6-3.75(2H,m), 3.91(3H,s), 6.69(1H,d,J=8.4Hz), 7.43(1H,dd,J=8.4, 2.6Hz), 7.99(1H,d,J=2.6Hz)。
参考例96
参考例85と同様にして、3−(2−メトキシ−5−ピリジル)プロパノールと塩化メタンスルホニルを反応して、3−(2−メトキシ−5−ピリジル)プロピル メタンスルホネートを得た。収率定量的。油状物。NMR(δ ppm in CDCl3): 1.95-2.1(2H,m), 2.68(2H,t,J=7.4Hz), 3.01(3H,s), 3.91(3H,s), 4.23(2H,t,J=7.4Hz), 6.70(1H,d,J=7.8Hz), 7.41(1H,dd,J=7.8, 1.2Hz), 7.98(1H,d,J=1.2Hz)。
【0116】
参考例97
参考例88と同様にして、3−(2−メトキシ−5−ピリジル)プロピル メタンスルホネートとイミダゾールを反応して、5−[3−(1−イミダゾリル)プロピル]−2−メトキシピリジンを得た。収率94%。油状物。NMR(δ ppm in CDCl3): 2.0-2.2(2H,m), 2.54(2H,t,J=7.5Hz), 3.9-4.0(5H,m), 6.70(1H,d,J=8.4Hz), 6.92(1H,s), 7.08(1H,s), 7.3-7.4(1H,m), 7.47(1H,s), 7.96(1H,s)。
参考例98
5−[3−(1−イミダゾリル)プロピル]−2−メトキシピリジン(2.10g)、オキシ塩化リン(7.44g)およびN,N−ジメチルホルムアミド(14.6g)の混合物を100℃で10時間かきまぜた。反応混合物に飽和酢酸ナトリウム水溶液および飽和重曹水を加え、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を水洗、乾燥(MgSO4)後、溶媒を留去した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル−メタノール(20:1,v/v)溶出部から2−クロロ−5−[3−(1−イミダゾリル)プロピル]ピリジン(1.28g,60%)を得た。油状物。NMR(δ ppm in CDCl3): 2.0-2.2(2H,m), 2.60(2H,t,J=7.9Hz), 3.99(2H,t,J=7Hz), 6.91(1H,s), 7.09(1H,s), 7.25-7.3(1H,m), 7.4-7.5(2H,m), 8.21(1H,d,J=2.4Hz)。
【0117】
参考例99
参考例47と同様にして、3−フランカルボキサミドと1,3−ジクロロアセトンを反応して、4−クロロメチル−2−(3−フリル)オキサゾールを得た。収率44%。ジエチルエーテル−ヘキサンから再結晶した。無色プリズム晶。融点70〜71℃。
参考例100
参考例47と同様にして、2−チオフェンアセトアミドと1,3−ジクロロアセトンを反応して、4−クロロメチル−2−(2−チエニルメチル)オキサゾールを得た。収率27%。油状物。NMR(δ ppm in CDCl3): 4.32(2H,s), 4.49(2H,s), 6.95-7.0(2H,m), 7.15-7.25(1H,m), 7.58(1H,s)。
【0118】
参考例101
参考例77と同様にして、2−(1−ピロリル)−4−チアゾールカルボン酸エチルを水素化リチウムアルミニウムで還元して、2−(1−ピロリル)−4−チアゾリルメタノールを得た。収率69%。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶した。無色プリズム晶。融点111〜113℃。
参考例102
参考例77と同様にして、2−(3−ピリジル)−4−チアゾールカルボン酸エチルを水素化リチウムアルミニウムで還元して、2−(3−ピリジル)−4−チアゾリルメタノールを得た。収率16%。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶した。無色針状晶。融点121〜122℃。
【0119】
参考例103
参考例47と同様にして、5−シアノ−2−チオフェンカルボキサミドと1,3−ジクロロアセトンを反応して、4−クロロメチル−2−(5−シアノ−2−チエニル)オキサゾールを得た。収率22%。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶した。無色プリズム晶。融点146〜147℃。
参考例104
2−チオフェンカルボキサミド(15.2g)と4−クロロアセト酢酸エチル(19.6g)の混合物を130℃で4時間かき混ぜた。反応混合物に水、酢酸エチルおよび炭酸カリウムを加え、酢酸エチル層を分取、水洗、乾燥(MgSO4)した。溶媒を留去し、残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、ジエチルエーテル−ヘキサン(1:9,v/v)溶出部から2−(2−チエニル)−4−オキサゾリル酢酸エチル(1.48g,5%)を得た。ヘキサンから再結晶した。無色プリズム晶。融点56〜57℃。
【0120】
参考例105
マロン酸ジエチル(6.01g)のN,N−ジメチルホルムアミド(40ml)溶液に、水素化ナトリウム(60%,油性,1.2g)を室温で加え、30分間かき混ぜた。4−クロロメチル−2−(2−チエニル)オキサゾール(5.0g)のN,N−ジメチルホルムアミド(20ml)溶液を滴下し、5時間かき混ぜた。反応混合物を水に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を水洗、乾燥(MgSO4)後、溶媒を留去した。残留物を酢酸(100ml)−6規定塩酸(40ml)に溶解し、5時間還流下に加熱後、濃縮した。水酸化ナトリウム水溶液でアルカリ性とした後、ジエチルエーテルで抽出した。水層を分取し、濃塩酸で酸性化した後、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgSO4)後、溶媒を留去した。残留物をエタノール(200ml)に溶解し、濃硫酸(0.5ml)を加え、9時間還流下に加熱後、濃縮した。残留物を酢酸エチルに溶解し、飽和重曹水および水で洗浄後、乾燥(MgSO4)、濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル−ヘキサン(1:9,v/v)溶出部から3−[2−(2−チエニル)−4−オキサゾリル]プロピオン酸エチル(1.81g,29%)を得た。ヘキサンから再結晶した。無色プリズム晶。融点42〜43℃。
【0121】
参考例106
参考例72と同様にして、2−(2−チエニル)−4−オキサゾリル酢酸エチルを水素化リチウムアルミニウムで還元して2−[2−(2−チエニル)−4−オキサゾリル]エタノールを得た。収率73%。油状物。NMR(δ ppm in CDCl3): 2.82(2H,td,J=6,1Hz), 3.94(2H,t,J=6Hz), 7.11(1H,dd,J=5, 3.6Hz), 7.42(1H,dd,J=5,1.2Hz), 7.46(1H,t,J=1Hz), 7.65(1H,dd,J=3.6,1.2Hz)。参考例107
参考例72と同様にして、3−[2−(2−チエニル)−4−オキサゾリル]プロピオン酸エチルを水素化リチウムアルミニウムで還元して3−[2−(2−チエニル)−4−オキサゾリル]プロパノールを得た。収率97%。油状物。NMR(δ ppm in CDCl3): 1.8-2.2(2H,m), 2.70(2H,t,J=7Hz), 3.75(2H,td,J=6,1Hz), 7.05-7.15(1H,m), 7.35-7.45(2H,m), 7.6-7.7(1H,m)。参考例108
2−ブロモアセチルチオフェン(4.10g)、エチル チオオキサメート(2.93g)およびエタノール(40ml)の混合物を4時間還流下に加熱した。反応混合物を濃縮し、水を加え、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を水洗、乾燥(MgSO4)後、溶媒を留去した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル−ヘキサン(1:5,v/v)溶出部から得られる結晶をイソプロピルエーテルから再結晶して、4−(2−チエニル)−2−チアゾールカルボン酸エチル(1.37g,29%)を得た。淡黄色プリズム晶。融点50〜52℃。
【0122】
参考例109
2−ブロモアセチルチオフェン(10.3g)をヘキサメチレンテトラミン(7.71g)のクロロホルム(60ml)溶液に滴下し、室温で3時間かき混ぜた。析出した2−チオフェンカルボニルメチルヘキサミニウム ブロミドの結晶(15.9g,92%)をろ取した。この結晶(10.4g)、エタノール(100ml)および濃塩酸(24ml)の混合物を50℃で1時間かき混ぜた。反応混合物を冷却して析出した結晶をろ別し、ろ液を濃縮した。析出した結晶(5.20g,定量的)をろ取した。この結晶(1.80g)、クロログリオキシル酸エチル(1.34ml)およびトルエン(20ml)の混合物を80℃で6時間かき混ぜた。反応混合物に水を加え、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を飽和重曹水および水で洗浄し、乾燥(MgSO4)後、溶媒を留去した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル−ヘキサン(1:1,v/v)溶出部から、エチル N−(2−チオフェンカルボニルメチル)オキサメートの結晶(1.24g,51%)を得た。この結晶(1.11g)、五硫化リン(2.05g)およびクロロホルム(20ml)の混合物を3時間還流下に加熱した。反応混合物に水を加え、不溶物をろ別し、ろ液のクロロホルム層を分取、水洗、乾燥(MgSO4)した。溶媒を留去して5−(2−チエニル)−2−チアゾールカルボン酸エチル(1.07g,97%)を得た。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶した。無色針状晶。融点68〜69℃。
【0123】
参考例110
2−チオフェンカルボチオアミド(3.15g)、クロロホルミル酢酸エチルカリウム塩(6.23g)およびエタノール(60ml)の混合物に酢酸(3.78ml)を滴下した。4時間還流下に加熱後、クロロホルミル酢酸エチル カリウム塩(4.15g)および酢酸(2.52ml)を加え、さらに20時間還流下に加熱した。反応混合物を濃縮し、残留物に飽和重曹水を加え酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を水洗、乾燥(MgSO4)後、溶媒を留去した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル−ヘキサン(1:1,v/v)溶出部から2−(2−チエニル)−5−チアゾールカルボン酸エチル(3.29g,63%)を得た。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶した。無色針状晶。融点61〜62℃。
参考例111
4−(2−チエニル)−2−チアゾールカルボン酸エチル(1.36g)、水素化ホウ素ナトリウム(0.35g)およびテトラヒドロフラン(15ml)の混合物に、メタノール(1.5ml)−テトラヒドロフラン(2ml)を還流下に滴下した。さらに1時間還流下に加熱後、反応混合物に水を加え、1規定塩酸で酸性化し、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を水洗、乾燥(MgSO4)後、溶媒を留去して4−(2−チエニル)−2−チアゾリルメタノール(0.92g,82%)を得た。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶した。無色プリズム晶。融点113〜114℃。
【0124】
参考例112
参考例111と同様にして、5−(2−チエニル)−2−チアゾールカルボン酸エチルを水素化ホウ素ナトリウムで還元して、5−(2−チエニル)−2−チアゾリルメタノールを得た。収率74%。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶した。淡黄色プリズム晶。融点67〜68℃。
参考例113
参考例111と同様にして、2−(2−チエニル)−5−チアゾールカルボン酸エチルを水素化ホウ素ナトリウムで還元して、2−(2−チエニル)−5−チアゾリルメタノールを得た。収率94%。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶した。無色プリズム晶。融点89〜90℃。
参考例114
5−メチル−2−チオフェンカルボチオアミド(0.79g)、1,3−ジクロロアセトン(0.63g)およびエタノール(20ml)の混合物を2時間還流下に加熱した。反応混合物を濃縮し、飽和重曹水を加え、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を水洗、乾燥(MgSO4)後、溶媒を留去した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、ジエチルエーテル−ヘキサン(1:10,v/v)溶出部から4−クロロメチル−2−(5−メチル−2−チエニル)チアゾール(0.60g,52%)を得た。ジエチルエーテル−ヘキサンから再結晶した。無色プリズム晶。融点89〜90℃。
【0125】
参考例115
2−チオフェンカルボニルメチルヘキサミニウム ブロミド(10.4g)、エタノール(100ml)および濃塩酸(24ml)の混合物を50℃で1時間かき混ぜた。反応混合物を冷却して析出した結晶をろ別し、ろ液を濃縮した。析出した結晶(5.20g,定量的)をろ取した。この結晶(3.55g)、トルエン(20ml)および水(20ml)の混合物にクロロアセチルクロリド(1.43ml)および2規定水酸化ナトリウム水溶液(10ml)を0℃で滴下した。室温で2時間かき混ぜた後、析出した結晶をろ取し、ろ液のトルエン層を水洗、乾燥(MgSO4)後、溶媒を留去して得られた結晶と合わせ、酢酸エチルから再結晶してN−(2−チオフェンカルボニルメチル)クロロアセトアミドの結晶(1.82g,42%)を得た。この結晶(1.67g)、トルエン(20ml)およびオキシ塩化リン(1.8ml)の混合物を80℃で4時間かき混ぜた。反応混合物を濃縮し、残留物に水を加え、炭酸カリウムで中和後、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を水洗、乾燥(MgSO4)後、溶媒を留去した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル−ヘキサン(1:3,v/v)溶出部から2−クロロメチル−5−(2−チエニル)オキサゾール(1.40g,92%)を得た。油状物。NMR(δ ppm in CDCl3): 4.65(2H,s), 7.09(1H,dd,J=5,3.8Hz), 7.18(1H,s), 7.3-7.4(2H,m)。
【0126】
参考例116
7−メトキシ−3−キノリンカルボン酸エチル(12.0g)および47%臭化水素酸(200ml)の混合物を24時間還流下に加熱した。析出した結晶(12.63g)をろ取し、エタノール(400ml)および濃硫酸(2ml)の混合物に加え、20時間還流下に加熱した。反応混合物を濃縮し、残留物に飽和重曹水を加え、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を水洗、乾燥(MgSO4)後、溶媒を留去し7−ヒドロキシ−3−キノリンカルボン酸エチル(5.70g,51%)を得た。酢酸エチル−ヘキサンから無色プリズム晶。融点179〜180℃。
参考例117
7−ヒドロキシ−3−キノリンカルボン酸エチル(5.30g)のテトラヒドロフラン(200ml)溶液に、水素化ナトリウム(60%,油性,1.07g)を0℃で加え、1時間かき混ぜた。N−フェニルトリフルオロメタンスルホンイミド(10.47g)を加え、室温で1時間かき混ぜた。反応混合物に水を加え、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を水洗、乾燥(MgSO4)後、溶媒を留去した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル−ヘキサン(1:4,v/v)溶出部から7−トリフルオロメタンスルホニルオキシ−3−キノリンカルボン酸エチル(7.65g,90%)を得た。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶した。無色プリズム晶。融点153〜154℃。
【0127】
参考例118
7−トリフルオロメタンスルホニルオキシ−3−キノリンカルボン酸エチル(7.40g)、2規定炭酸ナトリウム水溶液(28ml)、塩化リチウム(2.70g)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(1.27g)およびトルエン(120ml)の混合物に、アルゴン気流下室温でフェニルホウ酸(2.48g)のエタノール(30ml)溶液を滴下し、90℃で14時間かき混ぜた。不溶物をろ別し、ろ液を酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を飽和重曹水および水で洗浄、乾燥(MgSO4)後、溶媒を留去した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル−ヘキサン(1:4,v/v)溶出部から7−フェニル−3−キノリンカルボン酸エチル(5.14g,87%)を得た。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶した。無色プリズム晶。融点118〜119℃。
参考例119
参考例118と同様にして、7−トリフルオロメタンスルホニルオキシ−3−キノリンカルボン酸エチルと2−チエニルホウ酸を反応して、7−(2−チエニル)−3−キノリンカルボン酸エチルを得た。収率67%。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶した。無色プリズム晶。融点146〜147℃。
【0128】
参考例120
参考例72と同様にして、7−フェニル−3−キノリンカルボン酸エチルを水素化リチウムアルミニウムで還元して7−フェニル−3−キノリルメタノールを得た。収率39%。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶した。無色プリズム晶。融点128〜129℃。
参考例121
7−(2−チエニル)−3−キノリンカルボン酸エチル(500mg)のテトラヒドロフラン(30ml)溶液に、1規定水素化ジイソブチルアルミニウム−トルエン溶液(7.2ml)を0℃で滴下した。30分間かき混ぜた後、反応混合物に水を加え、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgSO4)後、溶媒を留去した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル−ヘキサン(1:2,v/v)溶出部から7−(2−チエニル)−3−キノリルメタノール(270mg,63%)を得た。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶した。黄色プリズム晶。融点143〜144℃。
参考例122
参考例73と同様にして、7−フェニル−3−キノリルメタノールと塩化チオニルを反応して、3−クロロメチル−7−フェニルキノリンを得た。収率96%。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶した。無色プリズム晶。融点105〜106℃。
【0129】
参考例123
参考例73と同様にして、7−(2−チエニル)−3−キノリルメタノールと塩化チオニルを反応して、3−クロロメチル−7−(2−チエニル)キノリンを得た。収率77%。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶した。無色りんぺん状晶。融点120〜121℃。
参考例124
参考例82と同様にして、4−ベンジルオキシ−3−メトキシけい皮酸エチルを水素化リチウムアルミニウムで還元して、3−(4−ベンジルオキシ−3−メトキシフェニル)プロパノールを得た。収率56%。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶した。無色プリズム晶。融点57〜58℃。
参考例125
参考例85と同様にして、3−(4−ベンジルオキシ−3−メトキシフェニル)プロパノールと塩化メタンスルホニルを反応して、3−(4−ベンジルオキシ−3−メトキシフェニル)プロピル メタンスルホネートを得た。収率定量的。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶した。無色プリズム晶。融点87〜88℃。
【0130】
参考例126
参考例88と同様にして、3−(4−ベンジルオキシ−3−メトキシフェニル)プロピル メタンスルホネートとイミダゾールを反応して、1−[3−(4−ベンジルオキシ−3−メトキシフェニル)プロピル]イミダゾールを得た。収率57%。油状物。NMR(δ ppm in CDCl3): 2.0-2.2(2H,m), 2.55(2H,t,J=7.4Hz), 3.88(3H,s), 3.92(2H,t,J=7Hz), 5.13(2H,s), 6.6-6.7(3H,m), 6.82(1H,d,J=8Hz), 6.9-7.5(8H,m)。
参考例127
参考例91と同様にして、1−[3−(4−ベンジルオキシ−3−メトキシフェニル)プロピル]イミダゾールを接触還元して、1−[3−(4−ヒドロキシ−3−メトキシフェニル)プロピル]イミダゾールを得た。収率83%。酢酸エチルから再結晶した。無色プリズム晶。融点127〜128℃。
参考例128
参考例82と同様にして、3−(3−クロロ−4−メトキシメトキシフェニル)プロピオン酸エチルを水素化リチウムアルミニウムで還元して、3−(3−クロロ−4−メトキシメトキシフェニル)プロパノールを得た。収率97%。油状物。NMR(δ ppm in CDCl3): 1.8-1.95(2H,m), 2.64(2H,t,J=7.6Hz), 3.52(3H,s), 3.66(2H,t,J=6.2Hz), 5.22(2H,s), 6.95-7.25(3H,m)。
【0131】
参考例129
参考例85と同様にして、3−(3−クロロ−4−メトキシメトキシフェニル)プロパノールと塩化メタンスルホニルを反応して、3−(3−クロロ−4−メトキシメトキシフェニル)プロピル メタンスルホネートを得た。収率定量的。油状物。NMR(δ ppm in CDCl3): 1.95-2.15(2H,m), 2.69(2H,t,J=7.5Hz), 3.00(3H,s), 3.52(3H,s), 4.22(2H,t,J=6.4Hz), 5.22(2H,s), 6.95-7.15(2H,m), 7.2-7.25(1H,m)。
参考例130
参考例88と同様にして、3−(3−クロロ−4−メトキシメトキシフェニル)プロピル メタンスルホネートとイミダゾールを反応して、1−[3−(3−クロロ−4−メトキシメトキシフェニル)プロピル]イミダゾールを得た。収率65%。油状物。NMR(δ ppm in CDCl3): 2.0-2.2(2H,m), 2.54(2H,t,J=7.7Hz), 3.52(3H,s), 3.93(2H,t,J=7Hz), 5.22(2H,s), 6.9-7.0(2H,m), 7.05-7.2(3H,m), 7.46(1H,s)。
【0132】
参考例131
1−[3−(3−クロロ−4−メトキシメトキシフェニル)プロピル]イミダゾール(4.50g)、10%硫酸(50ml)およびアセトン(50ml)の混合物を3時間還流下に加熱した。水酸化ナトリウム(7.0g)を0℃で加え、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を水洗、乾燥(MgSO4)後、溶媒を留去して1−[3−(3−クロロ−4−ヒドロキシフェニル)プロピル]イミダゾール(3.50g,92%)を得た。エタノールから再結晶した。無色プリズム晶。融点112〜113℃。
参考例132
2−シアノチオフェン(10.9g)、塩酸ヒドロキシルアミン(6.96g)および70%エタノール(100ml)の混合物を80℃で2時間かき混ぜた。反応混合物を水に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を2規定塩酸で抽出し、水層を合わせ、炭酸カリウムでアルカリ性とした後、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を水洗、乾燥(MgSO4)後、溶媒を留去して結晶(12.4g,87%)を得た。この結晶(7.11g)、炭酸カリウム(4.15g)およびアセトン(100ml)の混合物に、塩化クロロアセチル(4.80ml)を0℃で滴下し、室温で16時間かき混ぜた。反応混合物を濃縮し、水を加えて析出する結晶(8.82g,81%)をろ取した。この結晶(7.82g)をキシレン(100ml)に加え、脱水しながら2時間還流下に加熱した。反応混合物を濃縮し、残留物に酢酸エチルを加え、水洗、乾燥(MgSO4)した。酢酸エチル層を濃縮し、残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル−ヘキサン(1:10,v/v)溶出部から得られた結晶を酢酸エチル−ヘキサンから再結晶して、5−クロロメチル−3−(2−チエニル)1,2,4−オキサジアゾール(6.23g,87%)を得た。無色プリズム晶。融点58〜59℃。
【0133】
実施例1
3−[4−[2−[(E)−2−フェニルエテニル]−4−オキサゾリルメトキシ]フェニル]プロパノール(760mg)、トリブチルホスフィン(1.01g)および1,2,4−トリアゾール(280mg)のテトラヒドロフラン(15ml)溶液に、ジエチル アゾジカルボキシレート(700mg)を0℃で滴下した。1時間加熱還流後、反応混合物を水に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を水洗、乾燥(MgSO4)後、溶媒を留去した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル−ヘキサン(2:1,v/v)溶出部から得られる結晶を酢酸エチル−ヘキサンから再結晶して、1−[3−[4−[2−[(E)−2−フェニルエテニル]−4−オキサゾリルメトキシ]フェニル]プロピル]−1,2,4−トリアゾール(540mg,70%)を得た。無色プリズム晶。融点108〜109℃。
【0134】
実施例2
実施例1と同様にして、4−[4−[2−[(E)−2−フェニルエテニル]−4−オキサゾリルメトキシ]フェニル]ブタノールと1,2,4−トリアゾールを反応して、1−[4−[4−[2−[(E)−2−フェニルエテニル]−4−オキサゾリルメトキシ]フェニル]ブチル]−1,2,4−トリアゾールを得た。収率71%。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶。無色プリズム晶。融点94〜95℃。
実施例3
実施例1と同様にして、5−[4−[2−[(E)−2−フェニルエテニル]−4−オキサゾリルメトキシ]フェニル]ペンタノールと1,2,4−トリアゾールを反応して、1−[5−[4−[2−[(E)−2−フェニルエテニル]−4−オキサゾリルメトキシ]フェニル]ペンチル]−1,2,4−トリアゾールを得た。収率60%。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶。無色プリズム晶。融点103〜104℃。
【0135】
実施例4
実施例1と同様にして、3−[3−[2−[(E)−2−フェニルエテニル]−4−オキサゾリルメトキシ]フェニル]プロパノールと1,2,4−トリアゾールを反応して、1−[3−[3−[2−[(E)−2−フェニルエテニル]−4−オキサゾリルメトキシ]フェニル]プロピル]−1,2,4−トリアゾールを得た。収率61%。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶。無色プリズム晶。融点59〜60℃。
実施例5
実施例1と同様にして、3−[2−[2−[(E)−2−フェニルエテニル]−4−オキサゾリルメトキシ]フェニル]プロパノールと1,2,4−トリアゾールを反応して、1−[3−[2−[2−[(E)−2−フェニルエテニル]−4−オキサゾリルメトキシ]フェニル]プロピル]−1,2,4−トリアゾールを得た。収率54%。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶。無色プリズム晶。融点72〜73℃。
【0136】
実施例6
実施例1と同様にして、6−[4−[2−[(E)−2−フェニルエテニル]−4−オキサゾリルメトキシ]フェニル]ヘキサノールと1,2,4−トリアゾールを反応して、1−[6−[4−[2−[(E)−2−フェニルエテニル]−4−オキサゾリルメトキシ]フェニル]ヘキシル]−1,2,4−トリアゾールを得た。収率65%。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶。無色プリズム晶。融点90〜91℃。
実施例7
実施例1と同様にして、2−[4−[2−[(E)−2−フェニルエテニル]−4−オキサゾリルメトキシ]フェニル]エタノールと1,2,4−トリアゾールを反応して、1−[2−[4−[2−[(E)−2−フェニルエテニル]−4−オキサゾリルメトキシ]フェニル]エチル]−1,2,4−トリアゾールを得た。収率76%。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶。無色プリズム晶。融点136〜137℃。
【0137】
実施例8
イミダゾール(70mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(5ml)溶液に、水素化ナトリウム(60%,油性,50mg)を0℃で加え、1時間かきまぜた。3−[4−[2−[(E)−2−フェニルエテニル]−4−オキサゾリルメトキシ]フェニル]プロピル メタンスルホネート(350mg)を加え、70℃で1.5時間かきまぜた。反応混合物に水を加え、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を水洗、乾燥(MgSO4)後、溶媒を留去して得られる結晶を酢酸エチル−ヘキサンから再結晶して、4−[4−[3−(1−イミダゾリル)プロピル]フェノキシメチル]−2−[(E)−2−フェニルエテニル]オキサゾール(200mg,61%)を得た。無色プリズム晶。融点127〜128℃。
実施例9
実施例8と同様にして、イミダゾールと4−[4−[2−[(E)−2−フェニルエテニル]−4−オキサゾリルメトキシ]フェニル]ブチル メタンスルホネートを反応して、4−[4−[4−(1−イミダゾリル)ブチル]フェノキシメチル]−2−[(E)−2−フェニルエテニル]オキサゾールを得た。収率61%。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶。無色プリズム晶。融点103〜104℃。
【0138】
実施例10
実施例8と同様にして、1,2,3−トリアゾールと4−[4−[2−[(E)−2−フェニルエテニル]−4−オキサゾリルメトキシ]フェニル]ブチル メタンスルホネートを反応して得られた抽出物を、シリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル−ヘキサン(2:3,v/v)溶出部から2−[4−[4−[2−[(E)−2−フェニルエテニル]−4−オキサゾリルメトキシ]フェニル]ブチル]−2H−1,2,3−トリアゾールを得た。収率35%。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶。無色鱗片状晶。融点90〜91℃。
実施例11
実施例10のカラムクロマトグラフィーにおいて、続いて酢酸エチル−ヘキサン(2:1,v/v)で溶出する部分から1−[4−[4−[2−[(E)−2−フェニルエテニル]−4−オキサゾリルメトキシ]フェニル]ブチル]−1H−1,2,3−トリアゾールを得た。収率25%。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶。無色針状晶。融点125〜126℃。
【0139】
実施例12
実施例8と同様にして、1,2,3−トリアゾールと3−[4−[2−[(E)−2−フェニルエテニル]−4−オキサゾリルメトキシ]フェニル]プロピルメタンスルホネートを反応して得られた抽出物を、シリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル−ヘキサン(1:1,v/v)溶出部から2−[3−[4−[2−[(E)−2−フェニルエテニル]−4−オキサゾリルメトキシ]フェニル]プロピル]−2H−1,2,3−トリアゾールを得た。収率35%。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶。無色プリズム晶。融点103〜104℃。
実施例13
実施例12のカラムクロマトグラフィーにおいて、続いて溶出する部分から1−[3−[4−[2−[(E)−2−フェニルエテニル]−4−オキサゾリルメトキシ]フェニル]プロピル]−1H−1,2,3−トリアゾールを得た。収率22%。酢酸エチルから再結晶。無色針状晶。融点142〜143℃。
【0140】
実施例14
実施例8と同様にして、ピラゾールと3−[4−[2−[(E)−2−フェニルエテニル]−4−オキサゾリルメトキシ]フェニル]プロピル メタンスルホネートを反応して、2−[(E)−2−フェニルエテニル]−4−[4−[3−(1−ピラゾリル)プロピル]フェノキシメチル]オキサゾールを得た。収率67%。イソプロピルエーテルから再結晶。無色鱗片状晶。融点94〜95℃。
実施例15
実施例8と同様にして、2−メチルイミダゾールと3−[4−[2−[(E)−2−フェニルエテニル]−4−オキサゾリルメトキシ]フェニル]プロピル メタンスルホネートを反応して、4−[4−[3−(2−メチル−1−イミダゾリル)プロピル]フェノキシメチル]−2−[(E)−2−フェニルエテニル]オキサゾールを得た。収率47%。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶。無色プリズム晶。融点93〜94℃。
【0141】
実施例16
実施例8と同様にして、イミダゾールと3−[3−メトキシ−4−[2−[(E)−2−フェニルエテニル]−4−オキサゾリルメトキシ]フェニル]プロピル メタンスルホネートを反応して、4−[4−[3−(1−イミダゾリル)プロピル]−2−メトキシフェノキシメチル]−2−[(E)−2−フェニルエテニル]オキサゾールを得た。収率60%。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶。無色プリズム晶。融点95〜96℃。
実施例17
実施例8と同様にして、イミダゾールと5−[4−[2−[(E)−2−フェニルエテニル]−4−オキサゾリルメトキシ]フェニル]ペンチル メタンスルホネートを反応して、4−[4−[5−(1−イミダゾリル)ペンチル]フェノキシメチル]−2−[(E)−2−フェニルエテニル]オキサゾールを得た。収率66%。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶。無色プリズム晶。融点101〜102℃。
【0142】
実施例18
実施例8と同様にして、イミダゾールと3−[3−[2−[(E)−2−フェニルエテニル]−4−オキサゾリルメトキシ]フェニル]プロピル メタンスルホネートを反応して、4−[3−[3−(1−イミダゾリル)プロピル]フェノキシメチル]−2−[(E)−2−フェニルエテニル]オキサゾールを得た。収率63%。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶。無色プリズム晶。融点86〜87℃。
実施例19
実施例8と同様にして、イミダゾールと3−[2−[2−[(E)−2−フェニルエテニル]−4−オキサゾリルメトキシ]フェニル]プロピル メタンスルホネートを反応して、4−[2−[3−(1−イミダゾリル)プロピル]フェノキシメチル]−2−[(E)−2−フェニルエテニル]オキサゾールを油状物として得た。収率80%。NMR(δ ppm in CDCl3): 2.12(2H,quint,J=7.4Hz), 2.66(2H,t,J=7.4Hz), 3.94(2H,t, J=7.4Hz), 5.04(2H,s), 6.9-7.58(16H,m)。
【0143】
実施例20
実施例8と同様にして、イミダゾールと6−[4−[2−[(E)−2−フェニルエテニル]−4−オキサゾリルメトキシ]フェニル]ヘキシル メタンスルホネートを反応して、4−[4−[6−(1−イミダゾリル)ヘキシル]フェノキシメチル]−2−[(E)−2−フェニルエテニル]オキサゾールを得た。収率66%。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶。無色プリズム晶。融点108〜109℃。
実施例21
実施例8と同様にして、ベンズイミダゾールと4−[4−[2−[(E)−2−フェニルエテニル]−4−オキサゾリルメトキシ]フェニル]ブチル メタンスルホネートを反応して、1−[4−[4−[2−[(E)−2−フェニルエテニル]−4−オキサゾリルメトキシ]フェニル]ブチル]ベンズイミダゾールを得た。収率36%。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶。無色プリズム晶。融点148〜149℃。
【0144】
実施例22
実施例8と同様にして、2−メチルイミダゾールと4−[4−[2−[(E)−2−フェニルエテニル]−4−オキサゾリルメトキシ]フェニル]ブチル メタンスルホネートを反応して、4−[4−[4−(2−メチル−1−イミダゾリル)ブチル]フェノキシメチル]−2−[(E)−2−フェニルエテニル]オキサゾールを得た。収率42%。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶。無色プリズム晶。融点122〜123℃。
実施例23
実施例8と同様にして、2−フェニルイミダゾールと4−[4−[2−[(E)−2−フェニルエテニル]−4−オキサゾリルメトキシ]フェニル]ブチル メタンスルホネートを反応して、2−[(E)−2−フエニルエテニル]−4−[4−[4−(2−フェニル−1−イミダゾリル)ブチル]フェノキシメチル]オキサゾールを得た。収率40%。酢酸エチル−イソプロピルエーテルから再結晶。無色プリズム晶。融点85〜86℃。
【0145】
実施例24
実施例8と同様にして、ピロールと3−[4−[2−[(E)−2−フェニルエテニル]−4−オキサゾリルメトキシ]フェニル]プロピル メタンスルホネートを反応して、2−[(E)−2−フェニルエテニル]−4−[4−[3−(1−ピロリル)プロピル]フェノキシメチル]オキサゾールを得た。収率57%。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶。無色プリズム晶。融点108〜109℃。
実施例25
4−[4−[2−[(E)−2−フェニルエテニル]−4−オキサゾリルメトキシ]フェニル]ブチル メタンスルホネート(430mg)、エチル 2−イミダゾールカルボキシレート(155mg)、炭酸カリウム(305mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(10ml)の混合物を80〜90℃で2時間かきまぜた。反応混合物を水に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を水洗、乾燥(MgSO4)後、溶媒を留去した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル−ヘキサン(2:1,v/v)溶出部から得られた結晶を酢酸エチル−ヘキサンから再結晶して、エチル 1−[4−[4−[2−[(E)−2−フェニルエテニル]−4−オキサゾリルメトキシ]フェニル]ブチル]−2−イミダゾールカルボキシレート(280mg,60%)を得た。無色プリズム晶。融点96〜97℃。
【0146】
実施例26
実施例25と同様にして、4−(4−クロロメチルフェノキシメチル)−2−[(E)−2−フェニルエテニル]オキサゾールとイミダゾールを反応して、4−[4−(1−イミダゾリルメチル)フェノキシメチル]−2−[(E)−2−フェニルエテニル]オキサゾールを得た。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶。無色プリズム晶。融点149〜150℃。
実施例27
実施例25と同様にして、2−[4−[2−[(E)−2−フェニルエテニル]−4−オキサゾリルメトキシ]フェニル]エチル メタンスルホネートとイミダゾールを反応して、4−[4−[2−(1−イミダゾリル)エチル]フェノキシメチル]−2−[(E)−2−フェニルエテニル]オキサゾールを得た。収率38%。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶。無色プリズム晶。融点165〜166℃。
【0147】
実施例28
実施例25と同様にして、3−[4−[2−[(E)−2−フェニルエテニル]−4−オキサゾリルメトキシ]フェニル]プロピル メタンスルホネートとベンズイミダゾールを反応して、1−[3−[4−[2−[(E)−2−フェニルエテニル]−4−オキサゾリルメトキシ]フェニル]プロピル]ベンズイミダゾールを得た。収率49%。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶。無色プリズム晶。融点115〜117℃。
実施例29
実施例25と同様にして、3−[4−[2−[(E)−2−フェニルエテニル]−4−オキサゾリルメトキシ]フェニル]プロピル メタンスルホネートとエチル 2−イミダゾールカルボキシレートを反応して、エチル 1−[3−[4−[2−[(E)−2−フェニルエテニル]−4−オキサゾリルメトキシ]フェニル]プロピル]−2−イミダゾールカルボキシレートを得た。収率68%。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶。無色プリズム晶。融点123〜124℃。
【0148】
実施例30
実施例25と同様にして、3−[4−[2−[(E)−2−フェニルエテニル]−4−オキサゾリルメトキシ]フェニル]プロピル メタンスルホネートとジメチル 4,5−イミダゾールジカルボキシレートを反応して、ジメチル 1−[3−[4−[2−[(E)−2−フェニルエテニル]−4−オキサゾリルメトキシ]フェニル]プロピル]−4,5−イミダゾールジカルボキシレートを得た。収率63%。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶。無色プリズム晶。融点85〜86℃。
実施例31
実施例25と同様にして、3−[4−[2−[(E)−2−フェニルエテニル]−4−オキサゾリルメトキシ]フェニル]プロピル メタンスルホネートと4,5−イミダゾールジカルボキサミドを反応して、1−[3−[4−[2−[(E)−2−フェニルエテニル]−4−オキサゾリルメトキシ]フェニル]プロピル]−4,5−イミダゾールジカルボキサミドを得た。収率44%。酢酸エチルから再結晶。無色プリズム晶。融点194〜195℃。
【0149】
実施例32
実施例25と同様にして、3−[4−[2−[(E)−2−フェニルエテニル]−4−オキサゾリルメトキシ]フェニル]プロピル メタンスルホネートと4,5−ジフェニルイミダゾールを反応して、4−[4−[3−(4,5−ジフェニル−1−イミダゾリル)プロピル]フェノキシメチル]−2−[(E)−2−フェニルエテニル]オキサゾールを得た。収率53%。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶。無色プリズム晶。融点137〜138℃。
実施例33
4−(4−クロロメチルフェノキシメチル)−2−[(E)−2−フェニルエテニル]オキサゾール(500mg)、1,2,4−トリアゾール(160mg)、炭酸カリウム(620mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(10ml)の混合物を80〜90℃で2時間かきまぜた。反応混合物を水に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を水洗、乾燥(MgSO4)後、溶媒を留去した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル−メタノール(20:1,v/v)溶出部から1−[4−[2−[(E)−2−フェニルエテニル]−4−オキサゾリルメトキシ]ベンジル]−1H−1,2,4−トリアゾール(430mg,80%)を得た。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶。無色プリズム晶。融点148〜149℃。
【0150】
実施例34
実施例33のカラムクロマトグラフィーにおいて、続いて溶出する部分から、4−[4−[2−[(E)−2−フェニルエテニル]−4−オキサゾリルメトキシ]ベンジル]−4H−1,2,4−トリアゾール(40mg,7.4%)を得た。酢酸エチルから再結晶。無色プリズム晶。融点209〜210℃。
実施例35
実施例33と同様にして、3−[4−[2−[(E)−2−フェニルエテニル]−4−オキサゾリルメトキシ]フェニル]プロピル メタンスルホネートとテトラゾールを反応して得られた抽出物を、シリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル−ヘキサン(1:1,v/v)溶出部から2−[3−[4−[2−[(E)−2−フェニルエテニル]−4−オキサゾリルメトキシ]フェニル]プロピル]−2H−テトラゾールを得た。収率41%。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶。無色プリズム晶。融点97〜98℃。
【0151】
実施例36
実施例35のカラムクロマトグラフィーにおいて、続いて溶出する部分から、1−[3−[4−[2−[(E)−2−フェニルエテニル]−4−オキサゾリルメトキシ]フェニル]プロピル]−1H−テトラゾールを得た。収率23%。酢酸エチルから再結晶。無色鱗片状晶。融点147〜148℃。
実施例37
1−[4−(4−ヒドロキシフェニル)ブチル]−1,2,4−トリアゾール(450mg)、4−クロロメチル−2−(3,4−ジヒドロ−2−ナフチル)オキサゾール(565mg)、炭酸カリウム(290mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(10ml)の混合物を80℃で6時間かきまぜた。反応混合物を水に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を水洗、乾燥(MgSO4)後、溶媒を留去した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、クロロホルム−メタノール(50:1,v/v)溶出部から得られた結晶を酢酸エチル−ヘキサンから再結晶して、1−[4−[4−[2−(3,4−ジヒドロ−2−ナフチル)−4−オキサゾリルメトキシ]フェニル]ブチル]−1,2,4−トリアゾールを得た。収率49%。無色プリズム晶。融点96〜97℃。
【0152】
実施例38
実施例37と同様にして、1−[4−(4−ヒドロキシフェニル)ブチル]−1,2,4−トリアゾールと4−クロロメチル−5−メチル−2−(2−ナフチル)オキサゾールを反応して、1−[4−[4−[5−メチル−2−(2−ナフチル)−4−オキサゾリルメトキシ]フェニル]ブチル]−1,2,4−トリアゾールを得た。収率54%。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶。無色プリズム晶。融点134〜135℃。
実施例39
実施例37と同様にして、1−[4−(4−ヒドロキシフェニル)ブチル]−1,2,4−トリアゾールと2−(2−ベンゾフラニル)−4−クロロメチル−5−メチルオキサゾールを反応して、1−[4−[4−[2−(2−ベンゾフラニル)−5−メチル−4−オキサゾリルメトキシ]フェニル]ブチル]−1,2,4−トリアゾールを得た。収率43%。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶。無色プリズム晶。融点105〜107℃。
【0153】
実施例40
実施例37と同様にして、1−[4−(4−ヒドロキシフェニル)ブチル]−1,2,4−トリアゾールと2−(2−ベンゾ[b]チエニル)−4−クロロメチル−5−メチルオキサゾールを反応して、1−[4−[4−[2−(2−ベンゾ[b]チエニル)−5−メチル−4−オキサゾリルメトキシ]フェニル]ブチル]−1,2,4−トリアゾールを得た。収率59%。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶。無色プリズム晶。融点131〜132℃。
実施例41
実施例37と同様にして、1−[3−(4−ヒドロキシ−3−メトキシフェニル)プロピル]−1,2,4−トリアゾールと4−クロロメチル−2−[(E)−2−フェニルエテニル]オキサゾールを反応して、1−[3−[3−メトキシ−4−[2−[(E)−2−フェニルエテニル]−4−オキサゾリルメトキシ]フェニル]プロピル]−1,2,4−トリアゾールを得た。収率62%。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶。無色プリズム晶。融点113〜114℃。
【0154】
実施例42
実施例37と同様にして、1−[3−(4−ヒドロキシフェニル)プロピル]イミダゾールと4−クロロメチル−2−フェニルオキサゾールを反応して、4−[4−[3−(1−イミダゾリル)プロピル]フェノキシメチル]−2−フェニルオキサゾールを得た。収率42%。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶。無色プリズム晶。融点111〜112℃。
実施例43
実施例37と同様にして、1−[3−(4−ヒドロキシフェニル)プロピル]イミダゾールと4−クロロメチル−2−(3,4−ジヒドロ−2−ナフチル)オキサゾールを反応して、2−(3,4−ジヒドロ−2−ナフチル)−4−[4−[3−(1−イミダゾリル)プロピル]フェノキシメチル]オキサゾールを得た。収率42%。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶。無色プリズム晶。融点99〜100℃。
【0155】
実施例44
実施例37と同様にして、1−[3−(4−ヒドロキシフェニル)プロピル]イミダゾールと2−(2−ベンゾ[b]チエニル)−4−クロロメチル−5−メチルオキサゾールを反応して、2−(2−ベンゾ[b]チエニル)−4−[4−[3−(1−イミダゾリル)プロピル]フェノキシメチル]−5−メチルオキサゾールを得た。収率38%。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶。無色プリズム晶。融点142〜143℃。
実施例45
実施例37と同様にして、1−[3−(4−ヒドロキシフェニル)プロピル]イミダゾールと2−ベンジル−4−クロロメチルオキサゾールを反応して、2−ベンジル−4−[4−[3−(1−イミダゾリル)プロピル]フェノキシメチル]オキサゾールを得た。収率23%。酢酸エチル−イソプロピルエーテルから再結晶。無色プリズム晶。融点61〜62℃。
【0156】
実施例46
実施例37と同様にして、1−(4−ヒドロキシフェニル)イミダゾールと4−クロロメチル−2−[(E)−2−フェニルエテニル]オキサゾールを反応して、4−[4−(1−イミダゾリル)フェノキシメチル]−2−[(E)−2−フェニルエテニル]オキサゾールを得た。収率68%。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶。無色プリズム晶。融点160〜162℃。
実施例47
水素化ナトリウム(90mg)を1−[3−(4−ヒドロキシフェニル)プロピル]イミダゾール(405mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(10ml)溶液に室温で加え、1.5時間かきまぜた。4−クロロメチル−2−イソプロピルオキサゾール(350mg)を加え、さらに80℃で4時間かきまぜた。反応混合物を水に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を水洗、乾燥(MgSO4)後、溶媒を留去した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル−ヘキサン−メタノール(20:10:1,v/v)溶出部から4−[4−[3−(1−イミダゾリル)プロピル]フェノキシメチル]−2−イソプロピルオキサゾール(450mg,69%)を油状物として得た。NMR(δ ppm in CDCl3): 1.36(6H,d,J=6.8Hz), 2.0-2.2(2H,m), 2.56(2H,t,J=7.5Hz), 3.0-3.2(1H,m), 3.92(2H,t,J=7Hz), 4.96(2H,s), 6.9-7.0(3H,m), 7.0-7.1(3H,m), 7.46(1H,s), 7.59(1H,s)。
【0157】
実施例48
水素化ナトリウム(440mg)を1−[3−(4−ヒドロキシフェニル)プロピル]イミダゾール(2.02g)のN,N−ジメチルホルムアミド(50ml)溶液に室温で加え、1.5時間かきまぜた。2−(4−ベンジルオキシフェニル)−4−クロロメチルオキサゾール(3.60g)を加え、さらに80℃で3時間かきまぜた。反応混合物を水に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を水洗、乾燥(MgSO4)後、溶媒を留去した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル−メタノール(50:1,v/v)溶出部から得られた結晶をエタノールから再結晶して、2−(4−ベンジルオキシフェニル)−4−[4−[3−(1−イミダゾリル)プロピル]フェノキシメチル]オキサゾール(2.88g,62%)を得た。無色プリズム晶。融点133〜134℃。
実施例49
実施例48と同様にして、1−[3−(4−ヒドロキシフェニル)プロピル]イミダゾールと4−クロロメチル−2−(4−クロロフェニル)オキサゾールを反応して、2−(4−クロロフェニル)−4−[4−[3−(1−イミダゾリル)プロピル]フェノキシメチル]オキサゾールを得た。収率76%。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶。無色プリズム晶。融点116〜117℃。
【0158】
実施例50
実施例48と同様にして、1−[3−(4−ヒドロキシフェニル)プロピル]イミダゾールと4−クロロメチル−2−(3,5−ジメトキシフェニル)オキサゾールを反応して、2−(3,5−ジメトキシフェニル)−4−[4−[3−(1−イミダゾリル)プロピル]フェノキシメチル]オキサゾールを得た。収率76%。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶。無色プリズム晶。融点59〜60℃。
実施例51
実施例48と同様にして、1−[3−(4−ヒドロキシフェニル)プロピル]イミダゾールと4−クロロメチル−2−(3,5−ジメチルフェニル)オキサゾールを反応して、2−(3,5−ジメチルフェニル)−4−[4−[3−(1−イミダゾリル)プロピル]フェノキシメチル]オキサゾールを得た。収率74%。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶。無色プリズム晶。融点110〜111℃。
【0159】
実施例52
実施例48と同様にして、1−[3−(4−ヒドロキシフェニル)プロピル]イミダゾールと4−クロロメチル−2−(4−シアノフェニル)オキサゾールを反応して、2−(4−シアノフェニル)−4−[4−[3−(1−イミダゾリル)プロピル]フェノキシメチル]オキサゾールを得た。収率72%。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶。無色プリズム晶。融点98〜99℃。
実施例53
実施例48と同様にして、1−[3−(4−ヒドロキシフェニル)プロピル]イミダゾールと2−(3−ベンジルオキシフェニル)−4−クロロメチルオキサゾールを反応して、2−(3−ベンジルオキシフェニル)−4−[4−[3−(1−イミダゾリル)プロピル]フェノキシメチル]オキサゾールを得た。収率65%。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶。無色プリズム晶。融点112〜113℃。
【0160】
実施例54
実施例48と同様にして、1−[3−(4−ヒドロキシフェニル)プロピル]イミダゾールと4−クロロメチル−2−シクロヘキシルオキサゾールを反応して、2−シクロヘキシル−4−[4−[3−(1−イミダゾリル)プロピル]フェノキシメチル]オキサゾールを得た。収率38%。エーテル−ヘキサンから再結晶。無色プリズム晶。融点46〜47℃。
実施例55
実施例48と同様にして、1−[3−(4−ヒドロキシフェニル)プロピル]イミダゾールと4−クロロメチル−5−メチル−2−[(E)−2−フェニルエテニル]オキサゾールを反応して、4−[4−[3−(1−イミダゾリル)プロピル]フェノキシメチル]−5−メチル−2−[(E)−2−フェニルエテニル]オキサゾールを得た。収率66%。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶。淡黄色プリズム晶。融点94〜95℃。
【0161】
実施例56
実施例48と同様にして、1−[3−(4−ヒドロキシフェニル)プロピル]イミダゾールと4−クロロメチル−2−[(E)−フェニルエテニル]チアゾールを反応して、4−[4−[3−(1−イミダゾリル)プロピル]フェノキシメチル]−2−[(E)−2−フェニルエテニル]チアゾールを得た。収率58%。酢酸エチルから再結晶。無色プリズム晶。融点129〜130℃。
実施例57
実施例48と同様にして、1−[3−(4−ヒドロキシフェニル)プロピル]イミダゾールと5−クロロメチル−2−イソプロピルベンズオキサゾールを反応して、5−[4−[3−(1−イミダゾリル)プロピル]フェノキシメチル]−2−イソプロピルベンズオキサゾールを得た。収率59%。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶。無色プリズム晶。融点76〜77℃。
【0162】
実施例58
エチル 1−[3−[4−[2−[(E)−2−フェニルエテニル]−4−オキサゾリルメトキシ]フェニル]プロピル]−2−イミダゾールカルボキシレート(300mg)、1N水酸化ナトリウム水溶液(1.32ml)およびテトラヒドロフラン(3ml)の混合物を室温で2時間かきまぜた。反応混合物に1N塩酸(1.32ml)、次いで水を加えて析出する結晶をろ取し、エーテルで洗浄した。テトラヒドロフラン−水から再結晶して、1−[3−[4−[2−[(E)−2−フェニルエテニル]−4−オキサゾリルメトキシ]フェニル]プロピル]−2−イミダゾールカルボン酸(175mg,63%)を得た。無色プリズム晶。融点116℃(分解)。
実施例59
実施例58と同様にして、ジメチル 1−[3−[4−[2−[(E)−2−フェニルエテニル]−4−オキサゾリルメトキシ]フェニル]プロピル]−4,5−イミダゾールジカルボキシレートを加水分解して、1−[3−[4−[2−[(E)−2−フェニルエテニル]−4−オキサゾリルメトキシ]フェニル]プロピル]−4,5−イミダゾールジカルボン酸を得た。収率26%。アセトン−メタノールから再結晶。無色プリズム晶。融点216℃(分解)。
【0163】
実施例60
水素化リチウムアルミニウム(25mg)のエーテル(5ml)懸濁液に、氷冷下、エチル 1−[3−[4−[2−[(E)−2−フェニルエテニル]−4−オキサゾリルメトキシ]フェニル]プロピル]−2−イミダゾールカルボキシレート(300mg)のエーテル(5ml)−テトラヒドロフラン(10ml)溶液を滴下した。1時間かきまぜた後、4N水酸化ナトリウム水溶液(0.025ml)を加え、室温で30分間かきまぜた。反応混合物を水に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を水洗、乾燥(MgSO4)後、溶媒を留去して得られた結晶を酢酸エチル−ヘキサンから再結晶して、1−[3−[4−[2−[(E)−2−フェニルエテニル]−4−オキサゾリルメトキシ]フェニル]プロピル]−2−イミダゾールメタノール(160mg,58%)を得た。無色プリズム晶。融点143〜144℃。
実施例61
実施例60と同様にして、ジメチル 1−[3−[4−[2−[(E)−2−フェニルエテニル]−4−オキサゾリルメトキシ]フェニル]プロピル]−4,5−イミダゾールジカルボキシレートを還元して、1−[3−[4−[2−[(E)−2−フェニルエテニル]−4−オキサゾリルメトキシ]フェニル]プロピル]−4,5−イミダゾールジメタノールを得た。収率9%。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶。無色プリズム晶。融点146〜148℃。
【0164】
実施例62
4−[4−[3−(1−イミダゾリル)プロピル]フェノキシメチル]−2−[(E)−2−フェニルエテニル]オキサゾール(300mg)のエタノール(100ml)溶液にパラジウム−炭素(5%,wet,300mg)を加え、室温、1気圧で接触還元した。触媒をろ去後、ろ液を濃縮して得られた結晶を酢酸エチル−ヘキサンから再結晶して、4−[4−[3−(1−イミダゾリル)プロピル]フェノキシメチル]−2−(2−フェニルエチル)オキサゾール(170mg,57%)を得た。無色プリズム晶。融点67〜68℃。
実施例63
実施例62と同様にして、2−(4−ベンジルオキシフェニル)−4−[4−[3−(1−イミダゾリル)プロピル]フェノキシメチル]オキサゾールを接触還元して、2−(4−ヒドロキシフェニル)−4−[4−[3−(1−イミダゾリル)プロピル]フェノキシメチル]オキサゾールを得た。収率60%。エタノールから再結晶。無色プリズム晶。融点182〜183℃。
【0165】
実施例64
実施例62と同様にして、2−(3−ベンジルオキシフェニル)−4−[4−[3−(1−イミダゾリル)プロピル]フェノキシメチル]オキサゾールを接触還元して、2−(3−ヒドロキシフェニル)−4−[4−[3−(1−イミダゾリル)プロピル]フェノキシメチル]オキサゾールを得た。収率42%。エタノールから再結晶。無色プリズム晶。融点164〜165℃。
実施例65
2−(4−シアノフェニル)−4−[4−[3−(1−イミダゾリル)プロピル]フェノキシメチル]オキサゾール(700mg)、アジ化ナトリウム(585mg)、塩化アンモニウム(480mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(20ml)の混合物を130〜135℃で24時間かきまぜた。反応混合物を水に注ぎ、1N塩酸で中和して析出する結晶をろ取した。ろ液を酢酸エチル−テトラヒドロフランで抽出し、有機層を水洗、乾燥(MgSO4)後、溶媒を留去して得られた結晶をろ取した。両結晶を合わせ、メタノールから再結晶して5−[4−[4−[4−[3−(1−イミダゾリル)プロピル]フェノキシメチル]−2−オキサゾリル]フェニル]−1H−テトラゾール(250mg,33%)を得た。無色プリズム晶。融点273〜275℃(分解)。
【0166】
実施例66
実施例48と同様にして、1−[3−(4−ヒドロキシフェニル)プロピル]イミダゾールと4−クロロメチル−2−(2−ナフチル)オキサゾールを反応して、4−[4−[3−(1−イミダゾリル)プロピル]フェノキシメチル]−2−(2−ナフチル)オキサゾールを得た。収率77%。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶。無色プリズム晶。融点131〜132℃。
実施例67
実施例48と同様にして、1−[3−(4−ヒドロキシフェニル)プロピル]イミダゾールと2−(2−ベンゾ[b]チエニル)−4−クロロメチルオキサゾールを反応して、2−(2−ベンゾ[b]チエニル)−4−[4−[3−(1−イミダゾリル)プロピル]フェノキシメチル]オキサゾールを得た。収率68%。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶。無色プリズム晶。融点149〜150℃。
【0167】
実施例68
実施例47と同様にして、1−[3−(4−ヒドロキシフェニル)プロピル]イミダゾールとエチル 4−クロロメチル−2−オキサゾールプロピオネートを反応して、エチル 4−[4−[3−(1−イミダゾリル)プロピル]フェノキシメチル]−2−オキサゾールプロピオネートを油状物として得た。収率70%。NMR(δ ppm in CDCl3): 1.25(3H,t,J=7Hz), 2.0-2.2(2H,m), 2.56(2H,t,J=7.5Hz), 2.82(2H,t,J=7Hz), 3.11(2H,t,J=7Hz), 3.92(2H,t,J=7Hz), 4.16(2H,q,J=7Hz), 4.94(2H,s), 6.85-6.95(3H,m), 7.0-7.1(3H,m), 7.45(1H,s), 7.59(1H,s)。
実施例69
実施例47と同様にして、1−[3−(4−ヒドロキシフェニル)プロピル]イミダゾールと4−クロロメチル−2−(2,2−ジフェニルエテニル)オキサゾールを反応して、2−(2,2−ジフェニルエテニル)−4−[4−[3−(1−イミダゾリル)プロピル]フェノキシメチル]オキサゾールを油状物として得た。収率88%。NMR(δ ppm in CDCl3): 2.0-2.2(2H,m), 2.56(2H,t,J=7.5Hz), 3.92(2H,t,J=7Hz), 4.95(2H,s), 6.85-7.0(4H,m), 7.0-7.1(3H,m), 7.2-7.5(10H,m)。
【0168】
実施例70
実施例60と同様にして、エチル 4−[4−[3−(1−イミダゾリル)プロピル]フェノキシメチル]−2−オキサゾールプロピオネートを還元して、4−[4−[3−(1−イミダゾリル)プロピル]フェノキシメチル]−2−オキサゾールプロパノールを得た。収率80%。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶。無色プリズム晶。融点63〜64℃。
実施例71
実施例62と同様にして、2−(2,2−ジフェニルエテニル)−4−[4−[3−(1−イミダゾリル)プロピル]フェノキシメチル]オキサゾールを接触還元して、2−(2,2−ジフェニルエチル)−4−[4−[3−(1−イミダゾリル)プロピル]フェノキシメチル]オキサゾールを得た。収率82%。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶。無色プリズム晶。融点79〜80℃。
【0169】
実施例72
水素化ナトリウム(90mg)を1−[3−(4−ヒドロキシフェニル)プロピル]イミダゾール(405mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(10ml)溶液に室温で加え、1.5時間かきまぜた。4−クロロメチル−2−(2−チエニル)オキサゾール(480mg)を加え、さらに90℃で2時間かきまぜた。反応混合物を水に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を水洗、乾燥(MgSO4)後、溶媒を留去した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル−メタノール(50:1,v/v)溶出部から、4−[4−[3−(1−イミダゾリル)プロピル]フェノキシメチル]−2−(2−チエニル)オキサゾール(650mg,89%)を得た。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶した。無色プリズム晶。融点84〜85℃。
実施例73
実施例72と同様にして、1−[3−(4−ヒドロキシフェニル)プロピル]イミダゾールと4−クロロメチル−2−(1−プロペニル)オキサゾールを反応して、4−[4−[3−(1−イミダゾリル)プロピル]フェノキシメチル]−2−(1−プロペニル)オキサゾールを得た。収率31%。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶。淡黄色プリズム晶。融点61〜62℃。
【0170】
実施例74
実施例72と同様にして、1−[3−(4−ヒドロキシフェニル)プロピル]イミダゾールと4−クロロメチル−2−[(E)−2−シクロヘキシルエテニル]オキサゾールを反応して、2−[(E)−2−シクロヘキシルエテニル]−4−[4−[3−(1−イミダゾリル)プロピル]フェノキシメチル]オキサゾールを得た。収率67%。イソプロピルエーテルから再結晶。無色プリズム晶。融点62〜63℃。
実施例75
実施例72と同様にして、1−[3−(4−ヒドロキシフェニル)プロピル]イミダゾールと2−(4−ベンゾイルフェニル)−4−クロロメチルオキサゾールを反応して、2−(4−ベンゾイルフェニル)−4−[4−[3−(1−イミダゾリル)プロピル]フェノキシメチル]オキサゾールを得た。収率78%。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶。無色プリズム晶。融点112〜113℃。
【0171】
実施例76
実施例72と同様にして、1−[3−(4−ヒドロキシフェニル)プロピル]イミダゾールと2−(2−ベンゾフラニル)−4−クロロメチルオキサゾールを反応して、2−(2−ベンゾフラニル)−4−[4−[3−(1−イミダゾリル)プロピル]フェノキシメチル]オキサゾールを得た。収率85%。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶。無色プリズム晶。融点122〜123℃。
実施例77
実施例72と同様にして、1−[3−(4−ヒドロキシフェニル)プロピル]イミダゾールと4−クロロメチル−2−(9−フルオレノン−2−イル)オキサゾールを反応して、2−(9−フルオレノン−2−イル)−4−[4−[3−(1−イミダゾリル)プロピル]フェノキシメチル]オキサゾールを得た。収率86%。エタノールから再結晶。黄色針状晶。融点153〜154℃。
【0172】
実施例78
実施例72と同様にして、1−[3−(4−ヒドロキシフェニル)プロピル]イミダゾールと4−クロロメチル−2−(9−フルオレニリデン)メチルオキサゾールを反応して、2−(9−フルオレニリデンメチル)−4−[4−[3−(1−イミダゾリル)プロピル]フェノキシメチル]オキサゾールを得た。収率84%。酢酸エチルから再結晶。黄色プリズム晶。融点116〜117℃。
実施例79
実施例72と同様にして、1−[3−(4−ヒドロキシフェニル)プロピル]イミダゾールと2−クロロメチル−5−フェニルベンゾオキサゾールを反応して、2−[4−[3−(1−イミダゾリル)プロピル]フェノキシメチル]−5−フエニルベンゾオキサゾールを得た。収率77%。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶。淡黄色板状晶。融点123〜124℃。
【0173】
実施例80
実施例72と同様にして、1−[4−(4−ヒドロキシフェニル)ブチル]イミダゾールと5−クロロメチル−2−(2−チエニル)ベンゾオキサゾールを反応して、5−[4−[4−(1−イミダゾリル)ブチル]フェノキシメチル]−2−(2−チエニル)ベンゾオキサゾールを得た。収率81%。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶。無色プリズム晶。融点130〜131℃。
実施例81
実施例72と同様にして、1−[3−(3−ヒドロキシフェニル)プロピル]イミダゾールと4−クロロメチル−2−(2−チエニル)オキサゾールを反応して、4−[3−[3−(1−イミダゾリル)プロピル]フェノキシメチル]−2−(2−チエニル)オキサゾールの油状物を得た。収率78%。NMR(δ ppm in CDCl3): 2.0-2.2(2H,m), 2.60(2H,t,J=7.4Hz), 3.92(2H,t,J=7Hz), 5.04(2H,d,J=0.8Hz), 6.75-6.9(4H,m), 7.05-7.3(3H,m), 7.4-7.5(2H,m), 7.65-7.7(2H,m)。この油状物(200mg)をメタノール(1ml)に溶解し、4規定塩酸−酢酸エチル(0.16ml)を加え、10分間かきまぜた。反応混合物を濃縮し、残留物にジエチルエーテルを加えて結晶化した。酢酸エチルから再結晶して4−[3−[3−(1−イミダゾリル)プロピル]フェノキシメチル]−2−(2−チエニル)オキサゾールの塩酸塩(120mg,55%)を得た。無色プリズム晶。融点112〜113℃。
【0174】
実施例82
実施例72と同様にして、1−[3−(3−ヒドロキシフェニル)プロピル]イミダゾールと4−クロロメチル−2−(5−メチル−2−チエニル)オキサゾールを反応して、4−[3−[3−(1−イミダゾリル)プロピル]フェノキシメチル]−2−(5−メチル−2−チエニル)オキサゾールを得た。収率71%。油状物。NMR(δ ppm in CDCl3): 2.0-2.2(2H,m), 2.54(3H,d,J=0.8Hz), 2.60(2H,t,J=7.5Hz), 3.93(2H,t,J=7Hz), 5.03(2H,d,J=0.7Hz), 6.75-6.95(5H,m), 7.07(1H,br s), 7.15-7.25(1H,m), 7.45-7.65(2H,m), 7.63(1H,t,J=0.7Hz)。
実施例83
実施例72と同様にして、1−[3−(3−ヒドロキシフェニル)プロピル]イミダゾールと2−(4−ベンゾイルフェニル)−4−クロロメチルオキサゾールを反応して、2−(4−ベンゾイルフェニル)−4−[3−[3−(1−イミダゾリル)プロピル]フェノキシメチル]オキサゾールを得た。収率85%。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶。無色プリズム晶。融点97〜98℃。
【0175】
実施例84
実施例72と同様にして、1−[3−(3−ヒドロキシフェニル)プロピル]イミダゾールと2−(4−ベンジルオキシフェニル)−4−クロロメチルオキサゾールを反応して、2−(4−ベンジルオキシフェニル)−4−[3−[3−(1−イミダゾリル)プロピル]フェノキシメチル]オキサゾールを得た。収率81%。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶。無色プリズム晶。融点144〜145℃。
実施例85
実施例72と同様にして、1−[4−(3−ヒドロキシフェニル)ブチル]イミダゾールと4−クロロメチル−2−[(E)−2−フェニルエテニル]オキサゾールを反応して、4−[3−[4−(1−イミダゾリル)ブチル]フェノキシメチル]−2−[(E)−2−フェニルエテニル]オキサゾールを得た。収率70%。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶。無色プリズム晶。融点75〜76℃。
【0176】
実施例86
実施例72と同様にして、1−[4−(3−ヒドロキシフェニル)ブチル]イミダゾールと2−(4−ベンジルオキシフェニル)−4−クロロメチルオキサゾールを反応して、2−(4−ベンジルオキシフェニル)−4−[3−[4−(1−イミダゾリル)ブチル]フェノキシメチル]オキサゾールを得た。収率78%。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶。無色プリズム晶。融点87〜88℃。
実施例87
実施例72と同様にして、1−[4−(4−ヒドロキシフェニル)ブチル]イミダゾールと4−クロロメチル−2−フェニルオキサゾールを反応して、4−[4−[4−(1−イミダゾリル)ブチル]フェノキシメチル]−2−フェニルオキサゾールを得た。収率89%。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶。無色プリズム晶。融点113〜114℃。
【0177】
実施例88
実施例72と同様にして、1−[3−(3−ヒドロキシフェニル)プロピル]イミダゾールと4−クロロメチル−2−フェニルオキサゾールを反応して、4−[3−[3−(1−イミダゾリル)プロピル]フェノキシメチル]−2−フェニルオキサゾールを得た。収率78%。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶。無色プリズム晶。融点62〜63℃。
実施例89
実施例72と同様にして、1−[3−(3−ヒドロキシフェニル)プロピル]イミダゾールと5−クロロメチル−2−(2−チエニル)ベンゾオキサゾールを反応して、5−[3−[3−(1−イミダゾリル)プロピル]フェノキシメチル]−2−(2−チエニル)ベンゾオキサゾールを得た。収率76%。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶。無色プリズム晶。融点86〜87℃。
【0178】
実施例90
実施例72と同様にして、1−[4−(3−ヒドロキシフェニル)ブチル]イミダゾールと5−クロロメチル−2−(2−チエニル)ベンゾオキサゾールを反応して、5−[3−[4−(1−イミダゾリル)ブチル]フェノキシメチル]−2−(2−チエニル)ベンゾオキサゾールを得た。収率70%。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶。無色プリズム晶。融点97〜98℃。
実施例91
実施例72と同様にして、1−[3−(4−ヒドロキシフェニル)プロピル]イミダゾールと4−クロロメチル−2−フェニルチアゾールを反応して、4−[4−[3−(1−イミダゾリル)プロピル]フェノキシメチル]−2−フェニルチアゾールを得た。収率78%。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶。無色プリズム晶。融点110〜111℃。
【0179】
実施例92
実施例72と同様にして、1−[4−(4−ヒドロキシフェニル)ブチル]イミダゾールと4−クロロメチル−2−フェニルチアゾールを反応して、4−[4−[4−(1−イミダゾリル)ブチル]フェノキシメチル]−2−フェニルチアゾールを得た。収率91%。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶。無色プリズム晶。融点93〜94℃。
実施例93
実施例72と同様にして、1−[3−(3−ヒドロキシフェニル)プロピル]イミダゾールと4−クロロメチル−2−フェニルチアゾールを反応して、4−[3−[3−(1−イミダゾリル)プロピル]フェノキシメチル]−2−フェニルチアゾールを得た。収率81%。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶。無色プリズム晶。融点63〜64℃。
【0180】
実施例94
実施例72と同様にして、1−[3−(4−ヒドロキシフェニル)プロピル]イミダゾールと4−クロロメチル−2−(2−チエニル)チアゾールを反応して、4−[4−[3−(1−イミダゾリル)プロピル]フェノキシメチル]−2−(2−チエニル)チアゾールを得た。収率79%。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶。無色プリズム晶。融点76〜77℃。
実施例95
実施例72と同様にして、1−[3−(4−ヒドロキシフェニル)プロピル]イミダゾールと4−クロロメチル−2−(3−メチル−2−チエニル)オキサゾールを反応して、4−[4−[3−(1−イミダゾリル)プロピル]フェノキシメチル]−2−(3−メチル−2−チエニル)オキサゾールを得た。収率78%。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶。無色プリズム晶。融点72〜73℃。
【0181】
実施例96
実施例72と同様にして、1−[4−(4−ヒドロキシフェニル)ブチル]イミダゾールと4−クロロメチル−2−(3−メチル−2−チエニル)オキサゾールを反応して、4−[4−[4−(1−イミダゾリル)ブチル]フェノキシメチル]−2−(3−メチル−2−チエニル)オキサゾールを得た。収率87%。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶。無色プリズム晶。融点88〜89℃。
実施例97
実施例72と同様にして、1−[3−(4−ヒドロキシフェニル)プロピル]イミダゾールと4−クロロメチル−2−(5−エチル−2−チエニル)オキサゾールを反応して、2−(5−エチル−2−チエニル)−4−[4−[3−(1−イミダゾリル)プロピル]フェノキシメチル]オキサゾールを得た。収率55%。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶。無色プリズム晶。融点57〜58℃。
【0182】
実施例98
実施例72と同様にして、1−[3−(4−ヒドロキシフェニル)プロピル]イミダゾールと4−クロロメチル−2−(4,5,6,7−テトラヒドロ−2−ベンゾチエニル)オキサゾールを反応して、4−[4−[3−(1−イミダゾリル)プロピル]フェノキシメチル]−2−(4,5,6,7−テトラヒドロ−2−ベンゾチエニル)オキサゾールを得た。収率70%。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶。無色プリズム晶。融点83〜84℃。
実施例99
実施例72と同様にして、1−[3−(4−ヒドロキシフェニル)プロピル]イミダゾールと2−(5−ブロモ−4−メチル−2−チエニル)−4−クロロメチルオキサゾールを反応して、2−(5−ブロモ−4−メチル−2−チエニル)−4−[4−[3−(1−イミダゾリル)プロピル]フェノキシメチル]オキサゾールを得た。収率77%。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶。無色プリズム晶。融点92〜93℃。
【0183】
実施例100
実施例72と同様にして、1−[4−(4−ヒドロキシフェニル)ブチル]イミダゾールと2−(5−ブロモ−4−メチル−2−チエニル)−4−クロロメチルオキサゾールを反応して、2−(5−ブロモ−4−メチル−2−チエニル)−4−[4−[4−(1−イミダゾリル)ブチル]フェノキシメチル]オキサゾールを得た。収率93%。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶。無色プリズム晶。融点85〜86℃。
実施例101
実施例72と同様にして、1−[3−(4−ヒドロキシフェニル)プロピル]イミダゾールと4−クロロメチル−5−メチル−2−(2−チエニル)オキサゾールを反応して、4−[4−[3−(1−イミダゾリル)プロピル]フェノキシメチル]−5−メチル−2−(2−チエニル)オキサゾールを得た。収率84%。アセトン−イソプロピルエーテルから再結晶。無色プリズム晶。融点102〜103℃。
【0184】
実施例102
実施例72と同様にして、1−[3−(4−ヒドロキシフェニル)ブチル]イミダゾールと4−クロロメチル−5−メチル−2−(2−チエニル)オキサゾールを反応して、4−[4−[4−(1−イミダゾリル)ブチル]フェノキシメチル]−5−メチル−2−(2−チエニル)オキサゾールを得た。収率81%。アセトン−イソプロピルエーテルから再結晶。無色プリズム晶。融点85〜86℃。
実施例103
実施例72と同様にして、1−[3−(4−ヒドロキシフェニル)プロピル]イミダゾールと4−クロロメチル−2−(2−フリル)−5−メチルオキサゾールを反応して、2−(2−フリル)−4−[4−[3−(1−イミダゾリル)プロピル]フェノキシメチル]−5−メチルオキサゾールを得た。収率79%。アセトン−イソプロピルエーテルから再結晶。無色プリズム晶。融点89〜90℃。
【0185】
実施例104
実施例72と同様にして、1−[3−(4−ヒドロキシフェニル)プロピル]イミダゾールと4−クロロメチル−2−[(E)−2−(2−チエニル)エテニル]オキサゾールを反応して、4−[4−[3−(1−イミダゾリル)プロピル]フェノキシメチル]−2−[(E)−2−(2−チエニル)エテニル]オキサゾールを得た。収率92%。酢酸エチル−イソプロピルエーテルから再結晶。無色プリズム晶。融点131〜132℃。
実施例105
実施例72と同様にして、1−[3−(4−ヒドロキシフェニル)プロピル]イミダゾールと4−クロロメチル−2−[(E)−2−(2−フリル)エテニル]オキサゾールを反応して、2−[(E)−2−(2−フリル)エテニル]−4−[4−[3−(1−イミダゾリル)プロピル]フェノキシメチル]オキサゾールを得た。収率70%。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶。無色プリズム晶。融点122〜123℃。
【0186】
実施例106
実施例72と同様にして、1−[3−(4−ヒドロキシフェニル)プロピル]イミダゾールと2−(5−クロロ−2−フリル)−4−クロロメチルオキサゾールを反応して、2−(5−クロロ−2−フリル)−4−[4−[3−(1−イミダゾリル)プロピル]フェノキシメチル]オキサゾールを得た。収率86%。酢酸エチル−イソプロピルエーテルから再結晶。無色プリズム晶。融点88〜89℃。
実施例107
実施例72と同様にして、1−[3−(4−ヒドロキシフェニル)プロピル]イミダゾールと2−(5−ブロモ−2−フリル)−4−クロロメチルオキサゾールを反応して、2−(5−ブロモ−2−フリル)−4−[4−[3−(1−イミダゾリル)プロピル]フェノキシメチル]オキサゾールを得た。収率87%。酢酸エチル−イソプロピルエーテルから再結晶。無色針状晶。融点115〜116℃。
【0187】
実施例108
実施例72と同様にして、1−[3−(4−ヒドロキシフェニル)プロピル]イミダゾールと4−クロロメチル−2−(5−メチル−2−フリル)オキサゾールを反応して、4−[4−[3−(1−イミダゾリル)プロピル]フェノキシメチル]−2−(5−メチル−2−フリル)オキサゾールを得た。収率94%。酢酸エチル−イソプロピルエーテルから再結晶。無色プリズム晶。融点109〜110℃。
実施例109
1−[3−(4−ヒドロキシフェニル)プロピル]イミダゾール(465mg)、4−クロロメチル−2−(5−メチル−2−チエニル)オキサゾール(600mg)、炭酸カリウム(315mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(15ml)の混合物を80℃で14時間かきまぜた。反応混合物を水に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を水洗、乾燥(MgSO4)後、溶媒を留去した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル−メタノール(20:1,v/v)溶出部から4−[4−[3−(1−イミダゾリル)プロピル]フェノキシメチル]−2−(5−メチル−2−チエニル)オキサゾールの結晶(490mg,56%)を得た。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶した。無色プリズム晶。融点83〜84℃。
【0188】
実施例110
実施例109と同様にして、1−[3−(4−ヒドロキシフェニル)プロピル]イミダゾールと4−クロロメチル−2−(5−クロロ−2−チエニル)オキサゾールを反応して、2−(5−クロロ−2−チエニル)−4−[4−[3−(1−イミダゾリル)プロピル]フェノキシメチル]オキサゾールを得た。収率68%。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶。無色プリズム晶。融点77〜78℃。
実施例111
実施例109と同様にして、1−[3−(4−ヒドロキシフェニル)プロピル]イミダゾールと4−クロロメチル−2−(3−チエニル)オキサゾールを反応して、4−[4−[3−(1−イミダゾリル)プロピル]フェノキシメチル]−2−(3−チエニル)オキサゾールを得た。収率65%。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶。無色プリズム晶。融点102〜103℃。
【0189】
実施例112
実施例109と同様にして、1−[3−(4−ヒドロキシフェニル)プロピル]イミダゾールと4−クロロメチル−2−(2−フリル)オキサゾールを反応して、2−(2−フリル)−4−[4−[3−(1−イミダゾリル)プロピル]フェノキシメチル]オキサゾールを得た。収率31%。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶。無色プリズム晶。融点92〜93℃。
実施例113
実施例109と同様にして、1−[3−(4−ヒドロキシフェニル)プロピル]イミダゾールと2−クロロメチルベンゾオキサゾールを反応して、2−[4−[3−(1−イミダゾリル)プロピル]フェノキシメチル]ベンゾオキサゾールを得た。収率28%。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶。淡褐色プリズム晶。融点81〜82℃。
【0190】
実施例114
実施例109と同様にして、1−[3−(4−ヒドロキシフェニル)プロピル]イミダゾールと5−クロロメチル−2−(2−チエニル)ベンゾオキサゾールを反応して、5−[4−[3−(1−イミダゾリル)プロピル]フェノキシメチル]−2−(2−チエニル)ベンゾオキサゾールを得た。収率53%。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶。無色プリズム晶。融点130〜131℃。
実施例115
実施例109と同様にして、1−[3−(4−ヒドロキシフェニル)プロピル]イミダゾールと5−(4−クロロメチル−2−オキサゾリル)−2−フェニルベンゾオキサゾールを反応して、5−[4−[4−[3−(1−イミダゾリル)プロピル]フェノキシメチル]−2−オキサゾリル]−2−フェニルベンゾオキサゾールを得た。収率53%。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶。淡黄色プリズム晶。融点166〜167℃。
【0191】
実施例116
実施例109と同様にして、1−[3−(4−ヒドロキシフェニル)プロピル]イミダゾールと4−クロロメチル−2−(5−フェニル−2−ベンゾチエニル)オキサゾールを反応して、4−[4−[3−(1−イミダゾリル)プロピル]フェノキシメチル]−2−(5−フェニル−2−ベンゾチエニル)オキサゾールを得た。収率67%。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶。無色プリズム晶。融点168〜169℃。
実施例117
実施例109と同様にして、1−[3−(4−ヒドロキシフェニル)プロピル]イミダゾールと5−クロロメチル−2−フェニルベンゾオキサゾールを反応して、5−[4−[3−(1−イミダゾリル)プロピル]フェノキシメチル]−2−フェニルベンゾオキサゾールを得た。収率67%。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶。無色プリズム晶。融点137〜138℃。
【0192】
実施例118
実施例109と同様にして、1−[3−(4−ヒドロキシフェニル)プロピル]イミダゾールと2−ベンジルオキシ−5−クロロメチルピリジンを反応して、2−ベンジルオキシ−5−[4−[3−(1−イミダゾリル)プロピル]フェノキシメチル]ピリジンを得た。収率65%。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶。無色プリズム晶。融点84〜85℃。
実施例119
実施例109と同様にして、1−[3−(4−ヒドロキシフェニル)プロピル]イミダゾールと3−クロロメチル−7−フェニルキノリンを反応して、3−[4−[3−(1−イミダゾリル)プロピル]フェノキシメチル]−7−フェニルキノリンを得た。収率59%。エタノールから再結晶。無色プリズム晶。融点135〜136℃。
実施例120
実施例109と同様にして、1−[3−(4−ヒドロキシフェニル)プロピル]イミダゾールと6−ブロモ−2−クロロメチルイミダゾ[1,2−a]ピリジンを反応して、6−ブロモ−2−[4−[3−(1−イミダゾリル)プロピル]フェノキシメチル]イミダゾ[1,2−a]ピリジンを得た。収率57%。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶。無色プリズム晶。融点103〜104℃。
【0193】
実施例121
実施例109と同様にして、1−[4−(4−ヒドロキシフェニル)ブチル]イミダゾールと4−クロロメチル−2−(2−チエニル)オキサゾールを反応して、4−[4−[4−(1−イミダゾリル)ブチル]フェノキシメチル]−2−(2−チエニル)オキサゾールを得た。収率61%。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶。無色プリズム晶。融点106〜107℃。
実施例122
実施例109と同様にして、1−[4−(4−ヒドロキシフェニル)ブチル]イミダゾールと4−クロロメチル−2−(5−メチル−2−チエニル)オキサゾールを反応して、4−[4−[4−(1−イミダゾリル)ブチル]フェノキシメチル]−2−(5−メチル−2−チエニル)オキサゾールを得た。収率65%。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶。無色プリズム晶。融点82〜83℃。
【0194】
実施例123
実施例109と同様にして、1−[4−(4−ヒドロキシフェニル)ブチル]イミダゾールと2−(4−ベンゾイルフェニル)−4−クロロメチルオキサゾールを反応して、2−(4−ベンゾイルフェニル)−4−[4−[4−(1−イミダゾリル)ブチル]フェノキシメチル]オキサゾールを得た。収率64%。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶。無色プリズム晶。融点91〜92℃。
実施例124
実施例109と同様にして、1−[4−(4−ヒドロキシフェニル)ブチル]イミダゾールと2−(4−ベンジルオキシフェニル)−4−クロロメチルオキサゾールを反応して、2−(4−ベンジルオキシフェニル)−4−[4−[4−(1−イミダゾリル)ブチル]フェノキシメチル]オキサゾールを得た。収率54%。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶。無色プリズム晶。融点118〜120℃。
【0195】
実施例125
水素化ナトリウム(油性,60%,660mg)を、2−[(E)−2−フェニルエテニル]−4−オキサゾリルメタノール(3.02g)のN,N−ジメチルホルムアミド(30ml)溶液に加え、90℃で30分間かきまぜた。2−クロロ−5−[3−(1−イミダゾリル)プロピル]ピリジン(1.10g)のN,N−ジメチルホルムアミド(10ml)溶液を加え、90℃でさらに14時間かきまぜた。反応混合物を水に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を飽和重曹水、次いで飽和食塩水で洗浄し、乾燥(MgSO4)後、溶媒を留去した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル−ヘキサン−メタノール(10:1:0.5,v/v)溶出部から5−[3−(1−イミダゾリル)プロピル]−2−[2−[(E)−2−フェニルエテニル]−4−オキサゾリルメトキシ]ピリジンの結晶(900mg,47%)を得た。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶した。淡褐色プリズム晶。融点120〜121℃。
実施例126
実施例125と同様にして、2−(2−チエニル)−4−オキサゾリルメタノールと2−クロロ−5−[3−(1−イミダゾリル)プロピル]ピリジンを反応して、5−[3−(1−イミダゾリル)プロピル]−2−[2−(2−チエニル)−4−オキサゾリルメトキシ]ピリジンを得た。収率67%。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶した。褐色プリズム晶。融点86〜87℃。
【0196】
実施例127
実施例8と同様にして、3−[4−[2−[(E)−2−フェニルエテニル]−4−オキサゾリルメチルチオ]フェニル]プロピル メタンスルホネートとイミダゾールを反応して、4−[4−[3−(1−イミダゾリル)プロピル]フェニルチオメチル]−2−[(E)−2−フェニルエテニル]オキサゾールを得た。収率70%。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶した。無色プリズム晶。融点74〜75℃。
実施例128
実施例62と同様にして、2−(9−フルオレニリデンメチル)−4−[4−[3−(1−イミダゾリル)プロピル]フェノキシメチル]オキサゾールを接触還元して、2−(9−フルオレニルメチル)−4−[4−[3−(1−イミダゾリル)プロピル]フェノキシメチル]オキサゾールを得た。収率72%。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶。無色プリズム晶。融点145〜146℃。
【0197】
実施例129
4−[4−[3−(1−イミダゾリル)プロピル]フェニルチオメチル]−2−[(E)−2−フェニルエテニル]オキサゾール(500mg)のジクロロメタン(10ml)溶液に、m−クロロ過安息香酸(260mg)を0℃で加え、1時間かきまぜた。反応混合物を亜硫酸ナトリウム水溶液、飽和重曹水および水の順で洗浄し、乾燥(MgSO4)後、溶媒を留去した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル−メタノール(20:1,v/v)溶出部から4−[3−(1−イミダゾリル)プロピル]フェニルスルフィニルメチル−2−[(E)−2−フェニルエテニル]オキサゾールの結晶(380mg,73%)を得た。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶した。無色プリズム晶。融点116〜117℃。
【0198】
実施例130
実施例129と同様にして、4−[4−[3−(1−イミダゾリル)プロピル]フェニルチオメチル]−2−[(E)−2−フェニルエテニル]オキサゾール(500mg)を、m−クロロ過安息香酸(540mg)用いて酸化し、4−[3−(1−イミダゾリル)プロピル]フェニルスルホニルメチル−2−[(E)−2−フェニルエテニル]オキサゾールを得た。収率72%。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶。無色プリズム晶。融点140〜141℃。
実施例131
2−(4−ヒドロキシフェニル)−4−[4−[3−(1−イミダゾリル)プロピル]フェノキシメチル]オキサゾール(300mg)、2−クロロメチルピリジン塩酸塩(260mg)、炭酸カリウム(330mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(10ml)の混合物を、110℃で8時間かきまぜた。反応混合物を水に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を水洗、乾燥(MgSO4)後、溶媒を留去した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、クロロホルム−メタノール(50:1,v/v)溶出部から4−[4−[3−(1−イミダゾリル)プロピル]フェノキシメチル]−2−[4−(2−ピリジルメトキシ)フェニル]オキサゾールの結晶(95mg,26%)を得た。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶した。無色プリズム晶。融点119〜120℃。
【0199】
実施例132
2−(4−ヒドロキシフェニル)−4−[4−[3−(1−イミダゾリル)プロピル]フェノキシメチル]オキサゾール(250mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(10ml)溶液に水素化ナトリウム(油性,60%,30mg)を加え、室温で1時間かきまぜた。クロロジフェニルメタン(270mg)を加え、80℃で6時間かきまぜた。反応混合物を水に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を1規定水酸化ナトリウム水溶液および水で洗浄し、乾燥(MgSO4)後、溶媒を留去した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル−メタノール(50:1,v/v)溶出部から2−(4−ジフェニルメトキシフェニル)−4−[4−[3−(1−イミダゾリル)プロピル]フェノキシメチル]オキサゾールの結晶(155mg,43%)を得た。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶した。無色プリズム晶。融点106〜107℃。
【0200】
実施例133
実施例131と同様にして、2−(4−ヒドロキシフェニル)−4−[4−[3−(1−イミダゾリル)プロピル]フェノキシメチル]オキサゾールと4−クロロベンジルクロリドを反応して、2−[4−(4−クロロベンジルオキシ)フェニル]−4−[4−[3−(1−イミダゾリル)プロピル]フェノキシメチル]オキサゾールを得た。収率43%。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶した。無色プリズム晶。融点151〜152℃。
実施例134
実施例131と同様にして、2−(4−ヒドロキシフェニル)−4−[4−[3−(1−イミダゾリル)プロピル]フェノキシメチル]オキサゾールとピペロニルクロリドを反応して、4−[4−[3−(1−イミダゾリル)プロピル]フェノキシメチル]−2−[4−(3,4−メチレンジオキシフェニルメトキシ)フェニル]オキサゾールを得た。収率43%。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶した。無色プリズム晶。融点124〜125℃。
【0201】
実施例135
2−(5−クロロ−2−チエニル)−4−[4−[3−(1−イミダゾリル)プロピル]フェノキシメチル]オキサゾール(600mg)、2規定炭酸ナトリウム(2.4ml)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(105mg)およびトルエン(12ml)の混合物に、アルゴン気流下室温でフェニルホウ酸(245mg)のエタノール(3ml)溶液を滴下し、90℃で15時間かきまぜた。反応混合物に酢酸エチルを加え、2規定水酸化ナトリウム水溶液および水で洗浄し、乾燥(MgSO4)後、溶媒を留去した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、クロロホルム−メタノール(50:1,v/v)溶出部から4−[4−[3−(1−イミダゾリル)プロピル]フェノキシメチル]−2−(5−フェニル−2−チエニル)オキサゾールの結晶(430mg,54%)を得た。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶した。淡黄色プリズム晶。融点128〜129℃。
【0202】
実施例136
実施例135と同様にして、6−ブロモ−2−[4−[3−(1−イミダゾリル)プロピル]フェノキシメチル]イミダゾ[1,2−a]ピリジンとフェニルホウ酸を反応して、2−[4−[3−(1−イミダゾリル)プロピル]フェノキシメチル]−6−フェニルイミダゾ[1,2−a]ピリジンを得た。収率78%。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶した。無色プリズム晶。融点106〜107℃。
実施例137
実施例135と同様にして、2−(5−ブロモ−2−フリル)−4−[4−[3−(1−イミダゾリル)プロピル]フェノキシメチル]オキサゾールとフェニルホウ酸を反応して、4−[4−[3−(1−イミダゾリル)プロピル]フェノキシメチル]−2−(5−フェニル−2−フリル)オキサゾールを得た。収率92%。酢酸エチル−イソプロピルエーテルから再結晶した。無色針状晶。融点130〜131℃。
【0203】
実施例138
2−(5−ブロモ−4−メチル−2−チエニル)−4−[4−[3−(1−イミダゾリル)プロピル]フェノキシメチル]オキサゾール(700mg)、亜鉛末(200mg)、酢酸(5ml)および水(5ml)の混合物を4時間加熱還流した。不溶物をろ別し、ろ液を濃縮した。残留物に酢酸エチルを加え、飽和重曹水および水で洗浄し、乾燥(MgSO4)後、溶媒を留去して4−[4−[3−(1−イミダゾリル)プロピル]フェノキシメチル]−2−(4−メチル−2−チエニル)オキサゾールの結晶(470mg,81%)を得た。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶した。無色プリズム晶。融点70〜71℃。
実施例139
実施例138と同様にして、2−(5−ブロモ−4−メチル−2−チエニル)−4−[4−[4−(1−イミダゾリル)ブチル]フェノキシメチル]オキサゾールを亜鉛末で還元して、4−[4−[4−(1−イミダゾリル)ブチル]フェノキシメチル]−2−(4−メチル−2−チエニル)オキサゾールを得た。収率89%。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶した。無色プリズム晶。融点77〜78℃。
【0204】
実施例140
実施例72と同様にして、1−[3−(4−ヒドロキシフェニル)プロピル]イミダゾールと4−クロロメチル−2−(3−クロロ−2−チエニル)オキサゾールを反応して、2−(3−クロロ−2−チエニル)−4−[4−[3−(1−イミダゾリル)プロピル]フェノキシメチル]オキサゾールを得た。収率77%。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶した。無色プリズム晶。融点69〜70℃。
実施例141
実施例72と同様にして、1−[3−(4−ヒドロキシフェニル)プロピル]イミダゾールと4−クロロメチル−2−(4−クロロ−2−チエニル)オキサゾールを反応して、2−(4−クロロ−2−チエニル)−4−[4−[3−(1−イミダゾリル)プロピル]フェノキシメチル]オキサゾールを得た。収率80%。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶した。無色プリズム晶。融点69〜70℃。
【0205】
実施例142
実施例72と同様にして、1−[3−(4−ヒドロキシフェニル)プロピル]イミダゾールと4−クロロメチル−2−(5−メトキシ−2−チエニル)オキサゾールを反応して、4−[4−[3−(1−イミダゾリル)プロピル]フェノキシメチル]−2−(5−メトキシ−2−チエニル)オキサゾールを得た。収率74%。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶した。無色プリズム晶。融点96〜97℃。
実施例143
実施例72と同様にして、1−[3−(4−ヒドロキシフェニル)プロピル]イミダゾールと4−クロロメチル−2−(3−フリル)オキサゾールを反応して、4−[4−[3−(1−イミダゾリル)プロピル]フェノキシメチル]−2−(3−フリル)オキサゾールを得た。収率93%。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶した。無色プリズム晶。融点85〜87℃。
【0206】
実施例144
実施例72と同様にして、1−[4−(4−ヒドロキシフェニル)ブチル]イミダゾールと4−クロロメチル−2−(5−メチル−2−フリル)オキサゾールを反応して、4−[4−[4−(1−イミダゾリル)ブチル]フェノキシメチル]−2−(5−メチル−2−フリル)オキサゾールを得た。収率99%。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶した。無色プリズム晶。融点91〜92℃。
実施例145
水素化ナトリウム(油性,60%,120mg)をエタノール(15ml)に0℃で加え、室温で1時間かきまぜた。1−[3−(4−ヒドロキシフェニル)プロピル]イミダゾール(506mg)を加え、室温でさらに1時間かきまぜた。4−クロロメチル−2−(2−チエニルメチル)オキサゾール(580mg)を加え、4時間加熱還流した。反応混合物を濃縮し、水を加え、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を2規定水酸化ナトリウム水溶液、次いで飽和食塩水で洗浄し、乾燥(MgSO4)後、溶媒を留去した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル−メタノール(95:5,v/v)溶出部から4−[4−[3−(1−イミダゾリル)プロピル]フェノキシメチル]−2−(2−チエニルメチル)オキサゾールを得た。収率93%。油状物。NMR(δ ppm in CDCl3): 2.0-2.2(2H,m), 2.56(2H,t,J=7.4Hz), 3.92(2H,t,J=7.2Hz), 4.33(2H,s), 4.96(2H,s), 6.85-7.0(5H,m), 7.0-7.1(3H,m), 7.15-7.25(1H,m), 7.45(1H,s), 7.61(1H,s)。
【0207】
実施例146
2−(1−ピロリル)−4−チアゾリルメタノール(0.45g)、トリエチルアミン(0.42ml)および酢酸エチル(20ml)の混合物に、塩化メタンスルホニル(0.23ml)を0℃で滴下し、1時間かきまぜた。反応混合物に水を加え、酢酸エチル層を分取、水洗、乾燥(MgSO4)後、溶媒を留去した。残留物をテトラヒドロフラン(5ml)に溶解し、水素化ナトリウム(油性,60%,92mg)を1−[3−(4−ヒドロキシフェニル)プロピル]イミダゾール(420mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(10ml)溶液に加えて1時間かきまぜた溶液に加えた。2時間かきまぜた後、反応混合物を水に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を2規定水酸化ナトリウム水溶液、次いで水で洗浄し、乾燥(MgSO4)後、溶媒を留去した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル−メタノール(95:5,v/v)溶出部から得られた結晶を酢酸エチル−ヘキサンから再結晶して、4−[4−[3−(1−イミダゾリル)プロピル]フェノキシメチル]−2−(1−ピロリル)チアゾール(530mg,70%)を得た。無色プリズム晶。融点93〜94℃。
実施例147
実施例146と同様にして、2−(3−ピリジル)−4−チアゾリルメタノールをメシル化後、1−[3−(4−ヒドロキシフェニル)プロピル]イミダゾールと反応して、4−[4−[3−(1−イミダゾリル)プロピル]フェノキシメチル]−2−(3−ピリジル)チアゾールを得た。収率35%。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶した。無色プリズム晶。融点67〜68℃。
【0208】
実施例148
実施例72と同様にして、1−[3−(4−ヒドロキシフェニル)プロピル]イミダゾールと4−クロロメチル−2−(5−シアノ−2−チエニル)オキサゾールを反応して、2−(5−シアノ−2−チエニル)−4−[4−[3−(1−イミダゾリル)プロピル]フェノキシメチル]オキサゾールを得た。収率70%。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶。無色プリズム晶。融点73〜74℃。
実施例149
実施例72と同様にして、1−[3−(4−ヒドロキシ−3−メトキシフェニル)プロピル]イミダゾールと4−クロロメチル−2−(2−チエニル)オキサゾールを反応して、4−[4−[3−(1−イミダゾリル)プロピル]−2−メトキシフェノキシメチル]−2−(2−チエニル)オキサゾールを得た。収率80%。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶。無色プリズム晶。融点94〜95℃。
実施例150
実施例72と同様にして、1−[3−(4−ヒドロキシ−3−メトキシフェニル)プロピル]イミダゾールと4−クロロメチル−2−(5−メチル−2−チエニル)オキサゾールを反応して、4−[4−[3−(1−イミダゾリル)プロピル]−2−メトキシフェノキシメチル]−2−(5−メチル−2−チエニル)オキサゾールを得た。収率72%。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶。無色プリズム晶。融点92〜93℃。
【0209】
実施例151
実施例72と同様にして、1−[3−(3−クロロ−4−ヒドロキシフェニル)プロピル]イミダゾールと4−クロロメチル−2−(2−チエニル)オキサゾールを反応して、4−[2−クロロ−4−[3−(1−イミダゾリル)プロピル]フェノキシメチル]−2−(2−チエニル)オキサゾールを得た。収率77%。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶。無色プリズム晶。融点93〜94℃。
実施例152
実施例72と同様にして、1−[3−(3−クロロ−4−ヒドロキシフェニル)プロピル]イミダゾールと4−クロロメチル−2−(5−メチル−2−チエニル)オキサゾールを反応して、4−[2−クロロ−4−[3−(1−イミダゾリル)プロピル]フェノキシメチル]−2−(5−メチル−2−チエニル)オキサゾールを得た。収率83%。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶。無色プリズム晶。融点95〜96℃。
実施例153
実施例72と同様にして、1−[4−(4−ヒドロキシフェニル)ブチル]イミダゾールと4−クロロメチル−2−(2−チエニル)チアゾールを反応して、4−[4−[4−(1−イミダゾリル)ブチル]フェノキシメチル]−2−(2−チエニル)チアゾールを得た。収率82%。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶。無色プリズム晶。融点108〜109℃。
【0210】
実施例154
実施例72と同様にして、1−[3−(4−ヒドロキシフェニル)プロピル]イミダゾールと3−クロロメチル−7−(2−チエニル)キノリンを反応して、3−[4−[3−(1−イミダゾリル)プロピル]フェノキシメチル]−7−(2−チエニル)キノリンを得た。収率82%。エタノールから再結晶。無色プリズム晶。融点157〜158℃。
実施例155
2−[2−(2−チエニル)−4−オキサゾリル]エタノール(700mg)、1−[3−(4−ヒドロキシフェニル)プロピル]イミダゾール(670mg)、トリフェニルホスフィン(1.73g)およびテトラヒドロフラン(50ml)の混合物に、ジエチル アゾジカルボキシレート(1.20g)を室温で滴下した。3時間還流下に加熱後、濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル−メタノール(100:1,v/v)溶出部から4−[2−[4−[3−(1−イミダゾリル)プロピル]フェノキシ]エチル]−2−(2−チエニル)オキサゾール(690mg,55%)を得た。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶した。無色プリズム晶。融点77−78℃。
【0211】
実施例156
実施例146と同様にして、3−[2−(2−チエニル)−4−オキサゾリル]プロパノールをメシル化後、1−[3−(4−ヒドロキシフェニル)プロピル]イミダゾールと反応して、4−[3−[4−[3−(1−イミダゾリル)プロピル]フェノキシ]プロピル]−2−(2−チエニル)オキサゾールを得た。収率72%。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶した。無色プリズム晶。融点99〜100℃。
実施例157
実施例146と同様にして、4−(2−チエニル)−2−チアゾリルメタノールをメシル化後、1−[3−(4−ヒドロキシフェニル)プロピル]イミダゾールと反応して、2−[4−[3−(1−イミダゾリル)プロピル]フェノキシメチル]−4−(2−チエニル)チアゾールを得た。収率84%。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶した。無色プリズム晶。融点123〜124℃。
実施例158
実施例146と同様にして、5−(2−チエニル)−2−チアゾリルメタノールをメシル化後、1−[3−(4−ヒドロキシフェニル)プロピル]イミダゾールと反応して、2−[4−[3−(1−イミダゾリル)プロピル]フェノキシメチル]−5−(2−チエニル)チアゾールを得た。収率66%。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶した。橙色プリズム晶。融点82〜84℃。
【0212】
実施例159
2−(2−チエニル)−5−チアゾリルメタノール(395mg)を塩化チオニル(3ml)に0℃で溶解し、15分間かきまぜた。反応混合物を濃縮し、残留物に酢酸エチルを加え、飽和重曹水、次いで水で洗浄した。酢酸エチル層を乾燥(MgSO4)後、溶媒を留去した。残留物をテトラヒドロフラン(5ml)に溶解し、水素化ナトリウム(油性,60%,76mg)を1−[3−(4−ヒドロキシフェニル)プロピル]イミダゾール(344mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(10ml)溶液に加えて1時間かきまぜた溶液に加えた。2時間かきまぜた後、反応混合物を水に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を2規定水酸化ナトリウム水溶液、次いで水で洗浄し、乾燥(MgSO4)後、溶媒を留去して5−[4−[3−(1−イミダゾリル)プロピル]フェノキシメチル]−2−(2−チエニル)チアゾール(567mg,87%)を得た。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶した。淡黄色プリズム晶。融点112〜113℃。
実施例160
実施例159と同様にして、2−(2−チエニル)−5−チアゾリルメタノールをクロル化後、1−[4−(4−ヒドロキシフェニル)ブチル]イミダゾールと反応して、5−[4−[4−(1−イミダゾリル)ブチル]フェノキシメチル]−2−(2−チエニル)チアゾールを得た。収率86%。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶した。淡黄色プリズム晶。融点128〜129℃。
【0213】
実施例161
実施例72と同様にして、1−[3−(4−ヒドロキシフェニル)プロピル]イミダゾールと4−クロロメチル−2−(5−メチル−2−チエニル)チアゾールを反応して、4−[4−[3−(1−イミダゾリル)プロピル]フェノキシメチル]−2−(5−メチル−2−チエニル)チアゾールを得た。収率88%。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶。無色針状晶。融点78〜79℃。
実施例162
実施例72と同様にして、1−[4−(4−ヒドロキシフェニル)ブチル]イミダゾールと4−クロロメチル−2−(5−メチル−2−チエニル)チアゾールを反応して、4−[4−[4−(1−イミダゾリル)ブチル]フェノキシメチル]−2−(5−メチル−2−チエニル)チアゾールを得た。収率74%。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶。淡黄色針状晶。融点81〜82℃。
実施例163
実施例72と同様にして、1−[3−(4−ヒドロキシフェニル)プロピル]イミダゾールと2−クロロメチル−5−(2−チエニル)オキサゾールを反応して、2−[4−[3−(1−イミダゾリル)プロピル]フェノキシメチル]−5−(2−チエニル)オキサゾールを得た。収率90%。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶。無色プリズム晶。融点75〜76℃。
【0214】
実施例164
実施例72と同様にして、1−[4−(4−ヒドロキシフェニル)ブチル]イミダゾールと2−クロロメチル−5−(2−チエニル)オキサゾールを反応して、2−[4−[4−(1−イミダゾリル)ブチル]フェノキシメチル]−5−(2−チエニル)オキサゾールを得た。収率98%。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶。淡黄色プリズム晶。融点136〜138℃。
実施例165
4−[4−[3−(1−イミダゾリル)プロピル]フェノキシメチル]−2−[(E)−2−(2−チエニル)エテニル]オキサゾール(200mg)のメタノール(10ml)−テトラヒドロフラン(4ml)溶液にパラジウム−炭素(10%,wet,70mg)を加え、4気圧で接触還元した。触媒をろ別し、ろ液を濃縮した。この還元操作を3回繰り返し、得られた結晶を酢酸エチル−メタノールから再結晶して、4−[4−[3−(1−イミダゾリル)プロピル]フェノキシメチル]−2−[2−(2−チエニル)エチル]オキサゾール(155mg,79%)を得た。無色プリズム晶。融点68〜70℃。
【0215】
実施例166
実施例72と同様にして、1−[3−(4−ヒドロキシフェニル)プロピル]イミダゾールと5−クロロメチル−3−フェニル−1,2,4−オキサジアゾールを反応して、5−[4−[3−(1−イミダゾリル)プロピル]フェノキシメチル]−3−フェニル−1,2,4−オキサジアゾールを得た。収率51%。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶。無色針状晶。融点124〜125℃。
実施例167
実施例72と同様にして、1−[3−(4−ヒドロキシフェニル)プロピル]イミダゾールと5−クロロメチル−3−(2−チエニル)−1,2,4−オキサジアゾールを反応して、5−[4−[3−(1−イミダゾリル)プロピル]フェノキシメチル]−3−(2−チエニル)−1,2,4−オキサジアゾールを得た。収率41%。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶。淡黄色プリズム晶。融点118〜119℃。
実施例168
実施例72と同様にして、1−[4−(4−ヒドロキシフェニル)ブチル]イミダゾールと5−クロロメチル−3−(2−チエニル)−1,2,4−オキサジアゾールを反応して、5−[4−[4−(1−イミダゾリル)ブチル]フェノキシメチル]−3−(2−チエニル)−1,2,4−オキサジアゾールを得た。収率29%。酢酸エチル−メタノールから再結晶。無色プリズム晶。融点94〜95℃。
【0216】
【発明の効果】
本発明によれば、優れたチロシンキナーゼ阻害作用を有する化合物を提供することができ、副作用が少なく、新しい作用機序に基づく抗癌剤を提供することができる。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a heterocyclic compound useful as a growth factor receptor tyrosine kinase (especially HER2) inhibitor, a process for producing the same, and a pharmaceutical composition containing the same.
[0002]
[Prior art]
The genes for cell growth factor and growth factor receptor are called protooncodine and play an important role in the pathology of human tumors such as breast cancer (Aaronson et al., Science 254, 1146-1153, 1991). The HER2 (Human EGF Receptor-2) gene, which has homology to the receptor for epidermal growth factor EGF, is a transmembrane receptor glycoprotein gene, and this receptor has tyrosine kinase activity (Akiyama et al., Science Vol. 232). 1644-1646, 1986). HER2 is found in human breast cancer and ovarian cancer (Suramon et al., Sirens 244, 707-712, 1989), and prostate cancer (Lean et al., Proceeding of American Association for Cancer Research 37: 243, 1996) and It is also recognized in gastric cancer (Yonemura et al., Cancer Research 51: 1034, 1991). In addition, HER2 tyrosine kinase substrates have been found in 90% of pancreatic cancers. Transgenic mice introduced with the HER2 gene develop breast cancer when grown (Guy et al., Proceeding of National Academy of Science USA 89: 10578-10582, 1992).
It has been shown that antibodies against HER2 inhibit in vitro cell growth of cancer cells (Mackenzie et al., Oncogin 4, 543-548, 1989), and human monoclonal antibodies against HER2 are promising in clinical trials for breast cancer patients Showed results (Baselga et al., Journal of Clinical Oncology
14 737-744, 1996).
These antibodies prevent growth factors from binding to the HER2 receptor and inhibit tyrosine kinase activation. As a result, it was shown that the cancer progression of breast cancer patients was suppressed, and thus a drug that directly inhibits HER2 tyrosine kinase was shown to be effective as a breast cancer therapeutic agent (Haze, Journal of Clinical Oncology). 14: 697-699, 1996).
Several low molecular weight compounds that inhibit receptor tyrosine kinases including HER2 have been reported, but many are styrene-like compounds similar to tyrosine itself in which the aromatic ring is hydroxylated. For example, arbustatin inhibits the growth of human epidermoid carcinoma A431 cells (Journal of Antibiotics 39: 170, 1986), and thyrophostin is a human squamous cell carcinoma MH-85 strain nude mouse transplantation system in vivo. Antitumor activity has been reported (Cancer Research 51: 4430, 1991). It has also been shown that sulfonylbenzoylnitrostyrene compounds have an antitumor effect in vivo in the nude mouse transplant system of the A431 cell line (Journal of Medicinal Chemistry, 34, 2328, 1991). Furthermore, it is known that indole compounds inhibit EGF receptor tyrosine kinase and inhibit in vitro cell proliferation of A431 cells (International Application No. PCT / US93 / 07272, Patent Application Publication No. 8-503450). .
Further, although not a tyrosine kinase inhibitor compound, it is known that triazole and diazole compounds have an inhibitory activity on cell proliferation signaling by growth factors (US Pat. No. 5,482,954).
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
An object of the present invention is to provide a compound having a tyrosine kinase inhibitory action, useful as an anticancer agent, and having low toxicity.
[0004]
[Means for Solving the Problems]
As a result of various studies on heterocyclic compounds having a tyrosine kinase inhibitory action, the present inventors have found that the compound represented by the general formula (I) having an aromatic azole group at the terminal portion is used.
[Chemical 9]
[Wherein R represents an optionally substituted aromatic heterocyclic group,
X represents an oxygen atom, an optionally oxidized sulfur atom, -C (= O)-or -CH (OH)-,
Y represents CH or N;
m represents an integer of 0 to 10,
n represents an integer of 1 to 5,
[Chemical Formula 10]
Ring A may be further substituted] for the first time, or a salt thereof, and the compound (I) or a salt thereof is unexpectedly synthesized. Based on its unique chemical structure, it was found to have an excellent tyrosine kinase inhibitory action, and based on these findings, the present invention was completed.
[0005]
That is, the present invention
(1) The heterocyclic compound (I) or a salt thereof,
(2) A pharmaceutical composition comprising the heterocyclic compound (I) or a salt thereof, and
(3) A method for producing a heterocyclic compound (I) or a salt thereof is provided.
[0006]
In the specification, the heterocyclic group in the optionally substituted aromatic heterocyclic group represented by R is (1) 1 to 1 selected from a nitrogen atom, an oxygen atom, and a sulfur atom in addition to a carbon atom as a ring-constituting atom. 5-membered or 6-membered aromatic monocyclic heterocyclic group containing 4 atoms, and (2) (i) 1 to 4 selected from nitrogen atoms, oxygen atoms, and sulfur atoms in addition to carbon atoms as ring constituent atoms A 5- or 6-membered aromatic monocyclic heterocycle containing 1 atom, and (ii) a 5-membered or 6-membered aromatic or non-nitrogen containing 1 or 2 ring atoms other than carbon atoms and a nitrogen atom An aromatic heterocyclic ring, a benzene ring, or an aromatic condensed heterocyclic group formed by condensing with a 5-membered aromatic or non-aromatic heterocyclic ring containing one sulfur atom in addition to a carbon atom as a ring constituent atom. .
Specific examples of such aromatic heterocyclic groups include pyridyl (eg, 2-pyridyl, 3-pyridyl, 4-pyridyl), pyrimidinyl (eg, 2-pyrimidinyl, 5-pyrimidinyl, 6-pyrimidinyl), pyridazinyl. (Eg, 3-pyridazinyl, 4-pyridazinyl), pyrazinyl (eg, 2-pyrazinyl), pyrrolyl (eg, 1-pyrrolyl, 2-pyrrolyl), imidazolyl (eg, 1-imidazolyl, 2-imidazolyl, 4-imidazolyl, 5-imidazolyl), pyrazolyl (eg, 1-pyrazolyl, 3-pyrazolyl, 4-pyrazolyl), isoxazolyl, isothiazolyl, thiazolyl (eg, 2-thiazolyl, 4-thiazolyl, 5-thiazolyl), oxazolyl (eg, 2-oxazolyl) , 4-oxazolyl, 5-oxazolyl), oxadiazolyl (eg 1,2,4-oxadiazolyl such as 1,2,4-oxadiazol-5-yl, 1,2,3-oxadiazolyl, 1,3,4-oxadiazolyl), thiadiazolyl (eg, 1,2,3- 1, thiadiazolyl, 1,2,4-thiadiazolyl, 1,3,4-thiadiazolyl), triazolyl (eg, 1,2,4-triazol-1-yl, 1,2,4-triazol-5-yl, etc.) 1,2,3-triazolyl such as 2,4-triazolyl, 1,2,3-triazol-1-yl, 1,2,3-triazol-2-yl, 1,2,3-triazol-4-yl ), Tetrazolyl (eg, tetrazol-1-yl, tetrazol-5-yl), benzimidazolyl (eg, benzimidazol-1-yl, benzimidazol-2-yl), indolyl (eg, Indol-1-yl, indol-3-yl), indazolyl (eg, 1H-indazol-1-yl, 1H-indazol-3-yl), pyrrolopyrazinyl (eg, 1H-pyrrolo [2,3-b] pyrazinyl) Pyrrolopyridyl (eg, 1H-pyrrolo [2,3-b] pyridyl), imidazopyridyl (eg, 1H-imidazo [4,5-b] pyridyl, 1H-imidazo [4,5-c] pyridyl), imidazopi Razinyl (eg, 1H-imidazo [4,5-b] pyrazinyl), pyrrolopyridazinyl (eg, pyrrolo [1,2-b] pyridazinyl), pyrazolpyridyl (eg, pyrazolo [1,5-a] pyridyl) ), Imidazopyridyl (eg, imidazo [1,2-a] pyridyl, imidazo [1,5-a] pyridyl), imidazopyridazinyl (eg, imidazo [1,2-b] pi Ridazinyl), imidazopyrimidinyl (eg, imidazo [1,2-a] pyrimidinyl), furyl, thienyl, benzofuranyl, benzothienyl (eg, benzo [b] thienyl), benzoxazolyl, benzthiazolyl, quinolyl, isoquinolyl, quinazolinyl, etc. Suitable examples include 5-membered monocyclic aromatic azole groups such as oxazolyl, thiazolyl, isoxazolyl, isothiazolyl, imidazolyl, triazolyl, oxadiazolyl and thiadiazolyl, and benzene such as benzoxazolyl and benzothiazolyl. Examples thereof include an aromatic condensed azole group condensed with a ring and a 6-membered monocyclic aromatic heterocycle such as pyridyl and pyrimidyl. More preferable examples of the aromatic heterocycle include a 5-membered monocyclic aromatic azole group such as an oxazolyl group and a thiazolyl group.
[0007]
Embedded image
As the aromatic azole group, (1) a 5-membered aromatic group containing 1 to 4 nitrogen atoms in addition to carbon atoms as ring-constituting atoms and optionally containing one oxygen atom or one sulfur atom A monocyclic heterocyclic group, and (2) (i) 1 to 4 nitrogen atoms other than carbon atoms may be included as ring-constituting atoms, and one oxygen atom or one sulfur atom may be included. A membered aromatic monocyclic heterocycle, and (ii) a 5-membered or 6-membered aromatic or non-aromatic heterocycle, benzene ring or ring containing 1 or 2 and nitrogen atoms in addition to carbon atoms as ring-constituting atoms Examples thereof include aromatic condensed heterocyclic groups formed by condensation with 5-membered aromatic or non-aromatic heterocyclic rings containing one sulfur atom in addition to carbon atoms.
Examples of such an aromatic azole group include pyrrolyl (eg, 1-pyrrolyl), imidazolyl (eg, 1-imidazolyl), pyrazolyl (eg, 1-pyrazolyl), triazolyl (eg, 1,2,4-triazole- 1-yl, 1,2,3-triazol-1-yl), tetrazolyl (eg, tetrazol-1-yl), benzimidazolyl (benzimidazol-1-yl), indolyl (eg, indol-1-yl), Indazolyl (eg, 1H-indazol-1-yl), pyrrolopyrazinyl (eg, 1H-pyrrolo [2,3-b] pyrazin-1-yl), pyrrolopyridyl (eg, 1H-pyrrolo [2,3-b] pyridine- 1-yl, imidazopyridyl (eg, 1H-imidazo [4,5-b] pyridin-1-yl), imidazopyrazinyl (eg, 1H-imid [4,5-b] pyrazine-1-yl) and the like aromatic heterocyclic group and the like, and their group through a nitrogen atom contained as one of the ring members - (CH 2 ) m Combine with-. Preferable examples of the aromatic azole group include imidazolyl group and triazolyl group.
[0008]
Embedded image
The group may have 1 to 3 substituents (preferably 1 or 2) at substitutable positions. Examples of the substituent include an aliphatic hydrocarbon group, an alicyclic hydrocarbon group, an aromatic hydrocarbon group, an aliphatic hydrocarbon group substituted with an aromatic hydrocarbon group, and an alicyclic hydrocarbon group. Aliphatic hydrocarbon, aromatic heterocyclic group, non-aromatic heterocyclic group, aliphatic hydrocarbon group substituted with aromatic heterocyclic group, halogen atom, nitro group, cyano group, optionally substituted amino Groups, optionally substituted acyl groups, optionally substituted hydroxyl groups, optionally substituted thiol groups, and esterified or amidated carboxyl groups. Aliphatic hydrocarbon group, alicyclic hydrocarbon group, aromatic hydrocarbon group, aliphatic hydrocarbon group substituted with aromatic hydrocarbon group, aliphatic substituted with alicyclic hydrocarbon group as a substituent The hydrocarbon, the aromatic heterocyclic group, the non-aromatic heterocyclic group, and the aliphatic hydrocarbon group substituted with the aromatic heterocyclic group may each be further substituted.
[0009]
Ring A is X and (CH 2 ) m In addition, it may further have 1 to 4 substituents (preferably 1 or 2) at substitutable positions. Examples of the substituent include those exemplified as the substituent that the substituent on the aromatic heterocyclic group represented by R may have, for example, an aliphatic hydrocarbon group, an alicyclic hydrocarbon group, and an aromatic group. A hydrocarbon group, an aliphatic hydrocarbon group substituted with an aromatic hydrocarbon group, an aliphatic hydrocarbon substituted with an alicyclic hydrocarbon group, an aromatic heterocyclic group, a non-aromatic heterocyclic group, an aromatic heterocyclic group Aliphatic hydrocarbon group substituted with a cyclic group, halogen atom, nitro group, cyano group, optionally substituted amino group, optionally substituted acyl group, optionally substituted hydroxyl group, substituted A thiol group that may be present, a carboxyl group that may be esterified or amidated, and the like. Aliphatic hydrocarbon group, alicyclic hydrocarbon group, aromatic hydrocarbon group, aliphatic hydrocarbon group substituted with aromatic hydrocarbon group, aliphatic substituted with alicyclic hydrocarbon group as a substituent The hydrocarbon, the aromatic heterocyclic group, the non-aromatic heterocyclic group, and the aliphatic hydrocarbon group substituted with the aromatic heterocyclic group may each be further substituted.
[0010]
Examples of the aliphatic hydrocarbon group include a linear or branched aliphatic hydrocarbon group having 1 to 15 carbon atoms, such as an alkyl group, an alkenyl group, and an alkynyl group.
Preferable examples of the alkyl group include alkyl groups having 1 to 10 carbon atoms such as methyl, ethyl, propyl, isopropyl, butyl, isobutyl, sec.-butyl, tert.-butyl, pentyl, isopentyl, neopentyl, tert.- Examples include pentyl, hexyl, isohexyl, heptyl, octyl, nonyl, decyl, 1,1-dimethylbutyl, 2,2-dimethylbutyl, 3,3-dimethylbutyl, 2-ethylbutyl, and more preferable examples. Examples thereof include an alkyl group having 1 to 6 carbon atoms.
Preferable examples of the alkenyl group include alkenyl groups having 2 to 10 carbon atoms such as vinyl (ethenyl), allyl, isopropenyl, 1-propenyl, 2-methyl-1-propenyl, 1-butenyl, 2-butenyl, 3 -Butenyl, 2-ethyl-1-butenyl, 3-methyl-2-butenyl, 1-pentenyl, 2-pentenyl, 3-pentenyl, 4-pentenyl, 4-methyl-3-pentenyl, 1-hexenyl, 2-hexenyl , 3-hexenyl, 4-hexenyl, 5-hexenyl and the like, and more preferable examples include alkenyl groups having 2 to 6 carbon atoms.
Preferable examples of the alkynyl group include alkynyl groups having 2 to 10 carbon atoms such as ethynyl, 1-propynyl, 2-propynyl, 1-butynyl, 2-butynyl, 3-butynyl, 1-pentynyl, 2-pentynyl, 3 -Pentynyl, 4-pentynyl, 1-hexynyl, 2-hexynyl, 3-hexynyl, 4-hexynyl, 5-hexynyl and the like, and more preferable examples include alkynyl groups having 2 to 6 carbon atoms.
[0011]
Examples of the alicyclic hydrocarbon group include a saturated or unsaturated alicyclic hydrocarbon group having 3 to 12 carbon atoms, such as a cycloalkyl group, a cycloalkenyl group, a cycloalkadienyl group, and a partially unsaturated condensed bicyclic group. A hydrocarbon group etc. are mentioned.
Preferable examples of the cycloalkyl group include cycloalkyl groups having 3 to 10 carbon atoms, such as cyclopropyl, cyclobutyl, cyclopentyl, cyclohexyl, cycloheptyl, cyclooctyl, and the like. 2.2.1] heptyl, bicyclo [2.2.2] octyl, bicyclo [3.2.1] octyl, bicyclo [3.2.2] nonyl, bicyclo [3.3.1] nonyl, bicyclo [ 4.2.1] nonyl, bicyclo [4.3.1] decyl and the like.
Preferable examples of the cycloalkenyl group include C5-C10 cycloalkenyl groups such as 2-cyclopenten-1-yl, 3-cyclopenten-1-yl, 2-cyclohexen-1-yl, and 3-cyclohexene-1. -Yl and the like.
Preferable examples of the cycloalkadienyl group include a cycloalkadienyl group having 5 to 10 carbon atoms such as 2,4-cyclopentadien-1-yl, 2,4-cyclohexadien-1-yl, 2,5 -Cyclohexadien-1-yl etc. are mentioned.
Preferable examples of the partially unsaturated condensed bicyclic hydrocarbon group include an indanyl group, a partially saturated naphthyl group (eg, a dihydronaphthyl group such as 3,4-dihydro-2-naphthyl, 1,2,3,4- And a group having 9 to 12 carbon atoms formed by condensation of a benzene ring such as tetrahydronaphthyl such as tetrahydronaphthyl) and an alicyclic hydrocarbon.
[0012]
Examples of the aromatic hydrocarbon group include monocyclic or condensed polycyclic aromatic hydrocarbon groups, and preferable examples include aryl groups having 6 to 14 carbon atoms such as phenyl, naphthyl, anthryl, phenanthryl, acenaphthylenyl, Examples thereof include 9-fluorenon-2-yl, and monocyclic or condensed bicyclic aromatic hydrocarbon groups such as phenyl, 1-naphthyl and 2-naphthyl are particularly preferable.
Examples of the aliphatic hydrocarbon group substituted with an aromatic hydrocarbon group include an aliphatic hydrocarbon substituted with, for example, 1 to 3 (preferably 1 or 2) aromatic hydrocarbon group having 7 to 20 carbon atoms. Groups. Preferable examples of the aliphatic hydrocarbon group substituted with such an aromatic hydrocarbon group include, for example, 1 to 3 C 6-14 C substituted with an aryl group 1-6 An alkyl group (for example, C substituted with 1 to 3 phenyl groups such as benzyl, 2-phenylethyl, 1,2-diphenylethyl, 2,2-diphenylethyl, etc.) 1-6 An alkyl group, C substituted with 1 to 3 naphthyl groups 1-6 Alkyl group, 9-fluorenyl-C 1-6 Alkyl etc.), 1-3 C 6-14 C substituted with an aryl group 2-6 An alkenyl group (for example, (E) -2-phenylethenyl, (Z) -2-phenylethenyl, 2,2-diphenylethenyl, 2- (2-naphthyl) ethenyl, 4-phenyl-1,3- C substituted with 1 to 3 phenyl groups such as butadienyl 2-6 Alkenyl group, C substituted with 1 to 3 naphthyl groups 2-6 Alkenyl, 9-fluorenylidenealkyl group) and the like.
Examples of the aliphatic hydrocarbon group substituted with an alicyclic hydrocarbon group include the above aliphatic hydrocarbon groups substituted with 1 to 3 (preferably 1 or 2) of the alicyclic hydrocarbon group. It is done. Suitable examples of the aliphatic hydrocarbon group substituted with such an alicyclic hydrocarbon include, for example, cyclopropylmethyl, cyclopropylethyl, cyclobutylmethyl, cyclopentylmethyl, 2-cyclopentenylmethyl, and 3-cyclopentenyl. 1-3 C such as methyl, cyclohexylmethyl, 2-cyclohexenylmethyl, 3-cyclohexenylmethyl, cyclohexylethyl, cyclohexylpropyl, cycloheptylmethyl, cycloheptylethyl, etc. 3-10 C substituted with a cycloalkyl group 1-6 Alkyl group, 1-3 C 3-10 C substituted with a cycloalkyl group 2-6 Alkenyl group, 1-3 C 5-10 C substituted with a cycloalkenyl group 1-6 Alkyl group, 1-3 C 5-10 C substituted with a cycloalkenyl group 2-6 An alkenyl group etc. are mentioned.
[0013]
Preferable examples of the aromatic heterocyclic group include furyl, thienyl, pyrrolyl, oxazolyl, isoxazolyl, thiazolyl, isothiazolyl, imidazolyl, pyrazolyl, 1,2,3-oxadiazolyl, 1,2,4-oxadiazolyl, 1,3 , 4-oxadiazolyl, furazanyl, 1,2,3-thiadiazolyl, 1,2,4-thiadiazolyl, 1,3,4-thiadiazolyl, 1,2,3-triazolyl, 1,2,4-triazolyl, tetrazolyl, pyridyl , Pyridazinyl, pyrimidinyl, pyrazinyl, triazinyl and the like, 5- or 6-membered aromatic monocyclic heterocyclic group containing 1 to 4 atoms selected from nitrogen atom, oxygen atom and sulfur atom in addition to carbon For example, benzofuranyl, isobenzofuranyl, benzo [b] thienyl, Ndolyl, isoindolyl, 1H-indazolyl, benzimidazolyl, benzoxazolyl, 1,2-benzisoxazolyl, benzothiazolyl, 1,2-benzisothiazolyl, 1H-benzotriazolyl, quinolyl, isoquinolyl, cinnolinyl, Quinazolinyl, quinoxalinyl, phthalazinyl, naphthyridinyl, purinyl, pteridinyl, carbazolyl, α-carbolinyl, β-carbolinyl, γ-carbolinyl, acridinyl, phenoxazinyl, phenothiazinyl, phenazinyl, phenoxathinyl, thiantenyl, phenathridinyl, ronadinyl 1,2-b] pyridazinyl, pyrazolo [1,5-a] pyridyl, imidazo [1,2-a] pyridyl, imidazo [1,5-a] pyridyl, Dazo [1,2-b] pyridazinyl, imidazo [1,2-a] pyrimidinyl, 1,2,4-triazolo [4,3-a] pyridyl, 1,2,4-triazolo [4,3-b] (I) a 5- or 6-membered aromatic heterocyclic ring containing 1 to 4 atoms selected from a nitrogen atom, an oxygen atom, and a sulfur atom in addition to carbon as a ring-constituting atom, and (ii) a ring-constituting atom As a 5- or 6-membered aromatic or non-aromatic heterocyclic ring containing 1 or 2 carbon atoms and a nitrogen atom in addition to a carbon atom, a benzene ring or a 5-membered aromatic containing 1 sulfur atom as a ring constituent atom An aromatic condensed heterocyclic group formed by condensation with an aromatic or non-aromatic heterocyclic ring.
[0014]
Preferable examples of the non-aromatic heterocyclic group include, in addition to carbon atoms, as ring-constituting atoms such as oxiranyl, azetidinyl, oxetanyl, thietanyl, pyrrolidinyl, tetrahydrofuryl, thiolanyl, piperidyl, tetrahydropyranyl, morpholinyl, thiomorpholinyl, piperazinyl and the like. Examples thereof include a 3- to 7-membered non-aromatic heterocyclic group containing 1 or 2 atoms selected from a nitrogen atom, an oxygen atom and a sulfur atom.
[0015]
The aliphatic hydrocarbon group substituted with an aromatic heterocyclic group is an aliphatic hydrocarbon group having 1 to 6 carbon atoms substituted with 1 to 3 (preferably 1 or 2) of the aromatic heterocyclic group. A group (eg C 1-6 Alkyl group, C 2-6 Alkenyl group, etc.). Preferable examples of the aliphatic hydrocarbon group substituted with an aromatic heterocyclic group include, for example, 1 to 3 C substituted with, for example, a furyl group, a thienyl group, an imidazolyl group, or a pyridyl group. 1-6 An alkyl group (eg, (2-furyl) methyl, thienylmethyl, 2- (1-imidazolyl) ethyl, etc.), 1 to 3 furyl groups, thienyl group, imidazolyl group or pyridyl group substituted C 2-6 Alkenyl groups (eg, 2- (2-furyl) ethenyl, 2-thienylethenyl, etc.) and the like can be mentioned.
Examples of the halogen atom include fluorine, chlorine, bromine and iodine, and fluorine and chlorine are particularly preferable.
[0016]
Examples of the optionally substituted amino group include an alkyl group having 1 to 10 carbon atoms, a cycloalkyl group having 3 to 10 carbon atoms, an alkenyl group having 2 to 10 carbon atoms, and a cycloalkenyl group having 5 to 10 carbon atoms, An amino group which may be mono- or di-substituted by an acyl group having 1 to 10 carbon atoms or an aromatic hydrocarbon group having 6 to 12 carbon atoms (eg, methylamino, dimethylamino, ethylamino, diethylamino, dibutylamino) Diallylamino, cyclohexylamino, acetylamino, propionylamino, benzoylamino, phenylamino, N-methyl-N-phenylamino, etc.) 4 to 6-membered cyclic amino group (for example, 1-azetidinyl, 1-pyrrolidinyl, piperidino, Morpholino, 1-piperazinyl and the like).
Here, the 4- to 6-membered cyclic amino group is represented by (1) C 1-6 Alkyl group, (2) halogen, C 1-6 C optionally substituted with an alkoxy group or trifluoromethyl 6-14 An aryl group (eg, phenyl, naphthyl, etc.), (3) a 5- or 6-membered heterocyclic group containing 1 to 2 nitrogen atoms in addition to carbon as a ring-constituting atom (eg, 2-pyridyl, pyrimidinyl) or (4) It may be further substituted with a 6-membered cyclic amino group (for example, piperidino, 1-piperazinyl, etc.) and the like.
[0017]
Examples of the acyl group in the optionally substituted acyl group include an acyl group having 1 to 13 carbon atoms, specifically, formyl, for example, an alkyl group having 1 to 6 carbon atoms, a cycloalkyl group having 3 to 10 carbon atoms, C2-C6 alkenyl group, C5-C10 cycloalkenyl group, C6-C12 aromatic hydrocarbon group (eg, phenyl, naphthyl, etc.) or aromatic heterocycle (eg, pyridyl) and carbonyl Group-bound, eg C 2-7 Alkanoyl groups (eg, acetyl, propionyl, butyryl, isobutyryl, valeryl, isovaleryl, pivaloyl, hexanoyl, heptanoyl, octanoyl, etc.), C 3-10 A cycloalkyl-carbonyl group (eg, cyclobutanecarbonyl, cyclopentanecarbonyl, cyclohexanecarbonyl, cycloheptanecarbonyl, etc.), C 3-7 Alkenoyl group (eg, crotonoyl), C 5-10 Examples include cycloalkenyl-carbonyl groups (eg, 2-cyclohexenecarbonyl), benzoyl groups, nicotinoyl groups, and the like.
Examples of the substituent in the optionally substituted acyl group include an alkyl group having 1 to 3 carbon atoms, an alkoxy group having 1 to 3 carbon atoms, a halogen (eg, chlorine, fluorine, bromine, etc.), a nitro group, and a hydroxyl group. And amino groups. The number of substituents is, for example, 1 to 3.
Examples of the optionally substituted hydroxyl group include a hydroxyl group, an alkoxy group, a cycloalkyloxy group, an alkenyloxy group, a cycloalkenyloxy group, an aralkyloxy group, an aryloxy group, and an acyloxy group.
[0018]
Preferable examples of alkoxy groups include alkoxy groups having 1 to 10 carbon atoms such as methoxy, ethoxy, propoxy, isopropoxy, butoxy, isobutoxy, sec.-butoxy, tert.-butoxy, pentyloxy, isopentyloxy, neo Examples include pentyloxy, hexyloxy, heptyloxy, nonyloxy and the like.
Preferable examples of the cycloalkyloxy group include cycloalkyloxy groups having 3 to 10 carbon atoms such as cyclobutoxy, cyclopentyloxy, cyclohexyloxy and the like.
Preferable examples of the alkenyloxy group include alkenyloxy groups having 2 to 10 carbon atoms, such as allyloxy, crotyloxy, 2-pentenyloxy, 3-hexenyloxy and the like.
Preferable examples of the cycloalkenyloxy group include C5-C10 cycloalkenyloxy groups such as 2-cyclopentenyloxy and 2-cyclohexenyloxy.
Preferable examples of the aralkyloxy group include aralkyloxy groups having 7 to 20 carbon atoms such as C 6-14 Aryl-C 1-6 Alkoxy groups, specifically phenyl-C 1-6 Alkoxy group (eg, benzyloxy, phenethyloxy, etc.), naphthyl-C 1-6 An alkoxy group etc. are mentioned.
Preferable examples of the aryloxy group include an alkyl group having 1 to 3 carbon atoms, an alkoxy group having 1 to 3 carbon atoms, a halogen atom, a nitro group, a hydroxyl group, or an amino group and 6 to 14 carbon atoms that may be substituted. Aryloxy groups such as phenoxy, 4-chlorophenoxy and the like.
Preferable examples of the acyloxy group include an acyloxy group having 2 to 15 carbon atoms, such as an alkanoyloxy group having 2 to 7 carbon atoms (eg, acetyloxy, propionyloxy, butyryloxy, isobutyryloxy etc.), C 6-14 Aryl-carbonyloxy (eg, benzoyloxy, naphthoyloxy, etc.) and the like can be mentioned.
Examples of the optionally substituted thiol group include a mercapto group, an alkylthio group, a cycloalkylthio group, an alkenylthio group, an aralkylthio group, an arylthio group, a heteroarylthio group, a heteroarylalkylthio group, and an acylthio group.
Preferable examples of the alkylthio group include alkylthio groups having 1 to 10 carbon atoms such as methylthio, ethylthio, propylthio, isopropylthio, butylthio, isobutylthio, sec.-butylthio, tert.-butylthio, pentylthio, isopentylthio, neo Examples include pentylthio, hexylthio, heptylthio, nonylthio and the like.
[0019]
Preferable examples of the cycloalkylthio group include cycloalkylthio groups having 3 to 10 carbon atoms such as cyclobutylthio, cyclopentylthio, cyclohexylthio and the like.
Preferable examples of the alkenylthio group include alkenylthio groups having 2 to 10 carbon atoms, such as allylthio, crotylthio, 2-pentenylthio, 3-hexenylthio and the like.
Preferable examples of the aralkylthio group include aralkylthio groups having 7 to 20 carbon atoms such as C 6-14 Arylthio groups, specifically phenyl-C 1-6 Alkylthio (eg, benzylthio, phenethylthio, etc.), naphthyl-C 1-6 An alkylthio group etc. are mentioned.
Preferable examples of the arylthio group include an alkyl group having 1 to 3 carbon atoms, an alkoxy group having 1 to 3 carbon atoms, a halogen atom, a nitro group, a hydroxyl group, or an amino group, and having 6 to 14 carbon atoms. Arylthio groups such as phenylthio, naphthylthio, 4-chlorophenylthio and the like can be mentioned.
Examples of the heteroarylthio group include mercapto groups substituted with the above-described aromatic heterocyclic group, and among them, pyridylthio (eg, 2-pyridylthio, 3-pyridylthio, etc.), imidazolylthio (2-imidazolylthio, etc.) , Triazoylthio (1,2,4-triazol-5-ylthio and the like) and the like are preferable.
Examples of the heteroarylalkylthio group include the alkylthio group substituted with the above-described aromatic heterocyclic group. A suitable example of a heteroarylthio group is pyridyl-C 1-6 Examples include alkylthio groups (eg, 2-pyridylmethylthio, 3-pyridylmethylthio, etc.).
As preferable examples of the acylthio group, an acylthio group having 2 to 15 carbon atoms, such as an alkanoylthio group having 2 to 7 carbon atoms (eg, acetylthio, propionylthio, butyrylthio, isobutyrylthio, etc.), C 6-14 Aryl-carbonylthio (eg, benzoylthio, naphthoylthio and the like) and the like.
Examples of the carboxyl group that may be esterified or amidated include a carboxyl group, an esterified carboxyl group, and an amidated carboxyl group.
Examples of the esterified carboxyl group include an alkoxycarbonyl group, an aralkyloxycarbonyl group, an aryloxycarbonyl group, and a heteroarylalkyloxycarbonyl group.
Preferable examples of the alkoxycarbonyl group include C2-C7 alkoxycarbonyl groups such as methoxycarbonyl, ethoxycarbonyl, propoxycarbonyl, butoxycarbonyl and the like.
Preferable examples of the aralkyloxycarbonyl group include aralkyloxycarbonyl groups having 8 to 21 carbon atoms such as phenyl-C 2-7 Alkoxycarbonyl (eg, benzyloxycarbonyl, etc.), naphthyl-C 2-7 Examples include alkoxycarbonyl.
Preferable examples of the aryloxycarbonyl group include an alkyl group having 1 to 3 carbon atoms, an alkoxy group having 1 to 3 carbon atoms, a halogen atom, a nitro group, a hydroxyl group, or an amino group that may be substituted with 7 to 7 carbon atoms. 15 aryloxycarbonyl groups such as phenoxycarbonyl, p-tolyloxycarbonyl and the like can be mentioned.
[0020]
Examples of the heteroarylalkyloxycarbonyl include the alkoxycarbonyl group substituted with the above-described aromatic heterocyclic group. Preferable examples of the heteroarylalkyloxycarbonyl group include pyridyl-C 2-7 Examples include alkoxycarbonyl groups (eg, 2-pyridylmethoxycarbonyl, 3-pyridylmethoxycarbonyl, etc.).
As the amidated carboxyl group, the formula: -CON (R 1 ) (R 2 )
[In the formula, R 1 And R 2 Are the same or different and each represents a hydrogen atom, an optionally substituted hydrocarbon group or an optionally substituted heterocyclic group]. R 1 Or R 2 As the hydrocarbon group in the optionally substituted hydrocarbon group represented by the above, the aliphatic hydrocarbon group, alicyclic hydrocarbon group, aromatic hydrocarbon exemplified as the substituent to the aromatic heterocyclic group represented by R A hydrogen group is mentioned. R 1 Or R 2 Examples of the heterocyclic group in the optionally substituted heterocyclic group represented by (1) include the aromatic heterocyclic groups exemplified as substituents for the aromatic heterocyclic ring represented by R. R 1 Or R 2 The substituent for the hydrocarbon group or heterocyclic group in is selected from a halogen atom (eg, chlorine, fluorine, bromine, iodine, etc.), an alkyl group having 1 to 6 carbon atoms, an alkoxy group having 1 to 6 carbon atoms, and the like. 1 to 3 substituents.
[0021]
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An aromatic azole group or a substituent on ring A substituted with an alicyclic hydrocarbon group, an aromatic hydrocarbon group, an aromatic hydrocarbon group, an aromatic heterocyclic group, a non-aromatic heterocyclic group In the case of an aliphatic hydrocarbon group substituted with a cyclic group or an aromatic heterocyclic group, the aliphatic hydrocarbon substituted with the alicyclic hydrocarbon group, aromatic hydrocarbon group or aromatic hydrocarbon group The aromatic heterocyclic group in the aromatic hydrocarbon group, the aromatic heterocyclic group, the non-aromatic hydrocarbon group, or the aliphatic hydrocarbon group substituted with the aromatic heterocyclic group in the group can be further substituted respectively. It may have 1 to 3 substituents (preferably 1 or 2) at the position. Examples of such a substituent include an optionally substituted alkyl group having 1 to 6 carbon atoms, carbon number 2 to 6 alkenyl groups, 2 to 6 alkynyl groups, 3 to 10 carbon atoms Alkyl groups, C5-C10 cycloalkenyl groups, C6-C14 aryl groups (eg, phenyl, naphthyl, etc.), aromatic heterocyclic groups (eg, thienyl, furyl, pyridyl, oxazolyl, thiazolyl, tetrazolyl, etc.) ), Non-aromatic heterocyclic groups (eg, tetrahydrofuryl, morpholinyl, piperidyl, pyrrolidyl, piperazinyl, etc.), C 7-20 aralkyl groups (eg, phenyl-C 1-6 Alkyl group, naphthyl-C 1-6 Alkyl group, etc.), amino group, N-mono (C 1-6 ) Alkylamino group, N, N-di (C 1-6 ) Alkylamino group, C2-C7 acylamino group (e.g., C such as acetylamino, propionylamino, etc.) 2-7 Alkanoylamino group, benzoylamino group, etc.), amidino group, acyl group having 2 to 7 carbon atoms (eg, alkanoyl group having 2 to 7 carbon atoms, benzoyl group, etc.), carbamoyl group, N-mono (C 1-6 ) Alkylcarbamoyl group, N, N-di (C 1-6 ) Alkylcarbamoyl group, sulfamoyl group, N-mono (C 1-6 ) Alkylsulfamoyl group, N, N-di (C 1-6 ) Alkylsulfamoyl group, carboxyl group, alkoxycarbonyl group having 2 to 7 carbon atoms, aralkyloxycarbonyl group having 8 to 21 carbon atoms (eg, phenyl-C 2-7 Alkoxycarbonyl, naphthyl-C 2-7 Alkoxycarbonyl, etc.), a hydroxyl group, an optionally substituted alkoxy group having 1 to 6 carbon atoms, an alkenyloxy group having 2 to 6 carbon atoms, a cycloalkyloxy group having 3 to 10 carbon atoms, and 5 to 10 carbon atoms A cycloalkenyloxy group, an aralkyloxy group having 7 to 20 carbon atoms (eg, phenyl-C 1-6 Alkoxy group, naphthyl-C 1-6 Alkoxy groups, etc.), aryloxy groups having 6 to 14 carbon atoms (eg, phenoxy, naphthyloxy, etc.), mercapto groups, alkylthio groups having 1 to 6 carbon atoms, cycloalkylthio groups having 3 to 10 carbon atoms, 7 to 7 carbon atoms 20 aralkylthio groups (eg, phenyl-C 1-6 Alkyl group, naphthyl-C 1-6 Alkylthio group, etc.), C6-C14 arylthio group (eg, phenylthio, naphthylthio group, etc.), sulfo group, cyano group, azide group, nitro group, nitroso group, halogen atom (eg, fluorine, chlorine, bromine, iodine) Etc.).
[0022]
Examples of the substituent in the optionally substituted alkoxy group having 1 to 6 carbon atoms and the optionally substituted alkyl group having 1 to 6 carbon atoms include halogen atoms (eg, fluorine, chlorine, bromine, iodine, etc.) ), 1 to 3 substituents selected from a hydroxyl group, an alkoxy group having 1 to 6 carbon atoms, and the like.
Examples of the substituted alkoxy group having 1 to 6 carbon atoms include trifluoromethoxy, difluoromethoxy, 2,2,2-trifluoroethoxy, 1,1-difluoroethoxy, and the like.
Examples of the substituted alkyl group having 1 to 6 carbon atoms include trifluoromethyl, difluoromethyl, 2,2,2-trifluoroethyl, trichloromethyl, hydroxymethyl, methoxymethyl, ethoxymethyl, 2-methoxyethyl, 2 , 2-dimethoxyethyl and the like.
[0023]
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An aromatic azole group or a substituent on ring A is an aliphatic hydrocarbon group substituted with an aliphatic hydrocarbon group, an aromatic hydrocarbon group, or an aliphatic hydrocarbon group substituted with an aromatic heterocyclic group When the aliphatic hydrocarbon group, the aliphatic hydrocarbon group in the aliphatic hydrocarbon group substituted with the aromatic hydrocarbon group, or the aliphatic hydrocarbon group substituted with the aromatic heterocyclic group The aromatic hydrocarbon group may further have 1 to 3 (preferably 1 or 2) substituents at substitutable positions, and examples of such substituents include non-aromatic heterocyclic groups ( Examples, tetrahydrofuryl, morpholinyl, piperidyl, pyrrolidyl, piperazinyl etc.), amino group, N-mono (C 1-6 ) Alkylamino group, N, N-di (C 1-6 ) Alkylamino group, C2-C7 acylamino group (e.g., C such as acetylamino, propionylamino, etc.) 2-8 Alkanoylamino group, benzoylamino group, etc.), amidino group, acyl group having 2 to 7 carbon atoms (eg, alkanoyl group having 2 to 7 carbon atoms, benzoyl group, etc.), carbamoyl group, N-mono (C 1-6 ) Alkylcarbamoyl group, N, N-di (C 1-6 ) Alkylcarbamoyl group, sulfamoyl group, N-mono (C 1-6 ) Alkylsulfamoyl group, N, N-di (C 1-6 ) Alkylsulfamoyl group, carboxyl group, alkoxycarbonyl group having 2 to 7 carbon atoms, aralkyloxycarbonyl group having 8 to 21 carbon atoms (eg, phenyl-C 2-7 Alkoxycarbonyl group, naphthyl-C 2-7 Alkoxycarbonyl group, etc.), a hydroxyl group, an optionally substituted alkoxy group having 1 to 6 carbon atoms, an alkenyloxy group having 2 to 6 carbon atoms, a cycloalkyloxy group having 3 to 10 carbon atoms, and 5 to 10 carbon atoms A cycloalkenyloxy group, an aralkyloxy group having 7 to 20 carbon atoms (eg, phenyl-C 1-6 Alkoxy group, naphthyl-C 1-6 Alkoxy groups, etc.), aryloxy groups having 6 to 14 carbon atoms (eg, phenoxy, naphthyloxy, etc.), mercapto groups, alkylthio groups having 1 to 6 carbon atoms, cycloalkylthio groups having 3 to 10 carbon atoms, 7 to 7 carbon atoms 20 aralkylthio groups (eg, phenyl-C 1-6 Alkyl group, naphthyl-C 1-6 Alkylthio group, etc.), C6-C14 arylthio group (eg, phenylthio, naphthylthio group, etc.), sulfo group, cyano group, azide group, nitro group, nitroso group, halogen atom (eg, fluorine, chlorine, bromine, iodine) Etc.).
[0024]
Examples of the substituent in the optionally substituted alkoxy group having 1 to 6 carbon atoms include a halogen atom (eg, fluorine, chlorine, bromine, iodine, etc.), a hydroxyl group, an alkoxy group having 1 to 6 carbon atoms, and the like. 1 to 3 substituents may be selected. Examples of the substituted alkoxy group having 1 to 6 carbon atoms include trifluoromethoxy, difluoromethoxy, 2,2,2-trifluoroethoxy, 1,1-difluoroethoxy, and the like.
[0025]
R includes (i) a hydroxyl group and an alkoxy group (eg, C 1-6 Alkoxy group), arylalkoxy group (eg, phenyl-C 1-6 Alkoxy group), alkyl group (eg, C 1-6 Alkyl group), cyano group, aryl group optionally substituted with one or two substituents selected from halogen atom and tetrazolyl group (eg, phenyl group, naphthyl group), (ii) alkyl group (eg, C 1-10 Alkyl group), (iii) hydroxyalkyl group (eg, hydroxy-C 1-10 Alkyl group), (iv) alkoxycarbonylalkyl group (eg, C 2-7 Alkoxycarbonyl-C 1-10 Alkyl group), (v) an alkyl group substituted with 1 or 2 aryl groups (eg, C substituted with 1 or 2 phenyl groups) 1-6 Alkyl groups), (vi) alkenyl groups substituted with one or two aryl groups (eg C substituted with one or two phenyl groups) 2-6 Alkenyl group), (vii) cycloalkyl group (eg, C 3-10 Cycloalkyl group), (viii) partially saturated naphthyl group (eg, dihydronaphthyl group), (ix) one selected from hydroxy group, alkoxy group, arylalkoxy group, alkyl group, cyano group, allyl group and halogen atom, or Oxazolyl optionally substituted with one or two substituents selected from a thienyl group or a furyl group optionally substituted with two substituents, (x) a benzofuranyl group and (xi) a benzothienyl group Group, benzoxazolyl group or thiazolyl group is preferable, and arylalkenyl group (eg, phenyl-C 2-6 Oxazolyl and arylalkoxy-aryl groups (eg, phenyl-C) substituted with alkenyl groups) 1-6 More preferred is an oxazolyl group substituted with an alkoxy-phenyl group).
[0026]
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Aryl groups (eg, phenyl groups), (iii) hydroxyalkyl groups (eg, hydroxy-C 1-10 Alkyl group), (iv) carboxyl group, (v) alkoxycarbonyl group (eg, C 2-7 A pyrrolyl group, an imidazolyl group, a pyrazolyl group, a triazolyl group, a tetrazolyl group, or a benzimidazolyl group, each of which may be substituted with one or two substituents selected from an alkoxycarbonyl group) and (vi) a carbamoyl group, More preferred are an imidazolyl group and a triazolyl group.
Ring A forms an optionally substituted benzene ring or an optionally substituted pyridine ring depending on the type of Y (CH or N), and a suitable example includes an optionally substituted benzene ring. More preferred examples include 1 or 2 C 1-6 Examples thereof include a benzene ring or a pyridine ring which may be substituted with an alkoxy group.
[0027]
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Specific examples include a 1,3-phenylene group or a 1,4-phenylene group.
X represents an oxygen atom (O), an optionally oxidized sulfur atom [S (O) k (K represents an integer of 0 to 2), —C (═O) — or —CH (OH) —, and preferred examples include an oxygen atom.
m shows the integer of 0-10, The integer of 0-6 is mentioned as a suitable example, The integer of 3-5 is mentioned as a more suitable example.
n shows the integer of 1-5, and 1 is mentioned as a suitable example.
[0028]
The salt of the compound (I) of the present invention is preferably a pharmaceutically acceptable salt. For example, a salt with an inorganic base, a salt with an organic base, a salt with an inorganic acid, a salt with an organic acid, basic or acidic Examples include salts with amino acids. Preferable examples of the salt with inorganic base include alkali metal salts such as sodium salt and potassium salt; alkaline earth metal salts such as calcium salt and magnesium salt; and aluminum salt and ammonium salt. Preferable examples of the salt with an organic base include salts with trimethylamine, triethylamine, pyridine, picoline, ethanolamine, diethanolamine, triethanolamine, dicyclohexylamine, N, N′-dibenzylethylenediamine and the like. Preferable examples of the salt with inorganic acid include salts with hydrochloric acid, hydrobromic acid, nitric acid, sulfuric acid, phosphoric acid and the like. Preferable examples of salts with organic acids include formic acid, acetic acid, trifluoroacetic acid, fumaric acid, oxalic acid, tartaric acid, maleic acid, citric acid, succinic acid, malic acid, methanesulfonic acid, benzenesulfonic acid, p -Salts with toluenesulfonic acid and the like. Preferable examples of salts with basic amino acids include salts with arginine, lysine, ornithine and the like, and preferable examples of salts with acidic amino acids include salts with aspartic acid and glutamic acid, for example. It is done. The compound (I) of the present invention or a salt thereof may be used as a hydrate.
[0029]
The compound (I) of the present invention or a salt thereof (hereinafter including the compound (I) or a salt thereof) can be produced, for example, by the following production method. In the following production methods, the compounds represented by the respective formulas may be used not only as such but also as their salts. Examples of these salts include the salts described above as the salts of compound (I). In each production method, when the product is obtained as a free form, it can be converted into a salt thereof, and when obtained as a salt, it can be converted into a free form according to a conventional method.
[0030]
In the reaction described below, an amino group (NH 2 ), Hydroxyl group (OH), carboxyl group (COOH), etc., those having these groups protected are used as raw materials. After the reaction, the protective group is removed by a method known per se to obtain the desired product. It may be manufactured. Examples of amino-protecting groups include acyl groups (for example, C such as acetyl). 2-7 C such as alkanoyl group, benzyloxycarbonyl group, tert.-butoxycarbonyl, etc. 2-7 Alkoxycarbonyl group, phthaloyl group, formyl group, etc.). Examples of hydroxyl protecting groups include C 1-6 Alkyl group, phenyl-C 1-6 Alkyl group, C 2-7 An alkanoyl group, a benzoyl group, etc. are mentioned. Examples of the protecting group for the carboxyl group include C 1-6 Alkyl group, phenyl-C 1-6 An alkyl group etc. are mentioned.
In addition, a target compound containing an unsaturated bond in the substituent may be led to a target compound having a corresponding saturated substituent using a method known per se such as a catalytic reduction reaction.
[0031]
Method A
Embedded image
[Wherein each symbol is as defined above]
This reaction is a method for producing compound (I) by condensing compound (II) and compound (III). This reaction is carried out in accordance with conventional methods, and is a solvent that does not affect the reaction in the presence of an organophosphorus compound such as triphenylphosphine or tributylphosphine and an electrophilic agent such as diethyl azodicarboxylate, diisopropyl azodicarboxylate, or azodicarbonyldipiperazine. Done in. Examples of the solvent include ethers such as diethyl ether, tetrahydrofuran and dioxane, halogenated hydrocarbons such as chloroform and dichloromethane, aromatic hydrocarbons such as benzene, toluene and xylene, N, N-dimethylformamide, dimethyl sulfoxide, and the like. These mixed solvents are mentioned. The amount of the organic phosphorus compound and electrophilic agent used is preferably 1 to 5 molar equivalents relative to compound (II). The amount of compound (III) used is preferably about 1 to 10 molar equivalents relative to compound (II). This reaction is usually performed at −50 to + 150 ° C., preferably at about −10 to + 100 ° C. for 0.5 to 20 hours. The compound (I) obtained here can be isolated and purified by known separation and purification means such as concentration, concentration under reduced pressure, solvent extraction, crystallization, recrystallization, phase transfer, chromatography, and the like.
[0032]
Method B
Embedded image
[Wherein W represents a leaving group, and other symbols are as defined above]
Examples of the leaving group represented by W include a halogen atom, a formula: -OSO 2 R Three And a group represented by R Three For example, C such as methyl and ethyl 1-6 An alkyl group or an optionally substituted aryl group such as p-tolyl (eg, C 1-6 A phenyl group optionally substituted with an alkyl group).
This reaction is a method for producing compound (I) by condensing compound (IV) and compound (III). This reaction is performed according to a conventional method in the presence of a base in a solvent that does not affect the reaction. Examples of the solvent include aromatic hydrocarbons such as benzene, toluene and xylene, ethers such as tetrahydrofuran and dioxane, ketones such as acetone and 2-butanone, halogenated hydrocarbons such as chloroform and dichloromethane, N, N -Dimethylformamide, dimethyl sulfoxide and mixed solvents thereof. Examples of the base include alkali metal salts such as potassium hydroxide, sodium hydroxide, sodium hydrogen carbonate and potassium carbonate, amines such as pyridine, triethylamine and N, N-dimethylaniline, and metal hydrogen such as potassium hydride and sodium hydride. Compound, sodium methoxide, sodium ethoxide, potassium tert.-butoxide and the like. The amount of these bases used is preferably 1 to 5 molar equivalents relative to compound (IV). The amount of compound (III) used is preferably about 1 to 10 molar equivalents relative to compound (IV). This reaction is usually performed at −50 to + 150 ° C., preferably at about −10 to + 100 ° C. for 0.5 to 20 hours. The compound (I) obtained here can be isolated and purified by known separation and purification means such as concentration, concentration under reduced pressure, solvent extraction, crystallization, recrystallization, phase transfer, chromatography, and the like.
[0033]
Method C
Embedded image
[Where X 1 Represents an oxygen atom or a sulfur atom, and W 1 Represents a leaving group, and other symbols are as defined above.
W 1 As the leaving group represented by, for example, a halogen atom, the formula: -OSO 2 R Four And a group represented by R Four For example, C such as methyl and ethyl 1-6 An alkyl group or an optionally substituted aryl group such as p-tolyl (eg, C 1-6 A phenyl group optionally substituted with an alkyl group).
This reaction is a method for producing compound (Ia) by reacting compound (V) with compound (VI). This reaction is performed in the presence of a base in a solvent that does not affect the reaction. Examples of the solvent include ethers such as tetrahydrofuran and dioxane, aromatic hydrocarbons such as toluene and xylene, N, N-dimethylformamide, dimethyl sulfoxide, acetone, water, and mixed solvents thereof. Examples of the base include potassium carbonate, sodium carbonate, sodium hydrogen carbonate, sodium methoxide, sodium ethoxide, sodium hydride, potassium hydroxide, sodium hydroxide, lithium hydroxide and the like. The amount of compound (VI) to be used is about 1 to 10 molar equivalents relative to compound (V). This reaction is usually performed at -20 to + 150 ° C, preferably at about 0 to + 100 ° C for 0.1 to 20 hours. The compound (Ia) obtained here can be isolated and purified by known separation and purification means, for example, concentration, concentration under reduced pressure, solvent extraction, crystallization, recrystallization, phase transfer, chromatography and the like.
[0034]
Method D
Embedded image
You can also. This reduction reaction can be carried out by a method known per se. For example, reduction with a metal hydride, reduction with a metal hydride complex compound, reduction with diborane or substituted borane, and the like are used. That is, this reaction is carried out by treating compound (Ic) with a reducing agent. Examples of the reducing agent include alkali metal borohydrides (for example, sodium borohydride, lithium borohydride, etc.), metal hydrogen complex compounds such as lithium aluminum hydride, organotin compounds such as triphenyltin hydride, and diborane. Can be mentioned. This reaction is carried out in an organic solvent that does not affect the reaction. Examples of the solvent include aromatic hydrocarbons such as benzene, toluene and xylene, halogenated hydrocarbons such as chloroform, dichloromethane and carbon tetrachloride, ethers such as tetrahydrofuran and dioxane, alcohols such as methanol and ethanol, N, N-dimethylformamide or a mixed solvent thereof is appropriately used depending on the kind of the reducing agent. This reaction is usually performed at -20 to + 150 ° C, preferably at about 0 to + 100 ° C for 0.1 to 10 hours. The compound (Id) obtained here can be isolated and purified by known separation and purification means, for example, concentration, concentration under reduced pressure, solvent extraction, crystallization, recrystallization, phase transfer, chromatography and the like.
[0035]
Method E
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The compound (If) which is a group having a -tetrazol-5-yl group can also be produced. This reaction can be carried out by a method known per se. For example, it is carried out by reacting with sodium azide and ammonium chloride in N, N-dimethylformamide according to the method described in Journal of American Chemical Society, 80, 3908 (1958). The amount of sodium azide and ammonium chloride to be used is 1-7 molar equivalents, preferably 1-5 molar equivalents, relative to compound (Ie). This reaction is usually carried out at 0 to + 180 ° C., preferably +50 to + 150 ° C. for 1 to 48 hours. This reaction was carried out according to the method described in Journal of Organic Chemistry, Vol. 56, p. 2395 (1991), after reacting compound (Ie) with trimethyltin azide and tributyltin azide, followed by acid reaction. It can also be done by processing. The compound (If) obtained here can be isolated and purified by known separation and purification means, for example, concentration, concentration under reduced pressure, solvent extraction, crystallization, recrystallization, phase transfer, chromatography and the like.
[0036]
F method
In the formula (I), X is a sulfur atom [S (O) k (Wherein k represents 0)] is oxidized, and in formula (I), X is an oxidized sulfur atom [S (O) k (Wherein k represents 1 or 2)] can also be produced. This reaction is carried out by oxidizing compound (Ig) with an oxidizing agent. As the oxidizing agent, m-chloroperbenzoic acid, hydrogen peroxide, peresters, sodium metaperiodate and the like are used. This reaction is carried out in an organic solvent that does not affect the reaction. Examples of the solvent include aromatic hydrocarbons such as benzene, toluene and xylene, halogenated hydrocarbons such as dichloromethane, chloroform and carbon tetrachloride, alcohols such as methanol and ethanol, or a mixed solvent thereof. It is used appropriately depending on the type. When an oxidant is used in an equimolar amount or less than an equimolar amount with respect to the compound (Ig), a compound of k = 1 is preferentially produced in the compound (Ih). When the oxidizing agent is used in excess of an equimolar amount with respect to the compound (Ig), a compound of k = 2 is preferentially produced in the compound (Ih). This reaction is usually performed at −50 to + 100 ° C., preferably at −20 to + 50 ° C. over 0.5 to 10 hours. The compound (Ih) obtained here can be isolated and purified by a known separation and purification means, for example, concentration, concentration under reduced pressure, solvent extraction, crystallization, recrystallization, phase transfer, chromatography, and the like.
[0037]
Method G
Compound (Ii) in which X is —C (═O) — in formula (I) is reduced to produce compound (Ij) in which X is —CH (OH) — in formula (I). You can also. This reaction is carried out by treating compound (Ii) with a reducing agent. Examples of the reducing agent include alkali metal borohydrides such as sodium borohydride and lithium borohydride, metal hydrogen complex compounds such as lithium aluminum hydride, and diborane. This reaction is carried out in an organic solvent that does not affect the reaction. Examples of the solvent include aromatic hydrocarbons such as benzene, toluene and xylene, halogenated hydrocarbons such as dichloromethane, chloroform and carbon tetrachloride, ethers such as tetrahydrofuran and dioxane, alcohols such as methanol and ethanol, N, N-dimethylformamide or a mixed solvent thereof is appropriately used depending on the kind of the reducing agent. This reaction is usually carried out at -20 to + 150 ° C, preferably 0 to + 100 ° C for 0.5 to 10 hours. The compound (Ij) obtained here can be isolated and purified by known separation and purification means, for example, concentration, concentration under reduced pressure, solvent extraction, crystallization, recrystallization, phase transfer, chromatography and the like.
[0038]
Method H
In formula (I), compound (Ik) in which R is a group having a hydroxyl group may be alkylated to produce compound (Im) in which R is an alkoxy group in formula (I). This reaction can be carried out in the same manner as Method A or Method C. The compound (Im) obtained here can be isolated and purified by known separation and purification means, for example, concentration, concentration under reduced pressure, solvent extraction, crystallization, recrystallization, phase transfer, chromatography and the like.
[0039]
Method I
A compound (In) in which R is a group having a halogen or a sulfonyloxy group in formula (I) is reacted with arylboric acid to produce compound (Io) in which R is an alkoxy group in formula (I). You can also This reaction can be carried out by a method known per se. For example, according to the method described in Journal of Organic Chemistry, Vol. 58, page 2201 (1993) or Journal of Organic Chemistry, Vol. 60, page 1060 (1995), zero-valent palladium or The reaction is carried out in the presence of a metal catalyst such as zero-valent nickel and a base. Examples of the palladium catalyst include tris (dibenzylideneacetone) dipalladium and tetrakis (triphenylphosphine) palladium, and examples of the nickel catalyst include 1,1′-bis (diphenylphosphino) ferrocene nickel. Examples of the base include sodium bicarbonate, sodium carbonate, potassium carbonate, tripotassium phosphate and the like. This reaction is carried out in an organic solvent that does not affect the reaction. As the solvent, for example, benzene, toluene, methanol, ethanol, tetrahydrofuran, dioxane, water, or a mixed solvent thereof is appropriately used depending on the type of metal catalyst. The amount of arylboric acid used is 1 to 7 molar equivalents, preferably 1 to 5 molar equivalents, relative to compound (In). The usage-amount of a metal catalyst is 0.01-1 molar equivalent with respect to a compound (In), Preferably it is 0.05-0.5 molar equivalent. This reaction is usually performed at -20 to + 150 ° C, preferably 0 to 100 ° C over 0.1 to 24 hours. The compound (Io) obtained here can be isolated and purified by known separation and purification means, for example, concentration, concentration under reduced pressure, solvent extraction, crystallization, recrystallization, phase transfer, chromatography and the like.
[0040]
Compound (II) used in Method A can be synthesized, for example, by the method shown below.
(1) When X is an oxygen atom or a sulfur atom
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[Wherein each symbol is as defined above]
This reaction is a method of synthesizing compound (IIa) by condensing compound (VII) and compound (VI). This reaction is carried out in the same manner as in Method C.
In the compound (VII),-(CH 2 ) m After protecting the hydroxyl group of —OH, it is preferably subjected to a condensation reaction with compound (VI) to remove the protecting group after the reaction.
(2) sulfur atom in which X is oxidized [S (O) k (Where k represents 1 or 2)]
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[Wherein each symbol is as defined above]
This reaction is a method of synthesizing compound (IIc) by oxidizing compound (IIb). This reaction is carried out in the same manner as in Method F.
The compound (IIb) used here can be obtained by the reaction of the compound (VII) and the compound (VI).
(3) When X is -C (= O)-
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[In the formula, R Five Is C 1-6 Alkyl group or phenyl-C 1-6 Represents an alkyl group, W 2 Represents a halogen atom, and other symbols are as defined above.
[0041]
This reaction is a method in which compound (VIII) and compound (IX) are condensed and decarboxylated to synthesize compound (IId). In this reaction, compound (VIII) and compound (IX) are first condensed in a solvent in the presence of a base. Examples of the solvent include aromatic hydrocarbons such as benzene, toluene and xylene, ethers such as tetrahydrofuran and dioxane, alcohols such as methanol and ethanol, N, N-dimethylformamide, dimethyl sulfoxide or a mixed solvent thereof. Can be mentioned. Examples of the base include sodium hydroxide, potassium hydroxide, sodium methoxide, sodium ethoxide, potassium t-butoxide, sodium hydride, potassium hydride and the like. 1 to 5 molar equivalents. This reaction is usually carried out at -20 to + 150 ° C, preferably 0 to + 100 ° C for 0.5 to 10 hours.
Subsequently, the condensation product thus obtained is subjected to a hydrolysis reaction and then subjected to a decarboxylation reaction to synthesize a compound (IId). This hydrolysis reaction is carried out in a water-containing solvent in the presence of an acid or a base according to a method known per se, and the resulting carboxylic acid compound is subjected to a decarboxylation reaction after or without isolation to give a compound ( IId) is produced. This decarboxylation reaction is carried out by heating in a solvent. Examples of the solvent include aromatic hydrocarbons such as benzene, toluene and xylene, halogenated hydrocarbons such as dichloromethane, chloroform and carbon tetrachloride, ethers such as tetrahydrofuran and dioxane, alcohols such as methanol and ethanol, N, N-dimethylformamide, dimethyl sulfoxide, pyridine, water or a mixed solvent thereof may be mentioned. This reaction is usually carried out at +50 to + 250 ° C., preferably at +70 to + 150 ° C., for 0.5 to 24 hours.
[0042]
Compound (VIII) used here can be synthesized, for example, by the method shown below.
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[Where W Three Represents a halogen atom, R 6 Is C 1-6 Alkyl group or phenyl-C 1-6 Represents an alkyl group, and other symbols are as defined above.]
This reaction is a method of synthesizing compound (VIII) by condensing compound (X) and compound (XI) and decarboxylating. In this reaction, compound (X) and compound (XI) are first condensed in a solvent in the presence of a base. Examples of the solvent include aromatic hydrocarbons such as benzene, toluene and xylene, ethers such as tetrahydrofuran and dioxane, alcohols such as methanol and ethanol, N, N-dimethylformamide, dimethyl sulfoxide or a mixed solvent thereof. Can be mentioned. Examples of the base include magnesium ethoxide and the like, and the amount used is about 1 to 5 molar equivalents relative to compound (XI). This reaction is usually carried out at -20 to + 150 ° C, preferably 0 to + 100 ° C for 0.5 to 10 hours.
Next, the condensation product thus obtained is subjected to a hydrolysis reaction, and then subjected to a decarboxylation reaction to synthesize a compound (VIII). This hydrolysis reaction and decarboxylation reaction are carried out in the same manner as the hydrolysis reaction and decarboxylation reaction after the condensation reaction between compound (VIII) and compound (IX).
In the compound (X), — (CH 2 ) m After protecting the hydroxyl group of —OH, it is subjected to a condensation reaction with compound (XI) and decarboxylation, and then the protecting group is removed to obtain compound (VIII), or compound (VIII) in which the hydroxyl group is protected May be subjected to a condensation reaction with compound (IX) and a decarboxylation reaction without being subjected to a deprotection reaction, and then the protective group may be removed.
[0043]
(4) When X is —CH (OH) —
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[Wherein each symbol is as defined above]
This reaction is a method of synthesizing compound (IIe) by reducing compound (IId). This reaction is carried out in the same manner as method G.
[0044]
Compound (IV) used in Method B can be synthesized, for example, by the method shown below.
Embedded image
This reaction is a method of synthesizing compound (IV) by reacting compound (II) with a halogenating agent or sulfonylating agent. As the halogenating agent, hydrochloric acid, thionyl chloride, phosphorus tribromide or the like is used. In this case, compound (IV) in which W is halogen (for example, chlorine, bromine) is generated. This reaction is performed in a solvent such as benzene, toluene, xylene, dichloromethane, chloroform, or an excess halogenating agent at -20 to + 100 ° C for 0.5 to 24 hours. The usage-amount of a halogenating agent is 1-10 molar equivalent with respect to compound (II). As the sulfonylating agent, methanesulfonyl chloride, benzenesulfonyl chloride, p-toluenesulfonyl chloride and the like are used, and W is a formula such as methanesulfonyloxy, benzenesulfonyloxy, p-toluenesulfonyloxy, etc .: -OSO 2 R Three (Wherein R Three Is a group represented by the same meaning as described above). This reaction is carried out in a solvent such as benzene, toluene, xylene, dichloromethane, chloroform, ethyl acetate or the like in the presence of a base at −20 to + 100 ° C. for 0.5 to 24 hours. Examples of the base include triethylamine, N-methylmorpholine, sodium hydrogen carbonate, potassium hydrogen carbonate, sodium carbonate, potassium carbonate, and the like, and the amount used is 1 to 10 molar equivalents relative to compound (II).
[0045]
Compound (V) used in Method C can be synthesized, for example, by the method shown below.
Embedded image
[Where W Four Represents a leaving group, and other symbols are as defined above.
W Four As the leaving group represented by, for example, a halogen atom, the formula: -OSO 2 R 7 And a group represented by R 7 For example, C such as methyl and ethyl 1-6 An alkyl group or an optionally substituted aryl group such as p-tolyl (eg, C 1-6 A phenyl group optionally substituted with an alkyl group).
This reaction is a method of synthesizing compound (V) by condensing compound (XII) and compound (III). This reaction is carried out in the same manner as in Method B.
[0046]
[Action]
The compound (I) or a salt thereof of the present invention has a tyrosine kinase inhibitory action and can be used for prevention or treatment of tyrosine kinase-dependent diseases in mammals. Tyrosine kinase-dependent diseases include diseases that promote cell proliferation due to abnormal tyrosine kinase enzyme activity. That is, the compound (I) of the present invention or a salt thereof is various cancers such as breast cancer, prostate cancer, pancreatic cancer, gastric cancer, atherosclerosis, angiogenesis (angiogenesis accompanying growth of solid cancer and sarcoma, tumor metastasis). It can be used as a safe preventive or therapeutic agent for diseases caused by abnormal cell proliferation such as angiogenesis associated with angiogenesis and angiogenesis associated with diabetic retinopathy) and viral diseases (such as HIV infection).
Tyrosine kinase dependent diseases further include cardiovascular diseases associated with abnormal tyrosine kinase enzyme activity. Therefore, the compound (I) or a salt thereof of the present invention can also be used as a prophylactic or therapeutic agent for cardiovascular diseases such as restenosis.
The compound (I) or a salt thereof of the present invention is particularly useful as an anticancer agent for prevention / treatment of, for example, breast cancer, prostate cancer, pancreatic cancer and gastric cancer.
[0047]
The compound (I) or salt of the present invention has low toxicity and is a mammal including humans (for example, horses, cows, dogs, cats, etc.) as it is as a medicine or mixed with a pharmaceutically acceptable carrier known per se. Rat, mouse, rabbit, pig, monkey, etc.). Further, other active ingredients such as the following hormone therapeutic agents, chemotherapeutic agents, immunotherapeutic agents and the like may be contained in the pharmaceutical composition together with the compound (I) of the present invention or a salt thereof.
[0048]
When administering the compound (I) of the present invention or a salt thereof as a pharmaceutical to a mammal such as a human, the administration method is usually orally, for example, as a tablet, capsule (including soft capsule, microcapsule), powder, granule or the like. In some cases, it can be administered parenterally as injections, suppositories, pellets, and the like.
The dose of compound (I) or a salt thereof varies depending on the route of administration, symptoms, etc., but when administered orally as an anticancer agent to a patient with breast cancer or prostate cancer (body weight 40 to 80 kg), preferably 1.0 to 1 day. 100 mg / kg body weight, more preferably 5-50 mg / kg body weight. This amount can be administered once a day or divided into 2-3 times.
[0049]
The object compound (I) or a salt thereof of the present invention is combined with a pharmaceutically acceptable carrier and orally as a solid preparation such as a tablet, capsule, granule or powder; or as a liquid preparation such as a syrup or injection. Or it can be administered parenterally.
As the pharmaceutically acceptable carrier, various organic or inorganic carrier substances commonly used as pharmaceutical materials are used. Excipients, lubricants, binders, disintegrants in solid preparations; solvents, dissolution in liquid preparations It is added as an adjuvant, suspending agent, tonicity agent, buffering agent, soothing agent and the like. If necessary, preparation additives such as preservatives, antioxidants, colorants, sweeteners and the like can also be used.
Preferable examples of the excipient include lactose, sucrose, D-mannitol, starch, crystalline cellulose, light anhydrous silicic acid and the like.
Preferable examples of the lubricant include magnesium stearate, calcium stearate, talc, colloidal silica and the like.
Preferable examples of the binder include crystalline cellulose, sucrose, D-mannitol, dextrin, hydroxypropylcellulose, hydroxypropylmethylcellulose, polyvinylpyrrolidone and the like.
Preferable examples of the disintegrant include starch, carboxymethyl cellulose, carboxymethyl cellulose calcium, croscarmellose sodium, carboxymethyl starch sodium and the like.
Preferable examples of the solvent include water for injection, alcohol, propylene glycol, macrogol, sesame oil, corn oil and the like.
Preferable examples of the solubilizer include polyethylene glycol, propylene glycol, D-mannitol, benzyl benzoate, ethanol, trisaminomethane, cholesterol, triethanolamine, sodium carbonate, sodium citrate and the like.
Suitable examples of the suspending agent include surfactants such as stearyltriethanolamine, sodium lauryl sulfate, laurylaminopropionic acid, lecithin, benzalkonium chloride, benzethonium chloride, glyceryl monostearate; Examples thereof include hydrophilic polymers such as polyvinylpyrrolidone, sodium carboxymethylcellulose, methylcellulose, hydroxymethylcellulose, hydroxyethylcellulose, and hydroxypropylcellulose.
Preferable examples of the isotonic agent include sodium chloride, glycerin, D-mannitol and the like.
Preferable examples of the buffer include buffer solutions such as phosphate, acetate, carbonate, citrate and the like.
Preferable examples of the soothing agent include benzyl alcohol.
Preferable examples of the preservative include paraoxybenzoic acid esters, chlorobutanol, benzyl alcohol, phenethyl alcohol, dehydroacetic acid, sorbic acid and the like.
Preferable examples of the antioxidant include sulfite and ascorbic acid.
[0050]
The pharmaceutical composition varies depending on the dosage form, administration method, carrier, etc., but is usually 0.1 to 90% (w / w) containing the compound (I) or a salt thereof of the present invention relative to the total amount of the preparation. Can be manufactured according to the law.
In addition, the compound (I) of the present invention can be administered to the same subject simultaneously with other hormonal therapeutic agents, chemotherapeutic agents or immunotherapeutic agents, and can be administered to the same subject with a time difference.
Examples of hormone therapy agents include estrogen preparations, estrogen antagonist preparations (tamoxifen, etc.), androgen preparations, androgen antagonist preparations (flutamide, etc.), LH-RH analogs (leuprorelin, goserelin, etc.), LH-RH antagonists, etc. Is mentioned.
Examples of the chemotherapeutic agent include alkylating agents (eg, cyclophosphamide, ifosfamide), antimetabolites (eg, methotrexate, 5-fluorouracil), anticancer antibiotics (eg, mitomycin, adriamycin), plant-derived anticancer agents (eg, , Vincristine, vindesine, taxol), cisplatin, carboplatin, etopoxide and the like.
Examples of the immunotherapeutic agent include microorganisms or bacterial cell components (for example, muramyl dipeptide derivatives, picibanil), polysaccharides having immunopotentiating activity (for example, lentinan, schizophyllan, krestin), cytokines obtained by genetic engineering techniques (for example, , Interferon, and interleukin).
[0051]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
EXAMPLES Next, although a test example, a formulation example, a reference example, and an Example are given and this invention is demonstrated in detail, this invention is not limited to these reference examples, an Example, and a test example. Elution in the column chromatography of the reference examples and the examples was performed under observation by TLC (Thin Layer Chromatography). In the TLC observation, Kieselgel 60F manufactured by Merck is used as the TLC plate. 254 A plate was used, and as a developing solvent, a solvent used as an elution solvent in column chromatography was adopted, and a UV detector was adopted as a detection method. The silica gel for the column is Kieselgel 60F manufactured by Merck. 254 (70-230 mesh) was used. The NMR spectrum shows proton NMR, and was measured with a VARIAN Gemini-200 (200 MHz spectrometer) using tetramethylsilane as an internal standard, and the δ value was expressed in ppm. The abbreviations used in Reference Examples and Examples have the following significance.
s: singlet, br: broad (wide), d: doublet, t: triplet, q: quartet, dd: double doublet, dt: double triplet, ddd: doublet doublet doublet, m: multiplet, J: coupling constant, Hz: Hertz.
In the test examples, the compound number indicates an example number (for example, the compound of Example 2 is indicated as Compound 2).
[0052]
【Example】
Test Example 1 Inhibition of human growth factor receptor tyrosine kinase activity
The tyrosine kinase domain of the human HER2 gene was cloned as an enzyme preparation, a recombinant gene with an insect virus vector was prepared, and the enzyme protein was produced by infecting it with the insect cell culture strain SF-21 (Guy et al. , Journal of Biological Chemistry 267: 13851-13857, 1992). The phosphorylated tyrosine domain of the HER3 protein was cloned as a substrate, a recombinant gene with a plasmid vector was prepared, and it was infected with E. coli strain JM109 to produce an enzyme protein (Sark et al., Biochemistry 32, 10102- 10108, 1993). The enzyme reaction was performed by an enzyme immunoassay in which the substrate protein was immobilized on a 96-well microwell plate, the enzyme was added, and the reaction product phosphotyrosine was quantified using an anti-phosphotyrosine antibody (Cleveland et al., Analytical Biochemistry). 190, 249-253, 1990). Determine the percentage of tyrosine / phosphorylation of each treatment group when the amount of tyrosine / phosphorylation of the control group to which no compound solution is added is 100%, and suppress the amount of tyrosine / phosphorylation of the treatment group to 50% of the control Compound concentration IC required to 50 The value was calculated.
The results are shown in [Table 1].
[Table 1]
[0053]
Test Example 2 Inhibition of receptor tyrosine phosphorylation in human breast cancer cells (Part 1)
Human breast cancer cells T-47D were cultured for 7 days in a culture solution containing 0.1% fetal bovine albumin instead of serum to deplete estrogen in the culture solution. On day 7, 1000 μl (250,000 cells) of the cell suspension was seeded on a 24-well plate and cultured at 37 ° C. in a 5% carbon dioxide incubator. The next day, 100 μl of a 10-fold diluted compound solution was added, 0.5 hours later, 0.5 μg / ml of haregulin was added, and 5 minutes later, the extract was added to stop the reaction and extract the protein. Antibody to human receptor oncogene HER2 was added to the extract, and human receptor oncogene HER2 protein was precipitated by immunoprecipitation. The precipitate was fractionated by protein electrophoresis, and the protein in the electrophoresis gel was transferred to a nylon filter. This filter was reacted with a phosphorylated tyrosine-specific antibody, the reaction product was fluorescently labeled, and the photosensitive film was reacted. The exposure amount of the photosensitive film was quantified with an image analyzer. The percentage of phosphorylation of HER2 tyrosine in the group of cells to which the compound solution of each concentration was added was determined with the amount of phosphorylation of HER2 tyrosine in the group of cells to which haregulin was added as 100%.
The results are shown in [Table 2]. Compound 8 of the present invention has a concentration of a phosphorylation reaction of a tyrosine residue of a receptor protein caused by activation of a receptor tyrosine kinase accompanying growth factor stimulation when human breast cancer cells are stimulated by growth factor haregulin. It was shown to inhibit in a dependent manner.
[Table 2]
[0054]
Test Example 3 Inhibition of receptor tyrosine phosphorylation in human breast cancer cells (Part 2)
Cell suspension 1000 μl (250,000 cells) of human breast cancer cell MCF-7 was seeded on a 24-well plate and cultured at 37 ° C. in a 5% carbon dioxide incubator. The next day, 100 μl of a 10-fold diluted compound solution was added, 0.5 hours later, 0.5 μg / ml of haregulin was added, and 5 minutes later, the extract was added to stop the reaction and extract the protein. After the protein was fractionated by protein electrophoresis, the protein in the electrophoresis gel was transferred to a nylon filter. This filter was reacted with a phosphorylated tyrosine-specific antibody, the reaction product was fluorescently labeled, and the photosensitive film was reacted. The exposure amount of the photosensitive film was quantified with an image analyzer. The percentage of phosphorylation of HER2 tyrosine in the group of cells to which the compound solution of each concentration was added was determined with the amount of phosphorylation of HER2 tyrosine in the group of cells to which haregulin was added as 100%.
The results are shown in [Table 3]. Compound (I) of the present invention is a phosphorylation reaction of a tyrosine residue of a receptor protein caused by activation of a receptor tyrosine kinase accompanying growth factor stimulation when human breast cancer cells are stimulated by growth factor haregulin. Was inhibited in a concentration-dependent manner.
[Table 3]
[0055]
Test Example 4 In vitro cell growth inhibitory action (Part 1)
100 μl (2,000 cells) of a human breast cancer cell MDA-MB-453 cell suspension was seeded on a 96-well microplate and cultured at 37 ° C. in a 5% carbon dioxide incubator. On the next day, 100 μl of each compound solution diluted 2-fold was added and cultured for 3 days. After removing the medium containing the compound and washing the cells, the dye SRB 0.4% (W / V) solution (dissolved in 1% acetic acid) was added to fix and stain the cell proteins (Skehan et al., Journal of National Cancer). Institute 82, 1107-1112, 1990). After the dye solution was removed and washed, 200 μl of an extract (10 mM Tris buffer) was added to extract the dye, the absorbance at an absorption wavelength of 540 nm was measured, and the amount of cells was measured as the amount of protein. The ratio of the amount of residual protein in each treatment group when the amount of protein in the control group to which no compound solution was added was taken as 100% was determined, and the compound concentration IC required to suppress the amount of residual cells to 50% of the control 50 The value was calculated.
The results are shown in [Table 4].
[Table 4]
[0056]
Test Example 5 In vitro cell growth inhibitory action (Part 2)
In the same manner as in Test Example 4, the cell growth inhibitory action was measured using compounds 72, 80, 94 and 109.
The results are shown in [Table 5].
[Table 5]
[0057]
Test Example 6 Selective breast cancer growth inhibitory action in vitro
100 μl (2,000 cells) of cell suspensions of various human cancer cells shown in [Table 6] were seeded on a 96-well microplate and cultured at 37 ° C. in a 5% carbon dioxide incubator. On the next day, 100 μl of each compound solution diluted 2-fold was added and cultured for 3 days. After removing the culture medium containing the compound and washing the cells, a dye SRB 0.4% (W / V) solution (dissolved in 1% acetic acid) was added to fix and stain the cell protein. After the dye solution was removed and washed, 200 μl of an extract (10 mM Tris buffer) was added to extract the dye, the absorbance at an absorption wavelength of 540 nm was measured, and the amount of cells was measured as the amount of protein. The ratio of the amount of residual protein in each treatment group when the amount of protein in the control group to which no compound solution was added was taken as 100% was determined, and the compound concentration IC required to suppress the amount of residual cells to 50% of the control 50 The value was calculated.
The results are shown in [Table 6]. Compound 8 of the present invention has been shown to selectively inhibit the growth of human breast cancer, among others.
[Table 6]
[0058]
Test Example 7 Selective in vitro breast cancer / prostate cancer growth inhibitory effect
100 μl (2,000 cells) of various human cancer cell suspensions shown in [Table 7] were seeded on a 96-well microplate and cultured at 37 ° C. in a 5% carbon dioxide incubator. On the next day, 100 μl of each compound solution diluted 2-fold was added and cultured for 3 days. After removing the culture medium containing the compound and washing the cells, a dye SRB 0.4% (W / V) solution (dissolved in 1% acetic acid) was added to fix and stain the cell protein. After the dye solution was removed and washed, 200 μl of an extract (10 mM Tris buffer) was added to extract the dye, the absorbance at an absorption wavelength of 540 nm was measured, and the amount of cells was measured as the amount of protein. The ratio of the amount of residual protein in each treatment group when the amount of protein in the control group to which no compound solution was added was taken as 100% was determined, and the compound concentration IC required to suppress the amount of residual cells to 50% of the control 50 The value was calculated.
The results are shown in [Table 7]. Compound (I) of the present invention has been shown to selectively inhibit the growth of human breast and prostate cancer cell lines.
[Table 7]
From [Table 1], [Table 2], [Table 3], [Table 4], [Table 5], [Table 6], and [Table 7], the compounds of the present invention have receptor tyrosine kinase activity upon growth factor stimulation. It was found to be a substance that selectively inhibits the growth of tumor cells, in particular, breast cancer and prostate cancer cells, which has an inhibitory effect on oxidization and does not affect the growth of normal cells.
[0059]
Test Example 8 In vivo breast cancer inhibitory action (Part 1)
5 million human breast cancer cells MDA-MB-453 were suspended in a gel matrix solution and transplanted subcutaneously into Balb / C female nude mice (7 weeks old) (Friedman et al. Proceeding of National Academy of Sciences USA, Vol. 87) 6698-6702, 1990). On the 12th day after transplantation, the tumor cell diameter was measured, and mice having the same tumor size were used in an experiment with 5 mice per group. A 5% gum arabic suspension (physiological saline solution) of Compound 8 of the present invention was administered twice daily for 10 days at a concentration of 30 mg / kg or twice daily for 3 days at a concentration of 45 mg / kg. Oral administration was performed twice in a cycle of daily withdrawal. The tumor cell diameter is measured on the day of administration, the tumor volume is calculated by the formula: tumor volume = major axis × minor axis × minor axis × (1/2), and the ratio with the control group administered with gum arabic solution is used as the growth rate. Asked. Moreover, although the mouse body weight was measured over the test period, the weight loss by administration of the compound 8 of this invention was not recognized.
The results are shown in [Table 8].
[Table 8]
Compound 8 of the present invention inhibited the growth of human breast cancer transplanted to nude mice in a concentration-dependent manner.
[0060]
Test Example 9 In vivo breast cancer inhibitory action (Part 2)
5 million human breast cancer cells MDA-MB-453 were suspended in a gel matrix solution and transplanted subcutaneously into Balb / C female nude mice (7 weeks old) (Friedman et al. Proceeding of National Academy of Sciences USA, Vol. 87) 6698-6702, 1990). On the 12th day after transplantation, the tumor cell diameter was measured, and mice having the same tumor size were used in an experiment with 5 mice per group. A 5% gum arabic suspension (physiological saline solution) of compounds 72 and 109 of the present invention was orally administered twice a day for 10 days at a concentration of 60 mg / kg or 90 mg / kg. The tumor cell diameter was measured on the end of administration, and the tumor volume was calculated by the formula: tumor volume = major axis x minor axis x minor axis x (1/2). The value obtained by subtracting the tumor volume on the administration start day from the tumor volume on the administration end in the gum arabic solution administration, and the value obtained by subtracting the tumor volume on the administration start day from the tumor volume on the administration end in the drug administration group. The ratio was determined as the growth rate. Moreover, although the mouse body weight was measured over the test period, no weight loss was observed by administration of the compound of the present invention.
The results are shown in [Table 9].
[Table 9]
The compound of the present invention inhibited the growth of human breast cancer transplanted to nude mice in a concentration-dependent manner.
[0061]
Test Example 10 Prostate cancer inhibitory action in vivo (Part 1)
Five million human prostate cancer cells LNCaP were suspended in a gel matrix solution and transplanted subcutaneously to the Balb / C male nude mouse (7 weeks old) (Friedman et al. Proceeding of National Academy of Sciences USA, Vol. 87, 6698-6702. Page, 1990). On the 42nd day (compound 72) and 57th day (compound 109) after transplantation, the tumor cell diameter was measured, and 5 mice with the same tumor size were used in the experiment. A 5% gum arabic suspension (physiological saline solution) of Compound 72 or 109 of the present invention was orally administered twice at a concentration of 60 mg / kg and 90 mg / kg for 10 days. After the administration, the tumor cell diameter was measured, and the tumor volume was calculated by the formula: tumor volume = major axis x minor axis x minor axis x (1/2). The value obtained by subtracting the tumor volume on the administration start day from the tumor volume on the administration end in the gum arabic solution administration, and the value obtained by subtracting the tumor volume on the administration start day from the tumor volume on the administration end in the drug administration group. The ratio was determined as the growth rate. Moreover, although the mouse body weight was measured over the test period, no weight loss was observed by administration of the compound of the present invention.
The results are shown in [Table 10].
[Table 10]
Compounds 72 and 109 of the present invention had an effect of suppressing tumor growth of hormone-dependent prostate cancer LNCaP, and suppressed tumor growth of prostate cancer.
[0062]
Test Example 11 Prostate cancer inhibitory action in vivo (Part 2)
Five million human prostate cancer cells LNCaP were suspended in a gel matrix solution and transplanted subcutaneously to the Balb / C male nude mouse (7 weeks old) (Friedman et al. Proceeding of National Academy of Sciences USA, Vol. 87, 6698-6702. Page, 1990). On the 33rd day after transplantation, the tumor cell diameter was measured, and mice having the same tumor size were used in an experiment with 5 mice per group. A 5% gum arabic suspension (physiological saline solution) of Compound 8 of the present invention was orally administered at a concentration of 30 mg / kg twice a day for 21 days. Separately, an experimental group in which castration was performed on the 33rd day after transplantation was established, and the influence of castration removal on prostate cancer growth was investigated. Further, Compound 8 of the present invention was orally administered to a part of this castration operation group at a concentration of 30 mg / kg twice a day for 21 days. After the administration, the tumor cell diameter is measured, the tumor volume is calculated by the formula: tumor volume = major axis × minor axis × minor axis × (1/2), and the ratio with the control group to which the gum arabic solution is administered is obtained as the growth rate. It was. Moreover, although the mouse body weight was measured over the test period, the weight loss by administration of the compound 8 of this invention was not recognized.
The results are shown in [Table 11].
[Table 11]
[0063]
Compound 8 of the present invention has an effect of suppressing the tumor growth of hormone-dependent prostate cancer LNCaP, and the effect was stronger when the hormone concentration was decreased by castration, and the tumor growth of prostate cancer was suppressed. For patients with prostate cancer, ablation is widely used, and hormonal therapy with LH-RH antagonists is used, but the compounds of the present invention provide a more effective treatment in combination with these conventional therapies. Can do.
[0064]
Formulation Example 1 (Dose per tablet)
(1) Compound of Example 8 10.0 mg
(2) Lactose 60.0mg
(3) Corn starch 35.0mg
(4) Gelatin 3.0mg
(5) Magnesium stearate 2.0mg
A mixture of 10.0 mg of the compound of Example 8, 60.0 mg of lactose and 35.0 mg of corn starch was granulated through a 1 mm mesh sieve using 0.03 ml of a 10% by weight aqueous gelatin solution (3.0 mg as gelatin). It was dried at 0 ° C. and filtered again. The obtained granules were mixed with 2.0 mg of magnesium stearate and compressed. The obtained center tablet was coated with sugar coating using a suspension of sucrose, titanium dioxide, talc and gum arabic, and polished with beeswax to obtain a sugar coated tablet.
Formulation Example 2 (Dose per tablet)
(1) Compound of Example 8 10.0 mg
(2) Lactose 70.0mg
(3) Corn starch 50.0mg
(4) Solubilized starch 7.0mg
(5) Magnesium stearate 3.0mg
After granulating 10.0 mg of the compound of Example 8 and 3.0 mg of magnesium stearate with 0.07 ml of an aqueous solution of solubilized starch (7.0 mg as solubilized starch), it was dried, and 70.0 mg of lactose and 50. 0 mg mixed. The mixture was compressed to obtain tablets.
[0065]
Reference example 1
To a suspension of lithium aluminum hydride (350 mg) in diethyl ether (10 ml) was added ethyl 4- [4- [2-[(E) -2-phenylethenyl] -4-oxazolylmethoxy] phenyl] butyrate ( A solution of 3.00 g) in diethyl ether (10 ml) -tetrahydrofuran (10 ml) was added dropwise at 0 ° C. After stirring at 0 ° C. for 1 hour and further at room temperature for 1 hour, water was added, acidified with 2N hydrochloric acid, and extracted with ethyl acetate. The ethyl acetate layer was washed with water and dried (MgSO Four ) And then the solvent was distilled off. The residue was subjected to silica gel column chromatography. From the eluate of ethyl acetate-hexane (1: 1, v / v), 4- [4- [2-[(E) -2-phenylethenyl] -4-oxa Zolylmethoxy] phenyl] butanol (2.00 g, 74%) was obtained. Recrystallized from ethyl acetate-hexane. Colorless needles. Melting point 90-91 ° C.
Reference example 2
In the same manner as in Reference Example 1, ethyl 3- [4- [2-[(E) -2-phenylethenyl] -4-oxazolylmethoxy] phenyl] propionate was reduced to give 3- [4- [ 2-[(E) -2-phenylethenyl] -4-oxazolylmethoxy] phenyl] propanol was obtained. Yield 94%. Recrystallized from ethyl acetate-hexane. Colorless needles. Mp 95-96 ° C.
[0066]
Reference example 3
In the same manner as in Reference Example 1, methyl 4- [2-[(E) -2-phenylethenyl] -4-oxazolylmethoxy] phenyl acetate was reduced to give 2- [4- [2-[( E) -2-Phenylethenyl] -4-oxazolylmethoxy] phenyl] ethanol was obtained. Yield 50%. Recrystallized from acetone-isopropyl ether. Colorless prism crystal. Mp 123-124 ° C.
Reference example 4
In the same manner as in Reference Example 1, ethyl 5- [4- [2-[(E) -2-phenylethenyl] -4-oxazolylmethoxy] phenyl] pentanoate is reduced to give 5- [4- [ 2-[(E) -2-phenylethenyl] -4-oxazolylmethoxy] phenyl] pentanol was obtained. Yield 68%. Recrystallized from ethyl acetate-hexane. Colorless prism crystal. Mp 93-94 ° C.
[0067]
Reference Example 5
In the same manner as in Reference Example 1, ethyl 6- [4- [2-[(E) -2-phenylethenyl] -4-oxazolylmethoxy] phenyl] hexanoate was reduced to give 6- [4- [ 2-[(E) -2-phenylethenyl] -4-oxazolylmethoxy] phenyl] hexanol was obtained. Yield 60%. Recrystallized from ethyl acetate-hexane. Colorless prism crystal. Mp 94-95 ° C.
Reference Example 6
In the same manner as in Reference Example 1, ethyl 3- [3- [2-[(E) -2-phenylethenyl] -4-oxazolylmethoxy] phenyl] propionate is reduced to give 3- [3- [ 2-[(E) -2-phenylethenyl] -4-oxazolylmethoxy] phenyl] propanol was obtained. Yield 82%. Recrystallized from ethyl acetate-hexane. Colorless prism crystal. Mp 57-58 ° C.
[0068]
Reference Example 7
In the same manner as in Reference Example 1, ethyl 3- [2- [2-[(E) -2-phenylethenyl] -4-oxazolylmethoxy] phenyl] propionate is reduced to give 3- [2- [ 2-[(E) -2-phenylethenyl] -4-oxazolylmethoxy] phenyl] propanol was obtained. Yield 33%. Recrystallized from ethyl acetate-hexane. Colorless prism crystal. Melting point 76-77 ° C.
Reference Example 8
In the same manner as in Reference Example 1, ethyl 3- [3-methoxy-4- [2-[(E) -2-phenylethenyl] -4-oxazolylmethoxy] phenyl] propionate was reduced to give 3- [3-Methoxy-4- [2-[(E) -2-phenylethenyl] -4-oxazolylmethoxy] phenyl] propanol was obtained. Yield 68%. Recrystallized from ethyl acetate-hexane. Colorless needles. Mp 95-96 ° C.
[0069]
Reference Example 9
In the same manner as in Reference Example 1, ethyl 3- [4-methoxy-3- [2-[(E) -2-phenylethenyl] -4-oxazolylmethoxy] phenyl] propionate was reduced to give 3- [4-Methoxy-3- [2-[(E) -2-phenylethenyl] -4-oxazolylmethoxy] phenyl] propanol was obtained. Yield 60%. Recrystallized from ethyl acetate-hexane. Colorless needles. Melting point 126-128 ° C.
Reference Example 10
In the same manner as in Reference Example 1, ethyl 4- (4-benzyloxyphenyl) butyrate was reduced to give 4- (4-benzyloxyphenyl) butanol. Yield 87%. Recrystallized from isopropyl ether. Colorless scaly crystals. Melting point 59-60 ° C.
[0070]
Reference Example 11
In the same manner as in Reference Example 1, ethyl 3- (4-benzyloxyphenyl) propionate was reduced to obtain 3- (4-benzyloxyphenyl) propanol. Yield 94%. Recrystallized from ethyl acetate-hexane. Colorless prism crystal. Melting point 63-64 ° C.
Reference Example 12
To a mixture of 4- [4- [2-[(E) -2-phenylethenyl] -4-oxazolylmethoxy] phenyl] butanol (1.74 g), triethylamine (660 mg) and ethyl acetate (50 ml), Methanesulfonyl chloride (745 mg) was added at 0 ° C. and stirred at room temperature for 2 hours. Triethylamine (350 mg) and methanesulfonyl chloride (405 mg) were added, and the mixture was stirred overnight at room temperature. The reaction mixture was poured into water and extracted with ethyl acetate. The ethyl acetate layer was washed with saturated aqueous sodium hydrogen carbonate, 1N hydrochloric acid and saturated brine, and dried (MgSO 4 Four ), And the solvent was distilled off to give 4- [4- [2-[(E) -2-phenylethenyl] -4-oxazolylmethoxy] phenyl] butyl methanesulfonate (2.00 g, 94%). Obtained. Recrystallized from ethyl acetate-hexane. Colorless prism crystal. Mp 82-83 ° C.
[0071]
Reference Example 13
In the same manner as in Reference Example 12, 3- [4- [2-[(E) -2-phenylethenyl] -4-oxazolylmethoxy] phenyl] propanol and methanesulfonyl chloride were reacted to produce 3- [ 4- [2-[(E) -2-Phenylethenyl] -4-oxazolylmethoxy] phenyl] propyl methanesulfonate was obtained. Yield 92%. Recrystallized from ethyl acetate-hexane. Colorless prism crystal. Melting point 111-112 ° C.
Reference Example 14
In the same manner as in Reference Example 12, 2- [4- [2-[(E) -2-phenylethenyl] -4-oxazolylmethoxy] phenyl] ethanol was reacted with methanesulfonyl chloride to give 2- [ 4- [2-[(E) -2-Phenylethenyl] -4-oxazolylmethoxy] phenyl] ethyl methanesulfonate was obtained. Yield 82%. Recrystallized from acetone-isopropyl ether. Colorless prism crystal. Melting point 121-122 ° C.
[0072]
Reference Example 15
In the same manner as in Reference Example 12, 5- [4- [2-[(E) -2-phenylethenyl] -4-oxazolylmethoxy] phenyl] pentanol was reacted with methanesulfonyl chloride to give 5- [4- [2-[(E) -2-Phenylethenyl] -4-oxazolylmethoxy] phenyl] pentyl methanesulfonate was obtained. Yield 96%. Recrystallized from ethyl acetate-hexane. Colorless prism crystal. Mp 105-106 ° C.
Reference Example 16
In the same manner as in Reference Example 12, 6- [4- [2-[(E) -2-phenylethenyl] -4-oxazolylmethoxy] phenyl] hexanol was reacted with methanesulfonyl chloride to give 6- [ 4- [2-[(E) -2-phenylethenyl] -4-oxazolylmethoxy] phenyl] hexyl methanesulfonate was obtained. Yield 97%. Recrystallized from ethyl acetate-hexane. Colorless prism crystal. Mp 88-89 ° C.
[0073]
Reference Example 17
In the same manner as in Reference Example 12, 3- [3- [2-[(E) -2-phenylethenyl] -4-oxazolylmethoxy] phenyl] propanol was reacted with methanesulfonyl chloride to give 3- [ 3- [2-[(E) -2-phenylethenyl] -4-oxazolylmethoxy] phenyl] propyl methanesulfonate was obtained. Yield 78%. Recrystallized from ethyl acetate-hexane. Colorless prism crystal. Mp 75-76 ° C.
Reference Example 18
In the same manner as in Reference Example 12, 3- [2- [2-[(E) -2-phenylethenyl] -4-oxazolylmethoxy] phenyl] propanol was reacted with methanesulfonyl chloride to give 3- [ 2- [2-[(E) -2-phenylethenyl] -4-oxazolylmethoxy] phenyl] propyl methanesulfonate was obtained. Yield 95%. Recrystallized from ethyl acetate-hexane. Colorless prism crystal. Mp 93-94 ° C.
[0074]
Reference Example 19
In the same manner as in Reference Example 12, 3- [3-methoxy-4- [2-[(E) -2-phenylethenyl] -4-oxazolylmethoxy] phenyl] propanol was reacted with methanesulfonyl chloride. 3- [3-methoxy-4- [2-[(E) -2-phenylethenyl] -4-oxazolylmethoxy] phenyl] propyl methanesulfonate was obtained. Yield 99%. Recrystallized from ethyl acetate-hexane. Colorless prism crystal. Melting point 130-131 ° C.
Reference Example 20
In the same manner as in Reference Example 12, 3- [4-methoxy-3- [2-[(E) -2-phenylethenyl] -4-oxazolylmethoxy] phenyl] propanol was reacted with methanesulfonyl chloride. 3- [4-methoxy-3- [2-[(E) -2-phenylethenyl] -4-oxazolylmethoxy] phenyl] propyl methanesulfonate was obtained. Yield 94%. Recrystallized from ethyl acetate-hexane. Pale yellow needles. Mp 112-113 ° C.
[0075]
Reference Example 21
In the same manner as in Reference Example 12, 3- (4-benzyloxyphenyl) propanol and methanesulfonyl chloride were reacted to obtain 3- (4-benzyloxyphenyl) propyl methanesulfonate. Yield 98%. Recrystallized from ethyl acetate-hexane. Colorless prism crystal. Melting point 74-75 ° C.
Reference Example 22
3- [4-Methoxy-3- [2-[(E) -2-phenylethenyl] -4-oxazolylmethoxy] phenyl] propyl methanesulfonate (900 mg), sodium iodide (3.00 g) and acetone (20 ml) of the mixture was heated to reflux for 1 hour. Water was added to the reaction mixture, and the mixture was extracted with ethyl acetate. The ethyl acetate layer was washed with water and dried (MgSO Four ) And then the solvent was distilled off. The residue was subjected to silica gel column chromatography. From the eluate of ethyl acetate-hexane (1: 4, v / v), 4- [3- (3-iodopropyl) -2-methoxyphenoxymethyl] -2- [ (E) -2-Phenylethenyl] oxazole (905 mg, 95%) was obtained. Recrystallized from ethyl acetate-hexane. Colorless needles. Mp 103-104 ° C.
[0076]
Reference Example 23
A mixture of 4- [2-[(E) -2-phenylethenyl] -4-oxazolylmethoxy] benzaldehyde (5.00 g), sodium borohydride (620 mg), tetrahydrofuran (50 ml) and ethanol (50 ml). Was stirred for 16 hours at room temperature. The reaction mixture was poured into water, acidified with 2N hydrochloric acid, and the precipitated crystals were collected by filtration and dried. The crystals were suspended in chloroform (50 ml), thionyl chloride (2.00 g) was added, and the mixture was stirred at room temperature for 1 hour. The reaction mixture was concentrated, ethyl acetate was added to the residue, and the mixture was washed with saturated aqueous sodium hydrogen carbonate and water. The ethyl acetate layer was separated and dried (MgSO Four ), The solvent was distilled off, and the resulting crystals were recrystallized from chloroform-isopropyl ether to give 4- (4-chloromethylphenoxymethyl) -2-[(E) -2-phenylethenyl] oxazole ( 3.25 g, 61%). Colorless prism crystal. Mp 116-117 ° C.
[0077]
Reference Example 24
A solution of aluminum chloride (7.07 g) in diethyl ether (90 ml) was added dropwise at 0 ° C. to a suspension of lithium aluminum hydride (7.59 g) in diethyl ether (300 ml). After stirring for 15 minutes, a solution of ethyl 4-benzyloxy-3-methoxycinnamate (50.0 g) in diethyl ether (250 ml) was added dropwise at 0 ° C. After stirring at room temperature for 1 hour, water (200 ml) and then 6N sulfuric acid (280 ml) were carefully added at 0 ° C., and the diethyl ether layer was separated. The aqueous layer was extracted with ethyl acetate, and both organic layers were combined, washed with water and dried (MgSO4). Four ) And then the solvent was distilled off. The residue was subjected to silica gel column chromatography, and 3- (4-benzyloxy-3-methoxyphenyl) -2-propen-1-ol (34) was eluted from the ethyl acetate-hexane (3: 2, v / v) eluate. 0.2 g, 79%). Recrystallized from ethyl acetate-hexane. Colorless prism crystal. Melting point 81-82 ° C.
[0078]
Reference Example 25
To a solution of 4- (4-benzyloxyphenyl) butanol (3.55 g), tributylphosphine (6.84 g) and 1,2,4-triazole (1.86 g) in tetrahydrofuran (75 ml) was added diethyl azodicarboxylate ( 40% toluene solution, 11.8 g) was added dropwise at room temperature. After heating at reflux for 2 hours, the reaction mixture was poured into water and extracted with ethyl acetate. The ethyl acetate layer was washed with water and dried (MgSO Four ) And then the solvent was distilled off. The residue was subjected to silica gel column chromatography, and 1- [4- (4-benzyloxyphenyl) butyl] -1,2,4-triazole was eluted from the ethyl acetate-hexane (1: 2, v / v) eluate. (3.45 g, 83%) was obtained. Recrystallized from isopropyl ether. Colorless prism crystal. Melting point 68-69 ° C.
[0079]
Reference Example 26
In the same manner as in Reference Example 25, 3- (4-benzyloxy-3-methoxyphenyl) -2-propen-1-ol and 1,2,4-triazole were reacted to give 1- [3- (4- Benzyloxy-3-methoxyphenyl) -2-propenyl] -1,2,4-triazole was obtained. Yield 34%. Recrystallized from ethyl acetate-hexane. Colorless prism crystal. Melting point 70-72 ° C.
Reference Example 27
A mixture of 3- (4-benzyloxyphenyl) propyl methanesulfonate (55.0 g), imidazole (17.6 g), potassium carbonate (35.7 g) and N, N-dimethylformamide (500 ml) at 80 ° C. for 6 hours. Stir. The reaction mixture was poured into water and extracted with ethyl acetate. The ethyl acetate layer was washed with water and dried (MgSO Four Then, the solvent was distilled off to obtain 1- [3- (4-benzyloxyphenyl) propyl] imidazole (34.7 g, 69%). Recrystallized from ethyl acetate-hexane. Colorless needles. Melting point 80-81 ° C.
[0080]
Reference Example 28
A mixture of 1- [4- (4-benzyloxyphenyl) butyl] -1,2,4-triazole (3.15 g), palladium-carbon (5%, 3.0 g) and ethanol (50 ml) was stirred at 1 atmosphere at room temperature. Reduced by contact. After removing the catalyst by filtration, the filtrate was concentrated. The residue was subjected to silica gel column chromatography, and the crystals obtained from the eluate of tetrahydrofuran-hexane (1: 1, v / v) were recrystallized from ethyl acetate-hexane to give 1- [4- (4-hydroxyphenyl). ) Butyl] -1,2,4-triazole (1.22 g, 55%). Colorless prism crystal. Mp 135-136 ° C.
[0081]
Reference Example 29
In the same manner as in Reference Example 28, 1- [3- (4-benzyloxy-3-methoxyphenyl) -2-propenyl] -1,2,4-triazole was catalytically reduced to give 1- [3- (4 -Hydroxy-3-methoxyphenyl) propyl] -1,2,4-triazole was obtained. Yield 78%. Recrystallized from ethyl acetate-hexane. Colorless prism crystal. Mp 97-98 ° C.
Reference Example 30
In the same manner as in Reference Example 28, 1- [3- (4-benzyloxyphenyl) propyl] imidazole was catalytically reduced to obtain 1- [3- (4-hydroxyphenyl) propyl] imidazole. Yield 81%. Recrystallized from ethanol. Colorless prism crystal. Mp 158-160 ° C.
[0082]
Reference Example 31
A mixture of cinnamamide (25.3 g) and 1,3-dichloroacetone (20.9 g) was stirred at 130 ° C. for 1 hour. Water was added to the reaction mixture, neutralized with potassium carbonate, and extracted with ethyl acetate. The ethyl acetate layer was washed with water and dried (MgSO Four ) And then the solvent was distilled off. The residue was subjected to silica gel column chromatography. From the eluate of diethyl ether-hexane (1: 5, v / v), 4-chloromethyl-2-[(E) -2-phenylethenyl] oxazole (16. 9 g, 47%). Recrystallized from diethyl ether-hexane. Colorless needles. Melting point 72-73 ° C.
Reference Example 32
In the same manner as in Reference Example 31, 3,4-dihydro-2-naphthalenecarboxamide was reacted with 1,3-dichloroacetone to give 4-chloromethyl-2- (3,4-dihydro-2-naphthyl) oxazole. Obtained. Yield 60%. Recrystallized from isopropyl ether. Colorless prism crystal. Melting point 73-74 ° C.
[0083]
Reference Example 33
In the same manner as in Reference Example 31, phenylacetamide and 1,3-dichloroacetone were reacted to obtain 2-benzyl-4-chloromethyloxazole. Yield 33%. Recrystallized from hexane. Colorless prism crystal. Melting point 31-32 ° C.
Reference Example 34
In the same manner as in Reference Example 31, isobutyramide and 1,3-dichloroacetone were reacted to obtain 4-chloromethyl-2-isopropyloxazole. Yield 6.2%. Oily substance. NMR (δ ppm in CDCl Three ): 1.35 (6H, d, J = 7Hz), 3.0-3.15 (1H, m), 4.50 (2H, s), 7.55 (1H, s).
[0084]
Reference Example 35
In the same manner as in Reference Example 31, 4-chlorobenzamide and 1,3-dichloroacetone were reacted to obtain 4-chloromethyl-2- (4-chlorophenyl) oxazole. Yield 54%. Recrystallized from isopropyl ether. Colorless needles. Mp 97-98 ° C.
Reference Example 36
In the same manner as in Reference Example 31, 4-benzyloxybenzamide and 1,3-dichloroacetone were reacted to obtain 2- (4-benzyloxyphenyl) -4-chloromethyloxazole. Yield 33%. Recrystallized from ethyl acetate-hexane. Colorless prism crystal. Melting point 119-120 ° C.
[0085]
Reference Example 37
In the same manner as in Reference Example 31, 3-benzyloxybenzamide and 1,3-dichloroacetone were reacted to obtain 2- (3-benzyloxyphenyl) -4-chloromethyloxazole. Yield 26%. Recrystallized from ethyl acetate-hexane. Colorless prism crystal. Melting point 49-50 ° C.
Reference Example 38
In the same manner as in Reference Example 31, 3,5-dimethoxybenzamide and 1,3-dichloroacetone were reacted to obtain 4-chloromethyl-2- (3,5-dimethoxyphenyl) oxazole. Yield 59%. Recrystallized from ethyl acetate-hexane. Colorless needles. Mp 85-86 ° C.
[0086]
Reference Example 39
In the same manner as in Reference Example 31, 3,5-dimethylbenzamide and 1,3-dichloroacetone were reacted to obtain 4-chloromethyl-2- (3,5-dimethylphenyl) oxazole. Yield 52%. Recrystallized from isopropyl ether. Colorless needles. Melting point 76-77 ° C.
Reference Example 40
In the same manner as in Reference Example 31, 4-cyanobenzamide and 1,3-dichloroacetone were reacted to obtain 4-chloromethyl-2- (4-cyanophenyl) oxazole. Yield 41%. Recrystallized from ethyl acetate-hexane. Colorless prism crystal. Mp 134-135 ° C.
[0087]
Reference Example 41
In the same manner as in Reference Example 31, cyclohexanecarboxamide and 1,3-dichloroacetone were reacted to obtain 4-chloromethyl-2-cyclohexyloxazole. Yield 2.7%. Oily substance. NMR (δ ppm in CDCl Three ): 1..2-1.9 (8H, m), 2.0-2.15 (2H, m), 2.6-2.95 (1H, m), 4.49 (2H, s), 7.54 (1H, s).
Reference Example 42
A mixture of thiocinnamamide (11.7 g), 1,3-dichloroacetone (9.10 g) and ethanol (145 ml) was heat reduced for 1 hour. Ice water was added to the reaction mixture, neutralized with potassium carbonate, and extracted with ethyl acetate. The ethyl acetate layer was washed with water and dried (MgSO Four ) And then the solvent was distilled off. The residue was subjected to silica gel column chromatography. From the eluate of diethyl ether-hexane (1: 6, v / v), 4-chloromethyl-2-[(E) -2-phenylethenyl] thiazole (9. 40 g, 56%). Recrystallized from diethyl ether-hexane. Colorless plate crystals. Mp 88-89 ° C.
[0088]
Reference Example 43
In the same manner as in Reference Example 31, 2-naphthalenecarboxamide and 1,3-dichloroacetone were reacted to obtain 4-chloromethyl-2- (2-naphthyl) oxazole. Yield 68%. Recrystallized from ethyl acetate-hexane. Colorless prism crystal. Mp 116-117 ° C.
Reference Example 44
In the same manner as in Reference Example 31, 2-benzo [b] thiophenecarboxamide was reacted with 1,3-dichloroacetone to obtain 2- (2-benzo [b] thienyl) -4-chloromethyloxazole. Yield 33%. Recrystallized from ethyl acetate-hexane. Colorless prism crystal. Mp 150-151 ° C.
[0089]
Reference Example 45
In the same manner as in Reference Example 31, ethyl succinamidate and 1,3-dichloroacetone were reacted to obtain ethyl 4-chloromethyl-2-oxazolepropionate as an oil. Yield 7.2%. NMR (δ ppm in CDCl Three ): 1.26 (3H, t, J = 7Hz), 2.81 (2H, t, J = 7.5Hz), 3.09 (2H, t, J = 7.5Hz), 4.19 (2H, q, J = 7Hz), 4.48 ( 2H, s), 7.56 (1H.s).
Reference Example 46
In the same manner as in Reference Example 31, 3,3-diphenylpropenamide and 1,3-dichloroacetone were reacted to obtain 2- (2,2-diphenylethenyl) -4-chloromethyloxazole. Yield 49%. Recrystallized from ethyl acetate-hexane. Colorless prism crystal. Mp 107-108 ° C.
[0090]
Reference Example 47
A mixture of 2-thiophenecarboxamide (5.09 g) and 1,3-dichloroacetone (4.57 g) was stirred at 120 ° C. for 2 hours. Water was added to the reaction mixture, neutralized with potassium carbonate, and extracted with ethyl acetate. The ethyl acetate layer was washed with water and dried (MgSO Four ) And then the solvent was distilled off. The residue was subjected to silica gel column chromatography. From the eluate of diethyl ether-hexane (1: 9, v / v), 4-chloromethyl-2- (2-thienyl) oxazole (4.09 g, 57%) was added. Obtained. Recrystallized from isopropyl ether. Colorless needles. Mp 58-59 ° C.
Reference Example 48
In the same manner as in Reference Example 47, crotonamide and 1,3-dichloroacetone were reacted to obtain 4-chloromethyl-2- (1-propenyl) oxazole. Yield 10%. Oily substance. NMR (δ ppm in CDCl Three ): 1.94 (3H, dd, J = 6.6, 1.6Hz), 4.50 (2H, s), 6.29 (1H, dd, J = 15.8, 1.6
Hz), 6.76 (1H, dq, J = 15.8, 6.6 Hz), 7.53 (1H, s).
[0091]
Reference Example 49
In the same manner as in Reference Example 47, 3-cyclohexylpropenamide and 1,3-dichloroacetone were reacted to obtain 4-chloromethyl-2-[(E) -2-cyclohexylethenyl] oxazole. Yield 4.5%. Oily substance. NMR (δ ppm in CDCl Three ): 1.05-1.4 (5H, m), 1.65-
1.9 (5H, m), 2.05-2.3 (1H, m), 4.49 (2H, s), 6.23 (1H, d, J = 16.2Hz), 6.70 (1H, dd, J = 16.2,
7Hz), 7.53 (1H, s).
Reference Example 50
In the same manner as in Reference Example 47, 4-benzoylbenzamide and 1,3-dichloroacetone were reacted to obtain 2- (4-benzoylphenyl) -4-chloromethyloxazole. Yield 46%. Recrystallized from ethyl acetate-hexane. Colorless prism crystal. Mp 138-139 ° C.
[0092]
Reference Example 51
In the same manner as in Reference Example 47, 2-benzofurancarboxamide and 1,3-dichloroacetone were reacted to obtain 2- (2-benzofuranyl) -4-chloromethyloxazole. Yield 30%. Recrystallized from ethyl acetate-hexane. Colorless needles. Mp 133-134 ° C.
Reference Example 52
In the same manner as in Reference Example 47, 9-fluorenone-2-carboxamide and 1,3-dichloroacetone were reacted to obtain 4-chloromethyl-2- (9-fluorenon-2-yl) oxazole. Yield 18%. Recrystallized from ethyl acetate-hexane. Yellow prism crystal. Mp 188-189 ° C.
Reference Example 53
In the same manner as in Reference Example 47, 9-fluorenylideneacetamide and 1,3-dichloroacetone were reacted to obtain 4-chloromethyl-2- (9-fluorenylidene) methyloxazole. Yield 36%. Recrystallized from ethyl acetate-hexane. Yellow prism crystal. Mp 175-176 ° C.
[0093]
Reference Example 54
In the same manner as in Reference Example 47, 5-methyl-2-thiophenecarboxamide was reacted with 1,3-dichloroacetone to obtain 4-chloromethyl-2- (5-methyl-2-thienyl) oxazole. Yield 46%. Recrystallized from ethyl acetate-hexane. Colorless prism crystal. Mp 84-85 ° C.
Reference Example 55
In the same manner as in Reference Example 47, 5-chloro-2-thiophenecarboxamide and 1,3-dichloroacetone were reacted to obtain 4-chloromethyl-2- (5-chloro-2-thienyl) oxazole. Yield 51%. Recrystallized from ethyl acetate-hexane. Colorless needles. Melting point 90-91 ° C.
[0094]
Reference Example 56
In the same manner as in Reference Example 47, 3-thiophenecarboxamide and 1,3-dichloroacetone were reacted to obtain 4-chloromethyl-2- (3-thienyl) oxazole. Yield 50%. Recrystallized from ethyl acetate-hexane. Colorless needles. Mp 91-92 ° C.
Reference Example 57
In the same manner as in Reference Example 47, 2-furancarboxamide and 1,3-dichloroacetone were reacted to obtain 4-chloromethyl-2- (2-furyl) oxazole. Yield 47%. Oily substance. NMR (δ ppm in CDCl Three ): 4.56 (2H, s), 6.54 (1H, dd, J = 3.5, 1.8Hz), 7.06 (1H, dd, J = 3.5, 0.6Hz), 7.55-7.6 (2H, m).
[0095]
Reference Example 58
In the same manner as in Reference Example 47, 2-phenyl-5-benzoxazolecarboxamide was reacted with 1,3-dichloroacetone to obtain 5- (4-chloromethyl-2-oxazolyl) -2-phenylbenzoxazole. . Yield 65%. Recrystallized from ethyl acetate-hexane. Brown needle crystal. 194-195 ° C.
Reference Example 59
In the same manner as in Reference Example 47, 3-methyl-2-thiophenecarboxamide and 1,3-dichloroacetone were reacted to obtain 4-chloromethyl-2- (3-methyl-2-thienyl) oxazole. Yield 61%. Recrystallized from ethyl acetate-hexane. Colorless needles. Mp 95-96 ° C.
[0096]
Reference Example 60
In the same manner as in Reference Example 47, 5-ethyl-2-thiophenecarboxamide and 1,3-dichloroacetone were reacted to obtain 4-chloromethyl-2- (5-ethyl-2-thienyl) oxazole. Yield 54%. NMR (δ ppm in CDCl Three ): 1.34 (3H, t, J = 7.6Hz), 2.89 (2H, qd,
J = 7.6, 1Hz), 4.54 (2H, d, J = 0.8Hz), 6.80 (1H, dt, J = 3.8, 1Hz), 7.51 (1H, d, J = 3.8Hz), 7.61 (1H, t, J = 0.8Hz).
Reference Example 61
In the same manner as in Reference Example 47, 4,5,6,7-tetrahydro-2-benzothiophenecarboxamide was reacted with 1,3-dichloroacetone to give 4-chloromethyl-2- (4,5,6,7 -Tetrahydro-2-benzothienyl) oxazole was obtained. Yield 53%. Recrystallized from ethyl acetate-hexane. Colorless needles. Mp 102-103 ° C.
[0097]
Reference Example 62
In the same manner as in Reference Example 47, 5-bromo-4-methyl-2-thiophenecarboxamide was reacted with 1,3-dichloroacetone to give 2- (5-bromo-4-methyl-2-thienyl) -4- Chloromethyloxazole was obtained. Yield 53%. Recrystallized from ethyl acetate-hexane. Colorless prism crystal. Melting point 71-72 ° C.
Reference Example 63
In the same manner as in Reference Example 47, 5-chloro-2-furancarboxamide and 1,3-dichloroacetone were reacted to obtain 2- (5-chloro-2-furyl) -4-chloromethyloxazole. Yield 24%. Recrystallized from diethyl ether-hexane. Colorless prism crystal. Mp 107-108 ° C.
[0098]
Reference Example 64
In the same manner as in Reference Example 47, 5-bromo-2-furancarboxamide and 1,3-dichloroacetone were reacted to obtain 2- (5-bromo-2-furyl) -4-chloromethyloxazole. Yield 23%. Recrystallized from diethyl ether-hexane. Colorless needles. Melting point 90-92 ° C.
Reference Example 65
In the same manner as in Reference Example 47, 5-methyl-2-furancarboxamide was reacted with 1,3-dichloroacetone to obtain 4-chloromethyl-2- (5-methyl-2-furyl) oxazole. Yield 38%. Recrystallized from diethyl ether-hexane. Colorless needles. Mp 93-94 ° C.
[0099]
Reference Example 66
In the same manner as in Reference Example 47, 3-chloro-2-thiophenecarboxamide and 1,3-dichloroacetone were reacted to obtain 4-chloromethyl-2- (3-chloro-2-thienyl) oxazole. Yield 54%. Recrystallized from ethyl acetate-hexane. Colorless prism crystal. Mp 84-85 ° C.
Reference Example 67
In the same manner as in Reference Example 47, 4-chloro-2-thiophenecarboxamide and 1,3-dichloroacetone were reacted to obtain 4-chloromethyl-2- (4-chloro-2-thienyl) oxazole. Yield 48%. Recrystallized from diethyl ether-hexane. Colorless needles. Melting point 72-73 ° C.
[0100]
Reference Example 68
In the same manner as in Reference Example 47, 5-methoxy-2-thiophenecarboxamide and 1,3-dichloroacetone were reacted to obtain 4-chloromethyl-2- (5-methoxy-2-thienyl) oxazole. Yield 1.2%. Recrystallized from ethyl acetate-hexane. Colorless prism crystal. Mp 64-65 ° C.
Reference Example 69
A mixture of 2-amino-4-phenylphenol (5.00 g), chloroacetyl chloride (3.35 g), triethylamine (3.00 g), pyridine tosylate (2.24 g) and xylene (100 ml) was heated to reflux for 15 hours. did. Ethyl acetate was added to the reaction mixture, washed with water and dried (MgSO4). Four ) And then the solvent was distilled off. The residue was subjected to silica gel column chromatography, and crystals of 2-chloromethyl-5-phenylbenzoxazole (2.01 g, 31%) were obtained from the fraction eluted with ethyl acetate-hexane (1: 9, v / v). . Recrystallized from ethyl acetate-hexane. Yellow needles. Melting point 96-97 ° C.
[0101]
Reference Example 70
A mixture of 2-amino-5-bromopyridine (10.0 g), 1,3-dichloroacetone (7.71 g) and 1,2-dimethoxyethane (40 ml) was stirred at room temperature for 4 hours. The precipitated crystals were collected by filtration, added to ethanol (100 ml), and heated to reflux for 2 hours. The reaction mixture was concentrated, saturated aqueous sodium hydrogen carbonate was added to the residue, and the mixture was extracted with ethyl acetate. The ethyl acetate layer was washed with water and dried (MgSO Four Then, the solvent was distilled off to obtain 6-bromo-2-chloromethylimidazo [1,2-a] pyridine crystals (1.48 g, 10%). Recrystallized from ethyl acetate-hexane. Colorless needles. Melting point 129-130 ° C.
[0102]
Reference Example 71
To a solution of methyl 3-amino-4-hydroxybenzoate (4.00 g) and triethylamine (2.42 g) in tetrahydrofuran (60 ml) was added a solution of 2-thiophenecarbonyl chloride (3.50 g) in tetrahydrofuran (40 ml) at 0 ° C. The solution was added dropwise and stirred at room temperature for 2 hours. Water was added to the reaction mixture, and the mixture was extracted with ethyl acetate. The ethyl acetate layer was washed with 1N hydrochloric acid and water and dried (MgSO 4 Four ) And then the solvent was distilled off. The residue was subjected to silica gel column chromatography. From the eluate of chloroform-methanol (100: 1, v / v), crystals of methyl 3- (2-thiophenecarboxamide) -4-hydroxybenzoate (2.24 g, 34% ) Recrystallized from ethyl acetate-hexane. Colorless prism crystal. Mp 241-242 ° C. 3- (2-thiophenecarboxamido) -4-hydroxybenzoic acid methyl ester (2.20 g), diphosphorus pentoxide (4.49 g), hexamethyldisiloxane (10.3 g) and 1,2-dichlorobenzene (30 ml) ) Was heated to reflux for 3 hours. The reaction mixture was poured into water and extracted with ethyl acetate. The ethyl acetate layer was washed with water and dried (MgSO Four ) And then the solvent was distilled off. The residue was subjected to silica gel column chromatography, and methyl 2- (2-thienyl) -5-benzoxazolecarboxylate (1.70 g, 83%) was eluted from the ethyl acetate-hexane (1: 4, v / v) eluate. Got. Recrystallized from ethyl acetate-hexane. Colorless prism crystal. Mp 141-142 ° C.
[0103]
Reference Example 72
Lithium aluminum hydride (220 mg) was gradually added at 0 ° C. to a solution of methyl 2- (2-thienyl) -5-benzoxazolecarboxylate (1.50 g) in tetrahydrofuran (30 ml), and the mixture was stirred for 30 minutes. Water was added to the reaction mixture, acidified with 1N hydrochloric acid, and extracted with ethyl acetate. The ethyl acetate layer was washed with water and dried (MgSO Four ) And then the solvent was distilled off. The residue was subjected to silica gel column chromatography. From the eluate of ethyl acetate-hexane (4: 1, v / v), crystals of 2- (2-thienyl) -5-benzoxazolyl methanol (1.03 g, 77 %). Recrystallized from ethyl acetate-hexane. Colorless needles. Mp 158-159 ° C.
Reference Example 73
Crystals of 2- (2-thienyl) -5-benzoxazolyl methanol (600 mg) were added to thionyl chloride (3 ml) at 0 ° C. and stirred for 30 minutes. The reaction mixture was concentrated, neutralized with saturated aqueous sodium hydrogen carbonate, and extracted with ethyl acetate. The ethyl acetate layer was washed with water and dried (MgSO Four Then, the solvent was distilled off to obtain crystals of 5-chloromethyl-2- (2-thienyl) benzoxazole (550 mg, 85%). Recrystallized from ethyl acetate-hexane. Colorless needles. Mp 152-153 ° C.
[0104]
Reference Example 74
A mixture of 2-thiophenecarboxamide (10.2 g), Lawesson's reagent (16.2 g) and toluene (150 ml) was heated to reflux for 1 hour. The reaction mixture was concentrated, ethyl bromopyruvate (15.7 g) and ethanol (100 ml) were added, and the mixture was stirred at 50 ° C. for 1.5 hr. Water was added to the reaction mixture, neutralized with saturated aqueous sodium hydrogen carbonate, and extracted with ethyl acetate. The ethyl acetate layer was washed with water and dried (MgSO Four ) And then the solvent was distilled off. The residue was subjected to silica gel column chromatography, and ethyl 2- (2-thienyl) -4-thiazolecarboxylate (14.6 g, 76%) was eluted from the ethyl acetate-hexane (1: 4, v / v) eluate. ) Recrystallized from ethyl acetate-hexane. Colorless prism crystal. Melting point 72-73 ° C.
Reference Example 75
In the same manner as in Reference Example 72, ethyl 2- (2-thienyl) -4-thiazolecarboxylate was reduced with lithium aluminum hydride to obtain crystals of 2- (2-thienyl) -4-thiazolylmethanol. It was. Yield 94%. Recrystallized from ethyl acetate-hexane. Yellow needles. Mp 97-98 ° C.
[0105]
Reference Example 76
In the same manner as in Reference Example 73, 2- (2-thienyl) -4-thiazolylmethanol and thionyl chloride were reacted to obtain 4-chloromethyl-2- (2-thienyl) thiazole. Yield 65%. Recrystallized from ethyl acetate-hexane. Colorless needles. Mp 54-55 ° C.
Reference Example 77
4. Mixture of 4-chloromethyl-2-[(E) -2-phenylethenyl] oxazole (5.0 g), sodium acetate (7.48 g) and N, N-dimethylformamide (50 ml) at 90 ° C. Stir for 5 hours. The reaction mixture was poured into ice water and extracted with ethyl acetate. The ethyl acetate layer was washed with water and dried (MgSO Four ) And then the solvent was distilled off. To the residue were added potassium carbonate (4.73 g), water (25 ml) and methanol (50 ml), and the mixture was stirred at room temperature for 2 hours. The reaction mixture was concentrated, saturated brine was added, and the mixture was extracted with ethyl acetate. The ethyl acetate layer was washed with water and dried (MgSO Four Then, the solvent was distilled off to obtain 2-[(E) -2-phenylethenyl] -4-oxazolylmethanol (4.18 g, 91%). Recrystallized from ethyl acetate-hexane. Colorless prism crystal. Mp 94-95 ° C.
[0106]
Reference Example 78
In the same manner as in Reference Example 77, 4-chloromethyl-2- (2-thienyl) oxazole and sodium acetate were reacted and then hydrolyzed to obtain 2- (2-thienyl) oxazolylmethanol. Yield 80%. Recrystallized from ethyl acetate-hexane. Pale yellow prism crystal. Melting point 98-99 ° C.
Reference Example 79
To a solution of 3- (4-mercaptophenyl) propionic acid (2.0 g) and triethylamine (2.23 g) in N, N-dimethylformamide (50 ml) was added 4-chloromethyl-2-[(E) -2-phenyl. Ethenyl] oxazole (2.20 g) in N, N-dimethylformamide (10 ml) was added dropwise at 0 ° C. and stirred for 2.5 hours. Water was added to the reaction mixture, and the mixture was extracted with diethyl ether. The aqueous layer was acidified with concentrated hydrochloric acid and extracted with ethyl acetate. The ethyl acetate layer was washed with water and dried (MgSO Four ), And the solvent was distilled off to give 3- [4- [2-[(E) -2-phenylethenyl] -4-oxazolylmethylthio] phenyl] propionic acid crystals (3.05 g, 84%). Got. Recrystallized from ethyl acetate-hexane. Colorless prism crystal. Melting point 120-121 ° C.
[0107]
Reference Example 80
Concentrated sulfuric acid (1 drop) was added to a mixture of 3- [4- [2-[(E) -2-phenylethenyl] -4-oxazolylmethylthio] phenyl] propionic acid (365 mg) and ethanol (10 ml). The mixture was heated to reflux for 4 hours. The reaction mixture was concentrated, saturated aqueous sodium hydrogen carbonate was added, and the mixture was extracted with ethyl acetate. The ethyl acetate layer was washed with water and dried (MgSO Four ), And the solvent was distilled off to give crystals of ethyl 3- [4- [2-[(E) -2-phenylethenyl] -4-oxazolylmethylthio] phenyl] propionate (310 mg, 80%). Obtained. Recrystallized from ethyl acetate-hexane. Colorless prism crystal. Mp 77-78 ° C.
Reference Example 81
To a solution of ethyl 3- [4- [2-[(E) -2-phenylethenyl] -4-oxazolylmethylthio] phenyl] propionate (205 mg) in tetrahydrofuran (10 ml) was added lithium aluminum hydride (19 mg). Was added at 0 ° C. and stirred at room temperature for 1 hour. Water and 1N hydrochloric acid were added to the reaction mixture, and the mixture was extracted with ethyl acetate. The ethyl acetate layer was washed with water and dried (MgSO Four ), And the solvent was distilled off to give 3- [4- [2-[(E) -2-phenylethenyl] -4-oxazolylmethylthio] phenyl] propanol crystals (135 mg, 77%). . Recrystallized from ethyl acetate-hexane. Colorless needles. Mp 91-92 ° C.
[0108]
Reference Example 82
A solution of ethyl 3-benzyloxycinnamate (100 g) in tetrahydrofuran (500 ml) was added dropwise to a suspension of lithium aluminum hydride (13.4 g) in tetrahydrofuran (300 ml) at 0 ° C. and stirred at room temperature for 2 hours. Water was carefully added to the reaction mixture, the insoluble material was filtered off, and the filtrate was concentrated. The residue was dissolved in ethyl acetate, washed with 1N hydrochloric acid and water, dried (MgSO4). Four ) And then the solvent was distilled off. The residue was subjected to silica gel column chromatography, and 3- (3-benzyloxyphenyl) propanol (52.7 g, 62%) was obtained from the fraction eluted with ethyl acetate-hexane (1: 4, v / v). Oily substance. NMR (δ ppm in CDCl Three ): 1.8-1.95 (2H, m), 2.68 (2H, t, J = 6.8Hz), 3.65 (2H, t, J = 6.6Hz), 5.05 (2H, s), 6.75-6.85 (3H, m) , 7.15-7.5 (6H, m).
Reference Example 83
A solution of 4- (3-benzyloxyphenyl) butyric acid (22.0 g) in tetrahydrofuran (150 ml) was added dropwise at 0 ° C. to a suspension of lithium aluminum hydride (6.18 g) in tetrahydrofuran (150 ml) at room temperature for 1 hour. Stir. Water was carefully added to the reaction mixture, 1N hydrochloric acid was further added, and the mixture was extracted with ethyl acetate. The ethyl acetate layer was washed with 1N hydrochloric acid, saturated aqueous sodium hydrogen carbonate, and water, and dried (MgSO 4 Four Then, the solvent was distilled off to obtain 4- (3-benzyloxyphenyl) butanol (20.5 g, 99%). Oily substance. NMR (δ ppm in CDCl Three ): 1.5-1.8 (4H, m), 2.62 (2H, t, J = 7.4Hz), 3.64 (2H, t, J = 6.4Hz), 5.05 (2H, s), 6.75-6.85 (3H, m) , 7.15-7.45 (6H, m).
[0109]
Reference Example 84
Methanesulfonyl chloride (320 mg) was added to 3- [4- [2-[(E) -2-phenylethenyl] -4-oxazolylmethylthio] phenyl] propanol (500 mg) and triethylamine (280 mg) in tetrahydrofuran (30 ml). The solution was added at 0 ° C. and stirred at room temperature for 4 hours. Water was added to the reaction mixture, and the mixture was extracted with ethyl acetate. The ethyl acetate layer was washed with water and dried (MgSO Four ) And then the solvent was distilled off to give 3- [4- [2-[(E) -2-phenylethenyl] -4-oxazolylmethylthio] phenyl] propyl methanesulfonate (540 mg, 90%). . Recrystallized from ethyl acetate-hexane. Pale yellow prism crystal. Mp 97-98 ° C.
Reference Example 85
Methanesulfonyl chloride (17.9 g) was added to a solution of 4- (4-benzyloxyphenyl) butanol (20.0 g) and triethylamine (15.8 g) in ethyl acetate (500 ml) at 0 ° C. and stirred at room temperature for 5 hours. . The reaction mixture is washed with water and dried (MgSO Four Then, the solvent was distilled off to obtain 4- (4-benzyloxyphenyl) butyl methanesulfonate (26.0 g, quantitative). Oily substance. NMR (δ ppm in CDCl Three ): 1.6-1.85 (4H, m), 2.60 (2H, t, J = 7Hz), 2.97 (3H, s), 4.22 (2H, t, J = 6Hz), 5.04 (2H, s), 6.90 (2H) , d, J = 8.6 Hz), 7.08 (2H, d, J = 8.6 Hz), 7.3-7.45 (5H, m).
[0110]
Reference Example 86
In the same manner as in Reference Example 85, 3- (3-benzyloxyphenyl) propanol and methanesulfonyl chloride were reacted to obtain 3- (3-benzyloxyphenyl) propyl methanesulfonate. Yield quantitative. Oily substance. NMR (δ ppm in CDCl Three ): 2.0-2.15 (2H, m), 2.73 (2H, t, J = 7.6Hz), 2.98 (3H, s), 4.22 (2H, t, J = 6.2Hz), 5.06 (2H, s), 6.75 -6.85 (3H, m), 7.15-7.5 (6H, m).
Reference Example 87
In the same manner as in Reference Example 85, 4- (3-benzyloxyphenyl) butanol and methanesulfonyl chloride were reacted to obtain 4- (3-benzyloxyphenyl) butylmethanesulfonate. Yield quantitative. Oily substance. NMR (δ ppm in CDCl Three ): 1.7-1.8 (4H, m), 2.64 (2H, t, J = 7Hz), 2.98 (3H, s), 4.22 (2H, t, J = 6Hz), 5.06 (2H, s), 6.75-6.85 (3H, m), 7.21 (1H, dd, J = 9.2, 7.2Hz), 7.3-7.5 (5H, m).
[0111]
Reference Example 88
A mixture of 4- (4-benzyloxyphenyl) butyl methanesulfonate (25.0 g), imidazole (11.2 g), potassium carbonate (15.5 g) and N, N-dimethylformamide (200 ml) at 80 ° C. for 16 hours. Stir. The reaction mixture was poured into water and extracted with ethyl acetate. The ethyl acetate layer was washed with water and dried (MgSO Four ) And then the solvent was distilled off. The residue was subjected to silica gel column chromatography, and 1- [4- (4-benzyloxyphenyl) butyl] imidazole (14.0 g, 61%) was eluted from the ethyl acetate-methanol (20: 1, v / v) eluate. Got. Recrystallized from ethyl acetate-hexane. Colorless prism crystal. Mp 97-98 ° C.
Reference Example 89
In the same manner as in Reference Example 88, 3- (3-benzyloxyphenyl) propyl methanesulfonate was reacted with imidazole to obtain 1- [3- (3-benzyloxyphenyl) propyl] imidazole. Yield 44%. Recrystallized from ethyl acetate-hexane. Colorless prism crystal. Mp 82-83 ° C.
[0112]
Reference Example 90
In the same manner as in Reference Example 88, 4- (3-benzyloxyphenyl) butyl methanesulfonate and imidazole were reacted to obtain 1- [4- (3-benzyloxyphenyl) butyl] imidazole. Yield 61%. Oily substance. NMR (δ ppm in CDCl Three ): 1.5-1.8 (4H, m), 2.58 (2H, t, J = 7.2Hz), 3.88 (2H, t, J = 7Hz), 5.03 (2H, s), 6.7-6.85 (4H, m), 7.04 (1H, s), 7.15-7.5 (7H, m).
Reference Example 91
A mixture of 1- [4- (4-benzyloxyphenyl) butyl] imidazole (13.0 g), palladium-carbon (5%, 10.0 g) and ethanol (100 ml) was catalytically reduced at room temperature at 1 atmosphere. After removing the catalyst by filtration, the filtrate was concentrated to obtain 1- [4- (4-hydroxyphenyl) butyl] imidazole (8.58 g, 94%). Recrystallized from ethyl acetate-hexane. Colorless prism crystal. Melting point 124-125 ° C.
[0113]
Reference Example 92
In the same manner as in Reference Example 91, 1- [3- (3-benzyloxyphenyl) propyl] imidazole was catalytically reduced to obtain 1- [3- (3-hydroxyphenyl) propyl] imidazole. Yield 90%. Recrystallized from ethyl acetate-hexane. Colorless prism crystal. Mp 110-111 ° C.
Reference Example 93
In the same manner as in Reference Example 91, 1- [4- (3-benzyloxyphenyl) butyl] imidazole was catalytically reduced to obtain 1- [4- (3-hydroxyphenyl) butyl] imidazole. Yield 80%. Recrystallized from ethyl acetate-hexane. Colorless prism crystal. Mp 133-134 ° C.
[0114]
Reference Example 94
Sodium nitrite (3.06 g) was dissolved in water (5 ml) in a mixture of 5-amino-2-methoxypyridine (5.00 g), 47% hydrobromic acid (8.75 g) and acetone (50 ml). The solution was added dropwise at 5-10 ° C. After stirring for 30 minutes, methyl acrylate (20.8 g) was added, and cuprous oxide (50 mg) was added with vigorous stirring at 15 ° C. After stirring at room temperature for 1 hour, the reaction mixture was concentrated, concentrated aqueous ammonia was added, and the mixture was extracted with ethyl acetate. The ethyl acetate layer was washed with water and dried (MgSO Four ) And then the solvent was distilled off. The residue was subjected to silica gel column chromatography. From the eluate of ethyl acetate-hexane (1: 9, v / v), methyl 2-bromo-3- (2-methoxy-5-pyridyl) propionate (6.40 g, 58%). Oily substance. NMR (δ ppm in CDCl Three ): 3.18 (1H, dd, J = 14.6, 7.6Hz), 3.42 (1H, dd, J = 14.6, 7.6Hz), 3.75 (3H, s), 3.92 (3H, s), 4.33 (1H, t, J = 7.6Hz), 6.70 (1H, d, J = 8.6Hz), 7.44 (1H, dd, J = 8.6, 2.4Hz), 8.02 (1H, d, J = 2.4Hz). This oil (6.30 g) was dissolved in methanol (150 ml), palladium-carbon (5%, 4.0 g) was added, and catalytic reduction was performed at room temperature at 1 atmosphere. After removing the catalyst by filtration, the filtrate was concentrated. Saturated aqueous sodium hydrogen carbonate was added to the residue, and the mixture was extracted with ethyl acetate. The ethyl acetate layer was washed with water and dried (MgSO Four Then, the solvent was distilled off to obtain methyl 3- (2-methoxy-5-pyridyl) propionate (3.68 g, 82%). Oily substance. NMR (δ ppm in CDCl Three ): 2.59 (2H, t, J = 7.6Hz), 2.88 (2H, t, 7.6Hz), 3.67 (3H, s), 3.91 (3H, s), 6.68 (1H, d, J = 8.4Hz), 7.42 (1H, dd, J = 8.4, 2.4Hz), 8.00 (1H, d, J = 2.4Hz).
[0115]
Reference Example 95
In the same manner as in Reference Example 82, methyl 3- (2-methoxy-5-pyridyl) propionate was reduced with lithium aluminum hydride to obtain 3- (2-methoxy-5-pyridyl) propanol. Yield quantitative. Oily substance. NMR (δ ppm in CDCl Three ): 1.8-2.0 (2H, m), 2.64 (2H, t, J = 7.6Hz), 3.6-3.75 (2H, m), 3.91 (3H, s), 6.69 (1H, d, J = 8.4Hz) , 7.43 (1H, dd, J = 8.4, 2.6Hz), 7.99 (1H, d, J = 2.6Hz).
Reference Example 96
In the same manner as in Reference Example 85, 3- (2-methoxy-5-pyridyl) propanol and methanesulfonyl chloride were reacted to obtain 3- (2-methoxy-5-pyridyl) propyl methanesulfonate. Yield quantitative. Oily substance. NMR (δ ppm in CDCl Three ): 1.95-2.1 (2H, m), 2.68 (2H, t, J = 7.4Hz), 3.01 (3H, s), 3.91 (3H, s), 4.23 (2H, t, J = 7.4Hz), 6.70 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.41 (1H, dd, J = 7.8, 1.2 Hz), 7.98 (1H, d, J = 1.2 Hz).
[0116]
Reference Example 97
In the same manner as in Reference Example 88, 3- (2-methoxy-5-pyridyl) propyl methanesulfonate and imidazole were reacted to obtain 5- [3- (1-imidazolyl) propyl] -2-methoxypyridine. Yield 94%. Oily substance. NMR (δ ppm in CDCl Three ): 2.0-2.2 (2H, m), 2.54 (2H, t, J = 7.5Hz), 3.9-4.0 (5H, m), 6.70 (1H, d, J = 8.4Hz), 6.92 (1H, s) , 7.08 (1H, s), 7.3-7.4 (1H, m), 7.47 (1H, s), 7.96 (1H, s).
Reference Example 98
A mixture of 5- [3- (1-imidazolyl) propyl] -2-methoxypyridine (2.10 g), phosphorus oxychloride (7.44 g) and N, N-dimethylformamide (14.6 g) Stir in time. A saturated aqueous sodium acetate solution and saturated aqueous sodium hydrogen carbonate were added to the reaction mixture, and the mixture was extracted with ethyl acetate. The ethyl acetate layer was washed with water and dried (MgSO Four ) And then the solvent was distilled off. The residue was subjected to silica gel column chromatography. From the eluate of ethyl acetate-methanol (20: 1, v / v), 2-chloro-5- [3- (1-imidazolyl) propyl] pyridine (1.28 g, 60 %). Oily substance. NMR (δ ppm in CDCl Three ): 2.0-2.2 (2H, m), 2.60 (2H, t, J = 7.9Hz), 3.99 (2H, t, J = 7Hz), 6.91 (1H, s), 7.09 (1H, s), 7.25- 7.3 (1H, m), 7.4-7.5 (2H, m), 8.21 (1H, d, J = 2.4Hz).
[0117]
Reference Example 99
In the same manner as in Reference Example 47, 3-furancarboxamide and 1,3-dichloroacetone were reacted to obtain 4-chloromethyl-2- (3-furyl) oxazole. Yield 44%. Recrystallized from diethyl ether-hexane. Colorless prism crystal. Melting point 70-71 ° C.
Reference Example 100
In the same manner as in Reference Example 47, 2-thiophenacetamide and 1,3-dichloroacetone were reacted to obtain 4-chloromethyl-2- (2-thienylmethyl) oxazole. Yield 27%. Oily substance. NMR (δ ppm in CDCl Three ): 4.32 (2H, s), 4.49 (2H, s), 6.95-7.0 (2H, m), 7.15-7.25 (1H, m), 7.58 (1H, s).
[0118]
Reference Example 101
In the same manner as in Reference Example 77, ethyl 2- (1-pyrrolyl) -4-thiazolecarboxylate was reduced with lithium aluminum hydride to obtain 2- (1-pyrrolyl) -4-thiazolylmethanol. Yield 69%. Recrystallized from ethyl acetate-hexane. Colorless prism crystal. Mp 111-113 ° C.
Reference Example 102
In the same manner as in Reference Example 77, ethyl 2- (3-pyridyl) -4-thiazolecarboxylate was reduced with lithium aluminum hydride to obtain 2- (3-pyridyl) -4-thiazolylmethanol. Yield 16%. Recrystallized from ethyl acetate-hexane. Colorless needles. Melting point 121-122 ° C.
[0119]
Reference Example 103
In the same manner as in Reference Example 47, 5-cyano-2-thiophenecarboxamide and 1,3-dichloroacetone were reacted to obtain 4-chloromethyl-2- (5-cyano-2-thienyl) oxazole. Yield 22%. Recrystallized from ethyl acetate-hexane. Colorless prism crystal. Mp 146-147 ° C.
Reference Example 104
A mixture of 2-thiophenecarboxamide (15.2 g) and ethyl 4-chloroacetoacetate (19.6 g) was stirred at 130 ° C. for 4 hours. Water, ethyl acetate and potassium carbonate were added to the reaction mixture, and the ethyl acetate layer was separated, washed with water and dried (MgSO4). Four )did. The solvent was distilled off, and the residue was subjected to silica gel column chromatography. From the eluate of diethyl ether-hexane (1: 9, v / v), ethyl 2- (2-thienyl) -4-oxazolyl acetate (1.48 g) , 5%). Recrystallized from hexane. Colorless prism crystal. Melting point 56-57 ° C.
[0120]
Reference Example 105
Sodium hydride (60%, oily, 1.2 g) was added to a solution of diethyl malonate (6.01 g) in N, N-dimethylformamide (40 ml) at room temperature and stirred for 30 minutes. A solution of 4-chloromethyl-2- (2-thienyl) oxazole (5.0 g) in N, N-dimethylformamide (20 ml) was added dropwise and stirred for 5 hours. The reaction mixture was poured into water and extracted with ethyl acetate. The ethyl acetate layer was washed with water and dried (MgSO Four ) And then the solvent was distilled off. The residue was dissolved in acetic acid (100 ml) -6N hydrochloric acid (40 ml), heated under reflux for 5 hours, and concentrated. The mixture was alkalified with an aqueous sodium hydroxide solution and extracted with diethyl ether. The aqueous layer was separated, acidified with concentrated hydrochloric acid, and extracted with ethyl acetate. The ethyl acetate layer was washed with saturated brine and dried (MgSO 4 Four ) And then the solvent was distilled off. The residue was dissolved in ethanol (200 ml), concentrated sulfuric acid (0.5 ml) was added, and the mixture was heated under reflux for 9 hours and concentrated. The residue was dissolved in ethyl acetate, washed with saturated aqueous sodium hydrogen carbonate and water, dried (MgSO 4). Four ) And concentrated. The residue was subjected to silica gel column chromatography. From the eluate of ethyl acetate-hexane (1: 9, v / v), ethyl 3- [2- (2-thienyl) -4-oxazolyl] propionate (1.81 g, 29%). Recrystallized from hexane. Colorless prism crystal. Mp 42-43 ° C.
[0121]
Reference Example 106
In the same manner as in Reference Example 72, ethyl 2- (2-thienyl) -4-oxazolyl acetate was reduced with lithium aluminum hydride to obtain 2- [2- (2-thienyl) -4-oxazolyl] ethanol. Yield 73%. Oily substance. NMR (δ ppm in CDCl Three ): 2.82 (2H, td, J = 6,1Hz), 3.94 (2H, t, J = 6Hz), 7.11 (1H, dd, J = 5, 3.6Hz), 7.42 (1H, dd, J = 5, 1.2Hz), 7.46 (1H, t, J = 1Hz), 7.65 (1H, dd, J = 3.6, 1.2Hz). Reference Example 107
In the same manner as in Reference Example 72, ethyl 3- [2- (2-thienyl) -4-oxazolyl] propionate was reduced with lithium aluminum hydride to give 3- [2- (2-thienyl) -4-oxazolyl]. Propanol was obtained. Yield 97%. Oily substance. NMR (δ ppm in CDCl Three ): 1.8-2.2 (2H, m), 2.70 (2H, t, J = 7Hz), 3.75 (2H, td, J = 6,1Hz), 7.05-7.15 (1H, m), 7.35-7.45 (2H, m), 7.6-7.7 (1H, m). Reference Example 108
A mixture of 2-bromoacetylthiophene (4.10 g), ethyl thiooxamate (2.93 g) and ethanol (40 ml) was heated at reflux for 4 hours. The reaction mixture was concentrated, water was added, and the mixture was extracted with ethyl acetate. The ethyl acetate layer was washed with water and dried (MgSO Four ) And then the solvent was distilled off. The residue was subjected to silica gel column chromatography, and the crystals obtained from the ethyl acetate-hexane (1: 5, v / v) eluate were recrystallized from isopropyl ether to give 4- (2-thienyl) -2-thiazole. Ethyl carboxylate (1.37 g, 29%) was obtained. Pale yellow prism crystal. Mp 50-52 ° C.
[0122]
Reference Example 109
2-Bromoacetylthiophene (10.3 g) was added dropwise to a solution of hexamethylenetetramine (7.71 g) in chloroform (60 ml), and the mixture was stirred at room temperature for 3 hours. Precipitated 2-thiophenecarbonylmethylhexaminium bromide crystals (15.9 g, 92%) were collected by filtration. A mixture of the crystals (10.4 g), ethanol (100 ml) and concentrated hydrochloric acid (24 ml) was stirred at 50 ° C. for 1 hour. The reaction mixture was cooled, the precipitated crystals were filtered off, and the filtrate was concentrated. The precipitated crystals (5.20 g, quantitative) were collected by filtration. A mixture of the crystals (1.80 g), ethyl chloroglyoxylate (1.34 ml) and toluene (20 ml) was stirred at 80 ° C. for 6 hours. Water was added to the reaction mixture, and the mixture was extracted with ethyl acetate. The ethyl acetate layer was washed with saturated aqueous sodium hydrogen carbonate and water, dried (MgSO Four ) And then the solvent was distilled off. The residue was subjected to silica gel column chromatography, and ethyl N- (2-thiophenecarbonylmethyl) oxamate crystals (1.24 g, 51%) were eluted from the ethyl acetate-hexane (1: 1, v / v) eluate. Obtained. A mixture of the crystals (1.11 g), phosphorus pentasulfide (2.05 g) and chloroform (20 ml) was heated under reflux for 3 hours. Water was added to the reaction mixture, the insoluble material was filtered off, the chloroform layer of the filtrate was separated, washed with water, and dried (MgSO4). Four )did. The solvent was distilled off to obtain ethyl 5- (2-thienyl) -2-thiazolecarboxylate (1.07 g, 97%). Recrystallized from ethyl acetate-hexane. Colorless needles. Melting point 68-69 ° C.
[0123]
Reference Example 110
Acetic acid (3.78 ml) was added dropwise to a mixture of 2-thiophenecarbothioamide (3.15 g), chloroformic acid ethyl potassium salt (6.23 g) and ethanol (60 ml). After heating under reflux for 4 hours, ethyl chloroformate ethyl acetate (4.15 g) and acetic acid (2.52 ml) were added, and the mixture was further heated under reflux for 20 hours. The reaction mixture was concentrated, saturated aqueous sodium hydrogen carbonate was added to the residue, and the mixture was extracted with ethyl acetate. The ethyl acetate layer was washed with water and dried (MgSO Four ) And then the solvent was distilled off. The residue was subjected to silica gel column chromatography, and ethyl 2- (2-thienyl) -5-thiazolecarboxylate (3.29 g, 63%) was eluted from the ethyl acetate-hexane (1: 1, v / v) eluate. Obtained. Recrystallized from ethyl acetate-hexane. Colorless needles. Melting point 61-62 ° C.
Reference Example 111
To a mixture of ethyl 4- (2-thienyl) -2-thiazolecarboxylate (1.36 g), sodium borohydride (0.35 g) and tetrahydrofuran (15 ml), methanol (1.5 ml) -tetrahydrofuran (2 ml) was added. It was added dropwise under reflux. After further heating under reflux for 1 hour, water was added to the reaction mixture, acidified with 1N hydrochloric acid, and extracted with ethyl acetate. The ethyl acetate layer was washed with water and dried (MgSO Four Then, the solvent was distilled off to obtain 4- (2-thienyl) -2-thiazolylmethanol (0.92 g, 82%). Recrystallized from ethyl acetate-hexane. Colorless prism crystal. Mp 113-114 ° C.
[0124]
Reference Example 112
In the same manner as in Reference Example 111, ethyl 5- (2-thienyl) -2-thiazolecarboxylate was reduced with sodium borohydride to obtain 5- (2-thienyl) -2-thiazolylmethanol. Yield 74%. Recrystallized from ethyl acetate-hexane. Pale yellow prism crystal. Mp 67-68 ° C.
Reference Example 113
In the same manner as in Reference Example 111, ethyl 2- (2-thienyl) -5-thiazolecarboxylate was reduced with sodium borohydride to obtain 2- (2-thienyl) -5-thiazolylmethanol. Yield 94%. Recrystallized from ethyl acetate-hexane. Colorless prism crystal. Mp 89-90 ° C.
Reference Example 114
A mixture of 5-methyl-2-thiophenecarbothioamide (0.79 g), 1,3-dichloroacetone (0.63 g) and ethanol (20 ml) was heated under reflux for 2 hours. The reaction mixture was concentrated, saturated aqueous sodium hydrogen carbonate was added, and the mixture was extracted with ethyl acetate. The ethyl acetate layer was washed with water and dried (MgSO Four ) And then the solvent was distilled off. The residue was subjected to silica gel column chromatography. From the eluate of diethyl ether-hexane (1:10, v / v), 4-chloromethyl-2- (5-methyl-2-thienyl) thiazole (0.60 g, 52 %). Recrystallized from diethyl ether-hexane. Colorless prism crystal. Mp 89-90 ° C.
[0125]
Reference Example 115
A mixture of 2-thiophenecarbonylmethylhexaminium bromide (10.4 g), ethanol (100 ml) and concentrated hydrochloric acid (24 ml) was stirred at 50 ° C. for 1 hour. The reaction mixture was cooled, the precipitated crystals were filtered off, and the filtrate was concentrated. The precipitated crystals (5.20 g, quantitative) were collected by filtration. Chloroacetyl chloride (1.43 ml) and 2N aqueous sodium hydroxide solution (10 ml) were added dropwise at 0 ° C. to a mixture of the crystals (3.55 g), toluene (20 ml) and water (20 ml). After stirring at room temperature for 2 hours, the precipitated crystals were collected by filtration, and the toluene layer of the filtrate was washed with water and dried (MgSO4). Four ), And the crystals obtained by distilling off the solvent were recrystallized from ethyl acetate to obtain N- (2-thiophenecarbonylmethyl) chloroacetamide crystals (1.82 g, 42%). A mixture of the crystals (1.67 g), toluene (20 ml) and phosphorus oxychloride (1.8 ml) was stirred at 80 ° C. for 4 hours. The reaction mixture was concentrated, water was added to the residue, neutralized with potassium carbonate, and extracted with ethyl acetate. The ethyl acetate layer was washed with water and dried (MgSO Four ) And then the solvent was distilled off. The residue was subjected to silica gel column chromatography, and 2-chloromethyl-5- (2-thienyl) oxazole (1.40 g, 92%) was obtained from the fraction eluted with ethyl acetate-hexane (1: 3, v / v). It was. Oily substance. NMR (δ ppm in CDCl Three ): 4.65 (2H, s), 7.09 (1H, dd, J = 5, 3.8Hz), 7.18 (1H, s), 7.3-7.4 (2H, m).
[0126]
Reference Example 116
A mixture of ethyl 7-methoxy-3-quinolinecarboxylate (12.0 g) and 47% hydrobromic acid (200 ml) was heated under reflux for 24 hours. The precipitated crystals (12.63 g) were collected by filtration, added to a mixture of ethanol (400 ml) and concentrated sulfuric acid (2 ml), and heated under reflux for 20 hours. The reaction mixture was concentrated, saturated aqueous sodium hydrogen carbonate was added to the residue, and the mixture was extracted with ethyl acetate. The ethyl acetate layer was washed with water and dried (MgSO Four Then, the solvent was distilled off to obtain ethyl 7-hydroxy-3-quinolinecarboxylate (5.70 g, 51%). Colorless prism crystals from ethyl acetate-hexane. Mp 179-180 ° C.
Reference Example 117
Sodium hydride (60%, oily, 1.07 g) was added to a solution of ethyl 7-hydroxy-3-quinolinecarboxylate (5.30 g) in tetrahydrofuran (200 ml) at 0 ° C., and the mixture was stirred for 1 hr. N-phenyltrifluoromethanesulfonimide (10.47 g) was added and stirred at room temperature for 1 hour. Water was added to the reaction mixture, and the mixture was extracted with ethyl acetate. The ethyl acetate layer was washed with water and dried (MgSO Four ) And then the solvent was distilled off. The residue was subjected to silica gel column chromatography, and ethyl 7-trifluoromethanesulfonyloxy-3-quinolinecarboxylate (7.65 g, 90%) was obtained from the fraction eluted with ethyl acetate-hexane (1: 4, v / v). It was. Recrystallized from ethyl acetate-hexane. Colorless prism crystal. Mp 153-154 ° C.
[0127]
Reference Example 118
Ethyl 7-trifluoromethanesulfonyloxy-3-quinolinecarboxylate (7.40 g), 2N aqueous sodium carbonate (28 ml), lithium chloride (2.70 g), tetrakis (triphenylphosphine) palladium (1.27 g) and toluene To a mixture of (120 ml), a solution of phenylboric acid (2.48 g) in ethanol (30 ml) was added dropwise at room temperature under an argon stream, and the mixture was stirred at 90 ° C. for 14 hours. Insoluble materials were filtered off, and the filtrate was extracted with ethyl acetate. The ethyl acetate layer was washed with saturated aqueous sodium hydrogen carbonate and water, dried (MgSO Four ) And then the solvent was distilled off. The residue was subjected to silica gel column chromatography to obtain ethyl 7-phenyl-3-quinolinecarboxylate (5.14 g, 87%) from a fraction eluted with ethyl acetate-hexane (1: 4, v / v). Recrystallized from ethyl acetate-hexane. Colorless prism crystal. Mp 118-119 ° C.
Reference Example 119
In the same manner as in Reference Example 118, ethyl 7-trifluoromethanesulfonyloxy-3-quinolinecarboxylate and 2-thienylboric acid were reacted to obtain ethyl 7- (2-thienyl) -3-quinolinecarboxylate. Yield 67%. Recrystallized from ethyl acetate-hexane. Colorless prism crystal. Mp 146-147 ° C.
[0128]
Reference Example 120
In the same manner as in Reference Example 72, ethyl 7-phenyl-3-quinolinecarboxylate was reduced with lithium aluminum hydride to obtain 7-phenyl-3-quinolylmethanol. Yield 39%. Recrystallized from ethyl acetate-hexane. Colorless prism crystal. Mp 128-129 ° C.
Reference Example 121
To a solution of ethyl 7- (2-thienyl) -3-quinolinecarboxylate (500 mg) in tetrahydrofuran (30 ml), 1N diisobutylaluminum hydride-toluene solution (7.2 ml) was added dropwise at 0 ° C. After stirring for 30 minutes, water was added to the reaction mixture, and the mixture was extracted with ethyl acetate. The ethyl acetate layer was washed with saturated brine and dried (MgSO 4 Four ) And then the solvent was distilled off. The residue was subjected to silica gel column chromatography, and 7- (2-thienyl) -3-quinolylmethanol (270 mg, 63%) was obtained from the fraction eluted with ethyl acetate-hexane (1: 2, v / v). Recrystallized from ethyl acetate-hexane. Yellow prism crystal. Mp 143-144 ° C.
Reference Example 122
In the same manner as in Reference Example 73, 7-phenyl-3-quinolylmethanol and thionyl chloride were reacted to obtain 3-chloromethyl-7-phenylquinoline. Yield 96%. Recrystallized from ethyl acetate-hexane. Colorless prism crystal. Mp 105-106 ° C.
[0129]
Reference Example 123
In the same manner as in Reference Example 73, 7- (2-thienyl) -3-quinolylmethanol and thionyl chloride were reacted to obtain 3-chloromethyl-7- (2-thienyl) quinoline. Yield 77%. Recrystallized from ethyl acetate-hexane. Colorless limestone crystals. Melting point 120-121 ° C.
Reference Example 124
In the same manner as in Reference Example 82, ethyl 4-benzyloxy-3-methoxycinnamate was reduced with lithium aluminum hydride to obtain 3- (4-benzyloxy-3-methoxyphenyl) propanol. Yield 56%. Recrystallized from ethyl acetate-hexane. Colorless prism crystal. Mp 57-58 ° C.
Reference Example 125
In the same manner as in Reference Example 85, 3- (4-benzyloxy-3-methoxyphenyl) propanol and methanesulfonyl chloride were reacted to obtain 3- (4-benzyloxy-3-methoxyphenyl) propyl methanesulfonate. . Yield quantitative. Recrystallized from ethyl acetate-hexane. Colorless prism crystal. Mp 87-88 ° C.
[0130]
Reference Example 126
In the same manner as in Reference Example 88, 3- (4-benzyloxy-3-methoxyphenyl) propyl methanesulfonate was reacted with imidazole to give 1- [3- (4-benzyloxy-3-methoxyphenyl) propyl] imidazole. Got. Yield 57%. Oily substance. NMR (δ ppm in CDCl Three ): 2.0-2.2 (2H, m), 2.55 (2H, t, J = 7.4Hz), 3.88 (3H, s), 3.92 (2H, t, J = 7Hz), 5.13 (2H, s), 6.6- 6.7 (3H, m), 6.82 (1H, d, J = 8Hz), 6.9-7.5 (8H, m).
Reference Example 127
In the same manner as in Reference Example 91, 1- [3- (4-benzyloxy-3-methoxyphenyl) propyl] imidazole was catalytically reduced to give 1- [3- (4-hydroxy-3-methoxyphenyl) propyl]. Imidazole was obtained. Yield 83%. Recrystallized from ethyl acetate. Colorless prism crystal. Melting point 127-128 ° C.
Reference Example 128
In the same manner as in Reference Example 82, ethyl 3- (3-chloro-4-methoxymethoxyphenyl) propionate was reduced with lithium aluminum hydride to obtain 3- (3-chloro-4-methoxymethoxyphenyl) propanol. It was. Yield 97%. Oily substance. NMR (δ ppm in CDCl Three ): 1.8-1.95 (2H, m), 2.64 (2H, t, J = 7.6Hz), 3.52 (3H, s), 3.66 (2H, t, J = 6.2Hz), 5.22 (2H, s), 6.95 -7.25 (3H, m).
[0131]
Reference Example 129
In the same manner as in Reference Example 85, 3- (3-chloro-4-methoxymethoxyphenyl) propanol and methanesulfonyl chloride were reacted to obtain 3- (3-chloro-4-methoxymethoxyphenyl) propyl methanesulfonate. . Yield quantitative. Oily substance. NMR (δ ppm in CDCl Three ): 1.95-2.15 (2H, m), 2.69 (2H, t, J = 7.5Hz), 3.00 (3H, s), 3.52 (3H, s), 4.22 (2H, t, J = 6.4Hz), 5.22 (2H, s), 6.95-7.15 (2H, m), 7.2-7.25 (1H, m).
Reference Example 130
In the same manner as in Reference Example 88, 3- (3-chloro-4-methoxymethoxyphenyl) propyl methanesulfonate was reacted with imidazole to give 1- [3- (3-chloro-4-methoxymethoxyphenyl) propyl] imidazole. Got. Yield 65%. Oily substance. NMR (δ ppm in CDCl Three ): 2.0-2.2 (2H, m), 2.54 (2H, t, J = 7.7Hz), 3.52 (3H, s), 3.93 (2H, t, J = 7Hz), 5.22 (2H, s), 6.9- 7.0 (2H, m), 7.05-7.2 (3H, m), 7.46 (1H, s).
[0132]
Reference Example 131
A mixture of 1- [3- (3-chloro-4-methoxymethoxyphenyl) propyl] imidazole (4.50 g), 10% sulfuric acid (50 ml) and acetone (50 ml) was heated under reflux for 3 hours. Sodium hydroxide (7.0 g) was added at 0 ° C., and the mixture was extracted with ethyl acetate. The ethyl acetate layer was washed with water and dried (MgSO Four ) And the solvent was distilled off to give 1- [3- (3-chloro-4-hydroxyphenyl) propyl] imidazole (3.50 g, 92%). Recrystallized from ethanol. Colorless prism crystal. Mp 112-113 ° C.
Reference Example 132
A mixture of 2-cyanothiophene (10.9 g), hydroxylamine hydrochloride (6.96 g) and 70% ethanol (100 ml) was stirred at 80 ° C. for 2 hours. The reaction mixture was poured into water and extracted with ethyl acetate. The ethyl acetate layer was extracted with 2N hydrochloric acid, the aqueous layers were combined, made alkaline with potassium carbonate, and extracted with ethyl acetate. The ethyl acetate layer was washed with water and dried (MgSO Four Then, the solvent was distilled off to obtain crystals (12.4 g, 87%). To a mixture of the crystals (7.11 g), potassium carbonate (4.15 g) and acetone (100 ml), chloroacetyl chloride (4.80 ml) was added dropwise at 0 ° C., and the mixture was stirred at room temperature for 16 hours. The reaction mixture was concentrated, water was added, and the precipitated crystals (8.82 g, 81%) were collected by filtration. The crystals (7.82 g) were added to xylene (100 ml) and heated under reflux for 2 hours while dehydrating. The reaction mixture is concentrated, ethyl acetate is added to the residue, washed with water, dried (MgSO 4). Four )did. The ethyl acetate layer was concentrated, the residue was subjected to silica gel column chromatography, and the crystals obtained from the ethyl acetate-hexane (1:10, v / v) eluate were recrystallized from ethyl acetate-hexane to give 5 -Chloromethyl-3- (2-thienyl) 1,2,4-oxadiazole (6.23 g, 87%) was obtained. Colorless prism crystal. Mp 58-59 ° C.
[0133]
Example 1
3- [4- [2-[(E) -2-phenylethenyl] -4-oxazolylmethoxy] phenyl] propanol (760 mg), tributylphosphine (1.01 g) and 1,2,4-triazole ( Diethyl azodicarboxylate (700 mg) was added dropwise at 0 ° C. to a solution of 280 mg) in tetrahydrofuran (15 ml). After heating at reflux for 1 hour, the reaction mixture was poured into water and extracted with ethyl acetate. The ethyl acetate layer was washed with water and dried (MgSO Four ) And then the solvent was distilled off. The residue was subjected to silica gel column chromatography, and the crystals obtained from the ethyl acetate-hexane (2: 1, v / v) eluate were recrystallized from ethyl acetate-hexane to give 1- [3- [4- [ 2-[(E) -2-phenylethenyl] -4-oxazolylmethoxy] phenyl] propyl] -1,2,4-triazole (540 mg, 70%) was obtained. Colorless prism crystal. Mp 108-109 ° C.
[0134]
Example 2
In the same manner as in Example 1, 4- [4- [2-[(E) -2-phenylethenyl] -4-oxazolylmethoxy] phenyl] butanol was reacted with 1,2,4-triazole. 1- [4- [4- [2-[(E) -2-phenylethenyl] -4-oxazolylmethoxy] phenyl] butyl] -1,2,4-triazole was obtained. Yield 71%. Recrystallized from ethyl acetate-hexane. Colorless prism crystal. Mp 94-95 ° C.
Example 3
In the same manner as in Example 1, 5- [4- [2-[(E) -2-phenylethenyl] -4-oxazolylmethoxy] phenyl] pentanol was reacted with 1,2,4-triazole. 1- [5- [4- [2-[(E) -2-phenylethenyl] -4-oxazolylmethoxy] phenyl] pentyl] -1,2,4-triazole was obtained. Yield 60%. Recrystallized from ethyl acetate-hexane. Colorless prism crystal. Mp 103-104 ° C.
[0135]
Example 4
In the same manner as in Example 1, 3- [3- [2-[(E) -2-phenylethenyl] -4-oxazolylmethoxy] phenyl] propanol and 1,2,4-triazole were reacted. 1- [3- [3- [2-[(E) -2-phenylethenyl] -4-oxazolylmethoxy] phenyl] propyl] -1,2,4-triazole was obtained. Yield 61%. Recrystallized from ethyl acetate-hexane. Colorless prism crystal. Melting point 59-60 ° C.
Example 5
In the same manner as in Example 1, 3- [2- [2-[(E) -2-phenylethenyl] -4-oxazolylmethoxy] phenyl] propanol and 1,2,4-triazole were reacted. 1- [3- [2- [2-[(E) -2-phenylethenyl] -4-oxazolylmethoxy] phenyl] propyl] -1,2,4-triazole was obtained. Yield 54%. Recrystallized from ethyl acetate-hexane. Colorless prism crystal. Melting point 72-73 ° C.
[0136]
Example 6
In the same manner as in Example 1, 6- [4- [2-[(E) -2-phenylethenyl] -4-oxazolylmethoxy] phenyl] hexanol was reacted with 1,2,4-triazole. 1- [6- [4- [2-[(E) -2-phenylethenyl] -4-oxazolylmethoxy] phenyl] hexyl] -1,2,4-triazole was obtained. Yield 65%. Recrystallized from ethyl acetate-hexane. Colorless prism crystal. Melting point 90-91 ° C.
Example 7
In the same manner as in Example 1, 2- [4- [2-[(E) -2-phenylethenyl] -4-oxazolylmethoxy] phenyl] ethanol was reacted with 1,2,4-triazole. 1- [2- [4- [2-[(E) -2-phenylethenyl] -4-oxazolylmethoxy] phenyl] ethyl] -1,2,4-triazole was obtained. Yield 76%. Recrystallized from ethyl acetate-hexane. Colorless prism crystal. Melting point 136-137 ° C.
[0137]
Example 8
Sodium hydride (60%, oily, 50 mg) was added to a solution of imidazole (70 mg) in N, N-dimethylformamide (5 ml) at 0 ° C., and the mixture was stirred for 1 hour. 3- [4- [2-[(E) -2-Phenylethenyl] -4-oxazolylmethoxy] phenyl] propyl methanesulfonate (350 mg) was added and stirred at 70 ° C. for 1.5 hours. Water was added to the reaction mixture, and the mixture was extracted with ethyl acetate. The ethyl acetate layer was washed with water and dried (MgSO Four ), And the crystals obtained by distilling off the solvent were recrystallized from ethyl acetate-hexane to give 4- [4- [3- (1-imidazolyl) propyl] phenoxymethyl] -2-[(E) -2. -Phenylethenyl] oxazole (200 mg, 61%) was obtained. Colorless prism crystal. Melting point 127-128 ° C.
Example 9
In the same manner as in Example 8, imidazole was reacted with 4- [4- [2-[(E) -2-phenylethenyl] -4-oxazolylmethoxy] phenyl] butyl methanesulfonate to give 4- [ 4- [4- (1-imidazolyl) butyl] phenoxymethyl] -2-[(E) -2-phenylethenyl] oxazole was obtained. Yield 61%. Recrystallized from ethyl acetate-hexane. Colorless prism crystal. Mp 103-104 ° C.
[0138]
Example 10
In the same manner as in Example 8, 1,2,3-triazole and 4- [4- [2-[(E) -2-phenylethenyl] -4-oxazolylmethoxy] phenyl] butyl methanesulfonate were reacted. The extract thus obtained was subjected to silica gel column chromatography, and 2- [4- [4- [2-[(E) -2] was eluted from the ethyl acetate-hexane (2: 3, v / v) eluate. -Phenylethenyl] -4-oxazolylmethoxy] phenyl] butyl] -2H-1,2,3-triazole was obtained. Yield 35%. Recrystallized from ethyl acetate-hexane. Colorless scaly crystals. Melting point 90-91 ° C.
Example 11
In the column chromatography of Example 10, 1- [4- [4- [2-[(E) -2-phenylethenyl] was subsequently extracted from the fraction eluted with ethyl acetate-hexane (2: 1, v / v). ] -4-oxazolylmethoxy] phenyl] butyl] -1H-1,2,3-triazole was obtained. Yield 25%. Recrystallized from ethyl acetate-hexane. Colorless needles. Mp 125-126 ° C.
[0139]
Example 12
In the same manner as in Example 8, 1,2,3-triazole was reacted with 3- [4- [2-[(E) -2-phenylethenyl] -4-oxazolylmethoxy] phenyl] propylmethanesulfonate. The extract thus obtained was subjected to silica gel column chromatography, and 2- [3- [4- [2-[(E) -2] was eluted from the ethyl acetate-hexane (1: 1, v / v) eluate. -Phenylethenyl] -4-oxazolylmethoxy] phenyl] propyl] -2H-1,2,3-triazole was obtained. Yield 35%. Recrystallized from ethyl acetate-hexane. Colorless prism crystal. Mp 103-104 ° C.
Example 13
In the column chromatography of Example 12, 1- [3- [4- [2-[(E) -2-phenylethenyl] -4-oxazolylmethoxy] phenyl] propyl]- 1H-1,2,3-triazole was obtained. Yield 22%. Recrystallized from ethyl acetate. Colorless needles. Mp 142-143 ° C.
[0140]
Example 14
In the same manner as in Example 8, pyrazole was reacted with 3- [4- [2-[(E) -2-phenylethenyl] -4-oxazolylmethoxy] phenyl] propyl methanesulfonate to give 2- [ (E) -2-Phenylethenyl] -4- [4- [3- (1-pyrazolyl) propyl] phenoxymethyl] oxazole was obtained. Yield 67%. Recrystallized from isopropyl ether. Colorless scaly crystals. Mp 94-95 ° C.
Example 15
In the same manner as in Example 8, 2-methylimidazole was reacted with 3- [4- [2-[(E) -2-phenylethenyl] -4-oxazolylmethoxy] phenyl] propyl methanesulfonate, 4- [4- [3- (2-Methyl-1-imidazolyl) propyl] phenoxymethyl] -2-[(E) -2-phenylethenyl] oxazole was obtained. Yield 47%. Recrystallized from ethyl acetate-hexane. Colorless prism crystal. Mp 93-94 ° C.
[0141]
Example 16
In the same manner as in Example 8, imidazole was reacted with 3- [3-methoxy-4- [2-[(E) -2-phenylethenyl] -4-oxazolylmethoxy] phenyl] propyl methanesulfonate. 4- [4- [3- (1-imidazolyl) propyl] -2-methoxyphenoxymethyl] -2-[(E) -2-phenylethenyl] oxazole was obtained. Yield 60%. Recrystallized from ethyl acetate-hexane. Colorless prism crystal. Mp 95-96 ° C.
Example 17
In the same manner as in Example 8, imidazole was reacted with 5- [4- [2-[(E) -2-phenylethenyl] -4-oxazolylmethoxy] phenyl] pentyl methanesulfonate to give 4- [ 4- [5- (1-imidazolyl) pentyl] phenoxymethyl] -2-[(E) -2-phenylethenyl] oxazole was obtained. Yield 66%. Recrystallized from ethyl acetate-hexane. Colorless prism crystal. Mp 101-102 ° C.
[0142]
Example 18
In the same manner as in Example 8, imidazole was reacted with 3- [3- [2-[(E) -2-phenylethenyl] -4-oxazolylmethoxy] phenyl] propyl methanesulfonate to give 4- [ 3- [3- (1-imidazolyl) propyl] phenoxymethyl] -2-[(E) -2-phenylethenyl] oxazole was obtained. Yield 63%. Recrystallized from ethyl acetate-hexane. Colorless prism crystal. Melting point 86-87 ° C.
Example 19
In the same manner as in Example 8, imidazole was reacted with 3- [2- [2-[(E) -2-phenylethenyl] -4-oxazolylmethoxy] phenyl] propyl methanesulfonate to give 4- [ 2- [3- (1-imidazolyl) propyl] phenoxymethyl] -2-[(E) -2-phenylethenyl] oxazole was obtained as an oil. Yield 80%. NMR (δ ppm in CDCl Three ): 2.12 (2H, quint, J = 7.4Hz), 2.66 (2H, t, J = 7.4Hz), 3.94 (2H, t, J = 7.4Hz), 5.04 (2H, s), 6.9-7.58 (16H m).
[0143]
Example 20
In the same manner as in Example 8, imidazole was reacted with 6- [4- [2-[(E) -2-phenylethenyl] -4-oxazolylmethoxy] phenyl] hexyl methanesulfonate to give 4- [ 4- [6- (1-imidazolyl) hexyl] phenoxymethyl] -2-[(E) -2-phenylethenyl] oxazole was obtained. Yield 66%. Recrystallized from ethyl acetate-hexane. Colorless prism crystal. Mp 108-109 ° C.
Example 21
In the same manner as in Example 8, benzimidazole was reacted with 4- [4- [2-[(E) -2-phenylethenyl] -4-oxazolylmethoxy] phenyl] butyl methanesulfonate to give 1- [4- [4- [2-[(E) -2-Phenylethenyl] -4-oxazolylmethoxy] phenyl] butyl] benzimidazole was obtained. Yield 36%. Recrystallized from ethyl acetate-hexane. Colorless prism crystal. Mp 148-149 ° C.
[0144]
Example 22
In the same manner as in Example 8, 2-methylimidazole was reacted with 4- [4- [2-[(E) -2-phenylethenyl] -4-oxazolylmethoxy] phenyl] butyl methanesulfonate, 4- [4- [4- (2-Methyl-1-imidazolyl) butyl] phenoxymethyl] -2-[(E) -2-phenylethenyl] oxazole was obtained. Yield 42%. Recrystallized from ethyl acetate-hexane. Colorless prism crystal. Mp 122-123 ° C.
Example 23
In the same manner as in Example 8, 2-phenylimidazole was reacted with 4- [4- [2-[(E) -2-phenylethenyl] -4-oxazolylmethoxy] phenyl] butyl methanesulfonate, 2-[(E) -2-phenylethenyl] -4- [4- [4- (2-phenyl-1-imidazolyl) butyl] phenoxymethyl] oxazole was obtained. Yield 40%. Recrystallized from ethyl acetate-isopropyl ether. Colorless prism crystal. Mp 85-86 ° C.
[0145]
Example 24
In the same manner as in Example 8, pyrrole was reacted with 3- [4- [2-[(E) -2-phenylethenyl] -4-oxazolylmethoxy] phenyl] propyl methanesulfonate to give 2- [ (E) -2-Phenylethenyl] -4- [4- [3- (1-pyrrolyl) propyl] phenoxymethyl] oxazole was obtained. Yield 57%. Recrystallized from ethyl acetate-hexane. Colorless prism crystal. Mp 108-109 ° C.
Example 25
4- [4- [2-[(E) -2-Phenylethenyl] -4-oxazolylmethoxy] phenyl] butyl methanesulfonate (430 mg), ethyl 2-imidazolecarboxylate (155 mg), potassium carbonate (305 mg ) And N, N-dimethylformamide (10 ml) were stirred at 80-90 ° C. for 2 hours. The reaction mixture was poured into water and extracted with ethyl acetate. The ethyl acetate layer was washed with water and dried (MgSO Four ) And then the solvent was distilled off. The residue was subjected to silica gel column chromatography, and the crystals obtained from the fraction eluted with ethyl acetate-hexane (2: 1, v / v) were recrystallized from ethyl acetate-hexane to give ethyl 1- [4- [4 -[2-[(E) -2-Phenylethenyl] -4-oxazolylmethoxy] phenyl] butyl] -2-imidazolecarboxylate (280 mg, 60%) was obtained. Colorless prism crystal. Melting point 96-97 ° C.
[0146]
Example 26
In the same manner as in Example 25, 4- (4-chloromethylphenoxymethyl) -2-[(E) -2-phenylethenyl] oxazole was reacted with imidazole to give 4- [4- (1-imidazolylmethyl). ) Phenoxymethyl] -2-[(E) -2-phenylethenyl] oxazole was obtained. Recrystallized from ethyl acetate-hexane. Colorless prism crystal. Mp 149-150 ° C.
Example 27
In the same manner as in Example 25, 2- [4- [2-[(E) -2-phenylethenyl] -4-oxazolylmethoxy] phenyl] ethyl methanesulfonate was reacted with imidazole to give 4- [ 4- [2- (1-imidazolyl) ethyl] phenoxymethyl] -2-[(E) -2-phenylethenyl] oxazole was obtained. Yield 38%. Recrystallized from ethyl acetate-hexane. Colorless prism crystal. 165-166 ° C.
[0147]
Example 28
In the same manner as in Example 25, 3- [4- [2-[(E) -2-phenylethenyl] -4-oxazolylmethoxy] phenyl] propyl methanesulfonate was reacted with benzimidazole to give 1- [3- [4- [2-[(E) -2-Phenylethenyl] -4-oxazolylmethoxy] phenyl] propyl] benzimidazole was obtained. Yield 49%. Recrystallized from ethyl acetate-hexane. Colorless prism crystal. Mp 115-117 ° C.
Example 29
In the same manner as in Example 25, 3- [4- [2-[(E) -2-phenylethenyl] -4-oxazolylmethoxy] phenyl] propyl methanesulfonate was reacted with ethyl 2-imidazolecarboxylate. Thus, ethyl 1- [3- [4- [2-[(E) -2-phenylethenyl] -4-oxazolylmethoxy] phenyl] propyl] -2-imidazolecarboxylate was obtained. Yield 68%. Recrystallized from ethyl acetate-hexane. Colorless prism crystal. Mp 123-124 ° C.
[0148]
Example 30
Similar to Example 25, 3- [4- [2-[(E) -2-phenylethenyl] -4-oxazolylmethoxy] phenyl] propyl methanesulfonate and dimethyl 4,5-imidazole dicarboxylate To dimethyl 1- [3- [4- [2-[(E) -2-phenylethenyl] -4-oxazolylmethoxy] phenyl] propyl] -4,5-imidazole dicarboxylate. Obtained. Yield 63%. Recrystallized from ethyl acetate-hexane. Colorless prism crystal. Mp 85-86 ° C.
Example 31
In the same manner as in Example 25, 3- [4- [2-[(E) -2-phenylethenyl] -4-oxazolylmethoxy] phenyl] propyl methanesulfonate was reacted with 4,5-imidazole dicarboxamide. 1- [3- [4- [2-[(E) -2-phenylethenyl] -4-oxazolylmethoxy] phenyl] propyl] -4,5-imidazole dicarboxamide was obtained. Yield 44%. Recrystallized from ethyl acetate. Colorless prism crystal. 194-195 ° C.
[0149]
Example 32
In the same manner as in Example 25, 3- [4- [2-[(E) -2-phenylethenyl] -4-oxazolylmethoxy] phenyl] propyl methanesulfonate was reacted with 4,5-diphenylimidazole. 4- [4- [3- (4,5-diphenyl-1-imidazolyl) propyl] phenoxymethyl] -2-[(E) -2-phenylethenyl] oxazole was obtained. Yield 53%. Recrystallized from ethyl acetate-hexane. Colorless prism crystal. Mp 137-138 ° C.
Example 33
4- (4-Chloromethylphenoxymethyl) -2-[(E) -2-phenylethenyl] oxazole (500 mg), 1,2,4-triazole (160 mg), potassium carbonate (620 mg) and N, N- A mixture of dimethylformamide (10 ml) was stirred at 80-90 ° C. for 2 hours. The reaction mixture was poured into water and extracted with ethyl acetate. The ethyl acetate layer was washed with water and dried (MgSO Four ) And then the solvent was distilled off. The residue was subjected to silica gel column chromatography, and 1- [4- [2-[(E) -2-phenylethenyl] -4-oxaxane was eluted from the ethyl acetate-methanol (20: 1, v / v) eluate. Zolylmethoxy] benzyl] -1H-1,2,4-triazole (430 mg, 80%) was obtained. Recrystallized from ethyl acetate-hexane. Colorless prism crystal. Mp 148-149 ° C.
[0150]
Example 34
In the column chromatography of Example 33, 4- [4- [2-[(E) -2-phenylethenyl] -4-oxazolylmethoxy] benzyl] -4H-1, 2,4-triazole (40 mg, 7.4%) was obtained. Recrystallized from ethyl acetate. Colorless prism crystal. Melting point 209-210 ° C.
Example 35
Extraction obtained by reacting 3- [4- [2-[(E) -2-phenylethenyl] -4-oxazolylmethoxy] phenyl] propyl methanesulfonate and tetrazole in the same manner as in Example 33. The product was subjected to silica gel column chromatography, and 2- [3- [4- [2-[(E) -2-phenylethenyl]-] was eluted from the ethyl acetate-hexane (1: 1, v / v) eluate. 4-Oxazolylmethoxy] phenyl] propyl] -2H-tetrazole was obtained. Yield 41%. Recrystallized from ethyl acetate-hexane. Colorless prism crystal. Mp 97-98 ° C.
[0151]
Example 36
In the column chromatography of Example 35, 1- [3- [4- [2-[(E) -2-phenylethenyl] -4-oxazolylmethoxy] phenyl] propyl] was extracted from the subsequent eluting portion. -1H-tetrazole was obtained. Yield 23%. Recrystallized from ethyl acetate. Colorless scaly crystals. Mp 147-148 ° C.
Example 37
1- [4- (4-hydroxyphenyl) butyl] -1,2,4-triazole (450 mg), 4-chloromethyl-2- (3,4-dihydro-2-naphthyl) oxazole (565 mg), potassium carbonate (290 mg) and N, N-dimethylformamide (10 ml) were stirred at 80 ° C. for 6 hours. The reaction mixture was poured into water and extracted with ethyl acetate. The ethyl acetate layer was washed with water and dried (MgSO Four ) And then the solvent was distilled off. The residue was subjected to silica gel column chromatography, and the crystals obtained from the chloroform-methanol (50: 1, v / v) eluate were recrystallized from ethyl acetate-hexane to give 1- [4- [4- [ 2- (3,4-Dihydro-2-naphthyl) -4-oxazolylmethoxy] phenyl] butyl] -1,2,4-triazole was obtained. Yield 49%. Colorless prism crystal. Melting point 96-97 ° C.
[0152]
Example 38
In the same manner as in Example 37, 1- [4- (4-hydroxyphenyl) butyl] -1,2,4-triazole was reacted with 4-chloromethyl-5-methyl-2- (2-naphthyl) oxazole. 1- [4- [4- [5-Methyl-2- (2-naphthyl) -4-oxazolylmethoxy] phenyl] butyl] -1,2,4-triazole was obtained. Yield 54%. Recrystallized from ethyl acetate-hexane. Colorless prism crystal. Mp 134-135 ° C.
Example 39
In the same manner as in Example 37, 1- [4- (4-hydroxyphenyl) butyl] -1,2,4-triazole was reacted with 2- (2-benzofuranyl) -4-chloromethyl-5-methyloxazole. 1- [4- [4- [2- (2-benzofuranyl) -5-methyl-4-oxazolylmethoxy] phenyl] butyl] -1,2,4-triazole was obtained. Yield 43%. Recrystallized from ethyl acetate-hexane. Colorless prism crystal. Mp 105-107 ° C.
[0153]
Example 40
In the same manner as in Example 37, 1- [4- (4-hydroxyphenyl) butyl] -1,2,4-triazole and 2- (2-benzo [b] thienyl) -4-chloromethyl-5-methyl Oxazole was reacted to give 1- [4- [4- [2- (2-benzo [b] thienyl) -5-methyl-4-oxazolylmethoxy] phenyl] butyl] -1,2,4-triazole Got. Yield 59%. Recrystallized from ethyl acetate-hexane. Colorless prism crystal. Melting point 131-132 ° C.
Example 41
In the same manner as in Example 37, 1- [3- (4-hydroxy-3-methoxyphenyl) propyl] -1,2,4-triazole and 4-chloromethyl-2-[(E) -2-phenyl ester Tenenyl] oxazole reacted to 1- [3- [3-methoxy-4- [2-[(E) -2-phenylethenyl] -4-oxazolylmethoxy] phenyl] propyl] -1,2 , 4-triazole was obtained. Yield 62%. Recrystallized from ethyl acetate-hexane. Colorless prism crystal. Mp 113-114 ° C.
[0154]
Example 42
In the same manner as in Example 37, 1- [3- (4-hydroxyphenyl) propyl] imidazole and 4-chloromethyl-2-phenyloxazole were reacted to give 4- [4- [3- (1-imidazolyl) Propyl] phenoxymethyl] -2-phenyloxazole was obtained. Yield 42%. Recrystallized from ethyl acetate-hexane. Colorless prism crystal. Melting point 111-112 ° C.
Example 43
In the same manner as in Example 37, 1- [3- (4-hydroxyphenyl) propyl] imidazole and 4-chloromethyl-2- (3,4-dihydro-2-naphthyl) oxazole were reacted to give 2- ( 3,4-Dihydro-2-naphthyl) -4- [4- [3- (1-imidazolyl) propyl] phenoxymethyl] oxazole was obtained. Yield 42%. Recrystallized from ethyl acetate-hexane. Colorless prism crystal. Melting point 99-100 ° C.
[0155]
Example 44
In the same manner as in Example 37, 1- [3- (4-hydroxyphenyl) propyl] imidazole and 2- (2-benzo [b] thienyl) -4-chloromethyl-5-methyloxazole were reacted to give 2 -(2-Benzo [b] thienyl) -4- [4- [3- (1-imidazolyl) propyl] phenoxymethyl] -5-methyloxazole was obtained. Yield 38%. Recrystallized from ethyl acetate-hexane. Colorless prism crystal. Mp 142-143 ° C.
Example 45
In the same manner as in Example 37, 1- [3- (4-hydroxyphenyl) propyl] imidazole and 2-benzyl-4-chloromethyloxazole were reacted to give 2-benzyl-4- [4- [3- ( 1-imidazolyl) propyl] phenoxymethyl] oxazole was obtained. Yield 23%. Recrystallized from ethyl acetate-isopropyl ether. Colorless prism crystal. Melting point 61-62 ° C.
[0156]
Example 46
In the same manner as in Example 37, 1- (4-hydroxyphenyl) imidazole and 4-chloromethyl-2-[(E) -2-phenylethenyl] oxazole were reacted to give 4- [4- (1- Imidazolyl) phenoxymethyl] -2-[(E) -2-phenylethenyl] oxazole was obtained. Yield 68%. Recrystallized from ethyl acetate-hexane. Colorless prism crystal. Mp 160-162 ° C.
Example 47
Sodium hydride (90 mg) was added to a solution of 1- [3- (4-hydroxyphenyl) propyl] imidazole (405 mg) in N, N-dimethylformamide (10 ml) at room temperature and stirred for 1.5 hours. 4-Chloromethyl-2-isopropyloxazole (350 mg) was added, and the mixture was further stirred at 80 ° C. for 4 hours. The reaction mixture was poured into water and extracted with ethyl acetate. The ethyl acetate layer was washed with water and dried (MgSO Four ) And then the solvent was distilled off. The residue was subjected to silica gel column chromatography. From the eluate of ethyl acetate-hexane-methanol (20: 10: 1, v / v), 4- [4- [3- (1-imidazolyl) propyl] phenoxymethyl]- 2-Isopropyloxazole (450 mg, 69%) was obtained as an oil. NMR (δ ppm in CDCl Three ): 1.36 (6H, d, J = 6.8Hz), 2.0-2.2 (2H, m), 2.56 (2H, t, J = 7.5Hz), 3.0-3.2 (1H, m), 3.92 (2H, t, J = 7Hz), 4.96 (2H, s), 6.9-7.0 (3H, m), 7.0-7.1 (3H, m), 7.46 (1H, s), 7.59 (1H, s).
[0157]
Example 48
Sodium hydride (440 mg) was added to a solution of 1- [3- (4-hydroxyphenyl) propyl] imidazole (2.02 g) in N, N-dimethylformamide (50 ml) at room temperature and stirred for 1.5 hours. 2- (4-Benzyloxyphenyl) -4-chloromethyloxazole (3.60 g) was added, and the mixture was further stirred at 80 ° C. for 3 hours. The reaction mixture was poured into water and extracted with ethyl acetate. The ethyl acetate layer was washed with water and dried (MgSO Four ) And then the solvent was distilled off. The residue was subjected to silica gel column chromatography, and the crystals obtained from the ethyl acetate-methanol (50: 1, v / v) eluate were recrystallized from ethanol to give 2- (4-benzyloxyphenyl) -4. -[4- [3- (1-Imidazolyl) propyl] phenoxymethyl] oxazole (2.88 g, 62%) was obtained. Colorless prism crystal. Mp 133-134 ° C.
Example 49
In the same manner as in Example 48, 1- [3- (4-hydroxyphenyl) propyl] imidazole was reacted with 4-chloromethyl-2- (4-chlorophenyl) oxazole to give 2- (4-chlorophenyl) -4. -[4- [3- (1-Imidazolyl) propyl] phenoxymethyl] oxazole was obtained. Yield 76%. Recrystallized from ethyl acetate-hexane. Colorless prism crystal. Mp 116-117 ° C.
[0158]
Example 50
In the same manner as in Example 48, 1- [3- (4-hydroxyphenyl) propyl] imidazole was reacted with 4-chloromethyl-2- (3,5-dimethoxyphenyl) oxazole to give 2- (3,5 -Dimethoxyphenyl) -4- [4- [3- (1-imidazolyl) propyl] phenoxymethyl] oxazole was obtained. Yield 76%. Recrystallized from ethyl acetate-hexane. Colorless prism crystal. Melting point 59-60 ° C.
Example 51
In the same manner as in Example 48, 1- [3- (4-hydroxyphenyl) propyl] imidazole was reacted with 4-chloromethyl-2- (3,5-dimethylphenyl) oxazole to give 2- (3,5 -Dimethylphenyl) -4- [4- [3- (1-imidazolyl) propyl] phenoxymethyl] oxazole was obtained. Yield 74%. Recrystallized from ethyl acetate-hexane. Colorless prism crystal. Mp 110-111 ° C.
[0159]
Example 52
In the same manner as in Example 48, 1- [3- (4-hydroxyphenyl) propyl] imidazole and 4-chloromethyl-2- (4-cyanophenyl) oxazole were reacted to give 2- (4-cyanophenyl) -4- [4- [3- (1-imidazolyl) propyl] phenoxymethyl] oxazole was obtained. Yield 72%. Recrystallized from ethyl acetate-hexane. Colorless prism crystal. Melting point 98-99 ° C.
Example 53
In the same manner as in Example 48, 1- [3- (4-hydroxyphenyl) propyl] imidazole and 2- (3-benzyloxyphenyl) -4-chloromethyloxazole were reacted to give 2- (3-benzyloxy Phenyl) -4- [4- [3- (1-imidazolyl) propyl] phenoxymethyl] oxazole was obtained. Yield 65%. Recrystallized from ethyl acetate-hexane. Colorless prism crystal. Mp 112-113 ° C.
[0160]
Example 54
In the same manner as in Example 48, 1- [3- (4-hydroxyphenyl) propyl] imidazole and 4-chloromethyl-2-cyclohexyloxazole were reacted to give 2-cyclohexyl-4- [4- [3- ( 1-imidazolyl) propyl] phenoxymethyl] oxazole was obtained. Yield 38%. Recrystallized from ether-hexane. Colorless prism crystal. Mp 46-47 ° C.
Example 55
In the same manner as in Example 48, 1- [3- (4-hydroxyphenyl) propyl] imidazole was reacted with 4-chloromethyl-5-methyl-2-[(E) -2-phenylethenyl] oxazole. 4- [4- [3- (1-imidazolyl) propyl] phenoxymethyl] -5-methyl-2-[(E) -2-phenylethenyl] oxazole was obtained. Yield 66%. Recrystallized from ethyl acetate-hexane. Pale yellow prism crystal. Mp 94-95 ° C.
[0161]
Example 56
In the same manner as in Example 48, 1- [3- (4-hydroxyphenyl) propyl] imidazole was reacted with 4-chloromethyl-2-[(E) -phenylethenyl] thiazole to give 4- [4- [3- (1-Imidazolyl) propyl] phenoxymethyl] -2-[(E) -2-phenylethenyl] thiazole was obtained. Yield 58%. Recrystallized from ethyl acetate. Colorless prism crystal. Melting point 129-130 ° C.
Example 57
In the same manner as in Example 48, 1- [3- (4-hydroxyphenyl) propyl] imidazole was reacted with 5-chloromethyl-2-isopropylbenzoxazole to give 5- [4- [3- (1-imidazolyl). ) Propyl] phenoxymethyl] -2-isopropylbenzoxazole. Yield 59%. Recrystallized from ethyl acetate-hexane. Colorless prism crystal. Melting point 76-77 ° C.
[0162]
Example 58
Ethyl 1- [3- [4- [2-[(E) -2-phenylethenyl] -4-oxazolylmethoxy] phenyl] propyl] -2-imidazolecarboxylate (300 mg), 1N aqueous sodium hydroxide solution A mixture of (1.32 ml) and tetrahydrofuran (3 ml) was stirred at room temperature for 2 hours. To the reaction mixture was added 1N hydrochloric acid (1.32 ml) and then water, and the precipitated crystals were collected by filtration and washed with ether. Recrystallization from tetrahydrofuran-water gave 1- [3- [4- [2-[(E) -2-phenylethenyl] -4-oxazolylmethoxy] phenyl] propyl] -2-imidazolecarboxylic acid ( 175 mg, 63%). Colorless prism crystal. Melting point 116 ° C. (decomposition).
Example 59
In the same manner as in Example 58, dimethyl 1- [3- [4- [2-[(E) -2-phenylethenyl] -4-oxazolylmethoxy] phenyl] propyl] -4,5-imidazoledi Hydrolysis of the carboxylate yields 1- [3- [4- [2-[(E) -2-phenylethenyl] -4-oxazolylmethoxy] phenyl] propyl] -4,5-imidazole dicarboxylic acid. Got. Yield 26%. Recrystallized from acetone-methanol. Colorless prism crystal. Melting point 216 ° C. (decomposition).
[0163]
Example 60
Ethyl 1- [3- [4- [2-[(E) -2-phenylethenyl] -4-oxazolyl] was added to a suspension of lithium aluminum hydride (25 mg) in ether (5 ml) under ice cooling. A solution of methoxy] phenyl] propyl] -2-imidazolecarboxylate (300 mg) in ether (5 ml) -tetrahydrofuran (10 ml) was added dropwise. After stirring for 1 hour, 4N aqueous sodium hydroxide solution (0.025 ml) was added, and the mixture was stirred at room temperature for 30 minutes. The reaction mixture was poured into water and extracted with ethyl acetate. The ethyl acetate layer was washed with water and dried (MgSO Four Then, the solvent was distilled off and the resulting crystals were recrystallized from ethyl acetate-hexane to give 1- [3- [4- [2-[(E) -2-phenylethenyl] -4-oxa Zolylmethoxy] phenyl] propyl] -2-imidazole methanol (160 mg, 58%) was obtained. Colorless prism crystal. Mp 143-144 ° C.
Example 61
In the same manner as in Example 60, dimethyl 1- [3- [4- [2-[(E) -2-phenylethenyl] -4-oxazolylmethoxy] phenyl] propyl] -4,5-imidazoledi The carboxylate is reduced to give 1- [3- [4- [2-[(E) -2-phenylethenyl] -4-oxazolylmethoxy] phenyl] propyl] -4,5-imidazole dimethanol. Obtained. Yield 9%. Recrystallized from ethyl acetate-hexane. Colorless prism crystal. Mp 146-148 ° C.
[0164]
Example 62
4- [4- [3- (1-imidazolyl) propyl] phenoxymethyl] -2-[(E) -2-phenylethenyl] oxazole (300 mg) in ethanol (100 ml) was added to palladium-carbon (5%, wet, 300 mg) was added, and catalytic reduction was performed at room temperature and 1 atmosphere. After removing the catalyst by filtration, the filtrate was concentrated, and the resulting crystals were recrystallized from ethyl acetate-hexane to give 4- [4- [3- (1-imidazolyl) propyl] phenoxymethyl] -2- (2 -Phenylethyl) oxazole (170 mg, 57%) was obtained. Colorless prism crystal. Mp 67-68 ° C.
Example 63
Similar to Example 62, 2- (4-benzyloxyphenyl) -4- [4- [3- (1-imidazolyl) propyl] phenoxymethyl] oxazole was catalytically reduced to give 2- (4-hydroxyphenyl). ) -4- [4- [3- (1-imidazolyl) propyl] phenoxymethyl] oxazole was obtained. Yield 60%. Recrystallized from ethanol. Colorless prism crystal. Mp 182-183 ° C.
[0165]
Example 64
Analogously to Example 62, 2- (3-benzyloxyphenyl) -4- [4- [3- (1-imidazolyl) propyl] phenoxymethyl] oxazole was catalytically reduced to give 2- (3-hydroxyphenyl). ) -4- [4- [3- (1-imidazolyl) propyl] phenoxymethyl] oxazole was obtained. Yield 42%. Recrystallized from ethanol. Colorless prism crystal. Melting point 164-165 ° C.
Example 65
2- (4-Cyanophenyl) -4- [4- [3- (1-imidazolyl) propyl] phenoxymethyl] oxazole (700 mg), sodium azide (585 mg), ammonium chloride (480 mg) and N, N-dimethyl A mixture of formamide (20 ml) was stirred at 130-135 ° C. for 24 hours. The reaction mixture was poured into water, neutralized with 1N hydrochloric acid, and the precipitated crystals were collected by filtration. The filtrate was extracted with ethyl acetate-tetrahydrofuran, and the organic layer was washed with water and dried (MgSO4). Four Then, the solvent was distilled off and the resulting crystals were collected by filtration. Both crystals were combined and recrystallized from methanol to give 5- [4- [4- [4- [3- (1-imidazolyl) propyl] phenoxymethyl] -2-oxazolyl] phenyl] -1H-tetrazole (250 mg, 33 %). Colorless prism crystal. Melting point 273-275 ° C. (decomposition).
[0166]
Example 66
In the same manner as in Example 48, 1- [3- (4-hydroxyphenyl) propyl] imidazole was reacted with 4-chloromethyl-2- (2-naphthyl) oxazole to give 4- [4- [3- ( 1-imidazolyl) propyl] phenoxymethyl] -2- (2-naphthyl) oxazole was obtained. Yield 77%. Recrystallized from ethyl acetate-hexane. Colorless prism crystal. Melting point 131-132 ° C.
Example 67
In the same manner as in Example 48, 1- [3- (4-hydroxyphenyl) propyl] imidazole and 2- (2-benzo [b] thienyl) -4-chloromethyloxazole were reacted to give 2- (2- Benzo [b] thienyl) -4- [4- [3- (1-imidazolyl) propyl] phenoxymethyl] oxazole was obtained. Yield 68%. Recrystallized from ethyl acetate-hexane. Colorless prism crystal. Mp 149-150 ° C.
[0167]
Example 68
In the same manner as in Example 47, 1- [3- (4-hydroxyphenyl) propyl] imidazole and ethyl 4-chloromethyl-2-oxazole propionate were reacted to give ethyl 4- [4- [3- ( 1-imidazolyl) propyl] phenoxymethyl] -2-oxazole propionate was obtained as an oil. Yield 70%. NMR (δ ppm in CDCl Three ): 1.25 (3H, t, J = 7Hz), 2.0-2.2 (2H, m), 2.56 (2H, t, J = 7.5Hz), 2.82 (2H, t, J = 7Hz), 3.11 (2H, t , J = 7Hz), 3.92 (2H, t, J = 7Hz), 4.16 (2H, q, J = 7Hz), 4.94 (2H, s), 6.85-6.95 (3H, m), 7.0-7.1 (3H, m), 7.45 (1H, s), 7.59 (1H, s).
Example 69
In the same manner as in Example 47, 1- [3- (4-hydroxyphenyl) propyl] imidazole was reacted with 4-chloromethyl-2- (2,2-diphenylethenyl) oxazole to give 2- (2, 2-Diphenylethenyl) -4- [4- [3- (1-imidazolyl) propyl] phenoxymethyl] oxazole was obtained as an oil. Yield 88%. NMR (δ ppm in CDCl Three ): 2.0-2.2 (2H, m), 2.56 (2H, t, J = 7.5Hz), 3.92 (2H, t, J = 7Hz), 4.95 (2H, s), 6.85-7.0 (4H, m), 7.0-7.1 (3H, m), 7.2-7.5 (10H, m).
[0168]
Example 70
In the same manner as in Example 60, ethyl 4- [4- [3- (1-imidazolyl) propyl] phenoxymethyl] -2-oxazolepropionate was reduced to give 4- [4- [3- (1- Imidazolyl) propyl] phenoxymethyl] -2-oxazolepropanol was obtained. Yield 80%. Recrystallized from ethyl acetate-hexane. Colorless prism crystal. Melting point 63-64 ° C.
Example 71
Similar to Example 62, 2- (2,2-diphenylethenyl) -4- [4- [3- (1-imidazolyl) propyl] phenoxymethyl] oxazole was catalytically reduced to give 2- (2, 2-Diphenylethyl) -4- [4- [3- (1-imidazolyl) propyl] phenoxymethyl] oxazole was obtained. Yield 82%. Recrystallized from ethyl acetate-hexane. Colorless prism crystal. Melting point 79-80 ° C.
[0169]
Example 72
Sodium hydride (90 mg) was added to a solution of 1- [3- (4-hydroxyphenyl) propyl] imidazole (405 mg) in N, N-dimethylformamide (10 ml) at room temperature and stirred for 1.5 hours. 4-Chloromethyl-2- (2-thienyl) oxazole (480 mg) was added, and the mixture was further stirred at 90 ° C. for 2 hr. The reaction mixture was poured into water and extracted with ethyl acetate. The ethyl acetate layer was washed with water and dried (MgSO Four ) And then the solvent was distilled off. The residue was subjected to silica gel column chromatography. From the eluate of ethyl acetate-methanol (50: 1, v / v), 4- [4- [3- (1-imidazolyl) propyl] phenoxymethyl] -2- ( 2-Thienyl) oxazole (650 mg, 89%) was obtained. Recrystallized from ethyl acetate-hexane. Colorless prism crystal. Mp 84-85 ° C.
Example 73
In the same manner as in Example 72, 1- [3- (4-hydroxyphenyl) propyl] imidazole and 4-chloromethyl-2- (1-propenyl) oxazole were reacted to give 4- [4- [3- ( 1-imidazolyl) propyl] phenoxymethyl] -2- (1-propenyl) oxazole was obtained. Yield 31%. Recrystallized from ethyl acetate-hexane. Pale yellow prism crystal. Melting point 61-62 ° C.
[0170]
Example 74
In the same manner as in Example 72, 1- [3- (4-hydroxyphenyl) propyl] imidazole and 4-chloromethyl-2-[(E) -2-cyclohexylethenyl] oxazole were reacted to give 2- [ (E) -2-Cyclohexylethenyl] -4- [4- [3- (1-imidazolyl) propyl] phenoxymethyl] oxazole was obtained. Yield 67%. Recrystallized from isopropyl ether. Colorless prism crystal. Mp 62-63 ° C.
Example 75
In the same manner as in Example 72, 1- [3- (4-hydroxyphenyl) propyl] imidazole was reacted with 2- (4-benzoylphenyl) -4-chloromethyloxazole to give 2- (4-benzoylphenyl) -4- [4- [3- (1-imidazolyl) propyl] phenoxymethyl] oxazole was obtained. Yield 78%. Recrystallized from ethyl acetate-hexane. Colorless prism crystal. Mp 112-113 ° C.
[0171]
Example 76
In the same manner as in Example 72, 1- [3- (4-hydroxyphenyl) propyl] imidazole was reacted with 2- (2-benzofuranyl) -4-chloromethyloxazole to give 2- (2-benzofuranyl) -4. -[4- [3- (1-Imidazolyl) propyl] phenoxymethyl] oxazole was obtained. Yield 85%. Recrystallized from ethyl acetate-hexane. Colorless prism crystal. Mp 122-123 ° C.
Example 77
In the same manner as in Example 72, 1- [3- (4-hydroxyphenyl) propyl] imidazole and 4-chloromethyl-2- (9-fluorenon-2-yl) oxazole were reacted to give 2- (9- Fluorenon-2-yl) -4- [4- [3- (1-imidazolyl) propyl] phenoxymethyl] oxazole was obtained. Yield 86%. Recrystallized from ethanol. Yellow needles. Mp 153-154 ° C.
[0172]
Example 78
In the same manner as in Example 72, 1- [3- (4-hydroxyphenyl) propyl] imidazole and 4-chloromethyl-2- (9-fluorenylidene) methyloxazole were reacted to give 2- (9-fluorenylidene). Methyl) -4- [4- [3- (1-imidazolyl) propyl] phenoxymethyl] oxazole was obtained. Yield 84%. Recrystallized from ethyl acetate. Yellow prism crystal. Mp 116-117 ° C.
Example 79
In the same manner as in Example 72, 1- [3- (4-hydroxyphenyl) propyl] imidazole and 2-chloromethyl-5-phenylbenzoxazole were reacted to give 2- [4- [3- (1-imidazolyl). ) Propyl] phenoxymethyl] -5-phenylbenzoxazole. Yield 77%. Recrystallized from ethyl acetate-hexane. Pale yellow plate crystals. Mp 123-124 ° C.
[0173]
Example 80
In the same manner as in Example 72, 1- [4- (4-hydroxyphenyl) butyl] imidazole was reacted with 5-chloromethyl-2- (2-thienyl) benzoxazole to give 5- [4- [4- (1-Imidazolyl) butyl] phenoxymethyl] -2- (2-thienyl) benzoxazole was obtained. Yield 81%. Recrystallized from ethyl acetate-hexane. Colorless prism crystal. Melting point 130-131 ° C.
Example 81
In the same manner as in Example 72, 1- [3- (3-hydroxyphenyl) propyl] imidazole and 4-chloromethyl-2- (2-thienyl) oxazole were reacted to give 4- [3- [3- ( An oil of 1-imidazolyl) propyl] phenoxymethyl] -2- (2-thienyl) oxazole was obtained. Yield 78%. NMR (δ ppm in CDCl Three ): 2.0-2.2 (2H, m), 2.60 (2H, t, J = 7.4Hz), 3.92 (2H, t, J = 7Hz), 5.04 (2H, d, J = 0.8Hz), 6.75-6.9 ( 4H, m), 7.05-7.3 (3H, m), 7.4-7.5 (2H, m), 7.65-7.7 (2H, m). This oil (200 mg) was dissolved in methanol (1 ml), 4N hydrochloric acid-ethyl acetate (0.16 ml) was added, and the mixture was stirred for 10 min. The reaction mixture was concentrated, and diethyl ether was added to the residue to crystallize. Recrystallization from ethyl acetate gave 4- [3- [3- (1-imidazolyl) propyl] phenoxymethyl] -2- (2-thienyl) oxazole hydrochloride (120 mg, 55%). Colorless prism crystal. Mp 112-113 ° C.
[0174]
Example 82
In the same manner as in Example 72, 1- [3- (3-hydroxyphenyl) propyl] imidazole was reacted with 4-chloromethyl-2- (5-methyl-2-thienyl) oxazole to give 4- [3- [3- (1-Imidazolyl) propyl] phenoxymethyl] -2- (5-methyl-2-thienyl) oxazole was obtained. Yield 71%. Oily substance. NMR (δ ppm in CDCl Three ): 2.0-2.2 (2H, m), 2.54 (3H, d, J = 0.8Hz), 2.60 (2H, t, J = 7.5Hz), 3.93 (2H, t, J = 7Hz), 5.03 (2H, d, J = 0.7Hz), 6.75-6.95 (5H, m), 7.07 (1H, br s), 7.15-7.25 (1H, m), 7.45-7.65 (2H, m), 7.63 (1H, t, J = 0.7Hz).
Example 83
In the same manner as in Example 72, 1- [3- (3-hydroxyphenyl) propyl] imidazole and 2- (4-benzoylphenyl) -4-chloromethyloxazole were reacted to give 2- (4-benzoylphenyl) -4- [3- [3- (1-Imidazolyl) propyl] phenoxymethyl] oxazole was obtained. Yield 85%. Recrystallized from ethyl acetate-hexane. Colorless prism crystal. Mp 97-98 ° C.
[0175]
Example 84
In the same manner as in Example 72, 1- [3- (3-hydroxyphenyl) propyl] imidazole and 2- (4-benzyloxyphenyl) -4-chloromethyloxazole were reacted to give 2- (4-benzyloxy Phenyl) -4- [3- [3- (1-imidazolyl) propyl] phenoxymethyl] oxazole was obtained. Yield 81%. Recrystallized from ethyl acetate-hexane. Colorless prism crystal. Mp 144-145 ° C.
Example 85
In the same manner as in Example 72, 1- [4- (3-hydroxyphenyl) butyl] imidazole and 4-chloromethyl-2-[(E) -2-phenylethenyl] oxazole were reacted to give 4- [ 3- [4- (1-imidazolyl) butyl] phenoxymethyl] -2-[(E) -2-phenylethenyl] oxazole was obtained. Yield 70%. Recrystallized from ethyl acetate-hexane. Colorless prism crystal. Mp 75-76 ° C.
[0176]
Example 86
In the same manner as in Example 72, 1- [4- (3-hydroxyphenyl) butyl] imidazole and 2- (4-benzyloxyphenyl) -4-chloromethyloxazole were reacted to give 2- (4-benzyloxy Phenyl) -4- [3- [4- (1-imidazolyl) butyl] phenoxymethyl] oxazole was obtained. Yield 78%. Recrystallized from ethyl acetate-hexane. Colorless prism crystal. Mp 87-88 ° C.
Example 87
In the same manner as in Example 72, 1- [4- (4-hydroxyphenyl) butyl] imidazole and 4-chloromethyl-2-phenyloxazole were reacted to give 4- [4- [4- (1-imidazolyl)]. Butyl] phenoxymethyl] -2-phenyloxazole was obtained. Yield 89%. Recrystallized from ethyl acetate-hexane. Colorless prism crystal. Mp 113-114 ° C.
[0177]
Example 88
In the same manner as in Example 72, 1- [3- (3-hydroxyphenyl) propyl] imidazole and 4-chloromethyl-2-phenyloxazole were reacted to give 4- [3- [3- (1-imidazolyl) Propyl] phenoxymethyl] -2-phenyloxazole was obtained. Yield 78%. Recrystallized from ethyl acetate-hexane. Colorless prism crystal. Mp 62-63 ° C.
Example 89
In the same manner as in Example 72, 1- [3- (3-hydroxyphenyl) propyl] imidazole was reacted with 5-chloromethyl-2- (2-thienyl) benzoxazole to give 5- [3- [3- (1-imidazolyl) propyl] phenoxymethyl] -2- (2-thienyl) benzoxazole was obtained. Yield 76%. Recrystallized from ethyl acetate-hexane. Colorless prism crystal. Melting point 86-87 ° C.
[0178]
Example 90
In the same manner as in Example 72, 1- [4- (3-hydroxyphenyl) butyl] imidazole was reacted with 5-chloromethyl-2- (2-thienyl) benzoxazole to give 5- [3- [4- (1-Imidazolyl) butyl] phenoxymethyl] -2- (2-thienyl) benzoxazole was obtained. Yield 70%. Recrystallized from ethyl acetate-hexane. Colorless prism crystal. Mp 97-98 ° C.
Example 91
In the same manner as in Example 72, 1- [3- (4-hydroxyphenyl) propyl] imidazole and 4-chloromethyl-2-phenylthiazole were reacted to give 4- [4- [3- (1-imidazolyl) Propyl] phenoxymethyl] -2-phenylthiazole was obtained. Yield 78%. Recrystallized from ethyl acetate-hexane. Colorless prism crystal. Mp 110-111 ° C.
[0179]
Example 92
In the same manner as in Example 72, 1- [4- (4-hydroxyphenyl) butyl] imidazole and 4-chloromethyl-2-phenylthiazole were reacted to give 4- [4- [4- (1-imidazolyl)]. Butyl] phenoxymethyl] -2-phenylthiazole was obtained. Yield 91%. Recrystallized from ethyl acetate-hexane. Colorless prism crystal. Mp 93-94 ° C.
Example 93
In the same manner as in Example 72, 1- [3- (3-hydroxyphenyl) propyl] imidazole and 4-chloromethyl-2-phenylthiazole were reacted to give 4- [3- [3- (1-imidazolyl) Propyl] phenoxymethyl] -2-phenylthiazole was obtained. Yield 81%. Recrystallized from ethyl acetate-hexane. Colorless prism crystal. Melting point 63-64 ° C.
[0180]
Example 94
In the same manner as in Example 72, 1- [3- (4-hydroxyphenyl) propyl] imidazole was reacted with 4-chloromethyl-2- (2-thienyl) thiazole to give 4- [4- [3- ( 1-imidazolyl) propyl] phenoxymethyl] -2- (2-thienyl) thiazole was obtained. Yield 79%. Recrystallized from ethyl acetate-hexane. Colorless prism crystal. Melting point 76-77 ° C.
Example 95
In the same manner as in Example 72, 1- [3- (4-hydroxyphenyl) propyl] imidazole was reacted with 4-chloromethyl-2- (3-methyl-2-thienyl) oxazole to give 4- [4- [3- (1-Imidazolyl) propyl] phenoxymethyl] -2- (3-methyl-2-thienyl) oxazole was obtained. Yield 78%. Recrystallized from ethyl acetate-hexane. Colorless prism crystal. Melting point 72-73 ° C.
[0181]
Example 96
In the same manner as in Example 72, 1- [4- (4-hydroxyphenyl) butyl] imidazole was reacted with 4-chloromethyl-2- (3-methyl-2-thienyl) oxazole to give 4- [4- [4- (1-Imidazolyl) butyl] phenoxymethyl] -2- (3-methyl-2-thienyl) oxazole was obtained. Yield 87%. Recrystallized from ethyl acetate-hexane. Colorless prism crystal. Mp 88-89 ° C.
Example 97
In the same manner as in Example 72, 1- [3- (4-hydroxyphenyl) propyl] imidazole and 4-chloromethyl-2- (5-ethyl-2-thienyl) oxazole were reacted to give 2- (5- Ethyl-2-thienyl) -4- [4- [3- (1-imidazolyl) propyl] phenoxymethyl] oxazole was obtained. Yield 55%. Recrystallized from ethyl acetate-hexane. Colorless prism crystal. Mp 57-58 ° C.
[0182]
Example 98
In the same manner as in Example 72, 1- [3- (4-hydroxyphenyl) propyl] imidazole was reacted with 4-chloromethyl-2- (4,5,6,7-tetrahydro-2-benzothienyl) oxazole. 4- [4- [3- (1-imidazolyl) propyl] phenoxymethyl] -2- (4,5,6,7-tetrahydro-2-benzothienyl) oxazole was obtained. Yield 70%. Recrystallized from ethyl acetate-hexane. Colorless prism crystal. Mp 83-84 ° C.
Example 99
In the same manner as in Example 72, 1- [3- (4-hydroxyphenyl) propyl] imidazole and 2- (5-bromo-4-methyl-2-thienyl) -4-chloromethyloxazole were reacted to give 2 -(5-Bromo-4-methyl-2-thienyl) -4- [4- [3- (1-imidazolyl) propyl] phenoxymethyl] oxazole was obtained. Yield 77%. Recrystallized from ethyl acetate-hexane. Colorless prism crystal. Mp 92-93 ° C.
[0183]
Example 100
In the same manner as in Example 72, 1- [4- (4-hydroxyphenyl) butyl] imidazole was reacted with 2- (5-bromo-4-methyl-2-thienyl) -4-chloromethyloxazole to give 2 -(5-Bromo-4-methyl-2-thienyl) -4- [4- [4- (1-imidazolyl) butyl] phenoxymethyl] oxazole was obtained. Yield 93%. Recrystallized from ethyl acetate-hexane. Colorless prism crystal. Mp 85-86 ° C.
Example 101
In the same manner as in Example 72, 1- [3- (4-hydroxyphenyl) propyl] imidazole was reacted with 4-chloromethyl-5-methyl-2- (2-thienyl) oxazole to give 4- [4- [3- (1-Imidazolyl) propyl] phenoxymethyl] -5-methyl-2- (2-thienyl) oxazole was obtained. Yield 84%. Recrystallized from acetone-isopropyl ether. Colorless prism crystal. Mp 102-103 ° C.
[0184]
Example 102
In the same manner as in Example 72, 1- [3- (4-hydroxyphenyl) butyl] imidazole was reacted with 4-chloromethyl-5-methyl-2- (2-thienyl) oxazole to give 4- [4- [4- (1-Imidazolyl) butyl] phenoxymethyl] -5-methyl-2- (2-thienyl) oxazole was obtained. Yield 81%. Recrystallized from acetone-isopropyl ether. Colorless prism crystal. Mp 85-86 ° C.
Example 103
In the same manner as in Example 72, 1- [3- (4-hydroxyphenyl) propyl] imidazole was reacted with 4-chloromethyl-2- (2-furyl) -5-methyloxazole to give 2- (2- Furyl) -4- [4- [3- [1- (1-imidazolyl) propyl] phenoxymethyl] -5-methyloxazole was obtained. Yield 79%. Recrystallized from acetone-isopropyl ether. Colorless prism crystal. Mp 89-90 ° C.
[0185]
Example 104
In the same manner as in Example 72, 1- [3- (4-hydroxyphenyl) propyl] imidazole and 4-chloromethyl-2-[(E) -2- (2-thienyl) ethenyl] oxazole were reacted. 4- [4- [3- (1-imidazolyl) propyl] phenoxymethyl] -2-[(E) -2- (2-thienyl) ethenyl] oxazole was obtained. Yield 92%. Recrystallized from ethyl acetate-isopropyl ether. Colorless prism crystal. Melting point 131-132 ° C.
Example 105
In the same manner as in Example 72, 1- [3- (4-hydroxyphenyl) propyl] imidazole and 4-chloromethyl-2-[(E) -2- (2-furyl) ethenyl] oxazole were reacted. 2-[(E) -2- (2-furyl) ethenyl] -4- [4- [3- (1-imidazolyl) propyl] phenoxymethyl] oxazole was obtained. Yield 70%. Recrystallized from ethyl acetate-hexane. Colorless prism crystal. Mp 122-123 ° C.
[0186]
Example 106
In the same manner as in Example 72, 1- [3- (4-hydroxyphenyl) propyl] imidazole and 2- (5-chloro-2-furyl) -4-chloromethyloxazole were reacted to give 2- (5- Chloro-2-furyl) -4- [4- [3- (1-imidazolyl) propyl] phenoxymethyl] oxazole was obtained. Yield 86%. Recrystallized from ethyl acetate-isopropyl ether. Colorless prism crystal. Mp 88-89 ° C.
Example 107
In the same manner as in Example 72, 1- [3- (4-hydroxyphenyl) propyl] imidazole and 2- (5-bromo-2-furyl) -4-chloromethyloxazole were reacted to give 2- (5- Bromo-2-furyl) -4- [4- [3- (1-imidazolyl) propyl] phenoxymethyl] oxazole was obtained. Yield 87%. Recrystallized from ethyl acetate-isopropyl ether. Colorless needles. Mp 115-116 ° C.
[0187]
Example 108
In the same manner as in Example 72, 1- [3- (4-hydroxyphenyl) propyl] imidazole and 4-chloromethyl-2- (5-methyl-2-furyl) oxazole were reacted to give 4- [4- [3- (1-Imidazolyl) propyl] phenoxymethyl] -2- (5-methyl-2-furyl) oxazole was obtained. Yield 94%. Recrystallized from ethyl acetate-isopropyl ether. Colorless prism crystal. Melting point 109-110 ° C.
Example 109
1- [3- (4-hydroxyphenyl) propyl] imidazole (465 mg), 4-chloromethyl-2- (5-methyl-2-thienyl) oxazole (600 mg), potassium carbonate (315 mg) and N, N-dimethyl A mixture of formamide (15 ml) was stirred at 80 ° C. for 14 hours. The reaction mixture was poured into water and extracted with ethyl acetate. The ethyl acetate layer was washed with water and dried (MgSO Four ) And then the solvent was distilled off. The residue was subjected to silica gel column chromatography. From the eluate of ethyl acetate-methanol (20: 1, v / v), 4- [4- [3- (1-imidazolyl) propyl] phenoxymethyl] -2- (5 Crystals of (methyl-2-thienyl) oxazole (490 mg, 56%) were obtained. Recrystallized from ethyl acetate-hexane. Colorless prism crystal. Mp 83-84 ° C.
[0188]
Example 110
In the same manner as in Example 109, 1- [3- (4-hydroxyphenyl) propyl] imidazole and 4-chloromethyl-2- (5-chloro-2-thienyl) oxazole were reacted to give 2- (5- Chloro-2-thienyl) -4- [4- [3- (1-imidazolyl) propyl] phenoxymethyl] oxazole was obtained. Yield 68%. Recrystallized from ethyl acetate-hexane. Colorless prism crystal. Mp 77-78 ° C.
Example 111
In the same manner as in Example 109, 1- [3- (4-hydroxyphenyl) propyl] imidazole was reacted with 4-chloromethyl-2- (3-thienyl) oxazole to give 4- [4- [3- ( 1-imidazolyl) propyl] phenoxymethyl] -2- (3-thienyl) oxazole was obtained. Yield 65%. Recrystallized from ethyl acetate-hexane. Colorless prism crystal. Mp 102-103 ° C.
[0189]
Example 112
In the same manner as in Example 109, 1- [3- (4-hydroxyphenyl) propyl] imidazole was reacted with 4-chloromethyl-2- (2-furyl) oxazole to give 2- (2-furyl) -4. -[4- [3- (1-Imidazolyl) propyl] phenoxymethyl] oxazole was obtained. Yield 31%. Recrystallized from ethyl acetate-hexane. Colorless prism crystal. Mp 92-93 ° C.
Example 113
In the same manner as in Example 109, 1- [3- (4-hydroxyphenyl) propyl] imidazole and 2-chloromethylbenzoxazole were reacted to give 2- [4- [3- (1-imidazolyl) propyl] phenoxy. Methyl] benzoxazole was obtained. Yield 28%. Recrystallized from ethyl acetate-hexane. Light brown prism crystal. Melting point 81-82 ° C.
[0190]
Example 114
In the same manner as in Example 109, 1- [3- (4-hydroxyphenyl) propyl] imidazole was reacted with 5-chloromethyl-2- (2-thienyl) benzoxazole to give 5- [4- [3- (1-imidazolyl) propyl] phenoxymethyl] -2- (2-thienyl) benzoxazole was obtained. Yield 53%. Recrystallized from ethyl acetate-hexane. Colorless prism crystal. Melting point 130-131 ° C.
Example 115
In the same manner as in Example 109, 1- [3- (4-hydroxyphenyl) propyl] imidazole was reacted with 5- (4-chloromethyl-2-oxazolyl) -2-phenylbenzoxazole to give 5- [4 -[4- [3- (1-Imidazolyl) propyl] phenoxymethyl] -2-oxazolyl] -2-phenylbenzoxazole was obtained. Yield 53%. Recrystallized from ethyl acetate-hexane. Pale yellow prism crystal. Mp 166-167 ° C.
[0191]
Example 116
In the same manner as in Example 109, 1- [3- (4-hydroxyphenyl) propyl] imidazole was reacted with 4-chloromethyl-2- (5-phenyl-2-benzothienyl) oxazole to give 4- [4 -[3- (1-Imidazolyl) propyl] phenoxymethyl] -2- (5-phenyl-2-benzothienyl) oxazole was obtained. Yield 67%. Recrystallized from ethyl acetate-hexane. Colorless prism crystal. Mp 168-169 ° C.
Example 117
In the same manner as in Example 109, 1- [3- (4-hydroxyphenyl) propyl] imidazole and 5-chloromethyl-2-phenylbenzoxazole were reacted to give 5- [4- [3- (1-imidazolyl). ) Propyl] phenoxymethyl] -2-phenylbenzoxazole. Yield 67%. Recrystallized from ethyl acetate-hexane. Colorless prism crystal. Mp 137-138 ° C.
[0192]
Example 118
In the same manner as in Example 109, 1- [3- (4-hydroxyphenyl) propyl] imidazole was reacted with 2-benzyloxy-5-chloromethylpyridine to give 2-benzyloxy-5- [4- [3 -(1-Imidazolyl) propyl] phenoxymethyl] pyridine was obtained. Yield 65%. Recrystallized from ethyl acetate-hexane. Colorless prism crystal. Mp 84-85 ° C.
Example 119
In the same manner as in Example 109, 1- [3- (4-hydroxyphenyl) propyl] imidazole and 3-chloromethyl-7-phenylquinoline were reacted to produce 3- [4- [3- (1-imidazolyl) Propyl] phenoxymethyl] -7-phenylquinoline was obtained. Yield 59%. Recrystallized from ethanol. Colorless prism crystal. Mp 135-136 ° C.
Example 120
In the same manner as in Example 109, 1- [3- (4-hydroxyphenyl) propyl] imidazole was reacted with 6-bromo-2-chloromethylimidazo [1,2-a] pyridine to give 6-bromo-2. -[4- [3- (1-Imidazolyl) propyl] phenoxymethyl] imidazo [1,2-a] pyridine was obtained. Yield 57%. Recrystallized from ethyl acetate-hexane. Colorless prism crystal. Mp 103-104 ° C.
[0193]
Example 121
In the same manner as in Example 109, 1- [4- (4-hydroxyphenyl) butyl] imidazole was reacted with 4-chloromethyl-2- (2-thienyl) oxazole to give 4- [4- [4- ( 1-imidazolyl) butyl] phenoxymethyl] -2- (2-thienyl) oxazole was obtained. Yield 61%. Recrystallized from ethyl acetate-hexane. Colorless prism crystal. Mp 106-107 ° C.
Example 122
In the same manner as in Example 109, 1- [4- (4-hydroxyphenyl) butyl] imidazole was reacted with 4-chloromethyl-2- (5-methyl-2-thienyl) oxazole to give 4- [4- [4- (1-Imidazolyl) butyl] phenoxymethyl] -2- (5-methyl-2-thienyl) oxazole was obtained. Yield 65%. Recrystallized from ethyl acetate-hexane. Colorless prism crystal. Mp 82-83 ° C.
[0194]
Example 123
In the same manner as in Example 109, 1- [4- (4-hydroxyphenyl) butyl] imidazole and 2- (4-benzoylphenyl) -4-chloromethyloxazole were reacted to give 2- (4-benzoylphenyl) -4- [4- [4- (1-Imidazolyl) butyl] phenoxymethyl] oxazole was obtained. Yield 64%. Recrystallized from ethyl acetate-hexane. Colorless prism crystal. Mp 91-92 ° C.
Example 124
In the same manner as in Example 109, 1- [4- (4-hydroxyphenyl) butyl] imidazole and 2- (4-benzyloxyphenyl) -4-chloromethyloxazole were reacted to give 2- (4-benzyloxy Phenyl) -4- [4- [4- (1-imidazolyl) butyl] phenoxymethyl] oxazole was obtained. Yield 54%. Recrystallized from ethyl acetate-hexane. Colorless prism crystal. Melting point 118-120 ° C.
[0195]
Example 125
Sodium hydride (oil, 60%, 660 mg) was added to a solution of 2-[(E) -2-phenylethenyl] -4-oxazolylmethanol (3.02 g) in N, N-dimethylformamide (30 ml). In addition, the mixture was stirred at 90 ° C. for 30 minutes. A solution of 2-chloro-5- [3- (1-imidazolyl) propyl] pyridine (1.10 g) in N, N-dimethylformamide (10 ml) was added, and the mixture was further stirred at 90 ° C. for 14 hours. The reaction mixture was poured into water and extracted with ethyl acetate. The ethyl acetate layer was washed with saturated aqueous sodium hydrogen carbonate and then with saturated brine and dried (MgSO 4 Four ) And then the solvent was distilled off. The residue was subjected to silica gel column chromatography. From the eluate of ethyl acetate-hexane-methanol (10: 1: 0.5, v / v), 5- [3- (1-imidazolyl) propyl] -2- [2 Crystals of-[(E) -2-phenylethenyl] -4-oxazolylmethoxy] pyridine (900 mg, 47%) were obtained. Recrystallized from ethyl acetate-hexane. Light brown prism crystal. Melting point 120-121 ° C.
Example 126
In the same manner as in Example 125, 2- (2-thienyl) -4-oxazolylmethanol and 2-chloro-5- [3- (1-imidazolyl) propyl] pyridine were reacted to give 5- [3- (1-Imidazolyl) propyl] -2- [2- (2-thienyl) -4-oxazolylmethoxy] pyridine was obtained. Yield 67%. Recrystallized from ethyl acetate-hexane. Brown prism crystal. Melting point 86-87 ° C.
[0196]
Example 127
In the same manner as in Example 8, 3- [4- [2-[(E) -2-phenylethenyl] -4-oxazolylmethylthio] phenyl] propyl methanesulfonate and imidazole were reacted with 4- [ 4- [3- (1-imidazolyl) propyl] phenylthiomethyl] -2-[(E) -2-phenylethenyl] oxazole was obtained. Yield 70%. Recrystallized from ethyl acetate-hexane. Colorless prism crystal. Melting point 74-75 ° C.
Example 128
In the same manner as in Example 62, 2- (9-fluorenylidenemethyl) -4- [4- [3- (1-imidazolyl) propyl] phenoxymethyl] oxazole was subjected to catalytic reduction to give 2- (9-flurane). Olenylmethyl) -4- [4- [3- (1-imidazolyl) propyl] phenoxymethyl] oxazole was obtained. Yield 72%. Recrystallized from ethyl acetate-hexane. Colorless prism crystal. Mp 145-146 ° C.
[0197]
Example 129
To a solution of 4- [4- [3- (1-imidazolyl) propyl] phenylthiomethyl] -2-[(E) -2-phenylethenyl] oxazole (500 mg) in dichloromethane (10 ml) was added m-chloroperbenzoic acid. Acid (260 mg) was added at 0 ° C. and stirred for 1 hour. The reaction mixture was washed successively with aqueous sodium sulfite solution, saturated aqueous sodium hydrogen carbonate solution and water, and dried (MgSO 4 Four ) And then the solvent was distilled off. The residue was subjected to silica gel column chromatography, and 4- [3- (1-imidazolyl) propyl] phenylsulfinylmethyl-2-[(E)-was extracted from the ethyl acetate-methanol (20: 1, v / v) eluate. Crystals of 2-phenylethenyl] oxazole (380 mg, 73%) were obtained. Recrystallized from ethyl acetate-hexane. Colorless prism crystal. Mp 116-117 ° C.
[0198]
Example 130
Analogously to Example 129, 4- [4- [3- (1-imidazolyl) propyl] phenylthiomethyl] -2-[(E) -2-phenylethenyl] oxazole (500 mg) was treated with m-chloro. Oxidation with perbenzoic acid (540 mg) gave 4- [3- (1-imidazolyl) propyl] phenylsulfonylmethyl-2-[(E) -2-phenylethenyl] oxazole. Yield 72%. Recrystallized from ethyl acetate-hexane. Colorless prism crystal. Melting point 140-141 ° C.
Example 131
2- (4-Hydroxyphenyl) -4- [4- [3- (1-imidazolyl) propyl] phenoxymethyl] oxazole (300 mg), 2-chloromethylpyridine hydrochloride (260 mg), potassium carbonate (330 mg) and N , N-dimethylformamide (10 ml) was stirred at 110 ° C. for 8 hours. The reaction mixture was poured into water and extracted with ethyl acetate. The ethyl acetate layer was washed with water and dried (MgSO Four ) And then the solvent was distilled off. The residue was subjected to silica gel column chromatography. From the eluate of chloroform-methanol (50: 1, v / v), 4- [4- [3- (1-imidazolyl) propyl] phenoxymethyl] -2- [4- Crystals of (2-pyridylmethoxy) phenyl] oxazole (95 mg, 26%) were obtained. Recrystallized from ethyl acetate-hexane. Colorless prism crystal. Melting point 119-120 ° C.
[0199]
Example 132
To a solution of 2- (4-hydroxyphenyl) -4- [4- [3- (1-imidazolyl) propyl] phenoxymethyl] oxazole (250 mg) in N, N-dimethylformamide (10 ml) was added sodium hydride (oily, 60 %, 30 mg) and stirred at room temperature for 1 hour. Chlorodiphenylmethane (270 mg) was added and stirred at 80 ° C. for 6 hours. The reaction mixture was poured into water and extracted with ethyl acetate. The ethyl acetate layer was washed with 1N aqueous sodium hydroxide solution and water and dried (MgSO 4 Four ) And then the solvent was distilled off. The residue was subjected to silica gel column chromatography, and 2- (4-diphenylmethoxyphenyl) -4- [4- [3- (1-imidazolyl) was eluted from the ethyl acetate-methanol (50: 1, v / v) eluate. Crystals of propyl] phenoxymethyl] oxazole (155 mg, 43%) were obtained. Recrystallized from ethyl acetate-hexane. Colorless prism crystal. Mp 106-107 ° C.
[0200]
Example 133
In the same manner as in Example 131, 2- (4-hydroxyphenyl) -4- [4- [3- (1-imidazolyl) propyl] phenoxymethyl] oxazole and 4-chlorobenzyl chloride were reacted to give 2- [ 4- (4-Chlorobenzyloxy) phenyl] -4- [4- [3- (1-imidazolyl) propyl] phenoxymethyl] oxazole was obtained. Yield 43%. Recrystallized from ethyl acetate-hexane. Colorless prism crystal. Mp 151-152 ° C.
Example 134
In the same manner as in Example 131, 2- (4-hydroxyphenyl) -4- [4- [3- (1-imidazolyl) propyl] phenoxymethyl] oxazole was reacted with piperonyl chloride to give 4- [4 -[3- (1-Imidazolyl) propyl] phenoxymethyl] -2- [4- (3,4-methylenedioxyphenylmethoxy) phenyl] oxazole was obtained. Yield 43%. Recrystallized from ethyl acetate-hexane. Colorless prism crystal. Melting point 124-125 ° C.
[0201]
Example 135
2- (5-Chloro-2-thienyl) -4- [4- [3- (1-imidazolyl) propyl] phenoxymethyl] oxazole (600 mg), 2N sodium carbonate (2.4 ml), tetrakis (triphenylphosphine) ) A solution of phenylboric acid (245 mg) in ethanol (3 ml) was added dropwise to a mixture of palladium (105 mg) and toluene (12 ml) at room temperature under an argon stream, and the mixture was stirred at 90 ° C. for 15 hours. Ethyl acetate was added to the reaction mixture, washed with 2N aqueous sodium hydroxide solution and water, dried (MgSO 4). Four ) And then the solvent was distilled off. The residue was subjected to silica gel column chromatography. From the eluate of chloroform-methanol (50: 1, v / v), 4- [4- [3- (1-imidazolyl) propyl] phenoxymethyl] -2- (5- Crystals of phenyl-2-thienyl) oxazole (430 mg, 54%) were obtained. Recrystallized from ethyl acetate-hexane. Pale yellow prism crystal. Mp 128-129 ° C.
[0202]
Example 136
In the same manner as in Example 135, 6-bromo-2- [4- [3- (1-imidazolyl) propyl] phenoxymethyl] imidazo [1,2-a] pyridine was reacted with phenylboric acid to give 2- [ 4- [3- (1-Imidazolyl) propyl] phenoxymethyl] -6-phenylimidazo [1,2-a] pyridine was obtained. Yield 78%. Recrystallized from ethyl acetate-hexane. Colorless prism crystal. Mp 106-107 ° C.
Example 137
In the same manner as in Example 135, 2- (5-bromo-2-furyl) -4- [4- [3- (1-imidazolyl) propyl] phenoxymethyl] oxazole and phenylboric acid were reacted to give 4- [ 4- [3- (1-Imidazolyl) propyl] phenoxymethyl] -2- (5-phenyl-2-furyl) oxazole was obtained. Yield 92%. Recrystallized from ethyl acetate-isopropyl ether. Colorless needles. Melting point 130-131 ° C.
[0203]
Example 138
2- (5-Bromo-4-methyl-2-thienyl) -4- [4- [3- (1-imidazolyl) propyl] phenoxymethyl] oxazole (700 mg), zinc dust (200 mg), acetic acid (5 ml) and A mixture of water (5 ml) was heated to reflux for 4 hours. Insoluble material was filtered off, and the filtrate was concentrated. Add ethyl acetate to the residue, wash with saturated aqueous sodium bicarbonate and water, dry (MgSO 4). Four ), And the solvent was distilled off to give 4- [4- [3- (1-imidazolyl) propyl] phenoxymethyl] -2- (4-methyl-2-thienyl) oxazole crystals (470 mg, 81%). It was. Recrystallized from ethyl acetate-hexane. Colorless prism crystal. Melting point 70-71 ° C.
Example 139
Analogously to Example 138, 2- (5-bromo-4-methyl-2-thienyl) -4- [4- [4- (1-imidazolyl) butyl] phenoxymethyl] oxazole was reduced with zinc dust. 4- [4- [4- (1-imidazolyl) butyl] phenoxymethyl] -2- (4-methyl-2-thienyl) oxazole was obtained. Yield 89%. Recrystallized from ethyl acetate-hexane. Colorless prism crystal. Mp 77-78 ° C.
[0204]
Example 140
In the same manner as in Example 72, 1- [3- (4-hydroxyphenyl) propyl] imidazole and 4-chloromethyl-2- (3-chloro-2-thienyl) oxazole were reacted to give 2- (3- Chloro-2-thienyl) -4- [4- [3- (1-imidazolyl) propyl] phenoxymethyl] oxazole was obtained. Yield 77%. Recrystallized from ethyl acetate-hexane. Colorless prism crystal. Melting point 69-70 ° C.
Example 141
In the same manner as in Example 72, 1- [3- (4-hydroxyphenyl) propyl] imidazole and 4-chloromethyl-2- (4-chloro-2-thienyl) oxazole were reacted to give 2- (4- Chloro-2-thienyl) -4- [4- [3- (1-imidazolyl) propyl] phenoxymethyl] oxazole was obtained. Yield 80%. Recrystallized from ethyl acetate-hexane. Colorless prism crystal. Melting point 69-70 ° C.
[0205]
Example 142
In the same manner as in Example 72, 1- [3- (4-hydroxyphenyl) propyl] imidazole and 4-chloromethyl-2- (5-methoxy-2-thienyl) oxazole were reacted to give 4- [4- [3- (1-Imidazolyl) propyl] phenoxymethyl] -2- (5-methoxy-2-thienyl) oxazole was obtained. Yield 74%. Recrystallized from ethyl acetate-hexane. Colorless prism crystal. Melting point 96-97 ° C.
Example 143
In the same manner as in Example 72, 1- [3- (4-hydroxyphenyl) propyl] imidazole and 4-chloromethyl-2- (3-furyl) oxazole were reacted to give 4- [4- [3- ( 1-imidazolyl) propyl] phenoxymethyl] -2- (3-furyl) oxazole was obtained. Yield 93%. Recrystallized from ethyl acetate-hexane. Colorless prism crystal. Mp 85-87 ° C.
[0206]
Example 144
In the same manner as in Example 72, 1- [4- (4-hydroxyphenyl) butyl] imidazole was reacted with 4-chloromethyl-2- (5-methyl-2-furyl) oxazole to give 4- [4- [4- (1-imidazolyl) butyl] phenoxymethyl] -2- (5-methyl-2-furyl) oxazole was obtained. Yield 99%. Recrystallized from ethyl acetate-hexane. Colorless prism crystal. Mp 91-92 ° C.
Example 145
Sodium hydride (oil, 60%, 120 mg) was added to ethanol (15 ml) at 0 ° C. and stirred at room temperature for 1 hour. 1- [3- (4-Hydroxyphenyl) propyl] imidazole (506 mg) was added and stirred at room temperature for an additional hour. 4-Chloromethyl-2- (2-thienylmethyl) oxazole (580 mg) was added and heated to reflux for 4 hours. The reaction mixture was concentrated, water was added, and the mixture was extracted with ethyl acetate. The ethyl acetate layer was washed with 2N aqueous sodium hydroxide solution and then with saturated brine, and dried (MgSO 4). Four ) And then the solvent was distilled off. The residue was subjected to silica gel column chromatography. From the eluate of ethyl acetate-methanol (95: 5, v / v), 4- [4- [3- (1-imidazolyl) propyl] phenoxymethyl] -2- (2 -Thienylmethyl) oxazole was obtained. Yield 93%. Oily substance. NMR (δ ppm in CDCl Three ): 2.0-2.2 (2H, m), 2.56 (2H, t, J = 7.4Hz), 3.92 (2H, t, J = 7.2Hz), 4.33 (2H, s), 4.96 (2H, s), 6.85 -7.0 (5H, m), 7.0-7.1 (3H, m), 7.15-7.25 (1H, m), 7.45 (1H, s), 7.61 (1H, s).
[0207]
Example 146
To a mixture of 2- (1-pyrrolyl) -4-thiazolylmethanol (0.45 g), triethylamine (0.42 ml) and ethyl acetate (20 ml), methanesulfonyl chloride (0.23 ml) was added dropwise at 0 ° C. Stir for 1 hour. Water was added to the reaction mixture, and the ethyl acetate layer was separated, washed with water, and dried (MgSO4). Four ) And then the solvent was distilled off. The residue was dissolved in tetrahydrofuran (5 ml) and sodium hydride (oily, 60%, 92 mg) was dissolved in 1- [3- (4-hydroxyphenyl) propyl] imidazole (420 mg) N, N-dimethylformamide (10 ml). In addition to the solution, it was added to the solution stirred for 1 hour. After stirring for 2 hours, the reaction mixture was poured into water and extracted with ethyl acetate. The ethyl acetate layer is washed with 2N aqueous sodium hydroxide solution and then with water, dried (MgSO4). Four ) And then the solvent was distilled off. The residue was subjected to silica gel column chromatography, and the crystals obtained from the fraction eluted with ethyl acetate-methanol (95: 5, v / v) were recrystallized from ethyl acetate-hexane to give 4- [4- [3- (1-Imidazolyl) propyl] phenoxymethyl] -2- (1-pyrrolyl) thiazole (530 mg, 70%) was obtained. Colorless prism crystal. Mp 93-94 ° C.
Example 147
In the same manner as in Example 146, 2- (3-pyridyl) -4-thiazolyl methanol was mesylated and then reacted with 1- [3- (4-hydroxyphenyl) propyl] imidazole to give 4- [4 -[3- (1-Imidazolyl) propyl] phenoxymethyl] -2- (3-pyridyl) thiazole was obtained. Yield 35%. Recrystallized from ethyl acetate-hexane. Colorless prism crystal. Mp 67-68 ° C.
[0208]
Example 148
In the same manner as in Example 72, 1- [3- (4-hydroxyphenyl) propyl] imidazole and 4-chloromethyl-2- (5-cyano-2-thienyl) oxazole were reacted to give 2- (5- Cyano-2-thienyl) -4- [4- [3- (1-imidazolyl) propyl] phenoxymethyl] oxazole was obtained. Yield 70%. Recrystallized from ethyl acetate-hexane. Colorless prism crystal. Melting point 73-74 ° C.
Example 149
In the same manner as in Example 72, 1- [3- (4-hydroxy-3-methoxyphenyl) propyl] imidazole was reacted with 4-chloromethyl-2- (2-thienyl) oxazole to give 4- [4- [3- (1-Imidazolyl) propyl] -2-methoxyphenoxymethyl] -2- (2-thienyl) oxazole was obtained. Yield 80%. Recrystallized from ethyl acetate-hexane. Colorless prism crystal. Mp 94-95 ° C.
Example 150
In the same manner as in Example 72, 1- [3- (4-hydroxy-3-methoxyphenyl) propyl] imidazole was reacted with 4-chloromethyl-2- (5-methyl-2-thienyl) oxazole to give 4 -[4- [3- (1-Imidazolyl) propyl] -2-methoxyphenoxymethyl] -2- (5-methyl-2-thienyl) oxazole was obtained. Yield 72%. Recrystallized from ethyl acetate-hexane. Colorless prism crystal. Mp 92-93 ° C.
[0209]
Example 151
In the same manner as in Example 72, 1- [3- (3-chloro-4-hydroxyphenyl) propyl] imidazole was reacted with 4-chloromethyl-2- (2-thienyl) oxazole to give 4- [2- Chloro-4- [3- (1-imidazolyl) propyl] phenoxymethyl] -2- (2-thienyl) oxazole was obtained. Yield 77%. Recrystallized from ethyl acetate-hexane. Colorless prism crystal. Mp 93-94 ° C.
Example 152
In the same manner as in Example 72, 1- [3- (3-chloro-4-hydroxyphenyl) propyl] imidazole was reacted with 4-chloromethyl-2- (5-methyl-2-thienyl) oxazole to give 4 -[2-Chloro-4- [3- (1-imidazolyl) propyl] phenoxymethyl] -2- (5-methyl-2-thienyl) oxazole was obtained. Yield 83%. Recrystallized from ethyl acetate-hexane. Colorless prism crystal. Mp 95-96 ° C.
Example 153
In the same manner as in Example 72, 1- [4- (4-hydroxyphenyl) butyl] imidazole was reacted with 4-chloromethyl-2- (2-thienyl) thiazole to give 4- [4- [4- ( 1-imidazolyl) butyl] phenoxymethyl] -2- (2-thienyl) thiazole was obtained. Yield 82%. Recrystallized from ethyl acetate-hexane. Colorless prism crystal. Mp 108-109 ° C.
[0210]
Example 154
In the same manner as in Example 72, 1- [3- (4-hydroxyphenyl) propyl] imidazole and 3-chloromethyl-7- (2-thienyl) quinoline were reacted to produce 3- [4- [3- ( 1-imidazolyl) propyl] phenoxymethyl] -7- (2-thienyl) quinoline was obtained. Yield 82%. Recrystallized from ethanol. Colorless prism crystal. Mp 157-158 ° C.
Example 155
2- [2- (2-Thienyl) -4-oxazolyl] ethanol (700 mg), 1- [3- (4-hydroxyphenyl) propyl] imidazole (670 mg), triphenylphosphine (1.73 g) and tetrahydrofuran (50 ml) ) Was added dropwise at room temperature with diethyl azodicarboxylate (1.20 g). The mixture was heated under reflux for 3 hours and concentrated. The residue was subjected to silica gel column chromatography, and 4- [2- [4- [3- (1-imidazolyl) propyl] phenoxy] ethyl]-from the eluate of ethyl acetate-methanol (100: 1, v / v) 2- (2-Thienyl) oxazole (690 mg, 55%) was obtained. Recrystallized from ethyl acetate-hexane. Colorless prism crystal. Mp 77-78 ° C.
[0211]
Example 156
In the same manner as in Example 146, 3- [2- (2-thienyl) -4-oxazolyl] propanol was mesylated and then reacted with 1- [3- (4-hydroxyphenyl) propyl] imidazole to give 4- [3- [4- [3- (1-Imidazolyl) propyl] phenoxy] propyl] -2- (2-thienyl) oxazole was obtained. Yield 72%. Recrystallized from ethyl acetate-hexane. Colorless prism crystal. Melting point 99-100 ° C.
Example 157
In the same manner as in Example 146, 4- (2-thienyl) -2-thiazolylmethanol was mesylated and then reacted with 1- [3- (4-hydroxyphenyl) propyl] imidazole to give 2- [4 -[3- (1-Imidazolyl) propyl] phenoxymethyl] -4- (2-thienyl) thiazole was obtained. Yield 84%. Recrystallized from ethyl acetate-hexane. Colorless prism crystal. Mp 123-124 ° C.
Example 158
In the same manner as in Example 146, 5- (2-thienyl) -2-thiazolylmethanol was mesylated and then reacted with 1- [3- (4-hydroxyphenyl) propyl] imidazole to give 2- [4 -[3- (1-Imidazolyl) propyl] phenoxymethyl] -5- (2-thienyl) thiazole was obtained. Yield 66%. Recrystallized from ethyl acetate-hexane. Orange prism crystal. Mp 82-84 ° C.
[0212]
Example 159
2- (2-Thienyl) -5-thiazolyl methanol (395 mg) was dissolved in thionyl chloride (3 ml) at 0 ° C. and stirred for 15 minutes. The reaction mixture was concentrated, ethyl acetate was added to the residue, and the mixture was washed with saturated aqueous sodium hydrogen carbonate and then with water. The ethyl acetate layer was dried (MgSO Four ) And then the solvent was distilled off. The residue was dissolved in tetrahydrofuran (5 ml) and sodium hydride (oily, 60%, 76 mg) was dissolved in 1- [3- (4-hydroxyphenyl) propyl] imidazole (344 mg) N, N-dimethylformamide (10 ml). In addition to the solution, it was added to the solution stirred for 1 hour. After stirring for 2 hours, the reaction mixture was poured into water and extracted with ethyl acetate. The ethyl acetate layer is washed with 2N aqueous sodium hydroxide solution and then with water, dried (MgSO4). Four ), And the solvent was distilled off to give 5- [4- [3- (1-imidazolyl) propyl] phenoxymethyl] -2- (2-thienyl) thiazole (567 mg, 87%). Recrystallized from ethyl acetate-hexane. Pale yellow prism crystal. Mp 112-113 ° C.
Example 160
In the same manner as in Example 159, 2- (2-thienyl) -5-thiazolyl methanol was chlorinated and then reacted with 1- [4- (4-hydroxyphenyl) butyl] imidazole to give 5- [4 -[4- (1-Imidazolyl) butyl] phenoxymethyl] -2- (2-thienyl) thiazole was obtained. Yield 86%. Recrystallized from ethyl acetate-hexane. Pale yellow prism crystal. Mp 128-129 ° C.
[0213]
Example 161
In the same manner as in Example 72, 1- [3- (4-hydroxyphenyl) propyl] imidazole was reacted with 4-chloromethyl-2- (5-methyl-2-thienyl) thiazole to give 4- [4- [3- (1-Imidazolyl) propyl] phenoxymethyl] -2- (5-methyl-2-thienyl) thiazole was obtained. Yield 88%. Recrystallized from ethyl acetate-hexane. Colorless needles. Melting point 78-79 ° C.
Example 162
In the same manner as in Example 72, 1- [4- (4-hydroxyphenyl) butyl] imidazole was reacted with 4-chloromethyl-2- (5-methyl-2-thienyl) thiazole to give 4- [4- [4- (1-Imidazolyl) butyl] phenoxymethyl] -2- (5-methyl-2-thienyl) thiazole was obtained. Yield 74%. Recrystallized from ethyl acetate-hexane. Pale yellow needles. Melting point 81-82 ° C.
Example 163
In the same manner as in Example 72, 1- [3- (4-hydroxyphenyl) propyl] imidazole and 2-chloromethyl-5- (2-thienyl) oxazole were reacted to give 2- [4- [3- ( 1-imidazolyl) propyl] phenoxymethyl] -5- (2-thienyl) oxazole was obtained. Yield 90%. Recrystallized from ethyl acetate-hexane. Colorless prism crystal. Mp 75-76 ° C.
[0214]
Example 164
In the same manner as in Example 72, 1- [4- (4-hydroxyphenyl) butyl] imidazole and 2-chloromethyl-5- (2-thienyl) oxazole were reacted to give 2- [4- [4- ( 1-imidazolyl) butyl] phenoxymethyl] -5- (2-thienyl) oxazole was obtained. Yield 98%. Recrystallized from ethyl acetate-hexane. Pale yellow prism crystal. Melting point 136-138 ° C.
Example 165
4- [4- [3- (1-imidazolyl) propyl] phenoxymethyl] -2-[(E) -2- (2-thienyl) ethenyl] oxazole (200 mg) in methanol (10 ml) -tetrahydrofuran (4 ml) To the mixture was added palladium-carbon (10%, wet, 70 mg), and catalytic reduction was performed at 4 atm. The catalyst was filtered off and the filtrate was concentrated. This reduction operation was repeated three times, and the obtained crystals were recrystallized from ethyl acetate-methanol to give 4- [4- [3- (1-imidazolyl) propyl] phenoxymethyl] -2- [2- (2- Thienyl) ethyl] oxazole (155 mg, 79%) was obtained. Colorless prism crystal. Melting point 68-70 ° C.
[0215]
Example 166
In the same manner as in Example 72, 1- [3- (4-hydroxyphenyl) propyl] imidazole was reacted with 5-chloromethyl-3-phenyl-1,2,4-oxadiazole to give 5- [4 -[3- (1-Imidazolyl) propyl] phenoxymethyl] -3-phenyl-1,2,4-oxadiazole was obtained. Yield 51%. Recrystallized from ethyl acetate-hexane. Colorless needles. Melting point 124-125 ° C.
Example 167
In the same manner as in Example 72, 1- [3- (4-hydroxyphenyl) propyl] imidazole and 5-chloromethyl-3- (2-thienyl) -1,2,4-oxadiazole were reacted. 5- [4- [3- (1-imidazolyl) propyl] phenoxymethyl] -3- (2-thienyl) -1,2,4-oxadiazole was obtained. Yield 41%. Recrystallized from ethyl acetate-hexane. Pale yellow prism crystal. Mp 118-119 ° C.
Example 168
In the same manner as in Example 72, 1- [4- (4-hydroxyphenyl) butyl] imidazole and 5-chloromethyl-3- (2-thienyl) -1,2,4-oxadiazole were reacted. 5- [4- [4- (1-imidazolyl) butyl] phenoxymethyl] -3- (2-thienyl) -1,2,4-oxadiazole was obtained. Yield 29%. Recrystallized from ethyl acetate-methanol. Colorless prism crystal. Mp 94-95 ° C.
[0216]
【The invention's effect】
ADVANTAGE OF THE INVENTION According to this invention, the compound which has the outstanding tyrosine kinase inhibitory effect can be provided, there are few side effects, and the anticancer agent based on a new action mechanism can be provided.
Claims (10)
Xは酸素原子を示し、
mは3または4を示し、
nは1を示し、
環式基
X represents an oxygen atom,
m represents 3 or 4 ,
n represents 1 ,
Cyclic group
4−[4−[4−(1−イミダゾリル)ブチル]フェノキシメチル]−2−[(E)−2−フェニルエテニル]オキサゾールまたはその塩、
4−[4−[3−(1−イミダゾリル)プロピル]フェノキシメチル]−2−[(E)−2−フェニルエテニル]オキサゾールまたはその塩、
4−[3−[3−(1−イミダゾリル)プロピル]フェノキシメチル]−2−[(E)−2−フェニルエテニル]オキサゾールまたはその塩、
2−(4−ベンジルオキシフェニル)−4−[4−[4−[3−(1−イミダゾリル)プロピル]フェノキシメチル]オキサゾールまたはその塩、
4−[4−[3−(1−イミダゾリル)プロピル]フェノキシメチル]−2−(2−チエニル)オキサゾールまたはその塩、
4−[4−[3−(1−イミダゾリル)プロピル]フェノキシメチル]−2−(5−メチル−2−チエニル)オキサゾールまたはその塩、
2−(5−クロロ−2−チエニル)−4−[4−[3−(1−イミダゾリル)−プロピル]フェノキシメチル]オキサゾールまたはその塩、
4−[4−[3−(1−イミダゾリル)プロピル]フェノキシメチル]−2−(2−チエニル)チアゾールまたはその塩、または
5−[4−[3−(1−イミダゾリル)プロピル]フェノキシメチル]−2−(2−チエニル)ベンゾオキサゾールまたはその塩である請求項1記載の化合物。1- [4- [4- [2-[(E) -2-phenylethenyl] -4-oxazolylmethoxy] phenyl] butyl] -1,2,4-triazole or a salt thereof,
4- [4- [4- (1-imidazolyl) butyl] phenoxymethyl] -2-[(E) -2-phenylethenyl] oxazole or a salt thereof,
4- [4- [3- (1-imidazolyl) propyl] phenoxymethyl] -2-[(E) -2-phenylethenyl] oxazole or a salt thereof,
4- [3- [3- (1-imidazolyl) propyl] phenoxymethyl] -2-[(E) -2-phenylethenyl] oxazole or a salt thereof,
2- (4-benzyloxyphenyl) -4- [4- [4- [3- (1-imidazolyl) propyl] phenoxymethyl] oxazole or a salt thereof,
4- [4- [3- (1-imidazolyl) propyl] phenoxymethyl] -2- (2-thienyl) oxazole or a salt thereof,
4- [4- [3- (1-imidazolyl) propyl] phenoxymethyl] -2- (5-methyl-2-thienyl) oxazole or a salt thereof,
2- (5-chloro-2-thienyl) -4- [4- [3- (1-imidazolyl) -propyl] phenoxymethyl] oxazole or a salt thereof,
4- [4- [3- (1-imidazolyl) propyl] phenoxymethyl] -2- (2-thienyl) thiazole or a salt thereof, or 5- [4- [3- (1-imidazolyl) propyl] phenoxymethyl] The compound according to claim 1, which is 2- (2-thienyl) benzoxazole or a salt thereof.
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