JP4054568B2 - Image forming apparatus - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複写機,プリンタ,ファクシミリ等の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、画像形成装置として、電子写真方式,熱転写方式,インクジェット方式等さまざまな方式が採用されている。これらのうち、電子写真方式を用いた画像形成装置は高速・高画質・静粛性の点で他のものよりも優れている。
【0003】
近年、電子写真方式を用いたカラー画像形成装置が普及してきているが、このカラー画像形成装置もさまざまな方式に分かれている。例えば、多重転写方式,中間転写体方式のほかに、感光体表面にカラー像を重ねた後一括転写して像形成を行う多重現像方式、あるいは複数の異なる色の画像形成手段(プロセスステーション)を有し、搬送体により搬送された転写材(例えば、紙や透明フィルム)にトナーを転写するインライン方式等がある。上述のようなカラーの画像形成装置においては、中間転写体や搬送体としてベルトが用いられることが多い。
【0004】
図10に、搬送体として搬送ベルトを使用した電子写真方式の画像形成装置の概略構成の一例を示す。同図に示す画像形成装置は、像担持体としての回転可能なドラム状の電子写真感光体、すなわち感光ドラム1a,1b,1c,1dを有している。感光ドラム1a,1b,1c,1dの表面は、帯電装置(一次帯電装置)2a,2b,2c,2dによって一様に帯電された後、例えばLED、レーザスキャナなどの露光装置3a,3b,3c,3dによって画像情報に従った露光がなされ、これにより静電潜像が形成される。その後、静電潜像は、現像装置4a,4b,4c,4dによってトナーが静電的に付着されて、トナー像として現像される。これら感光ドラム上のトナー像は、搬送ベルト(転写材搬送部材)11によって感光ドラム1a,1b,1c,1dと対向する転写位置まで搬送されてきた転写材上に、転写ローラ(転写部材)12a,12b,12c,12dによって静電的に転写される。
【0005】
こうして転写材上に転写された未定着のトナー像は、定着装置19によって加熱及び加圧されることにより、転写材上に定着される。これにより、永久画像が形成される。
【0006】
一方、トナー像転写後に感光ドラム表面に残ったトナー(残留トナー)は、クリーニング装置(クリーニングブレード)6a,6b,6c,6dによって除去されて、廃トナー容器内に回収される。こうして表面がクリーニングされた感光ドラム1a,1b,1c,1dは繰り返し画像形成に供される。
【0007】
上述の電子写真方式の画像形成装置の場合、搬送ベルト11上にトナーが付着すると、画像不良の原因となる。このため、搬送ベルト11上に付着したトナーを除去するためのトナー除去手段を設ける必要がある。トナー除去手段として、搬送ベルト11に直接、搬送ベルトクリーニング部材14cを取付ける方法がある。搬送ベルトクリーニング部材14cとしては、一般にブレードやブラシ等の部材が使用される。搬送ベルト11上にこのような搬送ベルトクリーニング部材14cとして、ブレード等がある場合は、搬送ベルト11は、その回転中には常時、クリーニングされて、除去されたトナーは、搬送ベルト用の廃トナー容器に回収される。したがって、クリーニング不良に起因する画像不良は起こりにくい。
【0008】
また、搬送ベルト11をクリーニングする別の方法として、転写ローラ12a,12b,12c,12dに正極性のバイアスや負極性のバイアスを印加して、搬送ベルト11上のトナーを感光ドラム上に静電的に逆転写させ、感光ドラム1a,1b,1c,1dに当接されている感光ドラム用のクリーニング装置6a,6b,6c,6dによって除去し、廃トナー容器に回収するという静電的クリーニング方式がある。この方式によれば、搬送ベルトクリーニング部材として上述のようなブレードやブラシ等の部材が不必要であり、搬送ベルト専用の廃トナー容器も不要となるため、構成を簡略化することができ、またコストダウンにつながる。
【0009】
なお、図10において説明していない符号については、後述の実施の形態中で説明する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
上述の搬送ベルト11にトナーが付着する要因の1つに、現像装置4a,4b,4c,4dの端部からの端部トナー漏れがある。現像装置4a,4b,4c,4dは、現像剤を収納する現像容器を有しており、この現像容器には、感光ドラム1a,1b,1c,1d表面に対向する位置に感光ドラムの軸方向に長い長方形状の開口部(窓部)が形成されている。そして、この開口部に、現像ローラが配設されていて、現像ローラによって感光ドラム1a,1b,1c,1d上の静電潜像にトナーを付着させ、トナー像として現像している。上述の端部トナー漏れとは、開口部の長手方向両端部近傍からトナーが漏れ出す現象である。この端部トナー漏れを起こすトナー(以下適宜「端部漏れトナー」という。)は、微量ではあるが、感光ドラム1a,1b,1c,1dを介して搬送ベルト11上に蓄積されていくと、搬送ベルト11上の幅方向の両端部近傍に、図11に示すように、搬送ベルト11の回転方向(矢印R11方向)に沿って帯状の端部トナー汚れGとなる。そして、この端部トナー汚れGがさらに太くなると、転写材の幅方向の両端部が汚れる、いわゆるこば汚れが発生することになる。
【0011】
図11は、搬送ベルト11、吸着ローラ(漏れトナー帯電部材)22等を図10中の左方から見た図である。同図中の駆動ローラ13は、搬送ベルト11を矢印R11方向に回転させるためのものであり、また、吸着ローラ22は、図10に示すように、給紙カセット17内から搬送されてきたて転写材Pを搬送ベルト11上(表面)に吸着させるものである。図11に示すように、転写材Pの通紙幅(幅方向に長さ)をA、吸着ローラ有効面長(漏れトナー帯電部材有効面長:吸着ローラ22と搬送ベルト11との接触部の長さ)をB、現像開口長(現像容器の開口部の長手方向長さ。すなわち現像装置の開口部の長手方向の両端部間の距離)をCとすると、従来、B<A<Cとなるように各寸法が設定されている。また、図12に示すように吸着ローラ22が両端部にテーパ部22aを有する場合もあるが、この場合にも、同様にB<A<Cとなるように設定されている。つまり、現像開口長Cが一番長くなるように設定されている。上述の端部トナー汚れGは、搬送ベルト11の幅方向の両端部近傍に、すなわち搬送ベルト11における現像開口長Cの両端部近傍に対応する部分に、搬送ベルト11の回転方向に沿って帯状に発生する。そして、上述のように、この端部トナー汚れGが成長して太くなると、転写材Pの通紙幅方向の両端部に上述のこば汚れが発生してしまう。
【0012】
このようなこば汚れは、搬送ベルト11上にクリーニングブレード等の搬送ベルトクリーニング部材が設けてある場合には、搬送ベルト11が回転している間は、常時、クリーニング可能であるので発生することはない。
【0013】
しかし、搬送ベルト11上のトナーを感光ドラム1a,1b,1c,1dに逆転写させて、感光ドラム用のクリーニング装置6a,6b,6c,6dの廃トナー容器内に回収する方法では、クリーニングシーケンスを画像形成シーケンスとは別途に設けることが必要となるため、搬送ベルト11のクリーニングは、常時は行われない。搬送ベルト11のクリーニングは、例えば、電源オン時や、ジャム発生時や、一定枚数の画像形成後(印字後)などのタイミングで行われる。このため、クリーニングが行われるまでに端部トナー漏れを起こしたトナーが、搬送ベルト11上に溜まって端部トナー汚れが発生した場合には、上述したこば汚れ等の画像不良の原因となる。また、端部トナー漏れを起こすトナーは、極性が不安定であり、時間が経過することで無極性に近い状態になるのため、搬送ベルト11上のトナーを感光ドラム1a,1b,1c,1dに逆転写させる静電的なクリーニング方法では、回収しにくい。
【0014】
本発明は、上述事情に鑑みてなされたものであり、搬送ベルト上の不要なトナーを良好に除去して、不要なトナーに起因する画像汚れの発生を防止するようにした画像形成装置を提供することを目的とするものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る発明は、表面が移動可能な感光体と、前記感光体にトナー像を形成する現像装置と、前記感光体上のトナーを清掃するクリーニング装置と、前記感光体上のトナー像が転写される転写材を担持搬送する転写材搬送部材と、前記転写材搬送部材に接触し、転写材の移動方向の前記感光体の上流側で転写材を帯電させて前記転写材搬送部材に吸着させる吸着部材と、を有し、前記転写材搬送部材に付着したトナーを静電的に前記感光体に逆転写させて前記クリーニング装置によって除去する画像形成装置において、前記クリーニング装置が前記感光体表面をクリーニングする領域をクリーニング部材有効面長としたときに、前記クリーニング部材有効面長が、前記現像装置の開口部の長手方向の両端部間の距離よりも長く設定されており、前記現像装置の開口部の長手方向両端部近傍から漏れ出る漏れトナーが前記転写材搬送部材に付着する前記転写材搬送部材上の領域に接触するとともに、前記吸着部材の長手方向の有効面長の外側の前記漏れトナーを前記感光体に逆転写される極性に帯電するトナー帯電部材を有することを特徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、図面に沿って、本発明の実施の形態について説明する。なお、各図面において同一の符号を付したものは、同一の構成又は作用をなすものであり、これらについての重複説明は適宜省略した。
【0021】
<実施の形態1>
[画像形成装置の全体]
図1に、本発明に係る画像形成装置の一例を示す。同図に示す画像形成装置は、4個の画像形成ステーション(画像形成部)を有する、電子写真方式の4色フルカラーのレーザプリンタであり、同図はその概略構成を示す縦断面図である。また、図2にはプロセスカートリッジの縦断面図を示す。なお、本発明に係る画像形成装置としては、電子写真方式のレーザプリンタのほか、電子写真方式の複写機,ファクシミリであってもよく、さらには静電記録方式のプリンタ,複写機,ファクシミリ等であってもよい。
【0022】
図1に示すレーザプリンタ(以下「画像形成装置」という。)は、画像形成装置本体100の内側に転写材Pの搬送方向に沿って下側から順に、4個の画像形成ステーション(画像形成部)Sa,Sb,Sc,Sdを備えている。この順に、シアン,イエロー,マゼンタ,ブラックのトナー像を形成するものである。これら画像形成ステーションSa,Sb,Sc,Sdには、それぞれプロセスカートリッジ7a,7b,7c,7dが配設されており、各プロセスカートリッジ7a,7b,7c,7dには、像担持体としてのドラム状の電子写真感光体(以下「感光ドラム」という。)1a,1b,1c,1dが配設されている。なお、以下、特に色を区別する必要がない場合には、a,b,c,dを省略して、「画像形成ステーションS」,「プロセスカートリッジP」,「感光ドラム1」のように総称して記す。この点は、他の部材についても同様である。
【0023】
図2は、シアンのプロセスカートリッジ7aの拡大縦断面図を示している。なお、他の3色のプロセスカートリッジ7b,7c,7dの構成及び作用については、シアンのプロセスカートリッジ7aと同様なので説明は適宜省略するものとする。
【0024】
感光ドラム1a,1b,1c,1dは、駆動手段(不図示)によって図1中の反時計回りに回転駆動される。感光ドラム1a,1b,1c,1dの周囲には、その回転方向に沿ってほぼ順に、帯電装置(一次帯電装置)2a,2b,2c,2d、露光装置3a,3b,3c,3d、現像装置4a,4b,4c,4d、転写ローラ(転写部材、転写装置)12a,12b,12c,12d、クリーニング装置6a,6b,6c,6d等が配設されている。
【0025】
帯電装置2a,2b,2c,2dは、感光ドラム1a,1b,1c,1d表面を均一に帯電するものである。露光装置(スキャナユニット)3a,3b,3c,3dは、帯電後の感光ドラム1a,1b,1c,1d表面を画像情報に基づいてレーザビームで照射して静電潜像を形成するものである。現像装置4a,4b,4c,4dは、露光装置3a,3b,3c,3dによって形成された静電潜像にトナーを付着させてトナー像として現像する。転写ローラ12a,12b,12c,12dは、感光ドラム1a,1b,1c,1d上に形成されたトナー像を転写材Pに転写させる。そして、クリーニング装置6a,6b,6c,6dは、転写後に感光ドラム1a,1b,1c,1d表面に残ったトナー(残留トナー)を除去するものである。
【0026】
ここで、図1,図2に示すように、感光ドラム1a,1b,1c,1dと帯電装置2a,2b,2c,2dと現像装置4a,4b,4c,4dと、クリーニング装置6a,6b,6c,6dとは、一体的にカートリッジ化されてプロセスカートリッジ7a,7b,7c,7dを構成している。これらプロセスカートリッジ7a,7b,7c,7dは、例えば図2のシアンのプロセスカートリッジ7aに示すように、さらに、感光ドラムユニット50aと、現像ユニット45aとに分かれる。前者の感光ドラムユニット50aは、感光ドラム1aと帯電装置2aとクリーニング装置6aとを有するユニットであり、一方、現像ユニット45aは、現像装置4a(図1参照)を有するユニットである。
【0027】
以下、感光ドラム1から順に詳述する。
【0028】
感光ドラム1は、例えば直径30mmのアルミシリンダの外周面に有機光半導体層(OPC感光層)を塗布して構成したものである。感光ドラム1は、その両端部を支持部材(不図示)によって回転自在に支持されており、一方の端部に駆動モータ(不図示)からの駆動力が伝達されることにより、図1中の反時計回りに回転駆動される。
【0029】
帯電装置2は、ローラ状に形成された帯電ローラ(導電性ローラ)と、帯電バイアス印加電源(不図示)とを有している。帯電装置2は、帯電ローラを感光ドラム1表面に当接させるとともに、この帯電ローラに上述の帯電バイアス印加電源によって帯電バイアスを印加することにより、感光ドラム1表面を所定の極性・電位に一様(均一)に帯電させるものである。本実施の形態では、感光ドラム1a,1b,1c,1d表面は、帯電装置2a,2b,2c,2dによって負極性に一様に帯電される。
【0030】
露光装置3a,3b,3c,3dは、図1中のそれぞれの感光ドラム1a,1b,1c,1dの左方に配置され、レーザダイオード(不図示)によって画像信号に対応する画像光が、スキャナモータ(不図示)によって高速回転されるポリゴンミラー9a、9b、9c、9dに照射される。ポリゴンミラー9a,9b,9c,9dによって反射された画像光は、結像レンズ10a、10b、10c、10dを介して帯電済みの感光ドラム1a,1b,1c,1d表面を選択的に露光して静電潜像を形成するように構成されている。本実施の形態では、画像光が照射された部分の電荷が除去されて静電潜像が形成される。
【0031】
現像装置4a,4b,4c,4dは、それぞれシアン,イエロー,マゼンタ,ブラックの各色のトナーを収納したトナー容器を有している。図2のシアンのトナー容器41aに示すように、現像装置4aは、トナー容器41a内のトナーを送り機構42aによってトナー供給ローラ43aへ送り込み、同図中の時計回り(矢印Z方向)に回転するトナー供給ローラ43aと、現像ローラ40aの外周面に圧接された現像ブレード44aとによって、矢印Y方向に回転する現像ローラ40aの外周面に塗布し、かつ塗布したトナーに電荷を付与する。そして静電潜像が形成された感光ドラム1aと対向して接触している現像ローラ40aに現像バイアス印加電源(不図示)によって現像バイアスを印加することにより、感光ドラム1a上の静電潜像に負極性のトナーを付着させてトナー像として現像するものである。他の色の現像装置4b,4c,4dも、上述のシアンの現像装置4aと同様の構成、作用である。
【0032】
図1中のプロセスカートリッジ7a,7b,7c,7dの右方には、転写装置5が配設されている。転写装置5は、感光ドラム1a,1b,1c,1dに対向して接するように循環移動(回転)する搬送ベルト(転写材搬送部材としての静電転写ベルト)11を有している。搬送ベルト11は、108〜1013Ω・cmの体積固有抵抗値を有する厚さ50〜300μmのフィルム状部材で構成されている。本実施の形態では、搬送ベルト11は、PVdF(ポリフッ化ビニリデン)によって形成されている。搬送ベルト11は、相互に平行に配設された4本のローラ13,14,15,16に掛け渡されていて、全体として垂直方向に配設されている。搬送ベルト11は、図1中のローラ13とローラ14との間に位置する部分において、外周面に転写材Pを静電吸着した状態で回転する。これにより、転写材Pは、上述の感光ドラム1a,1b,1c,1dにそれぞれに転写位置において、順次に搬送され、感光ドラム1a,1b,1c,1d上のトナー像が次に説明する転写ローラ12a,12b,12c,12dによって順次に転写される。
【0033】
搬送ベルト11の内側には、感光ドラム1a,1b,1c,1dのそれぞれに対応する位置に4個の転写ローラ12a,12b,12c,12dが配設されている。これら転写ローラ12a,12b,12c,12dは、搬送ベルト11の裏面側に当接されており、感光ドラム1a,1b,1c,1dとの間に搬送ベルト11を挟持するようになっている。これにより、感光ドラム1a,1b,1c,1dと、搬送ベルト11との間に、第1,第2,第3,第4の転写部(転写ニップ部)が形成される。本実施の形態においては、転写バイアス印加電源(不図示)によって転写ローラ12a,12b,12c,12dに正極性の転写バイアスが印加され、これにより感光ドラム1a,1b,1c,1d上の負極性の各色のトナー像が第1〜第4の転写部において転写材P上に順次に転写されるようになっている。
【0034】
トナー像転写時に転写材Pに転写されないで感光ドラム1a,1b,1c,1d上に残った残留トナーは、クリーニング装置6a,6b,6c,6dによって除去される。図2に示すように、シアンのクリーニング装置6aは、感光ドラム1a表面に当接されて感光ドラム1a表面の残留トナーを除去するクリーニングブレード60aを有している。クリーニングブレード60aによって感光ドラム1a表面から除去された残留トナーは、トナー送り機構52aによってクリーニング枠体51aの後方に設けられた廃トナー室53aに順次送られるようになっている。
【0035】
画像形成装置本体100の下部には、着脱自在な給紙カセット17が配設されている。給紙カセット17には、複数枚の転写材P(例えば、普通紙、封筒、透明フィルム)が積層状態で収納されている。給紙カセット17内の転写材Pは、画像形成時には給紙ローラ18(半月ローラ)の駆動回転により1枚ずつ分離給送され、その先端部をレジストローラ対19に突き当てることで一旦停止されて、ループを形成する。その後、搬送ベルト11の回転と、感光ドラム1a,1b,1c,1d上の画像書出し位置の同期をとって、レジストローラ対19によって搬送ベルト11へと供給されていく。搬送ベルト11に向けて供給された転写材Pは、最上流側の感光ドラム1aよりもさらに上流側に配設された吸着部材としての吸着ローラ(漏れトナー帯電部材)22によって搬送ベルト11表面に吸着される。
【0036】
最下流側の画像形成ステーションSdのさらに下流側(上方)には、定着装置20が配設されている。定着装置20は、転写材Pに転写された複数色のトナー像を定着させるものであり、回転する定着ローラ(加熱ローラ)23と、これに圧接されて転写材Pに熱及び圧力を与える加圧ローラ24とを有している。すなわち、感光ドラム1a,1b,1c,1d上の各色のトナー像が順次に重なるようにして転写された転写材Pは、定着装置20を通過する際に定着ローラ23、加圧ローラ24によって挟持搬送されながら、加熱、加圧されて表面に複数色のトナー像が定着される。
【0037】
上述の画像形成装置における画像形成動作は次のとおりである。プロセスカートリッジ7a,7b,7c,7d内の感光ドラム1a,1b,1c,1dが画像形成タイミングに合わせて反時計回りに回転駆動され、帯電装置2a,2b,2c,2dによって一様に帯電される。帯電後の感光ドラム1a,1b,1c,1dは、露光装置3a,3b,3c,3dによって画像信号(画像情報)に応じた露光がなされ、静電潜像が形成される。このとき露光されない部分が暗部(高電位部)となりその電位(暗部電位)をVDとする。一方、露光された部分が明部(低電位部)となりその電位(明部電位)をVLとする。現像装置4a,4b,4c,4dは、上述の静電潜像の明部にトナーを付着させて、感光ドラム1a,1b,1c,1d上に、それぞれシアン,イエロー,マゼンタ,ブラックのトナー像を形成する。
【0038】
一方、給紙カセット17から給紙ローラ18,レジストローラ対19等によって搬送ベルト11に供給された転写材Pは、吸着ローラ22と搬送ベルト11とによって挟み込むようにして搬送ベルト11の表面(外周面)に圧接され、かつ搬送ベルト11と吸着ローラ22との間に電圧が印加されることにより、搬送ベルト11の表面に静電吸着される。この際、吸着ローラ22側から正極性の電圧が印加され、ローラ(吸着対向ローラ)14は接地する。なお、ローラ14は吸着ローラ22より長手方向に長く形成されている。これにより、転写材Pは搬送ベルト11に安定して吸着され、最下流の第4の転写部まで搬送される。
【0039】
このように搬送ベルト11表面に吸着された転写材Pは、搬送ベルト11の矢印R11方向の回転によって各色の第1〜第4の転写部に順次に搬送され、各感光ドラム1a,1b,1c,1dと転写ローラ12a,12b,12c,12dとの間に形成される電界(転写電界)によって、各感光ドラム1a,1b,1c,1dのトナー像が順次に転写される。
【0040】
4色のトナー像が転写された転写材Pは、ローラ(ベルト駆動ローラ)13の曲率により搬送ベルト11から曲率分離され、定着装置20に搬入される。転写材Pは、定着装置20において転写ローラ23,加圧ローラ24によって加熱・加圧されて、表面に4色のトナー像が定着される。トナー像定着後の転写材Pは、排紙ローラ対25によって、画像形成装置本体100上面に形成されている排紙トレイ26上に、画像面を下方に向けて排出される。一方、トナー像定着後の感光ドラム1a,1b,1c,1dは、表面に残った残留トナーがクリーニング装置6a,6b,6c,6dによって除去され、次の画像形成に供される。以上により4色フルカラーの画像形成が終了する。
【0041】
[搬送ベルトのクリーニング]
搬送ベルト11は、画像形成時における転写材Pの給送ジャム等の後や、濃度検出用のトナー像を意図的に搬送ベルト上に転写した後には、画像不良を防止するために搬送ベルト11上の不要なトナーを除去することが必要となる。
【0042】
搬送ベルト11上にトナーが付着した場合のトナーの除去方式について説明する。本実施の形態では、搬送ベルト11専用の搬送ベルトクリーニング部材(例えばクリーニングブレード)は設けていない。搬送ベルト11上に付着したトナーは感光ドラム1a,1b,1c,1d上に逆転写させ、感光ドラムユニット内のクリーニング装置6a,6b,6c,6dを使って回収するようにしている。
【0043】
まず、画像形成ステーションSaの第1の転写部において、通常の転写時(感光ドラム1a上のトナー像を転写材P上に転写するとき)の電界とは逆極性の電界が発生するように、転写バイアス及び感光ドラム1aの表面電位を調節する。このように調整した電界を、以下「転写逆電界」と呼ぶ。例えば、感光ドラム1a表面を暗部電位VDとし、転写バイアスとして、絶対値がVDより大きな負極性のバイアスを転写ローラ12aに印加する。なお、以下、負極性の転写バイアスを転写逆バイアスと呼ぶ。第1の転写部に転写逆電界が形成されていることにより、正規帯電(マイナスの極性)しているトナーは感光ドラム1aに逆転写され、感光ドラム用のクリーニング装置6aにより、廃トナー室53aに回収される。本実施の形態における構成では、感光ドラム1a表面の暗部電位VDを−700Vとしたときに、転写逆バイアスとして、−1.5kV程度印加するようにした。
【0044】
次に、画像形成ステーションSbの第2の転写部において、トナー像転写時の電界と同極性の電界が発生するように、転写バイアス及び感光ドラム1bの表面電位を調節する。このように調整した電界を、以下「転写正電界」と呼ぶ。これを実現するのには、感光ドラム1b表面を暗部電位VD電位とし、転写バイアスとして、絶対値が正極性のバイアスを印加する。第2の転写部では、転写正電界を形成することにより、極性が反転している(正電荷)トナーを感光ドラム1bへ逆転写させるとともに、感光ドラム1bと搬送ベルト11の間で放電を引き起こすことにより、トナーを負極性に再帯電するということを行っている。例えば、本実施の形態では、感光ドラム1表面を暗部電位VDを−700Vとし、第2の転写バイアスとして、+1.0kV程度印加した。
【0045】
次に、第3の転写部において、第1の転写部と同様の転写逆電界を形成した。その目的及び効果は第1の転写部によるものと同じである。
【0046】
次に、第4の転写部において、第2の転写部と同様の転写正電界を形成した。第4の転写部では、正極性に帯電したトナーを完全に感光ドラム1に逆転写させることにより、搬送ベルト11上のトナー除去を終了させる。
【0047】
さらに、搬送ベルト11のクリーニング時、つまり搬送ベルト11上のトナーを感光ドラム1a,1b,1c,1d上に逆転写させる際には、感光ドラム1a,1b,1c,1dの回転速度に対して、搬送ベルト11の移動速度(回転速度)に正負いずれかの大幅な周速差を設けることにより、搬送ベルト11上のトナーを感光ドラム1a,1b,1c,1dに回収させることも併用する。本実施の形態では、搬送ベルト11の移動速度を感光ドラム1a,1b,1c,1dの回転速度に対し、50%程度早回しする。
【0048】
搬送ベルト1のクリーニングは、例えば、搬送ベルト11上に濃度制御やレジ(レジストレーション)制御等の目的で意図的に検知用のトナー像を形成した後や、画像形成時における転写材Pの給送ジャム等により、不可避的に搬送ベルト11上にトナーが転写された後の、画像形成装置本体100のリカバー動作中に実行する。
【0049】
[端部トナー漏れ対策]
前述したように、搬送ベルト11上にトナーが付着する要因の1つに、現像装置の端部からトナーが漏れる、端部トナー漏れがある。この端部トナー漏れは、現像装置4a,4b,4c,4dの端部から漏れ出たトナー(端部漏れトナー)が、感光ドラム1a,1b,1c,1dを介して搬送ベルト11の幅方向の端部に帯状に付着するものである。現像装置4a,4b,4c,4dの開口部の長手方向の端部には、例えば帯電されていないトナーが溜りやすく、このようなトナーは、電荷が不安定な状態で現像装置4a,4b,4c,4dから漏れて感光ドラム1a,1b,1c,1dに付着し、さらに感光ドラム1a,1b,1c,1dから搬送ベルト11へと転移して付着する。端部漏れトナーの漏れ量は微量であり、その付着する位置は、図11,図12から明らかなように、通紙幅(通紙領域)Aの外側であるため、転写材Pの数枚程度の画像形成動作では画像不良は発生しない。しかし、従来例の図11に示すように、画像形成を続けると、次第に蓄積されて、端部トナー汚れGは、斜線に示すように太く成長してしまう。このような状態になると、通紙幅Aまで端部トナー汚れGが存在するようになる。そして、転写材Pが通紙されると、端部トナー汚れGを起こしているトナーが、転写材Pの左右の端部に付着して、こば汚れの画像不良が発生する。
【0050】
本実施の形態では、このような画像不良が発生しないように考慮し、吸着ローラ22をトナー帯電ローラとして用いている。このため、図3に示すように吸着ローラ有効面長Bを現像開口長Cよりも長くする構成をとっている。言い換えると、吸着ローラ22が、搬送ベルト11の回転方向(移動方向:矢印R11方向)に交差する方向に沿っての端部漏れトナーの領域を包含する領域において搬送ベルト11に当接されるようにしている。さらに、図5に示すように、感光ドラム1a,1b,1c,1dに当接する帯電装置2a,2b,2c,2dの長手方向の有効面長(帯電装置有効面長)D、及びクリーニング装置6a,6b,6c,6dのクリーニングブレードの長手方向の有効面長(クリーニングブレード有効面長:クリーニング部材有効面長)Eを、現像開口長(現像容器の開口部の長手方向長さ、すなわち現像装置の開口部の長手方向の両端部間の距離)Cよりも長くしている。本実施の形態によれば、吸着ローラ22により端部漏れトナーを帯電することができるので、このトナーを感光ドラム1a,1b,1c,1dに逆転写させ、さらにクリーニング装置6a,6b,6c,6dの廃トナー室53aに回収することが可能となる。
【0051】
図4に示すように、通紙時には、転写材Pを搬送ベルト11表面に吸着させるため、吸着ローラ22から正極性の電圧を印加する。このとき、非通紙部に端部漏れトナーが付着している場合には、吸着ローラ22に印加する正極性のバイアスにより、電荷の不安定な端部漏れトナーが正極性に帯電される。端部漏れトナーは正極性に帯電された状態で、シアンの画像形成ステーションSaの第1の転写部まで搬送される。第1の転写部では感光ドラム1a上のトナーを転写材Pに転写させるために、感光ドラム1aは負極性に帯電されており、また、転写ローラ12aには正極性の転写バイアスが印加されている。ここで、図5に示すように帯電装置有効面長Dは現像開口長Cよりも長いので、端部漏れトナーがある部分の感光ドラム表面も負極性に帯電されている。したがって、感光ドラム1a上のトナーを転写材Pに転写する動作と同時に、正極性に帯電されている端部漏れトナーが感光ドラム1aに逆転写される。そしてクリーニング装置6aに運ばれてクリーニングブレード60aによって感光ドラム1aから掻き取られ、廃トナー室53aに回収されることになる。クリーニングブレード有効面長Eも現像開口長Cよりも長いので、端部漏れトナーを感光ドラム1aから掻き取ることが可能である。このようなクリーニング動作は、画像形成動作毎に行われるので、端部漏れトナーが蓄積して端部トナー汚れが帯状に太くなることが起こらない。したがって、こば汚れ等の画像不良が発生する前に、端部漏れトナーを、感光ドラム1aを介してクリーニング装置6aに回収することが可能となる。なお、他の画像形成ステーションSb,Sc,Sdについても同様である。
【0052】
本実施の形態の画像形成装置が、例えば、A4・レターサイズ対応の画像形成装置である場合、図5に示すように、吸着ローラ有効面長(吸着ローラ22(トナー帯電ローラ)の長さ)Bは226mm、帯電装置有効面長Dは232mm、クリーニングブレード有効面長Eは232mm、現像開口長Cは220mmである。すなわち、吸着ローラ有効面長B、帯電装置有効面長D、クリーニングブレード有効面長Eのいずれもが現像開口長Cの外側までカバーできるような構成をとっている。なお、転写ローラ12a,12b,12c,12dは、その長手方向の有効面長が222mmのものを用いたが、搬送ベルト11を介して電界が回りこむ範囲であればこれよりも短くても問題はない。
【0053】
従来、図11に示すように、例えば、吸着ローラ有効面長Bが215mmの場合は、215mmよりも外側の端部トナー汚れについては、感光ドラム1a,1b,1c,1dに逆転写させることができなかったため、転写材Pに、こば汚れの画像不良が発生していた。これに対して、本実施の形態では、図3に示すように吸着ローラ有効面長Bを226mmと長くすることにより、端部漏れトナーを感光ドラム1a,1b,1c,1d上に逆転写させることが可能となり、画像不良の要因となる搬送ベルト11上の端部漏れトナーを良好に除去することができる。
【0054】
以上のように、吸着ローラ有効面長B、帯電装置有効面長D、クリーニングブレード有効面長Eのいずれも現像開口長Cよりも長くすることで、転写材Pにおけるこば汚れ等の画像不良を防止することができた。
【0055】
本実施の形態では、吸着ローラ22を使って、搬送ベルト11上の端部漏れトナーを再帯電し、感光ドラム1a,1b,1c,1d上に逆転写させることで、搬送ベルト11上の端部漏れトナーを除去するようにしている。
【0056】
<実施の形態2>
実施の形態2について説明する。なお、画像形成装置の基本的な構成は、上述の実施の形態1と同様なので、説明は省略する。
【0057】
本実施の形態で説明する画像形成装置は、A3サイズよりも一回り大きいサイズ(A3ノビサイズ)まで印刷が可能であるA3ノビサイズ対応の画像形成装置である。
【0058】
本実施の形態では、吸着ローラ22として長手方向両端部にテーパ部22aを有するものを使用している。図6に示すように、本実施の形態では、吸着ローラ22のテーパ部22aをのぞく部分の長さに相当する吸着ローラ有効面長Bが319mm、帯電装置有効面長D(図5参照)が324mm、クリーニングブレード有効面長Eが323mm、現像開口長Cが317mmである。
【0059】
従来は、図12に示すように吸着ローラ有効面長Bは308mmであり、有効面長の外側になだらかなテーパ部22aがあるものを使用していた。通常使用する転写材Pの通紙幅は、A3サイズのもので297mm、レジャー用紙で279mmであり、これらに対して吸着ローラ有効面長Bが308mmであれば、充分余裕があるため、端部トナー漏れに起因する画像不良は発生しなかった。ところがA3ノビサイズ(例えば、312mm)を通紙する場合には、端部漏れトナーによるこば汚れの画像不良が発生するおそれがあるため、搬送ベルト11のクリーニングをすることが考えられていた。しかし、吸着ローラ有効面長Bよりも外側に位置するテーパ部22aに対応する部分に付着している端部漏れトナーは、除去するのが困難であった。この状態で、312mmの紙を通紙すると画像表面にトナーが付着し画像不良となってしまった。そこで、本実施の形態では、図6に示すように、吸着ローラ有効面長Bを319mmとすることで、常に端部漏れトナーをクリーニングし、画像不良の防止することが可能となる。また、搬送ベルト11のクリーニング回数も削減可能となる。なお、転写ローラ12a,12b,12c,12dは、長手方向有効面長が319mmのものを用いた。
【0060】
<実施の形態3>
図7,図8,図9に実施の形態3を示す。図7は、本実施の形態の画像形成装置の概略構成を示す縦断面であり、図8は、搬送ベルト11等を図7中の左方から見た図であり、図9は、図7における部分拡大図である。本実施の形態においては、搬送ベルト11上の端部漏れトナーを帯電するために、専用のトナー帯電手段を設けた点が前述の実施の形態1と異なり、他の点については同様である。なお、同様な部分についての説明は省略する。
【0061】
前述の実施の形態1では、搬送ベルト11に付着している端部漏れトナーを帯電するためのトナー帯電手段として、吸着ローラ22を兼用していたが、本実施の形態では、トナー帯電手段として専用の部材を設けた。本実施の形態では、吸着ローラ有効面長Bは215mmであり、現像開口長Cの220mmよりも短い。そこで、本実施の形態では、端部漏れトナー帯電用に専用の端部漏れトナー帯電ローラ29を設けた。端部漏れトナー帯電ローラ29は、図8に示すように搬送ベルト11上の端部漏れトナーを帯電できる位置において、搬送ベルト11表面に当接するように配設されている。このように、搬送ベルト11上の端部漏れトナーを帯電させることができる部材であれば、吸着ローラ22に限らず、別の部材を配設することによっても、端部漏れトナーを除去することがことが可能である。なお、図8に示すように、本実施の形態では、端部漏れトナー帯電ローラ29は、2個に分割された構成となっているが、これに代えて、連続的に構成されているものであってもよい。
【0062】
以上の実施の形態においては、表面に吸着された転写材Pを搬送するベルト状の搬送ベルト11に付着した端部漏れトナーを除去する場合を例に説明したが、本発明はこれに限らず、転写材Pを搬送する部材がドラム状の搬送ドラムである場合にも適用することができる。さらに、転写材Pを搬送する搬送ベルトや搬送ドラムに代えて、中間転写体(例えば、中間転写ベルトや中間転写ドラム)を有する画像形成装置にも適用することができる。すなわち、感光ドラム上に順次形成された複数色のトナー像が順次に重なるようにして転写される中間転写体を有し、その後、転写材Pに一括で中間転写体上の複数色のトナー像を転写する方式の画像形成装置にも適用することができる。また、上述の実施の形態1〜3では、感光ドラムを4個有する画像形成を例に説明したが、1個の感光ドラム上に順次に異なる色のトナー像を形成する方式の画像形成装置にも適用することができる。
【0063】
以上では、本発明を電子写真方式の画像形成装置に適用した例を説明したが、本発明は、電子写真方式の画像形成装置に限らず、他の方式の画像形成装置、例えば静電記録方式の画像形成装置にも適用することができる。ただし、この場合には、感光ドラムに代えて、トナー像担持体を使用し、このトナー像担持体に直接的に静電潜像を形成してこの静電潜像を現像するようにすればよい。
【0064】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によると、漏れトナー帯電部材が、転写材搬送部材の移動方向に交差する方向に沿っての端部漏れトナーの領域を包含する領域において転写材搬送部材に当接されているので、この漏れトナー帯電部材に、転写材搬送部材に付着している端部漏れトナーが感光体に逆転写されるバイアスを印加することにより、端部漏れトナーを逆転写させて転写材搬送部材を良好に清掃することができる。これにより転写材のこば汚れを防止することができる。なお、感光体に逆転写された端部漏れトナーは、例えば、感光体用のクリーニング装置によって感光体上から除去することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1の画像形成装置の概略構成を示す縦断面図である。
【図2】図1におけるシアンのプロセスカートリッジの拡大図である。
【図3】搬送ベルト等を図1中の左方から見た図であり、吸着ローラ有効面長Bと現像開口長Cとを比較する図である。
【図4】実施の形態1のシアンのプロセスカートリッジ、搬送ベルト、吸着ローラ等の拡大縦断面図である。
【図5】実施の形態1における吸着ローラ有効面長B、帯電装置有効面長D、クリーニングブレード有効面長Eと、現像開口長Cとを比較する図である。
【図6】実施の形態2において、吸着ローラ有効面長Bと現像開口長Cとを比較する図である。
【図7】実施の形態3の画像形成装置の概略構成を示す縦断面図である。
【図8】実施の形態3における、吸着ローラ有効面長Bと、現像開口長Cと、端部漏れトナー帯電用ローラ有効面長とを比較する図である。
【図9】実施の形態3のシアンのプロセスカートリッジ、搬送ベルト、吸着ローラ、端部漏れトナー帯電ローラ等の拡大縦断面図である。
【図10】従来の画像形成装置の概略構成を示す縦断面図である。
【図11】従来の、通紙幅Aと、吸着ローラ有効面長Bと、現像開口長Cとを比較する図である。
【図12】吸着ローラが端部にテーパ部を有する場合の、従来の、通紙幅Aと、吸着ローラ有効面長Bと、現像開口長Cとを比較する図である。
【符号の説明】
1a,1b,1c,1d感光体(感光ドラム)
2a,2b,2c,2d帯電装置
3a,3b,3c,3d露光装置
4a,4b,4c,4d現像装置
6a,6b,6c,6dクリーニング装置
7a,7b,7c,7dプロセスカートリッジ
11 転写材搬送部材(搬送ベルト)
12a,12b,12c,12d転写装置(転写ローラ)
22 漏れトナー帯電部材(吸着部材、吸着ローラ)
100 画像形成装置本体
A 通紙幅
B 漏れトナー帯電部材有効面長(吸着ローラ有効面長)
C 現像装置の開口部の長手方向の両端部間の距離(現像開口長)
D 帯電装置有効面長
E クリーニング部材有効面長(クリーニングブレード有効面長)
P 転写材
Sa,Sb,Sc,Sd画像形成ステーション[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an image forming apparatus such as a copying machine, a printer, and a facsimile.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, various methods such as an electrophotographic method, a thermal transfer method, and an ink jet method have been adopted as an image forming apparatus. Among these, an image forming apparatus using an electrophotographic method is superior to others in terms of high speed, high image quality, and quietness.
[0003]
In recent years, color image forming apparatuses using an electrophotographic method have been widely used, but these color image forming apparatuses are also divided into various methods. For example, in addition to the multiple transfer system and the intermediate transfer body system, a multiple development system in which a color image is superimposed on the surface of the photosensitive member and then transferred at once to form an image, or a plurality of different color image forming means (process stations). And an in-line method for transferring toner onto a transfer material (for example, paper or transparent film) conveyed by a conveyance body. In the color image forming apparatus as described above, a belt is often used as an intermediate transfer member or a conveying member.
[0004]
FIG. 10 shows an example of a schematic configuration of an electrophotographic image forming apparatus using a conveyance belt as a conveyance body. The image forming apparatus shown in FIG. 1 has a rotatable drum-shaped electrophotographic photosensitive member as an image carrier, that is,
[0005]
The unfixed toner image thus transferred onto the transfer material is fixed on the transfer material by being heated and pressurized by the
[0006]
On the other hand, the toner (residual toner) remaining on the surface of the photosensitive drum after the toner image transfer is removed by cleaning devices (cleaning blades) 6a, 6b, 6c, and 6d and collected in a waste toner container. The
[0007]
In the case of the above-described electrophotographic image forming apparatus, if toner adheres to the
[0008]
As another method for cleaning the
[0009]
In addition, the code | symbol which is not demonstrated in FIG. 10 is demonstrated in below-mentioned embodiment.
[0010]
[Problems to be solved by the invention]
One of the factors that cause the toner to adhere to the
[0011]
FIG. 11 is a view of the
[0012]
Such a smudge is not generated when a conveyor belt cleaning member such as a cleaning blade is provided on the
[0013]
However, in the method in which the toner on the
[0014]
The present invention has been made in view of the above-described circumstances, and provides an image forming apparatus in which unnecessary toner on a conveyor belt is satisfactorily removed to prevent occurrence of image contamination due to unnecessary toner. It is intended to do.
[0015]
[Means for Solving the Problems]
The invention according to
[0020]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings. In addition, what attached | subjected the same code | symbol in each drawing has the same structure or effect | action, The duplication description about these was abbreviate | omitted suitably.
[0021]
<
[Entire image forming apparatus]
FIG. 1 shows an example of an image forming apparatus according to the present invention. The image forming apparatus shown in the figure is an electrophotographic four-color full-color laser printer having four image forming stations (image forming units), and the figure is a longitudinal sectional view showing a schematic configuration thereof. FIG. 2 is a longitudinal sectional view of the process cartridge. The image forming apparatus according to the present invention may be an electrophotographic laser printer, an electrophotographic copying machine, a facsimile, or an electrostatic recording printer, copying machine, facsimile, or the like. There may be.
[0022]
A laser printer (hereinafter referred to as “image forming apparatus”) shown in FIG. 1 includes four image forming stations (image forming units) in order from the bottom along the conveyance direction of the transfer material P inside the image forming apparatus main body 100. ) Sa, Sb, Sc, Sd. In this order, cyan, yellow, magenta, and black toner images are formed. These image forming stations Sa, Sb, Sc, Sd are provided with
[0023]
FIG. 2 is an enlarged vertical sectional view of the
[0024]
The
[0025]
The
[0026]
Here, as shown in FIGS. 1 and 2, the
[0027]
Hereinafter, the
[0028]
The
[0029]
The charging device 2 includes a charging roller (conductive roller) formed in a roller shape, and a charging bias application power source (not shown). The charging device 2 brings the charging roller into contact with the surface of the
[0030]
The
[0031]
The developing
[0032]
A
[0033]
Inside the
[0034]
Residual toner remaining on the
[0035]
A detachable
[0036]
A fixing
[0037]
The image forming operation in the above-described image forming apparatus is as follows. The
[0038]
On the other hand, the transfer material P supplied to the
[0039]
The transfer material P adsorbed on the surface of the
[0040]
The transfer material P onto which the four color toner images have been transferred is separated from the conveying
[0041]
[Cleaning the conveyor belt]
The
[0042]
A toner removal method when toner adheres to the
[0043]
First, in the first transfer portion of the image forming station Sa, an electric field having a polarity opposite to that of a normal transfer (when the toner image on the
[0044]
Next, the transfer bias and the surface potential of the
[0045]
Next, a reverse transfer electric field similar to that of the first transfer portion was formed in the third transfer portion. The purpose and effect are the same as those of the first transfer portion.
[0046]
Next, a positive transfer electric field similar to that of the second transfer portion was formed in the fourth transfer portion. In the fourth transfer portion, the toner charged on the positive polarity is completely reversely transferred to the
[0047]
Further, when the
[0048]
The
[0049]
[Measures against edge toner leakage]
As described above, one of the factors that cause toner to adhere to the
[0050]
In the present embodiment, the
[0051]
As shown in FIG. 4, a positive voltage is applied from the
[0052]
When the image forming apparatus according to the present embodiment is, for example, an A4 / letter size image forming apparatus, as shown in FIG. 5, the suction roller effective surface length (the length of the suction roller 22 (toner charging roller)) B is 226 mm, the charging device effective surface length D is 232 mm, the cleaning blade effective surface length E is 232 mm, and the developing opening length C is 220 mm. That is, the suction roller effective surface length B, the charging device effective surface length D, and the cleaning blade effective surface length E are all covered to the outside of the developing opening length C. The
[0053]
Conventionally, as shown in FIG. 11, for example, when the effective surface length B of the suction roller is 215 mm, the end toner contamination outside 215 mm can be reversely transferred to the
[0054]
As described above, by making all of the suction roller effective surface length B, the charging device effective surface length D, and the cleaning blade effective surface length E longer than the developing opening length C, image defects such as dust on the transfer material P are caused. Could be prevented.
[0055]
In the present embodiment, the edge leakage toner on the
[0056]
<Embodiment 2>
A second embodiment will be described. Since the basic configuration of the image forming apparatus is the same as that of the first embodiment, description thereof is omitted.
[0057]
The image forming apparatus described in the present embodiment is an image forming apparatus that supports A3 size and can print up to a size (A3 size) that is slightly larger than A3 size.
[0058]
In the present embodiment, a
[0059]
Conventionally, as shown in FIG. 12, the effective surface length B of the suction roller is 308 mm, and the one having the gently tapered
[0060]
<Embodiment 3>
A third embodiment is shown in FIGS. FIG. 7 is a longitudinal section showing a schematic configuration of the image forming apparatus of the present embodiment, FIG. 8 is a view of the
[0061]
In the first embodiment described above, the
[0062]
In the above embodiment, the case where the end portion leakage toner attached to the belt-
[0063]
In the above, an example in which the present invention is applied to an electrophotographic image forming apparatus has been described. However, the present invention is not limited to an electrophotographic image forming apparatus, but other image forming apparatuses such as an electrostatic recording system. The present invention can also be applied to other image forming apparatuses. However, in this case, instead of the photosensitive drum, a toner image carrier is used, and an electrostatic latent image is directly formed on the toner image carrier to develop the electrostatic latent image. Good.
[0064]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, the leakage toner charging member contacts the transfer material conveyance member in the region including the end leakage toner region along the direction intersecting the moving direction of the transfer material conveyance member. Therefore, by applying a bias that reversely transfers the end leaked toner adhering to the transfer material conveying member to the photosensitive member, the end leaked toner is reversely transferred to the leaked toner charging member and transferred. The material conveying member can be cleaned well. This prevents the transfer material from becoming dirty. Note that the edge leakage toner reversely transferred to the photoconductor can be removed from the photoconductor by, for example, a photoconductor cleaning device.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a longitudinal sectional view illustrating a schematic configuration of an image forming apparatus according to a first embodiment.
FIG. 2 is an enlarged view of a cyan process cartridge in FIG. 1;
FIG. 3 is a view of the conveyance belt and the like as viewed from the left in FIG.
4 is an enlarged longitudinal sectional view of a cyan process cartridge, a conveyor belt, a suction roller, and the like according to
5 is a diagram comparing a suction roller effective surface length B, a charging device effective surface length D, a cleaning blade effective surface length E, and a development opening length C in
6 is a diagram comparing the suction roller effective surface length B and the developing opening length C in Embodiment 2. FIG.
7 is a longitudinal sectional view showing a schematic configuration of an image forming apparatus according to Embodiment 3. FIG.
FIG. 8 is a diagram comparing the effective surface length B of the suction roller, the developing opening length C, and the effective surface length of the end leakage toner charging roller in the third embodiment.
FIG. 9 is an enlarged longitudinal sectional view of a cyan process cartridge, a conveyance belt, a suction roller, an end leakage toner charging roller, and the like according to a third embodiment.
FIG. 10 is a longitudinal sectional view showing a schematic configuration of a conventional image forming apparatus.
11 is a diagram comparing a conventional sheet passing width A, a suction roller effective surface length B, and a developing opening length C. FIG.
12 is a diagram comparing a conventional sheet passing width A, a suction roller effective surface length B, and a developing opening length C when the suction roller has a tapered portion at an end portion thereof. FIG.
[Explanation of symbols]
1a, 1b, 1c, 1d photoconductor (photosensitive drum)
2a, 2b, 2c, 2d charging device
3a, 3b, 3c, 3d exposure apparatus
4a, 4b, 4c, 4d developing device
6a, 6b, 6c, 6d cleaning device
7a, 7b, 7c, 7d process cartridge
11 Transfer material conveying member (conveying belt)
12a, 12b, 12c, 12d transfer device (transfer roller)
22 Leaky toner charging member (adsorption member, adsorption roller)
100 Image forming apparatus main body
A Paper width
B Effective surface length of leakage toner charging member (effective surface length of suction roller)
C Distance between both ends in the longitudinal direction of the opening of the developing device (developing opening length)
D Effective surface length of charging device
E Effective surface length of cleaning member (effective surface length of cleaning blade)
P transfer material
Sa, Sb, Sc, Sd image forming station
Claims (1)
前記クリーニング装置が前記感光体表面をクリーニングする領域をクリーニング部材有効面長としたときに、前記クリーニング部材有効面長が、前記現像装置の開口部の長手方向の両端部間の距離よりも長く設定されており、
前記現像装置の開口部の長手方向両端部近傍から漏れ出る漏れトナーが前記転写材搬送部材に付着する前記転写材搬送部材上の領域に接触するとともに、前記吸着部材の長手方向の有効面長の外側の前記漏れトナーを前記感光体に逆転写される極性に帯電するトナー帯電部材を有することを特徴とする画像形成装置。A photosensitive member whose surface is movable, a developing device that forms a toner image on the photosensitive member, a cleaning device that cleans the toner on the photosensitive member, and a transfer material on which the toner image on the photosensitive member is transferred are carried. A transfer material conveyance member to be conveyed; and an adsorption member that contacts the transfer material conveyance member and charges the transfer material on the upstream side of the photosensitive member in the moving direction of the transfer material and adsorbs the transfer material to the transfer material conveyance member. In the image forming apparatus, the toner attached to the transfer material conveying member is electrostatically reversely transferred to the photosensitive member and removed by the cleaning device.
The cleaning member effective surface length is set to be longer than the distance between both ends in the longitudinal direction of the opening of the developing device when the cleaning device uses the cleaning member effective surface length as an area for cleaning the photosensitive member surface. Has been
Leaked toner that leaks from the vicinity of both ends in the longitudinal direction of the opening of the developing device contacts an area on the transfer material conveyance member that adheres to the transfer material conveyance member, and has an effective surface length in the longitudinal direction of the suction member. An image forming apparatus comprising: a toner charging member that charges the leakage toner on the outside to a polarity reversely transferred to the photosensitive member .
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