JP4050057B2 - Waist belt - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、姿勢矯正や腰痛等の治療、予防に用いられる腰ベルトに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、人が歩行する場合には股関節周囲の筋肉(大臀筋、中臀筋、小臀筋等)が用いられる。しかし、近年の交通の発達等に伴う社会生活の変化により、日常生活においては近距離を移動する場合でも、自らの足で歩いて移動するということが減少している。このため、現代人においては、歩行する際に用いられる上記股関節周囲の筋肉が弱体化し、この筋肉の弱体化が姿勢の悪化、さらには腰痛等を招く一因となっている。そこで、従来から、このような腰痛等の治療法として、局所的なマッサージ、ストレッチ等の手技療法、超音波・低周波治療等の物理療法、注射・投薬等の薬物療法に加えて、コルセット等の装具療法が用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、これらの治療法に関して、特に装具療法は、筒状のコルセットを用いて体幹全体を外部から包み込んで保持することにより腹圧を高め、体幹全体を固定するようにしていた。しかし、このようにコルセットを用いて体幹を固定する治療法は、起きあがることが困難な程に症状の悪化した重傷患者に対してこそ、安静を図る意味から有用であるが、実用面からは次のような問題が指摘されていた。
【0004】
即ち、コルセットは体幹を固定するものであるから、これを装着した状態では患者は体を思うように動かすことが困難であった。そのため、普段は起きあがって通常どおりの社会生活をしている軽傷患者には、前記コルセットを用いた装具療法は使用感が悪いとして、なかなか受入れられないというのが実状であった。また、前記重傷患者についても、コルセット装着による治療が終了し社会生活に復帰した場合には、その治癒した状態を維持し再発を防ぐための装具として適当なものはないというのが実状であり、そのために腰痛の再発を繰り返す虞があった。
【0005】
本発明は、このような事情に鑑みなされたものであり、その目的は、装着時の使用感が良好であって且つ中臀筋を圧迫して腰痛に伴う症状を効果的に軽減することができる腰ベルトを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に記載の腰ベルトでは、腰部に巻着されて腹圧を高めるための上段ベルトと、同上段ベルトの下側に配置され上段ベルトが腰部に巻着された状態においては腰部の後側に当接して中臀筋を包み込みサポートする下段ベルトとを備え、同下段ベルトは円弧を連続させたW字状部を有し、下段ベルトはその両端部及び中央部分において上段ベルトに結合し、両ベルトが結合された中央部分の結合部から長手方向に沿うように上段ベルトの下側縁と下段ベルトの上側縁との間には左右一対の切れ目が形成され、前記下段ベルトの各円弧状をなす中臀筋対応部には中臀筋圧迫手段を設けた。
【0008】
請求項2に記載の腰ベルトでは、前記下段ベルトは前記上段ベルトよりもベルト全体としての伸縮率が小さくされている。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を具体化した腰ベルトの一実施形態を図1〜図4に従って説明する。
【0010】
図1に示すように、本実施形態の腰ベルト1は、左右方向に長い帯状をなす上段ベルト2と、その下側にほぼ並列に配置されて上側縁が部分的に上段ベルト2と結合された下段ベルト3とから構成されている。上段ベルト2は腰部に巻着された際に腹圧を高めるためのものであり、下段ベルト3は上段ベルト2が腰部に巻着された状態時に腰部の後側に当接し、その当接状態において中臀筋mを包み込みサポートするものである。なお、前記腰ベルト1は、図1における表側が装着時の内面とされ、装着者Hの腰部にあてがわれて装着される。
【0011】
前記腰ベルト1の上段ベルト2及び下段ベルト3にはいずれも共通の生地が用いられている。すなわち、使用される生地は通気性を有し、かつ伸縮性に富む生地であり、具体的にはポリウレタン繊維を芯糸としその周囲にナイロン糸、ポリエステル糸等をカバーリングさせた弾性糸を使用して編み上げた生地が使用されている。したがって、腰ベルト1全体として幅方向(図1における上下方向)並びに横方向(図1における左右方向)に対して伸縮性に富み、腰部への装着時には装着者Hの体型にフィットしやすい。
【0012】
また、前記腰ベルト1に使用される生地は、片面(図1中表側の面)が平編等で平滑に編みあげられている一方、他方の面(図1中裏側の面)は表面全体がループ状に起毛されている(図示せず)。なお、前記上段ベルト2及び下段ベルト3は、製造段階ではそれぞれ異なるパーツとして形成され、縫製段階においてミシン等の縫製手段により縫着されて両者が結合されることにより、一つの腰ベルト1が形成される。
【0013】
前記上段ベルト2は、図1に示すように左右方向(横方向)に長い帯状をなし、その長さは装着者Hの腰部に装着された状態で腰部を周回し、かつ上段ベルト2の両端同士が接合可能な長さに形成されている。また、上段ベルト2の幅は、下段ベルト3が下側に配置される部分と、この部分より左右方向外側の両端部分とで上下方向の幅が異なって形成されており、下段ベルト3が配置される部分における上段ベルト2の幅はその両端部分における幅の約2/3である。
【0014】
また、上段ベルト2の生地の片面(図1中表側の面)の一端部には幅方向全体にわたって固定手段としての面ファスナ4が取着されている。従って、腰ベルト1を装着者Hの腰部に装着した状態で、この面ファスナ4を生地の他面(図1中裏側の面)に押し付けることにより、腰ベルト1を腰部に対して移動不能に支持可能となる。
【0015】
一方、前記下段ベルト3は、図1に示すように全体形状が下向きの緩やかな円弧を連続させたようなW字状に形成され、その左右方向の長さは、前記上段ベルト2の長さの約2/3の長さに形成されている。即ち、腰部の左右いずれか一方側から後側を回って他方側に至る程度の長さに形成されている。また、下段ベルト3の幅は、左右方向の位置に応じて連続的に変化している。具体的には、下段ベルト3の両端部3aにおいて上下方向の幅が最も狭くなっており、この両端部3aにおける上下方向の幅は上段ベルト2の同箇所における幅の約半分である。
【0016】
更に、下段ベルト3の幅は、各端部3aから当該下段ベルト3の中央部分3cに向かうにしたがって徐々に幅が増加し、前記W字状を形成すべく各円弧状をなす部分(以下、「中臀筋対応部」という。)3bにおいては、前記端部3aの幅の約2倍となり最も幅広となっている。そして、前記中臀筋対応部3bから更に中央部分3cに向かうにしたがって幅は漸減し、同中央部分3cでは上段ベルト2の中央部分の幅とほぼ同じ幅となっている。
【0017】
また、図1に示すように、下段ベルト3は、その両端部3a及び中央部分3cの三箇所において、その上側縁が上段ベルト2の下側縁と重合縫着されている。従って、上下両段ベルト2,3はベルト長手方向(左右方向)の三箇所が互いに結合された状態で前記腰ベルト1として一体化されている。
【0018】
前記腰ベルト1は、上段ベルト2の下側縁に対して下段ベルト3の上側縁が両端部3a及び中央部分3cの三箇所において結合されていることから、両ベルト2,3間には下段ベルト3の中央部分3cを挟んだ左右両側に一対の孔部(切れ目)5,6が形成される。この孔部5,6は左右方向に長い形状をなし、各孔部5,6はそれぞれの両端(両ベルト2,3の結合部)から当該孔部5,6の中央に向かうほど上下方向の幅が広くなる形状をなしている。
【0019】
そして、この各孔部5,6の下側であって下段ベルト3のW字状をなす中臀筋対応部3bの各位置には、それぞれ凸部を構成するように中臀筋圧迫手段としての弾性パッド7,8が取着されている。この弾性パッド7,8はウレタン等の弾性材料を用いて前記中臀筋対応部3bの形状に適合させて形成され、下段ベルト3の片側の面(図1中表側の面)上に縫着されている。なお、この弾性パッド7,8は前記上段ベルト2及び下段ベルト3の素材構成に用いられている生地よりも伸縮性が低いため、この弾性パッド7,8が縫着されることにより、下段ベルト3のベルト全体としての伸縮率は上段ベルト2の伸縮率よりも小さくなる。
【0020】
具体的には、この弾性パッド7,8はそれぞれ下段ベルト3の前記中臀筋対応部3bの形状に沿うように形成された平面視三日月状をなし、各弾性パッド7,8において左右方向外側部位となる各先端部7a,8aは徐々に幅が狭くなるようなテーパ状に形成される一方、左右方向内側(中央部分3c側)部位となる各基端部7b,8bは左右方向に対しほぼ垂直となるように幅方向に沿って切り立ち形成されている。従って、このように形成された弾性パッド7,8は、腰ベルト1を腰部に装着した状態で、中臀筋mに対向するとともに同中臀筋mを圧迫させることのできる左右方向の長さを有していることになる。
【0021】
また、この弾性パッド7,8を幅方向に切断した断面形状は、図2に示すように中央部が最も厚く盛り上がっているとともに幅方向両端部(図2中左右方向)に行くほど厚みが減少する緩やかな凸形状をなしている。なお、図示しないが、弾性パッド7,8の左右方向の断面形状も同様に中央部付近が最も厚く盛り上がっているとともに各先端部7a,8a及び各基端部7b,8bにいくほど厚みが減少する緩やかな凸形状をなしている。この前記上段ベルト2及び下段ベルト3からなる腰ベルト1の外縁部全周及び各孔部内縁部等には図示しないパイピングが施され、当該ベルト1の生地縁部からの糸のほつれが防止されている。
【0022】
次に、上記実施形態に係る腰ベルト1の作用を図4に基づいて説明する。
さて、前記腰ベルト1を腰部に装着する際には、下段ベルト3に取着された弾性パッド7,8が内側(装着者H側)となるように、腰ベルト1を腰部にあてがう。すなわち、図4(a)に示すように、装着者Hは腰ベルト1の左右両端をそれぞれ手で把持して腰ベルト1を装着者Hの腰部の後ろ側(背側)に配し、同ベルト1の中央部を背骨に対向させる。
【0023】
そして、この状態のまま、腰ベルト1全体を少し緊張(伸長)させながら上段ベルト2が腰骨にあたるように腰ベルト1を腰部に沿わせて同ベルト1の両端部を前方に巻き回す(図4(b))。そして、へその下付近に腰ベルト1の上縁部を位置させて同ベルト1の一方の端部に設けた面ファスナ4を他方のベルト端部の起毛面に押し付けて上段ベルト2の両端を固定する(図4(c))。これによって、上段ベルト2により腹圧を高めることができる。なお、腰ベルト1の巻き回し開始時には同ベルト1を緊張させないで腰部に巻き回し、端部同士を前方に位置させた状態で同ベルト1全体を緊張させて腹圧を高めるように調整しながら面ファスナ4によりベルト1を固定してもよい。
【0024】
このように腰部に腰ベルト1の上段ベルト2が巻着されると、その状態において下段ベルト3は前記中臀筋対応部3bが中臀筋mを包み込むサポートする位置に配置されることとなる(図4(d)(e))。また、下段ベルト3に取り付けられた各弾性パッド7,8は中臀筋mに対して当接し、これを圧迫することとなる(図4(f))。
【0025】
しかも、その腰ベルト1の装着状態において、装着者Hの腰部を全周に亘って周回しているのは上段ベルト2の幅分だけであり、下段ベルト3は腰部の後側にのみ当接する構成とされる。従って、腰ベルト1の装着状態において装着者Hは日常生活上の行動が腰ベルト1により抑制されるということもない。
【0026】
従って、上記実施形態の腰ベルト1によれば、以下のような特徴を得ることができる。
(1)腰ベルト1の装着時には、腰部に巻着される上段ベルト2によって腹圧を適度に高めることができると同時に、腰部の後側に当接する下段ベルト3によって中臀筋mを包み込みサポートすることができる。
【0027】
(2)下段ベルト3は中臀筋mを包み込むのに必要十分な長さに形成されているため、下段ベルト3により中臀筋mを包み込みサポートする際に、当該下段ベルト3が腰部の前側に回り込むことはない。従って、腰ベルト1の装着時における使用感を良好なものとできる。
【0028】
(3)下段ベルト3は両端部3a及び中央部分3cで上段ベルト2と結合されており、各結合部間にはそれぞれ孔部(切れ目)5,6が形成されている。この孔部5,6により、上段ベルト2と下段ベルト3の動きが分断され、しゃがみ込み動作を行う場合でも下段ベルト3のみが中臀筋mの部位に追随して移動し、中臀筋mをサポートすることができる。
【0029】
(4)下段ベルト3には、中臀筋mを圧迫するために弾性パッド7,8が取着されている。このため、弾性パッド7,8により中臀筋mを効果的に圧迫することができ、股関節、骨盤の安定を図ることができる。
【0030】
(5)腰ベルト1の左右方向一端には面ファスナ4が固定手段として取着され、また腰ベルト1の左右方向他端においては生地面が環状起毛されている。このため、腰ベルト1の端部同士を前記面ファスナ4により容易に固定支持することができ固定操作、位置調整も容易である。
【0031】
(6)下段ベルト3には当該ベルト3の素材よりも伸縮率が低い弾性パッド7,8が縫着されているため、下段ベルト3全体としての伸縮率は上段ベルト2よりも低い。このため、上段ベルト2の巻着に基づき腰ベルト1を腰部に固定した状態において、確実に下段ベルト3により中臀筋mを圧迫することができる。
【0032】
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
○上記実施形態では弾性パッド7,8を下段ベルト3に縫着したが、面ファスナやホック等を介して下段ベルト3に着脱可能に取着させることにより必要に応じて弾性パッド7,8を取り外しや取り替え可能としてもよい。これにより、弾性パッド7,8の種類等を変更することができ、症状段階に応じて中臀筋mの圧迫程度を強弱変更することができる。
【0033】
○弾性パッド7,8をウレタン以外の素材(発泡ゴム、EVA等)を用いて形成してもよく、弾性パッド7,8の形状(平面形状、断面形状)も上記実施形態に限られず、他の形状を採用してもよい。
【0034】
○腰ベルト1の端部に設けた面ファスナ4に代えて、ベルト端部の一方にボタンを取着し、他方のベルト端部にかがり孔を設ける構成や、或いは一方に雄ホックを設け、他方に雌ホック等を設ける構成でもよい。
【0035】
○上段ベルト2と下段ベルト3の生地或いは生地の伸縮率をそれぞれ異ならせてもよい。すなわち、上記実施形態では、下段ベルト3に取着された弾性パッド7,8により下段ベルト3の伸縮率が下段ベルト全体として上段ベルト2の伸縮率に比べて小さくなっているが、上段ベルト2の生地に更に伸縮率の小さい生地を用いる等の手段により上下両段ベルト2,3の伸縮率をベルト全体として同程度としてもよい。また、伸縮率の小さい生地を上段ベルト2に用いる等の手段により下段ベルト3が上段ベルト2よりも全体として伸縮率を小さくなるように構成してもよい。これにより体型(例えば、腹部の出具合)等に応じても、腹圧や中臀筋mの圧迫の調整を行うことができる。
【0036】
○上段ベルト2と下段ベルト3とを異なるパーツとして形成したが、一枚の生地を所定形状に切断或いは打ち抜き、腰ベルト1を一体に形成してもよい。
○上記腰ベルト1に形成されている孔部(切れ目)5,6は上段ベルト2と下段ベルト3との動きを分断することができるものであれば上記実施形態の形状に限らず、上段ベルト2と下段ベルト3の間に形成された単なる切り込みでもよい。
【0037】
○下段ベルト3の中央部分3cが上段ベルト2と結合していれば、下段ベルト3の両端部3aは必ずしも上段ベルト2に結合していなくてもよい。例えば、図3に示すように下段ベルト3の両端部3aをそれぞれ左右方向外側に延長して上段ベルト2とほぼ同じ長さに形成し、下段ベルト3の中央部分3cのみを上段ベルト2に結合してもよい。このように構成しても、上段ベルト2による腹圧の調整と下段ベルト3による中臀筋mの包み込みサポート並びに圧迫力の調整を別個独立して行うことができる。なお、上記実施形態において上段ベルト2の端部に設けられていた面ファスナ4は、本別例においては上段ベルト2用面ファスナ4aと下段ベルト3用面ファスナ4bとがそれぞれのベルト端部に設けられることになる。
【0038】
○弾性パッド7,8は、下段ベルト3における左右いずれか一方側の中臀筋対応部3bにのみ取着してもよい。例えば、装着者Hの左右いずれか一方の中臀筋mのみの筋力が低下している場合等は当該一方の中臀筋mを圧迫するために弾性パッド7,8を一方の中臀筋対応部3bにのみ取着させてもよい。
【0039】
次に上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想について、それらの効果とともに以下に追記する。
(1)前記下段ベルトは前記上段ベルトよりもベルト全体としての伸縮率が大きくされている請求項1乃至3のいずれか一項に記載の腰ベルト。従って、この(1)に記載の技術的思想によれば、中臀筋をあまり強く圧迫することなく腹圧を高めることができる。
【0040】
(2)前記中臀筋圧迫手段は、前記下段ベルトに対して着脱可能とされている請求項1に記載の腰ベルト。従って、この(2)に記載の技術的思想によれば、症状段階に応じて中臀筋の圧迫程度の強弱変更が簡単にできる。
【0041】
【発明の効果】
以上、詳述したように、本発明の腰ベルトによれば、装着時の使用感を良好にできると共に、装着時には中臀筋を効果的に圧迫して腰痛に伴う症状を軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施形態の腰ベルトの平面図。
【図2】 図1におけるA−A断面図。
【図3】 他の実施形態の腰ベルトの平面図。
【図4】 腰ベルトの装着方法を示したものであり、(a)は装着前にベルトを装着者の背側に配置した状態を示する正面図、(b)はベルトを巻着する途中の状態を示す正面図、(c)はベルトを巻着完了した状態を示す正面図、(d)は巻着完了した状態における骨盤との関係を示す側面図、(e)は同じく骨盤との関係を示す正面図、(f)は同じく中臀筋との関係を示した背面図。
【符号の説明】
1‥腰ベルト、2‥上段ベルト、3‥下段ベルト、4‥固定手段(面ファスナ)、5,6‥長孔(切れ目)、7,8‥中臀筋圧迫手段(弾性パッド)、H‥装着者。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a waist belt used for treatment and prevention of posture correction and back pain.
[0002]
[Prior art]
In general, when a person walks, muscles around the hip joint (such as the greater gluteus, middle gluteus, and minor gluteus) are used. However, due to changes in social life accompanying the development of traffic in recent years, even when moving in a short distance in daily life, the number of people walking on their feet is decreasing. For this reason, in modern people, the muscles around the hip joint used when walking are weakened, and the weakening of the muscles is a cause of worsening posture, lower back pain and the like. Therefore, conventionally, as a treatment for such back pain, in addition to physical therapy such as local massage, stretching, physical therapy such as ultrasound / low frequency therapy, drug therapy such as injection / medication, corset, etc. Orthotic therapy is used.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, with regard to these treatment methods, in particular, orthosis therapy has been to fix the whole trunk by increasing the abdominal pressure by wrapping and holding the whole trunk from the outside using a tubular corset. However, the treatment method using the corset to fix the trunk is useful for the purpose of resting for seriously injured patients whose symptoms have worsened to the extent that it is difficult to get up. The following problems were pointed out.
[0004]
In other words, since the corset fixes the trunk, it is difficult for the patient to move his / her body as he / she wears it. For this reason, it is a fact that orthopedic therapy using the corset is difficult to accept for patients with minor injuries who usually get up and have a normal social life, because the feeling of use is poor. In addition, for the seriously injured patient, when the treatment with the corset is completed and returned to the social life, the actual condition is that there is no suitable device for maintaining the cured state and preventing recurrence, For this reason, there was a risk of repeated recurrence of back pain.
[0005]
The present invention has been made in view of such circumstances, and the purpose thereof is to provide a good feeling when worn and to effectively reduce symptoms associated with low back pain by pressing the middle gluteal muscle. It is to provide a waist belt that can be used.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, in the waist belt according to
[0008]
The waist belt according to 請 Motomeko 2, wherein the lower belt expansion ratio of the entire belt than the upper belt is small.
[0009]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, an embodiment of a waist belt embodying the present invention will be described with reference to FIGS.
[0010]
As shown in FIG. 1, a
[0011]
A common fabric is used for both the
[0012]
The fabric used for the
[0013]
As shown in FIG. 1, the
[0014]
Further, a surface fastener 4 as a fixing means is attached to one end portion of one side of the fabric of the upper belt 2 (surface on the front side in FIG. 1) over the entire width direction. Therefore, with the
[0015]
On the other hand, as shown in FIG. 1, the
[0016]
Further, the width of the
[0017]
As shown in FIG. 1, the
[0018]
In the
[0019]
In addition, as the midgastric muscle compression means so as to form a convex portion at each position of the midgastric
[0020]
Specifically, each of the
[0021]
In addition, the cross-sectional shape of the
[0022]
Next, the operation of the
Now, when the
[0023]
In this state, the
[0024]
When the
[0025]
Moreover, when the
[0026]
Therefore, according to the
(1) When the
[0027]
(2) Since the
[0028]
(3) The
[0029]
(4)
[0030]
(5) A hook-and-
[0031]
(6) Since the
[0032]
In addition, you may change the said embodiment as follows.
In the above embodiment, the
[0033]
The
[0034]
○ Instead of the hook-and-
[0035]
The fabric of the
[0036]
The
The holes (cuts) 5 and 6 formed in the
[0037]
As long as the
[0038]
The
[0039]
Next, technical ideas that can be grasped from the above-described embodiment and other examples will be described below together with their effects.
(1) The waist belt according to any one of
[0040]
(2) The waist belt according to
[0041]
【The invention's effect】
As described above in detail, according to the waist belt of the present invention, it is possible to improve the feeling of use at the time of wearing, and it is possible to reduce the symptoms associated with low back pain by effectively pressing the middle gluteal muscle at the time of wearing. .
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a plan view of a waist belt of the present embodiment.
FIG. 2 is a cross-sectional view taken along the line AA in FIG.
FIG. 3 is a plan view of a waist belt according to another embodiment.
4A and 4B show how to wear a waist belt. FIG. 4A is a front view showing a state in which the belt is placed on the back side of the wearer before wearing, and FIG. The front view which shows the state of this, (c) is the front view which shows the state which wound the belt, (d) is the side view which shows the relationship with the pelvis in the state where winding was completed, (e) is also a pelvis. The front view which shows a relationship, (f) is the rear view which similarly showed the relationship with a middle gluteal muscle.
[Explanation of symbols]
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